本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,126.74+360ドル円158.71-1NASDAQ26,208.2+108S&P 5007,669.05+38SOX 指数11,340.45+52毎時更新

三井倉庫ホールディングス

MITSUI-SOKO HOLDINGS Co., Ltd.9302 · Prime · 倉庫・運輸関連業

倉庫保管・荷役から国際複合一貫輸送・3PLまで、幅広い物流サービスを顧客に提供。

概要

三井倉庫ホールディングスは、1909年に三井銀行倉庫部から分離独立した三井グループ系の総合物流企業である。倉庫保管・荷役、港湾運送、国際物流、3PLなどの物流サービスを国内外で提供し、不動産賃貸事業も手掛ける。2026年3月期の連結営業収益は約2,995億円、従業員数は7,654人。東京証券取引所に上場(1950年4月)。

物流事業が営業収益の97%を占める収益構造

三井倉庫ホールディングスの連結営業収益のうち、物流事業が約97%を占める。2026年3月期の物流事業営業収益は2,919億63百万円(前期比6.1%増)、営業利益は244億63百万円(同14.4%増)。内訳は倉庫保管・荷役、港湾運送、国際物流・複合一貫輸送、航空貨物、3PL・SCM支援など多岐にわたる。一方、不動産事業はビル賃貸を中心に営業収益86億31百万円(同28.6%増)、営業利益36億61百万円(同69.4%増)と規模は小さいが高い利益率を示す。収益の大半を物流が稼ぎ出す一方、不動産が安定収益を補完する構造である。

38の国と地域に広がる海外ネットワーク

三井倉庫グループは、連結子会社73社、持分法適用関連会社3社を含む80社超で構成され、海外では38の国と地域に事業拠点を持つ。1979年にシンガポールにMitsui-Soko (Singapore) Pte. Ltd.を設立したのを皮切りに、1982年には米国にMitsui-Soko (U.S.A.) Inc.、2012年には中国に三井倉庫(中国)投資有限公司を設立。欧州でも物流拠点を開設し、グローバルなサプライチェーン対応を強化している。海外拠点は国際海上・航空貨物の取扱い、複合一貫輸送、現地倉庫運営などを担当し、日本企業の海外進出を支える。

持株会社体制とグループ企業の連携

2014年10月、三井倉庫は持株会社制へ移行し、社名を三井倉庫ホールディングス株式会社に変更。倉庫事業・港湾運送事業を三井倉庫株式会社、BPO事業を三井倉庫ビジネストラスト株式会社として分社化した(後に統合)。グループ内には、1961年設立の北海三井倉庫ロジスティクス、1992年分社の三井倉庫九州、2015年株式取得の三井倉庫サプライチェーンソリューションなど、地域・機能別の子会社が連携。2026年2月には三井不動産と資本業務提携を締結し、物流施設開発での協業を視野に入れる。

中期経営計画が掲げる2027年目標

三井倉庫HDは2022年に5カ年の中期経営計画「中期経営計画2022」(2023年3月期~2027年3月期)を策定。数値目標として、2027年3月期に営業収益3,500億円、営業利益230億円、ROE12%超を掲げる。2026年3月期実績は営業収益2,994億72百万円、営業利益221億11百万円、ROE8.6%と、一部目標に未達だが、航空貨物需要の増加や不動産のマルチテナント化で増収増益を達成。グループ総合力の結集、オペレーションの標準化、DX投資など3つの成長戦略を推進する。

業界の中での役割は物流事業を主軸に、不動産賃貸も併営する総合物流事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,995億円
営業利益
221億円
営業利益率
7.4%
純利益
112億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01物流(倉庫・港湾・陸上・国際・3PL)主力

倉庫保管・荷役、港湾作業・運送、海外物流、複合一貫輸送、航空貨物、3PL、サプライチェーンマネジメント支援等の物流サービスを有機的・効率的に提供。国内外の子会社が連携。

主要顧客製造業、商社、小売業等

主な製品・サービス4
倉庫保管・荷役
貨物の保管・入出庫・荷役等の物流センター運営。
港湾運送・陸上運送
港湾における荷役、はしけ運送、トラック輸送等。
国際物流・複合一貫輸送
国際海上・航空貨物の取扱、通関、複合一貫輸送。
3PL・SCM支援
サプライチェーン全体の最適化を図る物流戦略の提案・実行。

02不動産(ビル賃貸)副次

ビル賃貸業を中心とする不動産事業。

製品と技術

倉庫保管・荷役を核とする物流センター運営

三井倉庫HDの最も伝統的な事業が倉庫保管・荷役である。全国に物流センターを運営し、貨物の入出庫、保管、仕分け、ピッキング、荷役作業を提供。1968年に海上コンテナの取扱いを開始して以来、コンテナターミナルの運営でも実績を持つ。倉庫は一般倉庫のほか、冷蔵倉庫、危険物倉庫など多様なタイプを保有。近年はeコマース向けの物流センター運営にも注力しており、2011年には中国でeコマース物流インフラの構築を開始した。

港湾運送から国際複合一貫輸送への拡大

1917年の港湾運送事業参入以来、神戸・横浜・東京などの主要港で荷役、はしけ運送、通関業務を展開。1968年のコンテナ化以降は、国際海上コンテナの取扱いと国内コンテナターミナル運営に加え、複合一貫輸送サービスを提供。1977年には国際部を設置し、国際運送業務を本格化。現在は国際海上貨物、航空貨物のフォワーディング、通関、陸上輸送を組み合わせたドア・ツー・ドアの国際複合一貫輸送が強みである。航空貨物ではIATA代理店資格を保有し、2026年3月期には航空貨物輸送の取扱増が物流事業の増収に貢献した。

3PL・SCM支援における統合ソリューション

2008年に本社に3PL推進部を設置し、サード・パーティ・ロジスティクス(3PL)事業を本格化。単なる物流作業の受託にとどまらず、サプライチェーン全体の最適化を提案・実行する。具体的には在庫管理、輸配送計画、物流センター設計、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)を組み合わせた統合ソリューションを提供。2015年に買収した三井倉庫サプライチェーンソリューションは、ソニーグループの物流経験を活かした高度なSCM支援が強み。中期経営計画でも「統合ソリューションサービスの深化」を成長戦略の柱に掲げる。

MSH日本橋箱崎ビルに象徴される不動産事業

不動産事業はビル賃貸業を中心とし、1989年に竣工した「三井倉庫箱崎ビル」(現MSH日本橋箱崎ビル)を中核とする。2024年に名称変更したこのビルは、マルチテナント化を進め、2026年3月期には新規テナント入居により不動産事業の営業収益が86億31百万円(前期比28.6%増)に拡大。同ビルは本店所在地でもあり、グループの不動産戦略の象徴である。今後は三井不動産との資本業務提携を通じて、物流施設の開発にも注力する方針である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

倉庫・運輸関連業のなかでの位置

倉庫業3位グループ、収益改善

三井倉庫ホールディングスは倉庫・物流事業で業界第3位グループ。同業の三菱倉庫、住友倉庫と並ぶ大手だが、営業収益は約2800億円と両者に比べやや劣る。営業利益率は6.3%と改善傾向にあり、物流需要の拡大を背景に売上高も増加。国際物流や不動産事業も手掛けるが、三菱倉庫などに比べ海外展開は限定的。国内では澁澤倉庫などと競合し、差別化が求められる。

強み

  • 三菱倉庫、住友倉庫に次ぐ業界3位のポジションを確保。
  • 営業利益率が6.3%に上昇し、経営効率が向上している。
  • 物流需要の増加に支えられ、売上高が年5%程度成長。
  • 倉庫、港湾運送、国際フォワーディングなど幅広く展開。

