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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

イーグル工業

EAGLE INDUSTRY CO.,LTD.6486 · Prime · 機械

軸封技術で世界をリード。自動車からロケットまで、あらゆる回転機器の流体漏れを防ぐシール専門メーカー。

概要

イーグル工業は、自動車・建設機械から半導体、航空宇宙に至るまで、回転軸からの流体漏れを防ぐメカニカルシール(軸封装置)を専門に手掛けるグローバルメーカーである。1964年に日本シールオールとして創業、1978年に現商号へ変更。2026年3月期の連結売上高は1,775億円、従業員6,188人。東京証券取引所プライム市場に上場し、世界43社以上の子会社・関連会社で構成されるグループを形成する。

5つの事業セグメントで構成される収益構造

イーグル工業の事業は、自動車・建設機械、一般産業機械、半導体、舶用、航空宇宙の5分野に分かれる。2026年3月期の売上高構成比は、自動車・建設機械向けが932億67百万円(全体の53%)と最大で、サスペンション用ソレノイドバルブなどEV関連製品の伸長が牽引する。一般産業機械向けは394億92百万円(22%)で、石油化学プラント向けメカニカルシールが主体。舶用向けが194億79百万円(11%)、半導体向けが164億88百万円(9%)、航空宇宙向けが87億60百万円(5%)と続く。収益面では自動車・建設機械が営業利益30億82百万円、一般産業機械が57億47百万円と稼ぎ頭である一方、半導体向けは11億69百万円の営業損失を計上しており、事業により収益性に差がある。

43の子会社と42の関連会社によるグローバルネットワーク

同社は国内に岡山イーグル、島根イーグル、新潟イーグルなどの生産子会社を持つほか、台湾、中国、タイ、メキシコ、フランス、ハンガリー、オランダなど世界各地に製造拠点を配置する。一般産業機械分野ではドイツのイーグルブルグマンジャーマニー社との強固なアライアンス体制を構築。販売子会社も北米、欧州、アジア、インド、韓国などに展開し、地域密着型のサービスを提供する。このネットワークにより、自動車から半導体プラントまで顧客のグローバルな需要に応える体制を整えている。

基本方針は「すべてのステークホルダーに利益と誇り」

経営の基本方針として「企業は株主・従業員・社会の三者の共有物であり、全てのステークホルダーに利益と誇りをもたらす」を掲げる。その実現のため、遵法精神に基づき「技術に裏打ちされた独自性のある商品を世界中で安くつくり、適正価格で売る」ことを追求する。2026年度から2028年度の中期経営計画では、売上高2,000億円以上、全利益項目で最高益、ROIC7%以上、ROE9%以上を目標に掲げ、NOK株式会社との共同株式移転による統合シナジー創出も重要な柱としている。

業界の中での役割は密封・軸封装置の専業メーカー。自動車・産業機械・半導体・舶用・航空宇宙の各業界に、それぞれ特化したシール製品を供給。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,775億円
営業利益
135億円
営業利益率
7.6%
純利益
98億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
自動車・建設機械業 界向け事業933億円52.5%31億円3.3%
一般産業機械業界向け事業395億円22.2%57億円14.4%
舶用業界向け事業195億円11.0%51億円26.2%
半導体 業界向け 事業165億円9.3%-12億円-7.3%
航空宇宙業界向け事業88億円5.0%7億円8.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車・建設機械主力

自動車および建設機械向けに、エンジン・トランスミッション等の回転軸からの液体漏れを防ぐメカニカルシールや特殊バルブを供給。内燃機関車から電動車まで幅広く対応。

主な製品・サービス2
メカニカルシール(軸封装置)
回転軸とハウジングの隙間を密封し、冷却水・オイルなどの流体漏れを防止する機械的に接触するシール。自動車用ウォーターポンプやオイルポンプに多用される。
特殊バルブ
自動車・建設機械向けに、エンジン冷却系や排気系などで流体の流れを制御するバルブ。高耐熱・高耐圧仕様。

02一般産業機械準主力

石油精製、石油化学プラント、汎用産業機械向けに、ポンプ・コンプレッサー等の回転機器に組み込まれるメカニカルシールを供給。高温・高圧・腐食性流体など過酷な条件下でも高い密封性能を発揮。

主な製品・サービス1
メカニカルシール(軸封装置)
産業用ポンプやコンプレッサーの回転軸密封に使用され、流体の漏洩を防ぎ、プラントの安定運転と環境保全に貢献する。API規格対応品もラインナップ。

03半導体準主力

半導体製造装置向けに、真空環境や薬液に耐える各種シール(軸封装置)を供給。また、電子機器・精密機器向け精密ベローズも取り扱う。クリーンルーム内で使用される高信頼性部品。

主な製品・サービス2
各種シール(軸封装置)
半導体製造装置の真空チャンバーや薬液供給系に用いられる、耐プラズマ・耐薬品性に優れたシール。発塵を極力抑える設計。
精密ベローズ
電子機器や精密機器の配管・継手に使用される伸縮性のある金属製蛇腹管。高精度な位置決めや流体密封に用いられる。

04舶用副次

船舶の推進軸を船体外から水の浸入を防ぐ船尾管シール(軸封装置)および軸受を供給。長期にわたり海水・潤滑油との接触に耐える耐久性が求められる。

主な製品・サービス2
船尾管シール(軸封装置)
プロペラシャフトが船体を貫通する部分に装着され、海水の浸入と潤滑油の漏出を同時に防止する大型シール。
軸受
船尾管内部で推進軸を支持する滑り軸受。海水潤滑または油潤滑に対応する特殊合金や樹脂製。

05航空宇宙副次

航空機エンジンやロケットエンジンの高温・高回転・極低温などの過酷環境下で使用される各種シール(軸封装置)および圧力センサーを供給。極めて高い信頼性と軽量性が要求される分野。

主な製品・サービス2
各種シール(軸封装置)
航空機エンジンのオイルシールや空気シール、ロケットエンジンの燃料ターボポンプ用シールなど。耐熱合金やカーボン材を用い、極限の条件下で密封を維持する。
圧力センサー
航空機やロケットのエンジン制御・油圧系統に組み込まれ、燃焼室圧力や油圧を高精度で計測するセンサー。

製品と技術

自動車・建設機械向けメカニカルシールとバルブ

主力製品はエンジン、トランスミッション、ウォーターポンプ等の回転軸に装着されるメカニカルシールである。内燃機関車向けの伝統的なオイルシールに加え、EV向けのサスペンション用ソレノイドバルブの販売が拡大している。同バルブは電動パワートレインの冷却や制御に用いられ、2026年3月期の自動車・建設機械セグメントの売上は932億67百万円に達した。建設機械向けには高耐圧・高耐熱の特殊バルブも供給し、過酷な現場環境に対応する。

