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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

NexTone

NexTone Inc.7094 · Growth · サービス業

音楽著作権管理とデジタル配信を手がけるエンタメ企業。音楽出版社向け業務代行や音楽配信サービスも展開し、楽曲の権利処理から流通までを一貫サポート。

概要

NexToneは、音楽著作権管理を中核とするエンタテインメント企業である。2000年にイーライセンスとして設立され、2016年にJRCと合併して現社名となった。著作権管理事業の取扱高は2026年3月期に208億円、管理楽曲数は82万曲を超える。子会社に音楽配信のレコチョク、システム開発のNexToneシステムズなど4社を擁し、著作権管理、デジタルコンテンツ配信(DD)、音楽配信の3事業を柱とする。

著作権管理事業が収益の基盤

NexToneの祖業であり、現在もグループ全体の収益を支える。音楽著作権の利用許諾と使用料徴収を行い、権利者に分配する。管理対象は録音権、インタラクティブ配信、放送など8つの利用形態に及び、2026年3月期の管理楽曲数は823,341曲に達した。同セグメントの売上高は16億円、セグメント利益は7億円。取扱高(徴収総額)は前年比112.2%と10期連続で増加しており、中期目標として使用料徴収額シェア10%(長期的に50%)、取扱高伸長率10%以上を掲げる。子会社MCJPが音楽出版社向け業務代行を提供し、グループ全体で著作権管理の効率化を支える。

デジタルコンテンツ配信事業で流通を掌握

DD事業は、楽曲の原盤(音源・映像)を国内外の音楽配信サービスに供給する。2003年に国内でいち早く開始し、現在は直接・間接の流通ネットワークを構築。取扱原盤数は毎期16万以上増加を目標とし、アニメ・ゲーム関連やVTuberなどネットクリエイターの原盤を強みとする。子会社レコチョクとエッグスも同事業に参画。2026年3月期にはゲーム音楽特化サービスや新DDサービス「FLAGGLE」を開始した。また、YouTubeのコンテンツマネージメントサービスも提供し、ユーザー投稿動画からの収益化を支援する。

音楽配信と周辺事業で多角化

子会社レコチョクが個人向け音楽配信(ダウンロード・ストリーミング)と法人向けBGM配信を展開。2026年4月にはエッグスを吸収合併し、インディーズプラットフォーム「Eggs」の運営を継承した。その他事業として、キャスティング(イベント企画・アーティストブッキング)、リユースプロダクト「BLONIA」、システム開発(子会社NexToneシステムズ)、ソリューション事業(EC支援)などを手がける。2026年3月期には権利者向けクラウドサービス「Virco」をリリースし、著作権管理業務のDX化を推進。これらの多角化により、音楽業界の総合エージェントを目指す。

10期連続増収、売上高は200億円超

NexToneの連結売上高は2016年3月期の12億円から拡大を続け、2026年3月期には208億円(前期比107.0%)に達した。営業利益は13億円、親会社株主帰属当期純利益は8億円と、いずれも過去最高を更新。特に著作権管理事業の取扱高が牽引役となり、インタラクティブ配信や録音権の徴収が伸びた。一方、2026年3月期には子会社エッグスの一部事業譲渡に伴い239百万円の減損損失を計上。経営指標として売上高260億円、営業利益率9%以上を中期目標に掲げ、プライム市場上場を視野に入れる。

業界の中での役割は音楽著作権等管理事業者として、著作権者と利用者をつなぐ窓口にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
208億円
営業利益
13億円
営業利益率
6.3%
純利益
8億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01音楽業界(著作権者)主力

音楽著作権等管理事業者として、著作権者から委任を受け、演奏権・録音権等の使用許諾と使用料の徴収を行う。音楽出版社向けには業務代行サービスも提供。

主要顧客音楽出版社

主な製品・サービス1
音楽著作権管理サービス
楽曲の著作権を管理し、利用者への許諾と使用料の徴収を行う。放送・配信・カラオケなど多様な利用形態に対応。

02音楽配信市場主力

音楽コンテンツ(音源・映像)を国内外の配信サービスへ販売・流通するデジタルコンテンツディストリビューション事業。レコードメーカー等の権利者から原盤のライセンスを受け、配信を代行する。

国内屈指のデジタルディストリビューター

主要顧客レコードメーカー、音楽プロダクション、音楽出版社、アニメ・ゲームメーカー

主な製品・サービス1
デジタルコンテンツディストリビューション
音楽原盤を権利者から預かり、各種音楽配信サービスに供給。独自の原盤管理システムで安定的な配信を実現。

03一般消費者・法人準主力

音楽配信事業を展開。個人向けにはダウンロード・ストリーミング配信を、法人向けには店舗・カラオケボックス・結婚式場向けの映像・BGM配信サービスを提供。

主な製品・サービス1
音楽配信サービス
インターネットを通じて楽曲を配信。個人向けは単曲ダウンロードや定額制ストリーミング、法人向けはBGM配信などを提供。

04エンタテインメント業界副次

キャスティング事業、システム開発・保守運用事業、ソリューション事業など、エンタテインメントビジネスを多角的にサポートする。

製品と技術

8つの利用形態をカバーする著作権管理サービス

NexToneの核心は、音楽著作権の利用許諾と使用料徴収を一元的に行うプラットフォームである。管理対象は「演奏権等」「録音権等」「出版権等」「貸与権」の4支分権に加え、「上映・BGM」「映画への録音」「ビデオグラム」「ゲーム」「広告」「放送・有線放送」「インタラクティブ配信」「業務用通信カラオケ」の8利用形態に及ぶ(カラオケ演奏等の第6区分は未参入)。特にインタラクティブ配信(ストリーミング)が収益の中心で、2026年3月期の使用料徴収額は前年比102.4%と堅調。録音権はアイドル系楽曲の好調で124.4%増となった。権利者には月次レポートと精度の高い分配を提供し、管理楽曲数82万曲を超える規模を誇る。

国内屈指のデジタルコンテンツディストリビューション

DD事業は、音楽原盤をSpotifyやApple Musicなどの配信サービスに届ける卸売り機能。2003年の開始以来、独自の原盤管理システムを構築し、ストリーミング・ハイレゾなどあらゆるフォーマットに対応。取扱原盤数は増加を続け、アニメ・ゲーム・VTuber関連に強みを持つ。グループ会社レコチョクと連携し、2025年にはゲーム音楽特化の取り組みと新サービス「FLAGGLE」を開始。さらにYouTubeコンテンツマネージメントサービスでは、権利者の原盤をYouTubeに登録し、ユーザー投稿動画からの収益を自動的に分配する。2026年3月期のDD事業売上は、音楽配信事業との合算で大きな割合を占める。

個人・法人向け音楽配信「レコチョク」

子会社レコチョクが運営する音楽配信サービスは、個人向けにダウンロード販売と定額制ストリーミングを提供。また法人向けには店舗やカラオケボックス向けのBGM・映像配信サービス「レコチョク play」を展開する。2026年4月にはインディーズプラットフォーム「Eggs」を統合し、アーティスト支援機能を強化。レコチョクは高度なIT技術を活かし、権利者向けのシステム開発やDX支援も行う。グループ全体の音楽配信事業は、著作権管理・DD事業とのシナジーにより、権利者への包括的なソリューションを実現している。

イベントからシステム開発までカバーする周辺サービス

キャスティング事業では、ライブイベントの企画立案、アーティストのブッキング、ライブビューイングのコーディネートなどを手がける。2026年3月期には体制強化を図り、新たなエンタテインメントサービスを共同開発している。リユースプロダクト事業「BLONIA」は、再利用可能なスタンド花を提供し、フラワーロス問題に取り組む。システム開発では子会社NexToneシステムズが、著作権管理システムや配信関連システムを開発。2026年3月には音楽出版社向けクラウドサービス「Virco」をリリースし、業務のDX化を支援する。これらの周辺サービスは、著作権管理やDD事業の顧客基盤を活用したクロスセルを促進している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 音楽配信市場国内屈指のデジタルディストリビューター

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

人材派遣で中堅、営業利益率は改善

中堅の人材派遣会社。同業のジンジブやイシンと比較すると規模は中程度だが、売上は134億円から208億円へ急成長。営業利益率は5.15%から6.25%へ改善し、採算性が向上。派遣事業の需要は景気に左右されるが、直近は堅調。競合との差別化には、特定業界への特化や技術人材の育成が重要。

