概要
ニデック(旧日本電産)は、モーター製造で世界トップクラスの企業である。1973年に京都市で創業し、HDD用スピンドルモータで世界シェアを確立。現在は車載、家電、産業用モータ、工作機械、電子光学部品など多岐にわたる製品を手掛ける。2025年3月期の連結売上高は2兆6078億円、営業利益率9.1%を記録し、従業員数は約10万4千人に上る。
六つの報告セグメントが示す事業の広がり
当社グループは、精密小型モータ(SPMS)、車載機器(AMEC)、家電・商業・産業用モータ(MOEN)、家電・商業用モータ(ACIM)、工作機械・産業機械、グループ会社事業の6セグメントで構成される。SPMSはHDD用モータを中心に世界トップシェアを有し、AMECは自動車の電動化に対応するモータやアクチュエータを供給する。MOENはエアコンや掃除機などの家電から産業機械まで幅広いモータをカバーし、ACIMはブラジル市場向けに白物家電用モータを現地生産する。機械事業ではCNC平面研削盤やトランスファープレスを手掛け、グループ会社事業は車載、家電、電子光学部品等を幅広く展開する。
全世界に広がる生産・販売ネットワーク
創業後まもなく米国に進出し、現在ではタイ、中国、台湾、シンガポール、フィリピン、ベトナム、韓国、インド、カンボジア、マレーシアなどアジア全域に生産拠点を持つ。欧州ではドイツ、フランス、イタリア、ポーランドに、北中米では米国、ブラジルに拠点を置く。連結子会社は342社に達し、各地域の需要に応じた地産地消を基本とする。2025年4月にはニデックモビリティとニデックエレシスを統合し、グローバルな横串機能の強化を図っている。
過去最高を更新した収益の推移
当社の売上高は2013年3月期の7093億円から拡大を続け、2025年3月期には2兆6078億円と過去最高を更新した。営業利益は同期間で1619億円から2381億円へ増加し、営業利益率は6.9%から9.1%に改善した。当期利益も1245億円から1644億円へ拡大。この成長は、HDD用モータの需要回復、AIデータセンター向け水冷モジュールの販売増、エネルギー関連の大型モータ需要拡大などが牽引した。2027年度を目標に売上高2.9兆円、営業利益率12%を掲げる新中期経営計画を策定している。
グループ会社事業が支える製品多様性
グループ会社事業セグメントには、ニデックモビリティ(車載モータ・アクチュエータ)、ニデックインスツルメンツ(精密モータ・スキャナ)、ニデックパワートレインシステムズ(パワートレイン)、ニデックアドバンステクノロジー(冷却モジュール)、ニデックコンポーネンツ(光学部品)などが含まれる。これらの子会社は、車載から家電、産業、電子光学に至るまで幅広い製品を製造し、グループ全体の総合力を高めている。特に2025年4月にはニデックモビリティとニデックエレシスを統合し、電子・電源制御領域の競争力強化を図った。
業界の中での役割はあらゆる産業向けモータと駆動システム、工作機械のグローバルサプライヤーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01HDD・ストレージ用モータ(SPMS)主力
HDD用モータを中心とする精密小型モータの製造販売。世界トップシェアを有し、データセンター・PC・家電等のストレージ機器に不可欠な部品を供給。
- HDD用モータ世界シェア首位
- ハードディスクドライブの回転駆動用スピンドルモータ。高精度・低振動・低消費電力を実現。HDDの記録密度向上に貢献。
02車載機器(AMEC)主力
自動車向けモータ・アクチュエータ・パワートレインシステムの製造販売。電動パワステ・EV駆動モータ・ブレーキ用・エンジン補機等、パワートレインの電動化・自動運転化に対応した製品を供給。
- 車載モータ
- 電動パワーステアリング用モータ、EV駆動用モータ、ABS・ブレーキ用モータ、エンジン冷却ファンモータなど。自動車の電動化・省燃費化に貢献。
- 車載アクチュエータ
- ドアロック、シートリクライニング、バルブ駆動などに用いる小型アクチュエータ。快適性・安全性を向上。
03家電・商業・産業用モータ(MOEN)準主力
家電(エアコン・掃除機等)・商業設備(ATM・自動販売機等)・産業機械(コンベヤ・ポンプ等)向けモータを製造販売。欧州子会社を通じて汎用モータやドライブシステムも提供。
- 家電用モータ
- エアコン室外機ファンモータ、掃除機用吸引モータ、洗濯機用DDモータ。省エネ・静音・コンパクト化に貢献。
- 商業・産業用モータ
- ATM用紙送りモータ、自動販売機用コンプレッサモータ、工作機械スピンドルモータ、ロボット関節モータ。多様な用途に対応する高効率モータ。
- ドライブシステム
- モータを制御するインバータ、サーボアンプ。Nidec Control Techniques社製で、高機能なモータ制御を実現。
04家電・商業用モータ(ACIM)準主力
主にブラジル市場向けに家電・商業用モータ(洗濯機・冷蔵庫・空調用等)を製造販売。南米の白物家電市場向けに現地生産で供給。
- 家電用モータ(ACIM)
- 洗濯機、冷蔵庫、空調機など白物家電に組み込まれるACモータ、DCブラシレスモータ。ブラジル現地生産でコスト競争力を確保。
