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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

三協立山

Sankyo Tateyama,Inc.5932 · Prime · 金属製品

アルミ建材・マテリアルの総合メーカー。ビル・住宅用建材からアルミ押出材・鋳造品まで垂直統合

概要

三協立山株式会社は、アルミニウムの鋳造・押出・加工を基盤とし、建材・材料・商業施設・国際の4事業を展開する金属製品メーカーである。富山県高岡市に本社を置き、連結従業員約1万人、2025年5月期の連結売上高は3,594億円。ビル用カーテンウォールから住宅サッシ、エクステリア、自動車部品、店舗什器まで幅広く手掛け、国内アルミ建材の老舗として知られる。

4事業で構成されるポートフォリオ

当社グループは建材事業、マテリアル事業、商業施設事業、国際事業の4セグメントで構成される。建材事業はビル・住宅・エクステリア製品を扱い、売上高全体の約半分(2025年5月期1,787億円)を占める最大セグメントである。マテリアル事業はアルミ・マグネシウムの鋳造・押出・加工を行い、自動車や産業機械向けに供給する。商業施設事業は店舗用什器・看板の製造販売で、過去最高の売上高445億円を達成した。国際事業はタイ・欧州・中国の海外拠点でアルミ加工を展開するが、営業損失を計上するなど課題を抱える。

富山県に集積する国内生産拠点

国内の主要工場はすべて本社所在地の富山県に集中している。1965年竣工の佐加野工場(現福野工場佐加野分工場)を皮切りに、高岡工場(1968年)、福光工場(1969年)、福野工場(1974年)など、県内に8か所以上の工場を構える。さらに2001年には富山軽金属工業、2002年には立山合金工業を合併し生産能力を拡大した。また福岡県八女市に九州工場(1993年竣工)を持ち、全国的な供給網を形成している。これらの工場でアルミ押出、鋳造、表面処理、加工まで一貫生産する体制が強みである。

タイ・欧州・中国に広がる国際事業

国際事業は2014年以降に本格化した。タイには2014年設立のSANKYO TATEYAMA(THAILAND)と合金製造子会社、さらに2015年取得のThai Metal Aluminiumなど複数拠点を持ち、アルミ合金と押出形材を生産する。欧州では2014年にベルギーにSankyo Tateyama Europe BVを設立し、2015年に米Aleris Internationalの押出事業部門を買収。ドイツ、オーストリア、英国に押出工場を有する。中国には上海に商業設備関連会社と天津に押出製品会社を置く。2025年5月期の国際事業売上高は761億円だが、EV市場低迷などで営業損失26億円を計上している。

低収益体質と赤字セグメントの課題

2025年5月期の連結営業利益は15億円(売上高営業利益率0.4%)、親会社株主に帰属する当期純損失は23億円と低収益体質が続く。セグメント別では、最大の建材事業が営業利益2億円(前年比89%減)、国際事業が26億円の損失を計上した。一方、マテリアル事業は26億円の利益、商業施設事業は15億円の利益と健闘したが、全社をカバーできていない。財務面では、2026年5月期の予想でも純損失135億円と大幅な赤字を見込む。このため、経営方針では収益構造の変革や新規事業育成を掲げるが、早期の改善は見通せない。

業界の中での役割はアルミニウム建材・加工品メーカー(押出・鋳造から製品化まで一貫)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
3,575億円
営業利益
15億円
営業利益率
0.4%
純利益
-135億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01建材事業(ビル・住宅・エクステリア)主力

ビル建材(カーテンウォール、サッシ等)、住宅建材(窓、ドア等)、エクステリア製品(フェンス、門扉等)の製造・販売。グループ各社がアルミ加工・表面処理・施工まで手掛け、ビルから戸建てまで幅広く対応。

主な製品・サービス3
ビル用カーテンウォール
高層ビルの外壁に用いるアルミ製カーテンウォール。デザイン性と耐候性に優れる。
住宅用アルミサッシ
窓枠・ドア枠等の住宅用アルミ建具。断熱性・気密性の高い製品をラインナップ。
エクステリア製品
アルミフェンス、門扉、デッキ材など屋外構築物。防錆性が高く、メンテナンスが容易。

02マテリアル事業(アルミ・マグネシウム加工)準主力

アルミニウム及びマグネシウムの鋳造・押出・加工並びに販売。自動車部品、産業機械部品、電子機器筐体など、多様な産業向けに高品質な素材と加工品を供給。

主な製品・サービス3
アルミ押出形材
自動車、建築、産業機器向けのアルミ押出しプロファイル。断面形状の自由度が高い。
アルミ・マグネシウム鋳造品
金型鋳造、砂型鋳造によるアルミ・マグネ部品。軽量化が求められる自動車部品等に採用。
アルミ加工品
切削加工、表面処理など二次加工を施したアルミ製品。顧客の要求に応じた精密加工。

03国際事業(海外アルミ加工)準主力

タイ、欧州、中国に拠点を持ち、海外でのアルミニウムの鋳造・押出・加工・販売を展開。タイでは押出・鋳造の一貫生産、欧州では押出プロファイルを製造。成長市場での地産地消を狙う。

主な製品・サービス2
アルミ押出形材(海外)
タイや欧州の工場で生産するアルミ押出形材。自動車や建築向けに現地供給。
アルミ合金(海外)
タイ子会社でアルミ合金の製造・販売。鋳造用合金や押出用ビレットを供給。

04商業施設事業(店舗什器・看板)副次

店舗用陳列什器(棚、ケース等)や看板の製造・販売、店舗及び関連設備のメンテナンス。チェーン店舗等のリテール企業向けにトータルな店舗設備を提供。

主な製品・サービス2
店舗用陳列什器
量販店や専門店向けの金属製・樹脂製の陳列棚、ケース、ハンガー等。
店舗用看板
屋内外のサイン・看板の製造・設置。店舗のブランド訴求を支援。

製品と技術

ビル用カーテンウォールと高層建築向け製品

建材事業のビル分野では、高層ビルの外壁に用いるアルミ製カーテンウォールが主力製品である。デザイン性と耐候性に優れ、オフィスビルや集合住宅の新築・改修に幅広く採用される。当社は自然換気商品のパイオニアとしても知られ、業界トップシェアを誇る手すり商品も展開。ビル建材は高品質と安全性が求められるため、設計から施工までの一貫対応が強みである。2025年5月期の建材事業売上高は1,787億円だが、市場縮小の影響で前年比2%減となった。

住宅用アルミサッシと断熱技術

住宅分野では、窓枠・ドア枠等のアルミサッシが中心製品。断熱性・気密性を高めた商品をラインナップし、省エネ住宅に対応する。高断熱玄関ドア「プロノーバ2」は業界最高水準の断熱性能を備え、防災力も強化した。また、カーポート「FⅡ(エフツー)」や、カーポート型太陽光パネル架台「エネジアース」(2024年度グッドデザイン賞受賞)などエクステリア製品も充実。住宅建材はリフォームや非住居木造物件向けにも展開し、成長事業として育成中である。

アルミ押出形材とマグネシウム鋳造品

マテリアル事業では、アルミニウムとマグネシウムの鋳造・押出・加工を手掛ける。アルミ押出形材は自動車、建築、産業機械向けに断面形状の自由度が高く、軽量化要求に応える。アルミ・マグネシウム鋳造品は金型鋳造や砂型鋳造で製造し、自動車部品に採用される。国内最大級の生産能力を持つ合金鋳造・形材押出・加工の一貫体制が強みで、顧客の試作段階から参画するトータルソリューションを提供。2025年5月期の同事業売上高は598億円、セグメント利益26億円と好調だった。

店舗用什器・看板とトータルソリューション

商業施設事業では、量販店や専門店向けの陳列什器(棚、ケース、ハンガー等)と屋内外の看板・サインを製造・設置する。全国のチェーン店舗向けにトータルな店舗設備を提供し、24時間365日対応のメンテナンスサービスも強み。2025年5月期の売上高は445億円で過去最高を記録した。ただし、物流費上昇などのコスト増に対して価格改定が遅れ、セグメント利益は前年比5%減の15億円にとどまった。中国・上海にも立山商業設備有限公司を持ち、海外展開も進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

