概要
NGK(旧日本ガイシ)は、自動車排ガス浄化用セラミック担体(ハニカム)で世界シェア約5割を占めるセラミックス専業メーカーである。半導体製造装置向けセラミックス、センサー、電力用がいし、NAS電池などを手がけ、2026年3月期の連結売上高は6,701億円、営業利益950億円、従業員約19,869人。名古屋市に本社を置く。
自動車排ガス浄化用セラミックスが収益の柱
エンバイロメント事業は、自動車排ガス浄化用のハニカムセラミックス(触媒担体)とディーゼル微粒子捕集フィルター(DPF)を主力とする。ガソリン車・ディーゼル車双方に搭載され、世界の環境規制強化を背景に需要が高い。同事業は2026年3月期に売上高4,014億円(全社比60%)、営業利益686億円を計上し、グループの収益の大半を支える。生産拠点は日本、米国、欧州、インドネシア、中国、メキシコ、タイに広がる。
半導体製造装置向けセラミックスが成長牽引
デジタルソサエティ事業は、半導体エッチング・成膜工程で使われる静電チャック、セラミックヒーター、フォーカスリングなどを供給する。AI向け半導体需要の拡大により、2026年3月期の売上高は2,054億円(前期比19.7%増)、営業利益281億円(同63.5%増)と急成長した。HDD用圧電マイクロアクチュエーターも好調。同事業はグループの成長領域に位置づけられ、2030年度までにROE12%達成の鍵とされる。
NAS電池撤退と子会社再編で事業構成を転換
エネルギー&インダストリー事業は、電力用がいし・配電機器とNAS電池で構成される。NAS電池は大規模電力貯蔵用として開発されたが、2025年10月に製造・販売活動の終了を決定し、新規受注を停止。既存設備の保守は継続する。一方、がいしは米国データセンター投資や国内インフラ更新需要により堅調で、事業全体では売上高659億円だが、NAS電池の赤字により13億円の営業損失となった。再編後はデジタルソサエティ事業への資源集中を進める。
46の連結子会社で構成されるグローバルグループ
NGKグループは、当社と子会社53社(うち連結子会社46社)及び関連会社1社で構成される。自動車用セラミックスは北米にNGK CERAMICS USA、欧州にNGK CERAMICS EUROPE、アジアにインドネシア・中国・タイの各現地法人を配置。半導体関連は米国FM INDUSTRIESがモジュールを製造し、販売はNGK ELECTRONICS USAが担う。ベリリウム銅製品は米国・欧州に製造販売拠点を持つ。南アフリカの子会社は2024年に清算決議、中国の一部子会社も清算手続き中である。
業界の中での役割は自動車排ガス浄化システム、半導体製造装置、エネルギー貯蔵・送電システム向けセラミックス部品・機器のサプライヤー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| エンバイロメント 事業 | 3,995億円 | 59.6% | 686億円 | 17.2% |
| デジタル ソサエティ事業 | 2,054億円 | 30.6% | 281億円 | 13.7% |
| エネルギー& インダストリー 事業 | 653億円 | 9.7% | -13億円 | -2.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01自動車(排ガス浄化)主力
自動車の排ガス浄化システム向けにセラミック製ハニカム触媒担体(ハニカムセラミックス)を供給。ディーゼル微粒子捕集フィルター(DPF)なども含む。環境規制強化を背景に、ガソリン車・ディーゼル車ともに需要が高い。
- ハニカムセラミックス(触媒担体)世界シェア上位
- 自動車の排ガス浄化触媒を担持するためのセラミック製ハニカム構造体。排ガス中の有害物質を効率的に浄化する。世界シェア約5割。
- ディーゼル微粒子捕集フィルター(DPF)
- ディーゼルエンジンの排ガスからPM(粒子状物質)を捕集するセラミックフィルター。環境規制対応に不可欠。
02自動車(センサー)準主力
自動車のエンジン制御や排ガス検知に用いられる酸素センサー、NOxセンサーなどを供給。セラミック技術を活かした高精度センサーで、燃費向上や排出ガス低減に貢献。
- 酸素センサー
- エンジンの排ガス中の酸素濃度を測定し、空燃比制御に使用。燃費効率と排ガス浄化に寄与。
- NOxセンサー
- 排ガス中の窒素酸化物濃度を検出するセンサー。ディーゼル車の後処理システム制御に必須。
03半導体製造装置準主力
半導体のエッチングや成膜工程で使用するセラミック製の部品(静電チャック、ヒーター、フォーカスリングなど)を供給。高い耐プラズマ性と純度が要求される分野で、セラミック技術を強みとする。
- 静電チャック
- 半導体ウェハーを静電気力で固定するセラミック製部品。プラズマプロセスでの均一な温度制御と安定した固定を実現。
- セラミックヒーター
- 半導体製造装置内でウェハーを加熱するためのセラミック製ヒーター。高均熱性と耐腐食性を持つ。
04電子部品・一般産業副次
ベリリウム銅合金(ばね、コネクタ用)、電子工業用製品(サーキット部品、セラミック基板)、金型製品などを供給。産業用セラミックス製品として、化学工業用耐蝕機器や膜分離装置なども手がける。
- ベリリウム銅製品
- 高い導電性と強度を持つベリリウム銅合金の条、線、棒。コネクタ、スイッチ、ばねなどに使用。
- 化学工業用耐蝕機器
- セラミック製の反応塔、配管、バルブなど。高耐食性を活かし、化学プラントでの苛酷環境に使用。
05エネルギー(NAS電池)副次
大規模電力貯蔵用NAS電池(ナトリウム硫黄電池)の製造・販売を行っていたが、2025年10月に新規受注終了を決定。既存の電力貯蔵システムの保守・運用は継続。
- NAS電池
- ナトリウムと硫黄を活物質とする高温作動型二次電池。大規模な電力貯蔵が可能で、再生可能エネルギー出力安定化などに利用された。
06電力(がいし・配電機器)副次
電力会社向けに送電用がいし(磁器がいし)や配電用機器(開閉器、避雷器など)を供給。セラミックの絶縁技術を活かし、安定した電力供給に貢献。
- 電力用がいし
- 送電線を鉄塔から絶縁するための磁器製がいし。高電圧下でも絶縁性能を維持。
