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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

ダイキン工業

DAIKIN INDUSTRIES, LTD.6367 · Prime · 機械

空調・冷凍機で世界大手。ルームエアコンからターボ冷凍機まで幅広く、化学・油機・特機も展開する総合機械メーカー。

概要

ダイキン工業は空調・冷凍機分野で世界トップクラスのシェアを持つ総合空調メーカーである。業務用・家庭用エアコン、フッ素化学製品を手がけ、世界170カ国以上に販売網を持つ。2026年3月期の売上高は5兆150億円、連結従業員数は10万4,095人に達する。

空調と化学の二本柱で構成される事業

ダイキングループの事業は空調・冷凍機、化学、油機、特機、電子システムの5分野からなる。中核の空調・冷凍機事業は2026年3月期に売上高4兆6,211億円、営業利益3,769億円を計上し、グループ全体の売上の約92%を占める。同事業ではルームエアコン、業務用パッケージエアコン、ターボ冷凍機、冷凍冷蔵ショーケースなどを手がける。化学事業はフルオロカーボンガス、フッ素樹脂、半導体用エッチング剤などを製造し、国内外の子会社を通じて供給する。その他、油圧機器、防衛省向け砲弾部品、在宅酸素医療機器、設計用CADソフトなども展開する。

293の海外子会社で築くグローバルネットワーク

同社の海外展開は1972年のベルギー進出に始まる。現在は連結子会社324社のうち293社を海外に持ち、世界170カ国以上に販売網を広げる。空調事業ではタイ(1990年)、中国(1995年)、インド、マレーシア、欧州各国に生産拠点を配置。化学事業ではアメリカ(1991年)、中国(2001年)に子会社を持つ。買収による拡大も積極的で、2007年にはマレーシアのOYLインダストリーズ、2008年にはドイツのロテックスを傘下に収めた。地域ごとに最適な製品を供給し、海外売上高比率は年々高まっている。

5期連続の増収と利益率改善が続く財務基盤

売上高は2013年3月期の1兆2,909億円から2026年3月期には5兆150億円へと約3.9倍に拡大した。親会社株主に帰属する当期純利益も同期間で436億円から2,752億円へと約6.3倍に増加。2026年3月期の営業利益は4,150億円(営業利益率8.3%)と過去最高を見込む。同社はROEやROICなどの「率の経営」を重視し、運転資本の圧縮によるキャッシュフロー創出を進める。2026年3月期の設備投資や研究開発費は明記されていないが、成長投資と株主還元のバランスを取る方針を掲げる。

業界の中での役割は空調・冷凍機のグローバルメーカー。住宅用から産業用・舶用まで幅広く、化学・油機・特機も含む多角化企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
5.0兆円
営業利益
4,150億円
営業利益率
8.3%
純利益
2,752億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01空調・冷凍機主力

住宅用(ルームエアコン、空気清浄機、ヒートポンプ給湯機等)、業務用(パッケージエアコン、ターボ冷凍機、冷凍冷蔵ショーケース等)、舶用(コンテナ冷凍装置、舶用エアコン等)を製造販売。グループ会社を通じ国内外で幅広く展開。

主な製品・サービス4
ルームエアコン
一般家庭向け冷暖房機器。
業務用パッケージエアコン
店舗・オフィス等向け空調機器。
ターボ冷凍機・スクリュー冷凍機
大型施設・工場向けの高効率冷凍機。
冷凍・冷蔵ショーケース
スーパー等店舗向け冷却陳列機器。

02化学準主力

フルオロカーボンガス(冷媒)、フッ素樹脂(四フッ化エチレン樹脂、フッ素ゴム等)、化成品(半導体用エッチング剤、撥水撥油剤等)を製造販売。国内外子会社を通じて供給。

主な製品・サービス3
フルオロカーボンガス(冷媒)
空調・冷凍機用冷媒ガス。
フッ素樹脂
四フッ化エチレン樹脂、溶融タイプ樹脂、フッ素ゴム、フッ素塗料等、耐薬品性・耐熱性に優れた樹脂。
半導体用エッチング剤
半導体製造工程で使用される高純度薬品。

03油機関連副次

産業機械用油圧機器(ポンプ、バルブ、油圧装置等)、建機・車両用油圧機器(油圧トランスミッション等)、集中潤滑機器を製造販売。

主な製品・サービス2
産業機械用油圧機器
各種ポンプ、バルブ、油圧装置、油冷却装置等。
建機・車両用油圧トランスミッション
建設機械や車両向けの油圧変速機。

04特機関連副次

防衛省向け砲弾・誘導弾用部品・航空機部品、在宅酸素医療用機器、ヘルスケア用機器を製造販売。

主な製品・サービス2
防衛省向け部品
砲弾・誘導弾用部品、航空機部品。
在宅酸素医療用機器
在宅酸素療法に使用される医療機器。

05電子システム関連副次

設計開発分野向けプロセス改善・ナレッジ共有システム、設備設計CAD/BIM、分子シミュレーションソフト等のIT製品・ソリューションを提供。

主な製品・サービス2
プロセス改善・ナレッジ共有システム
設計開発業務の効率化を支援するソフトウェア。
設備設計CAD/BIMシステム
建築設備設計向けCADおよびBIMソリューション。

製品と技術

住宅用から大型施設までカバーする空調機器

空調・冷凍機事業の製品群は極めて広い。住宅用ではルームエアコン『うるさらX』を中心に、空気清浄機、ヒートポンプ給湯機、遠赤外線暖房機などを揃える。業務用ではビル用マルチエアコン「VRV 7」、店舗向けパッケージエアコン「FIVE STAR ZEAS」、ターボ冷凍機・スクリュー冷凍機など大型機器が主力。2025年度には低温暖化冷媒R32を採用したVRV 7を投入し、省エネ性と環境性能を両立。舶用では海上コンテナ冷凍装置や舶用エアコンも手がけ、多様なニーズに対応する。

冷媒から半導体用薬品まで広がるフッ素化学

化学事業の軸は空調用冷媒として使われるフルオロカーボンガス。1938年から生産を続ける歴史ある製品である。これに加え、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)をはじめとするフッ素樹脂、フッ素ゴム、フッ素塗料などの耐薬品性・耐熱性材料を展開。化成品分野では半導体製造工程で用いられる高純度エッチング剤、撥水撥油剤、医農薬中間体も生産する。同社のフッ素化学は空調事業と相互補完的な関係にあり、グループ全体の収益基盤を支える。

油圧機器・防衛・医療・ITに及ぶ多角化事業

空調・化学以外にも多様な事業を抱える。油機関連では産業機械向け油圧ポンプやバルブ、建機・車両向け油圧トランスミッション、集中潤滑機器を製造。特機関連では防衛省向け砲弾・誘導弾用部品や航空機部品、在宅酸素療法用の医療機器を手がける。電子システム関連では設計開発向けプロセス改善システム、設備設計CAD/BIM、分子シミュレーションソフトなどIT製品も提供。これらの事業は売上規模は小さいが、グループの技術基盤の広がりを示す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

空調機器で国内首位、海外展開も順調

ダイキン工業は、機械業界の空調分野で国内首位の地位を築いている。売上高は約5兆円と巨大で、三浦工業や日本製鋼所などと比べ圧倒的な規模を持つ。2025年3月期から2026年3月期にかけて営業利益率は8%前後で安定しており、収益性は堅調である。空調事業のグローバル展開は特に中国や東南アジアで強く、競合である三浦工業のボイラ事業とは異なる差別化を図っている。また、ヒートポンプ技術など環境対応製品でリードし、成長市場を捉えている。

強み

  • 空調機器で国内トップのシェアを持ち、ブランド力が強い。
  • 中国やASEANで現地生産・販売を拡大し、成長を牽引。
  • ヒートポンプや省エネ技術で競争優位を持つ。
  • 営業利益率8%前後を維持し、規模のメリットを発揮。

課題

  • ローカルメーカーとの競争が厳しく、価格圧力がある。
  • 円安進行がコスト増要因となり、収益に影響。
  • 脱フロンや省エネ規制が強化され、技術投資が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字がダイキン工業

時価総額で並べると、掲載9社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
16501日立製作所24.2兆円30.2倍
27011三菱重工業12.6兆円53.4倍
36301小松製作所6.9兆円17.9倍
46367ダイキン工業6.1兆円22.1倍
56326クボタ3.4兆円12.5倍
66594ニデック3.0兆円23.6倍
77013IHI2.8兆円17.1倍
86383ダイフク2.1兆円25.6倍
96361荏原製作所2.0兆円25.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

航空機部品メーカーから冷凍機・冷媒へと転じた創業期

1924年10月、合資会社大阪金属工業所として創業し、航空機用部品の生産を開始した。1934年2月に大阪金属工業株式会社へ改組し、内燃機関や精密機械も手がける。1937年2月には堺製作所を新設し、冷凍機と注油器の生産に乗り出す。1938年2月にはフルオロカーボンガスの生産を開始。この時期に空調・冷凍の基盤技術を獲得し、後の総合空調メーカーへの道を歩み始めた。1941年には淀川製作所を新設し航空機部品を増産したが、戦後の転換を迎える。

フッ素樹脂の開発と空調事業への本格参入

1953年7月、三フッ化樹脂を開発し発売。これを機に四フッ化樹脂製品シリーズの研究を本格化させる。1963年2月には堺製作所金岡工場を新設し、パッケージエアコンとルームエアコンの製造を開始。同年10月、社名をダイキン工業株式会社に変更した。1970年には滋賀製作所を新設し、ルームエアコンの量産を本格化。この間、1969年には販売・工事施工子会社を設立し、販売網の整備も進めた。空調事業を事業の柱に据える転換点となった。

