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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

JUKI

JUKI CORPORATION6440 · Prime · 機械

工業用ミシンで世界有数のシェアを誇り、マウンタでは電子実装分野に展開。

概要

JUKIは、工業用ミシンで世界トップシェアを誇る機械メーカーである。電子部品実装装置(マウンタ)やIoT関連システムも手掛け、縫製事業と産機事業の2本柱で構成される。2024年12月期の連結売上高は952億円、営業損失10億円と赤字だが、2025年12月期は営業利益27億円の黒字転換を見込む。東京都多摩市に本社を置き、連結子会社24社、関連会社3社からなるグループを形成する。従業員数は3,828名(連結)。

縫製事業:工業用ミシンで世界首位

JUKIの縫製事業は、工業用ミシンと家庭用ミシンの製造販売を中核とする。工業用ミシンは衣料品工場向けに高速・高耐久の縫製機械を提供し、世界トップシェアを有する。家庭用ミシンは一般家庭向けの多機能モデルを中心に、欧米の職業用ミシンでも強みを持つ。近年はIoT関連システムを組み合わせ、アパレル産業向けに自動化ソリューションを展開する。同事業の売上高は2025年12月期に666億円(連結全体の75%)を占め、営業利益50億円と黒字を計上した。需要はインド以西や中国代理店経由で堅調であり、欧米の車載関連向けも第4四半期に回復した。

産機事業:マウンタと受託加工が2本柱

産機事業は、電子部品実装装置(マウンタ)および周辺機器の製造販売と、受託加工製品・部品の事業から成る。マウンタはプリント基板上に電子部品を高速・高精度に実装する装置で、はんだ印刷機やリフロー炉などの周辺機器も手掛ける。産業装置事業は中国市場で底打ち感があるものの、欧米が低調で全体として伸び悩み、2025年12月期の売上高は218億円(前年比12.7%減)となった。一方、受託事業は「利益重視」への転換により収益性が改善し、セグメント損失は前年の11億円から5億円に縮小した。同事業では「グローバルニッチ戦略」に注力し、組織再編を進めている。

38の国と地域に広がる生産販売網

JUKIグループは、日本国内に加え、米国、香港、中国、シンガポール、イタリア、ポーランド、インド、タイ、ベトナムなど世界各国に生産拠点と販売子会社を持つ。1970年に香港現地法人を設立後、1974年には米国、1995年にはシンガポールと中国に進出。中国では河北省に合弁会社、上海市に全額出資子会社を設立した。連結子会社は24社、関連会社は3社で、縫製事業に19社、産機事業に7社、その他に1社が属する。地域ごとの需要変動に対応するため、生産と販売の最適化を進めており、インド以西や中国代理店経由の需要が堅調である。

業界の中での役割はアパレル縫製機器と電子実装装置のグローバルメーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
888億円
営業利益
27億円
営業利益率
3.0%
純利益
14億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01縫製事業主力

工業用ミシンおよび家庭用ミシンの製造販売、IoT関連システムの提供。アパレル産業向けに自動化ソリューションも展開。

主な製品・サービス3
工業用ミシン
衣料品工場等で使用される高速・高耐久の縫製機械。
家庭用ミシン
一般家庭向けの多機能ミシン。
IoT関連システム(縫製向け)
ミシンの稼働状況等を監視・分析するシステム。

02産機事業主力

電子部品実装装置(マウンタ)および周辺機器、IoT関連システムの製造販売。受託加工製品・部品も手掛ける。

主な製品・サービス4
マウンタ
プリント基板上に電子部品を高速・高精度に実装する装置。
周辺機器
マウンタに付随するはんだ印刷機、リフロー炉等の装置。
IoT関連システム(実装向け)
実装ラインの稼働管理やトレーサビリティを実現するシステム。
受託加工製品・部品
他社からの依頼による機械部品等の加工品。

03その他その他

不動産管理およびその他サービス(子会社JUKIプロサーブ㈱が担当)。

製品と技術

高速・高耐久を極めた工業用ミシン

JUKIの工業用ミシンは、衣料品工場向けに高速運転と高耐久性を特徴とする。布地を連続して縫う工程では、毎分数千針の速度で安定した縫い品質を維持する必要がある。同社のミシンは、ボビンや針棒の機構に独自技術を採用し、糸切れや縫いムラを低減する。また、自動化ニーズに対応し、布地の送りや糸調節を自動化したモデルもラインアップする。2025年12月期には縫製事業全体で666億円の売上を計上し、営業利益50億円を達成した。主な需要先はアパレル工場で、グローバル100社向けにソリューション提案を行う。

多機能化が進む家庭用ミシン

家庭用ミシンは、一般家庭での洋服作りや趣味用途向けに製品を展開する。JUKIは、電子制御による多彩な縫いパターン、自動糸通し、刺繍機能などを備えた多機能モデルを得意とする。特に欧米市場では、職業用ミシンとしても高評価を得ており、丈夫で長寿命な点が強みである。家庭用ミシン事業は、縫製事業の一部として売上に貢献する。同社は家庭用ミシンの拡大を中期計画の戦略の一つに掲げており、欧米地域での販売強化を図っている。

マウンタ:高速・高精度の電子実装装置

マウンタ(電子部品実装装置)は、プリント基板上に抵抗やコンデンサ、ICなどの電子部品を高速かつ高精度に実装する装置である。JUKIのマウンタは、多ヘッド構造による同時実装と、画像認識による位置補正を組み合わせ、微細な部品にも対応する。同社は1987年に産業装置事業へ参入し、その後ソニーグループから実装機器事業を承継するなど技術を蓄積してきた。主力製品には、フレキシブルなライン構成が可能なモジュール型マウンタがある。2025年12月期の産機事業売上は218億円で、うち産業装置が主要部分を占める。中国市場の回復とグローバルニッチ戦略により、収益改善を目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

