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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

カンダホールディングス

Kanda Holdings Co.,Ltd9059 · Standard · 陸運業

北関東から東海まで広域ネットワークを持つ総合物流企業。自動車運送を軸に、国際物流や3PLまで手がける。

概要

カンダホールディングスは、1944年に東京・神田で創業した総合物流企業グループである。中核の貨物自動車運送事業に加え、国際物流、倉庫、港湾運送、不動産賃貸などを展開する。2026年3月期の連結営業収益は約524億円、従業員数は約2,828人。精密機器や食品、化学品などの特殊貨物輸送に強みを持ち、全国に物流ネットワークを構築している。

四つの事業セグメントで構成する収益構造

連結営業収益524億円(2026年3月期)のうち、貨物自動車運送事業が394億円(構成比75%)を占める。同事業はカンダコーポレーションなど11社が担い、一般貨物から特殊貨物まで対応する。国際物流事業は110億円(21%)で、ペガサスグローバルエクスプレスとニュースターラインが中核。不動産賃貸事業が9億円、ソフトウエア開発やリースなどを含むその他事業が11億円と続く。セグメント利益では、貨物自動車運送が29億円、国際物流が12億円と収益の柱である。

持株会社体制のもと24社を擁するグループ構成

2009年4月に持株会社へ移行し、カンダホールディングスを頂点に24社の子会社で構成される。運送部門はカンダコーポレーション、カンダコアテクノなど地域別・機能別に分社化。国際部門ではタイに現地法人Pegasus Global Express (Thailand)を置く。物流関連以外にも、ソフトウエア開発のケイ・コムやソフトエイジ、清掃のカンダハーティーサービス、事務代行のカンダビズパートナーなど多角化している。子会社化はM&Aを通じて進め、2006年以降にモリコー、ロジメディカル、中村エンタープライズ、堀切運輸などを迎えている。

首都圏を中心に広がる物流センター網

自社物流センターは埼玉県に集中しており、岩槻(1995年開設)、蓮田(2002年)、久喜(2013年)、加須豊野台(2018年)の4カ所を保有。このほか群馬県邑楽町に北関東物流センター(2010年)、宮城県名取市に南東北物流センター(2012年)、大阪府堺市に堺物流センター(2012年)を開設し、東日本と西日本をカバーする。本社は東京都千代田区神田三崎町にあり、2019年に新本社ビルを竣工した。これらの拠点を生かし、全国向けの一貫輸送を展開している。

特殊貨物と品質管理に強みを持つ運送事業

貨物自動車運送事業では精密機器、食品、化学品などの特殊貨物輸送を得意とする。品質管理面では社内QC活動「ダッシュ21」や「5S運動」を継続的に実施し、作業効率と品質向上を図る。全33事業所中32事業所で安全性優良事業所(Gマーク)を取得。運輸安全マネジメントの強化やアルコールチェック管理体制、自動点呼システムの導入など安全投資も活発に行っている。燃料価格変動への対応として適正運賃の確保を進め、2026年3月期の同事業セグメント利益は前期比7.2%増の29億円となった。

業界の中での役割は自動車運送事業を核に、全国ネットワークの物流ネットワークを活かし、メーカーや小売業向けに輸配送から保管、流通加工までをトータルサポートする物流プロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
524億円
営業利益
36億円
営業利益率
6.9%
純利益
25億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/3
事業売上構成比利益利益率
貨物自動車運送事業390億円75.0%
国際物流事業111億円21.3%
その他10億円1.9%
不動産賃貸事業9億円1.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01貨物自動車運送事業主力

路線・区域を問わない一般貨物自動車運送を提供。グループ会社が各地域に拠点を持ち、首都圏から東海、関西にかけて輸送ネットワークを形成。自動車部品、日用品など様々な業界の顧客に対応。

主な製品・サービス1
一般貨物自動車運送
企業の荷物をトラックで輸送するサービス。グループ11社が各地域をカバーし、共同配送や効率的なルート運行により高品質な輸送を実現。

02国際物流事業準主力

貿易貨物の輸出入・三国間物流を扱う。通関、フォワーディング、混載、倉庫などを組み合わせ、グローバルなサプライチェーンを支援。グループ会社(ペガサスグローバルエクスプレス等)が海外拠点を活用。

主な製品・サービス2
国際複合一貫輸送
海上・航空輸送を組み合わせた国際貨物輸送。通関手続きなどを含む一貫サービスを提供。
通関・フォワーディング
輸出入手続きの代行や貨物の集配・混載など、国際物流に関する専門サービス。

03その他事業副次

不動産賃貸、ソフトウェア開発・保守、車両・コンピュータのリース、ファイナンス、保険代理店、太陽光発電、清掃、事務代行など。物流事業を補完し、グループ全体の収益基盤を多様化。

製品と技術

特殊貨物輸送と全国ネットワークを生かした物流サービス

貨物自動車運送事業では精密機器、食品、化学品などの特殊貨物を主要な取り扱い対象とする。これらの貨物は温度管理や衝撃対策など高度な品質管理が求められるため、同社は「ダッシュ21」などのQC活動で作業標準を徹底し、各物流センターで専用設備を整えている。全国に展開する物流センター網を生かし、首都圏から地方都市までの一貫輸送を提供。2026年3月期の同事業収入は394億円で、グループ全体の収益の約75%を占める主力事業である。

国際宅配便とフォワーディングの二本柱で展開する国際物流

国際物流事業はペガサスグローバルエクスプレスとニュースターラインを中核に、国際宅配便とフォワーディング(複合一貫輸送)の二本柱で構成される。2011年にペガサスパーセルサービスから国際宅配部門を譲り受けて本格参入し、その後タイに現地法人を設立して東南アジア向けサービスを強化した。2026年3月期の同事業収入は110億円で、セグメント利益は12億円。EC事業にも注力し、越境EC物流の需要を取り込む方針である。

環境負荷低減に向けたEV・FCVトラックの実証導入

グループ全体の環境負荷低減を目指し、電気自動車(EV)トラック5台と燃料電池自動車(FCV)トラック1台を導入し、実用性の検証を進めている。EVトラックは短距離配送での使用を想定し、FCVトラックは長距離運行でのCO2排出削減効果を確認する。また国際輸送では持続可能な航空燃料(SAF)を活用し、顧客のサプライチェーン全体でのカーボンニュートラル実現を支援。グリーン経営認証を取得し、エコドライブ運動やグリーン・エコプロジェクトへの参加を通じて環境CSRを推進している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

陸運業のなかでの位置

物流事業で安定成長、鉄道大手と差別化

当社は陸運業界に属し、物流事業を中心に展開するホールディングスである。売上高は511億円から524億円と緩やかに増加し、営業利益率も6.5%から6.9%と安定している。同業他社である東急や相鉄ホールディングスは鉄道事業が中心であるのに対し、当社は物流事業に特化している点が特徴である。都市部での物流需要に支えられ、安定した収益を確保している。今後の課題は、運送コストの上昇やドライバー不足への対応である。

強み

  • 売上と利益率が安定し、安定的な経営が可能。
  • 鉄道事業に依存せず、物流独自の市場を開拓。
  • 都市部の物流需要が高く、市況の影響を受けにくい。
  • 東急等と比べ、物流事業に特化し専門性が高い。

