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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

両毛システムズ

RYOMO SYSTEMS CO.,LTD.9691 · Standard · 情報・通信業

公共と社会・産業の両軸で情報処理サービスを手掛ける独立系システムインテグレーター。官公庁向け基幹系と民間向け業務系を中心に、開発から運用まで一貫提供。

概要

両毛システムズは、1970年に群馬県桐生市で設立された情報処理サービス企業である。公共事業(自治体向けシステム)と社会・産業事業(モビリティ、エネルギー向けSI)を二本柱とし、2026年3月期の連結売上高は257億円、営業利益30億円、従業員数は1,066名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

公共事業と社会・産業事業の二本柱

当社グループは情報処理関連事業単一であるが、顧客市場により「公共事業」と「社会・産業事業」に区分する。2026年3月期、公共事業の売上高は147億5,925万円(前期比18.5%増)、セグメント利益30億7,015万円(同47.1%増)。社会・産業事業は売上高109億7,575万円(同9.4%増)、利益20億4,746万円(同1.9%減)。全社売上高は257億3,500万円、営業利益30億978万円に達した。連結営業利益を最重要指標としている。

群馬県桐生市に根ざす拠点網と海外展開

本社を群馬県桐生市に置き、東京支社、宇都宮営業所、高崎営業所、茨城営業所、中部サポートセンター(名古屋オフィス)、西日本サポートセンターを展開する。開発拠点として仙台開発センターと太田開発センターを有する。海外ではベトナムにリョウモウ・ベトナム・ソリューションズ、フィリピンにリョウモウ・フィリピンズ・インフォメーション・コーポレーションを設立し、オフショア開発体制を構築している。

三つの連結子会社が支えるグループ体制

連結子会社は3社。㈱両毛ビジネスサポートは1998年に設立され、完全子会社としてグループの業務支援を担う。海外子会社のリョウモウ・ベトナム・ソリューションズ・カンパニー・リミテッド(2004年設立)とリョウモウ・フィリピンズ・インフォメーション・コーポレーション(2015年設立)は、現地でのソフトウェア開発・運用サービスを提供する。過去には㈱RSコンサルタンツやメディカルインテリジェンス(株)を吸収合併し、事業を拡大してきた。

中期経営計画の三本柱と研究投資

2023〜2027年度を対象とする10次中期経営計画では、「強化・拡大」「変革・成長」「構造改革」を重点施策に掲げる。既存ソリューションの強化、ITエンジニアリング力の向上、データ活用による新価値創造、人的資本への投資などを推進している。研究機能の充実やデータセンタービジネスの強化、標準化による生産性向上、セキュリティソリューションの拡充を課題として取り組む。

業界の中での役割は公共・産業向けシステム開発・運用の独立系ベンダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
257億円
営業利益
30億円
営業利益率
11.7%
純利益
22億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
公共事業148億円57.4%31億円20.9%
社会・産業事業110億円42.6%20億円18.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01公共主力

官公庁・地方自治体などの公共部門向けに、住民情報系や税務系などの基幹業務システムの開発・保守・運用を提供。行政のデジタル化に伴う業務効率化や住民サービスの向上を支援している。

主な製品・サービス1
自治体向け基幹系システム
住民記録、税務、福祉など自治体の基幹業務を支えるシステム。住民サービス向上と業務効率化に貢献する。

02社会・産業準主力

民間企業や社会インフラ関連向けに、業務系システムや産業系ソリューションの開発・運用を提供。多様な業界の課題解決を支援している。

主な製品・サービス2
業務系パッケージソフト
企業の基幹業務を支援するソフトウェア。導入企業の業務標準化と効率化に貢献する。
産業向けソリューション
製造業や社会インフラなど特定産業向けの業務システム。生産管理や品質管理など、業界特有の業務を支援する。

製品と技術

地方自治体向けWINSシリーズ

公共事業の中核製品として、WINS水道料金調定システムとWINS公営企業会計システムを提供する。これらのシステムは2025年11月にISO/IEC27017の認証を取得し、クラウド環境でのセキュリティが保証されている。政府が進める地方公共団体の基幹業務システム統一・標準化に対応した開発も手掛け、学校向けNEXT GIGA関連のIT機器販売とサービス提供も堅調に推移している。

エネルギー・モビリティ向けGIOS

社会・産業事業では、自社製品「GIOS®(ジーオス)」をエネルギー事業者向けに販売している。2026年3月期には大型SI案件の受注に加え、GIOSのシステム販売が堅調に推移した。ただし、米国の関税措置によりモビリティ事業では一部商談の中止や延期が生じた。Windows11更新需要やDX投資に伴うシステム機器・プロダクト販売も同事業の収益を支えている。

データセンターとホスティングサービス

2024年4月に新設した両毛システムズデータセンターを中核に、クラウドサービスやハウジング、ホスティングを提供する。RSホスティングサービスは2025年6月にISO/IEC27017認証を取得。2023年12月にはメーターデータ運用管理システムが同認証を取得しており、顧客データの安全な運用を強みとする。データセンタービジネスの強化を中期経営計画の重点課題に掲げる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

