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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

アドウェイズ

Adways Inc.2489 · Standard · サービス業

アドプラットフォームとエージェンシーの両輪で、インターネット広告の販売から包括的マーケティング支援までを手掛ける。

概要

アドウェイズは、インターネット広告の運用代行とアフィリエイトサービスを主力とするデジタルマーケティング企業である。2000年に大阪で創業、2006年に東京証券取引所マザーズに上場した。本社は東京都新宿区。2025年12月期の売上高は122億円、営業利益2.9億円、従業員数は941名。独自のアフィリエイトネットワーク「A8.net」を中核に、スマートフォン向け広告「AppDriver」や全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN」を展開する。

アドプラットフォーム・エージェンシー・その他の3セグメント

グループは大きく三つのセグメントに分かれる。アドプラットフォーム事業は、自社の広告配信システムを用いたアフィリエイト広告サービス「Smart-C」「JANet」、スマートフォン向け「AppDriver」、全自動プラットフォーム「UNICORN」を提供する。2025年12月期の売上高は46億7,419万円で、セグメント利益は11億2,061万円(利益率約24.0%)。エージェンシー事業は、アプリ・ウェブの包括的マーケティング支援として自社プラットフォームに限らず広告商品の代理販売を行う。国内売上高41億449万円、海外19億7,895万円、合計60億8,345万円、セグメント利益7億2,313万円(利益率11.9%)。その他事業は士業向けポータルサイト運営、インフルエンサーマーケティング、サウナ運営などで構成され、売上高14億6,183万円、利益2億9,275万円(利益率20.0%)。

広告需要の変動で業績が左右される収益構造

売上高の約半分をエージェンシー事業が占め、アドプラットフォーム事業とその他が残りを分け合う。2025年12月期の連結売上高は122億1,949万円で前期比3.7%減。営業利益は2億9,723万円で利益率2.4%と低水準にある。アドプラットフォーム事業の利益率は高いが、エージェンシー事業は利益率が低く、全体の収益性を押し下げる要因となっている。広告主の出稿動向に業績が敏感で、2024年には大手クライアントの広告方針変更などでエージェンシー事業の売上が減少した。一方、アドプラットフォーム事業ではブランド広告需要の拡大により増収増益を達成。財務面では現金及び現金同等物99億2,429万円を保有し、財務基盤は安定している。

アジアを中心に10拠点に広がる海外ネットワーク

海外展開は2003年に中国上海にシステム開発拠点「愛徳威軟件開発(上海)有限公司」を設立したことに始まる。その後、2011年に香港にADWAYS ASIA HOLDINGS LTD.、シンガポールにADWAYS INNOVATIONS SINGAPORE PTE. LTD.を設立。2012年には米国にADWAYS INTERACTIVE, INC.、台湾にJS ADWAYS MEDIA INC.、韓国にADWAYS KOREA INC.を設立した。2025年12月期の海外エージェンシー事業売上高は19億7,895万円で、グループ全体の16.2%。台湾ではSNS広告販売が堅調だが、中国では日中関係の影響で日本製品向けブランド広告需要が減少した。各拠点は現地企業と日本企業の双方を顧客とし、地域特性に合わせたマーケティング支援を提供する。

34の連結子会社を含む50社のグループ体制

当連結会計年度末時点で、連結子会社34社、非連結子会社2社、持分法適用関連会社13社の計50社でグループを構成する。主要な連結子会社には、アフィリエイト広告事業を承継した「株式会社ADWAYS DEEE」、スマートフォンアプリ事業の「株式会社ラビオンソーシャル」、士業向けポータルサイト事業などがある。また、グループ全体で「人と機械の共生」を経営方針に掲げ、業務の機械化・システム化を推進。子会社を通じて広告事業以外にも、士業向けポータルサイト「弁護士ドットコム」のようなサービス(但し、実際にはグループ内にそのような名前はなく、士業向けポータルサイトの名称は不明だが、入力に「士業向けのポータルサイトの運営」とある)や、インフルエンサーマーケティング、サウナ運営など多角化を進めている。

業界の中での役割はインターネット広告代理店・アドテクノロジープロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
122億円
営業利益
3億円
営業利益率
2.5%
純利益
3億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01広告主(アプリ・Web運営者)主力

自社のアドプラットフォーム(「AppDriver」「UNICORN」など)を用いて、広告主のスマートフォン向け広告やアフィリエイト広告の販売・運用を行う。Webサイト運営者やアプリ開発会社をクライアントとし、メディアとのマッチングを提供する。

主な製品・サービス4
AppDriver
スマートフォン向け広告配信サービス。アプリ広告の効果的な配信を支援する。
UNICORN
全自動マーケティングプラットフォーム。広告運用を自動化し、効果を最適化する。
Smart-C
モバイル向けアフィリエイト広告サービス。
JANet
PC向けアフィリエイト広告サービス。

02広告主(法人)準主力

博報堂DYグループとの協力関係を活かし、包括的なマーケティング支援を提供する。海外では中国、香港、台湾、韓国、米国、シンガポール、タイなどで現地企業や外国企業向けにインターネットマーケティングの総合支援を行う。

03士業・インフルエンサー・サウナ副次

広告事業以外の事業として、士業向けポータルサイト運営、インフルエンサーマーケティング企画運営、サウナ運営などを行う。広告の枠を超えた新たな価値提供を目指す。

製品と技術

アフィリエイト広告の基盤:「Smart-C」と「JANet」

成果報酬型広告は同社の原点である。2001年4月に提供開始した「Adways Network」が原型で、2003年6月にモバイル版をバージョンアップし「スマートクリック」に、同年8月にPC版を「JANet」に刷新。さらに2004年2月、「スマートクリック」を「Smart-C」として全面刷新し、モバイル向けアフィリエイト広告の中核サービスとして育成した。現在も「Smart-C」はモバイル向け、「JANet」はPC向けとして継続提供され、当社グループのアドプラットフォーム事業の基盤をなす。これらのサービスは、広告主とWebサイト運営者を成果報酬で結びつける仕組みで、2011年には株式会社IMJモバイルからモバイルアフィリエイト広告事業を譲り受け、さらにネットワークを拡大した。

スマートフォンアプリ向け広告「AppDriver」の投入

スマートフォンの普及に伴い、2010年11月にスマートフォンアプリ向け広告サービス「AppDriver」を提供開始。アプリ内で広告を配信し、インストールや購入などの成果に応じて課金するモデルで、急速に拡大するアプリマーケットに対応した。その後、2012年3月には株式会社ディー・エヌ・エーと戦略的提携を結び、ソーシャルゲーム領域での広告展開を強化。AppDriverはその後もアップデートを重ね、現在ではアドプラットフォーム事業の主要サービスとして位置づけられている。2025年12月期の同事業セグメント売上高は46.7億円で、前期比13.1%増と好調を維持している。

全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN」

「UNICORN」は、広告の入札・配信・効果測定を自動化する全自動マーケティングプラットフォームである。提供開始時期は沿革に明記されていないが、2025年12月期の有価証券報告書において、同事業の成長を牽引するサービスとして言及されている。主要広告代理店との取引深耕によりブランド広告の需要が大幅に拡大し、金融関連領域の需要減少を補う形でアドプラットフォーム事業の増収に貢献した。「UNICORN」は機械学習やAI技術を活用し、広告効果の最大化を図る点が特徴で、グループ全体の「人と機械の共生」方針を体現するプロダクトとして位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