欧州・アジア・米国への生産拠点拡大と提携戦略

1972年3月、ベルギーに欧州初の製造販売拠点「ダイキン ヨーロッパ エヌ ブイ」を設立。同年11月には国内に販売会社を設立し、空調機器の販売網を強化する。1990年2月、タイに空調機器の生産子会社を設立。1991年1月には米国にフッ素化学製品の製造販売子会社を設立。1995年11月、中国に合弁で空調機器製造会社を設立し、中華市場に本格参入。1999年には松下電器(現パナソニック)と空調事業で包括提携。2001年にはトレーンとグローバル戦略提携を結び、相互供給体制を構築した。

M&Aで欧州・東南アジアの空調事業を統合

2007年1月、マレーシアの空調・冷凍機メーカーOYLインダストリーズの全株式を取得し子会社化。2008年にはOYLの清算分配により、マレーシアと米国の同社子会社を直接保有する形に再編。同年10月にはドイツのロテックスを買収し、欧州の空調・冷凍機事業を拡大。2011年7月、トルコの空調メーカーエアフェルを傘下に収め、新興市場でのプレゼンスを高めた。これらの買収により、欧州・アジア・米国での生産販売体制が大幅に強化された。

中国市場への深耕と新たな生産拠点の設立

中国市場では1995年の進出後、2001年に統括会社「大金(中国)投資有限公司」を設立。2009年2月には珠海格力電器と空調機用基幹部品や金型の製造販売に関する合弁契約を締結。2011年12月には「大金空調(蘇州)有限公司」を設立し、さらなる生産能力増強を図った。フッ素化学分野でも2001年に「大金フッ素化学(中国)有限公司」を設立。中国は同社にとって最大の海外市場の一つであり、現地生産と販売網の拡充を続けている。

年表36件を開く

1920年代

  • 1924年10月創業合資会社大阪金属工業所創立、航空機用部品等の生産開始

1930年代

  • 1934年2月創業大阪金属工業株式会社設立、内燃機関・精密機械・航空機用部品等の生産開始
  • 1935年2月M&A合資会社大阪金属工業所を吸収合併
  • 1937年2月堺製作所新設(冷凍機・注油器等を生産)
  • 1938年2月フルオロカーボンガスの生産開始

1940年代

  • 1941年2月淀川製作所新設(航空機用部品等を生産)
  • 1949年5月上場大阪証券取引所に上場

1950年代

  • 1953年7月三フッ化樹脂を開発し発売、四フッ化樹脂製品シリーズの開発へ本格的取組み開始
  • 1957年6月上場東京証券取引所に上場

1960年代

  • 1963年2月堺製作所金岡工場新設(パッケージエアコン・ルームエアコンの製造工場として稼動)
  • 1963年10月商号変更社名を「ダイキン工業株式会社」に変更
  • 1969年9月空調・冷凍・冷蔵機器の販売・工事施工子会社「ダイキンプラント株式会社(現 株式会社ダイキンアプライドシステムズ)」を設立

1970年代

  • 1970年11月滋賀製作所新設(ルームエアコンの本格的量産を開始)
  • 1972年3月創業ベルギー王国にヨーロッパの製造・販売拠点として「ダイキン ヨーロッパ エヌ ブイ」を設立
  • 1972年11月東京・大阪に空調機器販売会社を各1社設立、その後各地に同様子会社を設立
  • 1978年9月堺製作所臨海工場新設(コンプレッサーの製造工場として稼動)

1980年代

  • 1982年11月コンピュータ・グラフィックス分野に進出(COMTECシリーズを発売)
  • 1983年4月鹿島工場新設(フルオロカーボンガス・フッ素樹脂の製造工場として稼動)
  • 1984年8月極低温・超真空分野に進出(超真空用ポンプ「クライオキャプチャー」を発売)

1990年代

  • 1990年2月タイ王国に空調機器の生産子会社として「ダイキン インダストリーズ(タイランド)リミテッド」を設立
  • 1991年1月アメリカ合衆国にフッ素化学製品の製造販売子会社として「ダイキン アメリカ インク」を設立
  • 1995年11月中華人民共和国に空調機器の製造販売子会社として「上海大金協昌空調有限公司(現 大金空調(上海)有限公司)」を上海協昌ミシン総公司との合弁で設立
  • 1996年8月中華人民共和国に空調機器用圧縮機の製造販売子会社として「西安大金慶安圧縮機有限公司(現 大金機電設備(西安)有限公司)」を慶安集団有限公司との合弁で設立
  • 1999年11月松下電器産業株式会社(現 パナソニックホールディングス株式会社)との間で、空調事業における生産、開発、部材調達、リサイクル等に関する包括的提携を行うための基本合意を締結

2000年代

  • 2000年4月研究部門と間接部門(人事・総務、経理)を分社化し、子会社5社を設立
  • 2001年4月中華人民共和国にフッ素化学製品の製造販売子会社として「大金フッ素化学(中国)有限公司」を設立
  • 2001年9月創業中華人民共和国における生産販売拠点を統括する機能を有した統括会社「大金(中国)投資有限公司」を設立
  • 2001年10月ザウアーダンフォス インク(現 ダンフォス パワー ソリューションズ インク)と建機油圧事業分野において、製造合弁会社「ダイキン・ザウアーダンフォス・マニュファクチャリング株式会社(現 ダイキン・ザウアーダンフォス株式会社)」及び販売合弁会社「ザウアーダンフォス・ダイキン株式会社」を設立
  • 2001年11月アメリカン スタンダード カンパニーズ インクの空調事業会社であるトレーン カンパニーと空調製品の相互供給を含む空調事業における包括的グローバル戦略提携に合意
  • 2005年11月創業アメリカ合衆国に販売会社ダイキン エアコンディショニング アメリカズ インク(旧ダイキン ユーエス コーポレーションより社名変更)の持株会社として「ダイキン ホールディングス(ユーエスエー)インク」を設立
  • 2007年1月M&Aマレーシア国に本社を置き、空調・冷凍機事業を展開するOYL インダストリーズ バハッドの全株式を取得し、子会社化
  • 2008年2月OYL インダストリーズ バハッドの清算分配により、同社の子会社であるOYL マニュファクチュアリング カンパニー センディリアン バハッド(現 ダイキン マレーシア センディリアン バハッド)株式と、AAF マッケイ グループ インク(現 ダイキン ホールディングス アメリカ インク)株式を直接保有
  • 2008年10月M&Aダイキン ヨーロッパ エヌ ブイ(当社100%子会社)が、ドイツ連邦共和国に本社を置き、空調・冷凍機事業を展開するロテックス ヒーティングシステムズ ゲーエムベーハー(現 ダイキン マニュファクチャリング ジャーマニー ゲーエムベーハー)の全株式を取得し、子会社化
  • 2009年2月珠海格力電器股 份 有限公司との間で、空調機用基幹部品の製造・販売に関する合弁契約及び金型の製造・販売に関する合弁契約を締結

2010年代

  • 2011年7月M&Aダイキン ヨーロッパ エヌ ブイ(当社100%子会社)が、トルコ共和国の空調機メーカー エアフェル ウストゥマ ヴェ ソートゥマ システムレリ サナイ ティジャレット アーシェ(現 ダイキン ウストゥマ ヴェ ソートゥマ システムレリ サナイ ティジャレット アーシェ)の全株式を取得し、子会社化
  • 2011年12月中華人民共和国に空調機器の製造販売子会社として「大金空調(蘇州)有限公司」を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    高収益領域での成長

    環境と空気の新たな価値を提供し、ソリューションプロバイダへ変革する。差別化商品の市場投入加速や営業力強化により、高収益領域での成長を目指す。

  2. 02

    収益体質の強靭化

    変動費低減によるコスト競争力強化、固定費構造の見直しによる売上高固定費率の低減、買収会社の収益力早期最大化を図る。

  3. 03

    重点領域の強化と経営基盤高度化

    グローバルでのサービス・ソリューション事業の収益拡大、グループ横断での先進事例展開による事業体質強化と成果創出を進める。

  4. 04

    持続的成長と資本政策

    FCFを重視し、運転資本改善によるキャッシュ創出で成長投資と株主還元を充実させ、持続的な企業価値向上に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で104,095人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は896万円で、9期前と比べて+20.9%平均年齢は41.2歳、平均勤続年数は16.6年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月67,036
2018年3月70,263
2019年3月74139.015.076,484
2020年3月74339.015.080,369
2021年3月72839.014.084,870
2022年3月73038.014.088,698
2023年3月74838.014.096,337
2024年3月77238.014.098,162
2025年3月85541.016.5103,544388
2026年3月89641.216.6104,095399

