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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

ニチアス

NICHIAS CORPORATION5393 · Prime · ガラス・土石製品

断熱材・シール材で国内有数の素材メーカー。プラント向け工事から自動車部品・建材まで多角展開。

概要

ニチアス株式会社は、1896年に日本アスベストとして創業した工業用機能材料メーカーである。耐熱断熱材、シール材、フッ素樹脂製品などを手がけ、プラント工事、工業製品、高機能製品、自動車部品、建材の5セグメントで事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は2519億円、営業利益率は14.7%と高収益体質であり、自己資本比率は78.3%と財務基盤は極めて強固である。従業員数は連結で6424名。

プラント向け工事・販売:石油化学・発電所の保全を支える

プラント向け工事・販売セグメントは、石油精製・石油化学プラントや発電所などの設備に対し、断熱工事、保温工事、耐火工事およびそれに伴う材料販売を提供する。2026年3月期の売上高は795億円(前年比1.3%増)、セグメント利益は119億円。顧客はプラントオーナーやエンジニアリング会社であり、全国のプラント施設に常駐体制を敷いてメンテナンス需要を取り込む。新基幹システム構築費用の増加が利益を圧迫したが、石油化学向け工事は堅調に推移した。連結子会社にはニチアスエンジニアリングサービス、新日本熱学、ニチアス関東販売などがある。

工業製品:多様な産業向けシール・断熱の基盤

工業製品事業は、半導体、自動車、医療、食品、石油化学、鉄鋼など幅広い産業に、ガスケット・パッキン、フッ素樹脂ライニング、工業用断熱材、VOC除去フィルターなどを供給する。2026年3月期の売上高は533億円、セグメント利益は101億円。国内インフラ向けシール材の需要が堅調で、売上高は前年並みを維持した。同事業はマザー事業本部として新規事業創出も担う。海外ではシンガポール、マレーシア、インドネシアなどに生産拠点を持ち、グローバルに展開する。

高機能製品:半導体・電子機器向け先端材料

高機能製品セグメントは、半導体パッケージング向け封止材や電子機器の熱対策用放熱シートなど、先端分野向け高機能材料を提供する。2026年3月期の売上高は390億円(前年比12.3%減)、セグメント利益は69億円。半導体製造装置向け需要の軟化が響いた。しかし、フッ素樹脂加工や微細分散技術に強みを持ち、市場回復時に備える。国内では福島ニチアスや熊本ニチアスが生産を担う。

自動車部品:エンジン・排気系の密封と遮熱

自動車部品事業は、エンジンや排気系向けのガスケット、遮熱材、制振材、防音材、内装材などを自動車メーカーに供給する。2026年3月期の売上高は515億円(前年比0.6%増)、セグメント利益は53億円。国内需要が堅調で、原材料価格上昇の落ち着きも寄与した。主要製品はシリンダーヘッドガスケットや多層メタルガスケットであり、耐熱・密封性能が求められる。海外ではタイ、チェコ、メキシコなどに生産拠点を持ち、グローバルに展開する。

建材:ロックウール断熱材と耐火被覆材

建材事業は、住宅やビル向けにロックウール断熱材、耐火被覆材、外壁材、屋根材などを提供する。2026年3月期の売上高は284億円(前年比2.1%減)、セグメント利益は26億円(前年比91.8%増)。売上高は一部大型物件の工程遅延で減少したが、事業構造見直しにより収益性が大幅に改善した。巻付け耐火被覆材の出荷は堅調。子会社には日本ロックウールやニチアスセムクリートなどがある。

業界の中での役割は多様な産業向け機能材料メーカー。プラント断熱工事から自動車部品、建材まで広く展開。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,519億円
営業利益
370億円
営業利益率
14.7%
純利益
316億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
プラント 向け 工事・販売795億円31.6%120億円15.1%
工業製品533億円21.2%101億円18.9%
自動車 部品515億円20.4%53億円10.3%
高機能製品391億円15.5%69億円17.6%
建材285億円11.3%27億円9.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01プラント向け工事・販売主力

石油化学プラント、発電所等向けに断熱工事・保温工事・耐火工事とそれに伴う材料販売を提供。エンジニアリング会社やプラントオーナーが主な顧客。

主な製品・サービス2
断熱工事
配管・機器への断熱材施工により省エネ・保温を実現。
保温材・耐火材
ロックウール、ガラスウール、セラミックファイバー等の断熱・耐火材料。

02工業製品(産業用機能材)準主力

半導体・液晶製造装置向けフッ素樹脂ライニング、化学プラント向けガスケット・パッキン、工業用断熱材などを製造・販売。腐食環境や高温環境で使用。

主な製品・サービス3
フッ素樹脂ライニング
金属表面にフッ素樹脂をライニングし耐薬品性・耐熱性を付与。半導体ウェット工程などで使用。
ガスケット・パッキン
配管継手等からの流体漏れを防ぐシール材。金属・非金属各種。
工業用断熱材
ロックウール、セラミックファイバー製品等の高温用断熱材。

03高機能製品(電子材料・半導体向け等)準主力

半導体パッケージング向け封止材、電子機器向け熱対策材料(放熱シート)、自動車電装向け機能材料など先端分野向け高機能製品。

主な製品・サービス2
封止材
半導体チップを樹脂で封止し保護。電子部品の信頼性向上に寄与。
放熱シート
電子機器の発熱部品と放熱板の間を埋め、熱伝導を高めるシート状材料。

04自動車部品準主力

自動車エンジン・排気系向けガスケット、遮熱材、制振材、防音材、内装材などを供給。耐熱・遮熱・密封が求められる部位に採用。

主な製品・サービス3
自動車用ガスケット
シリンダーヘッドガスケット、排気系ガスケット、多層メタルガスケット等。
遮熱材
エンジンルーム内の熱を遮蔽し周辺部品を保護。
防音材・制振材
車内騒音低減のための吸音材、遮音材、振動減衰材。

05建材副次

住宅・ビル向けの外壁材、屋根材、内装材、耐火被覆材などを提供。ロックウール系を中心に遮音・断熱・耐火性能を有する。

主な製品・サービス3
ロックウール断熱材
天然岩石を原料とした繊維系断熱材。壁・天井・床に施工。
耐火被覆材
鉄骨造建築物の耐火被覆用吹付材、ボード材。
外壁材・屋根材
窯業系サイディング、金属屋根材、折板等。

