概要
神戸製鋼所は、鉄鋼・アルミ、素形材、溶接、機械、エンジニアリング、建設機械、電力の7セグメントで事業を展開する総合素材メーカーである。1905年の創業以来、自動車や建設、エネルギー産業向けに高機能鋼材やアルミ製品を供給し、2025年3月期の連結売上高は2兆5550億円、従業員数は3万8614人に達する。1949年5月に東京・名古屋証券取引所に上場した。
鉄鋼アルミが売上高の約4割を占める素材系事業
素材系事業は鉄鋼アルミ、素形材、溶接の3セグメントから成る。2025年3月期、鉄鋼アルミの売上高は9969億円で連結全体の39%を占める。鉄鋼では線材条鋼、薄板、厚板、アルミ板を生産。特に自動車用高張力鋼板とアルミパネルが強みで、軽量化ニーズに対応する。素形材は鋳鍛鋼品やチタン合金、銅圧延品などを手掛け、売上高3328億円。溶接は被覆アーク溶接棒やロボット用ワイヤを供給し、964億円の売上高である。
機械系事業の三つの柱と売上高構成
機械系事業は機械、エンジニアリング、建設機械の3セグメントで構成される。機械事業は圧縮機、冷凍機、真空成膜装置、タイヤ・ゴム機械などを含み、売上高2827億円。エンジニアリングは製鉄プラントや水処理プラントの設計・建設を手掛け、売上高1938億円。建設機械は油圧ショベルやクローラクレーンを主力とし、売上高3895億円。建設機械は子会社コベルコ建機が製造・販売を一元化している。機械系全体では連結売上高の約36%を占める。
自社発電所を運営する電力事業
電力事業は子会社を通じて電力供給と熱供給を行う。神戸発電所(1~4号機)と真岡発電所(1~2号機)を保有し、2025年3月期の売上高は2032億円。発電燃料は石炭が主体で、売電価格は石炭輸入統計価格に連動する。2023年2月には神戸発電所4号機が営業運転を開始し、電力供給能力を拡大した。経常利益は347億円で、連結利益の約27%を占める重要な収益源である。
38カ国地域に広がるグローバルネットワーク
神戸製鋼所は子会社188社、関連会社44社を擁し、世界38の国と地域に生産拠点を展開する。海外統括会社として、米国(Kobe Steel USA Inc.)、中国(神鋼投資有限公司)、東南アジア(Kobelco South East Asia Ltd.)、欧州(Kobelco Europe GmbH)を設置。1960年にニューヨーク事務所を開設して以来、現地化を進め、自動車メーカー向けに現地生産を強化している。2025年3月期の連結売上高のうち海外売上高比率は約4割に達する。
業界の中での役割は鉄鋼・非鉄金属・機械・プラントの総合サプライヤーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 鉄鋼アルミ | 1.1兆円 | 47.1% | 237億円 | 2.2% |
| 建設機械 | 3,879億円 | 17.0% | 188億円 | 4.8% |
| 素形材 | 3,044億円 | 13.3% | 107億円 | 3.5% |
| 機械 | 2,516億円 | 11.0% | 326億円 | 13.0% |
| エンジニアリング | 1,724億円 | 7.5% | 161億円 | 9.3% |
| 溶接 | 932億円 | 4.1% | 52億円 | 5.6% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01鉄鋼アルミ主力
線材条鋼、薄板、厚板、アルミ板等を供給。自動車、建築、産業機械など幅広い需要家向けに鉄鋼製品とアルミ圧延品を一貫生産。
- 線材条鋼(線材、棒鋼)
- 線材は自動車や建築向け、棒鋼は機械部品等に使用される鉄鋼製品。
- 薄板(熱延、冷延、表面処理)
- 自動車外板や家電、建材向けの薄鋼板。表面処理鋼板は耐食性を付与。
- 厚板
- 船舶、橋梁、建築、産業機械向けの厚鋼板。
- アルミ板
- 自動車や航空機、建築用のアルミニウム圧延品。
02素形材準主力
鋳鍛鋼品、アルミ・マグネシウム合金鋳造品、チタン合金、銅圧延品、鉄粉等を供給。航空機、自動車、産業機械向けの高機能素材。
- 鋳鍛鋼品
- 大型の鋳鋼・鍛鋼品で、発電プラントや造船、産業機械に使用。
- アルミニウム合金及びマグネシウム合金鋳造品
- 軽量で強度の高い鋳造部品。自動車や航空機向け。
- チタン及びチタン合金
- 耐食性・比強度に優れ、航空機、化学プラント、医療向け。
- 銅圧延品
- 銅板・銅条。電子機器、建築、自動車向け。
- 鉄粉
- 粉末冶金用や溶接材料用の鉄粉。
03溶接準主力
溶接材料(被覆アーク溶接棒、自動・半自動溶接用ワイヤ、フラックス)及び溶接ロボット、溶接機、システムを供給。建設、造船、自動車向け。
- 溶接材料(各種被覆アーク溶接棒、自動・半自動溶接用ワイヤ、フラックス)
- 鋼構造物の溶接に用いる消耗品。ロボット溶接用ワイヤが主力。
- 溶接ロボット、溶接機、各種溶接ロボットシステム
- 自動化溶接システム。自動車や建機の生産ライン向け。
04機械準主力
エネルギー・化学関連機器、原子力機器、タイヤ・ゴム機械、樹脂機械、圧縮機、冷凍機、ヒートポンプ、真空成膜装置、金属加工機械等を供給。産業機械メーカー向け。
- エネルギー・化学関連機器
- 石油精製、化学プラント向けの熱交換器、反応器等。
- タイヤ・ゴム機械
- タイヤ成型機、加硫機等。タイヤメーカー向け。
- 圧縮機、冷凍機、ヒートポンプ
- 産業用ガス圧縮機、冷凍・空調用機器。
- 真空成膜装置
- 半導体やフラットパネルディスプレイ向けの成膜装置。
- ターゲット材等の特殊合金
- スパッタリング用ターゲット材など新材料。
05エンジニアリング準主力
製鉄プラント(還元鉄、ペレタイジング)、石油化学プラント、原子力関連、水処理、廃棄物処理、新交通システム、医薬・ファインケミカル機械等のプラント建設・エンジニアリングを手掛ける。
- 各種プラント(製鉄圧延、非鉄等)
- 鉄鋼一貫プラントや非鉄金属精錬プラントの設計・建設。
- 水処理、廃棄物処理プラント
- 上下水道、産業廃水処理、ごみ焼却・リサイクルプラント。
06建設機械準主力
油圧ショベル、ミニショベル、クローラクレーン、ホイールクレーン、環境リサイクル機械等の建設機械を製造・販売。国内外の建設現場向け。
- 油圧ショベル、ミニショベル
- 土木・建築工事用の掘削・積込機械。ミニショベルは小型汎用機。
- クローラクレーン、ホイールクレーン
- 重量物の吊り上げ・運搬用クレーン。
- 環境リサイクル機械
- 解体・破砕・選別機械。建設廃材リサイクル向け。
07電力その他
子会社を通じて電力供給、熱供給事業を展開。自社設備による発電・販売。
製品と技術
自動車軽量化を支える高張力鋼板とアルミパネル