05電子・光学部品・各種機器(グループ会社事業)準主力
子会社群が車載、家電・産業用モータ、機器装置、電子・光学部品を幅広く製造販売。具体的には、車載用モータ・アクチュエータ(ニデックモビリティ)、精密モータ・スキャナ等(ニデックインスツルメンツ)、パワートレインシステム(ニデックパワートレインシステムズ)、冷却モジュール(ニデックアドバンステクノロジー)、光学部品(ニデックコンポーネンツ)など。
- 電子・光学部品
- レンズ、撮像ユニット、レーザー走査光学系。プロジェクター、複合機、ドキュメントスキャナの光学エンジン向け。
06工作機械・産業機械副次
工作機械(CNC平面研削盤、門型マシニングセンタ等)と産業機械(プレス・専用機)の製造販売。ニデックマシンツール・ニデックミンスターが手掛ける。自動車・航空機・金型等の精密加工に使用。
- 工作機械
- CNC平面研削盤、門型マシニングセンタ、複合加工機。金属・複合材料の高精度加工に使用。
- 産業機械
- トランスファープレス、サーボプレス、組立専用機。自動車ボディパネル・部品の量産ラインに導入。
製品と技術
HDD用スピンドルモータ:精密小型モータの頂点
HDD用モータは、ニデックの創業以来の基幹製品である。ハードディスクドライブの回転駆動用スピンドルモータとして、高精度・低振動・低消費電力を実現。データセンター・PC・家電等のストレージ機器に不可欠な部品であり、世界トップシェアを有する。2024年度にはデータセンター向けのニアラインHDD需要が増加し、SPMSセグメントの売上を押し上げた。また、同セグメントではAIサーバ向け水冷モジュールを新分野として開拓し、精密加工技術とコスト競争力を活かした成長を目指している。
車載用モータとEVパワートレイン
車載セグメントでは、電動パワーステアリング用モータで世界No.1シェアを誇る。ブレーキ用モータ、EV駆動用モータ、電動オイルポンプなど、自動車の電動化・省燃費化に貢献する製品を幅広く供給する。欧州ではStellantisグループとの合弁会社ニデックPSAイーモーターズが2024年度にE-Axleの量産を開始。中国EV市場では激しい価格競争に対応するため、開発・調達の現地化や次世代E-Axleの開発を進めている。2025年4月にはニデックモビリティとニデックエレシスを統合し、電子・電源制御領域の競争力を高めた。
産業用モータとエネルギー関連ソリューション
家電・商業・産業用セグメントでは、エアコンや掃除機向けモータから、工場のコンベヤやポンプを駆動する大型産業用モータまでを手掛ける。近年はデータセンターの非常用電源向け発電機やバッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)などエネルギー分野の需要が拡大。インド・フランス・北中米で生産能力増強投資を実施している。また、Nidec Control Techniques社製のインバータやサーボアンプといったドライブシステムも提供し、モータ制御のトータルソリューションを強みとする。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気機器のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 世界シェア首位HDD用モータ世界シェア約85%HDD・ストレージ用モータ(SPMS)
有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
モーターで世界シェア首位、精密制御に強み
ニデックはモーターで世界シェア首位。同業のイビデンは電子部品、日清紡ホールディングスはモーターも手がけるが、ニデックは小型・精密モーターで圧倒的。売上高は2兆円を超え、自動車、家電、産業機器など幅広い分野に供給。EV向け駆動モーターやHDD用スピンドルモーターで高い競争力。近年はロボットやドローン向けも拡大。営業利益率は9%程度と改善傾向。課題は、需要変動の大きい市場への対応と、競争激化による価格圧力。
強み
- 小型・精密モーターで世界シェアNo.1。
- 自動車、家電、産業機器など多様な需要を取り込む。
- 高効率・高性能モーターの開発で競争優位性。
課題
- 市場サイクルにより売上が左右されやすい。
- 新興国メーカーとの価格競争が激化。
- EVシフトの進展に合わせた技術革新が必要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
工作機械・FAの時価総額近傍。太字がニデック
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6752パナソニック ホールディングス | 10.5兆円 | 52.9倍 |
| 2 | 6301小松製作所 | 6.9兆円 | 17.9倍 |
| 3 | 6954ファナック | 5.6兆円 | 32.1倍 |
| 4 | 6971京セラ | 5.3兆円 | 34.2倍 |
| 5 | 6273SMC | 4.2兆円 | 25.2倍 |
