概要
センコーグループホールディングスは1946年創業の総合物流企業である。トラック・鉄道・海上輸送、倉庫、国際物流などを全国展開し、2026年3月期の連結営業収益は8,996億円、従業員数は27,835人に達する。物流を核としながら、M&Aで商事・貿易、ライフサポート、ビジネスサポート、プロダクトの5部門に事業を拡大してきた。
5部門で構成する事業ポートフォリオ
グループは物流、商事・貿易、ライフサポート、ビジネスサポート、プロダクトの5部門で構成される。2026年3月期の営業収益は物流が5,744億円(構成比64%)、商事・貿易が1,929億円(21%)、ライフサポートが685億円(8%)、ビジネスサポートが175億円(2%)、プロダクトが457億円(5%)である。物流部門が中核だが、非物流部門も着実に存在感を高めている。
全国428棟の倉庫ネットワーク
グループは全国の主要拠点に428棟の複合機能型倉庫を保有する。保管・配送・流通加工・情報機能を組み合わせた「PDセンター」型の倉庫が特徴で、1980年に開設した南港PDセンターを皮切りに、各地に展開してきた。2025年にはグループ最大規模となる浦和物流センター(埼玉県さいたま市)を開設。また、トラック中継輸送専用施設「TSUNAGU STATION」を浜松・新富士・広島に設け、長距離輸送の効率化を図っている。
3モードを駆使した物流と国際展開
トラック輸送では特別積合せ貨物運送を柏-小牧、岡山-摂津、横浜-坂戸の3系統で運行。鉄道利用運送では全国62か所の貨物駅・オフレールステーションを拠点とする。海上運送では内航・外航の不定期航路で重油・化学品・鋼材などを輸送するほか、国際運送取扱業も手掛ける。海外では中国・韓国・タイ・ミャンマー・ベトナム・オーストラリアなどに物流センターを開設し、グローバルネットワークを拡大している。
M&Aで多角化する非物流事業
物流を起点としながら、グループは積極的なM&Aで事業領域を広げてきた。商事・貿易ではアスト、スマイルを傘下に収め、紙製品や日用雑貨品の卸売を展開。ライフサポートでは介護事業(ビーナス)やスポーツ施設運営(COSPAウエルネス)に進出。ビジネスサポートでは情報処理やBPOを手掛ける。プロダクト部門では2022年に中央化学を子会社化し、プラスチック容器の製造販売に参入した。
業界の中での役割は物流・サプライチェーン全般をカバーする総合物流サービスプロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 物流事業 | 5,744億円 | 63.9% | 341億円 | 5.9% |
| 商事・貿易 事業 | 1,930億円 | 21.5% | 37億円 | 1.9% |
| ライフ サポート事業 | 685億円 | 7.6% | 19億円 | 2.8% |
| プロダクト事業 | 458億円 | 5.1% | 7億円 | 1.5% |
| ビジネス サポート事業 | 176億円 | 2.0% | 27億円 | 15.3% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01物流主力
貨物自動車運送、鉄道利用運送、海上運送、国際運送取扱、倉庫業、構内作業、物流センター運営等を全国展開。複合的な物流サービスを提供。
- 貨物自動車運送
- 一般貨物自動車運送及び特別積合せ貨物運送によるトラック輸送サービス。
- 鉄道利用運送
- 全国の貨物駅を利用した鉄道コンテナ輸送の手配・運行。
- 海上運送
- 内航・外航の不定期航路による重油・化学品・鋼材等の海上輸送。利用運送も含む。
- 倉庫業
- 全国主要拠点に428棟の複合機能型倉庫を有し、保管・配送・流通加工・情報機能を提供。
- 国際運送取扱業
- 海外との輸出入貨物の通関・フォワーディング等の国際物流サービス。
- 構内作業
- 荷主の工場・倉庫内における原材料・製品の包装、移動、仕分け等の作業。
- 物流センター運営
- 荷主向けの物流センター全体の運営受託。
02商事・貿易準主力
石油販売、商事販売、紙製品・日用雑貨品販売及び貿易事業等を展開。物流グループの商流機能を担う。
03ライフサポート副次
総合卸売・小売、介護事業・高齢者向け施設運営、スポーツ施設運営等。生活関連サービスを提供。
04ビジネスサポート副次
情報処理受託、事務処理代行、コールセンター事業等。企業向けバックオフィス支援サービス。
05プロダクト副次
合成樹脂等を原料とする食品用・貯蔵用・輸送用・医療用容器、包装用フィルム・シートの製造販売。中央化学が中核。
- 食品用・医療用等の容器
- 合成樹脂及びその他素材を原材料とする、食品・医療等向けのプラスチック容器。
- 包装用フィルム・シート
- 食品包装等に使用されるプラスチックフィルム・シートの製造販売。
製品と技術
トラック・鉄道・海上の複合一貫輸送
トラック輸送では、特別積合せ貨物運送として柏-小牧(380km)、岡山-摂津(185km)、横浜-坂戸(90km)の3路線を運行。鉄道利用運送では北海道から九州まで62か所の駅・オフレールステーションをネットワークし、コンテナ輸送を手配する。海上運送では内航で重油・化学品・鋼材などを不定期航路で輸送し、外航ではアジア向けケミカルタンカー事業も展開する。バルクコンテナ一貫物流システムは2010年に国土交通大臣賞を受賞した。
全国428棟の倉庫とPDセンター運営
グループは保管・配送・流通加工・情報機能を一体化した複合機能型倉庫を428棟保有し、物流センターの運営受託も行う。代表的な施設として、南港PDセンター(大阪)、浦和物流センター(埼玉、グループ最大)、京都PDセンター、厚木ロジスティクスセンターなどがある。温度管理が必要な貨物向けに定温エリアを備えた倉庫も新設し、食品・医療品物流に対応している。
中央化学が手掛けるプラスチック容器
プロダクト事業の中核である中央化学は、合成樹脂を原料とする食品用・医療用・貯蔵用・輸送用のプラスチック容器および包装用フィルム・シートを製造・販売する。同社は2022年12月に子会社化され、グループにものづくりの機能をもたらした。容器は軽量で衛生面に優れ、食品業界や医療現場で広く使用されている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