薄板製品群は熱延鋼板、冷延鋼板、表面処理鋼板から成り、自動車の外板や骨格部品に使用される。特に高張力鋼板は強度と成形性を両立し、車体軽量化に貢献する。アルミ板は自動車パネルや航空機向けに供給され、神鋼汽車鋁材(天津)など現地生産拠点を持つ。2025年3月期の鉄鋼アルミセグメント売上高は9969億円。
大型鋳鍛鋼品とチタン合金の高機能素材
素形材セグメントでは、鋳鍛鋼品、アルミ合金鋳造品、チタン合金、銅圧延品、鉄粉などを提供する。鋳鍛鋼品は発電プラントのタービンや造船のプロペラ軸など大型部品に用いられる。チタン合金は耐食性と比強度に優れ、航空機エンジン部品や化学プラント向け。2025年3月期の素形材売上高は3328億円。
溶接材料とロボットシステムの自動化ソリューション
溶接事業は被覆アーク溶接棒、自動・半自動溶接用ワイヤ、フラックス等の溶接材料と、溶接ロボット・システムを供給する。自動車や造船、建設現場での溶接工程の自動化を支援。特にロボット溶接用ワイヤが主力で、2025年3月期の売上高は964億円。関連会社を含め、国内外に供給網を持つ。
多様な産業機械とプラントエンジニアリングの融合
機械事業では、スクリュ・ターボ・レシプロの全タイプの圧縮機を揃え、顧客の用途に最適な製品を提供する。また、タイヤ・ゴム機械、真空成膜装置(半導体向け)、ターゲット材などの特殊合金も手掛ける。エンジニアリング事業では製鉄プラント、水処理・廃棄物処理プラントを建設。2025年3月期の機械売上高2827億円、エンジニアリング売上高1938億円。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
鉄鋼のなかでの位置
電炉・高炉持つ鉄鋼大手、自動車向け高級鋼に強み
当社は高炉を持つ一貫製鉄所と電炉を有し、自動車用鋼板や特殊鋼など高付加価値製品を強みとする鉄鋼大手です。鉄鋼業界では日本製鉄やJFEホールディングスが高炉メーカーとして売上規模で上回りますが、当社は機械・自動車向けの鍛造品や溶接棒など独自の製品群を持ち、差別化を図っています。近年の売上高は2.5兆円前後で横ばいですが、営業利益率は5%台と低水準で、市況の影響を受けやすい構造です。中山製鋼所や合同製鐵は電炉専門で規模が小さく、当社は総合力で優位に立っています。
強み
- 自動車向け高張力鋼板や特殊鋼など、技術力を活かした製品で収益を確保。
- 高炉と電炉を併設し、多様な需要に柔軟に対応できる生産体制を持っている。
- 鍛造品や溶接材料など、独自の技術を持つニッチ分野で存在感を発揮。
- 自動車、建設、機械など広い分野に販売し、特定業種への依存を低減。
課題
- 営業利益率が5%前後と低く、市況変動で赤字転落のリスクがある。
- 国内の鉄鋼需要は減少傾向で、海外シフトが進む中での対応が課題。
- 鉄鉱石や石炭などの原料価格高騰が収益を圧迫する可能性がある。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
金属・ガラスの時価総額近傍。太字が神戸製鋼所
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5713住友金属鉱山 | 2.9兆円 | 15.4倍 |
| 2 | 5706三井金属 | 1.5兆円 | 16.5倍 |
| 3 | 5333NGK | 1.5兆円 | 25.0倍 |
| 4 | 5201AGC | 1.2兆円 | 13.2倍 |
| 5 | 5411JFEホールディングス | 1.2兆円 | 17.6倍 |
| 6 | 5406神戸製鋼所 | 8,052億円 | 8.5倍 |
| 7 | 5444大和工業 | 7,694億円 | 12.1倍 |
| 8 | 5711三菱マテリアル | 7,028億円 | 17.2倍 |
| 9 | 5901東洋製罐グループホールディングス | 6,967億円 | 12.6倍 |
| 10 | 5714DOWAホールディングス | 5,820億円 | 8.9倍 |
| 11 | 5631日本製鋼所 | 5,255億円 | 27.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(金属・ガラス)に従っています。
会社の歴史
沿革 29件
鋳鍛鋼メーカーとして創業し高炉一貫体制へ (1905-1959)
神戸製鋼所は1905年に鋳鍛鋼メーカーとして創業した。1939年に長府工場、1942年に大久保工場(現コベルコ建機)を新設し、生産能力を拡大。1949年5月に東京・大阪・名古屋証券取引所に上場。1959年1月、灘浜工場に1号高炉を火入れし、銑鋼一貫メーカーへと飛躍した。この高炉稼働が、その後の鉄鋼事業拡大の起点となった。
加古川製鉄所新設で総合鉄鋼メーカーに (1960-1970)
1960年代、神戸製鋼所は拠点拡大を加速した。1960年ニューヨーク事務所開設、1961年藤沢工場・茨木工場を新設。1965年には尼崎製鉄と合併し、規模を拡大。1970年、加古川製鉄所を新設し、線材・棒鋼に加えて鋼板類の生産を開始、総合鉄鋼メーカーとなった。同時期に西条工場(1970年)、福知山工場(1975年)も新設し、生産体制を強化した。
建設機械事業への参入と技術開発の拠点整備 (1980年代)
1983年、油谷重工(現コベルコ建機)に資本参加し、建設機械事業に本格参入。1986年には神鋼コベルコ建機を設立し、油圧ショベルなどの生産を開始した。1987年、神戸総合技術研究所の第1期工事が完了し、電子技術研究所や機械研究所が移転。1992年には第2期工事で材料研究所を拡充し、ハイテク実験設備を新設した。研究開発体制の強化が事業多角化を支えた。
建設機械事業の再編と電力事業への進出 (1999-2004)
1999年10月、建設機械カンパニーと油谷重工、神鋼コベルコ建機を統合し、建設機械の製造・販売をコベルコ建機に一元化した。これにより建設機械事業の効率化を図った。一方、2002年4月に神戸発電所1号機、2004年4月に2号機の営業運転を開始し、電力事業に参入。自社発電による安定収益の確保を目指した。
品質問題を契機とした企業風土の改革 (2017年)
2017年、神戸製鋼所は品質データの改ざん問題を公表し、閉鎖的な企業風土が原因とされた。これを機に、2020年にグループ企業理念をボトムアップで策定。「KOBELCOが実現したい未来」や「KOBELCOの3つの約束」などを掲げ、品質とコンプライアンスの再構築を進めた。同年には海外統括会社をバンコクとミュンヘンに設立し、グローバル体制を強化した。
発電所増設と中期経営計画の推進 (2022-2023)
