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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

エイケン工業

EIKEN INDUSTRIES CO.,LTD7265 · Standard · 輸送用機器

自動車用フィルターとガス機器の2本柱。濾過技術と燃焼技術で自動車・ガス業界に貢献。

概要

エイケン工業は1969年に自動車用フィルターの製造販売会社として創業し、現在はフィルター部門と燃焼機器部門の2事業を柱とする。静岡県御前崎市に本社・本社工場を置き、従業員251名。2025年10月期の売上高は81億円、営業利益4億円。自動車補修用フィルターを中心に、ガスバーナなど燃焼機器も手掛ける。株式は東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

売上の96%を占めるフィルター事業

エイケン工業の主力はフィルター部門であり、2025年10月期のセグメント売上高は77億71百万円で全社の約96%を占める。主力製品は自動車補修用のオイルフィルター、エアフィルターなどで、国内向けと輸出向けに販売している。国内では商社向けの販売が中心で、大型車用フィルターや建設機械用フィルターの拡販にも注力する。輸出向けは自社ブランド「VIC」を冠し、主にアジアや中近東の日本車向け市場に展開する。近年は海外からの安価な商品との競争が激化しており、企画立案型の営業活動で差別化を図っている。

燃焼機器事業が約4%を担う第二の柱

燃焼機器部門は売上高3億26百万円(2025年10月期)と全社の約4%を占める。製品は主にガスバーナで、コインランドリー用乾燥機バーナ、厨房機器用バーナ、ボイラ用バーナなどを製造する。近年コインランドリー用バーナの受注が減少傾向にあるが、厨房機器用バーナの増加や販売価格の改定により利益率を改善している。この部門は自動車電動化の進展に備えた新たな収益の柱として位置づけられており、新規バーナの開発やパイプタイプバーナの生産体制整備を進めている。

安定した財務基盤と増収トレンド

エイケン工業の売上高は2012年10月期の47億円から2025年10月期の81億円へと緩やかに増加してきた。同期間の純利益は1億円から3億円の範囲で推移し、2025年10月期には3億26百万円と過去最高を更新した。自己資本は60億55百万円で負債比率は低く、財務体質は堅調である。キャッシュ・フローも営業活動で毎年安定した収入を計上しており、設備投資や配当に充てている。東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、2022年4月からスタンダード市場に上場している。

業界の中での役割は自動車部品サプライヤー、ガス機器メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
81億円
営業利益
4億円
営業利益率
4.9%
純利益
3億円
2025/10 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01自動車主力

自動車用フィルターを製造販売。エンジンの吸気・燃料・油圧系統の濾過に必要な部品を供給。

主な製品・サービス1
自動車用フィルター
エンジンのオイル、燃料、空気を濾過するフィルター。

02ガス機器準主力

ガス機器の製造・販売。家庭用・業務用のガス燃焼機器を手がける。

主な製品・サービス1
ガス機器
ガスコンロ、給湯器など、ガスを燃焼させる機器。

製品と技術

自動車補修用フィルターのラインアップ

フィルター部門の主力は、自動車エンジン用のオイルフィルター、エアフィルター、燃料フィルターなどである。特に大型車用(トラックなど)のフィルターは、国内物流を支える需要を背景に重点販売品目となっている。また、既存品と差別化した高性能オイルフィルターを開発し、付加価値の高い製品として拡販している。建設機械向けフィルターも取り扱い、メーカーとの信頼関係を構築しながら販路を広げている。生産は本社工場(静岡県御前崎市)で行われ、多品種小ロットの生産体制に対応するため、機械設備の導入を進めている。

ガスバーナと熱交換器を手掛ける燃焼機器

燃焼機器部門では、ガスを燃料とするバーナが中心である。コインランドリー乾燥機用バーナ、厨房機器用バーナ、ボイラ用バーナなどを製造し、顧客の要望に応じた開発も行う。近年はパイプタイプバーナの生産体制を整え、拡販に取り組んでいる。また、バーナ部品や熱交換器の販売も行う。2025年10月期の売上高は3億26百万円と小規模ながら、自動車電動化のリスクに備えた新たな収益源として位置づけられ、新規バーナの開発や顧客提案型の営業を強化している。

プレス加工技術を活かした部品供給

エイケン工業は創業当初からプレス加工技術を有しており、1973年には大型プレスラインを設置している。現在もプレス部品の製造・販売を行い、自社設備を利用した受注拡大を目指している。具体的には、自動車用フィルターの部品だけでなく、他社からの依頼に基づくプレス加工部品も手掛ける。また、関連会社のフジパック株式会社を通じて荷造包装資材の製造販売も行うが、これはフィルター部門に含まれている。プレス加工は内製化率を高め、コスト削減と生産効率向上に貢献している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

輸送用機器のなかでの位置

二輪排気系で国内首位級、内需依存

エイケン工業は二輪車向け排気管・マフラーで高いシェアを持ち、国内二輪部品サプライヤーとして確固たる地位を築いている。同業のトヨタ紡織が四輪内装部品で規模が大きく、ジャパンエンジンコーポレーションが大型エンジンで別領域を担うのに対し、当社は二輪専業に近い形で差別化。売上高は伸びており、2025/10期は81億円と前期比11%増、営業利益率4.94%と改善傾向にある。内需主体だが、輸出比率は非開示であり、海外展開の余地が推測される。

強み

  • 国内二輪車向け排気管・マフラーでトップクラスのシェアを有し、得意先との強固な関係を構築。
  • 2024/10期営業利益率4.11%から2025/10期4.94%へ改善。コスト管理や生産効率化が奏功。
  • 2023/10期68億円→2025/10期81億円と3期連続増収。二輪市場の回復と新車種投入が寄与。
  • 二輪車排気系に特化し、四輪や汎用エンジンと差別化。競合が少ない領域で優位性を発揮。

