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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

センコーグループホールディングス

SENKO Group Holdings Co.,Ltd.9069 · Prime · 陸運業

総合物流システム集団。陸海空の運送・倉庫・物流センター運営から商事、介護、容器製造まで幅広く手掛ける

概要

センコーグループホールディングスは1946年創業の総合物流企業である。トラック・鉄道・海上輸送、倉庫、国際物流などを全国展開し、2026年3月期の連結営業収益は8,996億円、従業員数は27,835人に達する。物流を核としながら、M&Aで商事・貿易、ライフサポート、ビジネスサポート、プロダクトの5部門に事業を拡大してきた。

5部門で構成する事業ポートフォリオ

グループは物流、商事・貿易、ライフサポート、ビジネスサポート、プロダクトの5部門で構成される。2026年3月期の営業収益は物流が5,744億円(構成比64%)、商事・貿易が1,929億円(21%)、ライフサポートが685億円(8%)、ビジネスサポートが175億円(2%)、プロダクトが457億円(5%)である。物流部門が中核だが、非物流部門も着実に存在感を高めている。

全国428棟の倉庫ネットワーク

グループは全国の主要拠点に428棟の複合機能型倉庫を保有する。保管・配送・流通加工・情報機能を組み合わせた「PDセンター」型の倉庫が特徴で、1980年に開設した南港PDセンターを皮切りに、各地に展開してきた。2025年にはグループ最大規模となる浦和物流センター(埼玉県さいたま市)を開設。また、トラック中継輸送専用施設「TSUNAGU STATION」を浜松・新富士・広島に設け、長距離輸送の効率化を図っている。

3モードを駆使した物流と国際展開

トラック輸送では特別積合せ貨物運送を柏-小牧、岡山-摂津、横浜-坂戸の3系統で運行。鉄道利用運送では全国62か所の貨物駅・オフレールステーションを拠点とする。海上運送では内航・外航の不定期航路で重油・化学品・鋼材などを輸送するほか、国際運送取扱業も手掛ける。海外では中国・韓国・タイ・ミャンマー・ベトナム・オーストラリアなどに物流センターを開設し、グローバルネットワークを拡大している。

M&Aで多角化する非物流事業

物流を起点としながら、グループは積極的なM&Aで事業領域を広げてきた。商事・貿易ではアスト、スマイルを傘下に収め、紙製品や日用雑貨品の卸売を展開。ライフサポートでは介護事業(ビーナス)やスポーツ施設運営(COSPAウエルネス)に進出。ビジネスサポートでは情報処理やBPOを手掛ける。プロダクト部門では2022年に中央化学を子会社化し、プラスチック容器の製造販売に参入した。

業界の中での役割は物流・サプライチェーン全般をカバーする総合物流サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
8,996億円
営業利益
370億円
営業利益率
4.1%
純利益
193億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
物流事業5,744億円63.9%341億円5.9%
商事・貿易 事業1,930億円21.5%37億円1.9%
ライフ サポート事業685億円7.6%19億円2.8%
プロダクト事業458億円5.1%7億円1.5%
ビジネス サポート事業176億円2.0%27億円15.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01物流主力

貨物自動車運送、鉄道利用運送、海上運送、国際運送取扱、倉庫業、構内作業、物流センター運営等を全国展開。複合的な物流サービスを提供。

主な製品・サービス7
貨物自動車運送
一般貨物自動車運送及び特別積合せ貨物運送によるトラック輸送サービス。
鉄道利用運送
全国の貨物駅を利用した鉄道コンテナ輸送の手配・運行。
海上運送
内航・外航の不定期航路による重油・化学品・鋼材等の海上輸送。利用運送も含む。
倉庫業
全国主要拠点に428棟の複合機能型倉庫を有し、保管・配送・流通加工・情報機能を提供。
国際運送取扱業
海外との輸出入貨物の通関・フォワーディング等の国際物流サービス。
構内作業
荷主の工場・倉庫内における原材料・製品の包装、移動、仕分け等の作業。
物流センター運営
荷主向けの物流センター全体の運営受託。

02商事・貿易準主力

石油販売、商事販売、紙製品・日用雑貨品販売及び貿易事業等を展開。物流グループの商流機能を担う。

03ライフサポート副次

総合卸売・小売、介護事業・高齢者向け施設運営、スポーツ施設運営等。生活関連サービスを提供。

04ビジネスサポート副次

情報処理受託、事務処理代行、コールセンター事業等。企業向けバックオフィス支援サービス。

05プロダクト副次

合成樹脂等を原料とする食品用・貯蔵用・輸送用・医療用容器、包装用フィルム・シートの製造販売。中央化学が中核。

主な製品・サービス2
食品用・医療用等の容器
合成樹脂及びその他素材を原材料とする、食品・医療等向けのプラスチック容器。
包装用フィルム・シート
食品包装等に使用されるプラスチックフィルム・シートの製造販売。

製品と技術

トラック・鉄道・海上の複合一貫輸送

トラック輸送では、特別積合せ貨物運送として柏-小牧(380km)、岡山-摂津(185km)、横浜-坂戸(90km)の3路線を運行。鉄道利用運送では北海道から九州まで62か所の駅・オフレールステーションをネットワークし、コンテナ輸送を手配する。海上運送では内航で重油・化学品・鋼材などを不定期航路で輸送し、外航ではアジア向けケミカルタンカー事業も展開する。バルクコンテナ一貫物流システムは2010年に国土交通大臣賞を受賞した。

全国428棟の倉庫とPDセンター運営

グループは保管・配送・流通加工・情報機能を一体化した複合機能型倉庫を428棟保有し、物流センターの運営受託も行う。代表的な施設として、南港PDセンター(大阪)、浦和物流センター(埼玉、グループ最大)、京都PDセンター、厚木ロジスティクスセンターなどがある。温度管理が必要な貨物向けに定温エリアを備えた倉庫も新設し、食品・医療品物流に対応している。

中央化学が手掛けるプラスチック容器

プロダクト事業の中核である中央化学は、合成樹脂を原料とする食品用・医療用・貯蔵用・輸送用のプラスチック容器および包装用フィルム・シートを製造・販売する。同社は2022年12月に子会社化され、グループにものづくりの機能をもたらした。容器は軽量で衛生面に優れ、食品業界や医療現場で広く使用されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

陸運業のなかでの位置

総合物流で国内3位、鉄道非保有

センコーグループHDは、総合物流事業を中核とし、2026年3月期に売上高9000億円弱を計画する陸運業の中堅企業。同業のSBSホールディングスと比較すると売上規模で優位だが、鉄道・不動産事業を併せ持つ東武鉄道や東急といった大手私鉄グループとはビジネスモデルが異なり、鉄道インフラを持たない純粋な物流特化型である。近年はM&Aで事業領域を拡大し、営業利益率4%前後と業界平均並みの収益力を維持している。

強み

  • 保管・配送・国際物流など幅広いサービスを提供し、国内物流業界で売上高上位に位置する。
  • 積極的な買収で事業規模を拡大し、2024年度は売上高8546億円と前期比9.8%増を見込む。
  • 営業利益率4%前後を維持し、物流需要の拡大を背景に安定的な収益を確保している。
  • アパレル・食品・電機など多業種の取引先を有し、特定業種への依存度が低い。

課題

  • 物流業界全体でドライバー不足が進行し、採用・運賃コストの上昇圧力が続く。
  • 国際物流に強みを持つ同業SBSに比べ、海外売上比率が低くグローバル展開が課題。
  • 営業利益率4%と低く、同業大手私鉄グループ(6-8%)と比べて収益性で劣る。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

物流・運輸の時価総額近傍。太字がセンコーグループホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19076セイノーホールディングス5,154億円18.9倍
29006京浜急行電鉄4,285億円15.3倍
39065山九4,266億円13.1倍
47003三井E&S4,241億円10.8倍
51332ニッスイ4,027億円14.3倍
69069センコーグループホールディングス3,915億円19.7倍
79048名古屋鉄道3,709億円18.1倍
84666パーク243,435億円9.2倍
99045京阪ホールディングス3,425億円9.6倍
109044NANKAI3,362億円13.6倍
119303住友倉庫3,233億円18.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。

会社の歴史

沿革 85件

扇興運輸として創業した1946年

1946年7月、大阪で扇興運輸商事株式会社として設立。同年11月に扇興運輸株式会社と改称した。当初は海上運送と鉄道利用運送が主軸で、1950年には宮崎県で一般貸切貨物自動車運送事業の免許を取得し、トラック輸送に参入。1954年には特別積合せ貨物運送(路線事業)を開始し、全国的な輸送網の基礎を築いた。

コンピュータ導入と「センコー」への改称

1965年、物流業界に先駆けてコンピュータを導入し、業務効率化を推進。1961年に大阪証券取引所第2部に上場し、1975年には第1部に昇格した。1973年10月、社名をセンコー株式会社に変更。この間、1970年に物流コンサルティングを開始し、1977年にはシベリア・ランド・ブリッジサービスを開始するなど、国際物流にも乗り出した。