製品と技術

断熱材:ロックウールからセラミックファイバーまで

ニチアスの断熱材は、天然岩石を原料とするロックウール、セラミックファイバー、ガラスウールなど多岐にわたる。産業用では高温配管や工業炉向けに使用され、省エネに貢献。建材用では外壁・天井・床の断熱材として施工される。耐火被覆材は鉄骨造建築物の防火に不可欠。2026年3月期の建材セグメント売上高は284億円、工業製品にも断熱材が含まれ、全体として重要な製品群である。繊維化とバインダー技術に強みを持つ。

シール材:ガスケット・パッキンで漏れを防ぐ

ガスケットとパッキンは、配管継手やエンジンシリンダーヘッドなどから流体が漏れるのを防ぐシール部品。ニチアスは1930年に国産初のジョイントシートパッキンを完成させて以来、金属ガスケット、非金属ガスケット、多層メタルガスケットなど幅広いラインアップを持つ。自動車部品セグメントではエンジン・排気系ガスケットが主力。工業製品セグメントでは化学プラント向けに供給。2026年3月期の自動車部品売上高は515億円、工業製品は533億円であり、シール材は両セグメントの核となっている。

フッ素樹脂ライニングと半導体向け高機能材料

フッ素樹脂ライニングは、金属表面にフッ素樹脂を被覆し、耐薬品性・耐熱性を付与する技術。半導体製造装置のウェット工程や化学プラントで使用される。高機能製品セグメントでは、半導体封止材や放熱シートも展開。封止材は半導体チップを保護し信頼性を高め、放熱シートは電子機器の発熱対策に用いられる。2026年3月期の高機能製品売上高は390億円。これらの製品は微細加工技術と材料設計力が競争力の源泉である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

ガラス・土石製品のなかでの位置

断熱材で国内首位、成長鈍化

ガラス・土石製品業界において、工業用断熱材や耐火材で高いシェアを持つ。同業のAGCや日本板硝子はガラス事業が主体で、断熱材分野では直接競合は限定的。売上高は横ばい傾向で、25/3期営業利益率15.5%と高水準だが、26/3期は減収減益予想。国内需要に依存し、海外展開は限定的。

強み

  • 営業利益率15%前後と高く、安定した収益基盤を有する。
  • 工業用断熱材・耐火材で国内トップシェア、参入障壁が高い。
  • 長年の取引で築いた顧客との強固な関係により、継続受注が可能。
  • 断熱材だけでなく、シール材やフィルターなど多角化。

課題

  • 売上高が横ばいで、26/3期は減収予想。新たな成長ドライバーが必要。
  • 国際展開が進んでおらず、国内市場縮小リスクに直面。
  • 断熱材分野で新素材の登場により競争が激化する可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字がニチアス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17826フルヤ金属2,455億円14.9倍
24095日本パーカライジング2,329億円15.0倍
36490PILLAR2,329億円24.0倍
44023クレハ2,312億円
53569セーレン2,201億円12.9倍
65393ニチアス2,105億円20.0倍
77864フジシールインターナショナル1,967億円8.4倍
84617中国塗料1,925億円15.8倍
93106倉敷紡績1,879億円14.1倍
104471三洋化成工業1,506億円9.1倍
116486イーグル工業1,500億円13.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

1896年創業:日本初の保温材メーカーとして

1896年4月、大阪市福島区に日本アスベスト株式会社が設立され、石綿(アスベスト)製品の取扱いを開始した。その後大阪工場で製造を始め、1909年に本社を東京に移転。1916年に東京工場、1937年に王寺工場、1939年に鶴見工場を設置し、国内生産拠点を拡充した。1930年には国産初のジョイントシートパッキンを完成させ、シール材分野での技術基盤を確立。これにより、保温・断熱分野のパイオニアとしての地位を固めた。

戦後復興と株式上場:資本基盤の拡充

第二次世界大戦後、1952年6月に東京証券取引所店頭銘柄として公開。1961年10月に東証第二部、1962年2月に東証第一部に上場し、資本市場からの資金調達が可能となった。1968年には大阪証券取引所第一部にも上場。同時期に袋井工場(1964年)、郡山工場(1967年)、結城工場(1974年)を新設し、生産能力を増強。企業規模を拡大し、多様な産業向けに製品供給を広げた。

1981年の商号変更:石綿からの脱却と事業部制導入

1981年10月、商号を「日本アスベスト株式会社」から「ニチアス株式会社」に変更した。これは石綿(アスベスト)の健康リスクが社会問題化する中、イメージ刷新と事業多角化を図るためである。1987年4月には事業部制を導入し、工業製品事業本部、建材事業本部、工事事業本部を設置。各事業の独立採算化により、経営の効率化と責任の明確化を進めた。

研究所整備と新理念:技術と経営の近代化

1956年に横浜に研究所(現鶴見研究所)を設置し、技術開発を強化。1994年には浜松研究所を開設し、半導体関連材料など先端分野の研究を推進した。1999年に執行役員制を導入し、意思決定を迅速化。2008年に新企業理念「新生ニチアス・スピリット」を制定し、2011年には現行の「ニチアス理念」を策定。「断つ・保つ」の技術で地球の未来に貢献することを掲げた。

ガバナンス改革とサステナビリティへの対応

2003年2月に大阪証券取引所の上場を廃止し、東証単独上場に集約。2013年7月に本社を港区から中央区に移転。2015年にはNKK(ニチアス改善活動)を開始し、業務プロセスの改善に取り組んだ。2020年には人権方針、2021年にはカーボンニュートラル宣言と健康経営宣言を制定。2022年4月の市場区分見直しでは東証プライム市場に移行した。

中期経営計画「しくみ・130」と130周年

2023年度を初年度とする中期経営計画「しくみ・130」を策定。2027年3月期(創業130周年)を目標に、売上高2700億円、営業利益率16.7%を掲げる。2025年4月には新理念体系とサステナビリティ方針を制定。2026年4月の創業130周年に際し、本社に次世代ショールーム「NICHIAS DISCOVERY GATE」を開設した。財務面では自己資本比率78.3%と強固な体質を維持している。

年表32件を開く

1890年代

  • 1896年4月創業大阪市福島区に日本アスベスト株式会社を設立し石綿製品の取扱いを開始する。
  • 大阪工場を設置、石綿製品の製造を開始する。

1900年代

  • 1909年3月本社を大阪市福島区より東京都中央区に移転する。

1910年代

  • 1916年9月東京都品川区に東京工場を設置、石綿製品の製造を開始する。

1930年代

  • 1930年12月東京工場において最初の国産「ジョイントシートパッキング」を完成する。
  • 1937年6月奈良県北葛城郡に王寺工場を設置、大阪工場を移転する。
  • 1939年12月横浜市に鶴見工場を設置、東京工場を移転する。

