概要
三洋化成工業は京都市東山区に本社を置く総合化学メーカーである。界面活性剤、ポリウレタン原料、樹脂添加剤などの機能化学品を主力とし、自動車、エレクトロニクス、生活用品など幅広い産業に素材を供給する。2025年3月期の連結売上高は1,423億円、営業利益84億円、純利益42億円。連結従業員数は1,626名。東京証券取引所プライム市場に上場する。
5分野にわたる化学品事業の構成
同社は化学品事業を生活・健康産業、石油・輸送機産業、プラスチック・繊維産業、情報・電気電子産業、環境・住設産業の5分野に区分する。生活・健康産業では洗剤やヘアケア向け界面活性剤、医薬品原料を扱う。石油・輸送機産業では自動車シート用ポリウレタンフォーム原料や潤滑油添加剤を供給する。プラスチック・繊維産業では永久帯電防止剤や顔料分散剤、情報・電気電子産業ではトナーバインダーやアルミ電解コンデンサ用電解液、半導体関連材料を手がける。環境・住設産業では廃水処理用高分子凝集剤や家具用ポリウレタン原料を提供する。2026年3月期からは報告セグメントを「コアマテリアル」「ウェルネス」「ICT」の3つに再編する方針である。
海外生産拠点を広げたグローバル展開
同社は1989年に米国現地法人サンナム・コーポレーション(現サンヨーケミカル・アメリカ)を設立し、北米市場に進出した。1997年にはタイにサンヨーカセイ(タイランド)リミテッドを設立。2003年には中国に三洋化成精細化学品(南通)有限公司を設立し、2008年には韓国三洋化成株式会社、2010年には台湾三洋化成股份有限公司を設立した。さらに2005年には米国テキサス州にサンヨーケミカル・テキサス・インクを設立し、ポリウレタン原料の製造拠点を構築。2017年にはタイでPTT Global Chemicalや豊田通商との合弁によりGC Polyolsを設立し、ポリオールの製造・販売を開始した。こうした海外子会社を通じて、アジア、北米での現地生産・販売体制を強化している。
高吸水性樹脂からの撤退と構造改革
同社は1978年に高吸水性樹脂「サンウェット」を世界で初めて工業化し、長年同事業を展開してきた。しかし、中国勢の台頭による価格競争激化を受け、2024年3月に同事業からの撤退を発表。中国現地法人の三洋化成精細化学品(南通)有限公司の解散と、三大雅精細化学品(南通)有限公司の全持分譲渡(2024年12月)を実施した。これにより2025年3月期の生活・健康産業分野の売上高は前期比42.8%減の175億円となり、同事業の営業損失は1.67億円に。一方で、不採算事業の切り離しにより全体の収益性は改善し、2026年3月期の営業利益は100億円、純利益は156億円と大幅増益を見込む。この構造改革を背景に、同社は高付加価値製品へのポートフォリオ転換を加速している。
連結子会社と関連会社から成るグループ体制
当連結会計年度末(2026年3月期)において、三洋化成工業は子会社17社、関連会社6社で構成される。主要な連結子会社には、川崎工場を継承したサンケミカル、米国生産子会社サンヨーケミカル・テキサス・インダストリーズ、販売子会社サンヨーケミカル・アメリカ、タイのサンヨーカセイ(タイランド)、韓国の韓国三洋化成・韓国三洋化成製造、中国の三洋化成(上海)貿易、台湾三洋化成などがある。また、サンアプロ(旧サンアボット)はエボニックとの折半出資、サンノプコは旧ノプコ・ケミカルとの折半出資に端を発する。関連会社にはENEOSとの折半出資によるサン・ペトロケミカル、米国サンライズ・ケミカルなどがある。2025年4月にはSDPグローバルを吸収合併し、グループ再編を進めている。
業界の中での役割は多岐にわたる産業向け機能性化学品の総合メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 石油・輸送機産業関連分野 | 483億円 | 37.8% | 56億円 | 11.6% |
| プラスチック・繊維産業関連分野 | 265億円 | 20.7% | 24億円 | 9.1% |
| 情報・電気電子産業関連分野 | 225億円 | 17.6% | 36億円 | 16.0% |
| 生活・健康産業関連分野 | 176億円 | 13.8% | -2億円 | -1.1% |
| 環境・住設産業関連分野他 | 129億円 | 10.1% | -1億円 | -0.8% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01生活・健康産業関連主力
洗剤やヘアケア製品向け界面活性剤、医薬品原料、紙パルプ用薬剤などを供給。家庭用・パーソナルケア製品の基材として幅広く使われる。
- 界面活性剤
- 洗剤やヘアケア製品の主成分。乳化・分散・洗浄等の機能を発揮する化学品。
- 医薬品原料
- 医薬品製造に用いられる中間体や原体。
- 紙パルプ用薬剤
- 紙の製造工程で使用される薬剤。紙質向上や工程効率化に寄与する。
02石油・輸送機産業関連主力
自動車シート用ポリウレタンフォーム原料、内装表皮材用ウレタンビーズ、潤滑油添加剤などを供給。自動車産業の裾野を支える。
- ポリウレタンフォーム原料
- 自動車シート等に使われる軟質ポリウレタンフォームの原料。ポリオールやイソシアネート等。
- ウレタンビーズ
- 自動車内装表皮材用。発泡成形により表皮を形成する樹脂ビーズ。
- 潤滑油添加剤
- 変速機油やエンジンオイルに添加され、摩耗防止・清浄分散等の性能を向上させる薬剤。
03プラスチック・繊維産業関連準主力
永久帯電防止剤、顔料分散剤、樹脂改質剤、塗料用薬剤、繊維用薬剤などを供給。プラスチック・繊維製品の機能向上に貢献する。
- 永久帯電防止剤
- プラスチック製品に帯電防止性を付与する添加剤。静電気による埃付着や放電を防止する。
- 顔料分散剤
- 顔料を均一に分散させるための添加剤。塗料・インキ・プラスチック着色に用いられる。
- 樹脂改質剤
- プラスチックの耐衝撃性・加工性等を改良する添加剤。