倉庫網の拡充とチェーンストア物流への進出

1980年、大阪の南港に最初のPDセンターを開設し、複合機能倉庫の展開を開始。1985年には量販・小売店向けの納品代行システムを稼働させ、チェーンストア物流事業に参入。1990年に東京証券取引所第1部に上場。1990年代にはISO9002やISO14001の認証を各地で取得し、品質・環境管理体制を整えた。

持株会社移行とM&A加速の2010年代

2017年4月、センコーグループホールディングスに商号変更し、持株会社体制へ移行。同時期からM&Aが急増し、2014年のランテック(低温物流)を皮切りに、2017年には日本マリン・栄吉海運(海運)、SKYLIFT(国際航空)、ブルーアース(フィットネス)などを買収。2018年にはベトナム・中国に物流センターを開設し、海外展開も加速した。

1兆円規模を目指す近年の拡大路線

2020年代に入ってもM&Aの勢いは衰えず、2020年の寺内、UACJ物流、2021年のAIRROAD(オーストラリア)、2022年の中央化学、2023年の日制警備保障、2025年の丸運など、物流・非物流双方で大型買収を実施。2026年3月期の営業収益は8,996億円に達し、中期経営計画で目標とする1兆円超えが視野に入っている。

年表85件を開く

1940年代

  • 1946年7月創業扇興運輸商事株式会社を設立
  • 1946年11月商号変更扇興運輸株式会社に社名変更
  • 1949年10月海上運送業および海上運送取扱業、海運仲立業、海運代理店業を登録(当時は、海上運送業および海上運送取扱業は届出登録制)

1950年代

  • 1950年12月宮崎県で通運(鉄道利用運送)免許を取得、その後全国で通運事業(鉄道利用運送事業)を展開 宮崎県で一般貸切貨物自動車運送事業免許を取得し、自動車運送事業を開始(現在は沖縄県を除く全都道府県の営業区域で許可を受け、一般貨物自動車運送事業を展開)
  • 1954年4月特別積合せ貨物運送事業(路線事業)を開始
  • 1959年7月倉庫業の認可取得

1960年代

  • 1961年10月上場大阪証券取引所市場第2部に上場
  • 1965年10月業界に先駆けてコンピュータを導入

1970年代

  • 1970年10月物流コンサルティングを開始
  • 1973年10月商号変更センコー株式会社に社名変更
  • 1975年3月上場大阪証券取引所市場第1部に上場
  • 1977年8月日本・極東と中近東・欧州間のシベリア・ランド・ブリッジサービスを開始
  • 1978年7月引越事業に本格進出

1980年代

  • 1980年8月南港PDセンター(大阪市)開設により、総合複合機能倉庫(PDセンター)建設に着手
  • 1984年11月センコー情報システム株式会社を事業主体としてVAN事業を開始
  • 1985年3月量販・小売店向け納品代行システムが稼働、チェーンストア物流事業を開始
  • 1987年11月住宅資材物流センターを開設し、住宅資材の物流システムが稼働

1990年代

  • 1990年2月上場東京証券取引所市場第1部に上場
  • 1991年10月日本 / 米国間の国際VANネットが完成し、サービス開始
  • 1996年7月総合交通・物流研修施設クレフィール湖東(滋賀県東近江市)を開設
  • 1996年10月神奈川支店が国際標準化機構の品質規格であるISO9002の認証を取得、以降各地の部支店が取得
  • 1997年12月大連(中国)で物流センター事業を開始
  • 1998年2月船舶の安全管理システムの国際規格である「ISM」の適合証書を取得

2000年代

  • 2000年5月ロジスティクスシステム「ベストパートナーシステム」が稼働
  • 2001年4月名古屋支店が国際標準化機構の環境規格であるISO14001の認証を取得、以降各地の部支店が取得
  • 2004年6月日本と中央アジア間で、チャイナ・ランド・ブリッジを活用した輸送サービスを開始
  • 2004年7月創業S-TAFF株式会社を設立し、人材派遣事業に進出
  • 2008年4月創業3PL事業と物流コンサルティング事業を行う、ロジ・ソリューション株式会社を設立
  • 2009年2月M&A東京納品代行株式会社を子会社化
  • 2009年7月M&A株式会社丸藤を子会社化

2010年代

  • 2010年3月創業株式会社センコースクールファーム鳥取を設立し、農業に進出
  • 2010年11月バルクコンテナ一貫物流システムで、第7回エコプロダクツ大賞で国土交通大臣賞を受賞
  • 2011年5月電力使用量削減の取り組みで、日本物流団体連合会から第12回物流環境大賞を受賞
  • 2011年7月ケンタッキー物流センター(アメリカ)を開設
  • 2011年9月M&A株式会社スマイルを子会社化
  • 2013年10月M&Aアスト株式会社を子会社化
  • 2014年3月KO-SENKO 物流センター(韓国)を開設
  • 2014年10月M&A株式会社ランテックを子会社化し、低温物流事業に本格進出
  • 2015年9月レムチャバン物流センター(タイ)を開設
  • 2016年4月M&Aアクロストランスポート株式会社を子会社化
  • 2016年10月M&A株式会社けいはんなヘルパーステーション(現:ケアテラス株式会社)を子会社化し、介護事業に本格進出
  • 2016年10月ヤンゴン・ロジスティクスセンター(ミャンマー)を開設
  • 2017年4月商号変更センコーグループホールディングス株式会社に社名変更し、持株会社体制に移行
  • 2017年4月M&A日本マリン株式会社と栄吉海運株式会社を子会社化し、海運事業を拡大
  • 2017年4月M&ASKYLIFT CONSOLIDATOR (PTE) LTDを子会社化し、国際航空輸送事業に進出
  • 2017年9月M&A株式会社ブルーアース(現:株式会社ブルーアースジャパン)を子会社化し、フィットネス分野に進出
  • 2017年10月M&A安全輸送株式会社を子会社化
  • 2017年10月M&A株式会社ビーナスを子会社化し、介護予防サービス事業に進出
  • 2018年1月フォーノイ・ロジスティクスセンター(ベトナム)を開設
  • 2018年5月青浦物流センター(中国)を開設
  • 2018年7月鉄道利用によるモーダルシフト案件で、日本物流団体連合会から物流環境大賞を受賞
  • 2018年9月M&ABest Global Logistics Co., Ltd.を子会社化
  • 2018年10月北京物流センター(中国)を開設
  • 2019年10月M-SENKOロジスティクスセンター(タイ)を開設

2020年代

  • 2020年2月「東京イーストサイド ホテル櫂会」グランドオープン
  • 2020年8月M&A株式会社プロケアを子会社化し、子育て事業に進出
  • 2020年10月国連グローバル・コンパクトへ参加
  • 2020年11月M&A寺内株式会社を子会社化し、生活支援事業を拡大
  • 2020年12月M&A株式会社UACJ物流を子会社化し、重量物輸送を拡大
  • 2020年12月M&Aナガセ物流株式会社(現:センコーナガセ物流株式会社)を子会社化し、ケミカル物流事業を 強化
  • 2021年2月M&Aアズフィット株式会社を子会社化し、家庭紙卸売業を拡大
  • 2021年4月M&AAIRROAD PTY LIMITEDを子会社化し、ASEAN・オセアニア地域で3PL事業を拡充
  • 2021年10月M&A株式会社セルフ・グロウを子会社化し、外国人人材の雇用拡大に対応
  • 2021年11月M&Aダイヤクリーニング株式会社を子会社化し、クリーニング事業に進出
  • 2022年1月M&A株式会社カルタスを子会社化し、家庭紙卸業界でのグループシェアの拡大
  • 2022年1月M&AAIR PLANNERS (S) PTE.LTD.を子会社化し、国際物流事業のさらなる拡大
  • 2022年4月M&AKyoudou Project株式会社を子会社化し、さらなる外国人の派遣事業を拡大
  • 2022年4月商号変更東京証券取引所の市場見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に変更
  • 2022年7月M&A株式会社オージースポーツ(現:株式会社COSPAウエルネス)を子会社化し、ライフサポート事業の成長を促進
  • 2022年12月M&A中央化学株式会社を子会社化し、プロダクト事業に進出
  • 2023年2月M&A日制警備保障株式会社を子会社化し、総合人材ビジネス事業を拡大
  • 2023年2月M&A株式会社オーナミを子会社化し、国内外の重量物輸送事業を拡大
  • 2023年7月M&A長崎運送株式会社を子会社化し、物流・工事事業の拡大と全国ネットの輸送力を強化
  • 2023年12月M&A株式会社SERIOホールディングスを子会社化し、子育て支援事業のさらなる拡大
  • 2024年2月M&AINFOLOG PTE. LTD.を子会社化し、国際物流のシステム強化やロボティクスを推進
  • 2024年3月M&ASimon Transport Pty. Ltd.を子会社化し、オーストラリアでの物流事業を拡大
  • 2024年5月M&A株式会社オプラスを子会社化し、和歌山エリアの配送網を強化し、物流事業を拡大
  • 2024年5月M&A株式会社日東テクノブレーンを子会社化し、拡大するBPOニーズへの対応を強化
  • 2024年7月M&A株式会社七彩を子会社化し、建物のデザインや工事における商事・貿易事業の提案力を強化
  • 2024年8月トラック中継輸送専用施設 TSUNAGU STATION浜松(静岡県浜松市)を開設
  • 2025年4月M&APDS International Pvt. Ltd.を子会社化し、インドでのフォワーディング事業を拡大
  • 2025年8月グループ最大規模となるセンコーグループ浦和物流センター(埼玉県さいたま市)を開設
  • 2025年9月M&A株式会社ベリテを子会社化し、商事・貿易事業の領域を拡大
  • 2025年11月M&ATotal Fresh Connection Pte. Ltd.を子会社化し、海外コールドチェーンネットワークを拡大
  • 2026年3月M&A株式会社丸運を子会社化し、物流における事業領域のさらなる拡大

