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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

テイン

TEIN,INC.7217 · Standard · 輸送用機器

自動車用サスペンションの開発・製造・販売を手がける専門メーカー。国内と海外に販売網を持つ。

概要

テインは、自動車用サスペンションのアフターパーツを専門に開発・製造・販売する企業である。1986年にショックアブソーバーのOEM生産で創業し、1990年から自社ブランド「TEIN」を展開。横浜市戸塚区に本社を置き、連結従業員398名。2026年3月期の売上高は56億円、営業利益3億円。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

サスペンションに特化した事業構造

テインの事業は自動車用サスペンションに集中している。開発は国内の本社で行い、製造は国内工場と中国工場で分担。販売は国内外の子会社を通じて小売店に卸す。中国工場ではエントリーユーザー向け製品を生産し、国内工場との住み分けを図る。グループ全体で8社の連結子会社と2社の持分法適用関連会社を有する。

売上高の推移と収益構造

売上高は2013年3月期の28億円から2026年3月期には56億円へと倍増した。利益面では、2021年3月期に純利益8億円を計上した後、2025年3月期は営業利益3億円、純利益2億円と安定。長期経営ビジョンとして売上高100億円を掲げ、ROA重視の経営を方針とする。主要顧客にはTURN 14 DISTRIBUTION(売上の14.3%)やタカマコンペティションプロダクト(10.4%)がある。

世界8カ国に広がる拠点網

テインは2001年に米国法人TEIN U.S.A.を皮切りに、英国(2003年)、中国(2009年、2013年、2015年)、オーストラリア(2023年)、ポーランド(2024年)、タイ(2025年)と相次いで海外子会社を設立した。これにより北米、欧州、アジア、オセアニアをカバー。中国工場は現地調達とコスト削減の役割も担う。

業界の中での役割は自動車部品メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
56億円
営業利益
3億円
営業利益率
5.4%
純利益
3億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01自動車アフターマーケット主力

自動車用サスペンション製品を開発・製造し、国内では小売店を通じて、海外では現地法人を通じて販売している。中国工場ではエントリーユーザー向け製品を生産し、国内工場と住み分けている。

サスペンション専門メーカーとして独自の技術を持つ

主な製品・サービス3
サスペンションキット
車高調などを含む、走行性能を向上させるためのサスペンション製品。
ダンパー
振動を減衰する部品で、乗り心地や操縦安定性に寄与する。
スプリング
車体を支え、衝撃を吸収するばね部品。

製品と技術

車高調「EnduraPro」シリーズ

テインの主力製品は車高調(コイルオーバーサスペンション)であり、特に「EnduraPro」シリーズは補修市場向けに開発された。多種多様な車種に対応するラインアップを持ち、ユーザーの要求に迅速に応えるため、世界各地の販売会社に十分な在庫を確保している。モータースポーツからフィードバックを得た性能と、リーズナブルな価格が特徴。

オフロード向け「4x4DAMPER」

海外市場で需要の高い「4x4DAMPER」は、SUVやピックアップトラック向けのサスペンションである。テインはラインアップの拡充を継続し、北米やオーストラリアなどでの売上拡大を狙う。この製品はオフロード走行時の耐久性と快適性を両立するよう設計されている。

モータースポーツ由来の開発力

テインはモータースポーツフィールドで得た知見を市販製品に落とし込む。最先端のレース環境でテストされた技術は、一般ユーザー向けの高付加価値製品として製品化される。開発は国内の技術開発センターで行われ、選択と集中による研究開発活動を推進している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

輸送用機器のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 自動車アフターマーケットサスペンション専門メーカーとして独自の技術を持つ

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

車載サスペンション専業、業績堅調

テインは輸送用機器業界で、自動車サスペンションシステムの製造販売を行う。同業にはトヨタ紡織、アクセルスペースHD、ARCHION、ユニプレス、ジャパンエンジンコーポレーションがある。2025/3期売上53億円、営業利益率5.66%。2026/3期は売上56億円、営業利益率5.36%と安定。トヨタ紡織など大手に比べ規模は小さいが、アフターマーケットやカスタム部品で強み。内需と輸出のバランスが取れている。

強み

  • カスタムサスペンション分野で高いブランド力。
  • 売上・利益率が堅調に推移し、大きな変動なし。
  • 高性能サスペンションの開発技術で差別化。
  • 海外市場にも展開し、収益源を多様化。

課題

  • 自動車産業の動向に業績が連動しやすい。
  • トヨタ紡織など大手との価格競争リスク。
  • 売上成長率が低く、新規市場開拓が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

輸送用機器の時価総額近傍。太字がテイン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17208カネミツ68億円9.1倍
27214GMB59億円
37409AeroEdge57億円45.3倍
47399ナンシン48億円17.7倍
57265エイケン工業47億円17.1倍
67217テイン46億円13.5倍
77314小田原機器42億円32.6倍
87284盟和産業41億円52.3倍
97215ファルテック40億円
107219エッチ・ケー・エス40億円8.6倍
117255桜井製作所21億円7.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