| 6 | 6594ニデック | 3.0兆円 | 23.6倍 |
| 7 | 7013IHI | 2.8兆円 | 17.1倍 |
| 8 | 6504富士電機 | 1.9兆円 | 19.5倍 |
| 9 | 5334日本特殊陶業 | 1.6兆円 | 14.0倍 |
| 10 | 6645オムロン | 1.3兆円 | 35.9倍 |
| 11 | 6448ブラザー工業 | 1.3兆円 | 19.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(工作機械・FA)に従っています。
会社の歴史
沿革 45件
精密モータの開発から始まった1973年の創業
1973年7月、京都市西京区に日本電産株式会社(現ニデック)が設立された。当時は精密小型モータの開発・製造を主業務とし、1975年には京都府亀岡市に亀岡工場を開設した。初期の主力製品はHDD用スピンドルモータであり、高い技術力で世界シェアを獲得していく基礎を築いた。1984年には滋賀工場(現滋賀技術開発センター)を開設し、生産能力を拡大した。
株式上場とアジア生産拠点の拡充
1988年11月、京都証券取引所と大阪証券取引所の市場第二部に株式を上場。翌1989年にはシンガポールに、1990年にはタイに現地法人を設立し、アジアでの生産体制を整え始めた。1992年には中国大連に進出、同年台湾にも拠点を設置。1993年にはドイツに欧州法人を設立し、グローバル展開の基盤を固めた。1998年には東京証券取引所市場第一部に指定され、上場市場を拡大した。
M&Aによる事業多角化の推進(1997年〜2000年代)
1997年、トーソク(現ニデックパワートレインシステムズ)に資本参加し、自動車部品事業に参入。同年リードエレクトロニクス(現ニデックアドバンステクノロジー)にも出資した。1998年にはコパル(現ニデックプレシジョン)とコパル電子(現ニデックコンポーネンツ)を傘下に収め、電子光学部品分野を強化。2000年には安川電機の子会社ワイ・イー・ドライブに資本参加し、モータ技術の幅を広げた。2003年には三協精機製作所(現ニデックインスツルメンツ)に資本参加し、精密機器事業を拡大した。
欧米大手モータ事業の買収と統合
2006年12月、フランスValeoのモータ&アクチュエータ事業を買収し、欧州での車載モータ事業を本格化。2010年にはイタリアのAppliances Components Companiesの家電モータ事業と、米国Emerson Electricのモータ・コントロール事業を相次いで買収し、家電・産業用モータのグローバルシェアを拡大した。2012年にはイタリアAnsaldo Sistemi Industrialiを買収し、大型モータやドライブシステムのラインアップを強化した。これらの買収により、モータの種類と地域網を飛躍的に拡大した。
新興国への展開と工作機械事業の強化
2010年にはインドに現地法人を設立し、成長市場への足がかりを得た。2011年にはマレーシア、2012年にはカンボジアに生産拠点を設立し、アジアでの低コスト生産体制を拡充した。工作機械事業では、1995年に関連会社に資本参加した共立マシナリを皮切りに、2012年に米国のプレスの名門ミンスターマシンを買収し、ニデックミンスターとして事業を統合。2012年のアンサルド買収により産業用大型モータも強化し、多角化を一段と進めた。
新経営体制と収益構造転換への挑戦
2025年3月期、岸田光哉社長のもとで新経営体制がスタート。売上高・営業利益・当期利益で過去最高を達成した。しかし、中国EV市場の激しい価格競争やグループ内のコスト課題に対応するため、2027年度をターゲットとする新中期経営計画「Conversion2027」を策定。不採算事業の見直し、拠点統廃合、人員削減による高収益構造への転換、5本柱の事業領域への集中、真のグローバル体制の構築を掲げる。具体的な数値目標として、2027年度に売上高2.9兆円、営業利益3500億円(利益率12%)、ROIC12%を設定した。
年表45件を開く
1970年代
- 1973年7月京都市西京区に日本電産㈱(現 ニデック㈱)を設立
- 1975年2月京都府亀岡市に亀岡工場(1993年12月に閉鎖)を開設
- 1976年4月米国セントポール市に米国日本電産㈱(現 ニデックアメリカ㈱)を設立
1980年代
- 1984年2月米国トリントン市にニデック・トリンコーポレーション(現 ニデックアメリカ㈱)を設立
- 1984年10月滋賀県愛知郡愛知川町(現 愛荘町)に滋賀工場(現 滋賀技術開発センター)を開設
- 1988年11月上場京都証券取引所並びに大阪証券取引所市場第二部に株式を上場
- 1989年3月シンガポール日本電産㈱(現 ニデックシンガポール㈱)を設立
1990年代
- 1990年8月タイ日本電産㈱(現 ニデックエレクトロニクスタイランド㈱)を設立
- 1992年2月創業中国に日本電産(大連)有限公司(現 ニデックモータ(大連)有限公司)を設立
- 1992年10月創業台湾日電産股份有限公司(現 ニデック台湾股份有限公司)を設立
- 1993年4月創業ドイツに欧州日本電産(現 ニデックモーターズ アンド アクチュエーターズドイツ㈲)を設立
