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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

セイノーホールディングス

SEINO HOLDINGS CO.,LTD.9076 · Prime · 陸運業

路線トラック輸送のパイオニア。総合物流商社として、小口貨物から国際貨物までを一貫提供。

概要

セイノーホールディングスは、西濃運輸を中核とする物流グループである。路線トラック輸送を主力に、鉄道コンテナ・倉庫・国際物流まで総合物流を提供。2026年3月期の連結売上高は8,130億円、営業利益376億円に達し、国内商業物流の大手としての地位を固める。岐阜県大垣市に本社を置き、連結子会社91社を擁する。

輸送事業が売上の約8割を占める収益構造

連結売上高8,130億円のうち、輸送事業が6,309億円(構成比77.6%)を占める。自動車販売事業が1,103億円、物品販売事業が409億円、不動産賃貸事業が25億円と続く。輸送セグメントの営業利益は274億円で、グループ全体の376億円の72.9%を稼ぐ。路線トラック輸送を基盤に、全国47の連結子会社が相互に貨物を引き継ぎ、小口から大口まで対応する。特積み事業の優位性を維持しながら、ロジスティクス事業と貸切事業を成長エンジンに据える。

全国をカバーする路線ネットワークと国際展開

国内では西濃運輸を中核に、北海道から沖縄まで地域別子会社が路線網を形成。名古屋北支店や横浜支店など主要拠点の新築・移転を進め、物流インフラを強化する。国際面では、マレーシア、タイ、ベトナム、インド、米国などに現地法人を持ち、独シェンカー社との合弁会社西濃シェンカーを通じた欧州向け物流も展開。通関業から国際複合一貫輸送まで一貫提供し、グローバルサプライチェーンに対応する。

安定した増収基調とROE経営の目標

売上高は2013年3月期の5,162億円から2026年3月期には8,130億円へと約1.6倍に拡大。営業利益は299億円から376億円へ、純利益は193億円から236億円へ増加した。グループはROE8%以上を目標に掲げ、PBR1倍超の早期実現を目指す。2024年3月期にMDロジスを連結子会社化し、高付加価値物流分野を強化。資本効率と収益性のバランスを重視した経営を推進する。

多角化事業による収益基盤の安定化

物流を中核としながら、自動車販売では岐阜日野自動車やトヨタカローラネッツ岐阜を傘下に持ち、トラック・乗用車販売と整備事業を展開。物品販売では燃料や紙類を取り扱い、不動産賃貸ではトラックターミナル跡地を有効活用する。さらに情報関連、旅行代理店、タクシー、建築工事請負など多角的な事業をグループ全体で手掛け、収益基盤の安定化を図る。

業界の中での役割は総合物流企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
8,130億円
営業利益
376億円
営業利益率
4.6%
純利益
236億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
輸送事業6,309億円77.6%274億円4.3%
自動車販売 事業1,103億円13.6%69億円6.3%
物品販売 事業409億円5.0%13億円3.2%
その他(注)1283億円3.5%23億円8.1%
不動産賃貸 事業25億円0.3%18億円72.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01物流・輸送主力

国内輸送では、路線トラック輸送を中核に小口商業貨物、宅配、引越、貸切等の貨物自動車運送事業、および航空・鉄道・海上を利用した貨物利用運送事業、倉庫業等を展開。国際輸送では、子会社を通じて通関業、ワールドワイドなネットワークによる国際物流サービスを提供。

主な製品・サービス3
路線トラック輸送
小口商業貨物を主力とする定期路線トラック輸送サービス。全国ネットワークで集配を行う。
貨物利用運送事業
航空、鉄道、海上等の他社運送手段を組み合わせた複合一貫輸送サービス。
国際物流サービス
国際貨物の輸送・通関・倉庫等を一貫して提供するサービス。

02自動車販売準主力

トラック、乗用車及び自動車部品の販売、修理事業等を行う。岐阜日野自動車、トヨタカローラネッツ岐阜等の子会社を通じて展開。

主な製品・サービス2
トラック・乗用車販売
日野自動車やトヨタ自動車のディーラーとして、トラック・乗用車の販売を行う。
自動車修理・メンテナンス
販売した車両の点検・整備・修理サービスを提供する。

03物品販売副次

燃料販売、紙類販売等を行う。連結子会社の㈱セイノー商事、西濃産業㈱が従事。

主な製品・サービス2
燃料販売
軽油、ガソリン等の燃料を運輸事業者等に販売。
紙類販売
段ボール原紙等の紙製品の販売。

04不動産賃貸副次

トラックターミナル跡地等の不動産を賃貸し、有効活用を図る。

05その他その他

情報関連業、事務代行業、広告代理店業、タクシー業、建築工事請負業、保険代理店業、旅行代理店業、労働者派遣業、住宅販売業、印刷業等の多角的事業を行う。

製品と技術

路線トラック輸送:小口貨物の定期便ネットワーク

セイノーグループの基本サービスは、全国の拠点を結ぶ定期路線トラック輸送である。小口商業貨物を中心に、荷主から預かった貨物を地域ごとに仕分け、幹線輸送で結ぶ。西濃運輸が中核となり、グループ各社がエリアを分担。宅配、引越、貸切もカバーし、特積み事業として長年の実績を持つ。積載効率向上と適正運賃収受に注力する。

貨物利用運送と国際物流の複合一貫サービス

航空・鉄道・海上など他社運送手段を組み合わせた貨物利用運送事業を展開。国際面では、マレーシア、タイ、ベトナム、インド、米国などに現地法人を有し、通関から現地配送まで一貫サービスを提供。シェンカーとの合弁会社西濃シェンカーを通じ、欧州向け物流もカバーする。グローバルサプライチェーンに対応する総合物流網を構築する。

ロジスティクス事業とMDロジスとの連携

2024年3月期に連結子会社化したMDロジスは、高度な物流ノウハウを持つ。グループは「O.P.P.(オープン・パブリック・プラットフォーム)」構想のもと、企業の垣根を越えた共同輸送や非効率エリアの補完を推進。ロジスティクス事業と貸切事業を成長エンジンと位置づけ、デジタル技術やAI活用による省人化も進める。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

陸運業のなかでの位置

物流網で存在感、地域密着型の強み

セイノーホールディングスは、陸運業界において、東海地方を中心に展開する総合物流企業です。同業他社には東武鉄道や東急など鉄道系が含まれますが、当社はトラック輸送を主力に、地域密着型の物流ネットワークを強みとしています。売上高は2025年3月期に7374億円、営業利益率4.05%と安定した収益を上げています。ただし、鉄道会社と比較すると輸送モードが異なり、競争環境は異なります。

強み

  • 東海地方を中心に、きめ細かい物流ネットワークを構築。
  • 売上高が年々増加し、収益基盤が堅調。
  • トラック輸送に加え、倉庫や配送など多角的に展開。
  • 歴史ある企業であり、顧客との信頼関係が強固。

課題

  • 営業利益率4%台と低く、コスト競争が厳しい。
  • 業界全体でドライバー不足が深刻化しており、人材確保が課題。
  • 物流業界は競争が激しく、運賃低下のリスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

物流・運輸の時価総額近傍。太字がセイノーホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19142九州旅客鉄道5,583億円12.2倍
22871ニチレイ5,534億円19.7倍
39301三菱倉庫5,479億円9.7倍
49706日本空港ビルデング5,356億円18.3倍
59364上組5,163億円15.6倍
69076セイノーホールディングス5,154億円18.9倍
79006京浜急行電鉄4,285億円15.3倍
89065山九4,266億円13.1倍
97003三井E&S4,241億円10.8倍
101332ニッスイ4,027億円14.3倍
119069センコーグループホールディングス3,915億円19.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

