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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

住友倉庫

The Sumitomo Warehouse Co.,Ltd.9303 · Prime · 倉庫・運輸関連業

倉庫・港湾・国際複合輸送を柱とする総合物流企業。不動産賃貸も手掛ける。

概要

住友倉庫は、住友グループに属する総合物流企業である。1899年に住友家の個人営業として倉庫業を開始し、1923年に株式会社として設立された。現在は倉庫業、港湾運送業、国際輸送業、陸上運送業からなる物流事業と、不動産賃貸事業を展開する。2025年3月期の連結営業収益は1,934億円、営業利益は133億円。従業員数は4,447名(2026年3月期)。倉庫保管用面積は約133万平方メートル、国内外に39の子会社と9の関連会社を持つ。

物流と不動産の二本柱で構成される事業構造

当社グループの事業は物流事業と不動産事業の二つに大別される。物流事業はさらに倉庫業、港湾運送業、国際輸送業、陸上運送業、その他(ソフトウエア開発等)の五つの区分からなる。2025年度の連結営業収益1,962億円(2026年3月期実績)のうち、物流事業が1,859億円(94.7%)、不動産事業が109億円(5.6%)を占める。物流事業の中では国際輸送業が546億円と最大で、次いで陸上運送業(643億円)、港湾運送業(336億円)、倉庫業(334億円)が続く。不動産事業はオフィスビルや物流施設の賃貸・管理を手掛け、安定的な収益源となっている。セグメント営業利益は物流事業135億円、不動産事業44億円(調整前)であり、不動産事業の利益率は相対的に高い。両事業のシナジーとして、物流不動産への投資を通じた事業拡大を中期経営計画で掲げている。

国内拠点網と海外ネットワークの配置

国内では、大阪・神戸・東京・横浜・名古屋・博多などの主要港湾・都市に倉庫と港湾ターミナルを保有する。2026年3月末時点の保管用面積は所有庫約99.5万平方メートル、借庫約33.8万平方メートルの計約133.3万平方メートル。貸庫分を除いた実際保管用面積は約84.6万平方メートルである。港湾運送では、神戸港や東京港などでコンテナ荷捌きを扱い、年間約5,858万トンのコンテナ荷捌き実績がある。海外では、米国、欧州、シンガポール、香港、中国、タイに現地法人を置き、国際複合輸送を提供する。サウジアラビアには合弁会社を設立し、中東での物流サービスも展開する。これらの拠点は長期ビジョン「Moving Forward to 2030」のもと、四極(日本・アジア・欧州・米州)ネットワークの強化が図られている。

安定収益を生む不動産事業のポートフォリオ

不動産事業は、1974年の川口住倉ビルディング建設を皮切りに本格化した。現在は東京住友ツインビル(1988年竣工)などのオフィスビルや物流施設を中心に賃貸を行い、2026年3月期の賃貸面積は約27.2万平方メートル。同事業の売上高は約109億円と全体の5%強だが、営業利益率は約40%と高く、グループの収益基盤を支える。2020年代には物流不動産への投資を積極化し、物流事業とのシナジー創出を目指す。中期経営計画では、不動産ポートフォリオの強靭化と、物流事業との連携による新たな収益機会の創出を課題としている。

業界の中での役割は総合物流サービス提供者(倉庫・港湾・国際・陸上運送)+不動産賃貸にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,962億円
営業利益
114億円
営業利益率
5.8%
純利益
177億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
物流事業1,859億円94.8%135億円7.3%
不動産事業103億円5.2%44億円42.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01物流事業(倉庫業)主力

国内倉庫において寄託された物品の保管・入出庫・流通加工を提供。住友倉庫九州、若洲等が担当。

主な製品・サービス1
倉庫保管・流通加工サービス
保管・入出庫業務に加え、検品・仕分け・ピッキング等の流通加工を一貫提供。

02物流事業(港湾運送業)主力

国内港湾における船積み・陸揚げ・荷捌きを提供。泉洋港運、ニッケル.エンド.ライオンス等が担当。

主な製品・サービス1
港湾運送サービス
海上運送に接続する港湾内の荷役・運送サービスを提供。

03物流事業(国際輸送業)主力

陸海空を組み合わせた国際複合輸送を提供。海外子会社を通じてグローバルに展開。

主な製品・サービス1
国際複合輸送サービス
輸出入手続きを含むドア・ツー・ドアの国際一貫輸送。海外倉庫・荷役も含む。

04物流事業(陸上運送業)準主力

国内におけるトラック・鉄道を用いた貨物運送を提供。遠州トラック、井住運送等が担当。

主な製品・サービス1
陸上運送サービス
自動車運送および鉄道による貨物輸送を提供。

05不動産事業準主力

事務所・土地等の売買・賃貸・管理を提供。住倉建物サービス等が担当。

主な製品・サービス1
不動産賃貸・管理サービス
オフィスビル・物流施設等の賃貸、設備管理・工事請負。

06物流事業(その他事業)副次

物流関連のソフトウエア開発等を提供。アイスター等が担当。

主な製品・サービス1
物流ソフトウエア開発
物流業務向けシステムの開発・販売・サポート。

製品と技術

倉庫保管と流通加工:検品からピッキングまで一貫対応

倉庫業は創業以来の基幹事業であり、住友倉庫九州や若洲等の子会社を通じて全国に展開する。保管対象は一般貨物から冷蔵品まで幅広く、1998年からは冷蔵設備を導入し、生鮮・冷凍品の需要に対応。1996年には免震構法を採用したトランクルーム専用倉庫を建設し、貴重品保管サービスも提供する。保管・入出庫に加えて、検品、仕分け、ピッキング、値札付けなどの流通加工サービスを一貫して行う。2025年度の倉庫収入は334億円、保管用面積は約133万平方メートル、期中平均保管残高は約646千トン、月平均回転率は29.7%である。今後は物流不動産への投資を通じて、より付加価値の高い保管・加工サービスを目指す。

国際複合輸送:海外子会社が担うドア・ツー・ドア

国際輸送業は、海上・航空・陸上を組み合わせた国際一貫輸送サービスを提供する。米国、欧州、シンガポール、香港、中国、タイの現地法人が拠点となり、輸出入手続きから在庫管理までをカバー。1985年にIATA貨物代理店資格を取得し、航空貨物の取扱いを開始。1992年には単独混載業を始め、小口貨物の効率的な輸送を実現した。2025年度の国際輸送収入は546億円、取扱数量は約1,237万トン。特徴として、化学品や産業機械など特殊貨物の取り扱いに強みを持ち、住友グループ内外の顧客のグローバルサプライチェーンを支えている。中期経営計画では、海外拠点の拡大とデジタル技術活用によるサービス強化を掲げる。

港湾荷役:コンテナターミナルを核とした高効率オペレーション

港湾運送業は、船舶への積み込み・陸揚げ、コンテナ荷捌き、沿岸荷役などを神戸・東京・横浜・大阪などの主要港で行う。1968年にコンテナターミナル業務を開始して以来、コンテナ取扱量は拡大を続け、2025年度のコンテナ荷捌きは約5,858万トンに達した。一般荷捌きも約888万トン扱う。子会社のニッケル.エンド.ライオンスや泉洋港運が現場を担い、長年のノウハウを生かした安全で迅速な荷役を提供する。2015年にはAEO(特定保税承認者)の承認を取得し、通関手続きの効率化も図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

