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日経平均64,167.87-158NYダウ53,061.95+295ドル円158.81+0NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

イビデン

IBIDEN CO.,LTD.4062 · Prime · 電気機器

半導体パッケージ基板と環境関連セラミックの二軸で成長する素材メーカー。パッケージ基板では世界有数のシェアを持つ。

概要

イビデンは、半導体パッケージ基板とカーボン・セラミック製品を柱とする電子部品・素材メーカーである。岐阜県大垣市に本社を置き、連結売上高4,162億円(2026年3月期)、従業員11,105人。CPU・GPU向け高機能ICパッケージ基板で世界トップクラスのシェアを持ち、生成AI向け半導体需要の拡大を追い風に成長している。

電子事業が売上の58%を占める主力セグメント

2026年3月期のセグメント別売上高は、電子事業が2,433億円(前期比23.4%増)、セラミック事業が825億円(同1.8%減)、その他事業が903億円(同2.5%増)であった。電子事業の営業利益は452億円で、全社営業利益620億円の約73%を稼ぐ。NVIDIA Corp.向け売上高が1,224億円(全社の29.4%)、Intel Corp.向けが753億円(18.1%)と、特定の半導体メーカーへの依存度が高い。

29社の子会社で構成されるグローバルグループ

イビデンは、日本国内にイビデン樹脂、イビデン産業、イビデンエンジニアリングなどの子会社を持つほか、米国、オランダ、シンガポール、台湾、フィリピン、中国、韓国、ハンガリー、マレーシア、メキシコ、イタリアに製造・販売会社を配置する。2000年以降、アジア・欧州・北米への生産拠点拡大を積極的に進め、半導体パッケージ基板はフィリピンとマレーシア、DPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)はハンガリーとメキシコで生産する。

中期経営計画「MNS115 Plan」と5本の柱

2023年度から2027年度までの5カ年計画「Moving on to our New Stage 115 Plan」を策定し、「稼ぐ力」「伸ばす力」「継続する力」「変える力」「永続する力」の5つの活動の柱を掲げる。電子事業には2026~2028年度に総額約5,000億円の投資を計画し、生成AI向け高付加価値製品の受注増に対応する。また、One Factory構想による国内・海外工場の一体運営や、DX活用による歩留まり改善を進めている。

業界の中での役割は半導体パッケージ基板の主要サプライヤーであり、自動車・半導体製造装置・産業機械向けセラミック製品を供給する素材メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
4,162億円
営業利益
620億円
営業利益率
14.9%
純利益
637億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01電子(半導体パッケージ基板)主力

半導体パッケージ用の多層配線基板を製造・販売。CPUやGPUなど高性能半導体のパッケージに使用され、微細配線技術と高放熱性が強み。スマートフォンやサーバー向け需要が中心。

主な製品・サービス1
パッケージ基板
半導体チップを実装するための多層配線基板。ICの信号を外部に取り出す役割を持ち、微細な配線パターンと高信頼性が要求される。世界有数のシェアを持つ。

02セラミック(環境関連・特殊炭素・ファインセラミックス・セラミックファイバー)主力

自動車排ガス浄化用触媒担体やハニカムセラミックス、半導体製造装置用特殊炭素部材、ファインセラミックス製品、断熱材向けセラミックファイバー等を製造販売。環境規制対応や産業機械向けに幅広く供給。

主な製品・サービス4
環境関連セラミック製品
自動車排ガス浄化触媒の担体やディーゼル微粒子捕集フィルターとして使用されるハニカムセラミックス。高い耐熱性と化学的安定性を持つ。
特殊炭素製品
半導体製造工程で使用される高純度炭素部材。エピタキシャル成長装置やイオン注入装置の部品として耐熱性・導電性を活かす。
ファインセラミックス製品
機械部品や電子部品向けの高機能セラミックス。耐摩耗性・耐食性・絶縁性などが要求される用途に使用。
セラミックファイバー
高温断熱材として工業炉や耐火物に使用される繊維状セラミックス。軽量で断熱性能に優れる。

03その他(設備施工・住宅設備・土木・合成樹脂加工・情報サービス・運送等)その他

設備の設計施工、住宅設備機器・メラミン化粧板の製造販売、法面工事・造園工事等の土木工事、合成樹脂加工、農畜水産物加工、情報サービス、自動車運送、石油製品販売、事務代行、請負等の多様な事業をグループ会社が展開。本業を補完する周辺事業。

製品と技術

CPU・GPU向け高機能ICパッケージ基板

半導体チップを実装する多層配線基板で、微細配線と高放熱性が特徴。主にサーバー向けCPUやGPUに使用され、生成AI向け半導体で需要が急増している。2026年3月期の電子事業売上高2,433億円の大半を占め、NVIDIA、Intelなど世界大手半導体メーカーに供給。線幅・線間隔の微細化や多層化に対応するため、2026~2028年度に約5,000億円の設備投資を計画している。

自動車排ガス浄化用セラミック担体とDPF

環境関連セラミック製品として、自動車排ガス浄化触媒の担体(ハニカムセラミックス)とディーゼル微粒子捕集フィルター(DPF)を製造。高い耐熱性と化学的安定性が求められる。ハンガリーとメキシコにDPF製造拠点を持ち、世界の自動車メーカーに供給。2026年3月期のセラミック事業売上高は825億円。電動車向けバッテリー安全部材の開発も進めている。

半導体製造装置向け特殊炭素部材

エピタキシャル成長装置やイオン注入装置など、半導体製造工程で使用される高純度炭素部材。耐熱性・導電性・耐プラズマ性に優れる。1969年に製造開始し、長年の蓄積を持つ。2020年12月にはイタリアの炭素加工会社エルジーグラファイトを子会社化し、欧州での供給網を強化。原子力分野など新たな市場への展開も模索している。

工業炉向け断熱材セラミックファイバー

1974年から製造するアルミナ・シリカ系の繊維状断熱材。軽量で断熱性能が高く、1,000℃を超える高温炉の内張りや耐火物に使用される。自動車・鉄鋼・化学プラントなど広い産業で採用。セラミック事業の一製品群として、安定した収益源となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

半導体パッケージ基板で世界有数、高成長を継続

同社は電気機器セクターに属し、半導体パッケージ用のIC基板や電子部品材料で世界トップクラスのシェアを持つ。特にスマートフォンやサーバー向けの需要が旺盛で、売上高は2024年3月期の3705億円から2026年3月期に4162億円へ増加、営業利益率も12.9%から14.9%へ向上している。同業のキオクシアはメモリ半導体、コニカミノルタは精密機器だが、同社は基板材料の專門性でデジタル化の追い風を受ける。AI需要の拡大でデータセンター向け基板が成長を牽引すると期待され、高い収益性と成長性を両立している。

強み

  • 半導体パッケージ基板で高い世界シェアを持ち、技術優位性がある。
  • スマホやデータセンター向け需要が拡大し、中期的な成長が見込める。
  • 営業利益率は14%超と高く、増収増益の好循環にある。
  • 生産能力増強に積極的で、将来の需要増に対応する。

課題

  • 特定の顧客や半導体市況に依存しており、変動リスクがある。
  • 成長維持には大規模な設備投資が必要で、財務負担が増す。
  • 韓国や台湾の競合が追随し、シェア維持には技術革新が必須。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