田口自動車の創業と戦時統合を経た再編

1930年2月、岐阜県益田郡萩原町で田口自動車を創業。1933年に大垣市へ進出し、1941年1月に西濃トラック運輸を設立。1942年3月、戦時陸運統制令により集約合同される。戦後の1946年11月に分散し水都産業を創立、1948年10月に再び西濃トラック運輸へ商号変更した。戦前戦後の混乱期に、地域輸送の基礎を築いた。

西濃運輸への改称と上場による飛躍

1955年1月、商号を西濃運輸に変更。1969年9月に航空貨物取扱を開始し、1971年10月に倉庫業務を始める。同年11月に名古屋証券取引所市場第二部に上場、1972年には名古屋第一部と東京第一部に指定替え。上場により資金調達力を得て、全国的な輸送ネットワークの拡大を加速させた。

M&Aと提携でグループ経営を強化

1991年にマレーシアへ進出。1996年にグループ3社と合併し、1999年には独シェンカー社と3PLで戦略的提携。2000年に山九と業務提携。2001年から2002年にかけて濃飛西濃運輸など地域子会社を完全子会社化し、連結経営を強化。2005年にはトヨタカローラ岐阜など自動車販売会社も子会社化し、多角化の基盤を整えた。

純粋持株会社体制への移行と商号変更

2005年10月、純粋持株会社へ移行し、現社名セイノーホールディングスに変更。輸送事業は新設の西濃運輸に承継。同時にトヨタカローラ岐阜や岐阜日野自動車を完全子会社化。2006年には北海道西濃運輸やセイノー情報サービスを子会社化し、グループ統率を一元化。持株会社体制のもと、事業ごとの戦略立案を明確にした。

2008年以降のM&Aと業界連携の深化

2008年、九州西濃運輸が千石西濃運輸などの事業を譲受。2009年には西武運輸を子会社化し、セイノースーパーエクスプレスに改称。同年、岐阜日野自動車が滋賀日野自動車を取得。2013年3月、福山通運と大規模災害時の相互協力協定を含む業務提携を締結し、災害対応やネットワーク互換の面で業界連携を進めた。

年表40件を開く

1930年代

  • 1930年2月創業岐阜県益田郡萩原町において田口自動車を創業
  • 1933年5月田口自動車を大垣市に進出移転

1940年代

  • 1941年1月創業西濃トラック運輸株式会社を設立
  • 1942年3月戦時陸運統制令により集約合同される
  • 1946年11月創業合同会社により分散、水都産業株式会社を創立
  • 1948年10月商号変更西濃トラック運輸株式会社に商号変更する

1950年代

  • 1955年1月商号変更西濃運輸株式会社に商号変更

1960年代

  • 1969年9月航空貨物の取扱業務開始

1970年代

  • 1971年10月倉庫業務取扱開始
  • 1971年11月上場当社株式名古屋証券取引所市場第二部上場
  • 1972年9月上場当社株式名古屋証券取引所市場第一部上場
  • 1972年11月上場当社株式東京証券取引所市場第一部上場

1980年代

  • 1983年2月株式会社セイノー商事設立(現・連結子会社)
  • 1984年3月株式会社セイノー情報サービス設立(現・連結子会社)

1990年代

  • 1990年1月M&AVI(商標・カンガルーマークの統合)を導入
  • 1991年1月マレーシアに合弁会社UNITED-SEINO TRANSPORTATION(MALAYSIA)SDN.BHD.設立(現・連結子会社)
  • 1992年7月商号変更決算期を3月31日に変更
  • 1996年4月M&Aグループ3社(中国西濃運輸株式会社、広島食糧株式会社及び西濃コスモエキスプレス株式会社)と合併
  • 1999年10月独シェンカー社と3PL(サード・パーティー・ロジスティクス)事業で戦略的提携

2000年代

  • 2000年1月山九株式会社と業務提携
  • 2000年6月配達サービス部門でISO9001の認証取得
  • 2001年6月アートコーポレーション株式会社(現・アート引越センター株式会社)と業務提携
  • 2001年8月M&A濃飛西濃運輸株式会社、東海西濃運輸株式会社及び関東西濃運輸株式会社を株式交換により完全子会社とする
  • 2001年10月日本梱包運輸倉庫株式会社と業務提携
  • 2002年3月総本社でISO14001の認証取得
  • 2002年4月独スティネス社との合弁により西濃シェンカー株式会社を設立(現・持分法適用関連会社)
  • 2002年10月通関事業分割によりセイノー通関株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 2003年7月創業引越事業分割によりセイノー引越株式会社を設立
  • 2005年2月業界初の配達予定時刻の提供サービスを開始
  • 2005年10月M&Aトヨタカローラ岐阜株式会社、岐阜日野自動車株式会社、ネッツトヨタ岐阜株式会社及びネッツトヨタセントロ岐阜株式会社を株式交換により完全子会社とする
  • 2005年10月商号変更純粋持株会社体制へ移行、セイノーホールディングス株式会社へ商号変更し、輸送事業その他の営業を新設「西濃運輸株式会社」に承継する会社分割を実施
  • 2006年10月M&A北海道西濃運輸株式会社、株式会社セイノー情報サービスを株式交換により完全子会社とする
  • 2006年10月日本梱包運輸倉庫株式会社との共同出資によりS&Nロジスティクス株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 2008年2月都市型集配拠点としてのカンガルービジネスセンターを開店
  • 2008年4月当社の子会社である九州西濃運輸株式会社が、千石西濃運輸株式会社の事業の一部といわさきコーポレーション株式会社及び白露カンパニー株式会社の当該事業にかかる事業用土地及び建物を譲受ける
  • 2009年1月当社の子会社である岐阜日野自動車株式会社が滋賀日野自動車株式会社の株式を取得、連結子会社とする
  • 2009年4月M&A西武運輸株式会社(現・セイノースーパーエクスプレス株式会社)の株式を取得し、連結子会社とする 当社の子会社であるネッツトヨタ岐阜株式会社(現・トヨタカローラネッツ岐阜株式会社)を存続会社として、ネッツトヨタセントロ岐阜株式会社を吸収合併

2010年代

  • 2011年4月M&A西濃運輸株式会社の九州島内の事業全部を九州西濃運輸統合準備株式会社に吸収分割により承継させ、同日に九州西濃運輸株式会社を合併し、新たな九州西濃運輸株式会社としてスタートする
  • 2012年4月M&A九州西武運輸株式会社の九州島内における事業を九州西濃運輸株式会社に承継させ、同日に西武運輸株式会社(現・セイノースーパーエクスプレス株式会社)が九州西武運輸株式会社を吸収合併する
  • 2013年3月福山通運株式会社と「大規模災害発生時等における相互協力協定」を柱とする業務提携を締結

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE3年から5年以内まで8.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    国内商業物流トップを目指す

    堅実経営を基本方針とし、最高の物流品質を提供するセイノーグループを形成して、国内商業物流のトップ企業を目指します。また、業界一のグループ効率経営に取り組み、企業価値と株主価値の向上を図ります。

  2. 02

    共創で新たな価値創出

    『Team Green Logistics』のスローガンのもと、環境対応やサプライチェーン維持などの社会課題に対応し、持続可能な社会の実現と物流業界の効率化を推進します。多様なステークホルダーとの共創により新たな価値創出に取り組みます。

  3. 03

    物流ネットワークの最適化

    地域における共同輸送の推進やネットワークの最適化を目的に、他社と合弁会社を設立し、業務効率や営業連携を進めて安定的な物流サービスを提供します。さらに、業界の効率化と強靭な物流基盤構築のため、他社との業務提携も推進します。

  4. 04

    輸送事業の成長戦略

    輸送事業の領域を6つに細分化し、グループ横断の施策推進を強化してシナジーを創出します。O.P.P.を通じた新たな価値創出を加速し、「輸送立国」を実現します。

  5. 05

    自動車販売事業の強化

    乗用車販売では店舗リニューアルや拠点最適化、人材育成を進め、お客様に選ばれる店舗づくりを推進します。トラック販売では金融商品の提案強化や予防整備提案により、収益性の高い整備事業に注力します。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で31,408人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は712万円で、9期前と比べて1.5%平均年齢は43.6歳、平均勤続年数は17.4年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月27,627
2018年3月28,006
2019年3月72343.918.728,539
2020年3月71542.917.829,306
2021年3月68844.319.429,411
2022年3月72042.517.929,749
2023年3月66144.019.029,636
2024年3月67144.319.028,854
2025年3月69243.717.831,43295
2026年3月71243.617.431,408120

