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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

ヨータイ

YOTAI REFRACTORIES CO.,LTD.5357 · Prime · ガラス・土石製品

耐火物専業メーカー。鉄鋼業向けが主力だが、非鉄・セメント・ガラスなどにも展開。

概要

1936年に大阪窯業耐火煉瓦株式会社として創業。鉄鋼、非鉄金属、セメント、ガラスなど高熱産業向けに耐火れんがと不定形耐火物を製造・販売し、工業用窯炉の築炉工事も手掛ける。大阪府貝塚市に本社を置き、1949年に株式上場。2024年3月期の連結売上高は291億円、従業員537名。

耐火物等とエンジニアリングの二事業

当社グループの事業は「耐火物等」と「エンジニアリング」の2区分で構成される。耐火物等では、鉄鋼業向けの塩基性れんが、高アルミナ質れんが、粘土質れんが、珪石れんがなどの各種耐火れんが、および流し込み・吹き付け施工が可能な不定形耐火物を製造販売する。エンジニアリングでは、耐火物を使用する各種工業用窯炉、環境設備の設計・施工を手掛け、必要に応じてメンテナンス工事も請け負う。2024年3月期のセグメント売上高は、耐火物等が241億77百万円、エンジニアリングが54億7百万円であり、耐火物等が全体の約82%を占める。

鉄鋼業を中心とした顧客産業

主要な販売先は鉄鋼業であり、高炉、転炉、電気炉、連続鋳造設備などの高温部に製品が使われる。東京製鐵株式会社への販売高は42億73百万円と総販売実績の14.45%を占める。次いで非鉄金属業(アルミ、銅、亜鉛の溶解炉・精錬炉)、セメント業(ロータリーキルン)、ガラス業(溶解炉・タンク炉)、その他窯業(陶磁器、琺瑯)および環境装置関係炉(廃棄物焼却炉)向けにも供給している。多業種への展開が収益の安定化に寄与している。

国内生産拠点と中国事業の変遷

生産拠点は岡山県備前市に吉永工場(第二・第三製造所)と日生工場、大阪府貝塚市に貝塚工場、岐阜県瑞浪市に瑞浪工場(土岐製造所)がある。1993年に大阪窯業を吸収合併し貝塚工場・瑞浪工場を承継、2022年には柴田窯業原料から耐火物原料製造事業を譲り受け瑞浪工場土岐製造所とした。海外では2004年に中国・遼寧省の営口新窯耐耐火材料有限公司に出資、翌年完全子会社化したが、2023年12月に全出資持分を譲渡。代わりに2023年6月に営口窯耐進出口有限公司を設立し、中国事業を継続している。

業界の中での役割は耐火物メーカー(高熱工業向け基礎資材供給)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
296億円
営業利益
36億円
営業利益率
12.2%
純利益
25億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01鉄鋼業主力

鉄鋼業向けに、塩基性れんが、高アルミナ質れんが、粘土質れんが、珪石れんが等の各種耐火れんが及び不定形耐火物を製造販売。また、各種工業用窯炉の設計・施工(築炉工事)も行う。

主な製品・サービス3
各種耐火れんが(塩基性・高アルミナ質・粘土質・珪石等)
鉄鋼業の高炉、転炉、電気炉、連続鋳造設備などの高温部に使用される耐火物。
不定形耐火物
流し込み、吹き付け等で施工可能な耐火材。鉄鋼業の炉の補修や複雑形状部位に使用。
築炉工事(エンジニアリング)
耐火物を使用する各種工業用窯炉の設計・施工。必要に応じてメンテナンス工事も請け負う。

