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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

東京製綱

TOKYO ROPE MFG. CO., LTD.5981 · Prime · 金属製品

鋼索・鋼線の老舗メーカー。エレベータロープや橋梁用ケーブル、スチールコード、産業機械、さらにエネルギー不動産まで多角展開

概要

東京製綱は、ワイヤロープ(鋼索)や鋼線、スチールコード、炭素繊維複合材ケーブルなどの製造販売を手掛ける総合ワイヤメーカーである。国内ワイヤロープ業界でトップクラスのシェアを持ち、橋梁や建築、自動車、産業機械向けに高強度の鋼線製品を供給する。2026年3月期の連結売上高は641億円、営業利益48億円を見込む。

鋼索鋼線とスチールコードという二つの鋼線事業

事業の柱は鋼索鋼線関連とスチールコード関連である。鋼索鋼線関連では、エレベータロープ、クレーン用ロープ、橋梁用ケーブルなど、建設・物流・交通インフラ向けのワイヤロープと鋼線を製造する。2025年3月期の同事業の売上高は282億円で、グループ全体の44%を占める。一方、スチールコード関連はタイヤの補強材を製造し、子会社東綱スチールコードが生産を担う。ただし事業環境の悪化により、2025年3月期は営業損失6億円と赤字に転落した。両事業とも鋼を素材とするが、用途と収益構造は異なる。

開発製品と産業機械が収益を補完する多角化構造

鋼索鋼線・スチールコード以外にも、開発製品関連と産業機械関連の二つのセグメントが収益源となっている。開発製品関連では、道路用ガードレールや防護柵などの安全施設、橋梁などの鋼構造物、炭素繊維複合材ケーブル(CFCC)を手掛ける。2025年3月期の売上高は199億円で、営業利益は22億円と前年比184%増と急拡大した。産業機械関連では、子会社長崎機器が計量機・包装機を製造し、食品・医薬品向けに供給するほか、日本特殊合金が粉末冶金製品を提供する。同事業の売上高は45億円と規模は小さいが、安定した利益を計上している。

エネルギー不動産や海外子会社を含むグループ構成

グループは当社、子会社21社、関連会社5社で構成される。海外では、ベトナムにエレベータロープ製造子会社Tokyo Rope Vietnam、米国に炭素繊維複合材ケーブル製造子会社Tokyo Rope USAを持つ。中国には持分法適用関連会社として橋梁用ワイヤ・ケーブルメーカー2社がある。またエネルギー不動産関連として、子会社東綱商事が石油製品販売を行い、当社が不動産賃貸と太陽光発電による売電事業を営む。多様な事業がグループの収益を下支えしている。

中長期計画TCTRXと財務目標

2025年3月期から2027年3月期を対象とする中期経営計画「TCTRX」を策定している。基本方針は「重点育成事業への経営資源投入強化」「既存事業の競争力強化」「全ステークホルダーにとって魅力ある会社作り」の3本柱である。数値目標として、2027年3月期に売上高680億円、営業利益45億円、ROE8.4%以上、D/Eレシオ0.5未満、EPS200円以上、総還元性向40%以上を掲げる。ただし、CFCC事業のプロジェクト案件の前倒し終了やスチールコード事業の環境悪化により、現時点では売上高、営業利益ともに未達が見込まれている。

業界の中での役割は鋼索・鋼線メーカー/鉄鋼二次製品・産業機械メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
641億円
営業利益
48億円
営業利益率
7.5%
純利益
35億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
鋼索鋼線 関連282億円43.9%25億円8.9%
開発製品 関連199億円31.0%22億円11.1%
エネルギー不動産関連68億円10.6%5億円7.4%
スチール コード 関連48億円7.5%-6億円-12.5%
産業機械 関連45億円7.0%3億円6.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01鋼索鋼線関連(建設・物流・エレベータ等)主力

ワイヤロープ(鋼索)や鋼線を製造販売。エレベータロープ、橋梁用ケーブル、クレーン用ロープなど、建設・物流・交通インフラ向けに供給。

主な製品・サービス3
鋼索(ワイヤロープ)
エレベータ、クレーン、橋梁等に使用される鋼製ワイヤロープ。高強度・耐疲労性が要求される。
鋼線
ばね用鋼線、PC鋼線等の鋼線製品。
繊維索・網
子会社東京製綱繊維ロープが製造する繊維製ロープ・ネット。

02スチールコード関連(タイヤ)主力

タイヤ補強材として使用されるスチールコード(鋼線を撚り合わせたコード)を製造。子会社東綱スチールコードが製造し、当社が販売。

主要顧客タイヤメーカー(具体的社名は有報に明記なし)

主な製品・サービス1
スチールコード
タイヤの骨格材として埋め込まれる鋼製コード。強度と柔軟性を両立。

03開発製品関連(インフラ・安全施設・新素材)準主力

橋梁・道路等の安全施設(ガードレール、防護柵等)、鋼構造物、炭素繊維複合材ケーブル(CFCC)などの製造販売、土木建築工事を手掛ける。

主な製品・サービス4
安全施設
道路用ガードレール、防護柵、落石防止網等の安全設備。
鋼構造物
橋梁等の鋼構造物の製作・施工。
炭素繊維複合材ケーブル(CFCC)
軽量・高強度・耐食性に優れた炭素繊維複合材製ケーブル。橋梁・海洋構造物等に使用。
金属繊維
関連会社ベカルト東綱メタルファイバーが製造する金属繊維。導電性材料等に利用。

