本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.8-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

パーク24

PARK24 Co., Ltd.4666 · Prime · 不動産業

国内最大級の駐車場ネットワークを基盤に、時間貸・月極駐車場とカーシェアリングを融合したモビリティサービスを展開する会社。

概要

パーク24は、時間貸駐車場「タイムズ」を全国に展開する企業である。2024年10月期の売上高は3709億円、営業利益387億円。国内駐車場運営最大手として、駅前や商業施設などに約2万件の駐車場を運営する。カーシェアリング「タイムズカー」や海外駐車場事業も手掛け、連結子会社89社でグループを構成する。従業員数は5734名。

国内駐車場事業のドミナント戦略と収益基盤

国内駐車場事業は、サブリース契約、管理受託、自社保有の3方式で時間貸・月極駐車場を運営する。小型・分散・ドミナント化を基本戦略とし、駅前や商業施設など優良物件を厳選開発する。2025年10月期のタイムズパーキング件数は19,679件、総駐車台数は697,375台に達した。月極駐車場を含む総運営件数は27,151件、総運営台数881,545台。同事業の売上高は2,004億円、営業利益375億円で、グループの最大の利益源である。自社開発精算機「タイムズタワー」や車番認証カメラの導入により、次世代駐車場サービスの構築も進める。

モビリティ事業「タイムズカー」のネットワーク拡大

モビリティ事業では、カーシェアリングとレンタカーを融合した「タイムズカー」を提供する。2025年10月期末の車両台数は80,691台(前期比16.7%増)、うちタイムズカー専用車両は63,880台。貸出拠点数は26,073箇所(同30.6%増)、会員数は361万6千人(同19.2%増)とネットワークは拡大している。短時間から日単位まで柔軟に利用可能で、ロードサービスも併せて提供する。売上高は1,285億円に成長したが、会員獲得が想定を下回ったことによる稼働率低下で営業利益は149億円と前年比減益となった。

海外駐車場事業の6カ国展開と収益構造

海外駐車場事業は、英国、豪州、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、台湾の6カ国で展開する。国内の小型・分散・ドミナント戦略をベースに、各国の需要に適した短期契約型の駐車場(各国版タイムズパーキング)を開発する。2025年10月期の海外セグメント売上高は約772億円。ただし、英国での修繕引当金戻入の反動や一部地域の稼働低迷により減益となった。長期契約に偏ったポートフォリオを短期契約にシフトし、事業リスクの低減と収益性向上を図る。

グループ全体の収益と財務健全化への取り組み

2025年10月期の連結売上高は4,062億円(前期比9.5%増)、営業利益376億円(同2.9%減)。経常利益342億円、親会社株主に帰属する当期純利益159億円。新型コロナウイルス感染症の影響で一時的に財務基盤が毀損したが、その後回復し株主資本比率は29.4%となった。中期経営計画(2025〜2027年)の最終年度である2027年10月期には、売上高4,740億円、営業利益445億円、経常利益420億円を目標とする。経常利益成長率2桁の継続を最重要指標に掲げる。

業界の中での役割は駐車場運営・モビリティサービス事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
4,062億円
営業利益
376億円
営業利益率
9.3%
純利益
159億円
2025/10 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/10
事業売上構成比利益利益率
駐車場 事業国内1,936億円47.7%375億円19.4%
モビリティ 事業1,282億円31.6%149億円11.6%
駐車場 事業海外844億円20.8%-14億円-1.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01駐車場事業(国内)主力

遊休地や施設付帯駐車場等を賃借するサブリース契約、駐車場所有者からの管理委託、自社保有により、時間貸および月極駐車場サービスを提供。予約型駐車場の運営や駐車場に付帯した施設の管理運営も行う。小型・分散・ドミナント化戦略で全国展開。

主な製品・サービス2
タイムズパーキング(時間貸駐車場)
全国の都市部や駅前等に展開する短時間利用向けコインパーキング。サブリース・管理受託・自社保有により運営。
月極駐車場
長期契約向けの駐車場サービス。サブリースや管理受託、自社保有により提供。

02モビリティ事業準主力

有人店舗および無人ステーションで、カーシェアリングとレンタカーを融合したサービス「タイムズカー」を提供。利用時間や期間に応じて車両を貸し出す。また、クルマの事故・故障に対応するロードサービスも提供。

主な製品・サービス2
タイムズカー(カーシェアリング・レンタカー)
短時間から日単位まで利用可能なカーシェアリング・レンタカーの融合サービス。全国のステーションで24時間利用可能。
ロードサービス
クルマの事故や故障時に対応する緊急支援サービス。

03駐車場事業(海外)副次

英国、豪州、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、台湾において、サブリース契約および管理受託契約により時間貸・月極駐車場サービスを提供。国内の「小型・分散・ドミナント化」戦略をベースに、各地域の需要に適した短期契約・少額投資型の駐車場を開発。

主な製品・サービス1
各国版タイムズパーキング
海外現地法人が運営する時間貸駐車場。各地域の駐車場需要に合わせた小型・分散型の駐車場を展開。

製品と技術

時間貸駐車場「タイムズパーキング」の運営モデル

タイムズパーキングは、遊休地や施設付帯駐車場を賃借するサブリース契約、駐車場所有者からの管理委託、自社保有の3方式で運営される。小型・分散・ドミナント化により都市部や駅前を中心に全国約2万件を展開。自社開発の精算機「タイムズタワー」や車番認証カメラを導入し、入出庫・精算の簡便化を図る。予約型駐車場や月極駐車場も提供し、総運営台数は約88万台に上る。

カーシェアとレンタカーを融合した「タイムズカー」

タイムズカーは、短時間から日単位まで利用できるカーシェアリングとレンタカーの融合サービスである。全国80,691台の車両(うち専用車両63,880台)を26,073の貸出拠点に配置し、24時間無人で利用可能。会員数は361万6千人に達する。ロードサービスも付帯し、事故・故障時に対応する。車両配備と拠点拡大によりネットワークを拡大中だが、会員獲得の鈍化により稼働率が軟調で、2025年10月期は営業利益が減少した。

海外版タイムズパーキングの現地適応型サービス

海外では、国内で培った小型・分散・ドミナント戦略を各国の駐車場需要に合わせて適用する。英国、豪州、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、台湾の6カ国で、短期契約かつ少額投資型の駐車場「各国版タイムズパーキング」を開発。これにより、従来の大型長期契約駐車場に偏ったポートフォリオを是正し、事業リスクを分散する。海外セグメントの売上高は約772億円だが、一過性要因の反動で減益となった。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

時間貸駐車場で国内首位、安定収益が強み

不動産業界の周辺サービスとして、時間貸駐車場運営で国内最大手。大東建託などの大手不動産と直接競合しないものの、都市部の駐車場需要を押さえたビジネスモデルで安定収益を確保。オフィス・商業施設向けの駐車場運営で強固な顧客基盤を持ち、直近の売上は増加傾向。しかし、競合であるタスキホールディングスやロボットホームが新興勢力として参入し、価格競争が激化。営業利益率は約10%で高いが、都市部の土地取得競争や規制変化に晒される。

強み

  • 時間貸駐車場で国内首位のネットワークを保有し、ブランド力が高い。
  • 営業利益率が10%前後で、不動産業界の中でも収益性が優秀。
  • 需要が安定的な都市部中心で、景気変動の影響を受けにくい。
  • 稼働率データを活用した最適な価格設定で、収益を最大化。

課題

  • タスキやロボットホームなど新興勢が参入し、価格競争が激化。
  • 都市部の好立地は取得競争が激しく、拡大にはコストがかかる。
  • 駐車場関連の規制強化や税制変更が収益に影響する可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

物流・運輸の時価総額近傍。太字がパーク24

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17003三井E&S4,329億円11.0倍
29065山九4,266億円13.1倍
31332ニッスイ4,012億円14.2倍
49069センコーグループホールディングス3,918億円19.7倍
59048名古屋鉄道3,704億円18.1倍
64666パーク243,454億円9.2倍
79045京阪ホールディングス3,428億円9.6倍
89044NANKAI3,372億円13.7倍
99303住友倉庫3,222億円18.2倍
109302三井倉庫ホールディングス2,591億円22.4倍
119003相鉄ホールディングス2,558億円10.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。