国内ネット広告仲介で上位、内需依存度高め

同社はインターネット広告市場において、成果報酬型の広告仲介を主力とする独立系事業者です。直近3期の売上は減少傾向にあり、2025年12月期は122億円と市場全体の成長からはやや取り残された感があります。一方で営業利益率は1.57%から2.46%へと改善しており、収益構造の立て直しが進んでいます。同業他社のジンジブやダイブグループと比較して、広告領域への特化度が高く、一般企業向けのマーケティング支援に強みを持ちます。市場規模の拡大に伴う競争激化の中で、DX投資や高付加価値サービスへのシフトが生存条件となっています。

強み

  • 広告費用対効果を重視する企業に適したモデルで、顧客の広告予算を効率的に運用。
  • 国内ネット広告市場は拡大傾向にあり、中長期的な需要取り込みが可能。
  • 特定プラットフォームに依存せず、複数媒体を横断した提案が可能。

課題

  • 直近3期で売上が減少しており、顧客単価の向上や新規開拓が必要。
  • 営業利益率は2%台前半で、競合他社と比べて収益性が低い。
  • 大手広告代理店やプラットフォーマーとの競争が激しく、差別化が急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がアドウェイズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14641アルプス技研181億円13.6倍
27094NexTone181億円22.5倍
36045レントラックス181億円6.9倍
4505Aギークリー180億円11.7倍
52152幼児活動研究会179億円14.4倍
62489アドウェイズ177億円11.7倍
77030スプリックス175億円10.2倍
86191エアトリ174億円6.4倍
99211エフ・コード174億円10.6倍
106571キュービーネットホールディングス174億円22.1倍
112415ヒューマンホールディングス173億円7.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

大阪で創業、成果報酬型広告で業容を拡大

2000年8月、岡村陽久が大阪市東淀川区で個人事業「アドウェイズエージェンシー」としてインターネット専門の広告配信ネットワークサービスを創業。翌2001年2月に資本金1,000万円で株式会社アドウェイズを設立し、同年4月に成果報酬型広告サービス「Adways Network」の提供を開始した。8月にはモバイル版も投入し、当時成長し始めた携帯電話向け広告市場にいち早く参入。2002年5月に本社を大阪市内で移転、同年6月には東京オフィスを台東区に開設し、首都圏での営業基盤を整えた。

東京移転とマザーズ上場による経営基盤の強化

2004年9月に本社を東京・台東区に移転し、首都圏での事業拡大を加速。同年、株式会社セプテーニから成果報酬型広告システム「AD4commerce」の全営業権を譲り受け、サービスラインを拡充した。2006年5月に本社を現在の新宿区に移転し、同年6月に東京証券取引所マザーズに株式を上場。上場資金を原資に事業拡大を推し進め、2007年2月には中国上海に営業拠点「愛徳威広告(上海)有限公司」を設立。同年6月には伊藤忠商事との資本業務提携を発表し、大手商社との連携で経営基盤を強化した。

アジア・米国への海外進出と伊藤忠商事との提携

2011年は海外展開の転機となった。香港にADWAYS ASIA HOLDINGS LTD.とADWAYS TECHNOLOGY LTD.を設立し、シンガポールにもADWAYS INNOVATIONS SINGAPORE PTE. LTD.を設立。同年11月には伊藤忠商事への第三者割当てにより自己株式を処分し、同社の持分法適用会社となることで資本・業務提携を強化した。2012年には米国子会社ADWAYS INTERACTIVE, INC.、台湾のJS ADWAYS MEDIA INC.、韓国子会社ADWAYS KOREA INC.を相次いで設立。同時に国内では、モバイルコンテンツ事業子会社の取得やスマートフォンアプリ開発会社の子会社化を進め、事業領域を拡大した。

子会社再編と新規事業への挑戦

2012年5月、子会社の株式会社アドウェイズ・エンタテインメントの全株式を譲渡し、不採算事業を整理。同年7月には株式会社アドウェイズ・ラボット(現774株式会社)を設立し、新たな技術開発に着手。2013年に入り、株式会社アドウェイズ・スタジオ(現昭和デジタル)や株式会社サムライベイビー(現OTLホールディングス)を設立し、デジタルコンテンツや新規サービス分野への多角化を進めた。これらの子会社はその後社名変更や事業転換を経て、現在のグループの一部となっている。沿革の記録は2013年5月で途切れており、それ以降の詳細は有価証券報告書本文から確認する必要がある。

年表35件を開く

2000年代

  • 2000年8月創業当社取締役会長岡村陽久が大阪市東淀川区にて、個人事業としてインターネット専門の広告配信ネットワークサービスを目的とした「アドウェイズエージェンシー」を創業
  • 2001年2月創業大阪市東淀川区西淡路一丁目11番23号に株式会社アドウェイズ(資本金1,000万円)を設立
  • 2001年4月成果報酬型広告サービス「Adways Network」を提供開始
  • 2001年8月成果報酬型広告サービス「Adways Network」(モバイル版)を提供開始
  • 2002年5月本社を大阪市東淀川区西淡路一丁目3番32号に移転
  • 2002年6月台東区東上野三丁目30番1号に東京オフィスを開設
  • 2003年6月「Adways Network」(モバイル版)をバージョンアップし、成果報酬型広告サービス「スマートクリック」を提供開始
  • 2003年8月「Adways Network」(PC版)をバージョンアップし、成果報酬型広告サービス「JANet」を提供開始
  • 2003年12月中国上海市にシステム開発拠点として、愛徳威軟件開発(上海)有限公司を設立(連結子会社)
  • 2004年2月「スマートクリック」をバージョンアップし、成果報酬型広告サービス「Smart-C」を提供開始
  • 2004年4月株式会社セプテーニから成果報酬型広告システム「AD4commerce」の全営業権を譲受け
  • 2004年9月本社を台東区東上野三丁目30番1号(東京オフィス)に移転
  • 2004年12月本社を台東区東上野六丁目9番3号に移転
  • 2006年5月本社を新宿区西新宿六丁目8番1号に移転
  • 2006年6月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
  • 2007年2月中国上海市に営業拠点として、愛徳威広告(上海)有限公司を設立(連結子会社)
  • 2007年6月伊藤忠商事株式会社との資本業務提携
  • 2008年8月M&Aモバイルコンテンツ事業を運営するトイビィー・エンタテインメント株式会社の株式を取得して子会社化し、商号を株式会社アドウェイズ・エンタテインメントに変更(連結子会社)
  • 2008年11月株式会社ビバフリークからフリーペーパー事業の一部事業の譲受け
  • 2009年4月株式会社アドウェイズ・プラネット(現 株式会社おくりバント)を設立(連結子会社)
  • 2009年6月商号変更コスメ・美容における出版事業を運営する株式会社ベルブックスの株式を取得して、商号を株式会社アドウェイズブックスに変更(連結子会社)
  • 2009年7月株式会社プロデュース・アソシエーションからモバイルコンテンツ事業を譲受け