02非鉄金属業準主力

非鉄金属業向けに、各種耐火れんが及び不定形耐火物を供給。アルミ、銅、亜鉛等の溶解炉や精錬炉に使用。

主な製品・サービス2
各種耐火れんが
非鉄金属溶解炉、精錬炉用の耐火れんが。
不定形耐火物
非鉄金属炉のライニングや補修用不定形耐火材。

03セメント業準主力

セメント業向けに、各種耐火れんが及び不定形耐火物を供給。ロータリーキルン等の高温処理設備に使用。

主な製品・サービス2
各種耐火れんが
セメントロータリーキルン用耐火れんが。
不定形耐火物
セメントキルンの補修用不定形耐火材。

04ガラス業準主力

ガラス業向けに、各種耐火れんが及び不定形耐火物を供給。ガラス溶解炉、タンク炉等に使用。

主な製品・サービス2
各種耐火れんが
ガラス溶解炉用耐火れんが。
不定形耐火物
ガラス炉の補修用不定形耐火材。

05その他窯業業副次

その他窯業(陶磁器、琺瑯等)向けに耐火れんが及び不定形耐火物を供給。また、環境装置関係炉(廃棄物焼却炉等)向けにも提供。

主な製品・サービス2
各種耐火れんが
窯業用窯炉や環境装置用耐火れんが。
不定形耐火物
窯炉・環境装置の補修用不定形耐火材。

製品と技術

鉄鋼業向け各種耐火れんが

鉄鋼業向けには、塩基性れんが、高アルミナ質れんが、粘土質れんが、珪石れんがの4種を中心に製造。塩基性れんがは転炉や電気炉の内張りに、高アルミナ質れんがは連続鋳造設備のタンディッシュ等に使用される。粘土質れんがは高炉の出銑口など、珪石れんがはコークス炉やガラス溶解炉の上部構造に適する。それぞれ原料と焼成温度が異なり、用途に応じた耐火性と耐食性を備える。

不定形耐火物と施工技術

不定形耐火物は、れんが形状ではなく粉粒体に結合材を混ぜた耐火材で、流し込み、吹き付け、ナフコ打ちなどの方法で施工する。複雑形状の部位や補修用途に適し、鉄鋼、非鉄金属、セメント、ガラス各業界の炉で使用される。当社は技術サービス員を増員し、施工性や耐久性を向上させた製品を開発。エンジニアリング事業と連携して、炉のライニング設計から施工まで一貫提供する。

築炉工事によるトータルサービス

エンジニアリング事業では、耐火物を使用する各種工業用窯炉や環境設備の設計・施工を手掛ける。鉄鋼業の加熱炉、非鉄金属の溶解炉、セメントロータリーキルン、ガラス溶解炉、廃棄物焼却炉などが対象。顧客の要望に応じてメンテナンス工事も請け負い、耐火物の販売と工事をセットで提供。2024年3月期のエンジニアリング売上高は54億7百万円と、堅調な受注を示している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

ガラス・土石製品のなかでの位置

耐火物専業で高収益、需要安定

ヨータイは、鉄鋼・セメント向け耐火物の専業メーカー。高い技術力と顧客との長期契約により、安定した収益基盤を持つ。同業のAGCや日本板硝子と比べ、事業領域が耐火物に特化しているため市況変動の影響を受けにくい。2026/3期売上高296億円、営業利益率12.16%と高収益。需要が底堅い一方、顧客産業の設備投資動向に依存する。海外販売網の拡大や新素材開発により、さらなる成長を目指す。

強み

  • 営業利益率12%超と安定的な高収益を達成し、財務体質も健全
  • 独自の素材技術と製造プロセスで、高品質な耐火物を供給し顧客ロイヤルティ高い
  • 鉄鋼・セメントなど基幹産業向けで、定期補修需要により安定した受注見込める
  • 国内耐火物市場でトップクラスのシェアを持ち、価格交渉力も強い

課題

  • 鉄鋼・セメントの設備投資動向に業績が左右され、市況悪化時には減収リスク
  • 海外売上比率が低く、グローバル市場でのプレゼンス向上が課題
  • 既存市場が成熟しており、新分野(環境・エネルギー)への応用が必要

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属・ガラスの時価総額近傍。太字がヨータイ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15757CKサンエツ455億円11.9倍
25659日本精線436億円19.9倍
35408中山製鋼所402億円14.0倍
45632三菱製鋼370億円11.7倍
55902ホッカンホールディングス362億円10.1倍
65357ヨータイ347億円13.2倍
77952河合楽器製作所318億円26.6倍
83315日本コークス工業302億円
95981東京製綱290億円8.4倍
105932三協立山206億円
116167冨士ダイス202億円34.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(金属・ガラス)に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

大阪セメント等の出資で設立された1936年

1936年8月、耐火煉瓦製造を目的として大阪セメント(現住友大阪セメント)などの出資により、資本金100万円で大阪市北区に大阪窯業耐火煉瓦株式会社を設立。翌1937年9月には岡山クレー工場(現吉永工場第二製造所)を建設し操業開始。1938年1月には日生工場も稼働。創業間もない時期から岡山県備前市に生産拠点を集中させた。

上場と戦後の拠点拡充

1947年12月に本店を大阪市北区西天満二丁目に移転し、東京出張所を開設。1949年9月には大阪証券取引所に株式を上場。1951年6月には三石工場(現吉永工場第三製造所)を買収し、生産能力を拡大。1955年4月には九州出張所を開設し、販売網を西日本へ広げた。1960年6月には本店を大阪市北区西天満四丁目に移転、1962年4月には吉永工場を新設し、岡山工場群を強化した。