一般産業機械向け高仕様メカニカルシール

石油精製、石油化学プラントのポンプやコンプレッサー向けに、高温・高圧・腐食性流体でも密封を維持するメカニカルシールを提供する。API規格(米国石油協会規格)に準拠した製品もラインナップし、プラントの安定運転と環境保全に貢献する。ドイツのイーグルブルグマン社との連携により、グローバルな補修・交換需要をカバーする体制を持つ。2026年3月期の売上は394億92百万円だが、東南アジアのプラント稼働率低下により前期比3.3%減となった。

半導体製造装置向けクリーンシールと精密ベローズ

半導体製造装置の真空チャンバーや薬液供給系向けに、耐プラズマ・耐薬品性に優れたシールを開発・供給している。発塵を極力抑える設計が求められ、高付加価値メモリ需要の拡大を背景に2026年3月期の売上は164億88百万円と前期比31%増加した。また、電子機器・精密機器向けの精密ベローズ(金属製蛇腹管)も取り扱い、高精度な位置決めや流体密封に用いられる。同事業は営業損失を計上しているが、生成AI関連半導体の需要回復で赤字幅は縮小した。

舶用向け船尾管シールと軸受

船舶のプロペラシャフトが船体を貫通する部分に装着する船尾管シールが主力製品。海水の浸入と潤滑油の漏出を同時に防止し、長期にわたる耐久性が必要とされる。軸受は滑り軸受方式で、海水潤滑または油潤滑に対応する特殊合金や樹脂製である。新造船需要・修繕需要ともに好調で、2026年3月期の売上は194億79百万円(前期比7.9%増)。営業利益は51億円と安定した収益源となっている。

航空宇宙向け極限環境シールと圧力センサー

航空機エンジンやロケットエンジンの高温・高回転・極低温環境で使用されるシールを手掛ける。耐熱合金やカーボン材を用い、燃料ターボポンプ用シールなどが代表例。また、エンジン制御や油圧系統に組み込む圧力センサーも製造し、燃焼室圧力や油圧を高精度で計測する。防衛関連も含み堅調な需要があるが、2026年3月期は衛星関連商品の販売減により売上87億60百万円(前期比3.9%減)、営業利益6億96百万円(同32.2%減)となった。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

機械部品で中位、収益改善途上

機械部品や油圧機器などを手掛ける中堅メーカー。売上高は1,600億円超と一定規模だが、営業利益率5%と収益性は低い。同業の三浦工業や日本製鋼所と比べ、収益力で劣る。近年は売上高が微増で、コスト競争や需要変動の影響を受けやすい。

強み

  • 油圧機器、機械部品など多様な製品を提供する総合力。
  • 売上高1,600億円超と業界で一定の存在感を持つ。
  • 産業機械向けなど幅広い顧客を持つ。
  • 環境関連など新分野への展開を進めている。

課題

  • 営業利益率5%と低く、コスト競争に弱い。
  • 売上高が1,670億~1,775億円と伸び悩み。
  • 業界内で明確な強みがなく、価格競争に陥りやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

自動車部品・電池・販売の時価総額近傍。太字がイーグル工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17220武蔵精密工業1,907億円151.5倍
26966三井ハイテック1,815億円53.2倍
37970信越ポリマー1,814億円18.0倍
46632JVCケンウッド1,647億円9.1倍
59882イエローハット1,529億円12.9倍
66486イーグル工業1,500億円13.9倍
77283愛三工業1,445億円
85192三ツ星ベルト1,373億円16.8倍
97821前田工繊1,353億円13.9倍
107224新明和工業1,353億円11.1倍
117599IDOM1,332億円10.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車部品・電池・販売)に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

NOKとEG&Gシーロールの合弁で創業した1964年

1964年10月、NOK株式会社と米国EG&GシーロールINC.の合弁事業契約に基づき、資本金180百万円で日本シールオール株式会社が設立された。本社は東京都中央区宝町に置き、メカニカルシール等の製造・販売を開始。1965年4月には埼玉事業場を新設し生産能力を高めた。この合弁により、日本の自動車業界向けに高品質な軸封装置を供給する基盤ができた。

独立と上場を経て企業基盤を固めた1970~1990年代

1971年4月に岡山事業場を新設。1978年6月、商号をイーグル工業株式会社に変更し、合弁から独立した企業としての歩みを本格化させた。1982年1月には東京証券取引所市場第二部に株式を上場、1991年9月には市場第一部へ指定替えを果たした。この間、1985年に有漢精密(現岡山イーグル)、1989年にイーグル工機、1990年に島根イーグルなど国内生産子会社を相次いで設立し、生産体制を拡充した。

ブルグマン社との提携で一般産業機械事業を強化した2000年代

2005年10月、一般産業機械向けメカニカルシールについてドイツのブルグマン社との合弁事業契約を締結。2009年にはインド子会社を合併してイーグルブルグマンインディアを設立、同年9月にはブルグマンインダストリーGmbH&Co.KGに25%出資し、欧州でのプレゼンスを高めた。2004年には神戸製鋼所からコベルコ・マリンエンジニアリングの株式65%を取得し、舶用事業も拡大。2010年にはその株式を100%化してKEMELと改称、のちに吸収合併した。

EV・半導体・航空宇宙へ事業領域を広げた2010年代

2010年に欧州自動車事業統括会社としてイーグルホールディングヨーロッパB.V.を設立。2012年にはメキシコにEKKイーグルインダストリーメキシコを設立し、北米市場への供給拠点を強化した。半導体向け事業では新潟イーグルやNEK CO.,LTD.を軸に、真空・薬液対応シールや精密ベローズを展開。航空宇宙分野では北海道イーグルやバルコムを通じ、航空機エンジンやロケット向け極限環境シールを供給するようになった。

NOKとの統合を決断した2020年代

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場に移行。2026年3月期の売上高は1,775億円、営業利益135億円と過去最高水準に達した。同年10月1日にはNOK株式会社との共同株式移転による経営統合を予定しており、両社の経営資源の最適化やシナジー創出により、グループ全体でのさらなる成長を目指す。中期経営計画の最終年度2028年度には売上高2,000億円以上を目標とする。

年表29件を開く

1960年代

  • 1964年10月NOK株式会社と米国のEG&GシーロールINC.との合弁事業契約に基づき、メカニカルシール等の製造、販売を目的として資本金180百万円をもって東京都中央区宝町2丁目4番地に日本シールオール株式会社を設立。
  • 1965年4月埼玉事業場を新設。
  • 1966年2月本店所在地を東京都港区芝大門1丁目12番15号に移転。