OEM生産から始まった1986年

テインは1986年1月、ショックアブソーバーのOEM生産で事業を開始した。当初は他社ブランド向けの製造に徹していたが、1990年1月に自社ブランド「TEIN」での商品展開を開始。この転換が後のブランド確立の基盤となる。生産拠点は横浜市内で移転を繰り返し、1996年3月には新大熊工場が完成し量産体制を整えた。

国内拠点集約と上場への道

1999年4月、株式の額面変更を目的に株式会社テインと合併。2002年4月に日本証券協会へ店頭登録し、2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場した。上場前年の2003年1月には、横浜市内に点在していた工場群を戸塚区の本社工場に一括集約。生産効率と開発力の向上を図った。

海外販売網の構築と中国生産

2001年8月に米国子会社、2003年8月に英国子会社を設立し、欧米市場への直接販売を開始。2009年5月には中国に天御遠東国際貿易を設立し、2013年11月には製造子会社・天御減振器制造を江蘇省に設立。中国工場ではアジア向けのエントリー製品を生産し、国内工場との役割分担を明確にした。

現地生産と新興市場への展開

2023年6月にオーストラリア、2024年4月にポーランド、2025年11月にタイの製造子会社を設立。ポーランドは欧州でのサプライチェーン強化、タイは東南アジアでの生産拠点として位置づけられる。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行した。

年表28件を開く

1980年代

  • 1986年1月ショックアブソーバーのOEM生産を開始
  • 1989年9月生産力増強のため横浜市緑区(現都筑区)大熊町へ設置した大熊工場に本社および工場を移転

1990年代

  • 1990年1月自社ブランドによる商品展開を開始
  • 1994年2月大熊工場の一部を横浜市緑区(現都筑区)川向町に設置した川向工場へ移転
  • 1995年2月本社機能を大熊工場から川向工場へ移転
  • 1996年1月研究・開発体制拡充のため早渕工場を廃止し、新たに横浜市都筑区佐江戸町に佐江戸工場を設置
  • 1996年3月横浜市都筑区に新鋭の新大熊工場が完成し、量産体制が整う(大熊工場を廃止)
  • 1997年6月横浜市都筑区に池辺工場を設置
  • 1998年3月横浜市都筑区に折本工場を設置
  • 1998年5月横浜市都筑区に本社工場を設置し、本社機能および新大熊工場機能を移転
  • 1999年2月大阪府池田市に大阪営業所を設置(兵庫県伊丹市に現在移転)
  • 1999年4月M&A1株の額面金額を500円から50円に変更するため株式会社テイン(形式上の存続会社)と合併
  • 1999年9月仙台市若林区に仙台営業所を設置(仙台市宮城野区に現在移転)

2000年代

  • 2001年8月米国にTEIN U.S.A.,INC.を設立(現連結子会社)
  • 2002年4月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 2003年1月本社工場・川向工場・池辺工場・折本工場・技術開発センターを一括集約し、横浜市都筑区から横浜市戸塚区に移転
  • 2003年8月英国にTEIN UK LIMITEDを設立(現連結子会社)
  • 2004年12月上場株式会社ジャスダック証券取引所に上場
  • 2009年5月中国に天御遠東国際貿易(北京)有限公司を設立(現連結子会社)

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現 東京証券取引所 スタンダード市場)に上場
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQスタンダードに上場。
  • 2013年11月中国に天御減振器制造(江蘇)有限公司を設立(現連結子会社)
  • 2014年1月本社工場を横浜市戸塚区内で移転
  • 2015年2月中国に宿遷天野貿易有限公司を設立(現連結子会社)

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しによりJASDAQスタンダードからスタンダード市場へ移行
  • 2023年6月オーストラリアにTEIN AUSTRALIA PTY LTDを設立(現連結子会社)
  • 2024年4月ポーランドにTEIN Europe Sp.z o.o.を設立(現連結子会社)
  • 2025年11月タイに TEIN Manufacturing(Thailand),Co.,Ltd.を設立(現連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高(サスペンション事業)100億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    サスペンション事業への集中投資