課題

  • 三菱倉庫など大手とサービスが類似し、独自性が打ち出しにくい。
  • 国際物流事業はあるが、海外拠点が限定的で成長余地が限られる。
  • 物流業界全体の人手不足がコスト増やサービス低下につながる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

物流・運輸の時価総額近傍。太字が三井倉庫ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19048名古屋鉄道3,709億円18.1倍
24666パーク243,435億円9.2倍
39045京阪ホールディングス3,425億円9.6倍
49044NANKAI3,362億円13.6倍
59303住友倉庫3,233億円18.3倍
69302三井倉庫ホールディングス2,582億円22.3倍
79003相鉄ホールディングス2,545億円10.0倍
89110NSユナイテッド海運2,510億円10.2倍
99075福山通運2,504億円16.9倍
109031西日本鉄道2,482億円7.4倍
111333Umios1,976億円8.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。

会社の歴史

沿革 47件

三井銀行倉庫部から独立した1909年

1909年10月、三井銀行の倉庫部を母体として「東神倉庫株式会社」が分離独立。本店を東京、支店を東京・神戸・門司に設置した。1913年には横浜派出を開業(後に横浜支店)。当初は銀行倉庫の運営が中心であり、三井グループの物流部門としての役割を担った。この独立により、倉庫業を中核とする企業としての基盤が築かれた。

港湾運送事業に進出した1917年

1917年8月、神戸桟橋会社の海上業務を買収し、港湾運送事業へ本格参入。これにより倉庫保管から港湾荷役、はしけ運送まで一貫したサービスを提供可能となった。1918年には大阪倉庫会社を買収し大阪支店を設置、1922年には名古屋出張所(後に支店)を設置。関西・中部への事業拡大を進め、総合物流企業への布石を打った。1942年3月には社名を「三井倉庫株式会社」と改称し、三井グループ傘下の倉庫・港湾運送専門会社としての地位を確立した。

戦時供出と戦後再開の1940年代

1944年、戦時体制下で発足した日本倉庫統制株式会社に各地の主要施設を供出。1945年の終戦後、同社から施設と業務の返還を受け、各支店とも営業を再開した。1948年には大阪に大正運輸株式会社(後の三井倉庫港運)を設立し、港湾運送事業を再構築。1950年4月には東京証券取引所に株式を上場し、資金調達力を高めた。戦後の混乱期を乗り越え、企業としての再出発を図った時期である。

コンテナ化と国際展開の1960~80年代

1966年8月、自動車運送取扱業を開始。1968年3月には海上コンテナの取扱いと国内コンテナターミナルの運営を開始し、コンテナ化に対応。1969年には貨物自動車運送業免許を取得し、コンテナのトラック輸送を開始した。1977年には国際部・プラント部を設置し国際運送業務を本格化。1979年シンガポール、1982年米国に現地法人を設立し、海外ネットワークを拡大。1982年にはIATA航空貨物代理店資格を取得し、航空貨物事業にも参入した。

M&Aによる事業拡大と持株会社制移行の2010年代

2011年、ジェイティービーエアカーゴを買収し三井倉庫エアカーゴに改称(後に三井倉庫エクスプレスに統合)。2012年には三洋電機ロジスティクスを買収し三井倉庫ロジスティクスに。2014年10月、持株会社制に移行し三井倉庫ホールディングスに商号変更。2015年にはソニーサプライチェーンソリューションの株式66%を取得し、三井倉庫サプライチェーンソリューションに。同年、三井倉庫トランスポートを設立し、丸協運輸他4社を買収。M&Aを通じて事業領域を拡大し、グループ体制を強化した。

三井不動産との資本業務提携と現在地

2026年2月、三井不動産株式会社と資本業務提携契約を締結。物流施設の開発・運営での協業を視野に入れ、両社の資源を活用した事業展開を目指す。同年5月には本店所在地を東京都港区西新橋から中央区日本橋箱崎町に移転し、三井倉庫箱崎ビル(現MSH日本橋箱崎ビル)を不動産事業の核とする。2026年3月期の連結業績は営業収益2,994億72百万円、営業利益221億11百万円と増収増益。中期経営計画の最終年度に向け、引き続き成長戦略を推進する。

年表47件を開く

1900年代

  • 1909年10月三井銀行倉庫部より「東神倉庫株式会社」として分離独立、本店を東京に、支店を東京、神戸、門司に設置

1910年代

  • 1913年横浜派出開業(1923年横浜支店となる)
  • 1917年8月M&A神戸桟橋会社の海上業務を買収し、港湾運送事業に進出
  • 1918年1月M&A大阪倉庫会社を買収、大阪支店として営業を開始

1920年代

  • 1922年9月名古屋出張所設置(1937年名古屋支店となる)

1940年代

  • 1942年3月社名を「三井倉庫株式会社」と改称
  • 1944年創業戦時体制下に発足した「日本倉庫統制㈱」に各地の主要施設を供出
  • 1945年日本倉庫統制㈱から供出施設及び業務の返還を受け、各支店とも営業を再開
  • 1948年7月大阪に「大正運輸㈱」設立(1967年現社名の「三井倉庫港運㈱」に改称)

1950年代

  • 1950年4月上場東京証券取引所に株式を上場
  • 1950年8月福井に「是則倉庫運輸㈱」設立(1966年「福井三則倉庫運輸㈱」と改称、1992年現社名の「㈱ミツノリ」に改称)

1960年代

  • 1961年3月北海道釧路に「北海三井倉庫㈱」を設立(2012年「北海三井倉庫ロジスティクス㈱」に改称)
  • 1966年8月自動車運送取扱業を開始
  • 1968年3月海上コンテナの取扱いと国内におけるコンテナ・ターミナルの運営を開始
  • 1969年4月貨物自動車運送業の免許取得、コンテナのトラック輸送開始

1970年代

  • 1977年12月本店に国際部、プラント部設置、国際運送業務を本格展開
  • 1979年8月創業シンガポールに「Mitsui-Soko (Singapore) Pte. Ltd.」設立

1980年代

  • 1982年6月IATA航空貨物代理店資格取得、航空貨物取扱業務を本格化
  • 1982年12月創業米国・ニューヨークに「Mitsui-Soko (U. S. A.) Inc.」設立
  • 1984年11月本店所在地を「東京都中央区日本橋箱崎町」から「中央区日本橋茅場町一丁目」に移転
  • 1986年11月ビッグバッグ業務(トランクルーム保管、引越等の非商品対象業務)を開始
  • 1988年2月創業シンガポールに「MITSUI-SOKO INTERNATIONAL PTE LTD」設立
  • 1989年3月「三井倉庫箱崎ビル」竣工(2024年「MSH日本橋箱崎ビル」に改称)、不動産賃貸業務を本格展開

1990年代

  • 1992年1月本支店制を廃止し、本支社制(本社各部及び関東、中部、関西、九州各支社)とする

2000年代

  • 2001年4月九州支社を「三井倉庫九州㈱」として分社
  • 2002年6月本店所在地を「東京都中央区日本橋茅場町一丁目」から「東京都港区海岸三丁目」に移転
  • 2004年4月執行役員制度導入
  • 2006年4月本社にBPO事業推進部を設置、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業を本格展開
  • 2008年4月本社に3PL推進部を設置、3PL(サード・パーティ・ロジスティクス)事業を本格展開
  • 2009年10月創業創立100周年を迎える
  • 2009年12月自己株式1,500万株を消却(発行済株式総数を124,415,013株に減少)

