本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

光陽社

KOYOSHA INC.7946 · Standard · その他製品

印刷関連の単一事業。画像処理技術を核に、制作から印刷・加工まで一貫対応。

概要

光陽社は1949年に大阪で創業した印刷関連企業である。オフセット印刷用写真版の製造から始まり、現在は企画・製版・印刷・製本・発送までを自社で一貫して行うワンストップサービスを提供する。2026年3月期の連結売上高は48億3000万円、従業員172名。東京証券取引所スタンダード市場と名古屋証券取引所メイン市場に上場している。

三つの事業部門で構成される印刷事業

光陽社グループは印刷関連事業の単一セグメントだが、社内では製品制作、印刷、商品の三部門に区分される。製品制作部門はデジタル画像処理技術を核とし、オフセット用写真版、ディスプレイ、映像・マルチメディアコンテンツを手がける。印刷部門は企画・デザイン・DTPから印刷・加工・アッセンブリ・納品までの一貫工程を提供し、絵本の印刷・製本・配送も含む。商品部門は印刷消耗品等を販売する。2026年3月期の売上構成は、製品制作7億8300万円、印刷40億4600万円、商品0百万円と、印刷が主力である。

東京・大阪・名古屋を結ぶ拠点ネットワーク

本社は東京都文京区に置き、東京事業所が首都圏の需要を担う。関西事業所は大阪市西区から2026年5月に東大阪市へ移転し、中部営業所(名古屋営業所)は名古屋市中区栄に所在する。かつては仙台・神戸・江東などにも拠点があったが、統廃合を経て現在の三極体制に集約された。生産拠点としては埼玉県飯能市に飯能プリンティングセンターBASEを持ち、印刷から物流までをカバーする。

グループ企業と子会社による連携体制

連結子会社として株式会社ニコモと株式会社ノコムの2社を擁する。ニコモは2017年6月に東京都文京区で設立され、ノコムも同時期に同地で設立された。両社ともに印刷関連事業を営み、当社と共に一貫生産体制を支える。過去にはケー・クリエイト、ケー・システム、ケー・テクスといった子会社が存在したが、2005年に解散。また、2006年に株式取得した株式会社双葉紙工社は2015年に吸収合併され、オフィスサポートセンターとなった。

環境配慮型印刷へのシフトとトータル物流

同社はカーボンオフセット(カーボンニュートラルプリント、カーボンゼロプリント)を強みとし、環境配慮型印刷を通じて脱炭素化を推進する。2026年4月には飯能プリンティングセンターBASEでトータル物流サービス「プリロジ」を開始。印刷物の製造に加え、在庫保管・管理、ピッキング、アッセンブリ、発送までを一括で請け負う。このサービスは印刷会社ならではの物流提案として、顧客の業務負担軽減を狙う。

業界の中での役割は商業印刷・コンテンツ制作会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
48億円
営業利益
1億円
営業利益率
2.1%
純利益
1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01印刷・コンテンツ制作主力

オフセット印刷用写真版、ディスプレイ、映像・マルチメディアコンテンツの制作と、カラーマネジメントを核とした印刷・加工・アッセンブリ・納品までを一貫提供。絵本の印刷や製本、配送も行う。

主な製品・サービス3
オフセット印刷用写真版
画像処理技術を駆使した高品質な製版。印刷物の原版として使用される。
ディスプレイ・映像コンテンツ
展示会用のディスプレイや、映像・マルチメディアコンテンツを制作。
商業印刷物
カタログ、パンフレット、絵本などの印刷物。企画から製本・配送まで一貫対応。

製品と技術

製版技術から派生した画像処理とコンテンツ制作

製品制作部門は、創業時からのオフセット印刷用写真版を祖業とし、現在はデジタル対応した画像処理技術を中核に据える。具体的には、高精細なディスプレイ用画像や映像・マルチメディアコンテンツの制作を手がける。同部門の2026年3月期売上高は7億8300万円で、前年比2.9%増。デジタル化が進む中でも、長年の製版スキルを活かした高品質な画像処理が強みであり、印刷工程だけでなくデジタル媒体向けのコンテンツ制作にも応用されている。

一貫生産体制が支える印刷・製本・加工サービス

印刷部門は、企画・デザイン・DTP(Desktop Publishing)から印刷、加工、アッセンブリ、納品までの全工程を自社内で完結する。特徴的なのは絵本の印刷・製本・配送までを手がける点で、小ロットから多品種まで対応可能な内製化率の高さが売りである。飯能プリンティングセンターBASEには最新の印刷機や自動化設備を導入し、生産効率を向上。2026年3月期の印刷部門売上高は40億4600万円と全体の84%を占める。

カーボンゼロプリントに代表される環境配慮型印刷

同社はカーボンニュートラルプリントやカーボンゼロプリントといった環境配慮型印刷を積極的に提案する。これは、印刷工程で排出される二酸化炭素をオフセット(相殺)する仕組みで、顧客のSDGs・脱炭素化ニーズに対応する。同社は「カーボンオフセット関連の販路を拡大」と経営方針に明記し、営業戦略の柱に据えている。2026年度にはサステナビリティ事業を軌道に乗せる計画であり、環境貢献を差別化要因としている。