陸運業のなかでの位置
総合物流で国内3位、鉄道非保有
センコーグループHDは、総合物流事業を中核とし、2026年3月期に売上高9000億円弱を計画する陸運業の中堅企業。同業のSBSホールディングスと比較すると売上規模で優位だが、鉄道・不動産事業を併せ持つ東武鉄道や東急といった大手私鉄グループとはビジネスモデルが異なり、鉄道インフラを持たない純粋な物流特化型である。近年はM&Aで事業領域を拡大し、営業利益率4%前後と業界平均並みの収益力を維持している。
強み
- 保管・配送・国際物流など幅広いサービスを提供し、国内物流業界で売上高上位に位置する。
- 積極的な買収で事業規模を拡大し、2024年度は売上高8546億円と前期比9.8%増を見込む。
- 営業利益率4%前後を維持し、物流需要の拡大を背景に安定的な収益を確保している。
- アパレル・食品・電機など多業種の取引先を有し、特定業種への依存度が低い。
課題
- 物流業界全体でドライバー不足が進行し、採用・運賃コストの上昇圧力が続く。
- 国際物流に強みを持つ同業SBSに比べ、海外売上比率が低くグローバル展開が課題。
- 営業利益率4%と低く、同業大手私鉄グループ(6-8%)と比べて収益性で劣る。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
物流・運輸の時価総額近傍。太字がセンコーグループホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9076セイノーホールディングス | 5,154億円 | 18.9倍 |
| 2 | 9006京浜急行電鉄 | 4,285億円 | 15.3倍 |
| 3 | 9065山九 | 4,266億円 | 13.1倍 |
| 4 | 7003三井E&S | 4,241億円 | 10.8倍 |
| 5 | 1332ニッスイ | 4,027億円 | 14.3倍 |
| 6 | 9069センコーグループホールディングス | 3,915億円 | 19.7倍 |
| 7 | 9048名古屋鉄道 | 3,709億円 | 18.1倍 |
| 8 | 4666パーク24 | 3,435億円 | 9.2倍 |
| 9 | 9045京阪ホールディングス | 3,425億円 | 9.6倍 |
| 10 | 9044NANKAI | 3,362億円 | 13.6倍 |
| 11 | 9303住友倉庫 | 3,233億円 | 18.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。
会社の歴史
沿革 85件
扇興運輸として創業した1946年
1946年7月、大阪で扇興運輸商事株式会社として設立。同年11月に扇興運輸株式会社と改称した。当初は海上運送と鉄道利用運送が主軸で、1950年には宮崎県で一般貸切貨物自動車運送事業の免許を取得し、トラック輸送に参入。1954年には特別積合せ貨物運送(路線事業)を開始し、全国的な輸送網の基礎を築いた。
コンピュータ導入と「センコー」への改称
1965年、物流業界に先駆けてコンピュータを導入し、業務効率化を推進。1961年に大阪証券取引所第2部に上場し、1975年には第1部に昇格した。1973年10月、社名をセンコー株式会社に変更。この間、1970年に物流コンサルティングを開始し、1977年にはシベリア・ランド・ブリッジサービスを開始するなど、国際物流にも乗り出した。
倉庫網の拡充とチェーンストア物流への進出
1980年、大阪の南港に最初のPDセンターを開設し、複合機能倉庫の展開を開始。1985年には量販・小売店向けの納品代行システムを稼働させ、チェーンストア物流事業に参入。1990年に東京証券取引所第1部に上場。1990年代にはISO9002やISO14001の認証を各地で取得し、品質・環境管理体制を整えた。
持株会社移行とM&A加速の2010年代
2017年4月、センコーグループホールディングスに商号変更し、持株会社体制へ移行。同時期からM&Aが急増し、2014年のランテック(低温物流)を皮切りに、2017年には日本マリン・栄吉海運(海運)、SKYLIFT(国際航空)、ブルーアース(フィットネス)などを買収。2018年にはベトナム・中国に物流センターを開設し、海外展開も加速した。
1兆円規模を目指す近年の拡大路線
2020年代に入ってもM&Aの勢いは衰えず、2020年の寺内、UACJ物流、2021年のAIRROAD(オーストラリア)、2022年の中央化学、2023年の日制警備保障、2025年の丸運など、物流・非物流双方で大型買収を実施。2026年3月期の営業収益は8,996億円に達し、中期経営計画で目標とする1兆円超えが視野に入っている。
年表85件を開く
1940年代
- 1946年7月創業扇興運輸商事株式会社を設立
- 1946年11月商号変更扇興運輸株式会社に社名変更
- 1949年10月海上運送業および海上運送取扱業、海運仲立業、海運代理店業を登録(当時は、海上運送業および海上運送取扱業は届出登録制)
1950年代
- 1950年12月宮崎県で通運(鉄道利用運送)免許を取得、その後全国で通運事業(鉄道利用運送事業)を展開 宮崎県で一般貸切貨物自動車運送事業免許を取得し、自動車運送事業を開始(現在は沖縄県を除く全都道府県の営業区域で許可を受け、一般貨物自動車運送事業を展開)
- 1954年4月特別積合せ貨物運送事業(路線事業)を開始
- 1959年7月倉庫業の認可取得
1960年代
- 1961年10月上場大阪証券取引所市場第2部に上場
- 1965年10月業界に先駆けてコンピュータを導入
1970年代
- 1970年10月物流コンサルティングを開始
- 1973年10月商号変更センコー株式会社に社名変更
- 1975年3月上場大阪証券取引所市場第1部に上場
- 1977年8月日本・極東と中近東・欧州間のシベリア・ランド・ブリッジサービスを開始
