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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.77-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

クボタ

KUBOTA CORPORATION6326 · Prime · 機械

機械、水・環境、その他の3セグメントで多角化する総合産業機器メーカー。農業機械とインフラ用管材・水処理に強み。

概要

クボタは1890年に創業した総合機械メーカーである。農業機械、建設機械、水・環境関連の3事業を柱とし、2024年12月期の連結売上高は3兆163億円に達する。トラクターでは世界シェア首位を誇り、北米・アジアを中心に事業を展開する。従業員数は連結で5万2503人、海外売上高比率は77.3%と高い。

機械事業が売上の87%を占める事業構成

クボタグループは機械、水・環境、その他の3セグメントで構成される。2024年12月期のセグメント別売上高は、機械が2兆6,286億円(全体の87.1%)、水・環境が3,744億円(12.4%)、その他が159億円(0.5%)である。機械セグメントは農業機械、エンジン、建設機械を含み、農業機械が中心である。水・環境セグメントはダクタイル鉄管、合成管、環境プラント、ポンプなどを手掛ける。その他には建材(ケイミュー)や物流サービスが含まれる。

北米・アジアに生産販売拠点を広げるグローバル体制

クボタは1930年代から海外展開を始め、現在は207社の関係会社を擁する。主要な生産拠点は米国、フランス、タイ、インドなどにあり、北米ではクボタトラクターCorp.が販売を担う。2024年12月期の海外売上高は2兆3,337億円、全体の77.3%を占める。地域別では北米、欧州、アジアが主要市場である。特にタイのサイアムクボタコーポレーションやインドのエスコーツクボタが現地生産の中心となっている。

収益性改善を目指す新中期経営計画

クボタは前中期経営計画で売上高を伸ばしたが、営業利益率は低下傾向にある。2024年12月期の営業利益は3,156億円、営業利益率は10.5%と前年から低下した。原因として製品競争力の低下や固定費の高止まりを挙げる。2030年を見据えた長期ビジョン「GMB2030」では「命を支えるプラットフォーマー」を掲げ、既存事業の深化と新規事業の探索を両立させる。2026年からの新中期経営計画で収益性と資本効率の改善を図る。

国内外207社で構成される連結グループ

クボタグループは当社と190社の連結子会社、17社の持分法適用会社からなる。国内では農業機械販売会社12社やクボタ建機ジャパン、クボタクレジットなどを有する。海外では北米にクボタノースアメリカ、欧州にクボタヨーロッパ、アジアにサイアムクボタやエスコーツクボタなど、地域ごとに販売・製造子会社を配置。水・環境分野ではクボタケミックスやクボタ環境エンジニアリングなどが主要子会社である。これらを通じてグローバルな事業展開を実現している。

業界の中での役割は農業機械・産業エンジン・建設機械のグローバルメーカー、および水インフラ関連製品・プラントのサプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
3.0兆円
営業利益
2,655億円
営業利益率
8.8%
純利益
1,867億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
機械2.6兆円87.1%2,536億円9.6%
水・環境3,744億円12.4%330億円8.8%
その他159億円0.5%8億円5.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01農業機械主力

トラクタ、コンバイン、田植機などの農業機械を世界市場へ供給。北米、欧州、アジアなどで販売網を構築し、高品質で信頼性の高い製品を通じて農業の効率化・生産性向上に貢献。

主な製品・サービス3
トラクタ
耕うん・牽引作業用の農業用車両。馬力帯・仕様のバリエーションが豊富。
コンバイン
穀物の収穫・脱穀・選別を一貫して行う自脱型・普通型コンバイン。
田植機
水田に苗を自動で植え付ける農業機械。高精度な植付を実現。

02水・環境(パイプシステム)主力

ダクタイル鉄管、合成管、バルブなど上下水道・産業用水向けパイプシステムを提供。高い耐食性・耐震性で社会インフラを支える。官公需を中心に設計・施工も手掛ける。

主な製品・サービス2
ダクタイル鉄管
球状黒鉛鋳鉄製の管。高強度・高耐食性で上下水道・工業用水に広く使われる。
合成管
樹脂製など非鉄の配管材。軽量で施工性に優れ、様々な配管用途に適合。

03エンジン準主力

農業機械用、建設機械用、産業機械用、発電機用など多様なエンジンを開発・製造。小型から大型までのラインアップで、様々な用途に合わせた高出力・低燃費・環境対応エンジンを供給。

主な製品・サービス1
産業用エンジン
ディーゼル・ガソリンエンジン。排ガス規制対応、高い信頼性と燃費性能。

04建設機械準主力

ミニバックホー、ホイールローダ、コンパクトトラックローダなど小型~中型建設機械を中心に、都市土木・農業土木・建設現場などに製品を供給。

主な製品・サービス2
ミニバックホー
小旋回型油圧ショベル。狭隘な現場での掘削・積込み作業に適する。
ホイールローダ
車輪式のショベルローダ。土砂・資材の積込みや運搬に使用。

05水・環境(環境プラント・ポンプ)準主力

上下水処理プラント、廃棄物処理プラント、排煙脱硫装置、水処理用膜ユニット、ポンプなどを提供。官公庁や産業向けに水環境・廃棄物処理のトータルソリューションを展開。

主な製品・サービス3
上下水処理装置
活性汚泥法・膜分離法等を用いた浄水・下水処理プラント。
ポンプ
汎用ポンプから大型ポンプまで、上下水道・工業・農業など多用途。
廃棄物焼却・溶融プラント
ごみ焼却・灰溶融による減容化・無害化処理施設。

06その他(建材・物流サービス等)その他

屋根材・外壁材の製造販売(ケイミュー)、物流サービス、投資会社等。機械・水・環境セグメントに属さない事業を集約。

主な製品・サービス2
屋根材
金属系・セメント系などの屋根材料。耐候性・意匠性に優れる。
外壁材
窯業系サイディング等の外装材。防火性・デザイン性を備える。

製品と技術

トラクター:世界シェア首位の農業機械

クボタのトラクターは耕うん・牽引作業用の農業用車両で、馬力帯や仕様のバリエーションが豊富である。世界No.1の販売規模を誇り、北米、欧州、アジアで高い市場シェアを持つ。畑作用インプルメントメーカーのクバンランドやグレートプレーンズを買収し、トラクターと組み合わせたソリューションを提供。2022年にはインドのエスコーツを買収し、アジア市場でのプレゼンスを強化した。

建設機械:小旋回型を中心とした製品群

建設機械部門ではミニバックホー(小旋回型油圧ショベル)、ホイールローダ、コンパクトトラックローダなどを主力とする。特にミニバックホーは狭隘な建設現場での掘削・積込み作業に適し、高い評価を得ている。主に都市土木や農業土木向けに販売されており、北米と欧州で需要が堅調。2024年12月期の建設機械販売は、北米では住宅市場の安定により堅調に推移した。

水環境事業:ダクタイル鉄管と上下水処理プラント

水・環境事業の中心はダクタイル鉄管と合成管からなるパイプシステムである。ダクタイル鉄管は球状黒鉛鋳鉄製で高強度・高耐食性を備え、上下水道や工業用水に広く使用される。加えて、上下水処理プラント、廃棄物焼却・溶融プラント、水処理用膜ユニット、ポンプなどを提供。官公需を中心に設計・施工も手掛け、社会インフラを支える。2024年12月期の水・環境セグメント売上高は3,744億円で、前年比3.2%増加した。

産業用エンジン:小型から大型まで多様なラインアップ

エンジン事業では農業機械用、建設機械用、産業機械用、発電機用など多種多様なエンジンを開発・製造する。ディーゼルとガソリンの両方をカバーし、排ガス規制に対応した環境適合エンジンが強み。小型から大型まで幅広い馬力帯を揃え、世界中のOEMに供給している。1985年に堺臨海工場をエンジン専門工場として新設し、量産体制を確立した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

