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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

東京ボード工業

Tokyo Board Industries co.,ltd.7815 · Standard · その他製品

木質廃棄物からパーティクルボードを製造する循環型木材環境ソリューション企業。回収から製造・販売まで一貫体制。

概要

東京ボード工業は、1947年創業のパーティクルボードメーカーである。木質廃棄物の回収・チップ化からパーティクルボードの製造・販売までをグループ内で一貫して手がける循環型木材環境ソリューション事業を中核とする。本社は東京都江東区新木場、連結従業員243名。2026年2月期(11ヶ月決算)の売上高は約66億円、営業損失1億円、当期純損失8億円と赤字が続くが、佐倉工場への設備投資により生産能力強化を進めている。

木質廃棄物から製品まで一貫する循環型モデル

当社グループの事業は、建設現場などから排出される木質廃棄物を自社子会社が収集し、新木場リサイクリング工場・埼玉工場・横浜チップ工場で木材チップに加工、佐倉工場でパーティクルボードを製造し、再び建設現場へ納入するまでの全工程をグループ内で完結させる。この一貫体制は「循環物流」と呼ばれ、製品配送の帰り便で廃材を回収することで輸送効率を高めている。原料となる木材チップをほぼ外部購入せずに調達できる点が強みであり、東京都23区内の近距離拠点として大手ゼネコンから高い評価を得ている。

主力製品とその用途

主力製品はマンションの二重床工法に用いる床下地材向けパーティクルボード「E・V・Aボード」である。このほか戸建住宅の耐力壁用「壁武者」、床下地と仕上げ材の間に敷く捨て貼り部材「静香美人」を製造する。オフィスのOAフロア基板や体育館などの文教施設、家具・木工用途のパーティクルボードも手がける。接着剤はホルムアルデヒド放散量が最上位のF☆☆☆☆等級に対応し、環境負荷低減を図っている。

グループ企業と機能分担

連結子会社4社がそれぞれの役割を担う。ティー・ビー・ロジスティックス株式会社とTB関西物流株式会社は一般貨物運送業と廃棄物収集運搬業を営み、木質廃棄物の回収と製品配送を担う。横浜エコロジー株式会社は横浜チップ工場でチップ加工を行う。株式会社カリブは東京都足立区でショッピングタウン「カリブ梅島」を管理運営するが、売上や利益に占める割合は僅少である。これら子会社を含めた5社でグループを構成し、リサイクルプロセスを一つの輪として完結させている。

収益の変動と設備投資の影響

直近の財務数値を見ると、売上高は2013年3月期の60億円前後で推移してきたが、2020年3月期に78億円まで増加したのち減少と増加を繰り返し、2026年2月期(11ヶ月)は66億円となった。営業損益・当期純損益は赤字と黒字が混在し、2026年2月期は営業損失1億円、親会社株主に帰属する当期純損失8億円を計上した。2025年11月に佐倉工場で発生した小火により操業停止と出荷減少が業績を圧迫した。大規模投資を進める佐倉工場の生産安定が今後の収益回復の鍵となる。

業界の中での役割は建材メーカー(パーティクルボード)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
66億円
営業利益
-1億円
営業利益率
-1.5%
純利益
-8億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
パーティクルボード39億円59.1%
廃棄物の 収集運搬及び処理16億円24.2%
その他11億円16.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01建設・住宅建材主力

建設現場等から排出される木質廃棄物を回収・処理し、原材料として再資源化して住宅用建材のパーティクルボードを製造・販売。主力はマンションの二重床の床下地材で、構造用パーティクルボードや合板代替品、オフィス用OAフロア基板等も展開。

東京都23区内に存在する「近距離にある木質廃棄物の受入場所」として排出事業者から利便性が高いと評価

主な製品・サービス3
E・V・Aボード
木質廃棄物から製造されるパーティクルボード。マンションの二重床の床下地材として使用される。
壁武者
戸建住宅の耐力壁として使用される構造用パーティクルボード。
静香美人
床下地材とフローリングなどの仕上材との間に捨て貼り部材として使用される合板の代替商品。

02その他その他

ショッピングタウン「カリブ梅島」の施設管理運営を行う。

製品と技術

パーティクルボードの製造技術とラインアップ

パーティクルボードは木材小片(チップ)に接着剤を噴霧し、熱圧成形した木質ボードである。JIS規格に基づき厚さや寸法が異なる多様な製品を生産する。主力の「E・V・Aボード」はマンション二重床の床下地材として広く使われる。2020年代には構造用パーティクルボード「壁武者」を開発し、戸建住宅の耐力壁としての認証を取得した。また「静香美人」は合板代替の捨て貼り部材で、コスト低減と環境性能を両立する。これらの製品はすべて佐倉工場で生産され、同工場では多品目を切り替えながら効率的に製造する。

リサイクル原料の安定調達と環境対応

製品原料の木材チップは、自社グループが回収した木質廃棄物を加工して賄う。新築廃材、解体材、木製パレット、伐採伐根材などを受け入れ、新木場・埼玉・横浜の各チップ工場で破砕・選別する。特に新木場工場は都心部の発生源に近く、回収コストを抑えられる。接着剤にはホルムアルデヒドを含まないものを使用し、JISの最上位区分F☆☆☆☆を達成。これにより「人にやさしい住宅部材」として差別化を図る。また使用済み製品や他木材製品も再資源化するクローズドループを構築し、二酸化炭素削減と炭素固定に貢献することを経営理念に掲げる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 建設・住宅建材東京都23区内に存在する「近距離にある木質廃棄物の受入場所」として排出事業者から利便性が高いと評価

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

合板・建材メーカー、業績低迷で苦戦

東京ボード工業は、合板・建築資材の製造販売を行う中堅メーカー。同業の三井松島ホールディングスや浅香工業と比べ、売上規模は70億円台と小粒。直近の営業利益率は0%と低迷し、2026年2月期には営業損失1.52%の見通し。住宅着工減少や原材料高が逆風。業界内での競争力は弱く、抜本的な構造改革が求められる。

強み

  • 合板・パーティクルボードなど、特定建材で一定のシェア。
  • 自社工場で一貫生産が可能で、品質管理面で優位。
  • 地場の工務店・ハウスメーカーとの取引基盤を持つ。
  • 経費削減や生産効率化に取り組み、赤字幅を縮小中。

課題

  • 営業損失が続き、早期の黒字化が課題。
  • 住宅着工数の低迷により、市場自体が縮小傾向。
  • 木材価格上昇が収益を圧迫し、価格転嫁が難しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字が東京ボード工業