- 1978年7月引越事業に本格進出
1980年代
- 1980年8月南港PDセンター(大阪市)開設により、総合複合機能倉庫(PDセンター)建設に着手
- 1984年11月センコー情報システム株式会社を事業主体としてVAN事業を開始
- 1985年3月量販・小売店向け納品代行システムが稼働、チェーンストア物流事業を開始
- 1987年11月住宅資材物流センターを開設し、住宅資材の物流システムが稼働
1990年代
- 1990年2月上場東京証券取引所市場第1部に上場
- 1991年10月日本 / 米国間の国際VANネットが完成し、サービス開始
- 1996年7月総合交通・物流研修施設クレフィール湖東(滋賀県東近江市)を開設
- 1996年10月神奈川支店が国際標準化機構の品質規格であるISO9002の認証を取得、以降各地の部支店が取得
- 1997年12月大連(中国)で物流センター事業を開始
- 1998年2月船舶の安全管理システムの国際規格である「ISM」の適合証書を取得
2000年代
- 2000年5月ロジスティクスシステム「ベストパートナーシステム」が稼働
- 2001年4月名古屋支店が国際標準化機構の環境規格であるISO14001の認証を取得、以降各地の部支店が取得
- 2004年6月日本と中央アジア間で、チャイナ・ランド・ブリッジを活用した輸送サービスを開始
- 2004年7月創業S-TAFF株式会社を設立し、人材派遣事業に進出
- 2008年4月創業3PL事業と物流コンサルティング事業を行う、ロジ・ソリューション株式会社を設立
- 2009年2月M&A東京納品代行株式会社を子会社化
- 2009年7月M&A株式会社丸藤を子会社化
2010年代
- 2010年3月創業株式会社センコースクールファーム鳥取を設立し、農業に進出
- 2010年11月バルクコンテナ一貫物流システムで、第7回エコプロダクツ大賞で国土交通大臣賞を受賞
- 2011年5月電力使用量削減の取り組みで、日本物流団体連合会から第12回物流環境大賞を受賞
- 2011年7月ケンタッキー物流センター(アメリカ)を開設
- 2011年9月M&A株式会社スマイルを子会社化
- 2013年10月M&Aアスト株式会社を子会社化
- 2014年3月KO-SENKO 物流センター(韓国)を開設
- 2014年10月M&A株式会社ランテックを子会社化し、低温物流事業に本格進出
- 2015年9月レムチャバン物流センター(タイ)を開設
- 2016年4月M&Aアクロストランスポート株式会社を子会社化
- 2016年10月M&A株式会社けいはんなヘルパーステーション(現:ケアテラス株式会社)を子会社化し、介護事業に本格進出
- 2016年10月ヤンゴン・ロジスティクスセンター(ミャンマー)を開設
- 2017年4月商号変更センコーグループホールディングス株式会社に社名変更し、持株会社体制に移行
- 2017年4月M&A日本マリン株式会社と栄吉海運株式会社を子会社化し、海運事業を拡大
- 2017年4月M&ASKYLIFT CONSOLIDATOR (PTE) LTDを子会社化し、国際航空輸送事業に進出
- 2017年9月M&A株式会社ブルーアース(現:株式会社ブルーアースジャパン)を子会社化し、フィットネス分野に進出
- 2017年10月M&A安全輸送株式会社を子会社化
- 2017年10月M&A株式会社ビーナスを子会社化し、介護予防サービス事業に進出
- 2018年1月フォーノイ・ロジスティクスセンター(ベトナム)を開設
- 2018年5月青浦物流センター(中国)を開設
- 2018年7月鉄道利用によるモーダルシフト案件で、日本物流団体連合会から物流環境大賞を受賞
- 2018年9月M&ABest Global Logistics Co., Ltd.を子会社化
- 2018年10月北京物流センター(中国)を開設
- 2019年10月M-SENKOロジスティクスセンター(タイ)を開設
2020年代
- 2020年2月「東京イーストサイド ホテル櫂会」グランドオープン
- 2020年8月M&A株式会社プロケアを子会社化し、子育て事業に進出
- 2020年10月国連グローバル・コンパクトへ参加
- 2020年11月M&A寺内株式会社を子会社化し、生活支援事業を拡大
- 2020年12月M&A株式会社UACJ物流を子会社化し、重量物輸送を拡大
- 2020年12月M&Aナガセ物流株式会社(現:センコーナガセ物流株式会社)を子会社化し、ケミカル物流事業を 強化
- 2021年2月M&Aアズフィット株式会社を子会社化し、家庭紙卸売業を拡大
- 2021年4月M&AAIRROAD PTY LIMITEDを子会社化し、ASEAN・オセアニア地域で3PL事業を拡充
- 2021年10月M&A株式会社セルフ・グロウを子会社化し、外国人人材の雇用拡大に対応
- 2021年11月M&Aダイヤクリーニング株式会社を子会社化し、クリーニング事業に進出
- 2022年1月M&A株式会社カルタスを子会社化し、家庭紙卸業界でのグループシェアの拡大
- 2022年1月M&AAIR PLANNERS (S) PTE.LTD.を子会社化し、国際物流事業のさらなる拡大
- 2022年4月M&AKyoudou Project株式会社を子会社化し、さらなる外国人の派遣事業を拡大
- 2022年4月商号変更東京証券取引所の市場見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に変更
- 2022年7月M&A株式会社オージースポーツ(現:株式会社COSPAウエルネス)を子会社化し、ライフサポート事業の成長を促進
- 2022年12月M&A中央化学株式会社を子会社化し、プロダクト事業に進出
- 2023年2月M&A日制警備保障株式会社を子会社化し、総合人材ビジネス事業を拡大
- 2023年2月M&A株式会社オーナミを子会社化し、国内外の重量物輸送事業を拡大
- 2023年7月M&A長崎運送株式会社を子会社化し、物流・工事事業の拡大と全国ネットの輸送力を強化
- 2023年12月M&A株式会社SERIOホールディングスを子会社化し、子育て支援事業のさらなる拡大