機械大手だが営業減益、農業・水関連に強み

当社は農業機械やエンジン、水関連インフラなどに強みを持つ機械メーカーで、グローバルに事業を展開している。同業他社には三浦工業がボイラーなどエネルギー機器、日本製鋼所が産業機械を手がける。当社は国内で強いブランドを持ち、海外売上比率が高い点が特徴だ。直近の業績は売上高が約3兆円で横ばい、営業利益率は10%前後から低下傾向にある。これは国際競争の激化や原材料高の影響と考えられる。農業や水処理の需要は長期的に堅調であり、成長余地がある。

強み

  • 海外比率が高く、成長市場にアクセスできる。
  • 農業機械、水処理、エンジン等多分野で事業組成。
  • 高い研究開発力で競争優位を確立。
  • 農業と水分野は人口増で需要が見込まれる。

課題

  • 営業利益率が低下、収益性改善が急務。
  • 新興国メーカーとの価格競争が激しい。
  • 原材料や物流費の上昇が利幅を圧縮。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字がクボタ

時価総額で並べると、掲載10社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
16501日立製作所24.2兆円30.2倍
27011三菱重工業12.6兆円53.4倍
36301小松製作所6.9兆円17.9倍
46367ダイキン工業6.1兆円22.1倍
56326クボタ3.4兆円12.5倍
66594ニデック3.0兆円23.6倍
77013IHI2.8兆円17.1倍
86383ダイフク2.1兆円25.6倍
96361荏原製作所2.0兆円25.4倍
106504富士電機1.9兆円19.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

鋳物工場から水道管製造へ:1890年の創業

1890年2月、久保田権四郎が大阪市南区に久保田鉄工所を創業し、各種鋳物の製造販売を開始した。1893年7月には水道用鋳鉄管の製造に着手し、インフラ事業の基盤を築く。1922年2月には農工用小型エンジンの製造を開始し、機械事業への第一歩を踏み出した。この時期に鋳鉄管とエンジンの二つの柱が形成された。

第二次大戦前後の事業拡大と社名変更

1930年に株式会社化し、1937年に堺工場を新設して農工用発動機の大量生産に着手。1940年には武庫川工場で遠心力鋳鉄管の鋳造を開始した。1950年に製品別事業部制を採用し、1953年に社名を久保田鉄工株式会社に変更。1954年にはビニルパイプ工場を新設し、合成樹脂管事業に参入。1960年には船橋工場で鋳鉄管の量産体制を確立した。

農業機械の量産と海外販売網の構築:1960~1970年代

1969年に宇都宮工場を新設し、田植機とバインダーの量産を開始。1972年に米国にクボタトラクターCorp.を設立し、北米でのトラクタ販売体制を強化。1974年にはフランスにヨーロッパクボタトラクタ販売有限会社を設立。1975年には筑波工場をトラクタ専門工場として新設。この時期に農業機械の量産体制と海外販売網が整備された。

環境事業への本格進出と建材事業の展開

1961年に水道研究所を設立し、1962年に水処理事業部を新設して環境事業に本格進出。1976年にニューヨーク証券取引所に上場。1990年に社名を株式会社クボタに変更。2003年には住宅建材事業をケイミュー株式会社として分社化。この間、上下水処理プラントやポンプ、廃棄物処理など水・環境事業を拡大した。

M&Aで加速するグローバル展開:2000年代以降

2004年にタイのサイアムクボタインダストリーを子会社化。2007年にタイでトラクタ生産を開始。2012年にノルウェーのクバンランドを買収し、畑作用インプルメント事業を取得。2016年には米国のグレートプレーンズを買収。2022年にはインドのエスコーツを買収し、エスコーツクボタとして子会社化。同年、グローバル技術研究所を開設し、研究開発体制を強化した。

収益性課題への転換と新中期経営計画

2024年12月期の売上高は3兆163億円で過去最高だが、営業利益は3,156億円、営業利益率は10.5%と低下。要因として米国関税の影響や販売構成の悪化を挙げる。2025年1月には水・環境事業のカンパニー化、2026年1月にはチーフオフィサー制を導入。新中期経営計画では「小さい機械で、大きな仕事を」を掲げ、農業ソリューション事業への転換を図る。

年表38件を開く

1890年代

  • 1890年2月創業創業者 久保田権四郎 大阪市南区御蔵跡町に久保田鉄工所を興し、各種鋳物の製造・販売を開始。
  • 1893年7月水道用鋳鉄管の製造を開始。

1920年代

  • 1922年2月発動機(農工用小型エンジン)の製造を開始。
  • 1927年2月M&A株式会社隅田川精鉄所を買収し、鋳鉄管事業を拡張。

1930年代

  • 1930年12月創業株式会社久保田鉄工所及び株式会社久保田鉄工所機械部を設立。
  • 1937年3月M&A株式会社久保田鉄工所機械部を株式会社久保田鉄工所に合併。
  • 1937年11月堺工場を新設し、農工用発動機の大量生産に着手。

1940年代

  • 1940年10月武庫川工場を新設し、産業機械事業を拡張。翌年10月遠心力鋳鉄管の鋳造を開始。
  • 1949年5月上場東京証券取引所、大阪証券取引所(2013年7月に東京証券取引所と統合)に上場。

1950年代

  • 1950年8月製品別事業部制を採用。
  • 1952年12月武庫川機械工場でポンプの製造を開始。
  • 1953年6月商号変更社名を久保田鉄工株式会社に変更。
  • 1954年4月ビニルパイプ工場を新設し、合成樹脂管の本格的製造に着手。
  • 1957年11月創業久保田建材工業株式会社を設立し、住宅建材事業に進出。

1960年代

  • 1960年12月船橋工場(隅田川工場より移転)を新設し、鋳鉄管の量産体制を確立。
  • 1961年5月水道研究所を新設。翌年12月水処理事業部を新設し、環境事業に本格進出。
  • 1962年5月枚方機械工場・枚方鋳鋼工場を新設し、産業機械・鋳鋼製品の量産体制を確立。
  • 1967年1月小田原工場を新設。同年6月久保田建材工業株式会社の製造部門を吸収し、住宅建材事業に本格進出。
  • 1969年5月宇都宮工場を新設し、田植機、バインダーの量産体制を確立。

1970年代

  • 1972年6月M&A関東大径鋼管株式会社を吸収合併。市川工場と改称し、引続きスパイラル鋼管を製造。
  • 1972年9月創業米国にクボタトラクター Corp.を設立し、北米におけるトラクタの販売体制を強化。
  • 1973年9月久宝寺工場を新設。船出町工場より製造設備を移設し、電装機器製造工場とする。
  • 1974年3月創業フランスにヨーロッパクボタトラクタ販売有限会社(現 クボタヨーロッパ S.A.S.)を設立し、ヨーロッパにおける農業機械販売体制を強化。
  • 1975年8月農業用トラクタの専門量産工場として筑波工場を新設。
  • 1976年11月上場ニューヨーク証券取引所に上場。(2013年7月に同取引所上場廃止。)

1980年代

  • 1980年4月外壁材専門工場として鹿島工場を新設。
  • 1985年1月エンジン専門工場として堺製造所に堺臨海工場を新設。

1990年代

  • 1990年4月商号変更社名を株式会社クボタに変更。

2000年代

  • 2002年10月関西地区における環境エンジニアリング事業の拠点として阪神事務所を新設。
  • 2003年12月住宅建材事業を会社分割により、クボタ松下電工外装株式会社(現 ケイミュー株式会社)に承継。
  • 2004年8月M&Aタイの関連会社ザ・サイアムクボタインダストリー Co.,Ltd.(現 サイアムクボタコーポレーション Co.,Ltd.)を子会社化し、東南アジアにおける農業機械の開発・製造・販売体制を強化。
  • 2005年4月創業シーアイ化成株式会社との合成樹脂管事業統合により、クボタシーアイ株式会社(現 株式会社クボタケミックス)を設立。
  • 2007年9月創業タイにおけるトラクタの生産拠点としてサイアムクボタトラクター Co.,Ltd.(現 サイアムクボタコーポレーション Co.,Ltd.)を設立。

2010年代

  • 2012年3月M&A畑作用インプルメントメーカーであるノルウェーのクバンランド ASA(現 クバンランド AS)を買収、子会社化。
  • 2013年12月創業フランスに畑作用大型トラクタの生産拠点としてクボタファームマシナリーヨーロッパ S.A.S.を設立。
  • 2016年7月M&Aインプルメントメーカーである米国のグレートプレーンズマニュファクチュアリング,Inc.を買収、子会社化。