時価総額で並べると、掲載9社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1168Aイタミアート16億円10.4倍
27946光陽社16億円11.7倍
37887南海プライウッド16億円4.2倍
47837アールシーコア15億円
57865ピープル15億円
67815東京ボード工業13億円
77901マツモト10億円6.2倍
87831ウイルコホールディングス10億円
97851カワセコンピュータサプライ10億円9.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 4件

山陰ベニヤとして創業した1947年

1947年5月、島根県簸川郡(現・出雲市)に山林売買および製材業を目的とする山陰ベニヤ株式会社が設立された。創業時の事業は合板製造ではなく、木材の売買と製材が中心であった。この地点ではまだパーティクルボードとは無縁の事業であり、後の東京ボード工業の基盤となる合板・パーティクルボード事業への転換は10年後を待つことになる。なお、当時の本店は東京ではなく島根県に置かれていた。

大日本ベニヤ工業への商号変更と東京移転(1957年)

1957年1月、山陰ベニヤ株式会社は大日本ベニヤ工業株式会社に商号変更すると同時に、本店を東京都江東区深川加崎町(現・江東区木場)へ移転した。これに伴い事業内容も単板および合板の製造業へと変更された。この移転と事業転換により、木材加工メーカーとしての性格が強まり、後のリサイクル事業への布石となる。東京都内に拠点を置いたことで、建設廃材の発生源に近い立地を確保できた点も重要である。

新木場リサイクリング工場用地の取得(1975年)

1975年3月、東京都の木場地区移転計画に伴い、現在の新木場リサイクリング工場の用地を取得した。江東区新木場は東京23区内に位置し、建設現場から発生する木質廃棄物の収集拠点として極めて有利な立地である。後にこの工場は、大手ゼネコンから「近距離にある木質廃棄物の受入場所」として利便性を評価され、当社の競争力の源泉となる。用地取得は単なる工場移転ではなく、回収拠点を確保する戦略的な投資であった。

太洋プライウッドとの合併と江東プライウッドへの改称(1977年)

1977年6月、太洋プライウッド株式会社との合併により、当社は西北ベニヤ工業株式会社(現・セイホク株式会社)のグループ会社となった。同時に商号を江東プライウッド株式会社に変更した。この合併により、グループ内での連携が強化され、原料調達や販売チャネルにシナジーが生まれた。現在のセイホクグループとの関係はこの時に形成され、その後もグループ会社としての位置づけが続いている。ただし、事業内容は従来の合板製造から徐々にパーティクルボード主体へとシフトしていくことになる。

年表4件を開く

1940年代

  • 1947年5月創業島根県簸川郡(現 出雲市)に山林売買及び製材業の山陰ベニヤ株式会社を設立

1950年代

  • 1957年1月商号変更大日本ベニヤ工業株式会社に商号変更と同時に東京都江東区深川加崎町(現 江東区木場)に本店を移転し、単板及び合板の製造業に事業変更

1970年代

  • 1975年3月東京都の木場地区移転計画に基づき東京都江東区新木場に工場用地(現 新木場リサイクリング工場)を取得
  • 1977年6月M&A太洋プライウッド株式会社との合併により西北ベニヤ工業株式会社(現 セイホク株式会社)のグループ会社となるとともに、江東プライウッド株式会社に商号変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROA未記載
  • EBITDA未記載

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    リサイクルによる収益モデルの強化

    廃木材からパーティクルボードを製造し、使用済み製品も再資源化する循環モデルを確立。高い工場稼働率を維持し、競争優位とする。グループの物流・収集運搬事業も活用し盤石な収益モデルを構築する。

  2. 02

    新規顧客開拓と環境負荷低減

    木質廃棄物の確保と新商品・長尺構造用パネル「壁武者」等の販売拡大のため新規顧客開拓を推進。新設住宅着工60万戸時代に向け佐倉工場の稼働率向上、接着剤使用量削減など環境負荷低減とコストダウンに取り組む。

  3. 03

    優先課題への取り組み

    循環型社会の協同推進、安全、従業員の意欲・能力向上と働き方改革、生産安定化・品質向上・収益構造改善、研究開発と人材確保育成、木質廃棄物の確保、財務情報信頼性向上、コンプライアンス・ガバナンス充実の8課題に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で243人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は504万円で、9期前と比べて+9.2%平均年齢は47.0歳、平均勤続年数は10.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月204
2018年3月223
2019年3月46241.87.5258
2020年3月50344.08.3279
2021年3月47744.89.3267
2022年3月44344.49.7255
2023年3月45644.39.2273
2024年3月48044.67.6240
2025年3月53847.09.72340
2026年2月50447.010.0243−41

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
佐倉工場 — 千葉県 佐倉市4,714百万円
木材環境ソリューション事業
新木場リサイクリング工場 — 東京都 江東区1,024百万円
木材環境ソリューション事業
本社 — 東京都 江東区478百万円
共通
カリブ 梅島 — 東京都 足立区349百万円
その他
横浜チップ工場 — 神奈川県横浜市金沢区341百万円
木材環境ソリューション事業
本社 — 埼玉県 八潮市171百万円
木材環境ソリューション事業
埼玉工場 — 埼玉県 八潮市102百万円
木材環境ソリューション事業
本社 — 奈良県 奈良市42百万円
木材環境ソリューション事業
カリブ 梅島 — 東京都 足立区12百万円
その他
主な関係会社
  • 国内
    ティー・ビー・ロジスティックス株式会社(注)2
    埼玉県八潮市
    議決権100.0%
  • 国内
    TB関西物流株式会社(注)2
    奈良県奈良市
    議決権100.0%
  • 国内
    横浜エコロジー株式会社(注)2
    神奈川県横浜市 金沢区
    議決権51.0%
  • 国内
    株式会社カリブ(注)2
    東京都足立区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は66億円営業利益-1億円前期と比べると減収で、売上が-14.3%。

売上高
-14.3%
66億円
営業利益
-1億円
純利益
-366.7%
-8億円
営業利益率
-1.5%
前期比 -1.5%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高61億円66億円
営業利益-4億円-1億円
純利益36億円-8億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は9億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−43.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q2528.00
2023年4Q14−6
2024年1Q16−2−12.5−3
2024年2Q17−3−17.6−3
2024年3Q19−2−10.5−1
2024年4Q19−3
2025年2Q4000.03
2025年4Q3700.00
2026年2Q3800.0−1
2027年1Q9−1−11.1−2

