本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

京阪ホールディングス

Keihan Holdings Co.,Ltd.9045 · Prime · 陸運業

京阪グループは、鉄道・バスを基盤に不動産・流通・レジャー・サービスを展開する地域総合生活インフラ企業。

概要

京阪ホールディングスは、京阪電気鉄道を中核に、大阪・京都間の鉄道運営を基盤とする総合企業グループである。運輸業、不動産業、流通業、レジャー・サービス業の4セグメントを主力とし、2026年3月期の連結営業収益は3325億円、営業利益492億円に達する。沿線の不動産開発や百貨店、ホテル、観光船など、鉄道と連携した地域密着型の事業ポートフォリオを持つ。

鉄道・バスからなる運輸ネットワーク

京阪グループの中核である京阪電気鉄道は、京阪本線(淀屋橋~三条)を幹線に、宇治線、交野線、鴨東線、中之島線などの路線を運行する。1910年の開業以来、大阪と京都を結ぶ通勤・通学路線として発展し、現在では京福電気鉄道、叡山電鉄、京阪バス、京都バスなどの子会社も含め、京阪神エリアの広域交通網を形成する。2026年3月期の運輸業セグメント営業収益は975億円、営業利益140億円であり、グループ全体の収益の約29%を占める。同セグメントでは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催効果や運賃改定が寄与し、利益率が改善している。

不動産業:沿線開発と賃貸で収益の柱に

不動産業は、京阪電鉄不動産や京阪建物などが担い、グループ営業利益の約半分を稼ぐ最大のセグメントである。沿線でのマンション分譲、オフィス・商業施設の賃貸、駅前再開発などを手掛け、2026年3月期の営業収益は1462億円、営業利益261億円に達した。近年は「けいはんな学研都市」の事業用地分譲や、ホテルコンドミニアム「リーガロイヤルリゾート沖縄北谷」の販売など、沿線外への展開も進める。また、京阪アセットマネジメントによる資産運用や、グループ内の建設事業(京阪ビルテクノサービス、京阪園芸)も含め、不動産バリューチェーンを一貫してカバーする。

流通・レジャー:沿線生活と観光を支える

流通業では、京阪百貨店(守口店、住道店など)やスーパーマーケット「京阪ザ・ストア」、オーガニック食品のビオ・マーケットを運営し、沿線住民の日常需要を取り込む。2026年3月期の流通業営業収益は580億円、営業利益28億円とやや低調だが、インバウンド需要の変動に影響される。レジャー・サービス業は、ホテル京阪(大阪、札幌、浅草など)、大阪水上バス、琵琶湖汽船、比叡山自動車道、ゴルフ場など多岐にわたる。2026年3月期の営業収益は445億円、営業利益68億円で、大阪・関西万博やインバウンド需要の取り込みにより37.5%の増益を達成した。グループ全体で、沿線の「くらし」と「観光」の両面を支える事業構成となっている。

業界の中での役割は地域交通・生活インフラの総合提供者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
3,325億円
営業利益
492億円
営業利益率
14.8%
純利益
336億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
不動産業1,311億円39.5%261億円19.9%
運輸業952億円28.6%140億円14.7%
流通業570億円17.2%28億円4.9%
レジャー・サービス業439億円13.2%68億円15.5%
その他の 事業51億円1.5%2億円3.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01運輸業主力

京阪電気鉄道を中心に、鉄道・バス事業を運営。京阪神エリアの通勤・通学・観光輸送を担う。

主な製品・サービス2
鉄道事業
京阪電気鉄道、京福電気鉄道、叡山電鉄等の鉄道運営。沿線住民や観光客の移動手段を提供。
バス事業
京阪バス、京都バス等による路線バス・高速バス運行。鉄道と連携した地域交通網を形成。

02不動産業準主力

京阪電鉄不動産等が沿線で分譲・賃貸マンション、商業施設の開発・運営を行い、鉄道沿線の価値向上に貢献。

主な製品・サービス2
不動産分譲・賃貸
京阪沿線でのマンション分譲、オフィス・商業施設の賃貸管理。駅前再開発等も手掛ける。
建設事業
京阪ビルテクノサービス、京阪園芸等による建築・設備工事、造園管理。グループ内の建設需要に対応。

03流通業副次

京阪百貨店、スーパーマーケット「京阪ザ・ストア」等を運営。沿線住民の日常の買い物需要を取り込む。

主な製品・サービス1
百貨店・スーパー
京阪百貨店(守口市等)、京阪ザ・ストア、ビオ・マーケット等による小売事業。生鮮食品から衣料品まで取扱う。

04レジャー・サービス業副次

ホテル京阪等の宿泊施設、大阪水上バス・琵琶湖汽船等の観光船、ゴルフ場等を運営。沿線観光・レジャー需要に対応。

主な製品・サービス2
ホテル事業
「ホテル京阪」ブランドでビジネスホテル・リゾートホテルを展開。駅近物件が中心。
レジャー事業
水上バス、遊覧船、ゴルフ場、比叡山自動車道等。観光客向けアトラクション・交通手段を提供。

05その他の事業その他

京阪カード(クレジットカード)、ビオスタイル(健康関連ビジネス)等。グループの顧客基盤を活かしたサービスを展開。

製品と技術

京阪本線の複々線化と高速運転

京阪グループの基幹製品である京阪本線は、大阪・淀屋橋と京都・三条を結ぶ約49kmの路線である。最高速度は110km/hで、大阪と京都を約50分で結ぶ快速特急「洛楽」などを運行する。同線の特徴は、天満橋~寝屋川間など主要区間で複々線(4線)化が完了している点で、急行・快速と各駅停車の線路を分離することにより高密度運転を実現している。この複々線化工事は1963年の淀屋橋延長から1982年の寝屋川信号所間まで段階的に進められ、輸送力増強と遅延防止に貢献している。また、2008年開業の中之島線は同線から分岐し、大阪ビジネスパークへのアクセスを提供する。

KUZUHA MALLに代表される沿線商業施設

京阪グループは、沿線の駅前や大規模団地にショッピングセンターを開発・運営している。代表例が1982年開業のKUZUHA MALL(くずはモール街)で、2005年と2014年に増床・リニューアルを実施し、現在は関西有数の大型商業施設に成長した。また、京阪京橋駅ビル(1990年)、京阪枚方ステーションモール(1994年)、京阪シティモール(2005年)など、駅直結の商業施設も複数運営する。これらの施設にはグループの百貨店やスーパーが核テナントとして入居し、集客力の向上と不動産価値の向上に寄与している。

ホテル京阪ブランドと観光船

レジャー・サービス業の主力製品は、ビジネス・観光両方に対応するホテル京阪チェーンである。1979年に1号店を大阪・天満橋に開業後、札幌(2009年)、浅草(2009年)など近畿圏外にも展開。京都センチュリーホテル(2011年に株式取得)も加え、現在は関西・北海道・関東にネットワークを持つ。また、大阪水上バス(アクアライナーなど)や琵琶湖汽船(ミシガンクルーズ)は、大阪・京都・滋賀の水上観光を担う。比叡山自動車道・比叡山鉄道と組み合わせた比叡山観光も重要な観光商品である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

陸運業のなかでの位置

京阪神エリア鉄道、不動産が好調

京阪ホールディングスは大阪・京都間の京阪電鉄を中核とする私鉄グループ。売上高約3,135億円(2025/3期)。東急や京浜急行など首都圏私鉄と比べ規模は小さいが、関西圏では存在感を示す。営業利益率は13.4%と高く、不動産事業(駅ビル、住宅分譲)の収益が全体を押し上げている。沿線の人口減少が進む中、沿線開発や観光需要の取り込みが成長の鍵。ライバルの東急は都心開発で強みを持つが、京阪は沿線の再開発で差別化を図る。

強み

  • 駅ビル商業施設や沿線マンション分譲が高水準の利益率を達成。
  • 大阪・京都間の直通需要を抑え、安定した輸送収入を確保。
  • インバウンド需要の回復で、京都へのアクセス路線が追い風。
  • 有利子負債比率が低く、安定した配当政策を維持。

課題

  • 少子高齢化で沿線人口が減少傾向、通勤通学需要の低下が懸念。
  • 阪急・阪神・南海などとの競合で、シェア拡大が難しい。
  • 景気変動により不動産販売収益が影響を受けやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