倉庫・運輸関連業のなかでの位置

総合物流、倉庫・港湾が強み

住友倉庫は倉庫業、港湾運送、国際輸送など総合物流サービスを提供。三菱倉庫、三井倉庫HDと並ぶ旧財閥系倉庫会社。2019年に日本トランスシティと統合し規模拡大。営業利益率6.88%と業界平均並みだが、物流効率化による収益改善余地あり。

強み

  • 住友グループの信用力で安定した顧客基盤。
  • 主要拠点に倉庫・港湾施設を保有し広範囲カバー。
  • 倉庫から国際フォワーディングまで一貫サービス。
  • リカーリング性の高い倉庫保管料収入が中心。

課題

  • ドライバー不足や労働規制強化でコスト増加懸念。
  • 他社に比べ物流IT化投資が遅れており効率化課題。
  • グローバル物流企業との競争や運賃変動リスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

物流・運輸の時価総額近傍。太字が住友倉庫

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19069センコーグループホールディングス3,915億円19.7倍
29048名古屋鉄道3,709億円18.1倍
34666パーク243,435億円9.2倍
49045京阪ホールディングス3,425億円9.6倍
59044NANKAI3,362億円13.6倍
69303住友倉庫3,233億円18.3倍
79302三井倉庫ホールディングス2,582億円22.3倍
89003相鉄ホールディングス2,545億円10.0倍
99110NSユナイテッド海運2,510億円10.2倍
109075福山通運2,504億円16.9倍
119031西日本鉄道2,482億円7.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

住友家の個人営業から株式会社へ至る創業期(1899〜1923年)

1899年7月、住友家の個人営業として「住友倉庫」の商号で倉庫業が始まった。本店を大阪、支店を神戸に置き、港湾都市での保管・運送を担った。1919年には東京支店を設置し、営業範囲を拡大。1921年に住友合資会社倉庫部に改組された後、1923年8月に株式会社住友倉庫を設立。同社が住友合資会社から大阪・神戸・東京における倉庫業と港湾運送業の業務を継承した。創業から一貫して住友グループの物流中核企業としての地位を築き、現在の企業理念のもととなる「信用を重んじ、確実を旨とし、浮利にはしらず」という精神がこの時期に形成された。

戦時統制による業務縮小と戦後の再建(1942〜1949年)

1942年12月、港湾運送事業等統制令により、各地の港運会社へ港湾運送業務の大部分を譲渡。さらに1944年5月には日本倉庫統制株式会社に倉庫業務の一切を供出し、倉庫営業を休止した。終戦後の1945年12月、日本倉庫統制の解散により業務を復元し営業再開。1947年には九州拠点として博多臨港倉庫株式会社(現・住友倉庫九州)を設立、1948年には神戸港のニッケル.エンド.ライオンス株式会社に出資し、井住運送株式会社を設立するなど、戦後の物流需要回復に向けた体制を整えた。1948年12月には閉鎖機関から船舶等の返還を受け、港湾運送業を本格再開。1949年に横浜支店を設置し、主要港での事業基盤を確立した。

コンテナ船時代への対応と不動産事業への進出(1968〜1978年)

1968年4月、神戸及び東京でコンテナターミナル業務を開始した。これは国際海上コンテナ輸送の拡大に対応するもので、以後各主要港でコンテナターミナル業務が本格化する。1970年には名古屋支店を設置し、中京圏でのプレゼンスを強化。1972年にはサンフランシスコに駐在員事務所を開設し、国際展開の第一歩を踏み出した。1974年10月、大阪市西区に川口住倉ビルディングを建設し、不動産賃貸業務を本格化。これは安定的な収益源として後の成長を支える転機となった。1978年にはドイツに駐在員事務所を設置し、国際輸送業務を本格化させた。

海外現地法人の設立と航空貨物事業への参入(1982〜1999年)

1982年、ドイツに全額出資の現地法人Sumitomo Warehouse (Deutschland) GmbHを設立(後に欧州地域統括会社に改称)。1985年には米国にSumitomo Warehouse (U.S.A.), Inc.、1988年にはシンガポールにSumitomo Warehouse (Singapore) Pte Ltdと、主要地域への現地法人設立を相次いで実施した。1985年にはIATA貨物代理店資格を取得し、航空貨物取扱業務を本格化。1992年には国際航空貨物の単独混載業を開始した。1993年には香港と中国(上海)に現地法人を設立し、アジアネットワークを拡充。1996年には免震構法のトランクルーム専用倉庫を東京に建設、1998年には神戸で冷蔵設備付き倉庫を稼働させ、多様な物流ニーズに対応した。

M&Aによるグループ拡大と海運事業からの撤退(2006〜2022年)

2006年、物流ソフトウエア会社のアイスター株式会社を子会社化し、デジタル対応を強化。同年、遠州トラック株式会社の発行株式60%を公開買付けにより取得し、陸上運送網を拡大した。2007年にはサウジアラビアで合弁会社Rabigh Petrochemical Logistics LLCを設立。2011年には米国海運会社Westwood Shipping Lines, Inc.を子会社化したが、2022年に全株式を譲渡し海運事業から撤退した。2017年には東京の倉庫会社である株式会社若洲を子会社化し、関東エリアの保管能力を増強。これらのM&Aにより、物流サービスを多角化するとともに、グループの収益基盤を強化した。

年表39件を開く

1890年代

  • 1899年7月住友家の個人営業で住友倉庫の商号により倉庫業を開始。本店を大阪、支店を神戸に設置。

1910年代

  • 1919年1月東京支店を設置。

1920年代

  • 1921年2月住友合資会社倉庫部に改組。
  • 1923年8月創業株式会社住友倉庫を設立し、住友合資会社の業務(大阪、神戸及び東京における倉庫業、港湾運送業)を継承。

1940年代

  • 1942年12月港湾運送事業等統制令により港湾運送業務の大部分を関係各地の港運会社に譲渡。
  • 1944年5月日本倉庫統制株式会社に倉庫業務の一切を供出し、倉庫営業を休止。
  • 1945年12月日本倉庫統制株式会社の解散により業務を復元、営業再開。
  • 1947年9月商号変更九州地区の拠点として博多臨港倉庫株式会社(現・連結子会社。2008年4月「住友倉庫九州株式会社」に商号変更)を設立。
  • 1948年6月神戸港の港運業者ニッケル.エンド.ライオンス株式会社(現・連結子会社)に出資。
  • 1948年10月貨物自動車運送事業を目的として井住運送株式会社(現・連結子会社)を設立。
  • 1948年12月閉鎖機関に指定された各地港運会社から船舶等の返還を受け、港湾運送業を再開。
  • 1949年12月横浜支店を設置。

1950年代

  • 1950年10月上場大阪証券取引所及び東京証券取引所に株式を上場(2013年7月、大阪証券取引所の現物市場は東京証券取引所の現物市場に統合)。

1960年代

  • 1968年4月神戸及び東京でコンテナターミナル業務を開始、以後主要各港におけるコンテナターミナル業務が本格化。

1970年代

  • 1970年2月名古屋支店を設置。
  • 1972年11月サンフランシスコに駐在員事務所を設置。
  • 1974年10月大阪市西区に川口住倉ビルディングを建設、賃貸開始。以後不動産賃貸業務が本格化。
  • 1978年9月ドイツに駐在員事務所を設置。以後国際輸送業務が本格化。

