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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

ホッカンホールディングス

HOKKAN HOLDINGS LIMITED5902 · Prime · 金属製品

金属缶・プラスチック容器の製造販売と飲料等の受託充填を主力とする容器・充填事業会社。国内外で一貫サービスを提供。

概要

ホッカンホールディングスは、金属缶・プラスチック容器の製造販売と飲料受託充填を中核とする企業グループである。1921年に北海製罐倉庫として創業、1950年に東洋製罐から分離独立し、現在は純粋持株会社として15社の子会社を統括する。2025年3月期の連結売上高は924億円、営業利益45億円、従業員数は2247人。国内成熟市場と成長する東南アジア市場の双方で事業を展開する。

容器事業を支える三つの製造子会社

容器事業はグループ連結売上の約35%(317億円)を占める。中核子会社の北海製罐が食缶(缶詰用空缶)とプラスチック容器を、昭和製器が食缶と美術缶を、東都成型が化粧品・洗剤・薬品向けプラスチック容器をそれぞれ製造販売する。北海製罐は1921年創業の歴史を持ち、グループの容器供給拠点として多品種生産に対応する。2025年3月期の容器事業の生産実績は301億円、販売実績は317億円。充填事業で使用されるプラスチック容器の多くは北海製罐からグループ内供給され、垂直統合による効率化が図られている。

充填事業が売上の約44%を占める最大セグメント

充填事業は連結売上の約44%(397億円)を占め、グループ最大のセグメントである。連結子会社の日本キャンパックがお茶、コーヒー、ジュース、水など飲料の受託充填を行い、くじらい乳業が乳製品、真喜食品が食品の受託製造・販売を手掛ける。充填に使用するプラスチック容器はグループ内の北海製罐等から調達することで、容器と充填の一貫サービスを顧客に提供する。日本キャンパックは1973年に設立され、以来飲料充填事業を拡大。2021年にはくじらい乳業と真喜食品を相次いで子会社化し、食品・乳製品分野への展開を加速した。

東南アジアに展開する海外事業

海外事業は連結売上高153億円(全体の17%)を計上する。インドネシアではPT.HOKKAN INDONESIA(2011年設立)が清涼飲料用容器製造と受託充填を、PT.HOKKAN DELTAPACK INDUSTRI(2018年設立)が飲料用パッケージ製造を手掛ける。ベトナムではNIHON CANPACK(VIETNAM)(2012年設立)がお茶・コーヒー・ジュースの充填、マレーシアでは持分法適用関連会社のNIHON CANPACK(MALAYSIA)が缶飲料充填を行う。東南アジアの飲料市場は拡大を続けており、グループは現地生産・現地販売体制を強化している。2025年3月期の海外事業生産実績は175億円(前期比17.7%減)だったが、設備投資を継続する。

機械・金型製造と物流請負のその他事業

その他事業には、製缶機械や専用機械・金型を製造するオーエスマシナリーとKE・OSマシナリー、グループ各社工場の運搬作業等を請け負うワーク・サービスが含まれる。これらの子会社はグループ内の生産設備や物流を支える役割を担い、2025年3月期の売上高は36億円。特に機械部門は、高速製缶ラインや専用設備の設計製造を通じて容器・充填事業の生産効率向上に貢献している。ワーク・サービスはグループ各社の工場内作業を担い、製造現場の柔軟な運営を可能にしている。

業界の中での役割は容器メーカー兼受託充填サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
906億円
営業利益
38億円
営業利益率
4.2%
純利益
33億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01容器事業(金属缶・プラスチック容器)主力

食缶等の各種缶詰用空缶、プラスチック容器、美術缶、化粧品・洗剤・薬品等のプラスチック容器を製造・販売。連結子会社の北海製罐、昭和製器、東都成型が生産を担当。

主な製品・サービス3
食缶(金属缶)
缶詰用の金属製空缶。食品保存用容器として広く使用。
プラスチック容器
飲料、化粧品、洗剤、薬品等向けのプラスチック製容器。北海製罐、東都成型が製造。
美術缶
装飾性の高い金属缶。昭和製器が受託生産。

02充填事業主力

お茶、コーヒー、ジュース、水など飲料の受託充填、および乳製品・食品の受託製造・販売。日本キャンパックが飲料充填、くじらい乳業が乳製品、真喜食品が食品を担当。使用するプラスチック容器はグループから供給。

主な製品・サービス3
飲料受託充填
お茶、コーヒー、ジュース、水などの飲料を容器に充填する受託サービス。
乳製品受託製造
乳製品の受託製造・販売。くじらい乳業が担当。
食品受託製造
食品の受託製造・販売。真喜食品が担当。

03海外事業準主力

インドネシアで清涼飲料用容器製造・受託充填、ベトナムで飲料受託充填、マレーシアで缶飲料受託充填(持分法適用関連会社)を展開。現地市場向けに容器・充填の一貫サービスを提供。

主な製品・サービス2
清涼飲料用容器製造
インドネシアで清涼飲料向け容器を製造。
飲料受託充填(海外)
インドネシア、ベトナム、マレーシアで飲料の受託充填サービスを提供。

04その他(機械・金型製造等)副次

製缶機械、専用機械、金型等の製造を行い、グループ内各社に供給。また、工場内運搬作業等の請負事業も営む。

主な製品・サービス2
製缶機械
缶製造用の機械設備。
専用機械・金型
多種多様な専用機械および金型の製造。

製品と技術

食缶と美術缶:長期保存と装飾性を両立する金属容器

金属缶製品は、主に缶詰用の食缶と装飾性の高い美術缶に分類される。食缶は北海製罐が製造し、食品業界に安定的に供給される。美術缶は昭和製器が北海製罐から受託生産し、高い印刷技術と成形技術によりギフトやプロモーション用途に対応する。缶詰用空缶は長期保存性に優れ、災害備蓄用需要も支える。北海製罐の食缶は国内缶詰市場で高いシェアを持ち、グループの収益基盤の一角をなす。

多様なニーズに応えるプラスチック容器

プラスチック容器は、飲料、化粧品、洗剤、薬品など幅広い用途に向けて製造される。東都成型は化粧品・洗剤・薬品向けのプラスチック容器を主力とし、北海製罐も飲料用ペットボトル等を生産する。ブロー成形や射出成形技術を駆使し、顧客の要求する形状・機能・意匠に対応する。充填事業で使用されるプラスチック容器の多くはグループ内で調達され、容器から充填までの一貫製造を可能にしている。

飲料受託充填:無菌充填技術と多品種対応

日本キャンパックは、お茶、コーヒー、ジュース、水など多様な飲料の受託充填サービスを提供する。主力はPETボトル向けの無菌充填ラインで、高い衛生管理のもとで生産が行われる。くじらい乳業は乳製品、真喜食品は食品の受託製造を手掛け、グループ全体で液状から固形まで幅広い食品の受託に対応する。2025年3月期の充填事業売上高は397億円で、グループ最大の収益源である。

