概要
長府製作所は、1954年に山口県下関市で創業した住宅設備機器メーカーである。給湯機器(石油・ガス・電気)、空調機器(ストーブ、温水暖房)、システムバス・キッチン、太陽熱利用システムなどを製造・販売する。2024年12月期の売上高は461億円、従業員数は1,166名。東京証券取引所プライム市場に上場している。
給湯・空調・システムと広がる製品構成
長府製作所の製品は給湯機器、空調機器、システム機器、ソーラー機器、エンジニアリング部門の5区分に分かれる。2025年12月期の売上高465億1百万円のうち、給湯機器が215億39百万円(全体の46%)と最大の柱をなし、空調機器が186億85百万円(40%)で続く。システム機器は10億47百万円と規模は小さいが、人工大理石浴槽など差別化製品を抱える。ソーラー機器・その他は25億98百万円、エンジニアリング部門は26億32百万円である。グループは単一セグメントとして開示され、連結子会社3社(大阪テクノクラート、インサイトエナジー、サンポットエンジニアリング)および非連結子会社2社から構成される。
全国的拠点網と子会社による販売・サービス体制
本社を山口県下関市に置き、栃木、滋賀、香川、宇都宮などに工場を有する。営業拠点は東京、大阪、名古屋、仙台、福岡など全国主要都市に広がり、東京と大阪は支店として機能する。子会社のサンポットエンジニアリングは施工・保守を担当し、インサイトエナジーはエネルギー関連事業を手掛ける。これにより、住宅メーカーや工務店向けの販売からアフターサービスまで一貫した体制を構築している。
高収益体質と厚い自己資本
2025年12月期の営業利益は17億12百万円、経常利益は45億86百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は21億74百万円である。総資産1,480億76百万円に対し純資産は1,377億32百万円と自己資本比率は93%に達し、財務基盤は極めて強固である。経営指標として営業利益・経常利益に加え自己資本比率を重視しており、安定配当の継続を目標に掲げている。
研究開発の方向性:高効率・環境対応
研究開発では、カーボンニュートラル実現に向け高効率で環境負荷の低い製品の拡充に注力する。具体的には、業界初のウルトラファインバブル搭載石油給湯器、壁掛け寝室用パネルエアコン、天気予報連動アプリ対応エコキュートなどを開発。生産面では欧州向けヒートポンプ式熱源機の生産体制拡充など、グループ全体で原価低減と生産性向上に取り組む。
業界の中での役割は住宅設備機器メーカー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01住宅・建築業界主力
戸建・集合住宅向けに、給湯機器(石油・ガス・電気)、空調機器(ストーブ・温水暖房)、システムバス・キッチン、太陽熱利用システム等を製造・販売。
- 給湯機器
- 石油給湯器、ガス給湯器、電気温水器、エコキュート、風呂釜等。
- 空調機器
- 石油・ガスストーブ、温水暖房システム、地中熱ヒートポンプ、融雪システム。
- システム機器
- システムバス、人工大理石浴槽、システムキッチン。
- ソーラー機器
- 太陽熱温水器、太陽熱利用給湯システム、ソーラー床下換気扇。
製品と技術
給湯機器:石油・ガス・電気・ヒートポンプの全方位展開
給湯機器は売上高の約46%を占める主力事業である。石油給湯器、ガス給湯器、電気温水器に加え、ヒートポープ式のエコキュート(CO2冷媒)、潜熱回収型のエコフィール(石油)やエコジョーズ(ガス)、家庭用燃料電池エネファーム、太陽熱利用給湯システムエネワイターをラインアップする。業界初のウルトラファインバブル搭載石油給湯器も開発し、高付加価値化を図る。
空調機器:ストーブからヒートポンプ暖房まで
空調機器は売上高の約40%を占め、石油・ガスストーブ、温水暖房システム、地中熱ヒートポンプ、融雪システム、床下エアコンなどを扱う。特にヒートポープ式熱源機は戸建て住宅向け全館空調システムとしてハウスメーカーに採用され、欧州向け輸出も行っている。寝室用壁掛けパネルエアコンやアプリ連動機能を備えた製品も開発中である。
システム機器とソーラー機器:浴室・キッチン・太陽熱
システム機器はシステムバス、人工大理石浴槽、システムキッチンからなり、売上高は10億円程度と小規模だが、高級感のある人工大理石浴槽で差別化する。ソーラー機器は太陽熱温水器、太陽熱利用給湯システム、ソーラー床下換気扇を生産。落水式太陽熱温水器やエネワイターなどの環境配慮型製品が需要を牽引する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
金属製品のなかでの位置
金属製品の中堅、収益安定志向
同社は金属製品業界に属し、売上高は約460~485億円と中規模。営業利益率は3.7%前後と低めだが、安定した数値を維持している。競合の稲葉製作所やケー・エフ・シーと比較すると、収益性は同程度かやや低い可能性がある。業界内では、金属加工製品を中心に堅実な事業を展開しているが、成長性は限定的。コスト競争力の強化と高付加価値化が課題。
強み
- 460億円超の売上を維持、安定した事業基盤。
- 金属製品業界での実績、リピート需要が期待できる。
- 長年の経験に基づく加工技術で高品質を提供。
- 営業利益が安定、大きな赤字リスクは低い。
課題
- 営業利益率3.7%と低く、利益率向上が課題。
- 売上高が横ばい傾向、新規需要開拓が必要。
- 同業他社との価格競争で利益が圧迫される可能性。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
住宅・不動産の時価総額近傍。太字が長府製作所
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3302帝国繊維 | 840億円 | 16.5倍 |
| 2 | 8877エスリード | 810億円 | 7.2倍 |
| 3 | 7130ヤマエグループホールディングス | 805億円 | 7.3倍 |