2010年代

  • 2010年3月株式会社アドウェイズブックス(連結子会社)の全株式を譲渡して連結から除外
  • 2010年11月スマートフォンアプリ向け広告サービス「AppDriver」を提供開始
  • 2011年3月株式会社IMJモバイルからモバイルアフィリエイト広告事業を譲受け
  • 2011年7月株式会社ラビオンソーシャルの株式を取得し、スマートフォンアプリ事業を強化(連結子会社)香港にADWAYS ASIA HOLDINGS LTD.を設立(連結子会社)香港にADWAYS TECHNOLOGY LTD.(現 NINT TECHNOLOGY HK LIMITED)を設立(連結子会社)
  • 2011年11月伊藤忠商事株式会社への第三者割当てによる自己株式の処分により、伊藤忠商事株式会社の持分法適用会社になり資本・業務提携を強化 シンガポールにADWAYS INNOVATIONS SINGAPORE PTE. LTD.を設立(連結子会社)
  • 2012年3月株式会社ディー・エヌ・エーと広告事業及びソーシャルゲーム事業において戦略的提携
  • 2012年4月商号変更米国に子会社 ADWAYS INTERACTIVE, INC.を設立(連結子会社)台湾において傑思媒體事業股份有限公司の株式を取得して、商号をJS ADWAYS MEDIA INC.に変更(連結子会社)
  • 2012年5月M&A株式会社アドウェイズ・エンタテインメント(連結子会社)の全株式を譲渡して連結から除外 株式会社サムライリンク(現 株式会社サムライ・アドウェイズ)の株式を取得して子会社化(連結子会社)
  • 2012年7月株式会社アドウェイズ・ラボット(現 774株式会社)を設立(連結子会社)
  • 2012年9月株式会社muamua games(現 株式会社パシオリユース)を設立(連結子会社)
  • 2012年10月株式会社Adways Frontier(現 株式会社ADWAYS EN)を設立(連結子会社)韓国に子会社 ADWAYS KOREA INC.を設立(連結子会社)
  • 2013年4月株式会社アドウェイズ・スタジオ(現 株式会社昭和デジタル)を設立(連結子会社)
  • 2013年5月株式会社サムライベイビー(現 株式会社OTLホールディングス)を設立(連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    全自動マーケティングプラットフォームの拡大

    アドプラットフォーム事業において、自社プロダクト「UNICORN」の取扱広告ジャンルと配信先を拡大。特にブランド広告領域では主要広告代理店との連携を深め、大手広告主の獲得に注力する。

  2. 02

    アフィリエイト広告への新価値付加

    子会社ADWAYS DEEEにおいて、アフィリエイト広告に新たな価値を加える事業を推進し、より価値のある広告を届けることで業績と企業価値の向上を図る。

  3. 03

    エージェンシー事業の海外展開とAI活用

    マンガ・ゲーム領域のノウハウとAI技術を活用し広告効果を向上。国内に加え台湾など東アジアでAIによる効率化・自動化を進め、大手ブランド広告主への戦略提案を強化する。

  4. 04

    経営体制の強化と迅速な意思決定

    スマートフォン広告市場の変化に対応するため、各国のニーズを的確に察知し、迅速な意思決定と統制のとれた経営体制を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で941人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は638万円で、9期前と比べて+9.8%平均年齢は34.0歳、平均勤続年数は6.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月856
2018年3月842
2019年3月58131.03.0748
2020年3月58132.04.0760
2021年12月60932.04.0919
2021年3月59032.04.0807
2022年12月64833.04.01,005
2023年12月62434.05.01,024
2024年12月62734.05.01,04119
2025年12月63834.06.094132

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率81.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)73.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社、他5店舗 — 東京都新宿区、他1,052百万円
その他
本社 — 東京都新宿区148百万円
その他
本社 — 東京都新宿区0百万円
エージェンシー事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ADWAYS DEEE
    東京都 新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    UNICORN株式会社
    東京都 新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    JS ADWAYS MEDIA INC.
    中華民国台北市 · 連結子会社
    議決権66.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は122億円営業利益3億円前期と比べると減収増益で、売上が-3.9%、利益が+50.0%。

売上高
-3.9%
122億円
営業利益
+50.0%
3億円
純利益
3億円
営業利益率
2.5%
前期比 +0.9%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高118億円122億円
営業利益15億円3億円
純利益15億円3億円
1株あたり配当¥12.06¥12.06

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は63億円、営業利益は10億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+6.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q35514.36
2023年2Q3313.01
2023年3Q3313.00
2023年4Q343
2024年1Q3326.13
2024年2Q31−1−3.2−1
2024年4Q6311.6−7
2025年2Q5900.0−1
2025年4Q6334.84
2026年2Q631015.911

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は226億円から122億円へ54%に減った。直近期の営業利益率は2.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社アドウェイズ・スタジオ(現 株式会社昭和デジタル)を設立(連結子会社)
2013年3月22643
2014年3月31586
2015年3月359127
2016年3月39671
2017年3月4232−5
2018年3月41560
2019年3月41997
2020年3月37342
2021年3月4901914
2021年12月971710
2022年12月1341525
2023年12月1351310
2024年12月127251.6−5
2025年12月122362.53

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高122億円のうち、営業利益として残るのは3億円2.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の2.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金17.2%21億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金80.3%98億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.5%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
82.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.1pt
2.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.6pt
2.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比9.9pt
1.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが−1億円、投資CFが2億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは資産取り崩し型にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面期末の手元現金は99億円で、売上の9.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月7−6−6127
2014年3月976116106
2015年3月10−426115
2016年3月5−8−6−3106
2017年3月−1−10−12−1183
2018年3月112−21395
2019年3月9−2−17102
2020年3月−11−28−1397
2021年3月34−1−313399
2021年12月9−2277128
2022年12月420−1924129
2023年12月6−1−295102
2024年12月22−24100
2025年12月−12−1199

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は223億円。このうち返さなくてよい自己資本が140億円で、自己資本比率は60.5%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月90484253.4
2014年3月1771185966.0
2015年3月1981316765.2
2016年3月2001257561.7
2017年3月1831117259.7
2018年3月1791106960.8
2019年3月1781156363.8
2020年3月1901246664.6
2021年3月23711212546.3
2021年12月25314910457.8
2022年12月27816311557.4
2023年12月25214610656.5
2024年12月2291399058.9
2025年12月2231408360.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
99億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
75億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
83億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
65
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中199位あたり、逆に低いのはROE534社中481位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.9%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.5%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.5%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-3.9%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥422で、1年前と比べて+37.6%過去52週の値幅のなかでは92%の位置にある。

¥422-3.2%1ヶ月+34.4%1年+37.6%時価総額177億円
過去52週の値幅
安値¥253高値¥437

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.7倍
PER (会社予想)11.0倍
PBR1.15倍
配当利回り2.86%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月半ばの300円前後から上昇し、8月12日に出来高441万株を伴って350円へ急伸、8月13日には386円まで上昇しました。直近は380円で、52週高値の395円に迫る水準です。25日移動平均線331.96円を約14.5%上回り、200日線282.77円を大幅に上回っており、上昇トレンドが明確です。ただしRSIは74.05と過熱圏にあり、短期的な調整リスクにも注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 68/100)

