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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

日本パーカライジング

NIHON PARKERIZING CO., LTD.4095 · Prime · 化学

金属表面処理薬品と装置のグローバルリーダー。自動車・家電向け化成処理を強みとし、加工受託も展開。海外売上比率が高い。

概要

日本パーカライジングは、1928年創業の表面処理技術専業メーカーである。金属の防錆・塗装前処理に使われる化成処理剤(パーカライジング)を中核とし、自動車、家電、鉄鋼向けに薬品・装置・加工の三事業をグローバルに展開する。2026年3月期の連結売上高は1,382億円、営業利益148億円、営業利益率10.7%。東証プライム上場、従業員4,283人。独自の化成処理技術で高い市場シェアを持ち、アジアを中心に北米・欧州にも拠点を有する。

薬品・装置・加工の三本柱で構成される事業構造

当社グループは、薬品事業、装置事業、加工事業の三つを報告セグメントとする。薬品事業は脱脂剤、化成処理剤、防錆剤などの表面処理薬品を製造・販売し、連結売上高の約43%を占める。装置事業は前処理設備や塗装設備、粉体塗装機器を手掛け、売上高比約20%。加工事業は金属部品に対する熱処理、めっき、化成処理などの受託加工サービスを提供し、売上高比約35%を占める。この他にビルメンテナンスや太陽光発電、医療機器などの事業も含まれる。

アジアを中心に広がるグローバルな生産販売網

海外展開は1965年の台湾進出に始まり、現在では中国、東南アジア、インド、米国、メキシコ、欧州などに生産・販売拠点を持つ。連結子会社42社のうち、海外子会社は約30社に上る。2026年3月期の地域別売上高は、国内が約73%、アジアが約21%、欧米が約6%である。自動車産業の成長が続くインドやASEAN地域では、現地ニーズに合わせた薬品・装置・加工の一体供給を強みに事業拡大を進めている。

安定した収益基盤と中期経営計画の目標

直近5期の売上高は1,000億円台で推移し、2026年3月期には過去最高の1,382億円を達成した。営業利益率は8〜11%の範囲で安定している。2025年4月から開始した第5次中期経営計画では、2028年3月期に売上高1,410億円、営業利益175億円、ROE8%以上を目標に掲げる。自動車のEV化や脱炭素社会への対応として、新設した総合技術研究所(Parker Innovation Center)で環境関連の表面改質技術の研究開発を強化している。

業界の中での役割は金属表面処理薬品・装置メーカー(自動車・鉄鋼向け化成処理で国内トップシェア)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,382億円
営業利益
148億円
営業利益率
10.7%
純利益
129億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01金属表面処理(自動車・家電・鉄鋼等)主力

自動車車体や家電筐体の塗装前処理(脱脂、化成処理)、鉄鋼の防錆処理など向けに、薬品(脱脂剤、化成処理剤、防錆剤)と処理装置(塗装前処理ライン、排水処理装置など)を供給。国内に加え、中国、東南アジア、インド、米国などグローバルに展開。

国内化成処理薬品でトップシェア

主な製品・サービス4
化成処理剤(パーカライジング、りん酸塩処理等)
金属表面に不溶性の皮膜を形成し、塗装密着性と防錆性を向上させる処理薬品。自動車ボディの塗装前処理として広く採用。
脱脂剤
金属表面の油分を除去する洗浄剤。塗装前やめっき前の工程に必須。
表面処理装置
塗装前処理ライン、めっきライン、排水処理設備など、金属表面処理工程の各種装置。
防錆剤
金属の腐食を防ぐための油溶性または水溶性の薬品。自動車部品の輸送中保管中の防錆に使用。

02金属加工受託(熱処理・めっき等)準主力

お客様の金属部品に対して、熱処理(焼入れ・焼戻し、浸炭窒化等)やめっき(電気めっき、無電解めっき)、化成処理などの表面処理加工を請け負う。国内・海外(中国、東南アジア、メキシコ等)に拠点を持ち、自動車部品や産業機械部品向け。

主な製品・サービス3
熱処理加工
金属部品を加熱・冷却し、硬度や強度を向上させる処理。種類に焼入れ、焼戻し、浸炭、高周波焼入れ等がある。
めっき加工
金属部品表面に金属皮膜を形成する電気めっきや無電解めっき。耐食性・耐摩耗性の付与が目的。
化成処理加工
当社薬品を用いたりん酸塩処理等の化成処理加工。防錆や塗装下地として利用。

03その他(ビルメンテナンス、太陽光発電、医療機器)その他

ビルメンテナンス事業、太陽光発電による電力販売、医療機器事業(医療用コーティング等)を展開。グループ内サービス及び新規事業として位置付け。

製品と技術

自動車ボディの錆を防ぐ化成処理剤「パーカライジング」

当社の核心技術は、金属表面にりん酸塩やクロメートなどの不溶性皮膜を化学反応で形成する化成処理である。代表的な「パーカライジング」処理は、自動車ボディの塗装前処理として世界中で採用され、塗装の密着性と耐食性を大幅に向上させる。脱脂剤と組み合わせた工程で、自動車生産ラインに不可欠な薬品として高いシェアを維持する。近年は環境負荷の低いジルコニウム系処理剤なども開発している。

処理ラインから排水処理まで手掛ける装置事業

装置事業では、薬品と一体となった表面処理ラインを設計・製造する。前処理工程の浸漬型・スプレー型の装置に加え、粉体塗装設備や電着塗装設備、排水処理装置までワンストップで提供する。海外向けには、インドや中国の自動車工場向けに大型ラインを納入している。2026年3月期の装置事業売上高は276億円で、前期比14%増と好調に推移した。

熱処理・めっき・化成処理の受託加工サービス

加工事業では、自動車部品や産業機械部品を対象に、熱処理(焼入れ・浸炭・高周波焼入れ)、めっき(電気亜鉛めっき、無電解ニッケルめっき)、化成処理(りん酸塩処理など)の表面改質加工を請け負う。国内に加え、中国、タイ、メキシコなどでも拠点を持ち、顧客の生産拠点に近い場所でサービスを提供する。2026年3月期の加工事業売上高は486億円である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 金属表面処理(自動車・家電・鉄鋼等)国内化成処理薬品でトップシェア

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

表面処理のグローバルリーダー

日本パーカライジングは、金属表面処理技術で世界トップクラスのメーカー。クラレや東洋紡など化学大手と競合するが、表面処理に特化し、自動車・電気電子分野で高いシェアを持つ。売上高は約1,382億円(2026/3期予想)と業界内で一定の規模を誇り、海外売上比率も高い。営業利益率は11%前後と安定的だが、10.71%にやや低下している。

強み

  • 金属表面処理で世界最大手の一角、高いブランド力。
  • 海外生産拠点を多数有し、世界の需要を取り込む。
  • 営業利益率10%超、安定した利益を計上。
  • 自動車、電機、建材など幅広い産業に製品を供給。

課題

  • 営業利益率が11.34%から10.71%へやや低下。
  • 海外売上比率が高く、為替変動の影響を受けやすい。
  • 金属価格や化学原料の上昇がコスト増加要因に。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字が日本パーカライジング

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14043トクヤマ2,845億円12.8倍
24206アイカ工業2,819億円15.1倍
35384フジミインコーポレーテッド2,639億円27.0倍
44634artience2,544億円12.9倍
57826フルヤ金属2,455億円14.9倍
64095日本パーカライジング2,329億円15.0倍
76490PILLAR2,329億円24.0倍
84023クレハ2,312億円
93569セーレン2,201億円12.9倍
105393ニチアス2,105億円20.0倍
117864フジシールインターナショナル1,967億円8.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 25件

米国技術の導入から始まった創業期(1928〜1940年代)