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は60億円から66億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は-1.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月6087
2014年3月5986
2015年3月6076
2016年3月5655
2017年3月6052
2018年3月59−10−14
2019年3月67−281
2020年3月78−3317
2021年3月72−23−16
2022年3月76−9−12
2023年3月85−2−5
2024年3月71−9−10
2025年3月770−10.03
2026年2月66−1−2−1.5−8

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高66億円のうち、営業利益として残るのは-1億円-1.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-8億円、売上の-12.1%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.2%49億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.3%18億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-1.5%-1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比7.0pt
-1.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比16.4pt
-12.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-7.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-0.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが7億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは−6億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は12億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月12−2−61015
2014年3月6−40217
2015年3月10−50521
2016年3月8−4−5419
2017年3月9−58113−4982
2018年3月0−649−6428
2019年3月110−41135
2020年3月−2093−687339
2021年3月−18−5−1−2315
2022年3月12−5−5718
2023年3月11−30825
2024年3月−4−50−916
2025年3月13−110218
2026年2月7−130−612

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は112億円。このうち返さなくてよい自己資本が17億円で、自己資本比率は7.0%(業種中央値59.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月108337528.7
2014年3月111417034.6
2015年3月116496739.7
2016年3月114546043.9
2017年3月2505719320.8
2018年3月2434320015.4
2019年3月2384419415.8
2020年3月1886112729.1
2021年3月1524610625.8
2022年3月134359920.2
2023年3月128309817.2
2024年3月118219710.5
2025年3月1252410112.3
2026年2月11217967.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
12億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
18億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
96億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
25
/ 100
安定性自己資本比率5 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率104社中94位あたり、逆に低いのは売上成長率104社中101位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-1.5%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
7.0%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-14.3%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥350で、1年前と比べて-41.5%過去52週の値幅のなかでは27%の位置にある。

¥350-2.5%1ヶ月+13.6%1年-41.5%時価総額13億円
過去52週の値幅
安値¥221高値¥705

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)0.3倍
PBR1.49倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月14日に26.06%急騰し387円。1ヶ月では+5.74%と上昇に転じたが、1年では-35.5%と弱含みが続いています。株価は25日線(340円)を上回り、75日線(315円)も上抜けましたが、200日線(388円)には依然として届いていません。52週高値705円からは大きく下方にあります。8月14日の出来高は117,300株と通常時から上振れしており、投機的な買いが入った可能性があります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

実績PERは赤字のため算出不可、予想PER0.3倍は極端に低く見えるが直近の赤字により利益ベースが小さいため。PBR1.50倍は平均1.36倍を上回り割高。ROE21%と高いが配当なし、直近の業績悪化(赤字)を反映しておらずリスク大。

指標この会社業種平均
PER (予想)0.3倍
PBR1.49倍1.38倍
ROE21.0%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2024年3月期は売上高71億円、純損失10億円と赤字が続く。2026年2月期も営業赤字予想。住宅市場の低迷と原材料高が収益を圧迫。強気派は2025年3月期の黒字転換を評価し、業績回復への期待から低PBR(1.5倍)を指摘する。弱気派は再び赤字転落と債務超過懸念で経営リスクを強調する。

プラスに働く材料7
  • 黒字転換の兆し

    2025年3月期は純利益3億円と改善

  • 低PBRでの割安感

    PBR1.5倍と解散価値接近

  • 住宅需要の底入れ期待

    金利低下や政策支援で着工回復余地

  • 業績V字回復の可能性FY2027/2影響

    営業利益が▲1億円から黒字化すれば、利益幅大きく株価上昇。

  • 低時価総額ゆえのボラティリティ不定影響

    時価総額13億円、わずかな買いで株価急伸の可能性。

  • 資産価値の切り売り期待不定影響

    PBR1.5倍、資産活用でキャッシュ創出の可能性。

  • 新製品投入による収益改善2027年影響

    ボード事業の需要回復による販売増。

マイナスに働く材料7
  • 再び赤字転落の見通し

    2026年2月期は営業赤字予想

  • 財務リスク

    債務超過接近、自己資本比率低下懸念

  • 業界構造悪化

    住宅着工低迷と原木価格上昇が継続

  • 営業赤字継続リスクFY2026/2影響

    営業利益0→▲1億円、収益悪化で資金繰り懸念。

  • 売上高減少トレンド通年影響

    売上高77→66億円、14%減収で規模縮小。

  • 無配当で投資魅力低い継続影響

    配当利回り0%、株主還元なし。

  • 流動性極小で需給悪化継続影響

    時価総額13億円、出来高極小で売り注文で急落。

次の決算で確かめる点
営業損益
業績回復が持続しているか確認
自己資本比率
債務超過リスクを監視
住宅着工戸数
業界需要の動向を測る外部指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から50.0%いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
86.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2086.8
2018年3月200.0
2019年3月10−50.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ862人。区分でいちばん多いのは個人・その他63.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.5%を占め、残る69.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年2月%
個人・その他67.367.466.264.266.563.6
自己株式26.926.926.926.926.926.9
事業法人26.226.426.326.727.026.9
証券会社1.31.12.05.12.44.6
金融機関5.05.05.33.93.63.6
外国法人0.10.10.10.10.41.3
外国人個人0.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01井上 弘之20.34
02セイホク株式会社7.27
03T・B・H株式会社6.43
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社2.24
05JKホールディングス株式会社2.11
06GMOクリック証券株式会社1.89
07三勇床工事株式会社1.75
08吉野石膏株式会社1.61
09株式会社三菱UFJ銀行1.37
10吉岡 裕之1.34

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−203%、1株純資産は14期で−77%。直近期のROEは21.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2921,33824.47.8
2014年3月2411,55616.45.9
2015年3月2391,79514.17.514.4
2016年3月1981,96210.65.812.4
2017年3月852,0294.311.686.8
2018年3月−5471,464
2019年3月371,4742.537.5
2020年3月6452,10936.11.0
2021年3月−6011,512
2022年3月−4721,049
2023年3月−196848
2024年3月−369479
2025年3月11359621.05.1
2026年2月−300303

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/2期の役員報酬は総額36百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
井上弘之代表取締役 社長59744,543
長嶌正英取締役533,100
奥山大史取締役46900
柿沼大介取締役43
只腰由紀夫取締役73
吉田博之取締役58
尾股拓彦監査役(常勤)644,500
小堀優監査役53
芳木亮介監査役52