会社の歴史

沿革 18件

駐車場保守会社から無人駐車場運営へ転換した1985〜1991年

1985年8月、東京都品川区に資本金10,000千円でパーク二四株式会社を設立。当初は駐車場の保守・運営管理を目的とした。1990年11月に日本信号株式会社との販売代理店契約を締結し、駐車場機器の販売・保守に進出。1991年12月、東京都台東区でロック付無人駐車料金徴収装置による24時間無人時間貸駐車場「タイムズ」第1号を運用開始した。この転換が現在の事業の出発点となる。

駐車予約システム提携と全国展開の加速(1992〜1996年)

1992年5月、集金業務を担う子会社タイムズ二四を設立。1993年3月には日本電信電話、日本信号と共同で「駐車予約システム」の事業化提携を結び、IT活用の端緒を開く。同年8月に九州支店を開設し全国展開を本格化。1994年に東京本店と営業本部を設置、1995年に合併、1996年に商号をパーク二四株式会社に変更。この間、建設業許可を取得し、駐車場開発から運営までの一貫体制を整えた。

株式店頭登録とグループ体制の整備(1997〜1998年)

1997年3月、日本証券業協会に株式を店頭登録し、資本市場から資金調達が可能となった。1998年4月に一級建築士事務所を登録、5月にタイムズ広島株式会社を設立、11月にはタイムズサービス株式会社を設立し不正駐車の追跡調査業務を開始。これにより、設計・施工から集金、不正対策まで駐車場運営の全工程をグループ内でカバーする体制が整った。

合併による資本整理と本社移転(1995年)

1995年11月、形式上の存続会社であるパーク二四株式会社(本社:東京都品川区大崎)と額面変更のために合併した。これに伴い本社を東京都品川区西五反田一丁目28番6号に移転。合併により資本構成を整理し、その後の事業拡大の基盤を固めた。また、1996年9月には本社を同区西五反田一丁目18番9号に移転し、商号もパーク二四株式会社に統一した。

年表18件を開く

1980年代

  • 1985年8月創業東京都品川区西五反田一丁目30番6号に、駐車場の保守及び運営管理を目的としてパーク二四株式会社(資本金10,000千円)を設立
  • 1988年5月本社所在地を東京都大田区南馬込五丁目38番15号に移転

1990年代

  • 1990年11月日本信号株式会社との販売代理店契約を締結
  • 1991年12月東京都台東区にてロック付無人駐車料金徴収装置による24時間無人時間貸駐車場(以下「タイムズ」という。)第1号運用を開始
  • 1992年5月創業東京都台東区に、タイムズ二四株式会社を設立し、駐車場の集金に関する業務を開始
  • 1993年3月日本電信電話株式会社、日本信号株式会社と共同で「駐車予約システム」の事業化について提携
  • 1993年5月建設業法により、東京都登録(般-5)第91812号を取得
  • 1993年6月タイムズ二四株式会社へ駐車場管理部門を譲渡
  • 1993年8月株式会社ニシカワ商会より営業譲受し、九州支店(現タイムズ24株式会社九州支店)を開設 また本社所在地を東京都品川区西五反田一丁目28番6号に移転
  • 1994年6月東京都品川区大崎に東京本店を開設。また営業本部を設置
  • 1994年9月建設業法により、建設大臣登録(般-6)第15891号を取得
  • 1995年11月M&A形式上の存続会社、パーク二四株式会社(本社:東京都品川区大崎五丁目4番10号)と額面変更のために合併し、本社を東京都品川区西五反田一丁目28番6号に移転
  • 1996年2月建設業法により、建設大臣登録(般-7)第16552号を取得
  • 1996年9月商号変更本社所在地を東京都品川区西五反田一丁目18番9号に移転、合わせて定款上の商号をパーク二四株式会社に変更
  • 1997年3月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1998年4月一級建築士事務所(東京都知事登録第42960号)を登録
  • 1998年5月創業広島市中区にタイムズ広島株式会社を設立
  • 1998年11月創業東京都品川区にタイムズサービス株式会社を設立し不正駐車の追跡調査関連業務を開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/10期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年10月期まで4,740億円
  • 営業利益2027年10月期まで445億円
  • 経常利益2027年10月期まで420億円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2027年10月期まで280億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    4つのネットワークの拡大・進化・融合

    駐車場・モビリティ(クルマ)・街(目的地)・会員(人)の4つのネットワークを相互に連携させ、各サービスの開発力強化やタイムズプラットフォームサービス(TPL)の確立によりネットワーク規模を拡大し、アプリ連携などで利便性と収益性を高める。

  2. 02

    国内駐車場の厳選開発と次世代化

    収益性を伴う厳選開発を維持しつつ開発件数を増やす。自社開発精算機や車番認証カメラを活用した次世代駐車場サービスの展開により、入出庫・精算の簡便化を図る。

  3. 03

    海外駐車場のポートフォリオ最適化

    国内の小型・分散・ドミナント戦略を基に、各国版タイムズパーキングの開発を加速し、大型長期契約に偏った事業ポートフォリオを是正。リスク低減と収益性向上を目指す。

  4. 04

    モビリティサービス「タイムズカー」の拡大

    カーシェアリングとレンタカーを融合した「タイムズカー」の会員数・車両数・貸出拠点数を増やし、成長を継続する。

  5. 05

    環境課題への対応(EV・情報開示)

    駐車場へのEV充電器設置やモビリティサービスへの電動車導入を推進。TCFD提言に賛同し、CO2排出量などの環境情報開示を充実させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で5,734人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は742万円で、9期前と比べて+10.3%平均年齢は38.1歳、平均勤続年数は8.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年10月2,448
2017年10月4,577
2018年10月4,899
2019年10月67336.86.45,490
2020年10月58237.06.85,565
2021年10月52537.44.95,029
2022年10月61237.68.34,970
2023年10月72537.78.35,234
2024年10月73237.58.15,502703
2025年10月74238.18.65,734656

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年10月期・提出会社(単体)
女性管理職比率22.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率104.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社19(国内 9 / 海外 10、うち連結子会社 19) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
本社他 — 東京都 品川区479億円
駐車場事業国内
タイムズパーキング — 24時間無人時間貸駐車場405億円
駐車場事業 国内
本社 — 東京都品川区235億円
全社(共通)
本社他 — 豪州ニューサウスウェールズ州194億円
駐車場事業海外
本社他 — 台湾台北市3,989百万円
駐車場事業海外
本支店・営業所3,142百万円
モビリティ 事業
本社他 — 英国ロンドン1,384百万円
駐車場事業海外
本社他 — シンガポール1,150百万円
駐車場事業海外
本社他 — マレーシア1,049百万円
駐車場事業海外
主な関係会社
  • 国内
    タイムズ24㈱(注)2・4
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    タイムズモビリティ㈱(注)4
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    タイムズサービス㈱
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    タイムズコミュニケーション㈱
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    パーク24ビジネスサポート㈱
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    タイムズサポート㈱
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    タイムズイノベーション キャピタル合同会社
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TFI㈱(注)3
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PARK24 INTERNATIONAL LIMITED (注)2
    英国 ロンドン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    MEIF Ⅱ CP Holdings 2 Limited (注)2・3・4・5
    英国 ロンドン · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 海外
    NATIONAL CAR PARKS LIMITED (注)3
    英国 ロンドン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PARK24 AUSTRALIA PTY LTD (注)2
    豪州 ニューサウス ウェールズ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社7社を開く
  • SECURE PARKING PTY LTD (注)3・5豪州 ニューサウス ウェールズ州100%
  • PARK24 SINGAPORE PTE. LTD. (注)2シンガポール100%
  • TIMES24 SINGAPORE PTE. LTD.(注)3シンガポール100%
  • PARK24 MALAYSIA SDN. BHD.マレーシア クアラルンプール100%
  • TIMES24 MALAYSIA SDN. BHD.(注)3マレーシア クアラルンプール100%
  • 台湾普客二四股份有限公司台湾台北市100%
  • その他の連結子会社 71社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年10月期の売上高は4,062億円営業利益376億円前期と比べると増収減益で、売上が+9.5%、利益が-2.8%。