04産業機械関連(食品・医薬品包装等)副次

子会社長崎機器が計量機・包装機を製造販売。食品・医薬品等の産業向け。また、粉末冶金製品(日本特殊合金)も提供。

主な製品・サービス2
計量機・包装機
粉体・顆粒等の計量・包装を行う産業機械。食品・医薬品工場向け。
粉末冶金製品
金属粉末を成形・焼結して製造する部品。摺動部品等に使用。

05エネルギー不動産関連副次

石油製品の販売、不動産賃貸、太陽光発電による売電事業。

主な製品・サービス3
石油製品販売
子会社東綱商事がガソリン、軽油等の石油製品を販売。
不動産賃貸
自社保有の店舗施設等の賃貸。
太陽光発電
太陽光パネルによる発電・売電事業。

製品と技術

鋼索(ワイヤロープ)のラインアップ

エレベータロープ、クレーン用ロープ、橋梁用ケーブル、鉱山・漁業用ロープなど、用途に応じた多種多様なワイヤロープを製造する。高強度・耐疲労性が求められる製品であり、国内ワイヤロープ業界でトップクラスのシェアを誇る。子会社東京製綱繊維ロープは繊維製ロープ・ネットも手掛け、素材の幅を広げている。

鋼線とスチールコード

ばね用鋼線やPC鋼線などの鋼線製品に加え、タイヤ補強材としてのスチールコードを製造する。スチールコードは子会社東綱スチールコードが生産し、当社が販売する。鋼線は産業機械や自動車部品向けにも供給される。ただし、スチールコード事業は2025年3月期に営業損失を計上しており、収益改善が課題となっている。

炭素繊維複合材ケーブル(CFCC)

軽量・高強度・耐食性に優れた炭素繊維複合材製ケーブルで、橋梁・海洋構造物・建築物の補強などに使用される。子会社東京製綱インターナショナルとTokyo Rope USAが製造販売を担う。2025年3月期にはプロジェクト案件が集中し、開発製品関連全体の営業利益を大きく押し上げた。

安全施設と鋼構造物

道路用ガードレール、防護柵、落石防止網などの安全施設を製造・施工する。また、橋梁などの鋼構造物の製作・施工も手掛ける。これらの製品はインフラ整備・維持に不可欠であり、公共投資の動向に影響を受けるが、安定した需要が見込まれる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

鋼線・ロープ専業、海外展開遅れる

鋼線やワイヤロープを主力とする金属製品メーカー。同業の稲葉製作所は板金加工、テクニスコは精密部品と異なるが、当社は線材加工に特化。売上高は642億→641億と横ばいで、営業利益率5.72%→7.49%と改善。ただし、国内需要が主体で、海外売上比率は低い。建設・インフラ向けが多く、国内建設投資の影響を受ける。

強み

  • 鋼線・ロープ製造で長年の経験と技術を有し、品質で定評。
  • 営業利益率が5.7%から7.5%へ上昇、収益性が向上。
  • 建設・インフラ向けが中心で、底堅い需要がある。
  • 特定製品で国内シェアが高く、競争力がある。

課題

  • 売上高が横ばいで、成長性に欠ける。
  • 海外売上比率が低く、グローバル成長の機会を逃している。
  • 建設投資の変動に業績が左右されやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属・ガラスの時価総額近傍。太字が東京製綱

時価総額で並べると、掲載10社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15632三菱製鋼370億円11.7倍
25902ホッカンホールディングス362億円10.1倍
35357ヨータイ347億円13.2倍
47952河合楽器製作所318億円26.6倍
53315日本コークス工業302億円
65981東京製綱290億円8.4倍
75932三協立山206億円
86167冨士ダイス202億円34.9倍
95852アーレスティ174億円4.7倍
105707東邦亜鉛138億円7.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(金属・ガラス)に従っています。

会社の歴史

沿革 0件

創業からの鋼索事業の基盤形成

当社は、ワイヤロープの製造から事業を開始し、日本の近代化とともに橋梁・クレーン・エレベータ向けの鋼索を供給してきた。長年にわたり蓄積された製綱技術を基盤に、国内ワイヤロープ市場でトップクラスの地位を築いた。創業から140年近くにわたり、鋼索事業は一貫してグループの核であり、現在も売上高の4割以上を占める主力セグメントである。

戦後の事業多角化とグループ展開

戦後、鋼索事業に加えてスチールコードや安全施設、炭素繊維複合材など周辺分野へ進出した。子会社を通じて繊維ロープ、橋梁設計施工、粉末冶金、計量包装機など事業領域を拡大し、総合ワイヤメーカーへと発展した。国内に加えてベトナムや米国、中国へ生産・販売拠点を設け、グローバルな事業展開を進めた。

スチールコード事業の変調と収益構造の変化

スチールコード事業はタイヤ業界向けに成長してきたが、近年は競争激化と需要変動により収益が悪化。2025年3月期には営業損失を計上するに至った。一方、開発製品関連の安全施設やCFCCが成長し、鋼索鋼線と合わせて収益を支える構造へと変化しつつある。産業機械も堅調に推移し、グループ全体の収益源が多様化している。

2020年代の財務体質強化と中計策定

2013年3月期に288億円の純損失を計上するなど財務面で課題があったが、その後立て直しを進め、2025年3月期には純資産41,191百万円、D/Eレシオ改善を達成した。2025年3月期からは中期経営計画「TCTRX」をスタートさせ、重点育成事業への投資と既存事業の収益力強化を掲げ、150年企業を目指す方針を示している。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで680億円
  • 営業利益2027年3月期まで45億円
  • EBITDA2027年3月期まで65億円
  • ROE2027年3月期まで8.4%以上
  • D/Eレシオ2027年3月期まで0.5未満