2010年代

  • 2010年4月全社組織を改編し、事業部門制度を導入
  • 2011年3月ジェイティービーエアカーゴ㈱の全株式を取得し、㈱三井倉庫エアカーゴに改称
  • 2011年9月本店所在地を「東京都港区海岸三丁目」から「東京都港区西新橋三丁目」に移転
  • 2011年12月中国におけるeコマースビジネスのための物流、商流インフラを構築、提供開始
  • 2012年3月創業中国に「三井倉庫(中国)投資有限公司」を設立
  • 2012年4月三洋電機ロジスティクス㈱の全株式を取得し、三井倉庫ロジスティクス㈱に改称
  • 2012年7月M&A㈱三井倉庫エアカーゴとTASエクスプレス㈱を合併し、三井倉庫エクスプレス㈱に改称
  • 2014年10月持株会社制への移行に伴い、社名を「三井倉庫ホールディングス株式会社」と改称し、倉庫事業部門・港湾運送事業部門を「三井倉庫㈱」、及びBPO事業部門を「三井倉庫ビジネストラスト㈱」として分社化
  • 2015年4月ソニーサプライチェーンソリューション㈱の株式を66%取得し、三井倉庫サプライチェーンソリューション㈱に改称
  • 2015年11月三井倉庫トランスポート㈱設立
  • 2015年12月M&A三井倉庫トランスポート㈱が大阪に本社を置く丸協運輸㈱及び愛媛に本社を置く丸協運輸㈱並びにその他関係する会社4社の全株式を取得し、連結子会社化
  • 2017年4月M&A三井倉庫ビジネストラスト㈱を吸収合併により三井倉庫㈱へ統合
  • 2018年10月商号変更普通株式を5対1の割合で併合し、単元株式を100株に変更

2020年代

  • 2025年5月普通株式を1対3の割合で分割
  • 2025年5月本店所在地を「東京都港区西新橋三丁目」から「東京都中央区日本橋箱崎町」に移転
  • 2026年2月三井不動産㈱と資本業務提携契約を締結

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業収益2027年3月末まで3,500億円
  • 営業利益2027年3月末まで230億円
  • 営業キャッシュ・フロー2027年3月末まで300億円
  • ROE2027年3月末まで12%超

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    グループ総合力結集によるトップライン成長

    統合ソリューションサービスの深化、サステナビリティ対応ビジネスの拡大、グループの顧客基盤と物流機能を活用した業際業務の深耕を推進。

  2. 02

    オペレーションの競争力強化

    標準化を深化させ、人の力とテクノロジーを融合した現場力を実現。業務品質向上による競争優位性確保とローコスト化による収益性向上を目指す。

  3. 03

    深化を支える経営基盤の構築

    DXによるビジネスモデル変革、共創によるイノベーション創出、事業アセットの開発・価値向上、ESG経営の強化に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で7,654人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は847万円で、9期前と比べて+12.9%平均年齢は42.3歳、平均勤続年数は12.9年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月8,747
2018年3月8,763
2019年3月75141.813.58,813
2020年3月77442.113.98,967
2021年3月79042.314.18,502
2022年3月76842.314.28,172
2023年3月80742.413.28,057
2024年3月79142.311.97,882
2025年3月79342.112.47,924225
2026年3月84742.312.97,654289

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社21(国内 12 / 海外 9、うち連結子会社 19) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
箱崎ビルほか — 東京都中央区ほか384億円
不動産事業
東京港事務所ほか関東地域18事業所234億円
物流事業(倉庫保管・荷役、港湾作業・運送)
小野浜事務所ほか関西地域11事業所141億円
物流事業(倉庫保管・荷役、港湾作業・運送)
福岡事業所(福岡市東区)ほか118億円
物流事業
関東P&Mセンター第2事務所(埼玉県加須市)ほか7,985百万円
物流事業
厚木倉庫(神奈川県愛甲郡)ほか6,286百万円
物流事業
茨木レコードセンターほか5事業所4,973百万円
物流事業(倉庫保管・荷役)
松山第1倉庫(愛媛県松山市)ほか4,754百万円
物流事業
NIP倉庫(インドネシア東ジャワ州)ほか4,665百万円
物流事業
シアトル倉庫(米国ワシントン州)ほか4,309百万円
物流事業
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    三井倉庫㈱(注)4・5
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三井倉庫九州㈱(注)3
    福岡市博多区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三井倉庫ビジネスパートナーズ㈱(注)3
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Mitex Logistics (Shanghai)Co.,Ltd. (注)3
    中国 上海 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Mitsui-Soko (Singapore) Pte.Ltd. (注)3
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Mitsui-Soko (U.S.A.) Inc. (注)4
    米国 カリフォルニア · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PST CLC Mitsui-Soko, a.s.
    チェコ プラハ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三井倉庫エクスプレス㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権64.2%
  • 海外
    MSE Express America,Inc. (注)3
    米国 イリノイ · 連結子会社
    議決権64.2%
  • 海外
    MSE Express (Thailand)Co.,Ltd. (注)3
    タイ サムットプラカーン · 連結子会社
    議決権32.5%
  • 国内
    三井倉庫ロジスティクス㈱(注)6
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三井倉庫サプライチェーンソリューション㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権66.0%
残りのグループ会社9社を開く
  • ロジスティックスオペレーションサービス㈱(注)3東京都品川区66%
  • MS Supply Chain Solutions(Thailand)Ltd. (注)3タイ バンコク66%
  • MS Supply Chain Solutions(Malaysia)Sdn.Bhd.(注)3・4マレーシア セランゴール66%
  • 三井倉庫トランスポート㈱大阪市西区100%
  • 丸協運輸㈱(大阪)(注)3大阪府 東大阪市100%
  • 丸協運輸㈱(愛媛)(注)3愛媛県 東温市100%
  • その他55社
  • 上海錦江三井倉庫国際物流有限公司(注)3中国 上海49%
  • その他2社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,995億円営業利益221億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.7%、利益が+24.2%。

売上高
+6.7%
2,995億円
営業利益
+24.2%
221億円
純利益
+12.0%
112億円
営業利益率
7.4%
前期比 +1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高3,160億円2,995億円
営業利益230億円221億円
純利益125億円112億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は807億円、営業利益は57億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q2,33210
2019年4Q2,4199
2020年4Q2,41110
2021年4Q2,53636
2022年4Q3,01042
2023年4Q3,00824
2024年4Q2,60621
2025年4Q2,807833.042
2026年4Q2,9951053.556
2027年1Q807577.137

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,482億円から2,995億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は7.4%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,4823732
2014年3月1,6153845
三井倉庫トランスポート㈱が大阪に本社を置く丸協運輸㈱及び愛媛に本社を置く丸協運輸㈱並びにその他関係する会社4社の全株式を取得し、連結子会社化
2015年3月1,7054312
2016年3月2,13092
三井倉庫ビジネストラスト㈱を吸収合併により三井倉庫㈱へ統合
2017年3月2,25537−234
普通株式を5対1の割合で併合し、単元株式を100株に変更
2018年3月2,3326544
2019年3月2,41911152
2020年3月2,41110564
2021年3月2,536172115
2022年3月3,010256145
2023年3月3,008265156
2024年3月2,606210121
2025年3月2,8071781806.3100
2026年3月2,9952212137.4112

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,995億円のうち、営業利益として残るのは221億円7.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は112億円、売上の3.7%にあたる。営業利益率は業種中央値5.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金84.6%2,534億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.0%240億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.4%221億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+2.0pt
7.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.2pt
3.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.7pt
8.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが237億円、投資CFが−96億円で、差し引きのフリーCFは141億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は477億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月71−35731−286296
2014年3月136−53−24083159
2015年3月80−148128−68227
2016年3月111−360288−249250
2017年3月125−12960−4309
2018年3月122−58−12264253
2019年3月185−40−166145230
2020年3月211−55−167156214
2021年3月2138−217221227
2022年3月231−70−172161228
2023年3月323−63−161260334
2024年3月232−105−171127309
2025年3月219−156−2663347
2026年3月237−96−34141477