商号変更と吸収合併による成長

1985年4月、研究開発部門を統合し岡山県備前市に技術研究所を設置。1987年6月、商号を株式会社ヨータイに変更。1993年10月には大阪窯業株式会社を吸収合併し、貝塚工場(大阪府貝塚市)と瑞浪工場(岐阜県瑞浪市)を承継。これにより生産拠点が関西・中部にも拡大した。1997年12月には大阪証券取引所市場第一部に指定され、企業規模を一段と高めた。

中国事業への進出と撤退

2004年7月、中国遼寧省大石橋市の営口新窯耐耐火材料有限公司へ出資。翌2005年5月には追加出資により完全子会社化。しかし2023年12月、全出資持分を譲渡し、同社の連結対象から外した。同時に2023年6月には営口窯耐進出口有限公司を完全子会社として新設し、中国での耐火物事業を別法人で継続している。国際的なサプライチェーンの再編に対応した動きと見られる。

東京証券取引所プライム市場への移行

2013年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第一部に上場。2022年4月の市場区分見直しにより、プライム市場へ移行。これに先立ち、2003年6月には本店を現在の大阪府貝塚市二色中町に移転。近年は2022年10月に柴田窯業原料の耐火物原料製造事業を譲り受け、瑞浪工場土岐製造所として操業開始。設備投資と生産体制の強化を続けている。

年表23件を開く

1930年代

  • 1936年8月創業耐火煉瓦製造を主たる目的として大阪セメント株式会社(現住友大阪セメント株式会社)その他の出資にて資本金100万円をもって大阪市北区に大阪窯業耐火煉瓦株式会社を設立
  • 1937年9月岡山クレー工場(現吉永工場 第二製造所、岡山県備前市)を建設操業開始
  • 1938年1月日生工場(岡山県備前市)を建設操業開始

1940年代

  • 1947年12月本店を大阪市北区西天満二丁目に移転 東京出張所(現東京支社、東京都文京区)を開設
  • 1949年9月上場大阪証券取引所に株式を上場

1950年代

  • 1951年6月M&A三石工場(現吉永工場 第三製造所、岡山県備前市)を買収
  • 1955年4月九州出張所(現九州支社、北九州市小倉北区)を開設

1960年代

  • 1960年6月本店を大阪市北区西天満四丁目に移転
  • 1962年4月吉永工場(岡山県備前市)を建設操業開始

1980年代

  • 1985年4月M&A研究開発部門を統合し技術研究所(岡山県備前市)を設置
  • 1987年6月商号を株式会社ヨータイと変更
  • 1988年5月本店を大阪市北区曽根崎新地一丁目(桜橋プラザビル)に移転

1990年代

  • 1993年10月M&A大阪窯業株式会社を吸収合併 貝塚工場(大阪府貝塚市)、瑞浪工場(岐阜県瑞浪市)他承継
  • 1997年12月大阪証券取引所の市場第1部銘柄に指定
  • 1998年10月M&A子会社オーワイケー・ファーネス株式会社を吸収合併

2000年代

  • 2003年6月本店を大阪府貝塚市二色中町8番1に移転
  • 2004年7月営口新窯耐耐火材料有限公司(中国 遼寧省大石橋市)へ出資
  • 2005年5月M&A営口新窯耐耐火材料有限公司へ追加出資し完全子会社化

2010年代

  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第1部に上場

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所プライム市場に移行
  • 2022年10月柴田窯業原料株式会社の耐火物原料の製造事業を譲り受け、瑞浪工場土岐製造所として操業開始
  • 2023年6月M&A営口窯耐進出口有限公司(現連結子会社、中国 遼寧省大石橋市)を完全子会社として設立
  • 2023年12月営口新窯耐耐火材料有限公司の全出資持分を譲渡

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    製品・サービスの質の向上による売上拡大

    顧客ニーズを捉えた新製品の開発、技術サービス員の増員、営業拠点の拡充による積極的な営業展開を進め、市場での競争力を高め売上拡大を図る。

  2. 02

    低コスト・安定供給体制の強化

    設備の合理化、省人化投資、原料の備蓄体制強化と調達先の多様化、建設・物流2024年問題を考慮したサプライチェーンマネジメントにより、低コストで安定した供給を実現する。