2022年2月に神戸発電所3号機、2023年2月に4号機が営業運転を開始し、電力供給能力を倍増させた。2023年には中期経営計画(2024~2026年度)を策定し、「稼ぐ力の強化」と「成長追求」を掲げた。2025年3月期の連結売上高は2兆5550億円、営業利益1587億円を計上し、利益拡大を実現した。しかし、2026年3月期は減収減益を見込む。
年表29件を開く
1930年代
- 1939年10月長府工場(現在の長府製造所)を新設
1940年代
- 1942年4月大久保工場(現在のコベルコ建機(株))を新設
- 1949年5月上場当社株式を東京・大阪・名古屋の各証券取引所に上場(現在は、東京・名古屋の各証券取引所に上場)
1950年代
- 1953年11月高砂工場(現在の高砂製作所)を新設
- 1954年6月創業ファウドラー社との共同出資により神鋼フアウドラー(株)(現在の(株)神鋼環境ソリューション)を設立
- 1959年1月灘浜工場(現在の神戸線条工場)を新設(灘浜1号高炉の火入れにより銑鋼一貫メーカーとなる)
1960年代
- 1960年9月M&Aニューヨーク事務所を開設(1981年4月に現地法人化、1989年7月 Kobe Steel USA Inc.に統合)
- 1961年3月藤沢工場(現在の藤沢事業所)を新設
- 1961年10月茨木工場を新設
- 1965年4月M&A尼崎製鉄(株)と合併
- 1969年8月真岡工場(現在の真岡製造所)を新設
1970年代
- 1970年3月加古川製鉄所を新設(線材・棒鋼に加え鋼板類も生産する総合鉄鋼メーカーとなる)
- 1970年7月西条工場を新設
- 1975年9月福知山工場を新設
- 1979年6月創業(株)神戸環境分析センターを設立(現在の(株)コベルコ科研)
1980年代
- 1983年7月油谷重工(株)(現在のコベルコ建機(株))に資本・経営参加
- 1986年4月創業神鋼コベルコ建機(株)(1999年10月にコベルコ建機(株)へ統合)を設立
- 1987年10月神戸総合技術研究所(神戸市西区の西神インダストリアルパーク内)第Ⅰ期工事(電子技術研究所、機械研究所等の移転)を完了
- 1988年4月創業ニューヨークに米国総合統括会社(Kobe Steel USA Inc.)を設立(2017年9月デトロイトへ集約)
1990年代
- 1992年3月神戸総合技術研究所第Ⅱ期工事(材料研究所の移転・拡充等によるハイテク実験設備新設)完了
- 1993年3月高砂製作所内に産業機械工場を新設
- 1993年9月大安工場(現在の大安製造所)を新設
- 1999年10月M&A建設機械カンパニーと油谷重工(株)及び神鋼コベルコ建機(株)を統合し、建設機械の製造・販売事業をコベルコ建機(株)に一元化
2000年代
- 2002年4月神戸発電所1号機の営業運転を開始
- 2004年4月神戸発電所2号機の営業運転を開始
2010年代
- 2011年1月創業上海に中国統括会社(神鋼投資有限公司)を設立
- 2017年6月創業バンコクに東南アジア及び南アジア地域統括会社(Kobelco South East Asia Ltd.)を設立 ミュンヘンに欧州及び中東地域統括会社(Kobelco Europe GmbH)を設立 真岡発電所1号機の営業運転を開始 真岡発電所2号機の営業運転を開始
2020年代
- 2022年2月神戸発電所3号機の営業運転を開始
- 2023年2月神戸発電所4号機の営業運転を開始
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- ROIC6%以上(安定的に)
- ROIC(将来像)8%以上
- CO₂削減率(生産プロセス)2030年まで30~40%(2013年度比)
- 純資産比率2026年度末まで40%台前半
- D/Eレシオ2026年度末まで0.7倍台半ば
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
稼ぐ力の強化と成長追求
事業の土台を強固にし、経営資源を成長機会に重点投入することで、安定的にROIC6%以上、将来はROIC8%以上を確保し持続的成長を目指す。事業基盤の再整備や新需要の捕捉、事業の幅の拡大に取り組む。
- 02
カーボンニュートラルへの挑戦
多様な技術でCO₂排出削減と新事業機会の創出を推進。生産プロセスでは2030年までに2013年度比30~40%削減、2050年CN実現を目指す。高炉へのHBI多配合やアンモニア混焼など具体策を進める。
- 03
KOBELCO-Xによる変革の推進
AXからGXまでの変革・かけ算活動を通じ、サステナビリティ経営を強化。DX技術と既存技術の融合によりコト売りやソリューションビジネスなど新事業領域の拡大を図る。
- 04
財務体質の強化と健全性維持
業績変動リスクや大型投資に耐えうる財務基盤を強化。2026年度末に純資産比率40%台前半、D/Eレシオ0.7倍台半ばを目指し、事業成長を支える財務体質へ変革する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で38,614人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は832万円で、9期前と比べて+46.0%。平均年齢は40.1歳、平均勤続年数は15.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 36,951 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 37,436 | — |
| 2019年3月 | 570 | 39.0 | 15.9 | 39,341 | — |
| 2020年3月 | 570 | 38.9 | 15.6 | 40,831 | — |
| 2021年3月 | 521 | 38.9 | 15.2 | 40,517 | — |
| 2022年3月 | 547 | 38.9 | 15.2 | 38,106 | — |
| 2023年3月 | 606 | 39.5 | 15.3 | 38,488 | — |
| 2024年3月 | 726 | 39.7 | 15.4 | 38,050 | — |
| 2025年3月 | 812 | 39.9 | 15.4 | 39,294 | 404 |
| 2026年3月 | 832 | 40.1 | 15.5 | 38,614 | 336 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社46社(国内 22 / 海外 24、うち連結子会社 36) を有報から抽出しています。
- 国内神鋼鋼線工業(株) (注2、3、17)兵庫県 尼崎市 · 連結子会社議決権43.6%
