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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

スクロール

Scroll Corporation8005 · Prime · 小売業

通販・EC事業者向け物流・決済代行と自社通販の両軸で事業を展開。

概要

静岡県浜松市に本社を置くスクロールは、衣料品・生活雑貨のカタログ通販会社として1943年に創業し、主力ブランド「スクロール」で中高年女性向け商品を展開する。2025年3月期の連結売上高は840億円、従業員967人。自社通販事業に加え、物流代行や決済代行などEC事業者向けソリューション事業を成長ドライバーとし、インターネット販売も強化している。

通販とソリューションの二本柱で構成される事業セグメント

スクロールグループは、自社で企画・製造したアパレルや雑貨を消費者に直接販売する通販事業と、他の通販・EC事業者向けに物流・決済・マーケティングなどの業務を代行するソリューション事業を二つの収益基盤とする。2025年度よりセグメント区分を見直し、ソリューション事業、通販事業、eコマース事業、グループ管轄事業の4区分で報告している。ソリューション事業は売上高376億円(前年比20.4%増)でグループ全体の成長を牽引し、通販事業は367億円(同6.0%減)と物価高や天候不順の影響を受けたが、依然として利益の源泉である。eコマース事業は153億円(同0.2%増)と横ばい、グループ管轄事業は40億円(同13.8%増)と堅調に推移した。

ソリューション事業:LPBに経営資源を集中

ソリューション事業は、物流代行(Logistics)、決済代行(Payment)、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)の3機能を中核とし、2025年度は「LPB」への経営資源集中を掲げた。物流代行では新規顧客獲得と既存顧客の需要拡大に対応し、決済代行では貸倒リスク低減の取り組みが奏功して収益性が改善。マーケティングサポートではSNSマーケティングを軸に成長した。同事業のセグメント利益は15.7億円と前年比76.5%増の大幅増益となり、グループ全体の利益を下支えした。提供先を通販・EC市場に限定せず、あらゆる事業者へ拡大している点が特徴である。

通販事業とeコマース事業の収益構造

通販事業は自社ブランド「スクロール」を中心に、カタログとECサイトで婦人服やインナーウェア、雑貨を販売する。2025年度は食品を中心とした物価上昇による生活防衛意識の高まりや、記録的な猛暑・暖冬などの天候影響で売上高が減少したが、在庫コントロールや販促費抑制によりセグメント利益41.8億円を確保した。一方、eコマース事業はナチュラム(アウトドア)、ミヨシ(ブランド雑貨)、キナリ(化粧品)など複数の専門ECサイトを運営。防災意識の高まりを背景に防災関連商材が好調で、セグメント利益は3.9億円と前年比136%増となった。ただし、不採算事業として並行輸入品EC販売と旅行企画販売からの撤退を決議し、特別損失を計上している。

グループ管轄事業と地域・国際展開

グループ管轄事業は自社物流センターの運営・管理と不動産賃貸を担う。東海・関西・関東エリアに物流拠点を持ち、2020年に茨城県つくばみらい市に新センターを開設した。外部顧客向け営業も開始しており、売上高は40億円と伸長したが、新拠点立ち上げ費用などでセグメント利益は0.2億円と減少した。海外では、中国・上海に詩克楽商貿を、ベトナムとバングラデシュに生産子会社を持つ。2023年10月にはSCROLL BANGLADESH COMPANY LIMITEDを設立し、2024年1月から稼働している。これらの子会社は主に通販事業の商品調達と生産を担う。

業界の中での役割は通信販売・EC支援サービスプロバイダー兼自社通販事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
885億円
営業利益
57億円
営業利益率
6.4%
純利益
28億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01通販・EC事業者向けソリューション事業主力

通信販売やECサイトを運営する企業向けに、物流代行、決済代行、マーケティングサポート、BPOサービスなどを提供。顧客のバックオフィス業務を包括的に代行する。

主な製品・サービス4
物流代行サービス
商品の保管、ピッキング、梱包、発送までを一貫して代行。通販事業者の物流負荷を軽減し、迅速な配送を実現。
決済代行サービス
クレジットカード、コンビニ払い、キャリア決済など多様な決済手段を一元管理。売上金の早期入金や不正防止機能を提供。
マーケティングサポート
顧客データ分析や広告運用、メルマガ配信など、通販・ECの集客・販促を支援するサービス。
BPOサービス
コールセンター、受注処理、顧客対応業務などを代行。通販事業者の運営効率化に貢献。

02通販事業(一般消費者向け通信販売)主力

アパレル、インナーウェア、雑貨などを自社ブランドで企画・製造し、カタログ通販やECサイトで消費者に直接販売。

主な製品・サービス2
アパレル・インナーウェア
婦人服・紳士服・肌着など、自社企画商品を中心にカタログ・ECで販売。サイズ展開や素材にこだわった商品群。
雑貨・化粧品等
生活雑貨、化粧品、健康食品など、通販向けに企画された商品を販売。

03eコマース事業(個人向けEC専門店運営)準主力

ブランド服飾雑貨、アウトドア用品、化粧品、防災用品、旅行商品などの専門ECサイトを運営し、個人消費者に販売。

主な製品・サービス1
ブランド服飾雑貨・アウトドア用品等
ナチュラム(アウトドア)、ミヨシ(ブランド雑貨)、キナリ(化粧品)など複数の専門ECサイトで多様な商品を販売。

04グループ管轄事業(物流・不動産)その他

グループ全体の物流機能の統括・最適化、および不動産賃貸事業を行う。自社物流センターの運営や物件賃貸でグループ事業を支える。

主な製品・サービス2
物流事業
グループ各社の物流拠点の管理・運営、配送網の最適化を担う。
不動産賃貸事業
グループが保有する物件の賃貸管理。

製品と技術

物流代行サービス:保管から発送まで一貫代行

ソリューション事業の中核をなす物流代行サービスは、商品の保管、ピッキング、梱包、発送を一貫して代行する。自社物流施設として、浜松市のスクロールロジスティクスセンター浜松西(1989年竣工)や、2020年5月に新築した茨城県つくばみらい市のスクロールロジスティクスセンターみらいなど、東海・関東・関西に拠点を持つ。これらのセンターでは通販事業者向けに迅速な配送を実現するとともに、グループ内の通販事業の物流も担う。2025年度は新規顧客獲得と既存顧客の需要増に対応し、物流代行の売上拡大がソリューション事業の増益に貢献した。

決済代行サービス:多様な決済手段を一元管理

決済代行サービスは、クレジットカード、コンビニ払い、キャリア決済など多様な決済手段を一元的に処理する。売上金の早期入金や不正防止機能を提供し、通販事業者の資金繰りとセキュリティを支援する。2025年度は貸倒リスク低減の取り組みが奏功し、個別債権の不払率が改善したことで収益性が向上した。このサービスは子会社のキャッチボールやもしもなどが提供し、ソリューション事業の利益拡大に寄与している。

自社通販ブランド「スクロール」と商品群

通販事業の主力ブランド「スクロール」では、中高年女性を主要ターゲットに、婦人服・紳士服・肌着などのアパレルや、生活雑貨、化粧品、健康食品をカタログとECサイトで販売する。自社企画商品が中心で、サイズ展開や素材にこだわった商品構成が特徴。2025年度は売上高367億円と前年比減少したが、在庫コントロールと販促費抑制により収益性を維持した。また、子会社のスクロールインターナショナルやバングラデシュ・ベトナムの生産拠点を通じたグローバル調達も行っている。

専門ECサイト群:アウトドアから防災まで多様な分野

eコマース事業は、複数の専門ECサイトで構成される。アウトドア用品の「ナチュラム」、ブランド服飾雑貨の「ミヨシ」、化粧品の「キナリ」、防災用品の「もしも」、旅行商品の「トラベックスツアーズ」などがある。2025年度は防災意識の高まりから「もしも」での防災関連商材が好調で、セグメント全体の増益に貢献した。一方で、並行輸入品EC販売と旅行企画販売から撤退したため、今後はこれらの専門サイトへのリソース集中が進む見通しである。なお、子会社AXESやナチュラム、ミヨシ、キナリが運営を担う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がスクロール