- 2024年2月M&AINFOLOG PTE. LTD.を子会社化し、国際物流のシステム強化やロボティクスを推進
- 2024年3月M&ASimon Transport Pty. Ltd.を子会社化し、オーストラリアでの物流事業を拡大
- 2024年5月M&A株式会社オプラスを子会社化し、和歌山エリアの配送網を強化し、物流事業を拡大
- 2024年5月M&A株式会社日東テクノブレーンを子会社化し、拡大するBPOニーズへの対応を強化
- 2024年7月M&A株式会社七彩を子会社化し、建物のデザインや工事における商事・貿易事業の提案力を強化
- 2024年8月トラック中継輸送専用施設 TSUNAGU STATION浜松(静岡県浜松市)を開設
- 2025年4月M&APDS International Pvt. Ltd.を子会社化し、インドでのフォワーディング事業を拡大
- 2025年8月グループ最大規模となるセンコーグループ浦和物流センター(埼玉県さいたま市)を開設
- 2025年9月M&A株式会社ベリテを子会社化し、商事・貿易事業の領域を拡大
- 2025年11月M&ATotal Fresh Connection Pte. Ltd.を子会社化し、海外コールドチェーンネットワークを拡大
- 2026年3月M&A株式会社丸運を子会社化し、物流における事業領域のさらなる拡大
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 営業収益2026年度まで10,200億円
- 営業利益2026年度まで430億円
- 営業利益率2026年度まで4.2%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
既存事業の拡大と深化
物流事業では成長領域での事業拡充、冷凍冷蔵物流の拡大、海外新規拠点開設、海運グループのシナジー強化を進める。商事事業では新商材・海外事業・M&Aによる拡大、物流費抑制、運営体制整備を行う。
- 02
成長事業の創出と育成
ライフサポート事業の収益性向上とグループ連携強化、ビジネスサポート事業(不動産・人材派遣等)の拡大、プロダクト事業(ものづくり)の基盤強化と物流改善を推進する。
- 03
ESG+H経営への取り組み
2050年カーボンニュートラルに向けたCO2削減、ダイバーシティ&インクルージョン教育の推進、コンプライアンス徹底、スポーツ・文化イベントによる健康増進に取り組む。
- 04
グループ経営の高度化
資本コストや株価を意識した経営、デジタル技術活用による認知度向上、ITセキュリティ・DX教育強化、省力化技術の研究開発、グループシナジー創出、取引先連携を進める。
- 05
働きがいと個人の成長の実現
表彰制度による挑戦する風土の醸成、グループ間交流・人材交流、研修や社内大学による人材育成、従業員持株会の拡大を通じて、従業員の成長と満足度向上を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で27,835人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は816万円で、9期前と比べて+17.1%。平均年齢は43.9歳、平均勤続年数は11.0年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 12,889 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 14,496 | — |
| 2019年3月 | 697 | 46.2 | 17.2 | 16,004 | — |
| 2020年3月 | 725 | 45.7 | 15.8 | 16,693 | — |
| 2021年3月 | 692 | 45.9 | 14.8 | 19,194 | — |
| 2022年3月 | 706 | 45.3 | 14.6 | 20,135 | — |
| 2023年3月 | 698 | 44.4 | 14.1 | 23,095 | — |
| 2024年3月 | 672 | 45.4 | 13.2 | 25,459 | — |
| 2025年3月 | 688 | 45.3 | 10.2 | 26,671 | 131 |
| 2026年3月 | 816 | 43.9 | 11.0 | 27,835 | 133 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社44社(国内 27 / 海外 17) を有報から抽出しています。
- 国内センコー㈱(注)2、4大阪市 北区議決権100.0%
- 国内センコーエーラインアマノ㈱東京都 江戸川区議決権100.0%
- 国内アクロストランスポート㈱東京都 港区議決権100.0%
- 国内東京納品代行㈱千葉県 市川市議決権100.0%
- 国内安全輸送㈱横浜市 戸塚区議決権100.0%
- 国内㈱UACJ物流名古屋市 港区議決権66.7%
- 国内センコーナガセ物流㈱兵庫県 尼崎市議決権85.0%
- 国内㈱丸運東京都 中央区議決権57.8%
- 海外丸運物流(天津)有限公司中国 天津市議決権100.0%
- 海外SENKO INTERNATIONAL PTE. LTD. (注)2Singapore議決権100.0%
- 国内センコーインターナショナル㈱東京都 江東区議決権100.0%
- 海外SENKO (U.S.A.) INC.USA Georgia議決権100.0%
残りのグループ会社32社を開く
- SENKO Logistics Mexico, S.A.de C.V.Mexico Queretaro100%
- 大連三興物流有限公司中国 遼寧省51%
- Senko Logistics Distribution (Thailand)Co.,Ltd.Thailand Chonburi100%
- M-Senko Logistics Co.,Ltd. (注)2Thailand SamutPrakan50%
- AIR PLANNERS (S) PTE.LTD.Singapore100%