金属・ガラスの時価総額近傍。太字が三協立山

時価総額で並べると、掲載9社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15902ホッカンホールディングス362億円10.1倍
25357ヨータイ347億円13.2倍
37952河合楽器製作所318億円26.6倍
43315日本コークス工業302億円
55981東京製綱290億円8.4倍
65932三協立山206億円
76167冨士ダイス202億円34.9倍
85852アーレスティ174億円4.7倍
95707東邦亜鉛138億円7.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(金属・ガラス)に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

立山鋳造と三協アルミニウムの二社体制(1948-1960年)

1948年10月、富山県に立山鋳造株式会社が設立された。1960年1月には立山鋳造を立山アルミニウム工業株式会社に改称し、アルミ加工事業に本格参入。同年6月には三協アルミニウム工業株式会社が設立され、アルミ建材分野に進出した。この二社が現在の三協立山の起源である。両社は富山県内で相次いで工場を建設し、1965年に佐加野工場、1968年に高岡第二工場、1969年に福光工場を竣工。アルミサッシやカーテンウォールの生産能力を高めた。

1972年上場と生産拠点の拡充

1972年4月、三協アルミニウム工業は東京・大阪両証券取引所第一部に上場した。上場後も積極的に設備投資を継続し、1973年に第三工場(現福岡西工場福岡分工場)、1974年に福野工場、1978年に氷見工場、1987年に新湊工場を相次いで竣工。1993年には福岡県八女市に九州工場を建設し、全国展開を加速した。この間、1978年には立山アルミニウム工業を合併するなどグループの再編も進めた。上場から30年で国内有数のアルミ建材メーカーに成長した。

ホールディングス化と事業統合(2003-2008年)

2003年12月、三協・立山ホールディングス株式会社を設立し、持株会社体制に移行した。翌2004年3月には生産統合会社としてSTプロダクツ株式会社を設立。2006年6月、三協アルミニウム工業と立山アルミニウム工業が合併し、三協立山アルミ株式会社が誕生した。2007年6月にはマテリアル事業を分社化し三協マテリアル株式会社を設立。2008年6月にはSTプロダクツを合併するなど、グループの再編が続いた。これらの動きは、競争激化する建材市場に対応するための経営効率化が目的であった。

現社名成立と上場維持(2012年)

2012年6月、三協立山アルミ株式会社が三協マテリアル株式会社およびタテヤマアドバンス株式会社を合併し、商号を三協立山株式会社に変更した。同年12月には三協・立山ホールディングス株式会社を吸収合併し、東京証券取引所市場第一部に上場(実質的な存続会社)。これにより、持株会社を解消し単一の事業会社として再スタートを切った。2013年5月期には売上高2,718億円、純利益116億円と好調だったが、その後減益傾向が続く。

海外事業の本格展開(2014-2015年)

2014年1月、タイ王国にSANKYO TATEYAMA(THAILAND)CO., LTD.を設立。同年10月にはベルギーにSankyo Tateyama Euro BV(現Sankyo Tateyama Europe BV)を設立し、欧州拠点を構えた。2015年3月には欧州子会社を通じて米Aleris Internationalの押出事業部門を買収し、ドイツ・オーストリア・英国の工場を取得。同時にシンガポールのAluminium Capital Pte. Ltd.の全株式を取得し、タイのThai Metal Aluminiumを子会社化。これにより、国際事業は急拡大し、タイ・欧州・中国でアルミ一貫生産体制を確立した。

プライム市場移行と業績低迷(2022年以降)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、プライム市場に移行した。しかし業績は低迷が続き、2024年5月期に営業利益38億円を計上したものの、2025年5月期は営業利益15億円、純損失23億円と再び悪化。2026年5月期の予想でも純損失135億円と大幅な赤字を見込む。国際事業の不振(EV需要減退、製品不具合)や建材事業の収益悪化が響いており、VISION2030の下で収益構造改革を進めるが、早期の回復は見通せない状況にある。

年表27件を開く

1940年代

  • 1948年10月創業立山鋳造株式会社を設立

1960年代

  • 1960年1月立山鋳造株式会社を立山アルミニウム工業株式会社に改称
  • 1960年6月創業三協アルミニウム工業株式会社を設立
  • 1965年10月富山県高岡市に佐加野工場(現:福野工場佐加野分工場)を竣工
  • 1968年10月富山県高岡市に第二工場(現:高岡工場)を竣工
  • 1969年8月富山県南砺市(旧福光町)に福光工場を竣工
  • 1969年12月創業富山軽金属工業株式会社(現:射水工場)を設立

1970年代

  • 1972年4月上場東京及び大阪証券取引所第一部に上場
  • 1973年6月富山県高岡市(旧福岡町)に第三工場(現:福岡西工場福岡分工場)を竣工
  • 1974年4月富山県南砺市(旧福野町)に福野工場を竣工
  • 1978年10月富山県氷見市に氷見工場(現:福岡西工場氷見分工場)を竣工

1980年代

  • 1987年5月富山県射水市(旧新湊市)に新湊工場を竣工

1990年代

  • 1993年10月福岡県八女市に九州工場を竣工

2000年代

  • 2001年12月M&A富山軽金属工業株式会社を合併
  • 2002年10月M&A立山合金工業株式会社を合併
  • 2003年12月創業三協・立山ホールディングス株式会社を設立
  • 2004年3月創業生産統合会社としてSTプロダクツ株式会社を設立
  • 2006年6月M&A三協アルミニウム工業株式会社と立山アルミニウム工業株式会社が合併 商号を三協立山アルミ株式会社とする
  • 2007年6月創業マテリアル事業を分社化し、三協マテリアル株式会社を設立
  • 2008年6月M&ASTプロダクツ株式会社を合併

2010年代

  • 2012年6月M&A三協マテリアル株式会社及びタテヤマアドバンス株式会社を合併 商号を三協立山株式会社とする
  • 2012年12月上場三協・立山ホールディングス株式会社を合併 東京証券取引所市場第一部に上場
  • 2014年1月創業タイ王国にSANKYO TATEYAMA(THAILAND)CO.,LTD.(現:SANKYO TATEYAMA ALLOY (THAILAND) CO.,LTD.)を設立
  • 2014年10月創業ベルギー王国にSankyo Tateyama Euro BVBA(現:Sankyo Tateyama Europe BV)を設立
  • 2015年3月M&ASankyo Tateyama Europe BVが米国Aleris International,Inc.の押出事業部門を買収 Aluminium Capital Pte.Ltd.(現:SANKYO TATEYAMA (SINGAPORE) PTE.LTD.)の全株式を取得し、同社並びに同社の子会社であるThai Metal Aluminium Co.,Ltd.を子会社化
  • 2015年10月創業タイ王国にSANKYO TATEYAMA (THAILAND) CO.,LTD.を設立

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部から プライム 市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/5期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE2030年5月期まで6%以上
  • 売上高2026年5月期(見直し計画)まで3,700億円
  • 営業利益/率2026年5月期(見直し計画)まで40億円/1.1%
  • 売上高2027年5月期(見直し計画)まで3,850億円
  • 営業利益/率2027年5月期(見直し計画)まで70億円/1.8%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業収益力の向上

    建材事業では生産機能集約や戦略的営業で収益構造を変革し、マテリアル事業では既存領域の強化と加工品拡大、商業施設事業では新商材開発や物流改革、国際事業では欧州子会社の黒字化に取り組む。

  2. 02

    成長に向けた変革と挑戦

    マテリアル事業で自動車分野を拡大し、商業施設事業で次世代技術やクラウドサービスへ挑戦、海外事業ではASEANへの販売拡大を検討。国際事業ではタイでの生産能力増強と新規案件獲得を進める。

  3. 03

    経営基盤の強化

    労働災害撲滅や健康安全な職場環境の整備、コンプライアンス意識の浸透、品質向上活動を通じて、持続可能な企業経営の基盤を固める。

  4. 04

    サステナビリティ取り組み推進

    アルミリサイクル推進やリサイクル技術の確立、多様な人材が活躍できる職場改革と人的資本の価値向上により、環境と社会に配慮した経営を実践する。

  5. 05

    収益構造改革

    間接コスト削減、業務・組織体制の効率化、建材事業の構造改革、製造体制の適正化、欧州子会社の構造改革により早期業績回復を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で9,542人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は555万円で、10期前と比べて+8.9%平均年齢は46.4歳、平均勤続年数は22.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年5月11,310
2017年5月11,373
2018年5月11,256
2019年5月51045.322.211,188
2020年5月52045.622.410,881
2021年5月52745.922.610,577
2022年5月55346.022.510,375
2023年5月53046.022.510,373
2024年5月54046.122.510,28937
2025年5月55746.222.510,01215
2026年5月55546.422.69,54216