1980年代

  • 1982年7月商号変更ドイツに全額出資の現地法人Sumitomo Warehouse (Deutschland) GmbH(現・連結子会社。1986年10月「Sumitomo Warehouse (Europe) GmbH」に商号変更)を設立。
  • 1985年4月米国に全額出資の現地法人Sumitomo Warehouse (U.S.A.),Inc.(現・連結子会社)を設立。
  • 1985年11月IATA(国際航空運送協会)貨物代理店資格を取得、以後航空貨物取扱業務が本格化。
  • 1988年2月東京都中央区に東京住友ツインビルディングを建設、賃貸開始。
  • 1988年10月シンガポールに全額出資の現地法人Sumitomo Warehouse (Singapore) Pte Ltd(現・連結子会社)を設立。

1990年代

  • 1992年8月国際航空貨物の単独混載業を開始。
  • 1993年3月香港に全額出資の現地法人香港住友倉儲有限公司(現・連結子会社)を設立。
  • 1993年12月中国に全額出資の現地法人上海住友倉儲有限公司(現・連結子会社)を設立。
  • 1996年12月東京都大田区で免震構法を採用したトランクルーム専用倉庫を建設。
  • 1998年3月神戸市東灘区で当社初の冷蔵設備を併設した倉庫を建設、冷蔵貨物の取扱いを開始。
  • 1999年11月航空貨物部がISO9002認証を取得。

2000年代

  • 2006年4月M&Aコンピュータソフトウエア受託開発等を事業内容とするアイスター株式会社(現・連結子会社)の全株式を取得し子会社化。
  • 2006年9月M&A貨物自動車運送事業等を事業内容とする遠州トラック株式会社(現・連結子会社)の発行済株式の総数の60.0%を公開買付けにより取得し子会社化。
  • 2006年11月中国に全額出資の現地法人住友倉儲(中国)有限公司(現・連結子会社)を設立。
  • 2007年8月サウジアラビアに現地資本との合弁会社Rabigh Petrochemical Logistics LLC(現・持分法適用関連会社)を設立。

2010年代

  • 2011年9月M&AJ-WeSco株式会社を通じて米国の海運会社Westwood Shipping Lines, Inc.の全株式を取得し子会社化。
  • 2013年12月倉庫入出庫・保管業務、輸出入貨物取扱・通関業務及び国際複合一貫輸送業務における ISO9001認証取得。
  • 2015年5月AEO制度に基づく特定保税承認者の承認取得。
  • 2017年6月AEO制度に基づく認定通関業者の認定取得。
  • 2017年7月M&A倉庫業等を事業内容とする株式会社若洲(現・連結子会社)の全株式を取得し子会社化。

2020年代

  • 2022年6月J-WeSco株式会社が、その子会社であるWestwood Shipping Lines, Inc.の全株式を譲渡。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結営業収益2030年度まで2,800億円
  • 連結営業利益2030年度まで160億円
  • 事業投資額(5か年累計)2030年度まで1,650億円
  • ROE2030年度まで8%
  • 政策保有株式売却額600億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    グローバルな付加価値物流の実現

    日本、アジア、欧州、米州の四極を中心に国際物流ネットワークを拡充し、お客様のグローバル・サプライチェーン構築を支援します。デジタル技術等を積極的に導入し、物流における新たな価値を創造します。

  2. 02

    国内物流網の拡大とグループ総合力の活用

    グループ全体の総合力を活かし、国内物流網を拡大します。倉庫と港湾を主軸に信頼性の高い物流サービスを提供し、物流業以外の業種との連携を深めます。

  3. 03

    不動産ポートフォリオの強靭化と物流事業とのシナジー創出

    国内外の物流不動産への投資を通じて物流事業とのシナジーを創出します。オフィスビル賃貸等の不動産事業を強化し、ポートフォリオを強靭化します。

  4. 04

    DXと人的資本経営の推進による成長基盤の強化

    デジタルトランスフォーメーション(DX)及び業務集約等により成長のための人的資源を創出し、挑戦と成長を促進する人材・組織風土を構築します。

  5. 05

    サステナビリティ経営の推進と政策保有株式の売却

    財務と非財務が連動するサステナビリティ経営を推進し、計画期間中に政策保有株式600億円を売却して資本効率を改善します。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,473人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は844万円で、9期前と比べて+11.1%平均年齢は37.9歳、平均勤続年数は12.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,865
2018年3月4,044
2019年3月76036.913.34,176
2020年3月75536.913.24,290
2021年3月75236.713.04,438
2022年3月75436.913.14,511
2023年3月78537.313.54,462
2024年3月79037.713.54,463
2025年3月81437.713.14,450299
2026年3月84437.912.94,473255

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)63.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社16(国内 16 / 海外 0、うち連結子会社 16) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本店 — 大阪市北区381億円
物流事業 不動産事業 全社
本店 — 東京都港区290億円
物流事業 不動産事業 全社
物流事業 — 遠州トラック㈱(静岡県袋井市)179億円
物流事業 — 住友倉庫九州㈱(福岡市博多区)5,756百万円
物流事業 — ㈱若洲(東京都江東区)4,958百万円
物流事業 — Sumitomo Warehouse (Singapore) Pte Ltd (シンガポール)3,916百万円
神戸支店 — 神戸市中央区3,756百万円
物流事業
物流事業 — Sumiso (Laem Chabang) Co.,Ltd. (タイ)2,563百万円
物流事業 — Rojana Distribution Center Co.,Ltd. (タイ)1,836百万円
物流事業 — 住友倉儲(中国)有限公司(中国・上海)1,757百万円
ほか9件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    アイスター株式会社(大阪市中央区)
    連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    井住運送株式会社(兵庫県尼崎市)
    連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    遠州トラック株式会社(注)4、5(静岡県袋井市)
    連結子会社
    議決権61.1%
  • 国内
    大阪梱包運輸株式会社(大阪市港区)
    連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    神港作業株式会社(神戸市中央区)
    連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    住友倉庫九州株式会社(福岡市博多区)
    連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    泉洋港運株式会社(神戸市中央区)
    連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大成海運株式会社(愛媛県新居浜市)
    連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ニッケル.エンド. ライオンス株式会社(神戸市中央区)
    連結子会社
    議決権62.0%
  • 国内
    株式会社若洲(東京都江東区)
    連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Sumitomo Warehouse (U.S.A.), Inc. (注)3(米国・ロスアンゼルス)
    連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Sumitomo Warehouse (Europe) GmbH (ドイツ・デュッセルドルフ)
    連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社4社を開く
  • Sumitomo Warehouse (Singapore) Pte Ltd(注)3(シンガポール)100%
  • Union Services (S'pore) Pte Ltd (シンガポール)100%
  • Rojana Distribution Center Co., Ltd. (タイ・アユタヤ)87%
  • 住友倉儲(中国)有限公司(注)3(中国・上海)100%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    令和8年兵庫労働局文書保管委託契約
    厚生労働省 · 2026-03-03
    1,045万円
  • 調達
    令和5年度近畿地域における文書資料寄託業務
    文部科学省 · 2023-04-25
    769万円
  • 調達
    令和7年度兵庫労働局文書保管委託契約
    厚生労働省 · 2025-03-05
    693万円
  • 調達
    令和6年度兵庫労働局文書保管委託契約
    厚生労働省 · 2024-03-01
    552万円
  • 調達
    横浜税関本関地区における行政文書等書類の第三者保管業務委託
    財務省 · 2018-03-02
    538万円
  • 調達
    令和6年度文化庁京都庁舎における文書資料寄託業務
    文部科学省 · 2024-03-05
    490万円
  • 調達
    横浜税関本関地区書庫の借上げに関する契約
    財務省 · 2016-03-24
    456万円
  • 調達
    令和5年度 兵庫労働局文書保管委託契約
    厚生労働省 · 2023-03-01
    433万円
  • 調達
    令和8年度京都労働局における文書保管業務委託
    厚生労働省 · 2026-02-27
    413万円
  • 調達
    横浜税関本関地区における行政文書等書類の第三者保管業務委託
    財務省 · 2019-03-14
    386万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,962億円営業利益114億円前期と比べると増収減益で、売上が+1.4%、利益が-14.3%。