1928年7月、東京都千代田区に日本パーカライジングが創立された。同時に米国のパーカー・ラストプルーフ社から化成処理技術を導入し、金属表面にりん酸塩皮膜を形成する「パーカライジング」処理の日本における独占権を得た。1951年には営業部門を分離してパーカー商事(現パーカーコーポレーション)を設立し、販売と製造の分業体制を整えた。

台湾進出で海外展開の第一歩(1960〜1970年代)

1965年12月、台湾に合弁会社「中日金属化工」を設立し、初の海外生産拠点を得た。この頃、日本国内では自動車産業の急成長を背景に塗装前処理需要が拡大。1961年に東証二部上場、1967年に東証一部上場を果たす。1970年代にはタイ(1979年)と米国(1979年)にも子会社を設立し、グローバル化を加速させた。

技術力強化と事業領域の拡大(1980〜1990年代)

1987年、神奈川県平塚市に総合技術研究所を設置し、研究開発体制を強化。1988年には米国ヘンケル社と技術提携を結び、新たな表面処理技術の獲得を進めた。1996年には秩父小野田からアイオニクス事業(粉体塗装機器)を買収し、装置事業の幅を広げた。2002年には日本カニゼンを買収し、めっき技術と加工能力を補強した。

アジア新興国への積極投資とグループ再編(2000〜2010年代)

2000年代以降、中国市場への進出を本格化。2013年にパーカー表面処理技術(上海)を設立し、薬品・装置の現地供給体制を構築した。2010年にはインドに現地法人を設立。国内では2005年から2018年にかけて加工子会社の統廃合を進め、パーカー興産との合併(2018年)によりグループ経営の効率化を図った。

プライム市場移行と新研究所開設(2020年代)

2022年4月、東証市場区分の見直しに伴いプライム市場に移行。2025年4月には平塚市に新たな総合技術研究所「Parker Innovation Center」を開設し、脱炭素や新エネルギー分野の研究開発に軸足を移した。2026年3月期の売上高は過去最高を更新し、創業100周年(2028年)に向けた成長基盤を整えている。

年表25件を開く

1920年代

  • 1928年7月創業会社創立、東京都千代田区に本社を設置
  • 1928年7月米国のパーカー・ラストプルーフ社から技術導入

1940年代

  • 1948年12月㈱城南パーカライジング工場(現 パーカープロセッシング㈱)を設立

1950年代

  • 1951年8月当社営業部門の一部を分離し、パーカー商事㈱(現 ㈱パーカーコーポレーション)を設立

1960年代

  • 1960年3月M&A新東和通商㈱(現 パーカーエンジニアリング㈱)を買収
  • 1961年10月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1965年12月台湾に合弁会社中日金属化工㈱(現 台灣パーカー表面科技)を設立
  • 1967年9月上場東京証券取引所市場第一部に上場

1970年代

  • 1970年5月上場大阪証券取引所市場第一部に上場
  • 1972年5月パーカー興産㈱を設立
  • 1979年6月米国にツルテック㈱(現 パーカーツルテック㈱)を設立
  • 1979年7月タイにタイパーカライジング㈱を設立

1980年代

  • 1987年5月神奈川県平塚市に総合技術研究所を設置
  • 1988年5月米国・ヘンケル社と技術提携

1990年代

  • 1996年4月M&Aアイオニクス事業(粉体塗装機器の製造・販売)を秩父小野田㈱より買収

2000年代

  • 2002年6月M&A日本カニゼン㈱を買収
  • 2004年11月上場大阪証券取引所市場第一部の上場を廃止
  • 2005年10月M&Aパーカー加工㈱(現 パーカープロセッシング㈱)が京都パーカライジング㈱及び大阪パーカライジング㈱と合併
  • 2007年4月M&Aパーカー加工㈱(現 パーカープロセッシング㈱)が東海パーカライジング㈱と合併

2010年代

  • 2010年12月インドに日本パーカライジングインディア㈱を設立
  • 2013年6月創業中国にパーカー表面処理技術(上海)を設立
  • 2018年4月M&A日本パーカライジング㈱がパーカー興産㈱と合併
  • 2018年9月創業中国に日照パーカー表面処理を設立

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2025年4月神奈川県平塚市に総合技術研究所「Parker Innovation Center」を設置

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年3月期まで1,410億円
  • 営業利益2028年3月期まで175億円
  • 経常利益2028年3月期まで211億円
  • 売上高営業利益率2028年3月期まで12.4%以上
  • 売上高経常利益率2028年3月期まで15.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    リージョナル経営による海外事業拡大

    高い経済成長が見込まれるインド・ASEANなど海外市場で、各地域のニーズに即した製品・サービスを迅速に提供し、薬品・装置・加工の全セグメントで事業拡大を図る。地域ごとの経営目標を明確にし、Vision2030達成に向けた取り組みを強化する。

  2. 02

    脱炭素社会に向けた研究開発の拡充

    新設した総合技術研究所を拠点に、脱炭素社会に貢献する表面改質技術の開発を推進。自動車のEV化や水素エネルギーなど環境関連テーマに多くの工数を配分し、持続可能な社会の実現に貢献する。

  3. 03

    新規分野開拓と既存市場深耕

    自動車・鉄鋼以外の新規分野を開拓するとともに既存市場を深耕し、収益源の多様化を図る。M&Aも含めた事業ポートフォリオ拡大を探索し、持続的成長を支える。

  4. 04

    AI・DX活用による業務改革

    AIやDXを活用し、業務の標準化・自動化・効率化を全社的に推進。縦割り組織を見直し、部署間・グループ会社間の連携を強化することで、柔軟かつ迅速な変化対応が可能な組織体制を構築する。

  5. 05

    グローバル人材の育成とダイバーシティ推進

    ダイバーシティ推進や働き方改革により多様な人材が活躍できる環境を整備し、挑戦を支える企業文化を醸成。グローバルに通用する人材の育成にグループ全体で取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,283人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は805万円で、9期前と比べて+2.8%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は17.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月4,022
2018年3月4,222
2019年3月78341.617.94,353
2020年3月78041.717.44,385
2021年3月72241.917.64,397
2022年3月77342.017.64,353
2023年3月72841.917.64,317
2024年3月74942.517.54,279
2025年3月78041.916.94,354345
2026年3月80544.017.64,283346