物流・運輸の時価総額近傍。太字が京阪ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17003三井E&S4,241億円10.8倍
21332ニッスイ4,027億円14.3倍
39069センコーグループホールディングス3,915億円19.7倍
49048名古屋鉄道3,709億円18.1倍
54666パーク243,435億円9.2倍
69045京阪ホールディングス3,425億円9.6倍
79044NANKAI3,362億円13.6倍
89303住友倉庫3,233億円18.3倍
99302三井倉庫ホールディングス2,582億円22.3倍
109003相鉄ホールディングス2,545億円10.0倍
119110NSユナイテッド海運2,510億円10.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。

会社の歴史

沿革 47件

京阪電気鉄道の創業と開業(1906~1910年)

京阪グループの起源は、1906年11月に資本金700万円で設立された京阪電気鉄道株式会社にさかのぼる。1910年4月、京阪本線の天満橋~五条(現・清水五条)間が営業を開始し、大阪と京都を結ぶ鉄道として誕生した。その後、1913年には宇治線、1915年には三条までの延伸を果たし、沿線の宅地開発や観光需要を取り込みながら路線網を拡大した。この時期に鉄道事業の基盤が形成され、後のグループ多角化の礎となった。

戦時統合と戦後の分離(1943~1949年)

第二次世界大戦下の1943年10月、京阪電気鉄道は阪神急行電鉄(現在の阪急阪神ホールディングス)と合併し、社名を京阪神急行電鉄に変更した。しかし戦後の1949年12月、企業再建整備法に基づき京阪神急行電鉄から分離し、再び京阪電気鉄道として独立した。この分離により、京阪は独自の経営路線を歩むこととなり、同時期の1950年4月には大阪・京都証券取引所に上場を果たしている。

地下化・高架化による輸送力増強(1960~1980年代)

高度経済成長期、京阪は沿線人口の増加に対応するため大規模な輸送改善投資を実施した。1963年4月には京阪本線天満橋~淀屋橋間の地下延長線が開業し、大阪市中心部への直通が可能となった。1970年には天満橋~野江間の高架複々線化が完成し、速度向上と増便を実現。1982年には土居~寝屋川信号所間の連続立体交差と複々線化が竣工し、慢性的な混雑が緩和された。これらのインフラ整備により、京阪は大阪・京都間の大量輸送機関としての地位を固めた。

多角化の本格化:百貨店・ホテル・不動産(1980~2000年代)

1983年4月に株式会社京阪百貨店を設立し、1985年10月に守口店を開業。小売業に進出した。同時期、1979年にはホテル京阪の1号店(ホテル京阪大阪、現ホテル京阪天満橋)を開業し、宿泊事業にも参入。不動産分野では、1970年に京阪ショッピングモール(現京阪モール)を開業し、沿線の商業開発を推進した。1994年には京阪枚方ステーションモール、2005年にはKUZUHA MALLをグランドオープンし、大規模商業施設の運営も手掛けるようになる。この時期、鉄道以外の事業が収益の柱に成長した。

ホールディングス化とさらなる拡大(2008年以降)

2008年10月、中之島線(天満橋~中之島)が開業し、新たな沿線開発の軸を形成。同年11月にはKiKi京橋が開業するなど、駅ビル事業も拡大した。2015年4月、京阪電気鉄道は分割準備会社を設立し、持株会社体制へ移行。これにより京阪ホールディングスが誕生し、グループ各社の独立性を高めた。その後も、2014年にビオ・マーケットの株式取得、2011年に京都センチュリーホテルの株式取得など、M&Aによる事業領域の拡大を継続している。2026年3月期の連結営業収益は3325億円に達し、総資産は9095億円と成長を続けている。

年表47件を開く

1900年代

  • 1906年11月京阪電気鉄道㈱設立(資本金7百万円)

1910年代

  • 1910年4月京阪本線天満橋~五条(現清水五条)間営業開始
  • 1913年6月宇治線(中書島~宇治)営業開始
  • 1915年10月京阪本線五条(現清水五条)~三条間延長線営業開始

1920年代

  • 1922年7月桃山自動車㈱(現京阪バス㈱)設立
  • 1925年2月M&A京津電気軌道㈱を合併、同5月京津線三条~浜大津(現びわ湖浜大津)間全線開通
  • 1929年4月M&A琵琶湖鉄道汽船㈱を合併、現在の石山坂本線(石山寺~坂本比叡山口)を継承

1940年代

  • 1943年10月M&A阪神急行電鉄㈱と合併、社名を京阪神急行電鉄㈱に変更
  • 1945年5月交野電気鉄道㈱の事業を譲受、現在の交野線(枚方市~私市)を継承
  • 1949年12月京阪神急行電鉄㈱より分離、京阪電気鉄道㈱設立

1950年代

  • 1950年4月上場大阪・京都証券取引所に上場
  • 1955年12月鋼索線(現ケーブル八幡宮口~ケーブル八幡宮山上)開通

1960年代

  • 1963年4月京阪本線天満橋~淀屋橋間地下延長線営業開始
  • 1963年11月京阪淀屋橋ビル竣工
  • 1966年9月京阪ビルディング竣工

1970年代

  • 1970年4月京阪ショッピングモール(現京阪モール)開業
  • 1970年11月京阪本線天満橋~野江間高架複々線営業開始
  • 1972年4月くずはモール街(現KUZUHA MALL)開業
  • 1979年3月㈱ホテル京阪の1号店、ホテル京阪大阪(現ホテル京阪天満橋)が開業

1980年代

  • 1982年3月京阪本線土居~寝屋川信号所間連続立体交差及び線増事業(複々線化)竣工
  • 1983年4月㈱京阪百貨店設立
  • 1985年10月㈱京阪百貨店の1号店、守口店が開業
  • 1987年5月京阪本線東福寺~三条間地下線営業開始
  • 1989年10月鴨東線(三条~出町柳)営業開始

1990年代

  • 1990年3月京阪京橋駅ビル新館竣工
  • 1993年3月京阪本線・交野線(枚方市内)連続立体交差化工事竣工
  • 1994年10月京阪枚方ステーションモールグランドオープン
  • 1997年10月京津線京津三条~御陵間廃止、京都市地下鉄東西線への乗入れ開始

2000年代

  • 2001年7月中之島高速鉄道㈱設立
  • 2002年3月京阪本線(寝屋川市内)連続立体交差化工事竣工
  • 2003年8月クレジットカード「e-kenetカード」の会員募集を開始
  • 2005年4月KUZUHA MALLグランドオープン
  • 2005年5月京阪シティモールグランドオープン
  • 2006年3月上場東京証券取引所市場第一部に上場
  • 2008年10月中之島線(天満橋~中之島)営業開始
  • 2008年11月KiKi京橋グランドオープン
  • 2009年6月宿泊特化型ホテルの近畿圏外初出店となるホテル京阪札幌が開業
  • 2009年11月ホテル京阪浅草開業

2010年代

  • 2010年10月京阪百貨店住道店グランドオープン
  • 2011年7月M&A㈱京都センチュリーホテルの株式取得
  • 2012年1月M&Aイースタン興業㈱の株式取得
  • 2014年3月KUZUHA MALL増床・リニューアルオープン
  • 2014年4月京阪アセットマネジメント㈱設立
  • 2014年10月M&A㈱ビオ・マーケットの株式取得
  • 2014年12月京阪本線淀駅付近立体交差化工事竣工
  • 2015年4月京阪電気鉄道分割準備㈱(現京阪電気鉄道㈱)設立
  • 2015年5月㈱大阪マーチャンダイズ・マート(現京阪建物㈱)の株式追加取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE2030年度まで10%
  • 営業利益2027年3月期まで翌連結会計年度予想(2027年3月期)
  • 営業利益2029年3月期まで中期経営計画数値目標(2029年3月期)
  • 営業利益2031年3月期まで長期経営戦略数値目標(2031年3月期)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2027年3月期まで翌連結会計年度予想(2027年3月期)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    沿線資源の発掘・深度化による高付加価値化

    沿線の拠点開発を着実に進めるとともに、歴史・伝統・文化などの地域資源を掘り起こし、商品・サービスに付加して事業を高付加価値化し、収益力の向上を図る。

  2. 02

    資本構成の最適化と資本効率の向上

    成長投資による収益力強化と営業キャッシュフロー拡大、賃貸資産売却で有利子負債を適正水準にコントロールし、業績に応じた配当と機動的な自己株式取得により資本効率を意識した持続的成長を実現する。