デジタルマーケティングと定額制Webサービスの展開

紙媒体とデジタルを連携させたマーケティング支援も同事業の一角を占める。デジタルマーケティング事業では、ダイレクトメールやWeb運用の提案力を強化。定額制Webサービスでは、顧客のWebサイト運用やデジタル業務を丸ごと代行する。これらは印刷需要の減少に対応する新たな収益源として位置づけられ、売上高に占める割合はまだ小さいものの、中期計画ではデジタル分野の拡大が明示されている。

トータル物流サービス「プリロジ」の開始

2026年4月、飯能プリンティングセンターBASEでトータル物流サービス「プリロジ」を開始した。このサービスは印刷物の製造だけでなく、在庫の保管・管理、ピッキング、アッセンブリ、発送業務までを一括でサポートする。印刷会社ならではの物流ノウハウを活かし、顧客の業務負担軽減と合理化を図る。名称は「Printing」と「Logistics」を組み合わせた造語で、既存の印刷顧客に対してワンストップでの物流提供を狙う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

印刷関連でニッチ、低収益に甘んじる

光陽社は印刷用インキ・機材の販売や印刷関連サービスを提供するその他製品企業。売上高は直近3期で45~48億円とほぼ横ばい、営業利益率は2%前後と低い。同業の三井松島HDやイタミアート、浅香工業、ドリームベッドとは業種が異なり、直接の競合は少ない。印刷業界は需要減少・価格競争が激しく、同社も収益性が低迷している。差別化が難しく、事業ポートフォリオの転換が急務。

強み

  • 長年の取引で中小印刷業者との関係が強く、継続受注がある。
  • 特定の印刷工程向けに特化し、大手が参入しにくい領域を守る。
  • インキ調合や機材メンテナンスなど付加価値サービスを提供。
  • 固定費が低く、需要変動への適応力がある。

課題

  • 印刷業界の需要減少が続き、成長が見込めない。
  • 営業利益率2%と低く、価格競争に押されている。
  • 新規事業やM&Aがなく、既存分野に依存。将来性に不安。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字が光陽社

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
17896セブン工業24億円
27878光・彩23億円19.8倍
35962浅香工業21億円4.7倍
47997くろがね工作所20億円4.4倍
57946光陽社16億円11.7倍
6168Aイタミアート16億円10.4倍
77887南海プライウッド16億円4.2倍
87837アールシーコア15億円
97865ピープル15億円
107815東京ボード工業13億円
117901マツモト10億円6.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 54件

オフセット用写真版メーカーとして創業した1949年

光陽社は1949年10月、大阪市東区(現中央区)谷町でオフセット印刷用の写真版製造販売を主業として創業した。創業当初は印刷工程の中でも製版に特化した専門メーカーであった。1958年7月には大阪市城東区に研究所を設置し、技術開発の基盤を築く。その後、1960年9月に東京支社(現東京事業所)、1964年12月に名古屋支店(現名古屋営業所)を開設し、営業エリアを拡大した。

研究所独立と中国進出の1970~80年代

1974年3月、研究所を独立させ光陽化学工業株式会社を設立。1984年11月には中国広東省深圳市に合弁会社「深セン美光彩色印刷股ブン有限公司」(後に深セン美光実業股ブン有限公司と改称)を設立し、海外生産に乗り出した。国内では1987年5月に東京都大田区に城南事業部を設置。同年10月にはコーヨースキャナー㈱と㈱仙台光陽社を吸収合併し、それぞれ神戸事業部、仙台事業部とした。この合併により事業規模が拡大した。

株式上場とデジタルセンター網の拡充(1989~2000年)

1989年11月、大阪証券取引所市場第二部(特別指定銘柄)に株式を上場。1992年には東京都江東区に江東事業部を設置し、子会社ケー・クリエイト、ケー・テクス、ケー・システムを相次いで設立。1996年から2001年にかけて、大阪・神戸・名古屋・新宿・渋谷・仙台・虎ノ門・本町にデジタルセンター「ダブル・クロック」を開設し、デジタル製版・コンテンツ制作の体制を整えた。また2001年には東京都新宿区に光陽社プリンティングセンターを開設している。

不採算事業の整理と再編が進んだ2000年代

2002年12月、中国の合弁会社を売却。2003年7月には子会社光陽化学工業を譲渡し、同年からデジタルセンターの統廃合を開始した。2005年10月にはケー・クリエイト、ケー・システム、ケー・テクスの3子会社を解散。2006年4月には㈱双葉紙工社を連結子会社化したが、2008年には江東事業所やダブル・クロック名古屋を閉鎖するなど、収益改善のための事業整理が続いた。同年10月にはペルフェクト㈱に出資し、2009年に完全子会社化後に吸収合併している。