製缶機械と金型:グループの生産設備を支える内製技術

オーエスマシナリーとKE・OSマシナリーは、製缶機械、専用機械、金型を製造し、グループ内各社に供給する。製缶機械は高速で缶を成形するライン設備、金型は容器の形状を決定する重要な部品である。これらの内製により、グループは生産設備のカスタマイズや保守を迅速に行うことができ、他社との差別化要因となっている。両社の技術は、容器事業の競争力向上に直接寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

業務用厨房機器で国内トップクラス、内需型

業務用厨房機器製造で国内トップシェアを有する。売上高900億円超と、同業他社(日本調理機、稲葉製作所など)を大きく引き離す規模。営業利益率は4〜5%と、収益性改善途上。業界は外食・中食市場に依存するため、国内景気・人口動態の影響を受けやすい。一方、海外展開は限定的で内需比率が高く、成長の多様化が課題。原料価格高騰への価格転嫁力が収益安定の鍵となる。

強み

  • 業務用厨房機器で国内トップシェアを確保し、ブランド力と販売網が強み。
  • 売上高900億円超と業界内で突出した規模を誇り、安定的な収益基盤を有する。
  • 調理機器から洗浄機まで幅広くカバーし、顧客のニーズにワンストップ対応可能。
  • 市場シェアが高いが、さらに細かな需要を取り込むことで伸びしろがある。

課題

  • 海外売上比率が低く、成長市場であるアジア等でのプレゼンス拡大が急務。
  • 鋼材など原材料価格の上昇が利益を圧迫し、価格転嫁が課題。
  • 少子高齢化による国内市場の縮小が中長期的な成長制約要因に。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属・ガラスの時価総額近傍。太字がホッカンホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15976高周波熱錬492億円37.8倍
25757CKサンエツ455億円11.9倍
35659日本精線436億円19.9倍
45408中山製鋼所402億円14.0倍
55632三菱製鋼370億円11.7倍
65902ホッカンホールディングス362億円10.1倍
75357ヨータイ347億円13.2倍
87952河合楽器製作所318億円26.6倍
93315日本コークス工業302億円
105981東京製綱290億円8.4倍
115932三協立山206億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(金属・ガラス)に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

小樽で創業し東洋製罐に合併された1921〜1941年

1921年10月、北海道小樽市に資本金100万円で北海製罐倉庫株式会社が設立された。缶詰用空缶の製造・販売と倉庫業を開始し、1931年1月には小樽工場を新設して生産能力を高めた。しかし1941年7月、企業合同により東洋製罐株式会社が設立され、同社はその小樽工場として操業を継続することとなった。この時期の缶詰需要の高まりが、後の独立後の事業基盤となった。

過度経済力集中排除法による分離独立と上場(1950年)

1950年2月、過度経済力集中排除法により東洋製罐から分離独立し、資本金5000万円で北海製罐株式会社が設立された。本社を東京に置き、同年4月には昭和製器株式会社を設立して缶製造体制を整えた。1950年5月に東京証券取引所へ株式上場、1951年5月には札幌証券取引所にも上場し、資本市場からの資金調達を可能にした。この独立により、同社は独自の経営戦略を打ち出すことができるようになった。

充填事業参入と機械部門強化の1970年代

1971年1月に中央研究所を新設し、缶詰技術の研究開発を本格化。同年10月には岩槻工場、1973年9月には株式会社日本キャンパックを設立し、缶詰飲料の受託充填事業に参入した。1974年11月には株式会社小樽製作所(現オーエスマシナリー)を設立し、製缶機械の内製化を進めた。1979年3月には館林工場を新設するなど、生産拠点の拡充と事業多角化が進んだ時期である。

純粋持株会社へ移行した2005年

2005年10月、会社分割により北海製罐株式会社(現連結子会社)を新設し、当社はホッカンホールディングス株式会社へ商号変更、純粋持株会社に移行した。同時に三菱マテリアルと共同で飲料用アルミ缶製造販売会社ユニバーサル製缶株式会社(現アルテミラ製缶)を設立。この再編により、グループの経営管理と事業運営を分離し、各子会社の自律性を高めるとともに、グループ全体の戦略策定に集中する体制を整えた。

東南アジアへの生産拠点展開(2010年代)

2011年7月にインドネシアでPT.HOKKAN INDONESIAを設立し、清涼飲料用容器製造と受託充填を開始。2012年4月にはKE・OSマシナリー株式会社を設立し機械部門を強化、同年9月にはベトナムでNIHON CANPACK(VIETNAM)を設立した。2018年11月にはインドネシアでPT.HOKKAN DELTAPACK INDUSTRIを設立し、飲料用パッケージ製造を追加。東南アジアの飲料市場成長を取り込むための積極的な投資が行われた。

M&Aによる事業拡大とグループ再編(2020年代)

2021年2月、日本キャンパックが株式会社真喜食品を子会社化し食品受託製造へ進出。同年7月、北海製罐が日東製器を、日本キャンパックが西日本キャンパックをそれぞれ吸収合併し、グループ内の重複を整理した。2022年3月にはユニバーサル製缶株式を全株売却し、アルミ缶事業から撤退。2023年6月に本店を東京都中央区に移転した。これらの再編により、収益性重視のポートフォリオへの転換が進められた。

年表40件を開く

1920年代

  • 1921年10月創業小樽市に資本金100万円にて北海製罐倉庫株式会社を設立、缶詰用空缶の製造、販売並びに倉庫業を開始。

1930年代

  • 1931年1月小樽工場新設。

1940年代

  • 1941年7月創業企業合同による8社合併で、東洋製罐株式会社を設立し、その小樽工場として操業継続。
  • 1949年5月創業東洋木材企業株式会社(現・株式会社トーモク)を設立し、空缶用外装木箱の製造、販売開始。

1950年代

  • 1950年2月創業過度経済力集中排除法により東洋製罐株式会社より分離独立し、資本金5,000万円にて北海製罐株式会社を設立、本社を東京に設置。
  • 1950年4月昭和製器株式会社(現・連結子会社)を設立。
  • 1950年5月上場東京証券取引所に株式上場。
  • 1951年5月上場札幌証券取引所に株式上場。
  • 1956年1月株式会社トーモクが小樽紙器工場を開設し、ダンボール箱の製造・販売を開始。
  • 1957年7月缶詰研究所新設。
  • 1959年7月創業東洋運輸株式会社(現・株式会社トーウン)を設立。

1960年代

  • 1960年11月創業日東製器株式会社を設立。
  • 1961年4月ポリエチレンボトルメーカーであった東都成型株式会社(現・連結子会社)の増資に際し資本参加。

1970年代

  • 1971年1月中央研究所新設。
  • 1971年10月岩槻工場新設。
  • 1973年9月株式会社日本キャンパック(現・連結子会社)を設立、缶詰飲料の受託充填事業開始。
  • 1974年11月株式会社小樽製作所(現・オーエスマシナリー株式会社、現・連結子会社)を設立。
  • 1979年3月館林工場新設。

