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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

三井不動産

Mitsui Fudosan Co., Ltd.8801 · Prime · 不動産業

オフィス・商業・住宅の開発から管理・仲介まで総合不動産大手。

概要

三井不動産は、1941年設立の国内最大手総合不動産デベロッパーである。オフィスビル賃貸、商業施設運営、マンション分譲、海外事業を柱とし、三井グループの中核企業として東京・丸の内や日本橋の大規模再開発を推進する。2026年3月期の連結売上高は2兆7097億円、親会社株主に帰属する当期純利益は2787億円、従業員数は2万7704人にのぼる。

賃貸事業が安定収益の基盤

賃貸事業は三井不動産の収益の根幹をなす。オフィスビルと商業施設の賃貸を国内外で展開し、2026年3月期のセグメント売上高は9366億円、事業利益は1770億円に達した。首都圏オフィスの空室率は単体で1.6%と低位を維持し、所有・転貸合わせたオフィス貸付面積は約358万6000平方メートル、商業施設は約304万8000平方メートルにのぼる。主要物件には「東京ミッドタウン」「日本橋三井タワー」「ららぽーと」シリーズがあり、長期安定収益を生む。

分譲事業と開発利益の循環

分譲事業は戸建・マンション住宅(三井不動産レジデンシャル)と業務施設(オフィス・商業施設の販売)で構成される。マンションブランド「パークタワー」や戸建「三井のホーム」を展開し、販売代理・仲介も手掛ける。開発した物件の一部を分譲することでキャピタルゲインを得る一方、賃貸用に保有する物件とのバランスで収益を最適化する。2026年3月期の分譲事業売上高は非開示だが、全体の売上高の約3割を占める主要セグメントである。

マネジメント事業で収益の多角化

マネジメント事業は、プロパティマネジメント(ビル管理・清掃・保守)、仲介(「三井のリハウス」ネットワーク)、アセットマネジメント(私募ファンド・REIT運用)、駐車場(「リパーク」)など広範なサービスをカバーする。自社保有不動産の管理に加え、外部物件の運営受託も行うことで、不動産市況の変動に左右されにくい手数料収入を得ている。また、日本ビルファンドマネジメントなど4社のREIT運用会社を通じ、資産運用ビジネスにも注力する。

海外事業と新たな成長領域

海外事業は米国、英国、シンガポール、台湾、マレーシアなどに拠点を持ち、オフィス賃貸、商業施設開発、分譲住宅を展開する。米国ではMITSUI FUDOSAN AMERICAがハワイのリゾート施設「ハレクラニ」を運営し、英国ではロンドンのオフィスビルを保有する。台湾では「ららぽーと台北南港」や「三井アウトレットパーク 台湾林口」など商業施設を開業。グループ長期経営方針では、ロジスティクス、シニアレジデンス、エネルギーなどの新たなアセットクラスへの展開も掲げる。

グループ構成:346社の連結子会社

三井不動産グループは連結子会社346社、持分法適用関連会社108社の計454社で構成される。中核となる三井不動産のほか、住宅分譲の三井不動産レジデンシャル、仲介の三井不動産リアルティ、新築請負の三井ホーム、ホテル運営の三井不動産ホテルマネジメント、スポーツ・エンタメの東京ドームなど主要子会社が各事業を担う。2018年には東京ドームを連結子会社化し、スタジアム・アリーナ事業を強化。グループ全体で不動産バリューチェーンを垂直統合している。

業界の中での役割は総合不動産デベロッパーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2.7兆円
営業利益
3,978億円
営業利益率
14.7%
純利益
2,787億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
賃貸9,366億円34.6%1,770億円18.9%
分譲7,293億円26.9%1,932億円26.5%
マネジ メント5,115億円18.9%809億円15.8%
その他2,883億円10.6%102億円3.5%
施設営業2,441億円9.0%463億円19.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01賃貸事業(オフィス・商業)主力

国内外でオフィスビル、商業施設・ホテル等を開発し賃貸。東京・丸の内等の主要ビルを保有し、安定的な収益基盤を形成。

主な製品・サービス2
オフィスビル賃貸
都心大規模オフィスビルの賃貸。
商業施設賃貸
ショッピングモール等の賃貸。

02分譲事業(住宅・業務施設)主力

戸建・マンション等の住宅分譲(三井不動産レジデンシャル)及びオフィス・商業施設の分譲を国内外で展開。

主な製品・サービス3
分譲マンション
「パークタワー」等ブランド。
分譲戸建住宅
「三井のホーム」等。
業務施設分譲
オフィスビル・商業施設の販売。

03マネジメント事業(PM・仲介・AM)準主力

自社保有不動産の管理・運営、仲介(三井のリハウス)、投資顧問・REIT運用等。

主な製品・サービス4
プロパティマネジメント
ビル管理・清掃・保守。
仲介(三井のリハウス)
不動産売買・賃貸の仲介。
アセットマネジメント
私募ファンド・REIT運用。
駐車場(リパーク)
時間貸・月極駐車場事業。

04施設営業事業(ホテル・リゾート・エンタメ)準主力

ホテル(三井ガーデンホテル等)、リゾート施設、東京ドームシティ等の運営。

主な製品・サービス3
ホテル営業
国内・ハワイ等でのホテル運営。
リゾート施設営業
ゴルフ場等の運営。
スタジアム・アリーナ
東京ドーム等の施設運営。

05その他(新築請負・リフォーム・エネルギー等)副次

三井ホームによる注文住宅、デザインテックのリフォーム、ゴルフ場、花卉小売、特定送配電・熱供給等の多角事業。

主な製品・サービス5
新築住宅請負
三井ホームの注文住宅。
リフォーム
住宅・商業施設のリニューアル。
ゴルフ場運営
ゴルフ場の所有・運営。
花卉小売
第一園芸での花・園芸用品販売。
エネルギー供給
特定送配電・熱供給。

製品と技術

オフィスビル:霞が関ビルから東京ミッドタウンへ

三井不動産のオフィスビル賃貸は、1968年竣工の「霞が関ビルディング」に始まり、その後「新宿三井ビルディング」(1974年)、「日本橋三井タワー」(2005年)、「東京ミッドタウン」(2007年)、「東京ミッドタウン日比谷」(2018年)、「日本橋室町三井タワー」(2019年)と、都心のランドマークを次々に生み出してきた。2026年3月末時点の首都圏オフィス空室率は単体で1.6%と低く、稼働率の高さが安定収益を支える。連結ベースのオフィス貸付面積は約206万9000平方メートル(所有物件)にのぼる。

商業施設「ららぽーと」とアウトレット

三井不動産は「三井ショッピングパーク ららぽーと」ブランドで大型ショッピングセンターを全国展開する。1981年開業の「ららぽーとTOKYO-BAY」(船橋)を皮切りに、ららぽーと安城(2025年)、ららぽーと台北南港(2025年)など国内外で拡大。また「三井アウトレットパーク」も横浜ベイサイド(1998年)から始まり、木更津、岡崎、台湾林口などに展開。2026年3月期の商業施設売上高は3349億円で、賃貸事業の約36%を占める。

分譲マンション「パークタワー」シリーズ

住宅分譲は三井不動産レジデンシャルが担い、タワーマンション「パークタワー」ブランドで知られる。東京・勝どきの「パークタワー勝どき」や、幕張ベイパークの「パークウェルステイト」など、大規模プロジェクトを手掛ける。また注文住宅「三井のホーム」は、三井ホームが設計・施工する高級住宅ブランド。2026年3月期の分譲事業の売上高は非開示だが、グループ全体の約3割を占め、開発利益を創出する役割を果たす。

ホテル・リゾートと東京ドーム施設

施設営業事業では、「三井ガーデンホテル」やハワイの「ハレクラニ」などのホテル運営、ゴルフ場、東京ドームシティの運営を行う。三井ガーデンホテルは1984年の大阪淀屋橋を皮切りに全国に展開。2019年に連結子会社化した東京ドームは、スタジアム・アリーナ事業の核となり、東京ドームシティ全体で集客と収益を生む。2026年3月期の施設営業事業の売上高は約2000億円規模と推定される。

マネジメント:仲介・駐車場・REIT運用

マネジメント事業の顔は、「三井のリハウス」ブランドの不動産仲介と、時間貸駐車場「リパーク」である。リパークは全国に展開し、駐車場運営で安定したキャッシュフローを生む。また、三井不動産投資顧問や日本ビルファンドマネジメントなど4社のREIT運用会社を通じて、私募ファンドや上場REITの資産運用を行い、手数料収入を得ている。プロパティマネジメントは三井不動産ファシリティーズなどが担い、ビル管理業務をグループ内で完結させる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

国内不動産大手、安定収益で業界を牽引

当社は三井不動産として、国内不動産業界で最大手の一角を占めます。同業他社である大東建託は賃貸住宅に特化し、当社はオフィス・商業・住宅・海外事業まで幅広く展開する総合デベロッパーです。売上高は2024年3月期の2兆3833億円から2026年3月期には2兆7097億円へ増加し、営業利益率も14%前後と安定しています。この規模と収益性は業界内で突出しており、都心部の大型再開発や物流施設など、多様なプロジェクトを推進しています。課題としては、金利上昇による資金調達コスト増加や、リモートワークの定着によるオフィス需要の不確実性が挙げられます。

強み

  • オフィス、商業、住宅、海外と幅広いポートフォリオでリスク分散。
  • 営業利益率14%超を維持し、売上も3期連続で増加。
  • 都心部の再開発や日本橋エリアなど、象徴的なプロジェクト多数。
  • 大手金融機関との関係が強固で、低利の資金調達が可能。

課題

  • 借入コスト増により開発収益や物件取得が圧迫される可能性。
  • テレワーク普及で都心オフィス空室率が上昇し、賃料見通しが不透明。
  • 大東建託などの同業が戸建てや賃貸分野で存在感を強めている。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

住宅・不動産の時価総額近傍。太字が三井不動産

時価総額で並べると、掲載7社のなかで2番目にあたる。

#企業時価総額PER
18802三菱地所4.6兆円20.8倍
28801三井不動産4.2兆円15.0倍
39020東日本旅客鉄道4.0兆円16.2倍
49022東海旅客鉄道3.9兆円6.9倍
58267イオン3.8兆円50.7倍
61925大和ハウス工業3.1兆円8.4倍
78830住友不動産3.1兆円14.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(住宅・不動産)に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

三井本社から独立した1941年

三井不動産は1941年7月、資本金300万円で設立された。もともとは三井財閥の本社(三井本社)が不動産部門を分離独立させる形で発足。1949年5月には東京証券取引所市場第一部に上場し、資本市場から資金調達を始める。1956年10月には三井本社を吸収合併し、三井グループの中核不動産会社としての地位を固めた。戦後の復興期に、宅地造成やビル建設の需要を取り込みながら事業基盤を構築していく。

高度成長期の大型ビルと宅地開発

1960年代から1970年代にかけて、三井不動産は大型ビル開発と宅地造成を積極的に進めた。1966年12月に「百合ヶ丘宅地造成第1期」が竣工、同年の1968年4月には高さ147メートルの「霞が関ビルディング」が完成し、超高層ビル時代を切り拓く。1974年9月には「新宿三井ビルディング」(高さ212メートル)を竣工。地方拠点として大阪支店(1962年)、名古屋支店(1972年)などを開設し、全国展開を加速した。