- 繊維用薬剤
- 紡績・織布工程で使用される油剤や仕上げ剤。繊維の加工性・風合いを向上させる。
04情報・電気電子産業関連準主力
複写機・プリンター用トナーバインダー、アルミ電解コンデンサ用電解液、半導体関連材料を供給。電子機器の性能を支える。
- トナーバインダー
- トナーの主成分となる樹脂。定着性や発色性を左右する。
- アルミ電解コンデンサ用電解液
- アルミ電解コンデンサの誘電体として機能する電解液。電子回路の安定動作に寄与する。
- 半導体関連材料
- 半導体製造工程で使用される薬液や材料。レジスト剥離液、洗浄液等。
05環境・住設産業関連他副次
廃水処理用高分子凝集剤、家具・断熱材用ポリウレタン原料などを供給。環境対策や住宅・建材分野に貢献する。
- 高分子凝集剤
- 廃水中の微粒子を凝集・沈殿させるための薬剤。水処理工程で使用される。
- ポリウレタン原料(住設向け)
- 家具クッションや断熱材に用いるポリウレタンフォームの原料。
製品と技術
界面活性剤とポリウレタン原料の基盤技術
同社の創業以来の基盤技術は界面活性剤にある。界面活性剤は洗剤やヘアケア製品の主成分として乳化・分散・洗浄機能を発揮し、生活・健康産業分野の中核製品である。また、1960年に国産化したウレタンフォーム用原料「サンニックス」はポリオールの一種であり、自動車シートや家具クッション向け軟質フォームの原料として現在も主力製品群を構成する。同社はこの界面制御技術を核に、潤滑油添加剤、永久帯電防止剤、顔料分散剤などへ展開し、自動車、プラスチック、繊維など多様な産業向けに機能性化学品を供給している。
トナーバインダーとアルミ電解コンデンサ用電解液
情報・電気電子産業分野において、同社は複写機・プリンター用トナーバインダーとアルミ電解コンデンサ用電解液を主要製品とする。トナーバインダーはトナーの定着性や発色性を左右する樹脂で、2003年には重合トナー用材料「アペックスナロー」の商業生産を開始した。アルミ電解コンデンサ用電解液は電子回路の安定動作に不可欠であり、EV市場の動向に左右される車載用途と非車載用途に供給される。2026年3月期の同事業分野は半導体関連材料も好調で、売上高225億円、営業利益35.9億円と前期比42%増加した。
医療用止血材「ハイドロフィット」の開発
2014年2月、同社は初の医療機器として外科用止血材「ハイドロフィット」を発売した。これは生体組織に密着し、出血部位を物理的に塞ぐ新しいタイプの止血材であり、界面制御技術を応用した製品である。同社はこの分野を成長領域と位置づけ、2022年6月には富士フイルムとの共同出資により富士フイルム三洋化成ヘルスケアを設立し、医療・医薬関連事業を強化している。中期経営計画2030では、ヘルスケア事業への積極投資を掲げ、米国新会社設立も検討している。
永久帯電防止剤とウレタンビーズ「メルテックス」
プラスチック・繊維産業分野では、永久帯電防止剤が同社の独自技術を示す製品の一つである。帯電防止剤はプラスチック製品に静電気による埃付着や放電を防止する機能を付与する添加剤で、需要が堅調に推移している。また、2000年に開発したウレタンビーズ「メルテックス」は自動車内装表皮材に用いられ、発泡成形により表皮を形成する。これらの製品は自動車やエレクトロニクス向けに供給され、同社の高付加価値品の柱となっている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
化学のなかでの位置
化学メーカー・中堅、利益率改善中
【4471】は機能化学品・エレクトロニクス材料など多岐にわたる化学メーカー。同業のクラレ(3405)や東洋紡(3101)と比べ規模は小さいが、独自技術でニッチ市場を開拓。直近売上は1595→1423→1279億円と減少傾向だが、営業利益率は5.9%→7.8%と改善。構造改革や高付加価値品へのシフトが奏功している。2026/3期は減収ながら増益を見込み、収益性重視の経営に舵を切っている。
強み
- 特定分野で高いシェアを持つ特殊化学製品を有する。
- 減収下でも営業利益率が上昇し、コスト管理が効果を発揮。
- 多方面の化学製品を手がけ、特定市場への依存度が低い。
- 継続的な投資で新製品開発を進めている。
課題
- 売上高が3期連続で減少、需要減退や競争の影響。
- 原材料価格の変動やエネルギーコスト上昇の影響を受けやすい。
- 海外メーカーとの競争激化で価格競争に巻き込まれるリスク。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
機能性化学の時価総額近傍。太字が三洋化成工業
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3569セーレン | 2,201億円 | 12.9倍 |
| 2 | 5393ニチアス | 2,105億円 | 20.0倍 |
| 3 | 7864フジシールインターナショナル | 1,967億円 | 8.4倍 |
| 4 | 4617中国塗料 | 1,925億円 | 15.8倍 |
| 5 | 3106倉敷紡績 | 1,879億円 | 14.1倍 |
| 6 | 4471三洋化成工業 | 1,506億円 | 9.1倍 |
| 7 | 6486イーグル工業 | 1,500億円 | 13.9倍 |
| 8 | 3101東洋紡 | 1,490億円 | 13.2倍 |
| 9 | 4633サカタインクス | 1,420億円 | 10.7倍 |
| 10 | 5310東洋炭素 | 1,417億円 | 31.8倍 |
| 11 | 4958長谷川香料 | 1,412億円 | 18.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。
会社の歴史
沿革 39件
1949年創業から1963年の社名変更まで