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率40.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社99(国内 82 / 海外 17、うち連結子会社 32) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
東京支店 — 東京都江東区182億円
輸送事業
関西茨木ロジスティクスセンター — 大阪府茨木市113億円
輸送事業
中部ロジスティクスセンター — 愛知県稲沢市8,669百万円
輸送事業
関東ロジスティクスセンター — 神奈川県座間市7,435百万円
輸送事業
横浜支店 — 横浜市都筑区6,869百万円
輸送事業
名古屋北支店 — 愛知県清須市6,571百万円
輸送事業
関西ロジスティクスセンター及び東神戸事業所 — 兵庫県神戸市6,013百万円
輸送事業
名古屋西支店 — 愛知県あま市5,780百万円
輸送事業
成田支店 — 千葉県成田市4,976百万円
輸送事業
広畑グローバルロジスティクスセンター — 兵庫県姫路市4,820百万円
輸送事業
ほか113件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    西濃運輸㈱ 1
    岐阜県大垣市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    北海道西濃運輸㈱
    札幌市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東北西濃運輸㈱
    岩手県奥州市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱こばうん
    福島県西白河郡 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱二興倉庫
    仙台市宮城野区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    セイノースーパーエクスプレス㈱
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    神奈川西濃運輸㈱
    横浜市金沢区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    伊豆西濃運輸㈱
    静岡県賀茂郡 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    三重西濃運輸㈱
    三重県鈴鹿市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日ノ丸西濃運輸㈱
    鳥取県鳥取市 · 連結子会社
    議決権97.0%
  • 国内
    四国西濃運輸㈱
    愛媛県東温市 · 連結子会社
    議決権91.0%
  • 国内
    九州西濃運輸㈱
    福岡市博多区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社87社を開く
  • 沖縄西濃運輸㈱沖縄県宜野湾市55%
  • 西濃通運㈱岐阜県大垣市100%
  • 西濃エキスプレス㈱岐阜県安八郡100%
  • 西濃東京エキスプレス㈱東京都墨田区100%
  • 西濃名古屋エキスプレス㈱名古屋市中川区100%
  • 西濃大阪エキスプレス㈱大阪市西成区100%
  • セイノーエスティーサービス㈱岐阜県関市100%
  • S&Nロジスティクス㈱東京都江東区60%
  • ㈱トーヨー千葉市中央区100%
  • ㈱勝沼運送山梨県中央市100%
  • だるま屋運輸㈱福井県福井市100%
  • セントラル物流㈱大阪府門真市100%
  • エコアライアンス㈱東京都墨田区66%
  • セイノーラストワンマイル㈱東京都中央区100%
  • ココネット㈱東京都中央区100%
  • ㈱リビングプロシード東京都中央区100%
  • 朝日梱包㈱東京都墨田区100%
  • 関東運輸㈱群馬県前橋市100%
  • 大阪高速乳配㈱大阪府交野市100%
  • ケーシーエス㈱群馬県佐波郡100%
  • ㈱泉川運輸栃木県栃木市100%
  • 昭和冷蔵㈱東京都中央区100%
  • ㈱LOCCO東京都中央区85%
  • 丸久運輸㈱和歌山県伊都郡100%
  • ハコベル㈱ 2東京都中央区44%
  • ㈱地区宅便東京都練馬区100%
  • 日祐㈱横浜市港北区100%
  • MDロジス㈱ 1東京都中野区67%
  • ㈱MDロジスシステムソリューションズ東京都中野区100%
  • ㈱リョーウンエキスプレス東京都中野区100%
  • 義勇海運㈱神戸市中央区100%
  • 義勇梱包㈱神戸市中央区100%
  • MDロジスフィールドサービス㈱東京都中野区100%
  • MDロジス産機サービス㈱名古屋市東区100%
  • MDロジス商品サービス㈱兵庫県尼崎市100%
  • セイノーロジックス㈱横浜市西区66%
  • SEINO LOGIX (VIETNAM) Co., Ltd.ベトナム100%
  • UNITED-SEINO TRANSPORTATION (MALAYSIA)SDN.BHD.マレーシア100%
  • セイノー通関㈱東京都中央区66%
  • Seino(Thailand)Co.,Ltd.タイ100%
  • Seino Saha Logistics Co.,Ltd.タイ51%
  • PT Seino Indomobil Logistics Servicesインドネシア51%
  • Seino Super Express USA, Inc.アメリカ合衆国100%
  • Seino MLL Logistics Private Limited 2インド50%
  • 菱電物流股份有限公司台湾100%
  • MELCO LOGISTICS (THAILAND) CO., LTD.タイ100%
  • MD Logistics (Hong Kong) Limited中国100%
  • MD LOGIS CORPORATION INDIA PRIVATE LIMITEDインド100%
  • 菱集国際貨運代理(大連)有限公司中国100%
  • 菱集国際貨運代理(上海)有限公司中国100%
  • MELCO LOGISTICS DE MEXICO, S. A. DE C. V.メキシコ100%
  • 岐阜日野自動車㈱岐阜県安八郡100%
  • トヨタカローラネッツ岐阜㈱ 1岐阜県岐阜市100%
  • 旭エンタープライズ㈱岐阜県安八郡100%
  • 滋賀日野自動車㈱滋賀県栗東市67%
  • セイノーオートリース㈱岐阜県安八郡100%
  • ㈱東京車輌埼玉県入間市100%
  • ユニクラ自工㈱名古屋市港区100%
  • SUBIC GS AUTO INC.フィリピン52%
  • ㈱セイノー商事岐阜県大垣市100%
  • 西濃産業㈱岐阜県大垣市100%
  • ㈱セイノー情報サービス岐阜県大垣市100%
  • 日本物流開発㈱名古屋市中区98%
  • スイトトラベル㈱岐阜県大垣市100%
  • セイノーエンジニアリング㈱岐阜県大垣市100%
  • セイノーファミリー㈱岐阜県大垣市100%
  • ㈱セイノースタッフサービス岐阜県大垣市100%
  • トヨタホーム岐阜㈱岐阜県岐阜市100%
  • ㈱旭クリエイト岐阜県大垣市100%
  • セイノービジネスサポート㈱岐阜県大垣市100%
  • セイノーエコトレーディング㈱東京都中央区75%
  • 日本卸売仕入ネットワーク㈱東京都中央区100%
  • セイノーフィナンシャル㈱岐阜県大垣市100%
  • 新太田タクシー㈱岐阜県美濃加茂市100%
  • 可児タクシー㈱岐阜県可児市100%
  • 多治見タクシー㈱岐阜県多治見市100%
  • ㈱西濃自動車学校岐阜県海津市100%
  • ㈱二葉工業所岐阜県岐阜市66%
  • ㈱フューズ名古屋市西区100%
  • 東京西濃運輸㈱東京都荒川区33%
  • 埼玉西濃運輸㈱埼玉県北葛飾郡28%
  • ウィルポート㈱東京都中央区35%
  • ㈱阪急阪神エクスプレス大阪市北区34%
  • 西濃シェンカー㈱東京都品川区40%
  • PT Seino Indomobil Logisticsインドネシア25%
  • SEINO-ITL LOGISTICS JOINT STOCK COMPANYベトナム30%
  • KILTON SEINO HOLDING CO. INC.フィリピン40%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は8,130億円営業利益376億円前期と比べると増収増益で、売上が+10.3%、利益が+25.8%。

