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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

電気興業

DKK Co.,Ltd.6706 · Prime · 電気機器

アンテナ・鉄塔と高周波熱処理装置の二本柱。通信インフラと自動車産業に跨るニッチな専業メーカー。

概要

電気興業は、電気通信設備の工事と高周波応用機器の製造を二本柱とする独立系電気設備企業である。携帯電話基地局向けアンテナ・鉄塔の建設や5G関連工事でNTTドコモやKDDIといった通信キャリアと取引する一方、自動車部品向け高周波熱処理受託加工も手掛ける。2025年3月期の連結売上高は326億円、営業利益9億円と黒字転換し、子会社13社から成るグループを構成する。

電気通信と高周波の2軸で構成される事業ポートフォリオ

当社グループは、電気通信関連事業と高周波関連事業の二つを基幹とする。電気通信関連では、携帯電話基地局や防災行政無線、放送設備向けのアンテナ・鉄塔の製作・建設、通信機器の販売・施工を手掛ける。高周波関連では、金属の表面焼入れなどに使う高周波誘導加熱装置の製造販売と、顧客から部品を受託して熱処理を施す加工サービスを提供する。このほか、所有する土地・建物の賃貸と太陽光発電による売電事業が付帯する。2026年3月期のセグメント別売上高は、電気通信関連が254億円、高周波関連が65億円、その他が35億円である。

連結子会社13社による分業と海外展開

グループは、当社と国内子会社8社、海外子会社5社で構成される。国内では、株式会社デンコーが鉄塔・鉄構の製作と溶融亜鉛鍍金を、フコク電興が九州での通信設備施工を、デンコーテクノヒートが高周波熱処理受託をそれぞれ担う。海外では、タイのDKK MANUFACTURINGとDKK (THAILAND)がアンテナ製造・販売、米国のDKK of Americaが高周波装置の保守、韓国電気興業が資材調達と装置製造、中国のDKK(蘇州)熱処理有限公司が加熱コイル修理などを行う。ただし、タイの製造子会社は清算手続中であり、中国の熱処理子会社は2026年4月に清算を結了した。

売上高は320億円台で推移、2020年代は収益性に課題

過去10年の売上高は概ね300億円から400億円の範囲で推移する。2014年3月期には485億円のピークを記録したが、その後は減少傾向が続き、2024年3月期には289億円まで落ち込んだ。利益面では、2014年3月期に純利益62億円を計上した後、2023年3月期に12億円の純損失、2024年3月期には20億円の純損失と赤字が続いた。2025年3月期は売上高326億円、営業利益9億円、純利益8億円と黒字に転換。2026年3月期は売上高354億円、営業利益12億円、純利益19億円と増収増益を見込む。ROEは5%を目標に掲げる。

業界の中での役割は通信インフラ向けアンテナ・鉄塔メーカー兼、自動車・機械向け高周波熱処理装置・受託加工会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
354億円
営業利益
12億円
営業利益率
3.4%
純利益
19億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01電気通信関連主力

各種アンテナ・反射板・鉄塔・鉄構の製作・建設、電気通信施設・通信機器の製造・建設、各種ソリューションシステムの製作・販売。基地局や放送局向けの通信インフラを支える。

主な製品・サービス3
アンテナ・反射板
通信・放送用の各種アンテナ及び反射板。電波の送受信を担う通信インフラの核となる製品。
鉄塔・鉄構
アンテナを支持する鉄塔や鉄構造物。通信基地局の設置に不可欠。
通信機器・ソリューションシステム
有線・無線通信設備や各種ソリューションシステム。顧客のニーズに応じたシステム構築を行う。

02高周波関連主力

高周波誘導加熱装置の製造・販売、高周波熱処理受託加工。金属の焼入れ・焼戻しなど自動車部品や機械部品の熱処理を顧客に提供。

主な製品・サービス2
高周波誘導加熱装置
金属を高周波誘導加熱する装置。自動車部品の表面焼入れなどに用いられる。
高周波熱処理受託加工
顧客から部品を受託し、高周波誘導加熱による熱処理加工(焼入れ等)を施すサービス。子会社デンコーテクノヒート等が担当。

03その他(設備貸付・売電)副次

当社所有の土地・建物の賃貸(設備貸付)と太陽光発電による売電事業。本業を補完する事業。

製品と技術

マイクロ波アンテナから基地局鉄塔まで手掛ける通信インフラ製品

電気通信関連事業の核は、各種アンテナとそれを支える鉄塔・鉄構である。鹿沼工場で製造するマイクロ波アンテナは、携帯電話基地局や固定無線通信の送受信に用いられる。川越工場では大型鉄塔や建築鉄骨を生産し、株式会社デンコーが溶融亜鉛鍍金など表面処理を担う。子会社の株式会社電興製作所は金属加工と機械加工でこれらの製品を支える。近年は5G向けアンテナや無線装置の需要回復を受け、売上高は増加傾向にある。

高周波誘導加熱装置と熱処理受託で構成される高周波事業

高周波関連事業は、誘導加熱装置の製造販売と熱処理受託加工の2部門から成る。装置は自動車部品の表面焼入れ・焼戻しに使用され、デンコーテクノヒートやDTHM,S.A. DE C.V.(メキシコ)が受託加工を担当する。米国DKK of Americaは装置のメンテナンスと加熱コイルの製作修理を行う。しかし、2025年3月期は自動車業界の設備投資停滞により高周波関連の売上高は65億円と前年から減少し、セグメント利益も14億円と前年の21億円から落ち込んだ。

ソリューションシステムと画像AI技術による新たな展開

子会社の株式会社サイバーコアは、画像AI技術と無線通信技術を組み合わせた人流・交通分析ソリューションを提供する。2025年3月期の電気通信関連事業にはこのソリューション関連分野が含まれ、売上高は254億円に成長した。防災行政無線やデジタル放送設備の更新需要に加え、自治体の防災体制強化とデジタル化の流れが追い風となっている。ソリューション分野は中期経営計画において「導入期事業グループ」に位置づけられ、将来の収益柱への育成が計画されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

通信インフラ機器、収益改善も競合劣勢

電気興業は通信・放送用アンテナや鉄塔、システムインテグレーション等を手掛ける電気機器メーカー。2025年3月期の営業利益率2.8%と低水準ながら、2026年3月期は3.4%へ改善予想。同業の日清紡HDやイビデンと比べ事業規模が小さく、研究開発投資で劣る。5G・光通信需要を取り込むが、大手との価格競争が激化。一方、無線通信機器では一定の技術力を持つが、収益性向上には高付加価値分野へのシフトが不可欠。

強み

  • アンテナ・無線通信技術で長年の実績があり、官公庁案件に強い
  • 5G基地局用アンテナ・ケーブル等で需要増を見込む
  • 通信設備の保守点検サービスで安定収益を確保
  • 2024年3月期から2026年3月期予想で売上高が約22%増

課題

  • 営業利益率3%未満と、同業他社の5%超に劣る
  • 日清紡HDやイビデンなど大手が強く、価格競争で苦戦
  • 研究開発費が限られ、新技術の市場投入が遅れるリスクあり

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字が電気興業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13431宮地エンジニアリンググループ440億円12.9倍
29740セントラル警備保障414億円15.9倍
39622スペース380億円9.1倍
45357ヨータイ347億円13.2倍
52153E・Jホールディングス341億円9.8倍
66706電気興業326億円15.3倍
71429日本アクア276億円13.3倍
85269日本コンクリート工業213億円29.3倍
99765オオバ195億円13.4倍
106294オカダアイヨン164億円10.6倍
119612ラックランド137億円7.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

創業から上場までの布石(1952〜1961年)

1952年5月、東京都大田区に羽田工場を新設し、高周波応用機器の製造と熱処理受託加工を開始した。同時に愛知県刈谷市に依佐美出張所を開設し、長波大電力送信施設を防衛施設庁に賃貸して保守運転業務も始めた。これが後の防衛関連分野の基盤となる。1956年7月には東京都千代田区に事務所を開設し本社業務を開始。1959年に株券を東京証券業協会に店頭登録し、1961年10月には東京証券取引所市場第二部に上場を果たした。

工場拡張と子会社の設立で事業基盤を固めた1960年代

1960年9月、埼玉県大井町(現ふじみ野市)に川越工場を新設し、無線鉄塔・鉄構の製造を開始。同時に株式会社電気興業アンテナ製作所(後のデンコー鉄構、現株式会社デンコー)を設立した。1965年1月には静岡県浜松市に浜松工場を新設し高周波熱処理の拡大を図る。同年3月、東京都品川区の敷地を売却して電気通信部門を川越工場に集約し、川越事業所とした。1967年6月には三重県鈴鹿市に鈴鹿工場、1968年7月には神奈川県愛甲郡に厚木工場を新設し、高周波事業の生産能力を高めた。

地方子会社の買収とアンテナ専用工場の設立(1970〜1973年)

1970年12月、福岡県の通信設備工事会社である富国通信工業(現フコク電興)を関係会社化。1971年10月には千葉県の溶融亜鉛鍍金会社である富士工業(現株式会社デンコー)を関係会社とした。1972年2月、栃木県鹿沼市に鹿沼工場を新設し、川越事業所のアンテナ製造部門を移転。マイクロ波アンテナを始めとする各種アンテナの専用工場として稼働を開始した。1973年6月には東京都北区のパラボラアンテナ関連機器メーカーである三栄金属興業(現株式会社電興製作所)を関係会社化し、金属加工の内製化を進めた。