情報サービスで中堅、高成長を継続

両毛システムズは売上高200億円超の情報サービス企業で、直近2期で売上高が20%以上増加し、高い成長を実現している。同業他社のソラコムやハッチ・ワークと比較すると、規模は中堅でありながら、収益性は営業利益率10%前後と良好。特に、システム開発や運用サービスの需要を取り込み、堅調に業績を拡大している。ライバルとなるVR AIN SolutionやCocoliveは成長分野に特化しているが、両毛システムズは幅広いサービスを提供する点で差別化している。今後もデジタル需要の拡大を追い風に、成長が期待される。

強み

  • 売上高が直近2期で182億円から257億円へと大幅に増加している。
  • 営業利益率が9%から11%に改善し、収益力が向上している。
  • システム開発から運用支援まで、顧客ニーズに応じた幅広いサービスを提供。
  • デジタル化の進展により、企業のIT投資需要を安定的に取り込む。

課題

  • 情報サービス業界は競争が激しく、価格競争に巻き込まれる可能性がある。
  • 成長に伴い、優秀なエンジニアやコンサルタントの確保が課題となる。
  • 国内市場に依存しており、海外展開や新分野での成長余地が限られる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字が両毛システムズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13662エイチームホールディングス183億円30.3倍
22484出前館182億円
36199セラク181億円11.8倍
42307クロスキャット181億円9.8倍
53665エニグモ181億円51.6倍
69691両毛システムズ180億円8.3倍
7584ALiNKX180億円63.4倍
8436Aサイバーソリューションズ179億円16.6倍
93925ダブルスタンダード179億円16.1倍
104053Sun Asterisk176億円37.1倍
112335キューブシステム175億円10.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 45件

両毛電子計算センターとして創業、商号変更まで

1970年1月、群馬県桐生市に(株)両毛電子計算センターを設立。1972年に宇都宮営業所、1978年に東京営業所を開設した。1975年には医療分野、1976年には織物関連分野へ参入し、事業領域を広げた。1982年6月、商号を(株)両毛システムズに変更。1988年3月には現在の本社所在地に新築移転し、情報処理サービス企業としての基盤を固めた。

システムインテグレータ認定からISO認証取得へ

1988年12月、通産大臣より「情報処理サービス業電子計算機システム安全対策実施事業所」の認定を取得。1989年3月にはシステムインテグレータとして通産省に登録され、1991年2月に通産大臣認定を受けた。1997年3月には「特定システムオペレーション企業」に認定。1998年3月にISO9001の認証を取得し、品質マネジメントを国際標準化した。

2000年代の海外拠点設立と子会社編成

2002年1月に(株)両毛データセンターを設立。2004年9月、ベトナムにファイブ・スター・ソリューションズ・ベトナム・リミテッド(現リョウモウ・ベトナム・ソリューションズ)を設立し、海外オフショア開発を開始した。同年12月にはISO14001認証を取得。2008年に(株)RSコンサルタンツ、2009年に(株)サンフィールド・インターネットを子会社化。2015年にはフィリピンにも子会社を設立し、海外体制を拡充した。

市場移行と組織再編の2010年代

1990年に店頭登録していた株式は、2010年の市場統合を経て大阪証券取引所JASDAQに上場。2013年7月の東京証券取引所との統合によりJASDAQに移行し、2022年4月の市場区分再編でスタンダード市場へ移行した。同期間、2011年にRSコンサルタンツを吸収合併、2012年にサンフィールド・インターネットを完全子会社化し、両毛データセンターを吸収合併。2013年に両毛ビジネスサポートを完全子会社化した。

2020年代の積極投資と認証拡充

2020年3月にメディカルインテリジェンス(株)を吸収合併。2021年4月には(株)両毛インターネットデータセンターを吸収合併し、データセンター事業を強化。同年10月に東京支社、2022年4月に中部サポートセンター名古屋オフィスを開設した。2024年4月には両毛システムズデータセンターを新設。2023年以降、複数のシステムでISO/IEC27017(クラウドセキュリティ)認証を取得し、セキュリティ体制を強化。2026年3月には「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」を2年連続で認定された。

年表45件を開く

1970年代

  • 1970年1月創業(株)両毛電子計算センター(群馬県桐生市広沢町一丁目2789番地の1)を設立
  • 1972年6月宇都宮営業所を開設
  • 1975年8月医療分野に参入
  • 1976年11月織物関連分野に参入
  • 1978年6月東京営業所を開設

1980年代

  • 1982年6月商号変更商号を(株)両毛システムズに変更
  • 1988年3月本社ビル(群馬県桐生市広沢町三丁目4025番地)を新設、移転
  • 1988年12月「情報処理サービス業電子計算機システム安全対策実施事業所」として通産大臣より認定
  • 1989年3月「システムインテグレータ」として通産省に登録

1990年代

  • 1990年11月株式を(社)日本証券業協会(現 日本証券業協会)へ店頭登録
  • 1991年2月「システムインテグレータ」として通産大臣より認定
  • 1997年3月「特定システムオペレーション企業」として通産大臣より認定
  • 1998年3月ISO9001の認証を取得
  • 1998年11月(株)両毛ビジネスサポート(現 連結子会社)を設立