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    重点育成事業への経営資源投入強化

    将来の柱となる重点育成事業に投資を集中し、特にカーボンファイバー等の新素材や診断技術などのソフト面でも技術開発を推進する。

  2. 02

    既存事業の競争力強化

    ワイヤ、ワイヤロープ、繊維ロープ及び派生商品の既存事業において収益力の維持・向上を図り、グローバル市場での競争力を高める。

  3. 03

    全ステークホルダーにとって魅力ある会社作り

    企業理念「共存共栄」に基づき、SDGs達成や高収益力・強固な財務体質の確保を通じて、150年企業を目指し、株主を含む全てのステークホルダーへの還元を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,430人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は682万円で、9期前と比べて+20.6%平均年齢は43.4歳、平均勤続年数は15.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,665
2018年3月1,698
2019年3月56639.614.71,737
2020年3月53939.614.21,766
2021年3月53739.713.71,589
2022年3月56041.215.01,561
2023年3月57741.415.31,519
2024年3月60540.815.41,488
2025年3月64242.715.21,450248
2026年3月68243.415.51,430336

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社18(国内 15 / 海外 3、うち連結子会社 14) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
賃貸用不動産他 — 大阪府泉佐野市他8,233百万円
エネルギー 不動産関連
土浦工場及び研究所 — 茨城県かすみがうら市8,162百万円
鋼索鋼線関連 開発製品関連
堺工場 — 大阪府堺市西区4,545百万円
鋼索鋼線関連 開発製品関連
鋼索鋼線関連 — 東京製綱繊維ロープ㈱(愛知県蒲郡市)2,495百万円
鋼索鋼線関連 — Tokyo Rope Vietnam co.,Ltd. (ベトナム ビンズン省)1,471百万円
福利施設 — 千葉県柏市他494百万円
開発製品関連 — 東綱橋梁㈱(栃木県下野市他)484百万円
本社・支店 — 東京都江東区他270百万円
会社統括業務他
主な関係会社
  • 国内
    東京製綱繊維 ロープ㈱(注)2
    愛知県 蒲郡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東綱橋梁㈱(注)2
    栃木県 下野市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本特殊合金㈱
    愛知県 蒲郡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱新洋
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東綱商事㈱(注)2
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    トーコーテクノ㈱
    東京都 江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    九州トーコー㈱
    宮崎県 日向市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    長崎機器㈱(注)2
    長崎県 西彼杵郡 時津町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東綱スチール コード㈱(注)2、5
    岩手県 北上市 · 連結子会社
    議決権53.0%
  • 国内
    日綱道路整備㈱
    北海道 札幌市 東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    八弘綱油㈱
    神奈川県 川崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Tokyo Rope Vietnam Co.,Ltd. (注)2
    ベトナム ビンズン省 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社6社を開く
  • 東京製綱インターナショナル㈱(注)2東京都 江東区100%
  • 北海道トーコー㈱北海道 札幌市100%
  • Tokyo Rope USA, Inc. (注)2アメリカ ミシガン州100%
  • 江蘇東綱金属製品有限公司中国江蘇省 江陰市28%
  • 江蘇法爾勝纜索有限公司中国江蘇省 江陰市28%
  • べカルト東綱メタルファイバー㈱東京都 中央区30%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    規制の精緻化に向けたデジタル技術の開発高精度センサーを用いたエレベーターの定期検査に係る技術開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-06-18
    7,600万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は641億円営業利益48億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.9%、利益が+33.3%。

売上高
+1.9%
641億円
営業利益
+33.3%
48億円
純利益
+9.4%
35億円
営業利益率
7.5%
前期比 +1.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高670億円641億円
営業利益43億円48億円
純利益30億円35億円
1株あたり配当¥70¥70

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は153億円、営業利益は6億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−1.9%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q16919
2024年1Q15663.87
2024年2Q15064.03
2024年3Q175126.910
2024年4Q1610
2025年2Q298124.013
2025年4Q331247.319
2026年2Q304144.617
2026年4Q3373410.118
2027年1Q15363.96

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は653億円から641億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は7.5%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月653−35−288
2014年3月7093547
2015年3月7334438
2016年3月6533027
2017年3月6503019
2018年3月6353125
2019年3月64092
2020年3月6314−24
2021年3月59224
2022年3月6382013
2023年3月6713738
2024年3月6424820
2025年3月62936395.732
2026年3月64148517.535

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高641億円のうち、営業利益として残るのは48億円7.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は35億円、売上の5.5%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.1%488億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.4%105億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.5%48億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.2pt
7.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.3pt
5.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.0pt
8.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが54億円、投資CFが−17億円で、差し引きのフリーCFは37億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は71億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月27−2130655
2014年3月24−21−29322
2015年3月78−17−356146
2016年3月42−22−212046
2017年3月35−1−533431
2018年3月42−351744
2019年3月32−40−3−833
2020年3月6−2145−1563
2021年3月28−4−272461
2022年3月19−15−23444
2023年3月31−17−41457
2024年3月34−3−403149
2025年3月24−160860
2026年3月54−17−273771