強み

  • 直近3期で売上高が134億円から208億円へと年率約25%増
  • 営業利益率が5.15%から6.25%へ向上し、収益構造が強化
  • 人手不足を背景に派遣需要は底堅く、景気リスク低減
  • 新規事業や人材育成への投資で持続的成長を図る

課題

  • 同業他社との価格競争が激しく、差別化が必要
  • 派遣社員の確保が難しく、採用コスト増加の懸念
  • 労働者派遣法改正など規制変化への対応が必須

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がNexTone

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
17358ポピンズ187億円11.3倍
22445タカミヤ184億円10.5倍
3558ASQUEEZE183億円28.1倍
47095Macbee Planet182億円7.3倍
57094NexTone181億円22.5倍
64641アルプス技研181億円13.6倍
76045レントラックス181億円6.9倍
8505Aギークリー180億円11.7倍
92152幼児活動研究会179億円14.4倍
102489アドウェイズ177億円11.7倍
117030スプリックス175億円10.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

著作権管理事業法施行と同時に設立された2000年

2000年9月、イーライセンスが東京都港区南麻布に設立された。同年11月に「著作権等管理事業法」が成立し、2001年10月の施行と同時にイーライセンスは民間管理事業者届出第1号(受理No.01005)として申請。同じく同年設立されたJRC(日本著作権センター)も届出を行い、両社は音楽著作権の支分権「録音権等」と利用形態「インタラクティブ配信」に限定して管理を開始した。2002年4月、複数管理事業者による著作権管理事業がスタートし、イーライセンスは日本レコード協会との包括契約を締結。この法整備により、JASRAC一極集中だった音楽著作権管理に競争原理が導入された。

デジタル配信の先駆けと海外展開の萌芽(2003~2007年)

2003年4月、子会社MCJPがデジタルコンテンツディストリビューション(DD)業務を開始。これは音楽原盤を配信サービスに流通させる事業で、後にNexToneの柱となる。2005年9月、JRCがiTunes Music Store向けに日本人アーティスト初の全世界同時配信をコーディネート。2006年にはイーライセンスが放送等の新規支分権管理に参入し、日本放送協会や民放連と包括契約を締結。2007年にはJRCラボラトリーズ(後のNexToneラボラトリーズ)を設立し、システム開発体制を整えた。この時期、インタラクティブ配信の成長に合わせて管理範囲を拡大し、DD事業の基盤を築いた。

エイベックスとの資本提携と合併によるNexTone発足(2015~2016年)

2015年3月、エイベックス・グループ・ホールディングスがイーライセンス株式の16.8%を取得し、持分法適用関連会社化。同年9月には追加取得で持株比率34.4%とし、同時にJRC株式の46.6%も取得した。これによりエイベックスが両社を関連会社化したが、2020年3月に株式の一部を売却し持分法適用範囲から外れた。2016年2月、イーライセンスを存続会社、JRCを消滅会社とする合併を実施し、株式会社NexToneが発足。これにより二つの管理事業者が統合され、管理楽曲数と事業基盤が大幅に拡大した。同年5月には本店を現在の恵比寿ガーデンプレイスタワーに移転している。

管理楽曲数を急増させた事業拡大期(2017~2020年)

合併後、NexToneは著作権管理事業の拡大に注力。2017年4月に子会社NexToneシステムズ(旧イーライセンスシステムズ)を、2018年4月にはNexToneラボラトリーズを吸収合併し、システム開発力を強化した。2014年に開始したYouTubeコンテンツマネージメントサービスが軌道に乗り、UGCからの収益分配を拡大。2018年3月期の売上高は23億円、2020年3月期には43億円と倍増。管理楽曲数も増加を続け、2020年3月期には約50万曲に達した。この間、非一任管理(広告目的利用など)や業務用通信カラオケの管理にも参入し、収益源を多様化した。

海外徴収と演奏権参入で新たな成長(2021~2025年)

2021年より海外での著作権管理業務を本格化。各国の管理事業者との直接契約やYouTubeの世界規模直接徴収により、海外使用料徴収額が飛躍的に増加した。2022年4月には演奏権(第1区分:コンサート等、第5区分:店舗BGM等)に参入し、未参入だったカラオケ演奏(第6区分)を残すのみとなった。2024年7月からはYouTube視聴に伴う世界直接徴収を開始し、海外収入が大幅に伸長。2025年3月期の売上高は194億円、営業利益10億円と過去最高を更新。中期業績計画では管理楽曲数毎期10万曲増、取扱原盤数毎期16万増を掲げ、プライム市場上場を目標とした。

レコチョク子会社化と非中核事業の整理(2025~2026年)

2025年3月期、連結子会社として株式会社レコチョクを加えた。レコチョクは音楽配信サービス「レコチョク」を運営し、グループのDD事業と音楽配信事業を強化。2026年3月期には同社が新DDサービス「FLAGGLE」と法人向け原盤利用許諾「レコチョク play」を開始した。一方、子会社エッグスの一部事業(エージェント事業)を2026年3月31日付で第三者に譲渡し、減損損失239百万円を計上。同年4月1日にはレコチョクがエッグスを吸収合併し、グループ再編を実施した。これによりインディーズ支援プラットフォーム「Eggs」の運営はレコチョクに継承された。

年表29件を開く

2000年代

  • 2000年9月創業著作権管理事業を主たる目的とし、東京都港区南麻布3丁目にイーライセンス設立
  • 2000年11月旧“仲介業務法”が廃止され、“著作権等管理事業法”が国会で成立
  • 2000年12月創業著作権管理事業を主たる目的とし、JRC(資本金 1,200 万円、 2016 年2月1日付でイーライセンスと合併し消滅)設立
  • 2001年9月イーライセンスが100%子会社として代表出版及び管理代行を目的とした音楽出版社、株式会社エムシージェイピー(以下、「MCJP」)設立
  • 2001年10月イーライセンスが“著作権等管理事業法”施行に伴い、民間管理事業者届出第1号として申請(受理No.01005)(音楽著作権における支分権「録音権等」及び利用形態「インタラクティブ配信」の管理に限定)
  • 2001年10月JRCが“著作権等管理事業法”施行に伴い、著作権等管理事業者として届出(受理No.01011)(音楽著作権における支分権「録音権等」及び利用形態「インタラクティブ配信」の管理に限定)
  • 2002年4月複数管理事業者による著作権管理事業開始
  • 2002年4月イーライセンスが一般社団法人日本レコード協会と録音権を中心とした包括契約締結
  • 2003年4月MCJPが著作権と著作隣接権(原盤権)のワンストップサービス実施のため、デジタルコンテンツディストリビューション(DD)業務開始
  • 2003年7月イーライセンスがネットワーク音楽著作権連絡協議会とインタラクティブ配信(ストリーム配信)に関する包括契約締結(管理事業者間の按分処理実施)
  • 2005年4月イーライセンスが私的録音補償金について、JASRAC経由で徴収開始(2003年4月1日に遡及し適用)
  • 2005年9月JRCがiTunes Music Store にて、日本人アーティスト・楽曲では初めてとなる「日本発全世界同時配信」のコーディネート及び配信業務を開始
  • 2006年4月イーライセンスが複数管理事業開始後、民間管理事業者初の放送等新規支分権管理に参入
  • 2006年7月DD業務をMCJPからイーライセンスに移管し、DD業務を本格稼働
  • 2006年10月イーライセンスが日本放送協会及び日本民間放送連盟と放送に関する包括契約合意、放送/有線放送に関する利用許諾開始
  • 2007年2月M&AJRCが100%子会社として株式会社JRCラボラトリーズ(2016年2月のイーライセンスとJRCの合併により株式会社NexToneラボラトリーズに商号変更、2018年4月に当社が吸収合併)設立
  • 2007年4月イーライセンスが出版権等・貸与権・業務用通信カラオケの管理開始
  • 2009年7月イーライセンスが著作権等管理事業法に定める非一任管理(録音・出版の商品化利用及び広告目的利用)開始