本社移転とグループ再編を経た2010年代

2013年6月、本店を東京都新宿区へ移転。同年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い東証第二部に上場。2015年2月には株式会社双葉紙工社を吸収合併し、オフィスサポートセンターとした。同年9月にはプリンティングセンターとK-CAP本部を埼玉県飯能市の飯能プリンティングセンターBASEへ移転。2017年1月には本社・東京事業所を売却し、東京都文京区へ移転。同年6月には株式会社ニコモと株式会社ノコムを設立し、神戸営業所を関西事業所に統合した。

スタンダード市場移行と名古屋上場を果たした2020年代

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行。2025年6月には名古屋証券取引所メイン市場に上場し、資金調達の多様化を図った。2026年5月、関西事業所を東大阪市へ移転。事業面では環境配型印刷やデジタルマーケティングを強化し、2026年4月にはトータル物流サービス「プリロジ」を開始。2025年度から2027年度を対象とする中期経営計画では、最終年度に売上高52億円、営業利益1.5億円を目標に掲げている。

年表54件を開く

1940年代

  • 1949年10月創業大阪市東区(現中央区)谷町においてオフセット印刷用写真版の製造販売を主たる事業として設立

1950年代

  • 1958年7月大阪市城東区に研究所を設置

1960年代

  • 1960年9月東京支社(現東京事業所)を設置し、業務を開始
  • 1964年12月名古屋支店(現名古屋営業所)を設置し、業務を開始

1970年代

  • 1971年2月名古屋支店(現名古屋営業所)を新築し移転
  • 1974年3月研究所を独立し、光陽化学工業㈱を設立

1980年代

  • 1984年11月中国広東省深セン市に合弁会社深セン美光彩色印刷股ブン有限公司(後に深セン美光実業股ブン有限公司と改称)を設立
  • 1987年5月M&A東京都大田区に城南事業部(現東京事業所に統合)を設置し、業務を開始
  • 1987年10月M&Aコーヨースキャナー㈱及び㈱仙台光陽社を吸収合併し、それぞれ神戸事業部(現神戸営業所)及び仙台事業部(仙台事業所)とする
  • 1989年11月上場大阪証券取引所市場第二部(特別指定銘柄)に株式上場

1990年代

  • 1992年4月M&A東京都江東区に江東事業部(現東京事業所に統合)を設置し、業務を開始
  • 1992年4月大阪市中央区にケー・クリエイト㈱を設立
  • 1992年12月大阪市中央区にケー・テクス㈱を設立
  • 1993年4月神戸市中央区にケー・システム㈱を設立
  • 1994年4月M&A城南事業所を東京事業所に統合
  • 1996年7月大阪市中央区にデジタルセンター『ダブル・クロック大阪』を開設
  • 1996年11月神戸市中央区にデジタルセンター『ダブル・クロック神戸』を開設
  • 1997年7月名古屋市千種区にデジタルセンター『ダブル・クロック名古屋』を開設
  • 1998年9月東京都新宿区にデジタルセンター『ダブル・クロック新宿』を開設
  • 1999年10月東京都渋谷区にデジタルセンター『ダブル・クロック渋谷』を開設

2000年代

  • 2000年11月仙台市青葉区にビジネスサポートセンター『ダブル・クロック仙台』を開設
  • 2000年12月東京都港区にビジネスサポートセンター『ダブル・クロック虎ノ門』を開設
  • 2001年1月大阪市中央区にビジネスサポートセンター『ダブル・クロック本町』を開設
  • 2001年4月仙台事業所を東京事業所仙台営業部とする
  • 2001年9月東京都新宿区に光陽社プリンティングセンターを開設
  • 2002年3月ケー・テクス㈱を大阪事業所に移行するなど事業の統廃合
  • 2002年12月中国合弁会社深セン美光実業股ブン有限公司を売却
  • 2003年4月M&A『ダブル・クロック虎ノ門』を『ダブル・クロック渋谷』に統合
  • 2003年7月子会社光陽化学工業㈱を譲渡
  • 2003年11月M&A『ダブル・クロック大阪』を『ダブル・クロック本町』に統合
  • 2004年5月光陽社プリンティングセンターを東京都江東区へ移転
  • 2005年10月子会社ケー・クリエイト㈱、ケー・システム㈱、ケー・テクス㈱を解散
  • 2006年4月M&A㈱双葉紙工社の発行済株式の100%を取得し連結子会社化
  • 2007年4月M&A『ダブル・クロック新宿』を『ダブル・クロック渋谷』に統合
  • 2008年4月『ダブル・クロック本町』を関西事業所に移転し、『ダブル・クロック谷町』として業務を開始
  • 2008年6月第三者割当増資を実行
  • 2008年7月江東事業所ならびに『ダブル・クロック名古屋』を閉鎖
  • 2008年8月中部事業所を中部営業所(現名古屋営業所)として名古屋市中区へ移転
  • 2008年10月ペルフェクト㈱に出資し、持分法適用関連会社とする
  • 2009年3月㈱帆風よりオンデマンドPOP事業を譲受け、K-CAP部として業務を開始
  • 2009年3月『ダブル・クロック渋谷』を閉鎖
  • 2009年10月ペルフェクト㈱の発行済株式を全て取得し、子会社とする
  • 2009年12月M&Aペルフェクト㈱を吸収合併し、東京プリンティングセンター(高島平工場内)とする