売上高
+1.4%
1,962億円
営業利益
-14.3%
114億円
純利益
-11.9%
177億円
営業利益率
5.8%
前期比 -1.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,000億円1,962億円
営業利益122億円114億円
純利益172億円177億円
1株あたり配当¥103¥103

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は504億円、営業利益は35億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q1,75817
2019年4Q1,86229
2020年4Q1,91721
2021年4Q1,92020
2022年4Q2,31549
2023年4Q2,23934
2024年4Q1,84733
2025年4Q1,934693.6149
2026年4Q1,962603.1108
2027年1Q504356.960

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,564億円から1,962億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は5.8%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,56411262
2014年3月1,64911162
2015年3月1,74710971
2016年3月1,72312881
倉庫業等を事業内容とする株式会社若洲(現・連結子会社)の全株式を取得し子会社化。
2017年3月1,65311378
2018年3月1,75812784
2019年3月1,86211369
2020年3月1,91713690
2021年3月1,92013685
2022年3月2,315304197
2023年3月2,239291225
2024年3月1,847169125
2025年3月1,9341331756.9201
2026年3月1,9621141585.8177

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,962億円のうち、営業利益として残るのは114億円5.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は177億円、売上の9.0%にあたる。営業利益率は業種中央値5.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金88.8%1,742億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金5.4%106億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.8%114億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+0.4pt
5.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.1pt
9.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.8pt
6.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが282億円、投資CFが−200億円で、差し引きのフリーCFは82億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は391億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月141−102−10939165
2014年3月93−13189−38226
2015年3月165−91−8974218
2016年3月159−16533−6239
2017年3月166−63−92103246
2018年3月166−1333433313
2019年3月140−3−206137242
2020年3月150−172126−22345
2021年3月206−164−13142253
2022年3月314−59−103255408
2023年3月298−46−205252465
2024年3月220−160−5060479
2025年3月317−100−253217450
2026年3月282−200−14382391

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は5,131億円。このうち返さなくてよい自己資本が3,251億円で、自己資本比率は61.2%(業種中央値56.9%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,6391,4031,23650.7
2014年3月2,8901,5401,35050.9
2015年3月3,0201,7151,30554.3
2016年3月2,9991,6951,30454.0
2017年3月3,0521,7881,26456.1
2018年3月3,4211,9361,48554.2
2019年3月3,2271,8751,35256.2
2020年3月3,1851,7201,46551.9
2021年3月3,4901,9621,52854.1
2022年3月3,7372,1391,59854.4
2023年3月3,8582,2891,56956.3
2024年3月4,3692,6481,72158.4
2025年3月4,3982,7411,65760.0
2026年3月5,1313,2511,88061.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
424億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,489億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1,880億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
82
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

倉庫・運輸関連業 31社との比較

同じ倉庫・運輸関連業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率31社中11位あたり、逆に低いのは売上成長率31社中19位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.1%/中央値 6.9%
P25 5.6%P75 8.7%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.8%/中央値 5.4%
P25 3.4%P75 7.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
61.2%/中央値 56.9%
P25 45.8%P75 65.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.4%/中央値 3.0%
P25 0.3%P75 6.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 2.9%
P25 2.0%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,220で、1年前と比べて+39.6%過去52週の値幅のなかでは95%の位置にある。

¥4,220-1.3%1ヶ月+4.8%1年+39.6%時価総額3,233億円
過去52週の値幅
安値¥3,050高値¥4,285

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.3倍
PER (会社予想)18.5倍
PBR1.02倍
配当利回り2.44%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で4.92%上昇し、8月21日には4160円となり、25日移動平均線(4056.2円)を2.6%上回っています。52週高値4285円には2.9%差に接近し、年初来安値3050円からは36.4%の上昇です。出来高は8月に平均10万株前後で、7月の9万株からやや増加傾向。中期の移動平均線である75日線(3920.93円)や200日線(3765.65円)も上回り、上昇トレンドが継続していると判断できます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 45/100)

PERが18.01倍と業界平均13.85倍を上回り、PBRも1.00倍でほぼ同水準。ROEは6.1%と低く、業界平均との比較では収益性がやや劣る。配当利回り2.48%は業界平均2.93%を下回り、配当性向46.9%と中程度。業績は増収基調だが、利益は減少傾向にあり、割高感がある。ただし、安定した配当と財務健全性を考慮すると、極端な割高とは言えない。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.3倍13.9倍
PER (予想)18.5倍
PBR1.02倍0.98倍
ROE6.1%7.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、国際物流の成長拡大と国内倉庫事業の安定性をどう評価するか。強気派は、国際物流需要の増加とグループシナジーによる収益拡大を期待する。一方、弱気派は、競争激化による倉庫稼働率の低下や、国際物流のボラティリティの高さを懸念する。

プラスに働く材料7
  • 国際物流の成長

    国際輸送・フォワーディング事業が拡大し、売上高が増加傾向にある。

  • 安定収益基盤

    主要拠点に自社倉庫を保有し、賃貸収入が安定的なキャッシュフローを生む。

  • 住友グループ

    住友グループのネットワークを活かした取引拡大の可能性がある。

  • 増収計画が上振れ、減益予想は保守的決算発表後影響

    2026年3月期売上高1962億円、営業利益114億円。前期比28億円増収で営業減益幅19億円は縮小余地。

  • PBR1.01倍での資本政策強化次回株主総会影響

    PBR1.01倍、ROE6.1%。自己株式取得や増配が正式発表されれば純資産倍率を上抜ける。

  • 配当利回り2.47%の株主還元維持通年影響

    配当利回り2.47%。今期純利益177億円で配当原資を確保できれば下値が堅い。

  • 外国人株主比率20%台の安定継続影響

    外国人保有比率20.09%と高水準で、需給アンバランス時の下支え要因。

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    倉庫業界は競争が激しく、稼働率や賃料の低下リスクがある。

