本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

スペース

SPACE CO.,LTD.9622 · Prime · サービス業

商業施設の環境演出・展示・ディスプレイを企画から施工まで一貫提供するディスプレイ事業専業。

概要

スペースは1972年に名古屋で創業した商業施設のディスプレイ事業を手掛ける企業である。ショッピングセンター、百貨店、飲食店などの内装・外装工事からイベント展示まで、企画・設計・施工を一貫して提供する。2025年12月期の連結売上高は715億円、従業員は990人。東京証券取引所プライム市場に上場しており、海外にも香港、上海、ベトナムに子会社を持つ。

ディスプレイ事業の単一セグメントと連結グループ

当社グループはスペースと5つの連結子会社で構成される。連結子会社はSPACE JAPAN(HK) CO.,LTD.(香港)、SPACE SHANGHAI CO.,LTD.(上海)、SPACE JAPAN(VN) CO.,LTD.(ベトナム)、㈱エム・エス・シー、沖縄スペース㈱である。事業はディスプレイ事業の単一セグメントであり、制作品別では内装・外装工事が売上の92%を占める。グループ全体で商業施設の企画・コンサルティングから設計、監理、施工、さらにはリーシングまで幅広くカバーする。

5つの市場分野と収益の構成

売上を市場分野別に分類すると、2025年12月期では各種専門店が28.9%(206億円)で最大、次いでサービス等(医療・金融・教育・娯楽等)が26.5%(190億円)、複合商業施設・総合スーパーが20.3%(144億円)、飲食店が14.4%(103億円)、食品スーパー・コンビニエンスストアが9.9%(70億円)である。前期比では飲食店が32.5%増、サービス等が23.4%増と大きく伸びた。顧客の投資意欲が高く、大型案件を獲得している。

国内拠点網と海外戦略

本社は東京都中央区。国内には札幌、仙台、松山、広島、福岡、沖縄など全国に事務所を配置し、地域密着で対応する。海外では1986年に香港に初の現地法人を設立、2010年に上海、2025年にベトナムに子会社を設けた。海外子会社は現地の商業施設工事を手掛けるとともに、情報収集や資材・什器の輸出入も行う。これにより日本国内の顧客の海外展開も支援する。

収益性向上と中期経営計画

2025年12月期の営業利益は48億円(前期比39.4%増)、経常利益48億円、親会社株主に帰属する当期純利益37億円と過去最高を記録した。営業利益率は6.7%である。中期経営計画「拡大成長」では2028年12月期に売上高800億円、営業利益率8%、ROE12%を目標に掲げる。また株主還元として配当性向50%以上の維持を目指す。

業界の中での役割は商業施設向けディスプレイ・内装工事の総合請負業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
715億円
営業利益
48億円
営業利益率
6.7%
純利益
38億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01複合商業施設・総合スーパー主力

複合商業ビル、駅ビル、ショッピングセンター、総合スーパー向けに、常設施設の内装・外装工事や一時的なイベント・展示工事を提供。企画・設計・監理・施工を一貫して行う。

主な製品・サービス5
内装・外装工事
商業施設の常設施設の内装・外装に関する工事。壁、床、天井、看板等の施工。
イベント・展示工事
一時的な施設に関する工事。催事場や展示会の設営等。
建築工事
建築物の躯体に関する工事。
メンテナンス工事
メンテナンス・補修・修繕を目的とした工事。
コンサルティング・企画・設計・内装監理
コンサルティング、企画、設計、設計監理、内装監理業務。

02食品スーパー・コンビニエンスストア準主力

食品スーパーやコンビニエンスストア向けに、店舗内装・外装工事や什器製作・設置、企画設計施工を提供。

主な製品・サービス2
内装・外装工事
店舗内装・外装の施工。
イベント・展示工事
販促イベント等の一時的な展示。

03各種専門店準主力

物販店(食料品、衣料品、服飾雑貨、生活用品、書籍等)向けに、店舗デザイン・内装工事・展示什器を提供。

主な製品・サービス2
内装・外装工事
専門店の内装・外装工事。
コンサルティング・企画・設計・内装監理
店舗企画・設計・監理業務。

04飲食店準主力

飲食店向けに、内装工事、厨房設備関連の施工等を提供。

主な製品・サービス1
内装・外装工事
飲食店の内装・外装工事。

05サービス等副次

医療、金融、教育、娯楽等の施設向けに、内装工事や展示工事を提供。

主な製品・サービス2
内装・外装工事
サービス施設の内装・外装工事。
イベント・展示工事
展示会等の一時的な施設。

製品と技術

内装・外装工事が売上の9割超を占める

主力は商業施設の常設施設に対する内装・外装工事である。壁、床、天井、看板などの施工を手掛ける。2025年12月期の内装・外装工事の売上高は657億円で、全体の92%を占める。複合商業ビル、駅ビル、ショッピングセンター、総合スーパー、専門店、飲食店など幅広い施設に対応する。バリューアップを目的とした改装案件も多く、顧客のニーズに応じた提案型営業を強みとする。