2000年代

  • 2002年1月創業(株)両毛データセンターを設立
  • 2003年12月ISO/IEC27001の認証を取得
  • 2004年9月ベトナムにファイブ・スター・ソリューションズ・ベトナム・リミテッド
  • 2004年12月ISO14001の認証を取得
  • 2008年10月(株)RSコンサルタンツ(非連結子会社)を設立
  • 2009年7月M&A(株)サンフィールド・インターネットの株式を取得し、子会社化
  • 2009年10月中部営業所(現 中部サポートセンター)を開設

2010年代

  • 2010年4月M&Aジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ
  • 2010年10月大阪証券取引所JASDAQ市場、同取引所ヘラクレス市場及び同取引所NEO市場の
  • 2011年3月M&A(株)RSコンサルタンツを吸収合併
  • 2012年1月高崎営業所を開設
  • 2012年6月M&A(株)サンフィールド・インターネットを完全子会社化
  • 2012年10月(株)サンフィールド・インターネットを存続会社として(株)両毛データセンターを
  • 2013年7月M&A大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ
  • 2013年9月M&A(株)両毛ビジネスサポートを完全子会社化
  • 2015年1月フィリピンにリョウモウ・フィリピンズ・インフォメーション・コーポレーション
  • 2016年10月仙台開発センターを開設
  • 2017年12月太田開発センターを開設
  • 2018年1月茨城営業所を開設
  • 2018年11月M&Aメディカルインテリジェンス(株)(非連結子会社)を子会社化
  • 2018年12月西日本サポートセンターを開設

2020年代

  • 2020年3月M&Aメディカルインテリジェンス(株)を吸収合併
  • 2021年4月M&A(株)両毛インターネットデータセンターを吸収合併
  • 2021年10月東京支社を開設
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分再編に伴い、JASDAQから スタンダード 市場へ移行 中部サポートセンター 名古屋オフィスを開設
  • 2022年10月次世代育成支援対策推進法に基づく、子育てサポート企業「くるみん」の認定を取得
  • 2023年12月メーターデータ運用管理システムがISO/IEC27017の認証を取得
  • 2024年4月両毛システムズデータセンターを新設
  • 2025年6月RSホスティングサービスがISO/IEC27017の認証を取得
  • 2025年11月WINS 水道料金調定システム、WINS 公営企業会計システムがISO/IEC27017の認証を取得
  • 2026年3月「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」の認定を取得(2年連続)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    既存ソリューションの強化・拡大

    既存のソリューションを強化し、安定した事業基盤を築くことで、大規模かつ高度なSI案件につなげる。

  2. 02

    変革・成長:新価値創造

    ITエンジニアリングを磨き、公共ビジネスモデルを変革し、データ活用を推進することで新たな価値を創造する。

  3. 03

    構造改革:人的資本の向上

    高度な技術者の確保・育成を最優先課題とし、魅力ある職場づくりを推進することで、多様な人材が長期的に活躍できる環境を整える。

  4. 04

    品質向上と生産性向上

    品質マネジメントシステムを継続的に改善し、業務・開発プロセスの標準化を推進することで、製品・サービスの品質向上と生産性向上を図る。

  5. 05

    データセンター・セキュリティ強化

    安全なデータセンターを活用し、クラウドサービスやセキュリティソリューションをワンストップで提供できる体制を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,066人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は659万円で、9期前と比べて+40.4%平均年齢は41.5歳、平均勤続年数は16.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月753
2018年3月778
2019年3月46943.212.5947
2020年3月57740.114.1985
2021年3月57240.815.21,007
2022年3月56841.315.71,006
2023年3月58241.716.41,000
2024年3月61541.916.61,007
2025年3月62841.716.41,031213
2026年3月65941.516.21,066281

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率83.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 2 / 海外 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
両毛システムズデータセンター — 群馬県 太田市4,282百万円
公共事業 社会・産業事業 全社
本社 — 群馬県 桐生市他2,603百万円
公共事業 社会・産業事業 全社
太田開発センター他 — 群馬県 太田市他101百万円
社会・産業事業
仙台開発センター — 宮城県 仙台市23百万円
社会・産業事業
中部サポートセンター — 愛知県 豊橋市他12百万円
社会・産業事業
西日本サポートセンター — 広島県 広島市6百万円
社会・産業事業
東京支社 — 東京都 千代田区3百万円
公共事業 社会・産業事業 全社
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ミツバ
    群馬県 桐生市
    議決権51.3%
  • 国内
    ㈱両毛ビジネス サポート
    群馬県 桐生市
    議決権100.0%
  • 海外
    リョウモウ・ベトナム・ソリューションズ・カンパニー・リミテッド
    ベトナム ホーチミン市
    議決権100.0%
  • 海外
    リョウモウ・フィリピンズ・インフォメーション・コーポレーション
    フィリピン マカティ市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は257億円営業利益30億円前期と比べると増収増益で、売上が+14.2%、利益が+36.4%。

