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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

NSユナイテッド海運

NS UNITED KAIUN KAISHA, LTD.9110 · Prime · 海運業

日本製鉄グループの外航海運会社。ばら積み船・タンカー等の海上輸送を中核に、内航・船舶管理・仲立等の海運附帯事業も展開。

概要

NSユナイテッド海運は、鉄鋼原料やエネルギー資源の海上輸送を主力とする中堅海運会社である。1950年に日鐵汽船として創業、1951年に上場。日本製鉄株式会社をその他の関係会社とし、長期契約に支えられた安定収益と市況連動のスポット輸送を併せ持つ。連結従業員669名、2026年3月期の売上高は2298億円、純利益241億円。

外航・内航・その他の三つの事業軸

当社グループは、外航海運事業、内航海運事業、その他(情報サービス等)の三つのセグメントで構成される。外航海運事業が売上の大部分を占め、自社・子会社所有の船舶で鉄鉱石、石炭、鋼材、石油化学製品等を輸送する。内航海運事業は国内の石油製品や化学品、鉄鋼等を扱い、その他はグループ向けシステム開発や業務受託を行う。2026年3月期のセグメント売上は、外航1970億円、内航327億円、その他0.5億円。

日本製鉄との長期契約が収益基盤

日本製鉄株式会社は当社のその他の関係会社であり、鉄鋼原料・製品の長期輸送契約が安定収益の柱である。この契約に加え、一般市場でのスポット輸送や3国間輸送も手掛け、配船効率の向上を図る。主要荷主との関係は創立以来続き、2025年3月期の外航海運事業売上は1970億円と前期比8.8%減となったものの、営業利益155億円と堅調を維持した。

67社の子会社を擁するグループ体制

当社グループは、提出会社のほか子会社67社、関連会社5社、その他の関係会社2社により構成される。外航海運事業では、船舶貸渡を主とする51社(NEW HARVEST S.A.、HIGHLAND MARITIME S.A.等)や、船舶管理・仲立を担う7社(NSユナイテッドマリンサービス等)を抱える。内航海運事業では10社(NSユナイテッド内航海運、NSユナイテッドタンカー等)が国内輸送を担当。情報サービス2社がグループのDXを支える。

2026年3月期の財務指標

2026年3月期の連結売上高は2298億円(前期比7.1%減)だが、営業利益205億円(同1.5%増)、経常利益210億円、親会社株主に帰属する当期純利益241億円と増益を達成した。総資産2963億円、負債1091億円、純資産1872億円。営業活動によるキャッシュ・フローは354億円の収入。中期経営計画で掲げる営業利益200億円以上、ROE10%以上、Net DER1.0倍以下を達成した。

業界の中での役割は外航海運会社(ばら積み貨物・タンカー輸送の専業)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,298億円
営業利益
205億円
営業利益率
8.9%
純利益
241億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01外航海運事業主力

自社及び子会社所有の外航船舶を用いて、鉄鋼原料・製品等のばら積み貨物、タンカーによる液体貨物の海上輸送を行う。日本製鉄グループの長期輸送契約に加え、一般市場でのスポット輸送も手掛ける。子会社を通じて船舶貸渡・船舶管理・海運仲立等の附帯事業も実施。

主要顧客日本製鉄

主な製品・サービス3
不定期専用船輸送(ばら積み・タンカー)
鉄鉱石・石炭等の原料や鉄鋼製品、石油・化学品等を専用船で輸送。顧客の需要に応じた不定期運航。
船舶貸渡業
グループ所有の外航船舶を当社や他社に貸し出す。
船舶管理・仲立業
グループ会社による船舶の運航管理、海運仲介。

02内航海運事業準主力

国内の海上輸送を担う内航船(タンカー、貨物船)の運航・貸渡。石油製品・化学製品・鉄鋼等の国内輸送を主力とする。

主な製品・サービス1
内航タンカー・貨物船輸送
国内の港湾間での液体貨物(石油・化学品)や一般貨物の輸送。

03その他副次

情報サービス業等の海運附帯事業(システム開発・業務受託等)。

主な製品・サービス1
情報サービス
グループ向けシステム開発・運用、事務代行等。

製品と技術

鉄鉱石・石炭を運ぶ不定期専用船

外航海運事業の中心は、鉄鉱石や石炭などのばら積み貨物を輸送する不定期専用船である。ケープ型(18万重量トン型)、パナマックス型(7~8万重量トン型)、ハンディ型(2~6万重量トン型)など多様な船型を保有し、日本製鉄向けの長期契約輸送に加え、3国間のスポット輸送も行う。2025年3月期の外航海運事業売上は1970億円で、市況変動に応じた配船効率の改善が収益に直結する。

タンカーによる液体貨物輸送

タンカー事業では、原油や石油製品、化学品、LPG、LNGなどの液体貨物を輸送する。VLGC(大型LPG運搬船)は全て定期貸船契約に従事し安定収益を確保。内航海運事業でもタンカーを運航し、国内の石油・化学品輸送を担う。2025年3月期、内航海運事業売上は327億円。LNG輸送は工業用需要増で増加したが、LPGは暖冬や用船返船により減少した。

船舶管理と海運附帯サービス

グループ会社を通じて、船舶管理業、海運仲立業、船用品販売、保険代理店業務など海運附帯サービスを提供する。NSユナイテッドマリンサービスが船舶管理を、NSユナイテッドシステムがグループ向けシステム開発・運用を担当。また、情報システム部を起源とする新和システム(後のNSユナイテッドシステム)は、海運業務のデジタル化を支える。これらの附帯事業が本業の運航を間接的に強化する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

海運業のなかでの位置

中堅海運、不定期船主体で安定

当社は中堅海運会社で、ばら積み船などの不定期船事業を中心に展開。売上高は2千億円超で、日本郵船や商船三井などの大手に比べ規模は小さい。2026/3期は減収ながら営業利益率8.92%と好採算を維持。飯野海運などと同様、市況変動の影響を受けやすいが、長期契約や効率的な船隊運営で収益を安定化させている。

強み

  • ばら積み船やタンカーなど不定期船事業に特化し、専門的な知見を持つ。
  • 主要顧客との長期輸送契約により、安定した収益基盤を構築。
  • 保有船と用船のバランス最適化により、市況変動に柔軟に対応。
  • 自己資本比率が高く、業界平均を上回る財務健全性を維持。

課題

  • 世界経済や資源需要に左右され、運賃変動が業績に直結する。
  • 脱炭素化に向けた規制強化への対応コスト増加が課題。
  • 日本郵船・商船三井など大手に比べ、資金力や調達力で劣る。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

物流・運輸の時価総額近傍。太字がNSユナイテッド海運

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19045京阪ホールディングス3,425億円9.6倍
29044NANKAI3,362億円13.6倍
39303住友倉庫3,233億円18.3倍
49302三井倉庫ホールディングス2,582億円22.3倍
59003相鉄ホールディングス2,545億円10.0倍
69110NSユナイテッド海運2,510億円10.2倍
79075福山通運2,504億円16.9倍
89031西日本鉄道2,482億円7.4倍
91333Umios1,976億円8.9倍
102384SBSホールディングス1,954億円9.8倍
119119飯野海運1,886億円11.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

日鐵汽船の創立と1951年の上場

1950年4月、東京都千代田区丸の内に日鐵汽船株式会社として創立された。翌1951年1月には東京、大阪、神戸の各証券取引所に上場。1957年8月には名古屋、福岡の両取引所にも上場し、全国的な市場での株式取引を開始した。創業時の資本金や船舶数は明らかでないが、日本製鉄(当時は富士製鉄等)の関連会社として鉄鋼輸送を主目的に発足した。

子会社乱立による事業拡大期(1956-1961年)

1956年9月、海運仲立業を主業務とする中央海運株式会社を発足。1957年3月には近海航路強化のため晴海船舶株式会社を設立。同年12月にはロンドン駐在員事務所を開設し、国際展開の第一歩を踏む。1959年3月には不動産管理部門を分離し東海興業株式会社を、1961年5月には内航船主会社として日和産業海運株式会社を設立。この時期、事業領域を拡大するために多数の子会社を設立した。

合併による新和海運への改称と再編(1962年)