2010年代

  • 2011年7月商号変更イーライセンスが100%子会社として株式会社イーライセンスシステムズ(2017年4月に株式会社NexToneシステムズに社名変更)設立
  • 2012年1月イーライセンスがレンタル用包括ビデオグラムの利用許諾開始
  • 2012年4月イーライセンスがキャスティング事業を開始
  • 2012年10月イーライセンスがインタラクティブ配信(ゲーム)の利用許諾開始
  • 2013年9月創業イーライセンスが主に東南アジアにおける著作権等管理事業を行うことを目的とするOne Asia Music Inc.(当初持株比率74.0%、2019年4月に保有株式の一部を譲渡し現在は10.0%に減少)を台湾・台北に設立
  • 2014年4月イーライセンスが一般社団法人音楽電子事業協会と包括契約を締結し、業務用通信カラオケの利用許諾開始
  • 2014年6月イーライセンスがYouTubeにおけるコンテンツマネージメントサービス(ユーザー投稿動画のマネタイズと監視パトロールサービス)を開始
  • 2015年3月エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社(現エイベックス株式会社、以下、「エイベックス」)の100%子会社であるエイベックス・ミュージック・パブリッシング株式会社(以下、「AMP」)がイーライセンス発行済株式の16.8%を既存株主から取得し、エイベックスがイーライセンスを持分法適用関連会社化(2020年3月に所有株式を一部売却し、持分法適用の範囲から除外)
  • 2015年9月AMPがイーライセンスの株式を追加取得し持株比率を34.4%とするとともに、JRCの発行済株式の46.6%を取得し、エイベックスがJRCを持分法適用関連会社化(2020年3月に所有株式を一部売却し、持分法適用の範囲から除外)
  • 2016年2月創業イーライセンス(存続会社)とJRC(消滅会社)が合併、事業統合し株式会社NexTone発足
  • 2016年5月本店所在地を東京都渋谷区広尾一丁目1番39号 恵比寿プライムスクエアタワー20Fに移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 著作権管理事業の取扱高伸長率10%以上
  • 著作権使用料徴収額シェア(中期)10%
  • 著作権使用料徴収額シェア(長期)50%
  • 管理楽曲数増加数毎期10万曲以上
  • 取扱原盤数増加数毎期16万原盤以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    著作権管理事業の精度向上と拡大

    AI等の先進技術を導入し業務効率化とサービス品質向上を図りつつ、海外や新区分(演奏権等)での徴収を確実に行い、有力コンテンツの管理受託を推進。中長期的には未参入の第6区分(カラオケ・社交場)への進出を目指す。

  2. 02

    事業基盤の継続的拡大

    管理楽曲数や取扱原盤数の増加を図るため、著作権管理、DD、音楽配信、その他各事業を相互に連携させ、権利者に複合的な提案を行う。ネットワークを活用し営業効率を最大化する。

  3. 03

    システム整備とDX推進

    ビジネスプロセスのシステム化により安定的な業務品質を担保。AIやデータ活用による業務効率化・コスト低減を進め、グループ全体のDXを推進する。

  4. 04

    内部管理体制の強化

    グループ各社との連携下で内部統制機能を充実させ、ガバナンス体制を確立。リスク管理を徹底し、ステークホルダーとの信頼関係を維持する。

  5. 05

    人材確保・育成の強化

    優秀人材のリテンションと従業員エンゲージメント向上のため、職場環境改善、ワークライフバランス実現、多様な人材が活躍できる人事・研修制度の整備を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で306人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は567万円で、6期前と比べて+12.3%平均年齢は36.8歳、平均勤続年数は6.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年3月50536.15.863
2021年3月53935.35.480
2022年3月52435.25.492
2023年3月51336.15.997
2024年3月50836.16.2298
2025年3月56836.46.7308325
2026年3月56736.86.3306425

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率26.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)73.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都 渋谷区1,188百万円
著作権管理 事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱エムシージェイピー
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱NexToneシステムズ
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱レコチョク 注4,5, 7
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権51.7%
  • 国内
    ㈱エッグス 注2,6, 7
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権51.7%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は208億円営業利益13億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.2%、利益が+30.0%。

売上高
+7.2%
208億円
営業利益
+30.0%
13億円
純利益
+14.3%
8億円
営業利益率
6.3%
前期比 +1.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高220億円208億円
営業利益16億円13億円
純利益10億円8億円
1株あたり配当¥22¥22

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は58億円、営業利益は6億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+163.6%、営業利益は+200.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q242
2024年1Q2229.11
2024年2Q2229.12
2024年3Q4312.31
2024年4Q471
2025年2Q9444.33
2025年4Q10066.04
2026年2Q10365.84
2026年4Q10576.74
2027年1Q58610.33

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2016年3月期からの11期で、売上は12億円から208億円へ17.3倍に増えた。直近期の営業利益率は6.3%。売上は10期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
イーライセンス(存続会社)とJRC(消滅会社)が合併、事業統合し株式会社NexTone発足
2016年3月120−2
2017年3月1600
2018年3月2311
2019年3月3221
2020年3月4332
2021年3月6154
2022年3月7575
2023年3月8886
2024年3月13475
2025年3月19410105.27
2026年3月20813136.38

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高208億円のうち、営業利益として残るのは13億円6.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の3.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.5%155億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.2%40億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.3%13億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.3pt
6.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.2pt
3.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.5pt
15.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
19.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2026年3月期は営業CFが22億円、投資CFが−8億円で、差し引きのフリーCFは14億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は111億円で、売上の6.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年3月3−23116
2019年3月5−10420
2020年3月9−26733
2021年3月13−211144
2022年3月11−2−1952
2023年3月12−30960
2024年3月147−12180
2025年3月22−61696
2026年3月22−8014111

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2026年3月期の総資産は158億円。このうち返さなくてよい自己資本が65億円で、自己資本比率は35.2%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年3月136749.9
2017年3月168849.6
2018年3月26121445.7
2019年3月31131842.7
2020年3月42212149.9
2021年3月56263046.1
2022年3月65293644.6
2023年3月78364245.7
2024年3月132528030.6
2025年3月148579132.1
2026年3月158659435.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
111億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
39億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
94億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
66
/ 100
安定性自己資本比率23 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE534社中201位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中464位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.3%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.3%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
35.2%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.2%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.2%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,824で、1年前と比べて-0.9%過去52週の値幅のなかでは51%の位置にある。

¥1,824-3.9%1ヶ月+23.9%1年-0.9%時価総額181億円
過去52週の値幅
安値¥1,244高値¥2,388

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)22.5倍
PER (会社予想)17.8倍
PBR3.13倍
配当利回り1.21%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月20日に前日比+7.36%の1794円となり、1カ月で+24.67%と急上昇しました。8月6日に58.7万株と出来高が急増し、8月20日も13.2万株と高水準です。25日線1558.68円を15.1%上回り、75日線1423.63円を26%上回り、200日線1576.59円も突破しています。52週高値2388円にはまだ-24.9%の距離がありますが、RSIは67.9と上昇余地があります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 52/100)

PERは21.69倍で業界平均の22.98倍をやや下回り、予想PER17.2倍を考慮すると相対的に割安感がある。PBRは3.02倍で平均3.31倍を下回る一方、ROEは15.3%と高く利益創出力は良好。配当利回りは1.25%と平均2.31%を大きく下回り、株主還元の面では見劣りする。業績は売上高・利益とも増加傾向で、成長性を考慮すれば妥当な水準と言えるが、配当の伸び悩みが評価を下げる要因。

指標この会社業種平均
PER (実績)22.5倍23.4倍
PER (予想)17.8倍
PBR3.13倍3.51倍
ROE15.3%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

建設・製造業の人材需要はインフラ老朽化や防災投資で堅調だが、企業は成長の割に利益率が低い。強気派は、受注の増加と新規分野への進出で成長が続くと見る。一方弱気派は、競争激化による単価の伸び悩みや、人材確保難による稼働率低下を懸念。また、公共投資の先行き不透明感も対立要因。今後の焦点は、いかに収益性を高めつつ持続的な成長を実現するか。