バブル期の設備投資とタイ進出、第一部指定

1981年6月、埼玉県川越市に川越工場を新設し、鉄構専用工場として大型鉄構の製造を本格化。1990年6月、タイのバンコクにDKKシノタイエンジニアリング株式会社を設立し、海外での電気通信施設建設事業に乗り出した。同年11月には東証市場第一部銘柄に指定替えとなり、株式市場での存在感が高まった。1991年4月には滋賀県甲賀市に滋賀工場を新設し、高周波熱処理の受託子会社であるデンコーテクノヒートを設立。1996年6月にはデンコー鉄構と富士工業が合併し、株式会社デンコーが発足した。

リーマン後の収益低迷と中長期計画策定(2004〜2025年)

2004年5月、米国インディアナ州にDKK of Americaを設立し、高周波装置の現地サービス体制を整えた。国内では1998年に浜松・鈴鹿両工場の製造部門をデンコーテクノヒートへ移管するなど集約を進めた。2021年3月に中長期経営戦略を公表し、「未来の当たり前をつくる企業」をビジョンに掲げた。2023年3月期は純損失12億円、2024年3月期は純損失20億円と赤字が続いたが、2025年3月期に黒字転換。中期経営計画DKK-Plan2028(2026〜2028年度)では連結営業利益20億円、ROE5%を目標とする。

年表23件を開く

1950年代

  • 1952年5月東京都大田区に羽田工場を新設し、高周波応用機器の製造及び高周波熱処理受託加工業務を開始、愛知県刈谷市に依佐美出張所を開設。長波大電力送信施設を防衛施設庁に賃貸し、併せて保守運転業務を開始。
  • 1956年7月東京都千代田区に事務所を開設し、本社業務を開始。(2025年3月東京都江東区へ本社機能を移転)
  • 1959年7月株券を東京証券業協会に店頭登録銘柄として公開。

1960年代

  • 1960年9月埼玉県入間郡大井町(現・ふじみ野市)に川越工場を新設。無線鉄塔、鉄構等の製造を開始。同工場内にアンテナ製作を業務とする株式会社電気興業アンテナ製作所(1965年4月デンコー鉄構株式会社へ改称。現・株式会社デンコー)を設立。(現・連結子会社)
  • 1961年10月上場株券を東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1965年1月静岡県浜松市に浜松工場を新設し、高周波熱処理受託加工業務の拡大を図る。
  • 1965年3月東京都品川区の敷地を東京都へ売却、電気通信部門の業務を埼玉県入間郡大井町(現・ふじみ野市)の川越工場に集約し、同工場を川越事業所と改称。
  • 1967年6月三重県鈴鹿市に鈴鹿工場を新設し、中京地区の高周波熱処理受託加工業務の拡大を図る。
  • 1968年7月神奈川県愛甲郡愛川町に厚木工場を新設し、高周波応用機器の製造及び熱処理受託加工業務の拡大を図る。

1970年代

  • 1970年12月福岡県福岡市の通信設備の施工・販売会社である富国通信工業株式会社(現・フコク電興株式会社)を関係会社とする。(現・連結子会社)
  • 1971年10月千葉県野田市の溶融亜鉛鍍金加工会社である富士工業株式会社(現・株式会社デンコー)を関係会社とする。(現・連結子会社)
  • 1972年2月栃木県鹿沼市に鹿沼工場を新設し、川越事業所のアンテナ製造部門を同工場へ移転し、アンテナ専用工場としてマイクロ波アンテナを始めとして各種アンテナの製造業務を開始。
  • 1973年6月東京都北区のパラボラアンテナ関連機器製作会社である三栄金属興業株式会社(現・株式会社電興製作所)を関係会社とする。(現・連結子会社)
  • 1974年2月創業埼玉県入間郡大井町(現・ふじみ野市)の川越事業所内に、通信施設の建設を業務とする電気興業工事株式会社(株式会社ディーケーシー)を設立。
  • 1976年7月創業神奈川県伊勢原市に、電気機械器具製造等を業務とする株式会社おもと工業(高周波工業株式会社)を設立。

1980年代

  • 1981年6月埼玉県川越市に川越工場を新設し、鉄構専用工場として大型鉄構の製造を本格的に開始。

1990年代

  • 1990年6月創業タイのバンコクに、海外における電気通信施設等の建設を業務とするDKKシノタイエンジニアリング株式会社を設立。
  • 1990年11月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定替。
  • 1991年4月滋賀県甲賀郡水口町(現・甲賀市)に滋賀工場を新設し、同工場内に高周波熱処理受託加工会社であるデンコーテクノヒート株式会社を設立。(現・連結子会社)
  • 1996年6月M&A連結子会社であるデンコー鉄構株式会社及び富士工業株式会社は合併し、株式会社デンコーと改称。
  • 1998年3月創業東京都千代田区の本社事務所内に、真空炉等の販売会社であるデンコーメタロジカルテクノロジー株式会社を設立。
  • 1998年4月浜松、鈴鹿両工場の製造部門を、デンコーテクノヒート株式会社へ移管。

2000年代

  • 2004年5月アメリカのインディアナ州に、高周波誘導加熱装置のメンテナンス及び販売業務援助並びに加熱コイルの製作・修理を業務とするDKK of America,Inc.を設立。(現・連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結営業利益2028年3月期まで20億円
  • 自己資本当期純利益率(ROE)2028年3月期まで5%
  • 株価純資産倍率(PBR)2027年3月期まで1.0倍超

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業構造改革による収益創出体制の確立

    事業ポートフォリオを成長・再構築・導入期の3グループに区分。防衛関連、誘導加熱装置、熱処理受託加工にリソース集中し、収益改善と経営管理の高度化を進める。

  2. 02

    経営資源の最適化

    人財育成と最適配置、研究開発の選択と集中、アセットライトとキャピタルアロケーションの活用により、グループ全体の効率性・収益性を高める。

  3. 03

    サステナビリティ経営の発展

    5つのマテリアリティに基づきKPIを設定。事業を通じた社会貢献、持続可能なサプライチェーン構築、気候変動対応を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,024人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は649万円で、9期前と比べて+5.4%平均年齢は47.4歳、平均勤続年数は17.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,251
2018年3月1,257
2019年3月61645.717.61,213
2020年3月60945.917.21,344
2021年3月57544.915.71,266
2022年3月60945.415.91,184
2023年3月59845.515.71,157
2024年3月60846.416.01,086
2025年3月58747.016.01,06784
2026年3月64947.417.01,024117

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率60.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)77.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 6 / 海外 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
厚木工場 — 神奈川県愛甲郡愛川町1,561百万円
川越事業所 — 埼玉県ふじみ 野市1,296百万円
鹿沼工場 — 栃木県鹿沼市673百万円
本社 — 栃木県 鹿沼市494百万円
本社 — 埼玉県 川越市430百万円
川越工場 — 埼玉県川越市338百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱デンコー
    埼玉県川越市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱電興製作所
    栃木県鹿沼市
    議決権100.0%
  • 国内
    フコク電興㈱
    福岡県福岡市博多区
    議決権100.0%
  • 国内
    デンコーテクノヒート㈱
    愛知県刈谷市
    議決権100.0%
  • 国内
    DKK of America,Inc.
    アメリカ インディアナ州
    議決権100.0%
  • 海外
    電気興業(常州)熱処理設備有限公司(注)7
    中国 江蘇省
    議決権100.0%
  • 海外
    DKK MANUFACTURING (THAILAND) CO.,LTD. (注)6
    タイ アユタヤ
    議決権100.0%
  • 海外
    DKK (THAILAND) CO.,LTD. (注)3
    タイ サムットプラカーン
    議決権49.0%
  • 海外
    DTHM,S.A. DE C.V. (注)5
    メキシコ グアナファト州
    議決権100.0%
  • 海外
    韓国電気興業㈱
    韓国 仁川広域市
    議決権95.2%
  • 国内
    ㈱サイバーコア
    岩手県盛岡市
    議決権52.6%
  • 海外
    Cyber Core Vietnam Co., Ltd.
    ベトナム ホーチミン市
    議決権52.6%
残りのグループ会社1社を開く
  • DKK(蘇州)熱処理有限公司中国 江蘇省70%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    【関東地方整備局、本局】H29デジタル陸上移動通信装置1式製造(6月21日付け訂正公告)
    国土交通省 · 2017-08-03
    2.8億円
  • 調達
    臥蛇島灯台災害復旧工事
    海上保安庁 · 2022-06-09
    2億円
  • 調達
    松山空港場周監視カメラシステム設置工事
    国土交通省 · 2019-07-05
    1.2億円
  • 調達
    三浦電波監視センター構内短波監視用空中線設備の調達
    総務省 · 2016-01-15
    1億円
  • 調達
    粟島灯台鉄塔建設工事
    海上保安庁 · 2024-01-17
    9,900万円
  • 調達
    越前岬灯台鉄塔建設等ほか1件工事
    海上保安庁 · 2019-01-08
    8,500万円
  • 調達
    九州管内簡易型河川カメラ購入
    国土交通省 · 2019-08-22
    8,500万円
  • 調達
    令和4年度 東京港みなとカメラ設置
    国土交通省 · 2022-04-19
    8,300万円
  • 調達
    室戸岬灯台巡回道路災害復旧工事
    海上保安庁 · 2021-10-21
    7,115万円
  • 調達
    令和7年度 東京港みなとカメラ設置
    国土交通省 · 2025-09-05
    7,050万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は354億円営業利益12億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.6%、利益が+33.3%。

売上高
+8.6%
354億円
営業利益
+33.3%
12億円
純利益
+137.5%
19億円
営業利益率
3.4%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高365億円354億円
営業利益17億円12億円
純利益23億円19億円
1株あたり配当¥105¥105