住宅・商業・海外への事業多角化

1970年代以降、三井不動産は住宅事業と商業施設、海外事業に本格参入する。1974年に三井ホームと三井不動産建設を設立し、注文住宅事業を開始。1980年には共同事業システム「Let's」を始動し、分譲マンション「サンシティ」を竣工。1981年にはシンガポールに現地法人を設立し、海外進出の第一歩を踏み出す。商業施設では1981年に「ららぽーと船橋SC(現ららぽーとTOKYO-BAY)」を開業、ホテル事業では1983年にハワイの「ハレクラニ」、1984年に「三井ガーデンホテル大阪」を開業した。

バブル崩壊後の再編と大型プロジェクト

1990年代の不動産不況を経て、三井不動産は事業の選択と集中を進める。2002年に三井不動産建設の全株式を売却し、建設事業から撤退。一方で、2005年に「日本橋三井タワー」、2007年に「東京ミッドタウン」を完成させ、都心大型再開発のリーダーとしての地位を確立。2012年には三井不動産販売を三井不動産リアルティに商号変更し、仲介・駐車場事業を強化した。2005年には三井不動産レジデンシャルを設立し、住宅分譲を専門子会社に集約している。

スマートシティと物流施設への展開

2010年代に入り、三井不動産は次世代都市開発と物流施設に注力する。2014年7月、柏の葉スマートシティ「ゲートスクエア」が営業を開始し、環境・エネルギー・健康分野の実証実験拠点として注目を集める。同年9月には「三井不動産ロジスティクスパーク堺」が竣工し、物流不動産事業に本格参入。2018年2月には「東京ミッドタウン日比谷」を開業し、東京のランドマークを増やした。

東京ドーム買収とグループ経営の進化

2019年3月、三井不動産は東京ドームを株式公開買付けにより連結子会社化し、スポーツ・エンターテインメント事業を拡大した。同時期に「日本橋室町三井タワー」「50ハドソンヤード」(ニューヨーク)も竣工し、国内外で大型案件を同時進行。2024年4月にはグループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」を策定し、2030年度に向けて「産業デベロッパー」への進化を掲げた。

2025年度の業績と1年前倒し達成

2026年3月期(2025年度)の連結業績は、売上高2兆7097億円、事業利益4451億円、経常利益3133億円、親会社株主に帰属する当期純利益2787億円を記録した。グループ長期経営方針で掲げた2026年度の利益目標およびROE目標を1年前倒しで達成。首都圏オフィス空室率1.6%、賃貸事業の安定成長に加え、特別利益として固定資産売却益517億円や投資有価証券売却益516億円を計上した。

年表39件を開く

1940年代

  • 1941年7月創業当社設立(資本金300万円)
  • 1949年5月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場

1950年代

  • 1956年10月M&A㈱三井本社を吸収合併

1960年代

  • 1962年2月大阪支店(現関西支社)開設
  • 1966年12月「百合ヶ丘宅地造成第1期」竣工
  • 1968年4月「霞が関ビルディング」竣工
  • 1969年7月三井不動産販売㈱設立

1970年代

  • 1972年4月札幌支店(現北海道支店)、広島支店(現中国支店)、福岡支店(現九州支店)開設
  • 1972年10月名古屋支店(現中部支店)開設
  • 1973年5月米国三井不動産㈱設立
  • 1973年9月M&A新名古屋ビル㈱を吸収合併
  • 1973年12月仙台支店(現東北支店)開設
  • 1974年9月「新宿三井ビルディング」竣工
  • 1974年10月三井ホーム㈱、三井不動産建設㈱設立

1980年代

  • 1980年5月共同事業システム「Let's」開始
  • 1980年9月「サンシティ」全体竣工
  • 1981年3月創業MITSUI FUDOSAN (SINGAPORE) PTE. LTD.設立
  • 1981年4月「ららぽーと船橋SC(現三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY)」営業開始
  • 1983年9月「ハレクラニ」営業開始
  • 1984年1月「三井ガーデンホテル大阪(三井ガーデンホテル大阪淀屋橋)」営業開始
  • 1988年4月横浜支店開設
  • 1989年12月米国三井不動産グループ㈱設立

1990年代

  • 1990年1月創業MITSUI FUDOSAN (U.K.) LTD.設立
  • 1990年4月千葉支店開設
  • 1992年7月商号変更MITSUI FUDOSAN (SINGAPORE) PTE. LTD.がMITSUI FUDOSAN (ASIA) PTE. LTD.に商号変更
  • 1993年7月「ベル・パークシティ」全体竣工
  • 1998年9月M&A「横浜ベイサイドマリーナ ショップス&レストランツ(現三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド)」営業開始 米国三井不動産グループ㈱が米国三井不動産㈱を吸収合併

2000年代

  • 2000年3月商号変更米国三井不動産グループ㈱がMITSUI FUDOSAN AMERICA, INC.に商号変更
  • 2002年3月三井不動産建設㈱の全株式を売却
  • 2002年10月M&A三井不動産販売㈱を株式交換により完全子会社化
  • 2005年7月「日本橋三井タワー」竣工
  • 2005年12月三井不動産レジデンシャル㈱設立
  • 2007年1月「東京ミッドタウン」竣工

2010年代

  • 2012年4月商号変更三井不動産販売㈱が三井不動産リアルティ㈱に商号変更
  • 2014年7月柏の葉スマートシティ「ゲートスクエア」営業開始
  • 2014年9月「三井不動産ロジスティクスパーク堺」竣工
  • 2018年2月「東京ミッドタウン日比谷」竣工
  • 2018年10月上場三井ホーム㈱を株式公開買付けにより完全子会社化
  • 2019年3月上場「日本橋室町三井タワー」竣工 ㈱東京ドームを株式公開買付けにより連結子会社化 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行「50ハドソンヤード」竣工「東京ミッドタウン八重洲」竣工「LaLa arena TOKYO-BAY」竣工

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 事業利益2027年3月期まで2025年度決算実績を上回る
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2027年3月期まで2025年度決算実績を上回る

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    コア事業の更なる成長

    既存の不動産事業を深化させ、収益基盤を強化する。顧客ニーズに応えた付加価値創出と価格への適切な反映により、インフレ環境下でも持続的な利益成長を目指す。

  2. 02

    新たなアセットクラスへの展開

    不動産領域において、従来とは異なる新しいタイプの資産(アセットクラス)に進出し、事業ポートフォリオを拡大する。

  3. 03

    新事業領域の探索・機会獲得

    不動産領域を超えた新たなビジネスチャンスを探索し、事業機会を獲得する。既存事業と新規事業の両方を推進する両利きの経営を実践する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で27,704人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,856万円で、9期前と比べて+46.9%平均年齢は42.1歳、平均勤続年数は16.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月17,713
2018年3月18,625
2019年3月1,26340.711.319,081
2020年3月1,27340.911.020,864
2021年3月1,27440.811.023,992
2022年3月1,27440.411.124,408
2023年3月1,26940.210.624,706
2024年3月1,28940.310.625,593
2025年3月1,75642.416.426,6301,400
2026年3月1,85642.116.027,7041,436