- 国内関西熱化学(株) (注10)兵庫県 尼崎市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内神鋼ボルト(株)千葉県 市川市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外神鋼特殊鋼線(平湖)有限公司中国 浙江省 · 連結子会社議決権52.0%
- 海外Kobelco Precision Technology Sdn. Bhd.マレーシア ペナン州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Kobelco Millcon Steel Co., Ltd.タイ ラヨーン県 · 連結子会社議決権75.0%
- 海外神鋼汽車鋁部件(蘇州)有限公司中国 江蘇省 · 連結子会社議決権85.0%
- 国内Kobelco Aluminum Automotive Products, LLC (注6、12)アメリカ ケンタッキー州 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内Kobelco Aluminum Products & Extrusions Inc. (注6、13)アメリカ ケンタッキー州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Kobelco Electronics Material (Thailand) Co., Ltd.タイ アユタヤ県 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外青島神鋼溶接材料 有限公司中国 山東省 · 連結子会社議決権90.0%
- 海外Kobelco Welding of Korea Co., Ltd.韓国 昌原市 · 連結子会社議決権87.7%
残りのグループ会社34社を開く
- コベルコ・コンプレッサ(株)東京都 品川区51%
- 神鋼造機(株)岐阜県 大垣市100%
- 神鋼無錫圧縮機股份 有限公司(注6)中国 江蘇省70%
- 神鋼圧縮機製造(上海)有限公司(注6)中国 上海市100%
- Kobelco Industrial Machinery India Pvt. Ltd. (注6)インド タミルナードゥ州100%
- Quintus Technologies AB (注6)スウェーデン ヴェステロース100%
- Kobelco Machinery Korea Co., Ltd. (注14)韓国 釜山広域市96%
- Kobelco Compressors America, Inc. (注6)アメリカ カリフォルニア州100%
- 神鋼環境メンテナンス(株) (注6)神戸市 中央区100%
- Midrex Technologies, Inc. (注6)アメリカ デラウェア州100%
- コベルコ建機(株)東京都 品川区100%
- コベルコ建機日本(株) (注6)東京都 江東区100%
- コベルコ建機トータルサポート(株) (注6)兵庫県 神戸市100%
- 神鋼建機(中国)有限公司(注1、6)中国 四川省100%
- 成都神鋼建機融資租賃有限公司(注6)中国 四川省89%
- Kobelco Construction Machinery Southeast Asia Co., Ltd. (注6)タイ ラヨーン県100%
- Kobelco Construction Equipment India Pvt. Ltd. (注6)インド ニューデリー100%
- Kobelco Construction Machinery Europe B.V. (注6)オランダ フレヴォラント州100%
- Kobelco International (S) Co., Pte. Ltd. (注6)シンガポール100%
- Pt. Daya Kobelco Construction Machinery Indonesia (注6)インドネシア 西ジャワ州100%
- Kobelco Construction Machinery Australia Pty. Ltd. (注6)オーストラリア ニューサウズウェールズ州100%
- Kobelco Construction Machinery U.S.A. Inc. (注6)アメリカ テキサス州100%
- 神鋼投資有限公司(注1)中国 上海市100%
- Kobe Steel USA Holdings Inc. (注16)アメリカ デラウェア州100%
- 日鉄神鋼建材(株)東京都 千代田区35%
- 宝鋼神鋼汽車鋁板(上海)有限公司(注6)中国 上海市50%
- 神鋼汽車鋁材(天津)有限公司(注7)中国 天津市100%
- 鞍鋼神鋼冷延高張力自動車鋼板有限公司(注6)中国 遼寧省49%
- Ulsan Aluminum, Ltd. (注15)韓国 蔚山市50%
- PRO-TEC Coating Company, LLC (注6)アメリカ オハイオ州50%
- 日本エアロフォージ(株)岡山県 倉敷市41%
- 神鋼商事(株) (注2、5、6、7)大阪市 中央区14%
- 新生コベルコリース(株)神戸市 中央区20%
- TC神鋼不動産(株)神戸市 中央区25%
- JP株式会社コベルコパワー神戸第二
- JP株式会社コベルコパワー真岡
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達193.8億円ハルバ嶺における遺棄化学兵器廃棄処理事業の化学兵器廃棄設備に係る業務内閣府 · 2016-11-15
- 調達137.3億円ハルバ嶺における遺棄化学兵器廃棄処理事業の危険廃棄物処理設備に係る業務内閣府 · 2017-02-14
- 調達6.6億円平成27年度松花江(佳木斯地区)試掘事業のうち潜水工法による調査試験業務内閣府 · 2015-06-05
- 調達6億円グリーンイノベーション基金事業/製鉄プロセスにおける水素活用高炉を用いた水素還元技術の開発外部水素や高炉排ガスに含まれるCO2を活用した低炭素化技術等の開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-03-08
- 調達5.9億円令和5年度 遼源保管庫敷地内貯液槽上部覆土撤去及び追加詳細調査等業務内閣府 · 2023-06-23
- 調達3.4億円航空機用先進システム実用化プロジェクト次世代電動推進システム研究開発高効率かつ高出力電動推進システム国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2019-08-22