産業用縫製機械で世界有数、だが業績低迷

機械業界に属し、産業用縫製機械・電子部品実装装置を手掛ける。同業の日本製鋼所や三浦工業は異なる分野だが、機械としての位置づけ。売上高は2024年12月期952億円、2025年12月期888億円と減少。営業利益率は2024年12月期▲1.05%と赤字転落。業界内ではグローバルブランドを有するが、需要減少とコスト増で収益が悪化。2025年12月期は営業利益率3.04%と黒字化見込み。

強み

  • 産業用ミシンで世界的に知られ、技術力と販路を有する。
  • 電子部品実装装置など別分野にも展開し、リスク分散を図る。
  • 長年蓄積した精密技術を活かし、高付加価値製品を開発可能。
  • 2025年12月期には営業黒字が見込まれ、収益改善の兆し。

課題

  • 2024年12月期は営業赤字で、収益変動が大きい。
  • アパレル業界の設備投資減速が影響し、受注が減少。
  • コスト削減や事業再編が進まず、収益性が低迷。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

基板・電源・ディスプレイの時価総額近傍。太字がJUKI

時価総額で並べると、掲載7社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17609ダイトロン416億円13.9倍
26986双葉電子工業324億円12.9倍
36844新電元工業314億円5.5倍
46653正興電機製作所294億円11.4倍
54251恵和224億円7.2倍
66440JUKI217億円12.3倍
76615ユー・エム・シー・エレクトロニクス66億円27.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(基板・電源・ディスプレイ)に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

東京重機工業として改組した1943年

JUKIの起源は1943年にさかのぼる。株式会社に改組し、名称を「東京重機工業株式会社」と改称したのが始まりである。当時は工業用ミシンではなく、まず家庭用ミシンの製造販売を1947年に開始した。その後、1953年には工業用ミシンに参入し、これが現在の主力事業の基盤となった。1961年には電子計算機周辺機器の製造販売を開始し、多角化を模索した時期でもある。同年10月、東京証券取引所市場第二部に上場。1964年には市場第一部に指定され、資本市場での存在感を高めた。

デミング賞受賞と社名変更の1980年代

1981年、JUKIの工業用ミシン本部がデミング賞を受賞した。これは品質管理の優秀さを示す国家的な賞であり、同社の技術力と品質への取り組みが認められた証である。1987年には産業装置(チップマウンタ)の製造販売を開始し、産機事業に参入。1988年には社名を「JUKI株式会社」に変更し、現在のブランド名を確立した。この時期、工業用ミシンで培った精密技術を電子実装分野に応用することで、事業の多角化を加速させた。デミング賞受賞は、後のグローバル展開における品質保証の強力な武器となった。

中国・アジアへの生産移管と現地化(1990年代)

1990年代に入り、JUKIはアジア地域への生産拠点展開を本格化させた。1995年、中国河北省に合弁会社「新興重機工業有限公司」(現・重機(廊坊)工業有限公司)を設立。続いて2000年には上海市に全額出資の「重機(上海)工業有限公司」、2001年には「重機(中国)投資有限公司」を設立した。これらの拠点は工業用ミシンの生産を担い、コスト競争力の強化に貢献した。同時に香港、シンガポール、インド、タイなどにも販売子会社を展開し、アジア市場での販売網を拡大した。これにより、グローバルな生産・販売体制が整った。

本社移転と産業装置事業の再編(2000年代後半)

2009年、JUKIは本社を東京都多摩市に移転した。これは経営効率化の一環であり、それまでの都心からの移転によりコスト削減を図った。2013年には産業装置事業部門を会社分割し、JUKIオートメーションシステムズ株式会社を設立。翌2014年、同社はソニー株式会社およびその子会社から実装機器関連事業を吸収分割により承継し、産機事業の拡大を図った。しかし、この後も事業環境は厳しく、特に2020年代に入って需要変動の影響を受けることになる。本社移転と事業再編は、収益構造の転換を目指した重要な局面であった。

プライム市場移行とテクノソリューションズの買収

2022年、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、JUKIは市場第一部からプライム市場へ移行した。同年7月には三菱電機の子会社である名菱テクニカから工業用ミシン事業を買収し、JUKIテクノソリューションズ株式会社を設立して株式の80%を取得した。この買収により、縫製事業の技術基盤を強化した。2025年12月には、JUKIオートメーションシステムズとJUKIテクノソリューションズを吸収合併し、グループ経営の一体化を進めている。これらの動きは、中長期的な事業構造の再構築を意図したものである。

年表28件を開く

1940年代

  • 1943年9月株式会社に改組し、名称を「東京重機工業株式会社」(旧社名)と改称
  • 1947年4月家庭用ミシンの製造販売を開始

1950年代

  • 1953年3月工業用ミシンの製造販売を開始

1960年代

  • 1961年2月電子計算機周辺機器の製造販売を開始
  • 1961年10月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1962年9月上場大阪証券取引所市場第二部に上場
  • 1963年7月広島県安佐郡(現広島市)に㈱ジューキ広島製作所(現社名 JUKI広島㈱(現 連結子会社))を設立(現所在地 広島県三次市)
  • 1964年8月東京証券取引所並びに大阪証券取引所市場第一部に指定
  • 1966年7月㈱中島製作所(現社名 JUKI松江㈱(現 連結子会社))の株式の過半数を取得

1970年代

  • 1970年7月香港に現地法人JUKI (HONG KONG) LTD.(現 連結子会社)を設立
  • 1971年4月栃木県大田原市に工業用ミシンの主力工場である大田原工場を竣工
  • 1973年9月秋田県平鹿郡(現 横手市)にジューキ電子工業㈱(現社名 JUKI産機テクノロジー㈱(現 連結子会社))を設立
  • 1974年3月米国ニューヨークに現地法人JUKI AMERICA, INC.(現 連結子会社)を設立(現所在地 フロリダ)

1980年代

  • 1981年10月工業用ミシン本部がデミング賞を受賞
  • 1987年7月産業装置(チップマウンタ)の製造販売を開始
  • 1988年4月商号変更社名をJUKI株式会社(登記商号 ジューキ株式会社)に変更

