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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

ピープル

People Co., Ltd.7865 · Standard · その他製品

幼児玩具の企画・開発・販売に特化したメーカー。製造はすべて委託し、多様なカテゴリーの玩具を展開。

概要

ピープル株式会社は、乳幼児向け玩具の企画・開発・販売を専門とする企業である。1977年に訪問販売商社として創業し、1982年に玩具事業へ転換。「ピタゴラス」「やりたい放題」などのロングセラーで知られる。2026年1月期の売上高は16億13百万円、営業損失1億74百万円。少子化の中、2025年5月に新シリーズ「1curiosity」を投入し、中長期的な成長を目指す。

玩具メーカーとしての事業構造

当社は玩具及び乗り物類の企画・販売を単一セグメントで展開する。製造はすべて委託生産により行い、固定費の変動リスクを低減している。商品カテゴリーは乳児・知育・構成玩具、メイキングトイ、その他(遊具・乗り物・育児等)、海外販売・ロイヤリティ収入の4区分。2026年1月期の売上構成比は、乳児・知育・構成玩具が86.3%を占める。

縮小する既存事業と新事業への転換

2022年より「子どもの好奇心がはじける瞬間をつくる」というパーパスを掲げ、事業構造の転換を進める。2023年10月には自転車事業を譲渡、同年11月には長年販売した「ぽぽちゃん」シリーズの製造を終了。2025年3月にはバンダイナムコホールディングスとの資本業務提携を解消。収益性の低い分野を整理し、好奇心を軸とした新シリーズ群へ経営資源を集中している。

国内縮小・海外開拓の局面

2026年1月期の国内販売売上高は前期比14.8%減、海外販売売上高は23.9%減となった。米国取引先との契約変更が影響した一方、英国ECでの「1curiosity」販売やアジア(台湾・タイ)での既存シリーズ販売は底堅い。海外売上高の比率は約10.4%である。2026年から2028年の中計では既存主力3シリーズ(ピタゴラス、ベビーキュリオシティ、やりたい放題)で黒字化を目指す。

財務状況と経営指標

2026年1月期末の資産合計は18億10百万円、純資産合計は16億80百万円。自己資本比率は約92.8%と高いが、営業損失が続く。ROEを経営指標とし、毎期10%以上を目標とするが、当期は純損失によりマイナス。キャッシュ・フローは営業活動で1億56百万円の支出、投資有価証券売却で1億73百万円の収入、自己株式取得で3億4百万円の支出。現金同等物は11億54百万円。

業界の中での役割は玩具業界のメーカーとして、幼児向けの知育玩具や遊具を提供。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
16億円
営業利益
-2億円
営業利益率
-12.5%
純利益
-1億円
2026/1 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/1
事業売上構成比利益利益率
乳児・知育・構成玩具14億円87.5%
海外販売・ロイヤリティ収入2億円12.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01幼児玩具主力

幼児向け玩具の企画・開発・販売を主要業務とし、乳児・知育・構成玩具、メイキングトイ、遊具・乗り物・育児用品などを取り扱う。製造は委託生産により行い、品質管理に注力。

主な製品・サービス3
乳児・知育・構成玩具
乳児向けの音の出る玩具や、積み木など手指を使う構成玩具。発達段階に合わせた知育効果を提供。
メイキングトイ
粘土や工作など、子どもが自分で作ることを楽しむ玩具。創造性を育む。
遊具・乗り物・育児用品
室内用遊具や三輪車などの乗り物、ベビー用品など。育児をサポートする製品。

製品と技術

磁石で組み立てる「ピタゴラス」シリーズ

1992年発売のマグネットつみき。三角形や四角形のパネルに磁石が内蔵され、平面から立体まで自由に組み立てられる。長期にわたり保育施設や家庭で使用される定番商品。2015年には小学生向け「小学生ピタゴラス」を投入し、対象年齢を拡大。2026年1月期においても乳児・知育・構成玩具カテゴリーの売上を牽引する基幹シリーズである。

「やりたい放題」シリーズの進化

1985年に発売された「いたずら1歳やりたい放題」を祖とするシリーズ。子どもの好奇心を遊びに変換するしかけが特徴で、2001年には「やりたい放題 ビッグ版」を発売。繰り返し遊べる仕掛けが支持され、30年以上販売が継続している。2025年5月発売の「1curiosity」シリーズも、この「やりたい放題」のDNAを受け継ぐ新ブランドとして位置づけられる。

新ブランド「1curiosity」と「Baby curiosity」

2025年5月に好奇心事業の第一弾として「1curiosity(ワンキュリオシティ)」シリーズを発売。玩具単体の価値ではなく、遊びの過程での発見や試行錯誤を重視した設計が特徴。英国のアワードを複数受賞。2026年以降は第二弾「Baby curiosity(ベビーキュリオシティ)」を14商品投入予定。購入者に価値が伝わりやすく、販売拡大を見込む。両シリーズにより顧客基盤を拡大し、中長期のブランド価値向上を狙う。