- 1993年10月創業日本電産(香港)有限公司(現 ニデックモータ(香港)有限公司)を設立
- 1995年2月共立マシナリ㈱(現 ニデックマシナリー㈱)に資本参加
- 1995年12月フィリピン日本電産㈱(現 ニデックフィリピン㈱)を設立
- 1997年3月トーソク㈱(現 ニデックパワートレインシステムズ㈱)に資本参加
- 1997年4月㈱リードエレクトロニクス(現 ニデックアドバンステクノロジー㈱)に資本参加
- 1997年5月京利工業㈱に資本参加
- 1998年2月㈱コパル(現 ニデックプレシジョン㈱)並びにコパル電子㈱(現 ニデックコンポーネンツ㈱)に資本参加
- 1998年9月上場東京証券取引所市場第一部上場、大阪証券取引所市場第一部に指定
- 1998年10月㈱芝浦製作所(現 芝浦メカトロニクス㈱)、㈱東芝との3社共同出資で芝浦電産㈱(現 ニデックテクノモータ㈱)を設立
- 1999年4月創業中国に日本電産芝浦(浙江)有限公司(現 ニデックテクノモータ(浙江)有限公司)を設立
- 1999年12月韓国日本電産㈱(現 ニデック韓国㈱)を設立
2000年代
- 2000年3月㈱安川電機の子会社、㈱ワイ・イー・ドライブ(現 ニデックテクノモータ㈱)に資本参加
- 2001年9月上場ニューヨーク証券取引所へ上場(2016年5月まで)
- 2002年4月創業中国に日本電産(浙江)有限公司(現 ニデックモータ(浙江)有限公司)を設立
- 2002年6月創業中国に日本電産(東莞)有限公司(現 ニデックモータ(東莞)有限公司)を設立
- 2003年4月創業中国に日本電産(上海)国際貿易有限公司(現 ニデック(上海)国際貿易有限公司)を設立
- 2003年5月京都市南区に本社事務所を移転し、中央開発技術研究所を開設
- 2003年10月㈱三協精機製作所(現 ニデックインスツルメンツ㈱)に資本参加
- 2005年10月創業ベトナム日本電産会社(現 ニデックベトナム会社)を設立
- 2006年2月創業中国に日本電産自動車モータ(浙江)有限公司(現 ニデック自動車モータ(浙江)有限公司)を設立
- 2006年12月M&Aフランス・Valeo S.A.のモータ&アクチュエータ事業を買収し、Nidec Motors & Actuators(現 ニデックモーターズ アンド アクチュエーターズ㈱)を設立
- 2007年2月M&Aシンガポール・Brilliant Manufacturing Ltd.(現 ニデックコンポーネントテクノロジー㈱)を買収
- 2007年4月日本サーボ㈱(現 ニデックアドバンスドモータ㈱)に資本参加
2010年代
- 2010年1月創業イタリア・Appliances Components Companies S.p.A.の家電モータ事業を買収し、日本電産ソーレモータ㈲を設立
- 2010年2月M&Aタイ・SC WADO Co., Ltd.(現 ニデックダイキャスティング(タイランド)㈱)を買収
- 2010年9月M&A米国・Emerson Electric Co.のモータ・コントロール事業を買収し、日本電産モータ㈱(現 ニデックモータ㈱)を設立
- 2010年10月創業中国に日本電産(韶関)有限公司(現 ニデックモータ(韶関)有限公司)を設立
- 2010年12月インド日本電産㈱(現 ニデックインド㈱)を設立
- 2011年7月三洋電機㈱の子会社、三洋精密㈱に資本参加
- 2011年12月創業マレーシアに Nidec Precision Malaysia Sdn. Bhd. を設立
- 2012年3月カンボジアに SC Wado Component(Cambodia)Co., Ltd.(現 ニデックダイキャスティング(カンボジア)㈱)を設立
- 2012年4月M&A日本電産シンポ㈱(現 ニデックドライブテクノロジー㈱)が、米国・The Minster Machine Company(現 ニデックミンスター㈱)を買収
- 2012年5月M&Aイタリア・Ansaldo Sistemi Industriali S.p.A.(現 ニデックASI㈱)を買収
- 2012年6月日本電産中央モーター基礎技術研究所(現 ニデック新川崎テクノロジーセンター)を開設
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 連結売上高2027年度まで2.9兆円
- 営業利益2027年度まで3,500億円
- 営業利益率2027年度まで12%
- ROIC(投下資本利益率)2027年度まで12%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
高収益構造への転換
不採算・ノンコア事業の見直し、材料費削減、品質向上により変動費を改善。拠点統廃合やプロセス改革で固定費削減と人員削減を断行。一方、システム・DX投資などに売上高の1%を戦略投資として確保し、高収益構造を確立する。
- 02
事業5本柱への転換
AI社会、サステナブルインフラ・エネルギー、産業生産効率化、Better Life、モビリティイノベーションの5領域に注力。既存事業の枠を超えたシナジーを追求し、地産地消と顧客目線のワン・ニデック活動へリソースを結集する。