2020年代

  • 2022年4月M&Aトラクタメーカーであるインドのエスコーツ Ltd.(現 エスコーツクボタ Ltd.)を買収、子会社化。
  • 2022年9月世界各地域の研究開発拠点の連携及び研究開発体制の強化を目的としてグローバル技術研究所を開設。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    経営体制改革による効率化

    機械事業の機能重複を解消する機構改革、水・環境事業のカンパニー化による権限移譲、チーフオフィサー制導入による全社横断支援と意思決定の迅速化を進め、事業成長を加速する。

  2. 02

    両利きの経営で収益性回復

    既存事業の深化と新規事業の探索を両立。成長事業の拡大に加え、研修強化、挑戦風土醸成、M&A、農業ソリューション本部による新規事業開拓を通じ、付加価値向上と稼ぐ力の回復をめざす。

  3. 03

    キャッシュの効率的活用と投資コントロール

    全社最適配分を意識し、事業維持投資と成長投資のバランスを厳格にコントロール。固定費圧迫を避けつつ、財務目標達成をめざす。

  4. 04

    AI・DXによる業務改革

    定型業務に留まらない本格的な業務刷新を追求。AI活用により提案能力向上と競争力強化を図る。

  5. 05

    事業別成長戦略の推進

    機械事業は小型高性能化・IT/AI活用・代替動力開発と建設機械・インド発・ライフサイクルサポートの3本柱で成長。水・環境事業は製品・技術を核にしたソリューションで社会インフラ強靭化に貢献し、水循環・資源循環・カーボンニュートラル・海外事業を拡大する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で52,503人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は861万円で、9期前と比べて+7.5%平均年齢は39.9歳、平均勤続年数は14.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月38,291
2017年12月39,410
2018年12月40,202
2019年12月80140.515.241,027
2020年12月79940.715.341,605
2021年12月79440.414.943,293
2022年12月81240.114.250,352
2023年12月79940.013.852,608
2024年12月82539.913.552,094606
2025年12月86139.914.352,503506

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率92.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)81.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社44(国内 26 / 海外 18、うち連結子会社 19) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
グローバル技術研究所 — 堺市堺区915億円
機械 全社
筑波工場 — 茨城県つくばみらい市690億円
機械
堺臨海工場 — 堺市西区610億円
機械
本社工場 — アメリカ ジョージア州538億円
機械
本社・工場 — アメリカ カンザス州他516億円
機械
本社 東京本社 その他支社等(大阪市浪速区他) — 注2513億円
機械 水・環境 全社
堺製造所 — 堺市堺区405億円
機械
本社・工場 — インド ハリヤナ州他389億円
機械
枚方製造所 — 大阪府枚方市357億円
機械 水・環境
本社・支店 — アメリカ テキサス州他329億円
機械
ほか9件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱北海道クボタ 他農業機械販売会社 5社
    札幌市西区 他 · 連結子会社
    議決権82.5%
  • 国内
    ㈱クボタ建機ジャパン
    大阪市浪速区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱クボタクレジット
    大阪市浪速区 · 連結子会社
    議決権22.9%
  • 国内
    クボタマシナリー トレーディング㈱
    大阪市浪速区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱クボタエンジン ジャパン
    大阪市浪速区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    クボタノースアメリカ Corp. (注2)
    アメリカ デラウェア州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    クボタトラクター Corp. (注2,3)
    アメリカ テキサス州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    クボタクレジット Corp.,U.S.A.
    アメリカ テキサス州 · 連結子会社
    議決権90.0%
  • 国内
    クボタマニュファクチュアリング オブ アメリカ Corp.
    アメリカ ジョージア州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    クボタエンジン アメリカ Corp.
    アメリカ イリノイ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    クボタインシュランス Corp.
    アメリカ ハワイ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    グレートプレーンズ マニュファクチュア リング,Inc.他 グループ子会社16社
    アメリカ カンザス州 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社32社を開く
  • クボタリサーチアンドデベロップメント ノースアメリカ Corp. (注2)アメリカ ジョージア州100%
  • クボタカナダ Ltd.カナダ オンタリオ州100%
  • クボタホールディングスヨーロッパ B.V. (注2)オランダ 北ホラント州100%
  • クボタヨーロッパ S.A.S.フランス ヴァル・ドワーズ県100%
  • クボタファーム マシナリーヨーロッパ S.A.S.フランス ノール県100%
  • クボタバウマシーネン GmbHドイツ ラインラント・プファルツ州100%
  • クボタ(ドイツランド) GmbHドイツ ヘッセン州100%
  • クボタ(U.K.)Ltd.イギリス オックスフォードシャー州100%
  • クバンランド AS他 グループ子会社34社ノルウェー ローガラン県100%
  • クボタブラベンダー テクノロジー GmbH他 グループ子会社2社ドイツ ノルトライン・ヴェストファーレン州100%
  • サイアムクボタ コーポレーション Co.,Ltd. (注2)タイ パトゥムタニー県60%
  • サイアムクボタ リーシング Co.,Ltd.タイ パトゥムタニー県100%
  • クボタエンジン(タイランド)Co.,Ltd.タイ チャチェンサオ県100%
  • エスコーツクボタ Ltd.他グループ子会社6社(注5)インド ハリヤナ州55%
  • 久保田農業機械(蘇州)有限公司中国 江蘇省100%
  • 久保田建機(無錫)有限公司中国 江蘇省100%
  • 久保田(中国)融資租賃 有限公司中国 上海市100%
  • クボタコリア Co.,Ltd.韓国 ソウル市100%
  • クボタミャンマー Co.,Ltd.ミャンマー ヤンゴン地方域20%
  • クボタオーストラリア Pty Ltd.オーストラリア ビクトリア州100%
  • ㈱クボタケミックス兵庫県尼崎市100%
  • クボタ環境エンジニアリング㈱東京都中央区100%
  • 日本プラスチック工業 ㈱愛知県小牧市67%
  • ㈱クボタ建設大阪市浪速区100%
  • クボタ空調㈱東京都中央区100%
  • クボタマテリアルズ カナダ Corp.カナダ オンタリオ州100%
  • クボタサウジアラビア Co.,LLCサウジアラビア 東部州100%
  • クボタロジスティクス㈱大阪市浪速区100%
  • 平和管財㈱(注4)東京都中央区60%
  • 久保田(中国)投資 有限公司(注2)中国 上海市100%
  • ㈱秋田クボタ 他農業機械販売会社 6社秋田県秋田市 他36%
  • ケイミュー㈱大阪市中央区50%
国際子会社 (GLEIF登録 5社)
  • JP株式会社クボタ建設
  • DEKubota Brabender Technologie GmbH
  • AUKUBOTA AUSTRALIA PTY LTD
  • CAKubota Canada Ltd.
  • CAKubota Materials Canada Corporation

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    排水ポンプ車(30m3/min級)の購入
    農林水産省 · 2020-04-27
    3.3億円
  • 調達
    空港用排水ポンプ車2台の製造(那覇空港向け)
    国土交通省 · 2021-02-10
    1.8億円
  • 調達
    排水ポンプ車状態監視システム通信機器更新
    国土交通省 · 2024-10-03
    5,136万円
  • 調達
    農薬登録情報システムの手続きオンライン化に係る改修業務
    農林水産省 · 2023-05-09
    3,540万円
  • 調達
    令和6年度 中部技術排水ポンプ車状態監視システム改良
    国土交通省 · 2024-12-13
    1,110万円
  • 調達
    令和5年度 中部技術排水ポンプ車状態監視システム設定更新
    国土交通省 · 2023-08-01
    1,100万円
  • 調達
    排水ポンプ購入
    国土交通省 · 2024-09-12
    1,080万円
  • 調達
    令和7年度 中部技術排水ポンプ車状態監視システム通信設備更新
    国土交通省 · 2025-12-16
    770万円
  • 調達
    令和8年度 中部技術排水ポンプ車状態監視システム保守業務
    国土交通省 · 2026-03-17
    180万円
  • 調達
    令和7年度 中部技術排水ポンプ車状態監視システム保守業務
    国土交通省 · 2025-12-16
    180万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は3.0兆円営業利益2,655億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.1%、利益が-15.9%。