- 調達1.3億円カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発CO2排出削減・有効利用実用化技術開発コンクリート、セメント、炭酸塩、炭素、炭化物などへのCO2利用技術開発/製鋼スラグ中Caの溶媒抽出を用いたCO2固定化プロセスの技術開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-12-02
- 調達1.1億円環境調和型製鉄プロセス技術の開発水素還元活用製鉄プロセス技術開発(フェーズIIーSTEP1)国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-06-06
- 調達1.1億円平成30年度遼源保管庫貯液槽上部覆土のサンプリング及び除去業務内閣府 · 2018-08-13
- 調達2,310万円「ゼロカーボン・スチール」の実現に向けた技術開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-08-07
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は2.4兆円、営業利益は1,299億円。前期と比べると減収減益で、売上が-4.6%、利益が-18.1%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 2.7兆円 | 2.4兆円 |
| 営業利益 | 1,500億円 | 1,299億円 |
| 純利益 | 1,000億円 | 937億円 |
| 1株あたり配当 | ¥80 | ¥80 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は5,783億円、営業利益は204億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−3.4%、営業利益は−40.0%。
| 対象期間 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 0.69 | — | — | 251 |
| 2024年1Q | 0.60 | 340 | 5.7 | 255 |
| 2024年2Q | 0.66 | 581 | 8.9 | 548 |
| 2024年3Q | 0.62 | 461 | 7.4 | 294 |
| 2024年4Q | 0.67 | — | — | −1 |
| 2025年2Q | 1.25 | 777 | 6.2 | 566 |
| 2025年4Q | 1.31 | 810 | 6.2 | 636 |
| 2026年2Q | 1.18 | 626 | 5.3 | 628 |
| 2026年4Q | 1.26 | 673 | 5.4 | 309 |
| 2027年1Q | 0.58 | 204 | 3.5 | 122 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は1.7兆円から2.4兆円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は5.3%。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1.69 | — | −181 | — | −270 |
| 2014年3月 | 1.82 | — | 850 | — | 702 |
| 2015年3月 | 1.89 | — | 1,017 | — | 865 |
| 2016年3月 | 1.82 | — | 289 | — | −216 |
| バンコクに東南アジア及び南アジア地域統括会社(Kobelco South East Asia Ltd.)を設立 ミュンヘンに欧州及び中東地域統括会社(Kobelco Europe GmbH)を設立 真岡発電所1号機の営業運転を開始 真岡発電所2号機の営業運転を開始 | |||||
| 2017年3月 | 1.70 | — | −191 | — | −230 |
| 2018年3月 | 1.88 | — | 711 | — | 632 |
| 2019年3月 | 1.97 | — | 346 | — | 359 |
| 2020年3月 | 1.87 | — | −81 | — | −680 |
| 2021年3月 | 1.71 | — | 162 | — | 232 |
| 2022年3月 | 2.08 | — | 932 | — | 601 |
| 2023年3月 | 2.47 | — | 1,068 | — | 726 |
| 2024年3月 | 2.54 | — | 1,609 | — | 1,096 |
| 2025年3月 | 2.56 | 1,587 | 1,572 | 6.2 | 1,202 |
| 2026年3月 | 2.44 | 1,299 | 1,213 | 5.3 | 937 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高2.4兆円のうち、営業利益として残るのは1,299億円で5.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は937億円、売上の3.8%にあたる。営業利益率は業種中央値5.0%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.5%2.0兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.2%2,733億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.3%1,299億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが2,017億円、投資CFが−737億円で、差し引きのフリーCFは1,280億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は1,890億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 454 | −1,235 | 1,276 | −781 | 1,620 |
| 2014年3月 | 1,943 | −621 | −1,385 | 1,322 | 1,709 |
| 2015年3月 | 1,531 | −737 | −1,560 | 794 | 1,017 |
| 2016年3月 | 979 | −1,046 | 939 | −67 | 1,843 |
