概要
ギークリー(505A)はサービス業セクターの上場企業。有価証券報告書に基づく業績・役員構成・株主情報を掲載。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
IT人材派遣特化、高い成長性と収益性
ギークリーはITエンジニア派遣・紹介を主力とするサービス企業。売上98億円規模ながら営業利益率22.45%と高収益。IT人材不足を背景に需要は堅調。同業のジンジブ、イシンと比較して、ギークリーはエンジニア単価が高く、直需比率が高い点が強み。ただし、人材確保競争とエンジニアの定着率向上が課題。
強み
- 営業利益率22%超と業界トップクラス。
- スキルの高い人材を抱え、高単価案件に対応。
- IT人材需要増加で安定した成長が見込める。
- 自社システムで最適な人材配置を実現。
課題
- 優秀なエンジニアの採用・育成が重要課題。
- エンジニアの定着率向上が収益安定の鍵。
- IT人材派遣への集中がリスク。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がギークリー
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 558ASQUEEZE | 183億円 | 28.1倍 |
| 2 | 7095Macbee Planet | 182億円 | 7.3倍 |
| 3 | 4641アルプス技研 | 181億円 | 13.6倍 |
| 4 | 7094NexTone | 181億円 | 22.5倍 |
| 5 | 6045レントラックス | 181億円 | 6.9倍 |
| 6 | 505Aギークリー | 180億円 | 11.7倍 |
| 7 | 2152幼児活動研究会 | 179億円 | 14.4倍 |
| 8 | 2489アドウェイズ | 177億円 | 11.7倍 |
| 9 | 7030スプリックス | 175億円 | 10.2倍 |
| 10 | 6191エアトリ | 174億円 | 6.4倍 |
| 11 | 9211エフ・コード | 174億円 | 10.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 11件
年表11件を開く
2010年代
- 2011年8月創業東京都港区赤坂において、有料職業紹介事業を事業目的として当社設立
- 2011年12月本社を東京都渋谷区渋谷に移転
- 2013年7月本社を東京都渋谷区渋谷内にて移転
- 2018年12月初のTVCMを放映
- 2019年1月IT業界と転職のイマが分かるオウンドメディア「Geekly Media」を提供開始
2020年代
- 2020年1月本社を東京都渋谷区渋谷内にて移転(旧本社は、現:渋谷第2オフィスとして稼働)
- 2020年5月プライバシーマークを取得
- 2022年1月IT企業に特化した口コミサイト「Geekly Review」を提供開始
- 2023年11月関西エリアへのサービス拡充のため、大阪オフィスを大阪府大阪市北区に開設
- 2025年2月本社を東京都渋谷区渋谷内にて移転(旧本社は、現:渋谷第1オフィスとして稼働)
- 2026年2月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年5月期の売上高は98億円、営業利益は22億円。前期と比べると増収増益で、売上が+38.0%、利益が+214.3%。
会社が出している今期の予想2027年5月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 121億円 | 98億円 |
| 営業利益 | 25億円 | 22億円 |
| 純利益 | 17億円 | 15億円 |
| 1株あたり配当 | ¥57 | ¥57 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2022年3月期からの6期で、売上は29億円から98億円へ3.4倍に増えた。直近期の営業利益率は22.4%。売上は3期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 29 | — | 7 | — | 5 |
| 関西エリアへのサービス拡充のため、大阪オフィスを大阪府大阪市北区に開設 | |||||
| 2023年3月 | 46 | — | 4 | — | 4 |
| 2023年5月 | 11 | — | 2 | — | 2 |
| 2024年5月 | 58 | — | 12 | — | 9 |
| 2025年5月 | 71 | 7 | 7 | 9.9 | 5 |
| 東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場 | |||||
| 2026年5月 | 98 | 22 | 21 | 22.4 | 15 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年5月期
売上高98億円のうち、営業利益として残るのは22億円で22.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は15億円、売上の15.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金11.2%11億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金67.3%66億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益22.4%22億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 3期分
2026年5月期は営業CFが21億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは20億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は39億円で、売上の4.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年5月 | 11 | −5 | 4 | 6 | 17 |
| 2025年5月 | 7 | −5 | −1 | 2 | 18 |
| 2026年5月 | 21 | −1 | 1 | 20 | 39 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2026年5月期の総資産は65億円。このうち返さなくてよい自己資本が41億円で、自己資本比率は63.7%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 29 | 22 | 7 | 75.9 |
| 2023年3月 | 18 | 7 | 11 | 38.2 |
| 2023年5月 | 19 | 9 | 10 | 46.3 |
| 2024年5月 | 32 | 22 | 10 | 67.0 |
| 2025年5月 | 39 | 25 | 14 | 65.0 |
| 2026年5月 | 65 | 41 | 23 | 63.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで534社中10位あたり、逆に低いのは自己資本比率で534社中173位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,407で、1年前と比べて-13.4%。過去52週の値幅のなかでは51%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.7倍 |
| PER (会社予想) | 10.0倍 |