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は891億円。このうち返さなくてよい自己資本が412億円で、自己資本比率は46.2%(業種中央値59.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月82911871111.7
2014年3月86913373612.9
2015年3月87322365023.2
2016年3月88523964624.7
2017年3月81725656128.8
2018年3月86325860529.9
2019年3月84624260428.7
2020年3月85021863224.0
2021年3月84124859327.7
2022年3月83726157630.5
2023年3月88831357535.0
2024年3月85834651240.3
2025年3月87436750742.0
2026年3月89141247946.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
71億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
234億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
68億円
在庫として抱えている分
負債合計
479億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率31 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE87社中23位あたり、逆に低いのは自己資本比率87社中67位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.9%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.5%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
46.2%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.9%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,882で、1年前と比べて+33.3%過去52週の値幅のなかでは63%の位置にある。

¥1,882-4.9%1ヶ月-8.2%1年+33.3%時価総額290億円
過去52週の値幅
安値¥1,414高値¥2,162

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.4倍
PER (会社予想)9.8倍
PBR0.70倍
配当利回り3.72%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月末から1900円前後で推移し、7月半ばに2010円まで上昇したが、その後は1900円台で膠着。8月4日に2050円へ急伸、8月5日には2125円と52週高値圏に接近したが、8月12日に-9.42%と急落し1913円。1ヶ月では-2.15%と小幅安。25日線1980円を下回っており、短期トレンドは弱含み。RSIは46.7と中立。出来高は8月12日に339,000株と急増し、売りが膨らんだ。52週高値2162円に迫る場面もあったが、反落。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER9.55倍は同業界平均18.56倍の半分以下で、PBR0.80倍も平均1.16倍を下回る。ROE8.9%と収益性は良好で、配当利回り3.29%は平均3.73%に近く、配当性向は非開示だが利回りは魅力的。売上高は横ばいだが営業利益率は改善しており、業績は堅調。割安であるが、成長性に乏しい点がリスク。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.4倍49.7倍
PER (予想)9.8倍
PBR0.70倍1.13倍
ROE8.9%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

ワイヤロープ専門メーカーで、インフラ老朽化や保全需要が安定した業績をもたらす。強気派は、橋梁や建築物の補修・更新需要が高まり、ワイヤロープの交換需要が継続すると見る。また、高強度・高品質な製品で競争力を維持し、2026年3月期は営業利益率が改善する見通しを評価。一方、弱気派は、公共投資の削減や建設需要の低迷で受注が伸び悩むと懸念。また、2024年3月期は減収減益で、原材料高の影響が続くとの見方もある。低PBR0.80倍で割安感があるが、株価は1年で61%上昇しており、出遅れ修正の動きが一巡した可能性も。

プラスに働く材料7
  • インフラ需要の増加

    老朽化したインフラの補修・更新でワイヤロープの需要が高まる。

  • 営業利益率の改善

    2026年3月期は利益率7.49%と上昇し、収益性が向上。

  • 安定した受注基盤

    橋梁・建設向けの長期受注で、売上が安定している。

  • 26/3期営業利益48億円の増益達成で低バリュエーション修正決算発表後影響

    営業利益36億円→48億円の33%増益計画。PER9.6倍・PBR0.80倍の低評価が修正される

  • 営業利益率5.72%から7.49%への改善通年影響

    営業利益率は25/3期5.72%から26/3期7.49%へ1.77pt改善。売上高横ばいでも増益体質

  • 配当利回り3.29%とPBR0.80倍の割安期待継続影響

    PER9.6倍・PBR0.80倍・配当利回り3.29%。ROE8.9%改善で再評価余地

  • 1年で61%高の上昇が続く需給の強さ不定影響

    株価2125円は1年前対比+61.1%。外国人保有16.0%が需給を下支え

マイナスに働く材料7
  • 公共投資の削減

    財政難で橋梁などのインフラ投資が縮小し、需要が減少。

  • 原材料高の影響

    鋼材や原料費の上昇で、コスト増が利益を圧迫。

  • 成長の限界

    国内市場が成熟しており、海外展開も限定的で成長余地が小さい。

  • 26/3期売上高641億円と増収率が1.9%に伸び悩み通年影響

    25/3期減収から26/3期も641億円と+1.9%どまり。売上成長欠如が重石

  • 純利益の伸びが32億円から35億円にとどまる決算発表後影響

    純利益32→35億円の+9%増。営業利益48億円に対しEPS寄与が限定的

  • ROE8.9%の低収益性からPBR0.80倍に張り付く不定影響

    ROE8.9%はPBR0.80倍に見合う水準。収益力が下振れれば更に低い評価に

  • 株価急騰後の高値警戒で短期調整不定影響

    1年で+61.1%上昇した反動で、2125円から利益確定売りが出やすい

次の決算で確かめる点
受注残高
今後の売上高を先取りする先行指標。
ワイヤロープ販売量
主要製品の需要動向を示す。
営業利益率
コスト変動と価格転嫁の効果を測る。
公共事業予算
橋梁向け需要を左右する政策指標。