終了した「ぽぽちゃん」と自転車事業

1996年発売の「たんぽぽのぽぽちゃん」は日本人の子どもを理想化した人形で、女児向け定番商品だったが、2023年11月に製造終了。2023年10月には自転車事業を譲渡した。これらは事業構造改革の一環であり、収益性や将来性の観点から整理対象となった。当社は今後、好奇心を軸とした新シリーズ群にリソースを集中する方針である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

玩具・育児用品の小規模ニッチ企業

ピープルは知育玩具やベビー用品を手掛ける小規模メーカー。売上は約54億円から減少傾向で、直近は赤字。同業の浅香工業やドリームベッドと同様に業界内で小規模だが、業績悪化が顕著。三井松島HDのような資源関連とはかけ離れたセクター。ライバル企業との差別化は難しく、市場ニッチでの生き残りを模索。

強み

  • 「ピタゴラス」など特許取得製品があり、模倣困難な強み。
  • 安全・知育を重視し、口コミで支持を獲得している。
  • 少人数組織で意思決定が早く、柔軟な商品開発が可能。
  • 10年以上続く定番品が売上を支え、安定したブランド力を持つ。

課題

  • 直近3期で売上半減し、事業縮小が続いている。
  • 営業赤字に陥り、固定費削減や粗利率改善が急務。
  • 大手玩具メーカーや低価格品との競争にさらされ、独自性維持が困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字がピープル

時価総額で並べると、掲載10社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
17997くろがね工作所20億円4.4倍
2168Aイタミアート16億円10.4倍
37946光陽社16億円11.7倍
47887南海プライウッド16億円4.2倍
57865ピープル15億円
67837アールシーコア15億円
77815東京ボード工業13億円
87901マツモト10億円6.2倍
97831ウイルコホールディングス10億円
107851カワセコンピュータサプライ10億円9.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

訪問販売商社として創業した1977年

1977年10月、資本金100万円で株式会社尼崎を設立。訪問販売の専門商社として事業を開始した。1980年11月にピープル株式会社と改称、資本金を400万円に増資。しかし1982年2月に訪販業務を停止し、玩具商品第1弾「わんぱくハウス」を発売。同年7月には第2弾「わんぱくジム」を発売し、玩具事業の基礎を築いた。

「やりたい放題」と「ピタゴラス」のヒット

1985年9月、放題シリーズ第1弾「いたずら1歳やりたい放題」を発売。以降、子どもの好奇心を引き出すシリーズとして成長。1992年4月にはマグネットつみき「ピタゴラス」シリーズを発売。磁石で組み立てるブロックは長期ヒット商品となり、現在も主力の一つである。1996年4月には日本人の子どもを理想化した人形「たんぽぽのぽぽちゃん」を発売し、女児玩具分野も開拓。

株式公開とバンダイとの提携

1997年9月に商号をPeople株式会社(のちにピープル株式会社)に変更。1998年4月に日本証券業協会に株式を店頭登録(JASDAQスタンダード)。2005年7月には株式会社バンダイと資本業務提携を締結し、販売チャネルの拡大を図った。提携先は後日バンダイナムコホールディングスに移行。2003年には委員会等設置会社へ移行し、ガバナンス体制を強化。

純国産玩具と海外委託の開始

2010年10月、国産の「お米のつみき」を発売。安全素材へのこだわりを示す。2014年10月にはベトナムでの製造委託を開始し、コスト競争力の向上を図った。2015年7月には小学生向け「小学生ピタゴラス」を発売し、ターゲットを拡大。2016年11月にはトイキッズファニチャー「Teddy Hug」を発売し、家具分野にも進出した。

構造改革の推進と新シリーズ投入

2019年から事業構造改革を本格化。2020年2月のベビーバス「ラッコハグ」発売や「すみっこぐらし」とのコラボなど新機軸を模索。2022年4月の市場区分再編でスタンダード市場へ移行。2023年10月に自転車事業を譲渡、11月に「ぽぽちゃん」製造終了。2025年3月にバンダイナムコとの提携解消。同年5月、好奇心事業の第一弾「1curiosity」シリーズを発売。

減収と赤字が続く直近の業績

2023年1月期に売上高74億円のピークを記録した後、2024年1月期は54億円、2025年1月期は19億円、2026年1月期は16億円へ急減。営業損益も2024年1月期から赤字に転落し、2026年1月期は1億74百万円の営業損失。2025年1月期には投資有価証券売却益1億84百万円を特別利益に計上したが、減損損失64百万円も発生。当期純損失は61百万円。

年表33件を開く

1970年代

  • 1977年10月創業訪問販売の専門商社として、株式会社尼崎を資本金100万円で設立。

1980年代

  • 1980年11月ピープル株式会社と改称、資本金400万円に増資。
  • 1982年2月訪販業務を止め、玩具商品第1弾「わんぱくハウス」を発売。
  • 1982年7月玩具商品第2弾「わんぱくジム」発売。玩具事業の基礎を確立。また業容拡大に伴い本店を東京都台東区浅草橋5丁目に移転。
  • 1985年9月放題シリーズ商品第1弾「いたずら1歳やりたい放題」発売。
  • 1988年10月業容拡大に伴い本店を東京都台東区浅草橋3丁目に移転。