- 配電用機器
- 配電系統で使用される開閉器、避雷器、変圧器など。電力品質の維持に貢献。
製品と技術
世界シェア約5割のハニカムセラミックス
ハニカムセラミックスは、自動車の排ガス浄化触媒を担持するための蜂の巣状のセラミック構造体。排ガス中のCO、HC、NOxを効率的に浄化する。ガソリン車用では三元触媒の基材、ディーゼル車用ではDPF(微粒子捕集フィルター)として使用される。成形・焼成技術に強みを持ち、世界シェアは約50%。環境規制の強化に伴い需要は今後も堅調と見込まれる。
エンジン制御の精度を高める酸素センサー・NOxセンサー
酸素センサーは排ガス中の酸素濃度を測定し、エンジンの空燃比を最適に制御する。NOxセンサーは窒素酸化物濃度を検出し、選択触媒還元(SCR)システムの制御に用いられる。いずれもセラミック材料の高温耐性と応答性を活かした製品であり、燃費向上と排ガス浄化に不可欠。欧州のディーゼル車規制対応で需要が高く、ポーランドの子会社が生産を担う。
半導体製造の微細化を支える静電チャックとセラミックヒーター
静電チャックは、半導体ウェハーを静電気力で固定し、プラズマプロセス中に均一な温度制御を実現する。セラミックヒーターは、成膜・エッチング工程でウェハーを加熱する高均熱性部品。いずれも高純度アルミナや窒化アルミニウムなどのセラミックスで構成され、高い耐プラズマ性と耐腐食性が要求される。AI半導体需要の急増により、同製品群の売上は急拡大している。
大規模電力貯蔵用NAS電池—製造終了の経緯
NAS電池(ナトリウム硫黄電池)は、高温作動型の二次電池で、数MWh級の大規模電力貯蔵が可能。再生可能エネルギーの出力安定化やピークシフト用途で商用化されたが、長年にわたり収益性が改善せず、2025年10月に新規受注終了を決定。2026年3月期には事業構造改革費用199億円を特別損失に計上した。既存設備の保守・運用は継続するが、同事業は終息に向かっている。
送電網を支える磁器がいしと配電機器
電力用がいしは、送電線を鉄塔から絶縁する磁器製の絶縁体。超高圧送電線向けに長年供給されてきた。配電用機器には開閉器、避雷器、変圧器などが含まれる。米国のデータセンター投資や国内の電力設備更新需要を背景に需要は堅調。製造は国内の明知ガイシ、米国のNGK-LOCKEが担当し、中国の一部子会社は清算手続き中である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
ガラス・土石製品のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 世界シェア上位ハニカムセラミックス(触媒担体)世界シェア約5割自動車(排ガス浄化)
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
国内ガラス大手、高収益でトップクラスの収益力
NGKはガラス・土石製品セクターで売上高6000億円超を誇る大手で、AGCや日本板硝子と並ぶ国内首位級の地位にある。自動車用排ガスフィルターや電子部品向けセラミックスなど独自の高付加価値製品を強みとし、営業利益率は2025年3月期の13.11%から2026年には14.18%と業界最高水準。同業の日東紡績や石塚硝子が小型で専門性が異なる一方、NGKは規模と技術力で明確に差別化。海外展開も積極的で、内需依存度は低い。資源高や環境規制の強化はあるが、コスト転嫁と製品開発で対応している。
強み
- 営業利益率14%超はガラス・土石業界で圧倒的で、収益モデルが確立
- 排ガス浄化用セラミックスなど特許で守られた製品が収益を牽引
- 海外売上比率が高く、内需に依存せず世界市場で成長を続ける
- 2024年から2026年まで2桁成長で、売上高は6700億円規模へ
課題
- 排ガス関連需要は環境政策に左右され、EV化で中長期の減速懸念
- エネルギーや原料費の高騰が利益率を圧迫する可能性がある。
- AGCや日本板硝子が低価格戦略を採ると市場シェアが影響を受ける
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
金属・ガラスの時価総額近傍。太字がNGK
時価総額で並べると、掲載10社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4062イビデン | 5.7兆円 | 93.7倍 |
| 2 | 5401日本製鉄 | 3.7兆円 | 210.2倍 |
| 3 | 5713住友金属鉱山 | 2.9兆円 | 15.4倍 |
| 4 | 5706三井金属 | 1.5兆円 | 16.5倍 |
| 5 | 5333NGK | 1.5兆円 | 25.0倍 |
| 6 | 5201AGC | 1.2兆円 | 13.2倍 |
| 7 | 5411JFEホールディングス | 1.2兆円 | 17.6倍 |
| 8 | 5406神戸製鋼所 | 8,052億円 | 8.5倍 |
| 9 | 5444大和工業 | 7,694億円 | 12.1倍 |
| 10 | 5711三菱マテリアル | 7,028億円 | 17.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(金属・ガラス)に従っています。
会社の歴史
沿革 26件
日本陶器から分離独立した1919年
1919年、日本陶器(現ノリタケ)からがいし部門を分離し、名古屋市瑞穂区に日本碍子を設立。主として特別高圧がいしやがい管類の製造販売を開始した。これが現在のNGKの原点であり、以来セラミック絶縁技術を核に事業を拡大してきた。
自動車用セラミックスに参入した1976年
1976年、自動車用セラミックス製品の製造販売を開始。排ガス規制の高まりに対応し、ハニカム構造の触媒担体を開発。後年にはディーゼル微粒子捕集フィルターも製品化し、自動車排ガス浄化分野で世界トップシェアを確立する基盤を築いた。
社名を日本ガイシに変更した1986年
1986年、社名表記を「日本ガイシ株式会社」に変更。従来の「碍子」を平仮名表記とし、セラミック事業の多角化を象徴する改名となった。この頃から海外生産拠点の設立が本格化し、米国、欧州、アジアへ展開を進めた。