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ7,454人。区分でいちばん多いのは個人・その他35.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.2%を占め、残る58.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他29.630.632.830.533.635.9
事業法人31.932.332.431.731.825.1
金融機関24.426.218.220.018.216.1
外国法人11.58.013.515.715.015.8
証券会社2.52.83.12.01.16.8
自己株式0.10.11.22.03.44.4
外国人個人0.00.00.00.00.10.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本製鉄株式会社
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
03野村證券株式会社
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)
05東京ロープ共栄会
06GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)
07株式会社ハイレックスコーポレーション
08OKASAN INTERNATIONAL (ASIA) LIMITED A/C CLIENT(常任代理人 岡三証券株式会社)
09KSD-NH(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)
10BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近9
  • 2026-08-06
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    5.22%
  • 2026-06-19
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.89%
    -1.74pt
  • 2026-06-09
    日本製鉄株式会社
    新規の大量保有報告
    10.29%
    -1.23pt
  • 2026-05-26
    日本製鉄株式会社
    新規の大量保有報告
    11.52%
    -1.23pt
  • 2026-05-11
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    3.63%
    -0.21pt
  • 2026-04-24
    日本製鉄株式会社
    新規の大量保有報告
    12.75%
    -1.23pt
  • 2026-04-20
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    3.84%
    +0.02pt
  • 2026-04-16
    日本製鉄株式会社
    変更報告
    13.98%
    -1.23pt
  • 2026-04-14
    日本製鉄株式会社
    新規の大量保有報告
    13.98%
    -1.23pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+111%、1株純資産は14期で+298%。直近期のROEは8.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−1,985671
2014年3月32777345.34.9
2015年3月2581,21824.37.4
2016年3月1671,34512.79.828.1
2017年3月1161,4598.314.5209.7
2018年3月1571,59910.213.435.6
2019年3月101,5040.6102.532.8
2020年3月−1511,268
2021年3月251,4481.948.4
2022年3月811,5825.411.230.2
2023年3月2351,94813.45.022.3
2024年3月1282,1876.211.336.4
2025年3月2062,3539.15.939.0
2026年3月2242,6718.98.455.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額215百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
原田英幸代表取締役 社長62361
寺園雅明取締役 事業本部長 調達物流部長58142
森忠大取締役 事業本部副本部長 事業戦略室長55131
喜旦康司取締役 総務部長 経理部・環境安全防災室管掌54155
樋口靖取締役7424
上山丈夫取締役7224
葛岡利明取締役7149
名取勝也取締役6724
狩野麻里取締役6618
山本千鶴子取締役601
堀内久資監査役64280
小澤陽一監査役6811
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢保有株数
井野誠一郎監査役688
福井達二監査役7824
安田憲生55

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)497101312231
社外取締役863638
監査役2303015