売上高
+9.5%
4,062億円
営業利益
-2.8%
376億円
純利益
-14.5%
159億円
営業利益率
9.3%
前期比 -1.2%pt

会社が出している今期の予想2026年10月期

項目会社予想前期実績
売上高4,110億円4,062億円
営業利益425億円376億円
純利益440億円159億円
1株あたり配当¥65¥65

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は1,017億円、営業利益は116億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+20.5%、営業利益は+24.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q781678.649
2023年3Q8449311.073
2023年4Q88622
2024年1Q867869.951
2024年2Q892819.139
2024年4Q1,95022011.396
2025年2Q1,9341588.250
2025年4Q2,12821810.2109
2026年2Q2,0231738.6297
2026年3Q1,01711611.467

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年10月期からの14期で、売上は1,395億円から4,062億円へ2.9倍に増えた。直近期の営業利益率は9.3%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年10月1,39517397
2013年10月1,554195113
2014年10月1,670175104
2015年10月1,797186115
2016年10月1,944212140
2017年10月2,330203134
2018年10月2,985225139
2019年10月3,174216123
2020年10月2,689−152−467
2021年10月2,511−116−117
2022年10月2,90317025
2023年10月3,301277175
2024年10月3,70938735410.4186
2025年10月4,0623763429.3159

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年10月期

売上高4,062億円のうち、営業利益として残るのは376億円9.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は159億円、売上の3.9%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.3%3,020億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.4%667億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.3%376億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.3pt
9.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.3pt
3.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.2pt
18.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年10月期は営業CFが629億円、投資CFが−461億円で、差し引きのフリーCFは168億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は802億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年10月288−187−100101120
2013年10月261−175−5486153
2014年10月331−229−98102157
2015年10月352−246−62106201
2016年10月396−271−130125195
2017年10月383−728326−345178
2018年10月535−43118104298
2019年10月457−495−8−38247
2020年10月394−218129176553
2021年10月348−123132225918
2022年10月294−174−201120851
2023年10月482−257−356225733
2024年10月542−376−425166480
2025年10月629−461148168802

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年10月期の総資産は3,544億円。このうち返さなくてよい自己資本が982億円で、自己資本比率は27.7%(業種中央値32.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年10月1,17847969940.4
2013年10月1,26655071643.1
2014年10月1,35360275144.2
2015年10月1,45565979644.9
2016年10月1,52973379647.7
2017年10月2,5997881,81130.1
2018年10月2,8329481,88433.3
2019年10月2,9319082,02330.8
2020年10月2,9583112,64710.5
2021年10月3,1961643,0325.1
2022年10月3,0764002,67613.0
2023年10月3,0825842,49818.9
2024年10月2,9577812,17626.4
2025年10月3,5449822,56227.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年10月期の内訳
現金及び預金
805億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
441億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
2,562億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
67
/ 100
安定性自己資本比率18 / 40
収益力営業利益率19 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE131社中39位あたり、逆に低いのは自己資本比率131社中95位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
18.1%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.3%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
27.7%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.5%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.2%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥2,019.5で、1年前と比べて+1.5%過去52週の値幅のなかでは51%の位置にある。

¥2,019.5+0.6%1ヶ月+3.1%1年+1.5%時価総額3,454億円
過去52週の値幅
安値¥1,694高値¥2,331

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.2倍
PER (会社予想)7.8倍
PBR2.93倍
配当利回り3.22%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に2038円と、25日移動平均線を2.3%上回る水準です。7月29日に2068円と上昇した後、8月4日に1940円まで調整しましたが、その後は持ち直し、直近では高値圏で推移しています。52週高値2331円に対して約12%下の水準で、RSIは63.1と中立やや強気圏にあります。出来高は直近70万株前後と活発で、週足では25日線を回復し、上昇基調が確認できます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは9.31倍と同業界平均の14.72倍を大きく下回り、予想PERも7.9倍とさらに低い。PBRは3.15倍と平均の1.84倍を上回るが、ROEが18.1%と高く収益性に見合った水準とも捉えられる。配当利回りは3.19%と平均の3.01%を上回り、株主還元も厚い。ただし配当性向が122.4%と100%を超えており、持続可能性には懸念がある。割安だが配当の支払いが利益を上回るリスクを含む。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.2倍14.9倍
PER (予想)7.8倍
PBR2.93倍1.83倍
ROE18.1%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

駐車場運営の国内最大手として安定した収益基盤を持つ一方、成長の鈍化が課題。強気派は、カーシェアなどの新規事業による成長性と、安定配当を評価する。弱気派は、人口減少や都市部での駐車場需要の減少、競争激化による稼働率低下を懸念。また、直近の増収にもかかわらず営業利益率が低下している点を弱材料視する。

プラスに働く材料7
  • 新規事業の成長

    カーシェアや自動車関連サービスが順調に拡大

  • 安定配当

    高い配当利回りで株主還元が手厚い

  • 事業基盤の強さ

    全国に広がる駐車場ネットワークとブランド力

  • 予想PER 7.6倍で増益期待2026年下期影響

    実績PER8.96倍に対し予想PER7.6倍、営業利益約65億円増を織り込む。

  • 売上高の持続的拡大通年影響

    売上高は3301→4062億円と3年で23%増加、成長基調が続く。

  • 営業利益率の10%台回復余地2026年Q2影響

    営業利益率9.26%が前期10.43%に戻れば、売上4062億円で約47億円増益。

  • 高配当利回りで下支え継続影響

    配当利回り3.31%は市場平均を上回り、株価支援効果。

マイナスに働く材料7
  • 稼働率の低下懸念

    都市部での駐車場需要頭打ちで稼働率が低下

  • 収益性の悪化

    売上高は伸びるが営業利益率は低下傾向

  • 競争激化

    新規参入やスマートパーキングで競争が激化

  • 営業費用膨張による営業利益減通年影響

    売上353億円増に対し費用364億円増、営業利益11億円減。

  • 純利益27億円減とEPS悪化通年影響

    純利益186億円→159億円、EPS低下で株価重荷。

  • PBR3.03倍のバリュエーション修正不定影響

    PBR3.03倍はROE18.1%でも高く、ROE低下時は時価総額数百億円調整余地。

  • 外資保有39.7%の売り圧力継続影響

    外資依存度が高く、リスクオフ局面で売却されやすい。

次の決算で確かめる点
駐車場稼働率
収益の柱である駐車場の稼働状況を確認するため
カーシェア会員数
新規事業の成長性を測る指標となるため
営業利益率
収益性の悪化を早期に検知するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり65で、前期から+500.0%いまの株価に対する利回りは3.22%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥65
1株あたり
配当利回り
3.22%
いまの株価に対して
配当性向
122.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年10月65105.4
2017年10月707.787.2
2018年10月700.097.0
2019年10月700.099.5
2024年10月5−92.93.0
2025年10月30500.0122.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥65

株主

有価証券報告書より

2025年10月期末の株主数は延べ41,158人。区分でいちばん多いのは外国法人39.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.2%を占め、残る62.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年10月%2021年10月%2022年10月%2023年10月%2024年10月%2025年10月%
外国法人27.729.533.737.534.939.7
個人・その他27.324.520.823.422.722.2
金融機関25.724.926.321.423.821.1
事業法人17.918.216.316.116.016.1
証券会社1.43.02.91.62.60.9
自己株式0.30.30.30.30.30.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社千寿12.71
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.75
03西川 光一4.74
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.67
05GIC PRIVATE LIMITED - C (常任代理人株式会社三菱UFJ銀行)4.23
06西川 功3.62
07MISAKI ENGAGEMENT MASTER FUND (常任代理人香港上海銀行東京支店)3.20
08UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT (常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.85
09日本信号株式会社2.25
10GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人ゴールドマン・サックス証券株式会社)2.11