売上高
+10.3%
8,130億円
営業利益
+25.8%
376億円
純利益
+22.3%
236億円
営業利益率
4.6%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高8,255億円8,130億円
営業利益414億円376億円
純利益275億円236億円
1株あたり配当¥104¥104

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2,138億円、営業利益は126億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+34.3%、営業利益は+103.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,58719
2024年1Q1,592623.944
2024年2Q1,563513.330
2024年3Q1,713935.458
2024年4Q1,56014
2025年2Q3,3161314.064
2025年4Q4,0581684.1129
2026年2Q3,9861814.5108
2026年4Q4,1441954.7128
2027年1Q2,1381265.986

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は5,162億円から8,130億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は4.6%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月5,162195122
2014年3月5,434253155
2015年3月5,425235145
2016年3月5,555283189
2017年3月5,675289182
2018年3月5,961291200
2019年3月6,184336212
2020年3月6,256315258
2021年3月5,920278167
2022年3月6,077303173
2023年3月6,315327190
2024年3月6,428245146
2025年3月7,3742992814.1193
2026年3月8,1303763734.6236

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高8,130億円のうち、営業利益として残るのは376億円4.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は236億円、売上の2.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.0%7,152億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.4%602億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.6%376億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
12.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.6pt
4.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.2pt
2.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.8pt
5.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが566億円、投資CFが−334億円で、差し引きのフリーCFは232億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は841億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月261−271−26−10541
2014年3月275−33676−61556
2015年3月1850−73185668
2016年3月306−40974−103638
2017年3月349−178−85171724
2018年3月413−263−72150802
2019年3月480−225−72255985
2020年3月350−181−219169935
2021年3月387−280−105107937
2022年3月455−318−79137995
2023年3月393−296−82971,011
2024年3月484−255−486229754
2025年3月527−709200−182774
2026年3月566−334−166232841

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は7,901億円。このうち返さなくてよい自己資本が4,713億円で、自己資本比率は56.1%(業種中央値40.1%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月5,1053,3171,78863.4
2014年3月5,4243,4631,96162.2
2015年3月5,4853,6331,85264.5
2016年3月5,7963,7102,08663.0
2017年3月5,9433,8132,13063.1
2018年3月6,2874,0572,23063.4
2019年3月6,5804,2622,31863.8
2020年3月6,5454,3282,21765.1
2021年3月6,7224,2262,49662.4
2022年3月6,8534,3352,51862.7
2023年3月7,0394,4972,54263.2
2024年3月6,8954,3562,53962.4
2025年3月7,7084,2363,47351.5
2026年3月7,9014,7133,18856.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
878億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3,297億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
220億円
在庫として抱えている分
負債合計
3,188億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

陸運業 56社との比較

同じ陸運業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り56社中4位あたり、逆に低いのはROE56社中44位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.6%/中央値 8.4%
P25 6.0%P75 10.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
4.6%/中央値 7.2%
P25 4.9%P75 10.9%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
56.1%/中央値 40.1%
P25 32.4%P75 54.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
10.3%/中央値 4.5%
P25 2.6%P75 7.5%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,746で、1年前と比べて+25.7%過去52週の値幅のなかでは86%の位置にある。

¥2,746-2.6%1ヶ月+6.9%1年+25.7%時価総額5,154億円
過去52週の値幅
安値¥2,128高値¥2,846

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.9倍
PER (会社予想)16.2倍
PBR0.97倍
配当利回り3.79%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に2798円と前日比0.96%高。7月は2700円前後で推移しましたが、8月3日に2669円まで下落後、会社計画の上方修正などを受け上昇に転じ、8月18日には2827円まで上昇しました。52週高値2846円に接近しており、52週安値2128円からは31%上昇しています。25日線(2713円)を上回り、RSIは65.92とやや過熱感もありますが、上昇トレンドは継続中です。出来高は8月に入り増加傾向で、買い意欲が強いことを示しています。ただし、高値圏での利益確定売りには注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 52/100)

PERは19.23倍で同業平均15.72倍を上回り割高感がある一方、PBRは0.99倍と1倍を下回り割安。予想PERは16.5倍と業績改善で低下見込み。配当利回り3.72%は平均2.31%を上回り魅力。ROEは5.6%と低く資本効率は課題。配当性向125.27%と配当が利益を上回り持続性に懸念。業界平均PER比でやや割高だが、PBRの低さと高い利回りでバランスは取れている。今後はROE向上と利益成長が焦点。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.9倍15.7倍
PER (予想)16.2倍
PBR0.97倍1.07倍
ROE5.6%8.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

物流需要の拡大(EC成長・物流効率化)を追い風に増収増益が続く一方、人件費・燃料費上昇や運転手不足などコスト増が収益を圧迫する懸念がある。強気派は、値上げ浸透と付加価値サービスにより営業利益率が改善し、設備投資の成果が今後出てくるとみる。弱気派は、競争激化で運賃転嫁が限定的で、利益率は低水準のまま、ROEも一桁台と資本効率が悪いと指摘。業界再編や新規事業の展望をどう織り込むかが争点。

プラスに働く材料7
  • EC拡大で物流需要増

    ネット通販市場の成長に伴い小口配送・倉庫需要が増加

  • 利益率改善基調

    2026/3期は営業利益率4.62%と前年から上昇見込み

  • 株主還元とPBR安定

    配当利回り約3.9%、PBRは1倍近辺で割安感

  • 2026年3月期に営業利益77億円増益2026年3月期影響

    営業利益は299億円から376億円へ77億円増益、売上高は7,374億円から8,130億円へ拡大

  • 売上高8,130億円で前期比10.3%拡大2026年3月期影響

    売上高は8,130億円と前期比10.3%増加し、増収基調が続く

  • 予想PER15.9倍と成長期待で評価改善継続影響

    現在PER18.52倍から予想PER15.9倍へ低下し、相対的な割安感が出る

  • 配当利回り3.86%と株主還元が下支え通年影響

    配当利回り3.86%は相対的に高く、株価の下値を支える

マイナスに働く材料7
  • コスト増が利益圧迫

    運転手不足や燃料費高騰で人件費・輸送コスト上昇

  • 競争激化で運賃転嫁難

    物流各社との価格競争が激しく値上げが浸透しにくい

  • 資本効率の低さ

    ROE5.6%と低く、PBR1倍割れで資本市場の評価低い

  • 営業利益率4.62%と低採算構造継続影響

    売上高8,130億円に対し営業利益376億円、営業利益率4.62%と低水準

  • 純利益236億円と営業利益を大きく下回る2026年3月期影響

    営業利益376億円に対し純利益236億円と140億円の乖離

  • ROE5.6%で資本効率が低位継続影響

    ROE5.6%はPBR0.9852倍の改善テンポを鈍らせる

  • 外国人持株比率19.47%と低位継続影響

    外国人持株比率19.47%は需給の厚みに欠け、上昇余地を限定

次の決算で確かめる点
売上高成長率
輸送需要の伸びとシェア拡大を測る
営業利益率
コスト管理と運賃転嫁の成否を示す
ROE
資本効率の改善度合いを確認
配当性向
株主還元の持続性を判断

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり104で、前期から+2.0%いまの株価に対する利回りは3.79%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥104
1株あたり
配当利回り
3.79%
いまの株価に対して
配当性向
125.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2766.9
2018年3月3011.179.7
2019年3月326.763.3
2020年3月3921.979.7
2021年3月27−30.856.6
2022年3月297.465.8
2023年3月5693.1128.8
2024年3月10078.6170.5
2025年3月1022.034.9
2026年3月1042.0125.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥104

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ32,610人。区分でいちばん多いのは金融機関26.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.0%を占め、残る49.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関34.333.333.435.325.826.4
個人・その他19.219.621.121.030.024.9
事業法人25.125.125.129.024.924.6
外国法人20.520.519.813.215.719.5
自己株式9.89.89.87.618.011.1
証券会社0.91.50.61.43.64.6