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,281字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社21社及び関連会社5社で構成され、鋼索鋼線、スチールコード、開発製品、産業機械等の製造販売及びエネルギー不動産等を主な事業内容とし、さらに各事業に関連する物流、加工及びその他のサービス活動を展開しております。 当社グループの事業に係わる位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 鋼索鋼線関連 :   当社が製造販売するほか、子会社東京製綱繊維ロープ㈱、関連会社東洋製綱㈱ほかが製造販売し、一部は当社で仕入れて販売しております。 スチールコード関連 :   子会社東綱スチールコード㈱が製造し、当社が販売しております。 開発製品関連 :   安全施設、鋼構造物を当社が製造販売するほか、子会社東京製綱インターナショナル㈱、東綱橋梁㈱、関連会社ベカルト東綱メタルファイバー㈱が製造販売しており、一部は当社で仕入れて販売しております。炭素繊維複合材ケーブル(CFCC)等は子会社東京製綱インターナショナル㈱が製造販売しております。土木建築工事は子会社トーコーテクノ㈱ほかで行っております。 産業機械関連 :   産業機械は子会社長崎機器㈱が製造販売しております。粉末冶金製品は子会社日本特殊合金㈱が製造販売しております。 エネルギー不動産関連:   石油製品は子会社東綱商事㈱で販売しております。当社にて店舗施設等の不動産賃貸のほか、太陽光発電による売電事業を行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。 主要な連結子会社、非連結子会社、持分法適用関連会社及び関連会社は次のとおりであります。 連結子会社 1 東京製綱繊維ロープ㈱   繊維索・網の製造販売 2 東綱橋梁㈱   橋梁の設計・施工 3 日本特殊合金㈱   粉末冶金製品の製造販売 4 ㈱新洋   鋼索・鋼線・フィルタの加工販売 5 東綱商事㈱   石油製品・高圧ガスの販売 6 トーコーテクノ㈱   土木建築工事 7 九州トーコー㈱   土木建築工事 8 長崎機器㈱   計量機・包装機の製造販売 9 東綱スチールコード㈱   スチールコード及び関連製品の製造 10 日綱道路整備㈱   塗装工事、舗装工事、防水・防蝕工事 11 八弘綱油㈱   綱油、防錆油の加工、石油製品の製造・販売 12 Tokyo Rope Vietnam Co.,Ltd.   エレベータロープの製造販売 13 東京製綱インターナショナル㈱   炭素繊維複合材の製造・販売 14 Tokyo Rope USA, Inc.   炭素繊維複合材ケーブルの製造・販売 15 北海道トーコー㈱   倉庫管理・運送、建設資材の販売、安全施設の施工 非連結子会社 1 東京製綱(上海)貿易有限公司   鋼索・鋼線の販売 持分法適用関連会社 1 江蘇東綱金属製品有限公司   橋梁用ワイヤの製造販売 2 江蘇法爾勝纜索有限公司   橋梁用ケーブルの製造販売 3 ベカルト東綱メタルファイバー㈱   金属繊維の製造 関連会社 1 東洋製綱㈱   鋼索の製造販売
経営方針・対処すべき課題1,633字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、グローバル市場における競争力強化施策の実行と成長戦略の展開により、収益力と財務体質の強化を図り、お客様の視点に立った製品、サービスの提供等を通して、21世紀においても社会に一層貢献できる企業価値の高い会社を目指します。 中長期的ビジョンとして、当社グループでは≪「トータル・ケーブル・テクノロジー」の追求により、世界の安全・安心を支える≫を掲げております。 当社は、ワイヤ、ワイヤロープ及び繊維ロープとそれらの派生商品(エンジニアリング事業等)を広範に保持し、日本のあらゆる産業へ提供する中で、技術を蓄積してきました。これに加え診断技術等のソフト面やカーボンファイバー等異素材の技術開発にも取組んでおります。 これを踏まえ、当社は、ケーブルに関して様々な対応が可能な世界的にもユニークかつ競争力あるサプライヤーとして、新たな成長のステージに挑戦してまいります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略及び目標とする経営指標 当社は、2025年3月期から2027年3月期の事業運営の指針となる中期経営計画『TCTRX』を策定いたしました。TCTRXの最終年度を終えた直後の2027年4月に当社は、創業140周年を迎えます。 TCTRXの取組としては、「①重点育成事業への経営資源投入強化」、「②既存事業の競争力強化」、「③全ステークホルダーにとって魅力ある会社作り」を基本方針として定め、各種施策に取組み、前中計期間で回復した「事業基盤の維持と収益力の強化」を図ってまいります。また、当社の企業理念である「共存共栄」と共通の精神を持つSDGsが目標とする2030年を達成の目途に、SDGsの理想を実現できる高収益力と強固な財務体質を確保し、トータル・ケーブル・テクノロジーを追求することで、世界の安全・安心を支える150年企業を目指してまいります。 2027年3月期 TCTRX目標 売上高   680億円   D/E レシオ   0.5未満 営業利益   45億円   EPS   200円/株以上 EBITDA   65億円   総還元性向   40.0%以上 ROE   8.4%以上 (3) 経営環境及び対処すべき課題 2027年3月期の世界経済は、米国の関税政策、中国経済の停滞、中東情勢をはじめとする地政学リスク等、不確実性が高まっている状況にあります。国内経済においても、賃金や物価の上昇傾向が継続する中で、中東情勢に起因する原燃料の調達リスクも高まり、不確実性が高い状況が続くと想定されます。 このような環境の中、当社グループにおいては、2025年3月期から中期3か年経営計画「TCTRX」に取り組んでおり、最終年度となる2027年3月期の連結業績は、売上高670億円、営業利益43億円、経常利益44億円、親会社株主に帰属する当期純利益30億円を見込んでおります。CFCC事業のプロジェクト案件が2026年3月期に集中し、想定より早く終了したこと、スチールコード事業の事業環境が悪化したことを背景に、「TCTRX」の当初の目標である売上高680億円、営業利益45億円には、現時点では未達となる見込みです。しかし、次期中期経営計画を見据え、最後まで諦めることなく、既存事業における収益力の維持・向上を図り、将来の事業の柱となりうる重点育成事業を推進し、更なる財務基盤強化と株主還元を両立させてまいります。なお、中東情勢は先行きが不透明であり予想が困難なため、2027年3月期の連結業績見通しの主な前提には、その影響を織り込んでおりません。主要な原燃料は現時点で確保できておりますが、今後、原燃料の調達やコスト上昇に対しては、業績への影響を最小化すべく努めてまいります。
事業等のリスク2,462字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 景気の動向 世界並びに日本経済の動向により、当社グループの主要需要業界であるタイヤ業界や建設業界などの活動水準が影響を受けた場合には、当社グループの経営成績が影響を受ける可能性があります。 (2) 原材料などの供給リスク 当社グループは主材料である線材や亜鉛・心綱等を購入しておりますが、いずれの材料も数社の仕入先に依存し材料供給リスクに備えております。しかしながら、仕入先の業績不振、操業停止等に起因する原材料の供給停止や遅延、また世界的な需給逼迫による仕入量の制約、鉄鉱石や原料炭の価格高騰に起因する鋼材価格の上昇が当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 海外拠点におけるリスク 当社グループは、アメリカ、ベトナム等に海外事業拠点を有しておりますが、当該国における政治・経済的混乱、疫病・テロといった社会的混乱、法的規制などにより、当社グループの事業活動が制約される可能性があります。これらの混乱や規制等に関する動向は、現地及び国内の情報網を利用し、早々に情報を入手し対応するよう努めております。 (4) 株価の下落 当社グループは、取引先との中長期的な経営戦略を共有するために株式を保有しており、その時価が下落した場合、当該株式について、減損処理が必要となる可能性があります。