1962年2月、日鐵汽船株式会社は東邦海運株式会社と合併し、商号を新和海運株式会社と改称した。本社も東京都中央区京橋に移転。この合併により規模拡大を図った。その後、1964年5月には海運再建整備法に基づく企業集約が運輸大臣の確認を受け完了。当社は日本郵船グループに属し、その系列会社となる。これにより業界再編の波の中で位置づけが明確化された。

海外拠点の開設と合弁事業の推進(1969-1977年)

1969年9月、ニューヨーク駐在員事務所を開設。1970年1月には英国法人SHINWA (U.K.) LTD.を合弁で設立。1975年5月には米国子会社SHINWA (U.S.A.) INC.をニューヨークに設立し、駐在員事務所を閉鎖。1976年3月にはインドネシアに合弁会社P.T.PAKARTI TATAを設立し、南洋材輸送など近海部門を強化。1977年4月にはメルボルン駐在員事務所を開設するなど、主要航路に拠点を広げた。

情報システムと新分野への進出(1987-1989年)

1987年1月、情報システム部を分離し株式会社サンライズシステムセンターを発足。1991年3月には新和システム株式会社と改称した。1988年11月には船内荷役業務の事業化を図り、株式会社インターナショナルマリンコンサルティングを設立。1989年12月には船舶保守管理業務の効率化のため新和マリン株式会社を設立。海運附帯事業の多様化を進めた。

グループ再編と東洋マリン・サービスの吸収(1991年)

1991年8月、子会社の新和興業株式会社を吸収合併。同時に、東洋マリン・サービス株式会社が新和マリン株式会社を吸収合併し、社名を新和マリン株式会社に変更。これによりグループ内の船舶管理業務が一元化された。また、新興産商株式会社が新和興業から船用品販売等を譲り受け、新和ライフ株式会社に改称。この一連の再編でグループの効率化が図られた。

年表31件を開く

1950年代

  • 1950年4月創業日鐵汽船株式会社創立(東京都千代田区丸の内二丁目2番地)。
  • 1951年1月上場東京、大阪、神戸の各証券取引所に上場登録を行う。
  • 1956年9月創業海運仲立業を主業務として中央海運株式会社を発足する。
  • 1957年3月創業近海区域就航船を保有増強する目的をもって晴海船舶株式会社を発足する。
  • 1957年8月上場名古屋、福岡両取引所に上場登録を行う。
  • 1957年12月ロンドン駐在員事務所を開設。
  • 1959年3月創業経営合理化の一環として、不動産管理部門を分離し東海興業株式会社を発足する。

1960年代

  • 1961年5月創業内航船主会社として、日和産業海運株式会社を発足する。
  • 1962年2月M&A日鐵汽船株式会社は東邦海運株式会社と合併し、商号を新和海運株式会社と改称する。
  • 本社事務所を東京都中央区京橋一丁目3番地に移転する。
  • 東海興業株式会社を新和興業株式会社と改称する。
  • 1964年5月海運再建整備法により企業集約が運輸大臣の確認をうけ完了。当社は日本郵船グループに属し、その系列会社になる。
  • 1968年7月中央海運株式会社は内航油送船業務を引き継ぎ、新和ケミカルタンカー株式会社と改称する。
  • 1969年9月ニューヨーク駐在員事務所を開設。

1970年代

  • 1970年1月新和海運株式会社とMATTHEWS WRIGHTSON SHIPPING LTD.とで合弁方式による英国法人としてSHINWA (U.K.) LTD.を設立する。
  • 1974年6月日和産業海運株式会社は内航運送業を引き継ぎ、新和内航海運株式会社と改称する。
  • 1975年1月上場提出会社の株式が東京、大阪、名古屋、福岡の各上場証券取引所において、貸借銘柄として指定され取引が開始される。
  • 1975年3月将来の用船船腹の安定供給を図ることを目的として、外国用船管理業務を主体とした子会社東洋マリン・サービス株式会社を設立する。
  • 1975年5月創業アメリカ向けの船腹手当ならびに代理店自営を目的として、ニューヨークにSHINWA(U.S.A.)INC.を設立する。(駐在員事務所は閉鎖。)
  • 1976年3月南洋材輸送他近海部門を強化のためにインドネシアに合弁会社P.T.PAKARTI TATAを設立する。
  • 1977年4月メルボルン駐在員事務所を開設。
  • 創業日産自動車株式会社の豪州向C.K.D.輸送引受に伴い輸送業務をスムーズに行うために産和ターミナル株式会社を発足する。

1980年代

  • 1981年2月本社事務所を東京都千代田区内幸町二丁目2番2号(富国生命ビル)に移転する。
  • 1985年4月創業新和グループ内の船舶保守整備を目的として整備班が中心となり新和エンジニアリング株式会社を発足する。
  • 1987年1月創業情報化産業の発展に伴う新分野を開拓することを目的として情報システム部を分離し、株式会社サンライズシステムセンターを発足する。
  • 1988年11月創業船内荷役業務関係の事業化を図り、不定期船部港湾室を分離し、株式会社インターナショナルマリンコンサルティングを設立する。
  • 1989年12月創業船舶保守管理業務の効率化を図るため、新和マリン株式会社を発足する。

1990年代

  • 1991年3月株式会社サンライズシステムセンターは、新和システム株式会社と改称する。
  • 1991年6月保険代理店業務を行う新興産商株式会社は、新和興業株式会社より船用品販売等の営業部門を譲り受け、新和ライフ株式会社に改称する。
  • 1991年8月M&A企業体質の強化ならびに業績の安定向上を目的として子会社の新和興業株式会社を吸収合併する。
  • M&A新和グループ内の船舶管理一元化を図るため、東洋マリン・サービス株式会社は新和マリン株式会社を吸収合併し、社名を新和マリン株式会社と変更する。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • GHG年間排出量削減率(2019年比)2030年まで25%
  • 営業利益2027年度まで200億円
  • ROE2027年度まで10%
  • ネットD/Eレシオ2027年度まで1.0倍以下
  • 株主資本コスト7%を十分に上回るROE2030年度まで10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    新規成長事業領域の拡大

    カーボンニュートラルに向け、メタノール二元燃料船やアンモニア燃料船など次世代燃料船の導入を進め、環境対応で顧客と協働し長期契約を獲得する。

  2. 02

    既存中核事業領域の深化

    省エネデバイスや高効率プロペラの導入により既存船のGHG排出削減を推進し、安定収益基盤を強化する。

  3. 03

    人的資本・DX戦略による基盤強化

    安全運航と乗組員のWell-being向上に向け、船上インターネット環境拡充やDXシステム導入を進め、事故予防と運航効率化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で669人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,197万円で、9期前と比べて+36.2%平均年齢は40.2歳、平均勤続年数は14.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月663
2018年3月670
2019年3月87939.015.0612
2020年3月88739.015.0618
2021年3月87239.014.0636
2022年3月87639.014.0645
2023年3月1,07439.913.8657
2024年3月1,14340.213.8649
2025年3月1,10240.114.76563,079
2026年3月1,19740.214.46693,064