半導体製造装置用セラミックスに本格進出した2002年
2002年、米国の半導体製造装置用モジュールメーカーFM INDUSTRIESに資本参加し子会社化。これにより静電チャックやセラミックヒーターなど半導体向け製品の製造能力を獲得し、後のデジタルソサエティ事業の成長基盤となった。
NAS電池事業の終了を決定した2025年
2025年10月、エナジーストレージ事業として展開してきたNAS電池の製造・販売活動の終了を取締役会で決議。長期にわたり赤字が続いていた同事業から撤退し、グループ全体の事業構成転換を加速させた。同時にセラミックパッケージ事業の体制再編も発表。
グローバル展開の集大成として社名をNGKに変更した2026年
2026年4月、社名を「NGK株式会社(NGK Corporation)」に変更。祖業を示す「ガイシ」を外し、セラミック技術を基盤に社会課題解決へ挑む姿勢を明確化した。売上高は6,701億円、営業利益950億円に達し、デジタルソサエティ事業が成長を牽引する新たなフェーズへ移行した。
年表26件を開く
1910年代
- 1919年日本陶器㈱(現 ノリタケ㈱)からがいし部門を分離独立、現在地に日本碍子㈱(現 NGK㈱)を設立。主として特別高圧がいし、がい管類の製造販売開始。
1920年代
- 1922年化学工業用機器類の製造販売開始。
1940年代
- 1942年知多工場建設。
- 1949年上場東京・名古屋・大阪の各証券取引所に株式上場。(2011年6月大阪証券取引所上場廃止。)
1950年代
- 1958年金属製品の製造販売開始。
1960年代
- 1962年小牧工場建設。
- 1963年環境装置類の販売開始。
- 1965年米国に販売会社NGK INSULATORS OF AMERICA,LTD.(現 NGK-LOCKE,INC.、連結子会社)を設立。
1970年代
- 1971年電子工業用セラミックス製品の製造販売開始。
- 1973年米国GENERAL ELECTRIC社と合弁でがいしの製造会社LOCKE INSULATORS, INC.(連結子会社)を米国に設立。(2017年に同社の清算を決議。)
- 1976年自動車用セラミックス製品の製造販売開始。
- 1977年M&Aベルギーにがいしの製造会社NGK-BAUDOUR S.A.と販売会社NGK EUROPE S.A.を設立。(1994年両社が合併しNGK EUROPE S.A.(連結子会社)となる。)
1980年代
- 1985年M&Aベルギーに自動車用セラミックス製品の製造会社NGK CERAMICS EUROPE S.A.(連結子会社)を設立。(2007年に同社は、NGK EUROPE S.A.と合併し、消滅。存続会社のNGK EUROPE S.A.は、NGK CERAMICS EUROPE S.A.に社名変更。)
- 1986年商号変更社名表記を「日本ガイシ株式会社」に変更。
- 1988年米国に自動車用セラミックス製品の製造会社NGK CERAMICS USA, INC.(連結子会社)を設立。
1990年代
- 1996年インドネシアに自動車用セラミックス製品の製造会社P.T. NGK CERAMICS INDONESIA(連結子会社)を設立。
2000年代
- 2000年南アフリカに自動車用セラミックス製品の製造会社NGK CERAMICS SOUTH AFRICA (PTY) LTD.(連結子会社)を設立。(2024年に同社の清算を決議。)
- 2001年中国に自動車用セラミックス製品の製造会社NGK(蘇州)環保陶瓷有限公司(連結子会社)を設立。
- 2002年米国の半導体製造装置用モジュールの製造会社FM INDUSTRIES, INC.(連結子会社)に資本参加、子会社とする。
- 2003年ポーランドに自動車用セラミックス製品の製造会社NGK CERAMICS POLSKA SP. Z O.O.(連結子会社)を設立。
- 2007年当社の環境装置事業の一部を吸収分割により㈱NGK水環境システムズに承継、分社化。
- 2008年メキシコに自動車用セラミックス製品の製造会社NGK CERAMICS MEXICO, S.DE R.L.DE C.V.(連結子会社)を設立。
2010年代
- 2011年石川工場操業開始。
- 2012年M&Aエナジーサポート㈱(連結子会社)を完全子会社化。
- 2015年M&A新日鐵住金㈱(現 日本製鉄㈱)より日鉄住金エレクトロデバイス㈱(NGKエレクトロデバイス㈱)の全株式を取得し、完全子会社化。(2026年に同社の営業部門を会社分割により当社へ承継した上で、同社の製造部門はエヌジーケイ・セラミックデバイス㈱と合併し、消滅。)
- 2017年ポーランドの自動車用セラミックス製品製造会社NGK CERAMICS POLSKA SP. Z O.O.(連結子会社)の第2
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 新事業化品売上高2030年まで1,000億円以上
- ROE12%以上
- 純資産配当率3.5%
- 配当性向35%以上
- 研究開発投資2026年から5年間まで2,000億円規模
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
事業構成の転換
事業ポートフォリオ方針に基づき、コア事業への集中と低成長事業の迅速な再生・撤退判断を行うため、ディシジョン・ツリーを用いたモニタリングを導入。成熟事業では収益最大化、成長事業へ重点投資し、新規事業の早期立ち上げを推進する。
- 02
デジタルソサエティ事業の成長
AI拡大に伴う半導体関連需要に対応し、大型投資による生産能力増強や周辺領域の研究開発を強化。デジタルインフラ領域での地位向上を図り、同事業を成長ドライバーとする。
- 03
カーボンニュートラル領域の事業開発
DAC、サブナノセラミック膜など環境製品の性能向上・原価低減を推進。長期需要を見据え競争力を強化し、中長期的な事業化を目指す。
- 04
研究開発とオープンイノベーションの加速
「New Value 1000」目標のもと、マーケティング・研究開発・製造技術の3本部連携で商品化を加速。社外との協業拠点「NGK Collaboration Square DIVERS」を開設し、新事業創出を推進する。