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-06-04
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    2.60%
    +0.47pt
  • 2026-05-21
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    2.13%
    -0.01pt
  • 2026-05-11
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    2.14%
    -0.32pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+38%、1株純資産は14期で+74%。直近期のROEは18.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年10月6733021.720.4134.9
2013年10月7837822.124.567.7
2014年10月7241218.223.483.5
2015年10月7944918.532.096.1
2016年10月9649820.233.9105.4
2017年10月9253217.828.687.2
2018年10月9261016.132.397.0
2019年10月8058513.432.199.5
2020年10月−302201−76.9
2021年10月−75106−49.2
2022年10月152348.8130.4
2023年10月10334235.716.4
2024年10月10945827.317.53.0
2025年10月9357518.119.3122.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/10期の役員報酬は総額357百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
西川光一代表取締役 社長CEO618,110,460
川上紀文取締役 専務執行役員CIO61158,104
實貴孝夫取締役 常務執行役員CFO5415,466
大浦善光取締役721,900
黒木彰子取締役63
山中新吾取締役(監査等委員)6215,000
丹生谷美穂取締役(監査等委員)62
長坂隆取締役(監査等委員)69
出雲ゆり取締役(監査等委員)61

役員報酬の内訳2025/10

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)510411627856
社外取締役4515113
取締役(社内)1282828