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年5月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率92.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)77.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社18(国内 11 / 海外 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社(富山県高岡市)他248億円
建材事業 マテリアル事業 商業施設事業 国際事業 その他 全社(共通)
新湊東工場 — 富山県射水市120億円
マテリアル事業
射水工場 — 富山県射水市104億円
マテリアル事業
奈呉工場 — 富山県射水市4,489百万円
マテリアル事業
新湊工場 — 富山県射水市3,544百万円
建材事業
石川工場 — 石川県羽咋郡 宝達志水町2,658百万円
マテリアル事業
本社・工場 — 富山県 射水市2,414百万円
商業施設事業
本社・工場 — 富山県 南砺市1,675百万円
建材事業
福光工場 — 富山県南砺市1,564百万円
建材事業
福野工場 佐加野分工場 — 富山県高岡市1,466百万円
建材事業
ほか12件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    三協テック株式会社(注)2
    富山県高岡市
    議決権100.0%
  • 国内
    三精工業株式会社
    富山県射水市
    議決権100.0%
  • 国内
    STメタルズ株式会社
    富山県高岡市
    議決権100.0%
  • 国内
    ST物流サービス株式会社
    富山県小矢部市
    議決権100.0%
  • 国内
    協立アルミ株式会社
    富山県南砺市
    議決権100.0%
  • 国内
    三協化成株式会社
    富山県高岡市
    議決権100.0%
  • 国内
    サンクリエイト株式会社
    富山県南砺市
    議決権100.0%
  • 海外
    Thai Metal Aluminium Co.,Ltd. (注)2
    タイ Samut Prakan
    議決権94.2%
  • 海外
    ST Extruded Products Germany GmbH (注)4
    ドイツ Baden- Württemberg
    議決権100.0%
  • 海外
    Sankyo Tateyama Europe BV (注)2
    ベルギー Antwerpen
    議決権100.0%
  • 海外
    SANKYO TATEYAMA (THAILAND) CO.,LTD. (注)2
    タイ Samut Prakan
    議決権100.0%
  • 海外
    SANKYO TATEYAMA (SINGAPORE) PTE.LTD. (注)2
    シンガポール
    議決権100.0%
残りのグループ会社6社を開く
  • SANKYO TATEYAMA ALLOY (THAILAND) CO.,LTD. (注)2タイ Prachinburi100%
  • 三協立山押出製品(天津)有限公司(注)2中国 天津市100%
  • その他 30社
  • ビニフレーム工業株式会社富山県魚津市27%
  • 協和紙工業株式会社富山県射水市33%
  • その他 5社
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    平成30年度年度浪速少年院通行錠管理システム連携自動ドア整備契約
    法務省 · 2020-02-06
    440万円
  • 調達
    処遇管理棟2階特殊鉄格子(法務省仕様)整備一式
    法務省 · 2016-11-24
    340万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は3,575億円営業利益15億円前期と比べると減収増益で、売上が-0.5%、利益が+0.0%。

売上高
-0.5%
3,575億円
営業利益
+0.0%
15億円
純利益
-135億円
営業利益率
0.4%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高3,900億円3,575億円
営業利益40億円15億円
純利益10億円-135億円
1株あたり配当¥25¥25

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は1,787億円、営業利益は12億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+0.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q88820.21
2023年4Q94510
2024年1Q88570.86
2024年2Q929181.97
2024年3Q83120.2−19
2024年4Q885111.2−4
2025年2Q1,823181.01
2025年4Q1,771−3−0.2−24
2026年2Q1,78830.2−21
2026年4Q1,787120.7−114

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年5月期からの15期で、売上は2,135億円から3,575億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は0.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
三協・立山ホールディングス株式会社を合併 東京証券取引所市場第一部に上場
2012年5月2,1355434
2013年5月2,718110116
タイ王国にSANKYO TATEYAMA(THAILAND)CO.,LTD.(現:SANKYO TATEYAMA ALLOY (THAILAND) CO.,LTD.)を設立
2014年5月2,952156127
タイ王国にSANKYO TATEYAMA (THAILAND) CO.,LTD.を設立
2015年5月2,9247959
2016年5月3,322541
2017年5月3,2086821
2018年5月3,28415−7
2019年5月3,3786−14
2020年5月3,13716−15
2021年5月3,0125317
2022年5月3,406424
2023年5月3,7043416
2024年5月3,53038391.1−10
2025年5月3,5941590.4−23
2026年5月3,5751590.4−135

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高3,575億円のうち、営業利益として残るのは15億円0.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-135億円、売上の-3.8%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.3%2,870億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.3%690億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.4%15億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
19.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.8pt
0.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比8.0pt
-3.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比20.8pt
-14.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-4.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年5月期は営業CFが54億円、投資CFが−60億円で、差し引きのフリーCFは−6億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は279億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年5月92−22−5870177
2013年5月165−44−112121240
2014年5月220−69−83151307
2015年5月123−22189−98301
2016年5月157−112−7645264
2017年5月71−115−10−44208
2018年5月75−124140−49301
2019年5月127−75−9552256
2020年5月94−67−3927239
2021年5月78−91−7−13224
2022年5月24−763−52169
2023年5月−2−73106−75205
2024年5月172−86−6886233
2025年5月32−14375−111202
2026年5月54−6075−6279

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年5月期の総資産は3,060億円。このうち返さなくてよい自己資本が942億円で、自己資本比率は29.6%(業種中央値59.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年5月1,6764541,22226.7
2013年5月2,1656821,48331.1
2014年5月2,3427221,62030.4
2015年5月2,7068511,85530.8
2016年5月2,5468011,74530.6
2017年5月2,5418411,70032.1
2018年5月2,6938611,83231.0
2019年5月2,6248211,80330.2
2020年5月2,4607831,67730.5
2021年5月2,5298411,68832.1
2022年5月2,6858561,82930.8
2023年5月2,8299271,90231.6
2024年5月2,9009951,90533.2
2025年5月3,0059482,05630.4
2026年5月3,0609422,11829.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
297億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
102億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
196億円
在庫として抱えている分
負債合計
2,118億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
51
/ 100
安定性自己資本比率20 / 40
収益力営業利益率1 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り87社中25位あたり、逆に低いのは自己資本比率87社中86位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-14.9%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.4%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
29.6%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
-0.5%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥652で、1年前と比べて+5.2%過去52週の値幅のなかでは42%の位置にある。

¥652-2.5%1ヶ月+0.2%1年+5.2%時価総額206億円
過去52週の値幅
安値¥590高値¥736

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)20.4倍
PBR0.23倍
配当利回り3.83%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

週足+1.3%と小幅高、25日線(629円)を+0.8%上回る。52週高値(736円)から-14%。RSI49で中立。出来高は増加傾向で、底堅い動き。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

予想PER 19.9倍は業界平均18.1倍をやや上回るが、PBR 0.22倍は同平均1.21倍を大幅に下回り資産価値に比して割安。配当利回り3.90%は業界平均2.38%を超える。ただしROEは-2.5%と赤字で、配当性向190.7%は持続不可能であり、業績悪化リスクが高い。

指標この会社業種平均
PER (予想)20.4倍
PBR0.23倍1.13倍
ROE-14.9%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり25で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.83%。

年間配当
¥25
1株あたり
配当利回り
3.83%
いまの株価に対して
配当性向
190.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年5月3541.5
2018年5月350.0
2019年5月15−57.1
2020年5月150.0
2021年5月150.0
2022年5月150.041.3
2023年5月2033.3128.0
2024年5月200.037.5
2025年5月2525.0190.7
2026年5月250.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥25

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ14,031人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.2%を占め、残る56.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他33.537.039.639.043.648.5
金融機関28.226.925.625.825.023.2
事業法人21.321.621.821.420.520.1
外国法人13.910.310.911.09.46.3
証券会社3.14.12.02.81.41.8
自己株式0.30.30.30.30.30.4
外国人個人0.00.00.00.00.10.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.49
02三協立山持株会4.98
03住友化学株式会社4.96
04三協立山社員持株会4.88
05ST持株会4.47
06三井住友信託銀行株式会社3.08
07株式会社北陸銀行2.81
08住友不動産株式会社2.56
09株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.68
10住友林業株式会社1.38