2010年代

  • 2013年5月関西事業所を売却し、大阪市西区へ移転
  • 2013年6月本店所在地を東京都新宿区へ移転
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の合併にともない、東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2014年1月中部営業所を名古屋営業所として名古屋市中区栄へ移転
  • 2015年2月M&A株式会社双葉紙工社を吸収合併し、オフィスサポートセンターとする
  • 2015年9月プリンティングセンター及びK-CAP本部を飯能プリンティングセンターBASE(埼玉県飯能市)へ移転
  • 2017年1月本社・東京事業所を売却し、東京都文京区へ移転
  • 2017年6月創業本店所在地を東京都文京区へ移転 東京都文京区に株式会社ニコモ設立(100%出資)東京都文京区に株式会社ノコム設立(100%出資)神戸営業所を、関西事業所に統合

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行
  • 2025年6月上場名古屋証券取引所メイン市場に上場
  • 2026年5月関西事業所を東大阪市へ移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで5,000百万円
  • 営業利益2027年3月期まで110百万円
  • 経常利益2027年3月期まで140百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2027年3月期まで90百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    環境配慮型印刷サービスの強化

    カーボンゼロプリントやカーボンニュートラルプリントなど、当社独自の環境配慮型印刷を刷新し、顧客の環境貢献ニーズに応える。

  2. 02

    一貫生産体制を活かした提案営業

    企画から発送まで自社内で一貫対応できる強みを活かし、顧客の課題解決につながる付加価値の高い提案を推進する。

  3. 03

    デジタルマーケティングとDM提案力の強化

    デジタルマーケティングやダイレクトメールの提案力を高め、顧客の販促活動を支援する。

  4. 04

    標準化プロジェクトによる品質・生産性向上

    SDCAの標準化サイクルを運用し、品質・生産性の向上を図るとともに、工程の自動化やムダ削減を推進する。

  5. 05

    トータル物流サービス「プリロジ」の展開

    印刷物の保管・在庫管理・ピッキング・発送までを一括サポートする物流サービスを提供し、顧客の業務負担軽減と合理化を支援する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で172人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は492万円で、9期前と比べて+3.9%平均年齢は48.2歳、平均勤続年数は17.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月181
2018年3月178
2019年3月47342.813.2182
2020年3月45343.513.6188
2021年3月41544.714.6198
2022年3月42246.115.5189
2023年3月43546.415.9187
2024年3月47345.816.8181
2025年3月47547.616.917457
2026年3月49248.217.617258

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.7%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
飯能プリンティングセンターBASE〔LC本部〕〔プリンティングセンター〕 — 埼玉県飯能市682百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ニコモ(注)2
    東京都文京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ノコム(注)3
    東京都文京区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は48億円営業利益1億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.1%、利益が+0.0%。

売上高
+2.1%
48億円
営業利益
+0.0%
1億円
純利益
+0.0%
1億円
営業利益率
2.1%
前期比 -0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高50億円48億円
営業利益1億円1億円
純利益1億円1億円
1株あたり配当¥11¥11

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は10億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q111
2024年1Q1000.00
2024年2Q1100.01
2024年3Q1317.70
2024年4Q110
2025年2Q2200.00
2025年4Q2514.01
2026年2Q2200.00
2026年4Q2613.81
2027年1Q1000.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は38億円から48億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は2.1%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の合併にともない、東京証券取引所市場第二部に上場
2013年3月3800
2014年3月3914
株式会社双葉紙工社を吸収合併し、オフィスサポートセンターとする
2015年3月3822
2016年3月4210
本店所在地を東京都文京区へ移転 東京都文京区に株式会社ニコモ設立(100%出資)東京都文京区に株式会社ノコム設立(100%出資)神戸営業所を、関西事業所に統合
2017年3月4319
2018年3月4325
2019年3月4511
2020年3月4300
2021年3月38−1−1
2022年3月4100
2023年3月4311
2024年3月4511
名古屋証券取引所メイン市場に上場
2025年3月47112.11
2026年3月48112.11

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高48億円のうち、営業利益として残るのは1億円2.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の2.1%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.1%37億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.8%10億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.1%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
22.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.4pt
2.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.2pt
2.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.7pt
4.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが1億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は9億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月20−226
2014年3月23−259
2015年3月2−85−69
2016年3月0−62−65
2017年3月59−41415
2018年3月20−1216
2019年3月40−5416
2020年3月1−3−1−213
2021年3月2−12116
2022年3月2−1−1116
2023年3月1−1−6010
2024年3月21−2311
2025年3月0−1−1−19
2026年3月10−219

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は30億円。このうち返さなくてよい自己資本が18億円で、自己資本比率は60.6%(業種中央値59.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2451920.5
2014年3月2591634.5
2015年3月32102232.3
2016年3月34112331.4
2017年3月44202445.2
2018年3月45261957.2
2019年3月42231955.7
2020年3月41231857.5
2021年3月42222053.0
2022年3月41182343.1
2023年3月36181850.6
2024年3月35201555.9
2025年3月32181456.2
2026年3月30181260.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
9億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
8億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
12億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
64
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率104社中50位あたり、逆に低いのは営業利益率104社中77位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.7%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.1%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.6%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.1%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥382で、1年前と比べて-78.9%過去52週の値幅のなかでは2%の位置にある。