三洋化成工業は1949年11月、京都に「三洋油脂工業株式会社」として創業した。当初は油脂化学を基盤とした界面活性剤などの製造に従事した。1959年10月には総合研究所(現研究第1棟)を稼働し、研究開発体制を整備。1960年9月には川崎工場(現サンケミカル)を稼働させ、ポリエチレングリコール「PEG」とウレタンフォーム用原料「サンニックス」を国産化した。1963年5月、社名を「三洋化成工業株式会社」に変更し、総合化学メーカーとしての基盤を固めた。
1960年代後半の合弁会社設立と上場
1966年4月、米国アボット・ラボラトリーズとの折半出資によりサンアボット有限会社(現サンアプロ)を設立し、医薬品原料分野に進出。同年11月には米国ノプコ・ケミカルとの折半出資でサンノプコを設立し、紙パルプ用薬剤や塗料用薬剤を手がけた。1968年3月には名古屋工場を稼働。同年5月、大阪証券取引所第二部と京都証券取引所に株式上場を果たした。1973年10月には東京証券取引所第二部に上場し、1978年9月には東京・大阪両取引所第一部に指定替えとなった。この時期に生産拠点と販売網を拡大し、企業規模を拡大した。
1978年、高吸水性樹脂「サンウェット」の世界初工業化
1978年4月、同社は高吸水性樹脂「サンウェット」を世界で初めて工業化した。これは紙おむつや衛生用品向けに革命的な素材であり、同社の特筆すべき技術成果となった。1976年には鹿島工場を稼働し、生産能力を強化。1982年には日本石油化学(現ENEOS)との共同出資でサンケミカルを設立し、川崎工場を継承させた。1989年には米国現地法人サンナム・コーポレーションを設立し、北米市場への本格展開を開始した。高吸水性樹脂は長年にわたり同社の収益を支える主力製品となったが、2024年に撤退を決断するまで続いた。
2000年代の新製品開発とアジア進出
2000年8月、同社はウレタンビーズ「メルテックス」を開発し、自動車内装表皮材として実用化した。2001年3月には三菱化学(現三菱ケミカル)との共同出資でサンダイヤポリマー(後のSDPグローバル)を設立。2003年6月にはポリエステルビーズ(重合トナー用材料)「アペックスナロー」の商業生産を開始し、情報・電気電子分野を強化した。同年、中国に三洋化成精細化学品(南通)と三大雅精細化学品(南通)を設立し、中国生産拠点を構築。2008年には韓国三洋化成、2010年には台湾三洋化成を設立し、アジア全域に販売網を広げた。
2010年代の医療事業参入とマレーシア展開
2014年2月、同社は初の医療機器となる外科用止血材「ハイドロフィット」を発売し、ライフサイエンス分野に進出した。2015年10月にはマレーシアにSDPグローバル(マレーシア)を設立。2017年8月にはPTT Global Chemicalや豊田通商と合弁契約を結び、タイにGC Polyolsを設立してポリオールの現地生産を開始した。2018年8月には韓国三洋化成製造を設立し、韓国での生産体制を強化。2019年9月には三洋化成社会貢献財団を設立し、社会貢献活動を組織化した。これらの動きは、高付加価値事業へのシフトとグローバル生産最適化を志向したものだった。
2020年代の構造改革と新たな中期経営計画
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、プライム市場に移行。同年6月には富士フイルムとの共同出資で富士フイルム三洋化成ヘルスケアを設立し、ヘルスケア事業を本格化した。2024年3月、高吸水性樹脂事業からの撤退と中国現地法人の解散を発表。2024年12月には三大雅精細化学品の全持分を譲渡した。2025年4月にはSDPグローバルを吸収合併し、グループ再編を完了。同年、中期経営計画2030を策定し、注力領域を環境負荷低減、食・医療/くらし、スマート社会の3つに定め、2030年度に営業利益200億円、ROE8%以上の目標を掲げた。
年表39件を開く
1940年代
- 1949年11月創業「三洋油脂工業㈱」として創業。本社・工場:京都、支店:東京、営業所:大阪。
1950年代
- 1959年10月総合研究所(現研究第1棟)稼働。
1960年代
- 1960年9月「川崎工場」(現連結子会社「サンケミカル㈱」)稼働。ポリエチレングリコール「PEG」、ウレタンフォーム用原料「サンニックス」を国産化。
- 1963年5月商号変更「三洋化成工業㈱」に社名変更。
- 1966年4月米国の医薬品メーカー、アボット・ラボラトリーズと折半出資により「サンアボット有限会社」(現・サンアプロ㈱)(現連結子会社)を設立。(注.現在の折半出資相手はエボニック インターナショナル ホールディング B.V.)
- 1966年11月M&A米国のノプコ・ケミカルと折半出資により「サンノプコ㈱」(2001年に100%子会社化、現連結子会社)を設立。
- 1968年3月「名古屋工場」稼働。
- 1968年5月上場大阪証券取引所第二部、京都証券取引所(2001年閉鎖)に株式上場。
1970年代
- 1973年10月上場東京証券取引所第二部に上場。
- 1976年10月「鹿島工場」稼働。
- 1977年7月日本石油化学㈱(現・ENEOS㈱)と折半出資により「㈱サン・ペトロケミカル」(現関連会社)を設立。
- 1978年4月高吸水性樹脂「サンウェット」を世界で初めて工業化。
- 1978年9月上場東京証券取引所、大阪証券取引所第一部に株式上場。
1980年代
- 1982年7月日本石油化学㈱(現・ENEOS㈱)と共同出資により「サンケミカル㈱」(現連結子会社)を設立。
- 1989年11月米国現地法人「サンナム・コーポレーション」(現連結子会社、現・サンヨーケミカル・アメリカInc.)を設立。
1990年代
- 1992年3月研究第2棟稼働。
- 1997年3月タイのトーメン・エンタープライズ(バンコク)、VIVインターケムとの共同出資により、「サンヨーカセイ(タイランド)リミテッド」(現連結子会社)を設立。
- 1999年4月衣浦分工場(現・衣浦工場)稼働。
2000年代