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01公益財団法人 田口福寿会13.91
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社8.73
03株式会社日本カストディ銀行7.61
04THE CHASE MANHATTAN BANK, N. A. LONDON SPECIAL ACCOUNT NO.14.96
05株式会社 十六銀行3.26
06株式会社大垣共立銀行2.17
07アドニス株式会社1.83
08岐建株式会社1.60
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 5050011.53
10セイノーホールディングス従業員持株会1.21

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+157%、1株純資産は14期で+68%。直近期のROEは5.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月611,6253.813.370.5
2014年3月781,6964.712.655.9
2015年3月731,7784.217.977.2
2016年3月951,8365.312.897.4
2017年3月921,9124.913.666.9
2018年3月1021,9995.219.279.7
2019年3月1052,0585.214.163.3
2020年3月1282,1756.19.279.7
2021年3月892,2983.917.356.6
2022年3月952,3754.111.865.8
2023年3月1052,4504.313.9128.8
2024年3月842,5603.325.3170.5
2025年3月1152,6634.720.034.9
2026年3月1572,7325.615.5125.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額276百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
田口義隆代表取締役 社長65766,000
田口隆男代表取締役64418,000
丸田秀実取締役6380,000
野津信行取締役6537,000
髙橋智取締役648,000
伊地知隆彦取締役741,000
佐藤真希子取締役48
伊藤信彦取締役(監査等委員)64
増田宏之取締役(監査等委員)68
小松慶子取締役(監査等委員)47

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5291177722545
社外取締役63033346
取締役(社内)1171717