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率98.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)81.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社51(国内 31 / 海外 20、うち連結子会社 19) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
空調・冷凍機事業 — ダイキン コンフォート テクノロジーズ ノース アメリカ インク(アメリカ合衆国テキサス州)2,135億円
空調・冷凍機事業 — ダイキン ヨーロッパ エヌ ブイ(ベルギー王国オステンド市)1,987億円
空調・冷凍機事業 — ダイキン アプライド アメリカズ インク(アメリカ合衆国ミネソタ州)1,167億円
淀川製作所 — 大阪府摂津市811億円
空調・冷凍機、化学、その他事業
化学事業 — 大金フッ素化学(中国)有限公司(中華人民共和国常熟市)736億円
空調・冷凍機事業 — ダイキン エアコンディショニング インディア プライベート リミテッド(インド共和国ラジャスタン州)662億円
化学事業 — ダイキン アメリカ インク(アメリカ合衆国アラバマ州)629億円
鹿島製作所 — 茨城県神栖市452億円
化学事業
堺製作所 — 堺市北区344億円
空調・冷凍機事業
空調・冷凍機事業 — 大金機電設備(蘇州)有限公司(中華人民共和国蘇州市)333億円
ほか11件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ダイキンHVACソリューション東京㈱(注)2
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ダイキンHVACソリューション近畿㈱
    大阪市浪速区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ダイキンHVACソリューション東海㈱
    名古屋市東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ダイキン・コンシューマ・マーケティング㈱
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ダイキンエアテクノ㈱
    東京都墨田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ダイキンアプライド システムズ
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    オーケー器材㈱
    大阪市都島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ダイキントレーディング㈱
    堺市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ダイキンファインテック㈱
    奈良県 大和郡山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ダイキン・ザウアーダンフォス㈱
    大阪府摂津市 · 連結子会社
    議決権55.0%
  • 国内
    ダイキン油機エンジニアリング㈱
    大阪府摂津市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ダイキン ヨーロッパ エヌ ブイ(注)2
    ベルギー王国 オステンド市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社39社を開く
  • ダイキン ヨーロッパ コーディネーション センター エヌ ブイ(注)2ベルギー王国 オステンド市100%
  • ダイキン エアコンディショニング フランス エスエイエスフランス共和国 ナンテール市100%
  • フランダース ホールディングス エルエルシー(注)2アメリカ合衆国 ノースカロライナ州100%
  • ダイキン インダストリーズ チェコ リパブリック エスアールオー(注)2チェコ共和国 ピルゼン市100%
  • ダイキン エアコンディショニング イタリア エスピーエイイタリア共和国 ミラノ県100%
  • AHT クーリング システムズ ゲーエムベーハーオーストリア共和国 ロッテンマン市100%
  • ダイキン ミドルイースト アンド アフリカ エフゼットイーアラブ首長国連邦 ドバイ市100%
  • ダイキン ウストゥマ ヴェ ソートゥマ システムレリ サナイ ティジャレット アーシェ(注)2トルコ共和国 イスタンブル市100%
  • ダイキン オーストラリア プロプライアットリー リミテッドオーストラリア連邦 ニューサウスウェールズ州100%
  • ダイキン エアコンディショニング(シンガポール)ピーティーイー リミテッドシンガポール共和国 シンガポール市100%
  • 大金空調(上海)有限公司(注)2中華人民共和国 上海市87%
  • 大金機電設備(蘇州)有限公司(注)2中華人民共和国 蘇州市100%
  • 大金電器機械(蘇州)有限公司中華人民共和国 蘇州市100%
  • 大金空調(蘇州)有限公司(注)2中華人民共和国 蘇州市100%
  • ダイキン インダストリーズ(タイランド)リミテッドタイ王国 チョンブリ県100%
  • ダイキン コンプレッサー インダストリーズ リミテッド(注)2タイ王国 ラヨン県100%
  • サイアム ダイキン セールス カンパニー リミテッドタイ王国 バンコック市71%
  • ダイキン エア コンディショニング(ベトナム)ジョイント ストック カンパニー(注)2ベトナム社会主義共和国 ホーチミン市100%
  • ピーティー ダイキン エアコンディショニング インドネシアインドネシア共和国 ジャカルタ市60%
  • ダイキン エアコンディショニング インディア プライベート リミテッド(注)2インド共和国 ニューデリー市100%
  • ダイキン デバイス チェコ リパブリック エスアールオー(注)2チェコ共和国 ブルノ市100%
  • 大金(中国)投資 有限公司(注)2中華人民共和国 北京市100%
  • ダイキン アプライド アメリカズ インクアメリカ合衆国 ミネソタ州100%
  • アメリカン エアフィルター カンパニー インクアメリカ合衆国 ケンタッキー州100%
  • ダイキン アプライド ヨーロッパ エスピーエイイタリア共和国 ローマ県100%
  • ダイキン マレーシア センディリアン バハッド(注)2マレーシア国 セランゴール州100%
  • 深圳麦克維尓空調 有限公司中華人民共和国 深圳市100%
  • 麦克維尓空調制冷(武漢)有限公司中華人民共和国 武漢市100%
  • 麦克維尓中央空調 有限公司中華人民共和国 上海市100%
  • ダイキン マレーシア セールス アンド サービス センディリアン バハッドマレーシア国 セランゴール州100%
  • ダイキン ホールディングス アメリカ インク(注)2アメリカ合衆国 ケンタッキー州100%
  • ダイキン コンフォート テクノロジーズ ノース アメリカ インク(注)2、4アメリカ合衆国 テキサス州100%
  • ダイキン マニュファクチャリング メキシコ エス デ アールエル デ シーブイ(注)2メキシコ合衆国サンルイスポトシ市100%
  • ダイキン エアコンディショニング ブラジル エルティーディーエイ(注)2ブラジル連邦共和国 サンパウロ州100%
  • ダイキン アメリカ インク(注)2アメリカ合衆国 ニューヨーク州100%
  • 大金フッ素化学(中国)有限公司(注)2中華人民共和国 常熟市96%
  • ダイキン ケミカル ヨーロッパ ゲーエム ベーハードイツ連邦共和国 デュッセルドルフ市100%
  • 大金新材料(常熟)有限公司(注)2中華人民共和国 常熟市100%
  • 珠海格力大金機電設備 有限公司中華人民共和国 珠海市49%
国際子会社 (GLEIF登録 12社)
  • BRDaikin Ar Condicionado Brasil Ltda.
  • INDAIKIN AIRCONDITIONING INDIA PRIVATE LIMITED
  • USAMERICAN AIR FILTER COMPANY, INC.
  • BEDaikin Europe N.V.
  • ESAAF SA
  • GBDAIKIN APPLIED (UK) LIMITED
  • GBAIR FILTERS LIMITED
  • GBAAF LIMITED
  • GBJ & E HALL LIMITED
  • GBAAF-MCQUAY UK LIMITED
  • ATAHT Cooling Systems GmbH
  • USDAIKIN APPLIED AMERICAS INC.

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    誘導弾用の構成品に係る製造態勢の改善に係る検討役務(2)
    防衛省 · 2023-03-31
    1.5億円
  • 調達
    NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラム次世代ヒートポンプ実現のための高感度メタ磁性材料の研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-07-18
    5,939万円
  • 調達
    IoT推進のための横断技術開発プロジェクトField Intelligence搭載型大面積分散IoTプラットフォームの研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-08-04
    3,000万円
  • 調達
    民間主導による低炭素技術普及促進事業低炭素技術による市場創出促進事業(実証事業)実証前調査温室効果ガス排出削減のための高効率空調技術と制度構築支援を活用したデマンドレスポンス実証事業(ベトナム)
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2019-01-21
    2,099万円
  • 調達
    大口径火砲用弾薬に係る調査
    防衛省 · 2022-06-22
    1,747万円
  • 調達
    大口径火砲用弾薬に係る調査
    防衛省 · 2021-06-04
    1,530万円
  • 調達
    地球温暖化対策技術普及等推進事業二国間クレジット制度(JCM)に係る地球温暖化対策技術の普及等推進事業(戦略的案件組成調査)電力セクターと連携した高効率空調技術によるデマンドレスポンス案件調査
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-10-20
    1,461万円
  • 調達
    令和4年度高知よさこい咲都合同庁舎熱源ユニット圧縮機改修業務委託
    財務省 · 2022-06-22
    750万円
  • 調達
    中央合同庁舎第4号館電算系統冷凍機分解整備
    財務省 · 2016-02-17
    460万円
  • 調達
    須崎第2地方合同庁舎 全館空調用圧縮機更新工事
    国税庁 · 2024-04-17
    380万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は5.0兆円営業利益4,150億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.5%、利益が+3.3%。

売上高
+5.5%
5.0兆円
営業利益
+3.3%
4,150億円
純利益
+3.9%
2,752億円
営業利益率
8.3%
前期比 -0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高5.2兆円5.0兆円
営業利益4,360億円4,150億円
純利益2,780億円2,752億円
1株あたり配当¥360¥360

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1.4兆円、営業利益は1,306億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+30.3%、営業利益は+10.8%。

対象期間売上高兆円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1.00488
2024年1Q1.091,17910.8803
2024年2Q1.131,17810.4727
2024年3Q1.047086.8409
2024年4Q1.13664
2025年2Q2.492,4669.91,517
2025年4Q2.261,5516.91,131
2026年2Q2.482,4669.91,609
2026年4Q2.541,6846.61,143
2027年1Q1.431,3069.2801

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1.3兆円から5.0兆円へ3.9倍に増えた。直近期の営業利益率は8.3%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1.29941436
2014年3月1.791,556928
2015年3月1.921,9421,197
2016年3月2.042,0951,370
2017年3月2.042,3101,539
2018年3月2.292,5501,891
2019年3月2.482,7711,890
2020年3月2.552,6901,707
2021年3月2.492,4021,562
2022年3月3.113,2752,177
2023年3月3.983,6622,578
2024年3月4.403,5452,603
2025年3月4.754,0173,6648.52,648
2026年3月5.014,1504,0828.32,752

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高5.0兆円のうち、営業利益として残るのは4,150億円8.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2,752億円、売上の5.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.5%3.3兆円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金26.3%1.3兆円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.3%4,150億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
34.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.4pt
8.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.5pt
5.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.4pt
9.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが4,658億円、投資CFが−3,222億円で、差し引きのフリーCFは1,436億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は7,065億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月1,032−2,1841,435−1,1521,856
2014年3月1,797−808−3829892,573
2015年3月1,604−773−8318312,869
2016年3月2,262−1,055−8541,2072,912
2017年3月2,677−1,288−7351,3893,441
2018年3月2,237−1,275−9409623,570
2019年3月2,500−1,658−6878423,672
2020年3月3,022−1,562−1,6991,4603,212
2021年3月3,747−1,5979892,1506,623
2022年3月2,451−1,808−4876437,178
2023年3月1,589−2,298−1,131−7095,482
2024年3月3,996−2,272−1,2961,7246,340
2025年3月5,145−3,374−1,5351,7716,581
2026年3月4,658−3,222−1,5641,4367,065