| 2017年3月 | 1,417 | −1,378 | 165 | 39 | 2,004 |
| 2018年3月 | 1,908 | −1,616 | −666 | 292 | 1,653 |
| 2019年3月 | 671 | −286 | −96 | 385 | 1,972 |
| 2020年3月 | 270 | −2,190 | 1,406 | −1,920 | 1,457 |
| 2021年3月 | 1,948 | −1,419 | 1,184 | 529 | 3,173 |
| 2022年3月 | 1,688 | −1,615 | −691 | 73 | 2,605 |
| 2023年3月 | 1,197 | −973 | −856 | 224 | 2,034 |
| 2024年3月 | 2,053 | −537 | −812 | 1,516 | 2,787 |
| 2025年3月 | 1,483 | −1,139 | −962 | 344 | 2,199 |
| 2026年3月 | 2,017 | −737 | −1,624 | 1,280 | 1,890 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は2.9兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1.3兆円で、自己資本比率は44.0%(業種中央値60.7%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本兆円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2.23 | 0.57 | 1.66 | 23.0 |
| 2014年3月 | 2.29 | 0.73 | 1.55 | 29.2 |
| 2015年3月 | 2.30 | 0.85 | 1.45 | 33.8 |
| 2016年3月 | 2.26 | 0.75 | 1.52 | 30.6 |
| 2017年3月 | 2.31 | 0.73 | 1.58 | 29.2 |
| 2018年3月 | 2.35 | 0.79 | 1.56 | 31.6 |
| 2019年3月 | 2.38 | 0.80 | 1.58 | 31.0 |
| 2020年3月 | 2.41 | 0.72 | 1.69 | 27.2 |
| 2021年3月 | 2.58 | 0.77 | 1.81 | 27.5 |
| 2022年3月 | 2.73 | 0.87 | 1.86 | 29.9 |
| 2023年3月 | 2.87 | 0.98 | 1.90 | 31.8 |
| 2024年3月 | 2.92 | 1.13 | 1.79 | 36.2 |
| 2025年3月 | 2.89 | 1.24 | 1.65 | 40.2 |
| 2026年3月 | 2.87 | 1.33 | 1.53 | 44.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
鉄鋼 38社との比較
同じ鉄鋼の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで38社中6位あたり、逆に低いのは自己資本比率で38社中34位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,031.5で、1年前と比べて+14.7%。過去52週の値幅のなかでは49%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.5倍 |
| PER (会社予想) | 8.1倍 |
| PBR | 0.64倍 |
| 配当利回り | 3.94% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月末から8月にかけて2000円前後で推移。8月21日は2024.5円と、25日線(2011.6円)を約0.6%上回り、75日線(1956.48円)の上に位置。52週高値2379.5円からは約15%下、52週安値1698円からは約19%上。RSIは43.43と中立。出来高は8月5日に767万株と急増したが、その後は減少傾向で、方向感の乏しい展開。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)。
PER 8.51倍は業界平均の114.57倍を大幅に下回り、PBRも0.64倍と解散価値以下です。ROEは7.74%と低めですが、配当利回り3.95%は平均3.22%を上回り、配当性向53.5%で安定しています。鉄鋼業界の景気変動リスクを考慮しても、財務基盤と収益性を踏まえ、株価は割安圏内と判断します。ただし、ROEの水準が低く、資本効率の改善余地がある点は留意します。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.5倍 | 114.6倍 |
| PER (予想) | 8.1倍 | — |
| PBR | 0.64倍 | 0.75倍 |
| ROE | 7.7% | 5.2% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、自動車向け需要の堅調さと水素関連事業の成長可能性。強気派は、高機能鋼材の需要増と収益性の高いアルミ事業が利益を牽引するとみる。弱気派は、鉄鋼市況の変動や原料高、中国経済の減速で業績が悪化するリスクを指摘。財務は2025年3月期に増益で、ROEも7%超と安定。PBRは0.6倍と割安感があるが、市況依存が課題。
- 自動車向け高機能鋼材の需要
車体軽量化ニーズで高張力鋼板の需要が拡大。
- アルミ事業の収益貢献
アルミパネルは軽量で、EV向けなどで需要増が期待。
- 水素関連への投資
水素インフラ事業で新たな成長機会を開拓中。
- PBR0.64倍の資産価値比割安不定影響強
PBR0.64倍で純資産の36%割安。需給改善でPBR1倍なら株価5割超の上昇余地
- 予想PER8.1倍が示す増益期待決算発表後影響中
フォワードPER8.1倍は純利益約998億円を暗示。実績937億円からの回復が期待
- ROE7.74%と資本効率は良好継続影響中
ROE7.74%は鉄鋼業界で中位上位。PBR0.64倍と組み合わせて見直し余地
- 高配当利回り3.92%で下値堅い継続影響弱
配当利回り3.92%は高水準。株主還元が株価を支える
- 鉄鋼市況の変動
中国の景気減速で鋼材需要が減退し、価格下落の恐れ。
- 原料高
鉄鉱石や石炭の価格上昇がコスト増に。
- 設備投資の負担
成長投資が先行し、短期的にキャッシュフローを圧迫。