  3. 03

    運輸事業の安全・サービス品質の抜本的強化

    環境配慮型車両への更新やインフラ更新に集中投資し、京都の観光資源を活用した旅客誘致と高付加価値サービスの導入により、安全・安心とサービス品質を強化して利益成長を図る。

  4. 04

    不動産事業の分散投資と収益基盤構築

    エリアやアセットタイプ等に分散した不動産投資で高効率な収益基盤を構築し、販売事業では戦略的な物件販売で利益を最大化、賃貸事業では収入増加と物件売却・取得の再投資サイクルを定着させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で6,233人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は813万円で、9期前と比べて0.4%平均年齢は43.8歳、平均勤続年数は19.3年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月6,922
2018年3月6,862
2019年3月81743.919.76,885
2020年3月82244.718.97,083
2021年3月74144.319.76,967
2022年3月71144.820.16,667
2023年3月74645.521.06,526
2024年3月80444.521.06,353
2025年3月81444.220.66,354663
2026年3月81343.819.36,233789

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)72.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社40(国内 39 / 海外 1、うち連結子会社 22) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
小計5,681億円
不動産業2,950億円
運輸業2,383億円
レジャー・サービス業267億円
流通業7,721百万円
その他の 事業304百万円
ほか77件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    京阪電鉄不動産㈱
    大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱京阪百貨店
    大阪府守口市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    京福電気鉄道㈱(注)2、3
    京都市中京区 · 連結子会社
    議決権43.5%
  • 国内
    叡山電鉄㈱
    京都市左京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    京阪電気鉄道㈱(注)4
    大阪府枚方市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    京阪バス㈱
    京都市南区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    京都バス㈱(注)2
    京都市右京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    京福バス㈱(注)2
    福井県福井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    京阪建物㈱
    大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    京阪アセットマネジメント㈱
    大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱京阪流通システムズ(注)4
    大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱京阪ザ・ストア
    大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社28社を開く
  • ㈱ビオ・マーケット大阪府豊中市100%
  • ㈱ホテル京阪大阪市中央区100%
  • 京阪ホテルズ&リゾーツ㈱京都市下京区100%
  • 大阪水上バス㈱大阪市中央区100%
  • 京阪ビルテクノサービス㈱大阪府枚方市100%
  • 琵琶湖汽船㈱滋賀県大津市100%
  • 江若交通㈱滋賀県大津市97%
  • 京阪園芸㈱大阪府枚方市100%
  • ㈱ゼロ・コーポレーション京都市中京区100%
  • 京阪京都交通㈱京都府亀岡市100%
  • 京阪産業㈱大阪市中央区100%
  • ㈱樟葉パブリック・ゴルフ・コース大阪府枚方市100%
  • ㈱京阪カード大阪市中央区100%
  • 三国観光産業㈱(注)2福井県坂井市86%
  • 比叡山自動車道㈱滋賀県大津市88%
  • びわこフードサービス㈱滋賀県大津市100%
  • ケーテー自動車工業㈱大阪府枚方市70%
  • ㈱かんこう大阪市城東区100%
  • 京都京阪バス㈱京都府八幡市100%
  • ㈱京阪エンジニアリングサービス大阪府枚方市100%
  • ㈱京阪ステーションマネジメント大阪府枚方市100%
  • 京阪カインド㈱大阪市中央区100%
  • ㈱京阪エージェンシー大阪市中央区100%
  • 比叡山鉄道㈱滋賀県大津市91%
  • ケービー・エンタープライズ㈱京都市南区100%
  • ㈱ビオスタイル京都市下京区100%
  • 中之島高速鉄道㈱大阪市中央区34%
  • PANNARAI DEVELOPMENT CO., LTD.タイ バンコク40%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    まちなかウォーカブル推進事業
    国土交通省 · 2023-09-21
    2,500万円
  • 補助金
    日本産酒類海外展開支援事業
    財務省 · 2024-04-17
    400万円
  • 補助金
    日本産酒類海外展開支援事業
    財務省 · 2023-04-13
    307万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は3,325億円営業利益492億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.1%、利益が+16.9%。

売上高
+6.1%
3,325億円
営業利益
+16.9%
492億円
純利益
+18.7%
336億円
営業利益率
14.8%
前期比 +1.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高3,218億円3,325億円
営業利益424億円492億円
純利益290億円336億円
1株あたり配当¥86¥86

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は752億円、営業利益は131億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q3,22345
2019年4Q3,26257
2020年4Q3,171−11
2021年4Q2,534−30
2022年4Q2,58137
2023年4Q2,60113
2024年4Q3,02133
2025年4Q3,1351936.2127
2026年4Q3,3252718.2178
2027年1Q75213117.494

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,792億円から3,325億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は14.8%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2,792189111
㈱ビオ・マーケットの株式取得
2014年3月2,892215144
京阪電気鉄道分割準備㈱(現京阪電気鉄道㈱)設立
2015年3月2,949274179
2016年3月3,002285224
2017年3月3,029303226
2018年3月3,223296227
2019年3月3,262321215
2020年3月3,171299201
2021年3月2,5342−46
2022年3月2,58116596
2023年3月2,601205176
2024年3月3,021331249
2025年3月3,13542140913.4283
2026年3月3,32549246914.8336

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高3,325億円のうち、営業利益として残るのは492億円14.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は336億円、売上の10.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金69.2%2,300億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.0%533億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.8%492億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+7.6pt
14.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.0pt
10.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.0pt
10.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが403億円、投資CFが−430億円で、差し引きのフリーCFは−27億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は147億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月439−285−119154228
2014年3月296−151−114145258
2015年3月215−45−163170266
2016年3月363−277−5886294
2017年3月386−296−20090183
2018年3月444−326−99118203
2019年3月365−481127−116214
2020年3月320−264−12156149
2021年3月153−249213−96266
2022年3月217−176−10341203
2023年3月169−131−7438167
2024年3月408−269−79139228
2025年3月440−632102−192138
2026年3月403−43036−27147

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は9,095億円。このうち返さなくてよい自己資本が3,496億円で、自己資本比率は37.5%(業種中央値40.1%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月6,5351,5814,95423.8
2014年3月6,7121,6995,01324.9
2015年3月6,6421,9054,73728.3
2016年3月6,7031,9184,78528.2
2017年3月6,7962,0354,76129.5
2018年3月6,9882,2364,75231.5
2019年3月7,3182,3874,93132.1
2020年3月7,3282,5414,78734.1
2021年3月7,6422,4865,15632.0
2022年3月7,3732,5594,81434.1
2023年3月7,7482,7355,01334.6
2024年3月8,2023,0485,15436.4
2025年3月8,5993,1455,45435.7
2026年3月9,0953,4965,60037.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
148億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2,379億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
5,600億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
85
/ 100
安定性自己資本比率25 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

陸運業 56社との比較

同じ陸運業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率56社中6位あたり、逆に低いのは自己資本比率56社中31位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.4%/中央値 8.4%
P25 6.0%P75 10.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
14.8%/中央値 7.2%
P25 4.9%P75 10.9%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
37.5%/中央値 40.1%
P25 32.4%P75 54.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.1%/中央値 4.5%
P25 2.6%P75 7.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.7%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,206で、1年前と比べて-0.6%過去52週の値幅のなかでは31%の位置にある。

¥3,206-0.5%1ヶ月+2.4%1年-0.6%時価総額3,425億円
過去52週の値幅
安値¥3,029高値¥3,596

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.6倍
PER (会社予想)11.2倍
PBR0.95倍
配当利回り2.68%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に3212円と、25日移動平均線を0.3%上回る水準で推移しています。7月下旬に3434円まで上昇しましたが、8月に入って3200円前後で揉み合いが続いています。52週安値3029円からは6%高で、75日線と200日線はほぼ横ばいです。出来高は直近20-30万株と低調で、方向感のない展開が続いています。RSIは43.2と中立圏で、トレンド転換には材料不足です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERが9.65倍、PBRが0.95倍で、それぞれ業界平均の15.71倍、1.08倍を下回る。ROEは10.4%と良好で、収益性は平均的水準。配当利回りは2.68%と平均2.31%を上回る。業績は増収増益基調で、2026/3期の純利益も336億円と拡大。割安だが、配当性向59.4%と安定圏であり、成長余地を考慮してもバリュエーションは魅力的。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.6倍15.7倍
PER (予想)11.2倍
PBR0.95倍1.07倍
ROE10.4%8.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