1970年代

  • 1971年4月岡山事業場を新設。
  • 1978年6月商号変更商号をイーグル工業株式会社に変更。
  • 1979年6月本店所在地を東京都港区芝公園2丁目6番15号に移転。
  • 1979年6月創業台湾にイーグルインダストリー台湾CORP.を設立。

1980年代

  • 1982年1月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 1985年4月創業有漢精密株式会社(現岡山イーグル株式会社)を設立。
  • 1989年3月創業イーグル工機株式会社を設立。
  • 1989年8月本店所在地を東京都港区芝大門1丁目12番15号に移転。

1990年代

  • 1990年11月創業島根イーグル株式会社を設立。
  • 1991年9月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場。
  • 1996年2月創業イーグル精密株式会社を設立。
  • 1998年4月M&Aイーグル精密株式会社とイーグル工機株式会社は合併し、商号を新潟イーグル株式会社(現イーグルブルグマンジャパン株式会社)に変更。
  • 1998年10月M&A新潟イーグル株式会社は昭和冶金工業株式会社を吸収合併。

2000年代

  • 2002年9月創業中国にイーグルインダストリー(WUXI)CO.,LTD.を設立。
  • 2004年1月株式会社神戸製鋼所から株式会社コベルコ・マリンエンジニアリングの株式65%を取得。
  • 2004年4月商号変更株式会社コベルコ・マリンエンジニアリングの商号を、コベルコイーグル・マリンエンジニアリング株式会社に変更。
  • 2005年10月一般産業機械業界向けメカニカルシール等について、ブルグマン社との合弁事業契約を締結。
  • 2009年3月M&Aインドのイーグル・シールズ・アンド・システムズ・インディアLTD.(存続会社)とブルグマンインディアPVT.LTD.を合併、商号をイーグルブルグマンインディアPVT.LTD.に変更し、インドにおけるメカニカルシール事業を強化。
  • 2009年4月イーグルブルグマンジャパン株式会社の25%株式をブルグマンインターナショナルGmbHに売却。
  • 2009年9月ブルグマンインダストリーGmbH&Co.KG(現イーグルブルグマンジャーマニーGmbH&Co.KG)に25%出資し、更に強固なアライアンス体制を構築。

2010年代

  • 2010年5月商号変更コベルコイーグル・マリンエンジニアリング株式会社の株式を100%取得し、KEMEL株式会社に商号変更。
  • 2010年11月創業欧州における自動車業界向け事業統轄のためイーグルホールディングヨーロッパB.V.を設立。
  • 2012年4月M&AKEMEL株式会社を吸収合併。
  • 2012年10月創業メキシコにEKKイーグルインダストリーメキシコS.A. de C.V.を設立。
  • 2017年2月本社事務所を東京都港区芝公園2丁目4番1号に移転。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年度まで2,000億円以上
  • 全利益項目での最高益2028年度まで最高益
  • ROIC2028年度まで7%以上
  • ROE2028年度まで9%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    変化への巧緻的対応

    常に変化する事業環境に柔軟に対応できる事業体制を整備し、グローバルでのエネルギー需要の変動や国際物流の高水準な推移、サプライチェーンの混乱や原材料価格の高騰などのリスクに適応する。

  2. 02

    NOK/EKK統合シナジーの創出

    2026年10月にNOK株式会社と共同株式移転による経営統合を実施し、両社の経営資源の最適化や効率的な事業運営により、グループ全体の中長期的な成長と企業価値向上を目指す。

  3. 03

    次世代製品の開発と事業化

    当社固有技術を活かし、EV向け製品や半導体業界向けなどの次世代製品の開発と事業化を進め、将来の成長ドライバーを育成する。

  4. 04

    DXと業務改革の深化

    DX(デジタルトランスフォーメーション)およびTCD(トータルコストダウン)やムダ半などの業務改善活動を深化させ、生産性と品質を向上させる。

  5. 05

    持続性ある企業体質の構築

    「永遠のゼロ」(安全・品質など)の追求と人間尊重・人財育成を軸に、長期的な利益とステークホルダーへの価値提供を両立する企業体質を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で6,188人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は899万円で、9期前と比べて+17.6%平均年齢は41.8歳、平均勤続年数は16.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月6,070
2018年3月6,400
2019年3月76540.615.66,482
2020年3月75839.414.86,594
2021年3月70139.915.46,507
2022年3月76441.116.56,393
2023年3月78241.416.66,300
2024年3月79241.616.76,280
2025年3月83441.515.86,268136
2026年3月89941.816.16,188218