1950年代

  • 1952年6月東京証券取引所店頭売買承認銘柄として公開する。
  • 1956年4月横浜市に研究所(現鶴見研究所)を設置する。
  • 1959年10月M&A株式会社祖岳製作所を合併、同社羽島工場を新たに当社工場として受入れる。

1960年代

  • 1961年10月上場東京証券取引所市場第二部上場銘柄となる。
  • 1962年2月上場東京証券取引所市場第一部上場銘柄となる。
  • 1964年3月静岡県袋井市に袋井工場を設置する。
  • 1967年9月奈良県大和郡山市に郡山工場を設置する。
  • 1968年9月上場大阪証券取引所市場第一部上場銘柄となる。

1970年代

  • 1971年12月本社を東京都中央区より東京都港区に移転する。
  • 1974年9月茨城県結城郡(現下妻市)に結城工場を設置する。

1980年代

  • 1981年10月商号を「日本アスベスト株式会社」から「ニチアス株式会社」へ変更する。
  • 1987年4月事業部制組織に改編し工業製品事業本部、建材事業本部、工事事業本部を設置する。

1990年代

  • 1994年3月静岡県浜松市に浜松研究所を設置する。
  • 1999年6月執行役員制を導入する。

2000年代

  • 2003年2月上場大阪証券取引所における当社有価証券の上場を廃止する。
  • 2008年4月新企業理念「新生ニチアス・スピリット」を制定する。

2010年代

  • 2011年10月新企業理念「ニチアス理念」を制定する。
  • 2013年7月本社を東京都港区より東京都中央区に移転する。
  • 2015年4月NKK(ニチアス改善活動)を開始する。
  • 2017年9月浜松研究所にInnovation Gallery(技術展示室)を開設する。

2020年代

  • 2020年2月「ニチアスグループ人権方針」を制定する。
  • 2021年4月「ニチアスグループカーボンニュートラル宣言」および「ニチアスグループ健康経営宣言」を制定する。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行する。
  • 2025年4月新理念体系および「サステナビリティ方針」を制定する。
  • 2026年4月創業創業130周年を迎える。本社にNICHIAS DISCOVERY GATE(次世代ショールーム)を開設する。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで2,700億円(予想)、2,750億円(イメージ)
  • 営業利益率2027年3月期まで16.7%(予想)、17.3%(イメージ)
  • ROE2027年3月期まで15.0%(以上)(イメージ)
  • ROIC2027年3月期まで14.0%(イメージ)
  • GHG(CO2eq)排出量2027年3月期まで17.0万t

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    中期経営計画「しくみ・130」の推進

    2027年3月期を最終年度とする中期経営計画を2段階(第1ステージ3年、第2ステージ2年)で推進。変化に適応する「しくみ」を構築し、従業員と家族の幸せ、課題解決の工夫、持続的成長を目指す。

  2. 02

    プラント向け常駐体制維持と省力化・DX推進

    全国のプラント施設への常駐体制を維持しつつ、人手不足や働き方改革に対応するための省力化工法・製品の開発、工事現場管理のDXを推進する。

  3. 03

    工業製品の需要増に対応する設備投資と戦略製品開発

    国内外の有望地域・成長市場での機会損失を最小限にするため、需要増に対応した設備投資・生産体制整備を積極化。カーボンニュートラルを見据え、「断つ・保つ」技術を基軸とした戦略製品群を開発・拡充する。

  4. 04

    高機能製品・自動車部品・建材の強化

    高機能製品事業では半導体市場拡大に備えた生産体制構築と先進技術開発、自動車部品事業では次世代車向け高付加価値製品創出とグローバル拡販・原価低減、建材事業では差別化製品の拡販と事業構造改革による収益改善を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で6,424人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は760万円で、9期前と比べて+10.3%平均年齢は40.9歳、平均勤続年数は13.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月5,523
2018年3月5,784
2019年3月68941.215.06,036
2020年3月67741.114.16,260
2021年3月67540.414.66,337
2022年3月70840.614.96,402
2023年3月71140.815.16,445
2024年3月72041.014.26,431
2025年3月72940.914.06,373623
2026年3月76040.913.96,424576

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率83.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)65.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社34(国内 22 / 海外 12、うち連結子会社 32) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社(注)4 — 東京都中央区127億円
王寺工場 — 奈良県北葛城郡9,182百万円
工業製品 高機能製品 自動車部品 建材
鶴見工場 — 横浜市鶴見区5,124百万円
工業製品 高機能製品
本社工場(長野県 上水内郡)他4,922百万円
工業製品 高機能製品 建材
袋井工場 — 静岡県袋井市4,318百万円
工業製品 高機能製品 自動車部品 建材
本社工場 — マレーシア国3,487百万円
工業製品 自動車部品 建材
浜松研究所 — 浜松市浜名区2,921百万円
プラント向け 工事・販売 工業製品 高機能製品 自動車部品 建材
自動車部品 — 岡山市北区2,772百万円
羽島工場 — 岐阜県羽島市2,685百万円
プラント向け 工事・販売 工業製品 高機能製品 建材
本社工場 — 中華人民共和国2,669百万円
工業製品 自動車部品
ほか21件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    メタコート工業㈱(注)3
    奈良県北葛城郡 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱福島ニチアス
    福島県相馬郡 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    国分工業㈱
    大阪府柏原市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ニチアスセラテック㈱
    長野県上水内郡 · 連結子会社
    議決権99.8%
  • 国内
    竜田工業㈱
    奈良県生駒郡 · 連結子会社
    議決権82.8%
  • 国内
    ニチアスエンジニアリング サービス㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東京マテリアルス
    さいたま市南区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    新日本熱学㈱
    北九州市戸畑区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本ロックウール㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱堺ニチアス
    堺市堺区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱熊本ニチアス
    熊本県菊池郡 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ニチアスセムクリート
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社22社を開く
  • ニチアス関東販売㈱横浜市鶴見区100%
  • ㈱西日本ニチアス岡山県倉敷市100%
  • ㈱イノクリート大阪市中央区100%
  • ㈱APJ神奈川県大和市100%
  • NICHIAS SINGAPORE PTE. LTD.シンガポール共和国100%
  • NICHIAS FGS SDN.BHD.マレーシア国ケダ州100%
  • PT.NICHIAS ROCKWOOL INDONESIA (注)3インドネシア共和国 西ジャワ州100%
  • PT.NICHIAS METALWORKS INDONESIAインドネシア共和国 西ジャワ州70%
  • PT.NICHIAS SUNIJAYAインドネシア共和国 ジャカルタ市100%
  • NT RUBBER-SEALS SDN.BHD.マレーシア国ケダ州100%
  • NICHIAS HAIPHONG CO.,LTD.ベトナム社会主義共和国 ハイフォン市100%
  • 蘇州霓佳斯工業製品有限公司(注)3中華人民共和国江蘇省100%
  • NICHIAS (THAILAND) CO.,LTD.タイ王国 チャチューンサオ県100%
  • NICHIAS AUTOPARTS EUROPE a.s.チェコ共和国 南モラヴィア州100%
  • NICHIAS SOUTHEAST ASIA SDN.BHD.マレーシア国 セランゴール州100%
  • THAI NICHIAS ENGINEERING CO.,LTD.タイ王国ラヨーン県100%
  • NICHIAS (SHANGHAI) TRADING CO., LTD.中華人民共和国上海市100%
  • NICHIAS (SHANGHAI) AUTOPARTS TRADING CO., LTD.中華人民共和国上海市100%
  • NAX MFG, S.A.DE C.V.メキシコ合衆国 サンルイスポトシ州100%
  • 蘇州霓佳斯密封材料有限公司中華人民共和国江蘇省100%
  • 蘇州双友汽車零部件有限公司(注)3中華人民共和国江蘇省100%
  • 東絶工業㈱大阪市淀川区44%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,519億円営業利益370億円前期と比べると減収減益で、売上が-1.8%、利益が-6.8%。