- 2000年8月ウレタンビーズ「メルテックス」を開発し、自動車内装表皮材に実用化。
- 2001年3月M&A三菱化学㈱(現・三菱ケミカル㈱)と共同出資により「サンダイヤポリマー㈱」(2013年9月にSDPグローバル㈱に社名変更。2020年3月に100%子会社化。2025年4月に当社に吸収合併)を設立。
- 2003年4月企業倫理憲章制定。
- 2003年4月創業中国現地法人「三洋化成精細化学品(南通)有限公司」を設立。
- 2003年6月創業中国現地法人「三大雅精細化学品(南通)有限公司」(2024年12月に南通江天化学股份有限公司に全持分譲渡)を設立。
- 2003年6月ポリエステルビーズ(重合トナー用材料)「アペックスナロー」の本格商業生産を開始。
- 2003年10月日本石油化学㈱(現・ENEOS㈱)との共同出資により設立した「サンライズ・ケミカルLLC」(現関連会社)に対する出資を引き上げ、折半出資会社に再編。出資はサンナム・コーポレーション(現・サンヨーケミカル・アメリカInc.)を通じて実施。
- 2005年5月サンナム・コーポレーション(現・サンヨーケミカル・アメリカInc.)100%出資による「サンヨーケミカル・テキサス・インク」(現連結子会社、現・サンヨーケミカル・テキサス・インダストリーズLLC)を設立。
- 2007年12月「三洋化成(上海)貿易有限公司」(現連結子会社)を設立。
- 2008年4月韓国三洋化成株式会社(現連結子会社)設立。
- 2008年8月「桂研究所」稼働。
2010年代
- 2010年1月台湾三洋化成股份有限公司(現連結子会社)設立。
- 2014年2月当社にとって初の医療機器となる新しいタイプの外科用止血材「ハイドロフィット」を発売。
- 2015年10月創業「SDP グローバル(マレーシア)SDN.BHD.」を設立。
- 2017年8月PTT Global Chemical Public Company Ltd.及び豊田通商㈱と、ポリオールの製造・販売に関する合弁契約に調印。合弁会社(GC Polyols Co.,Ltd.、本社:バンコク)
- 2018年8月「韓国三洋化成製造㈱」を設立。
- 2019年9月創業一般財団法人三洋化成社会貢献財団を設立。
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
- 2022年6月富士フイルム㈱との共同出資により「富士フイルム三洋化成ヘルスケア㈱」を設立。
- 2024年3月高吸水性樹脂事業からの撤退を発表。三洋化成精細化学品(南通)有限公司の解散を決定。
- 2024年12月三大雅精細化学品(南通)有限公司の全持分を南通江天化学股份有限公司に譲渡。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 連結営業利益2028年度まで140億円
- ROE2028年度まで6.5%以上
- 連結営業利益2030年度まで200億円
- ROE2030年度まで8%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
ポートフォリオの高付加価値化
汎用品から高付加価値製品へ転換し、注力領域を「環境負荷低減」「食・医療/くらし」「スマート社会」に再定義。ウェルネスやICTなど石化原料依存度の低い領域へシフトする。
- 02
成長戦略(積極投資と新規事業創出)
ヘルスケア事業への積極投資、高付加価値製品群の展開、M&A等による新規事業の開拓・育成を進める。
- 03
ものづくり大改革
生産設備のハード面改革を推進し、DXプラットフォーム活用による生産最適化、設備集約化・合理化によりコスト低減と効率向上を図る。
- 04
経営基盤の強化
デジタル活用による業務プロセス改革、人財ポートフォリオ変革、研究開発のデジタル加速により、変化に強い組織を構築する。
- 05
資本戦略の徹底
戦略投資に5年累計約1,500億円、連結総還元性向40%以上、累進配当と機動的な自己株式取得、政策保有株削減等で資本効率を高める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,626人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は822万円で、9期前と比べて+13.1%。平均年齢は42.9歳、平均勤続年数は18.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 1,996 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 2,053 | — |
| 2019年3月 | 727 | 39.4 | 15.6 | 2,078 | — |
| 2020年3月 | 736 | 39.7 | 15.8 | 2,060 | — |
| 2021年3月 | 725 | 40.0 | 15.9 | 2,096 | — |
| 2022年3月 | 762 | 40.6 | 16.5 | 2,106 | — |
| 2023年3月 | 762 | 41.1 | 17.0 | 2,089 | — |
| 2024年3月 | 743 | 41.3 | 16.6 | 2,042 | — |
| 2025年3月 | 793 | 42.3 | 18.1 | 1,680 | 500 |
| 2026年3月 | 822 | 42.9 | 18.6 | 1,626 | 615 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社14社(国内 5 / 海外 9、うち連結子会社 11) を有報から抽出しています。
- 国内サンノプコ㈱(※5)京都市 東山区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内サンケミカル㈱(※2)川崎市 川崎区 · 連結子会社議決権50.0%