1980年代

  • 1981年2月上場株式会社トーモク、東京証券取引所第一部に上場(現・東京証券取引所プライム市場へ移行)。
  • 1985年1月株式会社ワーク・サービス(現・連結子会社)を設立。
  • 1988年2月創業日本たばこ産業株式会社と共同出資にて飲料充填を目的とした株式会社ジェイティキャニングを設立。
  • 1989年4月千代田工場新設。

1990年代

  • 1993年6月滋賀工場新設。
  • 1996年12月創業NIHON CANPACK(MALAYSIA)SDN.BHD.(現・持分法適用関連会社)を設立。

2000年代

  • 2002年4月商号変更株式会社日本キャンパックが日本たばこ産業株式会社の子会社である株式会社ジェイティキャニング株式の一部を取得し、連結子会社とするとともに、社名を株式会社西日本キャンパックに変更。
  • 2005年10月商号変更会社分割により北海製罐株式会社(現・連結子会社)を新設し、当社はホッカンホールディングス株式会社へ商号変更のうえ純粋持株会社へ移行。三菱マテリアル株式会社と共同で飲料用アルミ缶製造・販売会社であるユニバーサル製缶株式会社(現・アルテミラ製缶株式会社)を設立。
  • 2006年3月株式会社トーモクは提出会社が保有株式の一部を売却したことにより、持分法適用の範囲から除外。

2010年代

  • 2011年7月PT.HOKKAN INDONESIA(現・連結子会社)を設立。
  • 2012年4月KE・OSマシナリー株式会社(現・連結子会社)を設立。
  • 2012年9月NIHON CANPACK(VIETNAM)CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立。
  • 2013年7月M&A北海製罐株式会社が株式会社コスメサイエンスの株式を取得し子会社化。
  • 2014年6月M&A株式会社日本キャンパックがくじらい乳業株式会社(現・連結子会社)の株式を取得し子会社化。
  • 2016年8月トーウンサービス株式会社(現・株式会社トーウン)は提出会社及び連結子会社が全株式を売却したことにより、持分法適用の範囲から除外。
  • 2018年11月PT.HOKKAN DELTAPACK INDUSTRI(現・連結子会社)を設立。

2020年代

  • 2021年2月M&A株式会社日本キャンパックが株式会社真喜食品(現・連結子会社)の株式を取得し子会社化。
  • 2021年7月M&A北海製罐株式会社が日東製器株式会社を吸収合併。株式会社日本キャンパックが株式会社西日本キャンパックを吸収合併。
  • 2022年3月ユニバーサル製缶株式会社(現・アルテミラ製缶株式会社)は提出会社が全株式を売却したことにより、持分法適用の範囲から除外。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。
  • 2023年6月本店所在地を東京都中央区に移転。
  • 2024年3月株式会社コスメサイエンスは北海製罐株式会社が全株式を売却したことにより、連結子会社の範囲から除外。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで1,050億円
  • 営業利益2027年3月期まで61億円
  • 営業利益率2027年3月期まで5.8%
  • DEレシオ2027年3月期まで0.6倍
  • ROE2027年3月期まで6.5%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    人的資源の最適化

    成長の源泉である人的資源を最適化するため、適切な人事制度・教育制度の確立と、価値創出に貢献できる人材確保のための積極的な投資を行う。

  2. 02

    国内事業の再編

    顧客への高い価値提供を最重視し、事業の取捨選択に取り組む。

  3. 03

    海外事業の拡大

    東南アジア諸国を中心とした新興国への事業投資を加速させ、事業規模・利益の拡大を目指す。

  4. 04

    新規事業開発

    M&Aを積極的に活用し、国内外でグループの知見を活かせる新たな事業領域へ進出する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,247人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は853万円で、9期前と比べて+19.4%平均年齢は40.5歳、平均勤続年数は11.6年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,950
2018年3月1,999
2019年3月71442.611.32,057
2020年3月67140.210.72,424
2021年3月64938.49.92,513
2022年3月67439.211.42,485
2023年3月63440.912.52,412
2024年3月82741.811.72,231
2025年3月81639.811.32,206204
2026年3月85340.511.62,247169

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 9 / 海外 4、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
群馬工場 — 群馬県 明和町130億円
充填 事業
岐阜工場 — 岐阜県 岐阜市5,990百万円
充填 事業
利根川工場 — 群馬県 明和町5,563百万円
充填 事業
赤城工場 — 群馬県 前橋市3,296百万円
充填 事業
主な関係会社
  • 国内
    北海製罐㈱(注)5
    北海道 小樽市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱日本キャンパック(注)3、5
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    昭和製器㈱
    北海道 小樽市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東都成型㈱
    群馬県 明和町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    オーエスマシナリー㈱
    北海道 小樽市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT.HOKKAN INDONESIA (注)3
    Bogor, Indonesia · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 国内
    ㈱ワーク・サービス
    埼玉県 さいたま市大宮区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NIHON CANPACK(VIETNAM)CO.,LTD. (注)3
    Binh Duong, Vietnam · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    くじらい乳業㈱
    埼玉県 行田市 · 連結子会社
    議決権83.3%
  • 海外
    PT.HOKKAN DELTAPACK INDUSTRI (注)3、5
    Jakarta, Indonesia · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱真喜食品
    新潟県 新潟市東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    KE・OSマシナリー㈱
    静岡県 静岡市清水区 · 連結子会社
    議決権80.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • NIHON CANPACK(MALAYSIA)SDN.BHD.Batu Gajah, Malaysia40%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は906億円営業利益38億円前期と比べると減収減益で、売上が-1.9%、利益が-15.6%。

売上高
-1.9%
906億円
営業利益
-15.6%
38億円
純利益
+0.0%
33億円
営業利益率
4.2%
前期比 -0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高990億円906億円
営業利益41億円38億円
純利益35億円33億円
1株あたり配当¥100¥100

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は257億円、営業利益は27億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+13.2%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q231−20
2024年1Q227187.911
2024年2Q2362410.221
2024年3Q23073.05
2024年4Q216−10
2025年2Q479449.232
2025年4Q44510.21
2026年2Q469439.234
2026年4Q437−5−1.1−1
2027年1Q2572710.523

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,670億円から906億円へ54%に減った。直近期の営業利益率は4.2%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
北海製罐株式会社が株式会社コスメサイエンスの株式を取得し子会社化。
2013年3月1,6706030
株式会社日本キャンパックがくじらい乳業株式会社(現・連結子会社)の株式を取得し子会社化。
2014年3月1,6974620
2015年3月1,52917−48
2016年3月1,1995734
2017年3月1,2218750
PT.HOKKAN DELTAPACK INDUSTRI(現・連結子会社)を設立。
2018年3月1,1936343
2019年3月1,2887112
2020年3月1,2774520
株式会社日本キャンパックが株式会社真喜食品(現・連結子会社)の株式を取得し子会社化。
2021年3月1,09421−4
2022年3月86315−12
2023年3月9373−20
2024年3月9095127
2025年3月92445524.933
2026年3月90638414.233