課題

  • 人材確保が難しく、配送体制の維持が課題。
  • 燃料価格の上昇が収益を圧迫する可能性。
  • 物流業界では価格競争が激しく、生き残りが課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

陸運業の時価総額近傍。太字がカンダホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19081神奈川中央交通503億円13.5倍
29052山陽電気鉄道452億円11.1倍
39029ヒガシホールディングス250億円9.5倍
49057遠州トラック245億円10.8倍
59083神姫バス244億円7.5倍
69059カンダホールディングス213億円8.0倍
79046神戸電鉄199億円13.4倍
89033広島電鉄193億円16.6倍
99034南総通運165億円11.5倍
109074日本石油輸送165億円10.9倍
119145ビーイングホールディングス140億円11.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

自動車交通事業法の改正で16社が統合し発足

1943年11月、自動車交通事業法の第三次改正により東京都神田区内の全運送会社16社が一括統合されることとなり、翌1944年5月に神田運送株式会社として資本金230万円で設立された。本社は東京都神田区佐久間町に置き、戦時統制下での事業統合が同社の出発点である。戦後は1977年に本社を千代田区三崎町へ移転し、1991年10月には商号をカンダコーポレーション株式会社に変更している。

店頭登録から東証2部上場へ至る成長期

1994年10月、日本証券業協会に株式を店頭登録し、資本市場での資金調達が可能となった。これに前後して物流センターの開設を本格化させ、1995年に埼玉県岩槻市に岩槻物流センター、1999年には同2号棟、2002年に蓮田物流センターを開設。2004年3月には東京証券取引所市場第二部に上場を果たし、企業規模の拡大に対応した。上場後も積極的にM&Aを実施し、2006年にモリコー、2007年にロジメディカルを子会社化している。

持株会社体制へ移行しグループ再編を推進

2008年5月、持株会社体制への移行を決定し、カンダコーポレーション分割準備株式会社と株式会社カンダコアテクノを設立。2009年4月に商号をカンダホールディングス株式会社に変更し、貨物自動車運送部門を2社に承継させる会社分割を実施した。分割準備会社はカンダコーポレーション株式会社に商号を変更し、現在のグループ体制が整った。この再編により、持株会社がグループ全体の戦略立案と管理を担い、事業子会社が専門性を発揮する構造へと転換した。

国際物流事業に本格進出しタイへも展開

2010年9月に株式会社ペガサスグローバルエクスプレスを設立し、翌2011年2月にペガサスパーセルサービスから国際宅配部門を譲り受けて国際物流事業に本格参入。同年9月には関西配送株式会社を設立し、西日本エリアの運送基盤を強化した。2012年9月にはタイ王国にPegasus Global Express (Thailand)を設立し、東南アジアへの現地法人を設置。2014年4月にはペガサスグローバルエクスプレスとペガサスカーゴサービスを合併し、国際事業の統合を進めた。同年にはニュースターラインとベルトランスも子会社化し、フォワーディング事業を拡大している。

業界連携とM&Aで事業領域を拡大

2015年2月、髙末ホールディングス、東部ネットワーク、ヒガシホールディングスと包括的業務提携を締結し、日本物流ネットワーク協力会(JLNA)を立ち上げた。これにより同業他社との協業体制を構築。その後もM&Aを積極的に進め、2017年に中村エンタープライズ、2021年にソフトエイジ、2022年に堀切運輸を子会社化した。新規事業として2019年にはカンダビズパートナー(事務代行)とカンダリテールサポート(小売支援)を設立し、物流以外の分野へもポートフォリオを広げている。

東証スタンダード市場移行と中期経営計画

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いスタンダード市場へ移行。2025年4月からは新たな中期経営計画をスタートさせ、事業成長・収益力向上、物流機能の強化、人的資本の強化、組織再編、ESG経営の5項目を骨子とする。2027年3月期の連結営業収益542億円、営業利益38億円を見込む。環境面ではEVトラック5台とFCVトラック1台を導入し、カーボンニュートラルに向けた実証運行を開始。国際輸送では持続可能な航空燃料(SAF)の活用も進めている。

年表39件を開く

1940年代

  • 1943年11月創業自動車交通事業法の第三次改正により、東京都神田区内の全運送会社16社が一括統合し発足。
  • 1944年5月創業商号を神田運送株式会社として、東京都神田区佐久間町に本社をおき資本金230万円をもって設立。

1970年代

  • 1977年9月本社を東京都千代田区三崎町に移転。

1990年代

  • 1991年10月商号変更商号をカンダコーポレーション株式会社に変更。
  • 1994年10月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 1995年3月埼玉県岩槻市に物流センター開設。
  • 1999年3月埼玉県岩槻市に岩槻物流センター2号棟開設。

2000年代

  • 2002年12月埼玉県蓮田市に蓮田物流センター開設。
  • 2004年3月上場東京証券取引所市場第二部へ上場。
  • 2006年12月M&A株式会社モリコーを株式取得により子会社化。(現・連結子会社)
  • 2007年3月株式会社ロジメディカル(現・連結子会社)を設立。
  • 2008年5月創業持株会社体制移行に伴い、カンダコーポレーション分割準備株式会社を設立。
  • 2008年5月創業持株会社体制移行に伴い、株式会社カンダコアテクノを設立。
  • 2009年4月商号変更持株会社体制へ移行、商号をカンダホールディングス株式会社に変更し、貨物自動車運送部門を、カンダコーポレーション分割準備株式会社および株式会社カンダコアテクノ(現・連結子会社)に承継する会社分割を実施。
  • 2009年4月商号変更カンダコーポレーション分割準備株式会社は、カンダコーポレーション株式会社(現・連結子会社)に商号変更。

2010年代

  • 2010年9月創業株式会社ペガサスグローバルエクスプレスを設立。
  • 2010年10月群馬県邑楽町に北関東物流センター開設。
  • 2011年2月株式会社ペガサスパーセルサービスより国際宅配部門を株式会社ペガサスグローバルエクスプレスが譲り受け、国際物流事業に本格的に進出。
  • 2011年9月関西配送株式会社(現・連結子会社)を設立。
  • 2012年4月カンダ物流株式会社(現・連結子会社)を設立。
  • 2012年9月株式会社ペガサスグローバルエクスプレスが、タイ王国にPegasus Global Express(Thailand)Co.,Ltd.(現・連結子会社)を設立。
  • 2012年10月M&A株式会社ジェイピーエルを株式取得により子会社化。(現・連結子会社)
  • 2012年11月M&A株式会社ハーバー・マネジメントを株式取得により子会社化し、商号を株式会社ペガサスカーゴサービスに変更。
  • 2012年12月大阪府堺市に堺物流センター開設。
  • 2012年12月宮城県名取市に南東北物流センター開設。
  • 2013年8月埼玉県久喜市に久喜物流センター開設。
  • 2014年4月M&A株式会社ペガサスグローバルエクスプレスと株式会社ペガサスカーゴサービスを合併し、新社名を株式会社ペガサスグローバルエクスプレスとする。(現・連結子会社)
  • 2014年4月M&Aニュースターライン株式会社とその子会社ベルトランス株式会社を株式取得により、それぞれ子会社化。(現・連結子会社)
  • 2014年6月株式会社プライムキャストと業務提携。
  • 2014年8月カンダハーティーサービス株式会社(現・連結子会社)を設立。
  • 2015年2月髙末株式会社(現・高末ホールディングス株式会社)、東部ネットワーク株式会社、株式会社ヒガシトゥエンティワン(現・株式会社ヒガシホールディングス)と包括的業務提携を締結し、日本物流ネットワーク協力会(JLNA)を立ち上げる。
  • 2017年3月M&A株式会社中村エンタープライズを株式取得により子会社化。(現・連結子会社)
  • 2018年3月埼玉県加須市に加須豊野台物流センター開設。
  • 2019年4月東京都千代田区神田三崎町に新本社ビルを竣工。
  • 2019年11月カンダビズパートナー株式会社(現・連結子会社)を設立。
  • 2019年11月カンダリテールサポート株式会社(現・連結子会社)を設立。