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率11.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率103.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)49.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社104(国内 89 / 海外 15) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
50 Hudson Yards — アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク市4,760億円
東京ドームシティ — 東京都文京区2,404億円
東京ミッドタウン — 東京都港区1,902億円
東京ミッドタウン日比谷 — 東京都千代田区1,864億円
日本橋室町三井タワー — 東京都中央区1,806億円
55 Hudson Yards — アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク市1,584億円
室町一構 — 東京都中央区1,568億円
三井二号館 — 東京都中央区1,568億円
日本橋三井タワー — 東京都中央区1,568億円
東京ミッドタウン八重洲 — 東京都中央区1,246億円
ほか111件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱アコモデーション ファースト
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    アンドレジリエンス㈱
    東京都中央区
    議決権66.7%
  • 国内
    伊勢志摩 リゾートマネジメント㈱
    三重県志摩市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ウェイブリアル エステート
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱NBFオフィス マネジメント
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 海外
    MFHK INVESTMENT LIMITED※1
    香港
    議決権100.0%
  • 国内
    エムエフオートモールクリエイト㈱
    愛知県名古屋市
    議決権100.0%
  • 国内
    MF-GB 投資事業有限責任組合
    東京都渋谷区
    議決権99.0%
  • 国内
    MF-GB2号 投資事業有限責任組合
    東京都渋谷区
    議決権99.0%
  • 国内
    MF-GB3号 投資事業有限責任組合
    東京都渋谷区
    議決権99.9%
  • 国内
    MF-GB4号 投資事業有限責任組合
    東京都渋谷区
    議決権99.9%
  • 国内
    エム・エフ・リビングサポート㈱
    東京都江東区
    議決権100.0%
残りのグループ会社92社を開く
  • 臼津開発㈱大分県臼杵市96%
  • ㈱GREENCOLLAR東京都中央区67%
  • GREENCOLLAR NEWZEALAND LIMITEDニュージーランドオークランド100%
  • 31VENTURES-グローバル・ブレイン-グロースⅠ合同会社東京都中央区100%
  • 31VENTURES Blocker, LLC.アメリカ合衆国デラウェア州ウィルミントン99%
  • サンライフ・クリエイション㈱東京都中央区100%
  • ㈱ShareTomorrow東京都中央区100%
  • 志摩リゾートマネジメント㈱三重県志摩市100%
  • SUPERYARD㈱東京都中央区67%
  • すまいサポート㈱東京都中央区100%
  • 大浅間ゴルフ㈱長野県北佐久郡87%
  • 第一園芸㈱東京都品川区100%
  • ㈱綱町倶楽部東京都港区100%
  • ティー・エム・パークレジデンシィズ㈱東京都港区100%
  • ㈱TOKYO-BAYアリーナ東京都中央区60%
  • 東京ミッドタウンマネジメント㈱東京都港区100%
  • 成田スポーツ開発㈱千葉県成田市100%
  • ㈱はいむるぶし沖縄県八重山郡100%
  • ファースト・ファシリティーズ千葉㈱千葉県千葉市100%
  • ファースト・ファシリティーズ・チャレンジド㈱東京都中央区100%
  • ㈱船橋ヘルスセンター千葉県船橋市100%
  • フロンティアリートSCマネジメント㈱東京都中央区100%
  • ㈱mitaseru JAPAN東京都中央区67%
  • 三井デザインテック㈱東京都中央区100%
  • 三井都市開発㈱東京都中央区100%
  • ㈱三井の森長野県茅野市100%
  • ㈱三井不動産アコモデーションファンドマネジメント東京都中央区100%
  • 三井不動産エンジニアリング㈱東京都中央区100%
  • 三井不動産ゴルフ プロパティーズ㈱東京都中央区100%
  • 三井不動産(上海)投資諮詢有限公司中華人民共和国上海市100%
  • 三井不動産商業マネジメント㈱東京都中央区100%
  • 三井不動産TGスマートエナジー㈱東京都中央区70%
  • 三井不動産投資顧問㈱東京都中央区100%
  • 三井不動産ネットワークイノベーション㈱東京都中央区100%
  • 三井不動産ビルマネジメント㈱東京都中央区100%
  • 三井不動産ファシリティーズ㈱東京都千代田区100%
  • 三井不動産ファシリティーズ・ウエスト㈱大阪府大阪市100%
  • 三井不動産フロンティアリートマネジメント㈱東京都中央区100%
  • ㈱三井不動産 ホテルマネジメント東京都中央区100%
  • 三井不動産リゾートマネジメント㈱東京都中央区100%
  • 三井不動産レジデンシャル㈱※1、※2東京都中央区100%
  • 三井不動産レジデンシャルサービス㈱東京都江東区100%
  • 三井不動産レジデンシャルサービス関西㈱大阪府大阪市100%
  • 三井不動産レジデンシャルサービス九州㈱福岡県福岡市100%
  • 三井不動産レジデンシャルサービス中国㈱広島県広島市100%
  • 三井不動産レジデンシャルサービス東北㈱宮城県仙台市100%
  • 三井不動産レジデンシャルサービス北海道㈱北海道札幌市100%
  • 三井不動産 レジデンシャルリース㈱東京都新宿区100%
  • 三井不動産ローン保証㈱東京都中央区100%
  • 三井不動産ロジスティクスリートマネジメント㈱東京都中央区77%
  • 港エステート㈱東京都中央区100%
  • ららぽーとエージェンシー㈱東京都中央区100%
  • レジデントインシュアランス少額短期保険㈱東京都千代田区100%
  • レジデントファースト㈱東京都港区100%
  • 日本ビルファンド マネジメント㈱※3東京都中央区46%
  • 三井不動産TEPCOエナジー㈱※3東京都中央区50%
  • その他32社その他32社
  • MFA Holding, Inc.※1アメリカ合衆国デラウェア州ウィルミントン100%
  • MITSUI FUDOSAN AMERICA, INC.※1アメリカ合衆国デラウェア州ニューアーク100%
  • その他 MFA Holding, Inc. グループ 126社その他 MFA Holding, Inc. グループ 126社
  • MITSUI FUDOSAN (ASIA) PTE.LTD.シンガポール共和国100%
  • その他 MITSUI FUDOSAN (ASIA) PTE.LTD. グループ 5社その他 MITSUI FUDOSAN (ASIA) PTE.LTD. グループ 5社
  • MITSUI FUDOSAN (ASIA) MALAYSIA SDN.BHD.マレーシアクアラルンプール100%
  • その他 MITSUI FUDOSAN (ASIA) MALAYSIA SDN.BHD. グループ 4社その他 MITSUI FUDOSAN (ASIA) MALAYSIA SDN.BHD. グループ 4社
  • MITSUI FUDOSAN ASIA Development(Thailand) Co., LTD.タイ王国バンコク100%
  • MITSUI FUDOSAN ASIA (Thailand) Co.,LTD.タイ王国バンコク100%
  • MITSUI FUDOSAN AUSTRALIA PTY. LTD.※1オーストラリア連邦シドニー100%
  • その他 MITSUI FUDOSAN AUSTRALIA PTY. LTD. グループ 13社その他 MITSUI FUDOSAN AUSTRALIA PTY. LTD. グループ 13社
  • MITSUI FUDOSAN (U.K.) LTD.※1英国ロンドン市100%
  • その他 MITSUI FUDOSAN (U.K.) LTD. グループ 45社その他 MITSUI FUDOSAN (U.K.) LTD. グループ 45社
  • 台湾三井不動産股份有限公司台湾台北市100%
  • その他 台湾三井不動産股份有限公司 グループ 12社その他 台湾三井不動産股份有限公司 グループ 12社
  • 三井不動産リアルティ㈱東京都千代田区100%
  • その他 三井不動産リアルティ㈱グループ 6社その他 三井不動産リアルティ㈱グループ 6社
  • 三井ホーム㈱東京都江東区100%
  • 三井ホームエステート㈱東京都江東区100%
  • 三井ホーム エンジニアリング㈱東京都江東区100%
  • 三井ホームリンケージ㈱東京都江東区100%
  • その他 三井ホーム㈱グループ 8社その他 三井ホーム㈱グループ 8社
  • ㈱東京ドーム東京都文京区80%
  • 松戸公産㈱千葉県松戸市100%
  • ㈱東京ドームホテル東京都文京区100%
  • その他 ㈱東京ドームグループ 6社その他 ㈱東京ドームグループ 6社
  • ㈱帝国ホテル※1東京都千代田区33%
  • TID PTE.LTD.シンガポール共和国49%
  • リソルホールディングス㈱※1東京都新宿区31%
  • ㈱セノン東京都新宿区26%
  • ㈱エスエルタワーズ東京都中央区43%
  • 熊本国際空港㈱熊本県上益城郡29%
  • 広島国際空港㈱広島県三原市32%
  • ㈱湘南国際村協会※2神奈川県三浦郡16%
  • ㈱SUPER STUDIO東京都目黒区26%
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • GBMITSUI FUDOSAN (U.K.) LTD.

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    IPAの機能強化に向けたレンタルオフィスの調達
    情報処理推進機構 · 2023-12-01
    7,242万円
  • 調達
    アーキテクチャ設計推進のためのプロジェクトルーム調達
    情報処理推進機構 · 2022-07-07
    2,446万円
  • 補助金
    まちなかウォーカブル推進事業
    国土交通省 · 2022-09-05
    3,600万円
  • 補助金
    グリーンインフラ活用型都市構築支援事業
    国土交通省 · 2023-07-03
    3,512万円
  • 補助金
    災害時拠点強靱化緊急促進事業
    国土交通省 · 2018-08-27
    1,439万円
  • 補助金
    災害時拠点強靱化緊急促進事業
    国土交通省 · 2019-06-18
    441万円
  • 補助金
    グリーンインフラ活用型都市構築支援事業
    国土交通省 · 2021-10-14
    300万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2.7兆円営業利益3,978億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.2%、利益が+6.7%。

売上高
+3.2%
2.7兆円
営業利益
+6.7%
3,978億円
純利益
+12.0%
2,787億円
営業利益率
14.7%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2.8兆円2.7兆円
営業利益4,100億円3,978億円
純利益2,850億円2,787億円
1株あたり配当¥37¥37

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は6,169億円、営業利益は1,035億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+9.9%、営業利益は+28.7%。

対象期間売上高兆円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q0.64498
2024年1Q0.5680414.3859
2024年2Q0.6099316.4434
2024年3Q0.5365612.3372
2024年4Q0.68581
2025年2Q1.161,69514.6883
2025年4Q1.462,03213.91,605
2026年2Q1.352,18816.21,522
2026年4Q1.361,79013.21,265
2027年1Q0.621,03516.8758

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1.4兆円から2.7兆円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は14.7%。売上は13期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1.451,231595
2014年3月1.521,446768
2015年3月1.531,6341,002
2016年3月1.571,8251,177
2017年3月1.702,1961,318
三井ホーム㈱を株式公開買付けにより完全子会社化
2018年3月1.752,4031,559
「日本橋室町三井タワー」竣工 ㈱東京ドームを株式公開買付けにより連結子会社化 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行「50ハドソンヤード」竣工「東京ミッドタウン八重洲」竣工「LaLa arena TOKYO-BAY」竣工
2019年3月1.862,5411,687
2020年3月1.912,5851,840
2021年3月2.011,6891,296
2022年3月2.102,2491,770
2023年3月2.272,6541,970
2024年3月2.382,6792,246
2025年3月2.633,7272,90314.22,488
2026年3月2.713,9783,13314.72,787

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2.7兆円のうち、営業利益として残るのは3,978億円14.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2,787億円、売上の10.3%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金75.1%2.0兆円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.2%2,770億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.7%3,978億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+5.1pt
14.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.1pt
10.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.2pt
8.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが1,453億円、投資CFが−1,790億円で、差し引きのフリーCFは−337億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は823億円で、売上の0.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月997−711−792861,016
2014年3月1,899−441−1,2371,4581,273
2015年3月303−2,6162,215−2,3131,190
2016年3月322−2,3972,011−2,0751,100
2017年3月2,274−2,0161512581,485
2018年3月301−3,6552,892−3,3541,007
2019年3月2,167−3,8892,312−1,7221,577
2020年3月871−5,3284,678−4,4571,795
2021年3月1,879−1,310−6665691,877
2022年3月2,715−2,101−1,3966141,427
2023年3月2,977−4,2201,114−1,2431,323
2024年3月2,417−2,870600−4531,792
2025年3月5,993−3,220−2,6942,7731,633
2026年3月1,453−1,790−591−337823

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は10.1兆円。このうち返さなくてよい自己資本が3.4兆円で、自己資本比率は32.4%(業種中央値32.8%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債兆円自己資本比率%
2013年3月4.391.233.1626.9
2014年3月4.551.333.2228.0
2015年3月5.071.933.1436.9
2016年3月5.361.993.3735.8
2017年3月5.552.063.4935.7
2018年3月6.282.294.0035.1
2019年3月6.802.424.3834.4
2020年3月7.402.494.9132.6
2021年3月7.742.665.0933.0
2022年3月8.212.915.2934.1
2023年3月8.843.035.8132.8
2024年3月9.493.236.2532.8
2025年3月9.863.276.5931.9
2026年3月10.103.386.7232.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
824億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1.9兆円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
89億円
在庫として抱えている分
負債合計
6.7兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
81
/ 100
安定性自己資本比率22 / 40
収益力営業利益率29 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率131社中36位あたり、逆に低いのは売上成長率131社中100位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.7%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
14.7%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
32.4%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
3.2%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,515で、1年前と比べて-2.2%過去52週の値幅のなかでは12%の位置にある。

¥1,515-2.6%1ヶ月+2.8%1年-2.2%時価総額4.2兆円
過去52週の値幅
安値¥1,425高値¥2,158

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.0倍
PER (会社予想)14.3倍
PBR1.26倍
配当利回り2.44%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に1498円と、25日移動平均線(1516.6円)を約1.2%下回る。52週高値2158円からは約31%下落した水準。直近1ヵ月では3.35%下落し、8月10日には1464.5円と52週安値(1425円)に近づく場面も。RSIは39.05と弱含み。出来高は8月に入って増加傾向で、下値では売り圧力が強い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PERは14.75倍で業界平均14.81倍とほぼ同等、PBRは1.24倍で平均1.83倍を大きく下回る。配当利回りは2.48%と平均3.02%より低いが、ROEは8.7%と安定。業界平均に比べPBRが低く割安感があるが、配当利回りの低さが懸念材料。売上高・純利益は増加傾向で、収益性は改善している。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.0倍14.9倍
PER (予想)14.3倍
PBR1.26倍1.84倍
ROE8.7%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、東京のオフィス需要の回復と、大型プロジェクトの収益貢献が期待できるかどうか。強気派は、都心回帰やオフィス需要の回復、再開発の収益貢献で成長が続くと主張。一方弱気派は、テレワークの定着でオフィス需要が減退する可能性や、金利上昇に伴う含み益減少、海外事業の不確実性を指摘。