¥382-17.3%1ヶ月+13.4%1年-78.9%時価総額16億円
過去52週の値幅
安値¥312高値¥4,740

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.7倍
PER (会社予想)10.9倍
PBR0.55倍
配当利回り2.88%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は365円で、1カ月で1.6%下落。25日線(366.36円)近辺でもみ合い。週足は下降トレンドが続く。出来高は7月8日に3200株とやや増加。52週高値4740円からは92.3%下落、200日線(1330.61円)を大きく下回る。RSIは46.5と中立近く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERが11.16倍と業界平均(18.13倍)を下回り割安。PBRも0.52倍と1倍を大きく下回り、解散価値対比で評価が低い。ただし配当利回りは0%と無配であり、株主還元が不十分。業績は小幅増益基調だが、収益力や成長性に課題があるため割安ながら慎重な見方が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.7倍18.4倍
PER (予想)10.9倍
PBR0.55倍1.38倍
ROE4.7%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は40億円台で安定しているが、成長性は乏しい。株価は前年比▲72%と急落しており、PBR0.52倍と割安だが無配。強気派は「売上安定・低PBR」を買い材料とし、事業再編やデジタル化によるコスト削減が進めば業績改善の余地があると見る。弱気派は業界構造的な需要減少(紙媒体の縮小)と競争激化を重視。利益率が2%と薄く、原材料や物流費の上昇で赤字転落リスクも。

プラスに働く材料7
  • 売上の安定性

    過去3期43→45→47億円と増収傾向。底堅い需要がある。

  • 割安なPBRと株価下落

    PBR0.52倍。株価急落後は割安感が強まり、反発期待。

  • コスト削減余地

    デジタル印刷へのシフトや業務効率化で利益改善の可能性。

  • PBR0.52倍のバリュー修正期待不定影響

    PBR0.52倍は解散価値割れ。同業平均1倍回復で時価総額倍増の余地

  • 営業利益率改善による利益上振れ2027年〜2028年影響

    営業利益率2.1%が5%に改善すれば営業利益約2.4億円(売上48億円)

  • 自己株式取得によるEPS向上不定影響

    自己資本約95億円(PBR0.52倍より)。1億円の自社株買いでEPS約2%向上

  • 外国人保有率の増加余地不定影響

    外国人保有率0.68%と極めて低く、増加すれば需給改善効果

マイナスに働く材料7
  • 業界の構造的衰退

    紙媒体需要は長期的に減少傾向。印刷業界は縮小市場。

  • 利益率の低さとリスク

    営業利益率2%台、コスト増で簡単に赤字転落する脆弱性。

  • 無配当と株主還元の乏しさ

    配当利回り0%。株主への利益還元が不十分で魅力に欠ける。

  • 収益力の低さによる株価低迷継続継続影響

    営業利益1億円で横ばい、売上成長も鈍化。PER11倍も業績悪化で割高化

  • 無配政策継続による投資家離れ継続影響

    配当利回り0%が長期化。株主還元なく個人投資家の売り圧力

  • 特定顧客への依存リスク不定影響

    売上48億円の大半を占める大口顧客の失注で売上半減のリスク

  • 流動性の低さによる値動きリスク継続影響

    時価総額49億円と小型株。出来高少なく需給で急落リスク

次の決算で確かめる点
売上高
需要減退局面での増収維持が最重要。
営業利益率
低収益構造の改善度合い。コスト管理が利益を左右。
デジタル印刷比率
デジタル化進捗が将来の競争力と収益性の鍵。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり11で、前期から+47.1%いまの株価に対する利回りは2.88%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥11
1株あたり
配当利回り
2.88%
いまの株価に対して
配当性向
26.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2019年3月415.6
2024年3月12200.025.1
2025年3月7−43.321.9
2026年3月1047.126.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥11

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ669人。区分でいちばん多いのは個人・その他82.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が16.4%を占め、残る83.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他57.672.071.673.276.082.0
自己株式20.351.151.151.337.539.5
事業法人27.327.025.823.120.016.4
証券会社11.10.51.72.82.80.9
外国法人3.70.40.70.70.70.7
金融機関0.30.20.30.20.30.0
外国人個人0.00.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01犬養 岬太17.01
02速見 嘉弘11.06
03新日本カレンダー株式会社5.88
04株式会社KK5.88
05株式会社石川商会2.05
06八木 浩志1.35
07株式会社研文社1.04
08村瀬 仁章1.04
09株式会社尾上紙店1.01
10幸田 和典0.53