売上高
+14.2%
257億円
営業利益
+36.4%
30億円
純利益
+37.5%
22億円
営業利益率
11.7%
前期比 +1.9%pt

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は48億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+23.1%、営業利益は−75.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q567
2024年1Q39410.33
2024年2Q4548.93
2024年3Q4536.72
2024年4Q531
2025年2Q8567.14
2025年4Q1401611.412
2026年2Q1031110.78
2026年4Q1541912.314
2027年1Q4812.11

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は103億円から257億円へ2.5倍に増えた。直近期の営業利益率は11.7%。売上は4期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ
2013年3月10321
2014年3月11162
2015年3月11453
仙台開発センターを開設
2016年3月13064
太田開発センターを開設
2017年3月13574
メディカルインテリジェンス(株)(非連結子会社)を子会社化
2018年3月13975
2019年3月15574
メディカルインテリジェンス(株)を吸収合併
2020年3月158139
(株)両毛インターネットデータセンターを吸収合併
2021年3月166148
東京証券取引所の市場区分再編に伴い、JASDAQから スタンダード 市場へ移行 中部サポートセンター 名古屋オフィスを開設
2022年3月1551410
2023年3月1721812
2024年3月182199
2025年3月22522219.816
2026年3月257303011.722

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高257億円のうち、営業利益として残るのは30億円11.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は22億円、売上の8.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.3%191億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.0%36億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.7%30億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.3pt
11.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.9pt
8.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.3pt
14.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが41億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは34億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は66億円で、売上の3.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月1−2−2−19
2014年3月18−4−41419
2015年3月3−2−4115
2016年3月11−5−4617
2017年3月3−83−515
2018年3月17−4111338
2019年3月4−9−3−532
2020年3月22−16−3634
2021年3月16−12−2436
2022年3月9−170−827
2023年3月22−1061245
2024年3月7−3417−2735
2025年3月22−8−81441
2026年3月41−7−93466

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は279億円。このうち返さなくてよい自己資本が164億円で、自己資本比率は58.7%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月97613662.1
2014年3月101643763.1
2015年3月111694262.2
2016年3月111684360.8
2017年3月127735457.1
2018年3月157787949.8
2019年3月177809745.1
2020年3月160857552.9
2021年3月167967157.3
2022年3月1651026362.0
2023年3月1881117758.8
2024年3月2181239556.3
2025年3月24713611155.1
2026年3月27916411558.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
68億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
111億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
4億円
在庫として抱えている分
負債合計
115億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
92
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率23 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中215位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中550位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
14.4%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
11.7%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.7%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
14.2%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.9%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

8月31日の終値

直近の終値は¥5,140で、1年前と比べて+37.9%過去52週の値幅のなかでは86%の位置にある。

¥5,140+0.0%1ヶ月-0.2%1年+37.9%時価総額180億円
過去52週の値幅
安値¥3,440高値¥5,420

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.3倍
PBR1.09倍
配当利回り0.86%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7月31日以降、株価は5150円前後でほぼ横ばいで推移しています。8月7日には5150円で、25日移動平均線(5160円)をわずかに下回る水準です。一方、75日線(4923円)と200日線(4524円)を大きく上回っており、中期的な上昇トレンドは維持しています。52週高値5420円に対しては約5%低い水準で、高値圏で膠着しています。出来高は7月25日から減少傾向にあり、売買が低調です。RSIは50で中立圏です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PER8.35倍は業界平均30.16倍を大きく下回り、割安。PBR1.1倍は平均3.56倍を下回るが1倍超。ROE14.4%と収益性は高く、配当利回り0.85%は低い。業績は増収増益で成長性があり、割安と評価。ただし配当性向7.4%と低く、株主還元の面では課題が残る。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.3倍47.9倍
PBR1.09倍2.96倍
ROE14.4%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

独立系のシステム開発会社は、高い利益率と安定成長が評価される一方で、IT人材不足や競争激化が課題。強気派は、金融機関からの安定受注とクラウド需要の取り込みで成長継続を期待し、高いROEと収益性を評価する。弱気派は、特定業界への依存や、エンジニア人件費上昇による利益圧迫、プロジェクトリスクを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 収益性の高さ