プラスに働く材料7
  • オフィス需要の回復

    都心の空室率が改善し、賃料も上昇基調。

  • 大型開発の推進

    日本橋などで大規模プロジェクトが収益に寄与。

  • ブランド力

    三井不動産ブランドで販売・賃貸が好調。

  • 2026/3期は増収増益計画で営業利益3,978億円決算発表後影響

    売上高2兆7,097億円、営業利益3,978億円は前期比251億円増と成長

  • 都心オフィス需要の回復で賃貸事業が堅調継続影響

    営業利益率が14.2%から14.68%へ改善し、稼働率の高さを反映

  • 純利益2,787億円の会社計画は前期比約12%増決算発表後影響

    純利益は2,787億円と前期の2,488億円から299億円増

  • 配当利回り2.43%と安定株主還元通年影響

    業績拡大に伴う増配余地があり、利回り2.43%が下支え

マイナスに働く材料7
  • テレワークの定着

    オフィス需要が長期的に減少する懸念。

  • 金利上昇

    含み益が減少し、評価損が出る可能性。

  • 海外事業のリスク

    海外景気減速や為替変動で業績が悪化する恐れ。

  • 金利上昇で不動産取引が減速し売却益が減少金融政策次第影響

    2026/3期の営業利益計画3,978億円は高利率環境では達成が困難

  • 住宅販売の契約減少で分譲事業が低迷継続影響

    マンション価格高騰による需要減で、売上高計画2兆7,097億円に下振れリスク

  • 海外不動産の減損リスクが顕在化不定影響

    海外事業の収益性が悪化すれば、純利益2,787億円の計画を下回る

  • 建設費高騰で開発利益率が低下継続影響

    材料費・人件費の上昇で営業利益率14.68%の改善が止まり、下押し圧力

次の決算で確かめる点
オフィス稼働率
賃貸収益の安定性を測るため。
営業利益率
収益力の維持・向上を確認するため。
プロジェクト進捗
将来の収益貢献を見込むため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり37で、前期から+12.9%いまの株価に対する利回りは2.44%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥37
1株あたり
配当利回り
2.44%
いまの株価に対して
配当性向
46.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1134.0
2018年3月1317.732.4
2019年3月1510.135.2
2020年3月150.028.5
2021年3月150.034.5
2022年3月1824.934.7
2023年3月2112.839.2
2024年3月2835.539.9
2025年3月3110.741.6
2026年3月3512.946.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥37

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ123,949人。区分でいちばん多いのは外国法人51.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.4%を占め、残る61.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人46.046.948.350.449.951.1
金融機関37.137.334.535.034.332.5
個人・その他4.55.06.24.75.76.4
事業法人7.77.77.77.56.95.9
証券会社4.63.03.32.53.24.0
自己株式0.30.91.60.30.31.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)17.79
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.64
03ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)3.53
04ジェーピー モルガン チェース バンク 385642 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.72
05GOVERNMENT OF NORWAY (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.67
06ジェーピー モルガン チェース バンク 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.64
07JPモルガン証券株式会社1.62
08鹿島建設株式会社1.45
09ザ チェース マンハッタン バンク エヌエイ ロンドン エス エル オムニバス アカウント(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.39
10ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.16

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-05
    ブラックロック・ジャパン株式会社
    新規の大量保有報告
    2.03%
    -0.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+49%、1株純資産は14期で−10%。直近期のROEは8.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月681,3455.339.052.4
2014年3月881,4516.336.033.3
2015年3月1041,8946.434.032.5
2016年3月1191,9456.223.632.0
2017年3月1332,0086.717.834.0
2018年3月1582,2317.416.432.4
2019年3月1712,3857.416.235.2
2020年3月638277.79.928.5
2021年3月458855.218.734.5
2022年3月619816.614.234.7
2023年3月691,0366.911.939.2
2024年3月801,1107.520.539.9
2025年3月891,1358.014.941.6
2026年3月1011,2068.716.446.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

20名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は20名。2026/3期の役員報酬は総額2,393百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約13倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
菰田正信代表取締役会長72550,520
植田俊代表取締役社長65405,460
山本隆志代表取締役67165,890
鈴木眞吾取締役63108,384
徳田誠取締役6285,140
斎藤裕取締役60113,393
持丸信彦取締役6082,220
海藤明子取締役 ホテル・リゾート本部長5528,480
中山恒博取締役7814,700
河合江理子取締役68
引頭麻実取締役634,400
日比野隆司取締役703,600
残りの役員8名を開く
氏名役職年齢保有株数
本間洋取締役701,100
浜本渉常任監査役(常勤)6499,432
広川義浩常任監査役(常勤)6498,076
中里実監査役72
三田万世監査役65
千葉通子監査役65
若林瑞穂取締役 商業施設・スポーツ・エンターテインメント本部長5972,120
永野毅取締役73

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)96497225961432,111235
社外取締役917717720
監査役210510553