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業収益2026年度まで10,200億円
  • 営業利益2026年度まで430億円
  • 営業利益率2026年度まで4.2%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存事業の拡大と深化

    物流事業では成長領域での事業拡充、冷凍冷蔵物流の拡大、海外新規拠点開設、海運グループのシナジー強化を進める。商事事業では新商材・海外事業・M&Aによる拡大、物流費抑制、運営体制整備を行う。

  2. 02

    成長事業の創出と育成

    ライフサポート事業の収益性向上とグループ連携強化、ビジネスサポート事業(不動産・人材派遣等)の拡大、プロダクト事業(ものづくり)の基盤強化と物流改善を推進する。

  3. 03

    ESG+H経営への取り組み

    2050年カーボンニュートラルに向けたCO2削減、ダイバーシティ&インクルージョン教育の推進、コンプライアンス徹底、スポーツ・文化イベントによる健康増進に取り組む。

  4. 04

    グループ経営の高度化

    資本コストや株価を意識した経営、デジタル技術活用による認知度向上、ITセキュリティ・DX教育強化、省力化技術の研究開発、グループシナジー創出、取引先連携を進める。

  5. 05

    働きがいと個人の成長の実現

    表彰制度による挑戦する風土の醸成、グループ間交流・人材交流、研修や社内大学による人材育成、従業員持株会の拡大を通じて、従業員の成長と満足度向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で27,835人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は816万円で、9期前と比べて+17.1%平均年齢は43.9歳、平均勤続年数は11.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月12,889
2018年3月14,496
2019年3月69746.217.216,004
2020年3月72545.715.816,693
2021年3月69245.914.819,194
2022年3月70645.314.620,135
2023年3月69844.414.123,095
2024年3月67245.413.225,459
2025年3月68845.310.226,671131
2026年3月81643.911.027,835133

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)50.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社44(国内 27 / 海外 17) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
センコー㈱ — 大阪市北区1,212億円
物流事業
本社 — 東京都江東区898億円
全社(共通)
㈱ランテック — 福岡市博多区510億円
物流事業
㈱丸運 — 東京都中央区197億円
物流事業
中央化学㈱ — 埼玉県鴻巣市103億円
プロダクト事業
㈱オーナミ — 大阪市西区8,808百万円
物流事業
Simon Transport Pty. Ltd. — Australia Queensland8,268百万円
物流事業
M-Senko Logistics Co.,Ltd. — Thailand SamutPrakan5,221百万円
物流事業
センコー汽船㈱ — 東京都江東区3,303百万円
物流事業
㈱セリオ — 大阪市北区3,299百万円
ライフサポート事業
ほか28件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    センコー㈱(注)2、4
    大阪市 北区
    議決権100.0%
  • 国内
    センコーエーラインアマノ㈱
    東京都 江戸川区
    議決権100.0%
  • 国内
    アクロストランスポート㈱
    東京都 港区
    議決権100.0%
  • 国内
    東京納品代行㈱
    千葉県 市川市
    議決権100.0%
  • 国内
    安全輸送㈱
    横浜市 戸塚区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱UACJ物流
    名古屋市 港区
    議決権66.7%
  • 国内
    センコーナガセ物流㈱
    兵庫県 尼崎市
    議決権85.0%
  • 国内
    ㈱丸運
    東京都 中央区
    議決権57.8%
  • 海外
    丸運物流(天津)有限公司
    中国 天津市
    議決権100.0%
  • 海外
    SENKO INTERNATIONAL PTE. LTD. (注)2
    Singapore
    議決権100.0%
  • 国内
    センコーインターナショナル㈱
    東京都 江東区
    議決権100.0%
  • 海外
    SENKO (U.S.A.) INC.
    USA Georgia
    議決権100.0%
残りのグループ会社32社を開く
  • SENKO Logistics Mexico, S.A.de C.V.Mexico Queretaro100%
  • 大連三興物流有限公司中国 遼寧省51%
  • Senko Logistics Distribution (Thailand)Co.,Ltd.Thailand Chonburi100%
  • M-Senko Logistics Co.,Ltd. (注)2Thailand SamutPrakan50%
  • AIR PLANNERS (S) PTE.LTD.Singapore100%
  • SENKO DISTRIBUTION SERVICE (VIETNAM) CO.,LTDVietnam Hung Yen100%
  • Simon Transport Pty. Ltd.Australia Queensland75%
  • AIRROAD PTY LIMITEDAustralia New South Wales100%
  • NH-SENKO Logistics Co.,Ltd.韓国 慶尚南道 昌原市55%
  • 日本マリン㈱東京都 港区60%
  • センコー汽船㈱東京都 江東区100%
  • ㈱オーナミ大阪市 西区67%
  • ㈱ランテック(注)2福岡市 博多区100%
  • センコー商事㈱東京都 江東区100%
  • ㈱スマイル東京都 江東区100%
  • アスト㈱大阪市 中央区70%
  • ㈱カルタス東京都 品川区100%
  • アズフィット㈱東京都 品川区80%
  • ㈱SENKO International Trading東京都 江東区100%
  • ㈱ベリテ横浜市 神奈川区50%
  • 寺内㈱大阪市 中央区100%
  • ㈱COSPAウエルネス大阪市 中央区100%
  • ㈱セリオ大阪市 北区100%
  • ㈱SERIOホールディングス大阪市 北区100%
  • センコー情報システム㈱大阪市 中央区100%
  • 中央化学㈱(注)2埼玉県 鴻巣市100%
  • 海城中央化学有限公司中国 遼寧省100%
  • 無錫中央化学有限公司中国 江蘇省100%
  • 上海中央化学有限公司中国 上海市100%
  • 環菱中央化学管理有限公司中国 上海市100%
  • 東莞中央化学有限公司中国 広東省100%
  • センコー・プライベートリート投資法人(注)大阪市 北区34%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は8,996億円営業利益370億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.3%、利益が+6.0%。

売上高
+5.3%
8,996億円
営業利益
+6.0%
370億円
純利益
+3.8%
193億円
営業利益率
4.1%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1.0兆円8,996億円
営業利益430億円370億円
純利益234億円193億円
1株あたり配当¥56¥56

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2,487億円、営業利益は107億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q4,92121
2019年4Q5,29621
2020年4Q5,70012
2021年4Q5,72426
2022年4Q6,23125
2023年4Q6,9634
2024年4Q7,7847
2025年4Q8,5461802.181
2026年4Q8,9962082.3106
2027年1Q2,4871074.364

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,935億円から8,996億円へ3.1倍に増えた。直近期の営業利益率は4.1%。売上は13期、純利益は13期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
アスト株式会社を子会社化
2013年3月2,93510152
株式会社ランテックを子会社化し、低温物流事業に本格進出
2014年3月3,33911365
レムチャバン物流センター(タイ)を開設
2015年3月3,98413271
アクロストランスポート株式会社を子会社化
2016年3月4,34017285
日本マリン株式会社と栄吉海運株式会社を子会社化し、海運事業を拡大
2017年3月4,55417390
Best Global Logistics Co., Ltd.を子会社化
2018年3月4,92117395
M-SENKOロジスティクスセンター(タイ)を開設
2019年3月5,296199117
株式会社プロケアを子会社化し、子育て事業に進出
2020年3月5,700207121
アズフィット株式会社を子会社化し、家庭紙卸売業を拡大
2021年3月5,724222142
株式会社カルタスを子会社化し、家庭紙卸業界でのグループシェアの拡大
2022年3月6,231261152
日制警備保障株式会社を子会社化し、総合人材ビジネス事業を拡大
2023年3月6,963262153
INFOLOG PTE. LTD.を子会社化し、国際物流のシステム強化やロボティクスを推進
2024年3月7,784305159
PDS International Pvt. Ltd.を子会社化し、インドでのフォワーディング事業を拡大
2025年3月8,5463493384.1186
株式会社丸運を子会社化し、物流における事業領域のさらなる拡大
2026年3月8,9963703524.1193

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高8,996億円のうち、営業利益として残るのは370億円4.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は193億円、売上の2.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金83.7%7,533億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.1%1,093億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.1%370億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比3.1pt
4.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.0pt
2.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.3pt
8.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが611億円、投資CFが−619億円で、差し引きのフリーCFは−8億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は894億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月110−62−2648157
2014年3月107−250146−143177
2015年3月192−1806212255
2016年3月161−23−215138178
2017年3月208−37−86171262
2018年3月246−37099−124238
2019年3月270−158−132112228
2020年3月311−180−92131271
2021年3月319−463368−144504
2022年3月319−46158−142422
2023年3月477−523177−46561
2024年3月512−625332−113793
2025年3月447−5805−133673
2026年3月611−619212−8894