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率90.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社46(国内 13 / 海外 33) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
つくば事業場 — 茨城県つくば市8,752百万円
半導体業界向け 事業
岡山事業場 — 岡山県高梁市6,803百万円
自動車・建設機械業界向け事業
EKKイーグルインダストリーメキシコS.A. de C.V. — メキシコ3,494百万円
自動車・建設機械業界向け事業
イーグルブルグマンインディアPVT.LTD. — インド2,922百万円
一般産業機械業界向け事業
イーグルインダストリー(WUXI) CO.,LTD. — 中国2,663百万円
自動車・建設機械業界向け事業
イーグルインダストリーフランスS.A.S. — フランス2,466百万円
自動車・建設機械業界向け事業
イーグルブルグマンジャパン㈱ — 新潟県五泉市2,418百万円
一般産業機械業界向け事業
イーグルジムラックスB.V. — オランダ2,206百万円
自動車・建設機械業界向け事業
高砂事業場 — 兵庫県高砂市1,741百万円
舶用業界向け事業
埼玉事業場 — 新潟県五泉市1,507百万円
一般産業機械業界向け事業
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    島根イーグル㈱
    島根県雲南市
    議決権100.0%
  • 国内
    岡山イーグル㈱(注)2
    岡山県高梁市
    議決権100.0%
  • 国内
    広島イーグル㈱
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    イーグルブルグマンジャパン㈱(注)2
    東京都港区
    議決権75.0%
  • 国内
    新潟イーグル㈱
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    イーグルハイキャスト㈱
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    北海道イーグル㈱
    北海道山越郡 長万部町
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱バルコム
    大阪府豊中市
    議決権100.0%
  • 海外
    NEK CO.,LTD.
    韓国
    議決権100.0%
  • 海外
    イーグルインダストリー台湾CORP.
    台湾
    議決権100.0%
  • 海外
    EKKイーグル(タイランド)CO.,LTD. (注)2
    タイ
    議決権100.0%
  • 海外
    P.T.イーグルインダストリーインドネシア
    インドネシア
    議決権99.9%
残りのグループ会社34社を開く
  • EKKイーグルプロダクツインディアPVT.LTD.インド100%
  • イーグルインダストリーセールスアンドサービス(WUXI)CO.,LTD.中国100%
  • イーグルインダストリー(WUXI)CO.,LTD. (注)2中国100%
  • EKKセールスヨーロッパB.V.オランダ100%
  • イーグルジムラックスB.V. (注)2オランダ100%
  • イーグルインダストリーフランスS.A.S. (注)2フランス100%
  • イーグルアクチュエータコンポーネンツGmbH&Co.KGドイツ100%
  • イーグルインダストリーハンガリーKft.ハンガリー100%
  • イーグルエービーシーテクノロジーS.A.S. (注)2フランス100%
  • EKKイーグルアメリカINC.(注)2アメリカ100%
  • EKKイーグルインダストリーメキシコS.A. de C.V. (注)2メキシコ100%
  • EKK INC. (注)2アメリカ100%
  • イーグルホールディングヨーロッパB.V.オランダ100%
  • イーグルブルグマンインディアPVT.LTD.インド39%
  • イーグルブルグマン(マレーシア)SDN.BHD.マレーシア100%
  • P.T.イーグルブルグマンインドネシアインドネシア100%
  • イーグルブルグマンコリアCO.,LTD.韓国100%
  • イーグルブルグマンフィリピンINC.フィリピン100%
  • イーグルブルグマン(タイランド)CO.,LTD.タイ100%
  • イーグルブルグマンオーストラレーシアPTY.LTD.オーストラリア100%
  • イーグルブルグマン台湾CO.,LTD.台湾100%
  • イーグルブルグマンシンガポールPTE.LTD.シンガポール100%
  • イーグルブルグマンベトナムCO.,LTD.ベトナム100%
  • EBIアジアパシフィックPTE.LTD. (注)2シンガポール75%
  • イーグルヨーロッパGmbHドイツ100%
  • イーグルテクノロジー台湾CO.,LTD.台湾100%
  • EKKイーグルアジアパシフィックPTE.LTD.シンガポール100%
  • KEMELヨーロッパLTD.イギリス100%
  • KEMELセールスアンドサービス(SHANGHAI)CO.,LTD.中国100%
  • イーグルブルグマンジャーマニーGmbH&Co.KGドイツ25%
  • EBIアジアPTE.LTD.シンガポール50%
  • イーグルブルグマンアトランティックGmbHドイツ25%
  • イーグルブルグマンミドルイーストGmbHドイツ40%
  • NOK㈱(注)1(注)2東京都港区32%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    船尾管シール装置交換部品1式ほか4点買入
    海上保安庁 · 2022-05-13
    317万円
  • 調達
    メカニカルシール2個ほか2点買入
    海上保安庁 · 2022-09-21
    210万円
  • 調達
    交換部品(船尾管軸封装置)2式買入
    海上保安庁 · 2024-06-14
    199万円
  • 調達
    シールリング4本ほか5点買入
    海上保安庁 · 2018-08-06
    108万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,775億円営業利益135億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.5%、利益が+58.8%。

売上高
+5.5%
1,775億円
営業利益
+58.8%
135億円
純利益
+100.0%
98億円
営業利益率
7.6%
前期比 +2.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,000億円1,775億円
営業利益160億円135億円
純利益120億円98億円
1株あたり配当¥125

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は478億円、営業利益は42億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+19.5%、営業利益は+180.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q4057
2024年1Q400153.824
2024年2Q421163.819
2024年3Q430296.717
2024年4Q41915
2025年2Q830435.227
2025年4Q852424.922
2026年2Q855556.448
2026年4Q920808.750
2027年1Q478428.834

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,028億円から1,775億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は7.6%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,0288945
2014年3月1,24714574
2015年3月1,38216895
2016年3月1,43414992
2017年3月1,40612273
2018年3月1,508139104
2019年3月1,49411770
2020年3月1,4216829
2021年3月1,3058440
2022年3月1,40810857
2023年3月1,57412368
2024年3月1,67013875
2025年3月1,682851205.149
2026年3月1,7751351727.698

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,775億円のうち、営業利益として残るのは135億円7.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は98億円、売上の5.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.3%1,318億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.1%322億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.6%135億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.0pt
7.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.5pt
5.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.3pt
8.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが220億円、投資CFが−88億円で、差し引きのフリーCFは132億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は322億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月107−87−1520130
2014年3月163−117−2246174
2015年3月141−127−2014179
2016年3月182−136−2846181
2017年3月161−112−2749198
2018年3月118−86−2732204
2019年3月146−143−73197
2020年3月160−109−4151201
2021年3月178−52−27126315
2022年3月122−68−11654270
2023年3月123−81−3242293
2024年3月177−120−6457311
2025年3月137−104−8333249
2026年3月220−88−83132322

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,286億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,426億円で、自己資本比率は58.2%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,22752570237.3
2014年3月1,42562979639.0
2015年3月1,56474881642.2
2016年3月1,54872482442.3
2017年3月1,60774586242.2
2018年3月1,66585381247.2
2019年3月1,72488983547.4
2020年3月1,66882084844.9
2021年3月1,76592484147.8
2022年3月1,8101,03177952.1
2023年3月1,9321,12980354.0
2024年3月2,0991,25784255.6
2025年3月2,0351,22581055.9
2026年3月2,2861,42686058.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
337億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
846億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
128億円
在庫として抱えている分
負債合計
860億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り209社中19位あたり、逆に低いのは自己資本比率209社中131位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.0%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.6%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.2%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.5%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.2%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,015で、1年前と比べて+22.4%過去52週の値幅のなかでは48%の位置にある。

¥3,015-2.1%1ヶ月+4.2%1年+22.4%時価総額1,500億円
過去52週の値幅
安値¥2,542高値¥3,535

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.9倍
PER (会社予想)11.5倍
PBR1.02倍
配当利回り4.15%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月初めに2800円台で揉み合い後、7月27日に3045円まで上昇。8月14日現在3095円と、25日移動平均線(2967.88円)を約4.3%上回って推移。52週高値3535円には依然届かず、高値圏で一進一退。出来高は7月27日に19万1700株と膨らんだが、直近8月14日は8万9200株に減少。1ヶ月で+4.49%と底堅く、週足では上昇トレンドを維持。RSIは62.19とやや過熱感が出始めたが、過熱圏ではない。需給は良好で、75日線(2903.15円)と200日線(2900.29円)に支えられている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 73/100)

PER14.27倍は業界平均24.01倍を約41%下回り、PBR1.06倍も平均1.62倍を大幅に下回って割安感が強い。配当利回り4.04%は平均2.61%を上回り、配当性向88.5%と高めだが安定的な配当が見込める。ROE8%は平均水準と同等程度で、直近の業績は売上高・利益とも増加傾向にあり、来期予想PER11.8倍とさらに低下する見通し。収益性向上と業績拡大が見込まれるため、割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.9倍22.7倍
PER (予想)11.5倍
PBR1.02倍1.50倍
ROE8.0%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、電動車向けシール需要の増加(冷却回路など)や、EVシフトでエンジン向け減少を補う可能性、グローバル生産体制の強み、配当利回り4.4%を評価。弱気派は、自動車生産台数の横ばい・材料費高騰、電動化で部品点数減少、競争激化によるシェア低下リスクを指摘。