| 4 | 471ANSグループ | 800億円 | 10.9倍 |
| 5 | 2734サーラコーポレーション | 800億円 | 10.5倍 |
| 6 | 5946長府製作所 | 727億円 | 23.8倍 |
| 7 | 3498霞ヶ関キャピタル | 724億円 | 12.1倍 |
| 8 | 166Aタスキホールディングス | 720億円 | 12.8倍 |
| 9 | 8935FJネクストホールディングス | 698億円 | 6.6倍 |
| 10 | 3232三重交通グループホールディングス | 652億円 | 9.8倍 |
| 11 | 8897MIRARTHホールディングス | 643億円 | 13.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(住宅・不動産)に従っています。
会社の歴史
沿革 46件
農機具メーカーとして歩み始めた1954年
1954年7月、資本金500万円で株式会社長府製作所を設立。山口県経済農業協同組合連合会の長府工場を譲り受け、農機具の製造を開始した。当時は農業用機器が主力であり、現在の住宅設備とは全く異なる領域からのスタートであった。
全自動温水ボイラで暖房分野に進出した1963年
1963年5月に栃木工場を建設し、同年11月には全自動温水ボイラを開発してセントラルヒーティング部門に進出。これが後の給湯・空調事業の原点となる。さらに1971年に本社を港町工場へ移転し、生産能力を拡大した。
ステンレス浴槽から住宅機器総合メーカーへ転換した1974年
1974年3月、ステンレス浴槽の製造を開始し、住宅機器総合メーカーをめざす方針を明確化。1976年には家庭用ルームエアコン製造に着手し、製品ラインアップを拡充した。これにより農業機器から住宅設備への軸足の移動が加速した。
広島証券取引所上場と多拠点展開の1979年〜1997年
1979年9月に広島証券取引所に上場し、同時に太陽熱温水器の製造を開始。1980年代以降、香川工場、清原工場(宇都宮)、滋賀工場を建設するとともに、東京、大阪、名古屋など全国に営業所を開設。1997年11月には東京証券取引所市場第二部に上場し、1998年6月には第一部に指定された。
環境対応製品を相次ぎ投入した2000年代
2002年10月にCO2ヒートポンプ給湯機(エコキュート)の製造を開始。2003年2月には家庭用ガスコージェネレーションシステム(エコウィル)、2007年1月には潜熱回収型石油給湯器(エコフィール)を発売。2009年には家庭用燃料電池(エネファーム)やヒートポンプ式冷温水熱源機(エネフロー)を相次ぎ投入し、環境性能を高めた製品群を揃えた。
サンポット子会社化とグループ経営の強化
2007年7月、サンポット株式会社の全株式を取得し連結子会社化。これにより給湯機器の保守・エンジニアリング能力を取り込んだ。2010年4月には高効率ガスふろ給湯器(エコジョーズ)の製造を開始。グループ体制のもと、生産・販売・サービスの垂直統合を進めている。
年表46件を開く
1950年代
- 1954年7月創業資本金 500万円をもって株式会社長府製作所を設立 山口県経済農業協同組合連合会の長府工場を譲り受け農機具の製造開始
1960年代
- 1963年5月栃木県塩谷郡高根沢町に栃木工場を建設
- 1963年11月全自動温水ボイラを開発し、セントラルヒーティング部門に進出
- 1967年2月港町工場(下関市長府港町)建設
1970年代
- 1971年11月本社事務所を港町工場内に新築移転
- 1973年6月才川工場(下関市長府扇町)建設
- 1974年3月ステンレス浴槽の製造を開始し、住宅機器総合メーカーをめざす
- 1976年2月家庭用ルームエアコン製造開始
- 1976年9月滋賀工場建設
- 1977年9月盛岡営業所開設
- 1979年1月創業株式額面変更のため、1950年4月16日設立された株式会社長府製作所
- 1979年9月上場太陽熱温水器の製造開始 広島証券取引所に上場
1980年代
- 1980年12月香川工場建設
- 1981年3月清原工場(宇都宮市)建設
- 1981年7月本社事務所を才川工場内に移転
- 1983年4月東京営業所開設
- 1983年9月大阪営業所開設
- 1984年6月ガス給湯器の製造開始
- 1985年3月名古屋営業所開設
- 1985年7月千葉営業所開設
- 1985年9月M&A栃木工場を清原工場へ統合し、宇都宮工場に改称
- 1986年10月横浜営業所開設
- 1989年6月人工大理石浴槽の製造開始
1990年代
- 1991年7月システムバスの製造開始
- 1992年10月仙台営業所開設
- 1994年12月本社事務所新築
- 1995年11月沖縄・金沢営業所開設
- 1996年4月福岡・岡山営業所開設
- 1997年3月大宮営業所開設
- 1997年9月広島営業所開設
- 1997年11月上場東京証券取引所市場第二部に上場
- 1998年3月本社に研究棟(技術センター)建設
- 1998年6月東京証券取引所市場第一部に指定
2000年代
- 2000年3月落水式太陽熱温水器の製造開始
- 2002年3月M&A香川工場を本社工場へ統合
- 2002年10月CO2ヒートポンプ給湯機(エコキュート)製造開始
- 2003年2月家庭用ガスコージェネレーションシステム(エコウィル)製造開始
- 2004年8月大阪営業所を大阪支店に改称
- 2006年1月東京支店開設
- 2007年1月潜熱回収型石油給湯器(エコフィール)製造開始
- 2007年7月M&Aサンポット株式会社の全株式取得
- 2008年8月太陽熱利用給湯システム(エネワイター)の製造開始
- 2009年4月ヒートポンプ式冷温水熱源機(エネフロー)の製造開始
- 2009年5月家庭用燃料電池(エネファーム)の製造開始
- 2009年12月ヒートポンプ式空調システム(床下エアコン)の製造開始
2010年代
- 2010年4月高効率ガスふろ給湯器(エコジョーズ)製造開始
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