1990年代

  • 1992年4月マグネットつみき「ピタゴラス」シリーズ発売。
  • 1996年4月日本人の子どものかわいらしさを理想化した、新しい人形「たんぽぽのぽぽちゃん」を発売。
  • 1996年7月業容拡大に伴い本店を東京都中央区東日本橋2丁目に移転。
  • 1997年9月商号変更商号をPeople株式会社に変更。
  • 1998年4月日本証券業協会に株式を店頭登録(東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)(事業年度末現在))
  • 1999年11月額面普通株式1株を1.5株に分割し、発行済株式総数4,500千株となる。

2000年代

  • 2000年7月商号変更1単位(単元)の株式数を1,000株から500株に変更。
  • 2001年3月安心と使いやすさのノンキャラ良品トゥモローベビーシリーズ商品を発売。
  • 2001年7月「やりたい放題 ビッグ版」を発売。
  • 2001年11月「いきなり自転車」シリーズを発売。
  • 2003年4月商号変更商号をピープル株式会社に変更。
  • 2003年4月委員会等設置会社(現指名委員会等設置会社)へ移行。
  • 2005年7月株式会社バンダイと資本業務提携(のちに提携先は株式会社バンダイナムコホールディングスへ移行)。
  • 2006年3月業界初のチェーン駆動式の三輪車を発売。

2010年代

  • 2010年10月純国産「お米のつみき」を発売。
  • 2014年3月商号変更1単位(単元)の株式数を500株から100株に変更。
  • 2014年10月ベトナムでの製造委託を開始。
  • 2015年7月知育玩具を卒業した小学生をターゲットにした「小学生ピタゴラス」を発売。
  • 2016年11月トイキッズファニチャー「Teddy Hug」を発売。
  • 2019年8月南魚沼市でのお米の収穫イベントにおいて南魚沼市市長へ「お米のおもちゃ」を贈呈。

2020年代

  • 2020年6月ベビーバス「ラッコハグ」を発売。
  • 2020年10月女児玩具のDIYトイ「ねじハピ」にキャラクター“すみっこぐらし”のシリーズを発売。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分再編に伴い、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。
  • 2023年10月ピープル自転車事業譲渡。
  • 2023年11月お人形「ぽぽちゃん」シリーズ製造終了。
  • 2025年3月株式会社バンダイナムコホールディングスとの資本業務提携契約を解消
  • 2025年5月「1curiosity」シリーズを発売。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/1期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE毎期まで10%以上
  • 1curiosity取扱店舗数2027年1月期まで前期比2倍以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ROE経営への転換

    短期の営業利益率目標を廃止し、中長期的な企業価値向上と持続的成長のため、ROE(自己資本利益率)を経営指標とする。自己資本を積極活用し質の高い収益体質を目指す。

  2. 02

    好奇心を軸とした新シリーズ展開

    パーパス「子どもの好奇心」に基づき、新シリーズ「1curiosity」と「Baby curiosity」を投入。特に「Baby curiosity」で顧客基盤を拡大し、「1curiosity」への理解とリピートに繋げる循環を形成する。

  3. 03

    主力3シリーズによる黒字化

    2026年~2028年の中期計画で、既存主力シリーズ「ピタゴラス」「Baby curiosity」「やりたい放題」の三本柱により黒字化を確実なものとし、収益創出フェーズへ移行する。

  4. 04

    長期ブランド価値向上

    2029年以降はブランド完成度を高める成長フェーズへ進み、好奇心を中心概念とした独自カテゴリーの確立を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で40人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は600万円で、9期前と比べて+10.7%平均年齢は42.0歳、平均勤続年数は14.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年1月41
2018年1月45
2019年1月46
2020年1月54236.010.049
2021年1月60137.010.048
2022年1月58837.010.055
2023年1月52537.010.054
2024年1月58239.012.051
2025年1月64340.013.0450
2026年1月60042.014.040−500

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年1月期・提出会社(単体)
女性管理職比率86.7%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)112.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都中央区0百万円
製造委託先 — 国内外の製造工場0百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年1月期の売上高は16億円営業利益-2億円前期と比べると減収で、売上が-15.8%。

売上高
-15.8%
16億円
営業利益
-2億円
純利益
-1億円
営業利益率
-12.5%
前期比 -12.5%pt

四半期の推移

10期分

直近は2027年2Qで、売上は6億円、営業利益は−1億円。前年の2026年2Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q1000.00
2024年2Q1417.11
2024年3Q20315.02
2024年4Q100
2025年1Q4−1−25.0−1
2025年2Q300.0−1
2025年4Q1218.31
2026年2Q6−2−33.30
2026年4Q1000.0−1
2027年2Q6−1−16.7−2