プラスに働く材料7
  • 電動車向け新製品

    冷却系シールなどEV化で需要拡大、製品単価アップ

  • グローバル基盤

    世界各地に生産拠点、為替変動の影響軽減

  • 安定配当

    配当利回り約4.4%、増配傾向

  • 営業利益135億円、前期比59%増2027年3月期影響

    営業利益85→135億円、利益率5.05%→7.61%へ大幅改善

  • 純利益98億円と2倍増益決算発表後影響

    純利益49→98億円。予想PER11.8倍は実績14.27倍を下回る

  • 売上高1775億円、3期連続増収2027年3月期影響

    売上高1670→1682→1775億円。増収と利益率改善が同時進行

  • 配当利回り4.04%の株主還元継続影響

    株価は1年で+31.2%も配当利回り4.04%を維持

マイナスに働く材料7
  • 自動車生産頭打ち

    世界生産台数横ばい、数量増加期待薄

  • 電動化で部品減少

    エンジン用シール需要減少が利益を押し下げ

  • 原材料高・競争激化

    コスト増の転嫁難しく、新興国企業の台頭

  • 営業増益の反動減リスク2027年3月期影響

    営業利益が85→135億円と急拡大。来期に50億円の反動減が出れば利益率は5%台へ

  • 純利益の倍増は一過性の可能性通年影響

    純利益49→98億円。税金・特別損益の変動で同水準維持は不透明

  • 株価上昇後の利食い売り不定影響

    1年で+31.2%。外国人保有16.64%が売りに転じると需給悪化

  • PBR1.06倍とROE8%の評価均衡通年影響

    PBR1.06倍はROE8%にほぼ対応。追加的なバリュエーション拡大余地は乏しい

次の決算で確かめる点
EV・HV向け売上比率
電動化対応の進捗と収益貢献度を測る
海外売上高
グローバル需要動向と為替影響の把握
営業利益率
コスト転嫁力と収益性の変化を監視

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり125で、前期から+25.0%いまの株価に対する利回りは4.15%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥125
1株あたり
配当利回り
4.15%
いまの株価に対して
配当性向
88.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4557.9
2018年3月5011.141.7
2019年3月500.044.1
2020年3月500.053.2
2021年3月500.056.8
2022年3月500.066.9
2023年3月7040.035.0
2024年3月8014.335.9
2025年3月10025.041.5
2026年3月12525.088.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥125

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ20,717人。区分でいちばん多いのは事業法人32.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.7%を占め、残る46.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人33.333.433.533.032.832.6
個人・その他18.719.619.624.827.227.9
金融機関29.329.230.724.623.321.0
外国法人17.717.115.116.515.416.6
自己株式1.41.36.07.07.0
証券会社1.00.71.11.01.21.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01NOK株式会社29.77
02フロイデンベルグ・エス・エー7.64
03日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)5.64
04第一生命保険株式会社 常任代理人 株式会社日本カストディ銀行5.54
05イーグル工業持株会4.60
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.93
07日本マスタートラスト信託銀行株式会社(役員報酬BIP信託口・76761口)1.61
08株式会社三井住友銀行1.55
09株式会社三菱UFJ銀行1.32
10株式会社中国銀行 常任代理人 株式会社日本カストディ銀行1.28

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-06
    第一生命保険株式会社
    新規の大量保有報告
    4.49%
    -1.06pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+131%、1株純資産は14期で+208%。直近期のROEは8.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月9495010.99.812.3
2014年3月1541,15314.710.333.1
2015年3月1971,36615.612.338.0
2016年3月1901,34414.07.829.1
2017年3月1491,38810.910.157.9
2018年3月2131,60314.28.841.7
2019年3月1431,6668.88.444.1
2020年3月591,5253.711.453.2
2021年3月821,7195.014.656.8
2022年3月1161,9206.48.466.9
2023年3月1402,1706.88.535.0
2024年3月1612,5706.811.435.9
2025年3月1082,5184.218.241.5
2026年3月2172,9288.013.188.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額526百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
鶴鉄二代表取締役 会長兼社長77169,000
中尾正樹代表取締役副社長 業務本部長 兼防衛関連統括室長7130,000
安部信二代表取締役専務 安全環境品質管理室長6752,000
上村訓右代表取締役専務 技術本部長6730,000
嶋田雅英専務取締役 AI・CI事業部長 兼原発関連統括室長6019,000
山本英貴専務取締役 営業本部長6610,000
中澤亮大専務取締役 経営企画室長 兼防衛関連統括室副室長412,000
山澤梨沙取締役47
射場泰光取締役(常勤監査等委員)659,000
庄野勝彦取締役(監査等委員)741,000
坂口昌子取締役(監査等委員)59
小池孝取締役(監査等委員)70
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
村田良伸専務取締役 財経本部長62

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)72556312844664
社外取締役5585812
取締役(社内)1222222