また、従業員の退職給付に関して、株価の下落により年金資産が目減りし、退職給付費用が増加する可能性があります。 (5) 固定資産の減損に関するリスク 当社グループは、多額の固定資産を所有しており、経営環境の変化などに伴う収益性の低下や不動産市況により不動産鑑定評価額が低下するなど、投資額の回収が見込めなくなった場合には、その回収可能性を反映させるように固定資産の帳簿価額を減額し損失を計上することになるため、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 取引先の信用リスク 当社グループは、取引先に対して様々な形で信用供与を行っており、債権の回収が不可能になる等の信用リスクを負っております。これらのリスクを回避するため、当社グループでは取引先の信用状態に応じて、信用限度額の設定や必要な担保・保証の取得等の対応策を講じております。しかし、取引先の信用状態の予期せぬ悪化や経営破綻等により債権が回収不能となった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 競合のリスク 当社グループの国内・海外における生産・販売活動における競争環境は厳しさを増しております。当社グループでは、継続的なコスト削減と同時に新製品の開発、新規事業の展開を推進しておりますが、市場価格の低下が当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 為替変動リスク 当社は、製品等の輸出入及び原材料の輸入において外貨建取引を行っていること並びに外貨建の資産を保有していることから、急激な為替変動に伴う為替リスクを有しており、そのヘッジのため適宜先物為替予約を行っております。しかしながら、為替予約でのリスクヘッジには限界があり、当社の業績に影響を与える可能性があります。 (9) 災害・事故・感染症等の発生 当社グループの生産拠点等において、地震・火災等の大規模な災害、設備事故や大規模な感染症等が発生した場合、生産活動に支障をきたすことになり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 環境、気候変動のリスク 当社グループは、事業活動により発生する廃棄物や有害物質等について、環境関連法令の適用を受けておりますが、製品の開発・設計・製造・販売・施工が地球環境に密接に関わり合っている事を認識し、自然環境との調和と地域社会との共生を目指し、また、事業活動を通じたSDGs達成への取組を全従業員で実践していくことを環境方針の基本理念としております。 また、当社グループはTCFD提言への賛同を表明しており、気候変動が当グループの事業活動に与える影響に関し、「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標及び目標」のカテゴリを踏まえ、機会とリスクの両面から対応、開示を進めております。当該取組状況、取組方針の概要は、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組(2)気候変動」に記載のとおりです。 (11) 知的財産権に関するリスク 当社グループは、新製品開発を通じて多くの新技術やノウハウを生み出しており、これらの知的財産を特許出願し、権利保護と経営資源としての活用を図っております。しかし、当社グループの知的財産権への無効請求、第三者からの知的財産権侵害等が当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 法的規制などに関するリスク 当社グループは、国内外での事業において各国の法的規制を受けており、コンプライアンス、財務報告の適正性確保をはじめ、適切な内部統制システムを構築・運用しておりますが、将来法令違反等が発生する可能性は皆無ではなく、また法規制等の変更により、法令遵守のための費用が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 訴訟などのリスク 当社グループでは、コンプライアンスの徹底に努めておりますが、法令違反等の有無に関わらず、万が一当社グループに対する重要な訴訟等が提起された場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,518字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における当社グループの財政状態は、総資産が89,071百万円となりました。流動資産は、主に現金及び預金の増加により増加となりました。固定資産は、国内の子会社において固定資産の減損損失を計上したことによる減少があったものの、株価の変動等による投資有価証券の評価額増加により、全体として増加となり、総資産は前連結会計年度末より1,701百万円増加いたしました。負債については、主に借入金及び退職給付に係る負債が減少したことにより、前連結会計年度末より2,803百万円減少の47,880百万円となりました。純資産については、主に利益剰余金の増加に加え、その他有価証券評価差額金及び退職給付に係る調整累計額が増加したことにより、前連結会計年度末より4,505百万円増加し、41,191百万円となりました。 経営成績については、売上高64,094百万円(前期比2.0%増)、営業利益4,849百万円(前期比35.3%増)、経常利益5,136百万円(前期比32.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3,481百万円(前期比7.2%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 a.鋼索鋼線関連 当事業の経営成績は、売上高28,229百万円(前連結会計年度比2.5%減)、営業利益2,533百万円(前連結会計年度比13.1%増)となりました。 b.スチールコード関連 当事業の経営成績は、売上高4,750百万円(前連結会計年度比13.9%減)、営業損失606百万円(前連結会計年度は1百万円の利益)となりました。 c.開発製品関連 当事業の経営成績は、売上高19,869百万円(前連結会計年度比12.2%増)、営業利益2,178百万円(前連結会計年度比183.9%増)となりました。 d.産業機械関連 当事業の経営成績は、売上高4,451百万円(前連結会計年度比19.9%増)、営業利益275百万円(前連結会計年度比31.6%増)となりました。 e.エネルギー不動産関連 当事業の経営成績は、売上高6,794百万円(前連結会計年度比2.7%減)、営業利益467百万円(前連結会計年度比27.4%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1,102百万円増加し、7,064百万円になっております。 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の計上や減価償却費の発生を主因として、5,385百万円の収入(前連結会計年度は2,416百万円の収入)となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得等により、1,660百万円の支出(前連結会計年度は1,645百万円の支出)となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済、配当金の支払及び自己株式の取得により、2,690百万円の支出(前連結会計年度は31百万円の支出)となりました。 ③生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 鋼索鋼線関連   28,592   6.1 スチールコード関連   5,170   △11.7 開発製品関連   16,662   △15.0 産業機械関連   3,826   3.1 合計   54,252   △3.3 (注) 上記の金額は販売価格によっております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 鋼索鋼線関連   29,384   1.4   6,262   22.6 スチールコード関連   4,657   △13.5   152   △37.7 開発製品関連   17,929   9.4   5,131   △27.4 産業機械関連   5,090   37.3   1,252   104.1 合計   57,062   4.8   12,799   △1.8 (注) 上記の金額は外部顧客に対する受注に基づくものであります。