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年1月期からの14期で、売上は29億円から16億円へ55%に減った。直近期の営業利益率は-12.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年1月2921
1単位(単元)の株式数を500株から100株に変更。
2014年1月3321
2015年1月3532
2016年1月4764
2017年1月4754
2018年1月4353
2019年1月4143
2020年1月3732
2021年1月4553
2022年1月5553
2023年1月7454
2024年1月5443
2025年1月19000.0−1
2026年1月16−2−2−12.5−1

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年1月期

売上高16億円のうち、営業利益として残るのは-2億円-12.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-6.3%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金56.3%9億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金56.3%9億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-12.5%-2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
43.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比18.0pt
-12.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比10.5pt
-6.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-5.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-23.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年1月期は営業CFが−2億円、投資CFが2億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは資産取り崩し型にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面期末の手元現金は12億円で、売上の9.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年1月1−1−2014
2014年1月00−1013
2015年1月3−1−1214
2016年1月4−1−2315
2017年1月6−1−4515
2018年1月40−4415
2019年1月4−1−3316
2020年1月2−1−3114
2021年1月3−1−2214
2022年1月3−1−3213
2023年1月5−1−3413
2024年1月80−3818
2025年1月−1−1−2−214
2026年1月−22−3012

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年1月期の総資産は18億円。このうち返さなくてよい自己資本が17億円で、自己資本比率は92.8%(業種中央値59.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年1月2218481.1
2014年1月2219385.4
2015年1月2520581.9
2016年1月2721677.2
2017年1月2821776.8
2018年1月2421384.7
2019年1月2521484.8
2020年1月2420483.8
2021年1月2722583.9
2022年1月2823583.0
2023年1月3023777.3
2024年1月2824486.5
2025年1月2321292.5
2026年1月1817192.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年1月期の内訳単体ベース
現金及び預金
12億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
16億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
50
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率104社中3位あたり、逆に低いのは売上成長率104社中102位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-12.5%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
92.8%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-15.8%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
14.2%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥338で、1年前と比べて-37.4%過去52週の値幅のなかでは5%の位置にある。

¥338-8.6%1ヶ月+0.0%1年-37.4%時価総額15億円
過去52週の値幅
安値¥328高値¥548

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR0.66倍
配当利回り14.20%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で-2.6%下落。株価は25日線(339円)を-1.4%下回り、75日線(376円)・200日線(416円)も下回る。52週高値(576円)から-42.0%、安値(331円)から+0.9%と52週安値接近。RSI47.4でやや弱い。出来高は低調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PBRは0.65倍と同業界平均1.35倍を下回り割安。配当利回りは17.80%と非常に高いが、業績悪化で減配リスクが懸念される。ROE13.2%は良好だが、赤字転落見込みで将来性に不安。割安だが業績悪化でリスク大。

指標この会社業種平均
PBR0.66倍1.38倍
ROE13.2%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

少子化による国内市場の縮小が続く中、同社の玩具事業は減収基調にある。強気派は、独自の知育玩具ブランドや海外展開による新市場開拓、コスト削減による収益改善を期待する。弱気派は、市場縮小のトレンドに抗えず、収益基盤が脆弱で、新規事業も不透明とみる。今後のターゲット層開拓や海外展開の具体性が焦点。

プラスに働く材料7
  • 独自商品のブランド力

    知育玩具でのユニークな企画力が一部で支持される

  • 海外市場への期待

    国内縮小を補う海外販路拡大の可能性

  • コスト削減効果

    固定費削減で赤字幅縮小の余地

  • PBR0.65倍の解散価値割れ不定影響

    時価総額15億円、純資産23億円、1株純資産505円

  • 高配当利回り17.8%で下支え継続影響

    年間配当56円、利回り17.8%、減配リスクはある

  • 業績底入れの可能性2027年〜2028年影響

    売上16億円でほぼ底、構造改革進めば回復余地

  • 空売り比率低下で買い戻し不定影響

    信用売り残高減少でショートカバー期待

マイナスに働く材料7
  • 少子化による市場縮小

    国内出生数減少で玩具需要が構造的に減少

  • 収益基盤の脆弱さ

    売上20億円未満、営業赤字転落のリスク

  • 新規展開の不透明感

    海外や新ターゲットへの具体的成果が見えない

  • 売上高65%減の大幅減収通年影響

    前期比売上35億円減、2026年1月期も16億円に減少

  • 営業損失2億円の赤字拡大2026/1期影響

    営業利益0→▲2億円、売上高営業損失率12.5%

  • 高配当維持困難、減配リスク次回決算影響

    当期利益▲1億円で配当56円、配当性向過剰

  • 債務超過懸念の台頭2027年〜2028年影響

    自己資本23億円、年間2億円損失なら10年で枯渇

次の決算で確かめる点
売上高
減収傾向の継続が事業基盤の縮小を示す
営業利益率
黒字化への道筋を判断する重要指標
海外売上比率
海外展開の進捗を測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり48で、前期から17.2%いまの株価に対する利回りは14.20%。