1990年代

  • 1995年3月シンガポールに現地法人JUKI SINGAPORE PTE. LTD.(現 連結子会社)を設立
  • 1995年9月中国河北省に中国新興(集団)総公司と合弁で新興重機工業有限公司(現社名 重機(廊坊)工業有限公司(現 連結子会社))を設立

2000年代

  • 2000年10月中国上海市に全額出資の重機(上海)工業有限公司(現 連結子会社)を設立
  • 2001年1月中国上海市に全額出資の重機(中国)投資有限公司(現 連結子会社)を設立
  • 2003年12月上場大阪証券取引所市場第一部上場を廃止
  • 2005年7月商号変更登記商号をジューキ株式会社よりJUKI株式会社に変更
  • 2009年12月本社を東京都多摩市に移転

2010年代

  • 2013年8月産業装置事業部門を会社分割し、東京都多摩市にJUKIオートメーションシステムズ㈱を設立
  • 2014年3月JUKIオートメーションシステムズ㈱は、ソニー㈱及びその子会社であるソニーイーエムシーエス㈱(現社名 ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ㈱)の実装機器及びその関連事業を会社分割(吸収分割)により承継

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより東京証券取引所市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2022年7月三菱電機㈱の子会社である名菱テクニカ㈱が会社分割により工業用ミシン事業を取り扱う会社JUKIテクノソリューションズ㈱を設立し、80%の株式を取得
  • 2025年12月M&AJUKIオートメーションシステムズ㈱及びJUKIテクノソリューションズ㈱を当社へ吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高(フェーズ1)2027年まで1,000億円
  • 経常利益(フェーズ1)2027年まで80億円
  • 売上高(フェーズ2)2029年まで1,250億円
  • 経常利益(フェーズ2)2029年まで150億円
  • キャッシュコンバージョンサイクル2029年まで売上高の7.0か月

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    2大事業を軸とした成長

    縫製事業ではIoT融合によるソリューション提案でハイエンド顧客の囲い込みを加速、家庭用ミシン拡大。産機事業では産業装置事業のグローバルニッチ戦略に転換し、受託事業で高収益分野に注力、第3の柱を探索する。

  2. 02

    コスト競争力と財務基盤の強化

    グローバル調達最適化、VE活動、生産工程自動化、物流最適化、業務DX等を推進。在庫削減や売上債権回収促進による運転資本の適正化、有利子負債削減、保有資産見直しで財務基盤を強化する。

  3. 03

    ESG経営の実践

    カーボンニュートラル実現、人事グランドデザイン実行、サステナブル調達、品質経営徹底、ガバナンス強化の主要テーマに取り組み、社会課題解決と中長期的な企業価値向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,828人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は557万円で、9期前と比べて5.9%平均年齢は47.2歳、平均勤続年数は18.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月6,021
2017年12月5,899
2018年12月5,891
2019年12月59245.119.75,762
2020年12月48344.518.55,287
2021年12月52945.319.05,255
2022年12月58244.517.75,230
2023年12月52744.517.74,713
2024年12月54045.818.54,621−22
2025年12月55747.218.43,82871

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)81.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社20(国内 9 / 海外 11、うち連結子会社 19) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
本社 — 東京都多摩市8,817百万円
全社(共通)
本社工場 — 秋田県横手市2,195百万円
産機事業
大田原工場 — 栃木県大田原市1,693百万円
縫製事業他
本社工場 — 島根県松江市1,028百万円
縫製事業他
本社工場 — 福島県喜多方市1,024百万円
産機事業
本社工場 — ベトナムホーチミン991百万円
縫製事業他
本社工場 — 中国上海市763百万円
縫製事業他
本社工場 — 中国河北省411百万円
縫製事業
主な関係会社
  • 国内
    JUKI会津㈱
    福島県喜多方市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    JUKIプロサーブ㈱
    東京都多摩市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    JUKI松江㈱
    島根県松江市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    JUKI産機テクノロジー㈱
    秋田県横手市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    JUKI広島㈱
    広島県三次市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    JUKI販売㈱
    東京都多摩市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    JUKI (HONG KONG) LTD. 1
    香港、新界 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    JUKI AMERICA, INC. 1,2
    アメリカ、フロリダ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    JUKI SINGAPORE PTE. LTD.1,2
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    JUKI INDIA PVT. LTD.1
    インド、バンガロール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    重機(廊坊)工業有限公司1
    中国、河北省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    重機(中国)投資有限公司1,2
    中国、上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社8社を開く
  • 重機(上海)工業有限公司1中国、上海市100%
  • JUKI (VIETNAM) CO., LTD.1ベトナム、ホーチミン100%
  • JUKI CENTRAL EUROPE SP. ZO.O.1ポーランド、ワルシャワ100%
  • JUKI ITALIA S.P.A.イタリア、ミラノ100%
  • JUKI AUTOMATION SYSTEMS GMBHドイツ、ニュルンベルク100%
  • JUKI SMT ASIA CO., LTD.タイ、チョンブリ100%
  • JUKI (THAILAND) CO., LTD.タイ、バンコク69%
  • ESSEGI AUTOMATION S.r.l.イタリア、ヴィチェンツァ49%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は888億円営業利益27億円前期と比べると減収で、売上が-6.7%。

売上高
-6.7%
888億円
営業利益
27億円
純利益
14億円
営業利益率
3.0%
前期比 +4.1%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高900億円888億円
営業利益45億円27億円
純利益15億円14億円
1株あたり配当¥15¥15

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は438億円、営業利益は22億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−1.4%、営業利益は+2100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q220−12−5.5−14
2023年2Q228−5−2.2−1
2023年3Q227−12−5.3−26
2023年4Q273−29
2024年1Q232−1−0.4−8
2024年2Q227−13−5.7−12
2024年4Q49340.8−12
2025年2Q44410.21
2025年4Q444265.913
2026年2Q438225.05