- SENKO DISTRIBUTION SERVICE (VIETNAM) CO.,LTDVietnam Hung Yen100%
- Simon Transport Pty. Ltd.Australia Queensland75%
- AIRROAD PTY LIMITEDAustralia New South Wales100%
- NH-SENKO Logistics Co.,Ltd.韓国 慶尚南道 昌原市55%
- 日本マリン㈱東京都 港区60%
- センコー汽船㈱東京都 江東区100%
- ㈱オーナミ大阪市 西区67%
- ㈱ランテック(注)2福岡市 博多区100%
- センコー商事㈱東京都 江東区100%
- ㈱スマイル東京都 江東区100%
- アスト㈱大阪市 中央区70%
- ㈱カルタス東京都 品川区100%
- アズフィット㈱東京都 品川区80%
- ㈱SENKO International Trading東京都 江東区100%
- ㈱ベリテ横浜市 神奈川区50%
- 寺内㈱大阪市 中央区100%
- ㈱COSPAウエルネス大阪市 中央区100%
- ㈱セリオ大阪市 北区100%
- ㈱SERIOホールディングス大阪市 北区100%
- センコー情報システム㈱大阪市 中央区100%
- 中央化学㈱(注)2埼玉県 鴻巣市100%
- 海城中央化学有限公司中国 遼寧省100%
- 無錫中央化学有限公司中国 江蘇省100%
- 上海中央化学有限公司中国 上海市100%
- 環菱中央化学管理有限公司中国 上海市100%
- 東莞中央化学有限公司中国 広東省100%
- センコー・プライベートリート投資法人(注)大阪市 北区34%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は8,996億円、営業利益は370億円。前期と比べると増収増益で、売上が+5.3%、利益が+6.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1.0兆円 | 8,996億円 |
| 営業利益 | 430億円 | 370億円 |
| 純利益 | 234億円 | 193億円 |
| 1株あたり配当 | ¥56 | ¥56 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は2,487億円、営業利益は107億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年4Q | 4,921 | — | — | 21 |
| 2019年4Q | 5,296 | — | — | 21 |
| 2020年4Q | 5,700 | — | — | 12 |
| 2021年4Q | 5,724 | — | — | 26 |
| 2022年4Q | 6,231 | — | — | 25 |
| 2023年4Q | 6,963 | — | — | 4 |
| 2024年4Q | 7,784 | — | — | 7 |
| 2025年4Q | 8,546 | 180 | 2.1 | 81 |
| 2026年4Q | 8,996 | 208 | 2.3 | 106 |
| 2027年1Q | 2,487 | 107 | 4.3 | 64 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は2,935億円から8,996億円へ3.1倍に増えた。直近期の営業利益率は4.1%。売上は13期、純利益は13期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| アスト株式会社を子会社化 | |||||
| 2013年3月 | 2,935 | — | 101 | — | 52 |
| 株式会社ランテックを子会社化し、低温物流事業に本格進出 | |||||
| 2014年3月 | 3,339 | — | 113 | — | 65 |
| レムチャバン物流センター(タイ)を開設 | |||||
| 2015年3月 | 3,984 | — | 132 | — | 71 |
| アクロストランスポート株式会社を子会社化 | |||||
| 2016年3月 | 4,340 | — | 172 | — | 85 |
| 日本マリン株式会社と栄吉海運株式会社を子会社化し、海運事業を拡大 | |||||
| 2017年3月 | 4,554 | — | 173 | — | 90 |
| Best Global Logistics Co., Ltd.を子会社化 | |||||
| 2018年3月 | 4,921 | — | 173 | — | 95 |
| M-SENKOロジスティクスセンター(タイ)を開設 | |||||
| 2019年3月 | 5,296 | — | 199 | — | 117 |
| 株式会社プロケアを子会社化し、子育て事業に進出 | |||||
| 2020年3月 | 5,700 | — | 207 | — | 121 |
| アズフィット株式会社を子会社化し、家庭紙卸売業を拡大 | |||||
| 2021年3月 | 5,724 | — | 222 | — | 142 |
| 株式会社カルタスを子会社化し、家庭紙卸業界でのグループシェアの拡大 | |||||
| 2022年3月 | 6,231 | — | 261 | — | 152 |
| 日制警備保障株式会社を子会社化し、総合人材ビジネス事業を拡大 | |||||
| 2023年3月 | 6,963 | — | 262 | — | 153 |
| INFOLOG PTE. LTD.を子会社化し、国際物流のシステム強化やロボティクスを推進 | |||||
| 2024年3月 | 7,784 | — | 305 | — | 159 |
| PDS International Pvt. Ltd.を子会社化し、インドでのフォワーディング事業を拡大 | |||||
| 2025年3月 | 8,546 | 349 | 338 | 4.1 | 186 |