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は5.8兆円。このうち返さなくてよい自己資本が3.3兆円で、自己資本比率は55.9%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債兆円自己資本比率%
2013年3月1.740.641.1035.6
2014年3月2.010.821.1939.9
2015年3月2.261.051.2245.3
2016年3月2.191.041.1546.3
2017年3月2.361.141.2247.2
2018年3月2.481.321.1552.4
2019年3月2.701.451.2552.4
2020年3月2.671.461.2053.8
2021年3月3.241.701.5451.4
2022年3月3.822.011.8251.5
2023年3月4.302.282.0251.9
2024年3月4.882.692.1954.0
2025年3月5.132.872.2754.6
2026年3月5.813.322.4955.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
9,335億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2.3兆円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
7,697億円
在庫として抱えている分
負債合計
2.5兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE209社中75位あたり、逆に低いのは配当利回り209社中163位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.1%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.3%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
55.9%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.5%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.7%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥20,770で、1年前と比べて+16.3%過去52週の値幅のなかでは40%の位置にある。

¥20,770-0.8%1ヶ月-12.6%1年+16.3%時価総額6.1兆円
過去52週の値幅
安値¥16,915高値¥26,440

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)22.1倍
PER (会社予想)21.9倍
PBR1.93倍
配当利回り1.73%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で-14.16%下落し、8月19日に20705円まで売られた後、21日に20700円で下げ止まった。25日移動平均線(22786.8円)を下回り、75日線(23717.8円)も大きく割り込んでいる。52週高値26440円からは-21.7%、52週安値16915円からは+22.4%の水準。出来高は8月5日に654万株と急増したが、21日は109万株と減少。RSIは21.07で売られ過ぎ圏。200日線(21150.34円)を下回っており、中期的な上昇トレンドは崩れつつある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 38/100)

PER22.05倍は業界平均23.18倍をわずかに下回るが、PBR1.93倍は平均1.54倍を上回り、配当利回り1.74%は平均2.66%を大きく下回る。ROE9.1%と平均的な水準。予想PER21.8倍とほぼ変わらず、成長性に見合わない可能性。配当性向53.7%と高いが利回りが低く、株主還元が弱い。PBRと利回りの面で割高感があり、両面性として収益は増加傾向だが評価は割高。「割高だが配当は伸び悩み」の様相。

指標この会社業種平均
PER (実績)22.1倍22.7倍
PER (予想)21.9倍
PBR1.93倍1.50倍
ROE9.1%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、世界の空調需要の成長を取り込めるかと、成長に伴うコスト上昇・収益性のバランスにある。強気派は、世界的な気温上昇や省エネ需要の高まりで空調市場が拡大し、同社の技術力が選ばれると見る。弱気派は、原材料高や物流コストの増加、競争激化による利益率低下、欧州景気減速など海外需要の不透明感を指摘する。

プラスに働く材料7
  • 世界の空調需要の拡大

    地球温暖化による猛暑日増加と新興国の経済成長で空調需要が伸びる

  • 省エネ技術の強み

    業界トップの省エネ性能を持つ製品群で、環境規制強化の恩恵を受ける

  • 海外売上高比率の高さ

    海外比率が高いため、円安時には収益が押し上げられる効果がある

  • 2026年3月期売上高5兆円突破計画通年影響

    売上高は50,150億円と前期比5.5%増、過去最高の5兆円台に乗せる

  • 2026年3月期営業利益4,150億円の増益計画通年影響

    営業利益は前期比133億円増の4,150億円、営業利益率は8.28%

  • 純利益2,752億円で3期連続増益通年影響

    純利益は2,603→2,648→2,752億円と拡大、前期比3.9%増

  • 外国人保有比率46.4%と高水準継続影響

    外国人保有は46.42%で、需給面で株価を支える構造

マイナスに働く材料7
  • コスト上昇リスク

    原材料費や輸送費、人件費の高騰が利益率を圧迫する可能性

  • 競争激化

    中国メーカーや新興企業との価格競争が激しく、シェア維持が困難に

  • 地域リスク

    欧州や中国の景気減速で海外需要が減退すれば、業績が悪化する

  • 営業利益率低下で収益力の悪化懸念決算発表後影響

    営業利益率は8.45%から8.28%へ低下、売上高増率5.5%に対し営業利益増率3.3%

  • 予想PER23.4倍と割高感不定影響

    予想PERは23.4倍、純利益増率3.9%と比較するとバリュエーションが割高

  • ROE9.1%と資本効率の低さ継続影響

    ROEは9.1%、PBR2.07倍に対して資本効率が低く株価調整リスク

  • 配当利回り1.62%と株主還元の弱さ継続影響

    配当利回り1.62%と低位、株主への利益還元が株価の下支えにならない

次の決算で確かめる点
海外売上高比率
世界需要の取り込み度合いと、為替変動の影響を測るため
営業利益率
コスト上昇や競争激化が収益性に与える影響を把握するため
空調機器の受注動向
需要の先行指標として、市場環境の変化をいち早く捉えるため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり360で、前期から+3.0%いまの株価に対する利回りは1.73%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥360
1株あたり
配当利回り
1.73%
いまの株価に対して
配当性向
53.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月13030.5
2018年3月1407.733.8
2019年3月16014.337.8
2020年3月1600.032.8
2021年3月1600.053.4
2022年3月20025.038.1
2023年3月24020.049.2
2024年3月2504.250.7
2025年3月33032.057.3
2026年3月3403.053.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥360

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ77,009人。区分でいちばん多いのは外国法人46.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.7%を占め、残る54.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人36.236.339.740.341.546.4
金融機関48.949.046.042.543.040.2
個人・その他4.24.34.46.67.06.0
事業法人9.58.98.48.06.35.5
証券会社1.21.61.42.52.21.9
自己株式0.20.10.10.10.10.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)18.42
02㈱日本カストディ銀行(信託口)7.34
03ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505001(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)3.77
04エリオット インターナショナル エルピー(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)3.01
05ザ チェース マンハッタン バンク エヌエイ ロンドンエスイーシーエス レンディング オムニバス アカウント(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)2.56
06㈱三井住友銀行2.39
07ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505103(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)1.92
08ジェーピー モルガン チェース バンク 385781(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)1.37
09㈱三菱UFJ銀行1.30
10ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505223 (常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)1.25

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近7
  • 2026-08-21
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    7.65%
    -0.09pt
  • 2026-08-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    7.74%
    -1.58pt
  • 2026-08-06
    三井住友信託銀行株式会社
    新規の大量保有報告
    6.25%
    -0.14pt
  • 2026-07-06
    ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC)
    新規の大量保有報告
    1.73%
    +0.29pt
  • 2026-06-05
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.09%
  • 2026-05-21
    三井住友信託銀行株式会社
    新規の大量保有報告
    0.60%
    -0.05pt
  • 2026-05-21
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.09%
    -7.08pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+528%、1株純資産は14期で+423%。直近期のROEは9.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1502,1237.824.637.3
2014年3月3182,74813.118.334.8
2015年3月4103,51113.119.645.4
2016年3月4693,47413.417.957.1
2017年3月5273,80214.521.230.5
2018年3月6474,43415.718.233.8
2019年3月6464,84113.920.137.8
2020年3月5844,90412.022.632.8
2021年3月5345,68910.141.853.4
2022年3月7446,72612.030.138.1
2023年3月8817,63512.326.949.2
2024年3月8899,00910.723.250.7
2025年3月9049,5679.717.857.3
2026年3月94011,0989.119.953.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額1,335百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約14倍にあたる。

氏名役職年齢
十河政則代表取締役 会長兼CEO77
竹中直文代表取締役 社長兼COO62
川田達男取締役86
牧野明次取締役84
鳥井信吾取締役73
新居勇子取締役65
髙橋孝一取締役 経理財務・予算、業務効率化推進担当 経理財務本部長70
森圭子取締役 人材育成・女性活躍推進担当 秘書室 秘書担当部長51
カンワル・ジート・ジャワ取締役 グローバル戦略本部 空調インド・アフリカ地域支配人、ダイキン エアコンディショニング インディア プライベート リミテッド取締役社長兼CEO66
北本佳永子監査役61
高槻史監査役51
鵜川淳監査役70
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢
植松弘成監査役 常勤74
多森久夫監査役 常勤66
ゲアハルト・コルビニアン・ヴィースホイ取締役64

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円ストックオプション百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)93585202341,112124
社外取締役4888822
監査役2808040
社外監査役4555514