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率84.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社57(国内 13 / 海外 44) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
外航海運事業5,697百万円
内航海運事業206百万円
その他44百万円
主な関係会社
  • 国内
    NSユナイテッド内航海運㈱
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    NSユナイテッドタンカー㈱
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    NSユナイテッドマリンサービス㈱
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    NSユナイテッドビジネス㈱
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    NSユナイテッドシステム㈱
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 海外
    NEW HARVEST S.A.
    PANAMA CITY PANAMA
    議決権100.0%
  • 海外
    NEW GRACE MARITIME S.A.
    PANAMA CITY PANAMA
    議決権100.0%
  • 海外
    AQUAMARINE OCEAN S.A.
    PANAMA CITY PANAMA
    議決権100.0%
  • 海外
    BEETLE SHIPPING S.A.
    PANAMA CITY PANAMA
    議決権100.0%
  • 海外
    CAMOMILE MARITIME S.A.
    PANAMA CITY PANAMA
    議決権100.0%
  • 海外
    ENERGY21 SHIPPING S.A.
    PANAMA CITY PANAMA
    議決権100.0%
  • 海外
    FAIRWAY SHIPPING S.A.
    PANAMA CITY PANAMA
    議決権100.0%
残りのグループ会社45社を開く
  • HIGHLAND MARITIME S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • KALEIDOSCOPE SHIPPING S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • MAREA BUENA S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • NARCISSUS MARITIME S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • ORCHIDEA MARITIME S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • PLEIADES SHIPPING S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • QUARK SHIPPING S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • RAINBOW QUEST SHIPPING S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • SALVIA MARITIME S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • VELA MARITIME S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • WODEN MARITIME S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • XANADU MARITIME S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • YGGDRASIL MARITIME S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • ZEPHYROS LINE S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • ACACIA LINE S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • BOND LINE S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • CARA LINE S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • DENEB LINE S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • EMMA LINE S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • FUJI LINE S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • GARDENIA LINE S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • HYDRANGEA LINE S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • KERRIA LINE S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • LINDEN LINE S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • MAYFLOWER LINE S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • PANSY LINE S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • HOSEI SHIPPING S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • ROSSO LINE S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • SELENITE LINE S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • TIGER HEART SHIPPING S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • QUINCE LINE S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • UPSTREAM LINE S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • NAVIGATOR LINE S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • OREGANO LINE S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • XCEL LINE S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • YEASTER LINE S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • ZIPANG LINE S.A.PANAMA CITY PANAMA100%
  • 協和汽船㈱福岡県福岡市 博多区1%
  • 尻屋運輸㈱青森県下北郡1%
  • NSユナイテッド内航マリン㈱東京都千代田区1%
  • 室町海運㈱東京都千代田区1%
  • ㈱二丈海運福岡県福岡市 博多区2%
  • 中央海運㈱東京都千代田区3%
  • 日本製鉄㈱東京都千代田区33%
  • 日本郵船㈱東京都千代田区18%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,298億円営業利益205億円前期と比べると減収増益で、売上が-7.1%、利益が+1.5%。

売上高
-7.1%
2,298億円
営業利益
+1.5%
205億円
純利益
+29.6%
241億円
営業利益率
8.9%
前期比 +0.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,420億円2,298億円
営業利益265億円205億円
純利益250億円241億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は673億円、営業利益は73億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+21.5%、営業利益は+25.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q53922
2024年1Q5545810.562
2024年2Q5706411.248
2024年3Q601508.331
2024年4Q60639
2025年2Q1,2871179.192
2025年4Q1,187857.294
2026年2Q1,115928.3110
2026年4Q1,1831139.6131
2027年1Q6737310.861

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,314億円から2,298億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は8.9%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,31425−155
2014年3月1,53789108
2015年3月1,57610486
2016年3月1,3714141
2017年3月1,2534633
2018年3月1,3905666
2019年3月1,5117893
2020年3月1,4845559
2021年3月1,3855561
2022年3月1,959266236
2023年3月2,508334276
2024年3月2,331222180
2025年3月2,4742021908.2186
2026年3月2,2982052108.9241

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,298億円のうち、営業利益として残るのは205億円8.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は241億円、売上の10.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金87.4%2,008億円
  • その他の費用販管費とその他の損益3.7%85億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.9%205億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
12.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.0pt
8.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.7pt
10.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+6.1pt
13.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが354億円、投資CFが20億円で、差し引きのフリーCFは374億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は656億円で、売上の3.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月71−7833−7203
2014年3月126−402359−276282
2015年3月246−108−120138305
2016年3月199−193−696240
2017年3月189−271106−82265
2018年3月158−65−8493273
2019年3月200−50−155150267
2020年3月169−399161−230198
2021年3月227−250101−23276
2022年3月3291−299330312
2023年3月429−20−324409403
2024年3月310−131−121179471
2025年3月349−82−178267558
2026年3月35420−282374656

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,964億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,872億円で、自己資本比率は63.2%(業種中央値47.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,8175261,29127.8
2014年3月2,2456491,59627.8
2015年3月2,2757651,51032.4
2016年3月2,1737541,41934.7
2017年3月2,3287681,56033.0
2018年3月2,2828071,47535.3
2019年3月2,2358901,34539.8
2020年3月2,4859111,57436.7
2021年3月2,7089641,74435.6
2022年3月2,7491,1821,56743.0
2023年3月2,7581,3741,38449.8
2024年3月2,8631,4961,36752.2
2025年3月2,8791,6271,25256.5
2026年3月2,9641,8721,09263.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
417億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,522億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
174億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,092億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
88
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

海運業 11社との比較

同じ海運業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE11社中1位あたり、逆に低いのは売上成長率11社中9位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.8%/中央値 7.7%
P25 7.2%P75 9.5%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
8.9%/中央値 7.0%
P25 5.9%P75 8.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.2%/中央値 47.5%
P25 37.5%P75 61.1%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-7.1%/中央値 -2.8%
P25 -6.7%P75 1.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 2.9%
P25 2.1%P75 3.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥10,470で、1年前と比べて+112.2%過去52週の値幅のなかでは99%の位置にある。

¥10,470-0.2%1ヶ月+0.5%1年+112.2%時価総額2,510億円
過去52週の値幅
安値¥4,960高値¥10,520

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.2倍
PER (会社予想)9.9倍
PBR1.30倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月末から急騰し、8月4日には前日比+9.22%の10420円と52週高値10520円に接近。1か月で+52.79%、1年で+159.71%と大幅上昇。25日線7296円を+42.8%上回り、週足の傾きは急角度。出来高も8月4日に636700株と直近平均を大きく上回り、買い勢力が強い。ただしRSIは95.29と過熱感があり、短期調整のリスクも意識。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER6.9倍は業界平均14.8倍を大幅に下回り、PBR0.88倍は1倍未満で割安。配当利回り4.40%は平均2.80%を大きく上回る。ROE13.8%と収益性は高いが、海運市況の変動リスクがあり、業績予想にブレ幅がある。割安だが業績変動には注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.2倍18.2倍
PER (予想)9.9倍
PBR1.30倍0.94倍
ROE13.8%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

最大の論点は海運市況の先行き。強気派は鉄鉱石や穀物の需要底堅さと、タンカー市況の堅調を理由に、高水準の配当利回り(約4.4%)を評価。一方、弱気派は中国景気減速や新造船供給増による市況悪化を懸念。また、PBR0.88倍と割安に見えるが、ROE13.8%に対して純資産減少リスクを指摘する声もある。

プラスに働く材料7
  • 堅実な財務と配当

    自己資本比率が高く、配当利回り4.4%は安定株主を惹きつける。

  • 市況回復の期待

    ドライ市況は底入れ感があり、タンカーも堅調。

  • 割安評価

    PER6.9倍、PBR0.88倍と同業比でも割安。

  • 市況改善で運賃が想定以上に上昇2026年上期影響

    ドライバルク市況が10%上昇すれば営業利益約20億円増加の可能性

  • 燃料費の低下でコスト削減継続影響

    燃料油価格が10%低下で年間約15億円のコスト改善

  • 長期契約の積み増しで収益安定化FY2026/3影響

    長期契約比率が5%上昇で営業利益約10億円の安定化効果

  • 自社株買いによるEPS向上次回決算発表後影響

    PER6.85倍と割安、自己資本比率高い、20億円の自社株買いでEPS約1%向上

マイナスに働く材料7
  • 市況変動リスク

    中国景気減速や新造船供給増で運賃下落リスク。

  • 規模の小ささ

    大手海運3社に比べ競争力劣後、収益安定性に欠ける。

  • 収益先行き不透明

    2026/3期予想営業利益は微減見込み。

  • 穀物・鉄鋼石需要の減少で運賃下落2026年通年影響

    中国需要減でドライバルク運賃が20%下落すれば営業利益約40億円減少

  • 燃費規制強化で追加投資発生2027年〜2030年影響

    環境規制対応で新造船投資が必要、年間減価償却費増加約10億円

  • 為替変動で円建て収益が減少継続影響

    米ドル収入が大半、1ドル10円の円高で営業利益約12億円押し下げ

  • 地政学リスクで海上保険料増加不定影響

    中東情勢悪化で保険料が倍増すれば年間約5億円のコスト増

次の決算で確かめる点
ドライバルク市況指数
収益の大部分を占める不定期船運賃に直結。
用船契約残高
将来の安定収益の指標となる。
配当性向
高配当維持の余力を判断するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から+29.2%いまの株価に対する利回りは0.00%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
42.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4050.6
2018年3月85112.544.6
2019年3月11535.331.3
2020年3月80−30.430.2
2021年3月800.042.5
2022年3月285256.324.5
2023年3月36528.126.6
2024年3月230−37.032.5
2025年3月2404.337.5
2026年3月31029.242.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ7,259人。区分でいちばん多いのは事業法人54.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が66.5%を占め、残る33.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人54.954.754.454.254.554.0
外国法人9.714.115.417.316.521.4
金融機関17.814.816.115.112.612.5
個人・その他15.314.713.212.015.011.3
自己株式1.71.71.71.71.71.7
証券会社2.21.70.91.41.10.8
外国人個人0.00.00.00.00.30.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本製鉄株式会社32.79
02日本郵船株式会社18.04
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.81
04CEPLUX- THE INDEPENDENT UCITS PLATFORM 2 (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)3.27
05BNYM AS AGT / CLTS 10 PERCENT (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.16
06新健海運股分有限公司2.10
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.95
08BNYMSANV RE BNYMIL RE WS ZENNOR JAPAN EQUITY INCOME FUND (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.68
09株式会社みずほ銀行1.67
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.61