年間配当
¥48
1株あたり
配当利回り
14.20%
いまの株価に対して
配当性向
67.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年1月8297.2
2018年1月65−20.795.7
2019年1月62−4.694.1
2020年1月38−38.775.5
2021年1月6057.979.8
2022年1月7830.099.3
2023年1月58−25.671.3
2024年1月48−17.267.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥48

株主

有価証券報告書より

2026年1月期末の株主数は延べ3,846人。区分でいちばん多いのは個人・その他81.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が7.8%を占め、残る92.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年1月%2022年1月%2023年1月%2024年1月%2025年1月%2026年1月%
個人・その他66.368.372.869.768.081.2
自己株式1.41.41.41.41.413.8
証券会社3.51.50.82.34.18.4
事業法人22.423.122.722.922.45.7
外国法人2.02.11.42.93.32.5
金融機関5.84.92.32.12.22.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01桐渕真人6.77
02萩原雄二4.48
03株式会社バンダイナムコホールディングス3.38
04株式会社SBI証券3.22
05阪田和弘2.80
06楽天証券株式会社2.45
07桐渕千鶴子2.25
08株式会社三菱UFJ銀行2.10
09齊藤昌志1.83
10桐渕英人1.82

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−174%、1株純資産は14期で+6%。直近期のROEは13.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年1月214155.030.194.2
2014年1月284286.621.697.2
2015年1月4646110.419.199.8
2016年1月9048119.125.699.8
2017年1月8448517.424.697.2
2018年1月7047214.725.895.7
2019年1月6547513.820.794.1
2020年1月5146810.823.775.5
2021年1月7651315.515.379.8
2022年1月7952815.112.899.3
2023年1月8153215.314.071.3
2024年1月7254813.213.967.1
2025年1月−16487
2026年1月−16439

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/1期の役員報酬は総額65百万円。

氏名役職年齢
桐渕真人取締役47
森本美成社外取締役78
伊藤拓社外取締役51
藤本明徳社外取締役72
取締役計取締役計
小田桐裕子50
中北かとり55
飛田留美子68
山下隆社外取締役70