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で−495%、1株純資産は15期で+104%。直近期のROEは-14.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年5月1091,4168.140.2
2013年5月3702,14520.86.010.5
2014年5月4042,26718.34.810.2
2015年5月1892,6557.710.620.0
2016年5月32,4810.1517.2
2017年5月682,6012.723.841.5
2018年5月−232,657−0.9
2019年5月−452,522−1.7
2020年5月−492,390−2.0
2021年5月542,5922.214.7
2022年5月132,6330.546.241.3
2023年5月522,8551.912.1128.0
2024年5月−333,067−1.137.5
2025年5月−752,911−2.5190.7
2026年5月−4312,888−14.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

30名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は30名。2026/5期の役員報酬は総額263百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢
平能正三代表取締役社長 社長執行役員68
吉田経晃取締役 常務執行役員65
久保田健介取締役 常務執行役員63
黒畑靖之取締役 常務執行役員61
豊岡史郎取締役 常務執行役員62
東一郎取締役 常務執行役員61
篠田寛子取締役60
藤巻靖取締役(監査等委員)(常勤)63
森明彦取締役(監査等委員) (常勤)58
荒牧宏敏取締役(監査等委員)67
戸田和範取締役(監査等委員)65
吉川美保取締役(監査等委員)51
残りの役員18名を開く
氏名役職年齢
白井克芳代表取締役 専務執行役員67
吉田安徳常務執行役員
花木悟常務執行役員
奥谷和正執行役員
萩中利昌執行役員
長谷和彦執行役員
嵐川洋至執行役員
猫宮功也執行役員
細橋俊彦執行役員
井上慎一執行役員
水越孝司執行役員
長塚浩二執行役員
柿澤秀則執行役員
佐野正博執行役員
土田浩司執行役員
庵真砂代執行役員
原田得治執行役員
吉田和彦執行役員

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)619019032
社外取締役649498
取締役(社内)2242412