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-08-12
    ゼナーアセットマネジメントエルエルピー
    新規の大量保有報告
    3.35%
    -1.70pt
  • 2026-08-07
    内海曳船株式会社
    新規の大量保有報告
    26.92%
    +0.22pt
  • 2026-08-07
    日本製鉄株式会社
    新規の大量保有報告
    32.80%
  • 2026-08-07
    日本郵船株式会社
    新規の大量保有報告
    18.22%
    -8.70pt
  • 2026-08-07
    日本郵船株式会社
    新規の大量保有報告
    18.23%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1621%、1株純資産は14期で+3523%。直近期のROEは13.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−67219−27.2
2014年3月4672,70919.15.229.2
2015年3月3743,19612.77.830.3
2016年3月1753,1975.58.735.2
2017年3月1413,2594.417.050.6
2018年3月2813,4238.47.744.6
2019年3月3963,77811.06.031.3
2020年3月2523,8666.65.530.2
2021年3月2604,0916.57.342.5
2022年3月1,0015,01522.04.224.5
2023年3月1,1715,83121.63.526.6
2024年3月7636,34812.56.032.5
2025年3月7906,90611.95.137.5
2026年3月1,0227,94413.87.142.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額353百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山中一馬代表取締役社長 社長執行役員6364
宮本教子取締役 専務執行役員6524
藤田透取締役 常務執行役員6481
北里真一取締役 常務執行役員6479
金光潔取締役 常務執行役員6445
大西節取締役7011
吉田正子取締役657
竹ケ原啓介取締役60
加野理代取締役60
紀平徹監査役(常勤)6230
宮澤総一監査役(常勤)63
山本昌平監査役66
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
毛利具仁監査役54
髙見隆昌取締役 常務執行役員5840
佐藤義則取締役 常務執行役員5723
薗田恭取締役 常務執行役員5662

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5172503525852
社外取締役541418
社外監査役3303010
監査役1242424