- 05
経営基盤の強化とサステナビリティ経営
NGK版付加価値指標を用い、環境負荷低減・人権尊重・人的資本投資をバランスよく評価。CO2排出削減目標や再生可能エネルギー導入など具体策を進め、財務・非財務両面から企業価値向上を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で19,869人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は920万円で、9期前と比べて+16.6%。平均年齢は40.7歳、平均勤続年数は15.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 17,517 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 18,783 | — |
| 2019年3月 | 789 | 38.7 | 13.5 | 20,115 | — |
| 2020年3月 | 777 | 38.8 | 13.7 | 20,000 | — |
| 2021年3月 | 764 | 39.2 | 14.3 | 19,695 | — |
| 2022年3月 | 770 | 39.6 | 14.7 | 20,099 | — |
| 2023年3月 | 824 | 39.4 | 14.8 | 20,077 | — |
| 2024年3月 | 855 | 40.2 | 15.0 | 19,540 | — |
| 2025年3月 | 845 | 40.5 | 15.2 | 19,931 | 407 |
| 2026年3月 | 920 | 40.7 | 15.4 | 19,869 | 478 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社38社(国内 19 / 海外 19、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。
- 海外NGK EUROPE GmbH (注)2、4ドイツ クローンベルク市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外NGK CERAMICS EUROPE S.A. (注)2、3ベルギー エノー州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外NGK CERAMICS USA, INC. (注)2米国 ノースキャロライナ州 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内エヌジーケイ・オホーツク㈱北海道網走市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外P.T. NGK CERAMICS INDONESIAインドネシア ブカシ県 · 連結子会社議決権97.8%
- 国内NGK(蘇州)環保陶瓷有限公司(注)2、3中華人民共和国 江蘇省蘇州市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外NGK AUTOMOTIVE CERAMICS USA, INC. (注)2米国 ミシガン州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外NGK CERAMICS POLSKA SP. Z O.O. (注)2、3ポーランド グリヴィッツエ市 · 連結子会社議決権95.0%
- 海外NGK CERAMICS MEXICO,S.DE R.L.DE C.V. (注)3メキシコ ヌエボ・レオン州議決権95.0%
- 海外NGK MATERIAL USA, INC. (注)2米国 ノースキャロライナ州議決権100.0%
- 海外NGK CERAMICS (THAILAND) CO., LTD. (注)2、3タイ サムットプラカーン県議決権95.0%
- 国内エヌジーケイ・ケミテック㈱埼玉県所沢市議決権100.0%
残りのグループ会社26社を開く
- エヌジーケイ・アドレック㈱岐阜県可児郡 御嵩町100%
- エヌジーケイ・キルンテック㈱名古屋市瑞穂区100%
- エヌジーケイ・フィルテック㈱神奈川県 茅ヶ崎市100%
- SIAM NGK TECHNOCERA CO., LTD. (注)2タイ サラブリ県100%
- NGK(蘇州)熱工技術有限公司中華人民共和国江蘇省蘇州市100%
- エヌジーケイ・メテックス㈱埼玉県加須市100%
- エヌジーケイ・ファインモールド㈱愛知県半田市100%
- エヌジーケイ・セラミックデバイス㈱(注)3愛知県小牧市100%
- NGK METALS CORPORATION (注)2米国 テネシー州100%
- NGK BERYLCO FRANCE (注)2フランス クエロン市100%
- NGK DEUTSCHE BERYLCO GmbH (注)2ドイツ クローンベルク市100%
- NGK BERYLCO U.K.LTD. (注)2イギリス マンチェスター市100%
- FM INDUSTRIES, INC. (注)2米国 カリフォルニア州100%
- NGKエレクトロデバイス㈱山口県美祢市100%
- NGK ELECTRONICS DEVICES (M) SDN. BHD. (注)2マレーシア ペナン州100%
- NGK ELECTRONICS USA,INC. (注)2、4米国 カリフォルニア州100%
- 恩基客(中国)投資有限公司中華人民共和国 上海市100%
- エナジーサポート㈱愛知県犬山市100%
- 明知ガイシ㈱岐阜県恵那市100%
- NGK-LOCKE, INC. (注)2米国 バージニア州100%
- NGK STANGER PTY. LTD. (注)2オーストラリア ヴィクトリア州100%
- NGK唐山電瓷有限公司(注)3中華人民共和国 河北省唐山市100%
- 恵那電力㈱岐阜県恵那市75%
- あばしり電力㈱北海道網走市86%
- NGK NORTH AMERICA, INC. (注)3米国 デラウエア州100%