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

静岡布帛工業として創業、縫製工場からスタート

1943年10月、静岡県浜松市元目町において静岡布帛工業株式会社を資本金19万8千円で設立した。創業当初は繊維関連の製造業だったが、1945年6月の戦災で工場を焼失。翌年6月から浜松市佐藤町に縫製工場を新築し操業を再開した。1948年11月には武藤商事株式会社を設立し、1951年12月にこれを吸収合併して武藤衣料株式会社に商号変更。この時期は婦人会服「トッパー」の直接販売を1954年に開始するなど、製造小売りの形態を整えていった。

カタログ通販への転換と上場

1967年9月、衣料品の総合カタログの発行を開始し、通信販売事業に本格参入した。同年11月には全国の幼稚園を対象にランドセルの販売を開始し、取扱商品を多様化。1967年7月には高級呉服展示会(京華展)による販売も始めた。1970年10月に株式会社ムトウへ商号変更し、1971年10月に名古屋証券取引所市場第二部に上場。1972年5月には物流子会社エム・デー・シーを設立し、通販事業の基盤を固めた。1984年11月には東京証券取引所市場第二部に上場し、1986年8月には両取引所の市場第一部に指定されるまでに成長した。

インターネット通販の開始と2000年代の事業再編

1996年1月、「ムトウ On-line shop」(後の「scroll-shop」)によるインターネット通販を開始し、EC分野に進出した。2006年1月には中国・上海に武藤系統信息咨詢有限公司(後の詩克楽商貿)を設立し、海外生産拠点を確保。2008年4月には会社分割により通販ソリューション事業を子会社のムトウマーケティングサポート(現スクロール360)に承継し、事業を明確化した。2009年10月、株式会社ムトウを株式会社スクロールに、ムトウマーケティングサポートを株式会社スクロール360に商号変更し、現在のグループ名称が確立した。

M&Aによるグループ拡大と新事業領域への展開

2010年代以降、積極的なM&Aで事業ポートフォリオを拡大した。2012年5月にECサイト運営の株式会社AXES、2013年2月にエイチエーシー(後のキナリ)、同年6月にキャッチボール、2017年7月にキナリ、2018年1月にミネルヴァ・ホールディングス(現ナチュラム)、同年5月にもしも、2019年3月にミヨシ、2024年4月にビーボーン、2025年4月にZoneExpertと、相次いで子会社化した。これによりeコマース事業の専門ECサイト群が形成され、またソリューション事業の決済・BPO機能も強化された。バングラデシュ生産子会社の設立もこの流れの一環である。

不採算事業の整理と中長期ビジョンへの転換

2025年度(2026年3月期)は、創業90周年となる2029年度までの中期ビジョンの初年度として、不採算事業の整理を断行した。eコマース事業では並行輸入品EC販売と旅行企画販売からの撤退を決議し、事業整理損10億円を特別損失に計上。また、資本収益性の観点からのれん減損損失も発生し、当期純利益は27.7億円と前年比35.1%減となった。一方で、ソリューション事業への経営資源集中と「Direct Solution Company」への再定義を掲げ、成長領域へのシフトを加速させている。2022年4月には東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行した。

年表39件を開く

1940年代

  • 1943年10月創業浜松市元目町において、静岡布帛工業株式会社(資本金198千円)を設立(10月1日)
  • 1945年6月戦災のため工場焼失(翌年1946年6月から浜松市佐藤町に縫製工場を新築し、操業を再開)
  • 1948年11月創業武藤商事株式会社を設立

1950年代

  • 1951年12月M&A武藤商事株式会社を吸収合併し、武藤衣料株式会社に商号変更
  • 1954年11月浜松市において、婦人会服「トッパー」の直接販売を開始

1960年代

  • 1962年9月創業武藤縫製株式会社(1998年4月 株式会社エム・デー・シーへ吸収合併)を設立
  • 1967年7月高級呉服展示会(京華展)による販売を開始
  • 1967年8月商号変更武藤衣料株式会社をムトウ衣料株式会社に商号変更
  • 1967年9月衣料品の総合カタログの発行を開始
  • 1967年11月全国の幼稚園を対象にランドセルの販売を開始、以後取扱商品を多様化

1970年代

  • 1970年10月商号変更ムトウ衣料株式会社を株式会社ムトウに商号変更
  • 1971年10月上場株式を名古屋証券取引所市場第二部に上場
  • 1971年12月日本生活協同組合連合会との取引開始
  • 1972年5月創業株式会社エム・デー・シー(1998年4月 武藤縫製株式会社等と合併し、ムトウ流通センターに商号変更、2006年4月 株式会社ムトウへ吸収合併)を設立

1980年代

  • 1984年11月上場株式を東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1986年3月株式会社ミック(現 株式会社スクロール360)を設立(連結子会社)
  • 1986年8月上場株式を東京証券取引所及び名古屋証券取引所市場第一部へ指定(名古屋証券取引所については2003年3月上場廃止)
  • 1989年8月浜松市高丘町に二階建出荷センター(現 スクロールロジスティクスセンター浜松西)を新築

1990年代

  • 1995年5月浜松市佐藤二丁目に本社ビルを新築
  • 1996年1月「ムトウ On-line shop」(「scroll-shop」)によるインターネット通販開始

2000年代

  • 2006年1月武藤系統信息咨詢(上海)有限公司(現 詩克楽商貿(上海)有限公司)を設立(連結子会社)
  • 2008年4月商号変更会社分割により通販ソリューション事業を株式会社ムトウマーケティングサポート(株式会社ミックから商号変更)に承継
  • 2009年10月商号変更株式会社ムトウを株式会社スクロールに、株式会社ムトウマーケティングサポートを株式会社スクロール360に商号変更

2010年代

  • 2010年4月M&A株式会社イノベート(2019年6月 株式会社AXESに吸収合併)の株式取得
  • 2012年5月M&A株式会社AXESの株式取得(連結子会社)
  • 2013年2月M&A株式会社エイチエーシー(のち 北海道アンソロポロジー株式会社、2024年4月 株式会社キナリに吸収合併)の株式取得
  • 2013年6月M&A株式会社キャッチボールの株式取得(連結子会社)
  • 2013年7月創業株式会社スクロールR&D(2024年4月 株式会社AXESに吸収合併)を設立
  • 2016年8月株式会社スクロールロジスティクスを設立(連結子会社)
  • 2017年7月M&A株式会社キナリの株式取得(連結子会社)
  • 2017年12月株式会社スクロールインターナショナルを設立(連結子会社)
  • 2018年1月M&Aミネルヴァ・ホールディングス株式会社(現 株式会社ナチュラム)の株式取得(連結子会社)
  • 2018年5月M&A株式会社もしもの株式取得(連結子会社)
  • 2019年3月M&A株式会社ミヨシの株式取得(連結子会社)

2020年代

  • 2020年5月茨城県つくばみらい市にスクロールロジスティクスセンターみらいを新築
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年10月SCROLL BANGLADESH COMPANY LIMITEDを設立、2024年1月稼働(2024年4月から連結子会社)
  • 2024年4月M&A株式会社ビーボーンの株式取得(連結子会社)
  • 2025年4月M&AZonExpert株式会社の株式取得(連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ソリューション事業の領域拡大

    ダイレクトマーケティング市場に限定せず、LPB(物流・決済・BPO)に経営資源を集中し、事業領域を拡大する。

  2. 02

    事業ポートフォリオの最適化

    不採算事業の整理・構造改革を基に、資本効率を意識した中長期的なポートフォリオを構築し、成長領域へ資源を集中する。

  3. 03

    DX推進による経営基盤強化

    デジタル技術を活用して経営基盤を強化し、環境変化への適応と持続的成長を図る。

  4. 04

    独自性追求と収益力強化

    独自性の高いビジネスモデルを追求し、長期利益の最大化と持続的な企業価値向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で967人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は597万円で、9期前と比べて+14.9%平均年齢は40.9歳、平均勤続年数は11.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月621
2018年3月759
2019年3月51941.513.2850
2020年3月50941.912.7864
2021年3月53042.012.9866
2022年3月54442.213.0866
2023年3月54442.613.0893
2024年3月54941.912.3886
2025年3月57141.612.5920663
2026年3月59740.911.8967589