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,323字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当企業集団(当社及び当社の関係会社)が営んでいる主な事業は、空調・冷凍機、化学、油機及び特機製品の製造(工事施工を含む)、販売であり、連結財務諸表提出会社(以下、「当社」という。)はそれら全事業の製造、販売を行っております。関係会社は各社が、空調・冷凍機、化学、油機及び特機製品の製造、販売の一部を行っており、その事業概要は次のとおりであります。 (1) 空調・冷凍機事業 イ  主な製品名   住宅用機器   :ルームエアコン、空気清浄機、ヒートポンプ式給湯機、遠赤外線暖房機、ヒートポンプ式温水床暖房 業務用機器   :パッケージエアコン、スポットエアコン、空気清浄機、脱臭機、遠赤外線暖房機、全熱交換器、換気扇、ウォーターチリングユニット、アンモニアブラインチリングユニット、ターボ冷凍機、スクリュー冷凍機、ファンコイルユニット、エアハンドリングユニット、ルーフトップ、低温用エアコン、フリーザー、冷凍・冷蔵ショーケース、エアフィルタ、工業用集塵装置 舶用機器   :海上コンテナ冷凍装置、舶用エアコン、舶用冷凍機 ロ  会社名 ①国内関係会社 [連結子会社] ダイキンHVACソリューション東京㈱、ダイキンエアテクノ㈱、 ㈱ダイキンアプライドシステムズほか販売会社10社、 オーケー器材㈱、ダイキンレクザムエレクトロニクス㈱、 ダイキントレーディング㈱、日本無機㈱ほか10社 [持分法適用会社] モリタニ・ダイキン㈱ほか4社 ②海外関係会社   [連結子会社] 大金(中国)投資有限公司、大金空調(上海)有限公司、 大金空調(蘇州)有限公司、大金機電設備(蘇州)有限公司、 深圳麦克維尓空調有限公司、麦克維尓空調制冷(武漢)有限公司 麦克維尓中央空調有限公司、 ダイキン インダストリーズ(タイランド)リミテッド、 サイアム ダイキン セールス カンパニー リミテッド、 ダイキン コンプレッサー インダストリーズ リミテッド、 ダイキン エアコンディショニング(シンガポール)ピーティーイー リミテッド、 ダイキン マレーシア センディリアン バハッド、 ダイキン マレーシア セールス アンド サービス センディリアン バハッド、ピーティー ダイキン エアコンディショニング インドネシア、ダイキン エアコンディショニング インディア プライベート リミテッド、 ダイキン オーストラリア プロプライアットリー リミテッド、 ダイキン エア コンディショニング(ベトナム)ジョイント ストック カンパニー、 ダイキン ヨーロッパ エヌ ブイ、AHT クーリングシステムズ ゲーエムベーハー、 ダイキン インダストリーズ チェコ リパブリック エスアールオー、 ダイキン エアコンディショニング フランス エスエイエス、 ダイキン エアコンディショニング イタリア エスピーエイ、 ダイキン アプライド ヨーロッパ エスピーエイ、 ダイキン ウストゥマ ヴェ ソートゥマ システムレリ サナイ ティジャレット アーシェ、 ダイキン アプライド アメリカズ インク、 アメリカン エアフィルター カンパニー インク、 ダイキン コンフォート テクノロジーズ ノース アメリカ インクほか230社 [持分法適用会社] 珠海格力大金機電設備有限公司ほか7社 (2) 化学事業 イ  主な製品名   フルオロカーボンガス   :冷媒 フッ素樹脂   :四フッ化エチレン樹脂、溶融タイプ樹脂、フッ素ゴム、フッ素塗料、フッ素コーティング剤 化成品   :半導体用エッチング剤、撥水撥油剤、離型剤、界面活性剤、フッ化カーボン、フッ素オイル、医農薬中間体 ロ  会社名 ①国内関係会社   [連結子会社] ダイキンファインテック㈱ ②海外関係会社   [連結子会社] 大金フッ素化学(中国)有限公司、 大金新材料(常熟)有限公司、 ダイキン ケミカル ヨーロッパ ゲーエムベーハー、 ダイキン アメリカ インクほか17社 [持分法適用会社] 常熟淀川恵徳塑料制品有限公司 (3) その他事業 イ  主な製品名 (油機関連)   産業機械用油圧機器・装置   :各種ポンプ、各種バルブ、油圧装置、油冷却装置、 インバータ制御ポンプ・モータ 建機・車両用油圧機器   :油圧トランスミッション、各種バルブ 集中潤滑機器・装置   :各種グリースポンプ、各種分配弁 (特機関連)   防衛省向け砲弾・誘導弾用部品・航空機部品、在宅酸素医療用機器、ヘルスケア用機器 (電子システム関連)   設計開発分野向けプロセス改善・ナレッジ共有システム、設備設計CAD/BIMシステム、分子シミュレーションソフト/インフォマティクス、CG/コンテンツ制作ソフト等のIT製品・ソリューション ロ  会社名 ①国内関係会社 [連結子会社] ダイキン・ザウアーダンフォス㈱、 ダイキン油機エンジニアリング㈱ほか1社 ②海外関係会社    [連結子会社] デュプロマティック エムエス エスピーエイほか14社  [持分法適用会社] デュプロマティック ミドルイースト エレクトロメカニカル エキップメントインストレーション アンド メンテナンス エルエルシーほか1社 上記の、当企業集団の事業を概要図で示すと次頁のとおりであります。 企業集団の概要図 (当企業集団の概要図) 当企業集団の主要な事業内容と連結子会社324社(国内31社、海外293社)及び持分法適用会社16社(国内5社、海外11社)の概要図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,839字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループの使命・責任は、世界中の人に快適と安心を提供し続けることであり、経営の基本となる考え方を示す「グループ経営理念」の下、さまざまな社会課題の解決・地球環境への対応に積極的に取り組むとともに、高品質のプロダクト、素材、サービス、ソリューション、独自の技術革新の追求を通じて、お客様や社会に新たな価値を提供し続けることで、企業価値を高めてまいります。 また、高い倫理性と公正な競争をベースとした企業活動を推進し、タイムリーで透明性のある情報開示と説明責任の遂行、地域社会への積極的貢献、ビジネスパートナーとの相互成長などをグループ共通の行動指針として徹底して実行するとともに、働く人の意欲と納得性を引き出し、一人ひとりの力を組織の力へと高めていくという「人を基軸におく経営」の実践、侃々諤々の議論をベースにした「フラット&スピードの組織運営」の徹底、一人ひとりの個性を活かす「ダイバーシティ経営」の推進など、当社の良き伝統に一層の磨きをかけることで、グローバルグループとして進化し続け、持続可能で豊かな未来を切り拓いてまいります。 (2)目標とする経営指標 企業価値の最大化を経営の最重要課題の一つとして位置づけ、ROE(株主資本利益率)、ROIC(投下資本利益率)など「率の経営」指標に加え、FCF(フリーキャッシュフロー)も重視しながら、積極的な事業展開と経営体質の強化を推進しております。特に、収益力の向上と投資効率改善によるキャッシュ創出力の強化を重視し、売上債権や在庫の圧縮など運転資本の改善を通じてキャッシュフローを創出することで、成長投資の推進と株主還元の充実を図り、持続的な企業価値向上に取り組んでまいります。 (3)中期的な会社の経営戦略 当社グループでは、戦略経営計画「FUSION」を通じて、経営を取り巻く外部環境や現状認識を踏まえ、5年でめざすグループの発展の方向性を定めてまいりました。「FUSION」では、5年後の目指す姿を掲げ、前半3ヵ年の具体的な定量目標と実行計画を設定するとともに、2年経過後には後半3ヵ年計画を策定し、環境変化に応じた戦略の具体化と実行を進めております。 この考え方のもと、当社グループでは2030年を見据えた「FUSION30」を2026年に策定し、実行を開始しております。経済価値と社会価値の創出に向け、「高収益領域での成長」「収益体質の強靭化」「さらなる成長に向けた重点領域の強化」「経営基盤の高度化」「持続的成長と企業価値向上に向けた資本政策」を実現するための重点テーマを設定し、その施策展開を進めております。 (4)企業集団の対処すべき課題 各国の政策動向や地政学リスクの影響により、マクロ経済環境は引き続き先行き不透明な状況にあります。特に、米国の関税政策を始め、各国における経済安全保障政策の強化や通商政策の変化がサプライチェーンに影響を及ぼし、世界経済の先行きに対する不透明感を高めています。また、中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー価格の高騰や物流網の混乱により、世界経済の不確実性は極めて高い状態にあります。 こうした中、戦略経営計画「FUSION30」において、「『環境と空気の新たな価値』を提供し、世界で選ばれ続ける高収益なサステナブル企業をめざす」ことを掲げ、「ソリューションプロバイダへの変革」をはじめとする重点テーマを設定しました。これらの取り組みを通じてめざす姿の実現を図る上で、開始年度である2026年度は稼ぐ力の向上を最重要課題と位置づけました。また、本年はグループ年頭方針を「一人ひとりの強い力で新たな時代を勝ち抜こう」と定め、激しい事業環境の変化に対応するとともに、競争力の一層の強化を図ってまいります。2026年度の具体的なテーマは以下のとおりです。 ・販売価格政策の推進と、営業力強化および差別化商品の市場投入加速 ・変動費低減によるコスト競争力の強化 ・グローバルにおけるサービス・ソリューション事業の収益拡大 ・固定費構造の可視化と抜本的見直しによる売上高固定費率の低減 ・買収会社の収益力強化による投資成果の早期最大化 ・グローバルグループ横断での先進事例の展開による事業体質の強化と成果創出