2020年代

  • 2021年8月M&A株式会社ソフトエイジを株式取得により子会社化。(現・連結子会社)
  • 2022年2月M&A堀切運輸株式会社を株式取得により子会社化。(現・連結子会社)
  • 2022年4月東京証券取引所スタンダード市場へ移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結営業収益2028年3月期まで56,500百万円
  • 連結経常利益2028年3月期まで4,000百万円
  • 自己資本当期純利益率(ROE)2028年3月期まで8.5%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業成長・収益力向上

    グループ各社の営業連携強化による新規顧客開拓、業務効率化・採算性向上に取り組み、M&A推進や先端技術導入で成長機会を拡大する。国際部門は国際宅配便・フォワーディング・EC事業に注力し国内外一体で国際事業拡大を図る。

  2. 02

    物流機能の強化

    品質管理体制強化のため、社内QC活動『ダッシュ21』や『5S運動』を継続推進し作業効率・品質向上を図る。品質安全管理室中心に交通事故・労働災害防止を含む全社的品質・安全管理体制を一層強化する。

  3. 03

    人的資本の強化

    恒常的な人材不足、特にトラックドライバーの確保に向け採用活動を強化し、次世代幹部候補育成のための教育に注力する。安全意識向上のため研修所を活用した各種研修・講習会を開催する。

  4. 04

    ESG経営の推進

    2050年カーボンニュートラル実現を目指し、EV・FCEVトラック導入実証、SAF活用など環境負荷低減に取り組む。安全面では運輸安全マネジメント強化、Gマーク取得推進、安全設備導入等を進める。

  5. 05

    組織再編による体制強化

    グループ全体の連携強化と効率的な経営体制を構築するため、組織再編を進め、グループ総合力の進化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,828人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は798万円で、9期前と比べて+26.7%平均年齢は50.0歳、平均勤続年数は17.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,182
2018年3月2,316
2019年3月63047.012.02,300
2020年3月62247.012.02,280
2021年3月69052.015.02,342
2022年3月73951.013.02,543
2023年3月76751.013.02,778
2024年3月78653.014.02,784
2025年3月76850.015.02,791122
2026年3月79850.017.02,828127

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社24(国内 23 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
久喜物流センター — 埼玉県久喜市3,560百万円
貨物自動車運送事業・その他(注)3
堺物流センター — 大阪府堺市堺区2,263百万円
貨物自動車運送事業
蓮田物流センター — 埼玉県蓮田市2,005百万円
不動産賃貸事業・その他(注)3
加須豊野台物流センター — 埼玉県加須市1,780百万円
貨物自動車運送事業
北関東物流センター — 群馬県邑楽郡1,277百万円
貨物自動車運送事業
本社 — 東京都千代田区1,088百万円
全社管理業務
岩槻物流センター — 埼玉県さいたま市 岩槻区1,048百万円
貨物自動車運送事業
浮間物流センター — 東京都北区950百万円
貨物自動車運送事業・不動産賃貸事業
浮間営業所 — 東京都北区597百万円
不動産賃貸事業
青果事業部 — 東京都大田区454百万円
国際物流事業
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    カンダコーポレーション㈱(注)1,4,5
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱カンダコアテクノ
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    カンダリテールサポート㈱
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    埼玉配送㈱
    埼玉県春日部市
    議決権100.0%
  • 国内
    ヤマナシ流通㈱
    山梨県甲府市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ケイ・コム(注)1
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    神田ファイナンス㈱
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱名岐物流サービス(注)5
    愛知県小牧市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱神田エンタープライズ
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アサクラ
    埼玉県川口市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ロジメディカル(注)1,4,5
    埼玉県加須市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱モリコー
    大阪府東大阪市
    議決権100.0%
残りのグループ会社12社を開く
  • ㈱ペガサスグローバルエクスプレス(注)1,4東京都江東区100%
  • 関西配送㈱大阪府東大阪市100%
  • カンダ物流㈱群馬県邑楽郡邑楽町100%
  • ㈱ジェイピーエル東京都文京区100%
  • Pegasus Global Express(Thailand) Co.,Ltd.(注)3タイ バンコク49%
  • ニュースターライン㈱愛知県名古屋市東区100%
  • ベルトランス㈱愛知県名古屋市東区100%
  • カンダハーティーサービス㈱東京都千代田区100%
  • ㈱中村エンタープライズ兵庫県神戸市中央区100%
  • カンダビズパートナー㈱東京都千代田区100%
  • ㈱ソフトエイジ宮城県仙台市青葉区100%
  • 堀切運輸㈱埼玉県八潮市100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は524億円営業利益36億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.8%、利益が+5.9%。

売上高
+0.8%
524億円
営業利益
+5.9%
36億円
純利益
+13.6%
25億円
営業利益率
6.9%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高542億円524億円
営業利益38億円36億円
純利益26億円25億円
1株あたり配当¥26¥26

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は134億円、営業利益は9億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q4090
2019年4Q4370
2020年4Q4371
2021年4Q4403
2022年4Q4764
2023年4Q5165
2024年4Q5115
2025年4Q520163.110
2026年4Q524173.212
2027年1Q13496.75

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は281億円から524億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は6.9%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
埼玉県久喜市に久喜物流センター開設。
2013年3月281116
株式会社ペガサスグローバルエクスプレスと株式会社ペガサスカーゴサービスを合併し、新社名を株式会社ペガサスグローバルエクスプレスとする。(現・連結子会社)
2014年3月32695
2015年3月345127
2016年3月3691516
株式会社中村エンタープライズを株式取得により子会社化。(現・連結子会社)
2017年3月391179
埼玉県加須市に加須豊野台物流センター開設。
2018年3月4091710
カンダビズパートナー株式会社(現・連結子会社)を設立。
2019年3月437168
2020年3月4371710
株式会社ソフトエイジを株式取得により子会社化。(現・連結子会社)
2021年3月4402515
堀切運輸株式会社を株式取得により子会社化。(現・連結子会社)
2022年3月4763119
2023年3月5162818
2024年3月5113523
2025年3月52034356.522
2026年3月52436386.925