    自動車用サスペンション事業に経営資源を集中的に投入し、グローバル競争に勝つための企業体質への転換を推進する。

  2. 02

    販売力の強化

    日々の営業情報を活用し、提案型営業を強化することで国内および海外での販売シェアを拡大する。

  3. 03

    研究開発の選択と集中

    カーアフターマーケットでのトップ企業にふさわしい速力で、選択と集中による研究開発を進め、高品質でリーズナブルな製品を開発する。

  4. 04

    コスト削減とグローバル生産

    VA・VE活動に注力し、消費地生産によるグローバル生産体制を追求することで、強靭な企業体質の構築とコスト削減を推進する。

  5. 05

    品質力の向上

    アフターマーケット要求品質への適合に加え、所有する喜びを提供できる品質を確立し、顧客満足度100%を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で398人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は605万円で、9期前と比べて+29.6%平均年齢は45.7歳、平均勤続年数は16.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月296
2018年3月303
2019年3月46738.59.5286
2020年3月47640.210.5298
2021年3月50441.112.3326
2022年3月55342.213.0337
2023年3月57044.014.4393
2024年3月59745.215.4368
2025年3月60145.015.439975
2026年3月60545.716.039875

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率15.0%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 0 / 海外 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
自動車用サスペンションの製造・販売事業 — 天御減振器制造(江蘇)有限公司(中国江蘇省)1,994百万円
本社工場 横浜営業所 — 横浜市戸塚区1,445百万円
自動車用サスペンションの製造・販売事業
自動車用サスペンションの製造・販売事業 — 天御遠東国際貿易(北京)有限公司(中国北京市)62百万円
自動車用サスペンションの製造・販売事業 — TEIN U.S.A.,INC. (米国カリフォルニア州)28百万円
自動車用サスペンションの製造・販売事業 — TEIN Europe Sp.z o.o. (ポーランドヴィエルコポルスカ県)4百万円
自動車用サスペンションの製造・販売事業 — TEIN AUSTRALIA PTY LTD (オーストラリア ビクトリア州)3百万円
仙台営業所 — 仙台市宮城野区2百万円
自動車用サスペンションの製造・販売事業
自動車用サスペンションの製造・販売事業 — TEIN UK LIMITED (英国ミルトンキーンズ市)2百万円
大阪営業所 — 兵庫県伊丹市0百万円
自動車用サスペンションの製造・販売事業
自動車用サスペンションの製造・販売事業 — 宿遷天野貿易 有限公司(中国江蘇省)0百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    TEIN U.S.A.,INC. (注)1,4
    米国 カリフォルニア州
    議決権100.0%
  • 海外
    TEIN UK LIMITED (注)1
    英国 ミルトンキーンズ市
    議決権100.0%
  • 海外
    天御遠東国際貿易(北京)有限公司(注)1,5
    中国 北京市
    議決権100.0%
  • 海外
    天御減振器制造(江蘇)有限公司(注)1
    中国 江蘇省
    議決権100.0%
  • 海外
    宿遷天野貿易 有限公司(注)1,3
    中国 江蘇省
    議決権100.0%
  • 海外
    TEIN AUSTRALIA PTY LTD (注)1
    オーストラリア ビクトリア州
    議決権100.0%
  • 海外
    TEIN Europe Sp.z o.o. (注)1
    ポーランド ヴィエルコポルスカ県
    議決権100.0%
  • 海外
    TEIN Manufacturing (Thailand),Co.,Ltd. (注)1
    タイ サムットプラカーン県
    議決権100.0%
  • 海外
    TEIN Sales(Thailand) Co.,Ltd.
    タイ サムットプラカーン県
    議決権20.0%
  • 海外
    宿遷永裕机械有限公司(注)3
    中国 江蘇省
    議決権20.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は56億円営業利益3億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.7%、利益が+0.0%。

売上高
+5.7%
56億円
営業利益
+0.0%
3億円
純利益
+50.0%
3億円
営業利益率
5.4%
前期比 -0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高63億円56億円
営業利益5億円3億円
純利益3億円3億円
1株あたり配当¥18¥18

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は16億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+14.3%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q112
2024年1Q14214.32
2024年2Q12216.71
2024年3Q1000.01
2024年4Q131
2025年2Q27311.11
2025年4Q2600.01
2026年2Q2827.12
2026年4Q2813.61
2027年1Q16318.83

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は28億円から56億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は5.4%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQスタンダードに上場。
2013年3月2800
2014年3月3222
中国に宿遷天野貿易有限公司を設立(現連結子会社)
2015年3月3421
2016年3月4121
2017年3月4032
2018年3月3932
2019年3月4243
2020年3月4254
2021年3月47118
2022年3月50108
オーストラリアにTEIN AUSTRALIA PTY LTDを設立(現連結子会社)
2023年3月5276
ポーランドにTEIN Europe Sp.z o.o.を設立(現連結子会社)
2024年3月4975
タイに TEIN Manufacturing(Thailand),Co.,Ltd.を設立(現連結子会社)
2025年3月53345.72
2026年3月56355.43

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高56億円のうち、営業利益として残るのは3億円5.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の5.4%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金60.7%34億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金33.9%19億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.4%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
39.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.3pt
5.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.7pt
5.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.5pt
5.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが8億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は16億円で、売上の3.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月2−130−116
2014年3月2−814−616
2015年3月2−7−1−510
2016年3月1−3−2−26
2017年3月2−2107
2018年3月1−20−16
2019年3月7−4−139
2020年3月8−2−3611
2021年3月11−4−3716
2022年3月4−6−1−214
2023年3月11−4−6715
2024年3月6−3−5314
2025年3月7−3−6413
2026年3月8−5−1316