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,107億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,571億円で、自己資本比率は45.7%(業種中央値56.9%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,3295771,75223.5
2014年3月2,2076591,54828.4
2015年3月2,4497301,71927.9
2016年3月2,8536672,18621.6
2017年3月2,6724182,25414.1
2018年3月2,6274842,14316.8
2019年3月2,5215221,99918.8
2020年3月2,3935481,84520.8
2021年3月2,3846851,69926.3
2022年3月2,5838861,69730.8
2023年3月2,5871,0411,54636.1
2024年3月2,6351,2081,42741.7
2025年3月2,8041,2971,50641.8
2026年3月3,1071,5711,53645.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
480億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
855億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
22億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,536億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
75
/ 100
安定性自己資本比率30 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

倉庫・運輸関連業 31社との比較

同じ倉庫・運輸関連業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率31社中6位あたり、逆に低いのは配当利回り31社中29位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.6%/中央値 6.9%
P25 5.6%P75 8.7%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
7.4%/中央値 5.4%
P25 3.4%P75 7.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
45.7%/中央値 56.9%
P25 45.8%P75 65.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
6.7%/中央値 3.0%
P25 0.3%P75 6.1%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.5%/中央値 2.9%
P25 2.0%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,310で、1年前と比べて-20.8%過去52週の値幅のなかでは14%の位置にある。

¥3,310-1.5%1ヶ月-6.5%1年-20.8%時価総額2,582億円
過去52週の値幅
安値¥3,130高値¥4,390

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)22.3倍
PER (会社予想)19.9倍
PBR1.83倍
配当利回り1.51%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月5日に11.1%安の3148円で終え、52週安値圏に沈んだ。この下落で25日線(3562円)を大きく下回り、乖離率は約-11.6%に悪化した。週足では7月29日まで3673円と高値圏を維持したが、8月5日に急落し、下げが加速した。52週高値4390円に対しては約28%下落し、中期的な下降トレンドにある。RSIは22.6と売られすぎの水準にあり、短期的な反発はあり得るが、弱気相場が続く可能性が高い。出来高は8月5日に110万株と直近平均の約5倍に膨らみ、投げ売りが発生したとみられる。需給悪化が鮮明だ。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PER24.8倍は業界平均13.8倍を大きく上回り、PBR1.99倍も平均0.98倍の約2倍。ROE8.6%と平均程度だが割高感が強い。配当利回り1.33%は平均2.86%を下回り、配当性向70.1%と高い。成長期待が株価に織り込まれているが、指標は割高。

指標この会社業種平均
PER (実績)22.3倍13.9倍
PER (予想)19.9倍
PBR1.83倍0.98倍
ROE8.6%7.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

物流需要の堅調さを背景に増収増益が見込まれる一方、競争激化や設備投資負担が利益率を圧迫する懸念。強気派は、EC拡大や物流効率化需要の追い風を評価し、PBR2倍近いがROE8.6%で成長余地ありと見る。弱気派は、倉庫業は景気変動の影響を受けやすく、人件費上昇や設備投資増が利益を圧迫すると指摘。

プラスに働く材料7
  • 物流需要の拡大

    EC市場拡大で倉庫・物流需要が増加基調。

  • 収益性の改善

    2026年度営業利益率7.4%と前期比向上見通し。

  • 強固なグループ基盤

    三井グループとの連携で安定的な受注が期待。

  • 2026/3期営業利益221億円、前期比24%増加2025年5月期予想発表時影響

    営業利益43億円増。物流需要拡大と効率化が寄与。営業利益率7.38%に改善。

  • 売上高2,995億円、3期連続増収2026年3月期影響

    売上高188億円増。国内外の物流量増加が牽引。

  • 営業利益率7.38%と過去最高水準2026年3月期影響

    利益率1.04ポイント改善。コスト削減効果が持続。

  • 株価下落後の割安感(PER約24倍)通年影響

    1年間で-4%下落。PER24倍は成長率を考慮すれば割高ではない。

マイナスに働く材料7
  • 競争激化による値下がり

    物流業界は競争が激しく、倉庫賃料が低下するリスク。

  • 設備投資負担の増加

    物流施設の維持・更新に多額の投資が必要。

  • 景気変動の影響

    荷動き量は景気に左右され、不況時に稼働率低下。

  • PER24.6倍は相対的に高水準通年影響

    PER24.6倍は同業平均(約15倍)を上回り、バリュエーション調整リスク。

  • ROE8.6%は改善余地あり通年影響

    ROE8.6%はPBR1.97倍を正当化するには不十分。資本効率改善が必要。

  • 配当利回り1.34%と低水準通年影響

    配当利回りは業界平均(約2.5%)を下回り、インカムゲイン不足。

  • 物流コスト上昇による利益率低下リスク2026年下期影響

    人件費・燃料費上昇で利益率が圧迫される可能性。営業利益221億円の下振れ。

次の決算で確かめる点
倉庫稼働率
収益の根幹であり、需要動向を示す。
営業利益率
収益性改善の進捗を測る。
設備投資額
将来の成長投資とキャッシュフローへの影響。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+0.7%いまの株価に対する利回りは1.51%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
1.51%
いまの株価に対して
配当性向
70.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月8
2019年3月4−49.95.7
2020年3月13199.898.5
2021年3月1733.417.6
2022年3月43157.956.8
2023年3月6346.566.0
2024年3月49−22.735.4
2025年3月490.054.7
2026年3月490.770.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ7,056人。区分でいちばん多いのは金融機関35.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.0%を占め、残る51.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関45.748.645.442.342.635.0
外国法人25.124.723.628.429.432.5
個人・その他17.817.420.318.614.814.2
事業法人8.07.07.37.06.914.0
証券会社3.52.23.53.76.24.3
自己株式0.20.20.20.20.21.5
外国人個人0.00.00.00.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.86
02GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)7.07
03三井不動産株式会社6.90
04大樹生命保険株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)6.04
05三井住友海上火災保険株式会社5.39
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.58
07株式会社三井住友銀行2.68
08MACQUARIE BANK LIMITED DBU AC (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.56
09みずほ証券株式会社2.46
10株式会社竹中工務店2.23

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-07-23
    みずほ証券 株式会社
    新規の大量保有報告
    2.41%
  • 2026-07-07
    みずほ証券 株式会社
    新規の大量保有報告
    2.41%
    -0.26pt
  • 2026-06-05
    みずほ証券 株式会社
    新規の大量保有報告
    2.67%
  • 2026-04-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.12%
    -0.27pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+482%、1株純資産は14期で+319%。直近期のROEは8.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月254416.022.740.5
2014年3月365047.711.430.6
2015年3月492,7481.941.491.8
2016年3月92,4830.3176.1163.2
2017年3月−9431,518−47.1
2018年3月1771,77210.79.5
2019年3月2091,90911.48.75.7
2020年3月2582,00113.25.498.5
2021年3月15584120.54.717.6
2022年3月1951,06620.44.356.8
2023年3月2091,25018.16.266.0
2024年3月1621,47111.99.735.4
2025年3月1341,5668.819.854.7
2026年3月1481,8508.626.970.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額405百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
古賀博文代表取締役社長 社長執行役員 グループCEO兼取締役会議長兼三井倉庫エクスプレス株式会社代表取締役会長68
中山信夫代表取締役 専務執行役員 財務経理管掌兼最高財務責任者兼三井倉庫株式会社取締役兼三井倉庫サプライチェーンソリューション株式会社監査役兼三井倉庫トランスポート株式会社監査役76
郷原健取締役 常務執行役員 法務総務・リスク管理管掌兼コンプライアンス責任者兼三井倉庫エクスプレス株式会社監査役61
西村健取締役 常務執行役員 経営企画・広報・ESG・オペレーション統括管掌兼三井倉庫株式会社取締役兼三井倉庫ロジスティクス株式会社取締役53
中野泰三郎取締役79
平井孝志取締役61
菊地麻緒子取締役61
月岡隆取締役75
甲斐順子取締役58
木納裕常勤監査役 常任監査役64
三菅文生常勤監査役64
三宅英貴監査役54
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
川村健監査役59
仲田正史監査役68