  • 国際物流変動

    国際物流は景気や貿易量の影響を受けやすく、収益が不安定になりがち。

  • 営業利益率

    直近の営業利益率は6.9%と低く、改善が見られない。

  • 減益計画で業績モメンタムが低下通年影響

    営業利益133億円→114億円へ19億円減益、純利益も201億円→177億円へ減益。

  • 営業利益率の悪化続く2026年上期影響

    営業利益率6.88%→5.81%へ1.07ポイント低下。固定費負担が重い。

  • 純利益の特別損益依存2026年3月期影響

    営業利益114億円に対し純利益177億円。営業外・特別項目の振れで利益変動が大きい。

  • 34%上昇後の高値警戒不定影響

    1年間で34.1%上昇。短期的な利食い売りで調整する場面が想定される。

次の決算で確かめる点
倉庫稼働率
収益性に直結するため。稼働率の推移で需要動向を把握できる。
国際物流売上高
成長ドライバーであり、業績への寄与度を確認する。
営業利益率
コスト管理と収益性向上の進捗を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり103で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.44%。

年間配当
¥103
1株あたり
配当利回り
2.44%
いまの株価に対して
配当性向
46.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3140.3
2018年3月336.530.5
2019年3月3712.167.4
2020年3月4727.040.9
2021年3月482.162.0
2022年3月97102.158.8
2023年3月1003.142.1
2024年3月1011.047.5
2025年3月1032.039.4
2026年3月1030.046.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥103

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ25,195人。区分でいちばん多いのは事業法人34.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が61.8%を占め、残る38.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人35.336.337.336.035.134.9
金融機関29.228.626.125.829.026.9
外国法人21.420.817.717.016.220.1
個人・その他13.213.617.518.818.217.5
証券会社0.80.71.52.41.50.6
自己株式0.90.80.80.60.60.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.22
02住友不動産株式会社10.25
03大和ハウス工業株式会社6.53
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.26
05GOLDMAN, SACHS & CO. REG (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)2.66
06住友生命保険相互会社2.34
07住友商事株式会社2.21
08三井住友海上火災保険株式会社2.18
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.14
10三井住友信託銀行株式会社2.10

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+562%、1株純資産は14期で+449%。直近期のROEは6.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月357505.018.439.2
2014年3月358244.414.441.1
2015年3月801,8374.616.640.6
2016年3月901,8115.012.740.7
2017年3月871,9144.714.040.3
2018年3月952,1234.715.230.5
2019年3月802,1193.817.567.4
2020年3月1061,9785.211.240.9
2021年3月1022,3014.814.562.0
2022年3月2432,51910.09.558.8
2023年3月2812,73810.77.742.1
2024年3月1583,2405.316.247.5
2025年3月2573,4127.710.739.4
2026年3月2314,1186.117.546.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

17名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は17名。2026/3期の役員報酬は総額493百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢
小野孝則代表取締役会長 会長執行役員72
永田昭仁代表取締役社長 社長執行役員64
宗克典取締役 常務執行役員67
星野公彦取締役 常務執行役員63
黒木郁雄取締役 常務執行役員64
山口修司取締役69
河井英明取締役72
伊賀真理取締役59
江口忠衛監査役(常 勤)67
坂口晃監査役(常 勤)66
大仲土和監査役76
宮川眞喜雄監査役75
残りの役員5名を開く
氏名役職年齢
西橋久仁子監査役66
松本年可取締役 常務執行役員65
戸塚健彦取締役63
北本満純監査役(常 勤)62
八澤健三郎監査役61

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5346304637775
社外取締役759598
監査役2575729