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は89億円。このうち返さなくてよい自己資本が67億円で、自己資本比率は76.0%(業種中央値53.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3325875.7
2014年3月50272353.0
2015年3月54302454.5
2016年3月53292454.0
2017年3月56292752.4
2018年3月58312753.9
2019年3月60332755.4
2020年3月61352658.2
2021年3月72442861.7
2022年3月79532667.1
2023年3月80582272.6
2024年3月85642175.4
2025年3月80621877.0
2026年3月89672176.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
16億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
53億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
17億円
在庫として抱えている分
負債合計
21億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
81
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率82社中10位あたり、逆に低いのはROE82社中46位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.2%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.4%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
76.0%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.7%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.9%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥460で、1年前と比べて+18.9%過去52週の値幅のなかでは94%の位置にある。

¥460+0.9%1ヶ月+7.2%1年+18.9%時価総額46億円
過去52週の値幅
安値¥359高値¥467

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.5倍
PER (会社予想)13.0倍
PBR0.65倍
配当利回り3.91%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月前半まで417円〜435円で推移していたが、8月10日に457円と前日比+7.28%の急騰。25日移動平均線(425.96円)を約7.3%上回り、75日線(428.65円)も明確に上抜け。52週高値460円に約0.7%まで接近しており、史上最高値圏での攻防。RSIは67.9と上昇トレンドの継続を示す。出来高は8月10日に37,200株と急増し、買いが優勢。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER12.40倍は同業平均16.32倍を下回り、PBR0.61倍は同業平均1.08倍を大きく下回る。配当利回り3.8%は平均3.24%を上回るが、配当性向94.2%と高く持続性に懸念。ROE5.2%は低いが、PBRが0.6倍台と解散価値割れで割安。業績は横ばいだが、財務の安定性を考慮すれば現状は割安と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.5倍16.3倍
PER (予想)13.0倍
PBR0.65倍1.12倍
ROE5.2%7.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

ニッチな自動車アフターパーツ市場で安定した収益を上げるが、市場規模は限定的。強気派はブランド力と輸出拡大で成長余地があると主張。弱気派はEVシフトでアフターパーツ需要が縮小するリスクや、国内市場の成熟を指摘。2026年3月期も増収・増益予想だが、成長率は緩やか。配当利回り3.8%は下支え。

プラスに働く材料7
  • ブランド力の強み

    「TEIN」ブランドは国内外の愛好家に認知され、価格競争に巻き込まれにくい。

  • 海外市場の拡大

    海外売上比率が上昇傾向。ASEANや北米で需要取り込み可能。

  • 高配当利回り

    配当利回り3.8%と株式保有のインカムゲインが魅力的。

  • 低PBR改善圧力で自社株買い期待次回株主総会影響

    PBR0.61倍、純資産約69億円に対し時価42億円、自己株式取得の余地大

  • 高配当利回りが下値支えに継続影響

    配当利回り3.8%は業界平均を上回り、インカム需要を喚起

  • 連続増収で収益基盤拡大2026年Q2以降影響

    売上高49→53→56億円と3期連続増加、営業利益3億円維持

  • 低流動性が上昇の弾みに不定影響

    浮動株比率が低く、買い注文集中で株価急騰の可能性

マイナスに働く材料7
  • 市場規模の限界

    アフターパーツ市場は自動車生産台数に連動せず、成長が頭打ち。

  • EVシフトの逆風

    EVではサスペンションの交換需要が減る可能性。部品点数の減少。

  • 利益率の低下懸念

    2026年3月期の営業利益率5.36%と微減。原材料高が圧迫。

  • 低利益率体質で減収時に利益急減決算発表後影響

    営業利益率5.4%、売上10%減で営業利益約半減の試算

  • ROE5%台では資本コスト超過困難継続影響

    ROE5.2%は推定資本コスト(7~8%)を下回り割高感

  • 高配当性向が減配リスクを内包次回決算影響

    配当性向約53%、営業利益減少時には減配の可能性

  • 外国人保有率低位で需給緩慢継続影響

    外国人保有率4.6%と低く、機関投資家の参入が限定的

次の決算で確かめる点
海外売上比率
成長のけん引役であり、拡大の継続が重要。
製品単価
ブランド力の指標。値上げの浸透度を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり18で、前期から5.9%いまの株価に対する利回りは3.91%。

年間配当
¥18
1株あたり
配当利回り
3.91%
いまの株価に対して
配当性向
94.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月635.2
2018年3月716.736.0
2019年3月814.349.8
2020年3月96.338.0
2021年3月1570.628.0
2022年3月1824.139.6
2023年3月16−11.151.2
2024年3月1812.554.1
2025年3月17−5.677.8
2026年3月16−5.994.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥18