売上高
-1.8%
2,519億円
営業利益
-6.8%
370億円
純利益
-1.6%
316億円
営業利益率
14.7%
前期比 -0.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,880億円2,519億円
営業利益490億円370億円
純利益350億円316億円
1株あたり配当¥65¥65

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は720億円、営業利益は111億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+21.6%、営業利益は+46.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q61840
2024年1Q5927612.864
2024年2Q6088113.366
2024年3Q6519815.167
2024年4Q64373
2025年2Q1,26719915.7145
2025年4Q1,29819815.3176
2026年2Q1,22717814.5127
2026年4Q1,29219214.9189
2027年1Q72011115.482

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,370億円から2,519億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は14.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,3709859
2014年3月1,47111163
2015年3月1,58912975
2016年3月1,70415567
浜松研究所にInnovation Gallery(技術展示室)を開設する。
2017年3月1,804198134
2018年3月1,975218150
2019年3月2,155232159
2020年3月2,089216147
2021年3月1,964213107
2022年3月2,162306220
2023年3月2,381331214
2024年3月2,494388270
2025年3月2,56539741715.5321
創業130周年を迎える。本社にNICHIAS DISCOVERY GATE(次世代ショールーム)を開設する。
2026年3月2,51937039414.7316

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,519億円のうち、営業利益として残るのは370億円14.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は316億円、売上の12.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金72.3%1,820億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.1%329億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.7%370億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
27.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+6.7pt
14.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.8pt
12.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+6.6pt
13.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが239億円、投資CFが−102億円で、差し引きのフリーCFは137億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は566億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月111−723239193
2014年3月46−88−43−42113
2015年3月86−41−1645145
2016年3月134−44−3790198
2017年3月248−106−50142292
2018年3月181−144−6237265
2019年3月158−118−4240277
2020年3月201−90−57111331
2021年3月187−68−55119396
2022年3月251−55−59196544
2023年3月187−87−64100590
2024年3月192−129−11163556
2025年3月312−9−274303586
2026年3月239−102−170137566

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,071億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,396億円で、自己資本比率は77.7%(業種中央値64.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,35462373145.3
2014年3月1,41368073347.6
2015年3月1,56278977350.0
2016年3月1,54985769254.8
2017年3月1,76097978155.3
2018年3月1,9651,09786855.6
2019年3月2,0641,17888656.6
2020年3月2,0811,27280960.7
2021年3月2,1961,36583161.7
2022年3月2,4691,55591462.5
2023年3月2,6691,73793264.6
2024年3月2,9082,00989968.7
2025年3月2,8902,16472674.5
2026年3月3,0712,39667577.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
577億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,902億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
229億円
在庫として抱えている分
負債合計
675億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
99
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率29 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

ガラス・土石製品 49社との比較

同じガラス・土石製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率49社中7位あたり、逆に低いのは売上成長率49社中40位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.9%/中央値 7.3%
P25 5.5%P75 9.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
14.7%/中央値 8.0%
P25 6.1%P75 12.2%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
77.7%/中央値 64.4%
P25 50.0%P75 73.1%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-1.8%/中央値 4.1%
P25 -0.8%P75 8.9%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.0%/中央値 3.0%
P25 2.1%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,306で、1年前と比べて+73.4%過去52週の値幅のなかでは64%の位置にある。

¥3,306-3.9%1ヶ月-4.8%1年+73.4%時価総額2,105億円
過去52週の値幅
安値¥1,798.333高値¥4,146

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.0倍
PER (会社予想)17.8倍
PBR2.56倍
配当利回り1.97%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7月7日の3787円から下落基調で、7月29日に3187円まで下げた。その後は8月14日に3614円まで戻すも、8月19日には-6.45%の3294円と再び下落。1か月では+0.49%とほぼ横ばい。25日線(3430円)を下回り、75日線も下回る。52週高値4146円からは-20.5%の水準で、上値の重い展開。出来高は8月19日に66.9万株と増加し、売り圧力が強まった。RSIは54.63と中立圏で、方向感は乏しい。週足では高値圏でのもみ合い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 55/100)

PER 21.04倍は業界平均18.00倍を上回り、PBR 2.76倍も平均1.49倍を大きく上回る。ROE 13.9%は良好だが、配当利回り1.57%は平均2.89%を下回る。高収益だが株価は割高感があり、配当は伸び悩み。

指標この会社業種平均
PER (実績)20.0倍15.7倍
PER (予想)17.8倍
PBR2.56倍1.34倍
ROE13.9%4.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2026年3月期に営業利益率14.69%と高水準維持も、前期比減益予想。強気派は半導体・自動車需要拡大と高収益体質の継続を評価。弱気派は減益見通しや競争激化、材料費上昇による収益圧迫リスクを指摘。株価は1年で87%上昇し、バリュエーション懸念も。