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4212246
監査役2663
社外取締役4662

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,147字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社4社(ティー・ビー・ロジスティックス株式会社、TB関西物流株式会社、横浜エコロジー株式会社、株式会社カリブ)の計5社で構成されており、「リサイクリングで地球環境の未来を創る」の経営理念のもと、建設業、物流業及び廃棄物の中間処理業者より排出される木質廃棄物を自社にて処理を行い、原材料として再資源化し、住宅用建材とするパーティクルボード「E・V・Aボード」を製造及び販売を通し、地球環境への負荷を低減することを目的とした循環型木材環境ソリューション事業を主要な事業としております。 当社グループの事業における当社及び子会社の位置付け及び各事業の内容は、次のとおりであります。 事業   会社名 木材環境ソリューション事業   当社 ティー・ビー・ロジスティックス株式会社 TB関西物流株式会社 横浜エコロジー株式会社 その他   当社 株式会社カリブ (1) 木材環境ソリューション事業 (製造) パーティクルボードとは、木材の小片(木材チップ)に接着剤を噴霧し、熱圧成形した木質ボードでありますが、JIS規格で定められた性能、厚さや寸法によって様々な種類及び用途があります。 このうち当社では、主力商品であるマンションの二重床(※)の床下地材として使われるパーティクルボードに加えて、戸建住宅の耐力壁として使用される構造用パーティクルボードである「壁武者」、主に床下地材とフローリングなどの仕上材との間に捨て貼り部材として使用される合板の代替商品となるパーティクルボード「静香美人」の製造を開始しました。また、オフィス用のOAフロアー基板、体育館などの文教施設、家具や木工などに使われるパーティクルボードも製造しております。 なお、製造及び加工におきましては、「人にやさしい」住宅部材を目指し、ホルムアルデヒド放散量の最も少ない最上位区分であるF☆☆☆☆等級を実現するため、ホルムアルデヒドを含まない接着剤を使用しております。 主原料となる木質チップは、木質廃棄物を加工して自社で製造しております。当社グループ内で、産業廃棄物及び一般廃棄物の収集運搬や処理業の許可を取得し、子会社を通じて収集、もしくは排出事業者から直接持ち込まれる木質廃棄物を、新木場リサイクリング工場、埼玉工場、及び横浜チップ工場(子会社「横浜エコロジー株式会社」)において木材チップへと加工しております。特に新木場リサイクリング工場における木質廃棄物の回収は、東京都23区内に存在する「近距離にある木質廃棄物の受入場所」として、大手ゼネコンや工務店などの排出事業者より利便性が高いとの評価を得ており、パーティクルボードの主原料である木材チップをほとんど購入することなく調達できることが当社の強みとなっております。 (収集運搬) 子会社「ティー・ビー・ロジスティックス株式会社」及び「TB関西物流株式会社」は、排出事業者である大手ゼネコンや工務店などの建設現場、解体業者、物流業者、造園業者などから、新築廃材、解体材、木製パレット、伐採伐根材といった様々な木質廃棄物の収集を行い、当社の新木場リサイクリング工場、埼玉工場及び子会社「横浜エコロジー株式会社」の横浜チップ工場へ運搬しております。 各工場に運搬された木質廃棄物は、直ちに加工され木材チップとして再資源化されます。その後再資源化された木材チップは佐倉工場へ「ティー・ビー・ロジスティックス株式会社」を通じて運搬され、パーティクルボードとして生まれ変わり、再び「ティー・ビー・ロジスティックス株式会社」及び「TB関西物流株式会社」またはその他の運送会社によって建設現場や販売先の倉庫などに納品されております。 以上の流れにより、当社グループでは、木質廃棄物の回収、木材チップへの加工、パーティクルボードの製造及び製品の納入までをグループ内で行う一貫体制を構築しております。 特に、製品の納入を行ったトラックの帰り便で木質廃棄物の回収を行う「循環物流」により効率的な運用を実現しており、原材料の調達から製造販売までを「木材リサイクルのプロセスを一つの輪として完結させる」木材環境ソリューション事業として、枯渇資源の有効利用と環境負荷の低減により、循環型社会の構築という社会的要請に応えるよう努力しております。 (※)二重床:コンクリート床に支持脚を立て、パーティクルボードで下地(置床)を作った上に捨て貼りを施工し、フローリングなど仕上材を貼付する工法です。コンクリート床に仕上材を直接貼付する直貼工法に比べ、遮音性、衝撃吸収性、断熱性などに優れ、またリフォーム・リノベーションなどの際には床下に施工されている上下水配管やガス配管などの配置を容易に変更できるなど利便性に優れているとされております。 (主な関係会社) 当社、ティー・ビー・ロジスティックス株式会社、TB関西物流株式会社、横浜エコロジー株式会社 (2) その他 東京都足立区梅田にて、ショッピングタウン「カリブ梅島」として施設の管理運営をしております。 (主な関係会社) 当社、株式会社カリブ 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,447字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「リサイクリングで地球環境の未来を創る」の経営理念のもと、木質廃棄物のマテリアルリサイクルを通じて、二酸化炭素の放出削減と炭素の固定量を増やし、地球温暖化改善をお客様とともに取り組むことにより、循環型社会の構築を目指してまいります。また、製造業として開発・製造・販売のプロセスの効率化を促進し、また廃棄物処理業としてより広範囲なマテリアルリサイクルの実現化を目指してまいります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、主に新木場リサイクリング工場等で廃木材より生産されるチップを原料として、次工程である佐倉工場等においてパーティクルボード(以下「PB」という)を製造しております。このPB製品を効率的に製造し、建材商社等へ継続的に販売することで高い工場稼働率を維持し、廃棄される使用済みPBや他木材製品を再資源化し、再びPB製造を可能にするというリサイクルによる収益モデルを確立し、更なる競争優位の源泉としてまいります。またグループ各社では、この資源循環を実行するための物流機能をもった一般貨物運送事業及び廃棄物の収集運搬事業を展開しており、スピード感をもってその盤石な収益モデルの構築に取り組んでいる状況です。 木質廃棄物の確保及び新商品・長尺構造用パネルの「壁武者」等の販売を増やしていく為に更なる新規顧客開拓を行ってまいります。また、新設住宅着工戸数60万戸台時代に向け、多品目生産が可能な佐倉工場の稼働率を上げ、石化製品である接着剤の使用量削減等の環境負荷低減とコストダウンにも取り組んでまいります。引き続き、製品開発や従業員の育成に努め、株主や顧客をはじめとしたステークホルダーの皆様とともに経営理念を追求し、地球温暖化改善をより一層進め、社会に貢献してまいります。 (3) 中長期的な経営指標 当社グループは現在、経営理念達成及び企業発展のため、佐倉工場へ大規模な投資をしております。その資本効率及び投資回収等を測る指標として「ROA」「EBITDA」を重視しております。 (4) 経営環境及び優先的に対処すべき課題 国内経済は、企業収益や雇用・所得環境などの改善を背景に、景気は緩やかな回復基調となりました。その一方で、地政学リスクの高まりや米国通商政策の動向、物価上昇による消費者の節約志向の継続など、不安定要素も多く、先行き不透明な状況が続くものと思われます。 このような状況のなか、当社グループは、今後も持続的な成長を成し遂げるために、次の通り対処すべき課題に取り組み、景気に影響されることなく収益確保ができるよう努めてまいります。 ① 循環型社会の協同推進 ② 安全に関する取り組み ③ 従業員の意欲、能力の向上と働き方改革 ④ 生産の安定化及び品質の向上ならびに収益構造の改善 ⑤ 研究開発及び従事する人材の確保と育成 ⑥ 木質廃棄物の確保 ⑦ 財務情報の信頼性の確保するための体制強化 ⑧ コンプライアンス及びコーポレート・ガバナンスの充実 (5) 決算・財務報告プロセスに係る内部統制の強化・徹底 当社及び子会社すべての役職員に対し内部統制の重要性の理解を促し、財務諸表に係る内部統制が効率的に運用される社内体制を整備するとともに、その有効性を適切に評価してまいります。