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,592字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)はイーグル工業株式会社(当社)、子会社43社、関連会社42社及びその他の関係会社により構成されております。当社グループは、次の5つの事業向けにメカニカルシール、特殊バルブ及びその他密封装置関連製品の製造並びに販売を主に、これらに附帯する保守・工事等を行っております。 (1)自動車・建設機械業界向け事業………主要な製品は自動車、建設機械向けのメカニカルシール(軸封装置)、特殊バルブ及び電力業界向けの特殊バルブであります。当社のほか、主に下記の関係会社で製造・販売を行っております。 (生産) 岡山イーグル㈱、島根イーグル㈱、広島イーグル㈱、イーグルインダストリー台湾CORP.、NEK CO.,LTD.、EKKイーグル(タイランド)CO.,LTD.、EKKイーグルインダストリーメキシコS.A. de C.V.、イーグルインダストリー(WUXI)CO.,LTD.、イーグルジムラックスB.V.、イーグルインダストリーフランスS.A.S.、イーグルインダストリーハンガリーKft. (販売) NOK㈱、イーグルインダストリー台湾CORP.、NEK CO.,LTD.、EKKイーグル(タイランド)CO.,LTD.、EKKイーグルインダストリーメキシコS.A. de C.V.、イーグルインダストリーセールスアンドサービス(WUXI)CO.,LTD.、EKKセールスヨーロッパB.V.、イーグルアクチュエータコンポーネンツGmbH&Co.KG、EKKイーグルアメリカINC. (2)一般産業機械業界向け事業……主要な製品は産業機械、石油精製、石油化学プラント業界向けのメカニカルシール(軸封装置)であります。当社のほか、主に下記の関係会社で製造・販売を行っております。 (生産) イーグルブルグマンジャパン㈱、イーグルブルグマン台湾CO.,LTD.、イーグルブルグマンインディアPVT.LTD.、イーグルブルグマンジャーマニーGmbH&Co.KG (販売) イーグルブルグマン台湾CO.,LTD.、イーグルブルグマンインディアPVT.LTD.、イーグルブルグマンコリアCO.,LTD.、イーグルブルグマンジャーマニーGmbH&Co.KG、イーグルブルグマンインダストリーズLP、イーグルブルグマンイタリアS.r.l. (3)半導体業界向け事業……主要な製品は半導体製造装置向けの各種シール(軸封装置)及び電子機器、精密機器向け精密ベローズであります。当社のほか、主に下記の関係会社で製造・販売を行っております。 (生産) 新潟イーグル㈱、NEK CO.,LTD.、アリーナインストゥルメントCO.,LTD. (販売) EKKイーグルアメリカINC.、アリーナインストゥルメントCO.,LTD. (4)舶用業界向け事業………………………主要な製品は船尾管シール(軸封装置)・軸受であります。当社のほか、主に下記の関係会社で製造・販売を行っております。 (生産) イーグルハイキャスト㈱、NEK CO.,LTD. (販売) EKKイーグルアメリカINC.、EKKイーグルアジアパシフィックPTE.LTD.、KEMELヨーロッパLTD. (5)航空宇宙業界向け事業…………………主要な製品は航空機・ロケットエンジン向けの各種シール(軸封装置)、圧力センサーであります。当社のほか、主に下記の関係会社で製造・販売を行っております。 (生産) 北海道イーグル㈱、㈱バルコム (販売) ㈱バルコム、EKKイーグルアジアパシフィックPTE.LTD.、EKKイーグルアメリカINC.、NEK CO.,LTD. 事業系統図 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (☆:連結子会社、*持分法適用会社、◇:その他の関係会社)
経営方針・対処すべき課題1,175字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社グループの経営に対する基本的な考えは「企業は株主・従業員・社会の三者の共有物であり、これにお客様、サプライヤー、金融機関等を加えた全てのステークホルダーに利益と誇りをもたらす(Profit and Pride for All Stakeholders)」であり、長期的利益の犠牲のもとに短期的利益を追求しないことを命題としております。そのために遵法精神に則り、「技術に裏打ちされた、独自性のある、かつ社会に有用な商品を世界中で安くつくり、適正価格で売る」ことにより、高い収益力を持った強い会社となるべく不断の企業活動を展開しております。 (2)経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 現下の事業環境は、前年度に引き続きグローバルでのエネルギー需要や国際物流は高水準で推移し、当社グループの各事業も堅調に推移いたしました。とりわけ、主力事業である自動車・建設機械業界向け事業においては、EV向け製品の拡販が進むとともに、将来の成長ドライバーとして注力する半導体業界向け事業も、業界の回復に伴い生産販売が増加し、グループ全体の収益は拡大傾向にあります。 一方、収まることのない世界各地域の紛争とそれらに起因するサプライチェーンの混乱や原材料価格の高騰等による事業活動への影響は引き続き注視を要し、依然予断を許さない状況にあります。 このような中、今年度より開始する新たな3カ年の中期経営計画に基づき、常に変化する事業環境にも柔軟に対応できる事業体制の整備と、当社固有技術を活かした次世代製品の開発と事業化を進めてまいります。これらに併せ、2026年10月1日に予定するNOK株式会社との共同株式移転による経営統合に基づき、当社とNOK株式会社のそれぞれの経営資源の最適化や効率的な事業運営等によるシナジー創出に努め、NOKグループ全体での中長期的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。 (中期経営計画の概要) 基本方針:持続性ある企業体質の構築 ~Fly Sky High!~ 期 間:2026年度~2028年度 主要推進項目 1.変化への巧緻的対応 2.NOK/EKK統合シナジーの創出 3.次世代製品の開発と事業化 4.永遠のゼロ 5.DX、TCD/ムダ半の深化 6.人間尊重/人財育成 最終年度の目標経営数値(2028年度) EKKグループで売上高 2,000億円以上の達成 全利益項目において最高益の達成 更なる資本効率性の向上 ・ROIC:7%以上 ・ROE:9%以上
事業等のリスク2,914字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業等のリスクを把握する体制 当社グループではリスクマネジメント方針、リスクマネジメント規程に基づき、当社のサステナビリティ活動を統括するサステナビリティ委員会傘下にリスクマネジメント分科会を設置し、定期的に事業等のリスクに関する損失の危険等について予防保全体制の確認を行い有事に備える体制を整備しております。また個別のリスク事象に関しては、事例検討会等を継続的に実施し、これらの活動方針・活動状況についてはサステナビリティ委員会において協議検討後、取締役会へ定期的に報告を行っております。 (2) 自動車業界等への依存について 当社グループの製品のうち、約5割は自動車業界及び自動車部品業界向けが占めており、当社グループの業績等は自動車生産及び販売動向の影響を受けております。また、電気自動車、燃料電池自動車等の普及進展によっても内燃機関向け既存製品の減少による影響を受けます。 自動車業界においては、自動車部品業界も含めて、グローバル化の一層の進展、世界規模での販売競争と業務提携や再編、調達コスト削減が進んでおり、加えて、国内完成車メーカー等における海外生産へのシフトも進んでおります。これに伴い、当社を含む部品メーカーに対しては、品質向上や納期厳守は当然のことながら、抜本的な原価低減、技術革新、グローバルな対応などの要請が強まっております。 これらに対応するため当社グループも徹底したTCD(Total Cost Down)、ムダ半活動(ムダの排除~すべてを半分に~)、グローバル生産体制の構築等に取り組んでおります。 (3) 技術変化への対応について 各業界における技術革新や品質向上にかかる要求等への対応が困難となった場合又は当社グループが保有する技術等について陳腐化が生じた場合には、当社グループの事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、多岐にわたる業界の幅広い要求に対応すべく、長年にわたり蓄積した回転・固定・往復動の密封技術を基盤にシナジーある新製品の開発を進めております。また、近年においては、カーボンニュートラルをはじめ持続可能な社会実現に向け、電気自動車の開発や当社製品が搭載される各機器の省力化、小型化等も進んでおり、次世代モビリティ・次世代エネルギー市場をターゲットとした研究開発を進めております。 (4) 製品の品質問題が及ぼす影響について 当社グループは、各生産拠点において世界的に認められた品質管理基準に従って製品を製造しておりますが、万が一大規模なリコールや製造物賠償責任につながるような製品の不具合が発生した場合、多大な対応コストや社会的信用の低下により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは「永遠のゼロ」をスローガンとした品質改善活動を継続して実施しております。 (5) 海外展開について 当社グループにおける海外展開については、顧客の需要、品質及び生産コスト等を考慮し、最適地生産を行うことを基本方針としております。また、顧客の海外展開についても必要な対応を進めており、国内に加えて、アジア・オセアニア、欧州等の地域において製品供給体制を構築しております。 さらに、ドイツを中心としてメカニカルシール等の製造販売を行うイーグルブルグマンジャーマニー社との間で、一般産業機械業界向けメカニカルシール等の製造及び販売について合弁事業を推進しております。 当社グループにおける海外事業の拡大に伴い、海外情勢や為替変動、海外市場の需給動向、所在地の法令改正等が当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、イーグルブルグマンジャーマニー社との今後のアライアンス及び海外事業展開が当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (6) 原材料・部品等の調達について 当社グループが調達する一部の特殊な原材料・部品等については、限られたサプライヤーに依存する場合があります。また、サプライヤー及びその上流に位置する原材料メーカー等における被災、事故、倒産等に加え、地政学リスクの高まりや国際物流の停滞等により、想定を超える原材料・部品等の供給中断が発生する可能性があります。さらに、需要の急増等の影響も加わり当該原材料・部品等の供給不足が生じた場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、原材料・部品等を複数のサプライヤーから購入することにより安定した調達を図り、生産に必要な原材料・部品等が十分に確保されるよう努めております。 (7) 情報セキュリティについて 当社グループは、事業活動を通して入手した顧客・取引先に関する情報並びに当社グループ内の営業、技術、知的財産、ノウハウ等を含む機密情報や個人情報(以下、情報資産という)を保有しております。このため、サイバー攻撃、コンピュータ・ウィルスの感染、その他不測の事態によりこれらの情報資産が消失、改ざん、漏洩した場合、当社グループの社会的信用低下や損害賠償請求等により、当社グループの事業活動及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、サイバー攻撃の高度化や被害の甚大化を受け、情報セキュリティ対策を適切に実施し、被害を防止・極小化することは重要課題の一つとして認識しております。その維持向上に向け当社グループの情報セキュリティ基本方針を定め、専門部署を設置し、グループ全体の情報セキュリティの強化を推進しております。これらに関する実務においては、セキュリティインシデントを含む情報漏洩に関しての事件、事故等の各事例の共有等とそれらの未然防止のためのサイバーセキュリティ対策の実施、周知等を実施しており、当社事業活動に応じた、情報セキュリティに関する規程・基準の制定・運用を進めております。 また、情報セキュリティに関する従業員の知識向上・トレーニングを図るためのセキュリティ教育を継続実施しております。 (8) 災害・パンデミックや社会インフラの障害について 想定を超える大地震や天変地異、パンデミック等による社会インフラの損壊等により生産・販売活動に著しい障害が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは従業員の安全確保を第一とし、被災した際の目標復旧期間をあらかじめ定め、減災対策の徹底、安全在庫の確保、調達先の複数化、代替部材の確保等、生産活動の停止や製品供給面での混乱を最小限におさえるBCM(Business Continuity Management)の構築を進めております。
経営成績の分析 (MD&A)6,235字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における当社グループを取り巻く環境は、地政学リスクの長期化に加え、米国新政権の通商・経済政策を起点とする各国の政策動向の変化により、さらなる資源価格の高騰を招くなど、依然として先行き不透明感が高い状況が継続しました。 このような事業環境の中でも、当社グループの事業領域においては、主に自動車・建設機械業界向け事業、半導体業界向け事業における増収幅が大きく、売上高、各段階利益ともに前期を上回りました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は次のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ250億96百万円増加し、2,285億81百万円となりました。負債合計は、前連結会計年度末に比べ49億94百万円増加し、859億59百万円となりました。純資産合計は、前連結会計年度末に比べ201億1百万円増加し、1,426億21百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の売上高は1,774億88百万円(前期比5.5%増)、営業利益は134億68百万円(前期比58.6%増)、経常利益は171億70百万円(前期比42.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は98億28百万円(前期比101.5%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 [自動車・建設機械業界向け事業] 当事業は、引き続きEVのグローバル生産台数が伸長しており、サスペンション用ソレノイドバルブの販売が好調であったことに加え、内燃機関向け従来製品の販売も継続して堅調に推移し、当セグメントの売上高は932億67百万円(前期比6.5%増)、営業利益は30億82百万円(前期比451.0%増)となりました。 [一般産業機械業界向け事業] 当事業は、石油化学製品の競争激化を背景に東南アジア地域のプラント稼働率の低下が継続、補修需要が縮小したことから、当セグメントの売上高は394億92百万円(前期比3.3%減)となりました。営業利益はインドにおいてアフターサービスが増加したことなどから、57億47百万円(前期比6.7%増)となりました。 [半導体業界向け事業] 当事業は、生成AI関連分野の半導体を中心に好調を維持し、AIデータセンター向けなどの高付加価値メモリ需要の拡大を背景に当社製品の需要も回復基調となり、当セグメントの売上高は164億88百万円(前期比31.0%増)、営業損失は11億69百万円(前期は営業損失37億66百万円)となりました。 [舶用業界向け事業] 当事業は、新造船需要、修繕需要ともに好調を維持し、当セグメントの売上高は194億79百万円(前期比7.9%増)となりました。営業利益はプロダクトミックスの影響により、51億円(前期比3.4%減)となりました。 [航空宇宙業界向け事業] 当事業は、防衛関連を含む航空機向け製品の需要が引き続き堅調ながら、衛星関連商品の販売減により、当セグメントの売上高は87億60百万円(前期比3.9%減)となりました。営業利益は売上高の減少に加え増産対応にかかる費用が生じたことなどから、6億96百万円(前期比32.2%減)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は321億54百万円となり、前連結会計年度末に比べ72億64百万円の増加となりました。 各キャッシュ・フローの状況と主な要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は220億37百万円(前期比61.0%増)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益167億20百万円、減価償却費106億74百万円を計上した一方、法人税等の支払いにより48億5百万円支出したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は87億74百万円(前期比16.0%減)となりました。これは主に有形固定資産の取得により78億70百万円支出したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は82億51百万円(前期比0.7%減)となりました。これは主に配当金の支払(非支配株主への支払いを含む)により67億82百万円支出したことによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 当連結会計年度における生産、受注及び販売の実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 a.