基板・電源・ディスプレイの時価総額近傍。太字がイビデン

時価総額で並べると、掲載9社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
16503三菱電機11.1兆円26.6倍
26752パナソニック ホールディングス10.5兆円52.9倍
37751キヤノン6.2兆円11.8倍
44062イビデン5.7兆円93.7倍
54901富士フイルムホールディングス4.2兆円14.6倍
67911TOPPANホールディングス1.5兆円21.7倍
77912大日本印刷1.3兆円12.9倍
86645オムロン1.3兆円35.9倍
95201AGC1.2兆円13.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(基板・電源・ディスプレイ)に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

電力会社として創業した1912年

1912年11月、揖斐川電力株式会社として設立。1915年に西横山発電所(出力3,000kW)を稼働させ、電力供給事業を開始する。その後、東横山発電所(6,400kW)、広瀬発電所(5,200kW)、川上発電所(2,950kW)を順次建設し、岐阜県揖斐川流域で水力発電事業を拡大した。1940年1月には商号を揖斐川電気工業株式会社に改称した。

電力事業を廃止し電気工業へ転換した1942年

1942年4月、西横山・西平両発電所を譲渡し、電力供給業を完全に廃止する。同時期に大垣工場(1917年開設)や河間工場(1939年開設)、青柳工場(1943年開設)を新設し、電気機器・材料の製造へと事業をシフトした。1949年5月には東京・大阪・名古屋の各証券取引所に株式を上場し、資本市場からの資金調達を可能にした。

電子回路と特殊炭素で新たな領域を拓いた1970年代

1969年4月に特殊炭素製品の製造・販売を開始し、同年6月に衣浦工場(愛知県高浜市)を開設。1972年9月には電子回路製品(プリント配線板)の製造・販売に参入する。1974年3月には断熱材セラミックファイバーの生産を開始した。これらの新製品群は、後の電子事業・セラミック事業の基盤となった。1982年11月、商号を現在のイビデン株式会社に改称した。

海外生産拠点を急拡大した2000年代

1991年に米国とオランダに販売・金融子会社を設立した後、2000年にフィリピンで電子製品の製造を開始。続いて中国(2000年)、韓国(2000年)、ハンガリー(2004年、DPF製造)、マレーシア(2008年、電子製品)と次々に海外拠点を設けた。2007年には大垣中央事業場、2008年には神戸事業場を開設し、国内生産能力も強化。2011年には韓国にセラミック製品製造子会社を設立した。

生成AI向け半導体需要で業績が急伸した2020年代

2020年6月に中国で触媒担体保持・シール材製造会社を設立。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場へ移行。2025年10月には大野事業場(岐阜県大野町)を開設した。2026年3月期の売上高は4,162億円、営業利益620億円、純利益637億円と過去最高を更新。NVIDIA向けパッケージ基板が急成長し、AIサーバー向け需要を追い風に収益を拡大している。

年表39件を開く

1910年代

  • 1912年11月創業揖斐川電力株式会社設立
  • 1915年10月西横山発電所発電開始、出力3,000KW、電力供給業開始
  • 1917年12月大垣工場(岐阜県大垣市)を開設

1920年代

  • 1921年6月東横山発電所発電開始、出力6,400KW(現在・14,600KW)
  • 1925年3月広瀬発電所発電開始、出力5,200KW(現在・8,900KW)

1930年代

  • 1935年12月川上発電所発電開始、出力2,950KW(現在・4,400KW)
  • 1939年8月河間工場(岐阜県大垣市)を開設

1940年代

  • 1940年1月商号を揖斐川電気工業株式会社に改称
  • 1942年4月西横山・西平両発電所を譲渡、電力供給業を廃止
  • 1943年11月青柳工場(岐阜県大垣市)を開設
  • 1949年5月上場東京・大阪・名古屋の各証券取引所に株式上場(2004年9月 大阪証券取引所上場廃止)

1960年代

  • 1969年4月特殊炭素製品の製造・販売開始
  • 1969年6月衣浦工場(愛知県高浜市)を開設

1970年代

  • 1972年9月電子回路製品の製造・販売開始
  • 1974年3月断熱材セラミックファイバーの製造・販売開始

1980年代

  • 1982年11月商号をイビデン株式会社に改称
  • 1987年4月ファインセラミックス製品の製造・販売開始
  • 1989年4月大垣北工場(岐阜県揖斐川町)を開設

1990年代

  • 1991年3月アメリカ合衆国にセラミック製品販売会社マイクロメック株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 1991年12月オランダに金融統括会社イビデンネザーランズ株式会社(現・イビデンヨーロッパ株式会社)を設立(現・連結子会社)
  • 1993年3月シンガポールに電子関連製品販売会社イビデンシンガポール株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 1995年5月アメリカ合衆国に金融統括会社イビデンインターナショナル株式会社(現・イビデンU.S.A.株式会社)を設立(現・連結子会社)
  • 1999年8月台湾に電子関連製品販売会社台湾揖斐電股分有限公司を設立(現・連結子会社)

2000年代

  • 2000年5月フィリピンに電子関連製品製造会社イビデンフィリピン株式会社(現・連結子会社)及び土地管理会社イビデンフィリピンランドホールディングス株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 2000年6月中国に電子関連製品販売会社揖斐電電子(上海)有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2000年12月韓国に電子関連製品販売会社イビデンコリア株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 2004年5月ハンガリーにDPF製造会社イビデンハンガリー株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 2007年4月大垣中央事業場(岐阜県大垣市)を開設
  • 2008年5月マレーシアに電子関連製品製造会社イビデンエレクトロニクスマレーシア株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 2008年12月神戸事業場(岐阜県神戸町)を開設

2010年代

  • 2011年8月韓国にセラミック製品製造会社イビデングラファイトコリア株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 2011年9月シンガポールに金融統括会社イビデンアジアホールディングス株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 2013年8月メキシコにDPF製造会社イビデンメキシコ株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 2018年10月特例子会社、イビデンオアシス株式会社を設立(現・連結子会社)

2020年代

  • 2020年6月中国に触媒担体保持・シール材製造会社揖斐電精密陶瓷(蘇州)有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2020年12月イタリアの炭素製品の加工・販売会社エルジーグラファイト株式会社の株式を取得(現・連結子会社)
  • 2021年8月イビデンヒューマンネットワーク株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 2022年4月東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより各市場第一部からプライム市場及びプレミア市場へ移行
  • 2025年10月大野事業場(岐阜県大野町)を開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 電子事業への投資額(3か年)2028年度まで約5,000億円
  • CO2排出削減目標達成(具体的数値は記載なし)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業競争力の強化

    既存の価値・ビジネスモデルに固執せず革新に挑戦し、高い商品力と契約で競争力を維持するとともに、全社一体型システムでグローバル経営を強化する。

  2. 02

    新規製品の事業化

    市場変化や顧客ニーズに基づく新製品を独創的なビジネスモデルで事業化し、関連会社も含めたグループ連結での成長を実現する。

  3. 03

    モノづくり改革

    改善と維持の継続で現場力を強化し、国内・海外工場の一体運営「One Factory構想」を推進。データ活用と基礎技術解析による技能継承と外部知見の効率的活用を図る。