売上高
+0.1%
3.0兆円
営業利益
-15.9%
2,655億円
純利益
-19.0%
1,867億円
営業利益率
8.8%
前期比 -1.7%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高3.3兆円3.0兆円
営業利益4,000億円2,655億円
純利益2,890億円1,867億円
1株あたり配当¥52¥52

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は1.7兆円、営業利益は2,356億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+16.2%、営業利益は+64.8%。

対象期間売上高兆円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q0.781,03213.2691
2023年2Q0.7481411.0597
2023年3Q0.7474310.1536
2023年4Q0.76561
2024年1Q0.781,03013.3729
2024年2Q0.801,04313.0779
2024年4Q1.441,0837.5796
2025年2Q1.451,4309.8925
2025年4Q1.561,2257.8942
2026年2Q1.692,35613.91,737

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年3月期からの15期で、売上は1.0兆円から3.0兆円へ2.9倍に増えた。直近期の営業利益率は8.8%。

決算期売上高兆円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
畑作用インプルメントメーカーであるノルウェーのクバンランド ASA(現 クバンランド AS)を買収、子会社化。
2012年3月1.031,007621
フランスに畑作用大型トラクタの生産拠点としてクボタファームマシナリーヨーロッパ S.A.S.を設立。
2013年3月1.221,268778
この期から会計基準が米国基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2014年3月1.51
2015年3月1.58
2015年12月1.24
インプルメントメーカーである米国のグレートプレーンズマニュファクチュアリング,Inc.を買収、子会社化。
2016年12月1.60
2017年12月1.752,1401,342
2018年12月1.851,9721,386
2019年12月1.922,0901,491
2020年12月1.851,8591,285
2021年12月2.202,5091,748
トラクタメーカーであるインドのエスコーツ Ltd.(現 エスコーツクボタ Ltd.)を買収、子会社化。
2022年12月2.682,3121,565
2023年12月3.023,4232,385
2024年12月3.023,1563,35310.52,304
2025年12月3.022,6552,8218.81,867

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高3.0兆円のうち、営業利益として残るのは2,655億円8.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1,867億円、売上の6.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金71.0%2.1兆円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.2%6,091億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.8%2,655億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+0.2pt
8.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.8pt
6.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.4pt
7.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2025年12月期は営業CFが3,279億円、投資CFが−1,637億円で、差し引きのフリーCFは1,642億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は2,770億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年3月679−641−16138939
2013年3月456−792309−336984
2017年12月1,372−460−3269122,307
2018年12月891−588−2783032,291
2019年12月824−915−215−911,997
2020年12月1,429−471−6849582,229
2021年12月925−1,274606−3492,586
2022年12月−77−3,1852,826−3,2622,258
2023年12月−173−1,7341,784−1,9072,221
2024年12月2,821−2,089−2637322,951
2025年12月3,279−1,637−1,8451,6422,770

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 12期分

2025年12月期の総資産は6.2兆円。このうち返さなくてよい自己資本が2.6兆円で、自己資本比率は42.3%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債兆円自己資本比率%
2012年3月1.560.680.8843.5
2013年3月1.850.791.0642.9
2016年12月2.631.191.4445.3
2017年12月2.831.291.5445.6
2018年12月2.901.341.5646.3
2019年12月3.141.441.7046.0
2020年12月3.191.481.7146.3
2021年12月3.771.682.1044.5
2022年12月4.771.872.8939.3
2023年12月5.362.183.1840.6
2024年12月6.022.483.2841.2
2025年12月6.202.623.3342.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
2,770億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2.0兆円
過去の利益の積み上がり
負債合計
3.3兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
66
/ 100
安定性自己資本比率28 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率209社中99位あたり、逆に低いのは自己資本比率209社中182位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.3%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.8%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
42.3%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.1%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.8%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,951.5で、1年前と比べて+72.2%過去52週の値幅のなかでは79%の位置にある。

¥2,951.5-1.7%1ヶ月+14.2%1年+72.2%時価総額3.4兆円
過去52週の値幅
安値¥1,740高値¥3,268

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.5倍
PER (会社予想)11.5倍
PBR1.19倍
配当利回り1.76%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に2712円と、前日比+2.38%で反発しました。しかし、25日移動平均線(2722円)をわずかに下回る水準で、短期調整局面にあると言えます。52週高値3268円からは約17%下落、一方で52週安値1700円からは約60%上昇しており、中期トレンドは上昇を維持しています。8月4日には1796万株の大量出来高を伴って2583円まで急落する場面もありましたが、その後の戻りは鈍く、需給の改善待ちです。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERが11.5倍と業界平均の23.18倍を大幅に下回り、予想PERも10.6倍と割安感が強い。PBRは1.09倍で同業界平均の1.54倍を下回る。配当利回りは1.92%と平均2.66%を下回るが、ROEは7.3%で安定している。直近の利益減が懸念されるが、バリュエーションは割安圏内と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.5倍22.7倍
PER (予想)11.5倍
PBR1.19倍1.50倍
ROE7.3%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、農業機械の世界的な需要拡大と、スマート農業・水インフラ事業へのシフトによる中長期成長に注目する。北米やアジアでのシェア拡大が続き、為替の追い風も業績を押し上げると見る。一方、弱気派は、2024年12月期の営業利益率低下や、2025年12月期の減益予想を懸念する。農業機械の需要サイクルの減速、資材高騰によるコスト増、中国経済の低迷がリスクと指摘する。また、ROEが7%台と資本効率が低い点、バランスシートに占める有利子負債の増加も課題とみなす。地政学リスクによるサプライチェーン混乱も両者の対立点である。

プラスに働く材料7
  • 世界農業機械需要の拡大

    食料安全保障への関心高まりと、農家の高齢化・人手不足でトラクター需要が増加

  • スマート農業・水事業成長

    GPSやIoT活用のソリューションと水インフラ事業が中長期の収益柱に育つ

  • 北米・アジアでシェア拡大

    強固な販売網を活かし、成長市場でのプレゼンスを高めている

  • 営業利益率10%超回復で増益500億円2026年下期影響

    2025年営業利益2,655億円(利益率8.79%)が2024年の3,156億円(10.46%)まで改善すれば約501億円の増益要因。

  • 売上高3兆円維持下での価格改定効果通年影響

    2025年売上高30,189億円は前年とほぼ横ばい。値上げ浸透で営業利益率が1ポイント改善すれば約302億円の増益効果。

  • 低水準の配当利回りが示す株主還元余地次回株主総会影響

    現在の配当利回りは1.88%と低水準。増配や自社株買いが発表されれば株主還元強化でEPS押し上げ効果が期待される。

  • 予想PER10.8倍の割安感による見直し継続影響

    実績PER11.71倍に対し予想PER10.8倍と低い。業績上方修正で予想EPSがさらに引き上がりPER低下が見込まれる。

マイナスに働く材料7
  • 営業利益率の低下懸念

    2024年12月期の営業利益率は10%程度で、2025年も減益予想

  • 需要サイクルの天井感

    世界的な金利上昇で農家の購買意欲が減退、農業機械需要が一巡

  • 資本効率の低さ

    ROEは7%台と低く、PBRも1倍台前半で投資家の期待が限定的

  • 営業利益減益傾向の継続リスク2026年下期影響

    2025年営業利益は前年比501億円減の2,655億円。この傾向が続けば実績PER11.71倍は悪化し株価調整要因に。

  • ROE7.3%停滞でPBR1倍割れ懸念継続影響

    ROE7.3%は低く、PBR1.11倍は1倍に接近。ROEがさらに下がればPBR1倍割れリスクが顕在化する。

  • コスト上昇による営業利益率の圧縮通年影響

    2025年営業利益率は前年10.46%から8.79%へ1.67ポイント低下。コスト増が続けば利益率はさらに圧縮される。

  • 外国人保有比率の高さに伴う売り圧力不定影響

    外国人保有比率は36.91%と高く、リスク回避局面では売り越しで株価が下押しされる可能性がある。

次の決算で確かめる点
売上高営業利益率
収益性の改善が課題。低下傾向が続くか、反転するかが焦点
農業機械の地域別売上高
北米・アジアの需要動向を見極め、成長持続性を判断するため
水環境事業の受注高
インフラ需要の取り込み状況を確認し、成長のけん引になるかを見るため
スマート農業関連の売上比率
事業構造転換の進捗を測る。比率上昇が評価につながる