高効率・環境配慮製品の強化
カーボンニュートラル実現に向け、環境に優しく高効率な製品ラインアップを強化し、シェア拡大を図る。ヒートポンプ製品や高効率製品の販売拡大に注力。
- 02
積極営業と新規顧客開拓
物価高が続く中でも積極的な営業活動を展開し、高効率製品のシェアアップを追求。海外市場では新規顧客の開拓に積極的に取り組む。
- 03
高付加価値商品の開発
快適・健康を追求した高付加価値商品や、省エネ・高効率を実現した商品の開発を推進し、カーボンニュートラルに貢献。
- 04
生産合理化と設備投資
原材料費高騰に対応するため、品質向上と設備投資に注力し、グループ全体で経営の合理化と業績向上に努める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,166人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は616万円で、9期前と比べて+6.9%。平均年齢は40.9歳、平均勤続年数は16.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | — | — | — | 1,236 | — |
| 2017年12月 | — | — | — | 1,226 | — |
| 2018年12月 | — | — | — | 1,244 | — |
| 2019年12月 | 576 | 40.3 | 18.8 | 1,230 | — |
| 2020年12月 | 573 | 40.2 | 18.9 | 1,229 | — |
| 2021年12月 | 582 | 40.5 | 18.9 | 1,210 | — |
| 2022年12月 | 590 | 40.9 | 15.8 | 1,193 | — |
| 2023年12月 | 583 | 40.7 | 15.8 | 1,214 | — |
| 2024年12月 | 593 | 40.9 | 16.1 | 1,179 | 144 |
| 2025年12月 | 616 | 40.9 | 16.3 | 1,166 | 146 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は465億円、営業利益は17億円。前期と比べると増収増益で、売上が+0.9%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 480億円 | 465億円 |
| 営業利益 | 24億円 | 17億円 |
| 純利益 | 32億円 | 22億円 |
| 1株あたり配当 | ¥46 | ¥46 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は211億円、営業利益は6億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は+500.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 125 | 10 | 8.0 | 10 |
| 2023年2Q | 109 | 5 | 4.6 | 8 |
| 2023年3Q | 112 | 6 | 5.4 | 9 |
| 2023年4Q | 139 | — | — | 13 |
| 2024年1Q | 106 | 4 | 3.8 | 6 |
| 2024年2Q | 96 | −2 | −2.1 | 4 |
| 2024年4Q | 259 | 15 | 5.8 | 21 |
| 2025年2Q | 211 | 1 | 0.5 | 1 |
| 2025年4Q | 254 | 16 | 6.3 | 21 |
| 2026年2Q | 211 | 6 | 2.8 | 10 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年12月期からの14期で、売上は478億円から465億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は3.7%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 478 | — | 63 | — | 35 |
| 2013年12月 | 482 | — | 68 | — | 42 |
| 2014年12月 | 477 | — | 68 | — | 47 |
| 2015年12月 | 428 | — | 44 | — | 28 |
| 2016年12月 | 423 | — | 41 | — | 30 |
| 2017年12月 | 421 | — | 36 | — | 26 |
| 2018年12月 | 457 | — | 37 | — | 27 |
| 2019年12月 | 452 | — | 39 | — | 18 |
| 2020年12月 | 435 | — | 38 | — | 26 |
| 2021年12月 | 449 | — | 41 | — | 29 |
| 2022年12月 | 498 | — | 54 | — | 39 |
| 2023年12月 | 485 | — | 57 | — | 40 |
| 2024年12月 | 461 | 17 | 45 | 3.7 | 31 |