役員報酬の内訳2026/1

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
執行役4525414
社外取締役311114

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/1期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容168字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、幼児玩具の企画・開発及び販売を主要業務としています。商品の製造についてはすべて委託生産を行い、閑散期の稼働率の低下によるロスを回避しています。商品カテゴリーとしては、乳児・知育・構成玩具、メイキングトイ、その他(遊具・乗り物・育児等)、海外販売・ロイヤリティ収入があります。 事業系統図は次の通りであります。
経営方針・対処すべき課題1,461字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものです。 (1)会社の経営の基本方針及び目標とする経営指標等 <パーパス> ― 子どもの好奇心が、はじける瞬間をつくりたい!― ・私達の目は、子どもの関心を見逃さないために ・耳は、子どもの本音をじっくり聴くために ・頭は、子どもの表にでない欲求を探るために ・手足は、子どもの好奇心がはじける瞬間を実現するために ・心は、子どもの未来を想像するために 先の予測が難しい環境においては、柔軟に行動変容する事が大切と考えています。先の行動をお約束するのではなく、このパーパスに沿って行動する日々の様子を紹介していく場を設け、企業変革へ向かう様子をありのままに発信する「ピートラ(ピープルトランスフォーメーションの略)」を、当社ホームページから辿れるnoteを利用し発信しております。 (2026年1月期の経営指標) 2022年より上記パーパスの制定に伴い、新たなるパーパスに沿って新事業分野へリソースを集中し取組んでいくため、目標とする経営指標について、これまでの「売上高営業利益率10%以上」を廃止し、「ROE(自己資本利益率)」を指標とすることへ改めております。 これは、これまでの当期の営業利益率という短期の目標を置いた経営から、中長期的な視点に基づき企業価値の向上と持続的な成長を図れる経営へとシフトすることを目的としております。自己資本を積極的に有効活用し、より将来に事業が伸びていく、質の高い収益体質の獲得を図っております。 そのための当社の経営指標は「ROE」とし、毎期、ROE10%以上出すことを目標としております。 (2)事業別課題 (第50期(2027年1月期)の課題) 2019年より進めてきた事業構造改革は、計画通り完了いたしました。採算性および将来性の観点から見直しを行い、終了すべきカテゴリーはすべて整理を終えております。現在、当社の商品群はパーパスである「子どもの好奇心」に基づくラインアップへと再構築されました。 今後の成長は、好奇心を軸とした新シリーズ群が担います。第一弾「1curiosity(ワンキュリオシティ)」は、従来にない視点から遊びを再定義する挑戦的な取り組みであり、理解浸透に一定の時間を要するものの、中長期的なブランド価値向上の中核を担う存在です。次期第50期は、前期比2倍以上の店舗数の獲得に向け取り組み、徐々に業績に寄与するものと見ております。 次期は第二弾「Baby curiosity(ベビーキュリオシティ)」を14商品投入いたします。本シリーズは購入者にとって価値が伝わりやすく、確実な販売拡大を見込んでおります。「Baby curiosity(ベビーキュリオシティ)」による顧客基盤拡大が「1curiosity(ワンキュリオシティ)」への理解促進およびリピート購入へとつながる循環を形成すると考えております。 2026年から2028年(2027年1月期~2029年1月期)は、既存主力シリーズである「ピタゴラス」「Baby curiosity(ベビーキュリオシティ)」「やりたい放題」の三本柱により黒字化を確実なものとする中期計画を推進いたします。構造改革は完了し、収益創出フェーズへ移行しております。 その後2029年以降は、ブランド完成度を高める成長フェーズへ進み、好奇心を中心概念とした独自カテゴリーの確立を目指してまいります。
事業等のリスク1,162字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社の経営成績、株価及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のある主要なリスクには以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものです。 <生産拠点の集約リスクについて> 当社はOEM生産委託商品の約7割を中国での生産および材料調達しており、中国情勢等の影響を受けるリスクを持っています。また、ベトナム生産においても同様に人件費上昇等のリスクがあります。そのため、生産拠点については、一部中国委託工場の他国進出を機に製造地の分散等を図っております。 <原油価格高騰に起因する原材料および仕入コスト増加リスクについて> ウクライナ・ロシア情勢および昨今の中東情勢に起因し、急激な原油価格の高騰は、当社製品製造の原材料価格や人件費の上昇、輸送コストまであらゆる面で仕入価格に影響を及ぼすことが懸念されます。また、生活必需品も同様に価格上昇していることが、玩具類への消費割合を縮小させる要因ともなり、これらの2局面から当社および当社をとりまく市場全体へのリスクが当面続くとみております。 <為替レートの変動リスクについて> 当社の生産は海外工場に委託し、その製造に掛かる費用、仕入代金の決済は主として米ドル建てとしているため、市場為替レートが価格設定時のレートより円安またはドル高に進行した場合は原価高となり、利益を圧迫するリスクがあります。また、中国元の対米ドルレートの変動は仕入価格そのものに影響します。 米ドルの変動は輸出販売においても発生し、前期比ドル安となると売上減少に直接影響するリスクがあります。 <流通の集約化と販路の偏りのリスク> この数年で流通の集約化が更に進行したことに伴い、国内の取引先である株式会社ハピネット他、わずか3社ほどで当社の国内売上高におけるシェアを約6割占めることから、その偏りのリスクがあります。 当該主要取引先とは、今後も引き続き対話の機会を持つこと等で各社の経営環境等の理解を深め、双方でより良い関係づくりを目指してまいります。 <貸倒にかかるリスクについて> 当社では、ルールを定め与信管理を得意先別に徹底して行っており、また、常に取引信用保険を付保するなど貸倒れによる損益への影響を最小限に留める努力をしておりますが、売上債権取引信用保険で十分カバー出来ない取引額のケースもあるので、今後も警戒を必要とする状況が続きます。 <情報管理について> 当社は、事業の遂行過程において個人情報や機密情報を取扱う可能性があります。これらの情報が意図せず流出した場合は、顧客や社会に対する信用力の低下や損害賠償等が発生する可能性があり、その情報管理の強化のための情報セキュリティ対策や社員教育に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)6,363字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)業績の概況 1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 当期の事業環境は、物価上昇や消費行動の変化により玩具市場全体として力強さを欠く状況が継続しました。