イベント・展示工事と建築・メンテナンス工事

一時的な展示会や催事場の設営を行うイベント・展示工事も手掛ける。2025年の売上は1億円と小規模だが、企業の販促活動に貢献する。建築工事は躯体工事を、メンテナンス工事は補修・修繕を担当する。建築工事の受注高は12億円と伸びている。加えてコンサルティング・企画・設計・内装監理業務も提供し、設計から施工までの一貫受注を可能にしている。

グループの技術力と品質管理体制

自社工場では環境マネジメントシステムISO14001の認証を取得(2010年11月)し、環境負荷低減に配慮した生産を行っている。また、DX推進により業務負担軽減と生産性向上を図っている。海外子会社では現地の許認可を取得し、各国の規制に対応した施工を実現。さらに㈱エム・エス・シーとの連携でリーシングや調査機能を強化し、商業施設開発の上流工程にも関与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

売上高で国内首位級、営業利益率は低水準

当社はサービス業に属し、同業他社と比較して売上高が突出して大きい。直近の2025年12月期の売上高は715億円で、同業他社の中で最大規模であり、業界内での存在感が強い。しかし、営業利益率は6.71%と低く、収益性の改善が課題である。ライバルであるジンジブやイシンは規模が小さいものの、利益率の高いビジネスモデルを構築している可能性がある。当社は規模を活かした事業展開で国内上位のポジションを確保しているが、収益性の面では競争に晒されている。今後の成長には、利益率の向上と事業ポートフォリオの見直しが求められる。

強み

  • 売上高が715億円と同業他社を大きく引き離し、業界内で圧倒的な規模を有する。
  • 売上高が2023年から2025年にかけて毎年増加し、年平均成長率は約16%と高い。
  • 営業利益率は5%から6%へ改善傾向にあり、収益基盤が強化されつつある。
  • 売上高の規模から国内市場で主要なシェアを握り、価格交渉力を持つ。

課題

  • 営業利益率が6.71%と業界内で低水準にあり、収益構造の改善が急務。
  • 売上高の増加に比べて利益率の改善幅が小さく、コスト管理に課題。
  • ジンジブやイシンなど収益性の高い競合に対抗する必要がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字がスペース

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12325NJS473億円14.4倍
21930北陸電気工事464億円11.1倍
31813不動テトラ460億円9.5倍
43431宮地エンジニアリンググループ440億円12.9倍
59740セントラル警備保障414億円15.9倍
69622スペース380億円9.1倍
75357ヨータイ347億円13.2倍
82153E・Jホールディングス341億円9.8倍
96706電気興業326億円15.3倍
101429日本アクア276億円13.3倍
115269日本コンクリート工業213億円29.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

名古屋での創業と1970年代の基盤形成

1972年10月、名古屋市西区に東海美装㈱を資本金1,500万円で設立したのが始まりである。翌1973年にはカトウ工芸㈱を設立。1974年にはカトウ美装から商号変更した㈱カトウ開発が東海美装の商号と営業を譲受し、事業を継承した。1976年に東京事務所を開設し、首都圏への足がかりを築いた。1977年には建設業者登録(愛知県知事)を取得、一貫施工体制を整えた。

1980年代の全国展開と香港進出

1980年に大阪事務所・金沢事務所を開設、1981年には東京事務所を東京カトウ美装㈱として分離独立させた。1984年には建設業登録を建設大臣認可に変更し、1985年には㈱東京スペースが東京カトウ美装の営業を譲受。同年、商号を㈱スペースシステム研究所から変更した。1986年には香港にSPACE JAPAN(HK) CO.,LTD.を設立し、初の海外拠点を得た。1989年に商号を㈱スペースに統一した。

1991年の吸収合併と上場への道

1991年7月、㈱東京スペース及び㈱カトウ開発を吸収合併し、グループの経営資源を集約した。1992年以降は札幌、横浜、福岡、松山、仙台、広島と全国に事務所を開設し、営業網を拡大した。1994年6月には日本証券協会に株式を店頭登録、1999年9月には東京証券取引所及び名古屋証券取引所市場第二部に上場した。これにより資金調達力が向上し、さらなる成長基盤を整えた。

2010年代の海外再強化と市場第一部指定

2010年4月、上海にSPACE SHANGHAI CO.,LTD.を設立し、中国市場への本格参入を果たした。2011年には同社が建築装飾装修工程設計及び施工の許認可を取得、現地での施工能力を獲得した。2012年9月には東京証券取引所市場第一部に指定され、同時に名古屋証券取引所の上場を廃止した。2018年2月には商業施設コンサルティングの㈱エム・エス・シーと資本業務提携し、リーシング分野を強化した。

2020年代の体制刷新とベトナム進出

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場に移行。2024年8月には沖縄スペース㈱を設立し、沖縄県での事業を本格化した。2025年3月、ベトナムにSPACE JAPAN(VN) CO.,LTD.を設立し、東南アジアへの展開を開始した。2025年12月期には売上高715億円、営業利益48億円と過去最高を達成。2026年からの中期経営計画では売上高800億円を目標とする。