事業等のリスク9,225字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュフローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下の通りであります。当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対処に努める方針であります。 なお、以下の記載内容は当社グループにおける事業上のリスク全てを網羅しているものではありません。また、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 新設住宅着工戸数が業績に与える影響について 当社グループの業績は、新設住宅着工戸数に大きく影響を受けます。当社グループの製品は、集合住宅やマンションの新設着工数に、床材が影響され、当社製品「壁武者」は、戸建住宅の新設着工に影響を受けます。新設住宅着工戸数が大幅に減少するような状況が生じた場合には、当社グループ業績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、新設住宅着工戸数が影響する割合を減らすべく、非住宅への製品拡販及び、廃棄物処理事業や一般貨物運送事業にも力を入れ、リスク分散に努めております。 (2) 有利子負債への依存と財務制限条項について 当社グループは佐倉工場の建築費用を複数の金融機関から借入金により調達しており、当連結会計年度末の有利子負債の残高は7,409,396千円で、総資産の65.9%にあたります。一部借入金につきましては財務制限条項がありますが、すべての関係金融機関と財務状態及び資金計画等の協議を行った結果、期限の利益喪失の権利行使をしない旨の同意を得ております。当社グループといたしましては、安定的な収益向上に努めるとともに、当該金融機関と緊密な関係を維持し、継続的な支援をいただけるよう定期的に協議を行ってまいります。 (3) 木質廃棄物の確保について 当社グループの主力製品のE・V・Aボードは、木質廃棄物が主たる原材料であります。想定する廃木材確保が困難となった場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループといたしましては、木質以外の廃棄物との同時運搬や製品納入と廃棄物回収の連携(循環物流)などにより更なる運送効率の向上及び顧客との関係性強化を図り、より多くの廃木材回収を確保致すよう努めております。 (4) 為替変動による原油価格上昇と接着剤原料について E・V・Aボードの原材料の一つである接着剤原料は、安定した取引先より供給されておりますが、為替の変動や産地情勢の影響にて原油価格等が高騰し仕入価格が上昇する場合があります。接着剤の原油価格上昇を販売価格に転嫁できない場合は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループといたしましては、製造は勿論、運搬等にも大きく影響するため、生産効率の最適化による接着剤使用料の削減や、燃費効率の良い運搬車や運転技術等の講習をおこなって、影響を最小限にできるよう努めております。 (5) 自然災害等について 地震や台風等の自然災害や火災等の事故により、当社グループの生産拠点等の設備が大きな被害を被る可能性があります。具体的には、生産活動の停止や出荷の遅延による売上高の大幅な減少、生産拠点の修復に係る多額の費用拠出、サプライチェーンの寸断による経済活動の低迷が想定されます。当社グループといたしましては、BCPの観点からも被害の最小化及び事業継続体制の強化をはかっており、特に火災リスクの高い生産拠点においては、リスクアセスメントに応じた設備投資等による対策を一層強化し、再発防止に努めてまいります。 (6) 法的規制等について ① 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 当社グループは、E・V・Aボードの原材料調達を目的に木質廃棄物を収集運搬して、木材チップに破砕(中間処理)しております。廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下「廃掃法」という)に基づく産業廃棄物収集運搬業(ティー・ビー・ロジスティックス株式会社・TB関西物流株式会社)並びに産業廃棄物処分業(当社・横浜エコロジー株式会社)の事業許可を各都府県知事から取得しております。 また、下記表記載以外にも収集運搬過程では道路運送車両法や自動車から排出される窒素酸化物の特定地域における総量の削除等に関する特別措置法等、処分過程においては労働安全衛生法、環境保全やリサイクルに関する諸法令等による規制を受けております。当社グループといたしましては、関連する職種の従業員等に、廃掃法の教育を徹底しコンプライアンスに努めております。 (主要な法的規制) 対象   法令等名   監督官庁   法的規制の内容 収集運搬(積替保管含む)   廃棄物の処理及び清掃に関する法律   環境省   産業廃棄物の収集運搬に関する許可基準、運搬及び保管、委託契約、マニフェストに関する基準が定められております。 中間処理   廃棄物の処理及び清掃に関する法律   環境省   産業廃棄物の中間処理に関する許可基準、処理及び保管、委託契約、マニフェストに関する基準が定められております。 (主要な行政指導) 対象   監督官庁   行政指導   行政指導の概要 施設の設置及び維持管理   各自治体   施設の設置及び維持管理の指導要網   廃棄物処理施設の設置及び維持管理に関する基準が定められております。 県外廃棄物規制   各自治体   県外廃棄物の指導要網   県外からの廃棄物の流入規制に関する基準が定められております。 「廃掃法」は、1997年及び2000年に大幅な改正が行われましたが、その後も2003年以降毎年のように改正され、廃棄物排出事業者責任や処理委託責任の強化のための規定が多数追加されたことに伴い、廃棄物排出事業者による処理業者に対する監視も厳しくなってきております。 また、2000年6月には「循環型社会形成推進基本法」が制定され、廃棄物を再生可能な有効資源として再利用すべくリサイクル推進のための法律が施行されております。当社グループの事業に関係する「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」など各産業、素材別のリサイクル関係法令が整備されております。更に、環境問題に対する世界的な関心も高まり、廃棄物の再生資源としての循環的利用、環境負荷の低減に対する社会的ニーズが高まっております。当社グループは、法的規制の改正などは当社経営方針とマッチしており、積極的に廃棄物の再資源化事業に投資を行ってまいりますが、今後の法的規制及び行政指導の動向によっては経営成績に影響を与える可能性があります。当社グループといたしましては、法改正の情報をいち早く入手して体制を整えると共に、積極的に法改正をビジネスチャンスとしてとらえ新しい循環型社会の構築の模索に努めてまいります。 イ.許可の更新、範囲の変更及び新規取得について 当社グループの木材チップ製造である産業廃棄物処理業は、各都府県知事の許可が必要であり、事業許可は有効期限が5年間(優良産業廃棄物処理業者認定制度による優良認定を受けた場合は7年間)で、事業継続には許可の更新が必要となります。また、事業範囲の変更及び他地域での事業開始、処理施設の新設・増設に関しても許可が必要となっております。