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,220字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社44社及び持分法適用関連会社7社から構成され、その主な事業内容と当社グループの当該事業における位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、次の4部門は「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (建材事業) 当部門においては、ビル建材製品・住宅建材製品・エクステリア製品の製造・販売等を行っております。 [主な関係会社] 三協化成㈱、協立アルミ㈱、STメタルズ㈱、サンクリエイト㈱、SANKYOTATEYAMA PHILIPPINES INC.、協和紙工業㈱、横浜三協㈱、㈱三協リフォームメイト、東鉄工業㈱、西日本建材工業㈱、㈱サンテック九州、三協テック㈱、兵庫立山販売㈱、㈱カシイ、立山エクストーン㈱、ビニフレーム工業㈱ (マテリアル事業) 当部門においては、アルミニウム及びマグネシウムの鋳造・押出・加工並びにその販売等を行っております。 [主な関係会社] 三協ワシメタル㈱、三協サーモテック㈱、石川精機㈱、Sankyo Engineering (Thailand) Co.,Ltd. (商業施設事業) 当部門においては、店舗用陳列什器及び看板の製造・販売、店舗及び関連設備のメンテナンス等を行っております。 [主な関係会社] 三精工業㈱、上海立山商業設備有限公司、立山貿易(上海)有限公司 (国際事業) 当部門においては、海外でのアルミニウムの鋳造・押出・加工並びにその販売等を行っております。 [主な関係会社] SANKYO TATEYAMA (THAILAND) CO.,LTD.、SANKYO TATEYAMA ALLOY (THAILAND) CO.,LTD.、Thai Metal Aluminium Co.,Ltd.、SANKYO TATEYAMA (SINGAPORE) PTE.LTD.、Thai Metal Holding Co.,Ltd.、Noble Aluminium Co.,Ltd.、CSI Vision Co.,Ltd.、Innovation Living Co.,Ltd.、Thai-Aust Aluminium Co.,Ltd.、STTA (Thailand) Co.,Ltd.、Sankyo Tateyama Europe BV、ST Extruded Products Germany GmbH、ST Extruded Products Austria GmbH、ST Extruded Products UK Ltd.、ST Deutschland GmbH、ST Real Estate GmbH、三協立山押出製品 (天津) 有限公司 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題5,054字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、創業の原点である「お得意先」「地域社会」「社員」の三者が協力し共栄するという協業の精神に基づいた経営理念のもと、健全な企業活動を通じて社会に貢献していくことが私たちの使命であると考えております。 ①経営理念 お得意先・地域社会・社員の協業のもと、新しい価値を創造し、お客様への喜びと満足の提供を通じて、 豊かな暮らしの実現に貢献します。 ②行動指針 私たちは お客様満足 常にお客様の視点に立ち、誠実に対応することで、信頼される存在であり続けます。 価値創造 技術と知識の向上に努め、新たな製品の開発とサービスの提供にたゆまず挑戦し続けます。 社会との調和 環境、地域社会、人との調和を考えて行動し、人と自然にやさしい企業であり続けます。 自己研鑽 自己研鑽に励み、互いに切磋琢磨し、働き甲斐のある企業風土を育みます。 ③CSポリシー ・お客様満足を第一とし、“常にお客様の立場・視点で考え行動”しよう ・お客様の意見に耳を傾け、“期待や問題点をしっかり把握”しよう ・お客様の満足実現に向け、“創意・工夫で改善、提案”しよう ・お客様の“満足こそが仕事の成果”であると心がけよう ・お客様の満足を、“共にわかち合えることに感謝”しよう (2)価値創造のプロセス 当社グループでは、株主及びその他ステークホルダー、そして社会からの信頼を築き共に発展していくことを経営の基本方針としており、VISION2030に向けて、4つの事業を中心に自社の強みや財務・非財務の資本を投入し、価値創造プロセスを循環させ続けることで、当社グループの更なる企業価値を高めてまいります。 (3)当社グループの強み 各事業の強みは次のとおりであります。 強み   建材事業   マテリアル事業   商業施設事業   国際事業 ①多角化したポートフォリオ       ・国際事業とのコラボレーション、日本、欧州、タイ、中国のグローバル拠点 ②高い技術開発力   ・「安心・安全・快適」な商品づくり・パイオニアとしての自然換気商品・業界トップシェアを誇る手すりの商品ブランド力・サッシ、玄関ドア、インテリアなどによる統合商品と特注品対応力・強み分野を持つオリジナリティの高い商品開発・最新技術の導入による省人化生産   ・国内最大級の生産能力を持つ合金鋳造、形材押出、加工の一貫体制   ・店舗用什器、サインともに業界トップクラスのシェア・お得意先様の要望を具現化できる商品開発力   ・合金鋳造、形材押出、加工の一貫生産体制・各地域で同一製品を同一品質で供給できる体制・自動車(EV)分野でのアルミ形材の自動加工技術 ③強固なビジネスパートナーネットワーク   ・代理店様、販売会社様による全国の流通販売体制・強固なパートナーシップを有する代理店販売網・営業力と部材組立機能を有する代理店販売網・施工店様と強いパートナーシップ   ・多様なニーズに対応可能な合金、形状、構造などの提案力   ・お得意先様の要望を具現化できる営業対応力・全国一律サービスを提供するネットワーク・24時間365日対応の店舗メンテナンスサービス・中国上海での事業伸長   ・日本、欧州、タイ、中国のグローバルな拠点・タイでの事業伸長 上記以外として当社グループの持続的な成長に向けて新しいビジネスモデルを構築すべく、社会的課題・成長分野をターゲットに「自社の強み×共創」により新規事業を発掘しております。その中で、植物工場事業のほか、事業機会の創出を目的にオープンイノベーションの取り組みを強化し、より多くの異業種と連携を図ることで、企業価値向上につながる新たなビジネスモデル構築を目指しております。 (4)ビジネスモデル 私たちの使命は、商品・サービスをはじめ、様々な企業活動を通じて、人々が暮らす快適な空間と満足される生活づくりに貢献していくことであり、人と社会にやさしい環境商品やサービスを提供することで、豊かな暮らしの実現を目指してまいります。 お客様の心で考える価値創造環境技術で新たなビジネスフィールドへ 多様なニーズに最新技術でお応えするビル建材と省エネ・バリアフリー・高耐久を考慮した住宅建材、そして最新のデザインと高い品質を追求したエクステリア建材の提供を通じて、豊かな暮らしの実現に貢献いたします。 ビル建材 多くの人々が利用するオフィスビルや集合住宅などのビル建築は、安全性や快適さ、利便性に対して、より高い性能を求められ、新築から改装まで幅広く高品質な商品を提供しております。 住宅建材 住まいが大切な財産として長く受け継がれるよう、「人にやさしい」「地球にやさしい」「安全・安心」をコンセプトに商品をご提案いたします。 お客様の様々なニーズに応えるためユニバーサルデザイン商品や、強靭性・断熱性を向上させた商品などで快適な居住空間を創造いたします。 エクステリア建材 「青空の下 わくわくを 楽しもう!」 空の下で光や風に包まれて過ごす豊かな空間提案や、外部空間を多彩にアレンジできる多機能的商品など、幅広いデザインと機能を兼ね備えた魅力ある商品で、皆様に幸せと笑顔、わくわくをお届けいたします。 「素材をカタチにする」素材の無限の可能性を追求し、快適な環境づくりに貢献 「アルミニウム」と「マグネシウム」素材・押出形材に おける設計・試作・製造・デリバリーサービスまでの トータルソリューションを提供しております。 製品や物件の企画・設計段階から参画し、 お客様に寄り添い、最適なご提案をいたします。 人に快適な商業空間を創造するスペースクリエーター ショッピングセンター、コンビニエンスストアやドラッグストアなどの専門店、商業施設及び企業向けに、商品陳列什器、カウンター、ショーケースや内装仕上げ工事、看板・サイン等の屋外広告物、店舗・関連設備の メンテナンスサービスを提供しております。 お客様にとって価値ある快適空間を創造するために、 「売れる」店舗づくりのご提案から、 設計・製作・施工・メンテナンスまで トータルにサポートいたします。 グローバルサプライヤーとして高付加価値製品を追求 欧州・タイ・中国にある海外拠点において、 アルミニウムの鋳造・押出・加工を行っております。 日本・欧州のハイレベルな技術を他地域へ展開し、 グローバルサプライヤーとして高付加価値製品を提供いたします。 持続的な成長に向けて新しいビジネスモデルを構築 更なる事業機会の創出を目的にオープンイノベーションの取り組みを強化し、より多くの異業種と連携を図ることで、企業価値向上につながる新たなビジネスモデルの構築を目指します。 植物工場事業 植物工場プラントメーカーとして、業界トップの生産能力を持った栽培設備と圧倒的な栽培技術力、衛生管理や生産管理などの工場運営ノウハウ、ネットワークを生かした販路紹介で、不採算要因を取り除いた植物工場運営を支援いたします。 (5) 当社を取り巻く事業環境 当社グループを取り巻く経営環境は、中長期的な構造変化と短期的な変動要因が相互に作用し、その不確実性が一層高まっております。 中長期的には、国内市場の成熟化と価値観の多様化が進む中で、労働人口の減少と高齢化に伴う労働力不足への対応が急務となっております。同時に、従来型の需要構造からの転換に対応し、変化する市場ニーズに適応した事業構造への変革が求められております。また、気候変動の進行による台風や豪雨の激甚化など、社会全体が対応を迫られる課題が増加しており、これらへの適切な対処が企業の重要な経営課題となります。 短期的には、国内経済は所得環境の改善や省力化・デジタル投資の進展に支えられ、緩やかな景気回復が続く見通しであります。一方、物価上昇の影響により消費者マインドが弱含む傾向が続くとともに、為替は円安基調が継続し、アルミ地金など原材料価格の変動が引き続き経営環境に影響を与える見通しであります。世界経済においては地政学リスクの高まりがサプライチェーンの混乱や原材料・物流コストの上昇を招いており、各国の通商政策の動向や国際情勢の不確実性が、引き続き景気見通しに対する下振れリスクとなっております。 これらの多様な事業環境の変化に的確に対応し、企業価値を向上させていくことが、当社グループの持続的な成長には不可欠であると認識しております。 当社グループは、前連結会計年度に引き続き、当連結会計年度においても当期純損失を計上いたしました。 当連結会計年度においては、主材料であるアルミ地金価格が想定を超える高騰を続ける中、中東情勢の影響でその高騰が一段と厳しさを増し、経営環境の著しい悪化が継続しております。 このような事業環境下において、当社グループは、2025年7月10日に公表した「5つの構造改革」を最優先課題と位置付け、その回復に向けた取り組みを推進しております。 これらの改革を推進することにより、当連結会計年度及び次期連結会計年度において一定の改善効果が期待されるものの、依然としてアルミ地金価格の高止まりや中東情勢の影響による各種コスト高が継続するなど、厳しい経営環境にあります。このため、当社グループは、更なる改善施策の実施を計画しており、早期の業績回復及び当該重要事象等の早期解消に向けて全社一丸となって取り組んでまいります。 (6) VISION2030 ~長期的に目指す姿~ 当社グループは、長期的に目指す姿として2021年7月に「VISION2030(2031年5月期)」を策定しております。 