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は758億円から888億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は3.0%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月758−30−83
産業装置事業部門を会社分割し、東京都多摩市にJUKIオートメーションシステムズ㈱を設立
2013年12月9443930
2014年12月1,0767761
2015年12月1,1295739
2016年12月9773019
2017年12月1,0377856
2018年12月1,1218466
2019年12月9922918
2020年12月704−40−47
2021年12月1,0133422
三菱電機㈱の子会社である名菱テクニカ㈱が会社分割により工業用ミシン事業を取り扱う会社JUKIテクノソリューションズ㈱を設立し、80%の株式を取得
2022年12月1,17512−1
2023年12月948−37−70
2024年12月952−10−33−1.1−32
JUKIオートメーションシステムズ㈱及びJUKIテクノソリューションズ㈱を当社へ吸収合併
2025年12月88827143.014

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高888億円のうち、営業利益として残るのは27億円3.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は14億円、売上の1.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.5%626億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金26.5%235億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.0%27億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
29.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.6pt
3.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.4pt
1.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.3pt
4.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが117億円、投資CFが44億円で、差し引きのフリーCFは161億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は131億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月−18332−1580
2013年12月643−946762
2014年12月35−1981693
2015年12月89−12−907777
2016年12月98−10−818879
2017年12月105−18−1048763
2018年12月27−2410373
2019年12月31−34−8−360
2020年12月85−272058138
2021年12月−66−9−4−7566
2022年12月−146−49175−19549
2023年12月23−2825−572
2024年12月940−4194131
2025年12月11744−161161131

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は1,206億円。このうち返さなくてよい自己資本が327億円で、自己資本比率は26.8%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月1,103491,0544.2
2013年12月1,1321181,01410.1
2014年12月1,3082501,05818.4
2015年12月1,19328590823.2
2016年12月1,11427683824.3
2017年12月1,10633377329.6
2018年12月1,19137281930.7
2019年12月1,14737876932.3
2020年12月1,10231478828.1
2021年12月1,29135793427.3
2022年12月1,4523751,07725.3
2023年12月1,3933241,06922.7
2024年12月1,4223221,10021.9
2025年12月1,20632787926.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
131億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
55億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
362億円
在庫として抱えている分
負債合計
879億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
54
/ 100
安定性自己資本比率18 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り209社中144位あたり、逆に低いのは自己資本比率209社中204位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.4%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.0%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
26.8%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-6.7%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥725で、1年前と比べて+69.3%過去52週の値幅のなかでは66%の位置にある。

¥725-5.0%1ヶ月+13.3%1年+69.3%時価総額217億円
過去52週の値幅
安値¥410高値¥886

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.3倍
PER (会社予想)14.3倍
PBR0.64倍
配当利回り2.07%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月末に500円近辺まで調整した後、8月4日に640円、5日に647円と急伸し、8月10日には671円の戻り高値を付けました。その後は634〜654円のレンジで推移しましたが、8月19日に588円まで下落し、前日比7.4%安となっています。25日移動平均線(577.6円)は依然上回っており、上昇トレンドは維持されていますが、52週高値886円からは33.6%下回る水準です。出来高は急伸時に187.87万株、111.18万株と膨らみ、その後も30万株前後で高水準が続いており、需給の転換点にあるとみられます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 11.07倍は業界平均23.74倍の約半分、PBR 0.48倍は業界平均1.56倍を大きく下回り、ともに割安水準。ROEは4.4%と低いが、2025/12期は営業黒字転換・経常増益予想であり、業績回復が進めばバリュエーション修正余地がある。配当利回り1.85%は業界平均2.27%を下回るが、無理のない配当性向7%台で安定している。割安だが、ROE改善が今後のカギ。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.3倍22.7倍
PER (予想)14.3倍
PBR0.64倍1.50倍
ROE4.4%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025期に黒字転換見込み。強気派はミシン需要回復とコスト削減効果を評価。弱気派は収益力の脆弱さと需要変動の大きさを懸念。PER11倍だが赤字からの反転が織り込み済みか。

プラスに働く材料7
  • 黒字転換期待

    2025期は営業利益14億円の黒字予想。

  • ミシン需要の回復

    グローバルな消費回復でアパレル向け需要改善。

  • 低PBRの割安感

    PBR0.48倍で解散価値割れ。

  • 2025年度営業利益27億円で黒字転換2025/12影響

    前期-10億円から37億円改善、収益基盤回復

  • PBR0.48倍の解散価値割れ継続影響

    PBR1倍割れで株主還元期待、時価総額155億円

  • 自己株式取得によるEPS押し上げ余地不定影響

    自己資本比率高く、買い戻し余力あり

  • FY2025の黒字化で配当維持期待次回株主総会影響

    配当利回り1.85%維持、黒字で安定

マイナスに働く材料7
  • 業績の不安定さ

    過去赤字が続き、黒字持続性に疑念。

  • 需要変動リスク

    アパレル市場は景気敏感で、受注が急変する。

  • 競争激化

    中国勢の台頭で価格競争が激化。

  • 売上高888億円と前期比6.7%減収2025/12影響

    前期952億円から64億円減収、需要低迷

  • 過去2期で累計102億円の純損失継続影響

    FY2023-2024累計赤字、財務体力低下懸念

  • 営業利益率3%と低収益体質2025/12影響

    OPM3%は業界平均を下回る

  • 外国人保有率9.3%と需給脆弱継続影響

    海外投資家の関心低く、上昇材料に欠く

次の決算で確かめる点
ミシン売上高
事業の柱であり、需要動向を直接反映。
営業利益率
収益性改善の進捗を測る。
受注高
先行指標として重要。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり15で、前期から33.3%いまの株価に対する利回りは2.07%。

年間配当
¥15
1株あたり
配当利回り
2.07%
いまの株価に対して
配当性向
7.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月20
2017年12月3575.047.5
2018年12月30−14.324.0
2019年12月25−16.760.9
2020年12月20−20.0
2021年12月2525.0164.1
2022年12月20−20.031.6
2023年12月15−25.0
2025年12月10−33.37.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥15