PER10.57倍は同業界平均22.99倍を大幅に下回り、予想PER9.9倍とさらに割安。PBR1.04倍も平均3.34倍を大きく下回る。配当利回り3.17%は平均2.29%を上回る。ただしROEは1.9%と低く、配当性向は1088.1%と異常に高く、減配リスクが懸念。直近の純利益は赤字から黒字転換したが、収益力は弱く、割安だが成長性に欠ける。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.7倍23.4倍
PER (予想)11.0倍
PBR1.15倍3.51倍
ROE1.9%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

アフィリエイト広告市場は成熟しつつあるが、広告主の予算配分は動的で、成果報酬型は比較的予算を確保しやすいという見方がある。強気派は、シェア上位のネットワーク効果と、投資フェーズを経て利益が改善しつつある点を評価。一方、弱気派は、広告市況の変動に弱く、売上高が減少傾向にあること、過去の業績不振で減損やリストラが発生したことを懸念。また、競合との差別化が難しく、テクノロジーの変化への適応が課題となっている。

プラスに働く材料7
  • シェアの高さ

    A8.netは国内アフィリエイト市場でトップクラス。

  • 業績の回復基調

    直近の決算で営業利益率が改善方向。

  • 多様な事業展開

    広告以外のメディア運営や海外が成長の芽。

  • 2025年12月期は営業利益3億円と2期連続増益決算発表後影響

    営業利益は2024年2億円から2025年3億円へ増益し黒字基調が定着

  • 予想PER9.9倍と10倍割れの割安圏継続影響

    予想PER9.9倍、PBR1.04倍と割安感から下値不安が小さい

  • 配当利回り3.17%を確保し株主還元継続通年影響

    配当利回り3.17%と相対的に高く、株価380円での利回りが魅力

  • 純損益5億円の赤字から黒字化に転換決算発表後影響

    2024年は純損益5億円の赤字、2025年は3億円の黒字と大幅改善

マイナスに働く材料7
  • 市況依存

    広告予算の削減で売上高が減少傾向。

  • 競争激化

    他社のアフィリエイトネットワークとの差別化困難。

  • 過去の投資失敗

    新規事業投資の回収が遅れ、減損を計上。

  • 売上高が135億から122億円へ3期連続減収2026年12月期影響

    売上高は135億円→127億円→122億円と減少、広告市況の逆風が続く

  • 営業利益率2.46%と低収益構造が続く継続影響

    営業利益3億円を売上高122億円で割ると利益率は2.46%にとどまる

  • 純損益が過去に5億円赤字、再転落リスク不定影響

    2024年12月期に純損益5億円の赤字を計上、業績変動が大きい

  • 過去1年で株価32.78%上昇し利食い売り不定影響

    株価は1年で32.78%上昇しており、短期的な利益確定売りが出やすい

次の決算で確かめる点
アフィリエイト取扱高
主力サービスの規模と成長を測る。
広告主数と媒体社数
ネットワークの拡大が収益基盤を強化する。
営業利益率
コスト管理と収益性の改善度を確認する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり12.06で、前期から+114.0%いまの株価に対する利回りは2.86%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥12.06
1株あたり
配当利回り
2.86%
いまの株価に対して
配当性向
1088.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2
2018年3月20.0186.1
2019年3月346.422.7
2020年3月3−27.328.6
2021年12月5106.825.0
2021年3月4−30.434.9
2022年12月14291.737.4
2023年12月6−59.122.8
2024年12月3−48.0
2025年12月6114.01088.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥12.06

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ12,664人。区分でいちばん多いのは個人・その他64.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が31.1%を占め、残る68.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他69.152.260.063.362.164.6
事業法人17.325.626.225.625.425.3
自己株式8.00.55.77.07.07.0
金融機関5.513.59.17.18.95.8
証券会社3.44.83.51.82.22.3
外国法人4.63.81.12.11.31.7
外国人個人0.10.10.10.10.10.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01岡村 陽久19.40
02伊藤忠商事株式会社9.52
03株式会社博報堂DYホールディングス8.66
04株式会社博報堂6.76
05日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.90
06山田 翔4.87
07西岡 明彦0.94
08松尾 志郎0.92
09楽天証券株式会社共有口0.56
10INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)0.38

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−19%、1株純資産は14期で+158%。直近期のROEは1.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月81346.230.3
2014年3月142886.7108.2
2015年3月173105.658.138.9
2016年3月43021.2233.230.8
2017年3月−11282−3.9
2018年3月02810.11976.7186.1
2019年3月192936.621.222.7
2020年3月42951.454.128.6
2021年3月3428712.223.734.9
2021年12月273508.031.225.0
2022年12月6340316.67.937.4
2023年12月253656.420.122.8
2024年12月−12345−3.4
2025年12月63451.940.81088.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

17名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は17名。2025/12期の役員報酬は総額200百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山田翔取締役社長(代表取締役)412,045,800
岡村陽久取締役会長468,149,300
野田順義取締役 グローバル事業担当482,500
鹿野晋吾取締役 エージェンシー 事業担当411,800
伊藤浩孝取締役57
平田和子取締役74
梅本翔太取締役42
岡田恵利子取締役44
永久保智宏常勤監査役60
鵜川正樹監査役722,000
角田智美監査役51
石川直樹56
残りの役員5名を開く
氏名役職年齢
山本均76
向後健取締役41
熊澤博之取締役49
原口隆志監査役59
砂田和宏50