事業等のリスク5,543字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与え、投資家の判断に影響を及ぼす可能性があると経営者が認識している主なリスクは以下のとおりであります。 なお、以下に記載の内容は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 市場環境に関連するリスク ①市場環境の変化に関連するリスク 当社グループは、空調をはじめとする各事業領域において、開発・調達・生産・販売・サービスなどの事業活動をグローバルに展開し、販売網強化によるシェア向上、競争力ある商品・サービスの提供、固定費削減などにより、事業拡大と収益性向上に努めております。 しかしながら、政治・外交情勢の不安定化、貿易摩擦、関税の引き上げ等の各国の政策動向、景気の後退、天候不順、感染症のまん延などにより、当社グループが事業展開する国・地域の市場環境が悪化した場合、事業拡大・収益性向上が計画通りに進まない可能性があります。その結果、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②為替相場・資金調達環境の変動に関連するリスク 当社グループの連結売上高に占める海外売上高の割合は高く、今後もグローバル展開の加速により、海外売上高の割合がさらに増加する見込みです。連結財務諸表の作成にあたっては、各地域における売上、費用、資産を含む現地通貨建ての項目を円貨換算しております。従って、換算時の為替レートにより、これらの項目は、各地域の現地通貨における価値が変わらなかったとしても円貨換算後の価値が影響を受けることになります。また、部材の調達、商品やサービスについて外貨建てで取引しているものもあり、為替動向によって製造コストや売上高に影響する可能性があります。当社グループでは、これらの為替リスクを回避するため、短期的には為替予約などによりリスクヘッジを行っており、中長期的には為替変動に連動した最適調達・生産分担の構築、通貨毎の輸出入バランス化等により為替変動に左右されない体質の実現に取り組んでおります。 また、当社グループでは事業活動に必要となる資金を、金融機関からの借入、コマーシャル・ペーパーや社債によって調達しており、経済環境が変動した際に、金融機関の貸出姿勢や資金調達市場の状況が変化し、必要な資金が調達できないリスク及び調達金利が上昇するリスクがあります。これらのリスクに備え、コミットメントラインの設定、金利スワップ等による金利の固定化などの取り組みを行っておりますが、資金調達コストが上昇し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響する可能性があります。 ③有価証券の時価の変動に関連するリスク 当社グループは、戦略的観点から当社の企業価値の向上が期待できる企業の株式を保有しておりますが、株式市況の動向によっては、評価額が減少し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響する可能性があります。 (2) 事業活動に関連するリスク ①技術・商品・サービスに関連するリスク 当社グループは、顧客価値・社会的価値の創出を目指し、常にお客様に満足頂ける技術・商品・サービスの開発に注力しております。しかしながら、当社グループの想定とは異なる新たな技術・商品・サービスの出現や、新規参入を含む競合激化などの急激な環境変化により、技術・商品戦略の修正や転換が必要となる可能性があります。 このような場合、新商品・サービスの投入や新たな事業の立ち上げが遅れ、競合他社や新規参入企業に対する優位性が低下し、その結果、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②買収・他社との提携等に関連するリスク これまで当社グループは、事業のグローバル展開や品揃え・販売体制の強化などのために、既存の経営資源を活用した自前での成長に加えて、企業買収を活用してきました。今後、事業領域の拡大や事業構造の転換を加速させるためにも、提携・連携・M&Aを積極的に行ってまいります。案件の検討段階では、事業拡大に向けた戦略に留まらず、事業運営上のリスクについても検証を行うなど、案件の実行後には事業統合が円滑に進むように努めております。しかしながら、案件の実行後に、市場環境の悪化や、対象企業の経営資源が十分に活用できない、対象企業との連携が円滑に進まないなど、統合が計画通りに進まない可能性があります。その結果、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③商品・サービスの品質と責任 当社グループでは、世界170カ国以上で事業を展開しており、現地のニーズに合致した商品・サービスの提供に努めております。また、各地域において厳格な設計審査と品質検査を実施し、品質・安全性の確保に万全を期すとともに、ビジネスがさらに拡大する中で、各地域の品質・安全性の取組み状況を確認する品質保証委員会を設置し、グローバルレベルでの商品・サービスの品質向上を図っています。しかし、万一商品の安全性に関する問題が発生した場合には、顧客の安全を第一に考え、事故の発生や拡大を防止するため、修理・交換、新聞などでの告知、販売事業者等社外の関係者への情報開示など、製造物責任法に基づく責務を果たします。 これらの対策には多額の費用が発生する可能性があるため生産物賠償責任保険等に加入していますが、保険の補償限度額を超える場合やブランドイメージの低下により売上が減少する場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④調達に関連するリスク 当社グループでは、サプライヤーの経営状況の悪化、自然災害や事故の発生等の状況下においても、原材料や部品等が安定的かつタイムリーに、また合理的な価格で供給されることを確保するため、サプライヤーの複数化・自国・自地域内調達化、部品の共通化・標準化等の対応を進めております。また、サプライチェーンCSR推進ガイドラインを策定し、サプライヤーに対して人権・環境・コンプライアンス等のCSR取り組みの実施をお願いしております。しかしながら、上記のような対応が短期的には困難な場合があるほか、世界的な感染症の拡大や大規模災害などの想定を超えるような甚大な事象が発生した場合には、原材料や部品等の供給不足、納入遅延等が発生する可能性があります。また、サプライチェーン上において労働者の権利侵害等の重大な法令違反があった場合には、発注元として当社の社会的信用が低下する可能性があります。 当社グループとサプライヤーは、契約により原材料や部品等の価格を決定しております。長期契約の活用など安定した価格で調達できるよう努めておりますが、急激な需給環境の変化や為替相場の変動等により、調達価格の高騰が避けられないこともあります。 これらの場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤法的規制 当社グループは、世界170カ国以上で事業を展開しており、競争法、贈賄防止法、個人情報保護法、デジタル・AI規制関連法、経済安全保障規制関連法、人権や労働関係法、製品・サービス安全規制関連法、環境規制関連法、サステナビリティ規制関連法等の世界各国・各地域の法律や規制の適用を受けております。各国において、より厳格な法規制の導入や当局の法令解釈や運用指針の変更により、当社グループの事業活動が制限される可能性があります。 当社グループでは、コンプライアンスの徹底に向け、役員・従業員一人ひとりが取るべき行動を明示した「グループコンプライアンス行動指針」及び「グループ人権方針」等の具体的な取り組み方針を定めております。競争法やハラスメントなど各テーマについて教育研修を実施するとともに、年1回、法令・規程どおりに日々の業務を行っているかをセルフチェックする「自己点検」を導入し、コンプライアンス意識を高めるとともに、監査を実施し、遵守状況を確認しております。 しかしながら、法令違反が生じた場合には、課徴金等の行政処分を受ける可能性があります。また、ブランドイメージの低下により売上が減少し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥情報セキュリティ 国内外において、大規模なサイバー攻撃・情報漏えい事案が依然として発生しており、情報セキュリティに対するリスク対策の重要性が一段と高まっています。当社グループは、事業を展開するにあたり、第三者の機密情報や顧客の個人情報を取得することがあり、また、当社独自の機密情報も扱っております。このため、ハッカーによる不正アクセスやサイバー攻撃を受け、個人情報や機密情報が外部へ流出したり、各拠点の生産ラインや物流システムが停止したりするなど、事業に深刻な影響を及ぼす可能性があります。そのような事態が生じた場合、多額の損害賠償金や制裁金の支払を要する場合があります。さらに、多大な対策費用を支払うことになり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 これらの事象の発生を防ぐため、当社では、情報セキュリティ担当役員を委員長とする審議機関「情報セキュリティ委員会」を設置し、情報セキュリティ戦略・対策方針を審議し、情報セキュリティシステムの強化、秘密表示の徹底、外部からのアクセス制限、社内規程の整備や教育研修などの対策を講じております。同委員会で審議した重要事項や全社へ周知・徹底すべき事項は、「企業倫理・リスクマネジメント委員会」、代表取締役社長兼COOを委員長とする「内部統制委員会」へ報告するとともに、取締役会にも報告を行っております。また、海外グループ会社を含めた全社のセキュリティ管理体制を強化しております。 (3) 気候変動等環境に関連するリスク 気候変動はグローバルに取り組むべき社会課題の一つであり、当社グループは、「環境社会をリードする」とのグループ環境基本方針に基づいて、省エネ高効率空調機や低温暖化冷媒の開発・普及、建物全体でエネルギーを効率的に利用するソリューションの創出などにより、温室効果ガス(CO2・フロン)の排出を抑制し、気候変動の緩和に積極的に取り組んでおります。しかしながら、低炭素社会への移行に伴い、温室効果を有する冷媒ガスの使用・排出規制や省エネルギー規制がさらに強化される場合、規制に適合するために必要なコストが増加する可能性があります。また、仮にこれらへの十分な対応が困難であったり、遅れが生じた場合には、製品の販売に支障が出るなど、円滑な事業活動に影響が及ぶ可能性があります。物理的なリスクとしては、異常気象に伴う大規模災害発生時に当社グループの従業員、生産設備、システム、サプライチェーン等に被害が発生し、事業活動に大きな影響を受ける可能性があります。 また、当社グループでは、事業活動による環境汚染の発生を防止すべく、規制の遵守は当然のこと、より厳しい自主基準を設けるなど万全を期しております。しかしながら、当社が排出した化学物質等に起因して結果的に環境汚染問題が発生した場合には、これに対して浄化処理、損害賠償等の対応を行う必要が生じ、そのための費用が発生する可能性があります。また、社会的信用の低下が発生する可能性があります。 以上のようなリスクの顕在化により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響が及ぶ可能性があります。 (4) その他 ①固定資産の減損 当社グループは、事業用の資産や企業買収の際に生じるのれんなど様々な有形・無形の固定資産を計上しており、これらの資産については、減損損失の兆候の有無を判定しております。減損の兆候があると認められる場合には、将来キャッシュ・フローの総額を見積り、減損損失の有無を判定しております。判定に必要な将来キャッシュ・フローは経営計画を基礎とし、将来の不確実性を考慮して見積っております。今後の業績変動等により減損損失を認識する場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。一方で、継続的な業績のモニタリングを行っており、投資に対する回収が困難となる前に対策を講じるように努めております。 ②自然災害等 当社グループは、世界中に研究開発・製造・販売・サービスの拠点を有しております。近年わが国では、地震・津波・台風・豪雨などの自然災害に見舞われております。当社では、このような自然災害に備え、各事業所で施設の耐震化を進めるほか、津波・大雨・洪水等に対する対策を進めております。また、自然災害に関する防災規程を制定し、定期的に防災訓練を実施するなどにより、自然災害による影響の極小化を図っております。特に南海トラフ地震等の巨大地震時に、当社が事業継続に関して行う基本的事項を全社規程として定めるとともに、各事業部門においても事業継続するための具体的項目を部門規程に定めるなど、巨大地震に備えています。しかしながら、甚大な自然災害により、当社グループの従業員・生産設備・システム等に被害が発生し、事業活動に大きな影響を受ける可能性があります。