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は8,220億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,642億円で、自己資本比率は27.6%(業種中央値40.1%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,0816731,40831.3
2014年3月2,4367231,71327.8
2015年3月2,8539271,92628.4
2016年3月2,6951,0001,69532.6
2017年3月2,8601,1411,71935.1
2018年3月3,3401,1812,15933.7
2019年3月3,4051,2692,13635.0
2020年3月3,5631,3422,22135.1
2021年3月4,3611,4612,90030.9
2022年3月4,8081,6093,19930.5
2023年3月5,8191,7914,02827.6
2024年3月6,8612,0464,81526.1
2025年3月7,1872,4324,75530.2
2026年3月8,2202,6425,57827.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
940億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,339億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
235億円
在庫として抱えている分
負債合計
5,578億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
56
/ 100
安定性自己資本比率18 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

陸運業 56社との比較

同じ陸運業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り56社中25位あたり、逆に低いのは自己資本比率56社中53位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.7%/中央値 8.4%
P25 6.0%P75 10.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
4.1%/中央値 7.2%
P25 4.9%P75 10.9%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
27.6%/中央値 40.1%
P25 32.4%P75 54.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.3%/中央値 4.5%
P25 2.6%P75 7.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.5%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,228.5で、1年前と比べて+13.2%過去52週の値幅のなかでは78%の位置にある。

¥2,228.5-1.2%1ヶ月+1.5%1年+13.2%時価総額3,915億円
過去52週の値幅
安値¥1,695高値¥2,378.5

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.7倍
PER (会社予想)16.0倍
PBR1.61倍
配当利回り2.51%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で5.05%上昇し、8月18日に2342円まで上昇。25日線2239円を+2.6%上回り、75日線2045円と200日線1954円は上回る。52週高値2378円に接近し、RSI68.9と上昇基調。7月半ばの2042円から緩やかな上昇が続き、8月に入り出来高を伴いながら高値を更新。52週安値1695円からの上昇は35.5%。需給改善とセクターの物色が背景。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 52/100)

PERは20.23倍で業界平均の15.59倍を上回り、PBRも1.66倍と平均の1.07倍を大きく超える。一方、予想PERは16.4倍と改善見込みで、ROEは8.7%と平均並み。配当利回りは2.44%と平均の2.33%を上回るが、配当性向が541.41%と異常に高く、持続性に懸念。割安とは言えないが、収益改善と配当利回りの高さから、ほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.7倍15.7倍
PER (予想)16.0倍
PBR1.61倍1.07倍
ROE8.7%8.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

物流業界は人手不足と燃料高で環境が厳しく、収益性改善が最大の焦点。強気派は、M&Aによる規模拡大と効率化の進展、さらに3PL需要の成長を評価。弱気派は、既存事業の低採算性と価格競争の激化を懸念する。

プラスに働く材料7
  • M&Aによる規模拡大

    売上高は2023年3月期から2026年3月期予想まで約30%増加。

  • 3PL需要の伸び

    アウトソーシング需要で物流受託が拡大傾向。

  • 効率化の進展

    営業利益率は2025年3月期4.08%、2026年3月期予想4.11%と微増。

  • 売上高8,996億円、前期比5.3%増と拡大継続通年影響

    2025/3期8546億円→2026/3期8996億円。3期連続で増収している

  • 営業利益370億円、前期比21億円増益決算発表後影響

    営業利益は349億円→370億円。売上増と効率化で増益を確保

  • 純利益193億円、3期連続増益決算発表後影響

    純利益は159→186→193億円と3期連続で増加。EPS成長が株価を下支え

  • 外国人持株比率31.92%と高く、物色人気継続影響

    外国人持株比率は31.92%。インデックス需要やアクティブ資金の選好対象

マイナスに働く材料7
  • 人手不足と人件費増

    ドライバー不足で人件費が上昇、利益を圧迫。

  • 燃料費の高止まり

    燃油サーチャージだけでは吸収しきれないコスト増。

  • 低採算事業の存在

    業界全体の供給過剰で価格競争が激しく、利益率は低水準。

  • 営業利益率4.11%と低採算、コスト増に脆弱通年影響

    売上高8,996億円に対し営業利益370億円、利益率4.11%。コスト増の影響を受けやすい

  • 予想PER非開示で業績見通しの透明性不足不定影響

    予想PER非開示で市場コンセンサスが不明。株価評価の裏付けが弱い

  • ROE8.7%は資本コストに届かず、PBR1.65倍は割高感継続影響

    ROE8.7%に対しPBR1.65倍。資本効率が改善しなければ株価は伸び悩む

  • 株価上昇後の利益確定売りリスク継続影響

    1年リターン+13.53%と堅調。短期的な過熱感から戻り売りが出やすい

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性改善の最重要指標
M&Aシナジー効果
買収企業の統合効果がどれだけ出るか
ドライバー充足率
人手不足が事業に与える影響を測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり56で、前期から+8.7%いまの株価に対する利回りは2.51%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥56
1株あたり
配当利回り
2.51%
いまの株価に対して
配当性向
541.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2286.8
2018年3月220.0301.5
2019年3月2618.2107.1
2020年3月260.098.9
2021年3月260.0250.9
2022年3月3430.883.7
2023年3月340.0152.6
2024年3月3811.893.1
2025年3月4621.1116.8
2026年3月508.7541.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥56

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ22,056人。区分でいちばん多いのは外国法人31.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.2%を占め、残る56.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人19.221.619.621.927.131.9
金融機関38.235.939.334.730.928.5
個人・その他17.019.618.119.616.418.4
事業法人24.421.621.421.319.614.7
証券会社1.21.41.62.46.06.5
自己株式2.74.71.21.10.32.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.79
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.13
03センコーグループ従業員持株会4.77
04いすゞ自動車株式会社2.30
05旭化成株式会社2.07
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.98
07積水化学工業株式会社1.93
08野村證券株式会社1.78
09MACQUARIE FINANCIAL LIMITED (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.69
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.56

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-07-31
    ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)
    変更報告
    12.74%
    +0.83pt
  • 2026-07-02
    ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)
    新規の大量保有報告
    0.57%
  • 2026-05-13
    ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)
    新規の大量保有報告
    0.57%
  • 2026-04-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.77%
    +0.12pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+174%、1株純資産は14期で+160%。直近期のROEは8.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月415218.211.955.2
2014年3月525409.88.644.1
2015年3月555819.514.250.5
2016年3月6061410.111.374.9
2017年3月626629.511.686.8
2018年3月637418.913.2301.5
2019年3月7778510.111.9107.1
2020年3月808249.910.598.9
2021年3月9491011.011.2250.9
2022年3月10498610.88.683.7
2023年3月1031,07610.09.2152.6
2024年3月1061,1979.410.893.1
2025年3月1191,2719.412.7116.8
2026年3月1141,3578.715.8541.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額373百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
福田泰久代表取締役社長 経営戦略本部長(兼)プロダクト事業本部長80255,000
佐々木信郎取締役 専務執行役員 管理本部長6963,000
大野茂取締役 専務執行役員 国際事業本部長6116,000
増田康裕取締役 常務執行役員 ライフサポート事業本部長6818,000
堤秀樹取締役 常務執行役員 商事・貿易事業担当6511,000
大越昇取締役 常務執行役員 第1物流事業担当6457,000
杉浦康之取締役728,000
荒木葉子取締役6914,000
奥野史子取締役541,000
白石真澄取締役67
寺浦康子取締役55
上中正敦常勤監査役6651,000
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
竹谷聡常勤監査役6551,000
小原紳一郎常勤監査役642,000
岡野芳郎監査役711,000
吉本惠一郎73

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7162661525637
社外取締役85911709
監査役335114716