  4. 04

    企業文化の改革

    人的資本経営を経営視点と従業員のウェルビーイング視点で実践し、目的意識を持った自立型人財と柔軟な組織編成で変化に対応する。

  5. 05

    ESG経営の推進

    エネルギーマネジメントと環境経営によるGX推進でCO2削減目標を達成し、SDGsの事業紐づけや業界トップ水準のガバナンス体制を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で11,105人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は766万円で、9期前と比べて+18.7%平均年齢は40.2歳、平均勤続年数は16.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月13,961
2018年3月15,574
2019年3月64640.317.414,718
2020年3月64340.617.713,019
2021年3月68540.918.313,161
2022年3月73940.918.212,958
2023年3月73340.417.412,744
2024年3月68940.317.111,375
2025年3月73640.317.011,168426
2026年3月76640.216.911,105558

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率82.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社30(国内 13 / 海外 17、うち連結子会社 17) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
大野事業場 — 岐阜県大野町1,308億円
電子
河間事業場 — 岐阜県大垣市369億円
電子
大垣中央事業場 — 岐阜県大垣市279億円
電子
大垣事業場 — 岐阜県大垣市255億円
電子
マレーシア 工場 — Penang Malaysia250億円
電子
ハンガリー 工場 — Dunavarsany Hungary191億円
セラミック
動電力(岐阜県大垣市)他岐阜地区7ヵ所121億円
全社
マニラ工場 — Batangas Philippines117億円
電子
浦項工場 — 韓国浦項市7,308百万円
セラミック
神戸事業場 — 岐阜県神戸町3,791百万円
セラミック
ほか9件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    イビデングリーンテック㈱
    岐阜県大垣市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    イビデンケミカル㈱
    岐阜県大垣市 · 連結子会社
    議決権73.4%
  • 国内
    イビケン㈱
    岐阜県大垣市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    イビデン産業㈱
    岐阜県大垣市 · 連結子会社
    議決権78.5%
  • 国内
    タック㈱
    岐阜県大垣市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    イビデン樹脂㈱
    岐阜県揖斐郡 池田町 · 連結子会社
    議決権60.0%
  • 国内
    イビデンヒューマンネットワーク㈱
    岐阜県大垣市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    イビデン物産㈱
    岐阜県本巣市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    イビデンエンジニアリング㈱
    岐阜県大垣市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱イビデンキャリア・テクノ
    岐阜県大垣市 · 連結子会社
    議決権90.0%
  • 国内
    イビデンオアシス㈱
    岐阜県大垣市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱いえ・VISION
    岐阜県岐阜市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社18社を開く
  • イビデンU.S.A.㈱(注)2CA, U.S.A.100%
  • イビデンメキシコ㈱San Luis Potoshi Mexico100%
  • マイクロメック㈱MA, U.S.A.100%
  • イビデンヨーロッパ㈱(注)2Hoofddorp Netherlands100%
  • イビデンハンガリー㈱(注)2Dunavarsany Hungary100%
  • エルジーグラファイト㈱Caselle Landi Italy100%
  • イビデンアジアホールディングス㈱(注)2Singapore100%
  • イビデンエレクトロニクスマレーシア㈱(注)2Penang Malaysia100%
  • イビデングラファイトコリア㈱(注)2韓国浦項市100%
  • イビデンフィリピン㈱Batangas Philippines100%
  • 揖斐電精密陶瓷(蘇州)有限公司中国蘇州市100%
  • 揖斐電電子(上海)有限公司中国上海市100%
  • イビデンコリア㈱韓国ソウル100%
  • 台湾揖斐電股份有限公司台湾高雄市100%
  • イビデンシンガポール㈱Singapore100%
  • 南寧大南食品有限公司中国広西壮族自治区100%
  • イビデンフィリピンランドホールディングス㈱(注)5Batangas Philippines40%
  • いぶき水力発電㈱(注)6滋賀県米原市20%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は4,162億円営業利益620億円前期と比べると増収増益で、売上が+12.7%、利益が+30.3%。

売上高
+12.7%
4,162億円
営業利益
+30.3%
620億円
純利益
+89.0%
637億円
営業利益率
14.9%
前期比 +2.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高5,500億円4,162億円
営業利益1,270億円620億円
純利益840億円637億円
1株あたり配当¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,232億円、営業利益は269億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+30.2%、営業利益は+228.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,00881
2024年1Q946828.773
2024年2Q93015917.1106
2024年3Q92612813.895
2024年4Q90341
2025年2Q1,81628515.7205
2025年4Q1,87819110.2132
2026年2Q1,95532616.7221
2026年4Q2,20729413.3416
2027年1Q1,23226921.8179

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,859億円から4,162億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は14.9%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
メキシコにDPF製造会社イビデンメキシコ株式会社を設立(現・連結子会社)
2013年3月2,85910922
2014年3月3,103284175
2015年3月3,181313191
2016年3月3,14120875
2017年3月2,66523−628
特例子会社、イビデンオアシス株式会社を設立(現・連結子会社)
2018年3月3,004176116
2019年3月2,91112633
中国に触媒担体保持・シール材製造会社揖斐電精密陶瓷(蘇州)有限公司を設立(現・連結子会社)
2020年3月2,960214113
イビデンヒューマンネットワーク株式会社を設立(現・連結子会社)
2021年3月3,235407257
2022年3月4,011744412
2023年3月4,175762522
2024年3月3,705511315
大野事業場(岐阜県大野町)を開設
2025年3月3,69447647912.9337
2026年3月4,16262060814.9637

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高4,162億円のうち、営業利益として残るのは620億円14.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は637億円、売上の15.3%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金68.4%2,845億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.7%696億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.9%620億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
31.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+8.0pt
14.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+9.4pt
15.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.3pt
12.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが1,064億円、投資CFが−524億円で、差し引きのフリーCFは540億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は2,929億円で、売上の8.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月451−583−115−132830
2014年3月501−384−69117917
2015年3月615−54998661,105
2016年3月595−394−2052011,079
2017年3月288−263−51251,041
2018年3月270−21367571,178
2019年3月186−180−4961,135
2020年3月261−381745−1201,749
2021年3月390−823−62−4331,269
2022年3月1,084−6771394071,856
2023年3月1,257−1,0409262173,024
2024年3月1,452−7736756794,436
2025年3月1,189−1,642−71−4533,907
2026年3月1,064−524−1,5755402,929

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は9,604億円。このうち返さなくてよい自己資本が5,574億円で、自己資本比率は57.3%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月0.432,8671,43365.6
2014年3月0.463,2261,39568.9
2015年3月0.523,6011,59768.5
2016年3月0.483,3151,44668.8
2017年3月0.412,6091,44963.2
2018年3月0.442,8641,50064.4
2019年3月0.422,7631,46864.0
2020年3月0.522,7392,44751.7
2021年3月0.583,2192,56654.6
2022年3月0.663,7072,93654.9
2023年3月0.864,2564,31948.9
2024年3月1.135,0186,28243.8
2025年3月1.084,9735,84445.4
2026年3月0.965,5744,03057.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
2,957億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3,405億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
198億円
在庫として抱えている分
負債合計
4,030億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
98
/ 100
安定性自己資本比率38 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率224社中32位あたり、逆に低いのは自己資本比率224社中132位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.3%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
14.9%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
57.3%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
12.7%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.1%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥20,205で、1年前と比べて+480.0%過去52週の値幅のなかでは70%の位置にある。