当社グループのこれらに関する申請が廃棄物処理法第十四条第5項または第10項の基準等に適合していると認められない場合は、申請が不許可処分とされ、事業活動に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ロ.事業活動の停止及び取消し要件について 廃掃法には事業の許可の停止要件(廃掃法第十四条の三)並びに許可の取消し要件(廃掃法第十四条の三の二)が定められております。不法投棄、マニフェスト虚偽記載等の違反行為、処理施設基準の違反、申請者の欠格要件(廃掃法第十四条第五項第二号)等に関しては事業の停止命令あるいは許可の取消しという行政処分が下される虞があります。当社グループは、現在において当該要件や基準に抵触するような事由は発生しておりませんが、万が一、当該要件や基準に抵触するようなことがあれば、事業活動に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループといたしましては、イ) ロ) 共にコンプライアンスの徹底を図ることで優良認定を継続し事業許可停止に陥ることのない体制づくりを行っております。 (東京ボード工業株式会社) 取得年月   許認可等の名称   所管官庁等   許認可等の内容   許可番号   有効期限 1991年6月14日   産業廃棄物処分業   東京都   中間処理   第01320012468号   2032年6月13日 1993年12月10日   産業廃棄物処分業   埼玉県   中間処理   第01120012468号   2030年12月9日 (注)法令違反の要件及び主な許可停止、取消事由については以下のとおりであります。 「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」 第十四条の三 都道府県知事は、産業廃棄物収集運搬業者又は産業廃棄物処分業者が次の各号のいずれかに該当するときは、期間を定めてその事業の全部又は一部の停止を命ずることができる。 一   違反行為をしたとき、又は他人に対して違反行為をすることを要求し、依頼し、若しくは唆し、若しくは他人が違反行為をすることを助けたとき。 二   その者の事業の用に供する施設又はその者の能力が第十四条第五項第一号又は第十項第一号に規定する基準に適合しなくなったとき。 三   第十四条第十一項の規定により当該許可に付した条件に違反したとき。 第十四条の三の二 都道府県知事は、産業廃棄物収集運搬業者又は産業廃棄物処分業者が次の各号のいずれかに該当するときは、その許可を取り消さなければならない。 一   第十四条第五項第二号イ(第七条第五項第四号ハ若しくはニ(第二十五条から第二十七条まで若しくは第三十二条第一項(第二十五条から第二十七条までの規定に係る部分に限る。)の規定により、又は暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の規定に違反し、刑に処せられたことによる場合に限る。)又は同号トに係るものに限る。)又は第十四条第五項第二号ロ若しくはヘに該当するに至ったとき。 二   第十四条第五項第二号ハからホまで(同号イ(第七条第五項第四号ハ若しくはニ(第二十五条から第二十七条までの規定により、又は暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の規定に違反し、刑に処せられたことによる場合に限る。)又は同号トに係るものに限る。)又は第十四条第五項第二号ロに係るものに限る。)に該当するに至ったとき。 三   第十四条第五項第二号ハからホまで(同号イ(第七条第五項第四号ニに係るものに限る。)に係るものに限る。)に該当するに至ったとき。 四   第十四条第五項第二号イ又はハからホまでのいずれかに該当するに至ったとき(前三号に該当する場合を除く。)。 五    前条第一号に該当し情状が特に重いとき、又は同条の規定による処分に違反したとき。 六   不正の手段により第十四条第一項若しくは第六項の許可(同条第二項又は第七項の許可の更新を含む。)又は第十四条の二第一項の変更の許可を受けたとき。 2   都道府県知事は、産業廃棄物収集運搬業者又は産業廃棄物処分業者が前条第二号又は第三号のいずれかに該当するときは、その許可を取り消すことができる。 (横浜エコロジー株式会社) 取得年月   許認可等の名称   所管官庁等   許認可等の内容   許可番号   有効期限 2005年11月1日   産業廃棄物処分業   横浜市   中間処理   第05620122518号   2029年7月31日 (注)法令違反の要件及び主な停止、取消事由については東京ボード工業(株)の廃棄物処理業の記載内容と同様であります。 (ティー・ビー・ロジスティックス株式会社) 取得年月   許認可等の名称   所管官庁等   許認可等の内容   許可番号   有効期限 1998年5月22日   産業廃棄物収集運搬業   東京都   収集・運搬   第01300053819号   2029年5月21日 1998年6月1日   産業廃棄物収集運搬業   千葉県   収集・運搬   第01200053819号   2029年5月31日 1998年6月16日   産業廃棄物収集運搬業   埼玉県   収集・運搬   第01107053819号   2029年6月15日 2000年5月11日   産業廃棄物収集運搬業   神奈川県   収集・運搬   第01402053819号   2031年5月10日 1998年6月1日   産業廃棄物収集運搬業   茨城県   収集・運搬   第00801053819号   2029年5月31日 1998年8月17日   産業廃棄物収集運搬業   栃木県   収集・運搬   第00900053819号   2029年8月16日 1999年3月26日   産業廃棄物収集運搬業   山梨県   収集・運搬   第01900053819号   2030年3月25日 2000年1月4日   産業廃棄物収集運搬業   群馬県   収集・運搬   第01000053819号   2031年1月3日 2000年5月9日   産業廃棄物収集運搬業   静岡県   収集・運搬   第02201053819号   2031年5月8日 2001年2月27日   産業廃棄物収集運搬業   長野県   収集・運搬   第02009053819号   2032年2月26日 2011年10月20日   産業廃棄物収集運搬業   岩手県   収集・運搬   第00300053819号   2030年10月19日 2011年10月25日   産業廃棄物収集運搬業   宮城県   収集・運搬   第00400053819号   2030年10月24日 2019年6月14日   産業廃棄物収集運搬業   富山県   収集・運搬   第01601053819号   2031年6月13日 2019年6月19日   産業廃棄物収集運搬業   新潟県   収集・運搬   第01509053819号   2031年6月18日 2019年12月10日   産業廃棄物収集運搬業   福島県   収集・運搬   第00707053819号   2031年12月9日 2019年11月8日   産業廃棄物収集運搬業   山形県   収集・運搬   第00609053819号   2031年11月7日 2020年1月31日   産業廃棄物収集運搬業   愛知県   収集・運搬   第02300053819号   2032年1月30日 2017年12月15日   特別管理産業廃棄物収集運搬業   東京都   収集・運搬   第01350053819号   2027年12月14日 2017年12月19日   特別管理産業廃棄物収集運搬業   千葉県   収集・運搬   第01250053819号   2029年12月18日 2017年12月20日   特別管理産業廃棄物収集運搬業   神奈川県   収集・運搬   第01450053819号   2029年12月19日 2018年12月19日   特別管理産業廃棄物収集運搬業   埼玉県   収集・運搬   第01150053819号   2030年12月18日 (注)法令違反の要件及び主な停止、取消事由については東京ボード工業(株)の廃棄物処理業の記載内容と同様であります。 (TB関西物流株式会社) 取得年月   許認可等の名称   所管官庁等   許認可等の内容   許可番号   有効期限 2007年4月16日   産業廃棄物収集運搬業   東京都   収集・運搬   第01300134402号   2027年4月15日 2007年4月25日   産業廃棄物収集運搬業   大阪府   収集・運搬   第02700134402号   2027年4月24日 2007年6月26日   産業廃棄物収集運搬業   滋賀県   収集・運搬   第02500134402号   2027年6月25日 2007年7月17日   産業廃棄物収集運搬業   兵庫県   収集・運搬   第02801134402号   2027年7月16日 2007年8月15日   産業廃棄物収集運搬業   京都府   収集・運搬   第02600134402号   2027年8月14日 2007年9月10日   産業廃棄物収集運搬業   奈良県   収集・運搬   第02901134402号   2027年9月9日 2020年10月22日   産業廃棄物収集運搬業   愛知県   収集・運搬   第02300134402号   2030年10月7日 2012年4月26日   産業廃棄物収集運搬業   神奈川県   収集・運搬   第01407134402号   2027年4月25日 2012年6月5日   産業廃棄物収集運搬業   和歌山県   収集・運搬   第03000134402号   2027年6月4日 2020年2月12日   産業廃棄物収集運搬業   岡山県   収集・運搬   第03300134402号   2030年2月11日 2025年11月21日   産業廃棄物収集運搬業   三重県   収集・運搬   第02400134402号   2030年11月20日 (注)法令違反の要件及び主な停止、取消事由については東京ボード工業(株)の廃棄物処理業の記載内容と同様であります。 ② JISマーク認証 当社グループの主要製品は日本産業規格のJISマーク認証を受けており、登録認証機関による3年毎の定期審査も継続的に実施されております。しかしながら、当該審査の結果、品質や性能または品質管理体制などに重大な不良または不備などがあった場合には、JISマーク認証が取り消され、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、開発中の新製品について、JISマーク認証を予定した時期までに受けられない場合、市場投入が遅れ当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループといたしましては、マーケティングから開発及び製造販売までの期間を最短にすべく開発等の人員確保育成等を進めてまいります。またコンプライアンスを徹底することにより産業標準化法違反が無いように努めております。 (7) 特定の取引先への依存について 当社グループの2026年2月期の売上高に占める上位3社であるSMB建材株式会社、トーヨーマテリア株式会社及び伊藤忠建材株式会社を併せた売上高比率は36.3%であります。SMB建材株式会社、トーヨーマテリア株式会社及び伊藤忠建材株式会社は建材を扱う商社であり、各社とは円滑な取引を継続しておりますが、取引先の個別の事情や最終ユーザーであるゼネコン、ビルダーなどの事情により、取引条件の悪化や取引関係の解消または契約内容の大幅な変更等が生じる場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループといたしましては、商品毎に各取引先のバランスが取れる様に販売してまいります。 (8) 特定の仕入先への依存度が高いことについて 当社グループは、業務効率等の観点から、接着剤原料について特定の仕入先に取引を集中させております。当社グループでは当該仕入先との良好な関係維持には十分留意しております。何らかの事情により当該仕入先からの仕入れが滞るような状況になった場合、当社グループがメーカーへ直接発注を行うことが可能であり、当社グループの業務に支障が生じる可能性は低いと考えておりますが、一時的に当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 継続企業の前提に関する重要事象等 当社グループは、前連結会計年度において8期連続して営業損失及び経常損失を計上しました。 当連結会計年度においては営業損失81,337千円、経常損失190,731千円及び親会社株主に帰属する当期純損失777,831千円を計上しております。また、当連結会計年度末における有利子負債は7,409,396千円(短期借入金256,265千円、1年内返済予定の長期借入金6,227,512千円及び長期借入金925,618千円)と、手元流動性(現金及び預金1,171,854千円)に比して高水準な状況にあり、取引金融機関には継続して経営改善を前提とした支援を要請している状況にあります。 これらの状況により、当社グループは、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しているものと認識しております。 当社グループは当該状況を解消すべく、以下のとおり対応を進めてまいります。 1)循環型社会の構築推進 2)安全に関する取り組み 3)従業員の意欲、能力の向上と働き方改革 4)生産性の向上と収益構造の改善 5)研究開発及び従事する人材の確保と育成 これらの当社独自の対応策を実施することに加えて、各取引先との緊密な連携関係を深め、必要に応じた協力体制を築くことによりキャッシュ・フローの改善と財務体質の強化を図り当該状況の解消、改善に努めます。また、一部借入金につきましては財務制限条項がございますが、すべての関係金融機関と財務状態及び資金計画等の協議を行った結果、期限の利益喪失の権利行使をしない旨の同意を得ており、引き続き当該金融機関と緊密な関係を維持し、継続的な支援をいただけるよう定期的に協議を行ってまいります。 今後も上記施策を推進し、収益力の向上と財務体質の強化に取り組みますが、これらの改善策ならびに対応策は実施中であり、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。 (10) 減損会計 当社グループは減損会計を適用しており、本社、工場、各事業所において設備等を保有しているため、減損の必要性が発生した場合は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 なお、当社は、2025年10月17日開催の臨時株主総会の決議により、事業年度末日を従来の3月31日から2月末日に変更いたしました。これにより、当事業年度が2025年4月1日から2026年2月28日までの11ヵ月となったため、当連結会計年度の事業報告においては業績に関する前期比増減の記載を省略しております。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、企業収益や雇用・所得環境などの改善を背景に、景気は緩やかな回復基調となりました。その一方で、地政学リスクの高まりや米国通商政策の動向、物価上昇による消費者の節約志向の継続など、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 また、当社グループが事業の主体を置く住宅市場におきましては、2025年4月~2026年2月の新築着工数は、持家が前年同期比10.9%の減少、貸家が前年同期比10.5%の減少、分譲住宅が前年同期比11.6%の減少、全体では前年同期比10.9%の減少と、経営環境は総じて厳しい状況で推移いたしました。 