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ12,952人。区分でいちばん多いのは個人・その他49.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.1%を占め、残る61.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他41.338.952.859.053.849.4
金融機関32.932.932.927.431.532.1
外国法人20.217.17.63.95.69.2
事業法人1.82.22.35.95.65.9
証券会社3.68.74.13.53.23.2
自己株式1.91.91.71.10.50.2
外国人個人0.20.20.20.30.20.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)12.85
02株式会社PEGASUS3.50
03株式会社みずほ銀行3.14
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.99
05日本生命保険相互会社2.45
06朝日生命保険相互会社1.90
07第一生命保険株式会社1.71
08明治安田生命保険相互会社1.54
09みずほ信託銀行株式会社1.34
10JUKI取引先持株会1.32

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+115%、1株純資産は14期で+504%。直近期のROEは4.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月−323180
2013年12月11644237.49.8
2014年12月21980434.29.97.9
2015年12月12992814.68.429.3
2016年12月649226.916.5
2017年12月1931,11718.99.747.5
2018年12月2271,24719.24.924.0
2019年12月601,2644.814.760.9
2020年12月−1601,059
2021年12月741,2036.511.5164.1
2022年12月−31,25131.6
2023年12月−2391,069
2024年12月−1091,050
2025年12月471,0844.410.77.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/12期の役員報酬は総額140百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
成川敦代表取締役 社長67
安西洋取締役 常務執行役員54
橋本圭一取締役 常務執行役員63
堀裕取締役76
渡辺淳子取締役69
二瓶ひろ子取締役50
寒川倫成常勤監査役64
竹中稔監査役53
米山貴志監査役51
鈴木正彦68
中野秀代取締役66
片山寛太郎取締役57

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4648622
社外取締役741416
監査役213137