特に一般玩具分野では、購買行動の変化により、いわゆる純玩具を中心に厳しい状況が続きました。 このような環境下において、当社は市場の短期的な変動に左右されることなく、中長期的な成長を見据えた事業構造転換の途上にあり、子どもの好奇心という普遍的な価値を軸に据えた「好奇心事業」を中核とする事業構造への転換を着実に推進してまいりました。 当該取り組みは ① 既存商品群の収益性改善 ② 収益性の高い新事業・新商品の育成 ③ 中長期的なリターンを見据えた投資 というロードマップに基づき推進しており、当期は①を実現したうえで現在は②の途上におります。 好奇心事業の具体的な取り組みとしては、2025年5月に好奇心事業第一弾「1curiosity(ワンキュリオシティ)」シリーズをローンチしました。この「1curiosity」シリーズは玩具単体の価値提供にとどまらず、遊びの過程そのものに発見や試行錯誤の要素を取り込んだ設計を特長としており、国内外での展示やワークショップを通じて評価を受け、英国において権威あるアワードを複数受賞いたしました。ただ、当期においては主としてコンセプトの浸透や取り組みの基礎づくりに注力した段階にありますゆえ、現時点では売上への寄与は限定的であり、今後の普及と展開を見据えた取り組みとして位置付けております。 また、10月には、幼児向けのデジタル知育サービス「さわるTECH」をローンチいたしました。「さわるTECH」は、子どもの自発的な関心や操作を起点とした体験を重視したサービスであり、従来の玩具とは異なるかたちで、当社が培ってきた知育に関する知見を活かした新たな取り組みとして位置付けております。ローンチ直後に複数のアワードを受賞するなどデジタル領域における本サービスの展開を通じて、好奇心事業の裾野を広げるとともに、今後の事業展開に向けた知見の蓄積を進めております。こちらも当期においては、主としてサービス内容や提供方法の検証を行うテスト段階にあり、売上高への寄与は限定的なものにとどまっております。 これら新事業の商品提供の枠を超えた価値提案を通じて、将来的な事業展開の幅を広げる可能性を有する取り組みであると考えております。 既存事業においては、定番商品「ピタゴラス」シリーズを中心に安定した流通評価を維持すると共に、好奇心事業に注力するため限られた経営資源を有効に活用する体制づくりを進めました。 次に海外の状況として、前期の米国取引先との契約変更に伴い売上高は縮小しておりますが、当期は新商品 「1curiosity(ワンキュリオシティ)」シリーズが英国を中心としたEC販売でのヨーロッパ圏への進出を計画通りに果たしております。また、アジア地域においては、台湾やタイなど複数の地域で当社のベビーシリーズやピタゴラスシリーズなどを中心に引き続き底堅い動きが見られました。現地市場の特性に応じた商品展開や取引先との関係強化を進めることで、今後の成長に向けた手応えを得ております。 以上のとおり、当社は中長期的な成長を見据えた事業構造転換の途上にあり、当期は新事業・新商品の育成を中心とする段階に位置づけて事業運営を行ってまいりました。その結果、当期国内販売売上高は前期比14.8%減、海外販売売上高は前期比23.9%減となり、国内海外の総合売上高は16億13百万円(前期比15.8%減)となりました。 このように、当期は事業構造転換の移行段階としての新事業・新商品の育成および将来に向けた基盤整備に注力した期間となりました。経費では、当期ローンチした新商品のPR費用や来期以降ローンチを目指す新事業開発費用を含み8億89百万円の費用発生となりました。次期以降は、当期までに蓄積した知見や成果を踏まえ、新事業を含む各取り組みを本格的に展開する段階へと進めるとともに、持続的な成長に資する事業基盤の再構築に取り組んでまいります。 なお、当期においては、保有する投資有価証券の一部を売却したことにより、特別利益1億84百万円を計上いたしました。一方、業績を鑑み、固定資産の減損処理を会計基準に則り実施いたしました。それに伴い、主に金型等の工具器具備品、ソフトウェア等の資産について1円評価へ減損し、当期特別損失として64百万円を計上しております。 以上の結果、営業損失は1億74百万円(前期は50百万円の営業損失)、経常損失は1億75百万円(前期は45百万円の経常損失)、当期純損失は61百万円(前期は72百万円の当期純損失)となりました。 財政状態につきましては、後掲の「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容等」に記載のとおり、資産合計は、前事業年度末より4億90百万円減の18億10百万円となりました。 負債合計は、前事業年度末より42百万円減の1億30百万円となりました。 純資産合計は、前事業年度末より4億48百万円減の16億80百万円となりました。 なお、当社は玩具及び乗り物類の企画・販売を事業とする単一セグメントであるため、セグメント別情報の記載を省略しております。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物は、前事業年度末より2億86百万円減少し11億54百万円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期純損失の計上の他、主に投資有価証券売却益の計上と棚卸資産の増加の結果、1億56百万円の支出(前事業年度は93百万円の支出)となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、主に投資有価証券の売却により1億73百万円の収入(前事業年度は81百万円の支出)となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、主に自己株式の取得により3億4百万円の支出(前事業年度は2億9百万円の支出)となりました。 2)当期商品の評価及び販売の状況 各カテゴリーごとの販売状況は以下のとおりです。 (カテゴリー別売上高の前期対比) (単位 千円) 2025年1月期(自 2024年1月21日至 2025年1月20日)   2026年1月期(自 2025年1月21日至 2026年1月20日)   前年同期比(%) 乳児・知育・構成玩具   1,503,818   1,391,470   92.5 メイキングトイ   49,606   11,672   23.5 その他(遊具・乗り物・育児等)   141,821   42,041   29.6 海外販売・ロイヤリティ収入   220,382   167,718   76.1 合計   1,915,624   1,612,901   84.2 (生産、受注及び販売の状況) ① 仕入実績 当事業年度における仕入実績を区分別に示すと、次のとおりです。 区分   仕入高(千円)   前年同期比(%) 乳児・知育・構成玩具   799,460   98.9 メイキングトイ   7,532   19.0 その他(遊具・乗り物・育児等)   25,399   53.6 海外販売・ロイヤリティ収入   90,529   111.9 合計   922,920   94.6 (注) 海外仕入比率は前事業年度が93.2%、当事業年度が94.3%であります。 ② 受注実績 当社は、受注生産は行っておりません。 ③ 販売実績 当事業年度における販売実績を区分別に示すと、次のとおりです。 