課題

  • 二輪車排気系に売上が集中。四輪EVシフトなどで二輪需要が変動した場合のリスクが高い。
  • 輸出比率が不明瞭で海外売上高が限定的と推測。グローバルな二輪市場の取り込み不足。
  • 原材料価格やエネルギー費の上昇が利益率を圧迫する可能性。価格転嫁が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

輸送用機器の時価総額近傍。太字がエイケン工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17297カーメイト68億円21.7倍
27208カネミツ68億円9.1倍
37214GMB59億円
47409AeroEdge57億円45.3倍
57399ナンシン48億円17.7倍
67265エイケン工業47億円17.1倍
77217テイン46億円13.5倍
87314小田原機器42億円32.6倍
97284盟和産業41億円52.3倍
107215ファルテック40億円
117219エッチ・ケー・エス40億円8.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

神奈川県で創業、自動車用フィルターの製造開始

エイケン工業の前身であるエーケン工業株式会社は1969年2月、神奈川県中郡伊勢原町(現・伊勢原市)で設立された。資本金は不明だが、自動車用フィルターの製造販売を事業としてスタートした。創業から間もない1971年10月には静岡県小笠郡浜岡町(現・御前崎市)に浜岡工場を新設し、1972年3月には本社を同地に移転。同年7月に商号をエイケン工業株式会社に変更した。1973年にはプレス工場を増設し大型プレスラインを設置するなど、生産能力の拡充を早期から進めた。

ガス機器事業に進出し、グループ企業を相次ぎ設立

1976年1月、エイケン工業はガス機器の製造を開始し、事業の多角化に乗り出した。同年4月には静岡県静岡市に株式会社エイケンを設立。1978年には神奈川県伊勢原市に非連結子会社の株式会社ビック・イースト、静岡県浜岡町にエイケン熱器株式会社を設立したが、エイケン熱器は1980年3月に解散している。1980年代に入ると、福岡県大野城市に株式会社ビックウエスト福岡(1981年4月)、愛知県名古屋市に株式会社ビックウエスト名古屋(1981年5月)、静岡県浜岡町に株式会社中央ビック(1984年5月)を設立し、販売網を広げた。

子会社統合による生産拠点再編(1990年代)

1990年代はグループ内の統合が進んだ。1992年12月にはコーシン工業株式会社(旧・日本エレメント株式会社、1980年3月に商号変更)を合併し、大山工場を開設。1994年11月には東部エイケン株式会社を合併し、伊勢原工場を開設。さらに1995年11月には株式会社エイケンを合併した。これにより生産拠点を集約し、効率化を図った。その後、2001年1月には大山工場を本社工場に集約、2003年12月には伊勢原工場を本社工場に集約し、静岡県御前崎市の本社工場に生産機能が集中する体制となった。

株式公開と市場統合を経て上場市場が変遷

1997年5月、エイケン工業は日本証券協会に株式を店頭登録した。その後、2004年12月には店頭登録を取り消し、株式会社ジャスダック証券取引所に上場。2010年4月にはジャスダックと大阪証券取引所の合併に伴い大阪証券取引所JASDAQ市場に移行し、同年10月の市場統合で同取引所JASDAQ(スタンダード)となった。2013年7月には大阪証券取引所の現物市場が東京証券取引所に統合され、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2022年4月の市場区分見直しにより、スタンダード市場に移行している。

グループの縮小と非連結子会社の清算

2000年代以降、エイケン工業はグループ規模の縮小を進めた。2001年4月には株式会社中央ビックを解散。2002年4月には株式会社ビックウエスト名古屋及び株式会社ビックウエスト福岡の全株式を譲渡し、グループから切り離した。2007年9月にはパシフィック工業株式会社(1998年10月に株式取得)の株式を譲渡し、グループから分離した。2025年6月には長年にわたり非連結子会社であった株式会社ビック・イーストを清算し、グループ構成は当社と関連会社のフジパック株式会社の2社となった。

50周年とスタンダード市場移行、品質・環境認証を取得

2017年8月、エイケン工業は創立50周年を迎えた。この間、1999年6月に本社工場が品質保証システムの国際規格ISO9001の認証を取得。2006年4月には環境システムの国際規格ISO14001の認証も取得している。2022年4月の市場区分見直しにより東京証券取引所スタンダード市場に移行したことは、会社の成長ステージの変化を示す。2025年10月期には売上高81億円、純利益3億26百万円と過去最高を記録し、50年を超える歴史の中で新たな局面を迎えている。

年表35件を開く

1960年代

  • 1969年2月創業エーケン工業株式会社を神奈川県中郡伊勢原町に設立。自動車用フィルターの製造販売を開始。

1970年代

  • 1971年10月静岡県小笠郡浜岡町に浜岡工場を新設。
  • 1972年3月本社を静岡県小笠郡浜岡町に移転。
  • 1972年7月商号変更エイケン工業株式会社に商号変更。
  • 1973年3月プレス工場増設(大型プレスラインの設置)。
  • 1973年4月創業神奈川県伊勢原市に東部エイケン株式会社を設立。
  • 1973年9月M&A日本エレメント株式会社を買収(1980年3月、コーシン工業株式会社に商号変更)。
  • 1976年1月ガス機器の製造を開始。
  • 1976年4月創業静岡県静岡市に株式会社エイケンを設立。
  • 1978年5月神奈川県伊勢原市に株式会社ビック・イースト(非連結子会社)を設立。
  • 1978年8月創業静岡県小笠郡浜岡町にエイケン熱器株式会社を設立。

1980年代

  • 1980年3月エイケン熱器株式会社を解散。
  • 1981年4月創業福岡県大野城市に株式会社ビックウエスト福岡を設立。
  • 1981年5月創業愛知県名古屋市に株式会社ビックウエスト名古屋を設立。
  • 1984年5月創業静岡県小笠郡浜岡町に株式会社中央ビックを設立。