- 国内サンアプロ㈱(※2)京都市 東山区 · 連結子会社議決権50.0%
- 海外サンヨーケミカル・アメリカInc.米国 ペンシルベニア州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外サンヨーケミカル・テキサス・インダストリーズLLC(※3)米国 テキサス州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外SDPグローバル(マレーシア)SDN.BHD.(※1)マレーシア ジョホール州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外サンヨーカセイ(タイランド)リミテッド(※1)タイ国 バンコク市 · 連結子会社議決権79.2%
- 海外三洋化成精細化学品(南通)有限公司(※1)中国 江蘇省 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外三洋化成(上海)貿易有限 公司中国 上海市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外韓国三洋化成(株)韓国 ソウル市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外台湾三洋化成股份有限公司台湾 台北市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱サン・ペトロケミカル茨城県 神栖市 · 持分法適用会社議決権50.0%
残りのグループ会社2社を開く
- 塩浜ケミカル倉庫㈱川崎市 川崎区50%
- サンライズ・ケミカルLLC(※3)米国 テキサス州50%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1,279億円、営業利益は100億円。前期と比べると減収増益で、売上が-10.1%、利益が+19.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,500億円 | 1,279億円 |
| 営業利益 | 130億円 | 100億円 |
| 純利益 | 110億円 | 156億円 |
| 1株あたり配当 | — | ¥170 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は387億円、営業利益は51億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−0.5%、営業利益は+628.6%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 408 | — | — | −6 |
| 2024年1Q | 389 | 7 | 1.8 | 30 |
| 2024年2Q | 404 | 13 | 3.2 | 14 |
| 2024年3Q | 428 | 22 | 5.1 | −14 |
| 2024年4Q | 374 | — | — | −115 |
| 2025年2Q | 770 | 45 | 5.8 | 9 |
| 2025年4Q | 653 | 39 | 6.0 | 33 |
| 2026年2Q | 638 | 43 | 6.7 | 104 |
| 2026年4Q | 641 | 57 | 8.9 | 52 |
| 2027年1Q | 387 | 51 | 13.2 | 47 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は1,427億円から1,279億円へ90%に減った。直近期の営業利益率は7.8%。純利益は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1,427 | — | 73 | — | 42 |
| 2014年3月 | 1,652 | — | 92 | — | 49 |
| 「SDP グローバル(マレーシア)SDN.BHD.」を設立。 | |||||
| 2015年3月 | 1,670 | — | 103 | — | 59 |
| 2016年3月 | 1,580 | — | 133 | — | 69 |
| 2017年3月 | 1,502 | — | 153 | — | 102 |
| 「韓国三洋化成製造㈱」を設立。 | |||||
| 2018年3月 | 1,617 | — | 139 | — | 93 |
| 一般財団法人三洋化成社会貢献財団を設立。 | |||||
| 2019年3月 | 1,616 | — | 152 | — | 53 |
| 2020年3月 | 1,555 | — | 127 | — | 77 |
| 2021年3月 | 1,448 | — | 120 | — | 73 |
| 富士フイルム㈱との共同出資により「富士フイルム三洋化成ヘルスケア㈱」を設立。 | |||||
| 2022年3月 | 1,625 | — | 128 | — | 67 |
| 2023年3月 | 1,750 | — | 99 | — | 57 |
| 2024年3月 | 1,595 | — | 82 | — | −85 |
| 2025年3月 | 1,423 | 84 | 97 | 5.9 | 42 |