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,468人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.1%を占め、残る57.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他62.853.253.054.052.452.5
事業法人28.036.034.734.837.637.3
金融機関2.73.23.23.94.54.8
外国法人4.86.26.36.44.54.5
自己株式21.93.83.83.80.11.9
証券会社1.61.42.70.90.90.7
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社イチノホールディングス36.64
02市野 諮13.75
03藤本 吉郎10.41
04MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)4.06
05大西 康弘3.59
06日本生命保険相互会社3.32
07市野 澄恵2.43
08小島 恵美子1.69
09市野 景1.65
10株式会社日本カストディ銀行1.43

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+419%、1株純資産は14期で+43%。直近期のROEは5.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月74791.461.267.3
2014年3月375147.58.131.6
2015年3月255684.720.751.0
2016年3月245504.326.733.7
2017年3月385646.714.335.2
2018年3月456017.815.036.0
2019年3月566409.010.949.8
2020年3月7768411.77.138.0
2021年3月7942820.57.128.0
2022年3月7251115.46.239.6
2023年3月5455910.18.051.2
2024年3月456147.711.154.1
2025年3月256213.915.877.8
2026年3月346865.211.694.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額132百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
市野諮代表取締役社長691,375,000
藤本吉郎専務取締役661,041,000
古林泰専務取締役6520,000
武井共夫取締役7215,000
黒木一郎監査役74
佐藤臣夫監査役72
土屋雄二監査役742,000
國澤絵里監査役48
伊藤宣子取締役54