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率34.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率40.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社16(国内 15 / 海外 1、うち連結子会社 16) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
SLC浜松西 — 浜松市中央区5,267百万円
ソリューション事業 通販事業
SLCみらい — 茨城県つくばみらい市3,752百万円
ソリューション事業 通販事業
SLC磐田 — 静岡県磐田市1,282百万円
ソリューション事業
本社 — 浜松市中央区773百万円
ソリューション事業 通販事業 グループ管轄事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社スクロール360
    浜松市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社キャッチボール
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社もしも
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ビーボーン
    福岡市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ZonExpert株式会社
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    成都音和娜網絡服務有限公司
    中華人民共和国 四川省成都市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社スクロールインターナショナル
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    詩克楽商貿(上海)有限公司
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SCROLL VIETNAM COMPANY LIMITED
    ベトナム社会主義共和国 ホーチミン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    SCROLL BANGLADESH COMPANY LIMITED
    バングラデシュ 人民共和国 ダッカ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社AXES
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ナチュラム
    大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社4社を開く
  • 株式会社ミヨシ大阪市浪速区100%
  • 株式会社キナリ東京都品川区100%
  • 株式会社トラベックスツアーズ東京都品川区100%
  • 株式会社スクロールロジスティクス浜松市中央区100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は885億円営業利益57億円前期と比べると増収減益で、売上が+5.4%、利益が-6.6%。

売上高
+5.4%
885億円
営業利益
-6.6%
57億円
純利益
-34.9%
28億円
営業利益率
6.4%
前期比 -0.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高900億円885億円
営業利益61億円57億円
純利益47億円28億円
1株あたり配当¥102¥102

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は223億円、営業利益は17億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+7.2%、営業利益は−19.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1926
2024年1Q2082110.115
2024年2Q192136.88
2024年3Q208157.212
2024年4Q1901
2025年2Q409389.328
2025年4Q431235.315
2026年2Q426317.315
2026年4Q459265.713
2027年1Q223177.616

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は622億円から885億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は6.4%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社スクロールR&D(2024年4月 株式会社AXESに吸収合併)を設立
2013年3月622153
2014年3月68325
2015年3月636−14−26
株式会社スクロールロジスティクスを設立(連結子会社)
2016年3月6322124
株式会社キナリの株式取得(連結子会社)
2017年3月589147
ミネルヴァ・ホールディングス株式会社(現 株式会社ナチュラム)の株式取得(連結子会社)
2018年3月62215−10
株式会社ミヨシの株式取得(連結子会社)
2019年3月712146
2020年3月726237
2021年3月8527552
2022年3月8147156
SCROLL BANGLADESH COMPANY LIMITEDを設立、2024年1月稼働(2024年4月から連結子会社)
2023年3月8106242
株式会社ビーボーンの株式取得(連結子会社)
2024年3月7985536
ZonExpert株式会社の株式取得(連結子会社)
2025年3月84061647.343
2026年3月88557626.428

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高885億円のうち、営業利益として残るのは57億円6.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は28億円、売上の3.2%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金58.5%518億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金35.0%310億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.4%57億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
41.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.8pt
6.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.7pt
3.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.1pt
7.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが69億円、投資CFが11億円で、差し引きのフリーCFは80億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は107億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−9−1010−198
2014年3月141−31519
2015年3月8−12−4−411
2016年3月31−9−52229
2017年3月39−7−133248
2018年3月35−15−112058
2019年3月5−2416−1955
2020年3月16−18−4−248
2021年3月40−3326781
2022年3月37−12−352571
2023年3月59−4−2355103
2024年3月34−3−603174
2025年3月61−33−462856
2026年3月6911−3080107

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は590億円。このうち返さなくてよい自己資本が377億円で、自己資本比率は63.9%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月33823010868.0
2014年3月35823112764.3
2015年3月36420515956.2
2016年3月35521813761.3
2017年3月38022515559.1
2018年3月40321119252.3
2019年3月42421221249.9
2020年3月43321521849.6
2021年3月49926623353.4
2022年3月49730019760.4
2023年3月53232021260.1
2024年3月53333419962.7
2025年3月56036519665.1
2026年3月59037721363.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
107億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
228億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
213億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
83
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り322社中5位あたり、逆に低いのはROE322社中176位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.5%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
6.4%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.9%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.4%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.9%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,732で、1年前と比べて+60.3%過去52週の値幅のなかでは78%の位置にある。

¥1,732-3.6%1ヶ月-4.3%1年+60.3%時価総額600億円
過去52週の値幅
安値¥1,071高値¥1,915

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)21.5倍
PER (会社予想)12.2倍
PBR1.53倍
配当利回り5.89%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で4.7%上昇、25日線を+2.5%上回る。RSIは68とやや過熱感。52週高値1805円に接近し、7/8に1723円まで上昇後も高値圏維持。出来高は平均的で底堅い。週足では75日線・200日線を上回り上昇トレンド継続。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER21.2倍は業界平均41.2倍の約半分で割安。PBR1.54倍も平均2.92倍を下回る。ROE7.5%は低いものの、配当利回り3.40%は平均1.44%を大きく上回り高水準。配当性向90.7%は高く持続性に懸念があるが、増収基調でキャッシュフローは安定。

指標この会社業種平均
PER (実績)21.5倍39.6倍
PER (予想)12.2倍
PBR1.53倍2.44倍
ROE7.5%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025年3月期は増収増益で業績好調、営業利益率も高い。株価は1年で70%上昇。一方で2026年3月期は増収ながら利益減の見通し。強気派は堅実なキャッシュ創出力と配当利回り3.4%を評価し、DX推進による更なる効率化を期待。弱気派は成長鈍化や競合激化、ECシフトへの対応遅れを懸念する。

プラスに働く材料3
  • 高収益体質の維持

    営業利益率7%超は小売業トップクラス、安定した収益基盤

  • 株主還元の充実

    配当利回り3.4%、自社株買いも実施、株主重視姿勢

  • DXによる成長余地

    デジタルシフトによる顧客データ活用で更なる効率化期待

マイナスに働く材料3
  • 業績減速懸念

    2026年3月期は利益減予想、既存事業に伸び悩み

  • 中高年顧客の高齢化

    主力顧客層が高齢化、将来の会員減少リスク

  • 競合の台頭

    他カタログ通販やEC大手との競争激化、シェア低下リスク

次の決算で確かめる点
会員数
収益のベースとなる顧客基盤の拡大状況を把握
客単価
購買頻度と金額の変化は収益に直結
EC売上比率
デジタルシフトの進捗と効率化の指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり102で、前期から+14.6%いまの株価に対する利回りは5.89%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥102
1株あたり
配当利回り
5.89%
いまの株価に対して
配当性向
90.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1066.3
2018年3月100.0
2019年3月100.090.3
2020年3月100.031.7
2021年3月60500.054.1
2022年3月657.542.8
2023年3月48−25.645.4
2024年3月42−12.539.3
2025年3月5222.649.5
2026年3月5914.690.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥102

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ46,097人。区分でいちばん多いのは個人・その他49.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.0%を占め、残る65.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他50.651.254.053.545.449.9
事業法人18.217.617.115.420.619.2
金融機関22.623.822.421.619.115.8
外国法人4.35.55.07.911.612.7
証券会社4.31.91.41.53.42.4
自己株式0.00.00.02.40.02.4
外国人個人0.00.10.10.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.57
02丸紅株式会社8.20
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.86
04スクロール従業員持株会2.04
05BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.59
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.57
07モリリン株式会社1.05
08MURAKAMI TAKATERU(常任代理人 三田証券株式会社)0.88
09THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044(常任代理人みずほ銀行決済営業部)0.75
10BNP PARIBAS NEW YORK BRANCH - PRIME BROKERAGE CLEARANCE ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店)0.70