インバウンド需要の回復と沿線開発により鉄道・不動産事業が拡大する一方、人口減少とテレワーク定着で鉄道利用者数が伸び悩む懸念がある。強気派は京阪沿線の再開発やホテル稼働率向上で増収増益を期待。弱気派はオフィス需要の低迷と百貨店の競争激化を指摘。また、2025年3月期の営業利益率13.4%と高いが、これは鉄道と不動産の好調によるところが大きい。争点は、観光需要の持続性と沿線不動産市況の強弱。

プラスに働く材料7
  • インバウンド需要

    訪日客増加で鉄道・ホテル・百貨店の収益が改善

  • 不動産開発

    沿線での再開発や駅前ビル建設で賃貸収入が増加

  • 業績堅調

    2026/3期も増収増益見込みでPBR1倍割れは割安

  • 2026/3期は営業利益492億円、前期比+71億円決算発表後影響

    売上高3,325億円、営業利益492億円、純利益336億円。営業利益は421億円から71億円増。

  • 営業利益率14.8%へ改善通年影響

    営業利益率は13.43%から14.8%に上昇。売上高3,325億円で高収益が続く。

  • ROE10.4%と高く、収益性が魅力継続影響

    ROE10.4%と2桁。純利益336億円を稼ぐ資本効率の高さが評価材料。

  • 配当利回り2.74%、インカム需要通年影響

    配当利回り2.74%。純利益336億円により安定的な配当が期待できる。

マイナスに働く材料7
  • 人口減少

    沿線の人口減で長期的に鉄道利用が減少する懸念

  • 競争激化

    百貨店やホテルで他社との競争で収益性が低下

  • 金利上昇

    不動産開発の借入金利上昇で利益を圧迫

  • 予想PER10.9倍、実績9.43倍から逆行通年影響

    2026/3期予想PER10.9倍は実績9.43倍を上回る。将来の利益減退を織り込む可能性。

  • 売上高3,325億円、前期比+190億円に留まる2026年Q2影響

    売上高は3,135億円→3,325億円と+190億円(+6.1%)。増収率は1桁で加速感に乏しい。

  • 株価1年で+1.57%と停滞不定影響

    1年間の株価上昇率は1.57%とほぼ横ばい。投資家の関心が低く、上値が重い。

  • PBR0.9274倍、1倍回復にはROE不足継続影響

    PBR0.9274倍と1倍割れ。ROE10.4%でも市場の要求を満たすには不十分。

次の決算で確かめる点
鉄道輸送人員
基盤事業の需要動向を示すため
ホテル稼働率
インバウンド需要の取り込みを測るため
不動産賃貸収入
安定的な収益源の成長を見るため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり86で、前期から+150.0%いまの株価に対する利回りは2.68%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥86
1株あたり
配当利回り
2.68%
いまの株価に対して
配当性向
59.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3037.8
2018年3月3516.723.5
2019年3月350.026.2
2020年3月350.024.4
2021年3月25−28.628.2
2022年3月250.031.7
2023年3月3020.024.8
2024年3月3516.724.4
2025年3月4014.322.4
2026年3月100150.059.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥86

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ42,590人。区分でいちばん多いのは個人・その他51.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.4%を占め、残る64.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他43.849.047.446.852.051.0
金融機関30.429.630.931.727.627.1
外国法人16.910.411.811.910.912.3
事業法人8.38.48.38.38.38.4
自己株式5.35.35.35.310.25.5
証券会社0.62.61.61.31.21.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)12.14
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.37
03三井住友信託銀行株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)1.91
04株式会社三井住友銀行1.27
05JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.25
06日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)1.24
07野村 絢1.16
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.16
09株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行再信託分・阪急電鉄株式会社退職給付信託口)1.00
10大樹生命保険株式会社0.99

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1589%、1株純資産は14期で+1123%。直近期のROEは10.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月202767.421.236.6
2014年3月262978.916.137.1
2015年3月3233510.123.036.5
2016年3月4034911.919.828.9
2017年3月2111,87111.616.137.8
2018年3月2122,05610.815.523.5
2019年3月2002,1949.423.226.2
2020年3月1882,3308.325.624.4
2021年3月−432,279−1.928.2
2022年3月892,3443.933.631.7
2023年3月1642,5026.821.024.8
2024年3月2322,7848.814.624.4
2025年3月2683,0249.312.122.4
2026年3月3333,38110.49.759.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額385百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
加藤好文代表取締役会長 取締役会議長74
平川良浩代表取締役社長 執行役員社長 経営企画室長、監査内部統制室長64
上野正哉取締役 執行役員副社長 グループ管理室長(人事部・経理部担当)、経営企画室副室長(経営戦略担当<ブランド・広報>・無形価値創造担当)66
道本能久取締役 常務執行役員 経営企画室副室長(まちづくり推進担当)[不動産業統括責任者]61
松下靖取締役 常務執行役員 経営企画室副室長[流通業統括責任者]62
井上欣也取締役 常務執行役員 経営企画室副室長(経営戦略担当 <新規事業>)[運輸業統括責任者]61
橋爪紳也取締役65
ケン・チャン・チェン・ウェイ取締役59
山本竹彦取締役73
稲地利彦取締役 監査等委員(常勤)67
田原信之取締役 監査等委員73
草尾光一取締役 監査等委員66
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
濱崎加奈子取締役 監査等委員53
本保芳明取締役 監査等委員77

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)71431253830644
社外取締役858587
取締役(社内)1212121