生産実績 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 自動車・建設機械業界向け事業(百万円)   92,936   106.4 一般産業機械業界向け事業(百万円)   39,236   95.1 半導体業界向け事業(百万円)   12,716   132.4 舶用業界向け事業(百万円)   19,229   108.0 航空宇宙業界向け事業(百万円)   8,127   100.5 合計(百万円)   172,247   105.0 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 b.受注実績 セグメントの名称   受注高   前年同期比(%)   受注残高   前年同期比(%) 自動車・建設機械業界向け事業(百万円)   93,620   107.8   5,681   106.6 一般産業機械業界向け事業(百万円)   39,346   96.4   6,688   97.8 半導体業界向け事業(百万円)   18,613   146.2   4,148   204.9 舶用業界向け事業(百万円)   20,157   87.4   13,825   105.2 航空宇宙業界向け事業(百万円)   15,937   143.5   16,162   179.9 合計(百万円)   187,675   107.5   46,506   128.0 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 c.販売実績 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 自動車・建設機械業界向け事業(百万円)   93,267   106.5 一般産業機械業界向け事業(百万円)   39,492   96.7 半導体業界向け事業(百万円)   16,488   131.0 舶用業界向け事業(百万円)   19,479   107.9 航空宇宙業界向け事業(百万円)   8,760   96.1 合計(百万円)   177,488   105.5 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) NOK株式会社   金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 18,109   10.8   18,691   10.5 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、主力である自動車・建設機械業界向け事業が売上・利益ともに期初計画を大きく上回り、グループ全体でも売上高と経常利益が過去最高を記録するとともに、期初計画を上回りました。世界的なEV生産台数は引き続き増加傾向にあるものの、その伸びは緩やかになっており、内燃機関向け従来製品の販売が期初計画を上回って推移しました。これに加えて、EV向けのサスペンション用ソレノイドバルブの販売も好調に推移し、自動車・建設機械業界向け事業の業績に寄与しました。一般産業機械業界向け事業では、東南アジア地域のプラント稼働率低下の影響が大きかったことに加えて、中東情勢の緊迫化により年度末に予定していた出荷の一部が翌期にずれ込んだ影響もあり、売上は期初計画を下回りました。利益面では、主にインドにおけるアフターサービスが増加したことなどから、営業利益は期初計画を達成しました。その他、航空宇宙業界向け事業は期初計画を下回った一方で、半導体業界向け事業、舶用業界向け事業においては期初計画を達成しました。 当連結会計年度末の資産合計は2,285億81百万円(前期比12.3%増)となりました。株主還元施策の拡大を図ったこと及び借入金の返済を進めた等の減少要因があったものの、これらの支出を上回るフリー・キャッシュ・フローを確保したことにより、現金及び預金が増加しました。また、国債利回りの上昇に伴う割引率の上昇により退職給付債務が減少したこと及び年金資産の運用実績が期待値を上回ったことにより、退職給付に係る資産が増加しました。さらに、円安による為替換算の影響により、海外関係会社に係る資産の円換算額が増加しました。 負債合計は859億59百万円(前期比6.2%増)となりました。退職給付に係る負債が減少した一方で、退職給付に係る資産の増加に伴い将来加算一時差異が増加したことから繰延税金負債が増加しました。 純資産合計は1,426億21百万円(前期比16.4%増)となりました。ユーロ、メキシコ・ペソ、人民元など当社グループの主要拠点に係る通貨に対して、期末にかけて円安が進行したことにより、為替換算調整勘定が増加しました。また、退職給付に係る数理計算上の差異等の影響により、退職給付に係る調整累計額が増加しました。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 [自動車・建設機械業界向け事業] グローバル自動車生産台数に占めるEV等の割合は継続して増加し、内燃機関向けの従来品目の販売減少傾向は続く見通しです。加えて地政学リスクの増大により、事業の見通しは極めて不透明な状況にありますが、継続したコストダウン活動と合わせ、さらなる販売価格の見直しを進め、収益確保に努めてまいります。 また、EVを始めとした次世代主力製品の開発拡販においては、引き合いが進んでいるサスペンション用ソレノイドバルブだけでなく、熱マネジメントシステム対応製品など、将来の販売増加に向けた取り組みを継続しております。内燃機関向け製品の減少をカバーすべく、今後も次世代主力製品の開発拡販を進めてまいります。 [一般産業機械業界向け事業] 本事業は、石油精製、石油化学プラント等に設置されるポンプ・コンプレッサーにメカニカルシールを納入し、その後のアフターサービスで収益を得るビジネスモデルです。 2025年度は、インドにおけるアフターサービスが増加したため、増益となりました。2026年度は、インド・アジアパシフィックの化学プラントの稼働率向上に伴う補修需要増加により、販売、利益ともに前期比増の見通しです。引き続き国内・外エンドユーザービジネスの拡大を中心に中長期的な収益拡大に努めてまいります。 [半導体業界向け事業] 2025年度は、生成AI関連分野の半導体を中心に好調を維持し、AIデータセンター向けなどの高付加価値メモリ需要の拡大を背景に当社製品の需要も回復基調となりました。2026年度は生成AIの普及を背景に半導体需要は拡大基調にあり、当社製品の流通在庫過多もほぼ解消され、加えて新製品の市場投入も見込んでおり、販売増となる見込みです。 当社の強みである幅広いシール製品ラインナップを活かした新製品開発を続け、半導体製造装置各社及び大手ファウンドリーへの拡販を進め、黒字回復を図ってまいります。 [舶用業界向け事業] 2025年度は、物流増加と地政学リスク等の拡大を背景に船舶の高稼働が継続し、売上・利益ともに当初計画を上回る結果となりました。 本事業の主要製品である1万トン以上の中大型船のスクリュー部分に設置される船尾管シールは、主要造船国において約6割のマーケットシェアを有しており、新造船に納入した後のアフターサービスで収益を確保していくビジネスモデルです。2026年度は、主に新造船向けの販売が増加することから、プロダクトミックスにより営業利益が落ち込む見通しではありますが、船舶の稼働状況によってはアフターサービスの増加も見込まれますので、造船、船舶の稼働動向を注視してビジネスを進めてまいります。 [航空宇宙業界向け事業] 航空機分野は、2026年度も官民ともに航空機エンジン向けシールの販売増加が継続する見通しです。また宇宙産業分野においても、H3ロケットや衛星へのシール製品・機器製品等の販売が増加する見込みであり、さらには民間宇宙開発や海外からの引き合いも増えていますので、生産体制強化を行い、100億円以上のビジネスに対応してまいります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの基本的な資本の財源は自己資金であり、営業活動によるキャッシュ・フローによって獲得した資金を、国内外で設置しているキャッシュ・マネジメント・システムを通じて集約し、設備投資等の企業価値向上に資する使途に用いております。設備投資等についてはフリーキャッシュフロー黒字の範囲内を原則としており、手元流動性を確保することに努めておりますが、不足する資金につきましては金融機関からの借入により調達しております。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は439億51百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は321億54百万円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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