| 株式会社丸運を子会社化し、物流における事業領域のさらなる拡大 | |||||
| 2026年3月 | 8,996 | 370 | 352 | 4.1 | 193 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高8,996億円のうち、営業利益として残るのは370億円で4.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は193億円、売上の2.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.2%を下回る水準。
- 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金83.7%7,533億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.1%1,093億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.1%370億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが611億円、投資CFが−619億円で、差し引きのフリーCFは−8億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は894億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 110 | −62 | −26 | 48 | 157 |
| 2014年3月 | 107 | −250 | 146 | −143 | 177 |
| 2015年3月 | 192 | −180 | 62 | 12 | 255 |
| 2016年3月 | 161 | −23 | −215 | 138 | 178 |
| 2017年3月 | 208 | −37 | −86 | 171 | 262 |
| 2018年3月 | 246 | −370 | 99 | −124 | 238 |
| 2019年3月 | 270 | −158 | −132 | 112 | 228 |
| 2020年3月 | 311 | −180 | −92 | 131 | 271 |
| 2021年3月 | 319 | −463 | 368 | −144 | 504 |
| 2022年3月 | 319 | −461 | 58 | −142 | 422 |
| 2023年3月 | 477 | −523 | 177 | −46 | 561 |
| 2024年3月 | 512 | −625 | 332 | −113 | 793 |
| 2025年3月 | 447 | −580 | 5 | −133 | 673 |
| 2026年3月 | 611 | −619 | 212 | −8 | 894 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は8,220億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,642億円で、自己資本比率は27.6%(業種中央値40.1%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2,081 | 673 | 1,408 | 31.3 |
| 2014年3月 | 2,436 | 723 | 1,713 | 27.8 |
| 2015年3月 | 2,853 | 927 | 1,926 | 28.4 |
| 2016年3月 | 2,695 | 1,000 | 1,695 | 32.6 |
| 2017年3月 | 2,860 | 1,141 | 1,719 | 35.1 |
| 2018年3月 | 3,340 | 1,181 | 2,159 | 33.7 |
| 2019年3月 | 3,405 | 1,269 | 2,136 | 35.0 |
| 2020年3月 | 3,563 | 1,342 | 2,221 | 35.1 |
| 2021年3月 | 4,361 | 1,461 | 2,900 | 30.9 |
| 2022年3月 | 4,808 | 1,609 | 3,199 | 30.5 |
| 2023年3月 | 5,819 | 1,791 | 4,028 | 27.6 |
| 2024年3月 | 6,861 | 2,046 | 4,815 | 26.1 |
| 2025年3月 | 7,187 | 2,432 | 4,755 | 30.2 |
| 2026年3月 | 8,220 | 2,642 | 5,578 | 27.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
陸運業 56社との比較
同じ陸運業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで56社中25位あたり、逆に低いのは自己資本比率で56社中53位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,228.5で、1年前と比べて+13.2%。過去52週の値幅のなかでは78%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 19.7倍 |
| PER (会社予想) | 16.0倍 |
| PBR | 1.61倍 |
| 配当利回り | 2.51% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1カ月で5.05%上昇し、8月18日に2342円まで上昇。25日線2239円を+2.6%上回り、75日線2045円と200日線1954円は上回る。52週高値2378円に接近し、RSI68.9と上昇基調。7月半ばの2042円から緩やかな上昇が続き、8月に入り出来高を伴いながら高値を更新。52週安値1695円からの上昇は35.5%。需給改善とセクターの物色が背景。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 52/100)。