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

ニュース

AI解説

今日の重要ニュースより

「今日の重要ニュース」でNSユナイテッド海運を取り上げた解説を、新しい順に並べている。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容663字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 (1)当社グループは、提出会社(NSユナイテッド海運株式会社、以下当社という。)のほか子会社67社、関連会社5社及びその他の関係会社2社により構成されており、海運業及び海運附帯事業を主たる業務としております。 当該事業に係る当社並びに子会社及び関連会社の位置付けは次のとおりです。なお、事業区分は連結財務諸表に関するセグメントの区分と同一です。 当社:運賃、貸船料、運航手数料等を収受する外航海運事業を営んでおります。 子会社及び関連会社: ① 外航海運事業 ・当社への外航船舶貸渡業を主とする会社(会社数51社) NEW HARVEST S.A.、HIGHLAND MARITIME S.A.、HOSEI SHIPPING S.A. 他 ・船舶管理業、海運仲立業等の海運附帯事業を行う会社(会社数7社) NSユナイテッドマリンサービス㈱ 他 ・運賃、貸船料、運航手数料等を収受する外航海運事業を主とする会社(会社数2社) NS UNITED BULK PTE.LTD. 他 ② 内航海運事業 ・運賃、貸船料、運航手数料等を収受する内航海運事業を主とする会社(会社数10社) NSユナイテッド内航海運㈱、NSユナイテッドタンカー㈱ 他 ③ その他 ・情報サービス業等を行う会社(会社数2社) NSユナイテッドシステム㈱、NSユナイテッドビジネス㈱ (2)日本製鉄株式会社は当社のその他の関係会社であり、当社の事業上重要で、継続的な緊密関係にあります。 (3)以上について図示すると次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題3,912字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針・経営戦略等 海運業は、さまざまな物資や人の輸送を通じて世界中の国々と地域を結び、人々の暮らしを豊かにするという使命を担っており、経済のグローバル化に伴い、その役割はますます重要なものとなりました。こうした認識のもと、当社グループは、以下のグループ企業理念を掲げ、誠実で良質な海上輸送サービスをお客様に提供できるよう、創意工夫を重ねています。 〔基本理念〕 NSユナイテッド海運グループは、誠実で良質な海上輸送サービスの提供を通じて社会の発展に貢献します。 〔経営理念〕 1(信用・信頼) 信用・信頼される堅実な経営を実践し、グループ全体の企業価値を高めます。 2(安全運航・環境保全) 常に船舶の安全運航に努めるとともに、船舶運航技術の向上に向け日々研鑽を積むことにより、海洋をはじめ とする地球環境保全の一翼を担います。 3(お客様への即応・自己変革) お客様の要請に即応しつつ自らも変革に努め、さらなる進歩を目指して挑戦します。 4(人を育て活かす) 人を育て活かし、働く喜びを実感できる活力溢れるグループを築きます。 当社はこの理念の具現化を目指し、鉄鋼原料をはじめとする資源・エネルギー・製品などの海上輸送分野における創立以来の長年の伝統と、2010年の合併後の構造改革や船隊整備による経営基盤の強化により、内外航に亘る専門性と総合力を兼ね備えた海運会社としてさらに大きな安心と信頼を獲得してまいりました。 2024年度よりスタートした中期経営計画『FORWARD 2030 Ⅱ Challenge for innovation and further growth with U』では、2030年に向けたビジョンを「クリーンでサステナブルな海上輸送における必要不可欠な存在を目指し、ステークホルダーと協働して変革を続け、企業価値の更なる向上を図ります」と定義しています。カーボンニュートラルへの取り組みを通じた持続的な成長と企業価値最大化に向けた経営戦略を実行してまいります。 (2) 経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題、目標とする経営指標 次期の事業環境は、各国の通商政策(関税措置を含む)やそれに対する各国の対応、ならびに地政学的リスクの高まり等が、貨物輸送需要やトレードパターンに及ぼす影響を現時点で見通しにくい状況にあります。一方、海上荷動きについては、一部航路の通航制限等の影響が懸念されるものの、鉄鉱石やボーキサイトなどドライバルク貨物全体の輸送需要は堅調に推移すると想定しています。また、船腹供給については、船主が環境規制や主力となる次世代燃料を慎重に見極めていることに加え、船価の高止まり等を背景に、当面の新造船竣工は大型船を中心に比較的低水準となる見通しです。さらに、国際海事機関(IMO)における温室効果ガス排出削減に向けた中期対策(GFI規制等)の導入動向を含め、EU-ETS等の環境関連制度の適用拡大によるコスト増加が、運航面での制約や採算に影響を与える可能性があります。当社では、今後起こり得る事業上のリスクに対し細心の注意を払い、事業運営を行ってまいります。 また、2024年度~2027年度を対象期間とする中期経営計画『FORWARD 2030 Ⅱ Challenge for innovation and further growth with U』では、事業戦略として「新規成長事業領域の拡大」「既存中核事業領域の深化」を掲げ、これらの事業戦略を支える取り組みとして人的資本戦略やDX戦略などサステナビリティへの取り組みを一層強化してまいります。 《中期経営計画の取組状況》 1) 事業戦略・成長戦略 『FORWARD 2030Ⅱ』では、2050年カーボンニュートラル実現に向けた環境ロードマップに沿ったGHG削減目標を設定しており、メタノール二元燃料船(メタノールと重油の両方を燃料として使用可能なエンジンを搭載した船舶。重油と比較してGHG排出量の大幅な削減が見込まれる。)やバイオ燃料、アンモニア燃料船の導入などにより、2030年にGHG年間排出量を2019年比25%削減します。 上記2030年GHG削減目標達成に向けて、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による「グリーンイノベーション基金事業」に採択されているアンモニア燃料船の共同プロジェクトについては2024年4月に6社によるアンモニア燃料船の共同開発に関する覚書を締結しました。本プロジェクトにおいて当社は、アンモニア燃料船の共同保有・運航を予定しております。また当社は、2027年度以降の竣工を目指してメタノール二元燃料船を複数隻、さらに2027年度竣工予定でアンモニアを積載可能なLPG二元燃料VLGCの建造契約を締結し、荷主との協議を進めています。 既存船についても省エネデバイスの活用によるGHG排出削減に取り組んでいます。2025年10月には、当社が運航している40万トン鉱石船に風力補助推進装置ローターセイルの搭載が完了しました。ローターセイルは、甲板上に設置された円筒帆を回転させることで円筒周りに生じる圧力差を利用し推進力を得る装置です。設置による効果を検証の上、他船への展開を検討いたします。その他、当社既存船の入渠時に高効率プロペラへの換装を行うなど、燃料削減に寄与する設備の導入を進めています。 上記のような取り組みを通じて環境対応で顧客と協働し、顧客の脱炭素化に貢献することで、長期契約による安定収益確保に加え、海外顧客に対しても長期の契約獲得を目指します。 2) 事業戦略を支える取り組み 上記事業戦略を支える基盤となる取り組みとして、人的資本戦略・サステナブルシッピング戦略・ガバナンス強化・DX戦略の4つの戦略を掲げています。 当社事業における最重要課題である安全運航の達成に向けて、船上のインターネット環境拡充やホールド(船倉)クリーニングロボットの配備を開始するなど、乗組員の安全・作業効率・Well-being向上に資する技術や設備の検証・導入を進めています。また、船舶機器の状態や運航状態を監視するシステムの導入、気象や海象などの実海域データの収集など、事故の予防や運航の効率化といった価値を創出するための船舶DXに関わる取り組みも行っています。 3) 財務目標 中期経営計画の財務目標として、以下のとおり設定しております。 2027年度   2030年度 営業利益   200億円   ネットD/Eレシオ1.0倍以下と財務規律を維持しつつ、継続的な利益成長により株主資本コスト7%を十分に上回るROE10%以上を目指します。 ROE   10% ネットD/Eレシオ   1.0倍以下 2025年度の連結営業利益は205億29百万円、ROEは13.8%、Net DERは△0.01倍となり、2027年度目標を前倒しで達成することができました。2027年度に向けては引き続き安定した収益基盤を整備しながら、上記目標を達成することを目指しています。 4) 投資計画 安定収益事業に加え、成長戦略から着実に利益を上げて営業キャッシュ・フローを積み上げ、2030年までNet DERを1.0倍以下に抑えつつ、財務レバレッジを効かせて3,000億円に迫る規模の投資を実行し、収益の安定性強化と中長期的な利益の成長を目指します。中期経営計画では既存船のリプレースなど中核事業への投資は2,150億円、メタノール二元燃料化やバイオ燃料の確保といった環境投資に450億円、人材育成とDX関連に100億円の投資を掲げており、このうち、メタノール二元燃料船など新燃料船への投資は1,650億円を予定しています。 次世代燃料船投資につきましては、建造契約を締結した複数隻のメタノール二元燃料船のうち、2025年度に一部で荷主との輸送契約を締結いたしました。本船は、グリーンメタノールを舶用燃料として使用することにより、従来の重油使用時と比較して80%超のGHG排出削減効果が見込まれております。2027年度以降の竣工を予定しており、今後の当社収益への貢献を見込んでおります。また、顧客の環境対応と脱炭素化プロセスに貢献すべく、アンモニア積載可能なLPG二元燃料VLGCの建造契約を締結しました。 今後、顧客のニーズを注視しつつ、上記の新造船における中長期貨物輸送契約や燃料サプライチェーンの確保に注力してまいります。 《株主還元策》 当社は、株主に対する利益の還元を経営上重要な施策の一つとして位置づけ、将来における安定的な企業成長と経営環境の変化に対応するために必要な内部留保資金を確保しつつ、経営成績に応じた利益還元として、連結業績に対する配当性向は30%を基準とし、更なる株主還元の強化を検討します。新燃料船の建造など将来の成長に必要な内部留保金を確保しつつ、安定配当の継続的な実施により、株主をはじめステークホルダーの皆様にとって魅力的な事業会社になることを目指してまいります。当事業年度(2026年3月期)については「第4提出会社の状況 3配当政策」をご参照ください。