「サステナブルで豊かな暮らしに貢献」と「多角化した経営」を掲げ、変化する市場構造に対応したバランスの取れた事業ポートフォリオへの変革を推進してまいります。 (2027/5期目標は2024年7月公表の中期経営計画値) ポートフォリオの変革 収益構造改革を推進する一方、持続的成長に向けた事業ポートフォリオの変革に取り組んでおります。建材事業・マテリアル事業・商業施設事業・国際事業の各領域において、既存事業の収益力強化と成長・高収益分野への経営資源の戦略的再配分を進め、低収益構造からの脱却を図ってまいります。安定的に利益を創出し続ける強固な事業構造の実現に向け、変革を推し進めてまいります。 中長期ポートフォリオ変革ロードマップ (7) 経営指標 当社グループは、売上高、営業利益率をグループ全体の成長を示す経営指標と位置付けております。また、資産効率を測る指標としてROA(総資産利益率)、資本効率を測る指標としてROE(自己資本利益率)、財務体質の健全性を測る指標として自己資本比率を重視しております。中期経営計画の各指標の計画及び実績は以下のとおりであります。 第80期2025年5月期   第81期2026年5月期 計画   実績   計画   実績 業績   売上高   3,600億円   3,594億円   3,700億円   3,575億円 営業利益/率   40億円/1.1%   15億円/0.4%   40億円/1.1%   15億円/0.4% 資本収益性   自己資本比率   30.0%   30.4%   28.0%   29.6% ROA   0.5%   △0.8%   0.1%   △4.5% ROE   1.7%   △2.5%   0.4%   △14.9% 株主還元   配当   25円   25円   25円   25円 (注)2025年5月期(第80期)計画は2024年7月公表時の中期経営計画の数値、2026年5月期(第81期)計画は 2025年7月公表時の中期経営計画見直しの数値であります。 当社グループは、創業の原点である「お得意先」「地域社会」「社員」の三者が協力し共栄するという協業の精神に基づいた経営理念のもと、お客様に喜びと満足を提供する企業活動を展開することで、引き続きグループの企業価値向上を図ってまいります。
事業等のリスク6,491字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、記載した事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものでありますが、当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではありません。 (1) 経済環境に関するリスク ①景気動向 当社グループは、ビル建材製品、住宅建材製品、エクステリア製品の開発・製造・販売、アルミニウム及びその他金属の鋳造・押出・加工・販売、店舗用什器、看板の製造・販売、店舗及び関連設備のメンテナンスを主な事業としております。当社グループの製品は多岐にわたり、その多くは国内における建設業、小売業、自動車関連産業をはじめとした各種産業に使用されており、一部は海外で製造、販売されております。このため、当社グループの経営成績は主に、日本国内及び海外の景気動向、為替動向、資材価格市況、建設会社の建設工事受注高や住宅着工戸数の変動、国内鉱工業生産、民間消費動向等の影響を受ける可能性があります。 このような状況に対処するため、当社は事業セグメントとして「建材」「マテリアル」「商業施設」「国際」と幅広く事業展開することで、特定の経済環境変化により一部の事業が影響を受けてもその他の事業活動で補い、リスクを最小限に抑えるような事業構造を目指しております。 ②金利の変動 当社グループは、金融機関等からの借入金など有利子負債を有しております。金利が上昇した場合、支払利息が増加する等、当社グループの経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 金利上昇のリスクを抑えるため、金利スワップ等のヘッジ取引等により金利の固定化を行い、リスク低減に努めております。 ③投資有価証券の保有 当社グループは、重要な取引先の株式を中心に、長期投資目的の株式を保有しております。株式市況の低迷等により保有株式の価格変動が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対処するため、保有株式の有効性評価を定期的に行い、取締役会にて保有の適否を判断しており、不要と判断された株式は速やかな処分を行うこととしております。 ④為替の変動 為替変動により、当社グループの外貨建取引から発生する資産及び負債、売上高等の円貨換算額が当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 米ドル、ユーロ、タイバーツ及び人民元等の主要通貨の変動の影響を最小限に抑えるため、金融機関等と為替予約等のヘッジ取引を行っております。 (2) 当社グループの事業活動に関するリスク ①原材料・資材などの価格変動 当社グループは、資材や部品等を調達しております。そのため、アルミニウム地金・鋼材等の原材料価格、電力や燃料等のエネルギー調達価格、労務費、物流費等の価格変動は、国内外の景気動向や為替変動、資材の需給バランス等に加え、国際情勢の変化に起因する地政学的要因により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対処するため、主原材料であるアルミニウム地金についてはデリバティブ取引の導入や、安定調達と価格変動のリスク分散を目的に長期購入契約を行っております。また、部品の共通化や複数購買化、物流効率の改善等のコスト削減への取り組みを推進して、原価の抑制に努めております。 なお、サプライヤーとの取引価格については、対話を重視して定期的に協議を行っております。 ②製品開発力及び競合 当社グループは、積極的に研究開発を行い、市場のニーズに合わせた新技術・新製品をスピーディーに提供し、成長性及び収益性の維持・向上に努めておりますが、競合企業による新製品の投入や価格競争により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対処するため、市場分析を踏まえ、価格競争に巻き込まれにくい差別化製品及び高付加価値製品の開発に取り組んでおります。また、アルミニウムの水平リサイクル技術の研究・開発を推進し、サーキュラーエコノミー実現に向けた製品開発に注力しております。 (3) 海外事業に関するリスク 当社グループは、海外に販売拠点、生産拠点を有しております。各国における自然災害、政治的不安、伝染病、戦争、テロリズムその他の社会的混乱、物価上昇、ストライキ等の経済的混乱が発生した場合、海外における事業活動の変動や停止、復旧対応により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対処するため、政治情勢、財政情勢、政策変更等について、情報収集を実施し、政情不安等の兆候の早期把握に努めております。 (4) 法的規制・訴訟に関するリスク ①製品の欠陥 当社グループは、JISその他国内外の品質・性能基準及び社内の品質・性能基準に則って各種製品を開発・製造しておりますが、重大な製造物責任賠償やリコールが発生した場合、多額の支払や費用の発生及び社会的信用の失墜等により当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対処するため、開発及び設計の各段階で、リスクアセスメントによるリスク除去と低減、品質確認のための試験やユーザー視点での確認会を実施し、指摘された問題を解決しなければ次工程に進めることができないルールの設定と運用により、重大な製造物責任賠償やリコールにつながる可能性の抑制を行っております。 ②公的規制(法規制) 当社グループは、事業の許認可や独占禁止、為替、租税、知的財産、環境、労働関連等、多くの法規制を受けております。将来のこれら法規制の改正、新規規制に伴うコスト増加等により当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、法令遵守に努めておりますが、法令違反が発生した場合は、公的制裁や社会的信用の失墜等により当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対処するため、各担当部署が中心となって、法令改正情報を収集し、適宜弁護士等の外部専門家を活用しながら当社グループ全体へ情報共有しております。また、「コンプライアンス推進基本方針」を定め、情報発信や各種研修による教育により、従業員一人ひとりの法令遵守に対する理解と意識の向上を図っております。グループ内で発生したコンプライアンス違反事案は、コンプライアンス委員会で情報集約、対応することで内部統制の強化を行っております。 ③環境に関する規制や問題発生 当社グループは、産業廃棄物の処理に関する法律及び大気、水質、騒音、振動、土壌汚染等の環境諸法令遵守を徹底しております。しかしながら、人為的ミス等による環境汚染により社会的信用が失墜した場合や、関係法令等の変更によって新規設備の投資によるコスト増加が発生する場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、世界的問題として取り組みが進められている、気候変動や温室効果ガス削減、サーキュラーエコノミーへの対応が必要になっております。 このような状況に対処するため、気候変動対策や環境保全活動をはじめとしたサステナビリティ活動に関する方針の審議・策定を行う代表取締役社長が委員長を務める「サステナビリティ政策委員会」と、具体的施策を策定し推進する「サステナビリティ推進委員会」を設置しております。その中で環境保全に関する方針や方向性の策定を行い、方針に基づく様々な課題(エネルギー転換等による温室効果ガス対策、資源循環リサイクル、環境配慮設計、化学物質管理)について部会を設置し取り組んでおります。各部会にて中期・各期の目標を設定し、サステナビリティ政策・推進両委員会にてその進捗をモニタリングしております。 当連結会計年度の気候変動や温室効果ガス削減、サーキュラーエコノミー等の取り組みは、「2サステナビリティに関する考え方及び取組 (1)当社グループのサステナビリティの考え方及び取り組み」や「2サステナビリティに関する考え方及び取組 (2)気候変動への対応」に記載のとおりであります。「(2)気候変動への対応」では、「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言」に沿って、当社グループに及ぼすリスクと機会の特定、分析、評価を行っております。また、主要な自社工場においては、ISO14001の認証を取得し環境管理や監視体制の強化、産業廃棄物管理の徹底に努め、問題発生の防止に取り組んでおります。 (5) 情報管理に関するリスク 当社グループは、業務に関連して多数の企業情報を保有するとともに、多数の個人情報を保有しております。これらの企業情報及び個人情報については、万全の管理に努めておりますが、予期せぬ事態により情報が漏洩した場合には、損害賠償の発生及び社会的信用の失墜等により当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対処するため、グループ全体のセキュリティリスクの把握や対策を推進する「情報セキュリティ委員会」を設置し、学習管理システムを用いたセルフチェック、研修動画の視聴、ウイルスメール対応訓練などにより従業員のセキュリティ意識を向上させております。また、社外持ち出しPCへの暗号化ソフト導入、不審メール等の検知システム導入、アクセス時やアプリ利用時に使用するIDの定期的な検証(利用者と権限)など仕組みの面でもセキュリティ対策を講じることで、社内情報流出など問題発生の抑制に努めております。 (6) 自然災害、事故及び感染症等の発生に関するリスク 地震・水害等の自然災害、火災・停電等の事故、感染症の拡大等によって、当社グループの生産・販売・物流拠点及び設備等が損壊し、又は従業員の被災や感染によって操業停止を余儀なくされる可能性があります。