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+926%、1株純資産は14期で+61%。直近期のROEは7.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月86951.136.0103.0
2014年3月166932.317.618.5
2015年3月−80611−12.2
2016年3月7164811.36.219.7
2017年3月206593.017.566.3
2018年3月−30618−4.8
2019年3月186173.020.390.3
2020年3月206213.314.131.7
2021年3月15076421.67.354.1
2022年3月16086219.75.242.8
2023年3月11991513.46.845.4
2024年3月10597511.29.139.3
2025年3月1241,06012.28.149.5
2026年3月811,1157.516.590.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額258百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢
鶴見知久代表取締役社長 グループオフィサー CEO兼COO 兼務 ダイレクト事業本部長60
佐藤浩明取締役 グループオフィサーCRO 兼務 eコマース事業PRS54
山崎正之取締役 グループオフィサーCMAO 兼務 ソリューション事業PRS 兼務 M&A戦略室長63
杉本泰宣取締役 グループオフィサーCAO 兼務 グループ管轄事業PRS 兼務 経営統括部長61
村瀨司取締役(監査等委員)61
宮部貴之取締役(監査等委員)75
宮城政憲取締役(監査等委員)59
一杉逸朗取締役(監査等委員)70
小野亜希子取締役(監査等委員)53
馬場知瀨子取締役(監査等委員)57
丸井恵介グループオフィサーCSO
伊熊忍グループオフィサーCLO
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢
實藤裕史グループオフィサーCMO
山下政彦グループオフィサーCFO
木村典宏グループオフィサーCIO
松川公司グループオフィサーCSCO

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
その他役員414032917243
取締役(社内)643437
監査等委員643437