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,569字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、純粋持株会社である当社、連結子会社91社、非連結子会社4社及び関連会社20社で構成され、輸送事業、自動車販売事業、物品販売事業、不動産賃貸事業、その他を主な事業としております。 各事業に係わる位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。なお、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」をご参照下さい。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 (輸送事業) 当社グループの指向する「総合物流商社」の中核をなす主要な部門であります。国内輸送においては、連結子会社47社、持分法適用関連会社3社及び関連会社7社が相互輸送を行い、路線トラック輸送のパイオニアとして、日本の物流業界での位置づけを堅固なものとしております。小口商業貨物を主力とし、宅配、引越、貸切等の運送を行う貨物自動車運送事業、航空、鉄道、海上等の各種交通機関を利用して貨物の運送を行う貨物利用運送事業のほか、貨物運送による付帯業務として倉庫業、航空運送代理店業、損害保険代理業等を行っております。国際輸送においては、連結子会社16社、持分法適用関連会社4社及び関連会社3社が相互輸送及び通関業に従事しており、ワールドワイドなネットワークを構築しております。 <主な関係会社> 西濃運輸㈱、北海道西濃運輸㈱、東北西濃運輸㈱、㈱こばうん、㈱二興倉庫、セイノースーパーエクスプレス㈱、神奈川西濃運輸㈱、伊豆西濃運輸㈱、三重西濃運輸㈱、日ノ丸西濃運輸㈱、四国西濃運輸㈱、九州西濃運輸㈱、沖縄西濃運輸㈱、西濃通運㈱、西濃エキスプレス㈱、西濃東京エキスプレス㈱、西濃名古屋エキスプレス㈱、西濃大阪エキスプレス㈱、セイノーエスティーサービス㈱、S&Nロジスティクス㈱、㈱トーヨー、㈱勝沼運送、だるま屋運輸㈱、セントラル物流㈱、エコアライアンス㈱、セイノーラストワンマイル㈱、ココネット㈱、㈱リビングプロシード、朝日梱包㈱、関東運輸㈱、大阪高速乳配㈱、ケーシーエス㈱、㈱泉川運輸、昭和冷蔵㈱、㈱LOCCO、丸久運輸㈱、ハコベル㈱、㈱地区宅便、日祐㈱、MDロジス㈱、㈱MDロジスシステムソリューションズ、㈱リョーウンエキスプレス、義勇海運㈱、義勇梱包㈱、MDロジスフィールドサービス㈱、MDロジス産機サービス㈱、MDロジス商品サービス㈱、埼玉西濃運輸㈱、東京西濃運輸㈱、ウィルポート㈱、セイノーロジックス㈱、SEINO LOGIX (VIETNAM) Co., Ltd.、UNITED-SEINO TRANSPORTATION(MALAYSIA)SDN.BHD.、セイノー通関㈱、Seino(Thailand)Co.,Ltd.、Seino Saha Logistics Co.,Ltd.、PT Seino Indomobil Logistics Services、Seino Super Express USA, Inc.、Seino MLL Logistics Private Limited、菱電物流股份有限公司、MELCO LOGISTICS (THAILAND) CO., LTD.、MD Logistics (Hong Kong) Limited、菱集国際貨運代理(大連)有限公司、菱集国際貨運代理(上海)有限公司、MELCO LOGISTICS DE MEXICO,S.A. DE C.V.、MD LOGIS CORPORATION INDIA PRIVATE LIMITED、㈱阪急阪神エクスプレス、西濃シェンカー㈱、PT Seino Indomobil Logistics、SEINO-ITL LOGISTICS JOINT STOCK COMPANY (自動車販売事業) 自動車販売事業には、連結子会社8社及び持分法適用関連会社1社が従事しております。トラック、乗用車及び自動車部品の販売、修理事業等を行っております。 <主な関係会社> 岐阜日野自動車㈱、トヨタカローラネッツ岐阜㈱、旭エンタープライズ㈱、滋賀日野自動車㈱、セイノーオートリース㈱、㈱東京車輌、ユニクラ自工㈱、SUBIC GS AUTO INC.、KILTON SEINO HOLDING CO. INC. (物品販売事業) 物品販売事業には、連結子会社2社が従事しております。燃料販売、紙類販売等を行っております。 <主な関係会社> ㈱セイノー商事、西濃産業㈱ (不動産賃貸事業) 不動産賃貸事業には、連結子会社16社が携わっております。代替されたトラックターミナル跡地等の資産の有効活用を図るものであります。 <主な関係会社> 西濃運輸㈱、北海道西濃運輸㈱、㈱こばうん、三重西濃運輸㈱、四国西濃運輸㈱、九州西濃運輸㈱、セイノーエスティーサービス㈱、関東運輸㈱、岐阜日野自動車㈱、トヨタカローラネッツ岐阜㈱、㈱セイノー商事、西濃産業㈱、㈱セイノー情報サービス、スイトトラベル㈱、セイノーエンジニアリング㈱、トヨタホーム岐阜㈱ (その他) その他として、連結子会社18社、非連結子会社4社及び関連会社2社が従事しております。情報関連業、事務代行業、広告代理店業、タクシー業、建築工事請負業、保険代理店業、旅行代理店業、労働者派遣業、住宅販売業、印刷業等を行っております。 <主な関係会社> ㈱セイノー情報サービス、日本物流開発㈱、スイトトラベル㈱、セイノーエンジニアリング㈱、セイノーファミリー㈱、㈱セイノースタッフサービス、トヨタホーム岐阜㈱、㈱旭クリエイト、セイノービジネスサポート㈱、セイノーエコトレーディング㈱、日本卸売仕入ネットワーク㈱、セイノーフィナンシャル㈱、新太田タクシー㈱、可児タクシー㈱、多治見タクシー㈱、㈱西濃自動車学校、㈱二葉工業所、㈱フューズ 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,820字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、路線トラック輸送のパイオニアとして、創業以来、「輸送立国」すなわち、お客様に喜んで頂ける最高のサービスを常に提供し、輸送を通じて日本の産業、経済の発展に貢献する物流企業を目指してまいりました。 今後も最高の物流品質を提供できるセイノーグループを形成し、国民生活の向上と共に「会社を発展させ、顧客、株主、取引先そして従業員の信頼と期待に応える」堅実経営を基本方針として、国内商業物流のトップ企業を目指します。併せまして「業界一のグループ効率経営」に取り組み、企業価値、株主価値の向上に取り組んでまいります。 (2) 経営環境、経営戦略、事業上及び財務上の優先的に対処すべき課題 わが国経済の今後の見通しは、雇用・所得環境の改善等により景気は緩やかな回復が期待される一方、物価上昇の継続や海外経済の不確実性に加え、中東情勢やイランを巡る紛争など地政学的リスクの高まりにより、エネルギー価格の変動や消費マインドの低下が懸念され、先行きは不透明な状況が続くものと見込まれます。 当社グループの主要な事業である輸送業界におきましては、労働人口減少下におけるドライバー不足への対応、中東情勢による燃料価格の動向など、事業環境は引き続き不確定要因が多い状況にあります。 このような情勢のなかでも、環境対応、サプライチェーンの維持といった社会課題に対し、当社は「『Team Green Logistics』~共に創り、未来に貢献する~」のスローガンのもと、持続可能な社会の実現と物流業界の効率化を推進するとともに、多様なステークホルダーとの共創により新たな価値創出に取り組んでまいります。 その一環として、2026年4月1日付けで、山陰地域における共同輸送の推進やネットワークの最適化を目的に、当社と福山通運株式会社は、それぞれの傘下にある日ノ丸西濃運輸株式会社と山陰福山通運株式会社の共同株式移転により、合弁会社「TGL山陰株式会社」を設立いたしました。業務効率や営業連携を進め、安定的な物流サービスの提供を目指してまいります。 加えて、2026年4月22日付けで、物流業界の効率化や強靭な物流基盤の構築を目的に、当社はAZ-COM丸和ホールディングス株式会社と業務提携に関する基本合意書を締結し、両社の物流機能及び経営資源を相互に活用した取り組みを推進してまいります。 また、輸送事業のさらなる成長及び新たな価値創出を目指し、当該事業の領域を6つに細分化して、当社内に各戦略部を設置いたしました。グループを横断した施策推進を強化し、グループ間シナジーの創出に加え、O.P.P.を通じた新たな価値創出を加速させることで、「輸送立国」を実現してまいります。 自動車販売事業の乗用車販売においては、CS向上に向け、店舗及びサービス工場のリニューアルや商圏分析に基づく拠点の最適化を進めるとともに、整備士をはじめとする人材の採用・育成・定着に取り組み、教育制度の充実を図ることで、「お客様に選ばれる店舗づくり」を推進してまいります。 トラック販売においては、過年度におけるメーカーの認証不正により一部の新車において供給制限は続くものの、リースや保険等の金融商品の提案強化を図るとともに、費用負担が大きくなる路上故障リスクを低減するために予防整備を提案するなど、お客様のニーズにあわせた営業を行うことで、収益性の高い整備事業にも注力してまいります。 物品販売事業、不動産賃貸事業及びその他の事業におきましては、事業領域の拡大及び既存事業の強化を進め、グループ全体の収益基盤の安定化を図ってまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループはROEを重要な経営指標と位置付けております。当社は、2023年6月12日開催の取締役会において、「中長期の経営の方向性 ~ありたい姿とロードマップ2028~」を決定いたしました。売上高の成長、営業利益率の改善及び適切な資本政策により、PBR1倍超の早期実現に向けて、3年から5年以内にROE8.0%以上を目指します。
事業等のリスク3,404字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクには、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 法規制について 当社グループの行う輸送事業において営む貨物自動車運送事業及び貨物利用運送事業は、それぞれ「貨物自動車運送事業法」及び「貨物利用運送事業法」の規制を受けております。この他、貨物運送による付帯業務として倉庫業、通関業、航空運送代理店業、保税手荷物保管業、損害保険代理店業等を行っておりますが、それぞれ関連する法令により規制されております。これらの法令の改正により、収受運賃、営業エリア、業務内容等に変更が生じ、当事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの行う自動車販売事業における自動車修理部門は、道路運送車両法に基づく車検制度をはじめ、フロン回収破壊法、自動車リサイクル法等の関連法令に従い、事業活動を行っております。これら法令に定められた作業の受託による収益は、法律改正によりその作業範囲や頻度が変化し、当事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 車両事故及び商品事故について 当社グループの行う輸送事業において、路線車両の運行や集配送におけるトラックの運転については、安全に十分配慮しておりますが、重大な不慮の事故が発生した場合、損害賠償等により、当事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。その対応策として、当社グループでは、最新の安全機能を備えた車両を導入するなどハード面の充実に加え、新人研修、安全推進インストラクターの養成などによる安全推進活動の強化、トラックドライバー・コンテストの参加等による運転技術の向上やドライブレコーダー等を活用した教育などソフト面からも安全風土を醸成するよう努めております。 (3) 環境規制について 当社グループの行う輸送事業において、多数の車両を使用しております。