    営業利益率は10%超で推移し、ROEも14%と安定的に稼ぐ。

  • 安定顧客基盤

    金融機関が中心で、長期取引による継続的な受注が見込める。

  • クラウド需要

    企業のDX投資拡大で、クラウド移行支援が成長の追い風。

  • 2026/3期営業利益30億円、前期比36%増益通年影響

    営業利益22→30億円(+36.4%)。DX需要で受注拡大。

  • PER8.35倍、ROE14.4%と収益力に対して割安継続影響

    PER8.35倍、ROE14.4%。成長性に比べ低評価。

  • 売上高257億円と前期比14.2%増、IT投資旺盛通年影響

    売上高225→257億円。顧客のシステム投資が堅調。

  • 営業利益率11.67%と上昇、高付加価値化進む継続影響

    営業利益率9.78%→11.67%。収益構造が改善。

マイナスに働く材料7
  • 人材不足

    ITエンジニアの獲得競争激化で、人件費が上昇し利益率が低下する可能性。

  • 特定業界依存

    金融業界向け売上比率が高く、その業績悪化が直撃するリスク。

  • 受注変動

    開発案件の受注時期によって収益が変動し、不安定要素がある。

  • 株価は1年で41%上昇、短期的な過熱感不定影響

    変化率+41.32%。利益確定売りの可能性。

  • 配当利回り0.85%と低く、株主還元が薄い次回株主総会影響

    配当利回り0.85%と低水準。増配期待は薄い。

  • システムエンジニア不足で人件費が高騰継続影響

    人材確保コストが上昇、利益率を圧迫する可能性。

  • IT投資減速で成長率が鈍化し、予想を下回る2027年〜2028年影響

    売上高成長率が14%から10%未満に低下すれば、利益も減速。

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上につながる受注動向を把握するため。
エンジニア単価
人件費上昇が収益性に与える影響を監視する指標。
金融業界売上比率
業界依存度を測り、ポートフォリオのリスクを評価する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり44で、前期から+4.8%いまの株価に対する利回りは0.86%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥44
1株あたり
配当利回り
0.86%
いまの株価に対して
配当性向
7.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1815.3
2018年3月180.014.9
2019年3月180.016.6
2020年3月3383.314.4
2021年3月18−45.515.1
2022年3月3066.77.8
2023年3月3723.312.4
2024年3月370.014.2
2025年3月4213.59.5
2026年3月444.87.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥44

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ893人。区分でいちばん多いのは事業法人61.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が72.6%を占め、残る27.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人60.360.060.059.561.061.9
個人・その他20.922.222.622.524.623.9
金融機関14.213.011.711.110.910.7
証券会社1.72.12.93.81.71.8
外国法人2.82.72.93.11.81.8
自己株式0.30.30.30.30.30.3
外国人個人0.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位11

順位株主持ち株比率 %
01㈱ミツバ51.14
02㈱横浜銀行(常任代理人 ㈱日本カストディ銀行)4.93
03HIKARI TSUSHIN INVESTMENTS OKINAWA㈱3.05
04ヨシダ トモヒロ2.88
05光通信KK投資事業有限責任組合2.11
06日野 貞実1.99
07両毛システムズ従業員持株会1.91
08セコム損害保険㈱1.85
09㈲サンフィールド・インダストリー1.68
10桐生瓦斯㈱1.14
11㈱柳栄精工1.14

有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-07-15
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -1.68pt
  • 2026-07-09
    株式会社ミツバ
    新規の大量保有報告
    79.74%
    +28.60pt
  • 2026-05-21
    株式会社三ツ葉電機製作所
    新規の大量保有報告
    51.14%
  • 2026-05-21
    株式会社ミツバ
    新規の大量保有報告
    51.14%
  • 2026-05-21
    株式会社ミツバ
    新規の大量保有報告
    51.14%
  • 2026-05-21
    株式会社ミツバ
    新規の大量保有報告
    51.14%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+3131%、1株純資産は14期で+172%。直近期のROEは14.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月191,7191.123.221.6
2014年3月551,8193.113.520.4
2015年3月801,9824.215.219.8
2016年3月1081,9385.57.016.2
2017年3月1242,0746.28.415.3
2018年3月1302,2376.013.414.9
2019年3月1212,2875.411.516.6
2020年3月2472,41710.57.914.4
2021年3月2352,7329.18.815.1
2022年3月2762,9219.85.87.8
2023年3月3473,16111.45.812.4
2024年3月2703,5138.110.914.2
2025年3月4493,89612.16.09.5
2026年3月6164,67714.45.77.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額153百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
北澤直来取締役社長(代表取締役)社長執行役員6813,100
山崎信宏取締役(代表取締役)副社長執行役員 管理統括本部長669,200
藤野修二取締役(代表取締役)専務執行役員 事業統括本部長 事業本部長629,600
大澤実取締役 専務執行役員 データセンタービジネス統括本部長5914,300
上山和則取締役 常務執行役員636,300
福田哲夫取締役(監査等委員)653,700
星野陽司取締役(監査等委員)7727,400
小島昇取締役(監査等委員)772,500
竹原朋子取締役(監査等委員)64
吉澤健次常務執行役員
坂本直紀執行役員
磯貝孝夫執行役員
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢保有株数
西村貴宏執行役員
田所貴幸取締役(監査等委員)60900
森弘司執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5824112325
取締役(社内)1161616
社外取締役314145