PERは20.23倍で業界平均の15.59倍を上回り、PBRも1.66倍と平均の1.07倍を大きく超える。一方、予想PERは16.4倍と改善見込みで、ROEは8.7%と平均並み。配当利回りは2.44%と平均の2.33%を上回るが、配当性向が541.41%と異常に高く、持続性に懸念。割安とは言えないが、収益改善と配当利回りの高さから、ほぼ妥当と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 19.7倍 | 15.7倍 |
| PER (予想) | 16.0倍 | — |
| PBR | 1.61倍 | 1.07倍 |
| ROE | 8.7% | 8.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
物流業界は人手不足と燃料高で環境が厳しく、収益性改善が最大の焦点。強気派は、M&Aによる規模拡大と効率化の進展、さらに3PL需要の成長を評価。弱気派は、既存事業の低採算性と価格競争の激化を懸念する。
- M&Aによる規模拡大
売上高は2023年3月期から2026年3月期予想まで約30%増加。
- 3PL需要の伸び
アウトソーシング需要で物流受託が拡大傾向。
- 効率化の進展
営業利益率は2025年3月期4.08%、2026年3月期予想4.11%と微増。
- 売上高8,996億円、前期比5.3%増と拡大継続通年影響中
2025/3期8546億円→2026/3期8996億円。3期連続で増収している
- 営業利益370億円、前期比21億円増益決算発表後影響中
営業利益は349億円→370億円。売上増と効率化で増益を確保
- 純利益193億円、3期連続増益決算発表後影響中
純利益は159→186→193億円と3期連続で増加。EPS成長が株価を下支え
- 外国人持株比率31.92%と高く、物色人気継続影響弱
外国人持株比率は31.92%。インデックス需要やアクティブ資金の選好対象
- 人手不足と人件費増
ドライバー不足で人件費が上昇、利益を圧迫。
- 燃料費の高止まり
燃油サーチャージだけでは吸収しきれないコスト増。
- 低採算事業の存在
業界全体の供給過剰で価格競争が激しく、利益率は低水準。
- 営業利益率4.11%と低採算、コスト増に脆弱通年影響中
売上高8,996億円に対し営業利益370億円、利益率4.11%。コスト増の影響を受けやすい
- 予想PER非開示で業績見通しの透明性不足不定影響中
予想PER非開示で市場コンセンサスが不明。株価評価の裏付けが弱い
- ROE8.7%は資本コストに届かず、PBR1.65倍は割高感継続影響弱
ROE8.7%に対しPBR1.65倍。資本効率が改善しなければ株価は伸び悩む
- 株価上昇後の利益確定売りリスク継続影響弱
1年リターン+13.53%と堅調。短期的な過熱感から戻り売りが出やすい
- 営業利益率
- 収益性改善の最重要指標
- M&Aシナジー効果
- 買収企業の統合効果がどれだけ出るか
- ドライバー充足率
- 人手不足が事業に与える影響を測る
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり56円で、前期から+8.7%。いまの株価に対する利回りは2.51%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 22 | — | 86.8 |
| 2018年3月 | 22 | 0.0 | 301.5 |
| 2019年3月 | 26 | 18.2 | 107.1 |
| 2020年3月 | 26 | 0.0 | 98.9 |
| 2021年3月 | 26 | 0.0 | 250.9 |
| 2022年3月 | 34 | 30.8 | 83.7 |
| 2023年3月 | 34 | 0.0 | 152.6 |
| 2024年3月 | 38 | 11.8 | 93.1 |
| 2025年3月 | 46 | 21.1 | 116.8 |
| 2026年3月 | 50 | 8.7 | 541.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥56
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ22,056人。区分でいちばん多いのは外国法人で31.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.2%を占め、残る56.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 19.2 | 21.6 | 19.6 | 21.9 | 27.1 | 31.9 |
| 金融機関 | 38.2 | 35.9 | 39.3 | 34.7 | 30.9 | 28.5 |
| 個人・その他 | 17.0 | 19.6 | 18.1 | 19.6 | 16.4 | 18.4 |
| 事業法人 | 24.4 | 21.6 | 21.4 | 21.3 | 19.6 | 14.7 |
| 証券会社 | 1.2 | 1.4 | 1.6 | 2.4 | 6.0 | 6.5 |
| 自己株式 | 2.7 | 4.7 | 1.2 | 1.1 | 0.3 | 2.7 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 11.79 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 6.13 |
| 03 | センコーグループ従業員持株会 | 4.77 |
| 04 | いすゞ自動車株式会社 | 2.30 |
| 05 | 旭化成株式会社 | 2.07 |
| 06 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.98 |
| 07 | 積水化学工業株式会社 | 1.93 |