災害や感染症等による影響を最小限に抑える対策を講じておりますが、被害を受けた場合は、復旧対応や事業活動の停止により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対処するため、非常時の初期対応や報告経路、対策本部の設置と役割を定めた事業継続計画(BCP)を策定し、早期復旧に向けた仕組みを構築しております。また、従業員の生命及び安全の確保を最優先事項とし、自然災害や事故の発生に備え、防災マニュアルの整備や定期的な防災訓練、安否確認訓練、設備の点検等を継続的に実施しております。 (7) 会計上の見積りに関するリスク ①債権劣化 当社グループは、債権の貸倒れによる損失に備えるため、貸倒見積高を算定し貸倒引当金として計上しておりますが、売掛・手形等の債権が回収不能となり貸倒れが当該前提等を大幅に上回った場合には、貸倒引当金の計上が不十分となる可能性があります。また経済状況の悪化や取引先等の信用不安等による前提条件等の見直しにより、貸倒引当金の積み増しを行う可能性があります。これらの結果、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対処するため、取引先の信用力チェックや与信枠の設定に関して規程やマニュアルを整備するとともに、信用力についての調査と評価を実施し、経営改善状況やリスク低減策等のモニタリングを行っております。 ②減損会計 当社グループは、事業用の不動産をはじめとする様々な固定資産を所有しております。こうした資産は、時価の下落や、期待しているキャッシュ・フローを生み出さない状況になるなど、その収益性の低下により減損損失が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対処するため、減損の兆候等について定期的に取締役会に報告し、業績悪化の兆候を把握した際には適時に対策を講じることが可能な体制を構築しております。 ③退職給付会計 当社グループの退職給付費用は、退職給付債務の算出に使用する割引率や、年金資産の運用環境が前提条件と乖離した場合に、数理計算上の差異が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対処するため、年金資産の運用は安全性を考慮した資産配分に努めるとともに、運用状況の定期的なモニタリングを行っております。また、退職給付制度には確定給付型と確定拠出型を組み合わせた制度を導入しております。 (8) 人的資源に関するリスク 当社グループが海外への事業展開を含め持続的に成長するためには人材確保が不可欠であり、雇用制度の充実や能力開発制度等を通じて雇用確保と人材育成に努めておりますが、少子高齢化に伴う労働人口の減少等もあり雇用競争の激化や退職率の上昇により有能な人材の獲得や流出防止が困難となった場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対処するため、4月の定期採用に加えて通年のキャリア採用を推進しております。高齢者や女性、外国人の人材確保等ダイバーシティの推進を行うとともに、各種研修プログラムの他にも通信教育受講の奨励や社内e-ラーニングの提供など自己啓発支援を行い、人材育成に努めております。また、エンゲージメント調査を実施し、現状分析と課題認識を行い職場環境の改善につなげております。加えてストレスに関する調査も定期的に行い、必要に応じて産業医による面談を提供するなど、従業員の心と体の健康に配慮した取り組みを実施しております。仕事と生活の両立を目指した長時間労働削減(ワークライフバランス推進)や働きやすい職場環境を整えることで、離職防止や生産性向上の取り組みを行っております。 (9) 継続企業の前提に関する重要事象等 当社グループは、前連結会計年度に引き続き、当連結会計年度においても当期純損失を計上いたしました。 当連結会計年度においては、主材料であるアルミ地金価格が想定を超える高騰を続ける中、中東情勢の影響でその高騰が一段と厳しさを増した結果、経営環境の著しい悪化が継続し、建材事業における減損損失の計上等により、134億98百万円の当期純損失を計上いたしました。これらの状況により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事態となっております。 このような事業環境下において、当社グループは、2025年7月10日に公表した「5つの構造改革」を最優先課題と位置付け、その回復に向けた取り組みを推進しております。 <収益構造改革のポイント> ① 間接コスト削減 ② 業務・組織体制の効率化 ③ 建材事業の構造改革 ④ 製造体制の適正化 ⑤ 欧州子会社の構造改革 これらの改革を推進することにより、当連結会計年度及び次期連結会計年度において一定の改善効果が期待されるものの、依然としてアルミ地金価格の高止まりや中東情勢の影響による各種コスト高が継続するなど、厳しい経営環境にあります。このため、当社グループは、更なる改善施策の実施を計画しており、早期の業績回復及び当該重要事象等の早期解消に向けて全社一丸となって取り組んでまいります。 また、資金面においては、当連結会計年度末において、297億32百万円の現金及び預金を保有しており、効率的な運転資金の調達を目的として主要取引銀行との間でコミットメントライン契約を締結し、必要な資金枠を確保していることから、資金繰りについては支障がないものと判断しております。 以上の状況と対応により、現時点において継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。
経営成績の分析 (MD&A)8,241字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における当社グループを取り巻く外部環境は、国内経済においては緩やかな回復基調が維持されましたが、先行きへの不透明感や下振れリスクが継続しました。雇用・所得環境が改善した一方、物価上昇の影響等により足元の消費者マインドは弱含みました。企業収益は米国通商政策の影響で足踏みする場面が見られたものの、総じて改善傾向にありました。建設業では建築基準法改正に伴う駆け込み需要の反動減や建設費の高騰などにより新設住宅着工戸数が大幅に減少しました。また、為替は円安基調が継続しました。これに加えて、第4四半期には中東情勢の緊迫化に伴う原油やアルミ地金の供給懸念や価格高騰が発生し、諸資材の調達リスクが顕在化するとともに、物流コストなどの上昇が見られました。 海外では、ドイツ経済は米国の関税政策やエネルギーコスト高などの影響により製造業が低迷し、小幅な成長にとどまりました。タイ経済においては内需や政府支出などに支えられ緩やかな回復基調を維持しましたが、輸出は鈍化しました。 各国の通商政策や中東情勢などの地政学的リスクによる供給懸念、コスト上昇などの影響については、先行き不透明な状況が今後も継続する見込みであります。 このような環境のもと、当連結会計年度の業績は、売上高3,575億33百万円(前連結会計年度比0.5%減)、営業利益15億46百万円(前連結会計年度比0.1%増)、経常利益8億82百万円(前連結会計年度比6.6%減)となりました。また、固定資産売却などによる特別利益87億8百万円、及び中東情勢の影響を受けたアルミ地金高騰に起因する建材事業に係る固定資産の減損損失162億19百万円などを特別損失に計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純損失は134億98百万円(前連結会計年度は23億36百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 建材事業では、諸資材や物流費、労務費の高騰による住宅価格の上昇や建設業従事者の人手不足などを背景に長期的に新設住宅着工戸数が減少傾向にある厳しい事業環境のもと、構造改革による収益の改善と戦略・成長分野に向けた基盤構築を進めてまいりました。構造改革においては、組織再編や業務効率化、価格改定を含む販売価格適正化など諸施策を推進し、収益の改善に取り組んでおります。戦略・成長分野においては、ビル分野での成長が見込まれるリニューアル市場に向けた高断熱性能ビル改修用サッシ「STINA-R(エスティナ-R)」、住宅分野では新基幹サッシである高断熱スリム窓「STINA(エスティナ)」の拡販強化を進めました。エクステリア事業では、戦略分野であるセミパブリック領域の拡大に取り組み、また2050年カーボンニュートラル実現に向けた取り組みが広がる中で、カーポート型太陽光パネル架台「エネジアース」の販売が好調であります。また、建物改修時のZEB化に貢献すべく、「内窓設置型ペロブスカイト太陽電池ユニット」を㈱アイシン、㈱山下設計と共同開発いたしました。 当連結会計年度の業績は、「STINA(エスティナ)」の拡販や堅調なリフォーム需要の獲得に注力したものの、建築市場は前期の建築基準法改正に伴う駆け込み需要の反動減や資材高騰を背景とした着工延期の影響を受け、売上高1,675億37百万円(前連結会計年度比6.2%減)となりました。一方、収益構造改革によるコスト削減や価格改定含む販売価格の適正化を推進した結果、セグメント利益10億69百万円(前連結会計年度比352.2%増)となりました。 マテリアル事業では、アルミニウム押出形材市場において建材分野の縮小が続く一方、EV化が進む自動車を含む輸送分野、一般機械、インフラ関連の需要増加に加え、軽量でリサイクルに適したアルミへの置き換え需要が見込まれるため、長期的には全体の需要は増加すると予測しております。このような事業環境の中、建材、一般機械分野など既存領域の維持・拡大とともに、自動車の車体軽量化ニーズの高まりなど長期的な成長や需要に応えるため、新湊東工場に大型形材の新押出ラインを増設いたしました。一方、生産量に応じた形材押出ラインの適正化を推進しております。また、カーボンニュートラル実現に向けたアルミリサイクル促進への取り組みにも引き続き注力いたしました。 当連結会計年度の業績は、注力領域である自動車を含む輸送分野の販売量の増加や、アルミ地金価格に連動した販売価格の上昇により、売上高677億29百万円(前連結会計年度比13.3%増)となりました。しかしながら、中東情勢の緊迫化に伴うアルミ地金価格や諸資材価格の急激な上昇によりセグメント利益23億53百万円(前連結会計年度比9.6%減)となりました。 商業施設事業では、旺盛なインバウンド需要や物価上昇などにより小売業販売額は堅調に推移しており、小売市場ではデジタル化や深刻化する人手不足への省人・省力化対応、消費者ニーズへの適応などを目的とした投資が積極的に行われております。これらの多様化する需要に応えるべく、既存領域での維持・確保に加え、新たな領域への展開拡大により、更なる事業成長に向けた取り組みを進めてまいりました。さらに、カーボンニュートラルへの貢献として再生可能エネルギー100%で点灯する外照式サイン「アドビューソーラー」を新たにラインアップいたしました。 当連結会計年度の業績は、小売業態における新規出店や店舗改装需要の獲得に注力したものの、業界再編や資材及び建築費の高騰の影響を受けた主要顧客案件の計画延期や中止・規模縮小などもあり、売上高425億99百万円(前連結会計年度比4.3%減)となりました。利益についても、価格改定や調達コストの抑制、販管費削減などの収益改善策を推進したものの、販売量の低下や物流費などのコスト増加によりセグメント利益7億18百万円(前連結会計年度比50.8%減)となりました。 国際事業では、ドイツ経済は輸出の減少やエネルギーコスト高などにより製造業が停滞したものの、自動車生産においてはEVの増加によりわずかに前年を上回りました。また、タイ経済は米国の通商政策の影響により輸出が減少するなど、低調な成長となりました。自動車市場においても輸出台数の減少に伴い、生産台数が前年を下回りました。このような環境の中で、業績不振が続く欧州子会社では経営資源の効率的活用や財務体質強化を目的とした構造改革を進めております。また、タイにおいては成長分野と位置付ける自動車分野での拡販を推進いたしました。 