  3. 03

    新たな収益源の育成

    成熟市場に対応し、既存事業以外の新たな収益源を開発する。中期経営計画期間中に投資効果を拡大し、収益力の強化と収益源の多様化を目指す。

  4. 04

    ESGの推進による経営基盤の構築

    健康経営の推進、GHG排出量削減、カーボンニュートラル実現に向けた設備投資、DX推進と人的資本への投資により、持続可能な経営基盤を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で537人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は678万円で、9期前と比べて+8.2%平均年齢は40.7歳、平均勤続年数は14.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月571
2018年3月556
2019年3月62739.414.8541
2020年3月62539.713.9566
2021年3月60540.114.4537
2022年3月62740.213.9564
2023年3月63140.313.4578
2024年3月65240.513.5531
2025年3月66440.513.8538651
2026年3月67840.714.1537670

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率114.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 2 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
日生工場他 — 岡山県備前市2,880百万円
耐火物等
貝塚工場他 — 大阪府貝塚市2,402百万円
耐火物等
吉永工場 — 岡山県備前市1,876百万円
耐火物等
瑞浪工場 — 岐阜県瑞浪市他962百万円
耐火物等
本社他 — 大阪府貝塚市他275百万円
エンジニアリング事業部 — 岡山県備前市111百万円
エンジニアリング
耐火物等 — 中国遼寧省 大石橋市60百万円
主な関係会社
  • 海外
    営口窯耐進出口 有限公司(注)1.2
    中国 遼寧省 大石橋市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社麻生(注)3.4
    福岡県 飯塚市 · その他の関係会社
    議決権35.5%
  • 国内
    ASNFホールディングス合同会社(注)4
    東京都 千代田区 · その他の関係会社
    議決権35.5%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は296億円営業利益36億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.0%、利益が+2.9%。

売上高
+1.0%
296億円
営業利益
+2.9%
36億円
純利益
-3.8%
25億円
営業利益率
12.2%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高300億円296億円
営業利益38億円36億円
純利益26億円25億円
1株あたり配当¥90¥90

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は72億円、営業利益は6億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+1.4%、営業利益は−25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q758
2024年1Q71811.36
2024年2Q70912.96
2024年3Q821012.215
2024年4Q6812
2025年2Q1451611.012
2025年4Q1481912.814
2026年2Q140139.38
2026年4Q1562314.717
2027年1Q7268.35

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は204億円から296億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は12.2%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第1部に上場
2013年3月204169
2014年3月201108
2015年3月211139
2016年3月215149
2017年3月2222014
2018年3月2423726
2019年3月2795236
2020年3月2674128
2021年3月2363018
2022年3月2594130
営口窯耐進出口有限公司(現連結子会社、中国 遼寧省大石橋市)を完全子会社として設立
2023年3月2834130
2024年3月2913739
2025年3月293353611.926
2026年3月296363812.225

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高296億円のうち、営業利益として残るのは36億円12.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は25億円、売上の8.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.4%232億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.5%28億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.2%36億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.1pt
12.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.7pt
8.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.0pt
7.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが25億円、投資CFが−15億円で、差し引きのフリーCFは10億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は57億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月25−5−112021
2014年3月9−4−4524
2015年3月16−5−21133
2016年3月7−7−2030
2017年3月31−5−22653
2018年3月−18−8−2−2625
2019年3月30−9−32143
2020年3月54−11−44382
2021年3月48−12−436114
2022年3月4−12−21−885
2023年3月18−20−25−258
2024年3月39−8−253165
2025年3月44−22−232264
2026年3月25−15−171057

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は422億円。このうち返さなくてよい自己資本が344億円で、自己資本比率は81.5%(業種中央値64.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2191635674.4
2014年3月2271705774.9
2015年3月2461806673.3
2016年3月2421835975.8
2017年3月2641976774.6
2018年3月2932227175.5
2019年3月3422519173.4
2020年3月3442727279.1
2021年3月3542906482.0
2022年3月3883018777.7
2023年3月3963118578.4
2024年3月42532510076.5
2025年3月4143298479.6
2026年3月4223447881.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
57億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
294億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
78億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
94
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率24 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

ガラス・土石製品 49社との比較

同じガラス・土石製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り49社中3位あたり、逆に低いのは売上成長率49社中34位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.3%/中央値 7.3%
P25 5.5%P75 9.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
12.2%/中央値 8.0%
P25 6.1%P75 12.2%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
81.5%/中央値 64.4%
P25 50.0%P75 73.1%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.0%/中央値 4.1%
P25 -0.8%P75 8.9%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.1%/中央値 3.0%
P25 2.1%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,770で、1年前と比べて+7.8%過去52週の値幅のなかでは31%の位置にある。

¥1,770-0.7%1ヶ月+3.4%1年+7.8%時価総額347億円
過去52週の値幅
安値¥1,657高値¥2,016

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.2倍
PER (会社予想)12.6倍
PBR0.94倍
配当利回り5.08%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