¥20,205-1.7%1ヶ月+23.7%1年+480.0%時価総額5.7兆円
過去52週の値幅
安値¥3,447.5高値¥27,480

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)93.7倍
PER (会社予想)135.0倍
PBR9.91倍
配当利回り0.15%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8/21終値は19190円と前日比+0.2%で小反発。25日移動平均線(18122円)を約5.9%上回り、上昇トレンドは継続。直近1か月で+6.2%と堅調に推移し、1年では+447%と驚異的な上昇を見せている。ただし、52週高値27480円からは約30%下落しており、高値圏でのボラティリティが高い。出来高は8/6に1268万株と膨らんだ後、直近は572万株と減少。RSIは59.2と中立よりやや強気。AI関連の需要拡大が引き続き株価を支える材料だ。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 12/100)

PER89.12倍は業界平均30.92倍を約2.9倍上回り、予想PERも127.9倍とさらに悪化。PBR9.39倍は平均2.65倍を大きく超過。ROE12.25%は高いが、配当利回り0.16%は極めて低く、割高感が顕著。成長期待が株価に織り込み済みで、現時点では割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)93.7倍30.8倍
PER (予想)135.0倍
PBR9.91倍2.58倍
ROE12.3%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、生成AI向け半導体需要の拡大が収益に大きく寄与するか。強気派は、先端パッケージ基板の需要増で業績が急拡大すると期待。実際に売上高と利益は増加し、営業利益率も14.9%に改善。弱気派は、株価が1年間で475%上昇し、PER89倍と過熱感があり、需要変動や競争激化による反動を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 半導体需要の構造的拡大

    生成AI向けGPUで先端パッケージ基板が必須となり需要拡大。

  • 高収益体質への転換

    営業利益率14.9%と大きく改善し、純利益も急増。

  • グローバルでの強固な地位

    トップクラスのシェアと顧客基盤で安定した受注が見込める。

  • 2026年3月期の最終利益637億円と前期比89%増益通年影響

    純利益は337億円→637億円。前期比89%増でEPSも大幅改善。

  • 売上高4162億円に回復、営業利益率14.9%へ通年影響

    売上高は3694億円→4162億円、営業利益率12.89%→14.9%に上昇。

  • ROE12.25%と高収益構造が継続継続影響

    ROE12.25%、PBR9.37倍。高い資本効率が成長期待を支える。

  • 1年で株価476%高と上昇トレンドの継続継続影響

    株価は1年前比+475.9%。需給改善と成長期待が継続。

マイナスに働く材料7
  • バリュエーション過熱

    PER89倍と割高で、株価が業績を先行。

  • 需要変動リスク

    半導体市況の悪化やAI投資減速で需要が急減する恐れ。

  • 競争激化

    新規参入や技術革新で競争が激化する可能性。

  • 予想PER127.7倍と過熱感強いバリュエーション継続影響

    予想PER127.7倍、実績PER89.29倍。業績が計画を下回れば急落要因。

  • 2025年3月期は売上高3694億円と微減通年影響

    売上高は3705億円→3694億円へ減少。需要サイクルの波が大きい。

  • 配当利回り0.16%と株主還元の薄さ継続影響

    配当利回り0.16%。内部留保を成長投資に回す方針だが、株主還元は期待薄。

  • 1年で476%上昇した反動の利益確定売り不定影響

    株価は1年前比+475.9%。高値圏での利食い売りで短期的に変動しやすい。

次の決算で確かめる点
ICパッケージ基板の売上高
主力事業の成長性を確認するため。
営業利益率
高収益体制が維持されるかを測る。
受注残高
将来の売上を先行指標として確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+50.0%いまの株価に対する利回りは0.15%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
0.15%
いまの株価に対して
配当性向
11.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月18
2018年3月180.029.7
2019年3月180.043.8
2020年3月180.044.9
2021年3月180.024.6
2022年3月180.015.1
2023年3月2542.912.7
2024年3月20−20.016.6
2025年3月200.012.4
2026年3月3050.011.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ48,419人。区分でいちばん多いのは金融機関41.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.0%を占め、残る49.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関36.236.840.236.435.041.3
外国法人31.334.331.835.634.934.4
個人・その他14.114.114.914.716.413.6
事業法人17.213.511.811.511.49.7
証券会社1.21.31.21.82.11.0
自己株式0.70.70.70.70.70.7
外国人個人0.00.00.10.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)22.09
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)10.63
03株式会社豊田自動織機4.42
04GIC PRIVATE LIMITED-C (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)3.21
05イビデン協力会社持株会2.55
06大樹生命保険株式会社1.80
07株式会社十六銀行1.58
08株式会社大垣共立銀行1.53
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.48
10HSBC HONG KONG-TREASURY SERVICES A/C ASIAN EQUITIES DERIVATIVES (常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.43

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-07-06
    三井住友信託銀行株式会社
    新規の大量保有報告
    0.21%
    -0.13pt
  • 2026-06-05
    ブラックロック・ジャパン株式会社
    新規の大量保有報告
    2.24%
  • 2026-06-05
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.03%
    -0.06pt
  • 2026-05-13
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.09%
    +0.10pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1329%、1株純資産は14期で−4%。直近期のROEは12.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月162,0430.891.852.6
2014年3月1272,3065.816.131.7
2015年3月1382,5795.714.728.9
2016年3月552,4602.224.919.3
2017年3月−4721,928
2018年3月832,0134.319.029.7
2019年3月241,9391.271.143.8
2020年3月811,9204.229.244.9
2021年3月1842,2638.827.724.6
2022年3月1481,30612.120.515.1
2023年3月1871,50113.314.112.7
2024年3月1131,7726.929.516.6
2025年3月1211,7576.816.512.4
2026年3月2281,97012.332.311.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額560百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約14倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
青木武志代表取締役 会長68190,000
河島浩二代表取締役 社長6288,000
鈴木歩取締役6214,000
加藤久始取締役6024,000
小池利和取締役701,000
浅井紀子取締役624,000
丸山晴也取締役715,000
野田幸宏取締役(監査等委員)6412,000
松林浩司取締役(監査等委員)623,000
堀江正樹取締役(監査等委員)76
籔ゆき子取締役(監査等委員)683,000
後藤もゆる取締役(監査等委員)55
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢保有株数
小森正悟46
宮崎信治取締役597,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)419417273439110
社外取締役872729
取締役(社内)3494916