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容296字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社(㈱両毛システムズ)及び連結子会社3社(㈱両毛ビジネスサポート、リョウモウ・ベトナム・ソリューションズ・カンパニー・リミテッド、リョウモウ・フィリピンズ・インフォメーション・コーポレーション)により構成されております。 当社グループの事業は情報処理関連事業単一でありますが、顧客の市場により、「公共事業」、「社会・産業事業」に区分しております。この区分は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,512字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、以下のとおり経営理念、行動理念や長期ビジョンを掲げ、社会や株主を含むステークホルダーの期待に応え、選ばれ続ける企業となることを目指しております。 <経営理念> わくわく感を大切にするRS※は 進化・発展を追求する組織を支援し、相互理解と信頼にもとづく調和のとれた社会を実現します。 わくわく感を大切にするRSは 様々な情報のやり取りに関するあらゆるしくみによって、より良いリレーションを創造します。 ※RS:両毛システムズ <行動理念> ・お客さまの笑顔を創造しよう ・今日とは違う明日を創造しよう ・新たな期待を創造しよう <長期ビジョン> 当社グループは、将来のありたい姿としてビジョン(RSビジョン)を掲げ、「真の情報サービス企業」となることを目指しております。 <中期経営方針> 当社グループは、ビジョン実現に向けた10次中期経営計画(2023~2027年度)を策定し、「グループの総合力を高め、社会課題の解決に取り組み、お客さまと共に成長する」ことを経営方針とし、取り組んでおります。 <10次中期経営方針> グループの総合力を高め、社会課題の解決に取り組み、お客さまと共に成長する~「スピード」「変革」「新価値創造」~ 強化・拡大   ■既存ソリューションを強化・拡大する■安定した事業基盤を築く 変革・成長   ■ITエンジニアリングを磨き、価値を提供する■公共ビジネスモデルを変革する■データ活用を推進し、新価値を創造する 構造改革   ■人的資本を高める■体質を改善する■パートナー戦略を推進する (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループは、連結営業利益額を経営の最重要指標と考えております。 (3) 経営環境及び会社の対処すべき課題 当社グループを取り巻く環境は、引き続き、老朽化によるITシステムの刷新、コスト削減や利便性向上に向けたシステムのクラウド化等のニーズの高まりを背景とした積極的なIT投資が見受けられます。また、行政サービスのデジタル化に向けた動きでは、政府が進める地方公共団体の基幹業務システムの統一・標準化への取り組みに進展が見受けられます。 また、当社グループでは、既存ソリューションの強化、品質及び生産性向上に取り組み、お客さまとの信頼関係を強化できたことにより、大規模かつ高度なSI案件につなげることができましたが、人材面では、IT需要の高まりを背景に、技術者が不足するなか、成長に向けた人材確保やクラウドサービスなどのインフラ技術者やDXに必要な技術者の育成が急務となっております。 このような状況のなか、当社グループは、新価値の創造と顧客価値の最大化を目指す経営を推進し、当社グループビジョンの実現を目指してまいります。そして、10次中期経営方針を受け、「強化・拡大」、「変革・成長」、「構造改革」に取り組み、10次中期経営計画達成を目指してまいります。 ① 研究機能の充実 急速に高度化する技術を取り入れ、既存事業の深化、情報創造ソリューションの創造を図るため、研究機能を充実いたします。 ② データセンタービジネスの強化 ICTシステムは「所有から利用」へと使用環境が変化し、クラウドサービス利用は拡大しております。サイバー攻撃などの脅威や自然災害に伴うリスクへの対応等、事業継続に関わるソリューションサービスの需要も高まっております。当社グループは、安全なデータセンターを活用して、多様なサービスメニューを、すべてのお客さまに、ワンストップで提供できるようデータセンタービジネスの強化を図ってまいります。 ③ 製品・サービスの品質向上 今後も安定した製品・サービスを提供し続けるために、品質マネジメントシステムの継続的な改善を通して、品質向上に努めてまいります。 ④ 標準化の推進による生産性向上 ICTシステムの進化により、求められる開発技術や専門知識もより高度化、複雑化いたします。業務プロセスや開発プロセスの標準化を推進し、生産性向上を図ってまいります。 ⑤ セキュリティソリューションサービスの充実 ネットワーク社会の進化とともに、外部からの侵入防止、内部からの情報漏えい対策など、セキュリティ対策が経営上の重要な課題となっております。当社はセキュリティ対策の様々な経験を活かし、ネットワークを安全かつ効率的に維持するソリューションサービスの充実を図ってまいります。 ⑥ 人材の確保・育成 新技術の実用化を契機として、ICTインフラは急速に進化するものと予測されています。このような状況のなか、当社グループの成長には、高度な技術者の確保・育成が最重要課題と考え、多様な技術者の確保・育成を推進いたします。 ⑦  魅力ある職場づくり 社員一人ひとりが豊かで充実した人生を送れるよう、長期にわたり働ける職場をつくることが重要であるとの考え方から、心身の健康の維持・向上だけでなく、働きやすい、働きがいのある職場環境と仕組みづくりを推進いたします。 ⑧ コンプライアンスの強化 コーポレートガバナンス・コードへの対応等、企業経営の透明性に関する社会的な要請が高まっております。当社グループでは、コーポレート・ガバナンス、内部統制システム及び情報セキュリティ対策等の充実を図り、経営理念及び倫理規範の浸透活動、コンプライアンス教育や情報セキュリティ教育などにより、コンプライアンス強化を進めてまいります。 ⑨ SDGsへの取り組み 私たちを取り巻く環境は、気候変動問題、人権問題などグローバリゼーションが進むなかで地球規模の社会・環境課題が顕在化し、世界的にこれらの解決に取り組む意識が高まっています。当社グループでは、ICTソリューションを通じて、お客さまの経営課題解決に取り組むとともに、社会課題の解決に努めてまいります。