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容936字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社39社及び関連会社9社で構成されており(2026年3月31日現在)、倉庫業、港湾運送業、国際輸送業及び陸上運送業等の物流事業並びに事務所及び土地等の賃貸等を行う不動産事業を営んでおります。 当社は総合物流事業者として物流事業及び不動産事業に携わっております。連結子会社の事業の当社グループにおける位置付け及び各事業セグメントとの関連は、次のとおりであります。 物流事業 (1) 倉庫業 国内における、寄託を受けた物品を倉庫に保管する業務並びに寄託貨物の入出庫及びこれに付随する流通加工等の業務であって、住友倉庫九州㈱、㈱若洲等が行っております。 (2) 港湾運送業 国内の港湾における、海上運送に接続する貨物の船積み及び陸揚げ並びにその荷捌き等の業務であって、泉洋港運㈱、ニッケル.エンド.ライオンス㈱等が行っております。 (3) 国際輸送業 陸海空の各種輸送手段を結合し、輸出入貨物の国際複合輸送を取り扱う業務並びに海外における保管、荷役及び運送等を取り扱う業務であって、Sumitomo Warehouse (U.S.A.), Inc.、Sumitomo Warehouse (Europe) GmbH、Sumitomo Warehouse (Singapore) Pte Ltd、Union Services (S'pore) Pte Ltd、Rojana Distribution Center Co., Ltd.、住友倉儲(中国)有限公司等が行っております。 (4) 陸上運送業 国内における、自動車を使用する貨物運送業務並びに自動車及び鉄道による運送を取り扱う業務であって、遠州トラック㈱、井住運送㈱等が行っております。 (5) その他事業 ソフトウエア開発等上記事業に関連する業務であって、アイスター㈱等が行っております。 不動産事業 事務所及び土地等を売買、賃貸及び管理する業務であって、住倉建物サービス㈱等が行っております。 当社及び関係会社を、それぞれが携わる主な事業により区分した系統図は次のとおりであります。 (注)1.矢印は役務の流れを示しております。 2.下線は在外の会社(21社)であります。
経営方針・対処すべき課題2,714字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社グループは、「信用を重んじ」「確実を旨とし」「浮利にはしらず」という「住友の事業精神」のもと、「物流という万人が必要とする社会インフラを、時代をこえて真摯に下支えするとともに、お客様と社会が求める新たなサービスの創造に努める」ことを企業理念としております。 この企業理念が表す精神は、1899年(明治32年)の当社の創業以来、倉庫業を核に、港湾運送業、国際輸送業、陸上運送業を含む総合的な物流事業及びオフィスビル賃貸業を中心とする不動産事業等へ業容を拡大した現在に至るまで、一世紀以上にわたり一貫して受け継がれております。当社グループは、今後もこの企業理念のもと、事業を通じて社会に貢献しつつ、持続的な成長を目指してまいります。 (2) 当社の事業環境及び中長期的な会社の経営戦略 ① 当連結会計年度の事業環境 国内においては、米国の通商政策の影響が見られたものの、設備投資は改善傾向を示し、個人消費も次第に持ち直すなど、緩やかな景気回復が続きました。海外においては、米国では関税引上げに伴う不透明感はあるものの、堅調な消費と設備投資を背景に景気は緩やかに拡大しました。中国では不動産市場の停滞が続き、景気は勢いを欠き徐々に減速傾向を示しました。 ② 中長期的な経営戦略 2026年3月に、当社グループはパーパス「つなぐ 支える 次代を創る」を明文化するとともに、長期ビジョン“Moving Forward to 2030”(2020年5月策定)の最終フェーズとして「中期経営計画2026-2030」を策定しました。 この「中期経営計画2026-2030」のもと、事業領域の拡張に挑戦し成長を実現することで、財務・非財務目標の達成を目指します。 「パーパス『つなぐ 支える 次代を創る』」の概要 当社グループは、モノや情報の流通を通じて多様なヒトがつながることで「知」が共有され、これらの「知」の協創により、社会課題が解決され、時代や地域を越えた“つながり”が価値を生む「ネットワーク協創社会」の実現を目指します。 この「ネットワーク協創社会」において、当社グループは、モノ、情報、そしてヒトを結ぶ物流などの社会インフラを担う存在として、多様なステークホルダーをつなぎ、そのつながりを強固に支えることで確かなものとし、新たな価値や次世代を創造することで、顧客、従業員及び地域社会をはじめとするすべてのステークホルダーの安心と成長、持続可能な社会の実現に貢献していきます。 「長期ビジョン“Moving Forward to 2030”」の概要 (a) モノをつなぐ 物流の結節点である倉庫と港湾を主軸に更に信頼性の高い物流サービスを提供します。また、物流業以外の業種との連携を深め、デジタル技術等を積極的に導入・活用することにより、各種の変化に迅速に対応しながら、物流における新たな価値を創造します。 (b) 世界をつなぐ 日本、アジア、欧州、米州の四極を中心に国際物流ネットワークの更なる拡充を図り、お客様の強固で安定的なグローバル・サプライチェーン構築を支えます。 (c) ヒトをつなぐ 貴重な経営資源である人材の育成を更に強化するとともに、少子高齢化等の社会の変化に対応し、柔軟で多様な働き方を導入し、ヒトを惹きつける会社であり続けます。 (d) 時代をつなぐ 120年を超える伝統をもつ企業グループとして、先人から受け継いだ有形無形の資産を後の世代に継承しつつ、お客様と社会の発展に貢献していきます。 「中期経営計画2026-2030」の概要 以下の8つの成長戦略により、連結営業収益の増大、資本効率の改善を行い、企業価値を向上させます。物流事業においては、海外拠点の拡大、国内物流網の拡大、付加価値の高い物流の形成を図ります。不動産事業においては、国内及び海外の物流不動産への投資を通じて物流事業とのシナジー創出を図ります。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)及び業務集約等により成長のための人的資源を創出し、人的資本経営の推進により人材を育成します。 (a) グローバルな付加価値物流の実現 (b) グループ総合力を活かした国内物流網の拡大 (c) 不動産ポートフォリオの強靭化と物流事業とのシナジー創出 (d) オープンイノベーション型の次世代産業創出 (e) DX・業務見直しを通じた成長のための人的資源の創出 (f) 挑戦と成長期待が広がる人材・組織風土づくり (g) 成長への挑戦を支える盤石な管理基盤の構築 (h) 財務と非財務が連動するサステナビリティ経営の推進 業績目標として2030年度(計画最終年度)の連結営業収益2,800億円、連結営業利益160億円、事業投資額(5か年累計)として1,650億円をそれぞれ計画しております。また、2030年度のROE目標を8%とするとともに、政策保有株式については計画期間中に600億円の売却を目標としております。 (3) 対処すべき課題 今後の経済環境は、国内においては雇用・所得環境が改善する中で緩やかな景気回復が続くと予想されますが、緊迫した中東情勢がもたらす燃料油をはじめとした諸物価の高騰が景気の重荷となるおそれがあります。海外においては、米国は政策動向の不透明感はあるものの堅調な雇用環境等を背景に緩やかな景気拡大が続くと見込まれます。一方、中国では不動産市場の停滞による景気の減速が危惧されるほか、原油備蓄が乏しい東南アジア各国は中東情勢の影響をより深刻に受ける可能性があります。 物流業界では、輸出入貨物の荷動きは総じて回復傾向を示すと期待されますが、地政学的リスクの上昇に伴い各種サプライチェーンが変調をきたした場合、物流需要も伸び悩むことが懸念されます。一方、不動産業界では、金利上昇により投資利回りが低下するリスクはあるものの、堅調なオフィスビル需要を背景に賃料水準の上昇及び空室率の改善が続くものと予想されます。 このような情勢の中、当社グループは「中期経営計画2026-2030」を策定し、国内における成長分野の開拓、海外市場への進出及び新たな物流ニーズの創出など事業領域を拡張し、収益を増大させ、また資本効率を改善して企業価値向上を図ってまいります。
事業等のリスク3,269字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性のある主なリスクには、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 1.経済環境に関連するリスク (1) 事業環境の変化 当社グループは、倉庫業、港湾運送業、国際輸送業及び陸上運送業等を総合的に組み合わせた物流事業、首都圏及び関西地区等における保有資産の有効活用を中心とした不動産事業を展開しております。物流事業においては、国内外の景気変動や社会情勢の変化が荷動きの悪化、競争激化を通じて、また、不動産事業においてはオフィスビルの供給過剰等による市況の変化、需給バランスの変動により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 為替変動 当社グループは、連結財務諸表の作成に当たっては、海外連結子会社の財務諸表を円換算しております。また、当社及び一部の国内連結子会社においては、外貨建取引を行っており、外貨建債権・債務を有しております。当社グループでは、外貨建債権・債務のバランスを考慮した為替変動の影響を緩和する措置を講じておりますが、為替変動が当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 投資有価証券の時価下落 当社グループは、取引先との関係の維持・強化を目的とした投資有価証券を保有しております。投資有価証券については株式相場の下落や投資先の財政状態の悪化により、投資額の回収が見込めなくなった場合、減損損失を計上します。これにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 退職給付会計 当社グループは、割引率等の前提条件に基づき計算された退職給付債務と時価評価された年金資産により退職給付に係る負債を計上しております。割引率の低下や年金資産の時価下落により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 2.