年表35件を開く

1970年代

  • 1972年10月名古屋市西区明道町に東海美装㈱を設立(資本金1,500万円)
  • 1973年1月カトウ工芸㈱設立
  • 1974年7月商号変更カトウ美装㈱は商号を㈱カトウ開発に変更し、同時に東海美装㈱はカトウ美装㈱の商号と営業を譲受
  • 1976年3月東京事務所開設
  • 1977年10月建設業者登録(愛知県知事登録)
  • 1978年1月静岡事務所開設
  • 1979年10月カトウ工芸㈱は㈱スペースシステム研究所に商号を変更

1980年代

  • 1980年1月大阪事務所・金沢事務所開設
  • 1981年1月東京事務所を東京カトウ美装㈱に分離独立
  • 1982年2月一級建築士事務所登録(愛知県知事登録)
  • 1984年2月商号変更建設業者登録(愛知県知事登録から建設大臣認可登録に変更)
  • 1985年6月㈱スペースシステム研究所は㈱東京スペースに商号を変更し、東京カトウ美装㈱の営業を譲受
  • 1986年11月香港にSPACE JAPAN(HK) CO.,LTD.(現連結子会社)設立
  • 1989年12月㈱スペースに商号を変更

1990年代

  • 1991年7月M&A㈱東京スペース及び㈱カトウ開発を吸収合併
  • 1992年4月札幌事務所開設
  • 1994年2月横浜事務所開設
  • 1994年6月福岡事務所開設
  • 1994年6月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1996年8月松山事務所開設
  • 1997年1月仙台事務所開設
  • 1997年3月広島事務所開設
  • 1998年4月商号変更本社所在地を東京都中央区に変更
  • 1999年9月上場東京証券取引所及び名古屋証券取引所市場第二部に上場

2010年代

  • 2010年4月上海にSPACE SHANGHAI CO.,LTD.(現連結子会社)設立
  • 2010年11月自社工場が環境マネジメントシステムISO14001の認証取得
  • 2011年12月SPACE SHANGHAI CO.,LTD.が建築装飾装修工程設計及び施工の許認可取得
  • 2012年9月東京証券取引所市場第二部より同取引所市場第一部指定
  • 2012年11月上場名古屋証券取引所市場第二部を上場廃止
  • 2016年1月沖縄事務所開設
  • 2017年7月松山事務所開設(旧松山事務所を松山第2事務所へ名称変更)
  • 2018年2月㈱エム・エス・シー(現連結子会社)と資本業務提携

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2024年8月沖縄スペース㈱(現連結子会社)設立
  • 2025年3月ベトナムにSPACE JAPAN(VN) CO.,LTD.(現連結子会社)設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年12月期まで800億円
  • 営業利益率2028年12月期まで8%
  • ROE2028年12月期まで12%
  • 配当性向50%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    人と組織の高度化

    全社員総合職の実現に向けて社員一人ひとりの成長を重視し、個の力を価値創造の源泉として最大限に引き出すことで持続的な競争優位性を築く。

  2. 02

    商いの共創パートナーとしての地位確立

    既存事業の深化、価値創造事業への挑戦、バリューチェーンの強化等に取り組み、顧客から選ばれ続けるパートナーを目指す。

  3. 03

    安定的な収益基盤の構築

    事業環境の変化に対応し、売上高・利益の向上を図りながら、持続的な成長を実現するための収益基盤を整える。

  4. 04

    経営基盤の高度化

    多様な人材が能力を十分に発揮できる成長環境を整備し、戦略を支える経営基盤をさらに強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で990人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は919万円で、9期前と比べて+42.1%平均年齢は38.2歳、平均勤続年数は12.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月909
2017年12月913
2018年12月923
2019年12月64637.012.3922
2020年12月60137.012.2957
2021年12月63938.513.4892
2022年12月67439.314.0851
2023年12月74339.113.7852
2024年12月88738.813.1910385
2025年12月91938.212.5990485

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率45.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 4 / 海外 1、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 東京都中央区4,626百万円
大阪本部 — 大阪府大阪市2,353百万円
名古屋本部 — 愛知県名古屋市1,572百万円
福岡本部 — 福岡県福岡市927百万円
制作本部 — 愛知県犬山市465百万円
東京ANNEX — 東京都中央区158百万円
松山事務所 — 愛媛県松山市11百万円
仙台事務所 — 宮城県仙台市5百万円
広島事務所 — 広島県広島市3百万円
横浜事務所 — 神奈川県横浜市2百万円
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    SPACE JAPAN(HK) CO.,LTD.
    香港九龍 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エム・エス・シー
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権56.7%
  • 国内
    SPACE SHANGHAI CO.,LTD.
    上海市長寧区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    沖縄スペース㈱
    沖縄県那覇市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    SPACE JAPAN(VN) CO.,LTD.
    ホーチミン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    令和3年度環境再生・資源循環局レイアウト変更等業務
    環境省 · 2021-11-29
    1,180万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は715億円営業利益48億円前期と比べると増収増益で、売上が+11.4%、利益が+37.1%。

売上高
+11.4%
715億円
営業利益
+37.1%
48億円
純利益
+52.0%
38億円
営業利益率
6.7%
前期比 +1.3%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高720億円715億円
営業利益50億円48億円
純利益33億円38億円
1株あたり配当¥72¥72