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容807字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社スクロール)、子会社17社で構成されており、主な事業は、EC・通販事業者等へのソリューション事業及びアパレル、雑貨、化粧品等の通信販売事業であります。 当社グループの主な事業の内容、当該事業における位置付け、セグメントとの関連及び事業系統図は次のとおりであります。 なお、次表の区分は、セグメントと同一の区分であります。当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しておりますので、詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 区分   主な事業の内容   主要な会社名 ソリューション事業   通信販売事業者及びEC事業者向け通信販売代行事業等(主な商材:物流代行サービス、決済代行サービス、マーケティングサポート、BPOサービス等)   株式会社スクロール360株式会社キャッチボール株式会社もしも株式会社ビーボーンZonExpert株式会社成都音和娜網絡服務有限公司 通販事業   通信販売事業等(主な商材:アパレル、インナー、雑貨等)   株式会社スクロール(当社)株式会社スクロールインターナショナル詩克楽商貿(上海)有限公司SCROLL VIETNAM COMPANY LIMITEDSCROLL BANGLADESH COMPANY LIMITED eコマース事業   個人向けeコマース事業等(主な商材:ブランド服飾雑貨、アウトドア用品、化粧品、雑貨、防災用品、旅行等)   株式会社AXES株式会社ナチュラム株式会社ミヨシ株式会社キナリ株式会社トラベックスツアーズ グループ管轄事業   当社グループ及びソリューション事業の物流事業、不動産賃貸事業   株式会社スクロール(当社)株式会社スクロールロジスティクス 事業の系統図は次のとおりであります。 (注)主要な取引を表示しております。
経営方針・対処すべき課題2,355字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「社会から信頼される企業であること。」「清く、正しく、美しく、事業を行うこと。」を社是とし、事業の発展と社員の幸福を一致させるべく活動し、お客様、取引先及び株主が、ともに満足を得られる経営を行い、社会に貢献することを基本理念としております。当社グループは「100年続く企業」に向け、当社グループを取り巻く事業環境の変化に対して、持続的な成長を実現する企業体への転換を推進し、継続的な企業価値向上を追求してまいります。 (2)中長期ビジョンにおける重点方針の取組状況 当社グループは、創業90周年となる2029年度までに達成すべき目標として中長期ビジョンを掲げております。2025年度はその初年度として、ダイレクトマーケティング市場に限定せず事業領域の拡大に取り組むとともに、LPB(Logistics、Payment、BPO)に経営資源を集中し、「独自性を追求した収益力の強化」及び「機動性のあるResponsibility経営の推進」を二大重点方針とし、当社グループの企業価値の向上に努めてまいりました。 ① 独自性を追求した収益力の強化 成長ドライバーであるソリューション事業におきましては、ダイレクトマーケティング市場に限定しない事業領域の拡大に注力し、増益となりました。決済代行における個別債権の不払率についても改善に向かっており、収益性の再構築が進展いたしました。 収益の源泉である通販事業におきましては、円安や物価上昇が続く中、在庫コントロールや販促費抑制に取り組むなど、収益性の確保に努めてまいりました。 eコマース事業におきましては、将来の持続的成長に向けた事業構造改革を断行し、並行輸入品のEC販売及び旅行企画販売からの撤退を決議いたしました。一方で、防災意識の高まりを背景に防災関連商材が好調に推移した結果、セグメント全体では増益となりました。 ② 機動性のあるResponsibility経営の推進 「語る」のではなく「やる」をテーマに、マテリアリティ(重要課題)に基づいて設定した中長期的な目標の達成に向けて、「企業価値向上に向けた取組み」「環境配慮、脱炭素社会への不断の取組み」「タスク・ダイバーシティ経営の推進」の観点からそれぞれの取組みを実施しております。また、環境変化への適応と持続的な成長のため、新たに「DXの推進」を掲げ、デジタル技術の活用による経営基盤強化に向けた体制整備に着手しました。引き続き、目標の達成に向けた実効性のある取組みを推進してまいります。 <マテリアリティ(重要課題)> ■より良い商品・サービスの開発を通して、豊かな暮らしづくりをサポートする ■少子高齢化社会によって起こる社会問題の解決 ■環境負荷の低減 ■SCM強化による安心安全な商品提供 ■DXの推進 ■タスク・ダイバーシティ経営の推進 ■地域社会への貢献 ■コーポレート・ガバナンスの強化 (3)今後の見通し及び経営戦略 今後の当社グループを取り巻く経営環境につきましては、雇用・所得環境は改善がみられるものの、不安定な海外情勢や恒常的な円安に起因する物価上昇等を背景に、先行き不透明な状況が続くことが見込まれます。中東情勢が当社グループの事業運営に直接的に及ぼす影響は現時点では限定的ですが、間接的なコスト上昇等の動向を含め、引き続き注視してまいります。小売業界におきましては、短期的には物価高騰による生活防衛意識の継続に加え、中長期的には人口減少や少子高齢化に伴うマーケットの縮小が懸念され、厳しい状況が続くことが予想されます。通販業界におきましては、EC・通販市場全体の成長率は鈍化しており、また、参入業者の増加に伴い業種・業態を越えた競争が激化していることから、通販ソリューションサービスの重要性が一層高まっています。さらに、人材不足や人件費高騰などを背景に、ビジネスプロセスアウトソーシングの需要は着実に拡大していくものと予測されます。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 このような外部環境を踏まえて、当社グループは引き続き、ソリューション事業と通販事業の二つの収益基盤を確固たるものとし、その相乗効果で収益の安定性と成長性を両立する事業ポートフォリオの変革を推進してまいります。また、長期的な利益の最大化を実現するための新たなコーポレートアイデンティティとして、当社グループの目指すべき姿を「すべての『欲しい』を解決する Direct Solution Company」と再定義いたしました。これまでの通販事業やソリューションサービスを通して、顧客と直接つながり続けることで得られたノウハウにより、ビジネスに、暮らしに、社会に対してダイレクト(最短・最適)な解決策を提供してまいります。2026年度におきましては、2025年度に断行した不採算事業の整理や事業構造改革をもとに、資本効率性を意識した中長期的な事業ポートフォリオの最適化を目指し、成長領域への経営資源の集中を加速させてまいります。加えて、独自性の高いビジネスモデルを追求することで、長期利益の最大化と持続的な企業価値の向上に努めてまいります。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、経営指標として、売上高成長率、売上高経常利益率、親会社株主に帰属する当期純利益、ROEを重視しております。
事業等のリスク10,656字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内包しているため、実際の結果とは異なる可能性があります。 (1)リスクマネジメント体制 ① 組織 当社グループでは、事業部門をリスクオーナーとしてリスクの識別と評価を行っております。また、内部統制委員会のテーマ事務局としてRM事務局を設置しており、RM事務局が事業部門のリスク対応を支援しております。これらの活動は、内部監査部門において監査され、監査等委員会及び取締役会に報告されております。事業活動に関する一般的なリスク及び当社グループ特有のリスクなどを把握し、継続的にモニタリングできる体制を構築しております。 ② リスクの評価方法 ⅰ)リスク管理表・リスクマップの作成 当社グループにおける汎用的なリスク及び各事業の固有リスクを表1のリスク区分の項目から抽出し、一覧化した「リスク管理表」を事業部門ごとに作成します。さらに抽出したリスクの「発生可能性」「影響度」を評価し、各事業部門のリスクマップを作成しております。 なお、リスク管理表とリスクマップは、毎年、責任者が見直すことで各事業部門のリスク対応を促しております。 ⅱ)セグメントリスク・グループリスクのまとめ RM事務局は、各事業部門のリスク評価に基づきヒアリングを行い、セグメント別及びグループ全体のリスク評価を実施し、内部統制委員会に報告をしております。 表1 リスク区分 リスク区分       リスク区分 外部環境リスク   顧客・マーケット気候変動災害・事故競合   事業プロセスリスク   事業部門関連   SCM・商品調達アウトソーシング物流・運輸財(商品・サービス)法規制 内部環境リスク   ガバナンスコミュニケーション人材企業文化   管理部門関連   労務・就労コンプライアンス環境対応財務・会計・投資情報システム広報・IR 表2 リスク評価基準(★の数が多いほど重要性が高い) 影響度 小   中   大 発生可能性   高   重要性:★★★   重要性:★★★★   重要性:★★★★★ 中   重要性:★★   重要性:★★★   重要性:★★★★ 低   重要性:★   重要性:★★   重要性:★★★ (2)事業等のリスク (1)国内市場環境の変化 リスク区分   発生可能性   影響度   重要性 顧客・マーケット   中   大   ★★★★ ●リスクの内容日本における将来の景気減退又は経済減速等の経済不振、及び少子高齢化や消費者の購買行動の変化は、アパレル、雑貨、化粧品・健康食品等の当社グループが取り扱う商品・サービスに対する購買力や需要に影響を与える可能性があります。また、さまざまな外的要因により、市場環境が悪化した場合、当社グループの財政状態や経営成績等に大きな影響を与える可能性があります。●具体的な対策当社グループは、グループの事業ポートフォリオを継続的に見直し、市場環境の変化に対応するとともに、常に高収益を生み出すことができる事業基盤の構築を推進しております。拡大する通販ソリューション市場における当社ソリューション事業の成長戦略策定、通販事業における高度化経営による収益力向上の推進に加え、グループの2大経営管理手法である「STEP経営」及び「SMS経営」により迅速に対応策を検討・実施する等、リスクの最小化に努めております。 (2)パンデミックや大規模な自然災害等の異常事態リスク リスク区分   発生可能性   影響度   重要性 災害・事故   中   大   ★★★★ ●リスクの内容当社グループは、複数の事業拠点、物流施設等を使用し事業運営を行っております。また、当社グループで取り扱う商材は、主に海外で生産されております。新型コロナウイルス感染症拡大のようなパンデミックによるロックダウンや大規模な自然災害等が当社の想定を超える規模で発生した場合、各事業拠点における事業活動の停止、海外の生産拠点からの商品調達の停滞等、事業が停止・停滞することとなり、当社グループの財政状態や経営成績等に大きな影響を与える可能性があります。●具体的な対策当社グループでは、事業復旧の早期化・省力化を図るため、事業運営機能やオフィスの分散化、物流機能の多拠点化を実施しております。また、海外生産拠点の分散化も推進しており、海外現地法人等を通じて円滑な代替生産ができる体制を整備し、リスクの最小化に努めております。加えてBCP策定や事業リスク最小化に向けた施策を推進しており、有事の際には拠点別管理方針が発信され、テレワーク等勤務体制の変更、従業員の行動基準変更、異常事態発生時の対応策の実施等が行われます。 (3)物流機能に関するリスク リスク区分   発生可能性   影響度   重要性 物流・運輸/災害・事故   中   大   ★★★★ ●リスクの内容当社グループにおいて、衣料品をはじめとする当社グループの販売商品及びソリューション事業のクライアント企業の商品の保管・出荷等の物流業務が、事業推進上、非常に重要な機能となっております。