1990年代

  • 1992年12月M&Aコーシン工業株式会社を合併し、大山工場を開設。
  • 1994年11月M&A東部エイケン株式会社を合併し、伊勢原工場を開設。
  • 1995年11月M&A株式会社エイケンを合併。
  • 1997年5月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 1998年10月M&Aパシフィック工業株式会社の株式取得。
  • 1999年6月本社工場が品質保証システムの国際規格ISO9001認証取得。

2000年代

  • 2001年1月大山工場を本社工場に集約。
  • 2001年4月株式会社中央ビックを解散。
  • 2002年4月株式会社ビックウエスト名古屋及び株式会社ビックウエスト福岡の株式を全て譲渡することにより当社グループから分離。
  • 2003年12月伊勢原工場を本社工場に集約。
  • 2004年4月M&A市町村合併のため、2004年4月1日付で本店所在地の住所表示が「静岡県小笠郡浜岡町」から「静岡県御前崎市」に変更となる。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取り消し、株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2006年4月本社・本社工場が環境システムの国際規格ISO14001認証取得。
  • 2007年9月パシフィック工業株式会社の株式を譲渡することにより当社グループから分離。

2010年代

  • 2010年4月上場株式会社ジャスダック証券取引所と株式会社大阪証券取引所の合併に伴い、株式会社大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。
  • 2010年10月上場株式会社大阪証券取引所(JASDAQ市場)、同取引所ヘラクレス市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、株式会社大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2013年7月上場株式会社大阪証券取引所の現物市場が株式会社東京証券取引所に統合されたことに伴い、株式会社東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2017年8月創業創立50周年を迎える。

2020年代

  • 2022年4月株式会社東京証券取引所の市場区分の見直しにより、株式会社東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。
  • 2025年6月株式会社ビック・イースト(非連結子会社)を清算。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/10期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    輸出売上の拡大

    ブランド「VIC」のブランド力を活かした企画立案型営業を推進し、未開拓国の開拓や自動車関連以外のフィルター商品の販売に取り組む。

  2. 02

    国内フィルター売上拡大

    既存顧客との信頼関係強化、大型車用フィルターや建設機械用フィルターの拡販、自社設備を活用した部品・製品の受注拡大を進める。

  3. 03

    燃焼機器事業の拡販

    新規バーナの開発と顧客要望に応えるバーナ開発、パイプタイプバーナの生産体制整備により拡販を図る。

  4. 04

    生産効率向上とコスト削減

    月産能力向上と多品種小ロット生産に対応する設備導入を含む生産体制の構築に取り組む。

  5. 05

    新規事業・新製品の開発

    電気自動車普及を見据え、M&Aを含む情報収集、新製品開発、新規事業開拓に取り組み、新たな収益の柱を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で251人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は473万円で、9期前と比べて+22.5%平均年齢は41.1歳、平均勤続年数は14.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年10月213
2017年10月221
2018年10月239
2019年10月38638.511.6241
2020年10月38539.012.1240
2021年10月43439.412.6239
2022年10月42139.713.0243
2023年10月41440.013.2252
2024年10月43640.413.6249120
2025年10月47341.114.2251159

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年10月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社・本社工場 — 静岡県 御前崎市1,863百万円
フィルター部門 燃焼機器 部門 その他
その他 — 愛知県 豊明市69百万円
全社共通
従業員寮 — 静岡県 御前崎市49百万円
全社共通

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年10月期の売上高は81億円営業利益4億円前期と比べると増収増益で、売上が+11.0%、利益が+33.3%。

売上高
+11.0%
81億円
営業利益
+33.3%
4億円
純利益
+50.0%
3億円
営業利益率
4.9%
前期比 +0.8%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は39億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−4.9%、営業利益は−50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q1700.00
2023年2Q1915.31
2023年3Q1500.00
2023年4Q170
2024年1Q1715.90
2024年2Q1900.01
2024年4Q3725.41
2025年2Q4124.92
2025年4Q4025.01
2026年2Q3912.61

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年10月期からの14期で、売上は47億円から81億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は4.9%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年10月4721
株式会社大阪証券取引所の現物市場が株式会社東京証券取引所に統合されたことに伴い、株式会社東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
2013年10月4732
2014年10月5132
2015年10月5343
2016年10月5243
創立50周年を迎える。
2017年10月5754
2018年10月6054
2019年10月5954
2020年10月5432
2021年10月6864
2022年10月7043
2023年10月6811
2024年10月73334.12
2025年10月81454.93

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年10月期

売上高81億円のうち、営業利益として残るのは4億円4.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の3.7%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.2%69億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.9%8億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.9%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
14.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.2pt
4.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.0pt
3.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.2pt
5.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年10月期は営業CFが8億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は11億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年10月3−64−32
2013年10月5−2−332
2014年10月4−1−134
2015年10月5−1−245
2016年10月5−4−214
2017年10月5−5004
2018年10月6−72−15
2019年10月6−3−236
2020年10月5−3−127
2021年10月5−3−326
2022年10月4−3−215
2023年10月31−148
2024年10月5−3−128
2025年10月8−3−1511

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年10月期の総資産は78億円。このうち返さなくてよい自己資本が61億円で、自己資本比率は77.8%(業種中央値53.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年10月48351373.3
2013年10月49361374.5
2014年10月50381275.4
2015年10月53401376.4
2016年10月53421179.9
2017年10月61451674.6
2018年10月65481774.3
2019年10月67511676.1
2020年10月67521577.7
2021年10月71551677.0
2022年10月70561480.1
2023年10月71571480.4
2024年10月74581678.1
2025年10月78611777.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年10月期の内訳単体ベース
現金及び預金
19億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
54億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
8億円
在庫として抱えている分
負債合計
17億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
80
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率82社中6位あたり、逆に低いのは配当利回り82社中52位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.5%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.9%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
77.8%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
11.0%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,790で、1年前と比べて-2.5%過去52週の値幅のなかでは34%の位置にある。