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/10期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容719字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社と連結子会社89社で構成されており、駐車場の運営・管理、自動車の貸付・売買これらに関連した事業を展開しております。 当社は特定上場会社等であります。特定上場会社等に該当することにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業内容は、次のとおりであり、セグメント情報に記載された区分と同一の区分であります。 駐車場事業国内・・・・・   遊休地や施設付帯駐車場等を賃借するサブリース契約と、駐車場所有者等から管理の委託を受ける管理受託契約及び駐車場の自社保有により、時間貸及び月極駐車場サービスを提供しております。また、予約型駐車場の運営や駐車場に付帯した施設の管理運営も行っております。 モビリティ事業・・・・・   全国の有人店舗及び無人ステーションで、利用したい時間・期間だけクルマを借りることができるモビリティサービス「タイムズカー」(カーシェアリングとレンタカーの融合サービス)を提供しております。また、クルマの事故・故障に対応するロードサービスも提供しております。 駐車場事業海外・・・・・   英国、豪州、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、台湾において、サブリース契約並びに管理受託契約により時間貸及び月極駐車場サービスを提供しております。国内の駐車場事業戦略である「小型・分散・ドミナント化」をベースに各地域の駐車場需要環境に適した短期契約かつ少額投資型の駐車場(各国版タイムズパーキング)の開発を促進しております。 当社グループの事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題5,538字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 パーク24グループ(以下、当社グループ)は、グループ理念に「時代に応える、時代を先取る快適さを実現する。」を掲げております。日常に当たり前にある「快適さ」や、世の中になかった新しい「快適さ」を届けることで、そこに住み、そこに生きる人々や街、社会が、より豊かに、より魅力溢れるものになるよう挑戦を続けていくことで、お客様との相互理解を深め、人々に、時代に求められている「快適さ」を実現してまいります。同時に、環境課題や社会課題の解決に資する事業展開や取り組みを推進することで、社会の持続的発展に貢献してまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループが、時代に求められている「快適さ」を実現し、社会の持続的発展に貢献するためには、駐車場事業及びモビリティ事業の規模の拡大とサービスの進化・融合による高い成長性と収益性の確保が経営課題であると認識しております。そのため、最も重視する経営指標に経常利益成長率を掲げ、2桁成長の継続を目指しております。 また、当社グループは、新型コロナウイルス感染症の影響により一時的に財務基盤が毀損しましたが、財務施策とその後の業績回復により、2025年10月期末時点において株主資本比率は29.4%となりました。引き続き、財務の健全化を図ることを経営の重要課題と認識しております。 なお、当社グループは、2024年12月に2025年10月期を初年度とする3カ年の「2027年10月期 中期経営計画」を公表しており、本計画の最終年度である2027年10月期の経営数値目標は、売上高4,740億円、営業利益445億円、経常利益420億円、親会社株主に帰属する当期純利益280億円となっております。 (3)経営環境及び中長期的な会社の経営戦略 短期的な経営環境については、資源・エネルギー価格の高騰や世界的な物価上昇、各国の金融政策による急激な為替変動など、依然として先行き不透明な状況が継続すると見込んでおります。 中長期的な経営環境については、温暖化による気候変動、国ごとの人口構成変化等による行動様式の変化、デジタル革命の進行、テクノロジーの急激な進化等が加速度的に進行していくものと考えております。このようなマクロ環境認識のもと、当社グループにおけるリスクと機会を整理し、優先的に取り組む5つのマテリアリティ(重要課題)を特定しております。当社グループは、サステナビリティへの取り組みが社会全体及び当社の持続的な企業価値向上に貢献するものと考えております。今後も、国際基準に基づき、本業を通じた持続可能な社会の実現のため、5つのマテリアリティに資する取り組みを推進してまいります。 <5つのマテリアリティ> ① 持続可能な地球環境への貢献 ② 安全なモビリティ・交通インフラサービスの提供 ③ 快適な社会を実現するイノベーション ④ 企業成長に必要な多様な人材の活躍推進 ⑤ 強固な経営基盤の確立 中長期的な事業戦略としては、2025年10月期から2027年10月期までの3カ年計画である「2027年10月期 中期経営計画」に加え、当社グループのグループ理念である「時代に応える、時代を先取る快適さを実現する。」のもと、交通インフラサービス企業としてさらなる進化を目指し、2035年中長期ビジョン「モビリティサービスプラットフォーマーへの進化」を掲げております。ビジョンの実現に向けては、中期経営計画の達成と、当社グループが有する人(会員)・クルマ(モビリティ)・街(目的地)・駐車場の「4つのネットワークの拡大・進化・融合」を推進することが肝要です。 「4つのネットワーク」のうち、1つ目の駐車場については、国内外ともに安定的に駐車場を開発することでネットワークの拡大に努めます。特に国内の駐車場は慢性的に不足していることから、需給ギャップが大きいため、駐車場の開発は十分にできる環境にあると認識しております。 そのため、国内においては、収益性の質を伴った厳選開発を維持しながらも開発件数の増加による自立的な拡大を図ります。さらには、他社ブランドの駐車場サービスに対して、オンライン管理システムTONICに蓄積されたデータと、駐車場機器・システムや運営に必要な管理メンテナンス、コールセンター対応といったネットワークサービスを提供するタイムズプラットフォームサービス(以下、TPL)の確立・展開により、ネットワークの拡大を加速してまいります。また、持続的な成長に際しては、サービス進化による収益性の向上及びお客様の利便性向上が不可欠であり、自社開発精算機タイムズタワーの設置や車番認証カメラを活用した駐車場の拡大を図ることで、より簡単に入出庫や精算が可能な次世代駐車場サービスの構築・展開を推進してまいります。 海外においては、国内の駐車場事業戦略である「小型・分散・ドミナント化」をベースに、各地域の駐車場需要環境に適した短期契約駐車場「各国版タイムズパーキング」の開発が重要となります。そのため、駐車場事業国内のリソースとノウハウの注入により開発体制を強化し、各国版タイムズパーキングの開発を加速させることで、大型かつ長期契約駐車場に偏った事業ポートフォリオを最適化し、事業リスクを低減させるとともに収益性の向上に努めてまいります。 2つ目のモビリティについては、カーシェアリングサービスとレンタカーサービスを融合したモビリティサービス「タイムズカー」の会員数・車両数・貸出拠点数の拡大を図ります。タイムズカーは、お客様が借りたい時間に、借りたい場所で、借りたいタイプのクルマを、借りたい期間だけ借りることができる便利なサービスであり、会員数・稼働ともに順調に伸長していることから、今後も引き続き大きく成長が可能なサービスであると認識しております。 3つ目のお客様の目的地となる街においては、キャッシュレス決済サービス「タイムズペイ」の加盟店数を増やすことで加盟店とお客様、両者の快適さを実現すると同時に、街(目的地)のネットワーク拡大を図ってまいります。 4つ目の会員においては、クルマ(モビリティ)・街(目的地)・駐車場、それぞれのサービスが拡大することで利便性が向上し、使いやすいサービスの提供により、法人・個人ともに会員規模の拡大を図ってまいります。 こうしたネットワークの拡大・進化に加えて、ネットワークの融合をキーワードに、各種サービスのスマートフォンアプリ機能の高度化・連携強化やTPLの確立・展開により、それぞれのサービスが相互に会員送客する基盤を構築することで、お客様の利便性向上を図るとともに、収益性の向上を目指してまいります。 これらの取り組みにより、当社グループは、世界各地で駐車場を含めたモビリティサービスを提供する企業として、収益性においてはもちろん、サービス面においても世界No.1の企業となるべく持続的成長を図るとともに、企業の社会的責任を果たすことで企業価値の向上に努め、全てのステークホルダーの信頼と期待に応えてまいります。 (4)会社の対処すべき課題 当社グループは、グループ理念である「時代に応える、時代を先取る快適さを実現する。」のもと、交通インフラサービス企業としてさらに進化すべく、2035年中長期ビジョン「モビリティサービスプラットフォーマーへの進化」を掲げております。ビジョンの実現に際しては、以下を中長期的な会社の経営戦略に基づく対処すべき課題と認識しております。 ① 4つのネットワークの拡大・進化・融合 2035年中長期ビジョン「モビリティサービスプラットフォーマーへの進化」の実現に向けては、「4つのネットワーク(人・クルマ・街・駐車場)の拡大・進化・融合」を推進することが重要であると認識しております。そのため、それぞれのネットワークにおける開発力やサービス提案力等、営業力の強化に加え、他社ブランドの駐車場・モビリティサービスに対して、オンライン管理システムTONICに蓄積されたデータと、運営に必要なネットワークサービスを提供する「タイムズプラットフォームサービス(TPL)」の確立・展開により、「拡大」を推進いたします。 また、「進化」「融合」については、積極的にデジタル投資を行うことで、各種サービスにおける設備の強化やスマートフォンアプリの高度化・連携強化に加え、4つのネットワークを一元的に管理する基盤・体制の構築により、ビジョン実現に向けた取り組みを推進してまいります。 ② 安定したサービスの提供 当社グループは、駐車場サービス及びモビリティサービスは社会インフラとしての側面も持ち合わせていると考えていることから、各サービスを安定的に供給することが重要であると認識しております。そのため、各種サービスを一元的に管理できる基盤・体制の構築に加え、品質を維持するための厳格なルールを制定することで事業を推進しております。 さらに、当社グループは、システムを通じてお客様へのサービス提供を行っております。そのため、システムにおいては十分な設備投資並びに人材の育成・採用等を行うことで安定稼働に努めてまいります。 ③ 駐車場事業海外における事業ポートフォリオの最適化 当社グループは現在、英国、豪州、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、台湾で駐車場事業を展開しております。 長期的に駐車場事業海外が当社グループの成長を牽引するためには、事業基盤の整備と強化並びに事業ポートフォリオの最適化による収益性の改善と向上が喫緊の課題と認識しております。そのため、駐車場の管理及び運営体制の改善、新たな駐車場の開発等を強力に推進することで課題の解決に注力してまいります。駐車場の新規開発については、国内の駐車場事業戦略である「小型・分散・ドミナント化」をベースに、各地域の駐車場需要環境に適した短期契約駐車場「各国版タイムズパーキング」の開発を促進することで、大型かつ長期契約駐車場に偏った事業ポートフォリオの最適化を図り、事業リスクを低減させるとともに収益性の向上に努めてまいります。 ④ 財務の健全性強化 当社グループは、新型コロナウイルス感染症の影響により一時的に財務基盤が毀損しましたが、財務施策とその後の業績回復により、2025年10月期末時点において株主資本比率は29.4%となりました。引き続き、財務の健全化を図ることを経営の重要課題と認識しております。 ⑤ 環境課題への対応 気候変動への対応がグローバルに求められる経営環境の中、当社グループが運営する駐車場事業及びモビリティ事業は、電気自動車(以下、EV)及びEV充電器の主要な提供元のひとつとして注目を集めています。駐車場事業においては、EVの普及動向に注視しながら、駐車場へのEV充電器の設置を推進し、モビリティ事業におきましても、同様にEVの普及動向に注視しながら、モビリティサービスへの電動車(EV・HV)導入を推進してまいります。 また、当社は、2021年12月に気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言に賛同を表明いたしました。今後も国際的なガイドラインや規格に沿って、CO2排出量等の環境に関する情報開示の質と量を充実させていくとともに、大きく変化する市場及び社会環境を見定めながら、事業と連動した具体的な取り組みを推進することで、「循環経済型ビジネス」を担う交通インフラサービス企業として、環境負荷低減に貢献してまいります。 ⑥ 多様な人材育成と働きがいのある環境の創出 当社グループは、従業員がお客様へ提供するサービス価値の多くを生み出しており、その持続的発展のためには、人材の育成と採用及び働きがいのある環境の創出が不可欠と考えております。商品やサービスが厳しく選別される時代において、従業員は企業の競争優位性を決定づける大切な経営資本であることから、人材ビジョンに「持てる個性を最大限発揮し、期待される役割を十二分に果たすとともに自らの能力を持続的に高める人材」を掲げ、多様性を尊重した人材育成及び採用に努めております。 ⑦ 健康経営の推進 当社グループは、幅広い年代の従業員が心身ともに健康に活躍できる労働環境を整備するために「健康経営宣言」を表明しております。従業員とその家族の健康保持増進が当社グループにおける経営戦略上の重要課題であると考え、健康経営の視点を取り入れることで、従業員が心身の健康づくりに主体的・積極的に取り組める環境を提供し、パフォーマンスの高い活性化された組織を作っていくことを目指しております。 ⑧ コーポレート・ガバナンスの強化 当社グループの持続的成長による企業価値の向上を実現するためには、経営基盤強化としてコーポレート・ガバナンスの強化が重要と考えております。そのため、的確かつ迅速な意思決定及び業務執行体制並びに適正な監督・監視体制の構築を図っております。また、経営の健全性、公正性の観点から、コーポレート・ガバナンスの実効性を一層強化するため、当社グループ全体で、リスク管理、内部統制、コンプライアンスへの取り組みを徹底することで自浄能力の向上に努め、全てのステークホルダーからの信頼の向上につなげてまいります。
事業等のリスク7,075字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループは、リスクを「当社グループが目指す持続的な成長と中長期的な企業価値の向上という目的達成に対する不確実性」と捉えております。その上で、これらの目的達成を助長する要因を受け入れること(リスクテイク)、目的を阻害する要因に対処すること(リスクヘッジ)を効果的に行うとともに、これらについてモニタリング・レビューを行うことにより、全社的なリスク管理(ERM:Enterprise Risk Management)を実施しております。 全社的なリスク管理は、代表取締役社長CEOをリスク管理最高責任者、法務コンプライアンス部門を管掌する執行役員を委員長とする「リスク管理委員会」によって推進しております。 リスク管理委員会は、グループ全体のリスクを俯瞰的にアセスメントし、グループ全体に影響を及ぼす重大リスクに関しては自ら管理するとともに、重大リスク以外のリスクに関しては当社グループ各社又は業務執行部門が実施するリスク管理を監督することで、リスク管理の体系化を図っております。 当社グループが、投資者の投資判断に重要な影響を及ぼす可能性があると認識しているリスクの概要は以下のとおりです。なお、以下の事項は、当連結会計年度末時点において当社グループが判断したものであり、その内容には将来に関する予測も含まれていることから、これらの事項は現時点の状況とは合致しない可能性もあります。また、以下に記載されていない他の事項が当社グループに影響を及ぼす可能性もあります。 (1)経営戦略に関わるリスク 当社グループは、グループ理念である「時代に応える、時代を先取る快適さを実現する。」のもと、交通インフラサービス企業としてさらに進化すべく、2024年12月に2035年中長期ビジョン「モビリティサービスプラットフォーマーへの進化」並びに、2027年10月期 中期経営計画(以下、中期経営計画)を公表しました。また、これらの実現に向け、当社グループが有する人(会員)・クルマ(モビリティ)・街(目的地)・駐車場の「4つのネットワークの拡大・進化・融合」の推進を方針としています。これらは、策定時に当社グループが入手可能な情報や適切と考えられる一定の前提に基づき、将来の事象に関する仮定及び予想に依拠して策定されたものにつき、本「事業等のリスク」に記載の各リスク等を含む様々な要因により変更を余儀なくされ、計画どおりに遂行できない可能性があります。 (2)駐車場事業国内に関わるリスク 当社グループの主力である駐車場事業国内は、土地や施設付帯駐車場をオーナー様から借り受けるサブリース型が中心であり、多くの賃貸借契約が解約された場合、又は顧客利便性が低下した場合、事業や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、地価上昇は、オーナー様の売却(解約)意向や賃料上昇を招き、収益性を低下させる可能性があります。 当社グループは、地域密着営業によるオーナー様との関係強化、地価上昇の影響を受けにくいエリアでの開発推進に加え、キャッシュレス決済やナンバープレート認識システムの導入による顧客利便性の向上により、これらのリスク低減に努めております。 (3)モビリティ事業に関わるリスク 当社グループのモビリティ事業は、同業他社やオートリース会社との間で、品質、価格、サービスを巡る競争にさらされており、競合状況によっては事業や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、カーシェア用地の地代上昇は、収益性を低下させる可能性があります。 当社グループは、国内カーシェアリング市場における圧倒的なシェアを活かし、利便性の高いサービス提供を行っております。今後も事業規模の拡大やサービスの拡充に取り組むとともに、継続的なプロモーション活動や地域特性に応じた営業活動などを通して、競争優位性の維持と収益基盤の安定化に努めてまいります。 (4)駐車場事業海外に関わるリスク ① 事業に関するリスク 当社グループは、英国、豪州、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、台湾で駐車場事業を展開しております。一部地域では、特有の商習慣により、駐車場用地の不動産契約について長期的かつ物価変動に連動した賃料が求められる場合があります。こうした条件下で、適切な価格転嫁等が困難な場合には、事業や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、各地域において、予期できない租税制度や法律、規制等の改正、政治的要因及び経済的要因の変動、予測の範囲を超えた市場や為替レートの変動があった場合、事業や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、国内の駐車場事業戦略である「小型・分散・ドミナント化」をベースに、各地域の駐車場事業環境に適した短期契約駐車場「各国版タイムズパーキング」の開発を推進することで、長期契約駐車場に偏った事業ポートフォリオを最適化し、事業リスク低減に努めております。 ② ガバナンス・内部統制に関するリスク 海外子会社におけるガバナンスや内部統制が十分に機能しない場合、財務報告の正確性が損なわれるリスクがあります。 当社グループは、各種業務プロセスの明確化や検証プロセスの整備、コンプライアンス教育、不正・コンプライアンス違反の早期発見を目的として、現地の内部通報窓口とは別に、当社に直接通報を行えるグローバル通報窓口を設置するなど、自律的な法令遵守及びリスク管理が可能な内部統制の確立、最適なガバナンス体制の構築を推進します。これらにより、海外におけるリスクを早期に特定し、顕在化する前に具体的かつ適切に対処できるよう取り組んでまいります。 (5)ICTシステムリスク 当社グループは、お客様へのサービス提供及びそれらに付随する業務等、ICTシステム依存度が高い事業を展開しており、今後の事業展開において、その重要度はさらに高まります。自然災害、サイバー攻撃(マルウェア感染、不正アクセス等)、システム障害(機器故障、ソフトウェア不具合)、通信・電力供給の途絶などにより、当社グループのシステム又はネットワークに重大な障害が発生した場合、又は新技術やシステムの開発・導入が計画どおり進まない場合や信頼性の低いシステムを開発・導入してしまった場合において、サービス提供の維持が困難となり、信用失墜を通じて当社グループの事業や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、オンプレミスのデータセンターに加えクラウド環境も活用し、システムの冗長化やデータバックアップを実施しています。バックアップについては、自然災害などによるリスクを低減するため、クラウドと複数のデータセンターを地理的に分散配置し、サービスの安定稼働を確保しています。また、障害発生時の自動切替機能の整備や災害復旧計画(DR)の策定についても取り組みを進めており、順次強化を図っています。新技術やシステムの開発・導入に関しては、システム委員会を設置し、重要なシステム投資に際してリスクアセスメントを行い、経営レベルでの投資判断とリスク低減を図るほか、開発段階における品質確保のため、事前検証や段階的導入を行い、必要に応じて外部専門家によるレビューを通じて、信頼性の高いシステム構築を目指しています。 (6)情報セキュリティリスク 当社グループは、会員制ポイントプログラム「タイムズクラブ」やモビリティサービス「タイムズカー」などを通じて、多くの顧客情報を保有しており、個人情報保護法をはじめ、各国の関連法令に基づき、これらの情報を適切に管理することが求められています。不正アクセス等のサイバー攻撃や業務上の過失等により大規模な情報漏えいやデータ改ざんが発生した場合、損害賠償や対応費用の発生に加え、信用失墜による事業への重大な影響が生じる可能性があります。また、ランサムウェア攻撃等によりシステムやデータが暗号化され利用不能となる場合、事業継続に深刻な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、グループ横断型の組織を設置し、情報セキュリティ方針をはじめとするグループ共通のセキュリティ基準を策定するとともに、従業員に対する定期的な教育・訓練を実施しています。また、脆弱性管理、アクセス制御、暗号化技術の導入などの技術的対策を講じ、外部からの攻撃や内部不正の防止に努めるとともに、外部専門機関との連携により、定期的なフィードバックを通じて最新の脅威動向や改善点を把握し、継続的な改善を図っています。 (7)人的資本に関わるリスク 当社グループは、2035年中長期ビジョンとして「モビリティサービスプラットフォーマーへの進化」を掲げ、中期経営計画を公表しました。