- エヌジーケイ・ライフ㈱岐阜県多治見市100%
- PLNGK CERAMICS POLSKA SPÓŁKA Z OGRANICZONĄ ODPOWIEDZIALNOŚCIĄ
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達9.5億円国際エネルギー消費効率化等技術・システム実証事業 独国ニーダーザクセン州大規模ハイブリッド蓄電池システム実証事業国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-04-21
- 調達800万円NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラム製造加熱プロセス熱流計測によるデジタルツイン高度化の研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-07-19
- 調達463万円エネルギー・環境新技術先導プログラム ヘテロナノ組織を活用した革新的”超”高強度銅合金の設計技術および製造技術の研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-06-13
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は6,701億円、営業利益は950億円。前期と比べると増収増益で、売上が+8.2%、利益が+17.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 7,100億円 | 6,701億円 |
| 営業利益 | 1,070億円 | 950億円 |
| 純利益 | 820億円 | 599億円 |
| 1株あたり配当 | ¥106 | ¥106 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は1,841億円、営業利益は326億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+30.3%、営業利益は+75.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 1,441 | — | — | 34 |
| 2024年1Q | 1,413 | 186 | 13.2 | 120 |
| 2024年2Q | 1,416 | 139 | 9.8 | 62 |
| 2024年3Q | 1,396 | 178 | 12.8 | 157 |
| 2024年4Q | 1,564 | — | — | 67 |
| 2025年2Q | 2,984 | 397 | 13.3 | 259 |
| 2025年4Q | 3,211 | 415 | 12.9 | 290 |
| 2026年2Q | 3,262 | 487 | 14.9 | 239 |
| 2026年4Q | 3,439 | 463 | 13.5 | 360 |
| 2027年1Q | 1,841 | 326 | 17.7 | 294 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は2,528億円から6,701億円へ2.7倍に増えた。直近期の営業利益率は14.2%。売上は6期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2,528 | — | 220 | — | 114 |
| 2014年3月 | 3,087 | — | 458 | — | 270 |
| 新日鐵住金㈱(現 日本製鉄㈱)より日鉄住金エレクトロデバイス㈱(NGKエレクトロデバイス㈱)の全株式を取得し、完全子会社化。(2026年に同社の営業部門を会社分割により当社へ承継した上で、同社の製造部門はエヌジーケイ・セラミックデバイス㈱と合併し、消滅。) | |||||
| 2015年3月 | 3,787 | — | 611 | — | 415 |
| 2016年3月 | 4,358 | — | 815 | — | 533 |
| 2017年3月 | 4,013 | — | 646 | — | 364 |
| 2018年3月 | 4,511 | — | 706 | — | 458 |
| 2019年3月 | 4,635 | — | 644 | — | 355 |
| 2020年3月 | 4,420 | — | 520 | — | 271 |
| 2021年3月 | 4,520 | — | 530 | — | 385 |
| 2022年3月 | 5,104 | — | 862 | — | 709 |
| 2023年3月 | 5,592 | — | 659 | — | 550 |
| 2024年3月 | 5,789 | — | 630 | — | 406 |
| 2025年3月 | 6,195 | 812 | 782 | 13.1 | 549 |
| 2026年3月 | 6,701 | 950 | 952 | 14.2 | 599 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高6,701億円のうち、営業利益として残るのは950億円で14.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は599億円、売上の8.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.0%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.9%4,749億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.0%1,002億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.2%950億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが1,380億円、投資CFが−771億円で、差し引きのフリーCFは609億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は1,996億円で、売上の3.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 37 | −6 | 124 | 31 | 1,028 |