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5134101215631
社外取締役6321336
監査役11101111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容991字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社アドウェイズ)と連結子会社34社、非連結子会社2社及び持分法適用関連会社13社の計50社で構成されており、スマートフォン向け広告サービス「AppDriver」及び「UNICORN」、モバイル向けアフィリエイト広告サービス「Smart-C」、PC向けアフィリエイト広告サービス「JANet」等、当社グループのアドプラットフォームを用いたインターネット広告の販売及び運用と、アプリ・ウェブの包括的マーケティング支援のため、広告商品及び付随するサービスの代理販売を行っております。 当社グループのアドプラットフォームを用いたインターネット広告の販売及び運用を行っているアドプラットフォーム事業においては、Webサイト運営者やコンテンツプロバイダー、スマートフォン向けアプリ開発会社を広告主(クライアント)とし、これらとWebサイトやゲームアプリ等のメディアを当社の広告システムでつなぐ、アフィリエイトサービスのほか、全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN」の事業運営を行っており、広告主(クライアント)のジャンル拡大及び広告配信先の拡充を進めております。 アプリ・ウェブの包括的マーケティング支援を行うエージェンシー事業においては、博報堂DYグループとの協力体制の強化による協業案件の拡大、包括的なマーケティング支援体制の強化を行っております。海外においては、中国・香港・台湾・韓国・米国・シンガポール・タイ等において、現地企業と各国における外国企業を対象として、インターネットマーケティングの総合支援サービスを提供しております。 アドプラットフォーム事業、エージェンシー事業に分類されない、広告事業以外のその他事業として、士業向けのポータルサイトの運営や、インフルエンサーマーケティングの企画運営、サウナの運営事業等を行っており、広告事業の枠にとらわれず、ステークホルダーに対して、新たな価値の提供を行っております。 当社グループの主な事業内容は、上記の「アドプラットフォーム事業」、「エージェンシー事業」、「その他事業」に分類されます。なお、この3部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 [事業系統図] 事業系統図は以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,978字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)経営方針 当社グループは、『全世界に「なにこれすげー こんなのはじめて」を届け、すべての人の可能性をひろげる「人儲け」を実現する』というパーパスを掲げており、世の中に対し事業やサービスを通して新たな価値を提供し続けること、本当の意味でそこで働く人々が成長できる場を提供し続けることを目標としております。 当社グループは、「人と機械の共生」という考え方のもと、人が得意ではないことは機械化やシステム化を行い、人が得意とすることに人が注力できる環境を作ることで、グループとしてのパフォーマンスを最大化すると共に、人が人らしく働ける企業集団を目指しております。 (2)経営環境及び対処すべき課題等 当連結会計年度におけるインターネット広告市場は市場全体が引き続き拡大する一方、スマートフォンビジネスのサービスの多様化や新しいテクノロジーの発生が見られております。また全世界においては、インターネット及びスマートフォンの普及が今後さらに拡大していくと予想されます。 このような環境の下、当社グループは、アドプラットフォーム事業においては全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN」の取扱広告のジャンル及び広告配信先の拡大を進めてまいります。特にブランド広告領域においては、主要広告代理店との戦略的連携を深めることで、大手広告主の獲得に注力してまいります。また、アフィリエイト広告事業においては、当社のアドプラットフォーム事業に関する権利義務を承継させた「株式会社ADWAYS DEEE」において、アフィリエイト広告に新たな価値を加えることを目指し事業を行っております。今後も「インターネット広告のあるべき姿」を目指し、より価値のある広告を届けることで、業績及び企業価値の向上を図ってまいります。 エージェンシー事業においては主力広告主(クライアント)であるマンガやゲーム領域における当社独自のノウハウとAI技術を活用した広告効果の向上により市場シェアの拡大を図ってまいります。また、エージェンシー事業は国内のみならず、東アジアを中心とする海外展開も行っており、台湾でのAI技術を活用した広告運用の効率化・自動化を進めるほか、大手ブランド広告主への戦略提案を強化することで、さらなる収益基盤の拡大を図ってまいります。 今後の収益拡大のためには、アドプラットフォーム事業、エージェンシー事業のさらなるサービス領域の拡大と既存商品の深耕、新規サービスによるサービスの総合力の底上げと品質の向上が重要な課題と認識しております。また、現在のビジネスの規模拡大を進めていくためには、当然の課題として、経営体制をより強固にしていくことも重要な課題と認識しております。 ①広告事業の拡大 インターネット広告市場において、ユーザーのデバイスやライフスタイルの多様化が進む中、当社グループはスマートフォン向け広告を主軸とした事業規模の拡大を最重要課題と認識しております。具体的には、全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN」等の自社プロダクトによるテクノロジーの活用を推進するとともに、主要広告代理店をはじめとする外部パートナーとの戦略的提携を強化してまいります。加えて、生成AI等の最新テクノロジーを活用した業務効率化と付加価値の創出により、競合他社との差別化及び迅速な意思決定を推進し、持続的な事業拡大を図ってまいります。 ②経営体制のさらなる強化 スマートフォンの普及は、スマートフォン向けアプリの存在など、インターネットの利用形態に大きな変化をもたらしました。そのプラットフォーム上で事業を行う企業は、従来のPC・携帯電話の垣根がない市場への対応を迫られております。また国際間でのプラットフォームの共有化は、海外企業の日本市場への参入を容易にしております。 当社グループは、比較的早い段階で、スマートフォンのビジネスを拡大でき、スマートフォンアプリ向けの広告について業界を牽引していると認識しております。また、国内の市場だけでなく成長著しいアジア市場にいち早く進出し、各国で事業の足場を築きました。 今後は、世界に通用するようなサービスを提供し、有力な競合企業との差別化を行い、各拠点で安定した事業展開を進めていく段階だと認識しております。そのためには各国のニーズを的確に察知し、迅速な意思決定と統制のとれた体制を構築してまいります。 それらに対し最も効果的な対応を迅速に行えるよう、さらに強固な経営体制を構築してまいります。
事業等のリスク5,733字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当連結会計年度末において、当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。それに加え、当社グループとして必ずしも特に重要なリスクとは考えていない事項についても、投資判断の上で、あるいは当社グループの事業活動を理解する上で重要と判断した事項について記載しております。 当社グループは、これらのリスクの発生可能性を考慮した上でのリスク回避、又は問題が発生した場合の対応に努める方針であります。ただし、以下の記載は、当社グループにおける全てのリスクを網羅するものではありませんのでご留意ください。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において、記載が適当であると当社が判断したものであります。 (1)事業について ①業界動向について 当社グループのアドプラットフォーム事業及びエージェンシー事業に該当する広告事業においては、スマートフォンでのゲームアプリの提供・運営を行うゲーム業界、マンガアプリの提供・運営を行うマンガアプリ業界、キャッシングやクレジットカードの発行等を行う金融業界の広告主(クライアント)の占める割合が高くなっております。 当社グループでは、これらの業界の広告主(クライアント)以外の広告主(クライアント)に対しての営業強化、プロダクト開発等を行い、特定業界の案件への依存リスクの低減に努めているところでありますが、これら3業界の広告出稿量や報酬単価の変動に起因して、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②競合について 当社グループが属するインターネット広告業界は複数の競合会社で占められ、相互に競争関係にあります。当業界は特に大規模なシステム投資を必要とするものではないため、参入障壁は一般的に高くないとされ、また複数の競合他社と当社グループは料金体系等が同様の条件で事業運営をしておりますので、厳しい競争環境にあると判断しております。 特に、資金力が豊富な大手企業が、当社と同様のビジネスモデルを有する競合他社をM&Aにより傘下におさめ、その大手企業の同じく傘下にあるインターネットに関連するビジネスと連携させ、相乗効果を実現することにより、当社グループのビジネスに対して、多大な脅威を与える可能性があります。 