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は329億円、営業利益は27億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−2.9%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q13496.76
2023年2Q12610.8−1
2023年3Q10843.73
2023年4Q1609
2024年1Q158148.910
2024年2Q15385.25
2024年4Q331133.910
2025年2Q339278.018
2025年4Q376215.620
2026年2Q329278.219

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は367億円から715億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は6.7%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
名古屋証券取引所市場第二部を上場廃止
2012年12月367259
2013年12月4222717
2014年12月4823418
2015年12月5143522
沖縄事務所開設
2016年12月4923422
松山事務所開設(旧松山事務所を松山第2事務所へ名称変更)
2017年12月5073725
2018年12月4653321
2019年12月5023219
2020年12月4001411
2021年12月4242315
2022年12月4672114
2023年12月5282617
沖縄スペース㈱(現連結子会社)設立
2024年12月64235355.525
ベトナムにSPACE JAPAN(VN) CO.,LTD.(現連結子会社)設立
2025年12月71548496.738

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高715億円のうち、営業利益として残るのは48億円6.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は38億円、売上の5.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.4%632億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金4.8%34億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.7%48億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
11.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.8pt
6.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.3pt
5.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.6pt
11.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
11.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが29億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは16億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は135億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF兆円投資CF兆円財務CF兆円フリーCF億円現金残高兆円
2012年12月0.00−0.00−0.0050.01
2013年12月0.00−0.00−0.0010.01
2014年12月0.00−0.00−0.00130.01
2015年12月1.83−1.06−1.087,6597.76
2016年12月0.000.00−0.00410.01
2017年12月0.00−0.00−0.00240.01
2018年12月0.00−0.00−0.0080.01
2019年12月0.00−0.00−0.0000.01
2020年12月0.000.00−0.00410.01
2021年12月0.00−0.00−0.00220.01
2022年12月0.00−0.00−0.00−10.01
2023年12月0.00−0.00−0.00−110.01
2024年12月0.000.00−0.00270.01
2025年12月0.00−0.00−0.00160.01

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は451億円。このうち返さなくてよい自己資本が349億円で、自己資本比率は77.2%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月2642065878.3
2013年12月2832186576.9
2014年12月2882266278.5
2015年12月3082416778.1
2016年12月3142516380.0
2017年12月3342666879.5
2018年12月3362756182.1
2019年12月3412835882.8
2020年12月3382845484.2
2021年12月3462935384.6
2022年12月3542965883.5
2023年12月3763086881.6
2024年12月4103278379.7
2025年12月45134910277.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
149億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
286億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
102億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
83
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中63位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中294位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.2%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.7%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
77.2%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
11.4%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.0%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,430で、1年前と比べて+13.7%過去52週の値幅のなかでは27%の位置にある。

¥1,430-1.4%1ヶ月+0.4%1年+13.7%時価総額380億円
過去52週の値幅
安値¥1,329高値¥1,709

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.1倍
PER (会社予想)10.6倍
PBR0.99倍
配当利回り5.03%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1456円で、25日線1441円をわずかに上回る。7月は1430円から1470円のレンジで推移し、方向感は乏しい。52週高値1709円に対しては約15%低く、52週安値1280円からは約14%高い。RSI53.4と中立圏。出来高は7月末に5万株超と増加したが、その後は縮小し、需給は一進一退。週足ではもみ合いが続き、トレンドは明確でない。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER9.28倍は業界平均22.98倍に対し5割以上低く、PBR1.00倍も平均3.31倍の3分の1水準で、明らかに割安。配当利回り4.95%は平均2.31%の2倍超で高水準。ROE11.17%は健全で、直近の増収増益傾向も評価できる。割安ではあるが、売上高の成長率がやや鈍化しており、今後は収益の伸び次第で割安度が修正される可能性がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.1倍23.4倍
PER (予想)10.6倍
PBR0.99倍3.51倍
ROE11.2%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は順調に増加し、利益率も改善している。強気派は出店拡大と稼働率向上による成長を評価。弱気派は競争激化による価格低下や、需要の天井を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 増収基調

    売上高は2022/12期の467億円から2025/12期は715億円へ増加

  • 利益率改善

    営業利益率は5.45%から6.71%へ上昇

  • 高いROE

    ROE11.17%は株主資本を有効活用している

  • 営業利益35億→48億円、営業利益率6.71%通年影響

    営業利益35→48億円、営業利益率5.45%→6.71%

  • 売上高715億円と3期連続増収通年影響

    売上高528→642→715億円、直近2年で35%増

  • ROE11.17%と収益力1割超通年影響

    ROE11.17%、PBR1.0倍、売上高715億円

  • 配当利回り4.95%と高水準継続影響

    配当利回り4.95%、PER9.28倍

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    シェアオフィス市場は参入が相次ぎ、価格競争が懸念される