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5961310922
社外取締役6231234

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容698字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは当社、子会社8社および持分法適用関連会社2社により構成されており、自動車用サスペンション製品の開発、製造、販売を主な内容とした事業を展開しております。 開発は主に国内で当社がおこない、製造は国内工場および中国工場でおこなっております。また販売は国内においては当社が小売店等を通じてお客様に販売し、海外において北米地域はTEIN U.S.A.,INC.、欧州地域はTEIN UK LIMITED、TEIN Europe Sp.z o.o.、中国・香港地域は天御遠東国際貿易(北京)有限公司、タイはTEIN Sales (Thailand)Co.,Ltd.、その他のアジア地域ならびにオセアニア地域等はTEIN AUSTRALIA PTY LTD及び当社が小売店等を通じて販売しております。 また、中国工場である天御減振器制造(江蘇)有限公司は、主にアジア地域を中心としたエントリーユーザー向けの製品を生産することで国内工場との住み分けを図っております。 さらに、海外からの製品用資材や消耗品等の調達は、天御減振器制造(江蘇)有限公司および宿遷天野貿易有限公司が中国を中心にアジア地域での調査・調整活動をおこなうとともに、資材の一部共通化による調達の合理化や原価低減も推進しております。 なお、TEIN Manufacturing(Thailand),Co.,Ltd.は主にタイにおける自動車部品および用品の生産工場として2025年11月に新設いたしましたが、当連結会計年度末においては事業活動を開始しておりません。 当社グループの事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,686字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、カーアフターマーケット向けサスペンションの専門メーカーとして、「世界戦略に相応した品質、性能、価格の製品を作り上げ、カーアフターマーケット、プレミアム・リプレースメント市場におけるサスペンション事業の売上高100億円を目指す。」ことを、長期経営ビジョンとして掲げております。 この長期経営ビジョンを実現するため、次の基本経営方針を掲げ行動しております。 ① ROA重視の経営 ② 「セイフティー、ハイクオリティー、リーズナブルプライス」の商品を製造し、新たな市場を創造する ③ ユーザーの欲するものを、ユーザーの欲するときに、必要なだけ提供する ④ 客観的データに基づいて判断する この基本経営方針に基づく行動により、長期経営ビジョンを実現させることが、お客様の満足度向上と株主の皆様のご期待に沿えるものと確信しております。 (2) 経営戦略等 当社グループは、自動車用サスペンション事業に経営資源を集中的に投入してまいります。 また、グローバルな競争に打ち勝つための企業体質への転換を推進してまいります。 この基本方針に基づく中長期的な会社の経営戦略は次のとおりであります。 ① 販売力 日々の営業活動から得られる様々な情報を活用し、ユーザーニーズに基づく提案型の営業を強化することで、国内は元より海外における販売シェアも拡大してまいります。 ② 研究開発力 カーアフターマーケットでのトップ企業として相応しい速力を持ち、選択と集中による研究開発活動を推し進めることで、付加価値の高い高品質でリーズナブルな製品を開発してまいります。 ③ コスト削減力 効果的なVA・VE活動に注力するとともに、消費地生産によるグローバルな生産活動を追求することで、強靭な企業体質の構築とコストの削減を推進してまいります。 ④ 品質力 アフターマーケットにおける要求品質への適合は元より、所有することへの喜びをも提供できる品質の確立で、お客様満足度100%を目指してまいります。 ⑤ 総合力 営業・技術・生産などの様々な情報の共有、また拠点連携の強化や資産の相互活用など、テイングループの総合力を結集することで、よりスリムで強固な経営基盤を構築してまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループが目標とする経営指標は、事業効率を重視する観点から基本経営方針の一つにも掲げております「ROA(総資産利益率)の重視」であります。その経営指標に基づき、最小の資産(特に営業資産を重視しております。)で最大の利益を出す効率性の高い経営を目指してまいる所存であります。しかしながら、この指標は達成を目指すといった性質のものではなく、日常的な経営活動における効率向上を社内に周知徹底するための方法として位置付けております。 (4) 経営環境 今後の経営環境につきましては、賃金上昇などを背景に個人消費の回復が期待される一方で、原材料費の高止まりや、中東地域における地政学的リスクの長期化に伴うエネルギー価格の不安定化、中国経済の成長鈍化の継続などにより、依然として先行き不透明な状況が続くことが想定されます。加えて、米国における通商政策につきましては一定の見直しの動きがみられるものの、政策動向による影響については引き続き注視が必要な状況にあります。 当社グループの属するカーアフターマーケットにおきましても、需要動向やコスト環境変動の影響を受ける厳しい状況が続くものと見込まれます。 このような中、当社グループとしましては、グローバルマーケットにおけるブランド力の強化および販売網の拡充を引き続き力強く推進してまいります。ブランド力の強化につきましては、北米、アジア、欧州をはじめとする各地域において展示会出展や販促活動等への投資を継続し認知度向上と販売機会の拡大を図ります。販売網の拡充につきましては、アジア地域において、現地パートナーと合弁販売会社を複数設立する予定です。とりわけ戦略製品の一つである「EnduraPro」シリーズは、補修市場をターゲットとした製品であることから市場要求に対して迅速な供給体制が求められます。そのような環境の中、販売会社を各地に設立することで、多種多様な車種ラインアップに対する十分な在庫を確保し、スピーディーに製品をお届けすることが可能となります。また「TEIN」の名を付した販売会社を設立することは各地のマーケットにおいて弊社をより身近にご認識いただけるとともに、きめ細かな販売体制を敷くことができ、お客様が安心して弊社製品をご利用いただけることでより強固な信頼関係を築けるものと考えております。これらの施策により、現地販売体制の整備およびブランド認知の向上を通じて中長期的な成長基盤の構築を進めてまいります。 また、海外市場において非常に高いニーズのある「4x4DAMPER」につきましては、ラインアップ拡充を継続し、売上拡大に努めてまいります。加えて、内製化の推進や柔軟な生産体制の強化により、収益性の向上および外部環境の変化に強い事業構造の構築を進めてまいります。 なお、次期の連結業績見通しにつきましては、売上高6,299百万円、経常利益503百万円、親会社株主に帰属する当期純利益346百万円を見込んでおります。 (5) 事業上及び財務上の対処すべき課題 前述の不安定な経営環境に対して、当社グループでは相互に緊密に連携しながら、中長期的な会社の経営戦略に基づき引き続き次の4つの課題に取り組み、売上の拡大に努めてまいる所存であります。 ① 高付加価値製品の開発とラインアップの多様化 最先端のモータースポーツフィールドからフィードバックした付加価値の高い製品の開発と市販化による世界各国の様々なユーザーニーズに対応したラインアップの多様化と新たな需要の掘り起こし。 ② 海外市場の拡大 海外事業部の拡充、海外子会社および関連会社を活用した積極的なグローバル展開の推進。 ③ コスト削減の推進 国内外の生産拠点を活用した生産効率の一層の向上と、変化する需要に対応するフレキシビリティを追求した生産体制の整備。 ④ 品質の向上 耐久性・信頼性評価レベルのさらなる向上と購買品の品質保証体制の強化による世界基準の品質の確立。