- 03
真のグローバル体制への転換
CxO強化と執行役員スリム化でスピーディーな経営を実現。フェロー(高度技術者)と理事(次世代役員候補)を新設し、グローバルでリーンな体制を構築する。
- 04
M&Aによる成長
被買収企業と既存技術の掛け合わせで企業価値を最大化。工作機械事業では積極的なM&Aで製品ラインアップ拡充と海外シェア強化を進め、グローバルNo.1総合工作機械メーカーを目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 9期分
グループ全体で104,285人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は760万円で、8期前と比べて+15.1%。平均年齢は42.2歳、平均勤続年数は13.3年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 107,062 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 107,554 | — |
| 2019年3月 | 661 | 39.0 | 9.4 | 108,906 | — |
| 2020年3月 | 616 | 38.6 | 9.7 | 117,206 | — |
| 2021年3月 | 588 | 38.7 | 10.3 | 112,551 | — |
| 2022年3月 | 645 | 39.2 | 10.8 | 114,371 | — |
| 2023年3月 | 687 | 40.0 | 11.8 | 106,592 | — |
| 2024年3月 | 721 | 41.7 | 12.6 | 101,112 | 160 |
| 2025年3月 | 760 | 42.2 | 13.3 | 104,285 | 228 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社33社(国内 11 / 海外 22) を有報から抽出しています。
- 海外ニデック エレクトロニクス タイランド㈱タイ パトンタニ県議決権100.0%
- 海外ニデック自動車モータ(浙江)有限公司中国浙江省 平湖市議決権100.0%
- 海外ニデックモータ㈱米国 ミズーリ州議決権100.0%
- 海外ニデックグローバル・アプライアンス・ブラジル社ブラジル サンタカタリーナ州議決権100.0%
- 国内ニデック マシンツール㈱滋賀県 栗東市議決権100.0%
- 国内ニデック インスツルメンツ㈱長野県 諏訪郡 下諏訪町議決権100.0%
- 海外ニデックモータ(香港)有限公司中国 香港議決権100.0%
- 海外ニデック プレシジョンタイ㈱タイ パトンタニ県議決権100.0%
- 海外ニデックベトナム会社ベトナム ホーチミン市議決権100.0%
- 海外ニデックモータ(上海)有限公司中国 上海市議決権100.0%
- 海外ニデックモータ(東莞)有限公司中国広東省 東莞市議決権100.0%
- 海外Nidec Chaun-Choung Technology Corp台湾 新北市議決権86.3%
残りのグループ会社21社を開く
- ニデック台湾股份 有限公司台湾 台北市100%
- ニデックGPM GmbHドイツ テューリンゲン州100%
- ニデックモータ(大連)有限公司中国遼寧省 大連市100%
- ニデックモーターズ アンド アクチュエーターズドイツ㈲ドイツ バーデンヴィュルッテンベルグ州100%
- ニデックモーターズ アンド アクチュエーターズ ポーランド㈲ポーランド ニエポロミーチェ市100%
- ニデックASI㈱イタリア ロンバルディア州100%
- Nidec Control Techniques Limitedイギリス ポーイス州100%
- ニデックミンスター㈱米国 オハイオ州100%
- ニデックモビリティ㈱愛知県 小牧市100%
- ニデックテクノモータ(浙江)有限公司中国浙江省 平湖市100%
- ニデックパワートレインシステムズ㈱神奈川県 座間市100%
- ニデックパワートレインシステムズ(ベトナム)会社ベトナム ホーチミン市100%
- ニデックアドバンス テクノロジー㈱京都府 向日市100%
- ニデック コンポーネンツ㈱東京都 新宿区100%
- ニデック セイミツモータ(東莞)有限公司中国広東省 東莞市100%
- ニデックホールディング アメリカ㈱アメリカ ミズーリ州100%
- ニデックプレシジョン㈱東京都 板橋区100%
- 広州ニデック汽車駆動系統有限公司中国広東省 広州市51%
- ニデックオーケーケー㈱兵庫県 伊丹市100%
- Nidec PSA eMotors SASフランス イヴリーヌ県50%
- Nidec Mobility Mexico S.de R.L.de C.V.メキシコ グアナファト州100%
- BRNIDEC GLOBAL APPLIANCE BRASIL LTDA
- INNIDEC INDIA PRIVATE LIMITED
- NLNIDEC EUROPE B.V.