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容768字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社51社及び関連会社6社で構成され、その営んでいる主要な事業内容は、次のとおりであります。 <子会社> (1)運輸業 事業の内容   主要な会社名 鉄道事業   京阪電気鉄道㈱、京福電気鉄道㈱、叡山電鉄㈱、京福バス㈱、三国観光産業㈱、 ㈱京阪エンジニアリングサービス、㈱京阪ステーションマネジメント、㈱京阪エージェンシー バス事業   京阪バス㈱、京都バス㈱、江若交通㈱、京阪京都交通㈱、ケーテー自動車工業㈱、 京都京阪バス㈱、ケービー・エンタープライズ㈱ (2)不動産業 事業の内容   主要な会社名 不動産事業   当社、京阪電鉄不動産㈱、京阪建物㈱、京阪アセットマネジメント㈱、 ㈱ゼロ・コーポレーション、京阪カインド㈱ 建設事業   京阪ビルテクノサービス㈱、京阪園芸㈱、京阪産業㈱、㈱かんこう (3)流通業 事業の内容   主要な会社名 流通事業   ㈱京阪百貨店、㈱京阪流通システムズ、㈱京阪ザ・ストア、㈱ビオ・マーケット (4)レジャー・サービス業 事業の内容   主要な会社名 ホテル事業   ㈱ホテル京阪、京阪ホテルズ&リゾーツ㈱ レジャー事業   大阪水上バス㈱、琵琶湖汽船㈱、㈱樟葉パブリック・ゴルフ・コース、比叡山自動車道㈱、 びわこフードサービス㈱、比叡山鉄道㈱ (5)その他の事業 事業の内容   主要な会社名 その他の事業   ㈱京阪カード、㈱ビオスタイル (注)「主要な会社名」には、当社及び連結子会社を記載しております。 <関連会社> 事業の内容   主要な会社名 鉄道事業   中之島高速鉄道㈱ 不動産事業   PANNARAI DEVELOPMENT CO., LTD. (注)「主要な会社名」には、持分法適用関連会社を記載しております。
経営方針・対処すべき課題2,332字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 京阪グループでは、21世紀にも輝き、繁栄を続ける企業グループを目指して、「京阪グループ経営理念」を掲げ、経営理念実現のための基本的な取り組み姿勢を具体的に示した「経営方針」のもと、運輸業、不動産業、流通業、レジャー・サービス業などの分野で積極的な事業展開を図っております。「京阪グループ経営理念」及び「経営方針」は以下のとおりです。 <京阪グループ経営理念> 京阪グループは、人の暮らしに夢と希望と信頼のネットワークを築いて、快適な生活環境を創造し、 社会に貢献します。   <経営方針> ○経営姿勢 ・地域社会、顧客、株主、社員を大切にします。 ・法令および社会規範を遵守し、企業の社会的責任を果たします。 ・自然環境にやさしい企業運営を目指し、環境の保全や資源の保護に配慮します。 ・常に新しいことに取り組み、自己改革を実現します。 ・顧客第一主義のもと、鉄道事業を基幹としたライフステージネットワークを展開し、快適な生活環境を創造します。 (2)中長期的な会社の経営戦略と対処すべき課題 当社グループでは、激変する将来の経営環境においても持続的な成長を続けるために、2050年を見据えた経営ビジョン「美しい京阪沿線、世界とつながる京阪グループへ」の実現に向け、長期経営戦略(目標年次2030年度)及び中期経営計画「BIOSTYLE~深化と挑戦~」(2023~2025年度)にグループ一丸となって取り組んでまいりました。 今般、現行計画の達成状況と経営環境の変化を踏まえ、長期経営戦略の定量目標をさらなる高みへと引き上げ、目標達成に向けた成長ストーリーを再構築するとともに、これに基づく3ヵ年のアクションプランである中期経営計画「真価を磨く 2028」(2026~2028年度)を策定いたしました。あらためて京阪グループの「真価」である使命や強み・ポテンシャルを見つめ直し、「くらしと観光を彩るまちづくり企業」として京阪沿線の価値を高め続けるとともに、資本効率の改善に一層努め、持続的な企業価値向上に取り組んでまいります。 ①長期経営戦略 定量目標アップデート 当社グループは、2029年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画及び2031年3月期を目標年次とする長期経営戦略において「営業利益」、「親会社株主に帰属する当期純利益」、「EBITDA」(営業利益+減価償却費)、「ネット有利子負債/EBITDA倍率」及び「ROE」を重要な指標として位置付けております。 翌連結会計年度予想(2027年3月期)、中期経営計画数値目標(2029年3月期)及び長期経営戦略数値目標(2031年3月期)は、以下のとおりです。 ②長期経営戦略 ROE10%に向けた成長ストーリー 2030年度ROE10%水準の達成に向けて、京阪の「真価」を活かした新たな沿線価値創造とBSマネジメント による企業価値向上を推進します。 a.沿線資源の発掘・深度化による事業の高付加価値化 沿線の拠点開発を着実に推進するとともに、沿線に息づく歴史・伝統・文化を発掘、深度化し、商品・サービスへ付加し事業を高付加価値化することで収益力向上を図ります。 b.持続的な企業価値向上に向けた資本構成の最適化 積極的な成長投資により収益力を強化し営業キャッシュフローの拡大を図るとともに、賃貸資産等の売却により有利子負債残高を適正な水準にコントロールしつつ、業績に応じた利益配当及び機動的な自己株式の取得を行うことで、資本効率を意識した持続的成長を実現します。 ③長期経営戦略 営業利益目標の達成に向けた各事業の成長ストーリー a.運輸業 高効率な環境配慮型車両への更新・既存インフラ更新などに集中投資するとともに、京都を資源とした旅客誘致や高付加価値サービスの導入などにより「安全・安心」と「サービス品質」を抜本的に強化し、利益成長を図ります。 b.不動産業 エリア、アセットタイプ、スキームなど広く「分散」を意識した不動産投資により高効率な収益基盤を構築し、不動産販売業における戦略的な物件販売による利益最大化や不動産賃貸業における着実な収入増加と物件売却・取得の再投資サイクル定着を図ります。 c.流通業 多彩な沿線エリアの特性を踏まえ、独創的価値を強化し、沿線の需要を創造する商品・サービスにより利益率を向上させるとともに事業領域を拡大し、沿線生活インフラとしての持続的成長を図ります。 d.レジャー・サービス業 積極的なホテル新規出店を行うとともにインバウンド需要を確実に捉えるためのリニューアルや沿線資源を活用した「唯一無二の滞在体験」の提供により高付加価値化を進め、収益の最大化と体験価値ブランドの確立を図ります。 ④長期経営戦略 将来に向けた重点施策 ・京都タワー(※)リニューアルや三条駅周辺プロジェクト、大津港活性化・再整備などの沿線まちづくり、さらには大阪IR開業や中之島線延伸などによる湾岸成長需要の取り込みを中長期的な視点で着実に推進します。 ・全事業が連携して「くらし」と「観光」の両面で沿線価値を磨き上げ、収益力と資本効率の向上を追求、「エリア全体の価値向上」を見据えた持続的な投資循環を確立することで、将来にわたる企業価値の向上を目指します。 ※「ニデック京都タワー」及び「京都タワービル」の総称
事業等のリスク3,669字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)外部経営環境に関わるリスク ①感染症の流行等 当社グループの事業エリアにおいて、感染症の大規模流行や、それに伴う移動制限、ライフスタイルの大幅な変化等が生じた場合、当社施設を利用されるお客さまの減少や、鉄道の列車運行等の事業運営に支障をきたすことにより、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ②自然災害・気候変動等 当社グループは、大阪府、京都府、滋賀県を中心とする事業エリアに鉄道施設をはじめとして賃貸ビルや店舗等の営業施設を多数所有しております。当該事業エリアに大きな被害をもたらす地震等の自然災害が発生した場合や、所有する施設がテロの対象となった場合を想定し、必要とされる安全対策や事業継続・早期復旧のための対策として、事業継続計画(BCP)を策定しております。しかし、全てのリスクを回避することは困難であり、回避できなかった場合には経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、脱炭素社会への動きが加速する中、低炭素化に向けた規制や政策の見直しがあった場合には、炭素税導入による税負担並びに再生可能エネルギー投資や電力需要の増大に伴う電力コストの上昇により、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。なお、当社グループは気候変動への対応を重要な課題として認識し取組みを推進するとともに、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」提言に賛同し、気候関連のガバナンス強化や戦略策定など同提言に基づく情報開示等を行っております。詳細は、当社ホームページ(https://www.keihan.co.jp/corporate/sustainability/environment/tcfd.html)をご参照ください。 ③原油等の資源価格・資材価格の高騰 原油等の資源価格の上昇は、当社グループの鉄道事業やバス事業、レジャー事業などに大きな影響を及ぼします。また、不動産業における建築工事費や、ホテル事業、飲食店業におけるエネルギーコストについても、資源価格・資材価格が想定以上の水準にまで高騰した場合は、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ④競合 鉄道事業及びバス事業におきましては、当社グループの営業エリアに他社が参入してきた場合、また、流通業及びホテル事業におきましては、当社グループの店舗周辺に他社が新規進出することなどにより競争が激化した場合には、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。当社グループとしては、当社事業エリアへの居住・誘客を促進するとともに、持続可能な社会の実現に寄与するライフスタイルの提案を通して、お客さまから共感され、選ばれる京阪グループを目指し、一層努力してまいります。 ⑤少子高齢化 当社グループは、大阪府、京都府、滋賀県を事業エリアのベースとし、地域に密着した企業群でありますので、少子高齢化の進展により当該事業エリアの人口が大幅に減少した場合、鉄道旅客数の減少などにより経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。これらに対応するべく、当社事業エリアへの居住・誘客を促進するため、長期経営戦略に掲げる主軸戦略を推進しております。 ⑥人材確保・育成 当社グループでは、社員のエンゲージメント向上によるパフォーマンスの最大化を進めるとともに、採用・人財開発・人財配置を通じた人財ポートフォリオの強化による経営戦略の実現を目指しておりますが、採用難や離職者の増加、あるいは人件費高騰により、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦不動産市況の悪化 国内外の要因により景気や金利、地価、税制が変動し、それに合わせて不動産市況が悪化する場合には、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧海外事業展開 当社グループが海外の会社への出資等をする際には、カントリーリスク及び為替リスクを勘案したうえで投資判断を行っておりますが、当該国の政治・経済・社会情勢に起因した代金回収や事業遂行の遅延・不能等、想定を上回る事態が発生し、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2)財政状態 ①有利子負債 当社グループにおける当連結会計年度末時点の連結有利子負債(借入金、社債の合計額)は382,786百万円となっており、今後市場金利の変動や当社格付の変更があった場合、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ②退職給付債務 当社グループ従業員の退職給付費用及び債務は、主に割引率、長期期待運用収益率等の数理計算によって算出されておりますが、経済情勢の変化等によりこれらの前提条件が変更された場合や、年金資産の運用状況の悪化などがあった場合は、数理計算上の差異としてそれ以降の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ③保有資産の時価下落 当社グループが保有する棚卸資産、有形・無形固定資産及び投資有価証券等は今後時価が著しく下落した場合、減損損失又は評価損を計上し経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ④企業買収等 当社グループ各社は、今後の成長に向けた競争力強化のため企業買収等を行っており、また、将来行うことがあります。企業買収等の実施に当たっては、相手先企業の業績、財政状況、買収に伴うリスク等を考慮し進めるよう努めております。しかしながら、買収先企業の業績が買収時の想定を下回る場合、又は事業環境の変化や競合状況等により期待する成果が得られないと判断された場合には、企業買収等を行ったグループ各社においてのれん等の減損損失が発生し、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3)コンプライアンス 当社グループでは、コンプライアンス経営を維持・推進するために、コンプライアンスに関する教育を定期的に実施する等の啓発活動に努めておりますが、これらに反する重大な不正・不法行為が発生した場合、当社グループの社会的信用の失墜や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (4)事故・不祥事等 当社グループでは鉄道、バスなど大量の旅客を輸送する公共交通事業を営んでおり、安全管理には万全の注意を払っておりますが、大規模な事故が発生した場合には経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループでは多数のお客さまの個人情報を取扱っており、情報セキュリティ強化に努め、その管理には万全を期しておりますが、システムトラブルや犯罪行為により情報流出が発生した場合には京阪ブランドの信用失墜のみならず、お客さまからの損害賠償請求等により経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このほか、当社グループでは、主として一般消費者を顧客としている流通業やレジャー・サービス業等において、関係法令の遵守状況の確認や品質・衛生管理・食品表示のチェックなどを実施し、販売する商品の品質・食品の安全性の確保、適切な食品表示に努めておりますが、これらについて信用毀損が生じた場合、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (5)法的規制 当社グループの基幹事業である鉄道事業は「鉄道事業法(昭和61年法律第92号)」の定めにより、経営しようとする路線及び鉄道事業の種別について国土交通大臣の許可を受けなければなりません(同法第3条)。なお、当該許可には期間の定めはありません。 また、収入の根幹をなす旅客運賃等の設定・変更については上限を定め、国土交通大臣の認可を受けなければなりません(同法第16条)。なお、当該上限の範囲内で旅客運賃等を設定・変更しようとするときには、あらかじめ国土交通大臣に届け出なければなりません。 許可の取り消しに関しては、同法第30条に定められており、同法、同法に基づく命令、同法に基づく処分・許可・認可に付した条件に違反した場合、正当な理由がないのに許可又は認可を受けた事項を実施しない場合、同法第6条に定める事業許可の欠格事由に該当することとなった場合などに許可の取り消しとなる可能性があります。 現時点において同法に抵触する事実等は存在しませんが、抵触し、国土交通大臣より事業の停止や許可の取り消しを受けた場合には、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このほか、鉄道事業以外の当社グループ会社が展開する各事業においても、様々な法令・規則等の規制の適用を受けており、遵守いたしますが、これら法的規制が変更された場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)11,763字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態の状況 当連結会計年度末の財政状態は、次のとおりであります。 前連結会計年度末   当連結会計年度末   増減額   増減率 百万円   百万円   百万円   % 総資産   859,860   909,545   49,685   5.8 負債   545,351   559,982   14,630   2.7 純資産   314,508   349,563   35,055   11.1 ②経営成績の状況 当連結会計年度の経営成績は、次のとおりであります。 前連結会計年度   当連結会計年度   増減額   増減率 百万円   百万円   百万円   % 営業収益   313,546   332,471   18,925   6.0 営業利益   42,071   49,152   7,081   16.8 経常利益   40,905   46,931   6,025   14.7 親会社株主に帰属する 当期純利益   28,266   33,581   5,315   18.8 セグメント別の営業成績は、次のとおりであります。 当連結会計年度のセグメント別営業成績 営業収益   営業利益 前連結会計年度   当連結会計年度   増減率   前連結会計年度   当連結会計年度   増減率 百万円   百万円   %   百万円   百万円   % 運輸業   91,381   97,522   6.7   12,323   13,977   13.4 不動産業   139,094   146,237   5.1   22,342   26,062   16.6 流通業   57,059   57,985   1.6   2,846   2,818   △1.0 レジャー・サービス業   39,978   44,491   11.3   4,916   6,759   37.5 その他の事業   5,167   5,409   4.7   68   175   156.4 計   332,681   351,645   5.7   42,497   49,792   17.2 調 整 額   △19,135   △19,173   -   △426   △640   - 連 結   313,546   332,471   6.0   42,071   49,152   16.8 (運輸業) 運輸業全体の営業収益は97,522百万円(前期比6,140百万円、6.7%増)、営業利益は13,977百万円(前期比1,653百万円、13.4%増)となりました。営業利益の増益は、京阪電気鉄道㈱において運賃改定を実施したことに加え、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催効果などによるものです。 (不動産業) 不動産業全体の営業収益は146,237百万円(前期比7,142百万円、5.1%増)、営業利益は26,062百万円(前期比3,719百万円、16.6%増)となりました。営業利益の増益は、「けいはんな学研都市」の事業用地分譲やホテルコンドミニアム「リーガロイヤルリゾート沖縄北谷」の販売などによるものです。 (流通業) 流通業全体の営業収益は57,985百万円(前期比925百万円、1.6%増)、営業利益は2,818百万円(前期比28百万円、1.0%減)となりました。営業利益の減益は、百貨店業における前年度のインバウンド売上好調の反動などによるものです。 (レジャー・サービス業) レジャー・サービス業全体の営業収益は44,491百万円(前期比4,512百万円、11.3%増)、営業利益は6,759百万円(前期比1,843百万円、37.5%増)となりました。営業利益の増益は、大阪・関西万博の開催効果や旺盛なインバウンド需要の取り込みなどによるものです。 (その他の事業) その他の事業全体の営業収益は5,409百万円(前期比241百万円、4.7%増)、営業利益は175百万円(前期比106百万円、156.4%増)となりました。営業利益の増益は、インバウンド需要の取り込みなどによるものです。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローは、次のとおりであります。 前連結会計年度   当連結会計年度   増減額 百万円   百万円   百万円 営業活動による キャッシュ・フロー   44,007   40,340   △3,666 投資活動による キャッシュ・フロー   △63,198   △42,986   20,211 財務活動による キャッシュ・フロー   10,199   3,568   △6,630 現金及び現金同等物の 増減額   △8,991   923   9,914 ④生産、受注及び販売の実績 当社グループは、交通用役を提供する運輸業から、販売商品が一様でない不動産販売業、空間を提供する不動産賃貸業やホテル業、そして日用品などを販売する流通業などまで多様な事業を営んでおります。提供品目は広範囲かつ多種多様であり、同種のサービス、製品であっても、その内容、容量、構造、形式等は必ずしも一様ではなく、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。 