現在、複数の物流施設を使用し物流業務を運営しておりますが、パンデミックや大規模な自然災害等の異常事態及びシステムトラブル等が当社の想定を超える規模で発生し、物流業務の実施が困難になった場合、当社グループの財政状態や経営成績等に大きな影響を与える可能性があります。●具体的な対策当社グループでは、大規模災害や不測の事態への対応も想定し、事業運営の要である物流機能の多拠点化(関東・東海・関西地区)を実施しております。また、業務復旧の早期化・省力化を図るため、BCP訓練の継続的な実施による実践的な対応等、事業リスクの最小化に向けた施策を実施しております。 (4)為替レートの変動 リスク区分   発生可能性   影響度   重要性 SCM・商品調達   高   中   ★★★★ ●リスクの内容当社グループの通販事業及びeコマース事業で取り扱う商品等の輸入は、主に米ドル建てとなっております。そのため、為替相場の変動により、米ドルに対して大幅な円安になった場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。●具体的な対策当社グループは、為替相場の変動リスクを軽減するために為替予約によるリスクヘッジを行っております。また、仕入れ時の為替影響を反映した適切な販売価格設定を行っております。 (5)資源・原材料価格等の変動 リスク区分   発生可能性   影響度   重要性 SCM・商品調達   高   中   ★★★★ ●リスクの内容国際的な資源・原材料需給の変動、社会情勢等の変化や天災地変等に起因して資源・原材料価格が高騰するおそれがあります。これにより、物流コストや原材料価格の上昇だけでなく、事業運営コストにも影響を及ぼし、当社グループの財政状態や経営成績等に影響を与える可能性があります。●具体的な対策当社グループでは、複数の仕入ルートを確保することで、より安価な原材料調達に努めるとともに、パートナー企業との連携した取組み等、サプライチェーン全体でのコスト低減を図っております。 (6)販促に係るコストの増加 リスク区分   発生可能性   影響度   重要性 顧客・マーケット   高   中   ★★★★ ●リスクの内容当社グループの通販事業においては、事業特性上、カタログ用紙や商品の梱包資材の材料として紙を使用しております。今後、用紙市況のさらなる環境変化等によりカタログ用紙や梱包資材のコストの増加が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。●具体的な対策当社グループでは、国内外の複数の調達先との取引関係を強化することで、常に最適かつ安定的な資材調達ができる体制を構築しております。また、サステナビリティの観点からも、カタログの発行部数やページ数の削減、Webカタログへの移行推進などにより、紙の使用量の削減に努めております。 (7)人材の確保と育成について リスク区分   発生可能性   影響度   重要性 人材 / 物流・運輸   高   中   ★★★★ ●リスクの内容当社グループでは、経営戦略を支えるのは人材であると認識しております。企業の持続的成長に向け、新たなビジネスモデルの構築や物流・システムインフラの強化など、経営・事業推進や専門技術を有する人材の継続的な育成・採用が必要となります。また、当社グループでは、物流業務が事業運営上、重要な役割を担っております。この業務は、物流倉庫内の労働集約型業務ですが、サービス品質の維持及び効率の観点から、多くの質の高い人材を長期的に確保していくことが重要です。我が国における人口減少や少子高齢化等の影響により、安定的な人材採用が困難になり、必要な人材の確保ができない場合、サービス品質の低下や業務効率の悪化により、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。●具体的な対策当社グループは、社員一人ひとりが、多様なキャリア形成や組織力向上に貢献することを意識し、個人や組織の目標達成が事業発展へとつながるよう、タスク・ダイバーシティ経営を推進しております。新卒採用活動強化や育成プログラム拡充のほかジョブ型制度の導入など、さまざまなスキル・キャリアを持つ人材の採用・育成に努めております。女性活躍推進や若手社員へのユニット経営の機会創出など人材教育を進めるほか、ダイバーシティ制度を導入し、ライフステージの変化にあわせた柔軟な働き方を選択できる環境づくりに取り組んでおります。また、物流業務に関する人材確保については、外国人材の積極的な活用を推進するなど、安定的な人材確保にグループ全体で努めております。加えて、業務改善(機械化、省人化等)により、少ない人員でも事業規模を維持できるようにしつつ、人件費コストの増加を抑制するように努めております。 (8)主要取引先との営業取引への依存 リスク区分   発生可能性   影響度   重要性 顧客・マーケット   低   大   ★★★ ●リスクの内容当社グループは、基幹事業である通販事業セグメントにおいて、日本生活協同組合連合会及び各地域の生活協同組合等との営業取引を行っており、生活協同組合全体としての営業取引額は、当社グループの営業取引額全体の41.2%に至っております。予期せぬ事象等により、日本生活協同組合連合会あるいは個別の生活協同組合等との取引に支障が生じた場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に大きな影響を与える可能性があります。●具体的な対策当社グループでは、経営戦略として、通販事業の事業基盤の強化に加え、成長ドライバーであるソリューション事業の事業拡大・収益力の向上を推進しております。中長期ビジョンで策定した各種戦略・重点施策を着実に推進し、通販事業以外の確固たる収益の柱を構築することで、事業ポートフォリオの強化を図っております。 (9)システムリスク リスク区分   発生可能性   影響度   重要性 情報システム   低   大   ★★★ ●リスクの内容当社グループは、基幹システムを導入して業務運営を行っており、個々のサービスレベルの向上を目的としたシステムの改修や変更、機器の入替等を継続的に行っております。不正アクセス、大規模停電等、予期せぬトラブルが発生し、復旧等に時間を要した場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。また、主にeコマース事業において、大手ECモール運営会社が提供するプラットフォームを利用しているため、システム障害等によるモール閉鎖等、インターネット上の販売環境に何らかの障害が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。●具体的な対策当社グループでは、データのバックアップ、システムのクラウド化を含め、不測の事態による事業停止からの早期復旧に関して根本的な対策を講じております。なお、外部の専門機関から基幹システム及びグループインフラの情報セキュリティに対する外部評価を受けており、一定の水準を満たしていることを確認しております。また、オフィシャルサイトの運営や複数のECモールへの出店等により、特定のECモールに依存しない運営体制の構築に努めております。 (10)情報セキュリティに関するリスク リスク区分   発生可能性   影響度   重要性 情報システム   低   大   ★★★ ●リスクの内容当社グループでは、事業活動を通じて個人情報などの秘密情報を取り扱う場合があります。これらの情報が漏洩した場合、当社グループの信用が失墜し、今後の事業活動に影響を及ぼす可能性があります。また、不正アクセスやサイバー攻撃などにより事業が停止した場合、売上高の減少、在庫の増加及び損失の発生等に加えて、事後対応等に関するコストが発生し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。●具体的な対策当社グループは、システム部門がグループ内のネットワーク環境等を整備するとともに、外部の専門機関による評価を行い、その評価を基に必要に応じた各種対策を講じております。加えて、定期的な社員研修を通じた人的対策や、セキュリティ区画の設定等の物理的対策も講じております。また、グループ横断のセキュリティ対策チームを組織し、インシデント発生時の行動基準を策定することで、発生リスクの低減を図るとともに、インシデント発生時に早期復旧が可能となる体制を構築しております。 (11)重大な事故・災害等による影響 リスク区分   発生可能性   影響度   重要性 災害・事故   低   大   ★★★ ●リスクの内容当社グループは、事業推進上、物流及びシステムインフラが非常に重要な機能を果たしております。火災、自然災害や情報セキュリティに関する事故が発生し、物流・システム機能の継続が困難な状況に陥った場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。●具体的な対策当社グループでは、業務復旧の早期化・省力化を図るため、異常事態発生時の対応策の策定やBCP訓練の継続的な実施等により、事業リスクの最小化に向けた施策を実施しております。 (12)商品調達・海外貿易に関するトラブル リスク区分   発生可能性   影響度   重要性 SCM・商品調達   中   中   ★★★ ●リスクの内容当社グループで取り扱う商材は、主に海外で生産しております。貿易摩擦や当該地域における紛争、パンデミックによるロックダウン等により、当該国・地域からの仕入れが困難になった場合、当社グループの財政状態や経営成績等に影響を与える可能性があります。●具体的な対策当社グループは複数の仕入れルートを確保しており、紛争やロックダウンが発生した際には、当該地域以外での商品調達が行える体制を構築しております。また、仕入先との連携強化を図るとともに、主要な海外生産拠点において海外現地法人等を設立し、情報収集や生産管理体制の強化とリスクの最小化に努めております。 (13)在庫リスク リスク区分   発生可能性   影響度   重要性 SCM・商品調達   中   中   ★★★ ●リスクの内容当社グループは、異常気象や天候不順、海外の法改正を含めたマーケットの急激な環境変化等により、当社グループの想定を上回る需要の変動があった場合、仕入商品が不稼働在庫となり、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。●具体的な対策当社グループでは、昨今の異常気象を考慮に入れたマーチャンダイジング、雑貨等の季節性が比較的低い商品展開の拡大、仕入先との連携強化による生産リードタイムの短縮、受注予測システムによる発注精度の向上等の対策を推進しております。 (14)立替金の回収に関するリスク リスク区分   発生可能性   影響度   重要性 顧客・マーケット   中   中   ★★★ ●リスクの内容当社グループは、ソリューション事業のメニューのひとつとして決済代行サービスを提供しております。決済代行サービスは、加盟店に対し消費者のご利用料金の立替払いを行い、商品・サービスの提供後に消費者から代金を回収することで成立しております。当社グループは、立替金について、会計方針に基づき貸倒引当金を計上し、今後予想される貸倒れに備えておりますが、見積り以上の貸倒れが発生する場合や、貸倒引当金の算定方法を変更する必要が生じた場合は、貸倒引当金の追加計上等により当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。●具体的な対策当社グループは、与信精度の維持・向上を図るとともに、業界ごとの市場動向を定期的に検証し適切な加盟店管理に反映させるなど、リスクの発生可能性の低減に努めております。 (15)企業買収 リスク区分   発生可能性   影響度   重要性 財務・会計・投資   中   中   ★★★ ●リスクの内容当社グループは、経営戦略の推進のため、事業ポートフォリオの強化に向けた企業買収を実施しております。当社グループでは、企業買収にあたり、対象となる企業の資産内容や事業状況について、必要かつ十分なデューデリジェンス(適正価値精査)を実施しておりますが、買収対象会社において、事業環境や競合状況の変化等に伴い、当社グループが期待する利益成長やシナジーが目論みどおりに実現できず、予期しない債務又は追加投入資金等が発生する可能性があります。