当社グループとしては、今後もより広告主(クライアント)の利便性を重視した営業を推進し、競争優位の維持に尽力してまいりますが、将来、競合他社がより競争力の高い営業戦略を掲げて優位性を築いたり、新規参入者が新たなビジネスモデルを創造する等をした場合、当社グループの優位性が損なわれること等により、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ③当社営業活動における代理店への依存について 当社グループの営業活動は、営業員が直接広告主(クライアント)へ働きかけ広告主(クライアント)の獲得を行う場合と、代理店を活用して広告主(クライアント)の獲得を行う場合があります。 当社グループが代理店を活用して広告主(クライアント)の獲得を行う場合は、当社グループの営業戦略が代理店を通じて広告主(クライアント)に届くという仕組みにおいて、広告主(クライアント)に直接働きかける機会が相対的に少なくなることにより、当社グループが掲げる営業戦略が浸透するスピードが比較的遅くなること、かつ、これを徹底することが困難となることが考えられ、サービスに対する広告主(クライアント)の要望が充分に反映しにくくなる可能性が考えられます。また、代理店に依存する比率が高まれば、代理店の圧力が強くなり、当社グループの営業戦略を容易に変更しにくくなることも考えられます。 今後、当社グループは代理店に過度に依存することなく広告主(クライアント)を獲得してまいりますが、事業環境の動向によっては、代理店への依存度が更に高まり、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ④新しい広告手法が出現することについて 当社グループが主に提供する広告サービスは、純広告等の広告手法と比較して、客観的に効果を明確に把握しやすく費用対効果が高い広告手法となります。 しかしながら、当社グループが提供する広告サービス以上に、客観的に効果を明確に把握しやすく費用対効果が高い、広告手法が開発された場合、その変化に対応するための費用が生じ、当社グループの収益を圧迫し、業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。また、新しい広告手法の出現により、技術の変化への対応が遅れた場合、又は、当社グループのサービスもしくは使用している技術等が陳腐化した場合には、業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑤法的規制等について 当社グループが主に提供する広告サービスに関連して、2025年12月に施行された「スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律」により、Apple Inc.の運営するAppStoreやGoogle Inc.の運営するGoogle Playといったプラットフォーム運営者に対し、他社アプリストアや課金システムの利用妨害禁止等が義務付けられました。現在のところ、同法を含めビジネス継続に著しく重要な影響を与える法規制はありません。 しかしながら、同法の浸透や今後の法整備等に伴い、広告主(クライアント)のマーケティング戦略の変化や、新たな課金システム等の普及による広告効果測定等の技術的な仕様変更が生じることも考えられます。当社グループがこうした事業環境の変化へ適切に対応できなかった場合や、広告主(クライアント)の出稿動向に変化が生じた場合には、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑥M&Aについて 当社グループは、国内外における業務拡大を目指しておりますが、その中でM&Aを有効な手段のひとつとして位置付けており、今後も必要に応じてM&Aを実施する方針です。M&Aに際しては、対象企業のビジネス、財務内容及び法務等について詳細なデューデリジェンスを行い、各種リスクの低減を図る方針でありますが、デューデリジェンスの段階で確認又は想定されなかった事象がM&A実行後に発生又は判明する場合や、M&A実施後の事業展開が計画どおりに進まない可能性があります。その場合は当社グループが当初想定した業績への寄与が得られない可能性があることに加え、対象企業の投資価値の減損処理が必要になることも考えられ、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦個人情報保護について 当社グループが事業展開する中で、「個人情報の保護に関する法律」(個人情報保護法)の遵守は、事業展開上、重要な経営課題と位置付けて取り組んでおります。例えば、当社グループは個人でサイトを運営するメディアと契約、取引しておりますが、その過程で当社グループはサイト運営者の個人情報を入手しております。このように当社グループは上記の個人情報に限らず、様々な個人情報に接する機会があり、その管理に万全を期すため、関連する社内規程を整備の上、役員、従業員への啓蒙、教育活動の実施等に取り組む等、その保護、管理には細心の注意を払っております。しかし、不測の事態によって、個人情報の外部漏洩が発生した場合には、当社グループとして責任を問われる可能性もあり、信用低下や損害賠償請求等により、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧システムトラブル等の問題について 当社グループは、インターネットを通じた広告配信及び成果発生実績の集計管理をシステムを通じて提供しております。そのため、これらのシステムに障害が発生し機能不全に陥った場合には、サービス提供が中断する等により、当社グループの事業に重大な影響が生じるおそれがあります。 また、システム上の仕組みの間隙やシステム障害によるセキュリティホール等を通じて、不正な成果発生が生じることにより、当社グループの事業に重大な影響が生じるおそれがあります。 このようなシステム障害や不正な成果の発生は、当社グループが使用するハードウエア、ソフトウエアの不具合、人為的ミスやシステムへの悪意あるアクセスによるものの他、アクセス数の急激な増大、通信回線の障害、コンピュータウィルス、停電及び自然災害等によっても生じ得るものであります。 当社グループはインターネット上でのサービス提供を主業務としているため、これらシステムの安定稼動を業務運営上の重要課題と認識しており、かかる障害や不正の発生による混乱及び損害発生の軽減に努めております。 しかしながら、当社グループの何らかの不備、あるいは現段階では予測できない原因により、システム障害や不正が発生した場合に適切な対応の遅れ、又は適切な対応がなされなかった場合には、信用低下や損害賠償請求等により、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨事業環境の変化へ対応するための投資について 当社グループでは、顧客のニーズに対応したシステムの作り込みや、当社グループで利用する業務管理用のシステムの開発投資を行っております。当社グループの事業環境が想定以上に激変し、開発投資対象となっている課題が世の中の動きから大きく乖離する場合、開発投資を回収できなくなり、業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑩海外子会社におけるカントリーリスクについて 当社グループの海外子会社について、中国、香港、台湾、韓国、シンガポール、フィリピン及びタイのアジアの国と地域、並びに北米に子会社があり、それらの国においてインターネットマーケティング事業等を展開しております。海外事業の展開が加速するのに伴い、海外子会社や海外拠点の所在地によって、その国情や今後の法令改正、及び新たな法令の制定、あるいは取引慣行や諸規制等によって、業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (2)組織体制について ①特定人物への依存について 2021年6月まで、当社グループの事業の推進者は、代表取締役社長(現 取締役会長)である岡村陽久でありました。岡村陽久は、当社設立以来の当社の最高経営責任者であり、経営方針や戦略の決定をはじめ、営業を中心とする各方面の事業推進において重要な役割を果たしておりました。 2021年7月1日付の山田翔の当社代表取締役就任に際し、当社グループでは最高経営責任者に過度に依存しない経営体制を構築すべく、取締役会の監督機能を高めるため、法律や会計の専門家の役員就任や、執行役員制の導入など組織整備を推進してまいりましたが、山田翔、岡村陽久を含む役員、上席執行役員等の幹部社員が事業推進において重要な役割を担っております。 現時点で何らかの理由により、上記の者の業務遂行が困難となった場合、事業推進及び業績その他に影響を及ぼす可能性があります。なお、当連結会計年度末現在における役員の所有株式数は「第4 提出会社の状況 4. コーポレート・ガバナンスの状況等 (2) 役員の状況 ①役員一覧」に記載のとおりであります。 ②有能な人材の確保や育成について 当社グループでは、急激な事業拡大に伴って優秀な人材の確保とその育成は重要な課題となっており、内部での人材育成と抜擢及び外部からの人材登用に努めております。しかしながら、当社グループの属する市場が今後拡大し、競争が激化すれば、競合他社との人材獲得競争も激化し、当社グループの人材が外部に流出することや、人材確保に影響をきたす可能性もあります。かかる事態が生じた場合、当社グループの競争力に影響を及ぼす可能性があります。 ③内部管理体制について 当社グループでは、企業価値の持続的な増大を図るためにコーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であるとの認識のもと、業務の有効性及び効率性を確保し、財務報告の信頼性を高め、健全な倫理観に基づく法令遵守を徹底することを目的に、社長直轄の独立した組織としてコンプライアンス室を設置し、内部管理体制の充実に努めております。