近年環境問題への関心が高まる中、当社グループは低公害車の導入や省燃費オイルの利用、エコドライブの推進等、環境対策を自主的に進めておりますが、当社グループの想定を上回る環境規制が実施された場合、当事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) コスト上昇について 当社グループの行う輸送事業において、多量の燃料を使用しております。安定的かつ適正価格で燃料の供給を受けておりますが、原油価格の動向によっては、燃料費が大幅に高騰して、輸送コストが上昇する可能性があり、その場合、当事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。その対応策として、原油価格変動に連動する燃油サーチャージを収受することや、モーダルシフトを推進することによりその影響を最小限とする取り組みを進めております。 (5) 災害、感染症等の発生について 当社グループの行う輸送事業において、車両による商品の輸送が主要な業務であり、また、情報管理を行うコンピュータ等、電気の供給が必要な設備によって事業が営まれております。災害発生時におけるマニュアルの整備、バックアップ体制の構築に取り組んでまいります。しかしながら、地震等の災害や停電の発生等により、輸送経路の遮断、電力供給の停止によるシステム停止等の事態が生じた場合、当事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、感染症の大流行等により、当社グループの営業活動やサプライチェーンに影響を与えるだけでなく、経済活動の停滞に伴い売上の減少が見込まれるなど、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) トヨタ自動車㈱、日野自動車㈱への依存度について 当社グループの行う自動車販売事業において、トヨタカローラネッツ岐阜㈱は、新車(乗用車)の仕入れをほぼ全面的にトヨタ自動車㈱に依存しており、また、岐阜日野自動車㈱、滋賀日野自動車㈱については、新車(トラック、バス)の仕入れをほぼ全面的に日野自動車㈱に依存しております。従って、災害、事故等によりトヨタ自動車㈱又は日野自動車㈱の生産が継続的に減少又は停止した場合には、当事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 情報関連事業特有のリスクについて 当社グループの行うその他の事業の中の情報関連事業の提供するサービスは、業務の性格上、顧客の秘匿性が高く、且つ重要性の高い情報に触れることがあります。当社グループでは安定的な運用のためのシステム強化やセキュリティ強化を行っておりますが、当社グループの提供するサービスに誤作動、プログラム上の瑕疵等が存在した場合や、当社グループの通信ネットワークにコンピュータ・ウイルスの感染、コンピュータ・システムへの外部からの不正侵入等により顧客情報の漏洩やデータの消失等の事態が生じた場合、顧客及び当社グループの業務の運営に支障が生じるほか、それらの復旧や損害賠償等により、当事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 顧客等の情報の管理について 当社グループは、物流業務受託、情報処理受託、物品販売等に際し顧客等の情報を取扱っております。コンプライアンスや個人情報管理の徹底など、社内教育を通じて情報管理に努めてまいります。しかしながら、情報の外部漏洩やデータ喪失等の事態が生じた場合、当社グループの社会的信用の低下を招くだけでなく、損害賠償請求を受ける可能性があります。従って、これらの事象は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 輸送事業におけるITシステムへの依存度について 当社グループにおける輸送事業のうち、貨物自動車運送事業は、個々の輸送取引は少額であるものの、日々、大量に取引されており、その対価である貨物自動車運送収入は、システムにより処理・記録されたデータに基づき計上されております。また、貨物自動車運送収入の基礎となっている運賃計算にあたっては、顧客ごとに、距離または方面別、重量別等で詳細な条件が決定され、当該条件に基づく複雑な計算が行われており、ITシステムへの依存度が非常に高く、その影響は広範囲に及んでおります。そのため、当社グループではITシステム全般が有効に機能するよう方針やルールを整備するとともに、各業務においてシステムが適正に稼働、運用されていることを検証する体制を整備しておりますが、これらのシステムや体制に不備や障害があった場合や、想定通りに処理が行われなかった場合には、当社グループの業務運営に支障が生じることになるほか、当社グループの財務報告にも重要な影響を及ぼす可能性があります。 (10) 人材の確保について 当社グループの輸送事業においては、ドライバーは必要不可欠な戦力であり、少子高齢化に伴う国内労働人口の減少とも相俟って人材の確保は重要な課題となっております。そこで、採用強化だけでなく育成にも軸足を置き、教育コンテンツの充実や免許取得支援等へ注力することに加え、ユニット運行・荷役分離の導入による運び方改革、休日増加や労働時間の短縮といった働き方改革の推進、更には貸付金制度の見直しや施設のリノベーション等社員のES向上策により定着向上に努めております。また、自動車販売事業においても、外国籍を含め整備士等要員確保のため、休日増加や労働時間短縮等の働き方改革の推進、先進整備機器の導入や福利厚生の拡充を行うなどES向上策にて定着向上を図っております。しかしながら、人材の確保が計画通りに進まない場合、採用や定着のためのコストに加え、臨時傭員費や外注費の増加などにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) のれんの減損損失について 当社グループは、企業買収に伴い発生したのれんを連結貸借対照表に計上し、その効果の発現する期間を見積り、当該期間にわたり均等償却しております。事業環境の変化等により当初に期待した成果が得られない場合には、当該のれんについて減損損失を計上し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,020字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態 当連結会計年度末の総資産は、7,900億66百万円と前連結会計年度末に比べ192億25百万円の増加となりました。負債については、3,187億98百万円と前連結会計年度末に比べ284億70百万円の減少となりました。また、純資産については、4,712億67百万円と前連結会計年度末に比べ476億95百万円の増加となりました。 ② 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、海外における地政学的リスクが継続するなか、国内においてはインバウンド需要の拡大や企業による設備投資の増加により、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、物価上昇の長期化や人件費の増加により個人消費は力強さを欠き、先行きは依然として不透明な状況で推移しました。 当社グループの主要な事業にあたる輸送業界では、国内貨物輸送量が前年を下回るなか、ドライバー不足や労働時間規制への対応に加え、エネルギー価格の高止まりなど、企業活動を取り巻く環境は引き続き厳しい状況が続きました。 このような環境におきまして、当社グループは、成長と適切な資本政策によるPBR1倍超の早期実現及びROE8.0%以上を目指し、3年目となる「中長期の経営の方向性~ありたい姿とロードマップ2028~」のもと、事業基盤である特積み事業の優位性を維持しながら、重点施策として掲げるロジスティクス事業及び貸切事業を成長エンジンと位置づけ、高利益体質への転換を図るため、成長性、収益性、資本効率のバランスを重視した施策を推進してまいりました。 また、前連結会計年度に連結子会社化したMDロジス株式会社との連携を一層強化し、同社が有する高度な物流ノウハウと、当社グループの輸送ネットワーク及びシステム群との融合を図ることにより、国内外における物流サービスの高付加価値化を推進してまいりました。この連結効果は、輸送事業の収益に通期で寄与しております。 この結果、当連結会計年度の売上高は8,129億65百万円(前連結会計年度比10.3%増)、営業利益は376億5百万円(前連結会計年度比25.8%増)、経常利益は372億64百万円(前連結会計年度比32.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は236億38百万円(前連結会計年度比22.8%増)となりました。 セグメント業績は次のとおりであります。 (輸送事業) 当事業におきましては、主力である特積み事業において、全国展開する路線ネットワークを活かし、各重量・距離帯での適正運賃収受が進展するとともに、取扱貨物量に応じた運行体制の最適化や積載効率の向上に取り組むなど、費用の適正化と収益性の向上に努め、各種施策を推進してまいりました。また、ドライバーの時間外労働が上限規制される「2024年問題」への継続的な対応として、O.P.P.(※)の取り組みを通じ、企業の垣根を越えた輸送の共同化や非効率エリアの補完を図ることで、輸送ネットワーク全体の最適化を推進してまいりました。 一方、物価上昇の影響による個人消費の伸び悩みを背景に、取扱貨物量は前年実績を若干下回る水準にとどまりました。また、ドライバー不足や労働時間規制への対応により、傭車・外注費は引き続き増加傾向で推移いたしましたが、配車業務の高度化やお問い合わせ業務の自動応対などデジタル技術やAIの活用による省人化の取り組みも進めてまいりました。 拠点展開においては、西濃運輸株式会社名古屋北支店(愛知県清須市)の新築移転、同横浜支店(横浜市)建て替え、同金沢支店金沢倉庫(石川県金沢市)の新設、ならびにセイノースーパーエクスプレス株式会社松本営業所(長野県松本市)及び四日市営業所(三重県四日市市)の移転などを実施しました。物流施設の再編、既存拠点の機能強化を進め、ロジスティクスインフラの充実を図ることで、輸送品質の向上に努めております。 この結果、売上高は6,308億90百万円(前連結会計年度比13.9%増)、営業利益は274億25百万円(前連結会計年度比32.2%増)となりました。 (※)…O.P.P.とは、オープン・パブリック・プラットフォームの略称。社内外、業種の違い等を問わず連携した(オープン)、誰もが使える(パブリック)、物流プラットフォームを構築し、プラットフォーム利用者それぞれの効率化や価値向上、さらには社会インフラとして産業・環境・生活への貢献を実現する構想・手法。 (自動車販売事業) 当事業におきましては、乗用車販売において、新車の供給環境は、メーカーの法規対応による供給制限の継続、また自動車取得時に係る環境性能割の廃止に伴う登録時期の後ろ倒しなどの外的要因により、新車販売台数は、前期実績を下回る結果となりました。そのような中でも、一台当たりの利益確保に向け、直販体制の強化をするなど商談プロセスの見直しを進めることで、収益性の向上に努めてまいりました。 中古車販売では、U-Car商品化工程の効率化を図り、各店舗における展示車両の充実と回転率の向上に取り組んだ結果、小売販売台数は堅調に推移いたしました。 トラック販売においては、過年度のメーカーの認証不正の影響により一部車型において生産停止が継続したほか、モデルチェンジの狭間期によりメーカーの生産計画の影響を受け、新車販売台数は前年実績を下回る結果となりました。 拠点展開においては、トヨタカローラネッツ岐阜株式会社カローラ高山店(岐阜県高山市)の新築移転、同カローラ中津川店とネッツ中津川店(岐阜県中津川市)の統合、岐阜日野自動車株式会社萩原営業所(岐阜県下呂市)と高山支店(岐阜県高山市)の統合を実施しました。店舗及びサービス工場のリニューアルや再編を推進し、CS(顧客満足度)の向上及び店舗運営の効率化を図っております。 