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率70.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社40(国内 17 / 海外 23) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社及びその他 — 注2105億円
全社
総合技術研究所 — 神奈川県平塚市7,955百万円
全社
加工事業 — 東京都 中央区6,875百万円
薬品事業 加工事業 — タイ6,233百万円
薬品事業 加工事業 — 米国3,802百万円
薬品事業 加工事業 — インド3,563百万円
〃 — 静岡県 浜松市2,712百万円
薬品事業に属する国内子会社への貸与資産 — 神奈川県海老名市 他2,220百万円
薬品事業
加工事業 — 中国2,113百万円
関西工場 — 滋賀県東近江市1,894百万円
ほか9件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    パーカーエンジニアリング㈱
    東京都中央区
    議決権90.0%
  • 国内
    日本カニゼン㈱
    東京都足立区
    議決権100.0%
  • 国内
    パーカー加工㈱
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    浜松熱処理工業㈱
    静岡県浜松市中央区
    議決権56.3%
  • 国内
    大分パーカライジング㈱
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    大分パーカライジング㈱
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    パーカー技建工業㈱
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    パーカー技建工業㈱
    東京都中央区
    議決権60.0%
  • 国内
    ミリオン化学㈱
    大阪府吹田市
    議決権87.3%
  • 国内
    共同輸送㈱
    神奈川県 海老名市
    議決権57.3%
  • 国内
    共同輸送㈱
    神奈川県 海老名市
    議決権4.9%
  • 国内
    小松パーカライジング㈱
    石川県小松市
    議決権100.0%
残りのグループ会社28社を開く
  • パーカーツルテック㈱米国100%
  • パーカーツルテックメキシカーナ㈱メキシコ79%
  • 佛山パーカー表面改質中国54%
  • 日照パーカー表面処理中国100%
  • パーカー表面処理技術(上海)中国100%
  • 広州パーカライジング中国95%
  • パーカーエンジニアリング(上海)中国100%
  • 日本パーカライジングインディア㈱インド100%
  • パーカーエンジニアリング(インディア)㈱インド100%
  • パーカー金属処理インドネシア㈱インドネシア65%
  • ヌサンタラパーカライジング㈱インドネシア55%
  • パーカーエンジニアリング インドネシア㈱インドネシア100%
  • 大韓パーカライジング㈱韓国100%
  • パーカー・サーフェス・テクノロジー・アジアパシフィック㈱タイ100%
  • タイパーカライジング㈱タイ67%
  • パーカーエンジニアリング(タイランド)㈱タイ100%
  • カニゼン(タイランド)㈱タイ49%
  • 台灣パーカー表面科技台湾89%
  • 日本パーカライジングマレーシア㈱マレーシア100%
  • ㈱パーカーコーポレーション東京都中央区26%
  • ㈱パーカーコーポレーション東京都中央区1%
  • パーカー熱処理工業㈱神奈川県川崎市川崎区37%
  • ㈱雄元東京都中央区40%
  • ㈱雄元東京都中央区10%
  • 上海パーカライジング中国36%
  • 瀋陽パーカライジング中国50%
  • 上海パーカー興産化工中国46%
  • 武漢パーカライジング化工中国35%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    【電子可】防錆剤
    警察庁 · 2019-06-04
    14万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,382億円営業利益148億円前期と比べると増収減益で、売上が+4.5%、利益が-1.3%。

売上高
+4.5%
1,382億円
営業利益
-1.3%
148億円
純利益
-1.5%
129億円
営業利益率
10.7%
前期比 -0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,340億円1,382億円
営業利益150億円148億円
純利益140億円129億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は337億円、営業利益は47億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+17.8%、営業利益は+46.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q32121
2024年1Q2863211.227
2024年2Q2993712.431
2024年3Q3254413.535
2024年4Q34139
2025年2Q6277111.359
2025年4Q6967911.472
2026年2Q6476810.557
2026年4Q7358010.972
2027年1Q3374713.937

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は899億円から1,382億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は10.7%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
中国にパーカー表面処理技術(上海)を設立
2013年3月89915285
2014年3月998180101
2015年3月1,025175100
2016年3月1,091179103
2017年3月1,096188122
中国に日照パーカー表面処理を設立
2018年3月1,148208127
2019年3月1,292201114
2020年3月1,19015794
2021年3月999142100
2022年3月1,17817090
2023年3月1,192166100
2024年3月1,251199132
2025年3月1,32315019911.3131
2026年3月1,38214819710.7129

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,382億円のうち、営業利益として残るのは148億円10.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は129億円、売上の9.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.6%921億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.6%313億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.7%148億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
33.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.4pt
10.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.9pt
9.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.4pt
6.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが254億円、投資CFが6億円で、差し引きのフリーCFは260億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は538億円で、売上の4.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月130−66−2464260
2014年3月148−101−3747286
2015年3月127−89−1438322
2016年3月190−94−1796385
2017年3月161−50−64111423
2018年3月192−47−40145531
2019年3月173−103−5770537
2020年3月175−87−6188565
2021年3月162−73−8189571
2022年3月143−67−4176621
2023年3月166−123−9243581
2024年3月228−58−68170697
2025年3月120−163−152−43521
2026年3月2546−259260538

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,731億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,215億円で、自己資本比率は73.9%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,4671,00746057.7
2014年3月1,6591,17748259.5
2015年3月1,8711,36151061.1
2016年3月1,8941,37951561.5
2017年3月1,9621,46549762.5
2018年3月2,2001,63356762.9
2019年3月2,1881,66852064.2
2020年3月2,1681,70945966.1
2021年3月2,2021,76743568.8
2022年3月2,2901,87741370.0
2023年3月2,3651,96440170.3
2024年3月2,6982,19949969.4
2025年3月2,6732,23344073.0
2026年3月2,7312,21551673.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
728億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,788億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
39億円
在庫として抱えている分
負債合計
516億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
91
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率21 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率203社中53位あたり、逆に低いのはROE203社中108位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.5%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.7%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
73.9%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.5%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,756で、1年前と比べて+27.0%過去52週の値幅のなかでは79%の位置にある。

¥1,756-1.6%1ヶ月+5.5%1年+27.0%時価総額2,329億円
過去52週の値幅
安値¥1,314高値¥1,876

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.0倍
PER (会社予想)11.6倍
PBR0.91倍
配当利回り2.85%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1ヶ月で-3.0%と調整も、1年では+24.9%と堅調。25日線(1678円)を下回り、75日線(1602円)は上回る。52週高値1876円からは-11%と高値圏。RSI47.8で中立。出来高は7/29に36万株と増加。200日線(1488円)を上回り、中期トレンドは上向き。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER14.17倍は同業平均17.65倍を下回り、PBR0.89倍は1倍割れで割安。配当利回り3.01%は平均2.80%を上回るが、ROE6.5%と低く収益性に課題。割安だがROEが低く、今後の収益改善が期待される。安定配当は魅力だが、成長鈍化リスクには留意。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.0倍17.8倍
PER (予想)11.6倍
PBR0.91倍1.41倍
ROE6.5%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

金属表面処理薬品の安定需要と技術力が評価される一方、自動車生産の変動や原材料コストの影響が懸念される。強気派は安定した収益基盤と海外展開の拡大を期待する。弱気派は市況の変動と競争激化による価格競争を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 安定した需要基盤

    自動車や家電など幅広い産業向けに必要不可欠な処理剤で、需要が安定している。

  • 技術力とブランド

    高い技術力とブランドで顧客との長期的な関係を築き、新規参入障壁が高い。

  • 海外展開の拡大

    海外市場での需要拡大が見込まれ、成長の余地がある。

  • 売上高が1251→1382億円と3期連続増加通年影響

    売上高は2024/3期1251億円、2025/3期1323億円、2026/3期1382億円と増加。

  • 配当利回り3.01%で安定的な株主還元継続影響

    配当利回り3.01%を確保しており、下値支援材料となる。

  • PBR0.89倍で解散価値の下支え継続影響

    PBR0.89倍と純資産が時価総額を上回り、M&A等の価値向上余地。

  • 営業利益率10.71%と2桁の高収益通年影響

    営業利益率10.71%は2桁を維持し、収益基盤の強さを示す。

マイナスに働く材料7
  • 自動車生産の変動

    主要顧客である自動車産業の生産変動が受注に影響する可能性がある。

  • 原材料コスト

    原材料価格の上昇が利益率を圧迫する懸念がある。

  • 競争激化のリスク

    国内外の競合との価格競争が激しくなれば、収益性が低下する可能性がある。

  • 2026年3月期は営業利益・純利益とも減益通年影響

    営業利益は150→148億円、純利益は131→129億円に減少。

  • 営業利益率が11.34%→10.71%へ低下通年影響

    営業利益率は0.63pt低下し、増収効果を上回るコスト増を示唆。

  • ROE6.5%と資本効率が低位継続影響

    ROE6.5%は資本コストを下回る可能性があり、企業価値向上が課題。

  • 株価は1年で24.9%上昇し調整余地不定影響

    過去1年で+24.9%上昇。短期の利益確定売りで調整リスク。

次の決算で確かめる点
自動車生産台数
主要顧客の生産動向が売上に直結するため。
海外売上比率
海外展開の進捗と成長性を評価するため。
原材料価格指数
コスト変動が利益率に与える影響を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.85%。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
2.85%
いまの株価に対して
配当性向
26.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2033.8
2018年3月2315.036.8
2019年3月22−4.330.6
2020年3月249.153.9
2021年3月268.337.9
2022年3月4053.866.8
2023年3月400.074.5
2024年3月400.048.7
2025年3月5025.070.2
2026年3月500.026.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,830人。区分でいちばん多いのは金融機関31.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.5%を占め、残る48.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関37.836.835.034.132.431.4
個人・その他16.917.119.018.823.027.7
事業法人21.821.421.421.321.020.1
外国法人22.924.123.524.122.420.0
自己株式9.39.310.810.711.015.9
証券会社0.60.71.01.61.10.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.33
02日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)5.29
03明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)3.79
04株式会社雄元3.75
05株式会社千葉銀行3.59
06公益財団法人里見奨学会3.49
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.50
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY(常任代理人 株式会社みずほ銀行)2.20
09みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 日本製鉄退職金口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行2.01
10株式会社三井住友銀行1.74