そのため生産、受注及び販売の実績については、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況の分析」においてセグメントごとに業績と関連付けて示しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況の分析 当社グループでは、各事業にわたり積極的な営業活動を行って、業績の向上に努めました結果、当連結会計年度の経営成績等は以下のとおりとなりました。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。 ①財政状態の分析 当連結会計年度末の総資産につきましては、建物及び構築物や土地が増加したことなどにより、909,545百万円(前期末比49,685百万円、5.8%増)となりました。 負債につきましては、有利子負債が増加したことなどにより、559,982百万円(前期末比14,630百万円、2.7%増)となりました。なお、有利子負債(借入金、社債の合計額)は、382,786百万円(前期末比11,586百万円増)となりました。 純資産につきましては、剰余金の配当や自己株式の取得があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上などにより、349,563百万円(前期末比35,055百万円、11.1%増)となりました。 この結果、自己資本比率は37.5%(前期末比1.8ポイント上昇)となりました。 ②経営成績の分析 <営業収益及び営業利益> 当連結会計年度の営業収益は332,471百万円(前期比18,925百万円、6.0%増)、営業利益は49,152百万円(前期比7,081百万円、16.8%増)となりました。これは、不動産業における「けいはんな学研都市」の事業用地分譲に加え、レジャー・サービス業や運輸業における大阪・関西万博の開催効果や、京阪電気鉄道㈱における運賃改定の実施などによるものです。 セグメント別の分析内容は、次のとおりであります。 (運輸業) a.当連結会計年度における主な取組み 鉄道事業におきましては、京阪電気鉄道㈱において、一層の安全性の向上を図るべく、祇園四条駅の1・2番線ホームに可動式ホーム柵を設置し、使用を開始いたしました。また、淀屋橋駅地下のコンコース階の大規模リニューアルを実施し、改札口内外の美装化や店舗区画の新設、動線変更を行ったほか、「淀屋橋ステーションワン」開業にあわせ、コンコース階と地上を結ぶ新たな出入口を設置いたしました。さらに、2025年10月26日、京阪線のダイヤを変更するとともに、3000系車両の「プレミアムカー」を2両連結に変更し、座席指定サービスを拡充いたしましたほか、定期券をよりスムーズに購入いただけるよう、2026年3月18日より「定期券WEB予約サービス」を導入するなど、利便性の向上を図りました。なお、今後も安全で安心な旅客輸送サービスを提供するため、2025年10月1日より京阪線及び大津線旅客運賃を改定いたしました。 バス事業におきましては、京阪バス㈱において、大阪・関西万博への来場者アクセスとして、中之島駅及び大阪駅からのシャトルバスや京都駅からの高速バスを運行いたしました。 これらの結果、運輸業全体の営業収益は、97,522百万円(前期比6,140百万円、6.7%増)となり、営業利益は13,977百万円(前期比1,653百万円、13.4%増)となりました。 b.営業成績の分析 運輸業営業成績 営業収益   営業利益 前連結会計年度   当連結会計年度   増減率   前連結会計年度   当連結会計年度   増減率 百万円   百万円   %   百万円   百万円   % 鉄道事業   75,916   81,402   7.2   10,806   12,321   14.0 バス事業   23,786   24,398   2.6   1,482   1,619   9.3 消 去   △8,322   △8,279   -   34   36   - 計   91,381   97,522   6.7   12,323   13,977   13.4 鉄道事業におきましては、京阪電気鉄道㈱において運賃改定を実施したことに加え、大阪・関西万博の開催効果などにより、営業収益は81,402百万円(前期比5,485百万円、7.2%増)となりました。営業費につきましては、車両新造等の設備投資に伴って減価償却費が増加しました。これらの結果、営業利益は12,321百万円(前期比1,514百万円、14.0%増)となりました。 バス事業におきましては、大阪・関西万博の来場者輸送バスの運行などにより、営業収益は24,398百万円(前期比612百万円、2.6%増)となりました。営業費につきましては、人件費や減価償却費などが増加しました。これらの結果、営業利益は1,619百万円(前期比137百万円、9.3%増)となりました。 c.京阪電気鉄道㈱の運輸成績 定期旅客収入につきましては、大阪方面の主要駅などにおける利用の増加などで、17,034百万円(前期比1,036百万円、6.5%増)となりました。定期外旅客収入につきましては、大阪・関西万博の開催効果や訪日外国人の増加に加え、運賃改定を実施したことなどで、36,128百万円(前期比2,647百万円、7.9%増)となりました。 京阪電気鉄道㈱ 運輸成績 種 別   単位   当連結会計年度 自 2025年4月1日 至 2026年3月31日 対前連結会計年度 増減率 % 営業日数   日   365   - 営業キロ   キロ   91.1   - 客車走行キロ   千キロ   74,903   △0.8 旅客 人員   定期   千人   139,373   3.0 定期外   〃   132,529   1.1 計   〃   271,902   2.1 旅客 収入   定期   百万円   17,034   6.5 定期外   〃   36,128   7.9 計   〃   53,163   7.4 運輸雑収   〃   3,679   2.3 収 入 計   〃   56,842   7.1 乗車効率   %   40.55   - (注)乗車効率の算出は、延人キロ/(客車走行キロ×平均定員)×100によります。 京阪電気鉄道㈱ 旅客収入(対前年同月比) (不動産業) a.当連結会計年度における主な取組み 当社グループがかねてより参画してまいりました「淀屋橋駅東地区都市再生事業」について、2025年5月30日、複合施設「淀屋橋ステーションワン」が竣工、同年6月からは商業ゾーンの店舗を順次オープンしております。 不動産販売業におきましては、「京阪東ローズタウン」「南草津プリムタウン」などの土地建物のほか、「ファインレジデンス京都五条通」「ファインレジデンス烏丸五条」や、関西圏以外の物件として「ザ・ファインタワー名古屋今池」「ファインレジデンス武蔵新城」などのマンション、さらにはホテルコンドミニアム「リーガロイヤルリゾート沖縄北谷」を販売いたしました。 不動産賃貸業におきましては、2025年12月17日に賃貸ビル「ICON関内」(神奈川県横浜市)を、2026年3月31日に「昇龍苑」(京都市右京区)を取得いたしました。 これらの結果、不動産業全体の営業収益は146,237百万円(前期比7,142百万円、5.1%増)、営業利益は26,062百万円(前期比3,719百万円、16.6%増)となりました。 b.営業成績の分析 不動産業営業成績 営業収益   営業利益 前連結会計年度   当連結会計年度   増減率   前連結会計年度   当連結会計年度   増減率 百万円   百万円   %   百万円   百万円   % 不動産事業   123,330   129,529   5.0   21,247   24,973   17.5 不動産販売業   89,858   94,333   5.0   9,883   12,976   31.3 不動産賃貸業   29,176   30,758   5.4   10,858   11,480   5.7 その他   4,295   4,437   3.3   505   516   2.2 建設事業   23,247   23,403   0.7   1,130   1,091   △3.5 消 去   △7,483   △6,695   -   △35   △2   - 計   139,094   146,237   5.1   22,342   26,062   16.6 不動産販売業におきましては、「けいはんな学研都市」の事業用地分譲やホテルコンドミニアム「リーガロイヤルリゾート沖縄北谷」の販売などにより、営業収益は94,333百万円(前期比4,475百万円、5.0%増)、営業利益は12,976百万円(前期比3,092百万円、31.3%増)となりました。 不動産賃貸業におきましては、前年度開業の「ステーションヒル枚方」の寄与などにより、営業収益は30,758百万円(前期比1,581百万円、5.4%増)、営業利益は11,480百万円(前期比622百万円、5.7%増)となりました。 (流通業) a.当連結会計年度における主な取組み ショッピングモールの経営におきましては、「淀屋橋ステーションワン」の商業ゾーンのプロパティマネジメント業務を受託し、「粋(すい)を尽くしたおもてなし」をコンセプトに、2025年6月以降、順次レストランや食物販店舗をオープンいたしました。 ストア業におきましては、淀屋橋駅コンコース階に新たに食物販店4店舗をオープンさせるなど、収益力の強化を図りました。 百貨店業におきましては、京阪百貨店守口店の開業40周年を記念し、和洋菓子ゾーンの新規店舗オープンを含むリニューアルを実施したほか、イベントスペースや食品売場を拡充するなど、競争力の強化を図りました。 これらの結果、流通業全体の営業収益は57,985百万円(前期比925百万円、1.6%増)となりましたが、営業利益は2,818百万円(前期比28百万円、1.0%減)となりました。 b.営業成績の分析 流通業営業成績 営業収益   営業利益 前連結会計年度   当連結会計年度   増減率   前連結会計年度   当連結会計年度   増減率 百万円   百万円   %   百万円   百万円   % 百貨店業   24,408   23,349   △4.3   184   △121   - ストア業   16,147   16,780   3.9   567   577   1.9 ショッピングモール の経営   13,954   14,537   4.2   1,995   2,337   17.2 その他   4,805   4,854   1.0   97   12   △87.2 消 去   △2,257   △1,536   -   2   11   - 計   57,059   57,985   1.6   2,846   2,818   △1.0 百貨店業におきましては、前年度のインバウンド売上好調の反動などにより、営業収益は23,349百万円(前期比1,059百万円、4.3%減)、営業損失は121百万円(前期は184百万円の営業利益)となりました。 ショッピングモールの経営におきましては、2024年9月開業の「枚方モール」の寄与などにより、営業収益は14,537百万円(前期比582百万円、4.2%増)、営業利益は2,337百万円(前期比342百万円、17.2%増)となりました。 