当連結会計年度の業績は、低成長が続く市場において、物量確保や付加価値向上に取り組んだことに加え、為替影響やアルミ地金価格に連動した販売価格の上昇により、売上高792億21百万円(前連結会計年度比4.0%増)となりました。営業損失は製造経費などのコスト削減を推進したものの、欧州子会社における自動車や鉄道、航空などの輸送分野の物量減少に伴う販売構成の変化によりセグメント損失24億33百万円(前連結会計年度はセグメント損失25億98百万円)と前年並みとなりました。 なお、業績不振が続く欧州子会社の収益構造改革は計画どおり進捗しており、2027年5月期での収益貢献を見込んでおります。 ② 財政状態の状況 財政状態の状況については、「4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ77億15百万円増加の279億37百万円(前連結会計年度比38.2%増)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (単位:百万円) 前連結会計年度(自 2024年6月1日 至 2025年5月31日)   当連結会計年度(自 2025年6月1日 至 2026年5月31日)   増減 営業活動によるキャッシュ・フロー   3,216   5,404   2,188 投資活動によるキャッシュ・フロー   △14,334   △6,042   8,292 財務活動によるキャッシュ・フロー   7,470   7,462   △7 現金及び現金同等物の増減額(△は減少)   △3,144   7,715   10,860 現金及び現金同等物の期首残高   23,312   20,221   △3,091 現金及び現金同等物の期末残高   20,221   27,937   7,715 フリー・キャッシュ・フロー   △11,118   △638   10,480 (注)フリー・キャッシュ・フローは、「営業活動によるキャッシュ・フロー」と「投資活動によるキャッシュ・フロー」の合計であります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、得られた資金は、前連結会計年度に比べ、21億88百万円増加の54億4百万円(前連結会計年度比68.0%増)となりました。これは、税金等調整前当期純損失111億13百万円の一方で、非現金支出項目である減損損失167億61百万円の計上があったことなどによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は、前連結会計年度に比べ82億92百万円減少の60億42百万円(前連結会計年度比57.8%減)となりました。これは、有形固定資産の売却による収入96億28百万円があった一方で、有形固定資産の取得による支出162億52百万円があったことなどによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、得られた資金は、前連結会計年度に比べ7百万円減少の、74億62百万円(前連結会計年度比0.1%減)となりました。これは、長期借入金の返済による支出221億18百万円、短期借入金の純減少額22億11百万円があった一方で、長期借入れによる収入334億円があったことなどによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 建材事業   72,354   91.5 マテリアル事業   59,248   115.4 商業施設事業   8,473   86.0 国際事業   76,148   106.4 その他   5   66.0 合計   216,229   102.1 (注) 金額は製造原価によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b.仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 建材事業   53,110   89.7 マテリアル事業   448   110.1 商業施設事業   21,521   94.8 国際事業   309   113.3 その他   226   224.4 合計   75,615   91.4 (注) 金額は、実際仕入金額によっております。 c.受注状況 当連結会計年度における建材事業の受注状況を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) 建材事業(ビル工事物件)   56,535   103.6   46,864   114.4 d.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 建材事業   167,537   93.8 マテリアル事業   67,729   113.3 商業施設事業   42,599   95.7 国際事業   79,221   104.0 その他   446   138.2 合計   357,533   99.5 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.概要 当連結会計年度の売上高は3,575億33百万円(前連結会計年度比0.5%減)と減収となりましたが、営業利益は15億46百万円(前連結会計年度比0.1%増)、経常利益は8億82百万円(前連結会計年度比6.6%減)、親会社株主に帰属する当期純損失は134億98百万円(前連結会計年度は23億36百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 b.営業利益 営業利益のセグメントごとの分析については、「4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 c.営業外損益と経常利益 経常利益は8億82百万円となりました。これは、持分法による投資利益3億65百万円、受取配当金3億0百万円、為替差益2億27百万円などを営業外収益に、支払利息19億98百万円などを営業外費用に計上したことによります。 d.特別損益と税金等調整前当期純損失 税金等調整前当期純損失は111億13百万円となりました。これは、固定資産売却益73億20百万円などを特別利益に、減損損失167億61百万円、事業構造改革費用33億42百万円などを特別損失に計上したことによります。 e.親会社株主に帰属する当期純損失 税金費用(法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額の合計額)は22億46百万円、非支配株主に帰属する当期純利益は1億37百万円となりました。 この結果、親会社株主に帰属する当期純損失は、134億98百万円となりました。 f.資産 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ55億38百万円増加し、3,059億92百万円となりました。増減の主な内訳は以下のとおりであります。 流動資産 未収入金等のその他流動資産が33億42百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が32億12百万円減少したものの、現金及び預金が82億23百万円、原材料及び貯蔵品等の棚卸資産が11億14百万円、それぞれ増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ35億43百万円増加の1,512億54百万円となりました。 固定資産 有形固定資産が110億5百万円減少したものの、退職給付に係る資産が119億27百万円、投資有価証券が15億82百万円、それぞれ増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ19億94百万円増加の1,547億38百万円となりました。 g.負債 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ61億1百万円増加し、2,117億50百万円となりました。増減の主な内訳は以下のとおりであります。 流動負債 支払手形及び買掛金が66億18百万円、1年内返済予定の長期借入金が32億14百万円増加したものの、電子記録債務が100億28百万円、未払金等のその他流動負債が68億54百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ84億41百万円減少の1,135億68百万円となりました。 固定負債 長期借入金が84億81百万円、繰延税金負債が63億4百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ145億42百万円増加の981億82百万円となりました。 h.純資産 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ5億63百万円減少し、942億41百万円となりました。これは、退職給付に係る調整累計額が79億71百万円、為替換算調整勘定が33億30百万円、その他有価証券評価差額金が19億13百万円増加したものの、利益剰余金が124億78百万円減少したことが主な要因であります。なお、自己資本比率は29.6%(前連結会計年度末は30.4%)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況 当社グループのキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容は、「4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資金需要 当社グループの資金需要のうち主なものは、生産能力増強、生産効率向上のための設備投資及び新商品開発投資等の長期資金需要と、製品製造のための原材料等購入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費等の運転資金需要であります。今後も、財務基盤の安定を図りつつ、収益基盤の再構築と成長・戦略投資、変化する国内外市場への対応、さらにはカーボンニュートラルに向けた投資など長期的な視点の資金需要に対応する方針であります。 c.資金調達 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性の向上と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針として、営業活動によるキャッシュ・フローのほか、銀行などの金融機関からの借入等により、必要資金を調達しております。当社は、運転資金は内部資金からの充当及び短期借入による調達を基本としており、設備投資やその他の投資資金の調達については、金融機関からの長期借入及び100億円の社債発行登録枠内での社債の発行等を基本としております。 また、流動性に関しては、財務柔軟性を確保するため、金融機関との借入限度額260億円のコミットメントラインの契約や、機動的に活用できる債権の流動化枠を確保することで調達手段の多様化を図り、現金及び現金同等物の残高が適正になるように努めております。 この結果、当連結会計年度末における借入金は、前連結会計年度末に比べ101億21百万円増加の973億41百万円となりました。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は279億37百万円となりました。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者はこれらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性が含まれているため、予測不能な前提条件や仮定の変化により経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)及び(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (8) 経営指標」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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