- USNidec Motor Corporation
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達3,579万円ロボット活用型市場化適用技術開発プロジェクトロボットのプラットフォーム化技術開発(ハードウェア)次世代FMSを実現する再利用性の高いハードウェアプラットフォーム開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-09-14
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年3月期の売上高は2.6兆円、営業利益は2,381億円。前期と比べると増収増益で、売上が+11.1%、利益が+47.1%。
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は1.3兆円、営業利益は211億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+0.7%、営業利益は−82.6%。
| 対象期間 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年2Q | 0.59 | 517 | 8.8 | 453 |
| 2023年3Q | 0.57 | 280 | 4.9 | 175 |
| 2023年4Q | 0.53 | — | — | −671 |
| 2024年1Q | 0.57 | 602 | 10.6 | 640 |
| 2024年2Q | 0.59 | 556 | 9.4 | 421 |
| 2024年3Q | 0.59 | 535 | 9.0 | 398 |
| 2024年4Q | 0.59 | −74 | −1.2 | −214 |
| 2025年2Q | 1.29 | 1,210 | 9.4 | 756 |
| 2025年4Q | 1.31 | 1,171 | 8.9 | 888 |
| 2026年2Q | 1.30 | 211 | 1.6 | 312 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 13期分
2013年3月期からの13期で、売上は7,093億円から2.6兆円へ3.7倍に増えた。直近期の営業利益率は9.1%。売上は12期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 0.71 | — | — | — | — |
| 2014年3月 | 0.88 | — | — | — | — |
| 2015年3月 | 1.03 | — | — | — | — |
| 2016年3月 | 1.18 | — | 1,172 | — | 899 |
| 2017年3月 | 1.20 | — | 1,413 | — | 1,110 |
| 2018年3月 | 1.46 | — | 1,633 | — | 1,308 |
| 2019年3月 | 1.48 | — | 1,298 | — | 1,100 |
| 2020年3月 | 1.53 | — | 1,052 | — | 585 |
| 2021年3月 | 1.62 | — | 1,529 | — | 1,219 |
| 2022年3月 | 1.92 | — | 1,700 | — | 1,358 |
| 2023年3月 | 2.23 | — | 1,104 | — | 370 |
| 2024年3月 | 2.35 | 1,619 | 2,017 | 6.9 | 1,245 |
| 2025年3月 | 2.61 | 2,381 | 2,333 | 9.1 | 1,644 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年3月期
売上高2.6兆円のうち、営業利益として残るのは2,381億円で9.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1,644億円、売上の6.3%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.4%2.1兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.3%2,177億円
- その他の費用持分法損益などの調整3.1%806億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.1%2,381億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 10期分
2025年3月期は営業CFが2,844億円、投資CFが−1,473億円で、差し引きのフリーCFは1,371億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は2,462億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 1,477 | −954 | 78 | 523 | 3,059 |
| 2017年3月 | 1,299 | −2,115 | 958 | −816 | 3,216 |
| 2018年3月 | 1,756 | −1,139 | −1,169 | 617 | 2,659 |
| 2019年3月 | 1,702 | −1,608 | −327 | 94 | 2,423 |
| 2020年3月 | 1,680 | −3,115 | 1,285 | −1,435 | 2,070 |
| 2021年3月 | 2,192 | −1,006 | −1,362 | 1,186 | 2,195 |
| 2022年3月 | 950 | −1,126 | −644 | −176 | 1,997 |
| 2023年3月 | 1,435 | −1,649 | −192 | −214 | 1,861 |
| 2024年3月 | 3,208 | −1,536 | −1,816 | 1,672 | 2,170 |
| 2025年3月 | 2,844 | −1,473 | −802 | 1,371 | 2,462 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 11期分
2025年3月期の総資産は3.3兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1.7兆円で、自己資本比率は51.8%(業種中央値61.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本兆円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2015年3月 | 1.35 | 0.75 | 0.60 | 55.3 |
| 2016年3月 | 1.38 | 0.76 | 0.61 | 55.4 |
| 2017年3月 | 1.68 | 0.85 | 0.83 | 50.4 |