| 2026年3月 | 1,279 | 100 | 123 | 7.8 | 156 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1,279億円のうち、営業利益として残るのは100億円で7.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は156億円、売上の12.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.0%947億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.1%232億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.8%100億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが202億円、投資CFが−57億円で、差し引きのフリーCFは145億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は344億円で、売上の3.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 133 | −134 | 4 | −1 | 102 |
| 2014年3月 | 158 | −87 | −26 | 71 | 155 |
| 2015年3月 | 115 | −87 | −29 | 28 | 160 |
| 2016年3月 | 226 | −135 | −55 | 91 | 193 |
| 2017年3月 | 204 | −142 | −10 | 62 | 231 |
| 2018年3月 | 157 | −142 | −73 | 15 | 174 |
| 2019年3月 | 146 | −113 | −15 | 33 | 192 |
| 2020年3月 | 172 | −111 | −71 | 61 | 180 |
| 2021年3月 | 223 | −125 | −41 | 98 | 236 |
| 2022年3月 | 113 | −117 | −60 | −4 | 182 |
| 2023年3月 | 109 | −102 | −23 | 7 | 170 |
| 2024年3月 | 198 | −63 | −40 | 135 | 272 |
| 2025年3月 | 139 | −51 | −119 | 88 | 240 |
| 2026年3月 | 202 | −57 | −52 | 145 | 344 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1,955億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,626億円で、自己資本比率は81.4%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1,554 | 943 | 611 | 58.7 |
| 2014年3月 | 1,665 | 1,039 | 626 | 59.5 |
| 2015年3月 | 1,810 | 1,177 | 633 | 61.8 |
| 2016年3月 | 1,753 | 1,183 | 570 | 63.9 |
| 2017年3月 | 1,869 | 1,277 | 592 | 65.1 |
| 2018年3月 | 1,992 | 1,363 | 629 | 65.3 |
| 2019年3月 | 1,936 | 1,326 | 610 | 66.8 |
| 2020年3月 | 1,789 | 1,301 | 488 | 71.4 |
| 2021年3月 | 1,957 | 1,430 | 527 | 71.8 |
| 2022年3月 | 2,002 | 1,470 | 532 | 72.2 |
| 2023年3月 | 2,022 | 1,490 | 532 | 72.2 |
| 2024年3月 | 2,058 | 1,416 | 642 | 67.6 |
| 2025年3月 | 1,764 | 1,383 | 381 | 76.8 |
| 2026年3月 | 1,955 | 1,626 | 330 | 81.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
化学 203社との比較
同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で203社中24位あたり、逆に低いのは売上成長率で203社中193位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥6,400で、1年前と比べて+56.6%。過去52週の値幅のなかでは88%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.1倍 |
| PER (会社予想) | 51.1倍 |
| PBR | 0.87倍 |
| 配当利回り | 2.66% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8/6に前日比+13.71%と急騰し5,890円まで上昇、52週高値6,090円に迫る水準です。1ヶ月で+22.07%と強い上昇が続き、25日線(4,956円)は19%上方に乖離しています。8/6の出来高は650,100株と直近の約10倍に膨らみ、材料に対する市場の反応が非常に強く出ました。年初来では+53.93%と大幅高で、200日線(5,009.46円)も大きく上回っており、中期上昇トレンドが継続中です。ただしRSIは78.38と高水準で、直近の急ピッチな上昇に対する過熱感は否めません。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERは6.88倍と業界平均18.0倍を大きく下回り、PBRも0.68倍で平均1.41倍を下回る。配当利回り3.44%は業界平均2.52%を上回る。ROEは10.62%と健全。ただし配当性向は27.4%と抑制的で増配余地は限定的。総合的に割安圏。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.1倍 | 17.8倍 |
| PER (予想) | 51.1倍 | — |
| PBR | 0.87倍 | 1.41倍 |