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−14%、1株純資産は14期で+36%。直近期のROEは6.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1371,36710.712.129.2
2014年3月8279611.114.632.5
2015年3月809229.418.134.9
2016年3月839398.912.233.1
2017年3月991,01610.213.933.8
2018年3月1051,1409.716.636.8
2019年3月941,1678.214.730.6
2020年3月791,2036.714.253.9
2021年3月851,2886.814.137.9
2022年3月771,3665.812.166.8
2023年3月861,4426.111.574.5
2024年3月1141,6237.510.848.7
2025年3月1121,7006.910.670.2
2026年3月1171,8646.512.426.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額317百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
里見多一代表取締役会長 最高経営責任者785,729
青山雅之代表取締役 社長執行役員 最高執行責任者63103
田村裕保代表取締役 副社長執行役員66269
尾﨑文一取締役 専務執行役員7143
福田康政取締役 常務執行役員6037
江森史麻子取締役60
森達哉取締役58
櫨山重貴取締役(監査等委員)52
久保田正治取締役(監査等委員)68
細金逸人取締役(監査等委員)66228
近浩二取締役(監査等委員)64

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5172892726252
社外取締役545459
取締役(社内)1101010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,395字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社42社、非連結子会社2社(うち持分法適用非連結子会社1社)及び持分法適用関連会社8社で構成されております。 企業集団が営んでいる主な事業内容と、各社の当該事業に係る位置づけ及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 事業区分   主要な会社 薬品事業   国内   当社、日本カニゼン㈱、ミリオン化学㈱、北海道パーカライジング㈱ 共同輸送㈱、㈱パルテック、大関化学㈱、㈱パーカーコーポレーション   (計8社) 海外   パーカーツルテック㈱、ピー・アイ オブ ヨーロッパ㈱パーカー表面処理技術(上海)、広州パーカライジング カニゼン(上海)貿易、上海パーカライジング、瀋陽パーカライジング 武漢パーカライジング化工、上海パーカー興産化工 日本パーカライジングインディア㈱ ヌサンタラパーカライジング㈱、大韓パーカライジング㈱パーカー・サーフェス・テクノロジー・アジアパシフィック㈱タイパーカライジング㈱、カニゼン(タイランド)㈱台灣パーカー表面科技、フィリピンパーカライジング㈱ベトナムパーカライジング、ベトナムパーカライジングハノイ日本パーカライジングマレーシア㈱ (計20社) 装置事業   国内   当社、パーカーエンジニアリング㈱、㈱グリーンテクノ   (計3社) 海外   パーカーエンジニアリング オブ アメリカ㈱パーカーエンジニアリング(上海)パーカーエンジニアリング(インディア)㈱パーカーエンジニアリングインドネシア㈱ パーカーエンジニアリング(タイランド)㈱ PETトレーディング㈱その他2社   (計8社) 加工事業   国内   当社、日本カニゼン㈱、パーカー加工㈱、浜松熱処理工業㈱ 大分パーカライジング㈱、ミリオン化学㈱北海道パーカライジング㈱、小松パーカライジング㈱ パーカー熱処理工業㈱   (計9社) 海外   パーカーツルテック㈱、パーカーツルテックメキシカーナ㈱佛山パーカー表面改質、日照パーカー表面処理 日本パーカライジングインディア㈱パーカー金属処理インドネシア㈱タイパーカライジング㈱、台灣パーカー表面科技パーカープロセッシング ベトナムその他2社   (計11社) そ の 他   国内   当社、パーカー技建工業㈱、Parker MedTech㈱、㈱雄元   (計4社) (注)1 各事業区分の内容は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等) セグメント情報 1報告セグメントの概要」のとおりであります。 2「その他」は、報告セグメントに含まれない区分であり、ビルメンテナンス事業、太陽光発電事業及び医療機器事業などを含んでおります。 3 各事業毎の会社数は、複数の事業を営んでいる場合にはそれぞれに含めて数えております。 4 中日金属化工㈱は、2026年1月1日付で、台灣パーカー表面科技に商号変更いたしました。 5 パーカー加工㈱は、2026年4月1日付で、当社の加工事業を簡易吸収分割により承継し、パーカープロセッシング㈱に商号変更しております。 6 北海道パーカライジング㈱は、2026年4月1日付で、当社を存続会社とする吸収合併を行っております。 当連結会計年度末現在の当社グループの事業系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,909字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の基本方針 ・企業理念と「Vision2030」 当社グループは、「地球上に限りある資源の有効活用を図り、あらゆる素材の表面改質を通じて、資源の新しい価値を創造し、地球環境の保全と豊かな社会作りに貢献します」を企業理念とし、アジアを中心に、北米や欧州などでグローバルに事業を展開しております。また、表面改質技術を通じて、持続可能な社会の実現に向けたさまざまな取り組みを推進しており、「サステナビリティ基本方針」を制定し、社会課題の解決に向けた行動を推進しております。 更に、当社グループでは、企業理念と基本方針を踏まえて、2030年のあるべき企業像と成長の道筋を示した「Vision2030」を策定し、表面改質のスペシャリストとして「表面改質技術を通じて、新たな価値を創造し、持続可能な社会の実現に貢献します」を目標に、あらゆる素材の表面に、多様な機能を付加する技術の研究開発に取り組んでおります。 〈持続可能な社会の実現への取り組み〉 企業理念に基づき、サステナビリティ基本方針を始めとする各種方針、ガイドライン等を制定し、「Vision2030」のもと、重要課題(以下、「マテリアリティ」という)に取り組んでおります。持続可能な社会を実現するために、環境対応製品の開発や人権や環境に配慮したサプライチェーンを構築することで、事業を通じて社会課題の解決へ貢献してまいります。 ・リージョナル経営の推進 当社グループは、1928年に創業した後、1965年に台湾に進出し、その後も積極的にグローバル展開を進め、現在では東南アジア・中国・欧米などに拠点を設けており、国内外のグループ会社が一体となって「リージョナル経営」を推進しております。今後も、インド・ASEANなど、高い経済成長が見込まれる海外市場において、マーケットインの視点で、各地域顧客のニーズに即した製品とサービスを迅速に提供することで、薬品、装置、加工の全てのセグメントにおいて、海外事業の更なる拡大を目指してまいります。また、各地域における経営目標を明確にすることで、「Vision2030」達成に向けた取り組みを強化してまいります。 ・配当方針と株主還元への取り組み 配当については、業績動向、将来の事業展開に必要な内部留保の水準等を総合的に勘案し、成長のための投資資金及び財務基盤の安全性がある程度確保されたと判断し、安定した配当の継続と総還元性向についても考慮に入れて、当面の間は、配当方針(連結配当性向30%程度)を上回る配当を継続する方針です。 また、将来のROEなど資本効率を高めるため、手元資金や株式市場の動向などの状況に応じて、自己株式取得も機動的に実施してまいります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 2025年4月からスタートした第5次グループ中期経営計画では、「変革への挑戦~Challenge for Change!~」をスローガンに掲げ、事業環境の変化に対応するため、既成概念やこれまでの慣習にとらわれない発想で、新規分野の開拓とビジネスプロセスの変革に挑戦してまいります。 具体的には、海外事業や事業ポートフォリオの拡大、グループ連携の強化、AIの活用やDXの推進による業務の標準化と効率化、グローバル人材の育成などを推進していきます。また、持続的成長の実現には、社会課題の解決を通じて、お客様および社会から信頼され続ける企業であることが重要であると考えております。