これらの実現と達成のために「4つのネットワーク(人・クルマ・街・駐車場)の拡大・進化・融合」を重要なテーマとし、その推進に向け人材戦略を策定し、取り組んでいます。人材戦略においては、人的資本価値の最大化の指標に「生産性」を掲げ、その向上のために、既存事業の拡大や新規事業の創出による「価値創造」、「効率化及びビジネス・プロセス・リエンジニアリング(BPR)」の推進、多様な人材が活躍すべく「エンゲージメント」の向上を図っております。さらに、これらの推進に向け、5つの重点テーマとして「個の成長・スキル向上」「DX推進」「組織・制度のあり方」「DEI・健康経営の推進」「グループ理念浸透・風土醸成」を掲げ、各種人事施策を実行しております。人材戦略が十分に浸透・実行されない場合、従業員のエンゲージメント向上や能力開発が進まず、生産性の向上や組織力の強化が不十分となり、結果として中長期ビジョンの実現や中期経営計画の達成が困難となる可能性があります。 当社グループは、このリスクを低減するため、経営層によるコミットメント強化、人事施策の進捗管理、従業員への継続的なコミュニケーションを通じて、人的資本経営の実効性を確保する取り組みを進めております。 (8)財務に関わるリスク ① 資金調達リスク 当社グループの事業資金は、銀行借入・社債発行等により調達を行っております。今後、当社グループの事業環境が悪化し、信用格付けが格下げされた場合や金融市場の金利上昇等により、当社にとって有利な条件による資金調達が困難又は不可能となる結果、資金調達コストが増加し、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、株主資本等の財務の健全性強化、債務償還額の平準化、債務の長期化及び固定金利での調達や金利スワップなどのデリバティブ取引による支払金利の長期固定化を行うことにより、資金調達にかかるリスクを抑制する方針をとっております。 ② 為替変動リスク 当社グループの連結財務諸表は日本円により表示されており、連結財務諸表作成にあたって海外子会社の現地通貨建ての財務諸表を円換算しているため、為替相場が急激に変動した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、外貨建の負債の一部については通貨スワップなどのデリバティブ取引を行うことにより、為替変動にかかるリスクの低減に努めております。 (9)自然災害・戦争・テロ・感染症等に関わるリスク 地震、津波、洪水、台風、積雪、火山噴火等の自然災害により、駐車場及びモビリティ車両が毀損した場合や管理センター等の設備が壊滅的な損害を被った場合、お客様へのサービス提供が困難になると同時に修復・買替等に多額の費用が発生する等により、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。また、巨大地震等の甚大な自然災害やテロ・戦争の勃発による社会的・経済的混乱、深刻な感染症の流行等、予測の範囲を超える変化等により、経済活動の制限やお客様の外出自粛、従業員の被災・被害・罹患等が影響し、当社グループの事業が継続できなくなるおそれがあり、当社グループの財政状態及び経営成績に多大な影響を与える可能性があります。 当社グループでは、駐車場やモビリティサービスの展開地域の分散を図ると同時に、これらの被害による損失を軽減するため、主にお客様及び従業員の生命・身体の安全確保、並びに当社グループの拠点における被害状況の確認及び二次災害の発生防止を目的とした「初動対応ガイドライン」及び事業の継続を目的とした「事業継続計画書」を事業セグメントごとに設置するとともに、これらに基づく教育・訓練の実施などによって事業継続マネジメントの推進を図っております。また、深刻な感染症が発生し、感染が大規模に拡大した場合には、これらに基づいた感染拡大防止策を徹底し、お客様や従業員の安全性を保つとともに、適切な事業運営ができるよう必要な措置を講じます。 (10)サービスの安全性に関わるリスク 当社グループが提供するサービスにおいて、施設・設備・車両の整備や点検の不備、修繕・修理の未実施、又はサービススタッフによる誤操作や案内不備などが原因で重大な事故が発生した場合、お客様への補償対応が必要となるほか、社会的信用の失墜によりサービス利用の減少を招く可能性があります。さらに、行政処分による事業停止や認可取消など、事業や経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、「安全性の確保」を最優先課題と位置づけ、法令に基づく点検に加え、当社グループ独自の厳格な基準による定期点検・修繕の徹底、サービススタッフへの安全教育・啓発の強化、事故・トラブル発生時の迅速な安全確保、原因究明、再発防止策の実行を継続的に実施することにより、事故防止と安全性向上を図るとともに、継続的な改善を通じてリスク低減に努めております。 (11)人権リスク 当社グループ内のみならず、お取引先様を含めた当社グループ事業に関わる事業領域全体で人権を侵害する行為が発生した場合、当社グループの社会的信用の失墜やブランド価値の毀損等が生じ、当社グループの事業や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、国際人権章典(世界人権宣言と国際人権規約)、国際労働機関(ILO)の宣言、国連グローバル・コンパクトの原則などに沿って当社グループの「人権方針」を定めました。また、当社グループは「ビジネスと人権に関する指導原則」に沿った事業運営を行っており、社内においては、人権に関する従業員教育や啓発活動、経営レベルの会議体における定期的なモニタリング等を実施するとともに、必要に応じて、社外関係先に対しても、直接的に確認・調査を行う等、当リスクの適切な管理に努めております。 (12)調達に関わるリスク 当社グループは、事業運営にかかる資材等の一部につき、外部のお取引先様より調達をしております。お取引先様の事業において、当社への供給に影響するような自然災害や品質問題、供給不足や価格の高騰等が発生した場合、当社グループの事業や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループのお取引先様における法令違反や人権侵害等に関連する問題等が生じた場合、当社グループへの供給停止、納入遅延、又は発注元である当社グループの企業イメージの低下を招き、当社グループの事業や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、お取引先様選定に対し、多様化を推進するとともに、お取引先様の法令遵守や人権尊重に関しては、取引に際して、都度評価・選定を行っております。また、新規取引開始時には、基本契約書において当社グループの調達ガイドラインに沿った事業活動にご協力いただくことを定め、取引開始後はアンケート調査を通じてお取引先様とコミュニケーションを強化しております。これらの取り組みにより、最適なサプライチェーンの構築と、安定的な調達に努めてまいります。 (13)気候変動及び気候変動に付随する環境リスク 当社グループが運営する事業領域にかかる次世代技術の進展・普及とお客様の環境意識の高まりにより、大量にEV等の環境配慮車やEV充電器等関連設備の導入が必要になった場合、設備投資コストや環境配慮車に関連した固有の管理コストが増加する可能性があります。さらに、今後エネルギー需要の変化等により燃料価格が高騰した場合、モビリティ事業の運営コストが増加し、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。政策・規制面においては、温室効果ガス排出への課税等、費用負担を伴う環境規制のさらなる強化等が進んだ場合、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。加えて、環境負荷軽減への取り組みが不十分な場合には、当社グループの社会的な評価が低下し、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、喫緊の課題である気候変動に関しては、環境負荷低減に向けて気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)への賛同と情報開示を行うことで、お客様やお取引先様をはじめ、全てのステークホルダーの皆様と連携して取り組んでおります。なお、TCFD提言に沿った情報は、当社企業サイトにて開示しております。
経営成績の分析 (MD&A)6,527字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (業績等の概要) (1)業績 当社グループは、2024年12月に「2027年10月期 中期経営計画」を公表し、2025年10月期から2027年10月期までの3カ年計画に加え、中長期的な方針として、グループ理念である「時代に応える、時代を先取る快適さを実現する。」のもと、交通インフラサービス企業としてさらなる進化を目指し、2035年中長期ビジョン「モビリティサービスプラットフォーマーへの進化」を掲げました。同ビジョンの実現に向けては、中期経営計画の達成と、当社グループが有する人(会員)・クルマ(モビリティ)・街(目的地)・駐車場の「4つのネットワークの拡大・進化・融合」を推進することが肝要であり、各種取り組みを通じて、同ビジョンの実現を確実なものにしてまいります。 2025年10月期は中期経営計画の初年度として、「ネットワーク拡大・サービス進化」、「持続的な成長に向けた基盤構築」を基本方針とし、4つのネットワークの拡大の加速、お客様に選ばれ続けるサービスであるための利便性の追求、新しいサービスの検討、生産性向上に向けた人材投資等に重点的に取り組んでまいりました。 当連結会計年度(2024年11月1日~2025年10月31日)における当社グループの営業概況は、駐車場事業国内は堅調に推移し、モビリティ事業はタイムズカーの車両配備及び車室開発に注力しネットワークが拡大した一方、会員獲得が想定を下回ったこと等により稼働が軟調に推移しました。また、駐車場事業海外は一部の地域で駐車場の稼働が想定を下回り、その他の地域は概ね堅調に推移しましたが、前連結会計年度の英国での修繕引当金の戻入など、一過性要因があったことの反動により減益となりました。 これらの結果、当連結会計年度の当社グループ業績は、次のとおりであります。なお、各段階利益は前連結会計年度を下回る結果となっておりますが、これは閏年により2024年2月の日数が1日多かったことによる反動やモビリティ事業が軟調であったこと等が影響しております。さらに、親会社株主に帰属する当期純利益は、第2四半期連結会計期間に英国子会社のNATIONAL CAR PARKS LIMITEDにおける退職給付制度終了に伴い、特別損失33億50百万円を計上したほか、第4四半期連結会計期間には英国において契約関連無形資産の減損損失24億53百万円を計上した影響等を受けました。 (単位:百万円) 2024年10月期   2025年10月期   前期比 増減   増減率 売上高   370,913   406,168   35,254   9.5% 営業利益   38,697   37,561   △1,135   △2.9% 経常利益   35,445   34,157   △1,287   △3.6% 親会社株主に帰属する当期純利益   18,625   15,917   △2,708   △14.5% 報告セグメントごとの業績(セグメント間の内部売上高を含む)は次のとおりであります。なお、当連結会計年度より、当社グループの持続的成長に向けた事業構造の変化等を踏まえ、報告セグメントごとの業績をより適切に反映させるため、一部の全社費用の配分方法を見直しました。前期比較については、変更後の費用配分方法に基づいた数値で比較分析しております。 ① 駐車場事業国内 駐車場の稼働は堅調に推移しました。