当社グループにおきましては、佐倉工場の新たなチップ乾燥設備が前期末より稼働を開始し、期初より、安定したパーティクルボードの生産が行えており、当社グループの強みでもある木質廃棄物の回収から製品の製造・販売の木材のマテリアルリサイクルを活かすべく、部署間・グループ間の連携の強化、製造工程管理の見直し、人材育成等に注力し、売上の増加及び経費の削減に努め、業績も想定通り推移しておりました。しかしながら、2025年11月1日に発生した佐倉工場製造ラインにおける小火により、同工場の操業が停止し、製品の出荷数削減を余儀なくされ、売上面・収益面に大きな影響を及ぼしました。 この結果、当連結会計年度の業績は、売上高は6,625,098千円、営業損失は81,337千円、経常損失190,731千円となり、親会社株主に帰属する当期純損失は、777,831千円となりました。 なお、当社グループは木材環境ソリューション事業及びその他の事業でありますが、その他の事業の全セグメントに占める割合が僅少であり、開示情報として重要性が乏しいため、セグメント情報の記載は省略しております。 ② 財政状態の状況 (資産の部) 当連結会計年度末における資産の残高は11,239,438千円となり、前連結会計年度末に比べ1,286,183千円減少いたしました。現金及び預金が605,025千円減少し、売掛金が430,473千円減少、商品及び製品が401,001千円減少したことが主たる要因であります。 (負債の部) 当連結会計年度末における負債の残高は9,586,593千円となり、前連結会計年度末に比べ536,963千円減少いたしました。未払金が311,125千円減少し、買掛金が216,415千円減少したことが主たる要因であります。 (純資産の部) 当連結会計年度末における純資産の残高は1,652,845千円となり、前連結会計年度末に比べ749,219千円減少いたしました。親会社株主に帰属する当期純損失777,831千円の計上が主たる要因であります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動において725,450千円の資金が増加し、投資活動において1,312,173千円の資金が減少し、財務活動において18,302千円の資金が減少した結果、前連結会計年度末に比べ605,025千円減少し、当連結会計年度末には1,171,854千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、増加した資金は725,450千円(前連結会計年度は1,325,415千円の増加)となりました。減価償却費786,186千円、棚卸資産の減少385,854千円、売上債権の減少338,606千円により資金が増加したことが主たる要因であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、減少した資金は1,312,173千円(前連結会計年度は1,118,204千円の減少)となりました。主として、有形固定資産の取得による支出1,324,108千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、減少した資金は18,302千円(前連結会計年度は35,400千円の減少)となりました。これは主として、長期借入金の返済による支出12,628千円によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の状況 (a) 生産実績 当社グループでは木材環境ソリューション事業及びその他の事業でありますが、その他の事業の全セグメントに占める割合が僅少であり、開示情報として重要性が乏しいため、記載を省略しております。 セグメントの名称   第81期(自 2025年4月1日至 2026年2月28日) 生産高(千円)   前年同期比(%) 木材環境ソリューション事業   3,281,287   - 合計   3,281,287   - (注) 1.金額は、製造原価によっております。 (b) 受注実績 当社グループは、概ね見込生産を行っておりますので受注実績につきましては、記載を省略しております。 (c) 販売実績 当社グループでは木材環境ソリューション事業及びその他の事業でありますが、その他の事業の全セグメントに占める割合が僅少であり、開示情報として重要性が乏しいため、記載を省略しております。 セグメントの名称   第81期(自 2025年4月1日至 2026年2月28日) 販売高(千円)   前年同期比(%) 木材環境ソリューション事業   6,253,855   - 合計   6,253,855   - (注) 1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   第80期(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   第81期(自 2025年4月1日 至 2026年2月28日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) SMB建材株式会社   1,456,553   18.8   1,077,007   16.3 トーヨーマテリア株式会社   814,336   10.5   821,808   12.4 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。当社は、連結財務諸表の作成に際して、資産・負債の金額及び偶発債務等の注記事項の開示並びに会計期間における収益・費用の金額に影響を与える見積り項目について、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる様々な要因に基づいた見積りと判断を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。この連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項につきましては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a) 財政状態の分析 財政状態の分析は、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載のとおりであります。 (b) 経営成績の分析 経営成績の分析は、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (c) キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (d) 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (e) 資本の財源及び資金の流動性について 当社グループの運転資金需要は主として、製造費の他、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としております。なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は7,409,396千円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,171,854千円となっております。 (f) 経営者の問題認識と今後の方針について 当社グループの経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案するよう努めておりますが、日本の総人口の減少と低出生率を鑑みると、新設住宅着工戸数が大幅に上昇する可能性は少ないと判断しております。また国際情勢などによる経済不安の影響により、更に新設住宅着工戸数が減少したときに備え、今期においても生産調整や損益分岐点を下げるように努め、利益を計上できる体制を構築するよう心掛けております。

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開示資料

出典

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