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は75億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+33.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q105−6
2024年1Q56−7−12.5−5
2024年2Q69−5−7.2−3
2024年3Q78−2−2.6−10
2024年4Q86−2
2025年2Q131−5−3.8−5
2025年4Q195147.213
2026年2Q14900.01
2026年4Q205125.918
2027年1Q7500.013

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は409億円から354億円へ87%に減った。直近期の営業利益率は3.4%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月4091615
2014年3月4854562
2015年3月4753823
2016年3月4562115
2017年3月399105
2018年3月430188
2019年3月4482915
2020年3月4502818
2021年3月4151812
2022年3月34047
2023年3月318−12−12
2024年3月289−15−20
2025年3月3269102.88
2026年3月35412123.419

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高354億円のうち、営業利益として残るのは12億円3.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は19億円、売上の5.4%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.7%282億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.9%60億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.4%12億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.5pt
3.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.6pt
5.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.8pt
5.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−25億円、投資CFが20億円で、差し引きのフリーCFは−5億円この組み合わせは資産取り崩し型にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面期末の手元現金は114億円で、売上の3.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月75−49−526246
2014年3月−17−28−16−45188
2015年3月−1238−1426202
2016年3月33−19−1014202
2017年3月10−69−18−59128
2018年3月24−36−15−12101
2019年3月32−11−621115
2020年3月15−13−112109
2021年3月14−14−60103
2022年3月4227−4169131
2023年3月−9510−4143
2024年3月−839−831173
2025年3月−184−21−14140
2026年3月−2520−22−5114

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は530億円。このうち返さなくてよい自己資本が372億円で、自己資本比率は69.2%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月67638828856.7
2014年3月65743622165.5
2015年3月65745620168.4
2016年3月61144416771.6
2017年3月60244815473.2
2018年3月61745516272.3
2019年3月62446016472.0
2020年3月61246314973.8
2021年3月62548014575.2
2022年3月5634669781.5
2023年3月55141813374.8
2024年3月55238716568.6
2025年3月53037115968.8
2026年3月53037215869.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
116億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
186億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
75億円
在庫として抱えている分
負債合計
158億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
47
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り224社中58位あたり、逆に低いのは営業利益率224社中169位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.2%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.4%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
69.2%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.6%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.2%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,295で、1年前と比べて+62.0%過去52週の値幅のなかでは81%の位置にある。

¥3,295-1.3%1ヶ月+6.8%1年+62.0%時価総額326億円
過去52週の値幅
安値¥1,858高値¥3,625

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.3倍
PER (会社予想)12.5倍
PBR0.77倍
配当利回り3.19%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月10日に前日比+5.63%の3380円と急騰し、52週高値(3625円)に約7%迫った。1カ月で+11.92%、年初来で+56.79%と上昇基調が強い。25日移動平均線(3043.32円)を約11%上回り、RSIは81.99と買われすぎの水準。7月28日に2498円まで下げたが、その後急反発し、8月10日には出来高67,800株と前日比約2倍に増加。75日線・200日線も上向きで、トレンドは継続。ただし、RSIが80超えで過熱感が強く、短期的な調整リスクに注意が必要。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER13.6倍は業界平均28.9倍を大きく下回り、PBR0.70倍も同1.84倍を下回るため割安と判断。ROE5.2%は低いが、配当利回り3.48%は業界平均2.0%を上回り魅力的。一方、直近期は純損失で収益性に課題があり、割安だが成長性は限定的。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.3倍30.8倍
PER (予想)12.5倍
PBR0.77倍2.58倍
ROE5.2%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

5G投資の本格化で通信工事需要が拡大する一方、KDDIなど顧客の設備投資計画の遅延や競争激化による採算悪化が懸念される。強気派は2026年3月期の増収増益計画を評価し、PER13倍台の割安感を指摘。弱気派は過去2期連続赤字の実績や、工事会社ゆえの利益率の低さ、設備投資のピークアウトリスクを挙げる。

プラスに働く材料7
  • 5G需要の本格化

    2026/3期売上354億円、営利19億円計画は5G工事増を見込む

  • 収益改善トレンド

    2025/3期は黒字転換、営業利益率2.8%から3.4%へ向上見込み

  • 株価指標の割安感

    PER13倍、PBR0.7倍と業績回復を織り込んでいない

  • 売上高3期連続増加で収益基盤拡大2026年3月期影響

    2026/3期売上高354億円(前期比+8.6%)、成長継続で営業利益率3.4%へ改善

  • 純利益が黒字転換し過去最高水準へ2026年3月期影響

    2026/3期純利益19億円(前期比+137.5%)、過去最高益更新見込み

  • PBR0.7倍割安、株主還元強化期待次回株主総会影響

    PBR0.70倍と解散価値割れ、配当利回り3.5%で自社株買いの余地

  • 外資保有比率20%超、需給改善期待継続影響

    外国人株主比率20.77%と高く、買い増しによる需給改善期待

マイナスに働く材料7
  • 過去の赤字実績

    2023、2024期は純損失、収益基盤の脆弱さが露呈

  • 顧客依存の高さ

    NTTドコモやKDDI向けが過半、特定顧客の投資減速リスク

  • 利益率の低さ

    営業利益率3%前後、急な人件費上昇で利益圧迫されやすい

  • 売上高規模小さく収益変動リスク継続影響

    売上高354億円と小規模、大口案件の受注変動で業績が不安定

  • 営業利益率3%台と低収益性通年影響

    2026/3期営業利益率3.4%、同業他社比低位で改善には時間

  • 過去の赤字損失が株価重し継続影響

    2024/3期純損失20億円、信用毀損回復には時間

  • 旧東芝系企業との競合激化不定影響

    電気機器業界で競合多く、価格競争による利益率低下懸念

次の決算で確かめる点
受注高・受注残高
将来の工事売上の先行指標。前期比で増加傾向が確認必要
営業利益率
低収益体質からの脱却を示す指標。3%超えを維持できるか
通信キャリアの設備投資計画
顧客の投資額が直接的な需要変動要因

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり105で、前期から+25.0%いまの株価に対する利回りは3.19%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥105
1株あたり
配当利回り
3.19%
いまの株価に対して
配当性向
51.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月75449.1
2018年3月45−40.061.9
2019年3月450.047.1
2020年3月450.042.5
2021年3月450.068.2
2022年3月6033.369.0
2023年3月600.0
2024年3月600.062.4
2025年3月8033.3127.2
2026年3月10025.051.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥105

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,923人。区分でいちばん多いのは個人・その他40.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が34.3%を占め、残る65.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他35.238.038.938.744.140.8
金融機関33.431.126.926.419.828.1
外国法人22.820.623.422.125.220.8
自己株式14.316.712.910.615.011.3
事業法人7.66.47.07.78.06.2
証券会社1.13.93.75.02.84.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)17.11
02CGML PB CLIENT ACCOUNT/COLLATERAL (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)4.53
03株式会社三井住友銀行3.56
04電気興業取引先持株会3.31
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.11
06JPMSPLC CLIENT ASSETS SK JPY (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.57
07三井住友信託銀行株式会社2.51
08電気興業従業員持株会2.36
09BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/JANUS HENDERSON HORIZON FUND (常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.22
10岡 秀朋2.07

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近7
  • 2026-08-14
    fundnote株式会社
    新規の大量保有報告
    14.14%
    +1.03pt
  • 2026-07-21
    fundnote株式会社
    新規の大量保有報告
    13.11%
    +1.04pt
  • 2026-06-19
    fundnote株式会社
    新規の大量保有報告
    12.07%
    +1.05pt
  • 2026-06-12
    fundnote株式会社
    新規の大量保有報告
    11.02%
    +1.00pt
  • 2026-05-25
    fundnote株式会社
    新規の大量保有報告
    10.02%
    +1.00pt
  • 2026-05-12
    fundnote株式会社
    新規の大量保有報告
    9.02%
    +1.28pt
  • 2026-05-11
    オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)
    新規の大量保有報告
    12.91%
    +3.28pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+848%、1株純資産は14期で+617%。直近期のROEは5.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月235884.018.659.1
2014年3月4813,38015.36.526.3
2015年3月1833,6145.315.650.5
2016年3月1183,5693.322.265.0
2017年3月453,6031.263.2449.1
2018年3月663,6481.848.061.9
2019年3月1253,6813.426.747.1
2020年3月1483,7614.016.842.5
2021年3月963,9082.528.368.2
2022年3月603,9391.537.969.0
2023年3月−1083,943
2024年3月−1993,91762.4
2025年3月833,9692.121.4127.2
2026年3月2164,2125.213.951.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額287百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
近藤忠登史代表取締役社長55144
浅井貴史取締役専務執行役員5464
下田剛取締役常務執行役員6285
河原敏朗取締役執行役員 R&D統括センター長5949
冨居博治取締役執行役員 基幹システム改革推進室長5958
塚野英博取締役68
ジャン=フランソワミニエ取締役55
髙橋篤史取締役49
細川昭子取締役59
長本圭司常勤監査役5859
長裕一常勤監査役6527
佐藤りか監査役64
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
新井隆監査役57
平井隆一76

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5121601519639
社外取締役963637
監査役2282814