25日線(1745円)近辺で横ばい。75日線(1731円)は辛うじて上回るが、200日線(1753円)を行ったり来たり。52週高値(2016円)からは約13%下落。出来高は6月後半からやや増加傾向だが、全体的に低水準。週足では方向感が乏しいもみ合い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

鉄鋼やセメントなど顧客産業の設備投資動向に業績が左右されやすい。強気派は、省エネ・環境対応需要の高まりで高機能耐火物の需要が増加、2026年3月期も営業利益率12.16%と高水準を維持し、PER13倍、PBR1倍未満で配当利回り5%超の割安株と評価。弱気派は、顧客の生産調整や中国市場の減速で需要が減少するリスクを指摘。収益がやや横ばいで成長性が乏しく、ROE7%台では割安の罠の可能性もある。

プラスに働く材料3
  • 環境対応需要の増加

    省エネ・CO2削減向け高機能耐火物の需要拡大。

  • 安定収益と高配当

    配当利回り5%超で株主還元が手厚い。

  • 割安バリュエーション

    PER13倍、PBR1倍未満で財務も堅実。

マイナスに働く材料3
  • 顧客産業の低迷

    鉄鋼・セメントの生産調整で耐火物需要が減少。

  • 成長性の欠如

    売上高が横ばいで、大幅な成長が見込みにくい。

  • 中国市場リスク

    中国の鉄鋼減産が業績に悪影響を与える可能性。

次の決算で確かめる点
売上高
需要の増減を直接把握する指標。
営業利益率
収益性の維持・改善を確認。
国内鉄鋼生産量
主要顧客である鉄鋼業界の動向。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり90で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは5.08%。

年間配当
¥90
1株あたり
配当利回り
5.08%
いまの株価に対して
配当性向
65.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1015.8
2018年3月1220.010.1
2019年3月1525.09.1
2020年3月166.712.4
2021年3月10−37.517.2
2022年3月43330.033.5
2023年3月454.732.6
2024年3月8588.944.2
2025年3月905.966.1
2026年3月900.065.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥90

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,926人。区分でいちばん多いのは事業法人50.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が66.5%を占め、残る33.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人23.423.724.028.927.950.1
個人・その他37.348.751.741.842.030.7
金融機関18.217.016.819.320.816.4
自己株式14.919.423.39.95.95.9
外国法人11.45.62.73.53.31.7
証券会社9.85.04.86.66.01.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ASNFホールディングス合同会社33.33
02住友大阪セメント株式会社12.11
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.94
04株式会社中国銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)4.63
05ヨータイ従業員持株会2.28
06日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.28
07株式会社三菱UFJ銀行1.53
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.49
09中部鋼鈑株式会社0.77
10田口 三男0.56

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-31
    住友大阪セメント株式会社
    新規の大量保有報告
    10.97%
    -1.01pt
  • 2026-04-20
    住友大阪セメント株式会社
    新規の大量保有報告
    11.98%
    -1.02pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+253%、1株純資産は14期で+157%。直近期のROEは7.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月387275.47.824.4
2014年3月367744.88.629.8
2015年3月428195.39.325.5
2016年3月438335.26.824.6
2017年3月638987.26.115.8
2018年3月1191,00812.56.710.1
2019年3月1641,14215.33.19.1
2020年3月1271,23910.75.012.4
2021年3月851,3336.612.117.2
2022年3月1411,46110.08.933.5
2023年3月1471,5829.710.332.6
2024年3月2051,74812.27.244.2
2025年3月1421,7978.012.066.1
2026年3月1341,8687.313.565.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額224百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
田口三男取締役社長(代表取締役)65110,000
竹林真一郎専務取締役 本社業務部長6234,000
谷口忠史取締役 岡山事業所長5315,000
松本頼貞取締役 東京支社長5316,000
川森康夫取締役 監査等委員(常勤)6646,000
秋吉忍取締役 監査等委員(社外)491,000
尾本勝彦取締役 監査等委員(社外)65
大塚祐介取締役 監査等委員(社外)45

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4131411718947
監査等委員321217
取締役(社内)214147