| 2014年3月 | 326 | −212 | 20 | 114 | 1,198 |
| 2015年3月 | 730 | −395 | −260 | 335 | 1,286 |
| 2016年3月 | 594 | −478 | −4 | 116 | 1,361 |
| 2017年3月 | 802 | −565 | −130 | 237 | 1,447 |
| 2018年3月 | 506 | −494 | 225 | 12 | 1,699 |
| 2019年3月 | 612 | −1,097 | 36 | −485 | 1,240 |
| 2020年3月 | 532 | −608 | −188 | −76 | 947 |
| 2021年3月 | 856 | −517 | 123 | 339 | 1,460 |
| 2022年3月 | 948 | −463 | −453 | 485 | 1,549 |
| 2023年3月 | 979 | −520 | −346 | 459 | 1,689 |
| 2024年3月 | 992 | −686 | −361 | 306 | 1,714 |
| 2025年3月 | 967 | −551 | −342 | 416 | 1,777 |
| 2026年3月 | 1,380 | −771 | −483 | 609 | 1,996 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1.2兆円。このうち返さなくてよい自己資本が8,174億円で、自己資本比率は65.0%(業種中央値64.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 0.56 | 3,031 | 2,599 | 52.0 |
| 2014年3月 | 0.61 | 3,445 | 2,697 | 54.3 |
| 2015年3月 | 0.70 | 4,040 | 2,982 | 55.8 |
| 2016年3月 | 0.71 | 4,180 | 2,939 | 57.1 |
| 2017年3月 | 0.76 | 4,276 | 3,318 | 54.9 |
| 2018年3月 | 0.83 | 4,729 | 3,533 | 55.8 |
| 2019年3月 | 0.86 | 4,892 | 3,744 | 55.3 |
| 2020年3月 | 0.83 | 4,691 | 3,640 | 55.0 |
| 2021年3月 | 0.91 | 5,179 | 3,911 | 56.3 |
| 2022年3月 | 0.98 | 5,896 | 3,932 | 59.3 |
| 2023年3月 | 1.03 | 6,424 | 3,868 | 61.7 |
| 2024年3月 | 1.13 | 7,032 | 4,244 | 61.7 |
| 2025年3月 | 1.14 | 7,275 | 4,155 | 63.0 |
| 2026年3月 | 1.24 | 8,174 | 4,260 | 65.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
ガラス・土石製品 49社との比較
同じガラス・土石製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で49社中11位あたり、逆に低いのは配当利回りで49社中37位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥5,144で、1年前と比べて+126.9%。過去52週の値幅のなかでは51%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 25.0倍 |
| PER (会社予想) | 17.7倍 |
| PBR | 1.79倍 |
| 配当利回り | 2.06% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1ヶ月で12.04%下落し、8月21日に5465円。25日移動平均線(5803.6円)を約6%下回り、75日線(6286.64円)からは約13%乖離している。52週高値7894円からは約31%下落し、調整が長期化している。一方で52週安値2262円からは約142%上昇しており、年初来の上昇は大きい。出来高は8月3日に243万株と増加したが、その後は減少傾向。RSIは47.01と中立。週足の傾きは下向きで、下値模索が続く。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 45/100)。
PER27.0倍は業界平均15.9倍を大きく上回り、PBR1.93倍も平均1.36倍を上回る。ROE7.8%と低く、配当利回り1.9%は平均2.83%を下回る。予想PER19.2倍に改善する見込みだが、現状指標は同業他社比で割高。成長期待に基づくが、割高感は否めない。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 25.0倍 | 15.7倍 |
| PER (予想) | 17.7倍 | — |
| PBR | 1.79倍 | 1.34倍 |
| ROE | 7.8% | 4.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、自動車の電動化が進む中で、ガソリン車向け排ガス浄化用ハニカムの需要が今後どうなるか。強気派は、世界の排ガス規制が依然として厳しく、ハイブリッド車などの内燃機関搭載車が当面残るため、ハニカム需要は底堅いと見る。さらに半導体向けセラミックスなど新規事業の成長にも期待する。一方弱気派は、長期的にはEVシフトでハニカム需要が減退するリスクを指摘し、現在の株価はその先の成長を織り込み過ぎだと警戒する。また、NAS電池などのエネルギー事業も競争が激しい。