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高906億円のうち、営業利益として残るのは38億円4.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は33億円、売上の3.6%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.8%696億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.0%172億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.2%38億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.1pt
4.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.6pt
3.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.3pt
5.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが94億円、投資CFが−119億円で、差し引きのフリーCFは−25億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は101億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月103−66−383715
2014年3月97−977025
2015年3月78−15157−739
2016年3月130−1213922
2017年3月137−10−12512723
2018年3月70−888−1813
2019年3月111−19596−8420
2020年3月143−82−146165
2021年3月40−5632−1684
2022年3月119−36−7283101
2023年3月9341−134134102
2024年3月74−38−1236128
2025年3月125−102−1823133
2026年3月94−119−7−25101

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,386億円。このうち返さなくてよい自己資本が629億円で、自己資本比率は43.5%(業種中央値59.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,34947887133.3
2014年3月1,38249888433.4
2015年3月1,34847087832.0
2016年3月1,32149682534.5
2017年3月1,27151176038.9
2018年3月1,37255182139.1
2019年3月1,56057998134.9
2020年3月1,45055289836.0
2021年3月1,46757289536.7
2022年3月1,42357085337.2
2023年3月1,29254974339.2
2024年3月1,34160973241.8
2025年3月1,32362270143.4
2026年3月1,38662975743.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
101億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
317億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
43億円
在庫として抱えている分
負債合計
757億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
67
/ 100
安定性自己資本比率29 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り87社中4位あたり、逆に低いのは自己資本比率87社中71位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.6%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.2%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
43.5%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-1.9%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.7%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,690で、1年前と比べて+30.4%過去52週の値幅のなかでは74%の位置にある。

¥2,690-2.6%1ヶ月+13.9%1年+30.4%時価総額362億円
過去52週の値幅
安値¥2,131高値¥2,883

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.1倍
PER (会社予想)9.5倍
PBR0.54倍
配当利回り3.72%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価2353円は25日線(2353円)とほぼ同水準だが、75日線(2279円)・200日線(2257円)は上回って推移。52週安値1940円から約21%上昇し、高値2533円からは約7%下落。週足は緩やかな上昇基調だが、7月に入り出来高が減少傾向で方向感に欠ける。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER 8.8倍は同業平均18.1倍を大幅に下回り、PBR 0.48倍も平均1.21倍から割安。配当利回り3.97%は平均2.40%を上回る。ROE 5.6%と収益性は低いが、安定配当と低バリュエーションが魅力。一方、売上高が横ばいで成長性には欠ける。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.1倍49.7倍
PER (予想)9.5倍
PBR0.54倍1.13倍
ROE5.6%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高い市場シェアと安定収益を持つが、成長性には欠ける。強気派はPBR0.48倍の割安感や、高配当利回りに着目し、株主還元の継続を評価する。弱気派は業界の成長鈍化や、原材料高による収益圧迫リスクを指摘する。PERは約9倍と低く、割安株としての魅力と、成熟業界ゆえの魅力消失の狭間で評価が分かれる。

プラスに働く材料7
  • PBR0.48倍の割安

    解散価値に対し半値以下で取引

  • 安定配当利回り約4%

    2026年3月期も33億円の純利益維持想定

  • ライフライン需要で安定

    ガスボンベは生活必需、需要は底堅い

  • PBR0.48倍、株主還元拡大の余地次回株主総会影響

    PBR1倍未満、自社株買いや配当増加でROE改善期待

  • 低PER8.8倍、バリュエーション修正余地不定影響

    PERは業界平均比割安、評価修正の余地あり

  • 高配当利回り3.97%が下支え継続影響

    配当利回りは約4%と高水準、インカム需要で下値堅い

  • 売上高微増、経費削減で利益維持通年影響

    FY25/3売上924億、利益率低下も純利益33億と横ばい

マイナスに働く材料7
  • 成長性の限界

    売上高ほぼ横ばい、新規事業の展望乏しい

  • 原材料高リスク

    鋼材価格上昇が利益率を圧迫する可能性

  • 業績の下方修正リスク

    過去に赤字決算あり、利益変動に注意

  • 営業利益45億→38億、減益基調2026年3月期影響

    営業利益は前年比15.6%減の38億円に低下

  • 売上高924億→906億、減少2026年3月期影響

    売上高は2%減の906億円、需要減退か

  • 金属製品業界の競争激化で採算悪化継続影響

    営業利益率4%台から更に低下のリスク

  • 金利上昇による建設需要減退金融政策次第影響

    建設向け金属製品需要が減速、売上に影響

次の決算で確かめる点
ガスボンベ販売数量
主力製品の需要動向を直接把握
営業利益率
原材料高や価格競争の影響を監視
自己資本比率
財務の健全性を確認(現状不明だが重要)

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり100で、前期から+1.1%いまの株価に対する利回りは3.72%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥100
1株あたり
配当利回り
3.72%
いまの株価に対して
配当性向
64.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3823.5
2018年3月4313.319.1
2019年3月28−35.3
2020年3月4563.648.9
2021年3月32−28.3
2022年3月4539.58.0
2023年3月450.0
2024年3月7873.3108.1
2025年3月9319.284.5
2026年3月941.164.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥100

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ30,623人。区分でいちばん多いのは個人・その他45.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が46.0%を占め、残る54.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他33.337.935.335.640.445.0
金融機関38.239.940.738.937.332.4
事業法人19.415.915.614.613.213.6
外国法人7.94.15.78.27.68.0
自己株式8.06.36.36.35.75.7
証券会社1.22.22.62.61.51.0
外国人個人0.00.00.00.00.10.1
政府・自治体0.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.55
02日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)4.86
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.13
04農林中央金庫2.97
05ホッカンホールディングスグループ取引先持株会2.90
06株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)2.18
07東京海上日動火災保険株式会社1.94
08三菱UFJ信託銀行株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)1.83
09INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)1.68
10福岡パッキング株式会社1.60

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+489%、1株純資産は14期で+635%。直近期のROEは5.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月456677.16.558.1
2014年3月296864.39.856.9
2015年3月−71641
2016年3月506787.66.278.4
2017年3月7981110.56.423.5
2018年3月3504,3978.35.419.1
2019年3月944,4612.120.4
2020年3月1624,2823.79.648.9
2021年3月−304,413
2022年3月−1014,3418.0
2023年3月−1644,138
2024年3月2224,5765.18.4108.1
2025年3月2664,6715.76.384.5
2026年3月2664,9025.68.364.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額307百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
池田孝資取締役社長 代表取締役63
佐藤泰祐取締役 専務執行役員62
多田秀明取締役 専務執行役員64
武田卓也取締役 常務執行役員 総務部・人事部担当61
砂廣俊明取締役 常務執行役員 情報システム部管掌、経理部・経営企画部・海外事業部担当61
藤田晶子取締役63
耕田一英取締役63
渡邉敦子取締役62
関義之50

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)51982322244
社外取締役649498
監査役2363618