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容464字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社(営口窯耐進出口有限公司)の2社で構成されており、耐火物等の製造販売、耐火物納入先の需要に応じた築炉工事(エンジニアリング)を主な事業として取り組んでおります。耐火物は鉄鋼業、化学工業、セメント、ガラスなどの高熱工業には不可欠な基礎資材であり、当社は創立以来その専門メーカーとして営業してまいりました。 当社グループの事業における当社及び連結子会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 「耐火物等」 鉄鋼用、非鉄金属用、セメント用、ガラス用、その他窯業用及び環境装置関係炉用を主とした、塩基性れんが、高アルミナ質れんが、粘土質れんが、珪石れんが等の各種耐火れんが及び不定形耐火物等を製造販売しております。 「エンジニアリング」 耐火物を使用する各種工業用窯炉、環境設備等の設計・施工を行っており、必要に応じてメンテナンス工事等を請け負っております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,366字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、永年に亘る耐火物製造技術の歴史と経験を後世に継承しつつ、独自の技術を生かして、革新する時代に即した新しい技術と製品を創出し、顧客の満足度を高めるとともに、社会に貢献する誠実な企業を目指しております。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、収益力の維持とESG経営の推進により、財務価値・非財務価値を高め、社会と調和し、持続的に企業価値を向上し続ける企業を目指しております。このような企業像を実現すべく、売上高経常利益率(経常利益÷売上高)及び自己資本利益率(ROE)を重要な指標として、収益力の強化、企業価値の向上に一層努めてまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当連結会計年度における我が国経済は、雇用情勢、所得環境が改善に向かい、設備投資も堅調に推移するなど、緩やかな回復基調が持続しています。しかしながら、年度末にかけては、米国およびイスラエルによるイラン攻撃を受けて、国内経済の先行きは不確実性が高まりました。 世界的には、米国の通商政策の影響、日中間の緊張感、中東情勢の緊張化により不確実性が高まりました。 このような状況のなか、当社グループは、高い収益力を維持するために、お客様のニーズをとらえた新製品の開発、技術サービス員の増員、営業拠点の拡充による積極的な営業展開、設備の合理化による低コスト・安定供給体制の強化、安全第一をモットーにした健康経営の推進、GHG排出量削減に向けた取り組みを継続しておこなってまいりました。 今後、耐火物市場の成熟、人口構成の変化、テクノロジーの急速な発達、持続可能な社会への貢献など不確実性が高まっております。このような環境の中、①製品・サービスの質の向上による売上拡大②低コスト・安定供給体制の強化③新たな収益源の育成④ESGの推進による経営基盤の構築を進めてまいります。 以上の取り組みを実施しながら「財務価値・非財務価値を高め、持続的に企業価値を向上し続ける企業」を目指します。 (4)会社の対処すべき課題 当社には、 ①当社が強みを持つ分野での国内・海外需要の取り込み・戦略的な営業体制の構築 ②不確実性の高まりに対応する経営体制の整備 ③原料の備蓄体制の強化と中国以外の調達先の拡大 ④建設業・物流業2024年問題を考慮したサプライチェーンマネジメント ⑤DX推進と人的資本への投資 ⑥さらなる低コスト・省人化を視野に入れた設備投資 ⑦カーボンニュートラル実現に向けた設備投資 という課題があります。 当社グループは2024年5月10日に第二次中期経営計画(2024-2026年度)を制定しました。目指す企業像である「収益力の維持とESG経営の推進により、財務価値・非財務価値を高め、社会と調和し、持続的に企業価値を向上し続ける企業」の実現に向けて継続的な体制づくりと新たな収益源の育成を行う期間とし、引き続き、ヒト・モノ・情報への投資を行い、投資効果の拡大を図りながら、環境変化に対応して収益力の強化・収益源の多様化を目指し、一層の業績向上に努めてまいります。
事業等のリスク1,446字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経済状況 当社グループの事業は主に耐火物の製造販売であり、耐火物納入先の需要に応じた築炉工事(エンジニアリング)も行っております。 耐火物は鉄鋼業、化学工業、セメント、ガラスなどの高熱工業には不可欠な基礎資材ではありますが、経済状況によっては、顧客の耐火物需要が減少し、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対応すべく、営業、研究開発、製造、技術サービスが一体となって、製品の開発及び販売を実施していきます。また、特定の業界の好不況の影響を極力防ぐために多業界への参入を進めていきます。 (2)原材料価格 原材料の価格は、原材料生産地域の経済状況、為替相場の変動、地政学的リスク等により、大きく変動する可能性があり、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対応すべく、中国を中心としながらも、多様な調達ルートを確保し、リスクを分散していきます。 (3)価格競争 耐火物業界における競争は大変厳しいものがあり、今後も激化するものと考えられます。 当社グループは、耐火物の専門メーカーとして製品を供給しておりますが、競合他社が同種の製品をより低価格で提供できることになった場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対応すべく、営業、研究開発、製造、技術サービスが一体となって、誠実かつ機動的な顧客対応を行うとともに、仕入れ原価の低減、合理化設備等の導入などによる生産効率の改善により、一層の原価低減を実施していきます。 (4)海外展開 当社は営口窯耐進出口有限公司を2023年6月に完全子会社として設立いたしました。