プラスに働く材料7
  • 高収益継続

    2026/3期営業利益率14.69%と高水準維持。

  • 半導体需要

    半導体製造装置向け製品が成長を牽引。

  • 優良財務

    自己資本比率78.3%と盤石な財務体質。

  • 半導体市況回復で電子材料需要増2026年Q2影響

    売上2590億円超回復、営業利益400億円台再達

  • 高ROE13.9%維持によるPER評価向上通年影響

    株主資本効率の高さが割安修正につながる

  • 高付加価値熱遮断材の需要拡大2026年下期影響

    新製品粗利率改善、全体利益率に寄与

  • アジア市場開拓の進展2027年〜2028年影響

    海外売上高比率上昇で成長鈍化リスク軽減

マイナスに働く材料7
  • 減益予想

    2026/3期純利益316億円と前期比微減。

  • 株価高騰

    PER21倍と割高感があり、調整リスク。

  • 原材料高

    原材料価格上昇が収益を圧迫する可能性。

  • 主要顧客の設備投資減速2026年上期影響

    半導体メーカー減産で受注減少、営業利益370億円未達

  • 原料コスト上昇で利益率悪化通年影響

    セラミック原料高騰で売上原価増加

  • 競合新技術の台頭で代替リスク不定影響

    新素材登場で市場シェア低下の可能性

  • 円高進行による海外収益減少金融政策次第影響

    海外売上高約20%、円高で換算減

次の決算で確かめる点
営業利益率
高収益の持続性を見極める。
半導体向け売上
成長セグメントの動向。
ROE
資本効率の変化を監視。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり65で、前期から+51.9%いまの株価に対する利回りは1.97%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥65
1株あたり
配当利回り
1.97%
いまの株価に対して
配当性向
35.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1740.8
2018年3月2015.440.7
2019年3月17−13.441.9
2020年3月2546.250.4
2021年3月250.089.8
2022年3月2913.234.9
2023年3月317.036.4
2024年3月336.532.1
2025年3月3610.228.4
2026年3月5551.935.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥65

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,554人。区分でいちばん多いのは金融機関43.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が50.0%を占め、残る50.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関44.541.939.441.637.943.1
外国法人22.124.625.726.128.627.8
個人・その他22.622.723.623.825.421.5
事業法人9.910.010.17.16.56.9
自己株式2.22.22.23.15.11.0
証券会社0.90.81.21.41.60.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)16.00
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)12.17
03ニチアス持株会8.65
04STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)6.01
05住友生命保険相互会社2.26
06日本生命保険相互会社1.98
07株式会社三井住友銀行1.98
08みずほ信託銀行株式会社退職給付信託 みずほ銀行口再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行1.97
09THE CHASE MANHATTAN BANK,N.A.LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.56
10三井住友信託銀行株式会社1.47

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-07-07
    キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)
    新規の大量保有報告
    6.44%
    -0.86pt
  • 2026-05-12
    キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)
    新規の大量保有報告
    7.30%
    -0.48pt
  • 2026-04-07
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    1.97%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+232%、1株純資産は14期で+146%。直近期のROEは13.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月5051410.311.132.4
2014年3月535639.812.535.3
2015年3月1261,29510.411.032.8
2016年3月1041,2798.213.0195.0
2017年3月2011,43614.711.140.8
2018年3月2231,62914.512.140.7
2019年3月2391,76114.09.241.9
2020年3月2211,90412.19.150.4
2021年3月1622,0428.217.489.8
2022年3月11177515.27.634.9
2023年3月10886613.18.236.4
2024年3月1361,01314.510.032.1
2025年3月1641,11615.59.428.4
2026年3月1661,26113.917.435.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額448百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
亀津克己代表取締役 社長64145,944
山本司代表取締役 専務執行役員 内部統制・コンプライアンス・サステナビリティ・経理担当6467,926
田邉智取締役 専務執行役員 生産部門・安全衛生・環境・品質保証担当6658,782
佐藤清取締役 常務執行役員 研究開発・デジタル化推進担当6444,718
龍光幸徳取締役 常務執行役員 営業部門担当6157,867
和智洋子取締役66
真鍋靖取締役69
岩﨑玲子取締役60
野瀬満監査役(常勤)6477,400
本橋和幸監査役(常勤)6415,300
村瀬幸子監査役54
髙野信彦監査役693,000
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
出口雅敏監査役67

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)52855434068
社外取締役4434311
監査役2383819
社外監査役327279