事業等のリスク2,575字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業は、今後起こりうる様々な要因により大きな影響を受ける可能性があります。 以下において、当社の事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の予防および発生した場合の対応に努める方針であります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 製品の特性および特定製品への依存度が高いことについて 自動車用サスペンション製品のカーアフターマーケットにおいては、趣味・嗜好性や、さらに近年においては経済状況なども販売動向やユーザーニーズに強く影響を与える要因となっております。当社の製品は技術力とブランド力によって、主にドライビングにおける運動性能、快適性、スタイル性などを重視するユーザーから支持されておりますが、こうしたユーザーニーズが大きく変化した場合には、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、自動車用サスペンションの開発、製造、販売という単一セグメントに属する事業をおこなっております。これにより当社グループは経営資源を集中的に投入することによって、製品ラインアップの充実を図るとともに、常にコストダウンにも努めておりますが、カーアフターマーケット向けサスペンション市場における販売競争が激化し、当社の製品が販売不振に見舞われた場合には、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業活動に潜在するリスクについて 当社グループは事業拡大を図るため、国内・アジア地域を中心に世界の広範な地域で事業を展開しております。また、海外進出に当たっては十分な調査と計画に基づいて実施しておりますが、これらの事業活動においては、以下に掲げるようないくつかのリスクが潜在します。 ① ユーザーニーズやマーケットの動向の変化 ② 競合会社の存在 ③ ビジネス慣習や労働環境・雇用慣習などの違いや変化 ④ 為替レートの変動 ⑤ 予期しない法令または規制などの変更 ⑥ 不利な政治または経済的要因 ⑦ 不利な税制の影響 ⑧ テロ、戦争、クーデター、その他の要因による社会的混乱 ⑨ 感染症の蔓延等による操業の停止や事業活動の制限 ⑩ 物価、その他の高騰による影響 その他不確実要素が多く存在するため、将来において、当社グループが予期していない事象が発生した場合には、当該投資が計画通り回収できない可能性があります。 (3) 為替レートの変動について 当社グループには、海外に所在する連結子会社が含まれております。各地域における売上、費用、資産を含む現地通貨建ての項目は、連結財務諸表作成のために円換算されております。これらの項目は元の現地通貨における価値が変わらなかったとしても、換算時の為替レートにより、円換算後の価値が影響を受ける可能性があり、為替レートの変動は当社グループの業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 製品の不具合について 当社は、品質マネジメントシステムの国際規格であるISO9001:2015の認証を国内の全ての事業所ならびに中国工場の天御減振器制造(江蘇)有限公司において取得しておりますが、全ての製品について不具合が発生しないという保証はありません。また、製造物責任についてはPL保険に加入しておりますが、この保険が最終的に負担する賠償額を十分にカバーできるという保証はありません。自主回収や製造物責任賠償につながるような内容の製品の不具合が発生した場合には、多額のコストを要したり、当社の製品やサービスに対するユーザーの支持を低下させることになり、当社の業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5) 知的財産について 当社は、研究開発上の知的所有権を所有しておりますが、当社の認識の範囲外で第三者の知的所有権を侵害する可能性があります。当社が第三者より知的所有権に関する侵害訴訟などを提訴されている事実はありませんが、知的所有権を巡っての紛争が発生した場合には、当社の業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (6) 自然災害その他の事故などによる影響について 当社製品の生産拠点は横浜市内の本社工場、ならびに中国宿遷市の中国工場の2箇所となっております。両工場ともに安全管理には十分に注意を払っておりますが、地震、台風その他の自然災害、突発的事象に起因する設備の破損や電力・水道の供給困難等により被害を受け、生産活動の継続が困難になった場合には、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7) 人材不足の影響について 当社グループがグローバル規模で事業の拡大を図るためには、国内外での優秀な人材および良質な労働力の確保が必要不可欠と考えております。当社グループでは新卒者を中心とした採用をおこない、育成に努めておりますが、当社グループの求める人材・労働力の確保、育成が計画どおりに進捗しない場合には、今後の事業展開に支障が生じ、事業成長および経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (8) ウイルス感染症等の異常事態の影響について 当社グループは、国内および中国に生産拠点を置き、また世界の広範な地域で事業活動をおこなっております。 ウイルス感染症のようなパンデミック等の異常事態の発生により、サプライヤーからの製品用資材や消耗品等の調達の停滞、外出規制に伴う従業員の自宅待機による生産活動への影響や購買行動の変化、また渡航等の制限や営業活動の自粛など事業の正常な運営が困難になった場合、当社グループの財政状態や経営成績等に大きな影響を与える可能性があります。 (9) 物価、その他の高騰による影響について 当社グループは、資材・エネルギーコストその他の高騰に対して必要に応じて販売価格の見直しなどをおこなっておりますが、当該コスト増が販売価格の見直しで吸収できない場合、収益構造の悪化により、当社グループの財政状態や経営成績等に大きな影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,350字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、資材価格や人件費の上昇が続くなか価格転嫁の動きも進み、企業の設備投資が堅調に推移したことから、内需は緩やかな回復基調となりました。一方、海外経済については、米国における関税政策、中国経済の内需低迷、欧州および中東地域における地政学的リスクの長期化に伴うエネルギー不安などにより、世界経済の先行きは不透明な状況が続いております。 このような情勢のもと、当社の属するカーアフターマーケットにおいて当社グループは、展示会や試乗会への積極的な参加や適合車種の迅速な展開を通じて、海外市場の開拓と販売力の強化を図るとともに、新規販売網の開拓など営業基盤の底上げに継続的に努めてまいりました。今後の成長が期待されるグローバルマーケットへのブランド浸透に加え、「EnduraPro」シリーズの訴求強化や、市場ニーズの高い「4x4DAMPER」の商品開発にも注力してまいりました。 これらの結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ807百万円増加し、8,857百万円となりました。 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ274百万円増加し、2,122百万円となりました。 