| 2025年12月 | 465 | 17 | 46 | 3.7 | 22 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高465億円のうち、営業利益として残るのは17億円で3.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は22億円、売上の4.7%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.6%361億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.5%86億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.7%17億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年12月期は営業CFが48億円、投資CFが−35億円で、差し引きのフリーCFは13億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は34億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 46 | −36 | −9 | 10 | 34 |
| 2013年12月 | 53 | −42 | −10 | 11 | 35 |
| 2014年12月 | 53 | −42 | −15 | 11 | 31 |
| 2015年12月 | 30 | −5 | −11 | 25 | 45 |
| 2016年12月 | 56 | −45 | −15 | 11 | 41 |
| 2017年12月 | 31 | −39 | −5 | −8 | 26 |
| 2018年12月 | 41 | −27 | −20 | 14 | 31 |
| 2019年12月 | 42 | −32 | −12 | 10 | 30 |
| 2020年12月 | 37 | −17 | −11 | 20 | 39 |
| 2021年12月 | 45 | −41 | −13 | 4 | 29 |
| 2022年12月 | 29 | 6 | −20 | 35 | 45 |
| 2023年12月 | 49 | −38 | −24 | 11 | 32 |
| 2024年12月 | 26 | −6 | −16 | 20 | 36 |
| 2025年12月 | 48 | −35 | −16 | 13 | 34 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年12月期の総資産は1,481億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,377億円で、自己資本比率は93.0%(業種中央値59.8%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 1,195 | 1,088 | 107 | 91.0 |
| 2013年12月 | 1,259 | 1,145 | 114 | 90.9 |
| 2014年12月 | 1,308 | 1,186 | 122 | 90.6 |
| 2015年12月 | 1,302 | 1,198 | 104 | 92.1 |
| 2016年12月 | 1,316 | 1,210 | 106 | 91.9 |
| 2017年12月 | 1,360 | 1,242 | 118 | 91.3 |
| 2018年12月 | 1,347 | 1,242 | 105 | 92.2 |
| 2019年12月 | 1,354 | 1,249 | 105 | 92.3 |
| 2020年12月 | 1,358 | 1,262 | 96 | 93.0 |
| 2021年12月 | 1,375 | 1,283 | 92 | 93.3 |
| 2022年12月 | 1,381 | 1,286 | 95 | 93.1 |
| 2023年12月 | 1,420 | 1,329 | 91 | 93.6 |
| 2024年12月 | 1,433 | 1,353 | 80 | 94.4 |
| 2025年12月 | 1,481 | 1,377 | 103 | 93.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
金属製品 87社との比較
同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で87社中1位あたり、逆に低いのはROEで87社中76位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,123で、1年前と比べて+16.5%。過去52週の値幅のなかでは73%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 23.8倍 |
| PER (会社予想) | 22.6倍 |
| PBR | 0.52倍 |
| 配当利回り | 2.17% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月10日に2,016円と急落したが、その後は反発し8月14日には2,056円で取引を終えた。25日線(2,047円)をわずかに上回り、75日線(2,000円)や200日線(1,990円)も上回っている。RSIは49.72と中立帯。1か月上昇率は3.26%、1年では10.24%と堅調。8月10日の下落は一時的で、その後は底堅く推移している。52週高値2,222円に対しては7.5%下と、頭打ち感もある。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 45/100)。
PER 23.07倍、PBR 0.50倍、配当利回り 2.24%を確認。同業界平均PER 18.44倍、平均PBR 1.17倍と比較して、PERはやや高め、PBRは大幅に低い。ROE1.59%と非常に低く、収益性が低いためPBRが低いのは妥当。配当性向75.3%と高く、今後減配リスクがある。売上高は横ばいで、営業利益率も3%前後と低水準。割安指標と割高指標が混在しており、ほぼ妥当と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 23.8倍 | 49.7倍 |
| PER (予想) | 22.6倍 | — |
| PBR | 0.52倍 | 1.13倍 |
| ROE | 1.6% | 6.3% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