その一環として、新たに開設した総合技術研究所を拠点に、脱炭素社会に貢献する表面改質技術の開発を推進します。加えて、自動車のEV化や今後の普及が見込まれる水素エネルギーなど、環境関連の研究開発テーマにより多くの工数を配分していく方針です。 また、リージョナル経営体制を構築し、各地域のニーズに適したマーケティングと技術開発を推進することで、海外事業の拡大に取り組みます。そのためには、各地域の市場環境の理解と地域密着型の戦略が不可欠であり、これを支えるグローバル人材の育成にグループ全体で取り組んでいきます。 さらに、地域ごとの企業文化の違いや競争環境の変化に柔軟に対応するため、情報共有の促進、業務プロセスの効率化、双方向コミュニケーションの強化が欠かせません。その実現に向けて、従来の縦割り組織による業務遂行を見直し、部署間およびグループ会社間の連携をこれまで以上に強化していきます。 (3) 目標とする経営指標 第5次グループ中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)の最終年度である2028年3月期の目標として以下を掲げております。 (第5次グループ中期経営計画:2028年3月期の目標) ・売 上 高 1,410億円 ・営 業 利 益      175億円 ・経 常 利 益           211億円 ・売上高営業利益率       12.4%以上 ・売上高経常利益率  15.0%以上 ・自己資本利益率(ROE)   8%以上(長期的には10%以上) (4)会社が対処すべき課題 2026年3月期における我が国の経済は、個人消費がおおむね横ばいで推移する一方、設備投資には上向きの動きがみられ、全体としては緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、世界的な物価上昇の継続や金融資本市場の変動、米国の通商政策の影響などの懸念材料に加えて、緊迫化する中東情勢を背景としたエネルギー価格や原材料コストの上昇も見込まれていることから、依然として先行き不透明な状況が続いております。こうした中、原材料価格の上昇に対しては、顧客の理解を得ながら適時適切に販売価格へ反映していくことが重要な課題であると認識しており、適切な収益の確保に向けた取り組みの強化を図っております。 また、中長期的には、主要な販売先である自動車業界において、グローバル競争の激化による価格低下や、国内市場の成熟等による需要減少リスクに加え、脱炭素社会の実現に向けた自動車の電動化への取り組みが進んでおります。 このような市場環境の中、当社グループでは、成長が見込まれる海外地域での先行投資、摺動性や耐摩耗性の向上などの脱炭素社会に貢献する技術開発、新規市場や新規分野の開拓による収益源の多様化、会社連携の強化によるグループ総合力の強化などが重要な課題であると認識しております。 2025年4月より開始した第5次グループ中期経営計画では、「変革への挑戦~Challenge for Change!~」をスローガンに掲げ、「「Vision2030」実現に向けた種まきと刈り取り」、「業務改革」、「人材育成」を重点項目として定め、取り組むべき課題とその対応を明確化するとともに、中長期的な企業価値及び資本効率の向上を目指し、以下の施策を推進してまいります。 ① 「Vision2030」実現に向けた種まきと刈り取り 2028年の創業100周年に向け、持続的な成長を支えるグループ経営基盤の強化を進めるとともに、「Vision2030」の実現に向け、以下の取り組みを推進してまいります。 A) リージョナル経営によるグローバル事業拡大 B) 脱炭素など環境関連の研究開発テーマの拡充 C) 自動車・鉄鋼以外の新規分野の開拓 D) 既存市場の深耕 E) 事業ポートフォリオ拡充のためのM&A探索 ② 業務改革 AIやDXを活用し、業務の標準化・自動化・効率化を図ることで、全社的な業務改革を推進し、柔軟かつ迅速に変化へ対応できる組織体制の構築を目指します。 ③ 人材育成 ダイバーシティの推進や働き方改革の推進など、多様な人材が活躍できる環境を整備し、挑戦を支える企業文化の醸成とグローバルに通用する人材の育成に取り組みます。 ④ 安全確保と品質向上 安全は全てに優先するとの方針のもと、当社グループで働く人すべての安全と健康を最優先に考え、安心で安全な労働環境を整備し、心身の健康増進に取り組みます。また、グループ全体で継続的な品質向上に取り組み、世界中の顧客から信頼されるパートナーを目指します。 ⑤ 資本効率の向上 株価純資産倍率(PBR)1.0倍超の実現に向けて、株主資本コストを上回るROEを中長期的な目標とし、キャッシュ・アロケーションについては、成長戦略投資、株主還元、財務健全性の維持にバランス良く資金を配分することで、資本効率の向上を図ってまいります。 (5)コーポレート・ガバナンスの強化 当社では、プライム市場上場会社として社会的な使命と責任を果たし、継続的な成長・発展を目指すためには、コーポレート・ガバナンスの充実が重要な経営課題であると考えております。 この考えに基づき、(ⅰ)取締役会による重要な意思決定と職務の監督、(ⅱ)グループ全般を視野においた経営管理体制による意思決定の迅速化、(ⅲ)監査等委員会による取締役の職務執行の監査、(ⅳ)社長直轄の内部監査室による内部監査の実施、(ⅴ)化学メーカーとしての責任である製品・サービスに関する安全性確保、品質保証、環境対応及び法令遵守を全社統合的に推進する組織の編成、(ⅵ)コンプライアンス委員会・リスク管理委員会の設置、リスク管理規程・子会社管理規程の整備、(ⅶ)任意の指名・報酬委員会の設置等の施策を実行しております。
事業等のリスク4,474字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの財政状態、経営成績及び株価等に影響を及ぼす可能性のあるリスクは以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 需要動向等 当社グループは、自動車、鉄鋼、金属・非鉄金属、建築・建材、電子部品等の様々な業界へ表面処理に関する製品及びサービスを提供しており、特定の取引先数社に集中することはありませんが、日本、アジア、欧米と様々な地域で事業活動を展開しており、各国・地域における景気低迷等及びそれに伴う需要の縮小は、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を与える可能性があります。 薬品事業においては、主として日本及びアジアにおいて、様々な業界に金属表面処理薬剤を提供しておりますが、主に自動車・鉄鋼業界等の需要状況に影響を受けます。 装置事業においては、主として日本及びアジアにおいて、自動車生産及び一般産業向けに、前処理・塗装装置プラントの設計・販売等を行っておりますが、装置事業の売上は、顧客の設備投資需要に影響を受け、年度により、業績が大きく変動する可能性があります。 加工事業においては、日本及びアジア並びに北米において、防錆加工と熱処理加工を中心に行っておりますが、主に自動車、金属、機械業界等の需要状況に影響を受けます。 当社グループでは、急激な需要変動にも対応できるように、柔軟な生産体制の整備に努めておりますが、国内外の経済情勢の変化により、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を与える可能性があります。 (2) 製品競争力の低下 当社グループの事業は、競合他社との差別化が重要なファクターであり、クロムフリー薬剤等の環境対応型薬剤の開発、様々な用途開発、顧客との共同研究等を推進し、差別化技術の開発及び将来を見据えた研究開発に取り組んでおります。 表面改質のスペシャリストとして、時代を先取りした迅速で柔軟な研究開発により、他社技術と差別化できる技術の開発、新規市場の開拓等を進めておりますが、新技術のトレンドや顧客ニーズの予測及び対応を誤り、競合他社が当社を上回る高品質で安価な製品又はサービスを実現した場合、収益性やシェアが低下し、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を与える可能性があります。 (3) 原材料の安定調達 当社グループは、表面処理薬剤メーカーとして、りん酸をはじめとする多くの原材料を国内及び海外から調達しております。原材料を複数のサプライヤーから購入することにより安定調達を図り、生産に必要な原材料が十分に確保されるよう努めておりますが、特定の地域からの輸入に頼る原料をはじめ、高度な技術により合成された化合物等、供給元が限定されている原料もあります。 サプライチェーンにおけるBCP対応の推進に取り組んでおりますが、国際情勢の不安定化、需給バランスの乱れ、サプライヤーの被災、事故、倒産等による原材料の供給中断、需要の急増による供給不足等、予期せぬ事象が発生した場合、製品の安定的な製造・販売体制に支障をきたし、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を与える可能性があります。 (4) 品質保証 当社グループは、ISO9001、IATF16949等の認証取得を積極的に進める等、各拠点において、厳格な管理基準に従って製品製造及び受託加工等を行っております。 