事業等のリスク1,960字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況に重大な影響を及ぼす可能性のある主要なリスクには、以下のようなものがあります。ただし、これらは当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではありません。 なお、将来に関する事項の記載につきましては、本有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) プロジェクト管理に関するリスク 当社グループの主力事業の一つであるソフトウェア開発・システム販売分野の商談プロジェクトは、お客さまからの信頼獲得、事業収益を確保する上で、品質(Q)・コスト(C)・納期(D)を厳守することが最重要事項であると認識しております。さらに、昨今、プロジェクトの大型化を背景にお客さまからより質の高い管理を求められ、プロジェクトマネジメントの質的な向上が不可欠であると認識しております。このようなことから、当社グループが特に重要と判断したプロジェクトについては、通常のプロジェクトマネジメントのほか、全社横断的にプロジェクトをモニタリングしながら、必要に応じて経営資源を再配分してQCDの厳守に努めております。 しかしながら、想定外の事態の発生等により、開発プロジェクトの遅延、中断による採算悪化を招き、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 製品やサービスの欠陥や瑕疵に関するリスク 当社グループは、お客さまに安心して製品・サービスをご利用いただくために、ソフトウェア開発プロセスの各工程及び運用サービスなど業務の手順に対する標準化、品質管理強化を進め、製品・サービスの品質向上に努めております。 しかしながら、想定外の事態の発生等により、計画通りの品質を確保できない場合、製品補修、リカバリ作業、お客さまへの補償、機会損失等が発生し、当社グループの社会的信用の低下や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 人材の確保・育成に関するリスク 当社グループは、お客さまに選ばれる製品・サービス及びソリューションを提供し続けるため、優秀な従業員の確保・定着を図ることが重要となります。 このため、当社グループでは、専門的な知識や高度なスキルを有する人材の採用や育成に注力しております。 また、福利厚生の充実、職場環境の整備を通して働きやすい環境の向上に努めております。 しかしながら、優秀な人材が多数離職したり、新規に採用することができなかった場合、当社グループの事業運営に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 情報セキュリティに関するリスク サイバー攻撃等による情報漏えい・消失等の脅威は年々複雑化・巧妙化し、セキュリティ技術の高度化も引き続き求められております。当社グループは、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)やPMS(個人情報保護マネジメントシステム)認証を取得し、プロセスによる統制管理や情報セキュリティ会議での情報セキュリティリスクへの対応、CSIRT(シーサート)活動による当社グループ内の情報セキュリティインシデントへの対応など、情報セキュリティに関する取り組みを行っております。 しかしながら、サイバー攻撃等による情報漏えい、改ざんなどが発生した場合、当社グループの社会的信用の低下や事後対応、損害賠償など多額の費用の発生により経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (5) コンプライアンスに関するリスク 当社グループは、コーポレート・ガバナンス、内部統制システム及び情報セキュリティ対策等の強化を進め、また、経営理念及び倫理規範の浸透活動、情報セキュリティ教育などにより、コンプライアンス強化を進め、役員、従業員の不正行為や不法行為の発生を未然に防ぐ取り組みを継続して行なっております。 しかしながら、悪意または重大な過失により損失が発生する可能性や、社会に対する迷惑行為により、当社グループの信用を失墜させ、お客さまとの取引が継続できなくなった場合、当社グループの社会的信用の低下や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 新価値創造に関するリスク 当社グループは、デジタル技術を活用して、お客さまの経営課題解決に最適なソリューションを提供しております。デジタル技術革新によりデジタルを前提とした社会が構築される中、お客さまに新たな価値を提供することが求められており、10次中期経営計画では戦略課題として情報創造ソリューションの展開を推進しております。 しかしながら、新たな価値を提案できる情報創造ソリューションが生み出せなかった場合は、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,567字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (経営成績等の状況の概要) 当連結会計年度における当社及び連結子会社(以下、「当社グループ」という。)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、設備投資では引き続き持ち直しの動きや企業収益では米国の通商政策の影響が残るものの改善の動きがみられるなど緩やかな回復基調が見受けられました。しかしながら、原材料やエネルギー価格をはじめとした諸物価の上昇、不安定な国際情勢への警戒感は高まっており、景気の先行きは依然として不透明な状況で推移いたしました。 情報サービス産業におきましては、引き続き、老朽化によるITシステムの刷新、コスト削減や利便性向上に向けたシステムのクラウド化等のニーズの高まりを背景とした積極的なIT投資が見受けられました。また、行政サービスのデジタル化に向けた動きでは、政府が進める地方公共団体の基幹業務システムの統一・標準化への取り組みに進展が見受けられました。 このような状況のなか、当社及び連結子会社(以下、当社グループ)では、10次中期経営計画(2023~2027年度)の3年目を迎え、「グループの総合力を高め、社会課題の解決に取り組み、お客さまと共に成長する」という方針のもと、「スピード」「変革」「新価値創造」をキーワードとして、「強化・拡大」「変革・成長」「構造改革」の3つの重点施策に取り組み、受注拡大、製品・サービス強化、ならびに収益構造の改善を推進してまいりました。 当連結会計年度におきましては、引き続き、すべての製品・サービス分野が堅調に推移いたしました。 公共事業セグメントにおいては、地方自治体システム標準化対応や法改正対応などによりソフトウェア開発・システム販売やシステム機器・プロダクト関連販売が堅調に推移いたしました。加えて、学校向けNEXT GIGA関連商談等のIT機器の販売及び付帯するサービス提供が堅調に推移いたしました。これにより、セグメント売上高は14,759,250千円(前期比18.5%増)、セグメント利益は3,070,155千円(前期比47.1%増)となりました。 社会・産業事業セグメントにおいては、モビリティ事業において、米国の関税措置に伴う影響を受けて第1四半期より一部の商談案件に中止や延期が生じましたが、エネルギー事業者向けの大型SI案件への取り組みに加え、自社製品「GIOS®(ジーオス)」のシステム販売が堅調に推移いたしました。加えて、Windows11への更新需要やDXに向けたお客さまの情報化投資は引き続き堅調に推移し、システム機器・プロダクト関連販売が堅調に推移いたしました。これにより、セグメント売上高は10,975,757千円(前期比9.4%増)、セグメント利益は2,047,462千円(前期比1.9%減)となりました。 