住宅設備業界は新設住宅着工の減少やリフォーム需要の変動に左右される。強気派は、既存住宅のリフォーム需要の堅調さや環境規制強化による高効率機器への入れ替え需要を挙げ、省エネ性能の高い製品を持つ同社に恩恵があると見る。一方、弱気派は、競争激化による価格競争と部材コスト上昇で利益率が圧迫され、直近の減益傾向が続くと懸念する。また、人口減少に伴う住宅市場の縮小が長期的な需要を制限するという見方もある。株価は低PBRで割安感があるが、収益性の改善がなければ株主還元の持続性も問われる。
- リフォーム需要が底堅い
新設着工が減っても既存住宅の設備更新需要は安定
- 省エネ規制で追い風
高効率給湯器への交換需要が政策的に促進される
- 低PBRで割安感
PBR0.5倍前後と解散価値に近い水準
- PBR0.49倍の割安修正期待不定影響中
PBR0.49倍と自己資本比で株価が半値、資本効率改善策が材料視されれば乖離是正
- 営業利益が2期連続17億円で安定通年影響中
2024/12期と2025/12期はともに営業利益17億円、利益底割れリスクが低い
- 配当利回り2.28%の下支え継続影響弱
配当利回り2.28%、株価は1年で8.02%上昇と底堅く推移
- 2025/12期に売上高が増収転換通年影響弱
売上高は461億円から465億円へ+0.9%増収、需要減少が一服
- 競争激化で値崩れ
大手と新興の参入で価格競争が激しくなっている
- 利益率が低下傾向
売上は横ばいでも営業利益率が縮小している
- 市場の長期縮小
人口減少で住宅設備の総需要が減る見通し
- 純利益が2期連続で減少通年影響強
純利益は2023/12期の40億円から2025/12期に22億円へ約45%減少
- 営業利益率3.66%と低収益構造継続影響中
営業利益率は3.66%と低く、売上高成長が利益拡大につながりにくい
- ROE1.59%で資本効率が低位継続影響中
ROE1.59%は株主資本コストを下回る水準で、PBR0.49倍の要因
- 売上高485億円から465億円へ低調通年影響弱
直近3期の売上高は485→461→465億円と500億円に届かず、成長鈍化
- 営業利益率
- 価格競争とコスト転嫁の影響を測る主要指標
- 売上高の推移
- 住宅市場の変動が業績に直結する
- 設備投資額
- 将来の製品競争力と成長投資の規模を確認
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり46円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは2.17%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 32 | — | 38.9 |
| 2017年12月 | 32 | 0.0 | 42.7 |
| 2018年12月 | 32 | 0.0 | 45.3 |
| 2019年12月 | 32 | 0.0 | 61.3 |
| 2020年12月 | 32 | 0.0 | 43.9 |
| 2021年12月 | 36 | 12.5 | 43.7 |
| 2022年12月 | 38 | 5.6 | 22.5 |
| 2023年12月 | 43 | 13.2 | 37.9 |
| 2024年12月 | 46 | 7.0 | 51.9 |
| 2025年12月 | 46 | 0.0 | 75.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥46
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ10,106人。区分でいちばん多いのは事業法人で43.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が67.9%を占め、残る32.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 42.3 | 42.3 | 43.0 | 43.1 | 42.7 | 43.0 |
| 金融機関 | 22.4 | 23.1 | 23.5 | 22.7 | 23.3 | 24.9 |
| 個人・その他 | 13.0 | 13.4 | 11.8 | 12.6 | 12.8 | 15.3 |
| 外国法人 | 20.5 | 20.7 | 21.5 | 20.9 | 20.6 | 14.5 |
| 証券会社 | 1.7 | 0.5 | 0.2 | 0.8 | 0.7 | 2.4 |
| 自己株式 | 3.5 | 3.5 | 1.0 | 0.9 | 0.7 | 0.7 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 長府物産株式会社 | 12.60 |
| 02 | 株式会社長府精機 | 11.97 |
| 03 | 株式会社長府共済会 | 9.27 |
| 04 | JP MORGAN CHASE BANK 380055 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 7.61 |
| 05 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 7.08 |
| 06 | 株式会社西日本シティ銀行 | 4.92 |
| 07 | 株式会社山口銀行(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 4.84 |
| 08 | 株式会社ノーリツ | 3.15 |
| 09 | 明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 2.11 |
| 10 | 長府製作所従業員持株会 | 2.07 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-17Be Brave株式会社 代表取締役 泉田和人新規の大量保有報告5.58%