ストア業におきましても、同モール内に出店した「THE STORE 枚方モール店」の寄与などにより、営業収益は16,780百万円(前期比633百万円、3.9%増)、営業利益は577百万円(前期比10百万円、1.9%増)となりました。 (レジャー・サービス業) a.当連結会計年度における主な取組み ホテル事業におきましては、大阪・関西万博の開催効果や旺盛なインバウンド需要及び国内旅行需要の更なる取り込みを図るべく、各種営業活動を積極的に推進いたしましたほか、京都タワービル屋上に、エンターテイメントと食を融合させた「TOWERLAND -ROOFTOP BAR & BBQ-」を開業いたしました。また、1928年の創業からまもなく一世紀を迎える「京都センチュリーホテル」において、パブリックスペース及びメインダイニング「All Day Dining La Jyho」を刷新いたしました。調理パフォーマンスを間近でお楽しみいただけるビュッフェレストランにリニューアルするとともに、緑豊かなガーデンを望むビストロラウンジ「La Jyho Terrace」を新たに設けるなど、一層の競争力強化と施設の魅力向上に努めました。 レジャー事業におきましては、大阪水上バス㈱が大阪・関西万博の会場「夢洲」と「ユニバーサルシティポート」をむすぶ水素燃料電池船の運航を受託するなど、積極的な営業活動に努めました。 これらの結果、レジャー・サービス業全体の営業収益は44,491百万円(前期比4,512百万円、11.3%増)、営業利益は6,759百万円(前期比1,843百万円、37.5%増)となりました。 b.営業成績の分析 レジャー・サービス業営業成績 営業収益   営業利益 前連結会計年度   当連結会計年度   増減率   前連結会計年度   当連結会計年度   増減率 百万円   百万円   %   百万円   百万円   % ホテル事業   36,167   40,408   11.7   4,654   6,439   38.3 レジャー事業   3,838   4,110   7.1   244   300   23.0 消 去   △27   △27   -   17   19   - 計   39,978   44,491   11.3   4,916   6,759   37.5 ホテル事業におきましては、大阪・関西万博の開催効果や旺盛なインバウンド需要の取り込みなどにより、営業収益は40,408百万円(前期比4,240百万円、11.7%増)、営業利益は6,439百万円(前期比1,784百万円、38.3%増)となりました。 レジャー事業におきましては、大阪・関西万博の開催に伴う水素燃料電池船「まほろば」運航の受託などにより、営業収益は4,110百万円(前期比272百万円、7.1%増)、営業利益は300百万円(前期比56百万円、23.0%増)となりました。 (その他の事業) その他の事業におきましては、健康的で美しくクオリティの高い生活を実現し循環型社会に寄与するライフスタイル「BIOSTYLE」をコンセプトとして、㈱ビオスタイルが提案する商品を首都圏をはじめ全国で展開いたしましたほか、同社が運営する複合型商業施設「GOOD NATURE STATION」において積極的な営業活動と施設の魅力向上に努めました。 これらの結果、その他の事業全体の営業収益は5,409百万円(前期比241百万円、4.7%増)、営業利益は175百万円(前期比106百万円、156.4%増)となりました。 <営業外損益及び経常利益> 経常利益は46,931百万円(前期比6,025百万円、14.7%増)となりました。これは、支払利息の増加などにより営業外損益が悪化したものの、営業利益の増加が大きかったことによるものです。 <特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益> 特別損益は前連結会計年度に比べ701百万円改善しました。これは、固定資産売却益の増加などによるものです。 これらの結果、税金等調整前当期純利益は47,449百万円(前期比6,726百万円、16.5%増)となり、これから法人税等及び非支配株主に帰属する当期純利益を控除した親会社株主に帰属する当期純利益は33,581百万円(前期比5,315百万円、18.8%増)となりました。 ③キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比較して923百万円増加し、当連結会計年度末には14,700百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の増加に加え、棚卸資産の取得による支出が減少したものの、売上債権の増加や法人税等の支払額の増加などにより、前連結会計年度に比較して3,666百万円の収入減となり、40,340百万円の収入となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出の減少に加え、固定資産の売却による収入が増加したことなどにより、前連結会計年度に比較して20,211百万円の支出減となり、42,986百万円の支出となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得による支出が減少したものの、社債の償還による支出が増加したことなどにより、前連結会計年度に比較して6,630百万円の収入減となり、3,568百万円の収入となりました。 ④資本の財源及び資金の流動性 <財務戦略の基本方針> 当社グループは、財務健全性を維持した上で、獲得した利益や有利子負債による調達資金、資産売却による回収資金を、将来の成長を実現するための事業投資に優先的に配分することを財務戦略の基本方針としており、詳細は下記(1)~(5)に記載しております。 (1)当社グループが考える財務健全性について 当社グループは自己資本比率、ネット有利子負債/EBITDA倍率等を勘案して、財務健全性を維持してまいります。 (2)将来の成長を実現するための事業投資について 当社グループは長期経営戦略の主軸戦略である「沿線再耕」「体験価値共創」「地球環境保全」に基づき、不確実性の高い外部環境においても、将来にわたって持続的に成長する企業グループとしての基盤を築くための成長投資を実行してまいります。 (3)資金需要について 当社グループの資金需要には、営業活動に係る資金として主に運輸業における鉄道運行のための動力費、設備の修繕費、不動産業における販売用不動産の取得等があり、設備投資資金として、運輸業における鉄道設備への安全性、快適性の向上のための投資、不動産業における賃貸施設の建設資金等があります。なお、重要な設備投資の計画につきましては、「第3 設備の状況 3.設備の新設、除却等の計画(1)重要な設備の新設等」に記載のとおりです。 このような資金需要に対し、自己資金又は借入、社債発行等により資金調達することとしております。また、運転資金の効率的な運用を行うため、複数の金融機関の間で当座貸越契約及び貸出コミットメント契約を締結しております。 (4)資金調達の方針について 当社グループは、財務健全性を確保した上で、さらなる金利上昇リスクに備えるために、金利動向を注視し、支払利息や償還時期を考慮しながら可能な限り調達時期の前倒しを行うとともに、長期での社債発行等、調達金利の固定化、調達期間の長期化を図ってまいります。 (5)株主還元の方針について 当社は、グループの持続的な企業価値向上に向けて、安定した経営基盤の確保及び積極的な成長投資に努めるとともに、財務健全性の維持や資本効率を勘案し、業績に応じた利益配当を実施すること、及び機動的な自己株式の取得を実施することを株主還元の基本方針としております。 (配当) 各期の配当額は業績に基づき連結配当性向30%程度とし、持続的な利益成長を通じた増配を目指します。 ※株主総会を決定機関とする年1回の期末配当を基本といたします。 (自己株式取得) 財務健全性及び資本効率等を踏まえた機動的な自己株式の取得を実施してまいります。 ⑤重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって採用している「重要な会計方針」については、「第5 経理の状況注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりです。 なお、当社グループにおける会計上の見積りのうち、重要なものは以下のとおりです。 (固定資産の減損) 当社グループは、使用中の資産又は資産グループ、処分予定の資産又は資産グループの減損の兆候を定期的に確認しております。減損の兆候がある資産又は資産グループについては、割引前将来キャッシュ・フローの総額と帳簿価額を比較し、割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額しております。割引前将来キャッシュ・フロー及び回収可能価額の見積りは合理的に行われたものと考えておりますが、見積りを修正した場合には、評価の結果が変わり、将来の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (繰延税金資産の回収可能性) 当社グループは、将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金に対して、将来の収益力に基づく課税所得の見積りにより繰延税金資産の回収可能性を判断しております。将来の収益力に基づく課税所得の見積りは合理的に行われたものと考えておりますが、見積りを修正した場合には、繰延税金資産の取崩しが発生し、将来の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (販売土地及び建物の評価) 当社グループは、販売土地及び建物の連結貸借対照表価額は、収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定しており、販売見込額から販売経費見込額を控除した正味売却価額が取得原価を下回っている場合には、当該正味売却価額をもって連結貸借対照表価額としております。正味売却価額の見積りは合理的に行われたものと考えておりますが、見積りを修正した場合には、評価の結果が変わり、将来の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2029年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画及び2031年3月期を目標年次とする長期経営戦略において「営業利益」、「親会社株主に帰属する当期純利益」、「EBITDA」、「ネット有利子負債/EBITDA倍率」及び「ROE」を重要な指標として位置付けております。 当連結会計年度の各指標は、前連結会計年度に比較して次のとおり推移いたしました。前連結会計年度からの変動は、営業利益の増加などによるものです。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。