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり52で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.76%。

年間配当
¥52
1株あたり
配当利回り
1.76%
いまの株価に対して
配当性向
24.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月3072.2
2017年12月326.741.5
2018年12月346.356.7
2019年12月365.975.8
2020年12月360.063.3
2021年12月4216.753.0
2022年12月444.871.2
2023年12月489.145.9
2024年12月504.232.8
2025年12月500.024.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥52

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ115,854人。区分でいちばん多いのは金融機関45.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.5%を占め、残る51.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
金融機関49.047.145.947.446.345.6
外国法人35.339.237.734.937.336.9
個人・その他7.77.69.09.29.810.1
証券会社4.52.63.95.03.54.5
事業法人3.63.53.53.43.12.9
自己株式0.00.00.00.00.00.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)15.11
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.26
03日本生命保険相互会社5.49
04明治安田生命保険相互会社5.26
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行)2.37
06株式会社三井住友銀行2.22
07株式会社みずほ銀行1.94
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.66
09クボタグループファンド1.44
10全国共済農業協同組合連合会1.36

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 12期分

1株利益は11期で+233%、1株純資産は12期で+329%。直近期のROEは7.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年3月495389.416.263.8
2013年3月6263310.621.651.1
2016年12月96272.2
2017年12月1081,04710.820.441.5
2018年12月1121,08710.513.956.7
2019年12月1221,18310.714.275.8
2020年12月1061,2228.821.363.3
2021年12月1451,39811.117.653.0
2022年12月1311,5768.813.971.2
2023年12月2021,85211.810.545.9
2024年12月1982,1559.99.332.8
2025年12月1632,3077.313.624.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

57名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は57名。2025/12期の役員報酬は総額1,029百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約14倍にあたる。

氏名役職年齢
北尾裕一代表取締役会長70
花田晋吾代表取締役社長 CEO62
吉川正人取締役 社長特命67
渡邉大取締役 社長特命67
吉岡榮司取締役 社長特命67
木村浩人取締役65
新宅祐太郎取締役70
荒金久美取締役70
川名浩一取締役68
古澤ゆり取締役63
山下良則取締役69
檜山泰彦監査役(常勤)68
残りの役員45名を開く
氏名役職年齢
常松正志監査役(常勤)62
伊藤和司監査役(常勤)62
山田雄一監査役(非常勤)72
木村圭二郎監査役(非常勤)65
井野勢津子監査役(非常勤)62
岩本朗57
ニキル・ナンダ専務執行役員
湯川勝彦専務執行役員
市川信繁取締役専務執行役員 CTO 研究開発本部長 技術開発推進ユニット長 グローバル技術研究所長60
東隆尚専務執行役員 CMO
近藤渉取締役専務執行役員 水環境カンパニー長 東京本社事務所長61
新井洋彦常務執行役員
山本万平常務執行役員 CHSO
福原真一常務執行役員
飯塚智浩常務執行役員
太田旬治常務執行役員 CHRO
滝川英雄常務執行役員 CCQO
市川孝常務執行役員
種田敏行常務執行役員
佐々木倫常務執行役員 CBPO
鈴木聡司常務執行役員
森秀樹監査役(常勤)61
谷原博幸エグゼクティブオフィサー CIO
渡辺史郎エグゼクティブオフィサー
トッド・ステューキエグゼクティブオフィサー
荒木浩之エグゼクティブオフィサー
牧野義史エグゼクティブオフィサー
鈴井格仁エグゼクティブオフィサー
中河浩一エグゼクティブオフィサー
谷和典エグゼクティブオフィサー
神原裕司エグゼクティブオフィサー
鶴田慎哉エグゼクティブオフィサー
森岡澄雄エグゼクティブオフィサー
山田進一エグゼクティブオフィサー
和田光司エグゼクティブオフィサー
西山雅也エグゼクティブオフィサー
西啓四郎エグゼクティブオフィサー
福岡誠司エグゼクティブオフィサー
竹田順治エグゼクティブオフィサー
ブライアン・アーノルドエグゼクティブオフィサー
塩見泰章エグゼクティブオフィサー
岩田州之助エグゼクティブオフィサー
習田勝之エグゼクティブオフィサー
八幡健人エグゼクティブオフィサー
東隆尚取締役専務執行役員 CMO 製造統括本部長 機械グローバルオペレーション本部長 アセアン統括本部長58

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)632423714632739123
監査役313713746
社外取締役6989816
社外監査役4555514