- 2026-04-21ファースト・イーグル・インベストメント・マネジメント・エルエルシー(First Eagle Investment Management, LLC)新規の大量保有報告4.48%-1.03pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−37%、1株純資産は14期で+29%。直近期のROEは1.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 102 | 3,131 | 3.3 | 18.8 | 32.8 |
| 2013年12月 | 122 | 3,296 | 3.8 | 20.3 | 28.3 |
| 2014年12月 | 135 | 3,413 | 4.0 | 22.9 | 26.1 |
| 2015年12月 | 80 | 3,449 | 2.3 | 36.0 | 41.6 |
| 2016年12月 | 88 | 3,483 | 2.5 | 30.0 | 38.9 |
| 2017年12月 | 75 | 3,574 | 2.1 | 34.9 | 42.7 |
| 2018年12月 | 77 | 3,574 | 2.1 | 27.2 | 45.3 |
| 2019年12月 | 53 | 3,596 | 1.5 | 46.6 | 61.3 |
| 2020年12月 | 75 | 3,634 | 2.1 | 27.7 | 43.9 |
| 2021年12月 | 84 | 3,693 | 2.3 | 24.3 | 43.7 |
| 2022年12月 | 112 | 3,737 | 3.0 | 17.2 | 22.5 |
| 2023年12月 | 117 | 3,916 | 3.1 | 17.4 | 37.9 |
| 2024年12月 | 92 | 3,977 | 2.3 | 20.9 | 51.9 |
| 2025年12月 | 64 | 4,051 | 1.6 | 31.5 | 75.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/12期の役員報酬は総額83百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 川上康男 | 取締役会長(代表取締役) | 79 | 2,778 |
| 山下学 | 取締役社長(代表取締役) | 52 | 51 |
| 川上康弘 | 常務取締役 | 64 | 84 |
| 和田健 | 取締役 花巻工場 工場長 | 69 | 53 |
| 林徹郎 | 取締役 海外営業部長 | 66 | 54 |
| 三久保忠俊 | 取締役 宇都宮工場長 兼 東京支店長 | 60 | 47 |
| 西島一幸 | 取締役 | 56 | 23 |
| 斎藤哲哉 | 取締役 製造部長 | 53 | 20 |
| 伊牟田茂 | 取締役(監査等委員) | 65 | 8 |
| 山元浩 | 取締役(監査等委員) | 68 | — |
| 椋梨敬介 | 取締役(監査等委員) | 56 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 9 | 42 | 26 | 68 | 8 |
| 取締役(社内) | 1 | 9 | — | 9 | 9 |
| 社外取締役 | 2 | 6 | — | 6 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容412字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,106字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,830字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,241字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第73期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第72期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-18
- 半期報告書半期報告書-第72期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第71期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-27
- 半期報告書半期報告書-第71期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第71期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第70期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-29
- 四半期報告書四半期報告書-第70期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-08
- 四半期報告書四半期報告書-第70期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 四半期報告書四半期報告書-第70期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第69期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-30
- 四半期報告書四半期報告書-第69期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-08
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