これらのリスクが顕在化した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。●具体的な対策当社では、買収前の外部評価を含むデューデリジェンス、監査等委員による事業審議会の開催、取締役会での複数回の審議の実施、物流等のグループインフラ活用、グループ情報の共有等によるPMIの促進を行い、当社グループが期待する利益成長やシナジーが発現するように取り組んでおります。加えて、買収企業の経営成績を定期的に確認するとともに、当初計画に対する進捗を適宜確認のうえ、必要な審議を行う体制を構築しております。 (16)減損会計の影響 リスク区分   発生可能性   影響度   重要性 財務・会計・投資   中   中   ★★★ ●リスクの内容当社グループは企業買収等により計上したのれんをはじめ、事業用の設備、不動産等のさまざまな有形・無形の固定資産を所有しております。これらの資産において、収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなった場合や、当初の期待通りのキャッシュ・フローを創出できないと判断される場合には、減損損失の計上が必要となり、その結果、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。●具体的な対策投資案件に関して、監査等委員による事業審議会や取締役会で複数回の審議を行うことで、投資計画の妥当性、有効性を確認しております。また、投資実行後も、社内の評価算定ルール等に基づく業績推移等のモニタリング体制を構築し、その結果を適宜取締役会へ報告しており、必要に応じて追加施策の審議を行うなど、投資ガバナンスの強化に努めております。 (17)知的財産権の侵害 リスク区分   発生可能性   影響度   重要性 財(商品・サービス)   中   中   ★★★ ●リスクの内容当社グループの取り扱っている商品が第三者の知的財産権を侵害した場合、権利者から当該商品の廃棄や損害賠償を請求されるおそれがあります。その結果、当該商品の廃棄や損害賠償の費用が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。また、当社グループにおいては、複数のオリジナルブランドを保有しており、商標権等の知的財産権の申請を行っておりますが、当社グループの知的財産権が第三者に侵害された場合には、解決までに多くの時間や費用を要することにより、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。●具体的な対策当社グループは、知的財産権に関する社内研修を実施するほか、当社の取り扱う商品が他人の知的財産権を侵害しないことを事前に確認する仕組みを構築するなど知的財産権保護のための体制を整備しております。これにより、リスクの発生可能性の低減を図っております。 (18)気候変動に関するリスク リスク区分   発生可能性   影響度   重要性 気候変動   中   中   ★★★ ●リスクの内容気候変動が生じると、災害が激甚化するおそれがあります。この場合、社会インフラがダメージを受け、当社グループの財政状態や経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。●具体的な対策当社グループは、気候変動を含む環境問題を経営に影響を及ぼす重要な課題の一つとして認識しており、環境負荷低減に向けた課題と目標を設定しております。また、脱炭素社会への移行に伴うリスク・機会と気候変動に起因する物理リスク・機会について検討し、対応方針を策定しております。リスクについては、紙やプラスチック包装資材の使用量削減や環境に配慮した商品の開発など、環境負荷の低減に向けた取組みを強化するとともに、機会については、積極的にビジネスへの取り込みを図ってまいります。なお、自社の物流施設やオフィスビルについて、CO2の削減目標を定め、太陽光発電システムの設置等、排出量削減に向けた取組みを推進してまいります。 (19)商品の安全性 リスク区分   発生可能性   影響度   重要性 財(商品・サービス)   低   中   ★★ ●リスクの内容当社グループが提供する商品において、品質に重大な瑕疵や不備その他予期せぬ重大なトラブルが発生した場合には、当社グループへの信頼低下により、財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。●具体的な対策当社グループでは、独自の品質基準を設け商品の品質向上に取り組むとともに、関連法規を遵守することで、リスクの低減に努めております。なお、商品不良等による重大なトラブルに伴う各種損害の軽減及び確実な賠償を行うために、賠償責任保険へ加入しております。 (20)法規制 リスク区分   発生可能性   影響度   重要性 法規制   低   中   ★★ ●リスクの内容当社グループは、衣料品・生活雑貨・化粧品・健康食品等の製造並びに販売や、通販ビジネスのソリューションサービスの提供を行っております。各事業は特定商取引に関する法律、割賦販売法、個人情報の保護に関する法律、不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)、消費者保護法、製造物責任法、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律、食品衛生法、倉庫業法等々、多数の法的規制を受けております。万一、何らかの理由により関連法令等の規制が遵守できず、監督官庁から処分を受けた場合や、これらの法的規制の大幅な変更があった場合等には、当社グループの主要な事業活動に支障をきたし、財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。●具体的な対策当社グループでは、各種業界団体への加盟等により、必要な情報を的確に収集するとともに、グループ内に内部統制委員会を設置しております。内部統制委員会では、リスクマネジメント活動の強化を重点テーマの一つとして掲げ、各種法令への遵守に向けた社員教育及び体制整備に努めております。 (21)責任ある調達 リスク区分   発生可能性   影響度   重要性 SCM・商品調達   低   中   ★★ ●リスクの内容当社グループで取り扱う衣料品商材等につきましては、自社で企画・監督しながら主に海外の工場への外部委託によって製造を行っております。当該製造委託先等において、人権侵害行為等が発生した場合、商品調達の断念及び当社の社会的な信用が毀損するなど、当社グループの財政状態や経営成績等に影響を与える可能性があります。●具体的な対策当社グループでは、より良い労働環境を確保することや製品の生産プロセス全体にわたる持続可能な取組みが重要との考えのもと、製造委託先に向けた「行動規範」を制定するとともに、規範の遵守を誓約した工場でのみ製造をしています。また、監査手法として、自社従業員の訪問による行動規範監査の実施、又は第三者認証監査による世界最大の労働・環境認定プログラムであるWRAP(Worldwide Responsible Apparel Production Certification Program)等の行動規範基準に基づく監査を行うなど、社会や環境に配慮した責任ある調達を推進しております。 (22)運送会社及び物流網に関するリスク リスク区分   発生可能性   影響度   重要性 物流・運輸   中   小   ★★ ●リスクの内容EC・通販市場の拡大に伴う物流量の急増や、配送ドライバーの人手不足問題等により、物流コストの増加や配送制限等が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。●具体的な対策当社グループでは、配送パートナーの協力のもと最適な配送網を構築し、リスクの発生可能性を低減するとともに、適切な販売価格を設定するなど影響度の軽減を図っております。
経営成績の分析 (MD&A)7,631字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」といいます。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国の経済は、株式市場の堅調な推移及び雇用・所得環境の改善を背景に景気は緩やかな回復基調で推移したものの、各国の政策を巡る不確実性や地政学リスクの長期化に加え、原材料やエネルギー価格の高騰、人件費の上昇等により企業のコスト負担が増しており、依然として先行き不透明な状況が続きました。小売業界におきましては、円安の進行などによる食料品・日用品を中心とした継続的な物価高騰が家計を圧迫し、実質賃金の伸び悩みを背景に生活防衛意識が定着したことで、個人消費は力強さを欠く状況となりました。また、EC・通販業界におきましては、市場規模の拡大は継続しているものの、コロナ禍の急成長期と比較して成長率は鈍化傾向にあり、参入企業の増加に伴う業種・業態の垣根を越えた顧客獲得競争が一層激化しております。 このような環境のなか、当社グループは、創業90周年となる2029年度までに達成すべき目標として中長期ビジョンを掲げており、2025年度はその初年度として、ダイレクトマーケティング市場に限定せず事業領域の拡大に取り組むとともに、LPB(Logistics、Payment、BPO)に経営資源を集中し、「独自性を追求した収益力の強化」及び「機動性のあるResponsibility経営の推進」を二大重点方針とし、当社グループの企業価値の向上に努めてまいりました。なお、当連結会計年度においては、資本収益性の観点からのれんの減損損失やeコマース事業における不採算事業からの撤退に関連する特別損失を計上いたしました。 以上の結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高88,548百万円(前年同期比5.4%増)となりました。利益面におきましては、営業利益5,727百万円(同5.4%減)、経常利益6,166百万円(同4.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益2,768百万円(同35.1%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。 当連結会計年度より、報告セグメントの区分を一部変更しており、以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 なお、各セグメントの売上高につきましては、セグメント間の内部売上高又は振替高が含まれております。 ソリューション事業 ソリューション事業におきましては、ダイレクトマーケティングの事業運営に必要不可欠な機能をワンストップで提供できることを強みとして、その提供先をダイレクトマーケティング市場に限定せず、あらゆる事業者を対象にマーケットの拡大に取り組んでまいりました。これに加え、顧客のニーズに合わせた付加価値の高いビジネスを展開することで、収益力を強化してまいりました。物流代行においては、新規顧客の獲得及び既存顧客のさらなる需要に対応することで収益力の強化に寄与しました。決済代行においては、貸倒リスクの低減に向けた取組みが奏功し、収益性が改善いたしました。マーケティングサポートにおいては、ソーシャルメディアマーケティング(SNSマーケティング)を主軸に堅調に成長いたしました。 以上の結果、売上高は37,605百万円(前年同期比20.4%増)となり、セグメント利益は1,570百万円(同76.5%増)となりました。 通販事業 通販事業におきましては、食品を中心とした継続的な物価上昇に伴う生活防衛意識の高まりに加え、記録的な猛暑・残暑や、暖冬といった天候の影響などにより、売上高は前年同期を下回る結果となりました。このような状況下においても最大利益の創出を目指し、在庫コントロールや販促費をはじめとする各種コストの削減・抑制など事業効率化を推進してまいりました。 以上の結果、売上高は36,662百万円(同6.0%減)となり、セグメント利益は4,181百万円(同19.8%減)となりました。 eコマース事業 eコマース事業におきましては、2024年度から進めております事業リストラの完遂及び新たな収益基盤構築に向けたビジネスモデルの転換を推進いたしました。