| 2018年3月 | 1.77 | 0.93 | 0.84 | 52.6 |
| 2019年3月 | 1.88 | 1.00 | 0.89 | 52.9 |
| 2020年3月 | 2.12 | 0.95 | 1.18 | 44.6 |
| 2021年3月 | 2.26 | 1.10 | 1.16 | 48.6 |
| 2022年3月 | 2.68 | 1.29 | 1.39 | 48.2 |
| 2023年3月 | 2.86 | 1.35 | 1.52 | 47.0 |
| 2024年3月 | 3.16 | 1.63 | 1.50 | 51.6 |
| 2025年3月 | 3.32 | 1.72 | 1.57 | 51.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で224社中47位あたり、逆に低いのは配当利回りで224社中166位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,480で、1年前と比べて-21.8%。過去52週の値幅のなかでは49%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 23.6倍 |
| PBR | 1.62倍 |
| 配当利回り | 1.61% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月21日に2627円と、直近1日で+0.31%と小幅に上昇。1ヶ月では+2.78%と堅調。25日線(2643円)をほぼ横ばいで、75日線(2674円)は下回る。200日線(2370円)は上回っており、中期的なトレンドは上向き。52週高値3296円に対しては約20%下。出来高は8月19日に458万株と増加し、売買が活発。RSIは52.83と中立圏で、方向感は定まらない。もっとも、8月17日には2815円まで上昇しており、戻りが続いている。200日線からの乖離は約11%で、上昇余地。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)。
PERは25.12倍で業界平均30.54倍を下回り、割安感がある。PBR1.72倍は平均2.58倍を大きく下回る。ROEは9.8%で平均並みかやや低いが、売上・利益とも増加基調。配当利回り1.52%は平均2.32%を下回るが、配当性向83.3%は高く、今後の増配余地。総合的にほぼ妥当。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 23.6倍 | 30.8倍 |
| PBR | 1.62倍 | 2.58倍 |
| ROE | 9.8% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
ニデックの投資論点は、モーター需要の構造変化の中で、既存のHDD用モーターの成熟とEV・ロボット向けの新規需要がどこまで成長を牽引するか。強気派は、EV駆動モーターの需要拡大と、買収による事業ポートフォリオの再編(例えば、車載関連企業の買収など)が収益成長につながると見る。2025年3月期は売上高2兆6078億円、営業利益率9.13%と増収増益予想で、その勢いを評価する。一方、弱気派は、HDD用モーターの需要減が構造的な逆風であり、EV転換の実績がまだ収益に十分寄与していないと指摘。買収に伴うのれん償却や統合コストも重荷で、ROE9.8%も過去の伸びに比べ低水準と懸念する。成長の質と規模の持続性が論点。
- EV用モーターの成長
電動化シフトで車載モーター需要が急増し、売上の拡大が期待される。
- 積極的なM&A戦略
買収で市場への食い込みを加速し、シナジーによる収益向上を見込む。
- 業績の増益基調
2025年3月期予想は増収増益で、収益モメンタムが継続。
- 営業利益2381億円と前期比47%増通年影響中
営業利益は1619億円から2381億円へ762億円増加。大幅増益が続く
- 売上高26078億円と前期比11.1%増通年影響中
売上高は2606億円増の26078億円。拡大基調
- 営業利益率9.13%と2.23ポイント改善通年影響中
営業利益率は6.90%から9.13%へ上昇。収益性改善
- 純利益1644億円と前期比32%増通年影響中
純利益は399億円増の1644億円。増益率32%
- HDD市場の縮小
データストレージ技術の変化で、主力HDD用モーターの需要が減退。
- M&Aのリスク
高額買収ののれん償却や統合リスクが利益を圧迫する懸念。
- 資本効率の低さ
ROE9.8%は高くない水準で、株主価値向上はまだ不十分。
- PER25.84倍と割高水準継続影響中
PER25.84倍。増益率鈍化時は評価修正
- ROE9.8%と資本効率の低さ継続影響弱
ROE9.8%と1割未満。資本効率改善が課題
- 配当利回り1.47%と低い通年影響弱
配当利回り1.47%。株主還元が不十分
- 株価が1年で5.64%下落し弱含み継続影響弱
株価は1年で5.64%下落。業績と逆行で上値が重い
- 車載用モーター売上高
- EVシフトの進捗と新規需要の獲得状況を確認するため。
- 営業利益率
- 収益性の持続性とM&A効果を測る重要指標。
- M&A関連の特別損失
- 買収統合のコストがどれほど利益に影響するか把握するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり40円で、前期から+6.7%。いまの株価に対する利回りは1.61%。増配か配当維持が8年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 21 | — | 322.9 |
| 2018年3月 | 24 | 11.8 | 168.3 |
| 2019年3月 | 26 | 10.5 | 63.9 |
| 2020年3月 | 29 | 9.5 | 109.0 |
| 2021年3月 | 30 | 4.3 | 84.5 |
| 2022年3月 | 33 | 8.3 | 84.2 |
| 2023年3月 | 35 | 7.7 | 52.1 |
| 2024年3月 | 38 | 7.1 | 31.7 |
| 2025年3月 | 40 | 6.7 | 83.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥40
株主
有価証券報告書より
2025年3月期末の株主数は延べ172,143人。区分でいちばん多いのは金融機関で37.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.9%を占め、残る55.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年3月% | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 37.0 | 36.9 | 37.7 | 38.8 | 37.5 | 37.9 |
| 外国法人 | 35.7 | 35.8 | 33.1 | 28.0 | 26.5 | 26.5 |