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,061字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社および子会社15社、関連会社1社により構成されております。 当社は純粋持株会社として、主にグループ各社の経営管理を行っております。また、グループ各社は容器(金属缶およびプラスチック容器)の製造・販売、各種飲料等の受託充填およびその他の事業活動を行っております。 当社グループの事業に係る位置付けは次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 容器(金属缶およびプラスチック容器)事業 連結子会社の北海製罐㈱において食缶等の各種缶詰用空缶およびプラスチック容器を製造・販売しているほか、昭和製器㈱が食缶と美術缶を北海製罐㈱より受託生産しております。また、東都成型㈱が化粧品、洗剤、薬品等のプラスチック容器を主に製造・販売し、その一部を北海製罐㈱に供給しております。 充填事業 連結子会社の㈱日本キャンパックは、お茶、コーヒー、ジュース、水など飲料の受託充填を行っております。なお、充填に使用するプラスチック容器については、北海製罐㈱等から供給を受けております。また、連結子会社のくじらい乳業㈱は乳製品の受託製造・販売を行っているほか、連結子会社の㈱真喜食品は食品の受託製造・販売を行っております。 海外事業 インドネシアでは、連結子会社のPT.HOKKAN INDONESIAが清涼飲料用容器製造及び受託充填を行っており、PT.HOKKAN DELTAPACK INDUSTRIが飲料用パッケージの製造・販売を行っております。ベトナムでは、NIHON CANPACK(VIETNAM)CO.,LTD.がお茶、コーヒー、ジュースなど飲料の受託充填を行っております。 また、マレーシアでは、持分法適用関連会社のNIHON CANPACK(MALAYSIA)SDN.BHD.が缶飲料の受託充填を行っております。 その他 連結子会社のオーエスマシナリー㈱およびKE・OSマシナリー㈱は、製缶機械、多種多様な専用機械、金型などの製造を行っており、グループ内各社に供給しております。また、連結子会社の㈱ワーク・サービスは、グループ各社の工場内運搬作業等の請負事業を営んでおります。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 [事業系統図] 当社グループの事業系統図および主要な会社名は以下のとおりです。
経営方針・対処すべき課題3,583字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 中期経営計画VENTURE-5 経営理念、ビジョン、サステナビリティ基本方針及び全社戦略について ① 経営理念について 経営理念:開拓者精神をもって、成長のために飽くなき挑戦をし続け、お客様と共に、社会から必要とされる製品を提供していく。 当社グループは、北海道・小樽の地に誕生してから100年に亘り事業を営んで参りましたが、次の100年を始めるにあたり、我々自身の使命をより明確に表した経営理念であるべきとの想いから、刷新を決定致しました。我々自身がどのような存在であったか、そして、この先、どのような存在であるべきか、その想いを込め策定しております。 ② ビジョンについて 1.我々は、お取引先様から、また社会から強く必要とされる存在であるため、常に社会的責任を明確にすると共に、各事業分野において「この点がNo.1」と言い切れる明確な特長を持った製品サービスを開発、提供します。 2.我々の製品、サービスを世界中の人々へ提供できるよう、新たな事業拠点の設立を積極的に進めて参ります。 3.我々は国籍、性別、年齢に関係なく、事業に貢献する人を正当に評価する、フェアな企業集団であり続けます。 経営理念を次の100年を見据えた使命とするならば、ビジョンについては2030年を目途に、当社グループはどのような存在になっているべきなのか、を表したものとして策定致しました。 ③ サステナビリティ基本方針について 経営理念およびビジョンの実現を目指すにあたり、企業としての基本姿勢、行動原則を表したサステナビリティ基本方針を策定致しました。当社グループは、各事業分野において成長を続け、中長期的な企業価値の向上を図るためには、その活動が環境・社会と調和する持続可能なものでなければならないことを深く認識し、これを実践するために、事業活動において直接的・間接的にかかわる様々な社会課題の解決に向けて積極的に取り組むこととしております。 その基本方針としてサステナビリティ基本方針を策定すると共に環境方針、製品安全方針、労働安全衛生・健康方針およびサステナビリティ調達方針を策定し、2050年までにカーボンニュートラルを目指す新たな気候変動対策目標を設定致します。 なお、サステナビリティ基本方針については、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1)ホッカングループのサステナビリティ ①サステナビリティ基本方針」をご参照ください。 ④ 全社戦略について 1.人的資源の最適化 成長の源泉である人的資源を最適化するために、適切な人事制度、教育制度の確立と、価値創出に貢献できる人材確保のための積極的な投資を行います。 2. 国内事業の再編 稼ぐ力=お客様へ高い価値を提供できるか否かを最重要視し、事業の取捨選択に取り組みます。 3.海外事業の拡大 東南アジア諸国を中心とした新興国への事業投資をこれまで以上に加速させ、事業規模、利益の拡大を目指します。 4.新規事業開発 M&Aを積極的に活用し国内、海外問わず、当社グループの知見を活かし得る新たな事業領域へ進出して参ります。 経営理念およびビジョンの実現を目指すにあたり、サステナビリティ基本方針に沿いながら、当社グループが一丸となり、確実に実行していくべき方策として全社戦略を策定しております。 (2) 経営環境及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 ① 経営環境 清涼飲料業界の国内市場は成熟しており、天候などが消費動向に影響を与えるものの、毎年同じ規模で推移しております。インドネシアおよびベトナムの飲料市場は拡大を続けており、今後も継続的な市場の伸びが予想されます。 ② 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、国内事業において顧客ニーズに対し迅速かつ高品質な対応を図るとともに、海外事業ではインドネシアにおける積極的な営業活動を通じて設備投資の早期回収を進め、中期経営計画VENTURE-5の最終年度である2026年度の計画達成を目指してまいります。 中期経営計画VENTURE-5 グループ連結数値計画および連結経営指標等 (単位 : 億円) 年度   2022   2023   2024   2025(当連結会計年度)   2026 実績   実績   実績   計画※   実績   計画※ 売上高   936   909   924   1,010   905   1,050 営業利益又は営業損失(△)   △4   43   45   47   37   61 営業利益率   -   4.8%   4.9%   4.7%   4.2%   5.8% 有利子負債   430   434   431   400   476   360 純資産   548   608   622   590   628   620 DEレシオ   0.9倍   0.8倍   0.7倍   0.7倍   0.8倍   0.6倍 ROE   -   5.1%   5.7%   5.3%   5.6%   6.5% 自己資本比率   39.2%   41.8%   43.4%   39.7%   43.5%   42.3% ※2023年5月 中期経営計画VENTURE-5ローリング時点の計画値 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループはペットボトルその他のプラスチック容器および金属容器の製造やペットボトルへの清涼飲料の充填事業を主力としており、また各工程においてラベル用の印刷塗料等の原油由来原材料や梱包資材を使用しています。このため、中東情勢等に起因する原油・原材料価格の変動や調達環境の不安定化により、業績に影響を受けるリスクがあります。これらに対しましては、安定的な調達の継続に努めるとともに、容器の薄肉化等による使用量の低減やリサイクル材の活用等の技術提案を推進し、あわせて販売価格への適切な反映等により影響の抑制に努めてまいります。 