この結果、売上高は1,103億46百万円(前連結会計年度比4.3%減)、営業利益は69億17百万円(前連結会計年度比3.4%減)となりました。 (物品販売事業) 当事業におきましては、燃料や紙・紙製品に代表される物品の販売を行っております。激変緩和措置の補助金の効果により燃料販売における販売単価は下落したものの、特に介護家庭紙を中心とした介護用品が底堅く推移したことから、売上高は409億26百万円(前連結会計年度比5.5%増)、営業利益は13億14百万円(前連結会計年度比 12.4%増)となりました。 (不動産賃貸事業) 当事業におきましては、所有する土地及び跡地利用において、ポテンシャルを最大限に活かし、地域ごとに、より利用価値が高い賃貸などへのトランスフォームを推進してきたことから、売上高は24億56百万円(前連結会計年度比4.3%増)、営業利益は18億10百万円(前連結会計年度比4.6%増)となりました。 (その他) 当事業におきましては、情報関連事業、労働者派遣業、建築工事請負業、及び住宅販売業などを行っております。売上高は283億45百万円(前連結会計年度比5.8%増)、営業利益は22億70百万円(前連結会計年度比24.1%増)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ67億9百万円増加し、840億64百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、前連結会計年度に比べ38億44百万円増加し、565億90百万円となりました。これは主に、セイノースーパーエクスプレス株式会社における退職給付信託返還額が増加したこと等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ374億53百万円減少し、334億22百万円となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が減少したこと等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ365億23百万円増加し、165億71百万円となりました。これは主に、短期借入金の純増減額が減少したこと等によるものです。 ④ 生産、受注及び販売の実績 当社グループの扱う輸送商品及び販売品目は広範囲かつ多種多様であり、セグメントごとに画一的に表示することは困難であります。 このため、生産、受注及び販売の実績については、「② 経営成績」における各セグメント業績に関連付けて示しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1)財政状態 (資産合計) 当連結会計年度末における資産合計は7,900億66百万円と前連結会計年度末に比べ192億25百万円(2.5%)の増加となりました。流動資産の残高は2,297億84百万円と前連結会計年度末に比べ37億95百万円(1.6%)減少しました。固定資産の残高は5,602億82百万円と前連結会計年度末に比べ230億21百万円(4.3%)の増加となりました。上場株式の時価が上昇したことにより投資有価証券が増加したことや西濃運輸株式会社における横浜支店、名古屋北支店の新築工事により建物及び構築物が増加したことなどが主な要因であります。 (負債合計) 当連結会計年度末における負債合計は3,187億98百万円と前連結会計年度末に比べ284億70百万円(8.2%)の減少となりました。流動負債の残高は1,297億40百万円と前連結会計年度末に比べ1,025億11百万円(44.1%)の減少となりました。1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債が転換したことや短期借入金が減少したことなどが主な要因であります。 固定負債の残高は1,890億58百万円と前連結会計年度末に比べ740億41百万円(64.4%)の増加となりました。シンジケートローンなどにより長期借入金が増加したことなどが主な要因であります。 (純資産合計) 当連結会計年度末における純資産の残高は4,712億67百万円と前連結会計年度末に比べ476億95百万円(11.3%)の増加となりました。1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債の転換により自己株式が減少したことなどが主な要因であります。 2)経営成績 (売上高) 当連結会計年度の売上高は8,129億65百万円と前連結会計年度に比べ755億87百万円(10.3%)の増加となりました。輸送事業においては、2024年10月に連結子会社となったMDロジス株式会社による通期連結効果等により、売上高は6,308億90百万円(前連結会計年度比13.9%増)となりました。自動車販売事業では乗用車販売においてはメーカーの法規対応による供給制限の継続、また自動車取得時に係る環境性能割の廃止に伴う登録時期の後ろ倒しなどの外的要因により、トラック販売においては過年度のメーカーの認証不正の影響により一部車型において生産停止が継続したほか、モデルチェンジの狭間期によりメーカーの生産計画の影響を受け、いずれも新車販売台数が前年実績を下回ったこと等により、売上高は1,103億46百万円(前連結会計年度比4.3%減)となりました。物品販売事業においては、燃料販売における販売単価は激変緩和措置の補助金の効果により下落したものの、介護家庭紙を中心とした介護用品が好調に推移したことから、売上高は409億26百万円(前連結会計年度比5.5%増)となりました。また、不動産賃貸事業では、売上高は24億56百万円(前連結会計年度比4.3%増)、その他の売上高は283億45百万円(前連結会計年度比5.8%増)となりました。 (営業利益) 当連結会計年度の営業利益は376億5百万円と前連結会計年度に比べ77億22百万円(25.8%)の増加となりました。輸送事業においては、当社の強みである長距離・高重量帯を中心に適正運賃収受が進展するとともに、取扱貨物量に応じた運行体制の最適化や積載効率の向上に取り組むなど、費用の適正化と収益性の向上に努めたことにより営業利益は274億25百万円(前連結会計年度比32.2%増)となりました。一方、自動車販売事業においては、乗用車販売において、店舗の再編等により店舗運営の効率化を図ったものの、売上高の減少を受け、営業利益は69億17百万円(前連結会計年度比3.4%減)となりました。 (営業外損益及び経常利益) 当連結会計年度の経常利益は372億64百万円と前連結会計年度に比べ91億39百万円(32.5%)の増加となりました。前連結会計年度に比べて支払利息やシンジケートローン手数料が増加したものの、営業利益が増加したことや持分法投資損失が減少したことなどが主な要因であります。 (特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は236億38百万円と前連結会計年度に比べ43億84百万円(22.8%)の増加となりました。 前連結会計年度に比べて経常利益や退職給付信託返還益が増加したものの、法人税、住民税及び事業税が増加したことや投資有価証券売却益が減少したことなどが主な要因であります。 b.経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 c. 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2023年6月12日の取締役会において、「中長期の経営の方向性 ~ありたい姿とロードマップ2028~」を決定しており、成長の道すじと資本政策を中心とした企業価値創造の道すじを策定しております。日本が直面している少子高齢化や人手不足、環境問題などの社会課題に対し、持続的な物流ネットワークを構築するため、スローガンを『Team Green Logistics ~共に創り 未来に貢献する~』として、業界・企業の垣根を超えたオープン・パブリック・プラットフォーム(O.P.P.)によりGreen 物流を展開することで、社会価値と経済価値を高めてまいります。 本ロードマップにおいて、PBR1倍超の早期実現に向けて、収益力の向上、積極的な株主還元で、3年から5年以内にROE8%達成を目指しております。具体的な内容については、以下のURLをご参照ください。 https://www.seino.co.jp/seino/media/pdf-lib/shd/ir/account-settlement/202403/202403_1setsumei.pdf なお、当連結会計年度のROEは5.6%となっております。目標とするROE8%を達成するため、ロードマップに掲げた施策の実現に向けて取り組みを進めてまいります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資本の財源及び資金の流動性 資金の財源に関しましては、自己資金を充当することを原則としておりますが、当面の資金需要と設備投資計画に照らして、必要な資金を金融機関からの借入金及び社債等により調達しております。 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、840億64百万円となっており、有利子負債残高は1,013億76百万円となっております。 当社は、運転資金を安定的に調達するため、取引金融機関との当座貸越契約並びに金銭消費貸借契約により435億円の資金調達を行っております。また、取引金融機関と財務制限条項が付されたシンジケートローン契約を締結し、400億円の資金調達を行っております。その他の増資、社債発行等による資金調達は行っておりません。 当社グループは、グループ全体の資金を有効活用するため、キャッシュ・マネジメント・システムを採用しており、連結子会社の支払代行業務を行っている他、各連結子会社の報告に基づき、グループにおける重要な資金繰りの予定について当社で把握しております。また、一時的な資金の不足については、取引銀行より当座借越枠を含め、十分な借入金の与信枠の設定を受けており、支払期日に支払を実行できなくなるリスクを回避し、必要資金を適時に確保するための管理体制を整えております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されています。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としており、重要なものは以下の通りとなります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 (固定資産の減損) 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、その減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては慎重に検討してまいりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、追加の減損損失の計上が必要となる可能性があります。 (退職給付債務及び退職給付費用) 退職給付債務及び退職給付費用は、主に数理計算で設定される退職給付債務の割引率等に基づいて計算しております。割引率は、従業員の平均残存勤務期間に対応する期間の安全性の高い長期債利回りを参考に決定しております。割引率やその他の見積りの変更は、将来の退職給付債務及び退職給付費用に影響を与える可能性があります。 (繰延税金資産) 当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいて課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。

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出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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