  • 需要の不確実性

    働き方のトレンド変化でスペース需要が減退するリスク

  • 配当利回り

    4.95%と高いが、成長投資とのバランスが課題

  • 予想PER10.8倍と実績9.28倍より高く決算発表後影響

    予想PER10.8倍、実績PER9.28倍、PBR1.0倍

  • 営業利益率6.71%と一桁台通年影響

    売上高715億円、営業利益48億円、営業利益率6.71%

  • 増収率21.6%→11.4%へ減速通年影響

    売上高642→715億円の増収率は11.4%、前期21.6%から半減

  • 外国人持株比率3.18%と低い継続影響

    外国人持株比率3.18%、時価総額387億円

次の決算で確かめる点
稼働率
収益の柱であるスペース利用状況を直接示す
売上高成長率
出店効果と需要の伸びを確認する
営業利益率
収益性の改善が続くかを見る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり72で、前期から+44.4%いまの株価に対する利回りは5.03%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥72
1株あたり
配当利回り
5.03%
いまの株価に対して
配当性向
50.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月4550.6
2017年12月5316.048.5
2018年12月542.461.9
2019年12月540.073.3
2020年12月34−37.058.1
2021年12月365.959.2
2022年12月360.064.8
2023年12月4011.159.2
2024年12月5435.054.9
2025年12月7844.450.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥72

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ6,247人。区分でいちばん多いのは個人・その他80.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が14.6%を占め、残る85.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他78.179.080.881.280.280.3
金融機関16.616.113.713.013.012.1
自己株式7.17.27.87.97.97.8
外国法人1.21.52.02.02.53.2
事業法人3.63.13.03.03.02.6
証券会社0.40.40.50.81.21.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01スペ-ス従業員持株会11.30
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.13
03スペース取引先持株会6.49
04加藤 千寿夫5.09
05若林 弘之4.33
06高津 伸生1.90
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.62
08株式会社名古屋銀行1.50
09後藤 廣高1.26
10若林 幸子1.17

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+271%、1株純資産は14期で+51%。直近期のROEは11.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月419394.516.467.6
2013年12月709008.012.052.0
2014年12月739367.914.557.5
2015年12月929959.613.649.3
2016年12月901,0408.812.550.6
2017年12月1031,1009.615.748.5
2018年12月871,1407.813.861.9
2019年12月801,1686.816.073.3
2020年12月461,1503.917.358.1
2021年12月611,1865.314.759.2
2022年12月571,2054.715.564.8
2023年12月691,2535.613.659.2
2024年12月1041,3328.010.854.9
2025年12月1541,42011.210.150.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2025/12期の役員報酬は総額330百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
庄村香史代表取締役社長 兼 営業統括本部長5226,000
森田昭一取締役 常務執行役員 大阪本部長5928,000
松尾信幸取締役 常務執行役員 経営統括本部長5444,000
林不二夫取締役7384,000
佐々木靖浩取締役6150,000
加藤千寿夫取締役681,355,000
若林弘之取締役671,196,000
嶋田博子取締役621,000
三品和久取締役(監査等委員)69110,000
前川弘美取締役(監査等委員)7019,000
和田良子取締役(監査等委員)627,000
田口聡志取締役(監査等委員)522,000
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢保有株数
大橋一之取締役上席執行役員東京本部長4410,000
澤匠取締役上席執行役員福岡本部長513,000
小田浩子取締役(監査等委員)49