| ROE | 10.6% | 7.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業績は2025年3月期に回復し、2026年3月期は純利益156億円と大幅増益予想。一方、売上高は減少見込みで、成長性に疑問もある。強気派は収益改善と株価の割安感(PER6.9倍、PBR0.68倍)を評価。弱気派は売上高減少やROEの低さ(10.6%)、化学業界の需要変動リスクを懸念する。
- 収益改善と増益予想
2026年3月期営業利益100億円、純利益156億円と大幅増
- バリュエーションの割安感
PER6.9倍、PBR0.68倍と低水準
- ニッチトップ戦略の強み
特定分野で高いシェア、研究開発による差別化
- 2026年3月期営業利益100億円、前期比19%増益見通し2026年3月期影響中
営業利益が84億円から100億円へ16億円増加、利益率も5.9%→7.8%改善
- 純利益156億円、特別利益により前期比3.7倍2026年3月期影響強
特別利益計上で純利益が42億円から156億円へ114億円急増、EPS大幅向上
- PBR0.68倍と割安、資本効率改善に期待継続影響弱
PBR0.68倍は化学業界平均1倍を下回り、ROE10.6%維持で改善余地
- 配当利回り3.44%と安定した株主還元継続影響弱
4865円ベースで配当利回り3.44%、前期比増配余地あり
- 売上高減少トレンド
2025→2026年3月期で売上高1,423→1,279億円と減少
- 利益率の低さ
営業利益率5.9%と化学業界として高くない
- 需要変動リスク
自動車など景気敏感産業への依存
- 3期連続減収、売上高1279億円に減少2026年3月期影響強
売上高が1595億円→1423億円→1279億円と減少、主力製品需要減退
- 営業利益増は一時的なコスト削減効果2027年3月期以降影響中
営業利益増は構造改革の効果で、売上高減が続けば反動減の恐れ
- 特別利益反動で翌期純利益大幅減のリスク2027年3月期影響中
2026/3期の純利益156億円には特別利益含む、翌期は正常化で大幅減の可能性
- 化学品市場の需給悪化懸念継続影響弱
中国経済減速や競争激化で化成品事業の収益圧迫リスク
- 売上高の推移
- 売上減少が続けば成長懸念が強まる
- 営業利益率
- 収益性改善の進捗を示す
- 海外売上比率
- 成長のけん引役の有無を確認
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり170円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは2.66%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 100 | — | 22.4 |
| 2018年3月 | 110 | 10.0 | 27.4 |
| 2019年3月 | 125 | 13.6 | 46.8 |
| 2020年3月 | 140 | 12.0 | 63.9 |
| 2021年3月 | 150 | 7.1 | 61.9 |
| 2022年3月 | 170 | 13.3 | 58.5 |
| 2023年3月 | 170 | 0.0 | 63.2 |
| 2024年3月 | 170 | 0.0 | — |
| 2025年3月 | 170 | 0.0 | 137.1 |
| 2026年3月 | 170 | 0.0 | 27.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥170
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ8,320人。区分でいちばん多いのは事業法人で42.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が61.5%を占め、残る38.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 48.2 | 48.4 | 48.4 | 46.5 | 46.4 | 42.9 |
| 個人・その他 | 22.5 | 24.0 | 25.1 | 24.5 | 23.9 | 21.4 |
| 金融機関 | 16.7 | 15.7 | 15.7 | 15.1 | 16.0 | 18.7 |
| 外国法人 | 11.0 | 10.6 | 9.5 | 12.0 | 12.2 | 16.3 |
| 自己株式 | 6.0 | 6.0 | 5.7 | 5.7 | 5.3 | 5.3 |
| 証券会社 | 1.6 | 1.2 | 1.3 | 1.9 | 1.5 | 0.7 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 豊田通商株式会社 | 18.21 |
| 02 | 東レ株式会社 | 16.26 |
| 03 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 10.13 |
| 04 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 6.42 |
| 05 | 株式会社日本触媒 | 3.21 |
| 06 | 三洋化成従業員持株会 | 2.37 |
| 07 | MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 1.94 |
| 08 | ENEOSホールディングス株式会社 | 1.58 |
| 09 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.34 |