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高524億円のうち、営業利益として残るのは36億円6.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は25億円、売上の4.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金88.5%464億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金4.6%24億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.9%36億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比0.4pt
6.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.3pt
4.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.7pt
9.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが43億円、投資CFが−15億円で、差し引きのフリーCFは28億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は108億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月9−3928−3018
2014年3月17−11−9616
2015年3月22−13−4921
2016年3月2051−597132
2017年3月38−22−141635
2018年3月27−376−1032
2019年3月30−24−5633
2020年3月34−13−182137
2021年3月36−10−162647
2022年3月38−19−131953
2023年3月36−12−142462
2024年3月46−3161583
2025年3月38−11−182792
2026年3月43−15−1228108

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は481億円。このうち返さなくてよい自己資本が281億円で、自己資本比率は58.4%(業種中央値40.1%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月37012524533.5
2014年3月37012824234.2
2015年3月37713424335.3
2016年3月36014821240.9
2017年3月36415520942.5
2018年3月39316422941.5
2019年3月39516922642.7
2020年3月39617721944.6
2021年3月40819121746.8
2022年3月41220620649.8
2023年3月42322020352.1
2024年3月46724022751.4
2025年3月47525821754.3
2026年3月48128120058.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
108億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
242億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
2億円
在庫として抱えている分
負債合計
200億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
83
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

陸運業 56社との比較

同じ陸運業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率56社中9位あたり、逆に低いのは売上成長率56社中50位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.1%/中央値 8.4%
P25 6.0%P75 10.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.9%/中央値 7.2%
P25 4.9%P75 10.9%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.4%/中央値 40.1%
P25 32.4%P75 54.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.8%/中央値 4.5%
P25 2.6%P75 7.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥915で、1年前と比べて+11.2%過去52週の値幅のなかでは77%の位置にある。

¥915-0.7%1ヶ月+2.3%1年+11.2%時価総額213億円
過去52週の値幅
安値¥791高値¥952

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.0倍
PER (会社予想)7.7倍
PBR0.69倍
配当利回り2.84%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で株価は0.66%上昇と小幅ながら、7月16日に867円へ急落した後は持ち直し、8月10日には909円まで回復しました。25日移動平均線は897円で、株価はこれを上回って推移しており、短期の上昇トレンドが意識されます。52週高値は952円で、現在の株価はその95%の水準に位置し、高値圏でのもみ合いが続いています。出来高は7月16日の49500株をピークに減少傾向ですが、8月10日には11000株とやや増加し、需給の改善が示唆されます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 88/100)

PER 7.93倍と7.6倍(予想)は業界平均15.6倍の半分以下で、PBR 0.6933倍も平均1.07倍を下回り、割安。ROE 9.1%はやや低めだが、配当利回り2.86%は平均2.34%を上回り、配当性向38.33%と健全。売上高は511→520→524億円と横ばいだが、営業利益率は6.54%から6.87%へ微増。低PER・低PBRは割安を示すが、成長性は乏しく、ROE向上が今後の課題。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.0倍15.7倍
PER (予想)7.7倍
PBR0.69倍1.07倍
ROE9.1%8.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

物流業界は人手不足や燃料費高騰などコスト圧力が強い一方で、EC拡大や企業の物流効率化需要は堅調である。強気派は、効率化投資や付加価値サービスの強化による収益改善を期待する。弱気派は、競争激化による運賃低迷や、人件費・燃料費の上昇が利益を圧迫すると懸念する。株価はPER7.93倍、PBR0.69倍と割安水準にあり、財務基盤も安定しているが、成長性に乏しいとの見方もある。今後の業績は、輸送単価とコスト管理のバランスが鍵となる。

プラスに働く材料7
  • 効率化による利益率向上

    2025年3月期に営業利益率が6.54%となり、前期の5.7%から改善傾向

  • 安定した需要基盤

    売上高が500億円超で安定し、東京近郊中心の需要は底堅い

  • 割安な株価評価

    PER7.93倍、PBR0.69倍と低水準で、配当利回り2.86%もある

  • 営業利益が34→36億円へ増益、利益率改善通年影響

    営業利益36億円、前期比2億円増、売上高524億円で営業利益率6.87%

  • PBR0.69倍と解散価値割れの割安感継続影響

    PBR0.69倍、ROE9.1%、1株当たり純資産に対し株価が割安

  • 2026年3月期予想PER7.6倍と低バリュエーション通年影響

    予想PER7.6倍、実績7.93倍と低水準、増益期待で評価修正

  • 売上高が511→520→524億円と3期増収通年影響

    売上高524億円、前期比4億円増、安定した増収基調

マイナスに働く材料7
  • コスト上昇圧力

    人件費や燃料費の高騰が収益を圧迫し、利益率が伸び悩むリスク

  • 競争激化の懸念

    物流業界は新規参入や価格競争が激しく、運賃の引き上げが困難

  • 成長性の限界

    売上高が横ばい圏で推移し、大きな成長ドライバーが見当たらない

  • 純利益が3期連続で25億円未満と停滞通年影響

    純利益は23→22→25億円、25億円を超えず成長性に欠ける

  • 営業利益率6.87%と低水準継続影響

    営業利益率6.87%、営業利益36億円、収益力は低く大幅改善見込み薄

  • 外国人保有0.57%と需給が薄い継続影響

    外国人保有0.57%、浮動株少なく売買が分散

  • 配当利回り2.86%と相対的に低い継続影響

    配当利回り2.86%、PBR0.69倍から見ても還元水準は控えめ

次の決算で確かめる点
営業利益率
コスト管理と運賃設定の成果を測る重要指標
輸送単価
競争環境下での値上げ可否を確認するため
従業員一人当たり売上高
労働生産性の改善度合いを見るため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり26で、前期から+9.5%いまの株価に対する利回りは2.84%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥26
1株あたり
配当利回り
2.84%
いまの株価に対して
配当性向
38.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1164.3
2018年3月129.146.5
2019年3月120.039.5
2020年3月120.043.7
2021年3月120.042.0
2022年3月1633.337.3
2023年3月176.328.6
2024年3月1911.841.1
2025年3月2110.534.4
2026年3月239.538.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥26

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ8,660人。区分でいちばん多いのは事業法人49.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.3%を占め、残る46.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人47.247.650.350.149.649.4
個人・その他46.946.543.844.144.344.9
自己株式7.77.77.78.18.18.1
金融機関4.64.64.64.44.23.9
証券会社1.21.11.11.21.41.3
外国法人0.10.20.10.20.50.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社原島不動産33.86
02カンダ従業員持株会4.57
03カンダ共栄会3.85
04原島 藤壽2.99
05株式会社原島本店2.99
06ユウエイ株式会社2.76
07株式会社三井住友銀行2.55
08高橋 彰子1.91
09和佐見 勝1.15
10三菱ふそうトラック・バス株式会社1.14

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+120%、1株純資産は14期で+14%。直近期のROEは9.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月521,1504.67.832.8
2014年3月421,1743.610.133.1
2015年3月661,2355.58.829.1
2016年3月1451,36711.25.318.0
2017年3月861,4376.111.164.3
2018年3月921,5166.212.646.5
2019年3月751,5664.910.539.5
2020年3月488206.07.543.7
2021年3月708888.27.442.0
2022年3月919559.86.037.3
2023年3月821,0238.37.128.6
2024年3月1061,1219.98.041.1
2025年3月1031,2038.97.734.4
2026年3月1151,3119.17.138.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額117百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
原島藤壽代表取締役社長58698,000
中谷智専務取締役 営業本部長6211,000
江文順一専務取締役 管理本部長 グループ会社統括室長 人事部長6025,000
加藤俊彦取締役582,000
齊藤実取締役72
土屋ミチ子常勤監査役6629,000
大室幸子監査役46
小笠原薫子監査役61