- 排ガス規制で需要底堅し
世界規制強化でハニカム需要は今後も増加見込み
- 多角化で成長余地
半導体向けセラミックスなど新規事業が拡大中
- 安定した収益性
営業利益率13%超、ROE7.8%で着実な利益確保
- 2026年3月期営業利益950億円へ17%増益通年影響中
営業利益は812億円から950億円へ138億円増加、営業利益率14.2%へ改善
- 売上高6,701億円と8.2%増収通年影響中
売上高は6,195億円から6,701億円へ増加、2期連続の増収
- 予想PER19.4倍は実績PER27.4倍より大幅割安継続影響弱
フォワードPER19.4倍は実績PER27.4倍に対し約29%低い
- 純利益599億円で増益基調通年影響弱
純利益は549億円から599億円へ9.1%増加、24/3期から3期連続増益
- EVシフトで需要減
長期的にガソリン車市場縮小は不可避との懸念
- 株価は割高懸念
PER27倍と同業他社比で割高感がある
- 新事業の不透明さ
NAS電池やEV部品の競争は激しく収益化に時間
- 株価1年で161%上昇し過熱不定影響弱
株価は1年間で160.99%上昇、実績PER27.4倍まで達し短期的調整リスク
- 営業利益率改善ペースは1.1ptに鈍化通年影響中
営業利益率は25/3期13.1%→26/3期14.2%と改善幅が鈍化、コスト増が重し
- 純利益伸び9%は営業利益増17%に劣る決算発表後影響弱
純利益増加率9.1%と営業利益増加率17.0%の差で、最終利益率が低下
- 次期業績の未達リスク決算発表後影響中
PER19.4倍に収束するには営業利益950億円の達成が前提で、下振れ時は株価急落
- ハニカム出荷台数
- 自動車生産動向と排ガス規制の影響を直接反映するため
- 半導体向けセラミックス売上
- 新規事業の成長性を測る重要な指標
- EV向け部品の受注状況
- 電動化対応の進捗と将来の収益貢献を確認するため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり106円で、前期から+33.3%。いまの株価に対する利回りは2.06%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 40 | — | 49.0 |
| 2018年3月 | 44 | 10.0 | 30.7 |
| 2019年3月 | 50 | 13.6 | 57.6 |
| 2020年3月 | 50 | 0.0 | 79.5 |
| 2021年3月 | 30 | −40.0 | 49.2 |
| 2022年3月 | 63 | 110.0 | 29.5 |
| 2023年3月 | 66 | 4.8 | 43.1 |
| 2024年3月 | 50 | −24.2 | 47.6 |
| 2025年3月 | 60 | 20.0 | 51.4 |
| 2026年3月 | 80 | 33.3 | 45.0 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥106
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ41,762人。区分でいちばん多いのは金融機関で47.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.9%を占め、残る48.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 56.1 | 52.4 | 51.2 | 49.1 | 50.3 | 47.7 |
| 外国法人 | 22.6 | 24.0 | 24.4 | 25.0 | 27.5 | 31.8 |
| 個人・その他 | 13.6 | 15.2 | 15.7 | 17.3 | 14.8 | 13.2 |
| 事業法人 | 5.3 | 5.1 | 5.1 | 5.1 | 4.8 | 4.3 |
| 証券会社 | 2.4 | 3.2 | 3.7 | 3.5 | 2.7 | 3.1 |
| 自己株式 | 1.8 | 1.8 | 1.8 | 4.5 | 1.6 | 1.6 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 16.44 |
| 02 | 明治安田生命保険相互会社 | 7.42 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 6.61 |
| 04 | 全国共済農業協同組合連合会 | 3.31 |
| 05 | 第一生命保険株式会社 | 3.24 |
| 06 | 株式会社三菱UFJ銀行 | 2.47 |
| 07 | BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 1.96 |
| 08 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.71 |
| 09 | あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 | 1.50 |
| 10 | JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.29 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-22ブラックロック・ジャパン株式会社新規の大量保有報告1.74%+0.04pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+490%、1株純資産は14期で+214%。直近期のROEは7.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 35 | 896 | 4.2 | 29.0 | 263.4 |
| 2014年3月 | 83 | 1,021 | 8.6 | 26.0 | 32.3 |
| 2015年3月 | 127 | 1,201 | 11.4 | 20.2 | 52.7 |