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,017字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 イビデン株式会社(当社)の企業集団は、子会社29社及び関連会社1社であり、事業内容は、電子、セラミック、建設、建材、樹脂、食品等の製造・販売を主に、設備工事関係、保守、サービス等を行っているほか、グループ製品・原材料等の運送業務を営んでおります。 当社グループの事業内容と当該事業における位置付けは、次のとおりであります。 区分   主要製品及び事業内容   主要な会社 電子   パッケージ基板   当社イビデン樹脂㈱ イビデン産業㈱ イビデンU.S.A.㈱(米国) イビデンシンガポール㈱(シンガポール) イビデンヨーロッパ㈱(オランダ) 台湾揖斐電股分有限公司(台湾) イビデンフィリピン㈱(フィリピン) 揖斐電電子(上海)有限公司(中国) イビデンコリア㈱(韓国) イビデンエレクトロニクスマレーシア㈱(マレーシア) セラミック   環境関連セラミック製品、特殊炭素製品、 ファインセラミックス製品、 セラミックファイバー   当社 イビデンケミカル㈱ イビデンU.S.A.㈱(米国)マイクロメック㈱(米国) イビデンメキシコ㈱(メキシコ)イビデンシンガポール㈱(シンガポール) イビデンヨーロッパ㈱(オランダ) イビデンハンガリー㈱(ハンガリー) エルジーグラファイト㈱(イタリア) イビデンコリア㈱(韓国) 揖斐電電子(上海)有限公司(中国) イビデングラファイトコリア㈱(韓国) 揖斐電精密陶瓷(蘇州)有限公司(中国) その他   設備の設計・施工 住宅設備機器、メラミン化粧板 法面工事・造園工事等の土木工事の設計・施工合成樹脂の加工業 農畜水産物の加工業 情報サービス業 自動車運送業、石油製品の販売 事務代行業、請負業 欧州域内の投資・金融 米国内の投資・金融 アジア域内の投資・金融 土地所有・管理   イビデンエンジニアリング㈱ イビケン㈱ イビデングリーンテック㈱イビデン樹脂㈱ イビデン物産㈱、南寧大南食品有限公司(中国) タック㈱ イビデン産業㈱ ㈱イビデンキャリア・テクノ、イビデンオアシス㈱イビデンヒューマンネットワーク㈱ イビデンヨーロッパ㈱(オランダ) イビデンU.S.A.㈱(米国) イビデンアジアホールディングス㈱(シンガポール) イビデンフィリピンランドホールディングス㈱(フィリピン) 他1社 上記の企業集団等の状況について、事業系統図を示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,662字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 ① 経営の基本方針 当社は、「私たちは、人と地球環境を大切にし、革新的な技術で、豊かな社会の発展に貢献します」という企業理念の実現のために、「共有すべき行動精神」として「誠実」「和」「積極性」及び「イビテクノの進化」を掲げ、全役職員の行動の柱としております。この方針に基づき、社会に有用な技術・製品の開発・提供を行うとともに、全てのステークホルダーから信頼・評価される企業経営に努めております。 ② 中期経営計画と活動の柱 当社グループでは、次の飛躍に向け、2023年度より始動する5か年の新たな中期経営計画「Moving on to our New Stage 115 Plan」(略称:MNS115Plan)を策定いたしました。新中期経営計画におきましては、5本の活動の柱(強化していく力)を軸に、事業環境変化に対応し、持続可能な成長の実現に向けて全社グループ一丸となって取り組んでまいります。 活動の柱及び重点実施項目は以下のとおりであります。 活動の柱1. 事業の競争力強化 “稼ぐ力” 〔重点実施項目〕 1) 既存の価値・ビジネスモデルを常態とせず、革新に挑戦するマインドの継続 2) 競争力を維持する高い商品力と契約で担保された確かなビジネスモデルの実践 3) 全社一体型システムの展開によるグローバル経営の強化 活動の柱2. 新規製品の事業化 “伸ばす力” 〔重点実施項目〕 1) 市場変化・顧客ニーズ・利便性に基づく新製品を、独創性あるビジネスモデルで事業化 2) 関連会社も参画した新製品・新事業開発によるグループ連結での成長を実現 活動の柱3. モノづくりの改革 “継続する力” 〔重点実施項目〕 1) 「改善と維持」の継続的な実践によるナレッジワーカーの育成で、現場力を強化 2) 国内・海外工場の一体運営を可能にするOne Factory構想の実現 3) データ(DX)とメカニズム(基礎技術)解析による技能の継承と外部の知見の効率的活用 活動の柱4. 企業文化の改革 “変える力” 〔重点実施項目〕 1) 人的資本経営を、「経営」の視点と「従業員(ウェルビーイング)」の視点で実践 2) 目的意識を持った自立型人財と柔軟な組織編成による変化への対応 活動の柱5. ESG経営の推進 “永続する力” 〔重点実施項目〕 1) エネルギーマネジメント・環境経営によるGX推進でCO2排出削減目標を達成 2) SDGsの事業への紐づけによる活動の活性化と定着 3) 高度化する外部要求への対応を通じた業界トップ水準のガバナンス体制の構築 (2) 経営環境及び優先的に対処すべき課題 今後の世界経済の見通しにつきましては、中東情勢などの地政学リスクの影響や、為替相場を含む金融資本市場の急激な変動などにより、不安定かつ不透明な状況が継続すると見込んでおります。当社グループにおきましては、事業環境変化に強いビジネスモデルの構築と最新のデジタル技術の導入・展開による歩留り・生産性改善を進め、競争力強化を図るとともに、市場の変化に対し、グローバルで生産体制を機動的かつ柔軟に運営することで、事業への影響を最小限に留めてまいります。 電子事業におきましては、生成AI用サーバー向けの需要は引続き好調に推移しており、汎用サーバー向けの需要も緩やかな成長基調で推移しております。2026年度は、AI分野の更なる成長に加えて、データ量の増加に伴う処理能力の向上と省電力ニーズの両立が求められることにより、汎用サーバー向けを含む高機能ICパッケージ基板全体の需要成長が見込まれます。当社におきましては、2026年度から2028年度の3ヶ年で電子事業への総額約5,000億円規模の投資を実行することで、成長市場における高付加価値製品の受注増加の機会を最大限に取り込んでまいります。また、デジタル技術の活用による高効率・高品質なモノづくりを目指したOne Factory構想に基づくグローバルでの品質力強化と匠(たくみ)人材の育成による現場力の強化を進めてまいります。 セラミック事業におきましては、DPF・AFP事業の主力である自動車排気系部品市場について、中国経済の停滞リスクは依然としてあるものの、内燃機関向け製品の需要は継続するとみております。当社におきましては、成長市場である中国・インドを中心とした新興国市場の産業用車両(トラック・建機など)向けの需要を確実に取込み、安定した収益を維持するとともに、電動車向けのバッテリー安全部材及び周辺部材の受注拡大に向けた取り組みを強化してまいります。また、FGM事業においては、従来の半導体製造装置向けに加え、新たにエネルギー(原子力)分野など、自社の競争力が最大限に発揮できる市場に計画的な投資を行うことで、事業を拡大してまいります。 その他事業におきましては、国内グループ各社の独自競争力を持つコア事業の拡大と合わせて選択と集中を実施することで、安定した電力事業とともに、当社グループの電子事業・セラミック事業に次ぐ「第3の収益の柱」としての位置づけを確かなものにしてまいります。 当社グループでは、2023年度より始動しております5ヵ年の中期経営計画「Moving on to our New Stage 115 Plan」で掲げている5本の活動の柱(強化していく5つの力)に基づき、事業環境変化に確実に対応するとともに、安定した成長の実現に向け、全社グループ一丸となって取り組んでまいります。また、経営と従業員の視点による人的資本経営の一環として、自立型人財の育成を可能にする企業風土および人事制度の改革を推進することで、社員一人ひとりが働きがいと誇りを持って働くことができる環境を整備してまいります。さらに、経営の基盤としてのESG経営を推進するとともに、リスクマネジメント体制を強化することで、安定した経営を通じた持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 当社グループといたしましては、これらの経営課題・リスクに着実に対処することで、収益基盤を一層強固なものとし、中期経営計画の目標達成とともに、その先の永続的・安定的な成長を実現するための取り組みを継続してまいります。