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,200字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、連結財務諸表提出会社(以下「当社」という。)及び子会社13社から構成されております。 その主な事業内容は、電気通信並びに高周波関連事業の二つが基幹となり、この他設備貸付事業及び売電事業を行っており、当社とグループ各社は相互に密接な連携のもとに事業展開を行っております。 当社グループが営んでいる主な事業内容、各関係会社の当該事業に係わる位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、2023年3月24日開催の取締役会において解散を決議し清算手続き中でありました当社の連結子会社DKKシノタイエンジニアリング㈱は、2025年6月において残余資産の分配が完了し、実質的な清算手続きが完了したため、当連結会計年度より連結の範囲から除外しております。 電気通信関連事業:当社は各種アンテナ・反射板・鉄塔・鉄構等の製作、建設並びに各種電気通信施設・通信機器 の製造、建設、各種ソリューションシステムの製作、販売を行っており、各関係会社との関連 は以下のとおりであります。 ㈱デンコー (連結子会社)       鉄鋼工作物等の製作販売・各種鍍金加工等を行っており、一部当社のアンテナ・鉄塔等の製作及び鉄塔・建築鉄骨等の鍍金加工を行っております。 ㈱電興製作所 (連結子会社)       金属加工及び機械加工を行っており、一部当社の各種アンテナ・電気通信機器の製作加工を行っております。 フコク電興㈱ (連結子会社)       一部当社の有線・無線通信設備の設計、施工を行っております。 DKK of America,Inc. (連結子会社)       当社の各種アンテナ・電気通信機器等の販売を行っております。 DKK MANUFACTURING (THAILAND) CO.,LTD. (注)1(連結子会社)       当社の各種アンテナ・電気通信機器等の製作を行っております。 DKK (THAILAND) CO.,LTD. (連結子会社)       当社の各種アンテナ・電気通信機器等の販売を行っております。 韓国電気興業㈱ (連結子会社)       当社の各種アンテナ・電子通信機器等の資材調達を行っております。 ㈱サイバーコア (連結子会社)       各種ソリューションシステムの製作、販売を行っております。 Cyber Core Vietnam Co., Ltd. (連結子会社)       各種ソリューションシステムの製作を行っております。 DKK(蘇州)熱処理有限公司 (連結子会社)       当社の各種アンテナ・電気通信機器等の製作、販売を行っております。 高周波関連事業:当社は高周波誘導加熱装置の製造・販売、高周波熱処理受託加工を行っており、各関係会社との関連は以下のとおりであります。 デンコーテクノヒート㈱ (連結子会社)       主に高周波熱処理受託加工を行っております。 DKK of America,Inc. (連結子会社)       当社の高周波誘導加熱装置のメンテナンス、販売業務援助並びに加熱コイルの製作・修理を行っております。 電気興業(常州)熱処理設備有限公司 (注)2(連結子会社)       当社の高周波誘導加熱装置の加熱コイルの修理・製作、その他部品・設備の販売を行っております。 DKK MANUFACTURING (THAILAND) CO.,LTD. (注)1(連結子会社)       当社の高周波誘導加熱装置の加熱コイルの製作を行っております。 DKK (THAILAND) CO.,LTD. (連結子会社)       当社の高周波誘導加熱装置の加熱コイルの修理、その他部品・設備の販売を行っております。 DTHM,S.A. DE C.V. (連結子会社)       主に高周波熱処理受託加工を行っております。 韓国電気興業㈱ (連結子会社)       主に高周波誘導加熱装置等の製造、その他部品・設備の販売を行っております。 DKK(蘇州)熱処理有限公司 (連結子会社)       当社の高周波誘導加熱装置の加熱コイルの修理・製作、その他部品・設備の販売を行っております。 その他:主に設備貸付事業並びに売電事業であり、当社が所有する土地・建物等の賃貸及び太陽光売電事業を行っております。 (注)1 2023年3月24日開催の取締役会において、DKK MANUFACTURING(THAILAND)CO.,LTD.の解散を決議してお り、現在同社は清算手続き中であります。 2 2025年4月25日開催の取締役会において、電気興業(常州)熱処理設備有限公司の解散を決議しており、2026年4月28日に清算結了しました。 以上述べた関連を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。 (注)1 2023年3月24日開催の取締役会において、DKK MANUFACTURING(THAILAND)CO.,LTD.の解散を決議してお り、現在同社は清算手続き中のため、事業系統図から除外しております。 2 2025年4月25日開催の取締役会において、電気興業(常州)熱処理設備有限公司の解散を決議してお り、2026年4月28日に清算結了しました。
経営方針・対処すべき課題5,359字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は、経営理念に「時代のニーズを先取りし、失敗を恐れぬチャレンジ精神の溢れた前向きの企業たることを期す」ことを掲げ、同じく「優れた製品を社会に提供し、社会に貢献する」ことを実現すべく、長年培ってきた電気通信技術・高周波応用技術に関する豊富な知識と経験に基づき、経営重点方針のもと、たゆまぬ技術開発の推進と品質性能の向上を目標とした各施策を行うことにより、企業価値を高め、株主の皆様や顧客各位のご期待に応えることを経営上の基本方針と位置づけております。 また、2021年3月に中長期経営戦略を掲げ、「社会貢献への積極的関与」と「企業価値の向上・成長の実現」により、当社グループのありたい姿である「未来の当たり前をつくる企業(Pioneering the future)」の実現に向けた取り組みを進めております。 これらを踏まえ、2023年3月期からの3ヵ年計画である中期経営計画(DKK-Plan2025)を2022年5月に策定し、社会課題の解決を通じた持続的な成長の実現に向けて事業活動を展開してまいりました。また、2025年5月に中期経営計画(DKK-Plan2028)を策定いたしました。DKK-Plan2028では「収益創出体制の確立による成長の実現」を基本方針に据え、重点施策に「事業構造改革」「経営資源の最適化」「サステナビリティ経営の発展」を掲げ、成長の実現・加速に向けた各種取り組みを進めております。詳細につきましては、当社ウェブサイトをご参照ください。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、中期経営計画(DKK-Plan2028)にて、2028年3月期を達成年度とした新たな経営指標として、連結営業利益20億円、自己資本当期純利益率(ROE)5%を掲げており、目標の早期実現及び更なる向上を目指して取り組みを推進しております。なお、自己資本当期純利益率(ROE)に関しては、株主資本コストを上回る数値の達成を意識して取組んでまいります。また、2024年3月に公表した「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」に記載のとおり、収益性の向上と市場評価の向上のための取り組みを進め、2027年3月期を目標に株価純資産倍率(PBR)1.0倍超を目指してまいります。 また、当社は「サステナビリティ経営の推進による企業価値の向上」に向け、マテリアリティ(重要課題)に掲げる「人的資本経営の推進」「コーポレートガバナンスの強化」「環境経営の推進」「事業の持続的成長と発展」「イノベーションの推進」の5つの課題に対するそれぞれのKPIの達成に向け、その取り組みを進めております。 詳細につきましては、当社ウェブサイト及び「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社は、経営環境の変化に迅速に対応し、事業の継続性と安定した収益の確保を目指すとともに、継続的なコーポレートガバナンスの強化に向けた取り組みを進めることで、企業価値の増大を図ることを基本としています。 当社の中長期的な経営戦略としては、2021年3月に開示いたしました「中長期経営戦略」に記載しておりますとおり、「社会貢献への積極的関与」と「企業価値の向上・成長の実現」により、当社グループのありたい姿である「未来の当たり前をつくる企業(Pioneering the future)」の実現を目標としております。 また、上記「中長期経営戦略」のビジョン達成に向けた第2ステップとして、2026年3月期からの3ヵ年における目標及び施策として中期経営計画(DKK-Plan2028)を策定いたしました。DKK-Plan2028は、2022年3月に策定した前回中期経営計画であるDKK-Plan2025による経営基盤の構築に続く、成長の実現と加速に向けた経営計画となります。「収益創出体制の確立による成長の実現」を基本方針に据え、重点施策に「事業構造改革」「経営資源の最適化」「サステナビリティ経営の発展」を掲げております。 詳細につきましては、当社ウェブサイトをご参照ください。 ①事業構造改革 ・主な取り組み:「事業ポートフォリオの深化」「収益改善の取り組み推進」「経営管理の高度化」 「事業構造改革」においては、収益創出体制の確立と成長の実現に向けて、市場成長性と現状の事業収益性を踏まえ、事業ポートフォリオの再定義を実施いたしました。当社事業セグメントを成長事業グループ、再構築事業グループと導入期事業グループに区分し、事業グループごとに戦略を設定して収益創出体制を確立いたします。成長事業グループとしては、当社業績を牽引する事業として防衛関連分野と誘導加熱装置分野、熱処理受託加工分野を設定し、リソースの投下による成長の実現を図ってまいります。移動通信関連分野や固定無線関連分野などのセグメントは、再構築事業グループに区分し、事業の収益性改善を推進してまいります。 導入期事業グループには、ソリューション関連分野と高周波新領域関連分野を設定し、収益の柱である成長事業グループへ育成を図ります。 また、各事業分野の成長や、収益改善に関する取り組みを確実なものとするため、業績や営業パイプラインのモニタリング体制を強化しております。業績の進捗や事業分野別の状況をタイムリーに管理し、スピード感ある意思決定や問題の早期発見、軌道修正ができる経営管理体制を構築いたします。 ②経営資源の最適化 ・主な取り組み:「考動できる人財の育成と事業戦略に沿った最適配置」「研究開発の選択と集中」 「アセットライトとキャピタルアロケーションによる資産活用」 「経営資源の最適化」においては、当社グループ全体での効率性や収益性を高めるために、適切な配分・戦略をもった活用を通じて、企業価値の向上を目指してまいります。 人的資本戦略としては、人財管理、スキルアップ支援、DE&Iや健康経営に関する各種施策を実行することで、「考動」により変革を成し遂げる人財を育成するとともに、従業員エンゲージメントの向上を目指します。また、各事業分野の状況に応じた柔軟な組織設計により、人財の最適配置や生産性向上を実現いたします。 研究開発戦略は、新規事業分野における当社グループの技術の社会実装を加速するとともに、コアコンピテンシーの維持拡充と、その応用市場分野の拡大を目指してまいります。 資本戦略については、現状の事業環境を踏まえ、キャピタルアロケーションを策定しております。M&Aや成長投資を中心にキャッシュを活用し、安定的かつ継続的な株主還元を実施することにより、成長の実現と株主還元の強化を目指していく所存です。 ③サステナビリティ経営の発展 ・主な取り組み:「事業を通じた社会貢献」「持続可能なサプライチェーンの構築」「気候変動への対応」 「サステナビリティ経営の発展」においては、新たに策定した中期経営計画(DKK-Plan2028)に併せ見直した5つのマテリアリティ「人的資本経営の推進」「コーポレートガバナンスの強化」「環境経営の推進」「事業の持続的成長と発展」「イノベーションの推進」に基づきKPI(目標)を設定し、サステナビリティに関する取り組みを推進してまいります。製品の生産性と信頼性の確保に努め、社会課題に対応した研究開発を行うことで「事業を通じた社会貢献」を実現いたします。またサプライチェーンマネジメントを社内、社外両面に対し徹底することで「持続可能なサプライチェーンの構築」を確立します。そして温室効果ガス排出量削減の取り組みを中心に環境保全に関する活動に取り組み「気候変動への対応」を目指していく所存です。 (4)経営環境 当連結会計年度におけるわが国経済は、一部に弱さがみられるものの緩やかに回復しております。生産活動は一進一退の動きとなっておりますが、物価高の影響で弱含んでいた消費は持ち直しており、高水準の企業収益を背景に設備投資が底堅く推移しております。 一方、商品市況の高止まりや人件費の高騰は継続しており、為替相場の変動や地政学的リスク、さらには中東情勢の緊迫によるエネルギー・原材料価格の高騰リスクなどから、事業を取り巻く環境は、依然として先行きが不確実な状況となっております。 当社グループの関係しております電気通信関連業界におきましては、移動通信関連分野では、通信品質改善に向けた一部の顧客の設備投資需要の回復が継続しております。固定無線関連分野では、自治体の防災体制の強化に向けた防災行政無線の需要が継続しており、防衛関連分野においては防衛費予算の増額の影響から引き続き堅調に推移しております。放送関連分野においては放送事業者によるメンテナンス需要が改善傾向にあります。高周波応用機器業界におきましては、米国の関税政策を発端とした自動車関連分野における設備投資需要停滞の影響が見られました。 (5)会社の対処すべき課題 今後の見通しにつきましては、国内景気は緩やかに回復傾向にありますが、変化する事業環境や価格競争の激化に加え、中東情勢を始めとした地政学リスクから、当社グループを取り巻く経営環境につきましても、予断の許さない状況が続くことが想定されます。 以上のような環境の中、中期経営計画「DKK-Plan2028」の2年目にあたり、収益創出体制の確立による成長の実現に向けた取り組みを一層と推進し、当社グループの業績の向上を確実なものとしてまいります。 電気通信関連事業においては、移動通信関連分野では、通信品質改善に向けた設備投資需要に対し、移動通信基地局用アンテナに加え、無線装置の拡販に注力してまいります。固定無線関連分野においては、緊急防災・減災事業債に起因する需要が一段落することが想定されますが、地方自治体向け防災行政無線の需要の掘り起こしを積極的に進めてまいります。防衛関連分野においては、防衛費の予算増額を背景とした需要の増加に対し、装備品の安定供給と既存設備の維持・点検整備事業への積極的な提案による受注獲得を図ってまいります。ソリューション関連分野においては、AIソリューションによる社会課題解決に向け、提案力・開発力の増強に向けた組織改編を実施したうえで、子会社である株式会社サイバーコアとの協業による受注拡大を進めてまいります。 高周波関連事業においては、高周波誘導加熱装置分野では、自動車関連業界における設備投資動向を見定めたうえで、新たに稼働した試作拠点の活用による自動車EV化に伴う需要を含めた受注の獲得や既存設備のメンテナンス需要の掘り起こしを進め、熱処理受託加工分野についても、需要の着実な獲得、国内外における生産体制の構築に取り組んでまいります。 当社の経営環境はエネルギー及び部品価格等の高騰や人件費の高騰、既存顧客の設備投資抑制、社会構造の複雑化など大きく変化しております。そのような環境の中、収益創出体制を確立し、事業戦略・人的資本戦略・研究開発戦略・サステナビリティの取り組みを連動させ、持続的な社会の実現と企業価値の向上を目指してまいります。 (経営理念) ・優れた製品を社会に提供し、社会に貢献する。 ・時代のニーズを先取りし、失敗を恐れぬチャレンジ精神の溢れた前向きの企業たることを期す。 ・絶えず生産性の向上に務め、常に適正な利益を確保する。 ・一社一家、グループ一家の和の精神をもって発展成長し、社員の生活向上に務める。 (中長期経営戦略のビジョンと戦略) ビジョン:ありたい姿である「未来の当たり前をつくる企業(Pioneering the future)」の実現 戦略:「新規事業の創出」「既存事業の更なる拡大」「経営基盤の強化」 (中期経営計画(DKK-Plan2028)の基本方針と重点施策) 基本方針:「収益創出体制の確立による成長の実現」 重点施策:「事業構造改革」「経営資源の最適化」「サステナビリティ経営の発展」 (サステナビリティ経営の実現に向けたマテリアリティ(重要課題)) マテリアリティ:「人的資本経営の推進」「コーポレートガバナンスの強化」「環境経営の推進」「事業の持続的成長と発展」「イノベーションの推進」 (次期(2027年3月期)の経営重点方針) 全体目標:「グループ全体における中期経営計画施策の推進による収益の更なる拡大」 取組方針:「営業利益目標の達成と能動的な新たな施策による収益拡大」「研究開発および設備投資の確実な成果の実現と成長への貢献」「見える化・効率化・自動化による業務生産性の向上」「考動できる人財と組織の育成」「コーポレートガバナンスの強化とリスクマネジメントの徹底による社会およびステークホルダーからの信頼確保」
事業等のリスク5,306字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 当社グループにおいては、全社的なコーポレートリスクマネジメント体制として、リスク管理委員会を設置し、将来の経営成績等に与える影響の程度や発生の蓋然性等に応じて、リスク・危機の洗い出し及び評価の上、重要なリスクを特定し、モニタリング、運用状況の把握、是正指示を行っております。また、特定された重要リスクの対応策と進捗状況については、定期的に取締役会に報告をしております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (リスク管理委員会で特定された重要なリスク) ① 大規模自然災害等 地震や台風等の大規模な自然災害、その他の事象により、製造ラインの稼働停止等の事業遂行に直接的又は間接的な混乱が生じた場合、当社グループの業績と財務状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、そのような災害等の有事に備え、被害を最小限に抑え、事業の継続を図るべく、事業継続マネジメント(BCM)・事業継続計画(BCP)の整備及びその対応に努めております。 ② 情報セキュリティ 当社グループにおきましては、事業の遂行に必要な顧客や取引先情報を多数管理しているほか、技術・営業・その他事業に関する秘密情報を保有しており、コンピューターウィルスの感染や外部からの不正アクセス、関係者を騙る標的型詐欺メール、サイバー攻撃、あるいはSNS等を用いた従業員による不適切な情報発信などの不測の事態により、システム障害、秘密情報の漏えい、サイバー詐欺被害、重要な事業情報の滅失等が発生して、当社グループのレピュテーションが悪化するなど業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、情報セキュリティ対策の拡充に加え、定期的な教育や標的型攻撃メールを想定した訓練等の情報セキュリティマネジメントを徹底し、これらのリスクの回避・影響の最小化に努めております。 ③ 事業選択 新規事業の失敗、事業ポートフォリオの見誤りにより、予定した収益が計上できず、開発等に要したコストと時間が無駄になることや、業績の継続的な悪化などが生じ、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、景気や社会情勢に左右されない事業基盤の構築を目指し、事業に関する選択と集中を進めることとしております。 ④ 労働安全衛生 労働環境において災害や事故が発生し、従業員が傷害や健康被害を受けた場合、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、安全衛生・品質方針に従い、社内での啓発活動に加え、各種安全設備の拡充を図り、災害や事故の発生抑制に努めております。 ⑤ 人財確保 特に技術部門において、十分な知識と技術を有する人財を十分確保できなかった場合、あるいは、従業員の会社に対する不信感や処遇不満からモチベーションが低下するなどの事象が生じた場合、競争優位性や企業価値の向上が期待できなくなり、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、より良い労働環境の維持・構築のため、時間外労働時間の発生状況等のモニタリングの強化をはじめ、従業員が離職した場合その理由の分析やモチベーション向上のためのアンケート結果を分析して、人財流出防止とモチベーション向上に努め、必要な人財の確保を図っております。 なお、人的資本に係る取り組みについては、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」において、その概要を記載しております。 ⑥ M&A 当社グループにおきましては、戦略の一つにM&Aを掲げておりますが、M&A実施後に事業が計画どおりに進捗せず、想定した業績を達成できない、あるいは、投資額に見合うリターンを得られない場合には、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、M&A実施前にデューデリジェンスを適切に行い、投資委員会にて十分審議し投資判断を行うこととしております。 ⑦ コンプライアンス 当社グループが事業を行うにあたり、建設業法、中小受託取引適正化法、製造物責任法など様々な各種法規制の適用を受けております。法令解釈の相違等により、結果的に法令に抵触すると判断された場合、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、内部統制の徹底、コンプライアンス(法令遵守)の徹底を行っております。 (上記リスク以外のリスク) ① 海外事業展開に潜在するリスク 海外での事業展開におきましては、予期せぬ法規制の変更、政治経済情勢の悪化、自然災害、疫病、紛争、テロ、ストライキ等の社会的混乱が生じた場合に、当社グループの事業、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、当該リスクに対する取り組みとして、進出国の税制、法規制動向、政治経済情勢など、情報収集に努めております。 また、その子会社の財務諸表上の資産・負債・収益・費用等の現地通貨建ての項目は連結財務諸表を作成する上で、円建てに換算されております。外貨建てによる輸出入取引につきましては、換算時の為替レートにより、円換算後の計上額が影響を受けることとなります。当社グループでは、為替予約等を通じてリスクの最小化に努めております。 ② 工事契約及び設備据付工事等における収益認識 当社グループにおきましては、工事契約及び設備据付工事等の一部について、財又はサービスに対する支配が顧客に一定の期間にわたり移転する場合には、財又はサービスを顧客に移転する履行義務を充足するにつれて、一定の期間にわたり収益を認識しております。案件ごとに継続的に見積原価総額や予定期間の見直しを実施する等適切な原価管理に取り組んでおりますが、それらの見直しが必要になった場合には、当社グループの業績と財務状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、このリスクに対応するため、原価総額の見積りの精度向上を図り、適宜決算に反映するように努めております。 ③ 固定資産の減損会計 「固定資産の減損に係る会計基準」及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」を適用しており、有形固定資産、無形固定資産及び投資その他の資産について、時価及び事業環境の変動により減損損失を認識するに至った場合、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、投資計画時に想定されるリスクと対応策を検討した上で、採算性を分析し、投資判断を行っております。 ④ 市場動向による株価の影響 企業価値を向上させるための中長期的な視点に立ち、取引金融機関、関係会社、重要取引先の株式を中心に長期保有目的の有価証券を保有しております。将来の市況悪化又は投資先の業績不振等により、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があり、所有株式について個別銘柄毎に取引状況を検証し、市場動向を常に注視するなど、リスクの最小化に努めております。なお、当社は、政策保有株式の縮減方針に従い、保有する上場株式を2026年度末(2027年3月末)までに全て売却することとしております。 ⑤ 退職給付債務 当社グループの退職給付費用及び退職給付債務は、数理計算上で設定される前提条件や年金資産の期待収益率に基づいて算出されております。従いまして、前提条件が変更された場合、その影響は将来にわたって規則的に認識されるため、将来期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼします。 今後におきましても、退職金制度の変更、金利情勢の変化による割引率の変更、運用利回りの悪化により、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、当該リスクに対する取り組みとして、一部で確定拠出年金を導入することにより追加拠出リスクを低減する他、年金資産の運用において安全性と収益性を考慮した適切な投資配分などを行っております。 ⑥ 業界の動向について 適正価格による受注及びコスト低減による利益の確保に努めておりますが、市場の価格競争の激化、技術革新及び原材料となる鋼材等の仕入価格の上昇など、関連する業界の需給環境の動向によっては、所期の売上及び利益目標を達成できず、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、業界他社動向を常に注視しつつ、技術革新にも適時的確に対応していくことに加え、業務の効率化及び原価低減活動による利益の拡大に取り組み、業績向上に努めております。 ⑦ 製品の欠陥、工事の災害事故 当社グループにおきましては、品質管理及び安全の徹底を図っております。しかしながら、全ての製品・工事施工について欠陥、事故等が発生しないという保証はなく、各種製品の欠陥及び工事の災害事故等が発生した場合、当社グループの社会的評価ばかりでなく、業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、一部の事業所及び子会社を除き、品質管理基準(ISO9001)に基づき、各種製品の製造及び工事の施工を行っております。また、請負工事・製造物の責任保障については損害保険に加入するなどの対策を行っております。 ⑧ 重要な訴訟事件の発生等 当連結会計年度において、将来の業績に重大な影響を及ぼす訴訟事案を受けた事実はございませんでしたが、今後、事業展開を進めて行くなかで、製品の不具合、工事施工時の事故、その他様々な事由で当社グループに対し提訴その他の請求が起こされた場合には、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、訴訟リスクに対応するため、品質及び安全確保の徹底、コンプライアンス(法令遵守)の徹底を行っております。 ⑨ 知的財産権 当社グループが保有する知的財産権について、訴訟やクレーム等の問題が発生した場合、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、事業活動に関連する有用な知的財産権の取得並びに保護に努めております。 ⑩ 資金調達環境について 当社グループは、金融機関からの借入れにより資金調達を行っておりますが、借入金の一部に財務制限条項の付されているものがあります。財務内容の悪化により財務制限条項に抵触し、期限の利益喪失請求が行われた場合には、当社グループの財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ 特定の取引先の依存に係るもの 電気通信関連事業におきましては移動通信関連事業者及び放送事業者、高周波関連事業におきましては自動車メーカー各社をはじめとした自動車関連業界に対する受注・売上高の依存割合が高く、各事業者の設備投資需要の動向によっては当社グループの業績と財務状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。仕入に関しても、特定の取引先への過度な依存により起因する問題が発生し、各事業者の要求を満たさなくなった場合には、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、今後もこれまでの取引関係を維持発展させていく一方、事業領域の拡大に向けて、ビジネススタイルの変革や顧客層の拡大、差別化を追求し、これまでの事業とは異なる新たな収益の源泉を創出し、その供給体制についても各取引先の生産状況、材料調達の状況などを把握するとともに、必要に応じて代替の取引先の構築にも努めております。 ⑫ 不正及び不法行為等によるリスク 役員や従業員等の不正及び不法行為等の防止に万全を期しているものの、万が一不正及び不法行為等が発生した場合には、その内容や規模の大きさによっては、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。不正及び不法行為等によるリスク回避に向け、当社は、コンプライアンス・プログラムを定め、その充実・強化を図るとともに、監査及びコンプライアンス教育を通じてこれらのリスクの回避及び影響の最小化に努めております。 ⑬ 国際情勢に関するリスク 地理的な位置関係による、国家間の対立、領土問題、資源の争奪、宗教や民族の対立などさまざまな要因が引き起こす、政治的や軍事的、社会的な緊張の高まりが、その地域や世界経済に与える悪影響を受け、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、各種情勢等のモニタリングや国内外のグループ展開を通じた調達ルートの確保や、事業拠点・製造拠点の見直し等も含めた検討を適宜行い、リスクの抑制に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)13,114字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ3千1百万円増加し530億4千7百万円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べ1億2千8百万円増加し384億7千2百万円となりました。その主な要因は、現金及び預金が45億3千5百万円減少したものの、受取手形を含む売掛債権が29億6千9百万円、棚卸資産が8億9千4百万円、その他に含まれる未収入金が6億3千万円、立替金が1億7千万円それぞれ増加したこと等が挙げられます。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ9千7百万円減少し145億7千5百万円となりました。その主な要因は、有形固定資産が7億4千9百万円、退職給付に係る資産が5億6千3百万円それぞれ増加したものの、投資有価証券が6億2千6百万円、繰延税金資産が3億5千9百万円、投資その他の資産のその他に含まれる積立保険料が4億1千1百万円それぞれ減少したこと等が挙げられます。 流動負債は、前連結会計年度末に比べ16億4千万円増加し129億9千3百万円となりました。その主な要因は、支払手形を含む仕入債務が3億8千9百万円、1年内返済予定の長期借入金が10億6千8百万円それぞれ減少したものの、短期借入金が5億円、未払法人税等が3億8千6百万円、契約負債が2億7千5百万円、前受収益が17億7千1百万円それぞれ増加したこと等が挙げられます。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ17億6百万円減少し28億4千9百万円となりました。その主な要因は、長期借入金が4億9千2百万円増加したものの、退職給付に係る負債が4億2千9百万円、長期前受収益が17億7千6百万円それぞれ減少したこと等が挙げられます。 純資産は、前連結会計年度末に比べ9千7百万円増加し372億5百万円となりました。その主な要因は、利益剰余金が11億5千万円減少した一方で、自己株式の取得と消却等により自己株式が12億5千2百万円減少し純資産が増加したこと等が挙げられます。 b.経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、一部に弱さがみられるものの緩やかに回復しております。生産活動は一進一退の動きとなっておりますが、物価高の影響で弱含んでいた消費は持ち直しており、高水準の企業収益を背景に設備投資が底堅く推移しております。 一方、商品市況の高止まりや人件費の高騰は継続しており、為替相場の変動や地政学的リスク、さらには中東情勢の緊迫によるエネルギー・原材料価格の高騰リスクなどから、事業を取り巻く環境は、依然として先行きが不確実な状況となっております。 当社グループの関係しております電気通信関連業界におきましては、移動通信関連分野では、通信品質改善に向けた一部の顧客の設備投資需要の回復が継続しております。固定無線関連分野では、自治体の防災体制の強化に向けた防災行政無線の需要が継続しており、防衛関連分野においては防衛費予算の増額の影響から引き続き堅調に推移しております。放送関連分野においては放送事業者によるメンテナンス需要が改善傾向にあります。高周波応用機器業界におきましては、米国の関税政策を発端とした自動車関連分野における設備投資需要停滞の影響が見られました。 このような事業環境の中、当社は2027年度(2028年3月期)を最終年度とする中期経営計画「DKK-Plan2028」において基本方針に掲げた収益創出体制の確立による成長の実現に向けて、「事業構造改革」、「経営資源の最適化」、「サステナビリティ経営の発展」を重点施策として推進いたしました。 その結果、受注高は前年同期比11.8%増の388億7千3百万円となり、売上高は前年同期比8.8%増の354億4千6百万円となりました。 利益の面では営業利益は前年同期比30.4%増の12億1千9百万円、経常利益は前年同期比18.7%増の12億1千6百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、前年同期比144.9%増の19億3百万円となりました。 セグメントごとの業績は次のとおりであります。(報告セグメント等の業績については、セグメント間の内部売上高等を含めて記載しております。) (電気通信関連事業) 当事業では、移動通信関連分野においては、一部の顧客において通信トラフィック増加に対する通信品質改善に向けた設備投資需要として、5G向けのアンテナ・無線装置に加え、鉄塔やメンテナンスの需要に回復の動きが見られております。固定無線関連分野では、各自治体における防災体制強化とデジタル化の動きに伴う防災行政無線の需要が、緊急防災・減災事業債の期限を見据え、継続いたしました。なお緊急防災・減災事業債の期限については、5か年間の延長が公表されたことから、来年度以降も一定の需要が見込まれております。防衛関連分野の需要についても、防衛費予算の増額の影響による防衛装備品、各種防衛施設の需要は増加傾向が継続しております。放送関連分野においては、放送事業者によるメンテナンス需要は改善傾向にあり、デジタル放送設備の更新需要についても一部に需要の増加が見られ始めております。ソリューション関連分野においては、子会社である株式会社サイバーコアの画像AI技術と当社が培ってきた無線通信技術を組み合わせ、人流・交通分析をはじめとしたソリューションの実績を積み上げており、様々な社会課題を解決する事業を推進しております。