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6154753726644
社外取締役983839
監査役3565619

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容266字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループの企業集団は当社、子会社74社及び関連会社6社で構成され、その業務は倉庫保管・荷役、港湾作業・運送、海外における物流サービス・複合一貫輸送、航空貨物輸送、3PL、サプライチェーンマネジメント支援、陸上貨物運送等、様々な物流サービスを有機的・効率的に顧客に提供する物流事業とビル賃貸業を中心とする不動産事業であります。 当社は重要性の判断基準により、73社を連結子会社に、3社を持分法適用関連会社として組み込み、連結決算上の対象会社としております。これをセグメントとの関連で示せば、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,560字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月22日)現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループは、事業環境が急速に変化する状況下において更なる飛躍を遂げ、持続的な成長を果たしていくためには、企業グループとしての存在意義を見つめ直す必要があるとの認識から、2022年5月に『グループ理念(PURPOSE、VISION、VALUES)』を制定しております。また、事業活動を通じて新しい価値を創出し、当社グループと社会の持続的成長を実現することを目的にマテリアリティを特定しており、これと連動する『中期経営計画2022』(2023年3月期~2027年3月期)を策定しております。 <グループ理念> グループ理念を経営の最上位概念として位置付けた上で、本グループ理念のもとで特定したマテリアリティや中期経営計画に取り組むことで、中長期的な企業価値向上を図るとともに持続可能な社会を築き、ステークホルダーの皆様と社会の期待に応えてまいります。 <マテリアリティ> 当社グループのマテリアリティは、「価値創造の基盤維持・強化」に基づく6つのマテリアリティと、それらを通じて「企業価値・社会価値の創造」を実現する2つのマテリアリティの計8項目で構成されています(下記図①~⑧)。 特定したマテリアリティそれぞれにKPIを設定しており、取締役会監督のもと各担当組織が取り組みを実施することで、サステナビリティ推進と経営の一体化による企業価値の向上を目指してまいります。 <中期経営計画2022> 『中期経営計画2022』は、一気通貫の統合ソリューションサービスの構築、圧倒的な現場力の構築、ESG経営の推進など、従来より取り組んできた施策を「深化」させることで、持続的成長の実現を目指しております。本中期経営計画の5年間では、お客様から信頼されるファーストコールカンパニーとして、以下の成長戦略の柱のもと積極的な投資を行うとともに株主還元も強化してまいります。 成長戦略 ① グループ総合力結集によるトップライン成長 当社独自のビジネスモデルである統合ソリューションサービスの深化、競争優位性のある提案力と実行力を備えたサステナビリティ対応ビジネスの拡大、グループの幅広い顧客基盤と各物流機能を最大限に活用した業際業務の深掘を推進します。 ② オペレーションの競争力強化 徹底した標準化への取り組みを深化させることで、人の力とテクノロジーの力を融合した「圧倒的な現場力」を実現します。業務品質の向上による競争優位性を確保し、更にはオペレーションのローコスト化による収益性向上を目指します。 ③ 深化を支える経営基盤の構築 以下の4つの側面から経営基盤の強化を図ります。 DX ビジネスモデルの変革や企業風土の改革 共創 イノベーションを生み出す仕組みづくりや各種プラットフォーマーとの提携強化 事業アセット オフィスビル/物流施設の新規開発、既存施設の資産価値向上、職場環境の改善 ESG  脱炭素社会実現への取組み強化、人的資本への投資拡充、ガバナンスの強化 財務戦略 ・総額1,300億円の投資を実施 -DX投資、新規設備投資(物流/不動産)、M&Aなど成長領域への戦略投資に1,000億円 -通常投資(既存施設の維持/更新投資)に300億円 ・配当性向30%を基準とした株主還元の強化 ・最適D/Eレシオ1.0倍を基準とした調達と運用 ・高水準な資本効率の継続を目指し、ROE12%超を目標に設定 数値目標(2027年3月末) 営業収益   3,500億円 営業利益   230億円 営業キャッシュ・フロー   300億円
事業等のリスク6,290字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループは、日本、北米、欧州、北東アジア、東南アジアを中心に物流事業を行い、また日本において不動産事業を行っておりますが、これらの事業活動に影響を及ぼす可能性があると考えられる主なリスクには、以下のようなものがあります。 なお、下記は当社グループの事業その他に関し、有価証券報告書提出日(2026年6月22日)現在において予想される主なリスクを具体的に例示したものであり、ここに記載されたものが当社グループの全てのリスクではありません。また、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月22日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経済環境の変化 当社グループの主たる事業である物流事業において、荷動きは、世界各国の景気動向の影響を受け、また社会情勢の不安定化によって影響を被る可能性があります。特に、主要な輸出入国である北米、欧州、日本、中国及び東南アジアの景気後退及びそれに伴う需要の縮小は、在庫の減少、域内運送の減少、国際間輸送の減少や価格競争の激しいマーケットにおける収受料金の下落を招く可能性があります。 このリスクに対して当社グループは、物量等のマーケット動向のモニタリングを実施し、事業戦略の策定と見直しを機動的に行い、業界、地域に偏りのない多様な顧客ポートフォリオの構築を進めることで、本リスクが顕在化した際の業績および財務状況に対する影響の低減を図っております。また、保管・輸送等の物流業務にとどまらない、周辺業務の提供や付加価値の高いサービスを創出することで、顧客への提供価値の拡充を図っていきます。 不動産事業においては、主な物件が首都圏に位置しており、特に首都圏の賃貸オフィス市場の需給バランスや市況動向の影響を受ける可能性があります。 このリスクに対して当社グループは、長期的に安定した不動産事業の構築のために、賃料等の市況動向のモニタリングを行っております。また、主要ビルのマルチテナント化を通じて、収益基盤を強化しており、引き続き資産価値向上に向けた施策を実施してまいります。 (2) 公的規制の変化 当社グループは、事業を展開しております各国において、事業・投資の許可を始め、保管、作業、運送、通商、独占禁止、租税、為替管理、気候変動、環境、各種安全管理等の法的規制の適用を受けております。これらの規制を遵守するためコスト増加となる可能性があります。また、遵守できなかった場合は、当社グループの活動が制限され、事業及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 このリスクに対して当社グループは、各国・各地域の規制の動向に迅速に対応することを目的に、外部専門家との定期的なコミュニケーションによる情報収集に加え、専門的ノウハウを持つ人材の積極的な採用と育成を実施することでリスクの低減に努めております。また、制度改定を市場参入の機会と捉え、新市場への進出に取り組んでまいります。 (3) 業界構造の変化 国内における少子高齢化に伴う労働人口の減少等に起因し、産業界全体においてサプライチェーンを維持するために必要な人的リソースの不足が深刻化しており、これを背景にIoT、AI、ロボティクスといった次世代テクノロジーの利用が拡大しております。また、デジタル化・装置産業化が進展する中で、業種間の垣根が低くなり、異業種の参入を招くリスクがあると認識しており、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 このリスクに対して当社グループは、機械と人の融合による「現場力」、お客様のサプライチェーンの高度化に資する「ソリューション提案力」、さらには、それを支える「人材」の重要性についても強く認識しております。圧倒的な現場力の構築をすべく、業務プロセスの見える化、標準化を進めることで物流品質の改善、底上げを図り、その上でIoT、AI、ロボティクスといった次世代テクノロジーを利用した省力化、省人化にも積極的に取り組んでおります。また、グループ連携を強化し、フルスペックの物流サービスによりお客様のサプライチェーンにおける課題解決に向けたソリューション提案を通じて他社との差別化を図っております。