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,197字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(JUKI株式会社)、子会社24社及び関連会社3社で構成されており、縫製事業及び産機事業として、主に工業用ミシン、家庭用ミシン、マウンタ、IoT関連システム及び受託加工製品・部品の製造販売を行っております。各関係会社の当該事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 区分   主要製品及び商品   主要な会社 縫製事業   工業用ミシン及びIoT関連(システム等) 家庭用ミシン   連結 子会社   JUKI (HONG KONG) LTD.、JUKI AMERICA, INC.、 JUKI SINGAPORE PTE. LTD.、JUKI CENTRAL EUROPE SP. ZO.O.、 JUKI ITALIA S.P.A.、重機(中国)投資㈲、JUKI販売㈱、 JUKI INDIA PVT. LTD.、JUKI (Thailand) Co.,Ltd.、 JUKI松江㈱、重機(廊坊)工業㈲、重機(上海)工業㈲、JUKI(VIETNAM)CO., LTD. 非連結 子会社   JUKI MACHINERY BANGLADESH LTD. 他3社 関連 会社   ㈱ニッセン 他1社 会社数 全19社 産機事業   (産業装置事業) マウンタ、周辺機器及びIoT関連(システム等) (受託事業) 受託加工製品・部品    連結 子会社   JUKI AUTOMATION SYSTEMS GMBH、JUKI SMT ASIA CO., LTD.、 JUKI産機テクノロジー㈱、JUKI会津㈱、JUKI広島㈱ (JUKI AMERICA, INC.、重機(中国)投資㈲、JUKI松江㈱、重機(上海)工業㈲、JUKI(VIETNAM)CO., LTD.) 非連結 子会社   JUKI DO BRASIL COMERCIO E SERVICOS DE MAQUINAS LTDA. 関連 会社   ESSEGI AUTOMATION S.r.l. 会社数 全7社 その他   不動産管理及びその他サービス   連結 子会社   JUKIプロサーブ㈱ 会社数 全1社 ※ 当連結会計年度より、縫製機器事業の顧客ニーズの変化、特に自動化ニーズの高まりの対応として、縫製機器事業の体制強化を図るため、従来「産業機器&システム事業」の区分に含めていた「縫製事業に係るパーツ・サービス・システム・自動化部門」を「縫製機器&システム事業」の区分に変更しております。 また、従来「縫製機器&システム事業」としていた報告セグメント名称を「縫製事業」に、「産業機器&システム事業」としていた報告セグメント名称を「産機事業」に変更しております。 企業集団の状況について事業系統図を示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,944字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社経営の基本方針 当社グループは、2025年度に経営理念体系の見直しを行いました。新しい経営理念である「縫製技術で築き上げた実績を礎に、衣・社会のサステナブルを支える企業で在りつづける」の下、すべてのステークホルダーの信頼と期待に応えるべく、事業活動を推進しております。 その実現に向けた指針として、“Innovation for your Sustainable Future”をビジョンに、社員一人ひとりが 成長し、自らの行動として体現していくための共通の価値観として「8つの重」を掲げています。 当社グループは、これらを事業活動の基盤として、持続的な成長と企業価値の向上を図るとともに、社会課題の解決に取り組んでまいります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題 (環境認識と課題) 2025年12月期における事業環境は、ウクライナや中東等における紛争の継続、資源高や世界的なインフレ等による諸コストの高騰、中国経済の回復遅延や設備投資の抑制に加え、米国の関税政策や日中の政治対立等、外部環境の不確実性から、依然として不透明な状況が継続しております。 市場においては中国企業との価格競争の激化、顧客においては自動化・省力化ニーズの高まり、これらを踏まえたビジネスモデルの構築が課題となっております。 また、AI/ロボティクス/IoE等の技術革新の加速や、サステナビリティ(脱炭素社会/環境負荷低減/人材流動/品質・安全/自動化/コーポレートガバナンス/人権尊重)への社会的ニーズが更に高まっております。 これらの環境変化を受けて、2025年より5か年中期計画「Building Sustainable JUKI」の推進をしております。 本計画は、急速に変化する事業環境を踏まえ、当社の強みを生かした事業競争力の強化と、持続的な成長の実現を目指しております。また外部環境の変化や自社施策の進捗状況を適切に反映するため、当社グループは本中期計画を毎年見直す方針としており、柔軟かつ機動的な事業運営を図っております。 (中期計画のビジョン) 最初の3か年で「“JUKIらしさ”を発揮し存在感のある戦略パートナー」となることを目指し、成長分野へのシフトにより新たなビジネスモデルを構築いたします。また、残りの2か年では「衣」と社会の未来を支える唯一無二のソリューションパートナーとなることを目指し、当初3年間で育てたビジネスモデルを更に深化し、持続的な成長を遂げることを目指してまいります。 (戦略) 中期計画初年度である2025年における事業環境の変化、ビジネスモデルの変革の進捗状況や課題、サステナビリティ課題への対応状況を踏まえ、一部戦略の見直し、節目となる各フェーズにおける目標値の見直しを実施しました。 基本方針とそれぞれの戦略は以下のとおりです。 基本方針 1)2大事業を軸とした成長 2)コスト競争力と財務基盤の強化 3) ESG経営の実践 1)2大事業を軸とした成長 縫製事業および産機事業の2大事業を成長の軸とし、持続的な成長を目指しております。縫製事業は、IoTの融合によるソリューション提案でハイエンド顧客(グローバル100)の囲い込みを加速することで、他社との差別化を図ってまいります。また欧米の職業用ミシン等で強みを持つ家庭用ミシンの拡大を進めます。 また産機事業のうち産業装置事業においては、重点領域・地域を絞った戦略「グローバルニッチ戦略」に転換します。また、主力事業の産業装置事業に加えて、受託事業においては当社の技術力を活かし高収益分野に注力しつつJUKI「第3の柱」を探索すべく取り組みを強化します。 2)コスト競争力と財務基盤の強化 当社グループは、不確実性の高まる事業環境を踏まえ、コスト競争力および財務基盤の強化に取り組んでまいります。コスト競争力の強化に向けては、グローバル調達の最適化やサプライヤーと連携したVE活動、生産工程の自動化、ストックポイント削減や直送化を含む物流の最適化、システムの統廃合やAI活用による業務DX等を推進してまいります。また在庫削減や売上債権の回収促進による運転資本の適正化を通じて収益力の向上を図るとともに、有利子負債の削減や保有資産の定期的な保有方針の見直しを進めることで、財務基盤の強化に取り組んでまいります。 3) ESG経営の実践 ESG経営の実践は、持続可能な社会の実現に向けて企業が果たすべき重要な責任であると認識しております。 事業活動を通じてマテリアリティへの対応を進めることで、社会課題の解決に貢献し、中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。主要なテーマとしては「カーボンニュートラルの実現」、「人事グランドデザインの実行」、「サステナブル調達」、「品質経営の徹底」、「ガバナンスの強化」としております。 (目標) 従来の売上偏重から利益重視とした経営の進捗、事業戦略の進捗を踏まえ、目標値の見直しを行いました。 売上・利益目標の変更概要は以下のとおりです。今後もより利益重視の経営を進めてまいります。 