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,879字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社および当社の関係会社454社(うち、連結子会社346社、持分法適用関連会社108社)が営んでいる主な事業内容、当該事業に携わっている主要な会社名および各社の当該事業における位置付けは次のとおりです。 ≪賃貸事業≫ 三井不動産㈱はオフィスビルおよび商業施設等の賃貸を行っています。MITSUI FUDOSAN AMERICA, INC.、MITSUI FUDOSAN (U.K.) LTD.(いずれも連結子会社)は米国、英国においてオフィスビル等の賃貸を行っており、MITSUI FUDOSAN (ASIA) MALAYSIA SDN.BHD.、台湾三井不動産股份有限公司(いずれも連結子会社)はマレーシア、台湾において商業施設の賃貸を行っています。 ≪分譲事業≫ 三井不動産㈱は業務施設等の分譲を行っています。三井不動産レジデンシャル㈱(連結子会社)は戸建・中高層住宅等の分譲を行っています。TID PTE.LTD.(持分法適用関連会社)、MITSUI FUDOSAN AMERICA, INC.、MITSUI FUDOSAN (U.K.) LTD.はシンガポール、米国、英国において分譲事業を行っています。 ≪マネジメント事業≫ <プロパティマネジメント> 賃貸事業における管理・清掃・保守業務等については主に三井不動産ファシリティーズ㈱、三井不動産ファシリティーズ・ウエスト㈱(いずれも連結子会社)が行っています。三井不動産㈱は、三井不動産ビルマネジメント㈱(連結子会社)、三井不動産ファシリティーズ・ウエスト㈱にオフィスビルの一部の運営委託を行っています。三井不動産商業マネジメント㈱(連結子会社)は商業施設の運営管理業務を行っています。また、住宅分譲後の管理・清掃・保守業務等を三井不動産レジデンシャルサービス㈱、三井不動産レジデンシャルサービス関西㈱(いずれも連結子会社)が行っています。三井不動産レジデンシャルリース㈱(連結子会社)は賃貸住宅の転貸および運営の代行を行っています。三井ホームエステート㈱(連結子会社)は賃貸住宅等の斡旋・管理業務等を行っています。三井不動産リアルティ㈱(連結子会社)は時間貸および月極の駐車場事業「リパーク」を行っています。 <仲介・アセットマネジメント等> 三井不動産㈱は不動産の開発や流動化に関するコンサルティング業務を行っています。三井不動産レジデンシャル㈱は住宅等の販売代理事業を行っています。三井不動産リアルティ㈱は「三井のリハウス」ネットワークによる不動産の売買・賃貸借の仲介業務を行っています。三井不動産投資顧問㈱(連結子会社)は、不動産私募ファンドの組成・運用業務を行っています。日本ビルファンドマネジメント㈱、㈱三井不動産アコモデーションファンドマネジメント、三井不動産ロジスティクスリートマネジメント㈱および三井不動産フロンティアリートマネジメント㈱(いずれも連結子会社)は不動産投資信託の資産運用業務を行っています。 ≪施設営業事業≫ <ホテル・リゾート> ㈱三井不動産ホテルマネジメント(連結子会社)は、主に三井不動産㈱が所有するホテルを賃借し、ホテル営業を行っています。MITSUI FUDOSAN AMERICA, INC.は米国ハワイ州においてリゾート・ラグジュアリー施設営業を行っています。三井不動産リゾートマネジメント㈱および志摩リゾートマネジメント㈱(いずれも連結子会社)は、三井不動産㈱が所有するリゾート・ラグジュアリー施設を賃借し、リゾート・ラグジュアリー施設営業を行っています。 <スポーツ・エンターテインメント> ㈱東京ドーム(連結子会社)は、東京ドームシティを中心としたスタジアム・アリーナ事業を行っています。 ≪その他事業≫ <新築請負・リフォーム等> 三井ホーム㈱(連結子会社)およびFC各社は新築住宅等の設計・施工監理・施工請負を行っています。三井デザインテック㈱(連結子会社)は住宅のリフォーム工事やオフィス・商業施設のリニューアル工事を行っています。 <その他> 三井不動産ゴルフプロパティーズ㈱および㈱三井の森(いずれも連結子会社)はゴルフ場事業を行っています。第一園芸㈱(連結子会社)は花卉・種苗・園芸用品等の小売を行っています。三井不動産TGスマートエナジー㈱(連結子会社)は特定送配電・熱供給事業を行っています。 以上の主な関係会社の事業内容を特に三井不動産㈱の事業との関連を中心にして系統図に表すと次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題2,178字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、経営理念である「GROUP DNA」および「GROUP MISSION」、経営理念に基づき当社グループが重点的に取り組む課題である「GROUP MATERIALITY」を定め、これらのもと、企業としての成長と社会的な価値の創出に積極的に取り組んでおります。 また、2024年4月にはグループ長期経営方針である「& INNOVATION 2030」を策定し、2030年度前後における当社グループの「ありたい姿」を「産業デベロッパーとして、社会の付加価値の創出に貢献」することと位置づけ、それを実現する事業戦略として、「三本の道」を通じた成長の実現と、財務戦略として、「成長・効率・還元」を三位一体で捉えた経営の推進に取り組んでおります。 (2)会社の長期経営方針、経営環境及び対処すべき課題 ①グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」の骨格 当社グループは、2030年度前後における当社グループの「ありたい姿」を「産業デベロッパーとして、社会の付加価値の創出に貢献」することと位置付けています。 当社グループの価値創造においては、「社会的価値の創出」と「経済的価値の創出」を車の両輪としており、社会的価値を創出することが、経済的価値の創出につながり、その創出した経済的価値により、更に大きな社会的価値の創出につなげてまいります。 そして、それを実現する事業戦略として、「三本の道」を通じた成長の実現と、財務戦略として、「成長・効率・還元」を三位一体で捉えた経営の推進に取り組んでまいります。 (グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」の骨格) ②グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」の事業戦略 事業戦略として、1.「コア事業の更なる成長」、2.不動産領域における「新たなアセットクラスへの展開」、 3.不動産領域を超えた「新事業領域の探索、事業機会獲得」の、「三本の道」を設定いたしました。コア事業およびその周辺領域での成長を進め、既存の不動産領域にとどまらず、新事業領域でのビジネス機会の獲得を目指すという両利きの経営を実践してまいります。 (事業戦略「三本の道」の全体像) (注)グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」の詳細については、下記をご参照ください。 URL: https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/innovation2030/pdf/innovation2030.pdf ③グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」の財務戦略 企業価値を最大化していくために、財務戦略においては、「成長・効率・還元」を三位一体で捉え、それらを 安定・継続的に維持向上させてまいります。具体的な取り組み方針については以下のとおりです。 (「成長・効率・還元」の維持向上のための取り組み) ④経営環境及び対処すべき課題 2027年3月期は、2024年4月に策定したグループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」の3年目となります。 足元の世界経済は、年初には底堅く推移することが見込まれていたものの、その後は地政学的緊張の高まりや資源価格の変動、各国の金融政策の不透明感の強まり等を背景に、不確実性が一段と増しております。 国内においても、年初は景気の緩やかな回復が見込まれていましたが、その後は外部環境の影響を受け、先行きの不透明感が高まっております。実質賃金の伸びが限定的である一方、資産価格は上昇傾向にあり、これらを背景に需要の二極化等の構造的な変化が見られます。さらに、建築費の高騰や金利上昇に伴う資金調達コストの増加も重なり、事業環境は引き続き不透明な状況にあります。 このような環境のもと、当社グループは、顧客ニーズを踏まえた付加価値の創出力を一層高めるとともに、その価値を適切に価格へ反映させること(市場からのデカップリング注 の更なる強化)により、インフレが定着する状況においても、収益基盤の強化と持続的な利益成長を図ってまいります。 当社は2025年度決算実績(2026年3月期)においては、「& INNOVATION 2030」における2026年度(2027年3月期)の利益目標およびROE目標を1年前倒しで達成いたしました。2026年度業績予想といたしましては、事業利益・親会社株主に帰属する当期純利益の更なる伸長を図り、2025年度決算実績を上回る業績を計画しております。 (注)差別化やマーケット創出を通じ、外部環境に関わらず、高い収益性を実現すること。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」において、2026年度および2030年度前後の定量目標を以下のとおり定めております。2026年度の定量目標のうち、利益目標である事業利益・純利益およびROE目標は1年前倒しで達成しております。
事業等のリスク9,288字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性がある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)当社グループの事業リスク リスク名称   リスク内容   対策 ①事業環境の変化によるリスク   景気変動、国内外の経済状況の変化、金利上昇、為替変動、物価変動、少子高齢化および人口減少等は、不動産需要の低下、市況の悪化による地価等の下落、個人消費の低迷等をもたらす可能性があります。 また、生成AI等によるDXの進展、サステナビリティへの関心の高まり、地政学的緊張等によって、人々の生活様式や働き方、企業ニーズ、消費者ニーズおよび個人消費動向、産業構造等に変化が生じています。 こうした事業環境の変化に伴い、オフィスや商業施設等の賃貸用不動産の稼働率の低下や賃料の減少、分譲住宅等の販売用不動産の売上の減少の他、費用の増加が生じ、当社グループの事業、財政状態および経営成績等は悪影響を受ける可能性があります。   当社グループは、事業環境や顧客ニーズの変化等を見極めながら、グループ会社の連携強化、顧客ニーズを先取りした商品開発、街づくりの一層の強化、新たなビジネスインフラの顧客への提供、DXの推進、人口動態や供給動向を見据えた立地戦略、海外を含めた資産ポートフォリオの戦略的構築等を進めてまいります。 ②市場金利に関するリスク   当社グループは、事業の運営・発展のため、金融機関等から短期および長期の有利子負債を調達しています。新規の資金調達が必要となる場合、市場金利の上昇局面においては資金調達コストが増加する可能性があります。 また、市場金利の上昇は、住宅購入者の購買意欲の減退や、投資家の要求する不動産の期待利回りの上昇をもたらすことで、当社グループの分譲収益の減少や所有資産の価値の下落につながるおそれがあり、当社グループの事業、財政状態および経営成績等は悪影響を受ける可能性があります。   当社グループでは、かねてより大半の必要資金を長期かつ固定金利を中心に調達しており、既存の有利子負債については、市場金利の上昇の影響を抑えるべく努めております。 また、今後の国内外の金利動向による、住宅ローン金利の動向や不動産取引市場におけるキャップレートの変動を、引き続き注視するとともに、今後も適時適切な資金調達やバランスシートの適正なコントロールを通じて、金利上昇リスクの軽減に努めてまいります。 ③為替変動に関するリスク   為替の大幅な変動は、輸入価格の変動を通じ、建築コストやエネルギーコスト等に影響を与え、当社グループの個別事業におけるコストの変動要因となる可能性があります。 また、為替の変動が、テナント企業の業績へ影響を与えることを通じて、当社グループの賃貸収入等に影響を及ぼすおそれがあります。 加えて、当社グループは、国外で事業展開を進めており、為替の変動は、海外事業における資金調達時のコストや、当社連結決算上の海外事業損益の取り込み額、資産・負債の計上額の変動要因となります。 これらにより、当社グループの事業、財政状態および経営成績等に影響を与える可能性があります。   当社グループは、為替の変動を含む、各種原価の価格変動の要因・動向を注視し、個別事業において適切な対策を講じることを通じ、各種原価のコントロールに努めています。 また、当社グループの賃貸事業では、商品の競争力維持に努めるとともに、テナントリーシングの強化・推進に取り組むことで、事業環境変化に伴う賃貸収入の減少等の影響を抑えています。 海外事業においては、原則、現地通貨建てでの資金調達を実施することや、国内外のエリアにおける適度なポートフォリオ分散により、為替変動に伴うリスクを抑えるよう努めています。 ④気候変動リスク   大規模な気候変動または気候変動リスクを考慮した企業ニーズや消費動向の変化により、国内外の経済環境や社会環境の変化が発生した場合、不動産需要の低下、地価等の下落、個人消費の低迷等が起こる可能性があり、その結果、当社グループの事業、財政状態および経営成績等は悪影響を受ける可能性があります。   当社グループは、気候変動への対応を重要な経営課題と位置づけ、「脱炭素社会実現に向けたグループ行動計画」を策定するとともに、気候変動の予測および変化の対応に努めてまいります。 ⑤地政学的リスク   当社グループは、国内外において事業を展開しています。国・特定エリアが抱える政治的、軍事的、社会的な緊張の高まりが顕在化し、国・特定エリア間における関係の悪化、政治体制の混乱、経済環境の変動等が生じた場合、当該国・エリアで展開する当社グループの事業に対して直接的に影響を及ぼすおそれがあるほか、国際的なサプライチェーンの混乱等による燃料・原材料価格高騰や物流の停滞等により、当社グループの事業に対して影響を及ぼすおそれがあります。 これらの影響により、当社グループの事業、財政状態および経営成績等は悪影響を受ける可能性があります。   当社グループは、エリアおよび商品における適度なポートフォリオ分散を図っています。また、個別事業においても、一定のリスクを織り込んでの投資判断および事業推進を行っております。 ⑥感染症リスク   新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、商業施設、ホテル等の当社事業活動に多大な影響を与え、当社グループの事業、経営成績に一時的に大きな悪影響を及ぼしました。 また、感染拡大が生活様式や働き方等の顧客ニーズおよび経済環境の変化をもたらし、当社グループの事業に影響が生じました。 今後、新型コロナウイルス感染症とは異なる新たな感染症が発生し流行する可能性もあり、当該新たな感染症の性質や感染症の発生・拡大に起因した国内外の事業環境の変化等によっては、当社グループの事業、財政状態および経営成績等は新型コロナウイルス感染症と同等またはそれ以上の悪影響を受ける可能性があります。   当社グループにおいては、「三井不動産9BOX感染対策基準」を策定し、新型コロナウイルス感染症の被害を軽減または防止するための措置を講じることで、ウイルスの特性に合わせた感染対策を行いながら施設営業の正常化を図りました。 さらに、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を経たことによる顧客ニーズや事業環境の変化等を見極めながら、グループ会社の連携強化、ニーズを先取りした商品開発、街づくりの一層の強化、新たなビジネスインフラの顧客への提供、DXの推進等を進めることで競争力を維持・強化してまいります。 また、新型コロナウイルス感染症とは異なる新たな感染症が発生し流行した場合にも、人命保護を最優先としつつ当社グループの事業活動とのバランスを図り対応してまいります。 ⑦不動産事業における競合リスク   当社グループが推進する不動産事業は、総じて競争的な環境にあります。 例えば、開発用地の取得においては、適した立地を巡り他社と競合することがあります。また、オフィス、商業施設等の賃貸事業におけるテナント誘致や、住宅分譲事業における顧客獲得、ホテル・リゾート事業における労働者の確保等の様々な面で他社と競合する可能性があります。さらに、生成AI等によるDXの進展に代表される技術革新や、価値観の変化が既存のビジネスモデルを破壊する、いわゆる破壊的イノベーションは、競争環境に多大な影響を与える可能性があります。これらの要因が、費用の増加や収益の減少につながり、その結果、当社グループの事業、財政状態および経営成績等は悪影響を受ける可能性があります。   当社グループは、グループ会社の連携強化、顧客ニーズを先取りした商品開発、街づくりの一層の強化、新たなビジネスインフラの顧客への提供、DXの推進、既存施設の価値向上、既存事業を通じた顧客とのネットワークや建替・コンバージョン等グループ力を活かした事業機会の獲得等を通じて、競争力を維持・強化してまいります。 ⑧賃貸収入に関するリスク   当社グループの賃貸事業においては、テナントが賃貸借契約を中途解約した場合や賃貸期間満了時に賃貸借契約を更新しない場合および、テナントの賃料を減免せざるを得ない場合には、収入が減少するおそれがあります。 また、テナントが倒産した場合、賃料の支払遅延や回収不能が発生するだけでなく、当該テナントの退去が遅延した場合、後継のテナントリーシングや当該物件の売却活動にも不利な影響が及ぶ可能性があります。これらの結果、当社グループの事業、財政状態および経営成績等は悪影響を受ける可能性があります。   当社グループは、グループ会社の連携強化、顧客ニーズを先取りした商品開発、街づくりの一層の強化、新たなビジネスインフラの顧客への提供、DXの推進、既存施設の価値向上等を通じて、競争力を維持すると共に、テナントリーシングの強化・推進に取り組んでいます。 ⑨資産価値変動リスク   当社グループは、不動産事業に関連する資産を多く保有しております。 当該資産については、市場金利の上昇等により、住宅購入者の購買意欲の減退および投資家の要求する不動産の投資期待利回りの上昇等が生じた結果、売却による利益の減少や損失の発生等に繋がる可能性があります。加えて、当該所有資産について、減損損失や評価損の認識等を行う可能性があります。 また、当社グループは、投資有価証券を保有しており、当該有価証券の資産価値が低下した結果、売却による利益の減少、損失の発生等に繋がる可能性があります。加えて、当該有価証券について、評価損の認識等の可能性があります。かかる資産価値の変動により、当社グループの事業、財政状態および経営成績等は悪影響を受ける可能性があります。   当社グループは、バランスシートの適正なコントロールや、最適なポートフォリオの構築を通じて、リスク耐性のある事業基盤の構築を目指しております。 また、マーケットにおける資産価値変動の要因・動向を注視するとともに、商品企画やサービスの向上等を通じた市場競争力の強化により、資産価値変動リスクの軽減に努めています。 ⑩原価変動リスク   当社グループが推進する事業は、建築工事費、エネルギーコスト、人件費等、様々な原価の価格変動にさらされています。 当社グループの個別事業において、各種原価の上昇分を必ずしも顧客への販売価格や賃料等に反映することができない場合には、収益性に悪影響を与えるおそれがあります。 その結果、当社グループの事業、財政状態および経営成績等は悪影響を受ける可能性があります。   当社グループは、マーケットにおける各種原価の価格変動の要因・動向を注視し、個別事業において適切な対策を講じることを通じ、各種原価のコントロールに努めるとともに、販売価格や賃料等への反映にも取り組んでまいります。 ⑪資金調達リスク   当社グループは、金融機関等からの借入金、コマーシャル・ペーパーおよび社債の発行等により、事業に必要な資金を調達しています。市場金利の上昇や、金融市場の混乱、当社格付の引下げ、または金融機関や機関投資家等の融資および投資方針の変更等により、当社グループの資金調達への制約、あるいは資金調達コストの増大のおそれがあり、当社グループの事業、財政状態および経営成績等は悪影響を受ける可能性があります。   当社グループは、かねてよりD/Eレシオ管理による健全な財務体質を維持するとともに、調達先・調達手段の多様化や、コミットメントライン等の活用により十分な流動性を確保し、安定資金の確保に努めています。 ⑫不動産開発リスク   当社グループの不動産開発事業においては、用地取得、開発、建設等の各段階において多額の投資を行っており、投資回収までには一定の年月を要します。不動産開発事業に要する期間および投資額は、不動産需要の変化、建設業界における人手不足や資材価格の上昇、天候、自然災害、事故、不祥事、請負業者の倒産、政府の規制または政策の変更、市場環境の変化、規制当局からの許認可の取得の遅延、埋設物または土壌汚染の発見、地域住民による反対、その他予期し得ない問題等、当社グループではコントロールできない多くの要因により、コストの増加、開発スケジュールの遅延等の影響を受ける場合があります。 これらにより、当社グループの事業、財政状態、経営成績等および当社グループの市場での評価は悪影響を受ける可能性があります。   当社グループは、個別事業において、一定のリスクを織り込んでの投資判断のうえ、事業推進および施工管理を行っています。 また、当社事業に特に大きな影響を及ぼす問題が発生した場合は、速やかに経営に報告し、適切に対応するガバナンス体制を構築しています。 ⑬海外事業に伴うリスク   当社グループは、日本国内だけではなく、米国、英国およびアジアを中心に国外でも事業展開を進めています。 海外事業においては、各国・地域の法令や許認可の遵守、多様な国籍、言語、文化を踏まえた人員配置や労務管理等が必要となります。加えて、法規制や税制の変更、金利水準の上昇、インフレおよび為替水準の変動、内乱または紛争、テロ事件、疫病の流行、国際関係の悪化等による政治的または経済的不安定等の世界的または各国の事業環境の変化や、当社グループに対する訴訟等、当社グループのコントロールの及ばない様々なリスク要因の影響を受けるおそれがあります。 また、当社グループは、現地企業との提携を通じて海外事業を推進することが多く、当該提携先の財務状態や提携関係等により、現地での事業展開に影響を受けるおそれがあります。 これら様々なリスク要因により、当社グループの事業、財政状態および経営成績等は悪影響を受ける可能性があります。   当社グループは、海外での事業展開において必要な情報収集や、現地の市場や法規制等に精通した現地企業を提携先として選定するように努めています。 また、海外事業共通のガバナンス指針として、「グローバル・ガバナンス・ガイドライン」を定めており、現地法人・本社海外事業本部・本社スタッフ部門の3つの階層により適切なリスク管理を実施しています。 ⑭物件ポートフォリオの立地に関するリスク   地震、台風、大雨、洪水、津波、噴火等の自然災害や、火災、事故、暴動、テロ、ミサイル攻撃等の人為的な災害が発生した場合、従業員が被災し業務に支障をきたすおそれがあるだけでなく、当社グループの資産が保険では担保しきれない重大な被害を受けるおそれがあります。 これらの被害を軽減または防止するために様々な事業継続計画(BCP)を講じていますが、想定外の災害等が発生した場合には、当社グループの事業、財政状態および経営成績等は悪影響を受ける可能性があります。   当社は、オフィスビル、商業施設、スポーツ・エンターテインメント施設、ホテル・リゾート、ロジスティクスなどの商品を国内各エリアで展開しており、さらに、海外での事業展開も進めるなど、ポートフォリオのエリア分散に取り組んでおります。 また、建物の耐久性向上や、被災度判定システムの導入や非常用発電機の72時間稼働化、コジェネレーションシステムを活用した特電事業等のBCP対策を推進しています。 今後もリスク耐性のある事業基盤の構築に努めてまいります。 ⑮法令・政策の変更に関するリスク   当社グループは、新たな法令、規制の制定や、既存の法制の変更により、これらに即して当社グループにおける事業構造や資金調達方法を変更せざるを得ない、または、これらの制定や変更に対応するための費用が発生する可能性があります。 このような法規制の変更等によって、当社グループの事業、財政状態および経営成績等は悪影響を受ける可能性があります。   当社グループは、国内外の各種法令、規制、法制の動向について、各種団体や専門家等からの情報を収集・分析して当社の各組織にて対応の検討を行い、影響の度合いや内容に応じて必要と判断したものについては、速やかに情報を共有の上、適切に対応しています。 ⑯多様な人材確保に関するリスク   当社グループを取り巻く事業環境は一段と変化を速め、少子高齢化、社会の成熟化、価値観や働き方の多様化、生成AIの社会実装の進展、サステナビリティの重要性の高まり等により、当社がサービスを提供する顧客の多様性と個別性が一層拡がりを増しています。また、このような環境変化に伴い、従来の個別事業の枠組みのなかだけでは解決できない社会課題が生じてきています。 当社グループを取り巻く事業環境の変化や新たに生じる社会課題等に対応するための人材の継続的な確保や育成が不十分である場合には、当社グループの事業、財政状態および経営成績等は悪影響を受ける可能性があります。   当社グループが新しい価値を創造し続け、競争優位性を確保していくための原動力は人材であると考えております。そして、ダイバーシティ&インクルージョンの推進を重要な経営戦略の一つと位置付け、「ダイバーシティ&インクルージョン推進宣言」とその取り組み方針を策定し、グループ一体となって推進しています。 (2)当社グループの業務リスク リスク名称   リスク内容   対策 ①被災リスク   地震、風水害、感染症、富士山噴火等の自然災害および戦争、テロ等の人為的災害により、従業者が被災し業務に支障をきたすおそれがあるだけでなく、当社グループが保有・管理等をしている不動産の毀損または滅失等を招くおそれがあり、その場合、当社グループの事業継続や財政状態、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。    当社グループでは、災害時の安心・安全の確保に努めるとともに、災害が発生した場合には、その影響を最小限に抑え、生活や事業を継続できるよう防災に取り組むとともに、災害発生時の事業継続計画や行動計画等を策定し、当社グループにおける事業継続に関する取り組みを行っております。  各種災害に関し、事業継続計画(BCP)を策定し、非常時の指揮命令系統、事業継続のための任務分担、各任務の災害対応マニュアルを定め、災害の影響を最小限に抑える体制を整備しています。また、参集拠点として常設の災害対策本部室を用意し、年に複数回大規模地震災害を想定した「災害対応訓練」を実施し、事業継続計画(BCP)に定められている対応の確認(役職員の生命や安全の確保、指揮系統の確立、事業復旧等)を行っています。  その他、宿日直制度による24時間365日体制を整えるとともに、災害に強い施設づくりとしてBCP関連の投資や中圧ガスを活用した電気・熱供給事業、建物管理研修施設の「三井不動産総合技術アカデミー」を開校する等、様々な施策を実施しています。 ②システムリスク    当社グループでは、情報システムおよび制御システムにおけるシステム障害や、不正アクセス・ウイルス被害による情報漏洩等の不測の事態により、万一、当社のシステムが正常に利用できない場合や個人情報が外部へ漏洩した場合、当社グループの営業活動や業務処理の遅延、信用の失墜およびそれに伴う売上高の減少や損害賠償費用の発生等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。    セキュリティの確保はこれまで以上に重要性を増していくと考え、サイバー攻撃や情報漏洩に備えた環境整備のため、攻撃者視点での脆弱性チェックやウイルススキャン、異常な動きに対する検知システムの導入等を進めています。また、情報システムおよび制御システムにおいて計画的なセキュリティ診断・年次点検を実施し、標的型攻撃メール訓練等による役職員への啓発を行うとともにインターネット接続時における情報アクセスへの制限やログ管理、情報端末の紛失に備えた対策の強化、第三者によるシステム・セキュリティ診断を実施しています。  個人情報に関しては、関係する諸法令の遵守と適正な取扱いの確保に努めており、当社グループにおける情報の組織的管理とセキュリティレベルの維持向上を図る目的で「情報管理規則」「秘密情報取扱規程」を定め、定期的に役職員の教育・啓発を行っています。 ③コンプライアンスリスク    当社グループの主たる業務である宅地建物取引業に関して、顧客に対する重要事項説明の誤りや不実告知等の法令違反により当局から行政処分等を受ける場合があります。また、会社法、建築基準法、個人情報保護法等、当社グループが事業を行う上で関係する法令に違反した場合、当社グループの信用の失墜、罰金等が課されることにより、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。  また、当社グループでは、役職員の不正、業務上の過失等によるリスクが発生する可能性があります。当該リスクが顕在化した場合には、当社グループの信用の失墜及びそれに伴う売上高の減少や損害賠償費用の発生等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。    