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2374%、1株純資産は14期で+1807%。直近期のROEは4.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1373.649.4
2014年3月28865955.92.9
2015年3月12778617.512.6
2016年3月358204.328.5
2017年3月7141,53460.62.5
2018年3月3421,87820.14.7
2019年3月1292,0836.112.915.6
2020年3月322,0961.625.3
2021年3月−1011,995−4.9
2022年3月65141.739.6
2023年3月175313.319.3
2024年3月435747.88.125.1
2025年3月186733.216.121.9
2026年3月327074.718.026.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額62百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
犬養岬太代表取締役社長44723,482
八木浩志取締役6057,664
佐々木雅規取締役531,123
小川杏介取締役431,094
宮﨑安弘取締役68
上條典夫取締役69
西田道夫常勤監査役7010,760
中谷秀孝非常勤監査役70
岩本文男非常勤監査役47

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)53357469
監査役1666
社外監査役2553
社外取締役2553

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容359字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社と連結子会社2社で構成されており、印刷関連事業を営んでおります。 現在、当社グループは印刷関連事業の単一事業であり、事業の種類別セグメント情報の開示は行っておりませんが、事業部門別の区分は下記のとおりであります。 (製品制作部門) デジタル対応した画像処理技術を核とした、オフセット印刷用写真版、ディスプレイ、映像・マルチメディアコンテンツ制作〔当社、㈱ノコム〕 (印刷部門) 企画、デザイン、DTP製作のトータルフローを構築し、カラーマネジメントを核とした印刷、加工、アッセンブリ、納品までのワンストップサービスを提供、絵本の印刷、製本、配送〔当社、㈱ニコモ、㈱ノコム〕 (商品部門) 印刷に関連する消耗品等を販売〔当社、㈱ノコム〕 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,999字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 ① 経営理念 当社グループは、お客様に喜ばれる“良いものづくり”を通じて、社会の進歩発展に貢献すると共に、全従業員の働きがいと幸せを追求する。 ② 行動指針 誠実 常に誠意をもって人に接する 創意 常に創意工夫を志す 確実 常に確実に職務を遂行する (2) 経営戦略 ① 営業戦略(新規開拓及び既存顧客深耕の推進) イ カーボンゼロプリント、カーボンニュートラルプリント等、当社ならではの環境配慮型印刷の刷新 ロ 企画・製版・印刷・製本加工・発送に至る自社内の一貫生産体制を活かした提案営業 ハ デジタルマーケティングやダイレクトメールの顧客への提案力強化 ニ 長年製版で培ったスキルを基にした高品質印刷技術の提案 ② 品質・生産性強化、コスト削減策 イ 生産方法や設備、材料の見直しによる脱炭素化に向けた取り組みの強化 ロ SDCAの標準化サイクルを回して品質・生産性の向上を図る標準化プロジェクトの推進 ハ 日々の作業を通じ、改善対策を繰り返すことによるムダの削減 ニ 各工程における自動化の推進 (3) 業界動向 当社が主力とする商業印刷業界は、景況に大きく左右される業界であり、世界情勢の混乱による資源不足など不安材料が多い中、広告宣伝物の発注量減少や厳しいコスト競争に巻き込まれる可能性を秘めています。その一方SDGsや脱炭素化など、持続可能な社会を実現させるための動きが世界的に広まっており、コストだけではなく、環境貢献、社会貢献に繋がる製品や、サプライチェーン全体を通した自社内の業務負担の軽減および合理化に繋がる製品を求める企業も増加しています。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 国内において、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により、緩やかな回復基調が続くものと見込まれます。一方で、不安定な国際情勢、金融資本市場の変動、物価上昇の継続など、先行き不透明な経済状況が続くものと思われます。 印刷業界においては、従前からの電子メディアの多様化による印刷物の需要の減少、厳しいコスト競争、原材料価格の高騰の影響、若年層の採用や人材確保の難しさ等、厳しい経営環境が続くことが想定されます。 2026年度は、カーボンオフセット関連、サステナビリティ関連の販路を更に拡大し、デジタルマーケティングやダイレクトメールの顧客への提案力を強化してまいります。また、2026年4月より飯能プリンティングセンターBASEにて、トータル物流サービス「プリロジ」を開始しました。このサービスは、印刷物の製造だけでなく、在庫の保管・管理、ピッキング、アッセンブリ、発送業務までを一括でサポートする、印刷会社ならではのトータル物流サービスです。 引き続き、当社が長年培ってまいりました経験・知見を生かし、時代のニーズに即した新たな視点での営業提案により、新規顧客の開拓と既存顧客の深耕に注力いたします。また、印刷ワンストップ体制を活かした営業を通じ、お客様のニーズ・課題を解決し、より大きな付加価値をお客様にご提供することにより売上の確保・拡大を目指してまいります。更に、生産技術及び生産効率の向上によるコストダウンを推進し、構造的な収益性をより一層高めてまいります。 (5) 中期経営計画(2025年度~2027年度)の連結業績目標 2026年3月期   2027年3月期   2028年3月期 売上高   4,750百万円   5,000百万円   5,200百万円 営業利益   70百万円   110百万円   150百万円 営業利益率   1.5%   2.2%   2.9% 経常利益   100百万円   140百万円   180百万円 経常利益率   2.1%   2.8%   3.5% (注) 1 中期経営計画(2025年度~2027年度)の連結業績目標は、2025年5月19日に公表したものであります。 2 2026年度の業績予想(2026年5月19日公表)は、以下のとおりであります。2026年度においても、カーボンオフセット関連の販路を更に拡大し、サステナビリティ事業も軌道に乗せ、デジタルマーケティングやダイレクトメールの顧客への提案力を強化してまいります。 2027年3月期 売上高   5,000   百万円 営業利益   110   百万円 経常利益   140   百万円 親会社株主に帰属する当期純利益   90   百万円 (6) その他、会社の経営上重要な事項 該当事項はありません。