達成年度   売上・利益目標値   修正値   修正前   差異 フェーズ12027年迄   売上高   1,000億円   1,310億円   △310億円 経常利益   80億円   50億円   +30億円 フェーズ22029年迄   売上高   1,250億円   1,560億円   △310億円 経常利益   150億円   150億円   0億円 上記見直しを踏まえ最終年度の2029年のキャッシュコンバージョンサイクルは売上高の7.0か月まで短縮(うち売上債権3.0か月、在庫5.0か月)、 有利子負債は510億円まで削減し、自己資本比率は41%、ROEは23%を目指してまいります。 (資本コストや株価を意識した経営) 上記中期計画の推進を通じ、当社は資本コストや株価を意識した経営の強化に取り組んでおります。現状、ROEは改善傾向にあるものの、株主資本コストを十分に上回る収益水準には至っておらず、結果としてPBRは1.0倍を下回っており、株主・投資家の皆さまの期待に十分応えられていないと認識しています。 この認識のもと、ROE のさらなる改善および PBR1.0 倍以上の早期達成に向け、最優先課題は収益力の向上による利益の拡大であると考えています。2大事業を中心とした収益改善の加速に取り組むとともに、資本効率の最大化に向けた施策を推進し、中長期的な企業価値の向上を図ってまいります。 また、株主・投資家との建設的な対話を一層強化するため、個人投資家・機関投資家向け説明会の実施拡大や、Webサイトおよび統合報告書等を通じた情報開示の充実に取り組んでまいります。 当社グループはこれらの課題に一丸となって取り組み、株主の皆様のご期待にお応えできますよう努めてまいります。
事業等のリスク3,552字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスク及び対応は、以下のとおりであります。 当社ではリスク全般に適切に対応するため、戦略リスクを扱う経営戦略会議に加え、執行役員と事業部門・グループ会社責任者で構成するリスク管理会議を軸にリスクマネジメントシステムを構築・運営しております。 リスクを戦略リスク、財務リスク、ハザードリスク、オペレーショナルリスクの4つのカテゴリーに分け、さらに15の分類を設けて管理し、変化するリスクに対応するため、年度ごとの方針見直しや四半期ごとのリスク評価・モニタリングを行い、重大なリスクの顕在化の予兆をとらえ、それらへの対応を含め取締役会において報告・審議し継続的な改善を図っております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)  戦略リスク 経営に関わる戦略や、戦略の前提となる事業環境の変化に伴って発生するリスクを管理しております。 ①   経営戦略 新規事業に関わる投資リスクや設備投資に伴うリスク、研究開発活動に伴う新製品の市場投入リスク、知的財産保護、M&A(敵対的買収を含む)に伴うリスクが中心となります。 当社グループは、敵対的企業買収リスクを低減する観点からも、収益性の向上や財務体質の改善など企業価値の向上を図るとともに、株主に信頼されるよう適時の情報発信・開示を心掛けております。また、顧客との緊密な関係性の構築による新たなニーズの発掘、市場でのユースケースの活用や、それを実現するためのマーケットに近い研究開発拠点の強化、オープンイノベーションの活用などにより、市場環境変化に強い研究開発を図っております。加えて、本社に知的財産部門を設置し適切な管理体制を構築し、自らの知的財産の保護並びに知的財産権抵触の防止に努めております。 ②   マーケティング戦略 原材料価格/物流費の大幅な高騰や競合先による低価格製品の出現、市場の需要の変化等に伴う価格戦略等に伴うリスクが中心となります。 当社グループは、各地域における需要変動について、年1回開催するグループ経営会議で各拠点から報告させるとともに、その間の変化点については都度報告を受け、適切な対策を実施することでリスクの最小化を図っております。 ③   人事戦略 少子高齢化や労働市場の急速な変動等に伴う人材の採用、離職対策、教育実施等に伴うリスクが中心となります。 当社グループは、国内外に20社以上の子会社及び関連会社を有しており、持続的な成長と健全な組織運営のために、グローバル規模で人材の確保と育成を図っております。 ④   政治 政治・経済情勢の変化による需要変動、法令・税制改正による事業活動への制限等の政治経済情勢や、貿易摩擦、通商問題、安全保障管理等に伴うリスクが中心となります。 当社グループは、年4回開催するリスク管理会議で各国の規制等について把握するとともに海外子会社等を通じて常に最新情報を入手するように努め、特別な対応が必要な場合は、社内に対応体制を構築し迅速な対応するなど、リスクの最小化を図っております。 ⑤   経済 景気変動や業界動向の変化に伴うリスクが中心となります。 当社グループは、各地域におけるリスクについて、年4回開催するリスク管理会議で分析し施策に反映させるとともに、海外子会社等を通じて常に最新情報を入手するよう努め、特別な対応が必要な場合は、社内に対応体制を構築し迅速に対応するなど、リスクの最小化を図っております。 ⑥   社会・メディア 組織及び個人からの不買運動や風評、誹謗中傷、事実と異なる風説の流布、メディア対応等に伴うリスクが中心となります。 当社グループは、風説の流布を防止する観点からも、日頃より適正な業務運営を行うとともに、当該事案が発生した場合は、事実確認や法的手続を含め適切な対応を行ってまいります。 (2)  財務リスク 保有する資産や負債の価値の変動などに伴って発生するリスクを管理しております。 ⑦  資金調達 当社の信用格付けの変動や資金調達面でのリスクが中心となります。 当社グループは、信用格付けの変動を注視するとともに、毎月開催する為替会議で為替リスク発生状況を把握し、為替予約、各国の金利水準を踏まえた資金調達、有利子負債の抑制などによりリスクの最小化を図っております。 ⑧ 与信 取引先、仕入先及びアライアンス先の信用不安、代金未払等に伴うリスクが中心となります。 当社グループは、取引先の財務情報を参考に与信管理を行い、取引先の信用リスクに備えております。 ⑨ 価格変動 金融市場(為替変動、金利など)の変化により、販売する製品及び調達する材料の価格や支払利息の増加等に伴うリスクが中心となります。 当社グループは、主な為替変動の影響を本社に集約するとともに毎月開催する為替会議で為替リスク発生状況を把握し、輸出による外貨収入の輸入決済への充当などによりリスクの最小化を図っております。また減損に関しては、当社及び各子会社の業績モニタリングと兆候の有無を確認し、対応を図っております。 (3)  ハザードリスク 自然災害や事故・故障など、予測困難な外的要因に伴って発生するリスクを管理しています。 ⑩  自然災害 自然災害や感染症の流行等の各種災害、戦争・テロによる事業活動の影響等に伴う事業活動への影響によるリスクが中心となります。 当社グループは、このような災害に対して損害の発生及び発生時の損害の拡大を最小限に抑えるべく、平時の情報収集に加え、BCP(事業継続計画)の策定等、体制の整備を図っております。 ⑪ 事故・故障、機械トラブル、サプライチェーンや情報通信上のトラブル 設備・機械トラブルによる生産停止や品質問題、設備老朽化、サプライチェーンの寸断、サイバー攻撃等による情報リスクが中心となります。 当社グループは、営業・生産戦略と連動した柔軟でスリムな物流体制を構築するとともにサプライチェーンの強化を図っております。また、各種情報の取り扱い及び機密保持には細心の注意を払っており、不正なアクセス、改ざん、破壊、漏えい及び紛失などから守るための管理体制を構築するとともに、適切な安全措置を講じております。 (4)  オペレーショナルリスク 主に自らの瑕疵(かし)・怠慢などの内的要因に伴って発生するリスクを管理しています。 ⑫  製品・サービス 製造物責任、製品の瑕疵や業務運用ミス・属人化、悪質なクレーム等に伴うリスクが中心となります。 当社グループは、製造物にかかる賠償責任につきましては製造物賠償保険に加入するとともに、年6回開催する品質会議において品質対策の強化、並びに日常の品質改善活動を展開し、リスクの最小化を図っております。 ⑬  法務・コンプライアンス コンプライアンス違反や人権侵害、社会制裁によるブランドイメージ毀損等のリスクが中心となります。 当社グループは、「コンプライアンス規定」に則りコンプライアンス体制の運用の徹底を図るとともに、「JUKIグループ社員行動規範」を制定し、グループ社員一人ひとりへの徹底を図る等、リスクの最小化を図っております。また、各国における法的規制の動向について、常に最新情報を入手するように努め、特別な対応が必要な場合は、法務部門を中心に迅速に対応するなど、訴訟リスクの最小化を図っております。加えて、公益通報制度として匿名で通報できる「社員相談窓口」を設け、運用状況についてはリスク管理会議で報告するとともに取締役会や監査役会でも報告し、リスクの早期解決、是正を図っております。 ⑭ 環境 環境規制強化、環境汚染、廃棄物処理、ISO認証取り消し等に伴うリスクが中心となります。 当社グループは、年4回開催するリスク管理会議で各国の環境規制の状況を把握するとともに、法令遵守のみならず環境経営を宣言し、自社で定める環境理念、環境指針、グリーン調達ガイドラインに基づき環境負荷の低減を図っております。 ⑮ 労務 労務管理、労働災害、メンタル不調、ハラスメント等に伴うリスクが中心となります。 当社グループは、日頃より法令を遵守し、社員の安全や健康面に留意した労務管理を行うとともに、年4回開催するリスク管理会議で労務管理状況のモニタリングを行い、必要に応じて対策を講じる等、リスクの最小化を図っております。