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)439348221
社外取締役421226
監査役1111313

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容935字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社および当社の関係会社)は、当社および子会社24社で構成されており、物流業者として永年にわたる豊富な経験と実績を生かし、貨物自動車運送事業、国際物流事業、その他物流管理業務から物流作業までの各分野に対応できる物流業者として、多くの物流関連事業の展開を行っております。また、この業務と関連して不動産賃貸事業、ソフトウエア開発保守事業、車輌・コンピュータ等のリース事業およびファイナンス事業を営んでおります。 なお、次の4部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げる区分と同一であります。 事業内容   会社 貨物自動車運送事業   自動車運送   カンダコーポレーション㈱ ㈱カンダコアテクノ 埼玉配送㈱ ㈱名岐物流サービス ヤマナシ流通㈱ ㈱アサクラ 関西配送㈱ カンダ物流㈱ ㈱中村エンタープライズ カンダリテールサポート㈱ 堀切運輸㈱ 流通加工商品の仕分・梱包等   ㈱ロジメディカル ㈱モリコー ㈱ジェイピーエル 国際物流事業   国際物流   ㈱ペガサスグローバルエクスプレス Pegasus Global Express(Thailand)Co.,Ltd. ニュースターライン㈱ ベルトランス㈱ 不動産賃貸事業   不動産賃貸   当社 ㈱神田エンタープライズ その他事業   保険代理店、太陽光発電   当社 ソフトウエア開発保守、販売   ㈱ケイ・コム ㈱ソフトエイジ 車輌・コンピュータ等リースおよびファイナンス   神田ファイナンス㈱ 清掃業   カンダハーティーサービス㈱ 事務代行業   カンダビズパートナー㈱ (注)カンダコーポレーション㈱および㈱カンダコアテクノは、流通加工商品の仕分、梱包等の業務も行っております。 以上を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。 注1.流通加工商品の仕分・梱包等の業務も行っております。 注2.2026年4月1日付でカンダコーポレーション㈱は、㈱ロジメディカル、㈱名岐物流サービスを吸収合併しております。 注3.㈱神田エンタープライズは主要な業務形態の変更に伴い、流通加工商品の仕分・梱包等から不動産賃貸に移行しました。
経営方針・対処すべき課題2,707字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、物流を通じて豊かで快適な社会の実現を社会的使命と考え、総合物流企業として研究と創造を大切にし、ネットワークの整備、業務の効率化によるコスト削減、事業領域の拡大によるサービスの差別化推進のため、「和」の精神に基づく全員参加型の経営、および創造的な経営の推進を基本方針としております。 〔経営理念〕 一、私達は、お客様に満足されるサービスを提供し、お客様と共に繁栄します。 一、私達は、和の精神を大切にし、社員の生活向上を目指します。 一、私達は、研究と創造に努め、自己改革に挑戦します。 一、私達は、物流を通じて社会の発展に貢献します。 (2)経営戦略等 当社を取り巻く事業環境につきましては、国際的な地政学リスクや米国の関税政策の影響等により原材料や燃料価格の不安定な状況が続いており、国内外の貨物輸送量の回復も緩やかにとどまっております。また、時間外労働規制の強化に伴うトラックドライバーをはじめとする労働力不足は依然として深刻であり、物流コストの上昇とあわせて、業界全体として厳しい事業環境が続いております。 そのような環境のもと、当社グループは、2025年4月にスタートした「中期経営計画」の2年目を迎え、持続的な成長と企業価値の向上に取り組んでおります。 本計画では、以下の5項目を骨子とし、柔軟かつ強固な営業基盤の確立とグループ総合力の進化を推進し、すべてのステークホルダーの皆様にとって魅力のある企業となることを目指しております。 〔中期経営計画の骨子〕 1.事業成長・収益力向上 2.物流機能の強化 3.人的資本の強化 4.組織再編による体制強化 5.ESG経営の推進 ⅰ.新規業務の獲得に注力し、業容の拡大を図ってまいります。 ①当社グループは、グループ各社の営業連携をさらに強化し、新規顧客の開拓を積極的に推進するとともに、業務の効率化や採算性の向上に取り組み、収益力の強化を図ってまいります。また、M&Aの推進や先端技術の導入にも積極的に取り組み、成長機会の拡大を目指します。 ②国際部門については、株式会社ペガサスグローバルエクスプレスおよびニュースターライン株式会社を中核とし、国際宅配便とフォワーディングの二本柱に加え、EC事業にも注力することで、国内外が一体となった国際事業のさらなる拡大を推進してまいります。 ⅱ.品質管理体制については、品質安全管理室を中心に社内の管理強化を図ってまいります。 ①社内QC活動『ダッシュ21』や『5S運動』の継続的な推進により、作業効率および品質のさらなる向上を図ってまいります。 ②品質安全管理室を中心として、交通事故・労働災害の防止も含め、全社的な品質・安全管理体制の一層の強化に取り組んでまいります。 ⅲ.環境問題については、物流を通じて社会の発展に貢献するという経営理念のもと、生活に密接した物資を輸送するという大切な使命を果たしながら、2050年カーボンニュートラル実現を目指してまいります。 ①改正省エネ法に基づく地球温暖化防止への取組を強化いたします。 ②グリーン経営の認証を取得しており、環境CSRの推進に努めてまいります。 ③エコドライブ運動の実施強化を図っております。 ④グリーン・エコプロジェクトへの参加を通じて、環境負荷の低減に取り組んでおります。 ⑤環境負荷の低減を目指してEV(電気自動車)5台を導入し、実用性の検証を進めております。 ⑥カーボンニュートラルの取組を推進する為、FCEV(燃料電池自動車)トラックを1台導入し、実証運行を通じて環境負荷軽減に向けた取組を進めております。 ⑦国際輸送において、持続可能な航空燃料(SAF)を活用することで、CO2排出量の削減と環境配慮型物流の推進に取り組んでおります。 ⅳ.安全問題については、「安全と生命はすべてに優先する」の理念のもと「交通事故」や「労働災害」の発生防止に対し、積極的に取り組んでおります。 ①運輸安全マネジメントの実施を強化いたします。 ②安全性優良事業所(Gマーク)の新規取得・継続更新を推進いたします。(全33事業所中、32事業所で認定) ③セーフティアドバイザー制度の充実を図り、スキルアップ研修の開催を継続してまいります。 ④安全設備の導入推進および関連システムの構築を進めております。 ⑤労災事故防止に向けたリスクアセスメント手法の定着を推進してまいります。 ⑥アルコールチェック管理体制の継続的な強化を図っております。 ⑦運行管理体制のインフラ整備として、自動点呼の導入を進めております。 ⑧自社教育研修所を活用し、事故・災害発生の予防を目的とした各種研修会や講習会を開催し、カンダグループ従業員の安全意識啓蒙活動を行っております。 (3)経営環境 今後の見通しについては、物価高の長期化や円安傾向が継続していることから、個人消費の力強い回復は期待しづらく、また米国の関税政策による世界経済への影響も懸念材料となっており、景気の先行きは依然不透明な状況が続くものと見込んでおります。 2027年3月期の通期の業績は、連結営業収益54,200百万円、連結営業利益3,810百万円、連結経常利益3,900百万円、親会社株主に帰属する当期純利益2,555百万円を見込んでおります。 (4)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題 これらの経営環境の中で当社グループは引き続き、新規業務の獲得やグループ会社間の連携強化、収益性の向上に取り組みます。加えて、M&Aや物流DⅩの推進にも積極的に取り組んでまいります。また、恒常的な人材不足、特にトラックドライバーの確保に向けて採用活動を強化するとともに、次世代の幹部候補育成に向けた教育にも注力いたします。さらに、燃料価格や各種調達コストの上昇を踏まえた適正運賃の確保や効率化を推進し、利益向上に努めてまいります。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 目標指標については、2028年3月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画を推進しております。この中期経営計画では、連結営業収益56,500百万円、連結経常利益4,000百万円、自己資本当期純利益率(ROE)8.5%を目標として取り組んでまいります。