また、株価および資本効率につきましては、2026年3月末時点の当社の株価純資産倍率(PBR)が0.45倍と、依然として1倍を大きく下回る水準にあることから、改善を図る必要があるものと認識しています。改善の施策として、中期経営計画VENTURE-5期間中の配当政策を「連結配当性向35%以上、かつ1株当たり年間配当金45円以上」と定め、積極的な株主還元に取り組んでまいります。 さらに、政策保有株式につきましては、「2027年3月末に連結純資産比率約10%とすることを目指す」方針に基づき縮減を進めています。2024年11月から2026年3月までの期間に8銘柄(うち上場株式7銘柄)の全部または一部を処分(処分価額1,683百万円)いたしましたが、同期間中の市場上昇等の影響もあり、2026年3月末時点の連結純資産比率は17.4%となっています。引き続き、取締役会において保有の意義を検証しつつ、上記方針に則り縮減に向けた検討を行ってまいります。 また、株式の売却等により得られた資金につきましては、成長投資や株主還元、借入金の返済等に充てることにより、さらなる資本効率の向上を図ってまいります。 加えて、2050年までのカーボンニュートラルを見据えた脱炭素社会への貢献、水資源の持続可能な利用、資源循環社会への貢献等の環境課題への対応や、人権、ワークライフバランスへの配慮など、事業活動において直接的・間接的に関わる様々な社会課題の解決にも積極的に取り組んでまいります。 当社は、国内における人口構成比の変動と主要事業の成熟化、環境問題などのグループ全体で取り組まなければならない課題に対応するため、2027年4月1日付で、当社を吸収合併存続会社、北海製罐株式会社および株式会社日本キャンパックの2社を吸収合併消滅会社とする吸収合併を行う予定です。なお、合併契約書は2025年12月に各社の取締役会決議により承認されており、会社法の規定に基づき、当社および当該子会社において株主総会の承認を要しない手続(簡易合併・略式合併)により実施する予定です。 これにより、グループ一体となった経営戦略を推進するとともに、集中的で効率的な経営資源の配分を図る体制を確立し、(1)迅速な意思決定力をさらに高め、(2)成長戦略に合わせた人材の流動化を実行し人的資本を最大化するとともに、(3)効率化によるコストダウンを実施してまいります。
事業等のリスク3,233字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況(以下、「経営成績等」という。)に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループの業績は、今後起こりうる様々な要因によって大きな影響を受ける可能性があります。当社グループでは、当社代表取締役社長を委員長とする「リスク管理委員会」(原則として年2回開催)が当社グループ全体のリスク管理を統括し、「コンプライアンス委員会」(原則として年4回開催)および「サステナビリティ委員会」(原則として年2回開催)との連携により定期的にリスクの識別等を実施し、抽出された個々のリスクについての対応を継続的に実施することによりリスクの極小化に努めております。また、当社グループが多数の事業を展開していることを踏まえ、個々のリスクを把握・管理するためにグループ各社においてリスク管理を遂行しており、各委員会が定期的に報告を受けています。 当社取締役会は、各委員会からの報告の受領等を通じてグループのリスク管理についての監督を行うほか、重要な経営課題については適宜グループ各社から報告を受け、審議しています。 (1) コンプライアンス 当社グループは、国内外において、法規制や政府の許認可など様々な公的規制の適用を受けて事業を行っており、これらの公的規制に違反した場合、監督官庁による処分、訴訟の提起、さらには事業活動の停止に至るリスクや企業ブランド価値の毀損、社会的信用の失墜等のリスクがあります。 当社グループでは、「コンプライアンス委員会」を設置し、法令遵守のみならず、役員・従業員が共有すべき倫理観、遵守すべき倫理規範等を「ホッカンホールディングス役職員行動規範」として制定し、当社グループにおける行動指針の遵守並びに法令違反等の予防に努めておりますが、国内外において、公的規制の新設・強化や想定外の適用、解釈の誤り等により、結果として当社グループが公的規制に抵触することになった場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 気候変動 当社グループは、気候変動に伴うリスクや機会は事業戦略に大きな影響を及ぼすものと認識しており、2021年に「環境方針」を新たに策定し、新たな目標として2050年までの「カーボンニュートラル」を設定しました。また、この取り組みを積極的に推進するため「サステナビリティ委員会」を設置し、2022年2月には「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD:Task Force on Climate-related Financial Disclosures)」の提言に賛同し、この枠組みに基づき重要なリスク及び機会を特定・開示しております。 この結果、重要な機会として平均気温の上昇による環境配慮製品の需要が挙げられる一方、自然災害の急激な増加による物理リスク、カーボンプライシングの導入による移行リスクなどが喫緊の課題として確認されており、これらに対応した事業継続計画の策定及び強化、政策・法規制のモニタリングおよび再生可能エネルギーの促進などの取り組みを進めてまいりますが、予期せぬ、または予測を超えた気候変動リスクが顕在化した場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 自然災害・感染症 当社グループは、地震、台風等の自然災害及びウイルス等の感染症の流行による操業停止をせざるを得ないような事態の発生に備え、リスク分散を実施し従業員の安全確保、災害及び感染症の未然防止等を実施しております。しかしながら、予想を超える規模の被災により建物や設備の倒壊・破損や感染症等による生産の中断等が生じた場合、お客様への製品供給が遅れること等により、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 海外事業 当社グループは、東南アジアにおいて事業展開を行っており、海外における緊急事態の発生に備え、海外危機管理マニュアルを制定しておりますが、海外におけるテロの発生、政情の悪化、経済状況の変動、為替の変動及び予期しえない法律・規制・不利な影響を及ぼす租税制度の変更等があった場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 資材購入価格・物流コスト・エネルギーコスト 当社グループは、原油を原料としたペット樹脂や鋼材などの購入資材及び輸送・保管に伴う物流費並びにエネルギー費が、コストとして大きな比重を占めております。資源循環社会、脱炭素社会への貢献の観点から継続的に容器の軽量化や再生可能エネルギーの促進など資源使用量の削減に取り組む一方で、資材購入価格及び物流費並びにエネルギー費が上昇した場合、製品価格への転嫁に努めておりますが、転嫁することが出来なければ収益性は大きく低下し、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 市場環境 当社グループの主要な事業であります容器事業において、競合他社との価格競争及びお取引先様の内製化拡大が続いております。環境負荷低減及び利便性機能等を付与した新製品の研究開発を継続的に行ったとしても、予想を超える規模の既存製品の価格競争及びお客様の内製化拡大が実施された場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 人材確保 当社グループの事業は専門性を有した技術者により支えられており、少子高齢化に伴う労働人口の減少による採用者の減少に備え、また成長の源泉である人的資源を最適化するために適切な人事制度、教育制度の確立と、価値創出に貢献できる人材確保のための積極的な投資を行っておりますが、結果として人材の確保・定着が困難となった場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 取引先の信用リスク 当社グループは、取引先の信用状況を毎期見直す体制としておりますが、予期しえない財務状況の悪化により債権の回収に支障をきたす場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 製品の欠陥 当社グループは、様々な社会的課題や消費者課題と向き合い、顧客満足度が高く社会的に有用で安全な製品・サービスを開発し安定的に供給することにより、社会から信頼される企業を目指しており、世界的に認められている品質管理基準に従って各種の製品を製造しております。