事業活動に関連するリスク (1) 公的規制の変化 当社グループは、事業を展開する各国において、事業・投資の許可をはじめ、保管、荷役、運送、通商、独占禁止、租税、為替規制、環境、各種安全管理等の法規制の適用を受けております。これらの規制が変更された場合又は新たな規制が導入された場合、これを遵守するためのコストが発生する可能性があるほか、事業戦略の変更を余儀なくされたときは、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) グローバルな事業展開におけるリスク 当社は、北米、欧州、中国、東南アジア及び中近東等において、関係会社を通じて事業を展開しております。海外での事業展開には、上記(1)の現地の法律や規制の変更リスクに加え、不確実性の高い政治・経済環境、テロ・紛争・その他の要因による社会的混乱などのリスクが内在しております。これらのリスクに対しては、現地情勢の調査研究の実施、グループ内外からの情報収集等により、どこに不確実性があるかを特定し、どのようなシナリオがあるかを検討し、その予防・回避に努めておりますが、リスクが顕在化した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 燃料油価格の変動 当社グループの物流事業における港湾運送業及び陸上運送業においては、燃料油の調達が不可欠となっております。燃料油価格は、原油の需給バランス、産油国の政情、投機資金の流入その他の要因により変動します。燃料油価格が変動した場合、当社グループは顧客の理解を得ながら運賃等に反映しておりますが、高騰した場合には費用の増加分を運賃等に全て転嫁することができず、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 事業用資産の減損 当社グループは、事業用資産(土地、建物等)を保有しております。事業用資産は、物流事業資産については管理会計上の区分に基づき、不動産事業資産及び遊休資産については個別物件ごとにグルーピングを行っており、時価下落や収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなった場合は、資産グループごとに帳簿価額を回収可能額まで減額し、減損損失を計上します。これにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 情報の漏洩 当社は、企業の文書・磁気テープ・フィルム等情報記録媒体の保管等を行っており、最新鋭のセキュリティシステムの導入及び関係部署における情報セキュリティマネジメントの国際規格ISO27001の認証取得など、情報記録媒体の管理・保護には万全を期す体制を整備しております。さらに、ISO27001については外部審査機関による継続審査を通じて体制の維持・改善を図っております。しかし、万一情報の外部漏洩等が発生した場合には、社会的信用の低下のほか、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 (6) コンプライアンスに関するリスク 当社は、コンプライアンスに関する基本方針として「住友倉庫グループ企業行動指針」を策定し、全役職員に遵守させるとともに、コンプライアンス・マニュアルの作成・配付、コンプライアンスに関する教育・研修などを行い、当社グループ全体でコンプライアンスの推進に取り組んでおります。しかし、重大な法令違反や不正行為が発生した場合には、社会的信用が低下し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 3.自然環境等に関連するリスク (1) 自然災害と事故 当社グループは、自然災害や不測の事故の発生に備えて、倉庫や賃貸ビルなどの保有施設等に対し保険を付しております。しかし、予測不可能な自然災害や事故に起因する被害を全て保険により填補できるとは限らないため、これらの被害の発生により当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 感染症 当社グループは、急速かつ世界的な感染症の流行に備え、対策マニュアルや体制の整備などを行っております。しかし、国際的な人の往来が活発化するなかで、新たな感染症の発現に伴う人的被害の発生や社会インフラの機能不全などにより、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 情報システム関係 当社は、基幹業務システム等を構成するサーバーを自然災害やセキュリティに対する安全対策の整ったデータセンターに設置する等、コンピュータの運用を含めた安全管理の徹底を図っております。また、外部からのサイバー攻撃や不正アクセスを監視・防止する管理体制、及び大規模障害時においては早期に復旧し業務を継続できる体制を構築しております。しかし、災害やサイバー攻撃等によりシステムが一定期間以上停止し、業務処理及び顧客への情報提供等が停滞した場合には、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 地球環境保全等の取組み 当社グループは、気候変動対策をはじめとする地球環境保全が事業上の重要課題の一つであるという認識のもと、持続可能な社会の実現に貢献するため、温室効果ガス排出量の削減目標を設定のうえ、自社施設における太陽光発電システムの導入など、企業活動における環境負荷低減に向けた取組みを継続しております。また、拠点集約による物流の効率化やモーダルシフトをはじめとした、顧客のサプライチェーンにおける温室効果ガス排出量の削減に資する保管・輸送サービスの提供に努めております。しかしながら、当社グループの地球環境保全に関する取組みが消極的と評価された場合は、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 なお、これらは当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性のある主なリスクを例示したものであり、これらに限定されるものではありません。
経営成績の分析 (MD&A)6,602字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績等の状況 当期の経済環境は、国内においては、米国の通商政策の影響が見られたものの、設備投資は改善傾向を示し、個人消費も次第に持ち直すなど、緩やかな景気回復が続きました。海外においては、米国では関税引上げに伴う不透明感はあるものの、堅調な消費と設備投資を背景に景気は緩やかに拡大しました。中国では不動産市場の停滞が続き、景気は勢いを欠き徐々に減速傾向を示しました。 物流業界では、国内貨物の輸送需要は伸び悩み、荷動きは総じて力強さに欠ける状況で推移しました。不動産業界では、オフィスビルの移転・拡張需要を背景に空室率は改善し、賃料水準は上昇基調が続きました。 このような情勢のもと、当期の経営成績等は以下のとおりとなりました。 a. 経営成績の状況 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   前連結会計年度比増減 金額(百万円)   比率(%) 営業収益   193,398   196,244   2,845   1.5 営業利益   13,275   11,413   △1,862   △14.0 経常利益   17,497   15,808   △1,688   △9.7 親会社株主に帰属 する当期純利益   20,065   17,668   △2,397   △11.9 セグメント別の状況は次のとおりであります。 (ⅰ)営業収益 内訳   前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   前連結会計年度比増減 金額(百万円)   比率(%) 物流事業   182,710   185,918   3,207   1.8 (倉庫収入)   (32,138)   (33,402)   (1,263)   (3.9) (港湾運送収入)   (32,534)   (33,610)   (1,076)   (3.3) (国際輸送収入)   (54,875)   (54,596)   (△279)   (△0.5) (陸上運送ほか収入)   (63,161)   (64,308)   (1,146)   (1.8) 不動産事業   11,274   10,930   △343   △3.0 (不動産事業収入)   (11,274)   (10,930)   (△343)   (△3.0) 計   193,984   196,848   2,863   1.5 セグメント間内部営業収益   △585   △604   △18   - 純営業収益   193,398   196,244   2,845   1.5 (ⅱ)営業利益 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   前連結会計年度比増減 金額(百万円)   比率(%) 物流事業   14,069   13,538   △530   △3.8 不動産事業   5,413   4,383   △1,029   △19.0 計   19,483   17,922   △1,560   △8.0 調整額   △6,207   △6,509   △301   - 営業利益   13,275   11,413   △1,862   △14.0 b. 財政状態の状況 前連結会計年度末 (百万円)   当連結会計年度末 (百万円)   前連結会計年度末比増減 金額(百万円)   比率(%) 資産合計   439,847   513,098   73,250   16.7 負債合計   165,701   188,025   22,324   13.5 純資産合計   274,145   325,072   50,926   18.6 c. キャッシュ・フローの状況 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円) 営業活動による キャッシュ・フロー   31,733   28,162 投資活動による キャッシュ・フロー   △10,045   △20,001 財務活動による キャッシュ・フロー   △25,273   △14,303 現金及び現金同等物 に係る換算差額   587   262 現金及び現金同等物 の増減額(△は減少)   △2,996   △5,880 現金及び現金同等物 の期末残高   44,950   39,070 ②セグメントごとの主要業務の取扱高等 a. 