事業等のリスク4,767字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) テクノロジーの変革・移行 当社グループの事業は、複数の事業セグメントから構成されており、その中でも主たる事業である電子部門は、主に半導体メーカー及び各種エレクトロニクス製品を製造するメーカーに、またセラミック部門は、主に自動車メーカーに製品を供給しております。当社グループの製品は厳しい競争下にあるため、常に研究開発の継続による新製品の開発が求められております。 ①電子部門の製品に関しては、当社グループ製品が採用されているサーバー及びパソコン市場において、技術革新や製品ニーズが大きく変化する可能性があります。こうした市場の変化による影響を最小限にとどめるため、技術革新に向けた情報収集と技術構築、受注製品構成の変化に柔軟に対応できるリソース配分と生産体制の構築を図っております。 ②セラミック部門の自動車関連製品に関しては、排気ガス関連規制の延期、EV・ハイブリッド車の普及加速などによる内燃機関向け製品需要の変化に備え、顧客ニーズの変化や競合を含む市場動向を確認しながら、成長市場へ注力した生産・供給体制への移行とEV化対応の製品開発と販売拡大を図っております。 競争環境下で、高水準の新製品開発投資を継続して行う必要がありますが、技術革新の目覚しい市場において、顧客のニーズを満足させる新技術を的確に予想することは容易ではなく、当社グループが常に技術の変化に対応し、新製品をタイムリーに開発・供給できるとは限りません。また、想定外の世界の経済情勢の悪化や製品市場の急激な変化により、当社グループの製品の需要が大幅に落ち込んだ場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 品質管理について 当社グループは、事業展開している各国の生産拠点で所定の品質基準に基づき、各種製品を生産しております。当社グループが提供する製品は、高い信頼性が求められるものが多いため、更なる信頼性の向上のため品質データの自動検証システムの整備を進めるなど、製品の品質には細心の注意を払っておりますが、全ての製品について欠陥がなく、将来にわたっても重大な品質問題を引き起こさないという保証はありません。 万一、大規模な製造物責任賠償につながるような製品の欠陥及び品質不良が発生した場合には、製造物責任保険で賄いきれない賠償責任を負担する可能性があると同時に、信用の失墜による売上高の低下を招き、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 地政学上のリスクについて 当社グループは、顧客ニーズへの迅速な対応及び製品供給を行うために、販売・生産拠点の現地化を重要な企業戦略の一つとして、積極的に生産拠点の拡充を進めてきました。また安定した製品供給に向けて、サプライチェーンの事業継続性の確保についても、積極的に取り組んでおります。 当社グループの生産拠点及び販売先、調達先がある特定地域の持つ政治的、社会的な緊張から来る、突然の制度、法規則の変更等による突発的な調達・出荷・操業等の停止が当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。これに対応して当社グループは、グローバルな生産体制、ネットワークを活用した代替出荷や生産、原材料の複数購買化、代替材料の採用検討など、特定地域での突発事象の影響を緩和する柔軟な運用を図っております。 しかしながら、特定地域での突然の制度、法律又は規則の変更等の政治的要因、市場環境の急激かつ大幅な変化(悪化)等の経済的要因等に起因する予期し得ない事態が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) インフレーション/原材料・エネルギーの高騰について 当社グループは、多数の外部の取引先から原材料及び部品、エネルギー等を調達しておりますが、当社グループ製品の製造に必要とされる主要原材料・部品、エネルギーには、限られた供給元に依存しているものがあります。当社グループは、継続して市場に製品を供給し続けるため、使用効率の改善を行うとともに、原材料・部品を長期安定供給及び低価格での供給を受けるための努力を行っております。 しかしながら、当社グループが制御できないものを含め、需要の急増に伴う供給不足、供給先からの供給遅延及び供給停止等、継続的に安定供給に影響を与える多くの要因があります。このような事態が発生した場合や原材料等の市場における需給バランスの変化等によりその価格が高騰した場合には、当社グループの生産活動に影響を及ぼし、顧客への製品の納入や品質確保に支障をきたす可能性があります。また、製造原価の上昇に伴い、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) サイバーリスク ①システム障害の発生について 当社グループは、製造・研究開発・経営情報管理・会計・人財マネジメントを含む様々なビジネスプロセスや活動を管理・支援するために、様々な情報技術ネットワークやシステムを利用しています。これらの情報システムの利用に当たっては、安全対策が施され、加えてシステムのバックアップ体制の構築や障害発生時の早期復旧策の構築をはじめとする対策を講じておりますが、外部からのサイバー攻撃やインフラの障害などにより、操業が一時的に停止する可能性があります。 ②技術情報等の流出について 当社グループは、事業運営に関連する技術、営業、個人及び経営全般に関する情報等を多数保有しております。これらの情報管理には、社内規程の整備、従業員教育等の対策を講じておりますが、予見し難い状況の発生、又は故意、過失の如何に関係ない人為的な行為に起因する理由等によって、外部に情報が流出し、第三者が不正取得・使用する可能性があり、このような事態が生じた場合には、この対応のために生じる多額の費用負担や顧客等からの信頼の失墜が、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 大規模自然災害について 当社グループは、国内外に多数の事業拠点を有しており、地震、洪水等大規模な自然災害が発生した場合には、自社工場の操業の停止、又はサプライチェーンの寸断等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。これらの影響を最小限にするため、自然災害による局所的な災害時の事業継続・復旧計画の策定、サプライチェーンにおける複数拠点調達化を図ってまいります。 (7) 気候変動・脱炭素化について 気候変動の加速を受けた気候変動関連の規制強化がエネルギー調達コストの上昇を招くリスクと捉え、発電効率の高い発電設備の増強などエネルギー効率の高い生産プロセスの実現・自社再生可能エネルギーの効率的な活用を図っております。また、セラミック事業における内燃機関向け製品需要の変化への対応に加えて、脱炭素化を想定した新規事業の創出に向けた取り組みを進めております。 しかしながら、当社グループが操業及び製品を販売する国・地域での排出権取引などの制度化、並びに法律又は規則の変更等の政治的要因、市場環境の急激かつ大幅な変化等の経済的要因等に起因する予期し得ない事態が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 労働人口の減少について 当社グループでは技術を支えるのも事業を支えるのも人が根幹であり、多様な人財こそが当社グループの持続的成長の生命線と捉えております。しかしながら、日本国内で進む少子高齢化から来る労働人口の減少による人財の不足により人財の確保・育成が計画通りに遂行できなかった場合、技術者不足による事業の停滞から、当社グループの事業戦略及び業績に影響を及ぼす可能性があります。これに対し、当社ではデジタル技術(AI及びDX)を活用した業務の効率化、自動化の促進と多様性のある人財の活躍支援に取り組むと共に、社員エンゲージメントの向上とブランディング強化を進めることで、人財の確保を図っております。 (9) その他財務上のリスク ①為替変動について 当社グループは、海外での販売比率が高く、また世界各国に事業を展開していることから、当社グループの外貨建ての輸出入取引や子会社の現地通貨建ての収益、費用、資産、負債は連結財務諸表作成のために円換算されるため、為替相場の変動の影響を大きく受けることになります。 当社グループにおいては、為替相場の変動リスクを縮小あるいはヘッジするための対策を講じておりますが、為替相場の変動による影響を完全に排除することは不可能であり、米ドル、ユーロ等の主要通貨及び現地通貨に対して、円高が急激かつ長期に進行した場合には、当社グループの業績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ②保有有価証券の価格変動について 当社グループは、主に銀行や取引先等との関係構築・維持のための政策上の投資として株式を保有しておりますが、株式相場の大幅な下落、又は株式保有先の財政状態の悪化や倒産等により、保有する株式の価額が著しく下落し、しかも回復可能性が認められない場合は、保有する株式の減損処理により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③繰延税金資産の回収可能性の評価について 当社グループは、将来減算一時差異に対して将来の課税所得を合理的に見積った上で回収可能性を判断し、繰延税金資産を計上しておりますが、実際の課税所得が予測と異なり回収可能性に疑義が生じた場合、もしくは税率の変更等を含む各国の税制の変更があった場合には、繰延税金資産の計算の見直しが必要となります。