| 2016年3月 | 163 | 1,245 | 13.3 | 12.7 | 34.7 |
| 2017年3月 | 113 | 1,296 | 8.8 | 22.4 | 49.0 |
| 2018年3月 | 142 | 1,433 | 10.4 | 12.9 | 30.7 |
| 2019年3月 | 110 | 1,484 | 7.6 | 14.6 | 57.6 |
| 2020年3月 | 85 | 1,449 | 5.8 | 16.7 | 79.5 |
| 2021年3月 | 122 | 1,617 | 7.9 | 16.6 | 49.2 |
| 2022年3月 | 227 | 1,871 | 12.9 | 7.7 | 29.5 |
| 2023年3月 | 177 | 2,075 | 9.0 | 9.9 | 43.1 |
| 2024年3月 | 134 | 2,334 | 6.1 | 15.3 | 47.6 |
| 2025年3月 | 186 | 2,456 | 7.8 | 9.9 | 51.4 |
| 2026年3月 | 206 | 2,811 | 7.8 | 19.3 | 45.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
20名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は20名。2026/3期の役員報酬は総額720百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 大島卓 | 代表取締役 会長 | 70 | 50,000 |
| 小林茂 | 代表取締役 社長 | 65 | 50,126 |
| 神藤英明 | 取締役 専務執行役員 | 61 | 26,000 |
| 森潤 | 取締役 専務執行役員 | 62 | 22,590 |
| 稲垣真弓 | 取締役 常務執行役員 | 62 | 18,741 |
| 浜田恵美子 | 取締役(注)1 | 67 | 5,000 |
| 佐久間浩 | 取締役(注)1 | 70 | — |
| 川上紀子 | 取締役(注)1 | 67 | 3,000 |
| 宮本健悟 | 取締役(注)1 | 59 | 3,000 |
| 八木尚也 | 常勤監査役 | 61 | 4,306 |
| 長谷川耕司 | 常勤監査役 | 63 | 1,040 |
| 坂口正芳 | 監査役(注)2 | 69 | — |
残りの役員8名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 木村高志 | 監査役(注)2 | 72 | — |
| 宮嶋敦 | 専務執行役員 | — | — |
| 則竹基生、加藤宏治、篠原宏行、大西孝生、藤田浩基 | 常務執行役員 | — | — |
| 橋本修三 | — | 70 | — |
| 大西孝生 | 取締役 常務執行役員 | 59 | 17,000 |
| 渡邊剛 | 監査役(注)2 | 67 | — |
| 宮嶋敦、篠原宏行 | 専務執行役員 | — | — |
| 則竹基生、藤田浩基、野崎正人 | 常務執行役員 | — | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 8 | 279 | 208 | 78 | 566 | 71 |
| 監査役 | 3 | 70 | — | — | 70 | 23 |
| 社外取締役 | 4 | 56 | — | — | 56 | 14 |
| 社外監査役 | 2 | 28 | — | — | 28 | 14 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,422字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題9,216字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク12,502字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,684字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第160期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-22
- 半期報告書半期報告書-第160期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-06
- 有価証券報告書有価証券報告書-第159期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-23
- 半期報告書半期報告書-第159期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第158期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第158期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-07
- 四半期報告書四半期報告書-第158期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-06
- 四半期報告書四半期報告書-第158期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第157期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第157期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-06
- 四半期報告書四半期報告書-第157期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-07
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