| 配当利回り | 4.05% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価1339円は25日線(1249円)を大きく上回る。週足では7月7日から急騰し、高値1420円をつけた後も高値圏で推移。52週高値1760円から-23.9%の水準だが、安値1036円からは+29.2%。出来高は活況で、7月15日には32万株超。1ヶ月で+21.8%と大幅上昇。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERが10.1倍(予想9.5倍)と同業平均22.4倍を大きく下回る。PBRは不明だが、利益率22.5%と高収益。配当利回り4.26%は同業平均2.75%を上回り魅力的。売上高98億円と規模は小さいが成長中。割安ながら配当の持続性には留意が必要。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.7倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 10.0倍 | — |
| ROE | 45.6% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業績は堅調で高収益だが、成長鈍化懸念とバリュエーションが争点。強気派は安定した利益率と好配当利回り(4.26%)を評価。弱気派は市場成長の一巡と競争激化による減速リスクを指摘。両論拮抗。
- 高収益体質
営業利益率22.45%と業界平均を大きく上回る。
- 安定配当
配当利回り4.26%は魅力的な水準。
- 専門特化
ITエンジニア特化で需要を取り込みやすい。
- 高い営業利益率22.45%通年影響強
営業利益率22.45%と高収益。効率的なビジネスモデル。
- 低PER10倍の割安評価継続影響中
PER10倍と同業比割安。成長余地あればバリュエーション修正。
- 高配当利回り4.26%通年影響中
配当利回り4.26%と高水準。株主還元積極的。
- 売上高100億円目前次期決算影響弱
2026/5期売上98億円。100億円達成で市場認知向上。
- 成長鈍化リスク
売上高98億円と前年比で大きな伸びが確認できない。
- 競合激化
同業のジンジブなどと差別化要素が乏しい。
- 低成長バリュエーション
PER10倍程度だが、成長率を考慮すると割高感も。
- 過去データ不足による不確実性継続影響強
開示1期のみで業績の持続性が不明。下方修正リスク。
- 人材派遣業界の需給悪化2026年下期影響中
景気後退で派遣需要減。売上高減少リスク。
- 一過性利益の可能性次期決算影響中
特別利益計上の可能性。コア営業利益は低いかも。
- 高配当利回りは減配リスク内包次期決算影響弱
配当性向高い場合、業績悪化で減配の可能性。
- 売上高成長率
- 人材紹介事業の需要動向を直接反映。
- 営業利益率
- 高収益維持の確認と競合影響の把握。
- 配当性向
- 配当の持続性を評価するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり57円で、前期から+137.0%。いまの株価に対する利回りは4.05%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年5月 | 5 | — | 14.0 |
| 2024年5月 | 23 | 360.0 | 13.7 |
| 2025年5月 | 14 | −41.3 | 15.3 |
| 2026年5月 | 32 | 137.0 | 24.1 |
配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥57
株主
有価証券報告書より
2026年5月期末の株主数は延べ5,098人。区分でいちばん多いのは事業法人で50.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.0%を占め、残る47.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。比較できる過去の期がまだ揃っていないため、直近期の構成のみを載せています。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2026年5月% |
|---|---|
| 事業法人 | 50.4 |
| 個人・その他 | 44.3 |
| 自己株式 | 5.7 |
| 金融機関 | 2.6 |
| 証券会社 | 1.3 |
| 外国法人 | 1.2 |
| 外国人個人 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社ブリッジインベストメント | 49.20 |
| 02 | 奥山 貴広 | 17.42 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.31 |
| 04 | ギークリー従業員持株会 | 0.78 |
| 05 | 西内 信 | 0.59 |
| 06 | 浅野 大樹人 | 0.59 |
| 07 | 友澤 悟郎 | 0.45 |
| 08 | 楽天証券株式会社共有口 | 0.45 |
| 09 | 松井証券株式会社 | 0.44 |
| 10 | BBH LUX/BROWN BROTHERS HARRIMAN (LUXEMBOURG) SCA CUSTODIAN FOR SMD-AM FUNDS - DSBI JAPAN EQUITY SMALL CAP ABSOLUTE VALUE (常任代理人 株式会社三井住友銀行) | 0.43 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で+422%、1株純資産は6期で+180%。直近期のROEは45.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 25 | 122 | 23.3 | — |
| 2023年3月 | 21 | 77 | 25.7 | — |
| 2023年5月 | 18 | 95 | 20.8 | 14.0 |
| 2024年5月 | 84 | 193 | 56.7 | 13.7 |
| 2025年5月 | 44 | 226 | 21.1 | 15.3 |
| 2026年5月 | 133 | 341 | 45.6 | 24.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/5期の役員報酬は総額183百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 奥山貴広 | 代表取締役社長 | 50 | 8,530,900 |
| 西内信 | 取締役 | 48 | 75,000 |
| 浅野大樹人 | 取締役 | 46 | 75,000 |
| 永井正樹 | 取締役 | 54 | — |
| 今西紘子 | 取締役 | 38 | — |
| 浅井耕作 | 取締役 | 43 | — |
| 秋山裕子 | 常勤監査役 | 41 | — |
| 松木大輔 | 監査役 | 48 | — |
| 波多野淳 | 監査役 | 49 | — |
役員報酬の内訳2026/5期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 166 | 166 | 42 |
| 社外監査役 | 3 | 11 | 11 | 4 |
| 社外取締役 | 2 | 6 | 6 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/5期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容6,830字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,776字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,199字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,532字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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