その結果として、繰延税金資産の取崩が必要となった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④設備投資について 設備投資に関して、当社グループは、電子部門及びセラミック部門の国内外での生産体制整備のため、今後も設備投資を行う予定でおります。 設備投資について、当該設備を事業の用に供した時期に機械装置などの本勘定に振り替え、減価償却を開始しております。固定資産の取得に関して適切な会計処理が行われるように、資産計上予定表に基づき事業の用に供した時期の承認を行うなどの内部統制を構築しております。 投資にあたっては、将来の需要予測と当社グループの競争力を基に、投資効率を勘案して決定しておりますが、競合他社の開発・市場参入動向、最終製品の需要動向の変化により、当初予想した受注量を確保できない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ⑤減損会計について 当社グループは、事業用の設備、不動産など様々な有形・無形の固定資産を所有しております。こうした資産は、時価の下落や、期待どおりのキャッシュ・フローを生み出さない状況になるなど、その収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなることにより、減損処理が必要となる場合があり、減損損失が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,140字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における世界経済は、米国の関税率引上げを含む政策変更に伴う影響に加えて、欧米における政策金利動向や為替及び株式市場の大きな変動、中国における経済成長の停滞、さらには中東情勢をはじめとした地政学リスクの顕在化など、不安定な状況が継続しました。国内経済においては、全体として緩やかな回復基調にはあったものの、物価上昇の継続や世界経済の情勢変化を起因とした下押し圧力、自動車産業を中心とした米国の通商政策による影響など、楽観視できない状況が継続しました。 半導体・電子部品業界の市場は、サーバー市場においては、生成AI関連を中心とした成長領域は引続き好調に推移しました。データセンター向け汎用サーバー市場は、緩やかな成長基調で推移しましたが、パソコン市場は、全体として力強さに欠ける水準で推移しました。 自動車業界の排気系部品市場は、米国の関税政策変更に端を発する世界的な景気先行きの不透明感により、グローバルでの自動車生産台数の伸びは鈍化しました。 このような情勢のもと、当社におきましては、2023年度より始動しております5ヵ年の中期経営計画「Moving on to our New Stage 115 Plan」に基づき、強靭かつしなやかなビジネスモデルの構築を中心とした事業競争力強化や、DXを活用したモノづくり改革など、5本の活動の柱(強化していく5つの力)と製造業としての基盤活動を軸に、事業環境変化への対応と、持続可能な成長の両立に向けた取り組みを進めております。 これらの結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 ① 財政状態及び経営成績の状況 (ア)財政状態 当連結会計年度末における総資産は9,604億25百万円(前年同期比11.2%減)となりました。流動資産は4,655億41百万円(同15.3%減)、固定資産は4,948億83百万円(同7.0%減)となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、4,030億12百万円(同31.0%減)となりました。流動負債は2,216億45百万円(同32.4%減)、固定負債は1,813億67百万円(同29.3%減)となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は5,574億12百万円(同12.1%増)となりました。 (イ)経営成績 当連結会計年度の売上高は4,162億1百万円と前連結会計年度に比べ467億64百万円(12.7%)増加しました。営業利益は620億27百万円と前連結会計年度に比べ144億5百万円(30.3%)増加しました。経常利益は608億22百万円と前連結会計年度に比べ129億32百万円(27.0%)増加しました。親会社株主に帰属する当期純利益は637億13百万円と前連結会計年度に比べ300億8百万円(89.0%)増加しました。 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。 (電子事業) 電子事業の売上高は2,433億16百万円となり、前連結会計年度に比べ23.4%増加しました。同事業の営業利益は、452億48百万円となり、前連結会計年度に比べ68.5%増加しました。 (セラミック事業) セラミック事業の売上高は825億54百万円となり、前連結会計年度に比べ1.8%減少しました。同事業の営業利益は76億46百万円となり、前連結会計年度に比べ37.4%減少しました。 (その他事業) その他事業の売上高は903億30百万円となり、前連結会計年度に比べ2.5%増加しました。同事業の営業利益は89億64百万円となり、前連結会計年度に比べ3.0%増加しました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、2,929億8百万円となり、前連結会計年度末より977億47百万円減少しました。 各キャッシュ・フローの概要は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によって得られた資金は、1,064億7百万円となり、前期に比べ、124億88百万円の資金の減少となりました。これは主に税金等調整前当期純利益が増加した一方、投資有価証券売却益が増加したこと、前受金の増減額が増加から減少に転じたことにより資金が減少したことによります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動に使用された資金は、524億16百万円となり、前期に比べ、1,117億65百万円の支出の減少となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が減少したこと、投資有価証券の売却による収入が増加したことによります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によって使用された資金は、1,575億11百万円となり、前期に比べ、1,503億97百万円の支出の増加となりました。これは主に借入金の返済による支出が増加したこと、社債の発行による収入が減少したことによります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 (ア)生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 電子   219,687   25.3 セラミック   84,320   7.9 その他   12,790   △0.5 合計   316,799   18.9 (注) 金額は、販売価格によっております。 (イ)受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 電子   223,041   20.7   39,070   27.8 合計   223,041   20.7   39,070   27.8 (注) セラミック及びその他部門は主として見込生産であります。 (ウ)販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 電子   243,316   23.4 セラミック   82,554   △1.8 その他   90,330   2.5 合計   416,201   12.7 (注)1  主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりです。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) NVIDIA Corp.   75,077   20.3   122,470   29.4 Intel Corp.   76,709   20.8   75,319   18.1 Advanced Micro Devices Inc.   40,707   11.0   -   - ※当連結会計年度のAdvanced Micro Devices Inc.の販売実績は、総販売実績の10%未満であるため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、これらの記載には将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断しております。 ① 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (ア)経営成績等 a.