海外においても、各種の自然災害のほか、テロや暴動・戦争等によって、当社グループの事業拠点だけではなくサプライチェーンや顧客が被害を受けることも考えられ、これらにより当社グループの事業活動に障害や遅延が発生する可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)9,685字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (経営成績等の状況の概要) 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 (1) 財政状態及び経営成績の状況 当期の世界経済は、AI関連投資の拡大や内需の下支えなどを背景に、全体としては底堅く推移したものの、米国の関税政策や地政学リスクの高まりにより先行きの不透明感が増しました。米国経済は、AI関連投資が拡大したものの、金利の高止まりや物価上昇を背景に、住宅投資の低迷が続きました。欧州経済は、内需の持ち直しがみられる一方で、外需の弱さや関税を巡る不透明感が重しとなりました。中国経済は、不動産市場の低迷により厳しい状況が続きました。日本経済は、物価上昇が個人消費の抑制要因となる中、賃金上昇や設備投資の拡大を背景に底堅く推移しました。アジア経済は、外需減速の影響がみられたものの、ASEAN諸国を含め内需が全体を下支えしました。 このような事業環境のもと、当社グループは、2025年度が最終年度となる戦略経営計画「FUSION25」で掲げた、カーボンニュートラルやソリューションの推進をはじめとする成長戦略を軸に、重点戦略テーマの実行を加速させ、中長期の成長と持続的な発展に向けた取り組みを推進しました。 また、厳しい事業環境が続く中にあっても、収益基盤の強化と収益力の向上を実現すべく、当期は、以下の6テーマを経営トップ直轄の全社横断テーマとして定め、成果創出の最大化に取り組みました。 1. 販売力・営業力強化 ・利益率重視の販売施策 2. 新商品・差別化商品投入の加速 ・厳しい事業環境下で拡販と売価維持・アップの両立 3. 米国関税措置の対応を含むサプライチェーンの強化 4. コストダウンの極大化 ・ベースモデルのコストダウン ・銅からアルミ、ステンレスなどへの材料置換 ・米国関税措置の対応 5. グローバルでのサービス・ソリューション事業の加速 ・市場・用途別のソリューション展開 ・保守・修理サービス・部品販売の収益化 6. デジタル投資、プロセスイノベーションの成果創出 これらの取り組みを進めるにあたっては、先行き不透明な事業環境が続く中でも、グローバルグループ一丸となって重点施策を徹底・実行し、マイナス影響の極小化に努めました。また、当期計画の達成に向け、事業環境の変化に対しても機動的かつ柔軟に対応してまいりました。 当期の経営成績については、売上高は5兆150億36百万円(前期比5.5%増)となりました。利益面では、営業利益は4,149億91百万円(前期比3.3%増)、経常利益は4,081億71百万円(前期比11.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,752億29百万円(前期比4.0%増)となりました。 セグメントごとの経営成績を示すと、次のとおりであります。 ①  空調・冷凍機事業 空調・冷凍機事業セグメント合計の売上高は、前期比5.4%増の4兆6,211億31百万円となりました。営業利益は、前期比7.4%増の3,769億91百万円となりました。 国内空調では、業務用市場の需要は、インバウンド需要等を背景とした小売店舗などの建築着工件数が増加したほか、オフィス・商業施設を中心とする更新需要が堅調に推移し、前期を上回りました。住宅用市場の需要は、4月からの猛暑予測による先行需要の増加に加え、夏季の記録的な猛暑や、8月30日開始の東京ゼロエミポイント事業の影響もあり、前期を上回りました。当社グループは、このような状況下で、業務用空調機器市場においては、省エネ性と施工性に優れた「FIVE STAR ZEAS」に加え、低温暖化冷媒R32を採用し業界トップレベルの省エネ性を実現したビル用マルチエアコン「VRV 7」や、既設配管を再利用してスムーズな空調機器の更新を可能にする「VRV Q」シリーズなど、高付加価値商品を中心にユーザー提案を強化し、売上高は前期を上回りました。住宅用空調機器市場においては、省エネ意識の高まりや夏場の使用時間増加を背景に、高温下でも安定した冷房性能を発揮する高外気タフネス冷房機能に加え、冷房しながら除湿を行い、湿度を抑えつつ冷やしすぎを防いで快適性を高めるプレミアム冷房を備えた高省エネ機種『うるさらX』を中心にユーザー提案を強化し、売上高は前期を上回りました。 米州では、住宅用空調機器については、米国関税に起因するインフレや住宅ローン金利の高止まりなど、依然として厳しい経済情勢が続く中、空調機器の更新需要の低迷や昨年度の冷媒規制に伴う駆け込み需要の影響で流通在庫が高止まりしていることから、需要の停滞が継続しました。このような状況の中、当社グループは、顧客の取り戻し、既存販売店の支援及び新規販売店の開発に取り組みました。また、環境性と省エネ性に優れた低温暖化冷媒R32機の拡販によるシェア拡大、省エネ性能の高い環境プレミアム商品『Fit(フィット)』の拡販、さらに、販売価格政策・コストダウンの推進により利益率の改善・向上にも努めました。これらの取り組みの結果、売上高は前期を上回りました。アプライド空調事業については、メキシコのチラー工場の活用に加え、既存工場の生産能力を拡充することで需要を着実に取り込み、さらにサービス事業の拡大も相まって販売は伸長しました。特に、市場成長が続くデータセンター向け分野においては、カスタムエアハンドリングユニットメーカーでの新工場稼働による生産能力増強を活かした販売拡大や、新規買収の効果も寄与し、売上高は前期を上回りました。 中国では、不動産不況の影響により需要が大きく減速し、地域全体の売上高は前期を下回りました。利益面では、高付加価値商品の拡販、ソリューションの強化、コストダウン等に取り組み、これまでの高水準を維持しました。住宅用空調機器市場では、景気が減速する中、ユーザーダイレクトのオフラインの小売販売に加え、ライブ放送・Web戦略・SNSなどオンラインを組み合わせた当社グループ独自の販売活動を強化しました。また、空調・換気・ヒートポンプ床暖房・空気質センサーなどのシステム商品の販売に加え、IoTやデータ分析を活用し、顧客ごとに最適な空気質やライフスタイルに応じた提案を行うホームソリューションを強化しました。業務用空調機器市場では、カーボンニュートラル政策の推進による政府物件・工場・グリーンビル(環境性能が高まるよう配慮して設計された建物)などの市場に対し、省エネを切り口とした提案を強化しました。アプライド空調機器市場では、半導体・医療関連など底堅い需要がある分野に資源を投入したことに加え、サービス・保守事業の強化、省エネ更新・改造提案を強化しました。 アジア・オセアニアでは、アセアン地域・インドでの天候不順等により、地域全体の売上高は前期を下回りました。住宅用空調機器については、アセアン地域・インドで昨年に比べ低温・多雨となった影響で需要が低迷し、流通在庫が高止まりしました。このような状況下で、販売店や消費者への販促施策の強化に取り組んだものの、売上高は前期を下回りました。一方、業務用空調機器については、アセアン地域で景気の先行き不透明感の高まりによりプロジェクトの遅延や投資の見直しが発生する中、販売店の開発・育成、インドでの継続的な販売拡大により、売上高は前期を上回りました。アプライド空調機器については、データセンター向け等の販売を強化しました。 欧州では、地域全体の売上高は前期を上回りました。住宅用空調機器では、従来、空調機の普及率が低かったドイツや英国に加え、7月以降に需要回復が続いたフランスでの高付加価値商品の拡販により、売上高は前期を上回りました。住宅用ヒートポンプ式温水暖房機器では、需要は緩やかな回復基調ですが、燃焼式暖房の規制遅れ、補助金の制度や運用方法が安定せず、本格的な回復には至っておりません。当社グループは、燃焼式暖房からの置換が進むドイツで新商品を活用して販売を伸ばしたことに加え、為替のプラス効果もあり、売上高は前期を上回りました。業務用空調機器では、環境意識の高まりを背景にした低温暖化冷媒R32を採用した製品の提案強化及び各国での販売店開発により、売上高は前期を上回りました。 中近東・アフリカでは、売上高は前期を上回りました。サウジアラビアやUAEでは大型物件向け販売が拡大しました。トルコでは、上期は住宅用空調機器、下期は業務用空調機器の販売が大きく伸長しました。 フィルタ事業では、中国における価格競争の激化や、国内での投資抑制を背景とした市場縮小が続いたものの、全体として需要は堅調に推移し、売上高は前期を上回りました。米国では、低収益事業縮小の影響がありましたが、OEMでの大型受注もあり、売上高は前期を上回りました。欧州では、南欧での大型案件の出荷や北欧地域での更新需要の獲得で売上を伸ばし、売上高は前期を上回りました。アジア・中東では、中国は不動産不況の長期化や需要の停滞が長引いている影響で販売は減少しましたが、マレーシアやタイの電子半導体、そのほか病院等の市場での拡販、中東の大口顧客からの新規受注が好調に推移したため、中東・インドを含むアジア地域全体の販売は増加しました。また、国内では、新設投資の停滞や半導体需要回復の遅れ、市場縮小の影響を受け、売上高は前期を下回りました。ガスタービン・集塵機事業は、集塵機事業において堅調な販売が続いたものの、海上油田向け特殊フィルタの販売低調により、売上高は前期並みとなりました。 舶用事業では、冷凍機の販売が前期を下回りましたが、海上コンテナ冷凍装置の販売を伸ばし、舶用事業全体の売上高は前期を上回りました。 ②  化学事業 化学事業セグメント合計の売上高は、前期比7.0%増の2,814億69百万円となりました。営業利益は、半導体需要減速の影響を大きく受け、前期比28.3%減の330億89百万円となりました。 フッ素化学製品全体の販売は、半導体分野での流通在庫調整の長期化に加え、その他主要市場での需要の回復遅れが見られる中、比較的堅調な領域での拡販に努めた結果、売上高は前期を上回りました。 フッ素樹脂は、新たなデータセンター分野での旺盛な需要の取り込みに注力しましたが、米国や中国の建築・建設市場の低迷や半導体向け流通在庫調整等の影響により、売上高は前期並みとなりました。一方、フッ素ゴムについては、中国や欧米での自動車市場向けを中心とする拡販により、売上高は前期を上回りました。 化成品は、表面防汚コーティング剤や中間体機能材分野での需要に厳しさが見られたものの、半導体プロセス向けエッチング剤の分野で新たに連結対象拠点が加わった影響もあり、売上高は前期を上回りました。 フルオロカーボンガスについては、米国・アジア・欧州での拡販に努めた結果、売上高は前期を上回りました。 ③  その他事業 その他事業セグメント合計の売上高は、前期比7.3%増の1,124億35百万円となりました。営業利益は、前期比8.4%増の49億25百万円となりました。 油機事業では、産業機械用油圧機器は、国内市場並びに米国市場向けの販売が増加したことにより、売上高は前期を上回りました。一方、建機・車両用油圧機器は、国内主要顧客向けの販売が減少したことにより、売上高は前期を下回りました。 特機事業では、医療用酸素濃縮装置及び低酸素システム(酸素濃度をコントロールすることで、短時間で高い運動効果が得られる高地空間を再現する機器)の受注が増加し、売上高は前期を上回りました。 