区分   販売高(千円)   前年同期比(%) 乳児・知育・構成玩具   1,391,470   92.5 メイキングトイ   11,672   23.5 その他(遊具・乗り物・育児等)   42,041   29.6 海外販売・ロイヤリティ収入   167,718   76.1 合計   1,612,901   84.2 (注) 主な相手先別の販売実績及びそれぞれの総販売実績に対する割合は次のとおりです。 相手先   前事業年度(自 2024年1月21日至 2025年1月20日)   当事業年度(自 2025年1月21日至 2026年1月20日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) ㈱ハピネット   509,646   26.6   422,662   26.2 ㈱カワダ   280,209   14.6   280,047   17.4 日本トイザらス㈱   430,801   22.5   279,208   17.3 ㈱クマモト   252,710   13.2   228,805   14.2 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容等 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この作成においては、経営者による会計方針の選択と適用を前提とし、資産・負債及び収益・費用の金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載のとおりであります。 また、引当金の計上や資産の評価等、当社の財務諸表の作成に当たり必要となる見積りについて、経営者は過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果とは異なる場合があります。 ② 財政状態及びキャッシュ・フローの状況 イ. 資産、負債、純資産の概況 資産の部では、当事業年度末の総資産は、保有する関係会社株式の一部を売却したことによる投資その他の資産の減少や、固定資産の減損処理により有形固定資産・無形固定資産が減少したこと等により、前事業年度末より4億90百万円減の18億10百万円となりました。 流動資産は16億97百万円で、その主な内訳は現金及び預金11億55百万円、売掛金1億80百万円、商品・原材料の棚卸資産3億40百万円等です。固定資産は1億13百万円で、主な内訳は投資有価証券・保険積立金等の投資その他の資産1億13百万円です。 負債の部では、当事業年度末の負債合計は、繰延税金負債の減少等により、前事業年度末より42百万円減の1億30百万円となりました。 流動負債は1億21百万円で、主な内訳は次期販売用の商品仕入に伴う買掛金が13百万円、未払金が47百万円、未払費用が31百万円です。 純資産合計は、当期純損失の計上や、自己株式の取得等により、前事業年度末より4億48百万円減の16億80百万円となりました。 以上の結果、当事業年度末における1株当たり純資産は439円03銭、自己資本比率は92.8%となりました。 ロ. キャッシュ・フローの状況 「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ハ. 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社の資金需要は、新製品企画から製造に必要な運転資金(研究開発費、仕入、人件費、諸経費)、販売費及び一般管理費等の営業活動および広告宣伝等費用によるもののほか、投資活動において、金型等の設備投資を毎期行っております。 上記運転資金及び設備投資資金の調達は、自己資本を基本としております。 (3)経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 第2「事業の状況」の冒頭1「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」の(1)「会社の経営の基本方針及び目標とする経営指標等」に記載のとおりです。 (4)棚卸資産の状況 一般的棚卸資産管理では売上が下がると在庫増となります。当社は売上が下がると即減産する体制となっており、向こう3ヶ月の需要予測を毎月精密に行い過剰在庫とならない調整を行っております。しかし、毎期末では当期販売力が伴わなかった新製品等も含め商品力の衰えそうなものを有税で償却し、健全な在庫に評価しなおし翌期に負の資産を残さないようにしております。当期では29,073千円の評価減額を計上しましたが、売上対比では1.8%に収まりました。 (5)営業成績及び財産の状況の推移 区分   第45期 (2022年1月期)   第46期 (2023年1月期)   第47期 (2024年1月期)   第48期 (2025年1月期)   第49期 (2026年1月期) 売上高   (千円)   5,481,309   7,443,860   5,352,847   1,915,624   1,612,901 営業利益又は 営業損失(△)   (千円)   510,365   517,919   430,518   △49,515   △173,756 経常利益又は 経常損失(△)   (千円)   495,696   513,150   449,134   △45,181   △174,687 当期純利益又は 当期純損失(△)   (千円)   343,479   355,675   312,879   △72,002   △61,078 1株当たり当期 純利益又は 1株当たり当期 純損失(△)   (円)   78.52   81.31   71.53   △16.46   △15.61 総資産   (千円)   2,785,147   3,013,543   2,767,580   2,299,596   1,809,739 純資産   (千円)   2,311,346   2,328,562   2,394,933   2,128,054   1,679,787 (注) 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を2023年1月期の期首から適用しており、2023年1月期以降に係る数値については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。 (6)株式について <株式、株主の状況> 寄値 (円)   高値 (円)   安値 (円)   引値 (円)   出来高 (千株)   株主数 (名) 2021年1月21日~2022年1月20日   1,160   1,236   986   1,002   2,138   4,670 2022年1月21日~2023年1月20日   995   1,907   930   1,139   7,839   5,671 2023年1月21日~2024年1月20日   1,139   1,146   953   996   5,278   4,913 2024年1月21日~2025年1月20日   995   1,127   490   518   2,848   4,447 2025年1月21日~2026年1月20日   520   679   403   423   2,871   3,846

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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