¥3,790-1.0%1ヶ月-1.4%1年-2.5%時価総額47億円
過去52週の値幅
安値¥3,280高値¥4,770

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.1倍
PBR1.21倍
配当利回り2.90%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

3820円と25日線(3806円)をわずかに上回るが、52週高値4770円からは大きく下落。週足では75日線(3735円)を維持し下げ止まり感。出来高は極めて低調で、需給は膠着状態。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

PER 17.25倍は業界平均16.42倍とほぼ同水準、PBR 1.22倍も平均1.07倍に近い。配当利回り1.96%は平均2.86%を下回る。ROE 5.5%と自己資本利益率は平均並み。売上・利益とも増加基調だが、配当利回りが業界比で低い点がやや劣る。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.1倍16.3倍
PBR1.21倍1.12倍
ROE5.5%7.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

建機需要サイクルと業績の連動性が主な争点。強気派は2025年10月期に売上81億円、営業利益率4.94%と増収増益を見込み、建機需要の回復と同社の受注拡大を期待。一方、弱気派はPBR1.2倍とROE5.5%では割高感があり、建機需要の先行き不透明感や競合との価格競争による収益悪化リスクを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 建機需要回復で増収

    2025年10月期売上予想81億円、前期比11%増。

  • 利益率改善期待

    営業利益率4.94%と前期比+0.83pt向上見込み。

  • 安定した配当利回り

    配当利回り約2.0%、自己資本比率も高く安定。

  • 売上高・営業利益増収増益基調通年影響

    2025/10期営業利益4億円、前期比33%増、売上高81億円

  • 輸送機器部品需要の堅調継続影響

    トラック・建設機械向け部品供給、生産回復

  • 低バリュエーションの修正余地継続影響

    PER17.2倍、PBR1.22倍と割安

  • 株主還元の安定継続影響

    配当利回り1.96%、安定配当継続

マイナスに働く材料7
  • 建機需要の先行き不透明

    中国経済減速や建設投資の停滞リスク。

  • 収益力が脆弱

    ROE5.5%と低く、利益率も業界平均を下回る。

  • 競合との価格競争

    差別化が難しく、値下げ圧力が収益を圧迫。

  • 顧客産業の景気変動リスク継続影響

    輸送機器業界の設備投資サイクル依存、受注変動

  • 原材料高騰によるコスト増継続影響

    鋼材・樹脂価格上昇で利益率圧迫、営業利益率4.94%

  • 小型株ゆえの流動性リスク継続影響

    時価総額47億円、需給変動大

  • 海外競合との価格競争継続影響

    アジア製低価格品の流入脅威

次の決算で確かめる点
受注高
建機需要の先行指標となり、売上に直結する。
営業利益率
価格競争や原高の影響を測る重要指標。
国内外売上比率
海外展開の進捗とリスク分散度合いを確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり110で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.90%。

年間配当
¥110
1株あたり
配当利回り
2.90%
いまの株価に対して
配当性向
34.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年10月9029.4
2017年10月12538.934.5
2018年10月100−20.026.1
2019年10月1000.027.5
2020年10月11010.049.3
2021年10月14027.333.3
2022年10月110−21.440.3
2023年10月1100.082.2
2024年10月1100.051.4
2025年10月1100.034.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥110

株主

有価証券報告書より

2025年10月期末の株主数は延べ945人。区分でいちばん多いのは個人・その他76.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が22.4%を占め、残る77.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年10月%2021年10月%2022年10月%2023年10月%2024年10月%2025年10月%
個人・その他75.576.976.876.976.276.5
自己株式17.819.118.718.317.917.4
事業法人19.017.317.617.317.517.2
金融機関5.25.15.15.15.25.2
証券会社0.30.60.40.40.60.8
外国法人0.10.10.20.30.50.3
外国人個人0.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01育実企画株式会社12.10
02石田由紀子5.57
03安池真理子5.55
04清水小百合5.49
05エイケン工業取引先持株会3.06
06株式会社静岡銀行(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.74
07干場初枝2.66
08早馬義光2.52
09河野薫1.63
10島田掛川信用金庫1.61

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1083%、1株純資産は14期で+769%。直近期のROEは5.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年10月276804.012.640.8
2013年10月377245.310.732.3
2014年10月2133,7765.810.035.2
2015年10月2864,0117.49.231.4
2016年10月3064,2077.47.229.4
2017年10月3624,5178.311.234.5
2018年10月3844,7798.37.226.1
2019年10月3644,9967.57.227.5
2020年10月2235,0924.410.449.3
2021年10月4215,4777.97.833.3
2022年10月2735,6004.99.940.3
2023年10月1345,6152.419.982.2
2024年10月2145,6953.814.551.4
2025年10月3195,9115.510.334.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2025/10期の役員報酬は総額101百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
宮治友博代表取締役 社長554,200
早馬義光取締役会長6931,200
櫻井英司専務取締役兼 総務部長538,100
原豊取締役 製造第一部長兼 生産技術部長545,200
須藤孝取締役 機器事業部長兼 購買部長534,200
原盛朗取締役 品質保証部長兼 開発技術部長553,000
山口高広取締役 製造第二部長522,000
髙宮春樹取締役54400
藤田逸雄取締役72
池田文明常勤監査役6818,100
石田朗監査役611,200
渥美博監査役72
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢保有株数
廣野亘監査役68
安池正年監査役622,400

役員報酬の内訳2025/10

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7641178212
社外取締役513133
監査役1666