| 個人・その他 | 19.9 | 19.8 | 21.7 | 24.8 | 26.7 | 26.3 |
| 事業法人 | 6.7 | 6.7 | 6.4 | 6.6 | 6.9 | 7.0 |
| 自己株式 | 1.7 | 1.7 | 2.6 | 3.5 | 3.5 | 3.7 |
| 証券会社 | 0.6 | 0.9 | 1.1 | 1.6 | 2.3 | 2.3 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) | 13.11 |
| 02 | 永守 重信 | 8.30 |
| 03 | ㈱日本カストディ銀行(信託口) | 5.07 |
| 04 | ㈱京都銀行(常任代理人 ㈱日本カストディ銀行) | 4.16 |
| 05 | エスエヌ興産合同会社 | 3.40 |
| 06 | ㈱三菱UFJ銀行 | 2.49 |
| 07 | 日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行㈱) | 2.21 |
| 08 | 明治安田生命保険相互会社(常任代理人 ㈱日本カストディ銀行) | 2.15 |
| 09 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 ㈱みずほ銀行) | 1.87 |
| 10 | ㈱滋賀銀行(常任代理人 ㈱日本カストディ銀行) | 1.48 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-13オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)新規の大量保有報告6.78%+0.04pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 11期分
1株利益は10期で−6%、1株純資産は11期で−41%。直近期のROEは9.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2015年3月 | — | 2,538 | — | — | 77.7 |
| 2016年3月 | 152 | 1,286 | 11.9 | 25.4 | 134.5 |
| 2017年3月 | 187 | 1,427 | 13.8 | 28.3 | 322.9 |
| 2018年3月 | 221 | 1,575 | 14.7 | 37.1 | 168.3 |
| 2019年3月 | 186 | 1,694 | 11.4 | 37.6 | 63.9 |
| 2020年3月 | 99 | 1,617 | 6.0 | 56.4 | 109.0 |
| 2021年3月 | 104 | 936 | 12.0 | 64.4 | 84.5 |
| 2022年3月 | 116 | 1,114 | 11.4 | 41.8 | 84.2 |
| 2023年3月 | 32 | 1,171 | 2.8 | 101.1 | 52.1 |
| 2024年3月 | 108 | 1,420 | 8.4 | 28.3 | 31.7 |
| 2025年3月 | 143 | 1,498 | 9.8 | 17.4 | 83.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/3期の役員報酬は総額271百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 永守重信 | 代表取締役グローバルグループ代表(取締役会議長) | 82 | 98,948,000 |
| 岸田光哉 | 代表取締役社長執行役員 最高経営責任者 | 66 | 4,000 |
| 小部博志 | 取締役会長 | 77 | 1,897,000 |
| 落合裕之 | 取締役(常勤監査等委員) | 67 | 3,000 |
| 吉井浩 | 社外取締役(常勤監査等委員) | 60 | — |
| 佐藤慎一 | 社外取締役 | 69 | — |
| 小松弥生 | 社外取締役 | 67 | — |
| 酒井貴子 | 社外取締役 | 54 | 1,000 |
| 山田文 | 社外取締役(監査等委員) | 59 | — |
| 豊島ひろ江 | 社外取締役(監査等委員) | 58 | — |
| 梅田邦夫 | 社外取締役(監査等委員) | 72 | — |
役員報酬の内訳2025/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 176 | 171 | 57 |
| 社外取締役 | 7 | 60 | 60 | 9 |
| 取締役(社内) | 2 | 40 | 40 | 20 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,792字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題6,249字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク17,135字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)12,708字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 半期報告書半期報告書-第53期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第52期(2024/04/01-2025/03/31)2025-09-26
- 半期報告書半期報告書-第52期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第51期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-19
- 四半期報告書四半期報告書-第51期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第51期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第51期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第50期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第50期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第50期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第50期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第49期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)2022-06-20
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