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,205字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社および子会社53社、関連会社9社より構成されており、「プラント向け工事・販売」「工業製品」「高機能製品」「自動車部品」および「建材」の5つを報告セグメントとしております。 事業の内容と当社および子会社、関連会社の当該事業における位置付けならびにセグメントとの関連は次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 事業区分       主要な関係会社 プラント向け工事・販売   国内   当社、ニチアスエンジニアリングサービス㈱、新日本熱学㈱ ニチアス関東販売㈱、㈱イノクリート 海外   THAI NICHIAS ENGINEERING CO.,LTD. 工業製品   国内   当社、㈱福島ニチアス、国分工業㈱、ニチアスセラテック㈱ 竜田工業㈱、㈱東京マテリアルス、㈱堺ニチアス ㈱西日本ニチアス 海外   NICHIAS SINGAPORE PTE.LTD.、NICHIAS FGS SDN.BHD. PT.NICHIAS ROCKWOOL INDONESIA PT.NICHIAS METALWORKS INDONESIA PT.NICHIAS SUNIJAYA、NT RUBBER-SEALS SDN.BHD. NICHIAS HAIPHONG CO.,LTD.、蘇州霓佳斯工業製品有限公司NICHIAS SOUTHEAST ASIA SDN.BHD.、NICHIAS (SHANGHAI) TRADING CO.,LTD.蘇州霓佳斯密封材料有限公司 高機能製品   国内   当社、㈱福島ニチアス、ニチアスセラテック㈱、竜田工業㈱ ㈱熊本ニチアス 自動車部品   国内   当社、メタコート工業㈱、㈱福島ニチアス、国分工業㈱、竜田工業㈱ ㈱APJ 海外   NICHIAS SINGAPORE PTE.LTD.、NICHIAS FGS SDN.BHD.PT.NICHIAS ROCKWOOL INDONESIA PT.NICHIAS SUNIJAYA、蘇州霓佳斯工業製品有限公司 NICHIAS (THAILAND) CO.,LTD.、NICHIAS AUTOPARTS EUROPE a.s. NICHIAS (SHANGHAI) AUTOPARTS TRADING CO.,LTD.、NAX MFG,S.A. DE C.V. 蘇州双友汽車零部件有限公司 建材   国内   当社、ニチアスセラテック㈱、竜田工業㈱ 日本ロックウール㈱、㈱堺ニチアス㈱ニチアスセムクリート 海外   NICHIAS SINGAPORE PTE.LTD.、NICHIAS FGS SDN.BHD.PT.NICHIAS METALWORKS INDONESIA、PT.NICHIAS SUNIJAYA 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,412字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、提出日現在において、当社グループが合理的であると判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、1896年にわが国における保温・断熱分野のパイオニアとしてスタートし、様々な産業分野へ「断つ・保つ」の技術を基盤とした製品とサービスを提供することで成長してまいりました。 2011年には経営理念として ニチアス理念 「私たちは、『断つ・保つ』の技術で地球の明るい未来に貢献します。」 を制定しました。 また、2025年4月には未来志向のもと、新しい理念体系を整備し、「サステナビリティ方針」を制定するとともに、ニチアスグループ従業員の「心構え」と「行動」の原則を示す「私たちの約束」を改訂しました。 (2) 中長期的な会社の経営戦略と目標とする経営指標 当社グループでは、長期ビジョンに「『断つ・保つ』で明るい未来へ」を掲げております。 「断つ・保つ」の6つの要素技術とニチアス独自のビジネスモデルの歯車を組合せ、さらには、変化に適応するスピードと効率化を加え深化することで、環境と社会課題の解決に向け貢献してまいります。 ※ 当社グループでは従業員の理解・浸透を目的に、長期ビジョンとコーポレートスローガンは同一にしております。 ニチアス理念のもと当社グループは、「働きやすい明るい会社」の実現に向け、2027年3月期を最終年度とする中期経営計画「しくみ・130」(2023年3月期~2027年3月期)を策定しております。業績予想・イメージ、環境目標については、下記のとおりといたしております。 □ 業績予想・イメージ 2026年3月期実績   2027年3月期予想   2027年3月期イメージ 売上高(億円)   2,519   2,700   2,750 営業利益率(%)   14.7   16.7   17.3 ROE(%)   13.9   -   15.0(以上) ROIC(%)   10.7   -   14.0 □ 環境目標 2026年3月期実績   2027年3月期目標 GHG(CO2eq)排出量(万t)   16.6   17.0 産業廃棄物排出量(千t)    (注)11.6   17.1 (注)提出日現在算出中であり、見込値を記載しております。 ※中期経営計画「しくみ・130」において、「し」は従業員と家族の幸せ、「く」は課題解決のための工夫、「み」は持続的成長を目指す明るい未来と定義づけ、外部環境が目まぐるしく変化する中、変化に適応できる「しくみ」を構築し、当社創立130周年となる2027年3月期の目標達成に向け、課題に取り組んでまいります。 当該計画については、前半3ヵ年を第1ステージ(2023年3月期~2025年3月期)、後半2ヵ年を第2ステージ(2026年3月期~2027年3月期)と期間を区分けしております。環境の変化を踏まえ、適宜、目標に対する進捗の評価・検証、目標達成に向けた課題の見直しを行いながら進めております。 (3) 経営環境及び対処すべき課題 当社グループは、「断つ・保つ」の技術を基盤として、各種プラント設備向けに製品やエンジニアリングを提供する「プラント向け工事・販売事業」、基幹産業を主な市場とする「工業製品事業」、半導体産業に特化した「高機能製品事業」、自動車メーカーなどを主な客先とする「自動車部品事業」、ビルの建材を供給・施工する「建材事業」の5つの事業を展開しております。セグメントごとの経営環境及び対処すべき課題は以下のとおりです。 <プラント向け工事・販売事業> プラント向け工事・販売事業では、シール材をはじめとする製品や極低温から超高温に至る領域で独自技術を駆使したエンジニアリングサービスを提供しています。電力、LNG、石油精製・石油化学などのプラント施設に常駐体制を構築することで、各種工事やメンテナンス工事におけるお客さまからのニーズへお応えしています。 国内市場は人口減少に伴い長期的には縮小傾向にありますが、石油精製・石油化学分野においては、プラントの安定操業を目的とした設備保全に対する投資は継続していくと予想されます。また、政府が掲げる2050年カーボンニュートラルの実現に向け、再生可能エネルギー由来の発電設備新設、火力発電における燃料の脱炭素化、原子力発電所の再稼働に向けた取り組み等も順次進められていくと考えられます。 このような環境のなか、従来築いてきた全国のプラント施設への常駐体制を維持し、お客さまのニーズに真摯に対応していくとともに、将来見込まれる人手不足や働き方改革に対応するための省力化工法・製品の開発、工事現場管理のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進してまいります。 <工業製品事業> 工業製品事業は、半導体・電子部品、自動車、医療、食品、医薬、石油精製・石油化学、電力、鉄鋼、インフラ建設などの幅広い産業分野に対し、生産工場の設備用部材や各種機器の部品として、ガスケット・パッキン、ふっ素樹脂製品、各種断熱材、VOC(揮発性有機化合物)除去フィルター製品などの「断つ・保つ」技術・製品を提供しています。また、当社のマザー事業本部として新規事業創出の役割を担っています。 外需については、中国環境規制への対応や、EVの急速な普及に伴う電池工場への投資拡大に伴い、VOC除去フィルターや産業用除湿フィルターの需要が増大しています。内需については、半導体関連の大型投資により薬液製造および薬液供給の分野で大型物件が見込まれます。また、建築や医療、食品等の需要は堅調であり、加えて、カーボンニュートラル実現に向け、主力事業分野の一つである省エネ関連製品(断熱材)への関心が高まっています。 このような環境下で、幅広い産業分野を顧客に持つ工業製品事業本部としては、国内外の有望地域や有望成長市場における機会損失を最小限とするべく、需要増に対応できるよう設備投資や生産体制整備を積極的に進めてまいります。また、カーボンニュートラルに向けた市場および顧客の構造転換を見極め、「断つ・保つ」技術を基軸とした戦略製品群の開発・拡充を行っていくことで、社会要求に対応してまいります。 <高機能製品事業> 高機能製品事業では、技術革新の早いエレクトロニクス関連産業分野のなかで、半導体・FPD(フラットパネルディスプレイ)製造プロセスにおける、熱・薬液・ガスなどに関わる先進の部品や部材(樹脂・ゴム製品、ヒータ・無機断熱製品)を提供しています。 IoT・AI・5G・メタバースの普及、加速するデータ社会により、半導体市場は拡大・成長していくと考えております。 このような環境のなか、将来の市場拡大に備えた生産体制の構築を進めるとともに、将来の環境規制にも配慮した先進技術や材料開発を展開してまいります。 <自動車部品事業> 自動車部品事業では、シリンダーヘッドガスケットなどの流体の漏れを「断つ」機能製品であるシール材をはじめ、自動車の進化に対応した防熱、防音、制振関連の製品や技術を提供しています。 足元では、次世代車(EV等)の需要の伸びに鈍化傾向が見られますが、中長期的には次世代車へのシフトが進むものと思われます。 このような環境のなか、進化を続ける自動車産業の未来に貢献すべく、長年培ってきた技術を駆使し、時代のニーズに対応した高付加価値製品の創出、開発を進めていくとともに、グローバルでの拡販と原価低減活動を推進し利益確保に注力してまいります。 <建材事業> 建材事業では、不燃・断熱・耐火などの性能を備えた建材を提供するとともに、その建材を活用した施工も展開しており、オフィスビル、工場、物流倉庫などの、より安全で快適な空間づくりに寄与しています。 足元では、都市部の大型再開発事業などにおいて、人手不足や資材価格の高騰による工期への影響が見られます。 このような環境のなか、当社の戦略としては、建築物には欠かせない耐火被覆工事の施工性を大きく改善させた巻付け耐火被覆材をはじめとする差別化製品の拡販を進めるとともに、事業の構造改革を進め、収益の改善を進めてまいります。
事業等のリスク1,971字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 □景気変動、経済情勢のリスク 当社グループは、ガスケット、パッキンなどのシール材の製造販売、ロックウール、無機繊維などを基材とする各種の無機断熱材の製造販売、ふっ素樹脂など高機能樹脂を使用した耐食材や耐食機器部品の製造販売、エンジンおよび周辺機器用のシール材や防音・防熱用機能材などの自動車部品の製造販売、けい酸カルシウム板や断熱材を中心とした各種不燃建材の製造販売、また、電力・ガス、石油精製・石油化学プラントの保温保冷工事、フリーアクセスフロア工事などを事業として行っており、需要先は石油精製・石油化学、化学、鉄鋼、電力・ガス、自動車、半導体、建設など幅広い産業分野にわたっています。このため、全産業の設備投資動向、また耐食材については半導体の需要動向、自動車部品については自動車の生産、販売台数の動向、建材についてはビル建設需要の動向に依存し、最終的には内外の景気動向や経済情勢次第で業績が変動する可能性があります。 □海外事業活動のリスク 当社グループはアジアをはじめとして海外で事業を展開しております。海外での事業においては、通常予期しえない法律や規制の変更あるいは急激な金融情勢の変化など、経済的に不利な要因の発生や政治的混乱などのリスクが存在します。こうしたリスクが顕在化した場合、当社グループの海外での活動に支障が生じ、当社グループの業績や財務状況に影響を与える可能性があります。 □原材料調達のリスク 当社グループは、主な原材料として金属、コークス、パルプ、ゴム、ふっ素樹脂等を使用しています。これらの原材料の供給元の経済環境の変化、供給能力の低下などにより、必要な原材料の調達が困難になった場合には、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 □債権管理のリスク 当社グループは取引先に対して、売掛金や受取手形などの債権を有しております。与信管理については常に充分注意しておりますが、予期せぬ貸倒れにより、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 □会計上の見積りに係わるリスク 当社グループは、工事契約に係る収益認識、固定資産減損会計に関連する回収可能価額、繰延税金資産の回収可能性等に関して見積りを行っております。これらの見積りは、将来に関する一定の仮定に基づいて作成しており、それらの見直しにより当社グループの業績や財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 □退職給付債務のリスク 当社グループの年金資産の時価が下落した場合や年金資産の運用利回りが低下した場合、または、予定給付債務を計算する前提となる基礎率などに変更があった場合、損失が発生する可能性があります。 □製品の品質維持のリスク 当社グループは、各生産拠点において品質保証の国際規格ISO9001のもとで各製品を製造しておりますが、全ての製品について欠陥が無く、将来クレームが発生する可能性が全くないという保証はありません。製品の欠陥は当社グループの評価に影響を与え、業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 □情報セキュリティのリスク 当社グループは、当社および顧客・取引先についての個人情報・機密情報を保有しており、これらの情報の外部流出を防止するために、社内ルールの整備、教育の徹底、セキュリティシステム強化等の対策を講じていますが、情報の流出が発生した場合には、損害補償等により当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 □災害に係わるリスク 当社グループは国内外に複数の生産拠点などを有しています。製品供給が途絶えた場合の顧客への影響度合い、市場での重要性、代替品への切り替え可能性などを考慮した対策を施しておりますが、当該拠点のいずれかが大規模地震などに被災し稼働困難となった場合には、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 □アスベスト(石綿)による健康障害者への補償のリスク 当社および一部の国内子会社は、当社起因のアスベスト疾病により死亡または療養されている従業員および元従業員に対して、社内規程に基づき補償金を支払っております。また、一定の基準を満たされた当社および一部の国内子会社の工場周辺住民の方に救済金を支払っております。今後もアスベストによる健康障害者への補償費用等の負担が継続する可能性があります。 なお、アスベスト健康被害に関し、損害賠償請求の提訴を受けておりますが、当社といたしましては、適切に対処していく所存です。
経営成績の分析 (MD&A)5,221字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 (1) 経営成績 売上高(百万円)   営業利益(百万円)   親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)   1株当たり当期純利益(円) 当連結会計年度   251,910   37,014   31,634   165.59 前連結会計年度   256,512   39,732   32,073   163.79 増減   △4,602   △2,718   △439   1.8 増減率(%)   △1.8   △6.8   △1.4   +1.1 (注)当社は、2026年4月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たり当期純利益を算定しております。 当連結会計年度における事業環境については、米国の通商政策の影響が残るなか、緩やかな回復基調で推移した一方、中東情勢をはじめ、世界経済の不透明感が高まっており、今後の動向に注視が必要な状況となっています。製造業では設備投資は緩やかに持ち直しているものの、生産および輸出は横ばいとなっています。海外の景気は、中国では緩やかに減速が続いている一方、米国では、不透明感があるものの緩やかな拡大が続いており、新興国では緩やかに回復しています。 このような状況の中、当社グループにおいては、高機能製品部門で半導体製造装置向けの需要が軟調に推移したこと等により、当社グループの売上高は、前連結会計年度に対し1.8%減の251,910百万円となりました。 売上原価については、売上高の減少に伴い前連結会計年度に対し3,725百万円(2.0%)減少の182,013百万円となりました。また、販売費及び一般管理費については、新基幹システム構築費用の増加により、前連結会計年度に対し1,841百万円(5.9%)増加の32,883百万円となりました。 営業利益については、売上高の減少により、前連結会計年度に対し2,718百万円(6.8%)減少の37,014百万円となり、営業利益率は14.7%となりました。 営業外収益については、為替差益の増加により前連結会計年度に対し387百万円(15.0%)増加の2,966百万円となりました。また、営業外費用については、前連結会計年度に対し14百万円(2.4%)減少の602百万円となりました。 上記の結果、経常利益については、前連結会計年度に対し2,315百万円(5.6%)減少の39,377百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益については、前連結会計年度に対し439百万円(1.4%)減少の31,634百万円となりました。 