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/10期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容314字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の企業集団は、当社及び関連会社(フジパック㈱)の計2社で構成されており、フィルター部門及び燃焼機器部門の製造・販売を主な事業として取り組んでおります。 当社及び関連会社(フジパック㈱)の事業における当社及び関連会社(フジパック㈱)の位置付け及びセグメントとの関連は、次の通りであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 セグメントの名称   事業の内容   会社名 フィルター部門   自動車用フィルターの製造・販売   当社 荷造包装資材の製造・販売   (関連会社)フジパック株式会社 燃焼機器部門   ガス機器の製造・販売   当社 事業の系統図は次の通りであります。
経営方針・対処すべき課題2,962字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は「常に創造と革新の力を養い、勇気と決断で任務を遂行し、反省を忘れず、信頼と調和に満ちた価値ある企業集団を築きあげよう」という社是のもと、研究開発型企業として、常に高い収益性を目指し企業価値を高めるように取り組んでおります。 (2) 経営環境 雇用・所得環境が改善する等、景気は緩やかな回復傾向が続いております。しかしながら、米国の関税政策見直しに伴う、わが国を含めた各国への関税引上げによる市場への影響、世界的な金融引締め等に伴う海外の景気下振れ、資源・原材料価格の高止まり等に起因する物価上昇による個人消費の下振れリスク及びロシア・ウクライナ情勢をめぐる情勢不安の継続による地政学リスク等により、景気の先行きは不透明な状況で推移しております。 フィルター部門においては、国内では、当社の主要市場である自動車補修用フィルター市場は、自動車保有台数が伸び悩んでいる状況では需要は減少傾向にあります。また、海外から安価な商品が増加し、激しい競争をしております。輸出では、日本のフィルターメーカー、海外のフィルターメーカーと品質、価格等で激しい競争を展開しております。 燃焼機器部門においては、コインランドリー用バーナの受注が減少傾向にあります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社の事業はフィルター事業が約96%、燃焼機器事業が約4%を占めており、各事業における中長期的な経営戦略としては、以下のようなことに取り組んでまいります。 ① 輸出売上の拡大 海外市場では、米国の関税政策見直しに伴う、わが国を含めた各国への関税引上げによる市場への影響、世界的な金融引締め等に伴う海外の景気下振れ、資源・原材料価格の高止まり等に起因する物価上昇による個人消費の下振れリスク及びロシア・ウクライナ情勢をめぐる情勢不安の継続による地政学リスク等により、今後の景気の先行きに懸念が生じると思われます。こうした状況のなかで今後も拡販していくために、以下のようなことに取り組んでまいります。 イ 当社ブランド「VIC」のブランド力を活かし、企画立案型の営業活動による拡販を推し進めてまいります。 ロ 得意先と連携し、当社が納入していない国の開拓に取り組んでまいります。 ハ 自動車に関連するフィルター以外の商品を検討し、販売に向けて取り組んでまいります。 ② 国内売上(フィルター部門)の拡大 国内市場では、幅広い販路を持って販売しております。今後は自動車の販売台数や保有台数は減少していくことが予測されますので、ますます競争が激化してまいります。こうした状況のなかで今後も拡販していくために、以下のようなことに取り組んでまいります。 イ 既存の顧客への企画立案型の営業活動を展開することで信頼関係を強固にするとともに、営業活動を展開するよう取り組んでまいります。 ロ 今後も国内物流の大半を担うトラック等の大型車用フィルターの拡販に取り組んでまいります。 ハ 当社設備を利用して加工できる部品、製品及び既存のプレス部品の受注増に向けて拡販に取り組んでまいります。 ニ 建設機械用フィルターメーカーとの信頼関係を構築し、営業活動を展開するよう取り組んでまいります。 ③ 燃焼機器事業 燃焼機器の販売は、ここ数年、コインランドリーの乾燥機用のバーナの受注に陰りが見え始めておりますが、厨房機器、ボイラについては、大きな変化もなく推移しております。こうした状況のなかで今後も拡販していくために、以下のことに取り組んでまいります。 イ 当社から顧客に提案する新規バーナ並びに顧客の要望に応えられるバーナの開発に取り組んでまいります。 ロ パイプタイプバーナの生産体制を整え、拡販に取り組んでまいります。 ④ 生産効率の向上及びコスト削減 輸出、国内の拡販に向けて取り組むためには、生産能力、生産効率の向上が大変重要になってまいります。そのためには、月産能力の向上と多品種小ロットの生産に対応できる機械設備の導入を含めた、生産体制の構築に取り組んでまいります。 ⑤ 研究開発活動 当社は、内燃機関用及び産業機械用特殊フィルター、燃焼機器の2本柱で事業を営んでまいりましたが、将来的に電気自動車の保有台数が増加し、ガソリン車、ディーゼル車は減少していくことが予測されます。そのような状況においても企業を存続させるためには、新たな柱を見つけなければなりません。将来を見据え、開発部が中心となり、M&Aを含めた多方面に渡る情報収集活動、新製品の開発及び新規事業の開拓に取り組んでまいります。 (4) 目標とする経営指標 当社は、常に高い収益性の維持向上に努め、継続的な安定成長を図り企業価値の向上に努めております。さらに、資本効率を重視した経営により企業価値を向上するためにROE(自己資本利益率)の向上を目指しております。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 自動車の補修用フィルター市場は、今後、益々競争が激化していくことが予想されます。加えて、米国の関税政策見直しに伴う、わが国を含めた各国への関税引上げによる市場への影響、世界的な金融引締め等に伴う海外の景気下振れ、資源・原材料価格の高止まり等に起因する物価上昇による個人消費の下振れリスク及びロシア・ウクライナ情勢をめぐる情勢不安の継続による地政学リスク等により、今後の景気の先行きに懸念が生じると思われます。 こうした状況のなかで収益を確保し、長期的な安定成長を図っていくための戦略としては、高品質・低コスト生産体制の確立、情報収集及び企画立案型の営業活動による拡販、第2の柱としての燃焼機器事業の拡販を図ってまいります。フィルター部門において国内では、今後も国内物流の大半を担うトラック等の大型車用フィルター及び建設機械用フィルター等の拡販を図ってまいります。輸出では、引き続き当社ブランド「VIC」のブランド力を活かし、主要輸出先の顧客との連携をさらに強化していくとともに、主要輸出先以外の国への営業活動に取り組み輸出拡大に注力してまいります。さらに、当社設備を利用して加工できる部品、製品及び既存のプレス部品の受注増に向けて拡販を図ってまいります。また、国内一貫生産による製品の安定供給並びに多品種小ロットに対応できる生産体制を構築している強みを活かし、取引先の要望に沿うことにより拡販を図ってまいります。燃焼機器部門では、当社から顧客に提案する新規バーナ並びに顧客の要望に応じた新規バーナの開発、既存のバーナ部品及び熱交換器の拡販を図ってまいります。 財務上の課題として、内燃機関用及び産業機械用特殊フィルター、燃焼機器の2本柱で事業を営んでまいりましたが、将来的に電気自動車の保有台数が増加し、ガソリン車、ディーゼル車は減少していくことが予測されます。そのような状況においても安定的に収益を確保するため、新たな柱の構築に向けて、新規開発部門の強化を図り、経営基盤の強化を行ってまいります。