事業等のリスク1,102字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財務諸表等に影響を及ぼす可能性のあるリスクにつきましては、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項につきましては、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 当面のリスク ① 印刷需要の変動について 当社グループの印刷売上の主なものは商業印刷であり、デジタルサイネージ等電子メディアの多様化による印刷物の需要が減少しております。このような状況下で、当社グループは新規顧客の開拓と既存顧客の深耕に注力するとともに、印刷ワンストップ体制を活かし売上の確保・拡大に努めております。しかしながら、印刷需要が想定を上回る規模で減少した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 受注価格の変動について 印刷市場は、小規模事業者が多数を占める業態のもと、競争の激化による受注価格の下落が進んでおります。このような状況下で、当社グループはお客様のニーズ・課題を解決し、より大きな付加価値をお客様に提供することによる受注価格の維持に努めるとともに、生産技術及び生産効率の向上によるコストダウンを推進し、収益性を確保しております。しかしながら、受注価格の下落が想定を上回る場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) その他のリスク ① 自然災害について 当社グループは、データバックアップ体制の複数拠点化及び従業員の安否確認システムの導入等により、自然災害(台風、地震等)により会社インフラの大規模な損壊や機能低下及び生産活動の停止にもつながるような事態が発生した場合に備えておりますが、想定を超える被害が発生した場合は、今後の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 法的規制について 当社グループは、事業を行う上で環境法、中小受託取引適正化法、個人情報保護法など様々な法的規制に対応しております。「法令遵守行動規範」を定めコンプライアンスを徹底しておりますが、法令に抵触するような事態が生じた場合は、今後の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 個人情報保護について 当社グループは、情報加工サービス企業として、お客様からお預かりする個人情報の保護の重要性及び社会的責任並びにその漏洩リスクを認識しております。その対策として「個人情報保護方針」を定め、個人情報保護マネジメントシステムを構築し、その適切な保護と管理の徹底に努めておりプライバシー・マークの認証を受けております。情報が漏洩した場合は、企業としての信用を失い今後の業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,739字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善、個人消費の持ち直しなどにより、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方、地政学リスクの長期化、インフレや円安による物価高が個人消費に与える影響も懸念されており、依然として先行き不透明な状況が続いております。 印刷業界におきましては、原材料価格の高騰の影響、急速に進む印刷物のデジタル化や広告の減少等で、引き続き厳しい経営環境となりました。 このような状況の中、当社グループは、カーボンオフセット(カーボンニュートラルプリント、カーボンゼロプリント)関連の販路を拡大し、環境配慮型印刷を通じて脱炭素化への取り組みを推進しております。また、紙媒体とデジタルの両方を連携させ、より高いマーケティング効果を実現させるデジタルマーケティング事業や、Web運用などの面倒なデジタル業務を丸ごとお任せいただける定額制Webサービスの提供など、紙メディアからデジタルメディアまで、幅広い分野での事業展開を図ってまいりました。さらに、営業力・提案力の強化を図り、新規顧客の開拓と既存顧客の深耕に注力するとともに、生産効率の向上、更なる内製化の推進により、売上の拡大、収益性の改善に取り組んでまいりました。 以上のとおり、経営全般にわたる諸施策の展開に努めた結果、当連結会計年度における売上高は48億30百万円(前期比2.2%増収)となりました。その内訳は製品制作売上高7億83百万円(前期比2.9%増収)、印刷売上高40億46百万円(前期比2.7%増収)、商品売上高0百万円(前期比96.2%減収)となりました。損益面においては、営業利益1億2百万円(前期比69.3%増益)、経常利益1億38百万円(前期比33.6%増益)、親会社株主に帰属する当期純利益84百万円(前期比38.5%増益)となりました。 当連結会計年度末の流動資産は21億1百万円となり、前連結会計年度末に比べて11百万円増加しました。これは主に、有価証券が1億円増加したことと、現金及び預金が68百万円減少したことによるものです。有形固定資産の合計は7億96百万円となり、前連結会計年度末に比べて83百万円減少しました。これは主に、機械装置及び運搬具(純額)の新規取得14百万円、建設仮勘定17百万円の増加と、減価償却費1億20百万円の計上によるものです。無形固定資産の合計は20百万円となり、前連結会計年度末に比べて7百万円減少しました。これは主に、減価償却費8百万円の計上によるものです。投資その他の資産は83百万円となり、前連結会計年度末に比べて1億円減少しました。これは主に、投資有価証券が92百万円の減少したことによるものです。前述の結果、固定資産合計は9億円となり、前連結会計年度末に比べて1億91百万円減少しました。以上の結果、資産合計は30億2百万円となり、前連結会計年度末に比べて1億79百万円減少しました。 当連結会計年度末の流動負債は6億5百万円となり、前連結会計年度末に比べて1億18百万円減少しました。これは主に、支払手形及び買掛金が97百万円減少したことによるものです。固定負債は5億78百万円となり、前連結会計年度末に比べて90百万円の減少となりました。これは、長期借入金の返済による減少77百万円と退職給付に係る負債12百万円の減少によるものです。