財政状態 (資産合計) 当連結会計年度末における総資産は9,604億25百万円(前年同期比11.2%減)となりました。流動資産は4,655億41百万円(同15.3%減)、固定資産は4,948億83百万円(同7.0%減)となりました。 流動資産の減少の主な要因は、現金及び預金が977億47百万円減少したことによります。 固定資産の減少の主な要因は、建設仮勘定が902億26百万円減少したことによります。 (負債合計) 当連結会計年度末の負債合計は、4,030億12百万円(同31.0%減)となりました。流動負債は2,216億45百万円(同32.4%減)、固定負債は1,813億67百万円(同29.3%減)となりました。 流動負債の減少の主な要因は、短期借入金が500億円減少したことと、1年内償還予定の社債が250億円減少したことによります。 固定負債の減少の主な要因は、長期借入金が600億円減少したことと、社債が150億円減少したことによります。 (純資産合計) 当連結会計年度末の純資産合計は5,574億12百万円(同12.1%増)となりました。 純資産合計の増加の主な要因は、利益剰余金が567億18百万円増加したことによります。 以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末の45.35%から57.27%となりました。また、1株当たり純資産額は、前連結会計年度末の1,756円66銭から1,969円85銭となりました。 b.経営成績 (売上高及び営業利益) 売上高は、4,162億1百万円(前年同期比12.7%増)となりました。 売上原価は、2,845億32百万円(前年同期比11.1%増)となりました。売上原価率は1.0ポイント改善し、68.4%となりました。 この結果、営業利益は、620億27百万円(前年同期比30.3%増)となりました。 (営業外損益及び経常利益) 営業外損益は、前連結会計年度の2億68百万円の利益(純額)から当連結会計年度は12億5百万円の損失(純額)となり、利益(純額)が減少しました。主な変動要因は、休止固定資産償却費が21億27百万円増加したことによります。 この結果、経常利益は、608億22百万円(前年同期比27.0%増)となりました。 (特別損益) 特別損益は、前連結会計年度の35億60百万円の利益(純額)から当連結会計年度は302億70百万円の利益(純額)となり、利益(純額)が増加しました。主な変動要因は、投資有価証券売却益が249億68百万円増加したことによります。 この結果、税金等調整前当期純利益は、910億92百万円(前年同期比77.0%増)となりました。 (法人税等(法人税等調整額を含む。)) 法人税等は、前連結会計年度の174億円から当連結会計年度は269億29百万円となり、増加しました。 この結果、当期純利益は、641億62百万円(前年同期比88.4%増)となりました。 (非支配株主に帰属する当期純利益) 非支配株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度の3億46百万円から当連結会計年度は4億49百万円となり、増加しました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は、637億13百万円(前年同期比89.0%増)となりました。 1株当たり当期純利益は、228円16銭となりました。 ROE(自己資本当期純利益率)は、12.25%となりました。 (イ)経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、第2「事業の状況」 3「事業等のリスク」に記載のとおりであります。 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、特に定めておりませんが、連結中期経営計画「Moving on to our New Stage 115 Plan」の3年目にあたる2026年3月期の期初に掲げました売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の計画に対する達成状況は、以下のとおりであります。 2026年3月期 (計画)   2026年3月期 (実績)   増減(計画比) 売上高   410,000百万円   416,201   百万円   6,021百万円増(1.5%増) 営業利益   48,000百万円   62,027   百万円   14,027百万円増(29.2%増) 経常利益   44,000百万円   60,822   百万円   16,822百万円増(38.2%増) 親会社株主に帰属する当期純利益   28,000百万円   63,713   百万円   35,713百万円増(127.5%増) セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討事項は、次のとおりであります。 (電子事業) 電子事業におきましては、生成AI用サーバー向けの受注は総じて堅調に推移しました。また、パソコン向けは想定を下回ったものの、汎用サーバー向け高機能ICパッケージ基板の需要が緩やかな回復基調で推移したことに加えて、フィリピン工場の製造原価低減活動の効果もあり、売上高・営業利益ともに前連結会計年度に比べ増加しました。 以上の結果、電子事業の売上高は2,433億16百万円となり、前連結会計年度に比べ23.4%増加しました。同事業の営業利益は452億48百万円となり、前連結会計年度に比べ68.5%増加しました。 (セラミック事業) 自動車排気系部品であるディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)は、受注減少に合わせた生産体制を構築したものの、生産数量の減少に伴う製造原価の悪化により、売上高・営業利益ともに前連結会計年度に比べ減少しました。 触媒担体保持・シール材(AFP)は、需要の減速に伴う販売数量の減少を受け、売上高・営業利益ともに前連結会計年度に比べ減少しました。 特殊炭素製品(FGM)は、EV市場の減速による影響を受けたパワー半導体向け需要の低迷に加え、市況変化による一部顧客の在庫調整が継続したことなどにより、売上高・営業利益ともに前連結会計年度に比べ減少しました。 EVバッテリー用安全部材(NEV)は、今年度より、技術開発本部からセラミック事業本部へ事業移管しております。量産開始により売上高は前連結会計年度に比べ増加したものの、想定以上のEV市場の減速による固定費負担増加を主要因に、前連結会計年度に引続き、営業損失を計上する結果となりました。 以上の結果、セラミック事業の売上高は825億54百万円となり、前連結会計年度に比べ1.8%減少しました。同事業の営業利益は76億46百万円となり、前連結会計年度に比べ37.4%減少しました。 (その他事業) 建材部門におきましては、建築基準法改正の影響を受け、住宅着工が遅れ販売棟数が減少したことにより、売上高は前連結会計年度に比べ減少しました。 建設部門におきましては、発電設備・排水処理設備の建設工事の受注が堅調に推移したことに加え、大型工事が順調に進捗したことにより、売上高は前連結会計年度に比べ増加しました。 その他部門におきましては、法面事業及び造園事業において大型物件の施工が順調に推移したことや、ヘルスケア事業において、年度末にかけて大型受注を獲得したことなどにより、売上高・営業利益ともに前連結会計年度に比べ増加しました。 以上の結果、その他事業の売上高は903億30百万円となり、前連結会計年度に比べ2.5%増加しました。同事業の営業利益は、89億64百万円となり、前連結会計年度に比べ3.0%増加しました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、設備投資に必要な資金及びその他の所要資金には手元資金を充当することを基本的な方針とし、グループ内ファイナンスの活用による効率的な資金運用を行っております。また、資金運用の柔軟性を保つため、必要な都度、借入等による資金調達を行うこととしております。 当連結会計年度の当社グループのキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローを合計したフリーキャッシュ・フローは、プラス539億91百万円となりました。また、財務活動によって使用された資金は、借入金の返済等により1,575億11百万円となりました。 以上の結果、現金及び現金同等物の期末残高(資金)は2,929億8百万円となりました。 この資金の運用については、当社グループは、資金の流動性を考慮して、短期的な預金などとして運用する方針です。さらに、当社グループでは、旺盛な顧客需要に対応するために、ICパッケージ基板の生産能力増強を図る目的で設備投資を継続しており、これらの資金需要に対して資金を充当してまいります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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