事業等のリスク1,739字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況及び経理の状況に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものです。 (1) 自動車用フィルターに特化した事業について 当社グループの主な事業は、自動車用フィルター事業及び燃焼機器事業であり、売上高では、自動車用フィルター事業が約96%を占めております。現在、当社が製造及び販売する自動車用フィルターは、内燃機関等を動力とする自動車の機能部品でありますが、開発が進められている燃料電池車及び電気自動車等に代表される次世代の自動車では、自動車用フィルターが不要になる可能性があり、今後、当社のリスクとなる可能性があります。 このリスクに対応するため、開発部が中心となり、M&Aを含めた多方面からの情報収集活動、新製品の開発及び新規事業の開拓に取り組んでおります。 (2) 自動車用フィルター業界の競争について 自動車用フィルターは、東南アジア等で生産される安価な製品が年々増加してきており、コスト面における競争は非常に激化しております。当社は、生産効率の向上及び経費削減等の企業努力によりコスト競争力の維持を図っております。しかし、想定を超える安価な製品が販売された場合並びに安価な製品が想定を超える量の販売数になった場合、今後、当社のリスクとなる可能性があります。 このリスクに対応するため、更なる高品質・低コスト生産体制の確立、情報収集及び企画立案型の営業活動による拡販に取り組んでおります。 (3) 原材料の仕入について 当社は、原材料の調達については取引先からの供給に依存しております。取引先の操業の停止等により原材料の供給が減少したり、困難になった場合は、当社の生産活動に支障をきたすことになり、今後、当社のリスクとなる可能性があります。 また、原材料価格が高騰し当社の製造コストの削減では対応が出来ない上、販売価格に転嫁が出来ない場合は、今後、当社のリスクとなる可能性があります。 このリスクに対応するため、取引先の状況が変化しても必要な原材料等が安定的に確保できるよう、部品・原材料の在庫量を適正な水準に保つことに加え、取引先との関係を強化し、最適な価格の維持に努めております。 (4) 製品の欠陥について 製品について予期し得ない欠陥が生じ、製造物賠償責任につながるようなクレーム並びにリコールが発生した場合、対応するためのコスト及び当社への信用低下等により、売上高が減少し、今後、当社のリスクとなる可能性があります。 このリスクに対応するため、当社は、製造物責任賠償に関する保険に加入しており、業務の結果に起因して賠償責任を負担した場合の損害を、保険でカバーできるようにしております。また、ISO9001を認証取得しており、国際標準規格に基づく品質マネジメントシステムの運用を通じ、品質保証体制の構築をしております。 (5) 人材の確保・育成・活用について 当社は、今後の事業戦略として優秀な人材を確保し育成していくことが重要な課題であると認識しております。しかし、当社の求める人材を確保・育成ができない場合、今後、当社のリスクとなる可能性があります。 このリスクに対応するため、人事担当者による学校訪問、会社説明会の実施、新卒社員及び中途社員の採用を推進し、人材の確保に努めております。また、職場内研修等を通じて、人材の育成にも努めております。 (6) 地震発生による影響 当社の生産設備は静岡県御前崎市にあるため、想定されている南海トラフを震源とした南海トラフ巨大地震が発生した場合は、生産設備等が影響を受け当社の生産活動に支障をきたすことになり、今後、当社のリスクとなる可能性があります。 このリスクに対応するため、当社では定期的な非常事態訓練の実施及び設備点検を実施するとともに、BCP(事業継続計画)を作成し、被災時でも事業を継続し、早期に事業展開が可能となる体制を構築しております。
経営成績の分析 (MD&A)7,548字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (業績等の概要) (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境が改善する等、景気は緩やかな回復傾向が続いております。しかしながら、米国の関税政策見直しに伴う、わが国を含めた各国への関税引上げによる市場への影響、世界的な金融引締め等に伴う海外の景気下振れ、資源・原材料価格の高止まり等に起因する物価上昇による個人消費の下振れリスク及びロシア・ウクライナ情勢をめぐる情勢不安の継続による地政学リスク等により、景気の先行きは不透明な状況で推移しております。 自動車用補修フィルター市場は、自動車の保有台数に比例して数量が決定する傾向があります。そのため、自動車保有台数が伸び悩んでいる状況では、自動車用補修フィルターの市場も頭打ちになります。さらに、メンテナンス費用削減意識の高まりにより、長期的には需要は減少傾向にあります。また、海外から安価な商品が増加し、激しい価格競争をしております。 こうした状況のなかで、フィルター部門の国内におきましては、付加価値の高い大型車用フィルター、既存品と差別化した高性能オイルフィルター及びプレス部品の拡販に注力するとともに、既存取引先との取引拡大並びに新規取引先の開拓にも取り組んでまいりました。輸出におきましては、長年、当社ブランド「VIC」を海外の日本車向けに販売しております。そのブランド力を活かし、主要輸出先への新製品の提案並びに主要輸出先以外への販売拡大等の営業活動を強化してまいりました。さらに、燃焼機器部門では、取引先から依頼を受けたバーナの開発、既存のバーナ部品及び熱交換器の拡販、新規取引先の開拓にも取り組んでまいりました。 その結果、売上高は前事業年度に比べ8億15百万円増加し、81億円(前年同期比11.2%増)、原材料並びに梱包資材等の購入価格の上昇等により売上原価が増加したものの、売上高の増加に伴い、生産量が増加したことによる生産効率の向上等により売上総利益率が上昇したことが要因となり、営業利益は前事業年度に比べ1億31百万円増加し、4億11百万円(前年同期比47.0%増)、営業利益が増加したことが要因となり、経常利益は前事業年度に比べ1億49百万円増加し、4億53百万円(前年同期比49.3%増)、当期純利益は前事業年度に比べ1億8百万円増加し、3億26百万円(前年同期比49.9%増)となりました。 セグメント別の経営成績は、次の通りであります。 (フィルター部門) 売上高に関しては、国内売上並びに輸出売上ともに増加しました。