- 営業利益が前期比18.1%減通年影響強
営業利益は1,299億円と前期の1,587億円から288億円減
- 売上高が前期比4.6%減通年影響中
売上高は2兆4,366億円と前期から1,184億円減
- 純利益が937億円に減少通年影響中
純利益は前期比22.0%減の937億円。減益トレンドが続く
- 営業利益率が5.33%に低下通年影響弱
営業利益率は6.21%から5.33%へ0.88pt低下。収益力の低下を示す
- 自動車向け販売量
- 主力需要の動向で業績が左右される。
- アルミ・銅事業の営業利益
- 収益性の高い部門の利益変動を確認。
- 水素関連受注額
- 成長投資の成果を測る指標。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり80円で、前期から−20.0%。いまの株価に対する利回りは3.94%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 30 | — | 25.0 |
| 2019年3月 | 20 | −33.3 | 50.6 |
| 2021年3月 | 10 | −50.0 | 46.1 |
| 2022年3月 | 40 | 300.0 | 33.1 |
| 2023年3月 | 40 | 0.0 | 28.7 |
| 2024年3月 | 90 | 125.0 | 54.3 |
| 2025年3月 | 100 | 11.1 | 38.1 |
| 2026年3月 | 80 | −20.0 | 53.5 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥80
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ203,053人。区分でいちばん多いのは個人・その他で33.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.4%を占め、残る62.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 29.9 | 33.4 | 31.4 | 36.8 | 40.6 | 33.2 |
| 金融機関 | 30.5 | 27.8 | 29.1 | 27.9 | 31.0 | 29.0 |
| 外国法人 | 23.6 | 22.7 | 24.4 | 17.7 | 16.0 | 25.2 |
| 事業法人 | 14.2 | 13.4 | 12.6 | 12.8 | 9.3 | 8.3 |
| 証券会社 | 1.8 | 2.7 | 2.5 | 4.8 | 3.0 | 4.3 |
| 自己株式 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行(株)(信託口) | 15.23 |
| 02 | (株)日本カストディ銀行(信託口) | 4.12 |
| 03 | 野村信託銀行(株)(投信口) | 2.70 |
| 04 | JPモルガン証券(株) | 1.77 |
| 05 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人(株)みずほ銀行決済営業部) | 1.55 |
| 06 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人(株)みずほ銀行決済営業部) | 1.36 |
| 07 | 日本生命保険(相) | 1.28 |
| 08 | JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人(株)みずほ銀行決済営業部) | 1.25 |
| 09 | 神戸製鋼所従業員持株会 | 1.20 |
| 10 | (株)シマブンコーポレーション | 1.12 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-21野村證券株式会社新規の大量保有報告2.31%-0.77pt
- 2026-05-11野村證券株式会社新規の大量保有報告3.08%+0.38pt
- 2026-05-08株式会社三菱UFJ銀行新規の大量保有報告0.31%-0.10pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+365%、1株純資産は14期で+87%。直近期のROEは7.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −90 | 1,706 | −5.3 | — | — |
| 2014年3月 | 226 | 1,841 | 11.9 | 6.0 | 21.9 |
| 2015年3月 | 238 | 2,137 | 12.0 | 9.3 | 27.8 |
| 2016年3月 | −59 | 1,904 | −2.9 | — | — |
| 2017年3月 | −64 | 1,860 | −3.4 | — | — |
| 2018年3月 | 174 | 2,050 | 8.9 | 6.1 | 25.0 |
| 2019年3月 | 99 | 2,041 | 4.8 | 8.4 | 50.6 |
| 2020年3月 | −188 | 1,811 | −9.7 | — | — |
| 2021年3月 | 64 | 1,959 | 3.4 | 11.7 | 46.1 |
| 2022年3月 | 160 | 2,066 | 7.9 | 3.7 | 33.1 |
| 2023年3月 | 184 | 2,314 | 8.4 | 5.7 | 28.7 |
| 2024年3月 | 277 | 2,675 | 11.1 | 7.4 | 54.3 |
| 2025年3月 | 305 | 2,941 | 10.8 | 5.7 | 38.1 |
| 2026年3月 | 238 | 3,190 | 7.7 | 8.0 | 53.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
49名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は49名。2026/3期の役員報酬は総額624百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約11倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 勝川四志彦 | 取締役社長(代表取締役) | 64 | 725 |