しかし、すべての製品について欠陥が無く、将来的にクレームが発生しないという保証はありません。また、製造物責任賠償については保険に加入しておりますが、この保険が最終的に負担する賠償額を十分にカバー出来るという保証はありません。大規模なクレームや製造物責任賠償につながるような製品の欠陥は、多額のコスト負担をもたらすのはもちろんのこと当社グループの評価に重大な影響を与え、それにより収益が低下し、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 情報セキュリティ 当社グループは、コンピューターウイルス対策や情報管理の徹底を進めております。しかしサイバー攻撃、不正アクセス及びコンピューターウイルスの侵入等により、これらの情報が流出した場合並びに重要データの破壊、改ざん及びシステム停止等が生じた場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 減損会計 当社グループは、保有する固定資産について今後の業績動向や時価の下落等により収益性の低下等が認められた場合、減損損失を認識することとなり、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,405字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は49,433百万円(前連結会計年度末は51,675百万円)となり2,241百万円の減少となりました。これは棚卸資産の増加(10,360百万円から10,927百万円へ566百万円の増)及び流動資産の「その他」に含まれております前渡金が増加(154百万円から510百万円へ356百万円の増)したものの、現金及び預金が減少(13,374百万円から10,115百万円へ3,258百万円の減)したことが主な要因であります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は89,193百万円(前連結会計年度末は80,648百万円)となり8,545百万円の増加となりました。これはのれんが減少(1,273百万円から896百万円へ376百万円の減)したものの、有形固定資産の増加(59,290百万円から66,632百万円へ7,342百万円の増)、投資有価証券の増加(11,920百万円から12,719百万円へ798百万円の増)及び退職給付に係る資産が増加(1,163百万円から1,769百万円へ606百万円の増)したことが主な要因であります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は35,440百万円(前連結会計年度末は33,772百万円)となり1,668百万円の増加となりました。これは支払手形及び買掛金の減少(14,858百万円から14,550百万円へ307百万円の減)及び流動負債の「その他」に含まれております未払費用が減少(1,389百万円から1,147百万円へ241百万円の減)したものの、短期借入金の増加(11,110百万円から12,579百万円へ1,468百万円の増)及び未払法人税等が増加(410百万円から1,079百万円へ668百万円の増)したことが主な要因であります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は40,300百万円(前連結会計年度末は36,325百万円)となり3,975百万円の増加となりました。これはリース債務が減少(1,167百万円から1,049百万円へ117百万円の減)したものの、長期借入金の増加(25,482百万円から28,701百万円へ3,219百万円の増)及び繰延税金負債が増加(822百万円から1,699百万円へ876百万円の増)したことが主な要因であります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は62,885百万円(前連結会計年度末は62,225百万円)となり659百万円の増加となりました。これは非支配株主持分の減少(4,736百万円から2,523百万円へ2,212百万円の減)、配当金の支払1,270百万円及び資本剰余金が減少(11,145百万円から10,007百万円へ1,137百万円の減)したものの、親会社株主に帰属する当期純利益3,278百万円の計上、その他有価証券評価差額金の増加(5,032百万円から5,796百万円へ764百万円の増)、為替換算調整勘定の増加(1,257百万円から1,911百万円へ653百万円の増)及び退職給付に係る調整累計額が増加(1,031百万円から1,607百万円へ576百万円の増)したことが主な要因であります。 ② 経営成績の状況 当連結会計年度における売上高は90,557百万円(前年度比2.0%減)となりました。 利益面におきましては、営業利益は3,758百万円(前年度比16.5%減)、経常利益は4,119百万円(前年度比20.7%減)となりました。また、投資有価証券売却益の計上等がありましたため、親会社株主に帰属する当期純利益は3,278百万円(前年度比0.5%増)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローにつきましては、営業活動によるキャッシュ・フローで9,394百万円の増加(前年度は12,509百万円の増加)、投資活動によるキャッシュ・フローで11,883百万円の減少(前年度は10,158百万円の減少)、財務活動によるキャッシュ・フローで697百万円の減少(前年度は1,760百万円の減少)がありました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益4,495百万円(前年度は4,548百万円)、減価償却費6,318百万円(前年度は6,178百万円)、法人税等の支払額718百万円(前年度は672百万円)、利息の支払額625百万円(前年度は434百万円)が主な増減要因であります。 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出12,470百万円(前年度は10,313百万円)が主な増減要因であります。 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期及び短期借入金の返済による支出15,558百万円(前年度は15,819百万円)、長期及び短期借入れによる収入20,009百万円(前年度は16,261百万円)、リース債務の返済による支出433百万円(前年度は1,290百万円)、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出3,445百万円(前年度は5百万円)、提出会社による配当金の支払額1,270百万円(前年度は986百万円)が主な増減要因であります。 この結果、現金及び現金同等物は、3,156百万円減少し、当連結会計年度末は10,115百万円となりました。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメント名称   金額(百万円)   前期比(%) 容器事業   30,169   1.6 充填事業   39,028   0.8 海外事業   17,517   △17.7 報告セグメント計   86,715   △3.3 その他   2,125   △31.2 合計   88,840   △4.3 (注) 1.金額は、販売価格であります。 2.「その他」の金額には、工場内運搬作業等の請負事業は生産活動を行っていないため含まれておりません。 b. 受注実績 当社グループにおける各事業はいずれのセグメントにおいても受注に基づく生産、販売が大部分を占めており、かつ受注から販売までの期間が短期間で受注残高の増減が僅少であることから、販売実績を受注実績とみなして差し支えありません。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 容器事業   31,738   1.2 充填事業   39,780   0.9 海外事業   15,378   △14.5 報告セグメント計   86,896   △2.1 その他   3,660   0.6 合計   90,557   △2.0 (注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) ㈱伊藤園   22,861   24.7   24,763   27.3 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ 財政状態の分析 (容器事業) 当連結会計年度末におけるセグメント資産の残高は36,406百万円(前連結会計年度末は35,196百万円)となり1,209百万円の増加となりました。