販売について現地動向を随時把握のうえ、適切に対応しておりますが、現地の法的規制や商習慣等は日本と大きく異なっているため、予測不能な事態が発生した場合には当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対応すべく、現地法人と連携し、有事の際に適切に対応できるように、情報収集に努めてまいります。 (5)自然災害等 当社グループは岡山県に2工場、大阪府に1工場、岐阜県に1工場の計4箇所の製造拠点を有しております。これらの製造拠点が地震や台風等の自然災害に被災した場合は、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対応すべく、各自治体と連携し、リスク予想を把握するとともに、BCP(事業継続計画)を推進し、被害を最小限にするよう努めてまいります。 (6)感染症拡大によるリスク 新型コロナウイルス等の感染症が世界的に拡大し長期化した場合、経済活動の停滞による原材料供給不安、耐火物需要の減少により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対応すべく、情報収集に努め、原材料は在庫水準の適正化、生産面は感染予防策等の実施による生産維持などで、被害を最小限にするように努めてまいります。
経営成績の分析 (MD&A)5,382字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用情勢、所得環境が改善に向かい、設備投資も堅調に推移するなど、緩やかな回復基調が持続しています。しかしながら、年度末にかけては、米国およびイスラエルによるイラン攻撃を受けて、国内経済の先行きは不確実性が高まりました。 世界的には、米国の通商政策の影響、日中間の緊張感、中東情勢の緊張化により不確実性が高まりました。 このような状況のなか、当社グループは、高い収益力を維持するために、お客様のニーズをとらえた新製品の開発、技術サービス員の増員、営業拠点の拡充による積極的な営業展開、設備の合理化による低コスト・安定供給体制の強化、安全第一をモットーにした健康経営の推進、GHG排出量削減に向けた取り組みを継続しておこなってまいりました。 この結果、当連結会計年度の売上高は295億85百万円と前年同期に比べ2億79百万円の増収となり、過去最高の売上高を更新しました。 増収となった要因は、価格改定に加え、ガラス、セメント、非鉄金属向けの受注増が主な要因であります。 営業利益は35億95百万円(売上高営業利益率12.2%)と前年同期に比べ1億11百万円増加し、経常利益は37億70百万円(売上高経常利益率12.7%)と前年同期に比べ1億30百万円の増加となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、24億69百万円(売上高当期純利益率8.3%)と前年同期に比べ1億53百万円の減少となりました。 減益となった要因は、価格改定及び生産量の増加があったものの、公開買付関連費用などの特別損失の計上が主な要因であります。 セグメントごとの経営成績を示すと、次のとおりであります。 (耐火物等) 耐火物等事業につきましては、ガラス向けの受注が増加したこと等により、当連結会計年度の売上高は前連結会計年度比0.0%増の241億77百万円、セグメント利益は前連結会計年度比0.7%増の47億57百万円となりました。 (エンジニアリング) エンジニアリング事業につきましては、非鉄向けの受注が増加したこと等により、当連結会計年度の売上高は前連結会計年度比5.2%増の54億7百万円、セグメント利益は前連結会計年度比11.2%増の7億96百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は57億48百万円となり、前連結会計年度末より6億63百万円減少いたしました。これは、税金等調整前当期純利益の獲得、減価償却費の増加があったものの、配当金の支払い、有形固定資産取得による支出、法人税等の支払額、売上債権の増加が主な要因であります。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動の結果、得られた資金は25億円となりました(前連結会計年度比19億31百万円の減少)。これは主に、法人税等の支払額9億38百万円、売上債権の増加9億円等の減少要因があるものの、税金等調整前当期純利益34億39百万円、減価償却費14億22百万円等の増加要因によるものであります。前連結会計年度に比べて獲得した資金の減少は、売上債権の増減差が主な要因であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動の結果、使用した資金は14億91百万円となりました(前連結会計年度比7億54百万円の減少)。これは主に有形固定資産の取得による支出14億20百万円等によるものであります。 前連結会計年度に比べて使用した資金の減少は、有形固定資産の取得による支出が減少したことが主な要因であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動の結果、使用した資金は16億89百万円となりました(前連結会計年度比5億74百万円の減少)。これは主に、配当金の支払額16億54百万円等によるものであります。 前連結会計年度に比べて使用した資金の減少は、自己株式の取得による支出が減少したことが主な要因であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 イ. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 耐火物等   18,617   100.8 エンジニアリング   4,599   105.6 合計   23,217   101.7 (注) 金額は外注を含み、実際原価で表示しております。 ロ. 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 耐火物等   23,854   102.8   9,660   96.8 エンジニアリング   5,057   92.7   338   49.2 合計   28,912   100.9   9,999   93.7 (注) 当連結会計年度において、エンジニアリングの受注残高に著しい変動がありました。 これは当連結会計年度に実施された大型工事案件の売上計上により受注残高が減少したことが主な要因であります。 ハ. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 耐火物等   24,177   100.0 エンジニアリング   5,407   105.2 合計   29,585   101.0 (注) 主な販売先の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   当連結会計年度   前連結会計年度 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) 東京製鐵株式会社   4,273   14.45   4,408   15.04 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.経営成績 当連結会計年度における経営成績につきましては、価格改定に加えてガラス、セメント、非鉄金属向けの受注増により、当連結会計年度の売上高は295億85百万円となりました。売上原価は原燃料価格が上昇したこと等により、232億11百万円となりました。この結果、売上総利益は63億73百万円となり、販売費及び一般管理費27億77百万円を差引いた営業利益は35億95百万円となりました。 営業外損益については、営業外収益は受取配当金1億20百万円、投資有価証券売却益21百万円、不動産賃貸料17百万円、スクラップ売却益11百万円等により2億6百万円となり、営業外費用は固定資産除却損29百万円等により32百万円となりました。この結果、経常利益は37億70百万円となりました。 これにより、売上高経常利益率は前期の12.4%から12.7%となりました。 特別損益については、特別損失は公開買付関連費用3億5百万円等により3億31百万円となりました。この結果、税金等調整前当期純利益は34億39百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は24億69百万円となりました。 ロ.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、422億34百万円で、内訳は流動資産297億11百万円、固定資産125億22百万円となりました。これは、現金及び預金、原材料及び貯蔵品の減少等があるものの、受取手形及び売掛金、投資有価証券の増加等が主な要因であります。 流動資産の主なものは、受取手形及び売掛金101億35百万円(流動資産に占める比率34.1%)、原材料及び貯蔵品59億96百万円(同20.2%)、現金及び預金57億48百万円(同19.3%)、製品52億25百万円(同17.6%)であり、固定資産の主なものは、有形固定資産82億80百万円(固定資産に占める比率66.1%)、投資有価証券38億30百万円(同30.6%)であります。 当連結会計年度末の負債合計は78億8百万円で、流動負債は60億4百万円、固定負債は18億3百万円となりました。これは、電子記録債務、買掛金の減少等が主な要因であります。 流動負債の主なものは、電子記録債務18億46百万円(流動負債に占める比率30.7%)、買掛金16億81百万円(同28.0%)、未払費用15億18百万円(同25.3%)であり、固定負債の主なものは、退職給付に係る負債13億79百万円(固定負債に占める比率76.5%)であります。 当連結会計年度末の純資産合計は344億25百万円であり、内訳の主なものは利益剰余金293億67百万円、資本金26億54百万円、資本剰余金17億17百万円等であります。これは、剰余金の配当があったものの、当期純利益の獲得があったことが主な要因であります。 この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は81.5%となり、財政状態は概ね良好であると判断しております。 ハ.セグメント情報 当連結会計年度末におけるセグメント情報につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ニ.キャッシュ・フロー 当連結会計年度末におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (資本の財源及び資金の流動性についての分析) 当社の運転資金は、主に製品の製造に使用する原材料や資材の調達、さらに、効率的な生産体制の再構築、老朽設備の維持更新、資本政策などに支出されております。これらの資金は、利益により生み出される内部資金により賄うことを基本方針としております。 当連結会計年度におきましては、税金等調整前当期純利益の獲得、減価償却費の増加等があったものの、配当金の支払、有形固定資産の取得による支出、法人税等の支払いがあったこと等により、現金及び預金残高は57億48百万円と、前期末比6億63百万円減少いたしました。 (重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定) 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、特に重要なものは以下のとおりであります。 ①繰延税金資産の回収可能性 繰延税金資産の回収可能性は、将来の税金負担額を軽減する効果を有するかどうかで判断しております。当該判断は、収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性、タックス・プランニングに基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性及び将来加算一時差異の十分性のいずれかを満たしているかどうかにより判断しております。 当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に重要な影響を与える可能性があります。 ②退職給付債務の算定 当社で採用している退職給付制度の一部には、確定給付制度が採用されております。 この制度の勤務費用は数理計算上の仮定を用いて退職給付見込額を見積り、割り引くことにより算定しております。数理計算上の仮定には、割引率、昇給率等様々な計算基礎により算出しております。 当該見積り及び仮定について、将来の経済条件の変動や当社内での環境の変化等により、見直しが必要となった場合には、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する退職給付に係る負債等の金額に重要な影響を与える可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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