プラスに働く材料7
  • 需要は堅調

    インフラ投資や防災需要で受注が増加

  • 成長余地が大きい

    新規分野や地域への拡大で市場を開拓

  • 財務が改善

    売上高が増加し、営業利益率も上昇傾向

  • 予想PER17.2倍が実績21.69倍を下回る増益予想通年影響

    予想PERは実績4.49ポイント低下し、来期純利益が10億円程度に増加する見通し

  • 売上高134→208億円と2期で55%増通年影響

    2024/3期134億円、2025/3期194億円、2026/3期208億円と高成長

  • 営業利益率5.15%→6.25%に改善通年影響

    営業利益は10億→13億円、利益率が1.1ポイント改善

  • ROE15.3%の収益性継続影響

    ROE15.3%と2桁成長、PBR3.02倍に見合う利益創出力

マイナスに働く材料7
  • 利益率が低い

    売上高の伸びに比べて純利益の伸びが小さい

  • 人材確保難

    技術者不足で受注をこなしきれない恐れ

  • 競争激化

    同業他社との価格競争で単価が上がらない

  • 売上高成長率44.8%→7.2%へ急減速通年影響

    2025/3期は44.8%増だったが2026/3期は7.2%増、急減速で成長期待が剥落

  • PER21.69倍と割高水準継続影響

    実績PER21.69倍は電気機器平均より高く、業績未達なら調整余地

  • 株価1年で8.9%下落の弱気相場不定影響

    昨年来下落しており、上値抵抗が強い

  • 配当利回り1.25%と低い継続影響

    配当利回り1.25%は魅力乏しく、株主還元強化策が必要

次の決算で確かめる点
稼働率
人材の有効活用度と収益性を示す
技術者数
供給能力の拡大を測る
公共工事受注高
主要な需要動向を把握
一人当たり売上高
生産性と単価の指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり22いまの株価に対する利回りは1.21%。

年間配当
¥22
1株あたり
配当利回り
1.21%
いまの株価に対して
配当性向
22.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥22

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ7,667人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.4%を占め、残る61.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他25.425.023.637.637.448.5
事業法人41.039.737.638.538.833.0
外国法人11.17.310.47.38.08.5
金融機関13.424.725.911.99.45.4
証券会社9.23.32.44.66.34.5
自己株式1.01.01.91.81.7
外国人個人0.00.10.00.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社アミューズ7.24
02株式会社JRCホールディングス4.21
03株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント3.98
04株式会社フェイス3.98
05エイベックス・ミュージック・パブリッシング株式会社3.73
06株式会社博報堂3.02
07野村信託銀行株式会社(投信口)2.50
08株式会社丸喜堂1.97
09日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)1.48
10南角 光彦1.16

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-19
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    5.35%
    +0.03pt
  • 2026-06-05
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.29%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で+100%、1株純資産は11期で−99%。直近期のROEは15.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2016年3月−22,95060,107
2017年3月3,92069,6945.8
2018年3月274476.0
2019年3月4849510.2
2020年3月2423011.135.9
2021年3月4127116.083.4
2022年3月5030217.657.8
2023年3月6536819.447.5
2024年3月5541613.926.0
2025年3月7148815.717.1
2026年3月8157015.318.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額201百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
阿南雅浩代表取締役CEO コンプライアンス担当 コンプライアンス委員会 委員長6479,449
荒川祐二代表取締役COO 営業本部管掌6184,481
渡邊史弘常務取締役 コーポレートサービス本部管掌 兼 経営管理本部管掌 指名・報酬委員会委員664,150
足立大輔取締役 著作権事業本部管掌5124,579
阿部優子取締役 指名・報酬委員会委員長65
小坂準記取締役 コンプライアンス委員会 委員 指名・報酬委員会委員44
尾木敦子取締役 コンプライアンス委員会 委員55
田村優取締役46
渡辺和敏常勤監査役 コンプライアンス委員会 副委員長561,000
小林伸之監査役 コンプライアンス委員会 委員69
大嶋敏史監査役59