これは売上債権の減少、減価償却費の計上983百万円及び減損損失の計上4百万円がありましたものの、北海製罐株式会社におけるプラスチック製品製造設備の新設等の設備投資2,348百万円が主な要因であります。 (充填事業) 当連結会計年度末におけるセグメント資産の残高は50,982百万円(前連結会計年度末は50,279百万円)となり703百万円の増加となりました。これは減価償却費の計上3,363百万円がありましたものの、株式会社日本キャンパックにおける倉庫建設等の設備投資3,042百万円及び棚卸資産の増加が主な要因であります。 (海外事業) 当連結会計年度末におけるセグメント資産の残高は31,116百万円(前連結会計年度末は26,594百万円)となり4,522百万円の増加となりました。これは現金及び預金の減少及び減価償却費の計上1,609百万円がありましたものの、PT.HOKKAN INDONESIAにおける生産ライン増設及びPT.HOKKAN DELTAPACK INDUSTRIにおける飲料用パッケージ製造設備の取得等の設備投資6,931百万円が主な要因であります。 (その他) 当連結会計年度末におけるセグメント資産の残高は4,674百万円(前連結会計年度末は4,124百万円)となり549百万円の増加となりました。これは減価償却費の計上152百万円がありましたものの、株式会社ワーク・サービスにおける車両運搬具の更新等の設備投資151百万円及び売上債権の増加が主な要因であります。 ロ 経営成績の分析 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続く一方で、物価の上昇が家計の実質購買力や消費者マインドに与える影響が続き、景気は緩やかな回復基調を維持しつつも力強さを欠く展開となりました。また、海外景気の減速懸念や中東情勢をはじめとする地政学的リスク、為替動向等を背景に、先行き不透明な状況が継続しました。 当社グループが事業展開している海外地域の経済は、インドネシアでは、物価動向や金利環境等を背景に家計の節約志向が強まり、消費財の需要が冷え込む状況が続きました。またベトナムでは、輸出が経済をけん引するほか観光需要の回復や内需の持ち直し等を背景に、消費市場は活況を呈しました。 このような状況の下、当社グループは中期経営計画VENTURE-5に基づき中長期的な事業構造改革に取り組み、 積極的な設備投資を推進してまいりましたものの、主に海外事業での受注減少等により、当連結会計年度における当社グループ連結業績は、売上高は90,557百万円(前年度比2.0%減)、営業利益は3,758百万円(前年度比16.5%減)、経常利益は4,119百万円(前年度比20.7%減)となりました。一方、政策保有株式の縮減方針(2024年11月公表)に基づき保有株式を売却し、583百万円の投資有価証券売却益を計上したこと等により、親会社株主に帰属する当期純利益は3,278百万円(前年度比0.5%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次の通りであります。 [容器事業] (メタル缶) エアゾール用空缶につきましては、主力の殺虫剤関連製品が大きく減少し、家庭用エアコン洗浄剤、ホビー用塗料や自動車・工業製品等も低調に推移したことにより、前年を下回る結果となりました。 粉ミルク用空缶につきましては、インバウンド需要が減少した影響を受けましたが、価格改定が奏功し、前年並みの結果となりました。 食品缶詰用空缶につきましては、主力の水産缶詰は水産資源の減少を受けて低調に推移し、農産缶詰が減少しましたが、価格改定の影響により前年を上回る結果となりました。 美術缶につきましては、業務用スパイス缶は外食産業の需要回復を受けて堅調に推移しましたものの、ギフト需要の低迷を受けて海苔缶や菓子缶が減少した影響等により、前年を下回る結果となりました。 (プラスチック容器) 飲料用ペットボトルにつきましては、ホット製品向けボトルの販売が好調に推移しましたものの、プライベートブランドを取り扱うお客様におけるボトルの内製化等の影響を受けて、前年を下回りました。 プリフォームにつきましては、酷暑によるコンビニエンスストアの来店客数減少やプライベートブランドの拡大等の影響が重なり、受注は低調に推移しましたが、大型ペットボトル用プリフォームの新規受注やメカニカルリサイクル材使用製品の増加等により、前年を上回りました。 これらの結果、プリフォームを含む飲料用ペットボトル全体としては、前年比で横ばいの結果となりました。 食品用ペットボトルにつきましては、つゆ製品向けスクイーズボトルや醤油製品向けPET素材の二重構造バリアボトルの大容量容器が好調に推移したこと等により、前年を上回る結果となりました。 その他のプラスチック製容器包装につきましては、一般成形品では化粧品向けの販売が減少しましたが、農薬・園芸用品向けやヘルスケア向けの販売が増加し、また生活雑貨分野での新規取引を開始したことにより、前年を上回る結果となりました。バッグインボックスにつきましては、カウンターコーヒー向けの販売が堅調に推移し、価格改定の効果も加わったため、前年を上回る結果となりました。 以上の結果、容器事業全体の売上高は31,738百万円(前年度比1.2%増)となり、営業利益は1,678百万円(前年度比53.7%増)となりました。 [充填事業] (缶製品) 缶製品につきましては、通常缶では、一部のお客様の販売拡大に伴い受注が増加したこと等により、前年を上回る結果となりました。リシール缶(ボトル缶)でも、一部のお客様の購買体制変更を受けて受注が増加したこと等により、前年を上回る結果となりました。 (ペットボトル製品) ペットボトル製品につきましては、大型ペットボトルでは1リットル製品が好調に推移し、2リットル製品も受注が回復しましたものの、水製品の受注が落ち込み、また小型ペットボトルでは生産ロットの細分化や製品の増量傾向に伴って生産数量が減少したこと等により、ペットボトル製品全体では、前年を下回る結果となりました。 以上の結果、乳製品受託製造および食品の受託製造を含めた充填事業全体の売上高は39,780百万円(前年度比0.9%増)となり、営業利益は3,816百万円(前年度比8.3%増)となりました。 [海外事業] ホッカン・デルタパック・インダストリ社では、新規設備投資と営業活動の強化によりプリフォームの受注が増加しましたものの、主力製品であるカップの市場が鈍化した影響を受け、前年を下回る結果となりました。また、ホッカン・インドネシア社では、一部お客様の販売戦略の変更による受注減少等により、前年を下回る結果となりました。 日本キャンパック・ベトナム社では、積極的な営業が奏功し、またエナジードリンクの受注が増加したこと等により、前年を上回る結果となりました。 以上の結果、海外事業全体の売上高は15,378百万円(前年度比14.5%減)となり、営業利益は25百万円(前年度比98.0%減)となりました。 [その他] 機械製作事業は、オーエスマシナリー株式会社において金型の受注が減少しましたが、KE・OSマシナリー株式会社において冷熱設備の受注が増加したこと等により、前年を上回る結果となりました。 以上の結果、工場内運搬作業等受託を含めたその他売上高は3,660百万円(前年度比0.6%増)となりましたものの、営業利益は362百万円(前年度比44.7%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 イ キャッシュ・フローの分析 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に含めて記載しております。 ロ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、当社グループの主要な資金需要は、製品製造のための材料費、労務費、経費、販売費及び一般管理費等の営業費用及び設備投資等であります。これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入等による資金調達にて対応していくこととしております。 運転資金につきましては、当社及び国内連結子会社においてCMS(キャッシュ・マネジメント・サービス)を導入しており、各社における余剰資金を当社へ集中し、一元管理を行うことで、資金効率の向上を図っております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 また、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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