経営成績の分析 (MD&A)3,231字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (1) 経営成績の状況 当連結会計年度における事業環境は、ウクライナや中東等における紛争の継続、資源高や世界的なインフレ等による諸コストの高騰、中国経済の回復遅延や設備投資の抑制に加え、米国の関税政策や日中の政治対立等、外部環境の不確実性から、依然として不透明な状況が継続しました。 当社においては、縫製事業はインド以西、中国代理店経由の需要は堅調に推移し、欧米車載関連は第4四半期には急速に需要が回復しました。 一方で、産機事業は主要市場の中国は底打ち感がみられ徐々に回復しておりますが、欧米が低調に推移し、全体では伸び悩みました。 当連結会計年度の売上高は、従来の「売上偏重」から「利益重視」に大きく方針を変更したことから887億6千1百万円(対前年同期比6.7%の減収)となりました。 利益面につきましては、縫製事業のハイエンド市場への重点シフトによる粗利益改善や機種削減による生産能力適正化等の収益性改善を主因として、営業利益は26億6千2百万円(前年同期は9億6千2百万円の損失)、経常利益は14億1千2百万円(前年同期は33億2千7百万円の損失)となり大幅に改善しました。特別利益は政策保有株式売却等の資産効率改善等により33億2千万円を計上、特別損失は生産能力適正化や本社におけるネクストキャリアプログラムの実施等により26億3百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は13億9千9百万円(前年同期は32億3千5百万円の損失)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 縫製事業 縫製事業は、インド以西、中国代理店経由の需要は堅調に推移し、米国相互関税影響により顧客の設備投資に慎重な動きがみられたアジアでは底打ち感がみられ、欧米の車載関連は第4四半期に急速に需要が回復しました。 従来の「売上偏重」から「利益重視」へ大きく方針を転換したことから、当連結会計年度における売上高は666億1千6百万円(対前年同期比4.6%減)となりました。 一方、利益面においては、ハイエンド市場への重点シフトによる粗利益改善と機種削減による生産能力適正化により収益性が改善したことから、セグメント利益は、営業利益では50億1千万円(前年同期は10億9千5百万円の利益)、経常利益では32億3千1百万円(前年同期は7億1千万円の損失)と大幅に改善しました。 産機事業 産機事業は、主要市場の中国は底打ち感がみられ徐々に回復しておりますが、欧米が低調に推移し全体では伸び悩んだ結果、当連結会計年度における売上高は218億4千7百万円(対前年同期比12.7%減)となりました。 利益面においては、産業装置事業で売上減の影響はありましたが、受託事業は「売上偏重」から「利益重視」のビジネスモデルへの転換により収益改善が進んだことから、セグメント損失は、営業損失では11億1百万円(前年同期は11億9千8百万円の損失)、経常損失では5億3千4百万円(前年同期は9億7千1百万円の損失)と前年比で改善いたしました。 産業装置事業は、年央以降、市場の回復等の外部環境に頼ることなく、重点領域・地域を絞った「グローバルニッチ戦略」に方針を転換しており、それに伴う組織再編・工場規模適正化等の構造改革はほぼ2025年中に完了しております。これらの施策に加え、第4四半期は期末の売上増加もあり営業利益は黒字となりました。 その他 その他の連結売上高は2億9千7百万円(対前連結会計年度比2.1%減)、セグメント損失(経常損失)は4千2百万円(前年同期は2百万円の損失)となりました。 (2) 財政状態 当連結会計年度末の総資産は、運転資本削減施策による棚卸資産及び売掛金の減少や資産有効活用の観点から投資有価証券の売却等の財務規律強化により、前連結会計年度末に比べ216億2千5百万円減少して1,205億9千4百万円となりました。負債は、買掛金や財務規律強化による借入金の減少などにより前連結会計年度末に比べ220億7千8百万円減少して879億6百万円となりました。純資産は、為替換算調整勘定や利益剰余金が増加したことなどにより前連結会計年度末に比べ4億5千2百万円増加して326億8千7百万円となり、自己資本比率は26.8%と4.9%改善しました。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における連結ベースでの現金及び現金同等物は前連結会計年度末より2千4百万円減少して、131億2千2百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、棚卸資産や売掛金の削減を進め上半期より改善を継続しており、117億1千2百万円の収入(前年同期は93億7千1百万円の収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却による収入があったことなどにより、43億6千4百万円(前年同期は2百万円の支出)の収入となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済を行ったことなどにより、161億4千5百万円の支出(前年同期は41億4千7百万円の支出)となりました。 (4) 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの主な資金需要は、運転資金として原材料等の購入や製造費用、開発投資を含む販売費及び一般管理費の営業費用などであり、また、長期的資金として事業計画に基づく設備投資資金などがあります。これらの資金は自己資金及び金融機関からの借入金により調達することを方針としております。なお、当連結会計年度においては、本社セール・アンド・リースバックによる資金調達を行っております。 今後も盤石な事業基盤を構築すべく、積極的な開発投資、設備投資をしていくとともに、物流や生産効率の改善などにより、棚卸資産を圧縮することなどで、資金の効率化を図ってまいります。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 (6) 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比(%) 縫製事業   46,165   +1.53 産機事業   21,693   +2.96 合計   67,858   +1.98 (注) 金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b. 受注実績 当社グループ(当社及び連結子会社)は、主に見込生産を行っているため、受注実績は記載しておりません。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) 縫製事業   66,616   △4.64 産機事業   21,847   △12.70 その他   297   △2.10 合計   88,761   △6.75 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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