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,524字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、総合物流システム集団として、当社と子会社200社及び関連会社14社(2026年3月31日現在)で構成され、物流事業、商事・貿易事業、ライフサポート事業、ビジネスサポート事業、プロダクト事業の5部門に関係する事業を行っており、顧客の多様化、高度化するニーズに対応して高品質、高付加価値のサービスがいつでも提供できるよう体制整備を図っております。 各事業の主な内容は次のとおりであります。なお、この5部門は、「第5 経理の状況 1.(1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 事業区分   事業内容 (1)物流事業   貨物自動車運送事業、鉄道利用運送事業、海上運送事業、国際運送取扱業、倉庫 業、荷主の構内における原材料及び製品の包装・移動等の作業、物流センターの 運営 等 (2)商事・貿易事業   石油販売、商事販売、紙製品・日用雑貨品販売及び貿易事業 等 (3)ライフサポート事業   総合卸売及び小売店事業、介護事業及び高齢者向け施設運営事業並びにスポーツ 施設運営 等 (4) ビジネスサポート事業   情報処理受託業、事務処理に関する受託代行業務、コールセンター事業 等 (5) プロダクト事業   合成樹脂及びその他素材を原材料とする食品用・貯蔵用・輸送用・医療用等の容 器、包装用フィルム・シート等の製造販売 等 (1)物流事業 ① 貨物自動車運送事業 一般貨物自動車運送事業及び特別積合せ貨物運送の許可を受け、運送事業を行っております。 なお、特別積合せ貨物運送としては、下記運行系統で事業を行っております。 運行系統 起点   終点   運行キロ程(㎞) 柏市   小牧市   380.0 岡山市   摂津市   185.0 横浜市   坂戸市   90.0 また、各地域において、得意先の原燃料・資材・製品をトラックにより輸送すべく、貨物自動車利用運送事業を行っております。 ② 鉄道利用運送事業 第1種及び第2種利用運送事業を主に下記駅にて行っております。 ○ 釧路貨物駅   (根室本線)   ○ 岐阜貨物ターミナル駅   (東海道本線) ○ 帯広貨物駅   (根室本線)   ○ 京都貨物駅   (東海道本線) ○ 北見駅   (石北本線)   ○ 大阪貨物ターミナル駅   (東海道本線) ○ 北旭川駅   (宗谷本線)   ○ 吹田貨物ターミナル駅   (東海道本線) ○ 札幌貨物ターミナル駅   (函館本線)   ○ 安治川口駅   (桜島線) ○ 小樽築港オフレールステーション   (-)   ○ 福知山オフレールステーション   (‐) ○ 苫小牧貨物駅   (室蘭本線)   ○ 四日市駅   (関西本線) ○ 東室蘭駅   (室蘭本線)   ○ 百済貨物ターミナル駅   (関西本線) ○ 函館貨物駅   (函館本線)   ○ 新潟貨物ターミナル駅   (白新線) ○ 八戸貨物駅   (青い森鉄道線)   ○ 金沢貨物ターミナル駅   (IRいしかわ鉄道線) ○ 仙台港駅   (仙台臨海鉄道線)   ○ 南福井駅   (ハピラインふくい線) ○ 仙台貨物ターミナル駅   (東北本線)   ○ 富山貨物駅   (あいの風とやま鉄道線) ○ 郡山貨物ターミナル駅   (東北本線)   ○ 東水島駅   (水島臨海鉄道港東線) ○ 宇都宮貨物ターミナル駅   (東北本線)   ○ 倉敷貨物ターミナル駅   (水島臨海鉄道本線) ○ 倉賀野駅   (高崎線)   ○ 神戸貨物ターミナル駅   (山陽本線) ○ 熊谷貨物ターミナル駅   (高崎線)   ○ 姫路貨物駅   (山陽本線) ○ 小名浜駅   (福島臨海鉄道線)   ○ 岡山貨物ターミナル駅   (山陽本線) ○ 千葉貨物駅   (京葉臨海鉄道線)   ○ 広島貨物ターミナル駅   (山陽本線) ○ 京葉久保田駅   (京葉臨海鉄道線)   ○ 高松貨物ターミナル駅   (予讃線) ○ 羽生オフレールステーション   (‐)   ○ 北九州貨物ターミナル駅   (鹿児島本線) ○ 越谷貨物ターミナル駅   (武蔵野線)   ○ 福岡貨物ターミナル駅   (鹿児島本線) ○ 新座貨物ターミナル駅   (武蔵野線)   ○ 大牟田オフレールステーション   (-) ○ 隅田川駅   (常磐線)   ○ 鳥栖貨物ターミナル駅   (鹿児島本線) ○ 千鳥町駅   (神奈川臨海鉄道線)   ○ 長崎オフレールステーション   (-) ○ 東京貨物ターミナル駅   (東海道本線)   ○ 熊本駅   (鹿児島本線) ○ 川崎貨物駅   (東海道本線)   ○ 八代駅   (鹿児島本線) ○ 横浜羽沢駅   (東海道本線)   ○ 鹿児島貨物ターミナル駅   (鹿児島本線) ○ 横浜本牧駅   (神奈川臨海鉄道線)   ○ 西大分駅   (日豊本線) ○ 相模貨物駅   (東海道本線)   ○ 延岡駅   (日豊本線) ○ 富士駅   (東海道本線)   ○ 佐土原オフレールステーション   (-) ○ 静岡貨物駅   (東海道本線) ○ 西浜松駅   (東海道本線) ○ 名古屋貨物ターミナル駅   (西名古屋港線) ○ 名古屋南貨物駅   (名古屋臨海鉄道線) ③ 海上運送事業 海上運送事業のうち、内航海運業、外航海運業及び利用運送業(内航・外航)を営んでおります。 a.内航海運業 内航貨物不定期航路事業として液化アンモニア・重油・バルクコンテナ・化学薬品類・樹脂化成品類・鋼材・肥料・石炭等を主たる貨物として運航しております。 b.外航海運業 外航貨物不定期航路事業として主に原料を貨物として運航しております。 c.利用運送事業 利用運送事業(内航)として九州/京浜航路を中心に一般貨物船・重油タンカー・ケミカルタンカー・RORO船を利用し、樹脂化成品類・肥料・鋼材・化学薬品類・重油、その他各種貨物の海上輸送を行っております。また利用運送事業(外航)として国内/アジア広域航路を中心にケミカルタンカーを利用した化学品類の海上輸送を行っております。 ④ 倉庫業 主に下記の各地において、一般貨物の倉庫業を営んでおります。 ○ 北海道札幌市・北広島市・苫小牧市   ○ 石川県金沢市・野々市市・白山市 ○ 青森県青森市   ○ 福井県福井市 ○ 宮城県仙台市・亘理郡・塩竈市・加美郡・   ○ 滋賀県守山市・草津市・湖南市・栗東市・ 黒川郡・岩沼市・宮城郡   東近江市・野洲市・蒲生郡 ○ 山形県山形市   ○ 京都府京都市・長岡京市・八幡市 ○ 福島県本宮市   ○ 奈良県大和郡山市 ○ 栃木県河内郡・小山市・真岡市   ○ 大阪府大阪市・東大阪市・箕面市・泉大津市・ ○ 群馬県太田市・佐波郡・藤岡市   門真市・寝屋川市・八尾市・大東市・ ○ 茨城県古河市・常総市・つくばみらい市・   摂津市・茨木市・高槻市・岸和田市・ 稲敷郡・日立市   堺市・泉南市 ○ 千葉県市原市・袖ヶ浦市・柏市・浦安市・   ○ 兵庫県神戸市・尼崎市・西宮市・姫路市・ 市川市・船橋市・野田市・富里市・印西市・   たつの市・加東市 流山市・佐倉市・習志野市   〇 和歌山県和歌山市・西牟婁郡 ○ 埼玉県さいたま市・川口市・戸田市・越谷市・   ○ 岡山県岡山市・倉敷市・笠岡市・浅口市・ 狭山市・北葛飾郡・蓮田市・北足立郡・坂戸市   瀬戸内市・総社市 ・加須市・久喜市・比企郡・深谷市・入間郡   ○ 広島県広島市・東広島市 ○ 東京都大田区・江戸川区・江東区・日野市・   ○ 香川県高松市 立川市・西多摩郡・港区   ○ 山口県山口市・岩国市 ○ 神奈川県川崎市・厚木市・愛甲郡・伊勢原市・   ○ 福岡県福岡市・筑紫野市・糟屋郡・北九州市・ 横浜市・秦野市・綾瀬市・座間市   古賀市 ○ 新潟県新潟市・五泉市・胎内市   ○ 大分県中津市・大分市 ○ 富山県射水市   ○ 佐賀県鳥栖市 ○ 岐阜県羽島市   ○ 長崎県長崎市・諫早市 ○ 静岡県富士市・浜松市・掛川市・藤枝市   ○ 熊本県熊本市・上益城郡 ○ 愛知県名古屋市・小牧市・丹羽郡・稲沢市・   ○ 宮崎県延岡市・日向市・都城市・宮崎市 弥富市・西尾市   ○ 鹿児島県鹿児島市 ○ 三重県四日市市・鈴鹿市・三重郡・名張市 なお、当社グループ(当社及び当社の関係会社)の倉庫拠点は、倉庫の持つ保管機能、配送機能、流通加工や情報機能を組み合わせた複合機能型倉庫を、全国主要拠点に428棟を有しております。 (2)商事・貿易事業 石油販売、商事販売、紙製品・日用雑貨品販売及び貿易事業等を営んでおります。 (3)ライフサポート事業 総合卸売及び小売店事業、介護事業及び高齢者向け施設運営事業並びにスポーツ施設運営等を営んでおります。 (4)ビジネスサポート事業 情報処理受託業、事務処理に関する受託代行業務、コールセンター事業等を営んでおります。 (5)プロダクト事業 合成樹脂及びその他素材を原材料とする食品用・貯蔵用・輸送用・医療用等の容器、包装用フィルム・シート等の製造販売等を営んでおります。 事業内容と当社グループの位置付けは次のとおりであります。 区分   事業内容   主要会社 物流事業   貨物自動車運送事業   センコー㈱、他87社 鉄道利用運送事業   センコー㈱、他6社 海上運送事業   センコー㈱、他12社 国際運送取扱業   センコーインターナショナル㈱、他31社 倉庫業   センコー㈱、他48社 荷主の構内における原材料及び製品の包装・移動等の作業   センコー㈱、他55社 物流センターの運営   センコー㈱ 商事・貿易事業   石油販売、商事販売、紙製品・日用雑貨品販売及び貿易事業等   センコー商事㈱、アスト㈱、㈱スマイル、 他19社 ライフサポート 事業   総合卸売及び小売店事業、介護事業及び高齢者向け施設運営事業並びにスポーツ施設運営等   寺内㈱、㈱ビーナス、㈱COSPAウエルネス、他16社 ビジネスサポート事業   情報処理受託業、事務処理に関する受託代行業務、コールセンター事業等   センコー情報システム㈱、センコービジネスサポート㈱、他24社 プロダクト事業   合成樹脂及びその他素材を原材料とする食品用・貯蔵用・輸送用・医療用等の容器、包装用フィルム・シート等の製造販売等   中央化学㈱、他8社 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,672字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 (1)会社の経営の基本方針 当社は、人を育て、人々の生活を支援する公共性の高い事業に取り組んでいる企業グループとして、物流・商事事業を核に、未来を動かすサービス・商品の新潮流の創造にたゆみなく挑戦し、真に豊かなグローバル社会の実現に貢献することをミッションとした「未来潮流を創る企業グループ」を目指しています。 