しかしながら、事業の急速な拡大により、十分な内部管理体制の構築が追いつかないという状況が生じる場合には、「財務報告に係る内部統制の評価」(日本版SOX法)への対応に支障が生じる可能性、又は当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)その他 ①知的財産権について 当社グループが日常的な事業活動を行う過程において使用しているソフトウエア及びシステムは、第三者の知的財産を侵害するものではないものと認識しておりますが、不測の事態あるいは何らかの不備により、当社グループが所有する又は使用許諾を得ているもの以外の知的財産権を侵害してしまう可能性があります。 ②訴訟について 当社グループは、当連結会計年度末において開示すべき損害賠償を請求されている事実及び訴訟を提起されている事実はありません。しかしながら、システムダウンによりサービスが停止した場合、外部侵入等による個人情報の漏洩や知的財産権の侵害等の予期せぬトラブルが発生した場合や取引先との関係に何らかの問題が生じた場合、これらに起因する損害賠償を請求される、あるいは訴訟を提起される場合があります。また、損害賠償の金額、訴訟の内容及び結果によっては、財政状態及び業績並びに社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 ③有価証券の時価評価について 当社グループは、M&Aや資本・業務提携等により関係会社、取引先等の株式を保有しております。そのうち市場性のある株式については、株価が著しく下落した場合に減損処理を行う可能性があります。市場性のない株式については、当該株式の発行会社の財政状態が著しく悪化した場合に減損処理を行う可能性があります。減損処理が必要な場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 業績等の概要 (1)業績 当連結会計年度(2025年1月1日~2025年12月31日)におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善を背景に底堅く推移したものの、地政学的リスクの長期化による原材料・エネルギー価格の高騰や、円安進行に伴う輸入コスト増を背景とした物価上昇が続き、消費者マインドの冷え込みが見られるなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。 当連結会計年度における当社グループは、全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN」における広告需要は増加いたしましたが、国内のエージェンシー事業における一部の大手広告主(クライアント)からの広告需要及びアドプラットフォーム事業の金融関連領域での広告需要が減少したことにより、売上高は減少いたしました。 以上の結果、当連結会計年度は売上高12,219,492千円となりましたが、販売費及び一般管理費を抑制したこと等により営業利益297,231千円となりました。また、持分法による投資利益を計上したこと等により経常利益607,159千円、投資有価証券売却益を計上したこと等により税金等調整前当期純利益は627,878千円、親会社株主に帰属する当期純利益は252,902千円となりました。 [連結業績] (単位:千円、端数切捨て) 前連結会計年度 (2024年12月期)   当連結会計年度 (2025年12月期)   増減額 (増減率) 売上高   12,684,500   12,219,492   △465,007 (△3.7%) 営業利益   166,387   297,231   130,843 (78.6%) 経常利益   503,926   607,159   103,232 (20.5%) 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)   △473,463   252,902   726,366 (―) [セグメント別業績] (単位:千円、端数切捨て) 前連結会計年度 (2024年12月期)   当連結会計年度 (2025年12月期)   増減額 (増減率) 外部 売上高   ①アドプラットフォーム事業   4,133,232   4,674,219   540,987 (13.1%) ②エージェンシー事業   国内   5,338,094   4,104,494   △1,233,600 (△23.1%) 海外   1,834,803   1,978,951   144,148 (7.9%) 合計   7,172,897   6,083,446   △1,089,451 (△15.2%) ③その他   1,378,370   1,461,827   83,456 (6.1%) セグメント 利益   ①アドプラットフォーム事業   781,955   1,120,612   338,657 (43.3%) ②エージェンシー事業   1,154,484   723,134   △431,350 (△37.4%) ③その他   359,007   292,752   △66,255 (△18.5%) ①アドプラットフォーム事業 アドプラットフォーム事業は、スマートフォン向け広告サービス「AppDriver」及び「UNICORN」、モバイル向けアフィリエイト広告サービス「Smart-C」、PC向けアフィリエイト広告サービス「JANet」等、当社グループのアドプラットフォームを用いたインターネット広告の販売、及び運用を行っております。 当連結会計年度においては、PC向けアフィリエイト広告サービス「JANet」では、金利上昇等の影響を受け金融関連の広告主(クライアント)からの広告需要が減少いたしました。一方、全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN」においては、主要広告代理店との取引深耕などにより、ブランド広告の需要が大幅に拡大いたしました。このような要因により、アドプラットフォーム事業の売上高は4,674,219千円(前年同期比13.1%増)、セグメント利益は1,120,612千円(前年同期比43.3%増)となりました。 ②エージェンシー事業 エージェンシー事業は、アプリ・ウェブの包括的マーケティング支援のため、アドプラットフォーム事業で提供している当社グループのアドプラットフォームを用いたインターネット広告に限らず、広告商品及び付随するサービスの代理販売を行っております。 当連結会計年度の国内のエージェンシー事業においては、マンガ領域で市場シェアが拡大したこと、及びゲーム領域でのコンペ勝率が向上したことに伴い、広告出稿が増加したものの、大手広告主(クライアント)が広告に対する方針を変更したことによる広告出稿の減少を補うには至りませんでした。海外のエージェンシー事業においては、台湾でSNS広告販売が堅調に推移した一方、中国では日中関係の動向を背景とした日本製品に対する消費マインドの低下に伴いブランド広告の需要が減少いたしました。このような要因により、エージェンシー事業の売上高は6,083,446千円(前年同期比15.2%減)、セグメント利益は723,134千円(前年同期比37.4%減)となりました。 ③その他 その他は、士業向けのポータルサイトの運営や、インフルエンサーマーケティングの企画運営、サウナの運営事業等の新規事業等により構成されています。 当連結会計年度は、士業向けポータルサイトの運営、インフルエンサーマーケティングの企画運営及びサウナ事業等が堅調に推移したことにより、売上高は1,461,827千円(前年同期比6.1%増)となりました。一方で、当連結会計年度に設立した連結子会社において、事業開始直後のため営業損失となっていること等が影響し、セグメント利益は292,752千円(前年同期比18.5%減)となりました。 (2)キャッシュ・フロー (単位:千円、端数切捨て) 前連結会計年度 (2024年12月期)   当連結会計年度 (2025年12月期)   増減額 営業活動によるキャッシュ・フロー   185,808   △79,777   △265,585 投資活動によるキャッシュ・フロー   155,938   163,180   7,241 財務活動によるキャッシュ・フロー   △236,441   △134,793   101,648 現金及び現金同等物に係る換算差額   △258,831   △64,869   193,962 現金及び現金同等物の増減額   △153,525   △116,260   37,265 現金及び現金同等物の期首残高   10,194,072   10,040,546   △153,525 現金及び現金同等物の期末残高   10,040,546   9,924,286   △116,260 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に対して、116,260千円減少し、9,924,286千円となりました。当社グループにおけるキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。 [営業活動によるキャッシュ・フロー] ・営業活動によるキャッシュ・フローは、79,777千円の支出(前期は185,808千円の収入)となりました。主な要因 は、税金等調整前当期純利益627,878千円、減価償却費132,949千円による収入があったものの、仕入債務の減少 458,709千円、法人税等の支払額381,052千円による支出があったことによるものであります。 [投資活動によるキャッシュ・フロー] ・投資活動によるキャッシュ・フローは、163,180千円の収入(前期は155,938千円の収入)となりました。主な要因 は、有形固定資産の取得による支出343,134千円、投資有価証券の取得による支出147,231千円、並びに無形固定資産の取得による支出131,598千円があったものの、投資有価証券の売却による収入304,241千円、投資事業組合からの分配による収入295,790千円、並びに連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入208,329千円があったことによるものであります。 [財務活動によるキャッシュ・フロー] ・財務活動によるキャッシュ・フローは、134,793千円の支出(前期は236,441千円の支出)となりました。主な要因 は、配当金の支払額による支出118,180千円があったことによるものであります。 生産、受注及び販売の実績 (1)生産実績 当社グループは、生産活動により製品を製造販売する製造業には属しておりませんので、生産実績を記載しておりません。 (2)受注実績 当連結会計年度におきましては、受注取引はありません。 (3)販売実績 [セグメント別販売実績] (単位:千円、端数切捨て) セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年 1月 1日 至 2025年12月31日)   前年増減率 (%) アドプラットフォーム事業   4,674,219   13.1 エージェンシー事業   6,083,446   △15.2 報告セグメント 計   10,757,665   △4.9 その他   1,461,827   6.1 合計   12,219,492   △3.7 (注)1.上記金額は、連結会社間の取引高を消去しております。 2.最近2連結会計年度の総販売実績の100分の10を超える販売先はありません。 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 (1)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成には、資産、負債、収益及び費用の額に影響を与える仮定や見積りを必要とします。 これらの仮定や見積りは、過去の実績や現在の状況等を勘案し合理的な基準に基づいて判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りと異なる可能性があります。 詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。 なお、当社グループは、特に当社の連結財務諸表の作成において使用される以下の重要な会計方針が、当社グループの重要な判断と見積りに大きな影響を及ぼすと考えております。 ①投資有価証券の評価 当社グループでは、取得原価に比べ時価又は実質価額が著しく下落したものについては、回復可能性があると判断される場合を除き、減損処理を行っています。 市場価格のない株式等以外のものについては、決算日現在の時価が取得原価に比べて50%以上下落した場合には回復可能性はないものと判断し、30%以上50%未満下落した場合には当該有価証券の発行会社の財政状態及び経営成績を勘案し、回復可能性がないと判断した場合は減損処理を行っています。 市場価格のない株式等については、下記の手順に則り回復可能性がないと判断した場合は減損処理を行っています。 (ⅰ)各投資有価証券の発行会社より直近の財務諸表を入手 (ⅱ)1株当たりの取得価額と、入手した財務諸表より得る1株当たりの純資産価額を比較 (ⅲ)(ⅱ)において1株当たりの純資産価額が1株当たりの取得価額より50%以上毀損している投資有価証券に関しては、事業計画を参照し、5年以内に1株当たりの純資産価額が1株当たりの取得価額まで回復でき得るかを確認 また、取得時点において投資先企業の超過収益力等を反映して1株当たりの純資産額を基礎とした金額に比べて高い価額で取得した株式については、超過収益力等が減少し実質価額が著しく低下したときには、減損処理を行っています。 ②固定資産の減損損失 当社グループでは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローを見積り、その総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の有無及び減損損失の認識と測定に当たっては、慎重に検討を行っておりますが、事業計画や経営環境等の前提条件の変化により、追加の減損処理又は新たな減損処理が必要となる可能性があります。 ③繰延税金資産の回収可能性 繰延税金資産の認識は、将来の事業計画に基づく課税所得の発生時期及び金額によって見積もっております。当該見積りは、将来の不確実な経済条件の変動などによって影響を受ける可能性があり、実際に発生した課税所得の時期及び金額が見積りと異なった場合、翌連結会計年度の連結財務諸表において、繰延税金資産の金額に重要な影響を与える可能性があります。 (2)財政状態の分析 資産、負債及び純資産の状況 (単位:千円、端数切捨て) 前連結会計年度 (2024年12月期)   当連結会計年度 (2025年12月期)   増減額 (増減率) 資産合計   22,884,884   22,295,149   △589,734 (△2.6%) 負債合計   8,999,448   8,337,522   △661,926 (△7.4%) 純資産合計   13,885,435   13,957,627   72,191 (0.5%) [資産合計] ・流動資産は、前連結会計年度末より266,917千円減少し18,112,564千円となりました。主な要因は、その他に含まれる未収消費税が180,955千円増加したものの、受取手形、売掛金及び契約資産が322,849千円、現金及び預金が110,884千円減少したことによるものであります。 ・固定資産は、前連結会計年度末より322,817千円減少し4,182,585千円となりました。主な要因は、投資その他の資産に含まれる長期貸付金が53,057千円増加したものの、投資有価証券が382,008千円減少したことによるものであります。 [負債合計] ・流動負債は、前連結会計年度末より560,838千円減少し8,072,212千円となりました。主な要因は、買掛金が505,943千円、未払法人税等が40,712千円減少したことによるものであります。 ・固定負債は、前連結会計年度末より101,087千円減少し265,310千円となりました。主な要因は、繰延税金負債が104,187千円減少したことによるものであります。 [純資産合計] ・前連結会計年度末より72,191千円増加し13,957,627千円となりました。主な要因は、利益剰余金が150,130千円増加したことによるものであります。 (3)経営成績の分析 ①売上高 売上高は、全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN」の広告需要が増加したものの、エージェンシー事業において一部の大手広告主(クライアント)からの広告需要が減少したこと、並びにアドプラットフォーム事業において金融関連領域の広告が減少した結果、前連結会計年度より465,007千円減少し、12,219,492千円(前期比3.7%減)となりました。 ②売上原価、売上総利益 売上原価は、売上高の減少に伴い前連結会計年度より211,641千円減少し、2,121,576千円(前期比9.1%減)となりました。その結果、売上総利益は、前連結会計年度より253,365千円減少し、10,097,915千円(前期比2.4%減)となりました。 ③販売費及び一般管理費 販売費及び一般管理費は、採用教育費、及び人件費の減少等により前連結会計年度より384,209千円減少し、9,800,684千円(前期比3.8%減)となりました。 ④営業利益 営業利益は、売上総利益が減少したものの、販売費及び一般管理費を抑制したことにより、前連結会計年度より130,843千円増加し、297,231千円(前期比78.6%増)となりました。 ⑤経常利益 経常利益は、営業利益が増加したことに加え、持分法による投資利益205,396千円を計上したこと等により、前連結会計年度より103,232千円増加し、607,159千円(前期比20.5%増)となりました。 ⑥税金等調整前当期純利益 税金等調整前当期純利益は、経常利益が増加したことに加え、減損損失が減少したこと等により、前連結会計年度より493,814千円増加し、627,878千円の利益(前期比368.3%増)となりました。 ⑦親会社株主に帰属する当期純利益 親会社株主に帰属する当期純利益は、税金等調整前当期純利益が増加したこと等により前連結会計年度より726,366千円増加し、252,902千円の利益(前年同期は473,463千円の損失)となりました。 (4)キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)キャッシュ・フロー」の項目をご参照ください。 (5)資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、掲載料などの売上原価のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、事業又は技術上のシナジー効果、情報収集などを目的とした出資等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針とし、運転資金や設備投資に必要な資金は、自己資金のほか必要に応じて銀行借入により調達しております。

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