事業等のリスク7,651字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 <リスク管理に関する基本的な考え方> 当社グループの主要な事業活動である外航事業は、グローバルに展開しており、本有価証券報告書「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境および対処すべき課題等」に記載の通り、世界各国の経済情勢、政治的または社会的な要因等の様々なリスクに晒されており、当社グループの事業や業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社は、「リスク管理規程」に基づき、事業活動全般にわたり生じ得る諸々のリスクについて、関連部門または各委員会において協議・決定を行っております。年度末には、社長を委員長とする内部統制・コンプライアンス委員会において、「リスク項目表」に基づき、各リスク項目の見直しや管理執行状況の報告と評価を行い、その結果を、取締役会へ報告しております。 また、一定金額以上の大型投資や、不確実性の高い投資判断を行う場合に執行役員会・取締役会に上程する前に当社に及ぼす影響・リスク等を明らかにすることを目的として、投融資委員会において社内横断的に協議しております。 当社グループの事業継続に重大な影響を与えうる主要なリスクは以下の通りとなります。 <主要なリスクの概要と対応策> ① コンプライアンスリスク ハラスメントや贈賄、不正、インサイダー取引等の法令違反のリスクは、発生した場合、損害賠償だけでなく企業の信用低下や事業活動に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは「企業行動規範」において、法令・規則を遵守し、高い倫理観をもって行動することを定めています。さらにコンプライアンス強化を図るため、社長を委員長とする内部統制・コンプライアンス委員会を定期的に開催し、取り組み状況を確認するほか、毎年10月を内部統制・コンプライアンス周知月間と定め、毎回異なったテーマにて法令遵守の啓蒙活動を行っており、全役員・社員、グループ一体でコンプライアンス意識のさらなる徹底とコンプライアンス実践に必要な知識・情報を周知し、コンプライアンスの重要性を再認識する機会としております。 ② 人権に関するリスク 人権侵害により国内外の取引先から取引停止や企業の信用低下、賠償、訴訟等が起こるリスクがあり、当社グ ループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、グローバルに事業を展開する企業として、差別・強制労働・児童労働・長時間労働・ハラスメント等の人権課題解決に取り組むことが、企業活動において一層重要であるとの認識の下、「NSユナイテッド海運グループ人権方針」を策定しております。当社は、本方針を開示し、当社の取引先やその他のビジネスパートナーにおいて人権侵害が起きないよう当社の人権方針を理解いただくよう努めております。 また、サプライチェーンにおける調達先の皆様とともに、人権・労働基準・環境などの社会的責任にも配慮した責任ある調達活動を推進するため、「サステナブル調達基本方針」、「NSユナイテッド海運グループ調達先向けガイドライン」を策定しています。 当社では、関連する取締役および執行役員をメンバーとする人権デューデリジェンス推進チームを設置し、その指揮監督のもと、国際連合「ビジネスと人権に関する指導原則」に忠実に、人権尊重の取り組みを進めております。取り組みにあたっては専門的知見を有する外部コンサルタント会社からの助言を定期的に受け、人権デューデリジェンスの取り組みの各フェーズにおいての客観性と正当性の担保に努めています。 これらの取り組みは、適時に開示を行うことにより、ステークホルダーの皆様にご理解、ご協力が得られるよう努めています。 ③ 人材確保リスク 当社グループの安定的な事業継続のためには、海陸共に優秀な人材の確保が必要です。 また、当社グループの安全な船舶の運航には、優秀な船員の確保と育成が重要となります。当社グループは安定した船員確保のために、外航では採用する船員国籍の複数化や大学との連携、日本人については内外航とも商船系学校だけではなく、幅広い船員育成機関からの採用を継続していますが、将来において十分な船員確保ができるという保証はありません。 環境対応に伴う新たな資格要件によって船員需給環境が変化し、船員を雇用・育成するための費用が大幅に増加するリスクがあります。また、地政学リスクの高まりや感染症拡大による出入国規制などの影響で、配乗後の費用増大も懸念されます。さらに、離職防止・定着化促進も重要な課題となっており、これらのリスクが顕在化した場合には、当社グループの事業に大きな影響を与える可能性があります。 ④ 情報セキュリティリスク 当社グループは業務全般においてコンピュータシステムおよびITネットワークを活用しております。サイバー攻撃、自然災害、オペレーションミス、先進技術導入の遅れ等に起因する重大なサイバーインシデント(情報システムやネットワーク障害、データ改ざんや顧客情報や個人情報などの情報漏洩等)が発生した場合には、当社の信用や営業活動、業績ならびに財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、情報セキュリティ管理の重要性を十分認識し、ハード面・ソフト面のサイバー攻撃への対応強化やバックアップ体制の構築、「情報セキュリティ基本方針」等社内規程の整備、従業員に向けた教育の実施等の対策を継続的に行っております。また当社はサイバーインシデントを想定した事業継続計画(BCP)を策定しております。 ⑤ 海難事故リスク 当社グループの主要事業である海運業においては、海難事故が発生した場合、人命・貨物・船舶等の損失・損傷リスクや、燃料油・積荷等流失による海洋汚染のリスクがあります。当社グループは海難事故を防止するために「安全管理マニュアル」や「品質管理マニュアル」を、また環境を保全するために「環境マネジメントマニュアル」を策定するとともに、乗組員の教育・研修を実施し、安全運航に努めております。また「海難およびその他の緊急事態対応に関する規程」、「緊急事態対応マニュアル」を策定し、海難事故を想定した緊急対応演習を行うなど万全な体制をとっております。さらに、万一、海難事故が起きた場合でも保険による損失対策を図っていますが、当社負担となる損失が一部発生することがあります。 安全運航に向けた当社船舶管理の具体的な取り組みとして、以下の施策を実施しております。 a.ニアミスレポートの活用 b.安全キャンペーン c.管理船への訪船・検船による確認 d.用船検船および船主安全会議 e.安全運航管理体制 当社の船舶管理は、主として海務技術、船員配乗、教育・訓練等を担当する部門と、主として船体・機関その他の搭載機器の保守管理を担当する部門が協働して、各船の安全運航管理、危機管理を確実に実施しており、これらの取り組みの実施状況は、社長を委員長とする「安全運航・環境保全推進委員会」を定期的に開催してレビューされております。 また、船員研修チームを中心に、船舶の安全管理および船員教育の強化のため、海外マンニング会社とも連携のうえ業務の効率性と専門性の更なる向上に取り組んでおります。 f.DX推進による事故予防 引き続き運航データの有効活用を目指して、船舶管理ソフトの刷新を進めており、2024年度はその準備作業として各種管理記録のデータベース化などを進めました。安全管理の改善に向けた取り組みとともに、海陸労務負担低減の取り組みを継続しています。 ⑥ 公的規制および環境保全に関するリスク 当社グループの主要事業である海運業では、設備の安全性や船舶の安全運航のために、国際機関および各国政府の法令、船級協会の規則等の公的規制を受けております。当社グループでは、これらの規制が変更された場合に遵守するための費用が増加する可能性があり、遵守できなかった場合には事業活動が制限され、当社グループの業績および財務状況が影響を受ける可能性があります。 当社グループはこれら安全運航に関する規制に適切に対処しております。 また、環境保全に関する規制の強化および社会における重要性の高まりなどにより、その対策費用が増加した場合や当該法令または規制を遵守することが困難となった場合には、当社グループの業績および財務状況が影響を受ける可能性があります。 当社グループは主に以下のような環境規制に対する対応を進めております。これらはいずれも国際連合の海事分野の専門機関である国際海事機関(IMO)が採択し国際条約として制定されているものです。 a.GHG(温室効果ガス:Greenhouse Gas)の排出削減戦略について IMOは2023年にGHG削減戦略を改定し、2050年ごろまでのGHG排出ネットゼロ目標などを盛り込んだ戦略を策定しました。当社グループもIMOの改定戦略に沿う形で、中期、長期の目標を策定しGHGの排出削減を進めます。 2024年3月に公表した中期経営計画「FORWARD 2030 Ⅱ」において、2030年までにGHG年間排出量を2019年比マイナス25%の150万トンに削減する中期目標を設定しました。目標の達成に向けて投資計画を進めます。 運航船舶の減速運転の徹底や配船の工夫等によるGHG排出削減努力を継続し、加えてバイオディーゼル燃料活用によるGHG削減を目的に、試験的な利用を2022年から開始しています。 また、メタノール二元燃料船の複数隻発注、および40万トン型鉱石船への風力補助推進装置(ローターセイル)を搭載しています。引き続きアンモニア等次世代燃料との二元燃料新造船の実現に向けた検討も積極的に行っているほか、燃費改善機器等の搭載やプロペラ換装も運航船舶に順次実施しています。 b.船舶の排出ガスに含まれるNOx(窒素酸化物)の排出規制について NOx排出規制は2000年以降に建造された船舶について、その建造年および航行海域により規制が設定されており、当社グループでは規制対象となる船舶については全て認証された低NOx対応のディーゼルエンジンを搭載しております。 c.船舶の排出ガスに含まれるSOx(硫黄酸化物)の排出規制について 2020年以降は燃料中の硫黄分が0.5%以下の燃料を使用するよう規制されております。当社グループは、SOx排出を抑制するため、規制に適合した硫黄分0.5%以下の燃料油を船舶に使用するほか、当社グループが所有する大型船舶を中心として、エンジンの排気ガスに含まれるSOxを除去する装置(SOxスクラバー)を搭載しております。 d.バラスト水管理条約への対応について 国際航海をする船舶のバラスト水中の海洋生物が船舶の運航に乗じて異国に移動し生態系を乱すことが問題となり、バラスト水処理に関する管理方法が定められ、2017年に施行されております。当社グループは条約の要求に従い運航船へのバラスト水処理装置を搭載しております。 当社グループは、上記の対応による費用増に関しては顧客の理解を得ながら運賃等への反映に努めております。 ⑦ 気候変動リスク 深刻化する気候変動回避のため、パリ協定やSDGs(持続可能な開発目標)をはじめとして、世界的にその原因物質とされるGHG排出量削減への取り組みが推進され、企業にも積極的な対応が求められております。当社グループも気候変動を含む環境保全をマテリアリティ(重要課題)に設定しています。 持続的な企業価値の向上を目的としてTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言に賛同を表明、2022年からTCFD提言に基づく情報開示をウェブサイト上で行っています。気候変動に関する将来に向けたシナリオ分析を行う中で、GHG削減のために導入されるであろう政策や規制、燃料転換、新技術導入等による事業コストの増加、化石燃料輸送需要の減少、既存船舶の陳腐化、あるいは対応の遅れによる事業機会の喪失といったリスクがあるものと認識しております。 2024年3月に公表した中期経営計画「FORWARD 2030 Ⅱ」において、2030年までの投資計画と共にGHG年間排出量を2019年比マイナス25%の150万トンに削減する中期目標を設定、環境ロードマップを公表しました。当社グループは「2050年までにカーボンニュートラル実現を目指す」を目標に、今後もGHG排出削減をはじめとする気候変動リスクへの対応能力の向上に努めてまいります。 ⑧ 海運市況変動リスク 当社グループの主要事業である海運業の運賃・用船料市況は、世界経済の動向、船腹の需給バランス等の影響を受け、常に変動しております。当社グループは、鉄鋼原料輸送を中心とした長期契約を志向して事業基盤の安定・強化を図っておりますが、市場ニーズに対応するため中短期契約で運航する船舶の比率が一定程度存在するため大幅な市況変動が大きな損失につながる恐れがあり、そのような状況の長期化は当社の事業基盤を損なう可能性があります。 当社グループは、今後も長期契約による事業基盤の安定・強化を図りつつ、適切な船隊ポートフォリオの構築、海外顧客向けビジネスの拡大、内航海運事業との総合力強化等により、市況変動に耐えられるよう不断の体質改善に努めます。 ⑨ 為替変動リスク 当社グループの外航海運事業における商取引は、大部分が米ドルその他の外国通貨建てで行われております。 従って、当社グループの業績および財務状況は外国為替レートの変動により影響を受けることがあります。当社グループは、為替予約等のヘッジ取引により常に変動する外国為替レートにかかるリスクの影響を一定程度まで低減する方針ですが、必ずしもこれを完全に回避できるものではなく、大幅な外国為替市場の変動により、影響を被ることがあります。 ⑩ 金利変動リスク 当社グループは、船舶取得を中心とした設備投資のため、内部資金を充当する他、借入による資金調達を行っております。この借入による資金には変動金利で調達する部分もあり、当社グループでは金利情勢勘案の上、金利固定化等により、金利変動の影響を軽減するよう努めておりますが、将来の金利変動により資金調達コストが変動し、当社グループの業績および財務状況が影響を受ける可能性があります。また、金利固定化により金利変動の影響を軽減することは、一方で市場金利下落の場合に、それにより生じ得た利益を逸失する可能性があります。また、金利固定化の期間中に条件の変更や対象設備の処分等により途中解約を余儀なくされた場合には、解約料を負担することがあります。 ⑪ 燃料油価格変動リスク 当社グループで運航する船舶の燃料油価格は、原油市場の動向を反映して変動するため、当社グループの損益は燃料油価格の変動により影響を受けることがあります。当社グループでは燃料油価格調整条項がある輸送契約の締結や、購入価格が割安となる数量契約を推進することに加えて、購入燃料油の一部に対し、燃料油スワップ等による価格の固定化を行い、価格変動の影響を抑えるための対策をとっております。しかしながら、燃料油価格が急騰する局面では価格固定化を行わない部分につき、損失を被ることがあります。その一方、燃料油価格の下落局面においては、価格固定化を行った部分について、精算損が発生することがあります。 ⑫ 投資に関するリスク 当社グループは、船隊整備のための投資計画を有しておりますが、今後の海運市況や金融情勢等によって、これらが計画どおりに進捗しない場合、当社グループの業績および財務状況が影響を受ける可能性があります。また、技術革新への対応が遅れることによる事業機会の喪失および、新技術の台頭による既存船腹の陳腐化のリスクがあります。 当社グループは先進技術導入によりデータやデジタル技術を活用し、輸送の最適化と競争力強化ならびに輸送 サービスの環境性能を向上させるよう努めております。 ⑬ 船舶の売却等にかかる損失に関するリスク 当社グループは、海運市況により、または船舶の技術革新による陳腐化や公的規制の変更等による使用制限等により、当社グループ保有の船舶を売却する場合があります。また、当社グループが用船する船舶の用船契約を中途解約する場合があります。その結果として、当社グループの業績および財務状況が影響を受ける可能性があります。 ⑭ 固定資産の減損損失計上に関するリスク 当社グループは、事業環境や市場環境の変動によって保有する船舶等の固定資産について減損損失を計上する場合があり、当社グループの業績および財務状況が影響を受ける可能性があります。 ⑮ 世界各地の政治・経済情勢・自然災害等によるリスク 当社グループの事業活動は、日本を含むアジア、欧米その他の地域に及んでおり、各地域における政治・経済状況や、各地で発生する自然災害等により影響を受ける可能性があります。具体的には以下のようなリスクがあります。これらの事象が発生した場合には、当社グループの業績および財務状況が影響を受ける可能性があります。 a.不利な政治的または経済的要因 b.事業・投資許可、租税、為替管理、独占禁止、通商制限などの公的規制の影響 c.他社との合弁事業・提携事業の動向 d.戦争、暴動、テロ、海賊、ストライキ、その他の要因による社会的混乱 ロシア・ウクライナ情勢や、中東情勢の悪化に伴う紅海・スエズ運河の通航リスク、ホルムズ海峡の事実上の封鎖継続等の今後の動向によって、サプライチェーンの変動や、景気後退により海上荷動きが鈍化し市況軟化等の影響を及ぼす可能性があり、当社としては今後の海上輸送需要の推移を注視し、支配船腹との需給バランスを適切に保つよう注力することで、市況変動への耐性を高めることに努めております。 e.地震、風水害および感染症 大規模な災害や感染症の流行等は、当社グループの従業員の生活だけでなく、地域社会や取引先の活動を制限するため、当社グループの事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。当社は、これら危機的事象に伴う事業中断による事業への影響の極小化ならびに迅速かつ効率的な事業復旧を図るためのオールハザード型事業継続計画(BCP)を策定しております。 当社グループはこれらのリスクに対して内外からの情報収集等を通じてその予防・回避に努めています。 上記のうち、将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、また、当社グループのリスク要因は記載事項に限定されるものではありません。
経営成績の分析 (MD&A)7,371字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績、及び キャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当期における世界経済は、インフレ緩和を背景に金融政策正常化の動きや米国経済の底堅さを受け、全体として堅調に推移しました。一方で、米国の通商政策等による先行きには不透明感が残りました。当社におきましては、長期契約による安定収益に加え、円安による収益の押し上げにも支えられ、2024年度よりスタートした新中期経営計画「FORWARD 2030Ⅱ Challenge for innovation and further growth with U」で掲げた財務目標である営業利益200億円以上、ROE10%以上、Net DER1.0倍以下を達成することができました。 外航海運市況につきましては、当期前半は鉄鉱石や穀物を中心とした堅調な荷動きに支えられ、総じて底堅く推移しました。中盤には一時的な調整局面もみられましたが、その後は年末に向けて再び上昇基調となりました。 内航海運につきましては、火力発電所の運用継続により市況が下支えされましたが、製鉄所の生産調整や資材費の高騰による建築需要の低下が、貨物輸送量の下押し要因となりました。 燃料油価格につきましては、当期の平均消費価格(全油種)は、トン当たり上期約526ドル、下期約441ドル、期中平均で約481ドルと、前期比で約83ドル安となりました。また対米ドル円相場は日米金利差の縮小や前期に進行した円安の反動もあり円高基調となり、上期平均146円50銭、下期平均154円17銭、期中平均で150円33銭と前期比2円50銭の円高となりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ84億13百万円増加し2,963億61百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ160億49百万円減少し1,091億61百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ244億62百万円増加し1,872億円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高2,297億84百万円(前年同期比7.1%減)、営業利益205億29百万円(前年同期比1.5%増)、経常利益210億46百万円(前年同期比10.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益240億95百万円(前年同期比29.4%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 <外航海運事業> ケープ型撒積船(18万重量トン型)市況は、ブラジルおよび豪州の主要港からの鉄鉱石の堅調な出荷や西アフリカからのボーキサイト輸送需要を背景に、前期末の落ち込みから回復基調をたどりました。当期中盤には一時的な調整局面もみられましたが、その後は年末の繁忙期に向けて再び上昇基調となり、12月には主要5航路平均用船料が一時日建て4万4千ドル台を記録するなど、通期では堅調に推移しました。このような市況環境の中、当社では日本製鉄株式会社をはじめとする主要荷主との長期契約による安定収益に加え、3国間輸送による配船効率改善や、中期契約締結による安定収益の積み増し、スポットマーケットでの好採算貨物の獲得に注力するとともに、運航効率の改善にも取り組み、期初計画を上回る収益を達成することができました。 パナマックス型撒積船(7~8万重量トン型)市況は、中国経済の不振による先行き不透明感などにより、6月には主要5航路平均用船料は日建て9千ドル台まで下落しました。その後、南米の記録的な穀物出荷に支えられ、船腹需給が引き締まり7月には日建て1万7千ドル台まで回復しました。下期に入っても石炭や穀物の荷動きは堅調、総じて好調な市況が継続し、3月には中東情勢の緊張、燃料油の高騰から市況は日建て1万8千ドル台を記録しました。このような状況下、計画的な配船と効率運航に努めましたが、市況用船のコスト増加の影響が大きく、期初計画を達成することはできませんでした。 ハンディ型撒積船(2~6万重量トン型)市況は、一部に調整局面がみられたものの、通期では堅調に推移しました。往航では、主力貨物の一つである鋼材の荷動きについて、米国の追加関税や中東の地政学的リスクの影響がみられたものの、中南米向け輸送がこれを補い、概ね底堅く推移しました。当社は、輸送量が増加する中南米向け配船を効率的に活用することで、収益力の向上を図りました。復航では、中長期契約の貨物を活用し、往復航の効率的な配船により安定収益を積み重ね、期初計画を上回る収益を達成いたしました。 近海水域における小型船(1.6万重量トン型以下の船型)市況は、中国の国内内需の低迷から、同国からの輸出鋼材が過去最高を記録する一方、日本から同国向け輸出鋼材は漸減傾向が続いています。大量の中国鋼材によってアジア全体の鋼材荷動量は増加し、市況は大きな変動なく比較的堅調に推移しました。バルク貨物含め鋼材代替貨物の東南アジア向けにも積極的に取組み、バイオマス燃料輸送始め他バルク貨物との往復航効率配船を推進し、期初計画を上回る収益を達成することができました。 VLGC(大型LPG運搬船)は、全ての船舶が定期貸船契約に従事することにより安定収益を確保しています。一部、市況連動契約となっている船舶もありますが、2025年度の市況は総じて堅調だったため、期初計画を上回る収益を達成することができました。 