お客様に高品質な製品・サービスをタイムリーに提供できるように、要求された品質レベルを確保すべく、工程管理、監査、教育の強化等、未然防止活動の徹底を行っておりますが、全ての製品等について不良又は不具合等が発生しないという保証はありません。製造・輸送・保管等の過程における予期せぬトラブルによって、不良又は不具合等が発生した場合、顧客企業への補償や対策費用等の発生に加え、市場における信用の低下等により、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を与える可能性があります。 (5) 安全衛生 当社グループは、製品の製造及びサービスを提供するに際して、その全てのプロセスに万全の安全衛生管理体制を構築することを目標としています。具体的には、労働安全衛生法をはじめとした関連法規制の遵守徹底とともに、企業としての安全配慮義務の履行と、それらに基づく安全衛生活動を実施しております。その活動事例としては、各事業場における巡視や関連法規制の遵守状況の監査、計画的な安全衛生教育等があります。 しかしながら、万が一、重大な労働災害や設備事故等が発生した場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を与える可能性があります。 (6) 環境保全 当社グループは、表面処理薬剤の製造及び加工処理等サービス提供のプロセスにおいて、大気、水質、土壌等の汚染防止や有害物質、廃棄物の管理等、環境保全に関連する法規制は全てこれを遵守しております。また環境保全に関連するものとしてはISO14001(環境ISO)の認証維持及びその要求事項に沿った活動も推進しております。 ただし、不測の事態により事業活動に起因する環境汚染等が発生した場合には、そのことによる経済的な損失や社会的信用の失墜により、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を与える可能性があります。 (7) 公的規制等 当社グループ及び当社グループの顧客企業が事業を行うにあたり、化学物質等の取り扱いにおける国内法規、製品や原料の輸出入に関わる国内外の法規、更にREACH規則、TSCA、RoHS規制等の化学物質に係る様々な海外の法規を遵守する必要があります。 事業の継続及び機会の確保のため、こうした法規に関する情報収集と対策を積極的に進めておりますが、これらの法令等の改正や強化がされた場合には、事業活動が制限される、あるいは事業機会を逸し、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を与える可能性があります。 (8) 知的財産 当社グループは、長年にわたって蓄積した技術を活用し、他社技術と差別化できる技術の開発と他社の知的財産権侵害の回避を行っておりますが、当社グループが独自に開発した技術の一部は、知的財産権による保護が不可能な場合又は限定的にしか保護されない場合があります。 当社グループは、保有する知的財産権の適切な保護及びノウハウ等の管理に努めていますが、当社グループの技術の模倣等によって第三者が類似した製品を製造することやコスト競争力のある製品を開発することを効果的に防止できない可能性があり、これらによって当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を与える可能性があります。 (9) 人材確保及び育成 当社グループは、日本、アジア、欧米と様々な国と地域で事業活動を行っており、将来の成長には、新製品の開発力を高めるための研究、技術及びノウハウの伝承、事業のグローバル展開が不可欠であり、これらに携わる人材の確保が重要な経営課題のひとつです。 「多様な価値観を尊重し、“力”に変えられる企業文化の醸成」をマテリアリティに掲げ、多様な国籍の人材採用や経験者の通年採用を実施しております。また、将来の経営幹部等の確保と育成にも力を入れております。しかしながら、人材獲得や育成が計画通りに進まなかった場合、当社グループの将来の成長に悪影響を与える可能性があります。 (10) 原材料価格の変動 当社グループは、りん酸その他の金属塩類、無機物、有機物、その他用途別の様々な原材料を仕入れており、これらの原材料の仕入価格は、国際的情勢による需給バランス、為替レート、ロンドン金属取引所(LME:London Metal Exchange)の相場等の影響を受けて変動します。 原材料価格の上昇局面においては、原価低減策によるコスト引き下げと製品価格への転嫁等を図ることにより、適正な利益の確保に努めております。原材料の種類は非常に多く、商社等を経由した輸入も多いため、原材料価格の変動が業績に与える影響を画一的に予想することはできませんが、急激な原材料価格の高騰は、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を与える可能性があります。 (11) 事業投資等 当社グループは、「表面改質のスペシャリストとして真のグローバルカンパニーを目指す!」を経営ビジョンとして、持続的成長のために、グローバルに積極的な設備投資やM&Aを進めております。 重要な投資案件については、取締役会において、事業性を評価の上、決定するとともに、定期的に事業の進捗状況を確認し、必要に応じて、今後の方向性や業績改善のための対策を検討していますが、想定外の市場環境の悪化等により、利益計画を大幅に下回った場合、設備投資により計上した有形固定資産やM&Aにより計上したのれん等の減損処理により、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を与える可能性があります。 (12) 為替換算レートの変動 当社グループは、日本、アジア、欧米と様々な国と地域で事業活動を行っており、海外に多数の在外子会社を有しております。在外子会社は、原則として、その会社が属する国又は地域の通貨によって財務諸表を作成しており、連結財務諸表の作成過程において、資産及び負債は連結決算日の直物為替相場により円換算し、収益及び費用は期中平均相場により円換算されております。 在外子会社は、米ドル圏だけでなく、アジア各国等様々な通貨圏で事業活動を行っており、為替換算レートの変動による影響を画一的に予測することはできませんが、一般的には、円高の場合は当社グループの業績に悪影響を及ぼし、円安の場合は好影響を及ぼします。 (13) 海外事業展開におけるカントリーリスク 当社グループは、海外市場での事業拡大を成長戦略の一つとしていますが、海外では、政治不安、貿易・外貨規制、法令・税制の変更、治安悪化、紛争テロ、戦争、宗教や文化の相違等、様々な政治的、経済的又は法的な制約を伴う可能性があります。 リスク管理の強化やカントリーリスクの情報収集等に努めておりますが、予期せぬ事象の発生等により、事業活動が制限を受けたり、法令等に適合するための費用が増加したりする等、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を与える可能性があります。 (14) 自然災害・事故等 当社グループは、地震や台風等大規模な自然災害、火災等の事故、感染症によるパンデミックの発生時の安全確保と生産活動の中断による損害を最小限に抑えるため、定期的な製造設備の防災点検や防災訓練の他、事業継続計画(BCP)を策定して、早期に事業復旧できるように準備を行っております。 しかしながら、予期せぬ大規模な自然災害等が発生した場合には、人的、物的損害による事業活動の停止等により、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,276字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費や設備投資などに持ち直しがみられました。また、製造工業生産、輸出入などが横ばい傾向となりました。一方で、中東情勢、金融資本市場の変動の影響及び米国の通商政策など懸念材料もあり、先行きは不明瞭な状況が続いております。また、世界経済におきましても、米国では個人消費に弱含みがあるなど景気拡大ペースは鈍化基調で推移しているほか、中国経済の景気停滞傾向等のリスクもあり、依然として先行きは不透明となっております。 当社グループの主要な供給先であります自動車業界では、国内の生産台数は前年を下回る水準で推移しました。海外では、中国、インドなどでは生産台数が前年を上回りましたが、米国、タイなどでは前年割れで推移しました。もう一つの柱であります鉄鋼業界においては、国内では粗鋼生産量は前年を下回る水準となりました。海外においても、中国等の地域では粗鋼生産量が前年を下回る水準で推移しました。 このような状況のなか、当社グループでは、今期より第5次中期経営計画をスタートさせました。2028年の創業100周年に向け、品質向上、安全確保、資本効率の向上など、持続的成長を支えるためのグループ経営基盤の確立を図ってまいります。また、「変革への挑戦~Challenge for Change!