また、政府からの防災交付金や地域住民の防災意識の高まりを背景に、防災用品関連の商材が好調に推移いたしました。 以上の結果、売上高は15,312百万円(同0.2%増)となり、セグメント利益は385百万円(同136.0%増)となりました。なお、当連結会計年度において並行輸入品EC販売及び旅行企画販売事業から撤退することを決議し、事業整理損として1,006百万円を特別損失に計上いたしました。 グループ管轄事業 グループ管轄事業におきましては、自社保有物流施設等の不動産賃貸、当社グループの物流オペレーションを行い堅調に推移いたしました。物流オペレーションにおいては、東海・関西・関東エリアにおけるセンター運営の強化を継続的に進め、安定的な運営体制の構築に努めてまいりました。また、当社グループ内の取引だけでなく、外部顧客獲得に向けた営業活動にも取り組んでまいりました。 以上の結果、売上高は4,032百万円(同13.8%増)となり、セグメント利益は22百万円(同86.1%減)となりました。 財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末の総資産は、59,028百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,996百万円増加いたしました。この主な要因は、現金及び預金の増加、投資有価証券の増加、未収入金の減少によるものであります。 (負債) 負債は21,333百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,772百万円増加いたしました。この主な要因は、未払金の増加によるものであります。 (純資産) 純資産は37,694百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,224百万円増加し、自己資本比率は63.9%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、前連結会計年度末に比べ5,095百万円増加し、当連結会計年度末において10,721百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は6,939百万円(前年同期は6,124百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の計上、未収入金の減少などによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果獲得した資金は1,141百万円(前年同期は3,298百万円の使用)となりました。これは主に、定期預金の減少、有形固定資産の取得による支出などによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は2,988百万円(前年同期は4,632百万円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払額、自己株式の取得による支出などによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは、カタログ及びインターネットを媒体とする通信販売業を主たる事業としているため、生産及び受注の状況に替えて仕入実績を記載しております。 a.仕入実績 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) ソリューション事業(百万円)   8,713   33.2 通販事業(百万円)   17,811   △6.9 eコマース事業(百万円)   10,585   2.8 グループ管轄事業(百万円)   -   - 調整額(百万円)   △49   - 合計(百万円)   37,061   3.5 b.販売実績 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) ソリューション事業(百万円)   37,605   20.4 通販事業(百万円)   36,662   △6.0 eコマース事業(百万円)   15,312   0.2 グループ管轄事業(百万円)   4,032   13.8 調整額(百万円)   △5,064   - 合計(百万円)   88,548   5.4 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) コープデリ生活協同組合連合会   10,077   12.0   9,616   10.9 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績等は、以下のとおりであります。 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ4,517百万円増加し、88,548百万円(前年同期比5.4%増)となりました。 ソリューション事業におきましては、売上高は前連結会計年度に比べ6,381百万円増加し、37,605百万円となりました。これは主に、物流代行における新規顧客の獲得が奏功したことによるものであります。 通販事業におきましては、売上高は前連結会計年度に比べ2,331百万円減少し、36,662百万円となりました。これは主に、顧客数の減少と物価高や市場トレンドの変化を背景に、最盛期である夏~盛夏にかけて受注獲得に苦戦したことによるものであります。 eコマース事業におきましては、売上高は前連結会計年度に比べ30百万円増加し、15,312百万円となりました。これは主に、不採算事業からの撤退影響がある反面、防災関連商材が好調に推移したことによるものであります。 また、各報告セグメントの売上構成比(セグメント間の内部売上高又は振替高を含む。)は、ソリューション事業が40.2%、通販事業が39.2%、eコマース事業が16.4%、グループ管轄事業が4.3%となりました。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上総利益は、前連結会計年度に比べ2,049百万円増加し、36,681百万円(前年同期比5.9%増)となりました。また、売上総利益率は、41.4%(前年同期は41.2%)となりました。 (営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ2,373百万円増加し、30,954百万円(前年同期比8.3%増)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度に比べ324百万円減少し、5,727百万円(同5.4%減)となりました。 (経常利益) 当連結会計年度における営業外収益は、前連結会計年度に比べ77百万円増加し、483百万円(同19.0%増)となりました。 営業外費用は、前連結会計年度に比べ11百万円増加し、44百万円(同34.2%増)となりました。 以上の結果、経常利益は、前連結会計年度に比べ258百万円減少し、6,166百万円(同4.0%減)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における特別利益は、2百万円(前年同期は該当なし)となりました。 特別損失は、のれんの減損損失やeコマース事業における不採算事業からの撤退に関連して見込まれる損失を計上したことにより、1,615百万円(前年同期は78百万円)となりました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ1,498百万円減少し、2,768百万円(同35.1%減)となりました。 当社グループの財政状態の分析は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、次のとおりであります。 2026年3月期の達成・進捗状況は以下のとおりです。 売上高は、計画比3,548百万円増(4.2%増)となりました。これは、ソリューション事業の成長によるものです。 経常利益は、計画比166百万円増(2.8%増)となりました。これは、通販事業が苦戦したものの、ソリューション事業における不採算構造を是正(値上げ・条件変更等)したことによるものです。 親会社株主に帰属する当期純利益は、計画比1,231百万円減(30.8%減)となりました。これは、主にeコマース事業において今後の事業計画を見直したことに伴う特別損失の計上によるものです。 ROEは、計画比3.2ポイント減の7.5%となりました。 指標   2026年3月期(計画)   2026年3月期(実績)   2026年3月期(計画比) 売上高   85,000百万円   88,548百万円   3,548百万円増( 4.2%増) 経常利益   6,000百万円   6,166百万円   166百万円増( 2.8%増) 親会社株主に帰属する当期純利益   4,000百万円   2,768百万円   1,231百万円減( 30.8%減) ROE(自己資本利益率)   10.7%   7.5%   3.2ポイント減 (注)2026年3月期(計画)につきましては、2025年5月7日付「2025年3月期 決算説明会資料」で公表いたしました通期の業績予想数値であります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、子会社株式の取得等によるものであります。また、株主還元については、財務の健全性等に留意しつつ、配当政策に基づき実施しております。 運転資金及び投資資金並びに株主還元等については、主として営業活動から得られるキャッシュ・フローを源泉とする内部資金又は金融機関からの借入を基本としております。 また、当社グループは、資金の効率的な活用と金融費用の削減を目的としてCMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を導入し、グループ内の資金調達・管理の一元化を行い、グループ全体の資金効率化を進めております。 当社グループは、健全な財務体質、継続的な営業活動によるキャッシュ・フロー創出能力により、今後も事業成長を確保する目的で手元流動性を高める資金調達や、個別投資案件への資金調達は可能であると考えております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は7百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は10,721百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、特に以下の事項は、経営者の会計上の見積りの判断が財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。 (固定資産の減損処理) 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ、見積り額が減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。 (貸倒引当金) 当社グループは、債権の状況に応じて算出した過去の貸倒実績率を基礎に、外部環境等の変化が期末日現在に保有する債権の信用リスクに与える影響を反映するよう、最近の回収状況を加味した予想貸倒率を用いて貸倒引当金を計上しております。貸倒見積高の見積りにあたっては最近の回収状況等を反映するよう考慮していますが、将来の信用リスクの変動により、その見積りの前提とした条件や仮定に変化が生じ、予想貸倒率が増加した場合、引当金の追加計上が必要となる可能性があります。 (繰延税金資産) 当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ、見積り額が減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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  • 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算説明資料2026-07-31

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