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7223581129142
社外取締役4250256
取締役(社内)1141414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,306字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社5社(SPACE JAPAN(HK) CO.,LTD.、㈱エム・エス・シー、SPACE SHANGHAI CO.,LTD.、沖縄スペース㈱、SPACE JAPAN(VN) CO.,LTD.)の計6社で構成されており、ショッピングセンター、百貨店、専門店、飲食店等、商業施設の企画、設計、監理及び施工を主な事業として取り組んでおります。 なお、当社グループは、ディスプレイ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 当社グループの制作品別の区分概要は次の通りであります。 制作品別   内容 内装・外装工事   常設施設の内装・外装に関する工事 イベント・展示工事   一時的な施設に関する工事 建築工事   建築物の躯体に関する工事 メンテナンス工事   メンテナンス・補修・修繕を目的とした工事 コンサルティング・企画・設計・内装監理   コンサルティング・企画・設計・設計監理・内装監理業務 その他   納品及び上記に該当しない業務 当社グループの市場分野別の区分概要は次の通りであります。 市場分野別   内容 複合商業施設・総合スーパー   複合商業ビル・駅ビル・ショッピングセンター・総合スーパー 食品スーパー・コンビニエンスストア   食品スーパー・コンビニエンスストア 各種専門店   物販店(食料品・衣料品・服飾雑貨・生活用品・書籍等) 飲食店   飲食店 サービス等   医療・金融・教育・娯楽等(上記に該当しないもの) 当社は、商業施設の環境演出、展示・ディスプレイ、文化・スポーツ施設、複合商業施設の企画、コンサルティング、設計、監理、施工までの業務を一貫して行っております。 SPACE JAPAN(HK) CO.,LTD.は、主に香港における商業施設の企画・設計・監理・施工及び香港の情報の入手を行っており、当社はその工事の設計、監理の受注をしております。 SPACE SHANGHAI CO.,LTD.は、主に上海における商業施設の企画・設計・監理・施工及び資材・家具の輸出のほか、上海の情報の入手を行っており、当社はその工事に関する設計・監理の受注及び資材・家具を発注し輸入しております。 SPACE JAPAN(VN) CO.,LTD.は、主にベトナムにおける商業施設の企画・コンサルティング・設計・監理・施工及び陳列什器・家具等の制作・輸出入のほか、ベトナムの情報の入手を行っており、当社はその工事に関する設計・監理の受注及び陳列什器・家具等を発注し輸入しております。 ㈱エム・エス・シーは、主に国内における商業施設の企画・調査・リーシングを行うコンサルティング企業であります。当社は、㈱エム・エス・シーと事業連携を行うことで、商業施設の開発に取り組んでおります。 沖縄スペース㈱は、主に沖縄県における商業施設の企画・コンサルティング・調査・リーシング・設計・監理・施工を行っております。 事業の系統図は、次の通りであります。 (注) 全子会社を連結しております。
経営方針・対処すべき課題993字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは創業以来、「商空間の創造を通じて、豊かな社会の実現に貢献します。」を企業理念として掲げてきました。そして、ステークホルダーであるお客様、取引先、社員、株主様、社会の期待に応え続けるため、常に時代の変化に柔軟に対応できるよう取り組み、売上高及び利益の向上等に努めてまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、実績や最新の市場動向を踏まえ2028年度を最終年度とする中期経営計画において、持続的な成長と企業価値の向上を図るために、最終年度である2028年12月期の定量目標として売上高800億、営業利益率8%、ROE12%を掲げております。また、株主還元方針として配当性向50%以上の維持を目標としております。 (3)中長期的な会社の経営戦略及び会社の対処すべき課題 当社グループを取り巻く事業環境は、資材価格の高騰や人件費の上昇、労務需給の逼迫、加えて建設業の時間外労働の上限規制への対応による影響等を注視していく必要があるものの、企業収益の改善による設備投資の底堅い需要、インバウンド需要の増加等を背景に、引き続き投資需要の好調な推移が期待されることから、安定した受注環境が継続するものと予想しております。 このような環境の中、2026年12月期からの3か年を計画期間とする中期経営計画「拡大成長」を策定し、「売上高800億円」、「営業利益率8%」、「ROE12%」、「配当性向50%以上」の4つを定量目標に掲げております。当計画では、強みの源泉である人と組織の一層の高度化を進め、持続的な成長を目指します。「全社員総合職の実現」に向け、社員一人ひとりの成長に重きを置き、個の力を価値創造の源泉として最大限に引き出すことで、持続的な競争優位性を築いてまいります。また、顧客から選ばれ続ける「商いの共創パートナー」としての地位を確立するため、既存事業の深化や価値創造事業への挑戦、バリューチェーンの強化等に取り組み、安定的な収益基盤の構築を進めてまいります。さらには、これらの戦略を支える経営基盤のさらなる高度化に取り組み、多様な人材が能力を十分に発揮できる成長環境を整備してまいります。
事業等のリスク2,097字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクには、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、当社グループにおける全てのリスクを網羅したものではありません。 (1) 経営環境について 当社グループは、受注企業であり、景気の動向等により主要顧客であります流通小売業の設備投資が変動し、新規出店や改装に影響が出た場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、改正まちづくり三法等の改定により新たな規制が施行され、大型商業施設の出店計画に変更が生じた場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 法的規制について 当社グループは、事業活動を行う上で、建設業法、建築士法及び宅地建物取引業法等様々な法規制の適用を受けており、その遵守を義務づけられております。これらの許認可等を受けるための諸条件及び関係法令の遵守に努めており、現状において当該許認可等が取消しとなる事由は発生しておりません。 将来、これらの関連する法律が変更された場合や何らかの事情により、これらの法律に抵触することが発生した場合、業務遂行に支障をきたし、業績に影響を及ぼす可能性があります。 関連する 法律   許認可等 の名称   所管官庁等   許認可等の内容   有効期限   法令違反の要件及び 主な許認可取消事由 建設業法   特定建設業   国土交通省   建設工事に関する許可 国土交通大臣 (特-7)第10756号   2026年2月6日から 2031年2月5日まで 以後5年ごとに更新   建設業許可の取消事由は、建設業法第29条に定められております。 