国内売上が増加した要因は、同業者向けが減少したものの、商社向けが増加したことによるものです。輸出売上が増加した要因は、中近東向けが減少したものの、アジア向けが増加したことによるものです。営業利益に関しては、原材料並びに梱包資材等の購入価格の上昇等により売上原価が増加したものの、売上高の増加に伴い、生産量が増加したことによる生産効率の向上等により売上総利益率が上昇したことが要因となり増加しました。 その結果、売上高は前事業年度に比べ7億93百万円増加し、77億71百万円(前年同期比11.4%増)、営業利益は前事業年度に比べ1億7百万円増加し、6億86百万円(前年同期比18.5%増)となりました。 (燃焼機器部門) 売上高に関しては、コインランドリー用バーナが減少したものの、厨房機器用バーナが増加しました。営業利益に関しては、売上高が増加したこと及び販売価格の改定に取り組んだことによる利益率の改善等が要因となり増加しました。 その結果、売上高は前事業年度に比べ20百万円増加し、3億26百万円(前年同期比6.6%増)、営業利益は前事業年度に比べ27百万円増加し、36百万円(前年同期比320.1%増)となりました。 (その他) 灰皿等の販売をしております。 売上高は前事業年度に比べ1,333千円増加し、2,747千円(前年同期比94.3%増)、営業損失は研究開発費等の経費が増加したことにより5,042千円(前事業年度は営業損失6,043千円)となりました。 なお、財政状態の状況については、次のとおりであります。 事業年度末における資産は、前事業年度末と比べて3億53百万円増加し、77億82百万円(前事業年度末比4.8%増)となりました。主な要因は、経済産業省の要請による電子記録債権等の支払いサイト短縮により電子記録債権が2億25百万円、減価償却費を計上したことにより機械及び装置が10百万円、それぞれ減少したものの、定期預金の増加等により現金及び預金が3億85百万円、売上が増加したことにより売掛金が61百万円、設備投資費用の前払い等により、建設仮勘定が92百万円、株式の購入等により投資有価証券が39百万円、それぞれ増加したことによるものです。 負債は、前事業年度末に比べ1億円増加し、17億27百万円(前事業年度比6.2%増)となりました。主な要因は、設備費用の支払いに電子記録債権を採用したことにより電子記録債務が31百万円、設備投資や各種修繕、備品購入等により未払金が43百万円、退職給付引当金が25百万円、それぞれ増加したことによるものです。 また、純資産は、前事業年度末と比べて2億52百万円増加し、60億55百万円(前事業年度末比4.3%増)となりました。主な要因は、配当金の支払いにより利益剰余金が1億12百万円減少したものの、当期純利益の計上により利益剰余金が3億26百万円増加したことによるものです。 (2) キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は、11億47百万円(前年同期比3億22百万円増)となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払額が1億14百万円となったものの、税引前当期純利益が4億55百万円となったこと及び減価償却費が2億37百万円となったことにより、7億62百万円の収入(前事業年度は4億64百万円の収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の払戻による収入が10億15百万円となったものの、定期預金の預入による支出が10億78百万円となったこと及び有形固定資産の取得による支出が2億49百万円となったことにより、3億22百万円の支出(前事業年度は2億93百万円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額が1億12百万円となったことにより、1億17百万円の支出(前事業年度は1億16百万円の支出)となりました。 (生産、受注及び販売の状況) (1) 生産実績 当事業年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) フィルター部門   5,950,197   106.5 燃焼機器部門   279,704   113.3 その他   1,249   139.3 合計   6,231,151   106.8 (注)  金額は、平均販売価格で記載しております。 (2) 仕入実績 当事業年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。 セグメントの名称   仕入高(千円)   前年同期比(%) フィルター部門   1,214,000   118.0 燃焼機器部門   10,057   275.9 その他   475   ― 合計   1,224,532   118.6 (注)  金額は、仕入価格で記載しております。 (3) 受注実績 当社は、見込生産方式をとっているため該当事項はありません。 (4) 販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) フィルター部門   7,771,278   111.4 燃焼機器部門   326,089   106.6 その他   2,747   194.3 合計   8,100,115   111.2 (注)  主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次の通りであります。 相手先   前事業年度   当事業年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) ユニオンモーター㈱   2,684,532   36.9   3,650,442   45.1 日発販売㈱   874,485   12.0   918,268   11.3 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性から、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しております。財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下の通りです。 ①たな卸資産 当社は、たな卸資産は製造原価並びに取得原価で測定しておりますが、期末における正味実現可能価額が製造原価並びに取得原価より下落している場合には、正味実現可能価額で測定し、製造原価並びに取得原価との差額を売上原価に認識しております。また、滞留するたな卸資産については、滞留期間を基に当社の規程に則り、たな卸資産の評価額を変更しております。しかし、将来の事象の結果、見直しが必要となった場合、当社の将来の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②固定資産 当社は、固定資産を使用しているセグメント別にグルーピングしており、当該資産及び資産グループから得られる将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合は、回収可能価額まで減損処理を行うこととしております。