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5102144015631
社外取締役730304
監査役1151515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,818字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社4社(株式会社エムシージェイピー、株式会社NexToneシステムズ、株式会社レコチョク、株式会社エッグス)により構成されており、音楽を中心としたエンタテインメント領域において著作権管理事業、デジタルコンテンツディストリビューション(DD)事業、音楽配信事業及びその他(ビジネスサポート事業)に取り組んでおります。 当社及び当社の関係会社の事業における位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 なお、2026年3月31日付でその他に含まれる株式会社エッグスの一部事業を第三者へ事業譲渡しております。また、2026年4月1日付で株式会社レコチョクを存続会社とし、株式会社エッグスを消滅会社とする吸収合併を行っております。 著作権管理事業 著作権とは、思想や感情を創作的に表現した著作物の利用を独占的にコントロールできる権利であります。音楽分野では、「詞」「曲」が著作物となります。 当社は、著作権等管理事業法に定められる著作権等管理事業者として文化庁に登録されており、音楽分野における著作物の管理を行っております。(登録番号01005) 音楽著作権管理業務においては、著作権法の権利区分を基本としながら、利用の実態等に鑑みて、下図のとおり音楽著作権の4つの支分権と9つの利用形態に区分して管理を行っております。 (1)演奏権等 コンサート・ライブ等での演奏、(5)店舗内BGM・映画館等、(6)社交場・カラオケボックス等で作品を演奏・上映することを許諾する権利。利用形態ごとに細分化し2つの利用形態に分けて管理しています。 (2)録音権等 CDや(7)映画、(8)DVD、(9)ゲーム、(10)広告等に作品を複製することを許諾する権利。 利用形態ごとに細分化し4つの利用形態に分けて管理しています。 (3)出版権等 楽譜や歌詞集・雑誌・書籍等に作品(歌詞・楽譜)を印刷することを許諾する権利。 (4)貸与権 CDレンタル等において作品の複製物を貸与することを許諾する権利。 (11)放送・有線放送 テレビやラジオ・有線放送において作品を利用することを許諾する権利。 (12)インタラクティブ配信 インターネット等のコンピューターネットワークを通じて作品を利用することを許諾する権利。 スマートフォンやパソコン向け音楽サービスなどが主な利用となります。 (13)業務用通信カラオケ カラオケ用データベースに作品を固定し、店舗に設置された端末機器に作品を送信することを許諾する権利。 上記のうち、当社では「(1)演奏権等」「(2)録音権等」「(3)出版権等」「(4)貸与権」の4つの支分権と、「(5)上映・BGM等」「(7)映画への録音」「(8)ビデオグラム等への録音」「(9)ゲームへの録音」「(10)広告目的で行う複製」「(11)放送・有線放送」「(12)インタラクティブ配信」「(13)業務用通信カラオケ」の8つの利用形態の管理を行っています。 ※「(1)演奏権等」のうちカラオケ演奏を含む(6)区分については営業体制・管理体制などの環境が整い次第管理業務を開始する予定ですが、現時点ではその具体的な開始時期は未定です。 著作権を保有する著作権者は、自ら著作権の管理方法を選択する権利を保有していますが、管理の効率性や徴収精度の高さから、音楽分野においては著作権等管理事業者に作品の管理を委託することが一般的となっています。 また、利用者からの視点でみても、使用する都度、数多くの著作権者から使用許諾を得ることは、多大な労力を要する作業であり、著作権等管理事業者が集中して著作物を管理することにより、利用作品の報告や使用料の支払などの定められた手続きを行いさえすれば、円滑に作品を利用できる環境が整っています。当社は、音楽作品の管理・利用に関するルールや使用料を定めた上で、著作権者からの委任に基づいて、利用者への許諾の取次と使用料の徴収を行い、音楽作品の利用を促進する窓口としての役割を果たしております。 なお、音楽著作物の利用時期と当社著作権管理事業の売上計上時期にはおおよそ1~2四半期のタイムラグが生じます。 (当事業を行う主な会社)当社、株式会社エムシージェイピー 著作権管理のビジネスフロー また 、子会社の株式会社エムシージェイピーが行っている音楽出版社向け業務代行サービスにおいては、再分配計算、著作権契約書・作品届の作成などの業務を代行することによって、著作権管理事業におけるクライアントである音楽出版社の皆さまの業務負担の軽減と効率化を図っており、当社のグループ会社として培われたノウハウにより、最適な著作権管理方法のご提案とサポートを行っております。 株式会社エムシージェイピー(MCJP)の音楽出版社向け業務代行サービスのビジネスフロー デジタルコンテンツディストリビューション(DD)事業 音楽コンテンツ(音源や映像)を国内外の音楽配信サービスへ販売・流通(コンテンツディストリビューション)する事業を行っております。著作物(作品)を録音・編集した音源マスターを音楽業界では原盤と呼んでいますが、権利者からこの原盤のライセンスを受け、販売先の音楽配信サービスを通してユーザーに音楽を届ける事業です。当社は、2003年より国内でいち早く事業を開始しました。音楽コンテンツを保有するレコードメーカーや音楽プロダクション、音楽出版社、アニメ・ゲームメーカーなどの権利者との契約を保有し、今では国内屈指のデジタルディストリビューターとして、音楽配信市場に特化した多くのノウハウを蓄積しております。 当社が著作権を管理する作品が含まれる原盤をより多くのユーザーに販売することで、原盤の使用料が多く発生するのはもちろんのこと、同時に著作権使用料も発生しますので、自らコンテンツ流通プラットフォームを構築し販売を促進することによって、著作権使用料の増大にも寄与しております。 <当社DD事業の特徴> ・あらゆる配信種別(ストリーミング、ハイレゾ配信など)に向けて、スピーディーに対応しています。 ・全世界の主要なサービスで配信されるよう、直接・間接含め効率的な流通ネットワークを構築しています。 ・独自の原盤管理システムの稼働により、セキュアな管理体制を整え、安定的な配信運用及び正確かつ詳細な分配を実現しています。各配信サービスへの納品においても自社開発を行うことで迅速かつ精度高くまた、マーケティングに活用できる分析機能も充実しており、契約者は無償でサービスを活用することが可能です。 ・放送二次使用料等も権利者へ分配いたします。 ・YouTubeにおけるコンテンツマネージメントサービス(※)も提供しております。 (※)YouTubeにおけるコンテンツマネージメントサービスについて 従来のYouTubeオフィシャルページにおける動画収益の一部を受領するビジネスモデルに加え、権利者が保有するオリジナル動画や音楽原盤を当社を通じてYouTubeシステムに登録する事により、それらのコンテンツを使用して作成・投稿された「UGC」(ユーザー投稿動画)からも収益の分配を受ける事が可能です。また、YouTuberが投稿するカバー動画の収益を向上させるCRIPサービスなどの独自サービスも展開しております。 (当事業を行う主な会社)当社、株式会社レコチョク、株式会社エッグス デジタルコンテンツディストリビューション(DD)のビジネスフロー 音楽配信事業 インターネットを通じて楽曲を配信する事業を行っております。音楽配信(個人向け)は単曲販売のダウンロード及び定額制販売のストリーミングを提供し、音楽配信(法人向け)は店舗・カラオケボックス・結婚式場向けの映像・BGM配信サービス等を行っております。 (当事業を行う主な会社)株式会社レコチョク 音楽配信のビジネスフロー その他(ビジネスサポート事業) ・キャスティング事業 利用者・権利者の様々なニーズに対応し権利処理を含めたトータルサポートを行っております。 具体的には、音楽ライブやイベントの企画立案や協賛営業、楽曲・映像作品を活用した利用促進コーディネート、イベント各種へのアーティストブッキング、ライブビューイングや映画作品の配給・宣伝、家庭向けライブ配信コーディネート、イベントの主催・共催等を手がけております。 レコード会社やメディア企業、配信プラットフォームなど、様々な企業と共同で新たなエンタテインメントサービスの開発に積極的にチャレンジするなど、多岐にわたってエンタテインメントビジネスをサポートしております。 (当事業を行う主な会社)当社 キャスティング事業のビジネスフロー (※)非映画デジタルコンテンツ(Other Digital Stuff)の支援 ・リユースプロダクト事業 従来の生花を用いる祝い花はイベント当日~数日の短期間で大量に廃棄されています。この課題に取り組み、かつ新しいお祝いの気持ちの形として「リユース+寄付」というモデルでリユース型のお祝い花を提供するサービス「BLONIA」を展開しています。 <特徴> ・リユース型で環境負荷を削減 再利用可能な華やかなスタンドを使用し、会期終了後のフラワーロス問題を解決します。スタンドには花の刺繍をあしらったテキスタイルを採用しております。 ・寄付に繋がる「祝福の循環」 商品価格の一部(10%)を受取主が寄付先を選んで寄付できる仕組みを導入し、祝う気持ちを社会貢献へと繋げます。 ・用途に合わせたデザイン展開 コンサートやイベントを中心に、就任・移転祝いにも適したデザイン・サイズを今後展開していく予定です。 (当事業を行う主な会社)当社 ・システム開発・保守運用事業 当社グループが長年培った業務ノウハウやコンテンツ配信ビジネスの知見を活かした、音楽・映像などエンタテインメント業界特有の複雑な商習慣や権利処理に対応したシステム開発・提供を行っております。 具体的には、子会社である株式会社NexToneシステムズにおいて、著作権・原盤権等の権利処理システムの開発・提供、コンテンツ配信関連のシステム開発・提供及び各種社内システムの開発・運用などを行っております。加えて、2026年3月には音楽出版社等の権利者向けに著作権管理業務をDX化するクラウドサービスである「Virco(ビルコ)」の提供も開始しております。 また、株式会社レコチョクにおいては、高度なIT技術と豊富なIT人材を活かし、音楽業界を中心とする権利者向けにシステムサービス提供やDX(デジタルトランスフォーメーション)運用等の業務支援を行っております。 (当事業を行う主な会社)株式会社NexToneシステムズ、株式会社レコチョク ・ソリューション事業 株式会社レコチョクにおけるレコード会社とのリレーションや高度なIT技術を活かし、音楽業界を中心とする権利者向けにEコマースなどの直販ビジネス支援等を行っております。 (当事業を行う主な会社)株式会社レコチョク ・エージェント事業(2026年3月31日付で第三者へ事業譲渡) 株式会社エッグスにおいて展開しているインディーズを中心としたアーティストとリスナーが出会う音楽プラットフォーム「Eggs」の運営及びCDリリース・配信・プロモーションなどのインディーズアーティスト向け活動支援等を行っております。 (当事業を行う主な会社)株式会社エッグス 当社グループの事業の系統図