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,826字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは当社及び国内外207社の関係会社(連結子会社190社及び持分法適用会社17社)により構成され、機械、水・環境、その他の3事業セグメント区分にわたって多種多様な製品・サービスの提供を行っております。 当社(以下、原則として連結子会社を含む)の各事業セグメントにおける主要品目及び主な関係会社は以下のとおりです。 また、当社はIFRS会計基準に準拠して連結財務諸表を作成しており、関係会社の範囲に含まれる連結子会社及び持分法適用会社はIFRS会計基準に基づいて決定しております。「第2 事業の状況」及び「第3 設備の状況」における関係会社の範囲についても同様です。 (1) 機械 主として農業機械及び農業関連商品、エンジン、建設機械の製造及び販売等を行っております。 ① 主要品目 農業機械及び 農業関連商品   トラクタ、耕うん機、コンバイン、田植機、芝刈機、ユーティリティビークル、 その他農業機械、インプルメント、アタッチメント、ポストハーベスト機器、野菜機械、 中間管理機、その他関連機器、ミニライスセンター、育苗・精米・園芸施設、 各種計量・計測・制御機器及びシステム エンジン   農業機械用・建設機械用・産業機械用・発電機用等各種エンジン 建設機械   ミニバックホー、ホイールローダ、コンパクトトラックローダ、スキッドステアローダ、 その他各種建設機械関連商品 ② 主な関係会社 (製造・販売) [海外]   クボタマニュファクチュアリング オブ アメリカ Corp.、 グレートプレーンズマニュファクチュアリング,Inc.他グループ子会社16社、 クボタファームマシナリーヨーロッパ S.A.S.、クボタバウマシーネン GmbH、 クバンランド AS 他グループ子会社34社、久保田農業機械(蘇州)有限公司、 サイアムクボタコーポレーション Co.,Ltd.、クボタエンジン(タイランド)Co.,Ltd.、 エスコーツクボタ Ltd.他グループ関係会社8社 (販売・サービス等) [国内]   ㈱北海道クボタ他農業機械販売会社12社、㈱クボタ建機ジャパン [海外]   クボタノースアメリカ Corp.、クボタトラクター Corp.、クボタエンジンアメリカ Corp.、 クボタカナダ Ltd.、クボタホールディングスヨーロッパ B.V.、クボタヨーロッパ S.A.S.、 クボタ(ドイツランド)GmbH、クボタ(U.K.)Ltd.、クボタオーストラリア Pty Ltd. (小売金融) [国内]   ㈱クボタクレジット [海外]   クボタクレジット Corp.,U.S.A.、サイアムクボタリーシング Co.,Ltd.、 久保田(中国)融資租賃有限公司 (2) 水・環境 主としてパイプシステム(ダクタイル鉄管、合成管等)、産業機材(反応管、スパイラル鋼管、空調機器等)、環境(各種環境プラント、ポンプ等)に係る製品の製造及び販売等を行っております。 ① 主要品目 パイプシステム   ダクタイル鉄管、合成管、官需向けバルブ、排水集合管、各種建設工事等の設計・施工 産業機材   反応管、ハースロール、TXAX[ブレーキ用材料]、スパイラル鋼管(鋼管杭、鋼管矢板)、 空調機器 環境   上下水処理装置及びプラント、ポンプ及びポンププラント、水処理用膜ユニット、 各種用排水プラント、し尿処理プラント、廃棄物焼却・溶融プラント、 廃棄物破砕・選別プラント、排煙脱硫装置、膜型発酵メタンプラント、浄化槽、 民需向けバルブ ② 主な関係会社 (製造・販売等) [国内]   ㈱クボタケミックス、日本プラスチック工業㈱、クボタ空調㈱ [海外]   クボタマテリアルズカナダ Corp.、クボタサウジアラビア Co.,LLC (運転・維持管理・補修等) [国内]   クボタ環境エンジニアリング㈱ (設計・施工) [国内]   ㈱クボタ建設 (3) その他 主として各種サービスの提供等を行っております。 ① 主要品目 その他   物流等各種サービス、屋根材、外壁材 ② 主な関係会社 (製造・販売等) [国内]   ケイミュー㈱ (各種サービス) [国内]   クボタロジスティクス㈱ [海外]   久保田(中国)投資有限公司 〔事業系統図〕 これらを図示すると概ね次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題3,188字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当年度末現在において当社が判断したものです。 クボタグループは、「グローバル・メジャー・ブランド(GMB)」すなわち「最も多くのお客様から信頼されることによって、最も多くの社会貢献をなしうる企業(ブランド)」となることを将来のめざす姿としています。 この実現を加速するため、2030年を見据えた長期ビジョン「GMB2030」の中で、クボタグループのあるべき姿として「豊かな社会と自然の循環にコミットする“命を支えるプラットフォーマー”」を掲げています。 「事業を通じた社会課題の解決により、社会価値と経済価値を合わせた企業価値を創出する」と定義づけているK-ESG経営については、環境変化に応じてテーマの重点化を行い継続してまいります。気候変動対応、人的資本の強化、コーポレートガバナンスの強化、リスクマネジメントといった、事業の支えとなる重要かつ共通性の高いテーマに重点を置き、サステナブルな取組みを推進していきます。 (1) クボタグループの事業環境 ① 外部環境に対する認識 国内市場は、米価高騰を背景とした農家の設備投資意欲の高まり、国民の農業への関心の高まりなどが見られます。また、上下水道を含む社会インフラ老朽化といった課題を背景に、政府では新たな第1次国土強靭化実施中期計画が策定されるなど、当社グループの機械事業、水・環境事業にとって追い風といえる環境にあります。 海外市場は、「食料・水・環境」の各分野のポテンシャルは大きく、短期的には米国の関税政策といった逆風はあるものの、中長期的には非常に底堅いと考えています。また、欧州の景気回復、インド市場の成長などにも大きな期待をしています。 また、新中期経営計画(2026年~2030年)の期間においてもAIやICTの最新技術の活用は引続き重要なトレンドです。「食料・水・環境」の各分野で、人手不足をはじめとしたあらゆるニーズに対応することが求められると考えています。 ② クボタの現状 前中期経営計画(2021年~2025年)の期間中、売上高は大きく増えましたが、営業利益率が低下傾向にあります。背景には製品・事業の競争力の低下や、固定費の高止まりなどが挙げられます。資産効率の面でも、設備投資、IT投資、研究開発投資などの成長投資が高い水準で推移した結果、全体としてフリーキャッシュフローが低水準にとどまりました。また、社会の要請に応えるソリューションビジネスが十分に生み出せておらず、既存の事業分野においても、ヒット商品の創出が少なくなっていることも大きな課題です。 このような現状を打破して、従来の物量重視から転換して収益性や資本効率を重視した経営への質的改善を実行し、持続的な企業価値の向上を実現していくために、主に以下のような取組みを進めてまいります。 (2) 今後の取組み 新中期経営計画の目標達成のためには、グループ総力を挙げて臨む必要があります。新しい組織運営を通じて国内外の経営資源を総動員し、機械事業、水・環境事業を展開する「クボタらしいグローバルカンパニー」をめざします。 ① 全社の経営体制改革 機械事業、水・環境事業それぞれの事業特性に合った事業運営が可能な体制構築を進めています。特に機械事業は、事業部門と本社部門の機能重複による事業運営の非効率化、意思決定プロセスの複雑化が課題でした。大幅な機構改革を実施して効率的な事業運営と迅速な意思決定が可能な体制に移行し、事業成長を加速させていきます。 水・環境事業については、2025年1月のカンパニー化により権限移譲を進め、自立運営ができる体制としました。その効果は着実に現れ、事業成長の基盤が整いつつあります。 一方、クボタグループとしてのガバナンスを利かせる必要もあります。2026年1月に導入したチーフオフィサー制は、全社経営の視点から各事業を横断的に支援するための施策を、責任を持って遂行するとともに、意思決定のスピードアップを図ることを目的としています。各チーフオフィサーが機械事業、水・環境事業それぞれに対してグローバルに責任を持ち、各々の施策を実行していきます。 ② 両利きの経営 両利きの経営においては、「既存事業の深化」と「新規事業の探索」を両立させることが重要です。直近の売上高の成長は、機械事業における為替の影響や値上げ効果に支えられた部分が大きく、水・環境事業も、さらなる事業成長を促進する必要があります。会社全体の成長には既存事業のなかで成長事業を伸ばすことが不可欠ですが、新規事業の探索にも本格的に取り組む必要があります。新規事業探索の方法論を学ぶ研修の強化、新しいことに挑戦する風土の醸成、M&Aを利用した事業の獲得、新たに設置した農業ソリューション本部を通じた新規事業開拓といった取組みを通じ、付加価値の向上と稼ぐ力の回復をめざします。 ③ キャッシュの効率的な活用 前中期経営計画の期間中、BCP(事業継続計画)や増産対応などで設備投資が集中し、それが固定費として財務上の圧迫要因となっています。これらは将来の事業成長の礎となる重要な投資でしたが、そのコントロールが不十分でした。今後は、新中期経営計画の財務目標を達成するため、全社としての最適配分を意識しながら、厳格に事業維持投資と成長投資のバランスをコントロールしていきます。 ④ AI活用、DXによる業務の大幅見直し AIの活用状況が今後の競争力を大きく左右すると考えています。すでに定型業務などで個別の改善活動は進んでいますが、会社全体としての本格的な業務刷新を追求すべく、定型業務以外での改善、提案能力の向上をめざします。 (3) 各事業がめざす姿 ① 機械事業:「小さい機械で、大きな仕事を」 競合よりも小さな製品で、同等以上の大きな仕事ができるようになりたいという意思を込めています。より小さい機械で、より高いパフォーマンスの仕事ができ、より簡単に、誰でも使えるよう、ITやAIなどの技術をフル活用しながら、その実現をめざします。また、電動や水素など代替動力への取組みも継続しますが、当面はディーゼルエンジンに対する需要は旺盛に続くとみており、既存事業のうち建設機械事業、インド「発」事業、ライフサイクルサポート事業の3つを成長の柱と位置づけています。 ② 水・環境事業:「製品・技術を核としたソリューションで社会インフラの強靭化に貢献する」 製品・技術を核としたソリューションの提供により、社会・産業インフラの強靭化・最適化を後押しし、事業を通じた社会課題の解決に貢献していきます。そのためにも、基盤となる既存事業における製品、エンジニアリング、サービスの強化と、成長分野への取組みを強化します。成長分野では、水循環ソリューション・資源循環ソリューションの拡大、カーボンニュートラル関連への技術展開、海外事業の拡大などをテーマに、取組みを強化します。 クボタグループには、長年にわたり地表数メートル上と下で社会インフラを支えてきた知見やノウハウ、データなどの重要な無形資産があります。既存事業をベースにそれらの資産を活用して常に進化し続け、社会や顧客への新しいトータルソリューション・プラットフォームの提供をめざしてまいります。そして、「On Your Side」の精神による企業風土の変革を積極的に推進し、多様な人財が力を発揮して挑戦できる風通しの良い風土と、それをベースにした「クボタらしいグローバルカンパニー」という企業文化の確立に向かって進んでまいります。