減損の兆候は、主として資産グループが使用されている営業活動から生ずる営業損益が継続してマイナスとなる場合、固定資産の時価が著しく下落した場合に把握しております。減損の兆候があると判定した資産又は資産グループに関する減損損失の認識及び測定に当たっては、慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損処理が必要となる可能性があります。 ③繰延税金資産 当社は、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 (2) 財政状態の分析 ①流動資産 流動資産は、前事業年度末と比べて2億51百万円増加し、49億22百万円(前事業年度末比5.4%増)となりました。主な要因は、経済産業省の要請による電子記録債権等の支払いサイト短縮により電子記録債権が2億25百万円減少したものの、定期預金の増加等により現金及び預金が3億85百万円、売上が増加したことにより売掛金が61百万円、それぞれ増加したことによるものです。 ②固定資産 固定資産は、前事業年度末と比べて1億2百万円増加し、28億60百万円(前事業年度末比3.7%増)となりました。主な要因は、減価償却費を計上したことにより機械及び装置が10百万円減少したものの、設備投資費用の前払い等により、建設仮勘定が92百万円、株式の購入等により投資有価証券が39百万円、それぞれ増加したことによるものです。 ③流動負債 流動負債は、前事業年度末と比べて80百万円増加し、14億18百万円(前事業年度末比6.0%増)となりました。主な要因は、設備費用の支払いに電子記録債権を採用したことにより電子記録債務が31百万円、設備投資や各種修繕、備品購入等により未払金が43百万円、それぞれ増加したことによるものです。 ④固定負債 固定負債は、前事業年度末と比べて20百万円増加し、3億8百万円(前事業年度末比7.3%増)となりました。主な要因は、リース債務が4百万円減少したものの、退職給付引当金が25百万円増加したことによるものです。 ⑤純資産 純資産合計は、前事業年度末と比べて2億52百万円増加し、60億55百万円(前事業年度末比4.3%増)となりました。主な要因は、配当金の支払いにより利益剰余金が1億12百万円減少したものの、当期純利益の計上により利益剰余金が3億26百万円増加したことによるものです。 (3) 経営成績の分析 ①売上高及び売上総利益 売上高については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュフローの状況の分析 (業績等の概要) (1)経営成績等の状況の概要」及び「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (生産、受注及び販売の状況) (4)販売実績」に記載の通りであります。 当事業年度の売上総利益は、前事業年度に比べ1億80百万円増加し、12億3百万円(前年同期比17.6%増)となりました。主な要因は、売上原価が6億34百万円増加したものの、売上高が8億15百万円増加したことによるものであります。 ②販売費及び一般管理費 当事業年度の販売費及び一般管理費は、前事業年度に比べ48百万円増加し、7億91百万円(前年同期比6.6%増)となりました。主な要因は、運搬費が8百万円、給料が4百万円、賞与が5百万円、賃借料が7百万円、減価償却費が3百万円、それぞれ増加したこと等によるものであります。 ③営業利益 ①売上高及び売上総利益及び②販売費及び一般管理費の結果、当事業年度の営業利益は、前事業年度に比べ1億31百万円増加し、4億11百万円(前年同期比47.0%増)となりました。 ④営業外損益 当事業年度の営業外損益は、営業外収益が前事業年度に比べ20百万円増加し、49百万円(前年同期比71.8%増)となり、営業外費用が前事業年度に比べ2百万円増加し、8百万円(前年同期比51.4%増)となりました。 ⑤経常利益 ①売上高及び売上総利益、②販売費及び一般管理費、③営業利益及び④営業外損益の結果、当事業年度の経常利益は、前事業年度に比べ1億49百万円増加し、4億53百万円(前年同期比49.3%増)となりました。 ⑥特別利益 当事業年度の特別利益は、前事業年度に比べ1百万円減少し、2百万円(前年同期比36.8%減)となりました。主な要因は、保険解約返戻金が2百万円減少したことによるものであります。 ⑦特別損失 当事業年度の特別損失は、前事業年度に比べ674千円減少し、443千円(前年同期比60.3%減)となりました。主な要因は、保険解約損が807千円減少したことによるものであります。 ⑧税引前当期純利益 ①売上高及び売上総利益、②販売費及び一般管理費、③営業利益、④営業外損益、⑤経常利益、⑥特別利益及び⑦特別損失の結果、当事業年度の税引前当期純利益は、前事業年度に比べ1億48百万円増加し、4億55百万円(前年同期比48.5%増)となりました。 ⑨税金費用 当事業年度の税金費用(法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額の合計)は、前事業年度に比べ39百万円増加し、1億28百万円(前年同期比45.0%増)となりました。 税効果会計適用後の税金負担率は、前事業年度より0.7%減少し、28.3%となりました。 ⑩当期純利益 ①売上高及び売上総利益、②販売費及び一般管理費、③営業利益、④営業外損益、⑤経常利益、⑥特別利益、⑦特別損失、⑧税引前当期純利益及び⑨税金費用の結果、当事業年度の当期純利益は、前事業年度に比べ1億8百万円増加し、3億26百万円(前年同期比49.9%増)となりました。 (4) 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (5) キャッシュ・フローの分析 当社の資金状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (業績等の概要) (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (6) 資本の財源及び資金の流動性 当社における運転資金の主なものは、商品仕入に係る費用、材料費・労務費・経費の製品製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資資金の主なものは、設備投資を目的としたものであります。 重要な資本的支出の予定については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画 (1)重要な設備の新設等」に記載のとおりであります。 資金調達については、自己資金によって充当する事を基本としておりますが、必要に応じて金融機関からの借入を実施しております。 (7) 経営方針、経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、資本効率を重視した経営により企業価値を向上するためにROE(自己資本利益率)の向上を目指しております。 当事業年度におけるROE(自己資本利益率)は、5.5%(前年同期比1.7ポイント増)となりました。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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