それらを下支えする人材については、「経営戦略を実行する人員体制の確立」「人材価値の最大化」を狙う人材戦略のもと、継続的かつ積極的な採用活動や、教育研修、従業員のモチベーション向上に取り組んでおります。 (4) 為替レートの変動 当社グループの物流事業の売上のうち、国際間輸送では、US$建ての海上運賃、航空運賃が多くを占めております。従いまして、円建ての連結損益計算書では、円高は売上高及び利益の減少となります。 また、海外の連結子会社の売上高、費用、資産を含む現地通貨建ての項目は、連結財務諸表作成のために円貨換算されております。換算時の為替レートにより、これらの項目は元の現地通貨による価値が変わらなかったとしても、計上する円貨換算額が変動する可能性があります。 このリスクに対して当社グループは、外貨建ての売上と仕入の通貨を一致させることで、為替レートの変動による影響を低減しております。通貨の一致が難しい場合、為替予約等を行い将来の為替レートを固定することで、為替変動の影響を最小限に抑えるよう努めております。また、特定の国や地域への過度な依存を避け、各地域に分散させて事業を展開することで連結ベースでの為替換算リスクの分散を図るとともに、為替相場の動向や業績への影響を継続的にモニタリングし、急激な為替変動にも機動的に対応できる管理体制を整えております。 (5) 金利の変動 当社グループは、物流という社会インフラを支える企業の使命として、安定的に事業を継続するために、必要な設備の新規投資や更新を行っております。有利子負債の適正水準維持に努めるとともに、必要な設備資金及び運転資金は主として外部借入により調達しており、金利の変動により、将来の資金調達コストが影響を受ける可能性があります。 このリスクに対して当社グループは、将来の金利変動の影響を抑制し安定的な経営基盤を確立するため、固定金利で長期間にわたる資金調達や、資金調達手段の多様化を図ることに加え、変動金利による借入等の一部については金利スワップ取引等のデリバティブを活用しております。また、グループ内の資金効率向上による外部借入残高の極小化や、事業からの安定的な営業キャッシュ・フローの創出を通じた有利子負債の適正水準へのコントロールなど、多角的なアプローチを行うことで金利変動リスクの低減に努めております。 (6) ESGの重要性の高まり 気候変動をはじめとする環境問題やサプライチェーンにおける人権課題など、ESGに関する社会的要請は年々高っております。これらの課題への対応の遅延・不足は、レピュテーションの低下や投資対象からの除外、競争力の低下など、当社グループの持続的成長を阻害するリスクがあります。 このリスクに対して、当社グループは「物流」という重要な社会インフラを支える企業として、ESG課題に積極的に対応していくことが不可欠であると認識しています。グループ理念に基づき、「企業価値・社会価値の創造」、「価値創造の基盤維持・強化」という2つの枠組みで、中長期的に優先すべき8つのマテリアリティを特定し、それぞれにKPIを定め、取り組みを推進しています。 当社グループは、これらのマテリアリティに基づき、ESGに関する対応を推進し、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指してまいります。 <マテリアリティ構成> 「企業価値・社会価値の創造」:『持続可能で強靭な物流インフラの提供』『社会課題解決につながる共創を通じたサービス・事業の創出』 「価値創造の基盤維持・強化」:『人的資本経営の推進』『DXの推進』『安全・高品質な物流事業の追求』『気候変動対応・資源循環の推進』『人権の尊重』『ガバナンスの高度化』 (7) 災害や社会インフラの障害等の発生 当社グループでは、災害、戦争、テロ、感染症、その他の要因による社会的混乱の発生等に備えて損害を最小限に留めるために、日常点検・整備の実施、発生時の対応マニュアルの作成・更新、事前の訓練等必要な措置を講じておりますが、地震、風水害等の災害の発生、あるいは停電、通信回線の不通等の障害の発生による被害を完全に防止できる保証はありません。これらの被害が発生した場合、業績及び財務状況に悪影響を与える可能性があります。 このリスクに対して当社グループは、上記事象による損害影響を最小限に抑え、従業員の安全確保と早期の企業活動再開を目的としたリスク管理体制を構築しております。日常の点検や整備に加え、対応力の強化を目的とした有事の際のマニュアル作成や実践的な訓練を繰り返し実施することでリスク低減に努めております。 (8) 国際的活動及び海外進出に潜在するリスク 当社グループは、北東アジア及び東南アジア、米州、欧州、アフリカなどで事業活動を行っておりますが、これらの地域への進出には以下に掲げるようなリスクが内在しております。 ① 予期できない法律または規制の変更 ② 事業活動に不利な政治または経済要因の発生 ③ 未整備な社会インフラによる影響 ④ 税制等の変更 ⑤ 災害、戦争、テロ、感染症、その他の要因による社会的混乱 これらのリスクが顕在化した場合、業績及び財務状況に悪影響を与える可能性があります。 このリスクに対して当社グループは、現地スタッフによる経済状況・法規制などに関する定期的な情報収集を日常的に実施することに加え、現地法人と日本間のコミュニケーション・報告体制を構築することで、国内外の連携を強化しております。また、緊急対応時のマニュアルも整備しており、不測の事態が発生した場合において発生するリスクを最小限に抑えるよう努めております。 (9) システムに関するリスク 当社グループは、物流サービスを、より高品質かつ効率的に提供すべく、事業運営のシステム化を積極的に推進しております。しかしながら、システムの高度化や外部ネットワークとの相互連携の拡大、あるいはサイバー攻撃の巧妙化に伴う被害の長期化・甚大化等、システム運用に関するリスクは年々高まっており、物流サービスの安定的な提供に支障をきたす可能性を強く認識しております。 このリスクに対して当社グループは、従来の自然災害やシステム障害への備えに加え、サイバー攻撃への対応力を強化しております。具体的には、グループ横断のサイバーセキュリティ対策チームであるCSIRTを構築し、サイバー攻撃の未然防止に向けたセキュリティ基盤の強化、およびインシデント発生時における迅速かつ的確な応急対応による被害の最小化に努めております。 さらに、持株会社にグループ全体のセキュリティを統括する専門部署を設置し、サイバー攻撃を想定した対応訓練や役職員への教育を継続的に実施する等、ハード・ソフト両面での対策を講じることで、グループ全体のレジリエンス向上と安定的なサービス提供に努めております。 (10) 情報漏洩に関するリスク 当社グループは、事業活動を通じて取引先の機密情報やお客様の個人情報を保持しておりますが、情報全般の取り扱いに関する社会的な意識の高まりや、各国政府等によって定められる関連法規の強化等を踏まえれば、当リスクに適切に対処する必要性は一層高まっております。情報が不正に外部流出した場合には、損害賠償請求を受けたり、各国政府から制裁金や課徴金の支払いを命じられたり、あるいは顧客や社会からの信用・信頼が失墜して競争力が低下するといった可能性があります。 このリスクに対して当社グループは、情報資産の保護、管理に関して、情報セキュリティ委員会を設置して情報漏洩防止、外部ネットワークからの不正侵入の防止等に関わる全社的対応策を実施しております。また、グループ全体のシステムを対象に継続的な点検を行い、システムの脆弱性を早期に検出して対応する等、情報漏洩を未然に防ぐ対応を実施しております。 (11) 保有資産の時価の変動 保有資産の時価が大幅に下落し、かつ当該資産から十分なキャッシュ・フローが見込めない場合には、減損が発生する可能性があります。 また、投資有価証券に関しましても、市場価格のない株式等以外のものにつきましては時価が30%以上下落した場合に減損計上し、市場価格のない株式等につきましては当該会社の実質価額が50%以上下落し、かつ回復可能性が見込めない場合に減損処理しておりますので、将来の株式市場の変化または投資先の財務状況の悪化により減損が発生する可能性があります。 このリスクに対して当社グループは、保有資産毎に保有目的や資本コスト等の観点から定性的、定量的にモニタリングを行い、更なる有効活用に向けた施策を検討するなど、リスク低減に努めております。 (12) 退職給付債務 当社グループの従業員退職給付債務及び費用は、割引率等の数理計算上の前提条件や、退職給付信託を含めた年金資産の長期期待運用収益率に基づいて算出されております。実際の結果が前提条件と異なる場合、または前提条件が変更された場合、その影響は、連結貸借対照表の純資産の部において即時に認識されるとともに、連結損益計算書上、将来にわたって費用として規則的に認識されるため、将来の業績に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクに対して当社グループは、年金資産の運用状況、及び退職給付債務と年金資産のバランスを継続的にモニタリングするとともに、その結果を踏まえて年金資産のポートフォリオの最適化を検討することでリスク低減に努めております。 (13) 固定資産の減損 当社グループは、有形・無形の固定資産を所有しております。 これらの資産については、その価値が下落した場合や期待通りの将来キャッシュ・フローが見込めない状況となった場合、減損処理が必要となり、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクに対して当社グループは、投資の実行段階において収益性・採算性の検証を十分に行っております。 また、事業計画の進捗状況を継続的にモニタリングし、計画と乖離が生じた場合には速やかに対応方針の見直しを実施することでリスク低減に努めております。 (14)借入金の財務制限条項 当社グループの借入金の一部については、シンジケートローン契約を締結しております。当該契約には、融資契約上の債務について期限の利益を喪失する財務制限条項が定められており、これに抵触した場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 このリスクに対して当社グループは、契約締結時において将来にわたる抵触の恐れがないかを検証するとともに、財務指標の継続的なモニタリングを実施しております。さらに、金融機関との密接なコミュニケーションにより適時適切な協議が行える体制を構築することや、資金調達手段の多様化を図り、不測の事態に備えた流動性を確保するとともに、財務体質の強化及び収益性の改善を図ることで多角的なリスク低減に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)6,942字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月22日)現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (単位:百万円) 連結合計   2025年3月期   2026年3月期   前期比   増減率 営業収益   280,742   299,472   18,729   6.7% 営業利益   17,831   22,111   4,279   24.0% 経常利益   18,037   21,284   3,246   18.0% 親会社株主に帰属する当期純利益   10,040   11,151   1,111   11.1% ・物流事業における主に航空貨物輸送の取扱増、及び不動産事業におけるマルチテナント化したMSH日本橋箱崎ビルへの新規テナント入居により、前期比増収増益となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (イ)物流事業 (単位:百万円) 物流事業   2025年3月期   2026年3月期   前期比   増減率 営業収益   275,071   291,963   16,891   6.1% 営業利益   21,384   24,463   3,078   14.4% 事業環境:当社を取り巻く事業環境は次のとおりであります。 ・顧客企業の原材料・部品等の在庫調整局面は一服し、国内貨物の荷動きは横ばいで推移しました。一方で航空貨物の荷動きは堅調でありました。 ・航空運賃、海上運賃についてはほぼ横ばいで推移しております。 営業の状況:当社の営業活動の状況は次のとおりであります。 ・航空貨物輸送において取扱が増加したため、前期比増収増益となりました。 ・中期経営計画に掲げた重点取組分野における新規業務の獲得に注力いたしました。 ―海外(欧州)において前期開設した物流拠点の通期寄与 ―国内において流通小売業向け新規業務、ヘルスケア新規業務開始 (ロ)不動産事業 (単位:百万円) 不動産事業   2025年3月期   2026年3月期   前期比   増減率 営業収益   6,712   8,631   1,918   28.6% 営業利益   2,161   3,661   1,499   69.4% 事業環境:当社を取り巻く事業環境は次のとおりであります。 ・東京ビジネス地区の既存オフィス物件の平均空室率は低下し、また平均賃料は上昇傾向でした。 営業の状況:当社の営業活動の状況は次のとおりであります。 ・不動産事業は、マルチテナント化したMSH日本橋箱崎ビルへの新規テナント入居により、前期比増収増益となりました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (単位:百万円) 連結合計   2025年3月期   2026年3月期   前期末比   増減率 自己資本   117,178   142,071   24,892   21.2% 総資産   280,374   310,706   30,332   10.8% 自己資本比率   41.8%   45.7%   +3.9ポイント   9.4% 有利子負債   87,615   85,721   △1,893   △2.2% D/Eレシオ   0.75   0.60   △0.14   △19.3% ・自己資本の増減要因は以下の通りです。 増加要因:第三者割当増資、親会社株主に帰属する当期純利益の計上、及び為替換算調整勘定の増加 減少要因:自己株式の取得 ・総資産が増加した要因は、第三者割当増資に伴う現預金の増加によるものです。 ・有利子負債が減少した要因は、借入金の返済によるものです。 ・D/Eレシオは、今後の戦略投資実行に備え、財務規律目標である1.0倍を下回る水準となっております。 『中期経営計画2022』における経営上の数値目標の達成状況 目標(2027年3月末)   実績(2026年3月末) 営業収益   3,500億円   2,994億72百万円 営業利益   230億円   221億11百万円 営業活動によるキャッシュ・フロー   300億円   236億97百万円 ROE   12%超   8.6% 当社グループは、2027年3月期を最終年度とする5ヵ年計画『中期経営計画2022』を策定しております。 目標達成に必要な対応につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (単位:百万円) 連結合計   2025年3月期   2026年3月期   前期比 現金及び現金同等物の期首残高   30,876   34,652   - 営業活動によるキャッシュ・フロー   21,901   23,697   1,795 投資活動によるキャッシュ・フロー   △15,596   △9,637   5,959 財務活動によるキャッシュ・フロー   △2,627   △3,416   △789 現金及び現金同等物の期末残高   34,652   47,698   - 当期のキャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 ・営業活動によるキャッシュ・フローの主な内訳は、税金等調整前当期純利益、及び減価償却費の計上による資金留保です。 ・投資活動によるキャッシュ・フローの主な内訳は、MSH日本橋箱崎ビルの工事代金、及び韓国における新規倉庫建設代金の支払です。 ・財務活動によるキャッシュ・フローの主な内訳は、第三者割当、自己株式の取得、及び配当金の支払です。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、以下のとおりであります。 (イ)契約債務 2026年3月31日現在の契約債務の概要は以下のとおりであります。 年度別要支払額(百万円) 契約債務   合計   1年以内   1年超 2年内   2年超 3年内   3年超 4年内   4年超 5年内   5年超 短期借入金   550   550   -   -   -   -   - 長期借入金   63,141   12,070   5,127   15,193   2,287   7,448   21,013 社債   16,000   -   6,000   -   10,000   -   - リース債務   6,030   1,545   1,127   897   779   730   948 当社グループの第三者に対する保証は、従業員に対する銀行の住宅ローンに関する債務保証などです。保証した借入金の債務不履行が保証契約期間に発生した場合、当社グループが代わりに弁済する義務があります。2026年3月31日現在、当社グループの債務保証に基づく将来における潜在的な要支払額の合計額は7百万円であります。 このほか、 一部の物流施設の調達をオペレーティング・リース取引によって行っており、解約不能のものに係る未経過リース料は421億51百万円であります。そのうち148億14百万円相当については、契約期間及び契約面積が一致する転貸リース契約等を別途締結している顧客から、賃貸料として収受されます。 (ロ)財務政策 当社グループは、運転資金及び設備資金については、内部資金や社債及び借入等により調達することとしております。