事業等のリスク4,201字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」)の状況に重要な影響を及ぼす可能性のある主要なリスクには次のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当年度末現在において当社が判断したものです。 (1) 経済状況 当社製品には生産財・資本財が多いため、民間設備投資、建設投資、国内公共投資等の低迷により、当社製品の需要が減退し、売上が減少する可能性があります。また、農業政策が農業関連製品の売上に影響を与える可能性があります。海外、特に欧米においては、小型トラクタ等の売上が個人消費や住宅建設投資等の一般景気の低迷により減少する可能性があります。これらの結果、当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (2) 原材料の価格高騰・調達難 当社は外部の供給業者から多くの原材料、部品を調達しております。また、事業のグローバル化に伴って海外生産拠点での調達も増加しており、世界規模での調達網の構築による最適地調達を推進しております。しかし、原材料、部品の価格が需給の逼迫や市況の変動等によって急激に高騰し、それが長期化した場合は利益を減少させる可能性があります。また、原材料、部品の調達に支障をきたした場合、製品の製造や販売が困難となり、売上が減少する可能性があります。これらの結果、当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (3) 国際的事業展開に伴うリスク 当社が大規模な海外展開を行っている事業は、海外事業に付随したリスクを抱えております。これらのリスクが顕在化した場合、安定的な製品の製造及び販売が困難になり、売上の減少や調達・輸送コストの増加等により当社の経営成績等に重要な影響を及ぼし、成長を阻害する可能性があります。重要なリスクとしては次のようなものがあります。 ① 重要な市場における政府による許認可政策や補助金政策の変化に伴うリスク ② 国際貿易政策による予期せぬ関税や輸出入割当量の変化に伴うリスク ③ 各国法規制の予期せぬ変化に伴うリスク ④ 地政学リスク ⑤ 開発途上国における不安定な労使関係 ⑥ 人的資源確保の困難性 ⑦ サプライチェーンやロジスティクスの混乱に伴うリスク ⑧ 各国税制の予期せぬ変化に伴うリスク ⑨ 移転価格や事前確認申請の交渉における予期せぬ結果に伴うリスク (4) 為替レートの変動 当社は海外に経営成績等に大きく貢献する複数の製造・販売・金融子会社を有しております。各海外子会社の現地通貨建ての財務諸表は、円換算後に連結財務諸表に反映されております。また、親会社が海外の子会社や外部顧客に輸出する場合、その取引の多くは現地通貨建てで行われ、獲得した外貨は円貨へと換算されます。従って、現地通貨と円貨との為替レートの変動が経営成績等に影響を与えます。通常は他の通貨に対して円高になれば当社の経営成績等にマイナスの影響を及ぼします。為替レートの変動によるマイナスの影響を軽減するため、最適地生産の考え方に基づき生産拠点の現地への移行を進めております。また、先物為替契約等のデリバティブを利用しております。しかし、これらの活動にもかかわらず、著しい為替レートの変動は当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (5) 金利変動リスク 当社は有利子負債を有しており、これらは固定金利または変動金利が課されております。金利が上昇した場合、支払利息が増加するほか、金融事業に関連して特に米国において、インセンティブコストが上昇します。金利の上昇による影響を軽減するため、金利スワップ契約等のデリバティブにより金利の変動に対応しております。しかし、こうしたリスクヘッジにもかかわらず、著しい金利水準の変動は当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (6) 株式相場の変動リスク 当社は有価証券を保有しており、その大半が株式であるため株式相場の動向次第で公正価値が大きく変動する可能性があります。また、株式相場の下落により退職給付制度に関する制度資産が減少する可能性があります。なお、制度資産については許容できるリスクのもとで可能な限りの運用成果を上げることを運用方針としており、リスクを分散するため、金利変動リスク、経済成長率、通貨の種類等の投資収益に影響する要因を考慮の上、投資先の産業、会社の種類、地域等を慎重に検討してポートフォリオのバランスをとっております。しかし、有価証券の公正価値変動、制度資産の減少が当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (7) 第三者との戦略的提携、合併・買収等の成否 当社は今後も第三者との提携、合併・買収等に取組み、新たな成長を模索する可能性がありますが、このような活動の成否は事業を取巻く環境、取引相手の能力、あるいは当社と相手が共通の目標を共有しているか否か等に影響されると考えられます。このような活動が成功しない場合や投資に対するリターンが予想を下回る場合は、収益性の悪化により当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (8) 他社との競争 当社は各事業において競合他社との厳しい競争にさらされているため、取引条件、研究開発、品質等で競争優位性を維持できない場合には、売上の減少等により経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (9) 製品やサービス 当社は品質教育の実施、品質問題の未然防止への取組み及び品質に関する社内監査等を実施し、品質の維持・向上に努めております。しかし、当社が提供する製品やサービスに重大な契約不適合や欠陥があった場合、賠償責任を負うことで多額の費用が発生する可能性があります。また、そのような事態が発生した場合には、当社に対する社会的評価及びブランド価値の低下を招き、当社製品に対する需要が減退し、売上が減少する可能性があります。これらの結果、当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (10) 環境汚染、公害等 当社は環境法令を確実に遵守して環境事故を未然に防止するため、環境マネジメントシステムを構築し、ルールに基づいた業務運営と環境保全活動の継続的な改善に努めております。しかし、これらの努力にもかかわらず、当社が有害物質の排出・漏洩、大気汚染、水質汚濁、土壌汚染等を引き起こした場合、その是正措置をとるために多額の費用や支出が発生したり、訴訟に発展したりする可能性があります。この結果、当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (11) アスベスト関連 当社は過去、1954年から2001年にわたりアスベストを含む製品の製造に携わっておりました。アスベスト健康被害に関連して、健康被害にあった方々への支払や訴訟に関する費用が発生し、それらの費用が多額になるような場合には、当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (12) コンプライアンスリスク 当社は法令遵守と倫理に基づいた企業活動を行う旨を宣言し、当社の取締役、執行役員及び従業員が事業遂行にあたって、各種法令や倫理基準並びに社内行動規範等から逸脱した行為を行うことがないよう、グループ全体への徹底を図っております。しかし、万一、それらの行為が発生し、当社がコンプライアンス上の問題に直面した場合には、監督官庁等からの処分、訴訟の提起や社会的信用の失墜等を招き、売上の減少や費用の増加等により当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (13) ITシステム及びネットワーク 当社はデータ及びITシステムの機密性、可用性及び完全性といった情報セキュリティを毀損するような一定のリスクを抱えております。これらのリスクを低減すべく、適切な情報管理を目的としたセキュリティシステム、方針・方策、過程、手法、専門チームや技術を構築しております。しかし、これらの努力にもかかわらず、当社のITシステム及びネットワーク上の問題が発生した場合、業務運営の中断によって事業機会を喪失するほか、社内情報流出に伴う損害賠償責任を負ったり、知的財産権を侵害されたりする可能性があり、多額の費用や支出が発生する可能性があります。また、そのような事態が発生した場合、当社に対する社会的評価及びブランド価値の低下を招き、当社製品に対する需要が減退し、売上が減少する可能性があります。これらの結果、当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (14) 環境規制への対応 当社は製造販売する製品や事業活動に関する様々な環境規制に対応する必要があります。今後さらなる規制の強化、例えば温室効果ガス排出規制や排ガス規制、主要材料の使用制限等が行われた場合、その対応のために相当のコスト負担をする可能性があり、それが当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (15) 自然災害等予測困難な事象による被害 当社は日本、北米、欧州及びアジア等で事業活動を営んでおります。それらの国・地域において予測困難な事象が発生した場合、原材料の調達を含む製品の製造や物流、販売活動に被害を受けることにより、当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。予測困難な事象には、地震や津波、洪水、台風、干ばつといった自然災害や感染症の流行、戦争やテロ、火災等の事故及び情報システムや通信ネットワークの停止、電力供給の停止または不足等が含まれます。昨今、地球温暖化や気候変動により、世界中で災害リスクが高まっております。また、日本は世界でも有数の地震多発国であり、強度の地震もしくは津波の被害を受ける可能性があります。 (16)人権に関するリスク 近時、人権をめぐる社会的関心が高まると共に、欧州を中心として人権保護に係る法制化が進んでいることから、当社及び当社の調達先、業務委託先等の取引先等を含むバリューチェーンにおいて人権侵害となる行為が発生した場合には、当社が社会的指弾を受けたり、当社製品が不買運動の対象となったり、あるいは法令に基づく罰則を課されること等により、当社の経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,185字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当年度末現在において当社が判断したものです。 (1) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 当年度における、経営者の視点による当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」)の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。なお、当社は、2025年1月1日付の機構改革に基づき事業セグメントの構成を当期より変更しており、従来「調整」に含めていた一部の費用を各事業セグメントに含めております。この変更に伴い、前年度比は組み替え後の数値に基づいて算定しております。 ① 経営成績 当年度の売上高は前年度比26億円(0.1%)増加して3兆189億円となりました。 国内売上高は機械部門、水・環境部門の増収により、前年度比527億円(8.3%)増の6,852億円となりました。 海外売上高は機械部門の減収により、前年度比501億円(2.1%)減の2兆3,337億円となりました。当年度の海外売上高比率は、前年度比1.7ポイント低下して77.3%となりました。 営業利益は、主に米国関税の影響に伴うコスト増加、機械部門での減販損や販売構成の悪化により、前年度比502億円(15.9%)減の2,655億円となりましたが、インセンティブの削減や価格改定、固定費の削減などにより順調にコストの吸収が進んでいます。税引前利益は前年度比532億円(15.9%)減少して2,821億円となりました。法人所得税は681億円の負担、持分法による投資損益は27億円の利益となり、当期利益は前年度比429億円(16.5%)減の2,168億円となりました。親会社の所有者に帰属する当期利益は前年度を438億円(19.0%)下回る1,867億円となりました。 事業別セグメントの外部顧客への売上高及びセグメント利益の状況は次のとおりです。 (機械) 当事業セグメントでは主として農業機械及び農業関連商品、エンジン、建設機械の製造・販売等を行っております。 当事業セグメントの売上高は前年度比0.3%減少して2兆6,286億円となり、売上高全体の87.1%を占めました。 国内売上高は前年度比13.8%増の3,548億円となりました。主に農業機械及び農業関連商品の増加により増収となりました。 海外売上高は前年度比2.2%減の2兆2,738億円となりました。北米では、トラクタ市場は全体としては落ち込んだものの馬力帯により差がみられます。販売は在庫削減の実施もあり減少しました。建設機械は住宅市場、公共工事の安定により市場は堅調に推移しましたが、販売は前期の在庫充足需要に対し、当期は需要並みの水準となったため減少しました。欧州では、トラクタは市場の低迷により販売が減少しましたが、建設機械は市場の回復により販売が増加しました。アジアは、タイでは作物価格の低迷及び洪水の影響により、稲作市場、畑作市場共に縮小し、販売が減少しました。インドは、新製品の導入に加え、税制優遇(GST引き下げ)により農業市場は好調に推移し、販売が増加しました。 当事業のセグメント利益は、米国関税の影響に伴うコスト増加や減販損及び販売構成の悪化により、前年度比21.6%減少して2,536億円となりましたが、インセンティブの削減や価格改定、固定費の削減などにより順調にコストの吸収が進んでいます。 (水・環境) 当事業セグメントでは主としてパイプシステム(ダクタイル鉄管、合成管等)、産業機材(反応管、スパイラル鋼管、空調機器等)、環境(各種環境プラント、ポンプ等)に係る製品の製造・販売等を行っております。 当事業セグメントの売上高は前年度比3.2%増加して3,744億円となり、売上高全体の12.4%を占めました。 国内売上高は前年度比3.5%増の3,144億円となりました。各事業で売上が増加し、増収となりました。 海外売上高は前年度比1.9%増の599億円となりました。環境事業で売上が増加し、増収となりました。 当事業セグメントのセグメント利益は価格改定効果や増販益などにより、前年度比35.9%増加して330億円となりました。 (その他) 当事業セグメントでは主として各種サービスの提供等を行っております。 当事業セグメントの売上高は前年度比5.1%減少して159億円となり、売上高全体の0.5%を占めました。 当事業セグメントのセグメント利益は前年度比14.7%減少して8億円となりました。 ② 財政状態 当年度末の資産合計は前年度末比1,862億円増加して6兆2,049億円となりました。 資産の部は、生産体制強化や災害対策のための投資などにより主に有形固定資産で増加しました。 負債の部は、主に営業債務などにより増加しました。資本は、利益の積み上がりや為替の変動などに伴うその他の資本の構成要素の改善により増加しました。 親会社所有者帰属持分比率は前年度末比1.1ポイント増加して42.3%となりました。 ③ キャッシュ・フロー 当年度の営業活動によるキャッシュ・フローは3,279億円の収入となりました。当期利益は減少しましたが、主にインセンティブ削減による金融債権の増加抑制や運転資本の減少により、前年度比458億円の収入増となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは1,637億円の支出となりました。有形固定資産の取得の減少などにより、前年度比では452億円の支出減となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは1,845億円の支出となりました。主に長期借入金の返済の増加や資金調達の減少により、前年度比1,582億円の支出増となりました。 これらのキャッシュ・フローに為替変動の影響を加えた結果、当年度末の現金及び現金同等物残高は期首残高から182億円減少して2,770億円となりました。 (2) 資金の源泉及び流動性 当社の財務の基本方針は、操業に必要となる資金源を十分に確保すること及びバランスシートの健全性を強化することです。 当社は運転資金の効率的な管理を通じて、事業活動における資本効率の最適化を図るとともに、グループ内の資金を親会社や海外の金融子会社に集中させることにより、グループ内の資金管理の効率改善に努めております。 当社は営業活動によるキャッシュ・フロー並びに現金及び現金同等物を内部的な資金の源泉と考えており、資金需要に応じて金融機関からの借入、社債の発行、債権の証券化による資金調達、コマーシャル・ペーパーの発行等を行っております。運転資金及び設備投資のための資金については、主として内部資金により充当することとしており、必要に応じて金融機関からの借入金等を充当しております。当年度の社債及び借入金の使途は、主として販売金融、設備投資及び運転資金への充当となっております。なお、資金調達に係る債務の残高については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 ※16 社債及び借入金」をご参照ください。 現在のところ、当社は健全な財務基盤及び安定したキャッシュ・フロー創出力により、事業運営や投資活動のための資金調達に困難が生じることはないと考えております。 (3) 生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 当年度における事業別セグメントの生産実績は次のとおりです。 事業別セグメントの名称   金額(百万円)   前年度比(%) 機械   2,459,774   △3.0 水・環境   375,900   1.2 その他   15,823   △5.6 合計   2,851,497   △2.5 (注) 1 セグメント間取引については相殺消去しております。 2 金額は販売額をもって計上しております。 ② 受注実績 当年度における事業別セグメントの受注実績は次のとおりです。 なお、機械では一部を除き受注生産を行っておらず、水・環境及びその他においても一部受注生産を行っていない事業があります。 事業別セグメントの名称   受注高(百万円)   前年度比(%)   受注残高(百万円)   前年度末比(%) 機械   7,206   29.4   3,835   22.0 水・環境   319,301   23.9   329,918   10.4 その他   28   △91.6   28   △92.3 合計   326,535   23.8   333,781   10.4 (注) セグメント間取引については相殺消去しております。 ③ 販売実績 当年度における事業別セグメントの販売実績は次のとおりです。 事業別セグメントの名称   金額(百万円)   前年度比(%) 機械   2,628,618   △0.3 水・環境   374,352   3.2 その他   15,921   △5.1 合計   3,018,891   0.1 (注) 1 セグメント間取引については相殺消去しております。 2 販売額が総販売額の10%以上に及ぶ販売先は前年度、当年度ともにありません。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社はIFRS会計基準に準拠して連結財務諸表を作成しており、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を使用しております。実際の業績はこれらの見積り及び仮定とは異なる場合があります。見積り及び仮定は継続して見直され、当該見直しによる影響は会計上の見積りの変更として、見積りを変更した報告期間及び将来の報告期間において認識されます。 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 ※2 作成の基礎 (3) 重要な会計上の判断、見積り及び仮定」及び「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 ※3 重要性がある会計方針」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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