物流事業 (ⅰ)倉庫業 (イ)保管用面積 内訳   前連結会計年度 (2025年3月31日現在)   当連結会計年度 (2026年3月31日現在) 所有庫   991,307㎡   995,086㎡ 借庫   337,111㎡   337,971㎡ 計   1,328,417㎡   1,333,057㎡ 貸庫   482,673㎡   487,054㎡ 差引実際保管用面積   845,744㎡   846,003㎡ (ロ)入出庫高及び保管残高 区分   前連結会計年度 (2024年4月~2025年3月)   当連結会計年度 (2025年4月~2026年3月) 入庫高   2,328千トン   2,309千トン 出庫高   2,340千トン   2,307千トン 保管残高   期末   624千トン   626千トン 期中平均   630千トン   646千トン (ハ)貨物回転率(月平均) 区分   前連結会計年度 (2024年4月~2025年3月)   当連結会計年度 (2025年4月~2026年3月) 数量   30.9%   29.7% (注) 貨物回転率 =   出庫高(月平均)    × 100 平均保管残高 (ⅱ)港湾運送業 事業別取扱数量 区分   前連結会計年度 (2024年4月~2025年3月)   当連結会計年度 (2025年4月~2026年3月) 沿岸荷役   912千トン   804千トン 一般荷捌   8,691千トン   8,884千トン コンテナ荷捌   54,491千トン   58,577千トン 船内荷役   642千トン   659千トン (ⅲ)国際輸送業 取扱数量 区分   前連結会計年度 (2024年4月~2025年3月)   当連結会計年度 (2025年4月~2026年3月) 国際輸送   12,195千トン   12,373千トン b. 不動産事業 不動産賃貸面積 区分   前連結会計年度 (2025年3月31日現在)   当連結会計年度 (2026年3月31日現在) 賃貸ビル等   272,337㎡   272,395㎡ (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであり、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループにおきましては、当期が最終年度となる中期経営計画で掲げた事業戦略に基づき、持続的な成長を目指して諸施策を遂行してまいりました。 物流事業では、国内においては、浜松市で建設を進めていた新倉庫を2026年1月に竣工させるなど、物流拠点の拡充に努めました。またDX推進の一環として、AI活用による業務効率化の促進やDX推進人材の育成に取り組みました。一方、海外においては、米国・欧州・東南アジアでの拠点拡充やインドへの進出に向けた検討を行ってまいりました。 不動産事業では、2025年6月に大阪市城東区において賃貸用共同住宅を取得し、同年12月には大阪市中央区において共同所有していた賃貸用オフィスビルの共有持分を追加取得して当社の単独所有とするなど、収益規模の拡大を図りました。さらに埼玉県三郷市において3社共同による物流施設の建設に取り組みました。 また、事業全般においてコスト上昇に対応する適正料金の収受に努めるとともに、会社の基幹情報を一元化するデータマネジメント基盤の整備を進めました。 この結果、当期の経営成績等は以下のとおりとなりました。 a. 経営成績 (営業収益) 物流事業では、倉庫収入は、定温貨物等の高付加価値品の取扱いが増加したこと等から、334億2百万円(前期比3.9%増)となりました。港湾運送収入は、コンテナ荷捌の取扱いが増加したこと等から、336億10百万円(前期比3.3%増)となりました。国際輸送収入は、航空貨物輸送は増収となったものの、国際一貫輸送及びプロジェクト輸送が減収となったこと等から、545億96百万円(前期比0.5%減)となりました。陸上運送ほか収入は、貨物輸送の取扱いが増加したほか、情報システム子会社の業績が好調に推移したこと等から、643億8百万円(前期比1.8%増)となりました。以上に加えて、コスト上昇に対応する適正料金の収受に努めた結果、物流事業の営業収益は1,859億18百万円(前期比1.8%増)となりました。 不動産事業では、前期及び当期に取得した賃貸用物件等が賃貸料の増加に寄与したものの、鉄道建設事業に伴う当社建物引渡しによる賃貸料の減少が大きく、営業収益は109億30百万円(前期比3.0%減)となりました。 以上から、セグメント間の内部営業収益6億4百万円を控除した営業収益は、1,962億44百万円(前期比1.5%増)となりました。 (営業原価、販売費及び一般管理費) 営業原価は、人件費等の増加により1,742億59百万円(前期比2.4%増)となりました。販売費及び一般管理費も同様の理由により、105億70百万円(前期比6.6%増)となりました。 (営業利益) 物流事業では、人件費及び減価償却費の増加等により135億38百万円(前期比3.8%減)となりました。不動産事業では、減収に加え、新規取得物件に係る不動産取得税等の発生等もあり43億83百万円(前期比19.0%減)となりました。 以上から、各セグメントに帰属しない全社費用等65億9百万円を控除した営業利益は、114億13百万円(前期比14.0%減)となりました。 (経常利益) 経常利益は、受取配当金等が増加したものの、営業利益が減益になったことから、158億8百万円(前期比9.7%減)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は、政策保有株式の一部売却による投資有価証券売却益と鉄道建設事業に伴う当社建物に係る受取補償金を計上したものの、前期にそれらを上回る受取補償金の計上があったことから、176億68百万円(前期比11.9%減)となりました。 次期につきましては、物流事業において人件費等のコストの増加が見込まれる一方、倉庫、港湾運送における貨物取扱の堅調な推移が予想されます。不動産事業においては当期に追加取得した賃貸用オフィスビルの共有持分等について、減価償却費等の増加はあるものの、賃貸料の増加に寄与するほか、不動産取得税等の計上が減少する見込みです。 この結果、当社グループの次期の営業収益は当期を1.9%上回る2,000億円、営業利益は当期を6.9%上回る122億円、経常利益は当期を1.8%上回る161億円を予想しております。親会社株主に帰属する当期純利益は、政策保有株式縮減に伴う投資有価証券売却益の計上を見込みますが、当期に計上した鉄道建設事業に伴う当社建物に係る受取補償金の額が大きく、当期を2.6%下回る172億円を予想しております。 なお、中東情勢の影響については現時点では先行きが不透明であるため、今後の業績見通しには反映しておりません。 b. 財政状態 資産合計は、株式相場の上昇に伴う「投資有価証券」の増加等により、5,130億98百万円(前期末比16.7%増)となりました。負債合計は、投資有価証券の評価差額に係る「繰延税金負債」の増加等により、1,880億25百万円(前期末比13.5%増)となりました。純資産合計は、株式相場の上昇に伴う「その他有価証券評価差額金」の増加等により、3,250億72百万円(前期末比18.6%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a. 連結キャッシュ・フロー (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の計上及び減価償却による資金の留保等により、281億62百万円の増加(前期は317億33百万円の増加)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、賃貸用オフィスビルの共有持分等の有形固定資産取得による支出等により、200億1百万円の減少(前期は100億45百万円の減少)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、社債の償還、配当金の支払い及び自己株式の取得等により、143億3百万円の減少(前期は252億73百万円の減少)となりました。 当期の連結キャッシュ・フローは、以上の結果に「現金及び現金同等物に係る換算差額」(2億62百万円)を加えた合計で58億80百万円の減少となり、現金及び現金同等物の当期末残高は、390億70百万円となりました。 b. 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金の源泉は、主として営業キャッシュ・フローによる内部資金、社債の発行及び金融機関からの借入によっております。 営業費用等の運転資金及び設備投資資金については、主として営業キャッシュ・フローによる内部資金で賄うほか、必要に応じて社債の発行及び金融機関からの借入を行っております。調達時期及び方法については、事業計画に基づく資金需要、金利動向及び起債環境等を考慮の上、決定しております。当期末における社債、借入金等を含む有利子負債の残高は821億77百万円、現金及び現金同等物の残高は390億70百万円となっております。 次期のキャッシュ・フローの見通しについては、利益の計上、減価償却費等の資金の留保及び投資有価証券売却による収入等がありますが、埼玉県三郷市における物流施設建設等の設備投資や自己株式取得による支出等が予定されるため、現金及び現金同等物の期末残高は当期末を下回ると予想しております。 資金の流動性を確保するため、金融機関と当座勘定借越契約を締結しております。また、当社は㈱日本格付研究所から「AA-」の長期発行体格付を取得しております。 株主還元につきましては、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載のとおり、当社は2026年度を開始年度とする5か年の中期経営計画「中期経営計画2026-2030」を定め、剰余金の配当については1株当たり年間配当金103円を下限とし、株主資本配当率(DOE)3.5%~4.5%を目安として実施する方針としております。このような方針のもと、次期の年間配当金につきましては、1株につき103円(中間・期末ともに1株につき51円50銭)とさせていただく予定です。また、自己株式の取得を計画期間中に350億円を目途に機動的に実施することとしております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況」における「1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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