~」をスローガンに掲げ、1928年の創業以来培ってきた表面改質技術を通じて、既存事業の深耕、海外事業の拡大、新規分野の開拓に注力し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。また、新総合技術研究所(Parker Innovation Center)を開所させ、脱炭素社会の実現に向けた研究開発の推進や、コア技術の発展及び将来を見据えた研究開発の強化にも努めております。 売上高は1,381億55百万円(前年同期比4.4%増)となりました。また、売上高は四半期開示が始まった2004年3月期以降で過去最高となりました。事業の種類別セグメント毎の売上高は、前年同期に比べ薬品事業が2.3%の増収、装置事業が14.1%の増収、加工事業が1.7%の増収、その他が12.6%の増収となりました。また、地域別セグメントは、国内が3.5%の増収、アジアが8.0%の増収、欧米が2.8%の減収となりました。 営業利益は148億14百万円(前年同期比1.2%減)、経常利益は196億67百万円(前年同期比1.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は129億40百万円(前年同期比1.3%減)となりました。 海外業績の換算による損益計算書に与える影響額は、売上高で6億43百万円程度の減収、営業利益で80百万円程度の減益となっております。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 薬品事業 売上高は589億19百万円(前年同期比2.3%増)となり、営業利益は93億63百万円(前年同期比9.4%減)となりました。当事業部門は、あらゆる産業分野における素材の洗浄、防錆、塗装下地、潤滑、意匠などを目的として表面処理剤の製造・販売と、これにともなうノウハウ、技術サポートを提供しております。国内では鉄鋼分野・自動車分野を中心に、販売数量が前年同期比にて微増し、緩やかな回復基調で推移しました。そして、海外では欧米地域では低調にて推移しましたが、アジア地域を中心に販売増加等したことにより、薬品事業全体では売上高は増収となりました。利益面では、原材料価格の高値圏での推移及び、人件費及び減価償却費の増加により営業利益は減益となりました。 装置事業 売上高は276億21百万円(前年同期比14.1%増)となり、営業利益は21億16百万円(前年同期比208.5%増)となりました。当事業部門は、輸送機器業界を中心に前処理設備、塗装設備及び粉体塗装設備などを製造・販売しております。インド・中国等での前年同期比での販売拡大のほか、国内でも同様に販売増加がありました。その結果、装置事業全体では売上高は増収となり、利益面でも増益となりました。 加工事業 売上高は485億70百万円(前年同期比1.7%増)となり、営業利益は46億75百万円(前年同期比6.8%減)となりました。当事業部門は、潤滑性・高密着性などの機能性を付与する「防錆加工」、金属の強度や耐久性を高める「熱処理加工」、素材表面に薄膜金属を被膜することで高耐食性、耐摩耗性などを付与できる「めっき処理」などの表面処理の加工サービスを提供しております。主に国内では、自動車業界等向けにて販売増加があり、売上高は増収となりました。一方、タイ・中国等では日系自動車メーカーの販売が伸び悩み、販売が減少しました。また、米国等の地域においても同様に販売が減少しました。利益面では、原材料費・光熱費の高止まり、及び人件費や減価償却費等の増加により、営業利益は減益となりました。 その他 売上高は30億43百万円(前年同期比12.6%増)となり、営業損失は19百万円(前年同期は75百万円の営業利益)となりました。当事業部門は、ビルメンテナンス事業、太陽光発電事業及び医療機器事業を営んでおります。また、当期において医療機器事業の会社を新設分割により設立しました。主にビルメンテナンス事業において販売が伸びた結果、売上高は増収となりました。一方、医療機器事業の会社設立に伴う影響により利益面では減益となりました。 第5次グループ中期経営計画の進捗状況は、次のとおりです。 2025年4月より開始した第5次グループ中期経営計画では、「変革への挑戦~Challenge for Change!~」をスローガンに掲げ、「「Vision2030」実現に向けた種まきと刈り取り」、「業務改革」、「人材育成」を重点方針として定め、2028年の創業100周年に向け、持続可能な成長を支えるグループ経営基盤の強化を進めるとともに、「Vision2030」の実現に向け、以下の取り組みを推進してまいります。 「Vision2030」実現に向けた基盤づくりの一環として、技術開発力の強化を目的として新総合技術研究所(Parker Innovation Center)を建設(2025年4月開所)し、新たに「コア技術研究部」と「先端技術研究部」 を設置するなど、研究開発体制の見直しを行っております。コア技術研究部では、当社グループのコア技術である化成処理技術、機能性被膜技術、プロセス技術などをベースに、摺動性や耐摩耗性の向上など脱炭素社会に貢献する技術の開発に取り組んでおります。先端技術研究部では、エレクトロニクス分野や新エネルギー分野など、新規分野参入に向けた技術開発に取り組んでおります。 また、新規事業の創出にも取り組み、当社の表面改質技術を活用した医療機器の開発及び販売体制の強化を目的に、2025年7月に当社の医療機器事業を会社分割の方法により独立させ、Parker MedTech株式会社(以下、パーカーメドテック)を設立いたしました。 さらに、2026年4月1日付で、当社の加工事業をパーカー加工株式会社に簡易吸収分割により承継させるとともに、同社の商号をパーカープロセッシング株式会社に変更いたしました。パーカープロセッシング株式会社では、当社加工事業本部とパーカー加工株式会社が持つ加工技術やノウハウを融合することで事業効率を高め、当社グループの加工事業を担う中核会社として新たに事業を開始しております。 また、同年4月1日には、経営資源の集約による事業効率の向上を目的として、完全子会社である北海道パーカライジング株式会社を当社に吸収合併しております。 第5次グループ中期経営計画では、グループ再編を含めた経営効率の向上に向けた取り組みを推進しつつ、成長戦略投資、株主還元、財務健全性の維持にバランス良く資金を配分することで、資本効率の向上を図ってまいります。 2027年3月期においては、世界的な物価上昇の継続や金融資本市場の変動、緊迫化する中東情勢を背景としたエネルギー価格や原材料コストの上昇などが見込まれていることから、「Vision2030」実現に向けた基盤づくりの着実な推進に加えて、顧客の理解を得ながら適時適切に販売価格へ反映していくことが重要な課題であると認識しており、適切な収益の確保に向けた取り組みの強化を図っております。 (単位:百万円) 2026年3月期   2028年3月期   差額(A)-(B) 実績(A)   第5次中計目標(B) 売上高   138,155   141,000   △2,845 薬品   58,919   63,000   △4,081 装置   27,621   23,000   4,621 加工   48,570   52,000   △3,430 その他   3,043   3,000   43 営業利益   14,814   17,500   △2,686 経常利益   19,667   21,100   △1,433 営業利益率   10.7%   12.4%以上   - 経常利益率   14.2%   15.0%以上   - ROE   6.5%   8%以上   - 生産、受注及び販売の状況は次のとおりであります。 当社グループは主として販売計画に基づいた見込生産及び短納期での受注生産によっております。そのため、生産実績及び受注実績は販売実績と重要な相違がないため記載を省略しております。 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 薬品事業   58,919   2.3 装置事業   27,621   14.1 加工事業   48,570   1.7 報告セグメント 計   135,111   4.3 その他   3,043   12.6 合計   138,155   4.4 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2) 財政状態 資産の部 資産合計は、前連結会計年度末と比較し58億43百万円増加し2,730億94百万円となりました。流動資産は107億63百万円減少いたしました。主な要因は、現金及び預金が50億50百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が29億45百万円それぞれ減少したことによるものです。固定資産は166億7百万円増加いたしました。主な要因は、有形固定資産が44億64百万円、無形固定資産が3億48百万円、投資その他の資産が117億95百万円それぞれ増加したことによるものです。 負債合計は、前連結会計年度末と比較し76億85百万円増加し516億36百万円となりました。流動負債は38億18百万円増加いたしました。主な要因は、未払法人税等が42億25百万円増加したことによるものです。