その結果、売上高は25,735,007千円(前期比14.4%増)、営業利益は3,009,786千円(前期比38.1%増)、経常利益は2,986,817千円(前期比39.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,155,927千円(前期比37.4%増)となりました。 なお、当社グループは連結営業利益額を経営の最重要指標と考えております。 (2) 財政状態 (資産、負債、純資産) 当連結会計年度末における資産合計は27,896,716千円(前連結会計年度末24,735,870千円)となり、3,160,845千円増加しました。流動資産は2,562,318千円増加し、16,346,003千円となりました。固定資産は598,527千円増加し、11,550,713千円となりました。 流動資産の増加要因は、現金及び預金が2,518,070千円、売掛金が322,132千円、リース投資資産が294,727千円それぞれ増加したこと等によるものです。固定資産の増加要因は、退職給付に係る資産が940,514千円増加したこと等によるものです。 当連結会計年度末における負債合計は11,535,015千円(前連結会計年度末11,105,759千円)となり、429,256千円増加しました。流動負債は862,988千円増加し、6,563,774千円となりました。固定負債は433,732千円減少し、4,971,241千円となりました。 流動負債の増加要因は、受注損失引当金が192,855千円減少しましたが、未払法人税等が630,200千円、製品保証引当金が420,000千円それぞれ増加したこと等によるものです。固定負債の減少要因は、長期借入金が500,000千円減少したこと等によるものです。 当連結会計年度末における純資産合計は16,361,700千円(前連結会計年度末13,630,110千円)となり、2,731,589千円増加しました。純資産の増加要因は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により利益剰余金が2,001,989千円、退職給付に係る調整累計額が618,910千円それぞれ増加したこと等によるものです。 (公共事業セグメント) 公共事業セグメントの資産は、9,410,348千円(前連結会計年度末10,761,429千円)となり1,351,081千円減少しました。この主な要因は、契約資産、仕掛品、リース資産の減少等によるものです。 (社会・産業事業セグメント) 社会・産業事業セグメントの資産は、7,527,586千円(前連結会計年度末6,666,065千円)となり861,520千円増加しました。この主な要因は、契約資産の増加等によるものです。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2,518,070千円増加し、6,632,710千円となりました。各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、4,149,388千円(前期は2,209,488千円)となりました。この主な要因は、仕入債務の減少額407,030千円の資金の減少等はありましたが、税金等調整前当期純利益2,937,164千円、減価償却費946,967千円、製品保証引当金の増加額420,000千円、無形固定資産償却費397,920千円等の資金の増加があったこと等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、709,457千円(前期は768,346千円)となりました。この主な要因は、有形固定資産の取得による支出410,326千円の資金の減少があったこと等によるものです。 営業活動及び投資活動によるキャッシュ・フローをあわせたフリー・キャッシュ・フローは3,439,931千円の増加(前期は1,441,142千円の増加)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、923,817千円(前期は842,066千円)となりました。この主な要因は、リース債務の返済による支出583,376千円、長期借入金の返済による支出500,000千円の資金の減少があったこと等によるものです。 (資本の財源及び資金の流動性) 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的としての資金需要は、設備投資、ソフトウェア開発投資等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は5,985,052千円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は6,632,710千円となっております。 (生産、受注及び販売の状況) (1) 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 公共事業   10,892,430   111.7 社会・産業事業   8,570,341   109.2 計   19,462,771   110.6 (2) 受注状況 当連結会計年度の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 公共事業   14,273,856   118.9   782,391   61.7 社会・産業事業   11,689,529   112.2   2,664,391   136.6 計   25,963,386   115.8   3,446,783   107.1 (3) 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 公共事業   14,759,250   118.5 社会・産業事業   10,975,757   109.4 計   25,735,007   114.4 (注)1. 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次の とおりであります。 相手先   前連結会計年度(自  2024年4月1日至  2025年3月31日)   当連結会計年度(自  2025年4月1日至  2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 本田技研工業㈱   2,416,964   10.7   -   - 2. 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績のうち、当該販売実績の総販売実績に対する割合が 10%未満の相手先につきましては記載を省略しております。 (重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定) 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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