タイムズパーキングの新規開発においては、厳選開発のノウハウを活かすことで収益性を維持しつつネットワーク拡大を加速させ、当連結会計年度は1,784件を開発しました。また、サービス進化に向けた取り組みとして、自社開発精算機タイムズタワーの設置や車番認証カメラを活用した駐車場の拡大を加速させることで、より簡単に入出庫や精算が可能な次世代駐車場サービスの構築・展開を推進しました。これらの結果、当連結会計年度の業績等は、次のとおりであります。 ・業績 (単位:百万円) 2024年10月期   2025年10月期   前期比 増減   増減率 売上高   182,302   200,421   18,119   9.9% 営業利益   36,460   37,548   1,087   3.0% ・ネットワーク拡大 2024年10月期末   2025年10月期末   前期比 増減   増減率 タイムズパーキング件数   (件)   18,571   19,679   1,108   6.0% タイムズパーキング台数   (台)   633,208   697,375   64,167   10.1% 総駐車場運営件数 ※   (件)   26,300   27,151   851   3.2% 総駐車場運営台数 ※   (台)   813,600   881,545   67,945   8.4% ※ 月極駐車場及び管理受託駐車場等を含めた件台数 ② モビリティ事業 主にタイムズカー専用(カーシェア利用専用)車両の積極的な増車及び貸出拠点の開設を行ったことで、当連結会計年度におけるタイムズカー専用車両は12,829台増車し63,880台(前期比125.1%)、貸出拠点数は6,112箇所増加し26,073箇所(同130.6%)と、ネットワーク拡大は順調に進捗しました。また、タイムズカーの認知度向上と利用促進に向けて、テレビCM等を用いた継続的なプロモーションの実施や地域特性に応じた営業活動等、お客様に合わせた情報発信と施策を展開したことで、会員数は3,616千人(前期比119.2%)と、堅調に増加しました。 一方、会員獲得が想定を下回ったこと等により、サービスの稼働が軟調に推移した結果、車両1台当たり利益が前連結会計年度を下回る結果となりました。これらの結果、当連結会計年度の業績等は、次のとおりであります。 ・業績 (単位:百万円) 2024年10月期   2025年10月期   前期比 増減   増減率 売上高   112,058   128,506   16,447   14.7% 営業利益   15,901   14,888   △1,013   △6.4% ・ネットワーク拡大 2024年10月期末   2025年10月期末   前期比 増減   増減率 車両台数   (台)   69,170   80,691   11,521   16.7% うち タイムズカー専用車両数   (台)   51,051   63,880   12,829   25.1% 貸出拠点数   (箇所)   19,961   26,073   6,112   30.6% 会員数   (千人)   3,032   3,616   583   19.2% ③ 駐車場事業海外 英国及び豪州における一部の駐車場の稼働は想定を下回ったものの、その他の地域は概ね堅調に推移しました。一方、前連結会計年度の英国での修繕引当金の戻入など、一過性要因があったことの反動により減益となりました。 国内の駐車場事業戦略である「小型・分散・ドミナント化」をベースに、各地域の駐車場需要環境に適した短期契約駐車場「各国版タイムズパーキング」の開発を促進することで、大型かつ長期契約駐車場に偏った事業ポートフォリオを最適化し、事業リスクの低減及び収益性の改善に努めました。また、買収前から運営している大型かつ長期契約駐車場についても、地域特性に応じた施策や駐車場稼働管理システムの活用による収益改善に努めたほか、自社開発精算機タイムズタワーや車番認証カメラ等の展開に加え、アプリ決済への対応をはじめとしたサービスの進化により、付加価値の創出と提案営業の強化及びお客様の利便性と満足度の向上を図りました。これらの結果、当連結会計年度の業績等は、次のとおりであります。 ※ 海外グループ会社の連結対象期間は、2024年10月期は2023年10月1日~2024年9月30日、2025年10月期は2024年10月1日~2025年9月30日であります。 ・業績 (単位:百万円) 2024年10月期   2025年10月期   前期比 増減   増減率 売上高   82,411   84,373   1,962   2.4% 営業損失(△) ※   △967   △1,398   △431   - ※ のれんの償却額として、2024年10月期には△1,426百万円、2025年10月期には△1,423百万円が含まれております。 ・ネットワーク拡大 2024年10月期末 ※2   2025年10月期末   前期比 増減   増減率 各国版タイムズパーキング件数   (件)   1,379   1,589   210   15.2% 各国版タイムズパーキング台数   (台)   59,406   72,744   13,338   22.5% 総駐車場運営件数 ※1   (件)   2,591   2,697   106   4.1% 総駐車場運営台数 ※1   (台)   539,338   491,124   △48,214   △8.9% ※1 月極駐車場及び管理受託駐車場等を含めた件台数 ※2 2025年7月15日に公表の「過年度の有価証券報告書等の訂正報告書の提出および過年度の決算短信等の一部訂正に関するお知らせ」のとおり、英国における各国版タイムズパーキングの件数及び台数に誤りがございましたので、2024年10月期末の実績を修正しております。 (2)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの概況は、次のとおりであります。 (単位:百万円) 2024年10月期   2025年10月期   増減 営業活動によるキャッシュ・フロー   54,176   62,880   8,704 投資活動によるキャッシュ・フロー   △37,563   △46,064   △8,501 フリー・キャッシュ・フロー   16,612   16,815   202 財務活動によるキャッシュ・フロー   △42,508   14,826   57,334 現金及び現金同等物の期末残高   48,041   80,150   32,108 (受注及び販売の状況) (1)生産実績 当社グループは、国内と海外において駐車場事業及びモビリティ事業を行っており、生産実績として表示すべき適当な指標はありません。これにかえて、セグメントの売上高及び事業規模と比較的関連性が強いと認められる国内及び海外における駐車場運営件数・駐車場運営台数及び車両台数・貸出拠点数を、「(業績等の概要)(1)業績」に記載しております。 (2)販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比増減(%) 駐車場事業国内   193,635   +9.6 モビリティ事業   128,158   +14.6 駐車場事業海外   84,373   +2.4 合計   406,168   +9.5 (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。 (財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析) 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されています。また、連結財務諸表の作成にあたっては、固定資産の減損、繰延税金資産の計上等の重要な会計方針に関する見積り及び判断を行っております。これらの見積りは、過去の実績や当該事象の状況を勘案して、合理的と考えられる方法に基づき行い、必要に応じて見直しを行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性によって異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (2)当連結会計年度の経営成績の分析 (売上高と営業利益) 当連結会計年度の売上高は前期に比べ352億54百万円増加し、4,061億68百万円(前期比9.5%増)、営業利益は375億61百万円(同2.9%減)となりました。これは、駐車場事業国内が堅調に推移したことと、モビリティ事業はタイムズカーの車両配備及び車室開発に注力しネットワークが拡大した一方、会員獲得が想定を下回ったこと等により稼働が軟調に推移したこと、駐車場事業海外は一部の地域で駐車場の稼働が想定を下回ったものの、その他の地域は概ね堅調に推移したこと等によるものです。売上高及び営業利益の内訳は「(業績等の概要)(1)業績」をご参照ください。 (営業外損益と経常利益) 営業外収益は前期計上した為替差益の反動等により前期に比べ2億34百万円減少し、9億8百万円となりました。営業外費用は株式交付費の償却終了やその他の営業外費用が減少したこと等により前期に比べ82百万円減少し、43億13百万円となりました。この結果、経常利益は341億57百万円(同3.6%減)となりました。 (特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益) 特別損失において退職給付制度終了損や減損損失を計上したこと等により、税金等調整前当期純利益は280億95百万円(同13.0%減)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は159億17百万円(同14.5%減)となりました。 (3)財務状態の分析 当連結会計年度末における財政状態の概況は、次のとおりであります。 2024年10月期末   2025年10月期末   増減 総資産   (百万円)   295,701   354,376   58,674 有利子負債   (百万円)   143,983   172,645   28,661 株主資本   (百万円)   89,063   104,285   15,222 株主資本比率   (%)   30.1   29.4   △0.7 ネットD/Eレシオ   (倍)   1.07   0.88   △0.19 ROIC   (%)   11.3   10.2   △1.1 ※ 有利子負債:連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債 株主資本比率:株主資本/総資産 ネットD/Eレシオ:(有利子負債-現金及び預金)/株主資本 ROIC:営業利益×(1-法定実効税率)/(期中平均有利子負債+期中平均株主資本) (4)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの概況は、「(業績等の概要)(2)キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 (5)資本の財源及び資金の流動性 当社グループは成長投資と資本効率のバランスを重視し、事業成長を図っております。運転資金及び駐車場の新規開発やモビリティ車両の調達等のネットワークの拡大、サービスの進化、基盤強化等に必要な成長投資資金については、営業活動によるキャッシュ・フローのほか金融機関からの借入金などを活用し流動性を確保しております。また、大規模な自然災害や世界的な感染症流行を受けても当座の事業継続が可能と思われる水準として株主資本900億円を目安としております。適切な水準を超える株主資本の積み上げは行わず、総還元性向を意識した追加的な株主還元施策の実施を目指してまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。