固定負債は38億66百万円増加いたしました。主な要因は、繰延税金負債が34億38百万円増加したことによるものです。 純資産合計は、前連結会計年度末と比較し18億41百万円減少し2,214億57百万円となりました。主な要因は、利益剰余金が73億27百万円、その他有価証券評価差額金が41億99百万円それぞれ増加し、一方で自己株式が86億21百万円増加(純資産は減少)、非支配株主持分が84億45百万円減少したことによるものです。 以上の結果、自己資本比率は73.9%と前連結会計年度末と比較し0.9ポイント増加するとともに、1株当たり純資産は1,864円35銭と164円19銭増加いたしました。 セグメントごとの資産は、次のとおりであります。 薬品事業 総資産合計は前連結会計年度末と比較し58億72百万円減少し788億29百万円となりました。流動資産は97億54百万円減少し561億32百万円となりました。有形固定資産は34億64百万円増加し192億15百万円となりました。無形固定資産は2億8百万円増加し28億90百万円となりました。投資その他の資産は2億9百万円増加し5億90百万円となりました。 装置事業 総資産合計は前連結会計年度末と比較し4億36百万円減少し240億60百万円となりました。流動資産は4億76百万円減少し214億5百万円となりました。有形固定資産は67百万円減少し14億52百万円となりました。無形固定資産は7百万円減少し16百万円となりました。投資その他の資産は1億14百万円増加し11億85百万円となりました。 加工事業 総資産合計は前連結会計年度末と比較し20億78百万円減少し811億15百万円となりました。流動資産は48億12百万円減少し392億38百万円となりました。有形固定資産は15億68百万円増加し345億76百万円となりました。無形固定資産は11百万円減少し17億5百万円となりました。投資その他の資産は11億76百万円増加し55億95百万円となりました。 その他 総資産合計は前連結会計年度末と比較し11億15百万円増加し30億92百万円となりました。流動資産は11億39百万円増加し25億35百万円となりました。有形固定資産は28百万円減少し4億39百万円となりました。無形固定資産は0百万円増加し6百万円となりました。投資その他の資産は3百万円増加し1億12百万円となりました。 (3)キャッシュ・フローの状況 現金及び現金同等物は、当連結会計年度の期首と比較し17億51万円増加し、538億49百万円となりました。なお、当連結会計年度は、現金及び現金同等物に係る換算差額により15億88百万円増加しております。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と増減の要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 254億2百万円の収入(前年同期は120億10百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益229億51百万円、減価償却費72億18百万円、法人税等の支払額41億36百万円、売上債権及び契約資産の減少額32億68百万円によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 6億17百万円の収入(前年同期は162億83百万円の支出)となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入207億15百万円、定期預金の預入による支出131億11百万円、有形固定資産の取得による支出117億76百万円、有価証券及び投資有価証券の売却及び償還による収入53億43百万円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 258億57百万円の支出(前年同期は152億27百万円の支出)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出86億40百万円、非支配株主への配当金の支払額73億13百万円、配当金の支払額57億54百万円、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出41億3百万円によるものです。 (キャッシュ・フロー関連指標) 前連結会計年度 (2025年3月31日)   当連結会計年度 (2026年3月31日) 自己資本比率   73.0%   73.9% 時価ベースの自己資本比率   50.9%   57.4% キャッシュ・フロー対有利子負債比率   6.2%   3.8% インタレスト・カバレッジ・レシオ   652.8倍   2,984.0倍 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、以下のとおりであります。 主な資金需要は、製品製造のための材料・部品等の購入費、製造費用、加工処理費用、商品の仕入、販売費及び一般管理費、法人税等の支払、非支配株主への支払いを含めた配当金の支払、運転資金及び設備投資資金等であります。 当連結会計年度は、有形固定資産の取得117億76百万円、自己株式の取得86億40百万円、非支配株主への配当金の支払額73億13百万円、配当金の支払額57億54百万円、法人税等の支払額41億36百万円、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出41億3百万円等の資金需要がありました。また、現金及び預金同等物の期末残高は、期首に比べ17億51百万円増加いたしました。有利子負債は当連結会計年度は2億14百万円増加しております。基本的に運転資金と設備投資資金については、原則として自己資金を利用しておりますが、一部では借入金によるものがあります。 (4) 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。その適用においては、過去の実績等を勘案して将来の見積りを計上することが必要とされる場合があります。特に連結財務諸表に重要な影響を与える見積りを必要とする項目は以下のとおりであります。 ①工事請負契約に係る収益認識 工事請負契約について、期間がごく短い工事を除き、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき収益を一定の期間にわたり認識しております。進捗度は、当連結会計年度末までに発生した工事原価を工事原価総額の見積りと比較することにより測定しております。工事原価総額は、必要となる資材や技術員、完成するまでの期間等に基づいて算定いたします。工事契約の着手後に判明する事実の存在、現場の状況の変化、市場環境の変化によって作業内容等が変更される結果、進捗度の測定の前提となる工事原価総額の見積りに影響を与え、工事損益に影響を及ぼす可能性があります。 ②貸倒引当金 売掛金、貸付金その他これらに準ずる債権を適正に評価するため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については、個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。将来、債権の相手先の財政状態が悪化して支払能力が低下した場合には、引当金の追加計上又は貸倒損失が発生する可能性があります。 ③有形固定資産 償却資産に関しては、一般に公正妥当と認められる減価償却方法に基づき実施しております。また、固定資産の減損に係る会計基準に従い、減損損失の認識と測定を実施しておりますが、資産の市場価格の見積りや将来キャッシュ・フローの見積りは、合理的な仮定や予測に基づいて算出するため、当社グループによる見積りより悪化した場合、減損損失の追加計上が必要となる可能性があります。 ④投資有価証券 当社グループは金融機関及び販売、仕入に係る取引先等の株式を保有しております。これらの株式には価格変動性が高い公開会社の株式と、株価の算定が困難である非公開会社の株式が含まれます。当社グループは、投資価値の下落が一時的ではないと判断した場合、合理的な基準に基づいて投資有価証券の減損損失を計上しております。なお、将来の市況悪化や投資先の業績不振等、現在の簿価に反映されていない損失又は簿価の回収が不能となる状況が発生した場合、減損損失の追加計上が必要となる可能性があります。 ⑤退職給付に係る負債 従業員の退職給付費用及び退職給付債務は、数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出されています。これらの前提条件には、割引率、期待収益率、将来の給与水準、退職率、直近の統計数値に基づいて算出される死亡率等が含まれます。当社及び一部の連結子会社が加入する年金制度においては、割引率は安全性の高い長期債券をもとに算出しています。期待収益率は、保有している年金資産のポートフォリオ、過去の運用実績、運用方針及び市場の動向等を勘案し計算されます。実際の結果が前提条件と異なる場合には、将来の費用及び計上される債務に影響を及ぼします。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。