事業等のリスク5,918字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、当社株式への投資に関するすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1)燃料費等の原価管理リスク 当社グループにおける事業の推進に伴い、トラック等の輸送車輌や重機および物流機器を使用しており、それらに係る燃料費は原油価格や為替相場の動向により変動し、価格の高騰や為替リスクを伴います。当社グループは主として国内において輸配送業務および庫内作業を行っており、中東地域における直接的な事業活動は行っていないことから、当該情勢が当社の事業に直接与える影響は限定的であります。しかしながら、中東情勢の変動に伴う原油価格の上昇は、燃料費の増加を通じて当社の収益に影響を及ぼす可能性があります。また、国際的なサプライチェーンの混乱等により、国内における物流需要の変動や庫内作業量の増減が生じる可能性があります。当社グループでは、燃料価格の変動リスクに対して、燃料サーチャージ制度の活用や顧客との価格転嫁の推進により対応しているほか、配車の最適化や積載効率の向上等によるコスト管理の強化を図っております。しかしながら、急激な燃料価格等の上昇が生じた場合や当該費用の増加分を回収するに相当する販売価格の見直し等が困難な場合には、当社グループの事業、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)配送工程におけるトラブルリスク 一般貨物自動車運送事業では、依頼主となる顧客(法人・個人)が指定する場所から荷物を集荷し、同様に指定された場所へ荷物を配送し、納品することが主たる事業内容となります。このため、集荷から納品までの工程において、当該荷物の集荷漏れや破損、紛失、または指定先への不着や誤配送および遅延等が生じた場合には、顧客からの信用を損なう可能性があります。 当社グループでは、トラブル発生を抑制するため、過去のトラブルをもとに発生可能性の要因をマニュアル化し、配送センターやドライバーへの周知徹底に努めておりますが、リスク回避が計画通りにならずトラブルが頻発し、また、当該トラブルによる顧客からの損害賠償請求等があった場合には、当社グループの事業、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)不正リスク 当社グループは、日本国内においては関東圏を中心に全国と海外にもサービス拠点を置き、事業展開しております。グループ各社は、互いに資本的および人的な関係を維持しつつ、地域の特性を生かしながら事業の推進に努めております。物理的な距離を置いていることもあり、適正な責任と権限を与え、事実上の運営はグループ各社に委任しております。そのため、当社グループ共通の規程や基準、マニュアル等を整備し、また、監査役による監査と内部監査との連携を通じてグループ各社間における牽制機能を強化しております。しかしながら、監視体制が不十分などのため、当社グループの役員および従業員、関係者等による不正が発覚し、その被害が多大なものとなる場合には、当社グループの社会的信用が失墜し、事業の継続が困難となるとともに、当社グループの事業、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)重大事故等の発生におけるリスク 当社グループは、関東圏を中心に全国で事業拠点を有し、貨物自動車運送を主たる事業としてロジスティクスや産業廃棄物処理などの関連事業を展開しております。国土交通省が主導する様々な施策への取組など、事故の未然防止や安全確保に対する評価の目は一層厳しくなり、運輸事業者の社会的責任が求められております。 当社グループは、安全確保の施策として、ドライバーの技術教育の強化と運行管理者やセーフティアドバイザーへの教育を実施するなど事故防止に努めておりますが、万が一、重大事故等が発生した場合には行政処分もしくは事業停止命令等を受けることが考えられ、社会的信用が失墜し、事業の継続が困難となるとともに、当社グループの事業、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)情報漏洩に関するリスク 当社グループの事業上の都合から、個人、法人を問わず荷主や配送先の顧客情報、取引先企業の担当者情報、さらには、当社グループの事業を推進する役員、従業員および臨時雇用者など多数の個人情報を有しております。そのため、個人情報保護の観点から関連情報にはアクセス制限を設け、情報端末の施錠管理やパスワード管理を徹底しております。また、情報セキュリティマネジメント(ISO/IEC 27001)の認証を取得しており、情報セキュリティに関する指導、教育にも努めており、社内での監査などにより情報に対する機密意識を啓蒙し、全社的な情報セキュリティリスク防止の意識向上に努めております。しかしながら、外部からのサイバー攻撃、不正アクセスやコンピューターウイルス等の発生、当社グループの管理上のミスによるシステムトラブルなどにより、情報漏洩や損失等が生じた場合には、当社グループの社会的信用が失墜し、損害賠償請求の発生等によって、事業の継続が困難となるとともに、当社グループの事業、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)自然災害等の発生による事業停止リスク 当社グループにおける事業は、輸送車輌や物流センター、倉庫などの大型施設を主たるサービスインフラとしており、荷物を正確に集配送するための情報管理についてはITによる統制を構築しております。そのため、電気供給等については非常時における確保などの対応に努めておりますが、大規模な自然災害が発生し、輸送経路の遮断や設備の崩壊、電力供給の停止等があった場合には、事業の継続が困難となるとともに、当社グループの事業、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)業績の変動リスク 貨物自動車運送事業では、輸送量や荷量が増加する年末年始や企業の移転、個人の転居等に伴う季節的な時期において需要が増加する傾向にあります。そのため、当該時期における人材や資材等の確保が必要となり、期初の計画に備えております。また、それに伴う営業収益および営業利益の増加を見込んでおり、当社グループの季節要因として経営成績に影響を与える傾向にあります。しかしながら、経済や業界の動向、取引先の業況による景気変動などにより、季節要因等の影響を受けずに計画通り進捗しない場合には、四半期ベースの営業成績に大きな変動を与えることが考えられ、当社グループの事業、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)重要な許認可等における法令違反リスク 当社グループの事業を推進していく上で重要な許認可等があり、関係法令等の遵守に努めておりますが、万が一、法令違反等が発生し、許認可等の停止または取り消し等が生じた場合には、事業の継続が困難となるとともに、当社グループの事業、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 許認可事業   法律   監督官庁   許認可等の内容   有効期限   許認可等の 取消事由 貨物自動車運送事業   貨物自動車運送事業法   国土交通省   許可   なし   同法第33条 産業廃棄物収集運搬業   廃棄物処理法   環境省   許可   5年   同法第14条 (9)人材育成および確保に伴うリスク 近年においては、ネット通販市場の拡大により物流および配送の需要が増加し、また、利用顧客のニーズが多様化し、当社グループに対する取引先企業等からのサービス要求が高度化しております。そのためには、各業務に精通する優秀な人材の確保が求められ、その採用活動と教育および研修制度の整備が重要であると考えております。特に、輸送車輌等のドライバーにつきましては、2024年4月から時間外労働時間の上限規制が適用され、待遇改善や条件の見直しなど労働時間管理の厳格化などの対応を進めております。一方では、季節要因等による業務の閑散に対応する人員配置のコントロールが必要であります。 当社グループでは、今後益々多様化するであろう働き方改革に着眼し、人事制度や報酬体系の見直しや健全な労働環境の維持・向上に努めるとともに、専門的な知識を有する人材の育成を図っております。しかしながら、業界動向や雇用環境などの影響を受け、計画通りに人材の育成および確保ができなかった場合には、事業の継続が困難となるとともに、当社グループの事業、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)資本および事業提携に伴うリスク 当社グループでは、事業拡大および企業価値向上のために資本的および人的関係を伴う提携が有効であると考え、積極的に行っております。特に、候補となり得る対象企業の財政状態や取引先および特別利害関係者等については詳細なデューデリジェンスを実施し、提携に伴うシナジーの創出と投資価値の妥当性について十分に検討した上で実行しております。しかしながら、デューデリジェンス実施時に見込んだ成果や当社グループ化によるシナジーが計画通りに進捗せず、また、認識できなかった債務や減損等が生じ、当社グループの事業、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)輸送および物流システムの障害に伴うリスク 当社グループの事業においては、輸配送やドライバーの配車、配送ルート、ロジスティクスなど物流システムを総合的にコントロールするため、IT統制およびその有効活用が重要であると認識しております。