| 08 | 野村證券株式会社 | 1.78 |
| 09 | MACQUARIE FINANCIAL LIMITED (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 1.69 |
| 10 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.56 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-31ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)変更報告12.74%+0.83pt
- 2026-07-02ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)新規の大量保有報告0.57%
- 2026-05-13ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)新規の大量保有報告0.57%
- 2026-04-07野村證券株式会社新規の大量保有報告1.77%+0.12pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+174%、1株純資産は14期で+160%。直近期のROEは8.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 41 | 521 | 8.2 | 11.9 | 55.2 |
| 2014年3月 | 52 | 540 | 9.8 | 8.6 | 44.1 |
| 2015年3月 | 55 | 581 | 9.5 | 14.2 | 50.5 |
| 2016年3月 | 60 | 614 | 10.1 | 11.3 | 74.9 |
| 2017年3月 | 62 | 662 | 9.5 | 11.6 | 86.8 |
| 2018年3月 | 63 | 741 | 8.9 | 13.2 | 301.5 |
| 2019年3月 | 77 | 785 | 10.1 | 11.9 | 107.1 |
| 2020年3月 | 80 | 824 | 9.9 | 10.5 | 98.9 |
| 2021年3月 | 94 | 910 | 11.0 | 11.2 | 250.9 |
| 2022年3月 | 104 | 986 | 10.8 | 8.6 | 83.7 |
| 2023年3月 | 103 | 1,076 | 10.0 | 9.2 | 152.6 |
| 2024年3月 | 106 | 1,197 | 9.4 | 10.8 | 93.1 |
| 2025年3月 | 119 | 1,271 | 9.4 | 12.7 | 116.8 |
| 2026年3月 | 114 | 1,357 | 8.7 | 15.8 | 541.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
16名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額373百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 福田泰久 | 代表取締役社長 経営戦略本部長(兼)プロダクト事業本部長 | 80 | 255,000 |
| 佐々木信郎 | 取締役 専務執行役員 管理本部長 | 69 | 63,000 |
| 大野茂 | 取締役 専務執行役員 国際事業本部長 | 61 | 16,000 |
| 増田康裕 | 取締役 常務執行役員 ライフサポート事業本部長 | 68 | 18,000 |
| 堤秀樹 | 取締役 常務執行役員 商事・貿易事業担当 | 65 | 11,000 |
| 大越昇 | 取締役 常務執行役員 第1物流事業担当 | 64 | 57,000 |
| 杉浦康之 | 取締役 | 72 | 8,000 |
| 荒木葉子 | 取締役 | 69 | 14,000 |
| 奥野史子 | 取締役 | 54 | 1,000 |
| 白石真澄 | 取締役 | 67 | — |
| 寺浦康子 | 取締役 | 55 | — |
| 上中正敦 | 常勤監査役 | 66 | 51,000 |
残りの役員4名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 竹谷聡 | 常勤監査役 | 65 | 51,000 |
| 小原紳一郎 | 常勤監査役 | 64 | 2,000 |
| 岡野芳郎 | 監査役 | 71 | 1,000 |
| 吉本惠一郎 | — | 73 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 162 | 66 | 15 | 256 | 37 |
| 社外取締役 | 8 | 59 | 11 | — | 70 | 9 |
| 監査役 | 3 | 35 | 11 | — | 47 | 16 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,524字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,672字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,530字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,193字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第109期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-23
- 半期報告書半期報告書-第109期(2025/04/01-2025/09/30)2025-11-14
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