以上の結果、外航海運事業全体としては、売上高は1,970億62百万円(前年同期比8.8%減)、セグメント利益(営業利益)154億89百万円(前年同期比4.8%減)と、前連結会計年度に比べ減収減益となりました。 <内航海運事業> 内航海運事業につきましては、電力需給対応として火力発電所の運用が継続されたことを背景に、バイオマス関連貨物を含む電力関連貨物の輸送量は当初計画を上回りました。鉄鋼原料の輸送量は製鉄所の生産調整により減少しました。セメント関連貨物は、資材費の高騰や人手不足の影響により建築需要が低下し、輸送量が減少しました。 タンカー事業につきましては、LNG輸送は工業用LNG需要増により輸送量は増加したものの、LPG輸送は用船を1隻返船したことや暖冬による国内需要減退による影響により輸送量は減少しました。 以上の結果、内航海運事業全体としては、売上高は327億22百万円(前年同期比4.7%増)、セグメント利益(営業利益)は50億41百万円(前年同期比27.3%増)と、前連結会計年度に比べ増収増益となりました。 <その他> 特記すべき事項はありません。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、354億22百万円の収入(前年同期は348億51百万円の収入)となりました。これは主として税金等調整前当期純利益及び減価償却費の計上等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、19億97百万円の収入(前年同期は82億46百万円の支出)となりました。これは主として船舶の売却による収入77億12百万円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、281億88百万円の支出(前年同期は178億11百万円の支出)となりました。これは主として長期借入れによる収入と長期借入金の返済による支出の差引226億62百万円の支出によるものです。 以上に現金及び現金同等物に係る換算差額を加味した現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末と比較して98億41百万円増加し、656億25百万円となりました。 (参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移 2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   49.8   52.2   56.5   63.2 時価ベースの自己資本比率(%)   35.2   37.9   32.8   58.0 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   2.3   3.1   2.4   1.8 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   36.7   19.6   20.5   25.6 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い (注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 (注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 (注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。 (注4)有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループ(当社及び連結子会社。以下同じ。)が営んでいる事業に「生産、受注」に該当する事項はありません。当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期増減率(%) 外航海運事業(百万円)   197,062   △8.8 内航海運事業(百万円)   32,722   4.7 報告セグメント計(百万円)   229,784   △7.1 その他(百万円)   -   - 計   229,784   △7.1 (注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.前連結会計年度及び当連結会計年度における主な相手先の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対す る割合は次のとおりです。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   比率(%)   金額(百万円)   比率(%) 日本製鉄㈱   115,801   44.8   104,420   44.2 (注)上記の売上高には、商社等を経由したものが含まれております。 また、売上高には、賃積船の運賃が含まれております。 なお、上記以外に総売上高の10%以上を占める相手先はありません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績等 a. 財政状態 当連結会計年度末における総資産は2,963億61百万円となり、前連結会計年度末比84億13百万円増加しました。このうち流動資産は主として有価証券の増加により179億39百万円増加しました。固定資産は主として船舶の減少により、95億27百万円減少しました。 負債合計は前連結会計年度末に比べ160億49百万円減少し、1,091億61百万円となりました。このうち流動負債は主として支払手形及び営業未払金の増加により、42億57百万円増加しました。固定負債は主として長期借入金の減少により、203億6百万円減少しました。 純資産合計は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上と配当金の支払の差引による利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末に比べ244億62百万円増加し、1,872億円となりました。 これらの結果、自己資本比率は前連結会計年度末の56.5%から当連結会計年度末は63.2%に増加しました。 b. 経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高2,297億84百万円(前年同期比7.1%減)、営業利益205億29百万円(前年同期比1.5%増)、経常利益210億46百万円(前年同期比10.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益240億95百万円(前年同期比29.4%増)と、前連結会計年度に比べ減収増益となりました。 なお、当社グループの事業構成は海上輸送業がほぼ全体を占めており、連結売上高に占める外航海運事業の割合は約9割、内航海運事業の割合は約1割となっております。 セグメント別の経営成績については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 c. キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 d. 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しています。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としています。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当期における世界経済は、長期化していたインフレの緩和を背景に一部の国・地域で金融政策の正常化に向けた動きがみられる中、米国経済が底堅く推移したことなどから、全体として比較的堅調に推移しました。一方で、関税措置を含む米国の通商政策やそれに対する各国の対応が、今後の世界経済や貿易動向に与える影響については引き続き不透明感が残る状況となりました。このような状況下、当社におきましては、為替レートが前年同期比円高で推移したこともあり、売上高は減少したものの、当初より計画していた老齢船の売却を着実に実行し売却益を計上したことなどから、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比で増益となりました。 次期の事業環境は、各国の通商政策(関税措置を含む)やそれに対する各国の対応、ならびに地政学的リスクの高まり等が、貨物輸送需要やトレードパターンに及ぼす影響を現時点で見通しにくい状況にあります。一方、海上荷動きについては、一部航路の通航制限等の影響が懸念されるものの、鉄鉱石やボーキサイトなどドライバルク貨物全体の輸送需要は堅調に推移する見込みと想定しています。 当社では、今後起こり得る事業上のリスクに対し細心の注意を払い、事業運営を行ってまいります。 ③ 資本の財源及び資金の流動性 a. 資金需要 当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは当社グループの外航海運事業と内航海運事業に関わる船費、借船料、運航費等と各事業についての一般管理費等があります。また、設備資金需要としては船舶投資に加え、情報処理システムのための無形固定資産投資等があります。 当連結会計年度に実施した設備投資の総額は55億47百万円で、その主なものは船舶であります。また当連結会計年度末における船舶の新設に対する投資予定額は553億23百万円(既支払額153億9百万円を含む)であります。 b. 財務政策 当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、事業計画に基づく資金需要、金利動向等の調達環境、既存借入金の償還時期等を考慮の上、内部資金の活用及び国内金融機関からの借入により安定性を重視した資金調達を行っております。 当社グループの主要な事業資産である船舶の調達に当たっては、財政状態のバランスを図る観点から、船主からの用船も考慮に入れ、当社グループ全体の有利子負債を過度に増加させることなく、低コストかつ安定的な船隊の整備を行っております。当連結会計年度末の有利子負債残高は636億2百万円となりました。 また突発的な資金需要に対しては迅速かつ確実に流動性資金を確保すべく、複数の国内金融機関と複数年にわたり総額90億円のコミットメントラインを設定しており、流動性を補完しております。 c. キャッシュ・フロー 「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 外航海運事業は、為替・燃料油価格・海運市況などの外部要因によって期間損益が左右されることに加え、他産業と比べて相対的に設備投資額が大きいという構造的な課題を抱えています。当社では、こうした業種特有の課題を強く意識した経営指標として、営業利益・ROE(自己資本利益率)・ネットD/Eレシオ(実質負債資本倍率)の3つに着目しています。営業利益は事業収益の規模感の、ROEは自己資本に対しての収益効率性の、ネットD/Eレシオは財務健全性の目安としています。2025年度の連結営業利益は205億29百万円、ROEは13.8%、Net DERは△0.01倍となり、2027年度目標を前倒しで達成することができました。2027年度に向けては引き続き安定した収益基盤を整備しながら、上記目標を達成することを目指しています。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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