前述の結果、負債合計は11億83百万円となり、前連結会計年度末に比べて2億9百万円の減少となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は18億18百万円となり、前連結会計年度末に比べて29百万円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益84百万円による利益剰余金の増加、自己株式の取得34百万円と剰余金の配当による減少18百万円によるものです。 以上の結果、負債純資産合計は30億2百万円となり、前連結会計年度末に比べて1億79百万円の減少となりました。 なお、当社グループは印刷関連事業の単一セグメント事業であります。したがって、セグメント別の業績の記載はしておりません。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動によるキャッシュ・フローで1億38百万円増加、投資活動によるキャッシュ・フローで23百万円増加、財務活動によるキャッシュ・フローで1億53百万円減少し、資金は8百万円増加となり、当連結会計年度末残高は9億34百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度末において営業活動における資金は、1億38百万円の増加となりました。これは主に税金等調整前当期純利益1億40百万円、減価償却費の計上1億31百万円による資金の増加と、仕入債務の減少額97百万円、法人税等の支払額64百万円の資金の減少によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度末において投資活動における資金は、23百万円の増加となりました。これは主に定期預金の払戻による収入1億50百万円の資金の増加と、定期預金の預入による支出73百万円、有形固定資産の取得による支出44百万円の資金の減少によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度末において財務活動における資金は、1億53百万円の減少となりました。これは主に長期借入金の返済による支出85百万円、自己株式の取得による支出34百万円によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは、印刷関連事業の単一セグメント事業であり、事業部門は「製品制作」、「印刷」及び「商品」に分かれております。 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績を事業部門ごとに示すと、以下のとおりであります。 事業部門の名称   当連結会計年度(千円)   前年同期比(%) 製品制作   780,130   3.8 印刷   4,026,650   2.6 合計   4,806,781   2.8 (注) 金額は販売価格によっております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績を事業部門ごとに示すと、以下のとおりであります。 事業部門の名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 製品制作   771,122   3.3   18,829   △39.8 印刷   4,050,765   3.1   226,325   2.0 合計   4,821,887   3.1   245,155   △3.2 c.商品仕入実績 当連結会計年度における商品仕入実績を事業部門ごとに示すと、以下のとおりであります。 事業部門の名称   当連結会計年度(千円)   前年同期比(%) 商品   88   △99.5 合計   88   △99.5 d.販売実績 当連結会計年度における販売実績を事業部門ごとに示すと、以下のとおりであります。 事業部門の名称   当連結会計年度(千円)   前年同期比(%) 製品制作   783,565   2.9 印刷   4,046,322   2.7 商品   942   △96.2 合計   4,830,830   2.2 (注) 当連結会計年度における外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1) 連結財務諸表 注記事項」の(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績の分析 当連結会計年度における経営成績は、昨年度に続き、カーボンオフセット(カーボンニュートラルプリント、カーボンゼロプリント)関連の売上が好調だった事もあり、売上高が当初計画より上回る結果となりました。 売上高は48億30百万円(当初業績予想〔2025年5月19日公表〕より80百万円の増収)となり、その内訳は製品制作売上高7億83百万円、印刷売上高40億46百万円、商品売上高0百万円となりました。 売上原価は37億60百万円、売上総利益は10億70百万円、売上総利益率は22.2%となりました。 販売費及び一般管理費は9億67百万円で、1億2百万円の営業利益(当初業績予想より32百万円の増益)となり、営業外収益は43百万円、営業外費用は7百万円となり、1億38百万円の経常利益(当初業績予想より38百万円の増益)となりました。営業外収益の内、恒常的な収益として作業くず売却益35百万円が計上されております。 親会社株主に帰属する当期純利益は84百万円となり、当初業績予想より19百万円の増益となりました。 財政状態の分析 当連結会計年度における分析は「経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度における分析は「経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの主な資金需要は、設備投資資金、運転資金、借入金の返済等があり、資金の源泉は、営業活動によるキャッシュ・フローに伴う収入と金融機関からの借入によるものです。運転資金需要のうち主なものは、原材料の仕入のほか、販売費及び一般管理費等であります。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 中期経営計画の1年目である2026年3月期の計画達成状況は以下のとおりであります。 指標   2026年3月期(中期経営計画)   2026年3月期(実績)   2026年3月期(計画比) 売上高   4,750百万円   4,830百万円   80百万円増(1.7%増) 営業利益   70百万円   102百万円   32百万円増(46.3%増) 営業利益率   1.5%   2.1%   0.6ポイント増 経常利益   100百万円   138百万円   38百万円増(38.8%増) 経常利益率   2.1%   2.9%   0.8ポイント増

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。