| 10 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.79 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+273%、1株純資産は14期で+74%。直近期のROEは10.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 189 | 4,139 | 4.7 | 13.5 | 40.9 |
| 2014年3月 | 223 | 4,496 | 5.2 | 14.8 | — |
| 2015年3月 | 266 | 5,071 | 5.6 | 17.7 | 39.2 |
| 2016年3月 | 314 | 5,080 | 6.2 | 12.6 | 32.2 |
| 2017年3月 | 462 | 5,516 | 8.7 | 10.1 | 22.4 |
| 2018年3月 | 421 | 5,901 | 7.4 | 11.8 | 27.4 |
| 2019年3月 | 243 | 5,869 | 4.1 | 21.1 | 46.8 |
| 2020年3月 | 348 | 5,790 | 6.0 | 11.4 | 63.9 |
| 2021年3月 | 330 | 6,372 | 5.4 | 16.9 | 61.9 |
| 2022年3月 | 304 | 6,550 | 4.7 | 16.6 | 58.5 |
| 2023年3月 | 258 | 6,617 | 3.9 | 16.6 | 63.2 |
| 2024年3月 | −385 | 6,295 | −6.0 | — | — |
| 2025年3月 | 188 | 6,120 | 3.0 | 20.8 | 137.1 |
| 2026年3月 | 707 | 7,198 | 10.6 | 7.0 | 27.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額373百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 白井文 | 取締役 取締役会議長 | 66 |
| 原田正大 | 代表取締役社長 執行役員社長 事業本部統括 | 62 |
| 須崎裕之 | 取締役 常務執行役員 サステナビリティ担当 経営戦略部門担当 | 61 |
| 奥喜之 | 取締役 常務執行役員 全社安全担当 生産部門担当 | 58 |
| 西村健一 | 取締役 執行役員 企業倫理担当 間接部門担当 | 61 |
| 樋口章憲 | 取締役相談役 | 66 |
| 小畑英明 | 取締役 | 75 |
| 佐野由美 | 取締役 | 65 |
| 富永浩史 | 取締役 | 63 |
| 黒目泰一 | 監査役(常勤) | 68 |
| 竹内昌 | 監査役(常勤) | 61 |
| 中野雄介 | 監査役 | 57 |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 川渡秀一 | 監査役 | 79 |
| 窪川潤子 | 取締役 | 63 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 135 | 67 | 54 | 258 | 52 |
| 社外監査役 | 4 | 45 | — | — | 45 | 11 |
| 社外取締役 | 4 | 44 | — | — | 44 | 11 |
| 監査役 | 1 | 26 | — | — | 26 | 26 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,466字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,042字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,194字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,410字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第102期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-16
- 半期報告書半期報告書-第102期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第101期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-23
- 半期報告書半期報告書-第101期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第100期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-24
- 四半期報告書四半期報告書-第100期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第100期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第100期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第99期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第99期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第99期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第99期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-05
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