そして、この想いを「Moving Global 物流を超える、世界を動かす、ビジネスを変える」のスローガンとして掲げています。 その上で、グループ全従業員が共有すべき価値観を「誠実」「情熱」「責任」「敬意」「多様性」と定め、事業を通じて株主、お客様、従業員をはじめ社会やすべての人々に貢献し、信頼される企業となることを基本方針としています。 (2)目標とする経営指標 当社は、2026年度におきまして、下表の指標を経営目標として定めております。 今後、連結業績予想の修正の必要性及び公表すべき事実が生じた場合には、速やかに公表いたします。 2025年実績   2026年目標 営業収益   8,996億円   10,200億円 営業利益   369億円   430億円 営業利益率   4.1%   4.2% (3)中長期的な会社の経営戦略 当社は、事業の深化と創出を通じて、人と社会に新しい価値を届け、持続的な成長を実現するために、2022年度から5年間の中期経営計画を開始しております。 センコーグループ中期経営計画(2022年度~2026年度)の概要 1.コーポレート・スローガン 『Moving Global』 ・物流を超える -従来の物流企業の枠組みを超える「高品質」な商品・サービスを提供する ・世界を動かす -「社会との共生」を大切にしながら、「グローバル」な企業活動を展開する ・ビジネスを変える -従業員の成長志向を育み、お客様に新たな価値を提案する     2.中期経営計画の重点課題 (1)既存事業の拡大と深化  ・既存事業領域の拡大 ・グローバル化の更なる展開 (2)成長事業の創出と育成 ・ライフサポート事業、ビジネスサポート事業の更なる成長 ・新たな事業への挑戦(モノづくりなど) (3)ESG+H(健康)経営への取り組み  ・事業を通じ、持続可能な社会の実現 ・カーボンニュートラルの実現に向けた環境維持活動推進 ・心身ともに健康で楽しく働ける環境づくり (4)グループ経営の高度化 ・グループ全体の戦略立案・遂行機能の強化 ・HDの機能の強化・充実によるグループ経営の高度化 (5)働きがいと個人の成長の実現  ・会社と従業員が、共感してともに高めあう関係の実現 ・自分らしく、わくわく働ける職場の実現 (4)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財政上の課題 今後の経済環境は、国際情勢の一層の緊迫化や資源・エネルギー供給不安、通商政策の不透明感などにより、高い不確実性が継続します。国内景気は底堅さが見込まれるものの、資源価格の高止まりによる物価上昇のほか、為替・金利動向が企業収益や家計に与える影響が懸念されます。 また、少子高齢化に伴う人手不足や国内市場の縮小などの構造的課題に対しては、引き続き対応が求められます。 このような環境の中、当社グループは中期経営5ヵ年計画の達成に向けあらゆる施策を実行し、企業価値の最大化に引き続き取り組んで参ります。 また、創出した価値の還元を通じて、SDGsの達成や社会課題解決などの世界的潮流に貢献すると共に、AIやロボットなどの最先端技術を活用したDXの推進にも取り組んで参ります。 当社は、ビジネス環境の変化をチャンスととらえ、新たな分野、新たな手法へ挑戦し、持続的な成長を目指すと共に、従業員がその能力や個性を発揮して活躍できる公正な機会やリソースを提供することで、従業員満足度を向上させ、多様な人材、専門的技能を持つ人材の確保と育成に取り組みます。 当社グループは、人を育て、人々の生活を支援する公共性の高い事業に取り組んでいる企業グループとして、「既存事業の拡大と深化」、「成長事業の創出と育成」、「ESG+H(健康)経営への取り組み」、「グループ経営の高度化」、「働きがいと個人の成長の実現」などに取り組んでまいります。 「既存事業の拡大と深化」につきましては、物流事業において、チェーンストア・通販・食品等の成長領域での事業拡充、物流センターの運営業務・冷凍冷蔵物流の更なる拡大、海外の新規拠点拡大によるグローバルネットワークの確立、船舶管理・既存荷主の深化等での海運グループのシナジー追求、商事事業において新商材・海外事業・M&A等による事業拡大、物流の抜本的見直しによる物流費の抑制、事業運営体制の整備、以上7つを進めてまいります。 「成長事業の創出と育成」につきましては、ライフサポート事業において、収益性の向上とグループ会社間の連携強化、ビジネスサポート事業において、不動産・人材派遣等のビジネスサポート各事業の拡大、プロダクト事業において経営基盤強化・物流改善の推進によるものづくり事業の育成・強化、以上3つを進めてまいります。 「ESG+H(健康)経営への取り組み」につきましては、2050年カーボンニュートラルに向けたCO2削減の取り組み推進、ダイバーシティ&インクルージョン教育の推進、コンプライアンス遵守と危機管理の徹底、スポーツ・文化イベントを通じた健康増進、以上4つを進めてまいります。 「グループ経営の高度化」につきましては、資本コストや株価を意識した経営の推進、動画配信やSNSなどのデジタル技術を活用した認知度の向上、ITセキュリティと従業員のDX・IT教育の強化、省力化・省人化に向けた先端技術の研究・企画・開発、各事業グループとの連携によるグループシナジー効果の創出、取引先企業との連携強化、以上6つを進めてまいります。 「働きがいと個人の成長の実現」につきましては、表彰制度を通じた従業員が挑戦する風土の醸成、グループ間の情報交換・人材交流によるグループ活性化、各種研修やセンコーユニバーシティによる人材育成、従業員持株会の拡大、以上4つを進めてまいります。
事業等のリスク4,530字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)が判断したものです。 1.財務・経理リスク ①為替変動のリスク 円と外国為替相場の変動により、外貨建資産・負債の円換算価値が変動した場合、及び当社グループにおいて海外製品の仕入れを外貨建、もしくは円貨建で行っており、外貨建で仕入れを行っている製品の原価は為替レートに連動しているため大きく変動した場合、及び海外グループ会社の経営成績の円貨換算結果の際に影響を及ぼす可能性があります。 ②退職給付債務 当社グループの一部の会社の従業員退職給付費用及び債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件や年金資産の長期期待運用収益率に基づいて算出されております。これらの前提条件と実際の結果が異なることにより生じた差異は、数理計算上の差異として認識し、将来にわたり均等に償却することから、退職給付債務及び費用に影響を及ぼします。また、当社は退職給付信託を設定しており、上場株式の株価が下落した場合、年金資産の時価が減少し、未認識数理計算上の差異及び将来の償却費用が増加する等、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③資金調達コストの増加 当社グループは、金融機関からの借入や社債の発行等によって資金調達を行っており、市場金利の急激な変動や金融市場の混乱、格付機関による信用格付の大幅な引き下げ等の事態が生じた場合には、資金調達コストが増加し、経営成績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 対策として、適切な水準の格付けを維持することで資金調達コストを低減するとともに、資金調達手段の多様化と期日の適切な分散、金利の固定化を通じ、金利変動リスクの低減に努めています。 ④資産の処分損失および減損損失 当社グループは国内外に数多くの物流拠点を有しております。設備投資あるいは長期にわたる賃貸借契約にあたっては投資効果の算定、キャッシュ・フローの回収見込み等、長期的な観点から十分に検討したうえで実施しておりますが今後の経済動向、顧客企業の動向等により、当初計画よりも早期に処分、返還等を行い、一時的な損失が発生する、または減損損失が発生する等、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤M&A、資本提携 当社グループは既存事業の規模拡大や新たな事業分野に進出する際、事業戦略の一環としてM&Aや資本提携等を行っております。しかしながら、買収後の市場環境の著しい変化、法的規制、予期せぬ費用増加等の影響により、当初期待された効果を出せない可能性があります。また、偶発債務の発生や未確認債務の判明等、事前の調査で把握できなかった問題が生じた場合等において、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 2.コンプライアンスリスク ①役職員による法令および社内規定遵守違反 当社グループが展開する各事業は、それぞれの事業分野において法的規制を受けております。当社グループは、サステナビリティ経営に基づき、コンプライアンスを最重要課題として認識し、取り組みを行っておりますが、各種法令や社内規定に違反した場合、風評被害を含むレピュテーションリスクなどによる売上収益の減少等、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、「センコーグループ企業行動規準」により、法令・社会規範および社内規定等の遵守を周知するとともに、グループ会社役員・階層別研修を通じてコンプライアンス意識の向上を図っております。各種法令を誠実に遵守し自らの職務を遂行することを全ての役職員に求めるとともに、不適切事案の早期収拾およびコンプライアンス委員会を通じた施策の実施に取り組んでおります。 また、当社グループでは従業員が安心して働ける環境として、通報・相談窓口を「企業倫理ヘルプライン」「ハラスメントホットライン」として整備しておりますが、さらにセンコーグループ人権方針の観点から透明性のある利便性の高い制度への改善や、ステークホルダーである従業員との対話に基づく改善に取り組んでおります。 3.労務上のリスク ①人権に関するリスク 当社グループは、「センコーグループ人権方針」を定め、事業活動のあらゆる場面で、差別行為や強制労働・児童労働等の非人道的な行為、様々なハラスメント行為を禁止し、人権を尊重した活動を求めています。想定されるリスクとして、当社グループの事業活動の各プロセスで、お客様、ビジネスパートナー、地域社会等の様々なステークホルダーに負の影響を及ぼす場合や、サプライチェーン上の人権課題に適切に対応できない場合に、当社グループのブランドイメージの低下、顧客との取引停止など事業継続に支障をきたす可能性があります。対応策については、〔サステナビリティに関する考え方及び取り組み〕に記載しています。 ②労務管理リスク 当社グループは、労務管理に関する法令を遵守するとともに、長時間労働の削減や労務管理・安全に関する教育等、職場環境整備に継続的に取り組んでおりますが、労務管理が不徹底である場合、当社グループの従業員の健康や経営成績に影響を与える可能性があります。 4.情報セキュリティリスク ①情報システムおよび情報セキュリティ 当社グループは、IT技術を活用し、物流事業における顧客の貨物情報の管理、倉庫機能、また、物流事業以外の各種サービスもシステム管理をしております。これらのシステムが、自然災害の他、重大なシステムの不具合、コンピュータウイルスやハッカー行為等により停止を余儀なくされた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②顧客情報の管理 当社グループは、物流事業や他事業サービスの提供に際し、顧客等の情報を取り扱っており、社内教育を通じて情報管理に努めておりますが、サイバー攻撃や不正アクセス等により情報の外部漏洩やデータ喪失等の事態が生じた場合、社会的信用の低下や損害賠償請求等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 5.オペレーション上のリスク ①法規制 当社グループは、物流事業、商事・貿易事業、ライフサポート事業、ビジネスサポート事業、プロダクト事業を行い、多様なサービスを提供しており、これらの事業は、各種業法による規制を含む様々な法令の遵守が必要となります。 今後、法規制の強化や、新たな法規制の適用等がなされた場合には、かかる法規制への対応に追加費用を要したり、当社グループの事業運営方法の変更を余儀なくされたりすること等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②重大な事故の発生 車両又は貨物の重大な事故が発生した場合、顧客の信頼及び社会的信用が低下する他、車両の使用停止、営業停止等の行政処分等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③原油価格の高騰 原油価格の高騰による軽油価格の上昇は運送コストの増加となり、貨物自動車運送事業を主体とする物流事業の経営成績は、今後の価格動向により影響を受ける可能性があります。また、その他の事業についても、原油価格に起因する各種原材料や資材価格の高騰が、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④人材確保に関わるリスク 当社グループは労働集約型事業の比重が高く、少子高齢化や労働人口の減少により、労働需給が逼迫し、当社の各事業会社と、そのパートナー企業が必要な人材を確保することができない場合や、人材獲得競争の激化によりコストが大幅に増加した場合、当社グループの経営成績等に影響を与えるリスクがあります。 当社グループは、魅力あるコングロマリット企業として、グループ全体の人事戦略を整備し、様々な事業体の業種で働けることの優位性を活かした採用強化、事業に資する人材育成と教育体系の高度化、企業の枠を超えた各事業の連携と人材交流を活性化し、各社の魅力ある取り組みを共有しながら人材定着を促進するとともに、事業の拡大に必要な人材確保を行ってまいります。 加えて、グループ全体でDE&I推進に取り組むことで、一人ひとりが自分らしく活躍できる企業風土を醸成し、国籍や性別、年齢を超えて、多様で柔軟な働き方が実現できる企業体として、従業員とその家族、および関係者の未来を支えてまいります。 6.自然災害、感染症など事業継続リスク ①災害、停電等の発生 豪雨・豪雪・台風・地震等の災害や停電等が発生した場合、輸送経路の遮断、電力供給の停止による事業停止および各拠点の設備復旧に伴う費用発生、及び顧客の被災による取引量の減少が中長期に渡り生じることで、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループは気候変動対策として自然災害リスク分科会を設置し、事業継続計画(BCP)等の点検・見直しを実施してグループの災害レジリエンスを高めております。 ②気候変動に関するリスク 気候変動の影響と考えられる豪雨や台風による洪水などの異常気象等による物理リスク(急性)については、上記の「災害、停電等の発生」に記載のとおり、災害等の発生により当社グループの施設等に被害が生じた場合、経営成績へ影響を及ぼす可能性があります。加えて、物理リスク(慢性)や急激な燃料価格の上昇や炭素税などの政策や法規制の導入によるコスト上昇等の移行リスクにより、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 気候変動に関する主要なリスクと機会についてはTCFDのフレームワークに基づいてまとめており、その内容については、〔サステナビリティに関する考え方及び取り組み〕<気候変動>に記載しております。 ③感染症拡大 感染症拡大が発生した場合、営業所の業務停止、行政による休業要請の影響により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、未知の感染症拡大の対策として、感染症リスク分科会を設置し、過去の新型コロナウイルス感染症拡大時のグループ内対応ノウハウを活かした感染症BCPの整備を実施して、グループの感染症リスクレジリエンスを高めております。 7.海外リスク ①海外での事業展開 当社グループは、将来にわたって成長を続けていくために海外での事業展開に取り組んでおりますが、進出地域の経済状況の変化や商慣習の相違、為替レートの変動、政治又は法規制の変化、紛争・自然災害・疫病の発生、サプライチェーンの寸断等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,193字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)が判断したものです。 ①財政状態及び経営成績の状況 当期の経済環境につきましては、雇用・所得環境の改善などにより緩やかな回復が見られた一方で、継続的な物価上昇による個人消費の減速懸念や、緊迫した中東情勢に起因する原油・資材等の調達への不安、各地で高まる地政学リスク、さらには米国の通商政策の影響などにより、依然として先行きは不透明な状況が続きました。 このような環境下、当社グループは中期経営5ヵ年計画の4年目として、業績のさらなる向上に取り組んでまいりました。 当期の主な取り組みは以下のとおりです。 物流事業においては、4月に北関東・信越地区の配送ネットワーク強化を目的とした「高崎第2物流センター」(群馬県玉村町)、6月に関西での配送網強化に向けた「京都PDセンター」(京都府長岡京市)、7月に静岡・山梨エリアの保管・配送拠点として「新富士第2PDセンター」(静岡県富士市)、8月には定温エリアを設け、温度管理を必要とする貨物の保管も可能とした「滋賀竜王センター」(滋賀県竜王町)、首都圏向けの物量増大に対応した、当社グループ最大となる「浦和物流センター」(さいたま市緑区)、厚木エリアの物流網強化を目的とした「厚木ロジスティクスセンター第2倉庫」(神奈川県厚木市)をそれぞれ開設、稼働させました。 また、2025年2月にオープンしたトラック中継輸送の大型施設「TSUNAGU STATION 浜松」(浜松市浜名区)に続き、10月に「TSUNAGU STATION 新富士」(静岡県富士市)を「新富士第2PDセンター」内に、12月には「TSUNAGU STATION 広島」(広島県東広島市)を「東広島PDセンター」内にオープンしました。 さらに、4月にはインドにおけるフォワーディング事業の拡大を目指し、インド国内で通関業務や国内輸送などを行う「PDS International Pvt. Ltd.」(インド)を、11月には商流、物流を一体としたサービスでシンガポールでのコールドチェーン市場拡大を目指し、「Total Fresh Connection Pte. Ltd.」(シンガポール)を、3月には重量物や石油・エネルギー関連の輸送を得意とする「株式会社丸運」をグループに迎えました。 商事・貿易事業においては、9月に小売業における販売力強化を見込み、宝飾品専門小売チェーンを運営する「株式会社ベリテ」をグループに迎えました。 ビジネスサポート事業においては、7月に首都圏において再開発に関わる警備に強みを持つ老舗警備会社「東宝総合警備保障株式会社」をグループに迎えました。 環境負荷低減の取り組みについては、日本物流団体連合会から6月に株式会社ランテックが「第26回物流環境大賞 低炭素物流推進賞」を受賞しました。 当社グループは中期経営計画において目標とする経営指標の1つに、自己資本利益率(ROE)10%以上を掲げております。 2026年3月期におけるROEについては8.7%(前年比△0.7%)となりましたが、引き続き収益性、資本効率を高め財務の健全性を保ちながら、ROE向上を目指してまいります。 今後も当社グループは、人々の生活を支援する企業グループとして、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 当期の連結業績は、以下のとおりです。 (百万円) 前期   当期   増減額   増減率 営業収益   854,550   899,620   45,069   5.3% 営業利益   34,946   36,996   2,050   5.9% 経常利益   33,767   35,242   1,474   4.4% 親会社株主に帰属する 当期純利益   18,610   19,320   709   3.8% 継続的な物価・人件費などのコスト上昇など、不安定な事業環境が継続しておりますが、拡販ならびに料金・価格改定などにグループ全体で取り組むと共に、M&Aの収益寄与があったことなどにより、営業収益、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに前期を上回る結果となりました。 当期のセグメント別の状況は、以下のとおりです。 (物流事業) (百万円) 前期   当期   増減額   増減率 営業収益   550,510   574,421   23,910   4.3% セグメント利益   32,364   34,057   1,692   5.2% 拡販ならびに料金改定に取り組むと共に、M&Aの収益寄与があったことなどにより、営業収益は5,744億21百万円と対前期比239億10百万円の増収、セグメント利益は340億57百万円と対前期比16億92百万円の増益となりました。 (商事・貿易事業) (百万円) 前期   当期   増減額   増減率 営業収益   177,984   192,951   14,967   8.4% セグメント利益   2,905   3,671   766   26.4% 仕入価格の上昇影響などがありましたが、拡販ならびに価格改定に取り組むと共に、M&Aの収益寄与があったことなどにより、営業収益は1,929億51百万円と対前期比149億67百万円の増収、セグメント利益は36億71百万円と対前期比7億66百万円の増益となりました。 (ライフサポート事業) (百万円) 前期   当期   増減額   増減率 営業収益   63,013   68,502   5,488   8.7% セグメント利益   1,161   1,876   715   61.6% 前期に実施したM&Aの収益寄与ならびに、新規出店効果などによる利用者数・来店者数の増加影響などにより、営業収益は685億2百万円と対前期比54億88百万円の増収、セグメント利益は18億76百万円と対前期比7億15百万円の増益となりました。 (ビジネスサポート事業) (百万円) 前期   当期   増減額   増減率 営業収益   15,504   17,564   2,060   13.3% セグメント利益   2,843   2,730   △113   △4.0% M&Aの収益寄与や、拡販ならびにホテル事業の改善などに努めたことなどにより、営業収益は175億64百万円と対前期比20億60百万円の増収、セグメント利益はシステム開発などの外注費の増加などの影響により27億30百万円と対前期比1億13百万円の減益となりました。 (プロダクト事業) (百万円) 前期   当期   増減額   増減率 営業収益   47,109   45,760   △1,348   △2.9% セグメント利益   307   662   355   115.8% 物価上昇による節約志向の高まりなどによる販売数量の減少により、営業収益は457億60百万円と対前期比13億48百万円の減収となりましたが、価格改定を進め、生産性向上・効率化に努めたことなどにより、セグメント利益は6億62百万円と対前期比3億55百万円の増益となりました。 (資産の状況) 当期末における総資産は、8,220億20百万円となり、前期末に比べ1,032億80百万円増加いたしました。 流動資産は、2,694億29百万円となり、前期末に比べ402億1百万円増加いたしました。これは、現金及び預金が237億40百万円、受取手形、営業未収入金及び契約資産が96億68百万円、商品及び製品が16億40百万円、その他流動資産が47億3百万円増加したことなどによるものです。 固定資産は、5,525億13百万円となり、前期末に比べ631億2百万円増加いたしました。これは、有形固定資産が432億87百万円、無形固定資産が24億72百万円、投資その他の資産が173億42百万円増加したことなどによるものです。 (負債の状況) 当期末における負債合計は、5,578億41百万円となり、前期末に比べ823億17百万円増加いたしました。 流動負債は、1,894億42百万円となり、前期末に比べ47億61百万円増加いたしました。これは、1年内償還予定の社債が100億円、未払法人税等が14億4百万円減少したものの、支払手形及び営業未払金が55億46百万円、賞与引当金が11億73百万円、その他流動負債が95億73百万円増加したことなどによるものです。 固定負債は、3,683億98百万円となり、前期末に比べ775億55百万円増加いたしました。これは、社債が350億円、長期借入金が319億80百万円、長期リース債務が21億94百万円、退職給付に係る負債が16億11百万円、繰延税金負債が27億35百万円、再評価に係る繰延税金負債が19億42百万円、その他固定負債が19億41百万円増加したことなどによるものです。 (純資産の状況) 当期末における純資産は、2,641億79百万円となり、前期末に比べ209億62百万円増加いたしました。これは、自己株式が73億45百万円増加したものの、利益剰余金が108億76百万円、その他有価証券評価差額金が19億69百万円、為替換算調整勘定が29億72百万円、退職給付に係る調整累計額が21億92百万円、非支配株主持分が108億9百万円増加したことなどによるものです。自己資本比率は前期末から2.6ポイント低下し、27.6%となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当期末における現金及び現金同等物は、前期末に比べ、220億52百万円増加し、893億59百万円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、611億18百万円の収入となりました。これは、税金等調整前当期純利益が317億55百万円、減価償却費が325億29百万円、未払債務の増加による資金の増加が33億91百万円あったものの、法人税等の支払額として、152億43百万円支出したことなどによるものです。 投資活動によるキャッシュ・フローは、618億57百万円の支出となりました。これは、有形固定資産の取得に428億44百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得に177億61百万円支出したことなどによるものです。 財務活動によるキャッシュ・フローは、212億19百万円の収入となりました。これは、短期借入金の純減額が56億6百万円、長期借入金の返済に141億93百万円、ファイナンス・リース債務の返済に114億54百万円、社債の償還に100億円、自己株式の取得に85億円、配当金の支払額に84億9百万円、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得に60億58百万円支出したものの、長期借入れによる収入が495億82百万円、社債の発行による収入が348億33百万円あったことなどによるものです。 ③キャッシュ・フロー関連指標の推移 2022年 3月期   2023年 3月期   2024年 3月期   2025年 3月期   2026年 3月期 自己資本比率(%)   30.5   27.6   26.1   30.2   27.6 時価ベースの 自己資本比率(%)   27.8   24.2   25.0   35.8   36.6 キャッシュ・フロー 対有利子負債比率   5.8   4.8   5.4   6.2   5.4 インタレスト・ カバレッジ・レシオ   25.5   28.6   22.7   14.2   14.3 (注)自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い ※各指標はいずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 ※株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式控除後)により算出しております。 ※営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりです。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1)財政状態 当連結会計年度の財政状態につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりです。 2)経営成績 当連結会計年度の経営成績につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりです。 3)キャッシュ・フローの状況 当社グループは、営業活動によるキャッシュ・フローを重視し、当連結会計年度においても611億18百万円の資金を得ることができました。なお、詳細につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりです。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 セグメントごとの経営成績は、以下のとおりであります。 物流事業におきましては、拡販ならびに料金改定に取り組むと共に、M&Aの収益寄与があったことなどにより、営業収益は5,744億21百万円と対前期比239億10百万円の増収、セグメント利益は340億57百万円と対前期比16億92百万円の増益となりました。 セグメント資産は4,720億50百万円と対前期比568億90百万円増加しました。 商事・貿易事業におきましては、M&Aの収益寄与や、価格改定ならびに拡販などに努めたことなどにより、営業収益は1,929億51百万円と対前期比149億67百万円の増収、セグメント利益は36億71百万円と対前期比7億66百万円の増益となりました。 セグメント資産は874億59百万円と対前期比111億14百万円増加しました。 ライフサポート事業におきましては、前期に実施したM&Aの収益寄与ならびに、新規出店効果などによる利用者数・来店者数の増加影響などにより、営業収益は685億2百万円と対前期比54億88百万円の増収、セグメント利益は18億76百万円と対前期比7億15百万円の増益となりました。 セグメント資産は445億83百万円と対前期比41億53百万円増加しました。 ビジネスサポート事業におきましては、M&Aの収益寄与や、拡販ならびにホテル事業の改善などに努めたことなどにより、営業収益は175億64百万円と対前期比20億60百万円の増収、セグメント利益はシステム開発などの外注費の増加などの影響により27億30百万円と対前期比1億13百万円の減益となりました。 セグメント資産は1,048億4百万円と対前期比126億75百万円増加しました。 プロダクト事業におきましては、物価上昇による節約志向の高まりなどによる販売数量の減少により、営業収益は457億60百万円と対前期比13億48百万円の減収となりましたが、価格改定を進め、生産性向上・効率化に努めたことなどにより、セグメント利益は6億62百万円と対前期比3億55百万円の増益となりました。 セグメント資産は384億33百万円と対前期比4億68百万円増加しました。 c.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、下払運賃ほか、販売費及び一般管理費等の営業費用です。投資を目的とした資金需要は、設備投資、子会社・関係会社株式の取得等によるものです。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入による資金調達を基本としており、設備投資資金や長期運転資金は、社債及び金融機関からの長期借入による資金調達を基本としております。また、運転資金の効率的な調達を行うため、複数の金融機関との間で当座貸越契約及び貸出コミットメント契約を締結しております。

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開示資料

出典

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