| 永良哉 | 取締役 副社長執行役員(代表取締役)内部統制・監査部、安全・環境部、法務部、総務・CSR部、人事労政部、ラグビーセンター、支社・支店、高砂製作所(直属部門)の総括、全社コンプライアンスの総括、全社安全衛生の総括、全社環境防災の総括 | 65 | 672 |
| 坂本浩一 | 取締役 執行役員 品質統括部、技術戦略企画部、知的財産部の総括、技術開発本部の総括、全社品質の総括、全社TQM活動推進の総括、全社技術開発の総括 | 62 | 323 |
| 宮岡伸司 | 取締役 執行役員 エンジニアリング事業部門長、全社建設業の担当 | 57 | 152 |
| 木本和彦 | 取締役 執行役員 経営企画部、財務経理部、海外拠点(本社所管)の総括、社長特命事項の担当、IR活動について総務・CSR部総括役員を支援 | 60 | 440 |
| 伊藤ゆみ子 | 取締役 | 67 | 98 |
| 北川慎介 | 取締役 | 68 | 87 |
| 塚本良江 | 取締役 | 63 | 11 |
| 松本群雄 | 取締役(監査等委員) | 61 | 47 |
| 後藤有一郎 | 取締役(監査等委員) | 62 | 330 |
| 河野雅明 | 取締役(監査等委員) | 69 | 72 |
| 三浦州夫 | 取締役(監査等委員) | 73 | 72 |
残りの役員37名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 関口暢子 | 取締役(監査等委員) | 58 | 31 |
| 塩路広海 | — | 69 | — |
| 入谷一夫 | 取締役 執行役員 事業開発部、IT企画部、建設技術部、機材調達部の総括、全社システムの総括、社長特命事項の担当、営業企画について総務・CSR部総括役員を支援 | 57 | 153 |
| 中西章裕 | 取締役 | 64 | — |
| 北山久恵 | 取締役(監査等委員) | 69 | — |
| 坂本倫子 | 取締役(監査等委員) | 52 | — |
| 江尻琴美 | — | 52 | — |
| 宮崎庄司 | 副社長執行役員 | — | — |
| 天野靖士 | 執行役員 | — | — |
| 有村仁 | 執行役員 | — | — |
| 梅原直紀 | 執行役員 | — | — |
| 大草裕 | 執行役員 | — | — |
| 岡野康司 | 執行役員 | — | — |
| 小椋大輔 | 執行役員 | — | — |
| 蔭木陽一 | 執行役員 | — | — |
| 加藤丈晴 | 執行役員 | — | — |
| 門脇良策 | 執行役員 | — | — |
| 木澤尊彦 | 執行役員 | — | — |
| 木下俊英 | 執行役員 | — | — |
| 猿丸正悟 | 執行役員 | — | — |
| 末永和之 | 執行役員 | — | — |
| 高田泰史 | 執行役員 | — | — |
| 中西元 | 執行役員 | — | — |
| 中村昭二 | 執行役員 | — | — |
| 中森慶太郎 | 執行役員 | — | — |
| 西野都 | 執行役員 | — | — |
| 藤本直樹 | 執行役員 | — | — |
| 宝田澄和 | 執行役員 | — | — |
| 又賀毅 | 執行役員 | — | — |
| 三田村久 | 執行役員 | — | — |
| 三松岳 | 執行役員 | — | — |
| 三宅義浩 | 執行役員 | — | — |
| 森田大三 | 執行役員 | — | — |
| 山崎洋一郎 | 執行役員 | — | — |
| 山地敏行 | 執行役員 | — | — |
| 吉田昌平 | 執行役員 | — | — |
| 吉武邦彦 | 執行役員 | — | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 237 | 133 | 453 | 91 |
| 社外取締役 | 6 | 99 | — | 99 | 17 |
| 取締役(社内) | 2 | 72 | — | 72 | 36 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,180字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,528字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,690字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,977字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第173期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-18
- 半期報告書半期報告書-第173期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第172期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-18
- 半期報告書半期報告書-第172期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第171期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-19
- 四半期報告書四半期報告書-第171期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第171期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第171期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第170期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第170期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第170期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第170期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-09
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- 決算説明資料2026年度第1四半期 決算説明資料2026-08-05
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