経営方針・対処すべき課題3,270字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、企業理念「For the Future of Music ~音楽文化・音楽産業の発展のために、私たちは挑戦を続けます~」及びビジョン「次代を奏でるオンリーワン・エージェント」の下、音楽と、音楽を愛する全ての人の未来のために、当社グループだからこそできる、当社グループにしかできない、新しい時代のエージェントを目指すことを基本方針とし、音楽文化・音楽産業のより一層の発展、持続可能でより良い社会の実現に貢献してまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループが事業遂行上重視している経営指標は、①著作権管理事業の取扱高(※)、②著作権使用料徴収額シェア、③管理楽曲数、④取扱原盤数であります。 特に著作権管理事業の取扱高を重要な指標としております。市場シェアや会社の成長性をみるために有効な指標であることが当該指標を重視している理由であり、著作権管理事業の取扱高の更なる拡大を経営目標としております。 (※)著作権管理事業の取扱高とは、音楽著作権の利用者から徴収した金額(権利者へ分配する金額と当社の管理手数料からなります)を示しております。 著作権管理事業の取扱高と売上高の関係については、取扱高から当社の管理手数料を差し引いた金額を権利者へ分配しており、当社は管理手数料部分のみを売上高として計上しております。 また、上記のほか、近い将来の目標であるプライム市場上場を見据え、財務上重視している経営指標として⑤売上高、⑥対前期売上高伸長率、⑦営業利益率、⑧経常利益を定めております。 (3) 経営環境及び中長期的な会社の経営戦略 現在の音楽関連市場の事業環境は、一般社団法人日本レコード協会の調べによりますと、音楽ソフト(音楽ビデオ含む)の生産金額は前年同期比105%(2025年1月~12月)、有料音楽配信売上金額は、前年同期比107%(2025年1月~12月)と12年連続のプラス成長となりました。 このような状況を踏まえ、当社グループでは、2027年3月期からの中期業績計画において以下のとおり各経営指標の目標値を設定しております。 ①著作権管理事業の取扱高 目標:伸長率10%以上 ②著作権使用料徴収額シェア 目標:中期的に10%、長期的に50% ③管理楽曲数 目標:毎期10万曲以上増加 ④取扱原盤数 目標:毎期16万原盤以上増加 ⑤売上高 目標:260億円以上 ⑥対前期売上高伸長率 目標:10% ⑦営業利益率 目標:9%以上 ⑧経常利益 目標:2年で合計25億円(プライム市場上場基準) また、中長期的な成長戦略については以下のとおりです。 著作権管理事業においては、着実な成長継続のために、当面は近年参入した海外、第1区分(コンサートその他の催物における演奏等)及び第5区分(映画等の上映、遊技機等の上映・演奏、店舗内BGM)の確実な徴収、そして有力コンテンツの管理受託に努め、中長期的には第6区分(カラオケ演奏等、社交場における演奏等)に参入し、全支分権・利用形態の管理を目指します。 また、業界慣習に新風を吹き込むべく、当社の強みであり他の音楽著作権管理事業者にないデジタルコンテンツディストリビューション(DD)事業、音楽配信事業、その他(ビジネスサポート事業(キャスティング事業、リユースプロダクト事業、システム開発・保守運用事業、ソリューション事業等))の各事業をそれぞれ推進し、さらにこれらから生まれる新規事業を含めた音楽関係ビジネスに係る様々なサービスを提供する総合エージェントとして、中長期的な成長を目指してまいります。 (4) 事業上及び財務上の対処すべき課題 当社グループは、企業理念「For the Future of Music ~音楽文化・音楽産業の発展のために、私たちは挑戦を続けます~」及びビジョン「次代を奏でるオンリーワン・エージェント」の下、持続的な企業価値向上を目指し、以下の6項目を重要課題として取り組んでまいります。 ① 著作権管理事業における精度の高い使用料徴収・分配への取組 当社の基幹事業である著作権管理においては、著作権使用料を適切に徴収し著作権者に安定的に精度高く分配することが著作権管理事業者の使命であり、最も重要な課題であると認識しております。 この使命を果たすべく、AIをはじめとする先進技術の導入により、業務の効率化とサービス品質の向上を推進し、これまで培ってきた研究・開発の成果を基に、システムの実用化を進めています。 さらに、2021年に開始した海外における著作権管理業務や、2022年から参入した演奏権(第1区分及び第5区分)の管理業務においては、国内外の関係団体や利用者団体等との連携を強化し、安定した事業スキームの構築に取り組んでいます。これにより、より精度の高い使用料の徴収と分配を実現してまいります。 ② 事業基盤の継続的な拡大 当社グループの成長のためには、管理楽曲数や取扱原盤数等の事業基盤の継続的な拡大が重要課題であると認識しております。著作権管理事業やデジタルコンテンツディストリビューション(DD)事業のみならず、グループで展開する各事業をより発展させ、ネットワークを相互に活用し、営業効率を最大化させながら、権利者に対して複合的な提案を行い、管理楽曲数や取扱原盤数の増加に取り組んでまいります。 ③ 演奏権 第6区分(社交場・カラオケ演奏等)管理への進出 当社設立以来の重要課題である演奏権管理において、2022年4月1日より、カラオケ演奏等及び社交場における演奏等を除く利用区分(主としてコンサート、映画上映等)に参入いたしましたが、当社が唯一未参入の区分である残る第6区分への参入を引き続き重要課題と認識しております。 権利者・利用者団体等のご理解ご協力を得ながら可及的速やかに参入し、著作権エージェントとしてフルラインサービスの提供が可能な体制の構築を目指してまいります。 ④ 各種業務及びサービスを支えるシステム整備とDX推進 当社グループは、ビジネス・プロセスのシステム化による「安定的な業務品質の担保」を重要課題と認識しております。 AI技術や様々なデータ活用による業務効率化やコスト低減、さらには営業施策としてのシステム活用等、多方面にわたりシステムの観点からのアプローチも継続し、グループ全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進してまいります。 また、各種の利用実績確認など、これまで以上に膨大なシステムデータの解析・処理が必要となる業務領域についても、AI等を活用した品質向上施策の更なる精度向上と他業務への展開を図り、次代に合わせた事業展開を推進してまいります。 ⑤ 内部管理体制の強化 当社グループは、内部管理体制の強化を経営上の重要課題の一つとして認識しております。 グループ各社との連携の下、内部統制機能の一層の充実とガバナンス体制の確立に努め、リスク管理の徹底を図ることで、株主の皆様をはじめ各ステークホルダーの皆様との良好な信頼関係を保ちながら、社会的責任を果たしてまいります。 ⑥ 人材確保・育成の強化 当社グループの成長の源泉は人材であり、人材の確保と育成が重要課題であると認識しております。 より人材の流動性が高まっている昨今においては優秀人材のリテンションにも力を入れる必要性を認識しながら、職場環境の改善やワークライフバランスの実現、ストレス対策等、従業員の健康や生活スタイルを尊重することによる従業員エンゲージメントの向上施策に取り組むとともに、多様な人材が集まり活躍することができる人事制度、研修制度の整備と改善により、継続的な専門人材の育成を行ってまいります。
事業等のリスク3,556字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。 また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資家の投資判断において重要であると考えられる事項については積極的に開示しております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであり、将来において発生の可能性がある全てのリスクを網羅するものではありません。 1.事業内容に関わるリスク (1) 「著作権管理事業」の市場構造に関するリスクについて 当社グループの中核をなす音楽著作権管理事業の市場規模は、コロナ禍には一時落ち込んだものの、2022年以降、拡大基調がみられております。当該市場は、2001年10月に「著作権等管理事業法」が施行され、広く民間に著作権管理業務に関する門戸が開放され、当社のシェアも上昇してまいりましたが、現在に至るまでJASRACが大半のシェアを保有する状態が続いております。 当社グループといたしましては、競合が行っていないデジタルコンテンツディストリビューション(DD)事業等の利用促進・マネタイズ事業を推進し、更なる差別化戦略の遂行により、市場シェアを高めてまいります。 しかしながら、エンタテインメント業界の構造の変化等により、当社グループが属する市場の規模が想定したほど拡大しない場合、あるいは、当社グループの差別化戦略が奏功せず、業界ポジションの向上につながらなかった場合には、当社グループの経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (2) 法的規制について 当社グループが事業を展開するにあたり、主に「著作権等管理事業法」、「著作権法」、「著作権法施行令」、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」及び「個人情報の保護に関する法律」等の規制対象となります。 特に当社は「著作権等管理事業法」に基づき、著作権等管理事業者として文化庁長官の登録を受けており(2001年10月11日登録・登録番号01005)、以下のような義務を負っております。 ①対委託者 管理委託契約約款の説明、管理委託契約約款の公示、財務諸表等の備え付け等 ②対利用者 使用料規程の公示、利用の許諾の拒否の制限、情報の提供 ③対文化庁長官 各種届出(事業の変更・廃業等、管理委託契約約款、使用料規程) 当社グループでは、これらの法令を遵守して業務を行っており、事業の継続に支障をきたす要因は発生しておりません。しかしながら、これらの法令等が改正され規制が強化された場合、新たに当社の事業活動を規制する法令等が制定された場合、あるいは今後何らかの理由により、「著作権等管理事業法」第21条(登録の取消等)に抵触し、著作権等管理事業者の登録が取り消しになった場合には、事業への制約や追加的な対応が生じることにより、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに重大な影響を及ぼす可能性があります。 (3) 音楽配信市場に関するリスクについて 当社グループが事業を展開する音楽配信市場は、通信会社の方針やサービスへの依存度が高く、技術革新や配信プラットフォームによる消費行動の変化、国内外有力企業によるストリーミング市場の競争激化等、様々な要因により市場規模が想定とおり推移しない可能性があります。また、海外プラットフォームにおける市場シェアが伸長していることもあり、為替変動を注視する必要があります。 それら外部環境の変化による悪影響を受けた場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 投資に関するリスクについて 当社グループは今後も成長を続けるために、新規事業への挑戦や、人材の採用、システム投資、M&A等の戦略的な投資が重要であると認識しております。 出資や買収等の投資においては、対象となる企業の財務や税務、法務等の契約関係及び事業の状況等について事前に社内外の専門家と精査し、価値評価に関しては第三者評価機関の見解等も踏まえ、可能な限りリスクの低減に努めてまいります。しかしながら、投資後に、事業環境に急激な変化が生じた場合やその他予期し得ない理由により当初の計画どおりに事業が進展しない場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 減損に関するリスクについて 当社グループは各事業においてシステムへの投資を継続的に行っております。また、顧客関連資産に関しては株式会社レコチョク(以下、「レコチョク」)の株式を取得し連結子会社とした際に計上しております。 これらのソフトウェア等は、無形固定資産に計上しておりますが、これらの資産が生み出す将来キャッシュ・フローの状況等によっては、減損損失の認識の必要性が生じる可能性があり、その場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 2.事業体制に関わるリスク (1) システムリスクについて 当社グループの事業は、コンピューターシステム及びインターネットを活用しており、何らかの原因による当社サーバー等への一時的な過負荷や、役職員の過誤等によるシステム障害が発生する可能性があります。 また、ユーザーにより良いサービスを提供するため、システムの稼働率を高水準で維持しつつ、一方で、サービスの監視体制やバックアップ等の対応策をとっておりますが、急激なアクセスの増大によりサーバーが一時的に作動不能となった場合及びサーバーハードウェアに不具合が発生した場合には、安定したサービスが提供できなくなる可能性があります。 これらの場合、一定期間の収益低下、ユーザーからの信用低下及びブランドイメージの毀損等により、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (2) 情報セキュリティについて 当社は、第三者による当社サーバー等への侵入に対して、ファイアウォールや対策機器等によるシステム的な対応を行うとともに、従業員等への定期的な情報セキュリティ教育も行っております。そのほかにも、子会社である株式会社NexToneシステムズにおいては、ISMS(ISO27001)認証を取得し、専門のエンジニアによる情報セキュリティ対策を強化するほか、レコチョクにおいても、対応状況に応じて外部の情報セキュリティベンダーによるチェック体制を確立し、より強固な情報セキュリティ環境を整備しております。 しかしながら、悪意をもった第三者によるサイバー攻撃等により顧客情報及び顧客の有する重要な情報を不正に入手されるといった機密性が脅かされる可能性や、顧客が利用するサービスの改ざん等のデータの完全性が脅かされる可能性及びサービス自体が提供できなくなるなどのシステムの可用性が脅かされる可能性は否定できません。 また、当社グループでは、各種事業を行う上で、著作権者及び音楽利用者、音楽配信サービス利用者、インディーズアーティスト等の個人情報を取り扱う場合があります。そのため、レコチョクにおいてプライバシーマークを取得しているほか、当社グループでは、個人情報の取扱を社内規程に定めるとともに、社員研修の実施等により、セキュリティへの意識や情報リテラシーの向上に努めております。しかしながら、個人情報の流出が発生する可能性は否定できません。 このような事態が生じた場合には、当社に対する法的責任の発生、企業イメージの悪化等により、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 大規模災害や事故等の発生に伴う影響について 大地震等の自然災害や事故の発生により、当社の各種サービスの提供が困難になったり、システム障害等が発生する可能性があります。 当社グループでは、自然災害や事故等に備えた業務マニュアルの整備、システムの定期的バックアップ、稼働状況の常時監視等によりトラブルの事前防止を図るとともに、複数のデータセンターでのデータ管理による可用性の強化に努めておりますが、当社所在地近辺において、大地震等の自然災害や事故等が発生した場合、当社グループの設備損壊や電力供給の制限等、事業継続に支障をきたす事象が発生し、当社グループの経営成績及び収益性に影響が生じる可能性があります。 (4)訴訟及び損害賠償リスクについて システム障害等により当社のサービスが適切に提供できなかった場合、あるいは、知的財産権の侵害や情報漏洩などの各種の法令違反が発生した場合、新たに訴訟を提起されたり、損害賠償責任が発生し、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに大きな影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,062字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況の概要は、以下のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当社グループが事業を展開する音楽関連市場につきまして、国際レコード産業連盟(IFPI)によりますと、2025年の世界の音楽市場の売上高は、ストリーミング配信市場の続伸により、前年比106.4%の317億ドルと11年連続でプラス成長を続けています。 また、国内においては一般社団法人日本レコード協会によりますと、音楽ソフト(音楽ビデオ含む)の生産金額は前年比105%(2025年1月~12月)と順調に推移し、有料音楽配信売上金額は前年比107%(2025年1月~12月)と、12年連続のプラス成長となりました。音楽配信売上の内訳をみると、ダウンロードは縮小傾向にあるものの、当社グループの業績において牽引役となっているサブスクリプション型を中心としたストリーミング配信は引き続き拡大しております。ただし、その伸長率は足元では緩やかに推移しております。 このような状況の中、当社グループは2025年5月に公表した中期業績計画の達成に向け、以下の取り組みを実施いたしました。 ・海外での著作権使用料徴収の精度向上 ・取扱原盤に係る放送二次使用料の再分配業務の開始 ・キャスティングサービスにおける体制強化 ・デジタルコンテンツディストリビューション(以下、「DD」)事業におけるゲーム音楽に特化した新たな取り組みの開始 ・子会社である株式会社レコチョク(以下、「レコチョク」)における新しいDDサービス「FLAGGLE」の提供開始及び法人向け原盤利用許諾スキーム「レコチョク play」の提供開始 ・子会社である株式会社NexToneシステムズ(以下、「NexToneシステムズ」)における音楽出版社業務をDX化する著作権管理クラウドサービス「Virco」の提供開始 また、著作権管理事業、DD事業、音楽配信事業を中心に、継続的に以下の取り組みを行っております。 ・公平・公正かつ透明性の高い著作権使用料の徴収・分配 ・著作物利用に対する迅速かつ柔軟な対応 ・各事業間シナジーを活かした複合的な提案による管理楽曲数及び取扱原盤数の拡大 ・楽曲・コンテンツの更なる利用促進 ・権利者へのきめ細やかなサービスの提供 ・DX推進やAI活用による業務効率化 ・インフラコストを中心としたコスト削減 なお、当社グループは、経営資源の最適配分と事業効率化のため、2026年3月31日付で連結子会社である株式会社エッグス(2026年4月1日付で連結子会社であるレコチョクに吸収合併、以下、「エッグス」)の一部事業を第三者に事業譲渡いたしました。本事業譲渡に伴い当連結会計年度において減損損失として239百万円を特別損失に計上しております。詳しくは2026年3月26日公表の「連結子会社における事業譲渡及び特別損失の発生に関するお知らせ」をご覧ください。 以上の結果、売上高は20,774百万円(前年同期比107.0%)、営業利益は1,301百万円(前年同期比129.4%)、経常利益は1,334百万円(前年同期比129.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は791百万円(前年同期比114.3%)と増収増益となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 a. 著作権管理事業 楽曲の著作権に関わる2つの事業である、当社の基幹事業である音楽著作権管理事業と、子会社の株式会社エムシージェイピーで展開している音楽出版事業を「著作権管理事業」としております。著作権者からの委託を受け、音楽著作物の利用の許諾と音楽著作権使用料の徴収・分配を行うほか、音楽出版社に向けた業務代行サービス等を提供しております。 音楽著作物の利用時期と当社著作権管理事業の売上計上時期にはおおよそ1~2四半期のタイムラグが生じるため、当連結会計年度の音楽著作権使用料の対象となる利用時期は主に2024年10月~2025年12月となります。 (利用時期と計上時期のイメージ) 利用区分   利用時期 第1四半期計上   第2四半期計上   第3四半期計上   第4四半期計上 録音権   1月~3月   4月~6月   7月~9月   10月~12月 インタラクティブ配信   1月~3月   4月~6月   7月~9月   10月~12月 放送   10月~12月   1月~3月   4月~6月   7月~9月 (注)表中の「利用区分」は主要な区分のみを記載しております。 当該期間における著作権管理事業の業績は、徴収額全体で前年同期比112.2%を記録し、当社発足以来10期連続の増収を達成いたしました。 国内利用におけるインタラクティブ配信の使用料徴収額は、前年同期比102.4%と伸び率は鈍化しましたが、堅調に推移しております。録音権の使用料徴収額は、アイドル系楽曲の音楽ソフト等における利用が極めて好調に推移し、前年同期比124.4%と大幅な伸長を見せました。 また、放送・有線放送の使用料徴収額は、当社管理楽曲の番組利用が着実に増加した結果、前年同期比116.6%となりました。 