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ533百万円増加し、6,734百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高は5,594百万円(前期比249百万円、4.7%増)となりました。 経常利益は456百万円(前期比64百万円、16.5%増)となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は336百万円(前期比89百万円、36.0%増)となりました。 なお、当連結会計年度より、顧客から受領する運賃収入の表示方法を営業外収益から売上高に変更しております。前年同期比較については、当該表示方法の変更の内容を反映させた組替え後の数値を用いて比較しております。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ354百万円増加し、1,627百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローでは、当連結会計年度において営業活動の結果取得した資金は841百万円(前連結会計年度686百万円の取得)となりました。これは主として税金等調整前当期純利益の計上460百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローでは、当連結会計年度において投資活動の結果支出した資金は522百万円(前連結会計年度266百万円の支出)となりました。これは主として有形固定資産の取得による支出579百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローでは、当連結会計年度において財務活動の結果支出した資金は79百万円(前連結会計年度557百万円の支出)となりました。これは主として長期借入金の返済による支出240百万円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) 金額(千円) 自動車用サスペンションの製造・販売事業   6,830,081   95.0 合計   6,830,081   95.0 (注) 1 金額は販売価格によっております。 b.受注状況 当社は見込み生産をおこなっているため、該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) 金額(千円) 自動車用サスペンションの製造・販売事業   5,594,277   104.7 合計   5,594,277   104.7 (注) 1 主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) TURN 14 DISTRIBUTION INC.   718,808   13.5   800,557   14.3 ㈱タカマコンペティションプロダクト   564,566   10.6   579,935   10.4 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたっての重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。連結財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、棚卸資産の評価、繰延税金資産の計上、重要な引当金の計上、退職給付に係る負債の計上等に関して、過去実績や状況に応じ合理的と考えられる要因などに基づき、見積り及び判断を行い、その結果を連結貸借対照表及び連結損益計算書の金額に反映しております。但し、実際の結果は、見積りによる不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。また、特に以下の事項は、経営者の会計上の見積りの判断が当社グループの業績に重要な影響を及ぼすと考えております。 (棚卸資産の評価) 当社グループは、棚卸資産の評価に関する会計基準に従い、収益性の低下により正味売却価額が帳簿価額を下回っている棚卸資産の帳簿価額を、正味売却価額まで切り下げる会計処理を適用しております。また、「棚卸資産」のうち、長期滞留品における正味売却単価は、長期間経過後の販売による回収金額を把握することが困難なことから、過去の販売実績から原価に一定の掛率を乗じた金額が回収できるものと仮定しております。 なお、将来の販売実績または市場動向が当社グループの見積りより悪化した場合には、追加の棚卸資産評価損が計上される可能性があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 (資産の部) 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ807百万円増加し、8,857百万円となりました。これは主として、タイ工場用地のための前払金の増加によるものであります。なお、現金及び預金は、前連結会計年度末に比べ354百万円増加し、1,627百万円となりました。 (負債の部) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ274百万円増加し、2,122百万円となりました。これは主として、短期借入金の増加によるものであります。 (純資産の部) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ533百万円増加し、6,734百万円となりました。これは主として、為替換算調整勘定の増加によるものであります。 b.経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、中国地域では経済停滞の影響を受けたものの、日本国内やタイへの販売は概ね好調に推移し、5,594百万円(前期比249百万円、4.7%増)と増収となりました。 (営業利益) 当連結会計年度における営業利益は、米国の対中関税政策の影響及び人件費や資材価格の上昇が続いたことにより、334百万円(前期比△11百万円、3.4%減)となりました。 (経常利益) 当連結会計年度における経常利益は、為替影響及び持分法による投資利益により、456百万円(前期比64百万円、16.5%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 上記の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は336百万円(前期比89百万円、36.0%増)となりました。 c.キャッシュ・フローの分析 「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 (3) 資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金を含む有利子負債の残高は608百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,627百万円となっております。 (4) 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループが目標とする経営指標は、事業効率を重視する観点から基本経営方針の一つにも掲げております「ROA(総資産利益率)の重視」であります。その経営指標に基づき、最小の資産(特に営業資産を重視しております。)で最大の利益を出す効率性の高い経営を目指してまいる所存であります。 当連結会計年度末におけるROAは4.0%(前期比1.0ポイント増)であり、引き続き当該指標の改善に邁進していく所存でございます。しかしながら、この指標は達成を目指すといった性質のものではなく、日常的な経営活動における効率向上を社内に周知徹底するための方法として位置付けております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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