役職員が法令等を遵守し、より高い倫理観に従って行動するための基本的な事項を定める「三井不動産グループコンプライアンス方針」をはじめ、社内規程の制定と定期研修によるその周知徹底・啓発を推進しております。また、主要な法令に関しては、法令遵守のため研修やOJTによる周知徹底と法令遵守の定期的な自主点検を行っております。 ④品質リスク    当社グループが行う不動産開発事業において設計・施工等の不備が発生した場合、また、当社グループが賃貸・管理する施設において管理上の不備が発生した場合は、当社グループの信用の失墜、想定外の費用及び開発計画、運営計画の遅延が生じる等、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。    不動産開発事業においては、一定の信用力・技術力を有する第三者に建物の設計・施工業務等を発注し、その設計・施工における品質を確保するため、当社グループにて独自の品質基準を定め、設計・施工業務等の発注先による遵守徹底を図るとともに、発注者として施工状況の確認及び品質検査を実施しております。賃貸・管理する施設に関しては、業務内容に応じたマニュアルを策定の上、研修・OJTを通じて業務品質を確保しています。また、万一の不備や事故等に備え、損害保険を付保しております。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態及び経営成績の状況の概要は、以下のとおりであります。 ①財政状態および経営成績の状況 a.財政状態 ◆資産 当期末の総資産は、10兆1,034億円となり、前期末比で2,436億円増加しました。 主な増減としては、販売用不動産(仕掛販売用不動産、開発用土地、前渡金を含む)が1,023億円増加、投資有価証券が時価評価等により1,463億円増加した一方で、売却等により有形・無形固定資産が283億円減少しました。 なお、当期の設備投資額は2,463億円、減価償却費は1,509億円でした。 ◆負債 当期末の有利子負債(短期借入金、ノンリコース短期借入金、コマーシャル・ペーパー、1年内償還予定の社債、ノンリコース1年内償還予定の社債、社債、ノンリコース社債、長期借入金、ノンリコース長期借入金の合計額)は、4兆6,325億円となり、前期末比で2,164億円増加しました。 なお、資金調達の流動性補完を目的として、コミットメントラインを複数の金融機関との間で設定しており、未使用のコミットメントラインが円貨で4,000億円、外貨で8億米ドルあります。 また、当期末の流動比率(流動資産/流動負債)は、前期末の171%から上昇し176%となりました。 ◆純資産 当期末の純資産合計は、3兆3,848億円となり、前期末比で1,141億円の増加となりました。これは、利益剰余金が1,405億円、その他有価証券評価差額金が244億円増加した一方で、純資産の控除項目である自己株式が552億円増加したこと等によります。 当期末の自己資本比率は32.4%と前期末の31.9%から上昇し、D/Eレシオ(有利子負債/自己資本)は1.41倍と前期末の1.40倍から上昇しました。なお、1株当たり純資産額は、1,206.06円(前期末は1,135.07円)となりました。 b.経営成績 当社グループの連結業績につきましては、売上高は2兆7,097億円(前期比843億円増、3.2%増)、事業利益4,451億円(前期比464億円増、11.6%増)、経常利益3,133億円(前期比230億円増、7.9%増)となりました。これに特別利益として固定資産売却益517億円や投資有価証券売却益516億円を計上し、特別損失として減損損失197億円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は2,786億円(前期比298億円増、12.0%増)となりました。 報告セグメント別の業績は、次のとおりです。 各セグメントの売上高は、外部顧客に対する売上高を記載しており、特に記載のない場合、単位は百万円となっております。 ◆ 賃貸 当期 (2025.4.1~2026.3.31)   前期 (2024.4.1~2025.3.31)   増減 売上高   936,601   872,331   64,270 事業利益   177,011   176,429   581 国内外オフィスの売上高・事業利益の拡大等により、セグメント全体では642億円の増収、5億円の増益となりま した。 なお、当期末における当社の首都圏オフィス空室率(単体)は1.6%(第3四半期末の1.5%から0.1pt上昇)とな りました。 <売上高の内訳> 当期 (2025.4.1~2026.3.31)   前期 (2024.4.1~2025.3.31)   増減 オフィス   486,495   466,601   19,893 商業施設   334,919   299,100   35,818 その他   115,186   106,628   8,557 合計   936,601   872,331   64,270 ・貸付面積の状況(単位:千㎡) 当期末 (2026.3.31)   前期末 (2025.3.31)   増減 オフィス 所有   2,069   2,059   10 転貸   1,517   1,573   △56 商業施設 所有   2,248   2,005   243 転貸   800   708   92 ・期末空室率推移(%) 2026/3   2025/3   2024/3   2023/3   2022/3   2021/3   2020/3   2019/3 オフィス・商業施設(連結)   3.0   3.5   3.8   4.3   3.0   2.9   2.3   1.8 首都圏オフィス(単体)   1.6   1.3   2.2   3.8   3.2   3.1   1.9   1.7 地方オフィス(単体)   3.2   3.4   3.2   2.8   3.7   3.5   1.3   1.8 <当期における主要な新規・通期稼働物件> ・新規稼働物件(当期稼働物件) ららぽーと台北南港   台湾台北市   2025年3月開業   商業施設 ららぽーと安城   愛知県安城市   2025年4月開業   商業施設 ららテラス川口   埼玉県川口市   2025年5月開業   商業施設 三井アウトレットパーク 木更津(4期)   千葉県木更津市   2025年6月開業   商業施設 ららテラス北綾瀬   東京都足立区   2025年6月開業   商業施設 ららぽーとTOKYO-BAY 北館(建替え)1期   千葉県船橋市   2025年10月開業   商業施設 三井アウトレットパーク 岡崎   愛知県岡崎市   2025年11月開業   商業施設 表参道Grid Tower   東京都港区   2026年1月竣工   オフィス BASEGATE横浜関内   神奈川県横浜市   2026年3月開業   商業施設 ・通期稼働物件(前期稼働物件) パークウェルステイト幕張ベイパーク   千葉県千葉市   2024年9月開業   シニアレジデンス パークウェルステイト西麻布   東京都港区   2024年10月開業   シニアレジデンス パークウェルステイト湘南藤沢SST   神奈川県藤沢市   2024年10月開業   シニアレジデンス 三井アウトレットパーク 台湾林口 Ⅱ館   台湾新北市   2024年11月開業   商業施設 三井アウトレットパーク マリンピア神戸   兵庫県神戸市   2024年11月開業   商業施設 <単体の賃貸事業内訳> ・全体 当期 (2025.4.1~2026.3.31)   前期 (2024.4.1~2025.3.31) 売上高   781,623   732,733 粗利益   135,946   132,015 粗利益率(%)   17.4   18.0 ・オフィス・商業施設 オフィス   商業施設 首都圏   地方   合計   首都圏   地方   合計 売上高   332,172   24,505   356,678   186,831   110,293   297,125 貸付面積(千㎡)   2,551   276   2,827   1,560   1,060   2,620 棟数(棟)   93   21   114   75   31   106 空室率(%)   1.6   3.2   1.8   2.4   2.2   2.3 ◆ 分譲 当期 (2025.4.1~2026.3.31)   前期 (2024.4.1~2025.3.31)   増減 売上高   729,271   758,069   △28,798 事業利益   193,182   167,078   26,103 国内住宅分譲は、「三田ガーデンヒルズ」「パークシティ高田馬場」等の引渡しの進捗等により増収増益となりました。投資家向け・海外住宅分譲等は、販売用不動産および固定資産をトータルで捉え、資産回転を加速したことにより増益となりました。セグメント全体では287億円の減収、261億円の増益となりました。 なお、国内の新築マンション分譲の次期計上予定戸数2,350戸に対する契約進捗率は75%となりました。 <売上高・事業利益の内訳> 当期 (2025.4.1~2026.3.31)   前期 (2024.4.1~2025.3.31)   増減 国内住宅分譲 売上高   439,356   413,574   25,781 事業利益   112,005   96,431   15,573 投資家向け・海外住宅分譲等 売上高   289,915   344,495   △54,579 事業利益   81,177   70,647   10,530 売上高合計   729,271   758,069   △28,798 事業利益合計   193,182   167,078   26,103 <国内住宅分譲内訳> ・売上高等の内訳 当期 (2025.4.1~2026.3.31)   前期 (2024.4.1~2025.3.31)   増減 マンション   400,848   (2,747戸)   377,592   (3,693戸)   23,255   (△946戸) 首都圏   355,312   (2,173戸)   346,925   (3,182戸)   8,386   (△1,009戸) その他   45,536   (574戸)   30,667   (511戸)   14,868   (63戸) 戸建   38,507   (407戸)   35,981   (417戸)   2,526   (△10戸) 首都圏   37,319   (392戸)   33,908   (388戸)   3,411   (4戸) その他   1,187   (15戸)   2,072   (29戸)   △885   (△14戸) 売上高合計   439,356   (3,154戸)   413,574   (4,110戸)   25,781   (△956戸) ・契約状況 マンション   戸建   合計 期首契約済み   (戸) (A)   3,844   43   3,887 期中契約   (戸) (B)   2,604   466   3,070 計上戸数   (戸) (C)   2,747   407   3,154 期末契約済み   (戸) (A)+(B)-(C)   3,701   102   3,803 完成在庫   (戸)   36   10   46 新規発売   (戸)   2,641   458   3,099 (注)契約済み戸数、新規発売戸数には、次期以降に計上が予定されている戸数も含まれております。 ・期末完成在庫推移(戸) 2026/3   2025/3   2024/3   2023/3   2022/3   2021/3   2020/3   2019/3 マンション   36   32   24   55   82   150   128   141 戸建   10   22   22   0   7   17   58   30 合計   46   54   46   55   89   167   186   171 ・当期における主要な計上物件(国内住宅分譲) 三田ガーデンヒルズ   東京都港区   マンション パークシティ高田馬場   東京都新宿区   マンション パークコート ザ・三番町ハウス   東京都千代田区   マンション HARUMI FLAG SKY DUO(タワー棟)   東京都中央区   マンション 幕張ベイパーク ライズゲートタワー   千葉県千葉市   マンション ・当期における主要な計上物件(投資家向け分譲・海外住宅分譲) (旧)日比谷U-1ビル   東京都千代田区   土地 大手町建物名古屋駅前ビル   愛知県名古屋市   オフィス 日本橋本町M-SQUARE   東京都中央区   オフィス 豊洲ベイサイドクロスタワー   東京都江東区   オフィス ダイバーシティ東京 プラザ   東京都江東区   商業施設 Cortland   米国ニューヨーク市   マンション ◆ マネジメント 当期 (2025.4.1~2026.3.31)   前期 (2024.4.1~2025.3.31)   増減 売上高   511,470   486,291   25,178 事業利益   80,891   71,642   9,249 プロパティマネジメントは、カーシェア事業における売上高増加や施設売上の拡大によるマネジメントフィー増加等の影響により増収増益となりました。仲介・アセットマネジメント等は、プロジェクトマネジメントフィーの増加等により増収増益となりました。 セグメント全体では、251億円の増収、92億円の増益となりました。 <売上高・事業利益の内訳> 当期 (2025.4.1~2026.3.31)   前期 (2024.4.1~2025.3.31)   増減 プロパティマネジメント 売上高(※1)   376,330   361,400   14,930 事業利益   44,334   38,464   5,869 仲介・アセットマネジメント等 売上高   135,139   124,891   10,248 事業利益   36,557   33,177   3,379 売上高合計   511,470   486,291   25,178 事業利益合計   80,891   71,642   9,249 ※1 当期末のリパーク(貸し駐車場)管理台数の状況 リパーク管理台数:252,857台(前期末:247,740台) ・三井不動産リアルティの仲介事業の状況(仲介・アセットマネジメント等に含む) 当期 (2025.4.1~2026.3.31)   前期 (2024.4.1~2025.3.31)   増減 取扱高   件数   取扱高   件数   取扱高   件数 仲介   2,287,966   (36,220件)   2,218,842   (38,103件)   69,124   (△1,883件) ・三井不動産レジデンシャルの販売受託事業の状況(仲介・アセットマネジメント等に含む) 当期 (2025.4.1~2026.3.31)   前期 (2024.4.1~2025.3.31)   増減 取扱高   件数   取扱高   件数   取扱高   件数 販売受託   85,216   (729件)   116,045   (1,056件)   △30,829   (△327件) ◆ 施設営業 当期 (2025.4.1~2026.3.31)   前期 (2024.4.1~2025.3.31)   増減 売上高   244,146   224,054   20,091 事業利益   46,345   38,610   7,734 ホテル・リゾートのADR・稼働率上昇や、東京ドームにおける使用料の増額改定等により、セグメント全体では、200億円の増収、77億円の増益となりました。 <売上高の内訳> 当期 (2025.4.1~2026.3.31)   前期 (2024.4.1~2025.3.31)   増減 ホテル・リゾート   177,584   162,105   15,479 スポーツ・エンターテインメント   66,561   61,948   4,612 合計   244,146   224,054   20,091 ・ホテル稼働率 当期 (2025.4.1~2026.3.31)   前期 (2024.4.1~2025.3.31)   増減 宿泊主体型ホテル   85%   82%   3pt <当期における主要な新規・通期稼働物件> ・新規稼働物件(当期稼働物件) 該当なし ・通期稼働物件(前期稼働物件) LaLa arena TOKYO-BAY   千葉県船橋市   2024年5月開業   アリーナ 三井ガーデンホテル京都三条プレミア   京都府京都市   2024年7月開業   ホテル 三井ガーデンホテル銀座築地   東京都中央区   2024年9月開業   ホテル ◆ その他 当期 (2025.4.1~2026.3.31)   前期 (2024.4.1~2025.3.31)   増減 売上高   288,257   284,616   3,641 事業利益   10,178   6,569   3,609 <売上高の内訳> 当期 (2025.4.1~2026.3.31)   前期 (2024.4.1~2025.3.31)   増減 新築請負・リフォーム等   247,300   244,370   2,930 その他   40,956   40,245   711 合計   288,257   284,616   3,641 ・受注工事高内訳 当期 (2025.4.1~2026.3.31)   前期 (2024.4.1~2025.3.31)   増減 新築請負   131,294   138,680   △7,385 ②キャッシュ・フローの状況 当期末における現金及び現金同等物の残高は、前期末比で809億円減少し、823億円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次の通りです。 ◆営業活動によるキャッシュ・フロー 当期は、営業活動により1,452億円の増加となりました。これは、税金等調整前当期純利益3,970億円や減価償却費1,509億円等によるものです。一方で、販売用不動産の取得・売却によるキャッシュ・フローは、取得による支出が売却による回収を上回り、1,510億円の減少となっています。また、法人税等の支払額又は還付額1,267億円等による減少がありました。 ◆投資活動によるキャッシュ・フロー 当期は、投資活動により1,790億円の減少となりました。これは、有形及び無形固定資産の取得による支出2,364億円、投資有価証券の取得による支出1,277億円等によるものです。一方で、有形及び無形固定資産の売却による収入1,353億円、投資有価証券の売却による収入730億円等による増加がありました。 ◆財務活動によるキャッシュ・フロー 当期は、配当金の支払や借入金の返済等により、財務活動によるキャッシュ・フローは591億円の減少となりました。 ③生産、受注および販売の状況 生産、受注および販売の状況については、「①財政状態および経営成績の状況」における報告セグメント別の業績に関連付けて示しています。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、以下の通りです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 当社グループの連結業績につきましては、売上高は2兆7,097億円(前期比843億円増、3.2%増)、事業利益4,451億円(前期比464億円増、11.6%増)、経常利益3,133億円(前期比230億円増、7.9%増)となりました。これに特別利益として固定資産売却益517億円や投資有価証券売却益516億円を計上し、特別損失として減損損失197億円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は2,786億円(前期比298億円増、12.0%増)となりました。また、当連結会計年度末の総資産は10兆1,034億円となり、有利子負債残高は4兆6,325億円となりました。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度のわが国経済は、雇用や所得環境の改善が継続的に進み、企業の設備投資も堅調に推移する中で、物価上昇の影響を受けつつも、個人消費の底堅さに支えられ、総じて緩やかな回復基調を維持しました。一方で、米国の通商政策に加え、ウクライナや中東・イラン情勢等による地政学的リスク、資源価格や金融資本市場の変動など、不確実性が高い状況が続く中で、これらが世界経済や国際金融資本市場に与える影響を今後最大限注視する必要があります。 このような事業環境において、当社グループは、グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」(2024年4月策定)のもと、各種事業を推進してまいりました。 オフィス賃貸事業については、立地・利便性・高い管理品質を兼ね備えた競争力の高い物件ポートフォリオに加え、テナント企業に寄り添ったソリューション提案や多様な働き方をサポートするソフトサービスの提供をご評価いただき、低い空室率を維持し、堅調に推移しました。また、表参道・青山エリアの新たなランドマークとなるミクストユース型施設「表参道Grid Tower」(東京都港区)の竣工や、国内初のNearly ZEB 木造賃貸オフィスビルとなる「(仮称)日本橋本町一丁目5番街区計画」(東京都中央区)の着工等、様々な計画を推進してまいりました。 商業施設賃貸事業については、「三井アウトレットパーク 岡崎」(愛知県岡崎市)等6物件の開業およびM&Aによる「トレッサ横浜」(神奈川県横浜市)等の取得によって、ポートフォリオが拡大いたしました。当社施設全体の売上はスポーツ・エンターテインメントを活かした施策による来館価値の向上や会員プログラムの拡充等により、1年を通して好調に推移しました。また、2024年に竣工した「LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)」(千葉県船橋市)が順調に稼働するとともに、「新秩父宮ラグビー場(仮称)整備・運営等事業」(東京都新宿区)・「(仮称)名古屋アリーナ」(愛知県名古屋市)を着工し、新たなアセットクラスであるアリーナ事業が着実に進捗しております。 住宅分譲事業については、顧客ニーズの多様化を的確に捉え、「HARUMI FLAG SKY DUO」(東京都中央区)、「パークシティ高田馬場」(東京都新宿区)、「幕張ベイパーク ライズゲートタワー」(千葉県千葉市)等を今年度新たに売上計上するとともに、「三田ガーデンヒルズ」(東京都港区)等を昨年度に引き続き計上いたしました。 物流施設賃貸事業については、引き続きEC事業拡大等による物流施設需要の高まりや顧客企業の物流拠点集約ニーズ等を的確に捉え、「三井不動産ロジスティクスパークつくばみらい」(茨城県つくばみらい市)等5物件を竣工し、事業規模を着実に拡大いたしました。 ホテル施設運営事業については、国際情勢によりホテルマーケットの変調が懸念されましたが、当社グループは上質な滞在体験の提供を通じた滞在価値の最大化を図ることで、インバウンド需要を的確に取り込み、多くのホテルで過去最高の業績を達成いたしました。また、「三井ガーデンホテル札幌」(北海道札幌市)、「三井ガーデンホテル仙台」(宮城県仙台市)、「はいむるぶし」(沖縄県八重山郡)をリニューアル開業いたしました。 これらの様々な施策を通じて、売上高、営業利益、事業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のすべてにおいて、期中に公表した連結業績予想を上回る結果となりました。 c.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、2024年4月にグループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」を策定し、2026年度に向けて、EPS成長率は+8%/年以上、ROEは8.5%以上、総還元性向は毎期50%以上、事業利益は4,400億円以上、親会社株主に帰属する当期純利益は2,700億円以上を達成することを主な目標指標としております。また、2030年度前後には、EPS成長率は+8%/年以上、ROEは10%以上を達成することを目標指標としております。なお、EPS成長率につきましては、2024年2月9日に公表済みの2024年3月期連結業績予想における、1株当たり当期純利益235.60円(2024年4月1日付の株式分割後基準では78.53円)を起点とした、年平均成長率として定義しております。 当連結会計年度におけるEPS成長率は+13.4%/年、ROEは8.7%、総還元性向は54.9%(予定)、事業利益は4,451億円、親会社株主に帰属する当期純利益は2,786億円となり、2026年度の定量目標のうち、利益目標である事業利益・親会社株主に帰属する当期純利益およびROE目標は1年前倒し達成をしております。 当社グループの連結業績につきましては、売上高は2兆7,097億円となり、通期業績予想2兆7,000億円に比べて97億円上回り(0.4%増)、事業利益は4,451億円となり、通期業績予想4,400億円に比べて51億円上回り(1.2%増)、経常利益は3,133億円となり、通期業績予想3,050億円に比べて83億円上回り(2.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,786億円となり、通期業績予想2,700億円に比べて86億円上回りました(3.1%増)。 報告セグメントごとの連結業績に関する通期業績予想比については次のとおりです。 賃貸セグメントにおいては、事業利益は1,770億円となり、通期業績予想1,750億円よりも20億円の増益となりました。 分譲セグメントにおいては、国内住宅分譲および投資家向け・海外住宅分譲等の事業利益はともに概ね想定通りとなりました。セグメント全体では事業利益は1,931億円となり、通期業績予想1,950億円よりも△18億円の減益となりました。 マネジメントセグメントにおいては、事業利益は808億円となり、通期業績予想850億円よりも△41億円の減益となりました。 施設営業セグメントにおいては、事業利益は463億円となり、通期業績予想450億円よりも13億円の増益となりました。 その他セグメントにおいては、連結子会社のその他事業や国内の持分法適用関連会社において想定以上の収益を計上したことにより、事業利益は101億円となり、通期業績予想50億円よりも51億円の増益となりました。 <連結セグメント別業績(通期予想比)> 当期 (2025.4.1~2026.3.31)   2026年3月期通期業績予想 (2025.4.1~2026.3.31)   増減 売上高   事業利益   売上高   事業利益   売上高   事業利益 賃貸   936,601   177,011   940,000   175,000   △3,398   2,011 分譲   729,271   193,182   710,000   195,000   19,271   △1,817 マネジメント   511,470   80,891   500,000   85,000   11,470   △4,108 施設営業   244,146   46,345   240,000   45,000   4,146   1,345 その他   288,257   10,178   310,000   5,000   △21,742   5,178 消去又は全社   -   △62,488   -   △65,000   -   2,511 合計   2,709,747   445,120   2,700,000   440,000   9,747   5,120 (注)2026年2月6日公表時の通期業績予想となります。 当連結会計年度の当社グループの経営資源の配分・投入につきましては、有形・無形固定資産について、設備投資2,463億円、減価償却費1,509億円となり、販売用不動産について、新規投資6,444億円、原価回収5,203億円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの主要な資金需要は、国内のビル賃貸事業や商業施設賃貸事業等における新規投資や、販売用不動産の取得、および海外事業の拡大に伴う開発資金等であります。これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローのほか、金融機関からの借入や社債およびコマーシャル・ペーパーの発行による資金調達等にて対応していくこととしております。また、手元の運転資金につきましては、当社及び一部の連結子会社においてキャッシュ・マネジメント・システムを導入することにより、資金効率の向上を図っております。 当連結会計年度においては、「ららぽーと安城」、「ららぽーとTOKYO-BAY 北館(建替え)1期」への投資等、投資活動により1,790億円キャッシュ・フローが減少しました。また、配当金の支払や借入金の返済等の財務活動により591億円キャッシュ・フローが減少しましたが、営業活動によるキャッシュ・フロー1,452億円で充当し、現金及び現金同等物の期末残高が823億円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因につきましては、前記「(1)経営成績等の状況の概要/②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 翌連結会計年度においては、新規・既存物件への投資等が計画されておりますが、営業活動によるキャッシュ・フローのほか、借入金の調達等の財務活動によるキャッシュ・フローで対応していく予定です。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。当社グループの連結財務諸表で採用する会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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