そのため、株式会社ケイ・コム、株式会社ソフトエイジをグループ会社として有し、システム開発および保守・運用を担っております。 これまでにシステム上の重大なトラブル等は発生しておりませんが、将来において外部からの不正アクセスやハッキングおよびウイルス感染等を起因としたシステム障害等により、当社グループの業務に影響が生じる可能性があります。リスク回避に向けた運用に努めてはいるものの、万が一トラブルが発生し、業務が一時停止するなど、または運用再開までにかかる時間を要し、顧客からの損害賠償請求等により多額の費用が生じた場合には、当社グループの事業、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)コンプライアンスに関するリスク 当社グループは、取り巻く事業環境に伴う法規制や会社諸規程等に基づく企業倫理を遵守し、企業理念の実現と企業文化の形成に努めております。しかしながら、役員および従業員の認識にずれが生じ、また、管理不備による不正や違反行為等による業務の一時停止、行政指導や処分等が生じた場合には、当社グループの事業、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、グループ会社を含む全役員を集め、役員としての心得、ハラスメント、インサイダー等の研修を実施しております。また、管理職全体会議や職制毎の集合研修時にも、コンプライアンスの重要性についての研修を実施しております。 (13)設備投資等のリスク 当社グループは、事業上の特性から物量や取扱高の増加などに伴い、物流拠点を整備する必要があります。車輌運搬具や機械装置については、定期的なメンテナンスにより安全性を高め、計画的に設備投資を行っております。しかしながら、計画した通りの物量や取扱高が見込めず、設備にかかる投資効果が得られない場合には、保有資産にかかる減損損失や減価償却等が利益に影響を与える可能性があり、当社グループの事業、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (14)訴訟等に関するリスク 当社グループにおいて事業上のトラブルや問題が生じた場合、これらに起因する取引先等からの損害賠償請求や訴訟の提起を受ける可能性があります。そのため、事業運営においては、自然災害を含む障害や当社グループの瑕疵に関わらず訴訟等のリスク回避に努めております。しかしながら、訴訟内容によっては、当社グループの社会的信用が失墜し、損害賠償請求の発生等によって、事業の継続が困難となるとともに、当社グループの事業、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (15)海外の事業展開のリスク 当社グループは、アジア圏を中心に国際宅配便やフォワーディングなど、海外拠点における事業を積極的に展開しております。そのため、各地域の法規制や事業環境および経済情勢、また、為替や輸送運賃の急激な変動等の影響を受けた場合には、当社グループの事業、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (16)新たな感染症による事業停止リスク 当社グループは、日本国内においては関東圏を中心に全国と海外にサービス拠点を置き、事業展開しております。2019年発生の新型コロナウイルスの感染症拡大のようなパンデミック等により異常事態が当社の想定をはるかに超える規模で発生した場合には、当社グループの事業、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (17)新たに顕在化したリスク 当社グループを取り巻く外部環境において、近年、従来想定していなかった新たなリスクが顕在化しております。まず、サイバー攻撃については、ランサムウェアや標的型攻撃等の高度化により、システム障害や情報漏洩が発生した場合には、業務停止、復旧費用、損害賠償請求等の重大な影響が生じる可能性があります。また、気候変動の影響により、豪雨・台風・地震等の自然災害が激甚化しており、物流拠点の被災や輸送経路の遮断により、事業継続が困難となる可能性があります。さらに、事業活動に伴うトラブルや事故等に起因する訴訟リスクも存在しており、訴訟内容によっては社会的信用の低下や多額の費用負担が生じる可能性があります。当社グループでは、情報セキュリティ対策の強化、BCPの整備、法務体制の強化等を進めておりますが、これらのリスクが現実化した場合には、当社グループの事業、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,108字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、賃上げの継続や雇用・所得環境が改善する中で、個人消費の増加やインバウンド需要は回復基調を維持しましたが、物価高の長期化や円安の進行により家計への負担感が増し、消費活動の回復には一部足踏みが見られました。また、世界経済においては、ウクライナ情勢の長期化や中東情勢の不安定化、中国経済の減速に加え、米国の新政権による関税政策の動向が新たな不確実性として世界経済に影響を与えており、引き続き先行き不透明な状況となっております。 このような経済環境の中、物流業界におきましては、国内貨物量の回復は引き続き限定的であり、国際貨物についても為替や需給バランスの影響を受け、地域によって荷動きにばらつきが見られる状況が続いています。 当社グループでは、国内部門において、燃料価格や各種調達コストの上昇はあったものの、既存取引先における取扱量の増加により、前年同期比で増収増益となりました。国際部門においては、取扱量が減少し前年同期比で減収となったものの、一部特需案件の寄与により利益率が改善し、増益となりました。 以上の結果、当連結会計年度の営業収益は、52,366百万円(前年同期比0.7%増)となり、営業利益は3,645百万円(前年同期比6.1%増)、経常利益は3,800百万円(前年同期比8.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,456百万円(前年同期比11.3%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 貨物自動車運送事業 貨物自動車運送事業につきましては、貨物輸送量は依然として低調に推移したものの、既存取引の拡大が寄与したことから貨物自動車運送事業収入は39,434百万円(前年同期比1.0%増)となりました。セグメント利益は燃料価格などのコスト上昇に対応した適正運賃の確保が進んだことから2,900百万円(前年同期比7.2%増)となりました。 国際物流事業 国際物流事業につきましては、一部地域における需要動向の不確実性が影響し、輸送量が伸び悩んだことから、国際物流事業収入は10,986百万円(前年同期比0.9%減)となりました。一方、セグメント利益はコスト管理の徹底等により1,216百万円(前年同期比11.7%増)となりました。 不動産賃貸事業 不動産賃貸事業につきましては、不動産賃貸事業収入は892百万円(前年同期比0.7%減)となり、セグメント利益は539百万円(前年同期比6.8%減)となりました。 その他事業 リース業、コンピュータソフト開発保守業、保険代理店業、部品販売業、太陽光発電業、清掃業、事務代行業を中心としたその他事業収入は1,088百万円(前年同期比6.2%増)となりましたが、一部業務におけるコスト増の影響などにより、セグメント利益は105百万円(前年同期比3.1%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、投資活動の結果使用した資金1,451百万円と財務活動の結果使用した資金1,198百万円を、営業活動の結果得られた資金4,296百万円でまかなったことにより、前連結会計年度末に比べ1,651百万円増加し、10,822百万円となりました。 各キャッシュ・フローの状況と主な要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、4,296百万円(前年同期は3,796百万円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益3,760百万円、減価償却費1,675百万円、減損損失62百万円、のれん償却額83百万円、売上債権の増加177百万円、預り金の増加100百万円、仕入債務の減少102百万円、法人税等の支払額1,392百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、1,451百万円(前年同期は1,132百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出1,436百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、1,198百万円(前年同期は1,760百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出470百万円、リース債務の返済による支出262百万円、配当金の支払額471百万円によるものであります。 ③ 生産、受注および販売の実績 当社グループの事業は受注生産形態をとっていないため、生産規模および受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。 このため生産、受注および販売の実績については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」における各セグメント業績に関連付けて示しております。 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 貨物自動車運送事業(百万円)   39,400   101.0 国際物流事業(百万円)   10,985   99.3 不動産賃貸事業(百万円)   892   99.3 報告セグメント計(百万円)   51,277   100.6 その他(百万円)   1,088   106.2 合計(百万円)   52,366   100.7 (注)1.セグメント間の内部売上高又は振替高は含めておりません。 2.当連結会計年度における主な相手先の販売実績および総販売実績に対する割合は、当連結会計年度に販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先がないため、記載を省略しております。 ④ 財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は、21,025百万円(前連結会計年度末は20,512百万円)となり、512百万円増加しました。現金及び預金の増加1,651百万円、受取手形、営業未収金及び契約資産の増加190百万円、受託現金の減少1,095百万円、前払費用の減少144百万円、リース投資資産の減少163百万円が主な要因です。 固定資産の残高は、27,042百万円(前連結会計年度末は26,971百万円)となり、70百万円増加しました。機械装置及び運搬具(純額)の増加136百万円、投資有価証券の増加435百万円、建物及び構築物(純額)の減少479百万円が主な要因です。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は、14,339百万円(前連結会計年度末は14,806百万円)となり、467百万円減少しました。短期借入金の増加935百万円、リース債務の減少208百万円、預り金の減少993百万円が主な要因です。 固定負債の残高は、5,637百万円(前連結会計年度末は6,911百万円)となり、1,274百万円減少しました。繰延税金負債の増加123百万円、長期借入金の減少1,385百万円が主な要因です。 (純資産) 当連結会計年度における純資産の残高は、28,091百万円(前連結会計年度末は25,766百万円)となり、2,324百万円増加しました。利益剰余金の増加1,984百万円、その他有価証券評価差額金の増加301百万円が主な要因です。 この結果、自己資本比率は4.1ポイント増加し58.4%となりました。 ⑤ キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フロー関連指標の推移は下記のとおりであります。 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   49.8   52.1   51.4   54.3   58.4 時価ベースの自己資本比率(%)   28.5   29.9   39.0   35.7   36.5 債務償還年数(年)   2.1   2.0   1.8   1.8   1.5 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   65.6   71.8   82.1   63.4   69.0 ※自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 債務償還年数:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い 1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数により計算しております。 3.営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容 ⅰ 財政状態に関する分析 当連結会計年度の財政状態については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ④ 財政状態の分析」に記載のとおりであります。 ⅱ 経営成績に関する分析 (営業収益) 営業収益は、国内を中心とした貨物自動車運送事業においては、貨物輸送量は依然として低調に推移したものの、既存取引の拡大が寄与したことで増収となりました。また国際物流事業においては、一部地域における需要動向の不確実性が影響し、輸送量が伸び悩んだことから減収となりました。 以上の結果、当連結会計年度における連結営業収益は52,366百万円(前年同期比0.7%増)となりました。 (営業利益) 営業利益は、貨物自動車運送事業における、燃料価格や各種調達コストの上昇を踏まえた適正運賃の確保や経費削減の効果と、国際物流事業におけるコスト管理の徹底等 により、当連結会計年度における連結営業利益は3,645百万円(前年同期比6.1%増)となりました。 (経常利益) 営業外収益は、為替差益42百万円の増加、受取補償金26百万円の増加等により249百万円となり、前連結会計年度から86百万円増加しました。 営業外費用は、保育園運営費用の減少等により95百万円となり、前連結会計年度より5百万円減少しました。 以上の結果、当連結会計年度における連結経常利益は3,800百万円(前年同期比8.6%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 特別利益は、投資有価証券売却益33百万円の計上等により59百万円となり、前連結会計年度より22百万円増加しました。 特別損失は、固定資産の減損損失62百万円、損害賠償費用30百万円の計上等により98百万円となり、前連結会計年度より63百万円減少しました。 法人税等は、1,304百万円となり、前連結会計年度より137百万円増加しました。 以上の結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は2,456百万円(前年同期比11.3%増)となりました。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ④ 戦略的現状と見通し 経営戦略の現状と見通しについては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 新規業務の獲得やグループ会社間の連携強化、収益性の向上に取り組みます。加えて、M&Aや物流DⅩの推進にも積極的に取り組んでまいります。また、恒常的な人材不足、特にトラックドライバーの確保に向けて採用活動を強化するとともに、次世代の幹部候補育成に向けた教育にも注力いたします。さらに、燃料価格や各種調達コストの上昇を踏まえた適正運賃の確保や効率化を推進し、利益向上に努めてまいります。 通期の業績予想につきましては、連結営業収益54,200百万円、連結営業利益3,810百万円、連結経常利益3,900百万円、親会社株主に帰属する当期純利益2,555百万円を見込んでおります。 ⑤ 資本の財源および資金の流動性についての分析 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (資金需要について) 当連結会計年度において実施した設備投資の総額は1,374百万円であり、その主なものとして、貨物自動車運送事業におきましては、機械装置及び車輌運搬具の取得657百万円、パソコン等の工具、器具及び備品の取得341百万円、建物及び構築物の取得52百万円、ソフトウエアの取得39百万円等により、総額1,092百万円の設備投資を実施しております。 国際物流事業におきましては、建物及び構築物の取得167百万円、建設仮勘定45百万円、パソコン等の工具、器具及び備品の取得21百万円、ソフトウエアの取得15百万円等により、総額255百万円の設備投資を実施しております。設備投資資金は自己資金および借入金で賄っております。 また、翌連結会計年度については、車輌の代替え、既存の機械・システム等の入替え等を見込んでおります。設備投資資金は自己資金および借入金で賄う予定であります。 ⑥ 経営者の問題意識と今後の方針について 経営者の問題意識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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