加えて、海外地域での使用料徴収額は、2024年7月より開始したYouTube動画視聴における世界規模での直接徴収や各国管理事業者との直接契約拡大が奏功し、飛躍的に増大いたしました。 当連結会計年度末における管理楽曲数、及び期中の新規管理楽曲数は以下のとおりです。 (著作権管理事業)   2025年3月期   2026年3月期 管理楽曲数(曲)   691,490   823,341 期中新規楽曲数(曲)   167,229   135,167 コスト面については、楽曲数増加に伴い人件費及びシステム関連費が増加いたしました。 以上の結果、売上高は1,604百万円(前年同期比105.2%)、セグメント利益は704百万円(前年同期比101.8%)となり、増収増益となりました。 また、委託権利者や管理楽曲が順調に増加し、他管理事業者からの移管として2026年4月から当社が新たに著作権管理を受託する3,930楽曲(うち、新規移管による純増2,321楽曲、委託範囲拡大1,609楽曲)の移管も実施いたしました。移管楽曲の中には、著名アーティストの楽曲やVTuber等のネットクリエイター関連の楽曲が多く含まれております。これらは今後の当社事業基盤の強化につながり、業績のプラス要因となることが見込まれます。 b. デジタルコンテンツディストリビューション(DD)事業 当社、レコチョク及びエッグスで行う、国内外の音楽配信プラットフォームに向けた、原盤(音源・映像)供給サービスを「DD事業」としております。 当連結会計年度におけるDD事業は、取扱原盤の着実な増加、ストリーミング音楽配信市場と動画配信サービス市場の伸長、当社の強みであるアニメ・ゲーム関連及びVTuber等のネットクリエイター関連の原盤再生の増加、大手権利者のサブスクリプション解禁等により増収となりました。 また、2025年7月よりレコチョクにおいて新しいDDサービス「FLAGGLE」を提供開始いたしました。なお、エッグス運営のDDサービスにつきましては、2026年4月1日付でレコチョクへ吸収統合し、今後はレコチョクが主体となって運営を継続いたします。 当連結会計年度末における取扱原盤数及び期中新規原盤数(純増数)は以下のとおりです。なお、レコチョク及びエッグスの取扱原盤数も合算しております。 (DD事業)   2025年3月期   2026年3月期 取扱原盤数   1,470,294   1,657,158 期中新規原盤数(純増数)   206,942   186,864 以上の結果、売上高は10,345百万円(前年同期比106.8%)、セグメント利益は1,045百万円(前年同期比108.6%)となり、増収増益となりました。 c.音楽配信事業 レコチョクにおける基幹事業である音楽配信(個人向け・法人向け)を「音楽配信事業」としております。音楽配信(個人向け)は単曲販売のダウンロード及び定額制販売のストリーミングを提供し、音楽配信(法人向け)は店舗、カラオケボックスや結婚式場向けの映像・BGM配信サービス等を行っております。 当連結会計年度における音楽配信事業は、個人向け主力サービスである「dヒッツ」のサービス料金を2024年12月より改定したことが奏功し、安定的に推移いたしました。また、6月より新たに法人向け原盤利用許諾スキーム「レコチョク play」を構築し、カラオケ機器メーカーへの提供を開始いたしました。 コスト面については、引き続き人件費及びシステム関連費の抑制を行いました。 以上の結果、売上高は7,726百万円(前年同期比101.9%)、セグメント利益は1,565百万円(前年同期比117.0%)となり、増収増益となりました。 d. その他 上記「著作権管理事業」、「デジタルコンテンツディストリビューション(DD)事業」、「音楽配信事業」に含まれない各種の事業を「その他」としております。 「その他」に含まれる事業といたしましては、キャスティング事業、リユースプロダクト事業、子会社のNexToneシステムズにおけるシステム開発・保守運用事業、レコチョクにおけるレコード会社・音楽プロダクション向けソリューション事業、及びエッグスにおけるインディーズアーティスト向け活動支援のエージェント事業等となります。なお、2026年3月31日付でその他に含まれるエッグスの一部事業を第三者へ事業譲渡しております。 当連結会計年度では、キャスティング事業でライブビューイングの大型案件を複数実施した一方で、エッグスの新規サービスの取引先開拓やサービス拡大が想定より遅延いたしました。 以上の結果、売上高は1,978百万円(前年同期比132.1%)と増収となりましたが、セグメント損失は325百万円(前年同期は425百万円の損失)となりました。 財政状態は、次のとおりであります。 (資産) 当連結会計年度末における資産は、前連結会計年度末に比べて995百万円増加し、15,827百万円となりました。これは主に、著作権管理事業、DD事業、音楽配信事業が堅調に推移したことに伴い現金及び預金が1,435百万円増加し、さらに固定資産の取得により793百万円増加した一方で、レコチョクにおける移転補償金の入金による未収入金の減少221百万円、固定資産の償却や除却に伴う減少721百万円、及びエッグスにおけるソフトウェアの減損損失239百万円等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べて248百万円増加し、9,365百万円となりました。これは主に、著作権管理事業が堅調に推移したことに伴い、著作権者への分配に係る未払金が763百万円増加した一方で、その他事業において権利者への分配が減少したことに伴う買掛金の減少181百万円、未払法人税等の減少199百万円、長期未払金の減少123百万円等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べて746百万円増加し、6,461百万円となりました。これは主に、利益剰余金の増加791百万円のほか、非支配株主持分の減少59百万円によるものであります。 利益剰余金の増加は、親会社株主に帰属する当期純利益791百万円によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末と比較して1,435百万円増加し、11,064百万円となりました。 各キャッシュ・フローの状況とその原因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、2,226百万円(前連結会計年度は2,152百万円)となりました。これは主に、業績が好調に推移したことにより税金等調整前当期純利益が1,094百万円と増加したこと及び減価償却費647百万円、減損損失239百万円の計上のほか、著作権管理事業において権利者への分配が増加したことに伴う未払金の増加782百万円、レコチョクにおいて移転補償金の入金221百万円があった一方で、主にその他事業において権利者への分配が減少したことに伴う買掛金の減少181百万円、長期未払金の減少123百万円、法人税等の支払額524百万円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、△791百万円(前連結会計年度は△569百万円)となりました。これは主に、各事業において使用しているシステムの継続的な改修及び新機能追加等に伴う無形固定資産の取得による支出757百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、△0百万円(前連結会計年度は-百万円)となりました。これは端株の買取り請求に基づく自己株式の取得によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b. 受注実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売(売上)実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 著作権管理事業   1,471   107.6 DD事業   10,126   107.4 音楽配信事業   7,726   101.9 その他   1,450   140.7 合計   20,774   107.0 (注)1.セグメント間取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の売上実績及び当該売上実績の総売上実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   第25期連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   第26期連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) Google LLC   4,342   22.4   5,253   25.3 株式会社NTTドコモ   5,309   27.3   5,245   25.2 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。連結財務諸表の作成にあたり、資産及び負債又は損益の状況に影響を与える会計上の見積りは、過去の実績等の連結財務諸表作成時に入手可能な情報に基づき合理的に判断しておりますが、見積りの不確実性により、実際の結果がこれらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 経営成績及び財政状態の分析 経営成績及び財政状態の分析内容については、「(1)経営成績等の状況の概要」をご参照ください。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの財務政策は、安定的な運用を行うことを基本方針としております。 運転資金及び将来の事業拡大を目的にした投資資金の財源につきまして、自己資金を財源としております。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」の記載のとおりであります。 ⑤ 経営者の問題意識と今後の方針について 経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」の記載のとおり認識しております。それらの課題に対応するため、経営者は常に市場ニーズや内部環境及び外部環境の変化に関する情報の入手及び分析を積極的に実施し、現在及び将来における内部環境及び外部環境を認識したうえで、当社グループの経営資源を最適に配分し、最適な解決策を実施していく方針であります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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IR資料の開示履歴 (TDnet)

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