電子システム事業では、データサイエンスソフトの販売は減少しましたが、品質課題の解決・設計開発期間の短縮・コストダウン支援といった顧客ニーズに合致した設計・開発分野向けデータベースシステム『Smart Innovator(スマートイノベーター)』の拡販と、設備CADシステムの増販により、売上高は前期並みとなりました。 総資産は、5兆8,092億40百万円となり、前連結会計年度末に比べて6,758億24百万円増加しました。 流動資産は、受取手形、売掛金及び契約資産の増加等により、前連結会計年度末に比べて4,092億26百万円増加し、3兆2,628億80百万円となりました。 固定資産は、機械装置及び運搬具の増加等により、前連結会計年度末に比べて2,665億98百万円増加し、2兆5,463億59百万円となりました。 負債は、支払手形及び買掛金の増加等により、前連結会計年度末に比べて2,259億78百万円増加し、2兆4,927億2百万円となりました。 純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上や為替の変動によるその他の包括利益累計額の増加等により、前連結会計年度末に比べて4,498億45百万円増加し、3兆3,165億38百万円となりました。 この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の54.6%から55.9%となり、1株当たり純資産額は前連結会計年度末の9,567.14円から11,097.60円となりました。 また、有利子負債については、1年内返済予定の長期借入金の増加等により、前連結会計年度に比べて1,077億55百万円増加し、1兆946億56百万円となりましたが、総資産の増加により有利子負債比率(有利子負債/総資産)は、19.2%から18.8%となりました。 (2) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローについては、営業活動では、売上債権の増加等により、前連結会計年度に比べて486億2百万円収入が減少し、4,658億48百万円の収入となりました。投資活動では、有形固定資産の取得による支出の減少等により、前連結会計年度に比べて151億67百万円支出が減少し、3,222億39百万円の支出となりました。財務活動では、長期借入れによる収入の減少等により、前連結会計年度に比べて29億9百万円支出が増加し、1,563億78百万円の支出となりました。これらの結果に為替換算差額を加えた現金及び現金同等物の当連結会計年度の増減額は、前連結会計年度末に比べて228億9百万円増加し、484億18百万円のキャッシュの増加となりました。 (生産、受注及び販売の状況) (1) 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 空調・冷凍機事業   3,182,249   5.3 化学事業   257,069   △0.7 その他事業   103,565   6.1 合計   3,542,884   4.9 (注) 1  金額は販売価格によっております。 (2) 受注状況 当社グループの製品は、大部分見込み生産であるため、受注高及び受注残高の記載は省略しております。 (3) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 空調・冷凍機事業   4,621,131   5.4 化学事業   281,469   7.0 その他事業   112,435   7.3 合計   5,015,036   5.5 (注) 1  セグメント間の取引については相殺消去しております。 2  いずれの相手先についても総販売実績に対する割合が100分の10未満のため、相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合の記載を省略しております。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 以下に記載の内容については、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。当連結会計年度末における資産、負債及び純資産の計上、当連結会計年度における収益、費用の計上については、現況や過去の実績に基づいた合理的な基準による見積りが含まれております。 なお、連結財務諸表作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (2) 財政状態 ①資産 総資産は、5兆8,092億40百万円となり、前連結会計年度末に比べて6,758億24百万円増加しました。 流動資産は、受取手形、売掛金及び契約資産の増加等により、前連結会計年度末に比べて4,092億26百万円増加し、3兆2,628億80百万円となりました。 固定資産は、機械装置及び運搬具の増加等により、前連結会計年度末に比べて2,665億98百万円増加し、2兆5,463億59百万円となりました。 ②負債及び純資産 負債は、支払手形及び買掛金の増加等により、前連結会計年度末に比べて2,259億78百万円増加し、2兆4,927億2百万円となりました。 純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上や為替の変動によるその他の包括利益累計額の増加等により、前連結会計年度末に比べて4,498億45百万円増加し、3兆3,165億38百万円となりました。 この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の54.6%から55.9%になり、1株当たり純資産額は前連結会計年度末の9,567.14円から11,097.60円となりました。 (3) 経営成績 ①売上高 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度比5.5%増の5兆150億36百万円となりました。 空調・冷凍機事業では、米州・中国の住宅用の需要減少、アジアでの景気低迷と天候不順の影響を受けましたが、アプライド・業務用など需要が好調な事業で販売を拡大しました。米州で住宅用ユニタリーのシェアを挽回したほか、日本・欧州では高付加価値商品の拡販、中国では住宅用マルチエアコンの販売に注力しました。その結果、売上高は前連結会計年度比5.4%増の4兆6,211億31百万円となりました。 化学事業では、半導体分野の需要回復遅れ、流通在庫の調整により、半導体製造装置向けの高機能樹脂の販売が減少したこと等により、売上高は前連結会計年度比7.0%増の2,814億69百万円となりました。 その他事業全体では、産業機械用油圧機器の国内市場並びに米国市場向けの販売が増加したこと等により、売上高は前連結会計年度比7.3%増の1,124億35百万円となりました。 ②営業費用、営業利益 売上原価は、前連結会計年度比5.0%増加し、3兆2,825億19百万円となりました。 販売費及び一般管理費については、前連結会計年度比7.6%増加し、1兆3,175億24百万円となりました。人件費の増加が主な要因であります。 以上の結果、営業利益は前連結会計年度比3.3%増の4,149億91百万円となりました。 なお、セグメントの営業損益については、空調・冷凍機事業では、前連結会計年度比7.4%増の3,769億91百万円の営業利益となり、化学事業では、前連結会計年度比28.3%減の330億89百万円の営業利益となり、その他事業は前連結会計年度比8.4%増の49億25百万円の営業利益となりました。 ③営業外損益、経常利益 営業外損益は、インフレ会計調整額(営業外収益)が増加したこと等により、前連結会計年度に比べて284億2百万円増加し、68億20百万円のマイナスとなりました。 経常利益は、前連結会計年度比11.4%増の4,081億71百万円となりました。 ④特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益 特別損益は、減損損失が増加したこと等により、前連結会計年度に比べて141億92百万円減少し、45億43百万円のマイナスとなりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比4.0%増の2,752億29百万円となりました。 (4) キャッシュ・フロー 営業活動では、売上債権の増加等により、前連結会計年度に比べて486億2百万円収入が減少し、4,658億48百万円の収入となりました。投資活動では、有形固定資産の取得による支出の減少等により、前連結会計年度に比べて151億67百万円支出が減少し、3,222億39百万円の支出となりました。財務活動では、長期借入れによる収入の減少等により、前連結会計年度に比べて29億9百万円支出が増加し、1,563億78百万円の支出となりました。これらの結果に為替換算差額を加えた現金及び現金同等物の当連結会計年度の増減額は、前連結会計年度末に比べ228億9百万円増加し、484億18百万円のキャッシュの増加となりました。 当社グループでは、投資は成長の基盤と考えており、投資によって事業拡大を図るとともに、財務体質の強化、企業価値の一層の向上と株主への利益還元の向上を図ってまいります。具体的には、新製品に対応した設備投資、生産性向上・生産能力拡大のための投資などに加え、各戦略的投資を実行し、グローバルでの事業拡大及び競争力強化を図ってまいります。これらの投資に必要な資金は内部留保の蓄積を基本とした自己資金に加え、必要に応じ、金融機関からの借入や社債等で調達します。当連結会計年度では、投資活動によるキャッシュ・フロー(3,222億39百万円の支出)は、営業活動によるキャッシュ・フロー(4,658億48百万円の収入)を下回りました。 株主への配当は、これまでの配当実績を踏まえ、配当性向の水準を意識しつつ、安定性を重視しながら、継続的な増配の実現に努めてまいります。 キャッシュ・フロー指標のトレンドは下記のとおりであります。 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   51.5   51.9   54.0   54.6   55.9 時価ベースの自己資本比率(%)   171.6   160.9   123.6   92.1   94.2 キャッシュ・フロー対有利子負債比率 (年)   3.4   5.6   2.4   1.9   2.3 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   27.7   7.8   9.0   11.9   12.0 (注)  自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い ※各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。 ※株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 ※営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。 ※有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息支払額を使用しております。

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開示資料

出典

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