借入による調達のうち、運転資金については期限が1年以内の短期借入金であり、当社及び一部の子会社が調達しております。これに対し、倉庫施設などの長期資金は、社債及び長期借入金で調達しております。2026年3月31日現在、長期借入金の残高は631億41百万円であり、無担保普通社債の残高は160億円であります。また、当社グループは、グループ会社が保有する資金をグループ内で効率よく活用するため、キャッシュマネジメントシステムを構築し運用しております。 当社グループは、営業キャッシュ・フローに加え、当座借越契約、コミットメントライン契約を締結し資金流動性を確保しており、当社グループの成長を維持するために必要な運転資金及び設備資金を調達することが可能と考えております。 『中期経営計画2022』における財務戦略については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、最適DEレシオ1.0倍を財務規律とし、適切な財務レバレッジのもとで積極的な投資と株主還元強化の両立を目指します。 投資については、設備の維持更新等の通常投資に加え、DXや新規設備投資、M&Aなど成長領域への戦略投資を積極的に行ってまいります。 株主還元については、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載のとおり、連結配当性向30%を基準とする業績に連動した機動的な配当を実施する方針です。 また、経営指標としてROEを設定し、目標数値を12%超とすることで、高水準な資本効率の継続を目指してまいります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に係る会計方針及び見積りについては、「第5 経理の状況」に記載しております。 当社経営陣は連結財務諸表の作成に際し、決算日における資産・負債の報告数値及び偶発債務の開示、並びに報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積り及び評価を行わなければなりません。経営陣は、棚卸資産、貸倒れ、有価証券、有形固定資産、のれんを含む無形固定資産、法人税等、繰延税金資産、財務活動、退職給付、偶発事象、訴訟等に関する見積り及び判断に対して、継続して評価を行っております。経営陣は、過去の実績や現在の状況に応じ、合理的と考えられる基準・要因に基づき、見積り及び判断を行い、その結果は、他の方法では判定しにくい資産・負債の簿価及び収益・費用の報告数値についての判断基礎となります。ただし、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 なお、当期の連結財務諸表を作成するにあたり、有形固定資産、のれんを含む無形固定資産等については、会計上の見積りを行う上で将来キャッシュ・フロー、資産の回収可能性等を検討するにあたり、入手可能な外部の情報等に基づき見積りを行っております。 ④ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは、倉庫保管・荷役、港湾作業、国内運送及び国際輸送等の物流の各機能を有機的・効率的に顧客に提供する物流事業並びにビル賃貸業を中心とする不動産事業で構成されており、以下の2つを報告セグメントとしております。 ・「物流事業」…倉庫保管・荷役、港湾作業・運送、海外における物流サービス・複合一貫輸送、航空貨物輸送、3PL、サプライチェーンマネジメント支援業務、陸上貨物運送等、様々な物流サービスを提供しております。 ・「不動産事業」…ビル賃貸業を中心としたサービスを提供しております。 役務の提供を主体とする事業の性格上、生産、受注及び販売の実績を区分して把握することは困難でありますので、これに代えて、セグメント毎の主要業務の営業収益及び取扱高等を示すと、次のとおりであります。 (イ)セグメント毎の主要業務の営業収益 セグメント   営業収益(百万円)   前連結会計年度比増減 前連結会計年度 (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)    当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)    増減額(百万円)    比率(%) 物流事業 (倉庫保管)   38,998   39,990   991   2.5 (倉庫荷役)   38,519   42,155   3,636   9.4 (港湾作業)   16,548   17,211   662   4.0 (運送)   133,581   143,766   10,184   7.6 (その他)   47,423   48,839   1,416   3.0 計   275,071   291,963   16,891   6.1 不動産事業 (不動産賃貸)   6,712   8,631   1,918   28.6 計   6,712   8,631   1,918   28.6 セグメント間取引消去   △1,041   △1,122   △80   - 合計   280,742   299,472   18,729   6.7 (注) セグメント間の内部振替前の数値によっております。 (ロ)セグメント毎の主要業務の取扱高等 セグメント の名称   業務の種類   取扱高等 区分    前連結会計年度  (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)    当連結会計年度  (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 物流事業   倉庫保管   国内平均保管残高(千トン)   435   436 国内貨物回転率(%)   26.5   26.3 所管面積(千㎡)   1,243   1,224 倉庫荷役   国内入庫高(千トン)   1,386   1,371 国内出庫高(千トン)   1,378   1,379 港湾作業   CT作業取扱高(TEU)   979,440   997,138 運送   (国内運送) 国内コンテナ運送取扱高(本数)   186,775   183,032 (国際運送NVOCC) 取扱高(TEU)   59,330   69,977 (陸上貨物運送) 貸切輸送(千トンキロ)   511,573   514,372 取扱数量(千個)   32,262   31,663 (航空貨物輸送) 取扱高(トン数)   37,453   40,168 (3PL) 取扱個数(千個)   91,415   84,703 (サプライチェーンマネジメント支援) 販売物流入出庫高(千㎥)   258.2   242.6 不動産事業   不動産賃貸   賃貸面積(千㎡)   134   156 (注) 貨物回転率=   (年間入庫高+年間出庫高)×1/2   × 100 月末保管残高年間合計 (2) 次期の見通し ⅰ 全般の見通し (単位:百万円) 連結合計   2026年3月期 実績   2027年3月期 予想   前期比   増減率 営業収益   299,472   316,000   16,527   5.5% 営業利益   22,111   23,000   888   4.0% 経常利益   21,284   21,100   △184   △0.9% 親会社株主に帰属する当期純利益   11,151   12,500   1,348   12.1% ⅱ セグメント別の営業利益の見通し (単位:百万円) セグメント別営業利益   2026年3月期 実績   2027年3月期 予想   前期比   増減率 物流事業   24,463   25,300   836   3.4% 不動産事業   3,661   4,500   838   22.9% 全社費用・消去   △6,013   △6,800   △786   - 連結合計   22,111   23,000   888   4.0% ・物流事業の荷動きが底を打ち徐々に取扱量が上向くこと、加えて新規業務の拡大を見込み、増収を計画しております。 ・航空輸送については、堅調な物量を計画し、航空運賃は2026年3月期と同水準の推移を見込んでおります。 ・為替の変動、労働力不足、資源価格の高止まり等を背景とした各種原価の上昇圧力が引き続き想定される事から、物流拠点運営や輸配送の効率化・作業効率化や適正料金収受の取組による収益性改善に取り組む方針であります。 ・不動産事業は、MSH日本橋箱崎ビル等への新規テナントの通期寄与により、増収増益の見通しとなっております。 ・全社費用としてDX投資の実行に伴う費用やサイバーセキュリティ強化費用等の発生、及び人的資本投資のための戦略的費用増を見込んでおります。 ・中東情勢による業績への影響は現時点で見積ることが困難であり、業績予想には織り込んでおりません。今後の動向次第では業績予想が変動する可能性があり、修正の必要が生じた場合には速やかに開示いたします。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。