宅地建物 取引業法   宅地建物 取引業   国土交通省   宅地建物取引業 に関する免許証 国土交通大臣 (6)第5840号   2023年12月16日から 2028年12月15日まで 以後5年ごとに更新   宅地建物取引業者免許の取消事由は、宅地建物取引業法第66条に定められております。 建築士法   一級建築士 事務所登録   東京都   一級建築士事務所 に関する登録 東京都知事登録 第35126号   2022年4月15日から 2027年4月14日まで 以後5年ごとに更新   一級建築士事務所登録の取消事由は、建築士法第26条に定められております。 建築士法   一級建築士 事務所登録   愛知県   一級建築士事務所 に関する登録 愛知県知事登録 (い-3)第4535号   2022年2月2日から 2027年2月1日まで 以後5年ごとに更新   一級建築士事務所登録の取消事由は、建築士法第26条に定められております。 建築士法   一級建築士 事務所登録   大阪府   一級建築士事務所 に関する登録 大阪府知事登録 (ハ)第24704号   2025年3月20日から 2030年3月19日まで 以後5年ごとに更新   一級建築士事務所登録の取消事由は、建築士法第26条に定められております。 建築士法   一級建築士 事務所登録   福岡県   一級建築士事務所 に関する登録 福岡県知事登録 第1-62089号   2021年8月19日から 2026年8月18日まで 以後5年ごとに更新   一級建築士事務所登録の取消事由は、建築士法第26条に定められております。 古物営業法   古物商   東京都公安委員会   古物商許可 第301052415624号   有効期限なし   古物商許可の取消事由は、古物営業法第6条に定められております。 (3) 施工物件の品質について 当社グループは、施工物件の品質について万全な体制を敷いておりますが、品質不良を完全に排除することは困難であり、万一、品質に問題があった場合、賠償金の支払が発生し業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 事故及び災害について 当社グループは、万全を期して現場での安全確保に取り組んでおりますが、万一、事故などが発生した場合、業務停止や営業許可・免許の取消し、罰金等の処分が行われ、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、災害などが発生した場合、顧客の出店計画の延期や中止により、受注の減少やコストの増加など、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 個人情報の管理について 当社グループは、個人情報保護規程を策定し運用管理には可能な限り注意を払っておりますが、何らかの要因により情報が流出した場合、社会的責任を負うこととなり業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 情報管理について 当社グループは、事業活動を行う過程で、顧客情報や協力業者情報を取得することがあり、セキュリティについては細心の注意を払っておりますが、自然災害や事故等により重要なデータの消失または漏洩した場合、社会的責任を負うこととなり業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,999字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績の状況 連結会計年度(2025年1月1日~2025年12月31日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善の動きが続く中で、個人消費の持ち直しの動きが見られるものの、米国の通商政策の影響による景気の下振れへの懸念など、先行きの不透明な状況が継続しております。 当社グループ(当社及び当社の関係会社)が属するディスプレイ業界につきましては、収益改善を背景とした企業の投資、都市再開発の進展、インバウンド需要の増加等を背景に、新装・改装需要は引き続き好調に推移しております。 このような事業環境の中、当社グループは、当期を最終年度とした中期経営計画「進化発展」の目標達成に向けて、VISION実現に向けた戦略の着実な実行と事業拡大を通じ、収益性と企業価値の向上に取り組んでまいりました。 事業面においては、活況な受注環境を背景として、顧客の投資意欲は依然として高水準で推移しており、この旺盛な需要に対し、顧客対応型組織を軸とした営業部門と専門組織との部門間連携による総合的な案件対応力の向上により機動的な受注体制を確保できた結果、多くの大型案件の獲得につながりました。 運営面においては、将来の成長基盤の構築に向け、多様な人材の採用や教育研修等を強化してまいりました。また、新たなシステム導入等のDX推進による業務負担の軽減と生産性向上を図ってまいりました。さらに、社員の健康支援や働きがいを高める環境整備等の施策にも取り組んでまいりました。 これらの施策が奏功し、過去最高となる売上高及び各段階利益を計上いたしました。 ①売上高 顧客の積極的な投資姿勢を背景に、飲食店分野及びサービス等分野が伸長したことから、売上高は715億11百万円(前連結会計年度比11.4%増)となりました。 ②営業利益 売上高の増加及び外注費率の改善等により売上総利益が増加したことから、営業利益は48億30百万円(前連結会計年度比39.4%増)となりました。 ③経常利益 営業外収益に受取配当金等、営業外費用に支払利息等を計上した結果、経常利益は48億79百万円(前連結会計年度比38.1%増)となりました。 ④親会社株主に帰属する当期純利益 賃上げ促進税制による法人税特別控除等の影響や、特別利益に受取損害賠償金を計上したことから、親会社株主に帰属する当期純利益は37億70百万円(前連結会計年度比48.1%増)となりました。 なお、当社グループはディスプレイ事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載に代えて、市場分野別に記載しております。 市場分野別の売上高は次の通りであります。 区分   前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   増減 売上高(百万円)   構成比(%)   売上高(百万円)   構成比(%)   売上高(百万円)   増減率(%) 複合商業施設 ・総合スーパー   14,085   21.9   14,485   20.3   399   2.8 食品スーパー ・コンビニエンスストア   7,191   11.2   7,056   9.9   △135   △1.9 各種専門店   19,720   30.7   20,650   28.9   929   4.7 飲食店   7,775   12.1   10,301   14.4   2,525   32.5 サービス等   15,415   24.0   19,018   26.5   3,602   23.4 合計   64,189   100.0   71,511   100.0   7,321   11.4 ・複合商業施設・総合スーパー分野は、複合商業施設において大型の新装案件を複数手掛けたことに加え、バリューアップを目的とした改装案件が増加したことから、前連結会計年度を上回る売上高となりました。 ・食品スーパー・コンビニエンスストア分野は、コンビニエンスストアにおいて改装案件が増加した一方、食品スーパーの改装案件が減少したことから、前連結会計年度を下回る売上高となりました。 ・各種専門店分野は、服飾雑貨店及びペット関連において既存店活性化を目的とした改装案件が増加したことから、前連結会計年度を上回る売上高となりました。 ・飲食店分野は、都市型のハイクラス店舗や出店強化に伴う新装案件の増加に加え、既存店の活性化及び業態転換を目的とした改装案件が堅調に推移したことから、前連結会計年度を大幅に上回る売上高となりました。 ・サービス等分野は、ホテル及び医療・福祉施設ともに大型の改装案件を手掛けたことから、売上高は前連結会計年度を大幅に上回る結果となりました。 (2) 生産、受注及び販売の実績 生産、受注及び販売の実績は、次の通りであります。なお、当社グループは、ディスプレイ事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載に代えて、制作品別の受注実績及び制作品別の販売実績を記載しております。 ①生産実績 当社グループは生産実績を定義することが困難であるため、生産実績は記載しておりません。 ②受注実績 当連結会計年度における受注実績を制作品別に示すと、次の通りであります。 区分   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 内装・外装工事   65,357   108.6   10,150   95.9 イベント・展示工事   118   132.0   15   466.2 建築工事   1,222   165.0   474   1,630.6 メンテナンス工事   1,243   94.7   48   213.0 コンサルティング・企画・設計・内装監理   3,198   102.8   1,228   113.2 その他   684   134.7   145   603.9 合計   71,824   108.9   12,062   102.7 (注)1.数量については、同一制作品区分の中でも、多種類・多仕様にわたっておりその表示が困難なため記載を 省略しております。 2.「注記事項(会計方針の変更)」に記載の通り、2024年12月期の各数値については、遡及適用が行われた ため、遡及適用後の数値を記載しております。 ③販売実績 当連結会計年度における売上高実績を制作品別に示すと、次の通りであります。 区分   売上高(百万円)   前年同期比(%) 内装・外装工事   65,791   113.2 イベント・展示工事   106   92.8 建築工事   777   82.4 メンテナンス工事   1,217   91.6 コンサルティング・企画・設計・内装監理   3,055   97.1 その他   563   107.1 合計   71,511   111.4 (注)1.数量については、同一制作品区分の中でも、多種類・多仕様にわたっておりその表示が困難なため記載を 省略しております。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の通りであります。 (4) 財政状態の状況と経営者の視点による分析内容 (資産) 当連結会計年度末における資産は、451億33百万円(前連結会計年度末比41億64百万円増)となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べ35億21百万円増加し、312億1百万円となりました。主な要因は、完成工事未収入金及び契約資産が25億77百万円、現金及び預金が10億12百万円増加したことによるものです。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ6億42百万円増加し、139億31百万円となりました。主な要因は、無形固定資産が1億5百万円、有形固定資産が1億46百万円、投資その他の資産が3億90百万円増加したことによるものです。 (負債) 当連結会計年度末における負債は、102億16百万円(前連結会計年度末比19億52百万円増)となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べ19億61百万円増加し、95億54百万円となりました。主な要因は、工事未払金が7億46百万円、未払法人税等が3億59百万円、未成工事受入金が5億85百万円増加したことによるものです。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ8百万円減少し、6億62百万円となりました。主な要因は、繰延税金負債が1億36百万円増加したものの、長期未払金が1億62百万円減少したことによるものです。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、349億16百万円(前連結会計年度末比22億11百万円増)となりました。主な要因は、利益剰余金が22億74百万円増加したことによるものです。 (5) キャッシュ・フローの状況と経営者の視点による分析内容 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は前連結会計年度末に比べ84百万円増加(前連結会計年度は16億89百万円の増加)し、135億44百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、29億7百万円の収入(前連結会計年度は20億54百万円の収入)となりました。主な収入要因は、税金等調整前当期純利益を50億52百万円計上したこと、及び仕入債務が7億44百万円増加したことによるものです。主な支出要因は、売上債権及び契約資産が23億32百万円増加したことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、13億27百万円の支出(前連結会計年度は6億30百万円の収入)となりました。主な支出要因は、定期預金の預入により10億40百万円を支出したこと、及び有形固定資産の取得により4億円を支出したことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、14億99百万円の支出(前連結会計年度は10億29百万円の支出)となりました。主な要因は、配当金の支払が14億93百万円あったことによるものです。 (6) 資本の財源及び流動性に係る情報 当社グループの資金需要の主なものは、パートナー企業への支払いである外注費、工事や案件の推進に係る労務費、販売費及び一般管理費であります。 資本の財源及び流動性については、事業活動に必要な資金を安定的に確保することを基本としており、資金調達につきましては自己資金を基本としております。また、株主還元については、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載の通りであります。 (7) 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般的に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 この財務諸表の作成にあたり当連結会計年度末における資産、負債の金額、並びに当連結会計年度における収益、費用の金額に影響を与える重要な会計方針及び各種引当金の見積り方法につきましては、「第5 経理の状況 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載の通りであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。