その他分野としては、子会社の株式会社デンコーにおいて屋外建築鉄骨や鋼構造物の表面処理需要の領域拡大に向けて、りん酸亜鉛処理設備を新設し、需要のさらなる確保に努めております。 このような事業環境のもと、当事業分野では成長事業セグメントにおける需要の取り込みに加え、生産性の向上と固定費削減の取り組みを積極的に図ってまいりました。 その結果、受注高は前年同期比11.7%増の280億9千2百万円、売上高は前年同期比15.0%増の254億7百万円となりました。また、セグメント利益(営業利益)につきましては、前年同期比23.9%増の23億7千7百万円となりました。 (高周波関連事業) 当事業では、高周波誘導加熱装置関連分野においては、自動車関連業界において米国を中心とした通商政策により、設備投資需要は全般的に低調な水準で推移いたしましたが、一部顧客においては需要に回復の兆しが見られております。また限られた需要を巡る競争の激化から、収益性についても厳しい状況が続いております。このような状況の中、自動車関連業界における設備投資動向を見定めたうえで、従来の主力製品に対する需要に加え、自動車EV化に伴う領域の拡大や既存設備のメンテナンス需要の掘り起こしを積極的に進めてまいりました。熱処理受託加工関連分野においては、自動車メーカー各社の生産活動に一部影響が出ており、需要の着実な獲得、国内外における生産体制の改善に取り組んでまいりました。高周波新領域関連分野においては、過熱水蒸気装置を用いた食品や廃棄物の処理における需要の創出を進めるため、過熱水蒸気技術の高度化、知名度向上のための展示会への出展などの取り組みを進めてまいりました。その結果、食品関連分野という新たな市場において、粉末殺菌技術を備えた過熱水蒸気装置の受注を獲得することができました。 このような事業環境のもと、当事業分野では積極的な受注活動に加え、生産性・品質の向上や販売価格の見直しによる利益の拡大に取り組んでまいりました。 その結果、受注高は前年同期比12.1%増の107億8千1百万円、売上高は前年同期比4.4%減の99億5千2百万円となりました。また、セグメント利益(営業利益)につきましては、前年同期比8.4%減の15億9千6百万円となりました。 (その他) その他事業は、土地・事務所等の子会社等への賃貸を行う設備貸付事業並びに売電事業であります。売上高については前年同期比36.8%増の3億5千8百万円となりました。また、セグメント利益(営業利益)につきましては、前年同期比50.2%増の1億8千9百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ25億9千4百万円減少し、当連結会計年度末には114億2千2百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は24億7千1百万円(前年同期は18億2千3百万円の使用)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益の計上31億7百万円等の増加要因に対し、売上債権の増減額29億5千2百万円、投資事業組合運用益の計上8億7千9百万円、投資有価証券売却益の計上8億6千2百万円、棚卸資産の増減額8億4百万円等の減少要因が上回ったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果獲得した資金は20億4千7百万円(前年同期は3億9千6百万円の獲得)となりました。これは主に定期預金の払戻による収入133億1千5百万円、投資事業組合からの分配による収入10億8千6百万円、投資有価証券の売却による収入6億7千7百万円等の増加要因に対し、定期預金の預入による支出113億8千2百万円、有形及び無形固定資産の取得による支出15億9千5百万円等の減少要因が下回ったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は21億6千5百万円(前年同期は20億9千7百万円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出10億7千6百万円、自己株式の取得による支出10億1百万円等の減少要因によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 電気通信関連事業   11,678   17.2 高周波関連事業   10,032   △3.6 合計   21,710   6.6 (注)1 金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 電気通信関連事業のうち、工事に係る生産実績を定義することが困難であるため、上記生産実績から除いて表示しております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高   受注残高 金額(百万円)   前年同期比(%)   金額(百万円)   前年同期比(%) 電気通信関連事業   28,092   11.7   17,257   18.6 高周波関連事業   10,781   12.1   3,926   26.7 合計   38,873   11.8   21,183   20.0 c.売上実績 当連結会計年度における売上実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   売上高(百万円)   前年同期比(%) 電気通信関連事業   工事   14,220   15.9 設備・機材売上   11,167   13.9 小計   25,387   15.0 高周波関連事業   9,952   △4.4 その他   105   1.6 合計   35,446   8.8 (注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 「その他」区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、設備貸付事業並びに売電事業を含んでおります。 3 主な相手先別の売上実績及び当該売上実績の総売上実績に対する割合 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 売上高(百万円)   割合(%)   売上高(百万円)   割合(%) ㈱NTTドコモ    ―    ―   4,782   13.5 (注)前連結会計年度の㈱NTTドコモについては、当該割合が100分の10未満のため、記載を省略しております。 なお、参考のため提出会社単独の事業の状況は次のとおりであります。 電気通信関連事業 a.受注高、売上高、繰越高及び施工高 期別   売上 区分   前期 繰越高 (百万円)   当期 受注高 (百万円)   計 (百万円)   当期 売上高 (百万円)   次期繰越高   当期 施工高 (百万円) 手持高 (百万円)   うち施工高 (%、百万円) 前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   工事   7,162   11,932   19,094   11,511   7,582   1.1   80   11,536 設備・機材売上   3,670   8,422   12,093   6,547   5,545   29.7   1,647   6,336 計   10,832   20,354   31,187   18,059   13,128   13.2   1,728   17,872 当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   工事   7,582   13,475   21,058   13,168   7,889   2.4   187   13,274 設備・機材売上   5,545   11,223   16,768   7,931   8,837   17.7   1,559   7,843 計   13,128   24,698   37,826   21,099   16,727   10.4   1,746   21,118 (注)1 前期以前に受注した物件で、契約の更改により受注金額に変更のあるものについては、当期受注高にその増減額を含んでおります。したがって、当期売上高においても増減額が含まれております。 2 次期繰越高のうち、施工高は、支出金により物件毎の進捗度を勘案して手持高中の施工高を推定したものであります。 3 当期施工高は、(当期売上高+次期繰越施工高-前期繰越施工高)に一致いたします。 b.受注工事高の受注方法別比率 工事の受注方法は、特命と競争に大別されております。 期別   特命(%)   競争(%)   計(%) 前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   22.3   77.7   100 当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   26.4   73.6   100 (注) 上記%は、請負金額比であります。 c.売上高 期別   区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   合計(百万円) 前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   工事   (注)1   5,858   5,652   11,511 設備・機材売上   (注)2   466   6,081   6,547 計   6,325   11,734   18,059 当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   工事   (注)1   5,443   7,725   13,168 設備・機材売上   (注)2   369   7,561   7,931 計   5,812   15,287   21,099 (注)1 完成工事高 2 製品売上高 3 売上高のうち主なものは次のとおりであります。 前事業年度の売上高のうち主なもの 受注先   工事件名等 ㈱NTTドコモ   基地局アンテナ及び無線機納品 熊本防衛支局   えびの送信所(3)鉄塔支線更新工事 KDDI㈱   基地局アンテナ及び無線中継装置納品 八重山広域市町村圏事務組合   八重山地区ラジオ中継局機能強化事業 一般社団法人1.7GHz移行推進協会   航空自衛隊OH通信設備撤去工事 当事業年度の売上高のうち主なもの 受注先   工事件名等 ㈱NTTドコモ   基地局アンテナ及び無線機納品他 豊田市   豊田市防災行政無線(同報系)更新整備等業務委託 遠賀町   遠賀町地域情報伝達システム整備工事 安中市   280MHz帯デジタル同報無線システム整備工事 熊本防衛支局   えびの送信所(4)鉄塔支線更新工事 4 売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合 前事業年度   ㈱NTTドコモ   2,912百万円   16.1% 当事業年度   ㈱NTTドコモ   4,782百万円   22.7% d.手持高(2026年3月31日現在) 区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   合計(百万円) 工事   4,051   3,838   7,889 設備・機材売上   711   8,125   8,837 計   4,763   11,964   16,727 手持高のうち主なものは次のとおりであります。 受注先   工事件名等   完成予定年月 熊本防衛支局   えびの送信所(6)鉄塔支線等整備工事   2028年2月 熊本防衛支局   えびの送信所(7)鉄塔支線整備工事   2029年9月 熊本防衛支局   えびの送信所(5)鉄塔支線更新工事   2027年2月 日本電気㈱   無線通信システム用アンテナ納品   2027年7月 東武タワースカイツリー㈱   東京スカイツリーライティング照明制御システム更新工事   2026年6月 高周波関連事業 a.