当連結会計年度のセグメント別の経営成績は以下のとおりです。 <プラント向け工事・販売> (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減   増減率(%) 売上高   78,456   79,503   1,047   +1.3 セグメント利益   12,504   11,982   △522   △4.2 プラント向け工事・販売については、原子力向け工事は減少しましたが、石油精製、石油化学向けを中心に需要が堅調に推移したため、売上高は前連結会計年度に対し1.3%増の79,503百万円となりました。一方でセグメント利益は、新基幹システム構築費用の増加により、前連結会計年度に対し4.2%減の11,982百万円となりました。 <工業製品> (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減   増減率(%) 売上高   53,184   53,321   136   +0.3 セグメント利益   11,052   10,117   △934   △8.5 工業製品については、国内のインフラ向けシール材の需要が堅調に推移したため、売上高は前連結会計年度に対し0.3%増の53,321百万円となりました。一方でセグメント利益は、新基幹システム構築費用の増加により、前連結会計年度に対し8.5%減の10,117百万円となりました。 <高機能製品> (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減   増減率(%) 売上高   44,584   39,094   △5,490   △12.3 セグメント利益   10,230   6,907   △3,322   △32.5 高機能製品については、半導体製造装置向けの需要が軟調に推移したことにより、売上高は前連結会計年度に対し12.3%減の39,094百万円、セグメント利益は前連結会計年度に対し32.5%減の6,907百万円となりました。 <自動車部品> (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減   増減率(%) 売上高   51,196   51,504   307   +0.6 セグメント利益   4,540   5,313   773   +17.0 自動車部品については、国内需要が堅調に推移したため、売上高は前連結会計年度に対し0.6%増の51,504百万円となりました。また、売上高の増加に加え、原材料価格の上昇が落ち着きを見せたことにより、セグメント利益は前連結会計年度に対し17.0%増の5,313百万円となりました。 <建材> (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減   増減率(%) 売上高   29,090   28,487   △603   △2.1 セグメント利益   1,404   2,693   1,289   +91.8 建材については、巻付け耐火被覆材の出荷が堅調に推移しましたが、一部大型物件の工程遅延が見られたため、売上高は前連結会計年度に対し2.1%減の28,487百万円となりました。一方でセグメント利益は、事業構造の見直しに伴う収益性の改善により、前連結会計年度に対し91.8%増の2,693百万円となりました。 生産、受注及び販売の状況は以下のとおりです。 ①生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 工業製品   42,674   +0.6 高機能製品   26,302   △17.5 自動車部品   43,619   △0.2 建材   5,816   △16.6 合計   118,413   △5.3 (注) 1.金額は販売価格によっております。 2.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 ②受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高 (百万円)   前年同期比(%)   受注残高 (百万円)   前年同期比(%) プラント向け工事・販売   84,087   +1.2   26,582   +20.8 工業製品   51,312   △10.4   12,349   △14.0 高機能製品   44,134   +8.4   12,262   +69.8 自動車部品   51,378   +0.7   2,515   △4.8 建材   28,405   △8.0   9,290   △0.9 合計   259,317   △1.4   63,001   +13.3 (注) 1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.高機能の受注残高が12,262百万円と前連結会計年度と比較し69.8%の増加となりました。これは、国内の半導体製造装置向け関連製品の需要が増加したことによります。 ③売上実績 当連結会計年度における売上実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   売上高(百万円)   前年同期比(%) プラント向け工事・販売   79,503   +1.3 工業製品   53,321   +0.3 高機能製品   39,094   △12.3 自動車部品   51,504   +0.6 建材   28,487   △2.1 合計   251,910   △1.8 (注) 1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の売上実績および当該売上実績の総売上実績に対する割合は、当該割合が10%以上の相手先がないため省略しております。 (2) 財政状態 当連結会計年度末における総資産は、退職給付に係る資産が4,669百万円、投資有価証券が4,092百万円、原材料及び貯蔵品が2,677百万円、建物及び構築物が2,206百万円増加したこと等により、前連結会計年度末と比較して18,078百万円増加の307,123百万円となりました。 当連結会計年度末における負債は、繰延税金負債が2,897百万円増加しましたが、未払法人税等が6,143百万円、支払手形及び買掛金が1,761百万円減少したこと等により、前連結会計年度末と比較して5,099百万円減少の67,510百万円となりました。 当連結会計年度末における純資産は、剰余金の配当8,448百万円、自己株式の取得8,009百万円等により減少しましたが、親会社株主に帰属する当期純利益31,634百万円の計上等により、前連結会計年度末と比較して23,178百万円増加の239,612百万円となりました。 また、当社は2026年2月9日開催の取締役会決議に基づき、2026年2月27日付で自己株式19,522百万円の消却を行っております。 (3) キャッシュ・フロー並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ①キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して1,979百万円減少し56,631百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は23,936百万円(前年同期は31,246百万円の獲得)となりました。 これは、法人税等の支払額15,179百万円、仕入債務の減少3,755百万円等により資金が減少しましたが、税金等調整前当期純利益38,715百万円、減価償却費7,314百万円等により資金が増加したことによります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により支出した資金は10,154百万円(前年同期は913百万円の支出)となりました。 これは、有形固定資産の取得による支出8,032百万円、投資有価証券の取得による支出1,008百万円等により資金が減少したことによります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により支出した資金は16,992百万円(前年同期は27,404百万円の支出)となりました。 これは、配当金の支払額8,438百万円、自己株式の純増減額8,009百万円等により資金が減少したことによります。 ②資本の財源及び資金の流動性 (資金需要) 運転資金のうち主なものは、当社グループの製品製造のための原材料購入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用及び税金の支払いによるものです。 設備投資資金需要については、今後成長が見込まれる事業分野を中心に生産設備の増強によるものです。 (財務政策) 運転資金及び設備投資資金については、営業活動によるキャッシュ・フローから得られる資金、金融機関からの借入れにより資金を調達しております。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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