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 鋼索鋼線関連   28,229   △2.5 スチールコード関連   4,750   △13.9 開発製品関連   19,869   12.2 産業機械関連   4,451   19.9 エネルギー不動産関連   6,794   △2.7 合計   64,094   2.0 (注) 上記の金額は外部顧客に対する売上に基づくものであります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、当社経営陣は、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる様々な要因に基づき見積り及び判断を行っておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社経営陣は、特に以下の重要な会計方針が、当社グループの連結財務諸表の作成において使用される当社の重要な判断と見積りに大きな影響を及ぼすと考えております。 a.貸倒引当金 当社グループは、取引先の支払不能時に発生する損失について、過去からの損失発生実績に基づいた見積り額により貸倒引当金を計上しております。過去からの実績と大きな相違があった場合、引当の過不足が生じる可能性があります。 b.投資の減損 当社グループは、長期的な取引関係維持のために、特定の取引先等の株式を所有しております。これらの株式には価格変動性の高い公開会社の株式と、株価の決定が困難である非公開会社の株式が含まれます。当社グループは投資価格の下落が一時的でないと判断した場合には、投資の減損を計上しております。将来の市況悪化又は投資先の業績不振により、現在の簿価に反映されていない損失又は簿価の回収不能が発生した場合、評価損の計上が必要になる可能性があります。 c.繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産について、将来の事業計画に基づいて決定した課税所得の見積りを前提とし、合理的にその回収可能性を検討し判断して計上しております。将来の事業計画に変動をもたらす経済環境の変化などにより、繰延税金資産の計上に影響が生じる可能性があります。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)1.繰延税金資産の回収可能性」に記載のとおりであります。 d.退職給付費用 従業員退職給付費用及び債務は、数理計算で設定されている前提条件に基づいて算出されており、これらの前提条件には、将来の給与・賃金水準、退職率、直近の統計数値に基づいて算出される死亡率及び年金資産の長期期待運用収益率などが含まれます。実際の結果が前提条件と異なる場合、又は前提条件が変更された場合、将来期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼします。未認識数理計算上の差異の償却は、退職給付費用の一部を構成しており、前提条件の変化や前提条件と実際との結果の差異の影響を費用として認識したものであります。当連結会計年度において、この償却費は150百万円ありました。 e.固定資産の減損 当社グループは固定資産の減損会計において、独立したキャッシュフローを生み出す資産の合理的なグルーピングを行い、グルーピングされた資産ごとの将来キャッシュフローの見積りから、減損の判定及び減損額の算定を行っております。なお、当連結会計年度において、1,175百万円の減損損失を計上いたしました。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等の状況に関する分析 当連結会計年度における当社グループの業績は、国内外でCFCC事業のプロジェクトが堅調に推移し、開発製品関連の売上が伸長したこと等により、売上高は64,094百万円(前期比2.0%増)となりました。 利益面については、CFCC事業の増収効果に加え、生産現場における操業コストの低減等に努めるとともに、諸資材価格や人件費等の上昇に対応した製品価格改定が浸透した結果、当連結会計年度における営業利益は4,849百万円(前期比35.3%増)、経常利益は5,136百万円(前期比32.5%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、国内の子会社において固定資産の減損損失等を計上したものの、CFCC事業の増益の影響で3,481百万円(前期比7.2%増)となりました。 b.経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 c.資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの資本の財源及び資金の流動性について、当連結会計年度末の借入金及びリース債務からなる有利子負債残高は23,500百万円となっており、また、現金及び現金同等物を7,064百万円保有しております。 設備投資の資金調達については、基本的に自己資金及び借入金に拠る方針であります。 d.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 TCTRXの目標数値及び当連結会計年度における各指標の状況については下表のとおりです。なお、TCTRXの詳細については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 中長期的な会社の経営戦略及び目標とする経営指標」に記載のとおりであります。 [『TCTRX』の目標数値と当連結会計年度における各指標の状況] 当連結会計年度   2027年3月期 売上高   640億円   680億円 営業利益   48億円   45億円 EBITDA   62億円   65億円 ROE   8.9%   8.4%以上 D/Eレシオ   0.57   0.5未満 EPS   223円/株   200円/株以上 総還元性向   40.0%   40.0%以上 e.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a) 鋼索鋼線関連 鋼索製品において価格改定前の駆け込み需要が発生した前期の反動により販売数量が減少した結果、当セグメントの売上高は28,229百万円(前連結会計年度比2.5%減)となりました。利益面について、諸資材価格や人件費等の上昇があったものの、前期に実施した製品価格改定効果が浸透したことに加え、継続的な操業コストの低減に努めたことにより、営業利益は2,533百万円(前連結会計年度比13.1%増)となりました。 (b) スチールコード関連 タイヤ用スチールコードにおいて販売価格下落の影響を受けたことにより、当セグメントの売上高は4,750百万円(前連結会計年度比13.9%減)となりました。利益面については、操業改善によるコスト低減に注力しましたが、減収による影響を補いきれず、606百万円の営業損失(前連結会計年度は1百万円の利益)となりました。 (c) 開発製品関連 国内外において高付加価値品であるCFCC事業のプロジェクト案件が堅調に推移し、売上が増加した結果、当セグメントの売上高は19,869百万円(前連結会計年度比12.2%増)となりました。利益面については、高付加価値品の構成比が高まったこと等により、営業利益は2,178百万円(前連結会計年度比183.9%増)となりました。 (d) 産業機械関連 産業機械事業の売上増加により、当セグメントの売上高は4,451百万円(前連結会計年度比19.9%増)となりました。利益面については、材料価格高騰により粉末冶金事業の赤字幅が拡大したものの、産業機械事業の増収効果で吸収し、営業利益は275百万円(前連結会計年度比31.6%増)となりました。 (e) エネルギー不動産関連 石油製品の販売数量減少により、当セグメントの売上高は6,794百万円(前連結会計年度比2.7%減)となりました。利益面については、主に商業施設の修繕費等の発生が抑制されたことから、営業利益467百万円(前連結会計年度比27.4%増)となりました。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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