生産実績 区分   前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   金額(百万円) 高周波焼入受託加工   145   136 高周波誘導加熱装置   5,981   5,629 計   6,126   5,765 (注) 金額は販売価格で示しております。 b.受注実績 区分   前々事業年度   前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 受注残高 (百万円)   受注高 (百万円)   受注残高 (百万円)   受注高 (百万円)   受注残高 (百万円) 高周波焼入受託加工   -   145   -   136   - 高周波誘導加熱装置   3,048   5,552   2,417   6,834   4,911 計   3,048   5,697   2,417   6,970   4,911 (注) 受注品目が多岐にわたり、数量の表示は困難であるため記載しておりません。 c.販売実績 区分   前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) 高周波焼入受託加工   145   2.3   136   2.4 高周波誘導加熱装置   6,182   97.7   5,638   97.6 計   6,327   100   5,774   100 (注)1 販売品目が多岐にわたり、数量の表示は困難であるため記載しておりません。 2 売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合 前事業年度   ㈱豊通マシナリー   2,421百万円   38.3% 当事業年度   ㈱豊通マシナリー   1,395百万円   24.2% 3 電気通信関連事業の設備・機材当期売上高に上記販売実績を合算した金額が、提出会社の損益計算書の製品売上高に一致いたします。 その他の事業 a.売上実績 区分   前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) 設備貸付事業   165   63.2   260   72.6 売電事業   96   36.8   98   27.4 計   262   100   358   100 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態」に記載のとおりであります。 当社グループの当連結会計年度の経営成績につきましては、売上高は前年同期比8.8%増の354億4千6百万円となり、利益につきましては、営業利益は前年同期比30.4%増の12億1千9百万円、経常利益は前年同期比18.7%増の12億1千6百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年同期比144.9%増の19億3百万円となりました。 なお、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、外部環境の変化、業界の動向や取引先の動向等によっては、所期の目標を達成できない可能性があります。 経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容をセグメント別にみますと、電気通信関連事業のうち、移動通信関連分野においては、一部の顧客において通信トラフィック増加に対する通信品質改善に向けた設備投資需要として、5G向けのアンテナ・無線装置に加え、鉄塔やメンテナンスの需要に回復の動きが見られております。固定無線関連分野では、各自治体における防災体制強化とデジタル化の動きに伴う防災行政無線の需要が、緊急防災・減災事業債の期限を見据え、継続いたしました。なお緊急防災・減災事業債の期限については、5か年間の延長が公表されたことから、来年度以降も一定の需要が見込まれております。防衛関連分野の需要についても、防衛費予算の増額の影響による防衛装備品、各種防衛施設の需要は増加傾向が継続しております。放送関連分野においては、放送事業者によるメンテナンス需要は改善傾向にあり、デジタル放送設備の更新需要についても一部に需要の増加が見られ始めております。ソリューション関連分野においては、子会社である株式会社サイバーコアの画像AI技術と当社が培ってきた無線通信技術を組み合わせ、人流・交通分析をはじめとしたソリューションの実績を積み上げており、様々な社会課題を解決する事業を推進しております。その他分野としては、子会社の株式会社デンコーにおいて屋外建築鉄骨や鋼構造物の表面処理需要の領域拡大に向けて、りん酸亜鉛処理設備を新設し、需要のさらなる確保に努めております。このような事業環境のもと、当事業分野では成長事業セグメントにおける需要の取り込みに加え、生産性の向上と固定費削減の取り組みを積極的に図ってまいりました。 一方、高周波関連事業のうち、主力であります高周波誘導加熱装置関連分野においては、自動車関連業界において米国を中心とした通商政策により、設備投資需要は全般的に低調な水準で推移いたしましたが、一部顧客においては需要に回復の兆しが見られております。また限られた需要を巡る競争の激化から、収益性についても厳しい状況が続いております。このような状況の中、自動車関連業界における設備投資動向を見定めたうえで、従来の主力製品に対する需要に加え、自動車EV化に伴う領域の拡大や既存設備のメンテナンス需要の掘り起こしを積極的に進めてまいりました。熱処理受託加工関連分野においては、自動車メーカー各社の生産活動に一部影響が出ており、需要の着実な獲得、国内外における生産体制の改善に取り組んでまいりました。高周波新領域関連分野においては、過熱水蒸気装置を用いた食品や廃棄物の処理における需要の創出を進めるため、過熱水蒸気技術の高度化、知名度向上のための展示会への出展などの取り組みを進めてまいりました。その結果、食品関連分野という新たな市場において、粉末殺菌技術を備えた過熱水蒸気装置の受注を獲得することができました。このような事業環境のもと、当事業分野では積極的な受注活動に加え、生産性・品質の向上や販売価格の見直しによる利益の拡大に取り組んでまいりました。 なお、売上高及び営業利益の詳細につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 b.経営成績」に記載しております。 経常利益につきましては、営業利益において前年同期比30.4%増の12億1千9百万円を認識したこともあり前年同期比18.7%増の12億1千6百万円となりました。また、特別利益で投資事業組合運用益を認識したこと、前期については特別損失の計上があったこと等の影響により、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては前年同期比144.9%増の19億3百万円となりました。 そのような状況の中で、当社は、経営環境の変化に迅速に対応し、事業の継続性と安定した収益の確保を目指すとともに企業価値向上を図ることを基本に事業を推進するよう努めております。当社の経営理念である「優れた製品を社会に提供し、社会に貢献する」、「時代のニーズを先取りし、失敗を恐れぬチャレンジ精神の溢れた前向きの企業たることを期す」、「絶えず生産性の向上に務め、常に適正な利益を確保する」、「一社一家、グループ一家の和の精神をもって発展成長し、社員の生活向上に務める」並びに「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (1)会社の経営の基本方針、(2)目標とする経営指標、(3) 中長期的な会社の経営戦略」に記載されている成長戦略のもと、企業価値を高め、株主の皆様や顧客各位のご期待に応えることに向け取り組んでまいります。 今後の見通しにつきましては、国内景気は緩やかに回復傾向にありますが、変化する事業環境や価格競争の激化に加え、中東情勢を始めとした地政学リスクから、当社グループを取り巻く経営環境につきましては、予断を許さない状況が続くことが想定されますが、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(5)会社の対処すべき課題」にもありますとおり、2025年5月に公表した中期経営計画(DKK-Plan2028)の2年目にあたり、収益創出体制の確立による成長の実現に向けた取り組みを一層と推進し、当社グループの業績の向上を確実なものとしてまいります。 セグメント別に見た場合、電気通信関連事業においては、移動通信関連分野では、通信品質改善に向けた設備投資需要に対し、移動通信基地局用アンテナに加え、無線装置の拡販に注力してまいります。固定無線関連分野においては、緊急防災・減災事業債に起因する需要が一段落することが想定されますが、地方自治体向け防災行政無線の需要の掘り起こしを積極的に進めてまいります。防衛関連分野においては、防衛費の予算増額を背景とした需要の増加に対し、装備品の安定供給と既存設備の維持・点検整備事業への積極的な提案による受注獲得を図ってまいります。放送関連分野においては、メンテナンス需要と共にデジタル放送設備の更新需要を積極的に獲得してまいります。ソリューション関連分野においては、AIソリューションによる社会課題解決に向け、提案力・開発力の増強に向けた組織改編を実施したうえで、子会社である株式会社サイバーコアとの協業による受注拡大を進めてまいります。また、高周波関連事業においては高周波誘導加熱装置関連分野では、自動車関連業界における設備投資動向を見定めたうえで、新たに稼働した試作拠点の活用による受注の拡大や既存設備のメンテナンス需要の掘り起こしを進め、熱処理受託加工分野についても、需要の着実な獲得、国内外における生産体制の構築に取り組んでまいります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、営業活動において24億7千1百万円の使用、投資活動において20億4千7百万円の獲得、財務活動において21億6千5百万円使用したこと等から、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ25億9千4百万円減少し114億2千2百万円となりました。また、預入期間が3ヶ月を超える定期預金を含めた現金及び預金の残高につきましては、前連結会計年度末に比べ45億3千5百万円減少し116億4千4百万円となりました。 なお、キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、当社グループの運転資金需要のうち主なものは製品及び原材料の購入費、外注費のほか、製造経費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。これらの資金の源泉は、自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としております。また、生産設備の増強・合理化・更新等を含めた設備投資や長期運転資金の必要性が生じた際は、リースや金融機関からの長期借入を行う場合があります。 なお、当社はキャピタルアロケーションを策定し、レバレッジを活用しつつ、保有する資産の売却及び営業キャッシュ・フローにて資金調達の水準を高め、株主還元、成長戦略の実現に向けた投資を行っていくことを掲げております。なお、レバレッジの活用の主な事例として、主要取引金融機関と総額70億円のコミットメントライン契約を締結した上で、2026年3月31日時点で44億円のシンジケートローンを組成し、また取引金融機関より総額10億円の調達を実施しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、将来の特定の費用又は損失であって、その発生が過去の実績や状況に応じ合理的にその金額を見積ることができる場合には費用又は損失として認識しております。ただし実際の結果は、見積り特有の不確実性を伴うため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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