概要
SGホールディングスは佐川急便を中核とする物流持株会社である。宅配便を主力に、国内の貨物運送・物流センター運営(3PL)・低温物流、国際航空海上フォワーディング、不動産開発などを手がける。2026年3月期の連結営業収益は1兆6448億円、従業員数は6万483人。東京証券取引所プライム市場に上場しており、業界2位の規模を持つ。
デリバリー事業を中核とする事業構成
当社グループは「デリバリー事業」「ロジスティクス事業」「グローバル物流事業」「不動産事業」「その他(物流附帯サービス)」の5つを報告セグメントとする。デリバリー事業は佐川急便の宅配便ネットワークが基盤で、約2万人のセールスドライバーが集荷・営業を担う。ロジスティクス事業は国内の3PL(倉庫保管・流通加工)と冷蔵・冷凍のコールドチェーンを提供し、2024年に買収した名糖運輸グループにより国内屈指の低温物流網を構築する。グローバル物流事業は航空・海上フォワーディングを軸に、アジア発北米向けのトレードレーンで強みを持ち、アパレル専門のエクスポランカ社と半導体・ハイテクに強いMorrison社が中核子会社である。
純粋持株会社体制とグループの規模
2006年3月に純粋持株会社へ移行して以降、グループ統括機能を担う。2026年3月末時点で連結子会社201社、持分法適用関連会社7社を擁する。国内では佐川急便、佐川グローバルロジスティクス、名糖運輸、SGリアルティなどが主要子会社。海外ではSG HOLDINGS GLOBAL PTE. LTD.が統括会社となり、エクスポランカ社(スリランカ)やMorrison社(アメリカ)など約170社のグローバル物流子会社を束ねる。物流施設開発を手がける不動産事業は信託受益権化による売却で資金を循環させ、太陽光発電も行う。
地域展開と海外売上比率の拡大
国内では全国をカバーする宅配便ネットワークを持つが、近年は海外比率が高まっている。主力のグローバル物流事業はアジア域内およびアジア発北米向けフォワーディングを中心に、ベトナム、シンガポール、アメリカなどに現地法人を配置。2025年5月に買収したMorrison社の業績取り込みにより、営業収益に占める海外の割合はさらに大きくなった。国内事業では、EC拡大を背景に越境EC取扱個数が中期計画を前倒しで達成する一方、小型化による単価下落が収益性に影響している。
財務規模と収益構造の変化
2026年3月期の連結営業収益は1兆6448億円(前期比11.2%増)、営業利益902億円(同2.7%増)。増収の主因はMorrison社と名糖運輸グループの連結効果。しかし、デリバリー事業での平均単価低下やグローバル物流事業での海上・航空運賃下落が利益率を押し下げ、営業利益率は5.5%と前期比0.4ポイント低下した。総資産は1兆2290億円、自己資本比率44.4%。中期経営計画では2028年3月期に営業収益1兆8300億円、営業利益1100億円を目標とする。
業界の中での役割は総合物流企業(3PL、宅配便、国際フォワーディング、物流不動産)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| その他 | 8,935億円 | 54.3% | — | — |
| 飛脚宅配便 | 7,513億円 | 45.7% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01デリバリー事業主力
宅配便ネットワークを基盤に、法人・個人向け物品輸送サービスを提供。ラージサイズ、クール便、メール便、TMS(輸送管理システム)、リアルコマース等。約2万人のセールスドライバーが集荷・営業。
- 宅配便(飛脚宅配便、飛脚ラージサイズ宅配便、飛脚クール便、特定信書便)
- 全国ネットワークを活用した物品輸送サービス。大型から低温品まで対応。
- メール便(飛脚ゆうメール、飛脚ゆうパケット便)
- 低価格な荷物配送サービス。
- TMS(飛脚国際宅配便、引越、ルート配送等)
- 顧客に最適な物流サービスを提供する輸送管理システム。
- リアルコマース
- 観光地等での手荷物配送・土産品発送サービス。
02ロジスティクス事業主力
国内の倉庫保管・流通加工・物流センター運営等の3PL、コールドチェーン(低温物流)、館内物流サービスを提供。デリバリー事業との連携でサプライチェーン全体を最適化。名糖運輸グループにより国内屈指のコールドチェーンを構築。
- 3PLサービス
- 流通加工、在庫保管、入出庫管理、物流センター運営、TMSによる配送まで一貫受託。
- 低温物流(コールドチェーン)
- 冷蔵・冷凍食品の保管、仕分け、輸配送を一貫提供。
- 館内物流サービス
- 大型複合施設への納品を一括受託し、施設内各店舗への搬出入を行う。
03グローバル物流事業準主力
航空・海上フォワーディング、国際宅配便、通関、倉庫保管等の国際物流を展開。アジア発北米向けトレードレーンが強み。エクスポランカ社(アパレル)とMorrison社(半導体・ハイテク)の2社を中核に規模拡大。
- 国際航空・海上輸送
- アジア域内およびアジア発北米向けを中心としたフォワーディングサービス。
- 国際EC物流
- 越境EC向け物流サービス。
04不動産事業副次
物流施設の開発・賃貸・管理。グループのデリバリー・ロジスティクス事業と一体型の施設(SRC等)を開発。信託受益権化による売却で資金調達し、新規開発を推進。太陽光発電も実施。
- 物流施設賃貸・管理
- グループ内外向け物流施設の開発・賃貸・管理。
- 再生可能エネルギー供給
- 物流施設を活用した太陽光発電・売電。
05その他(物流附帯サービス)その他
損害保険代理店、トラック燃料販売、車両整備・販売、物流システム開発・運用、代金引換サービス、人材派遣・請負等をグループ内外に提供。総合物流ソリューションを支える。
- 商品販売(燃料等)
- トラック燃料の販売。
- 保険代理店業務
- 輸送に関わる損害保険の代理店。
- 人材派遣・請負
- 物流施設内業務の受託を中心とした人材サービス。
製品と技術
宅配便「飛脚」シリーズと付随サービス
デリバリー事業の基幹商品は宅配便「飛脚宅配便」である。一般サイズから大型家具・家電向けの「飛脚ラージサイズ宅配便」、低温品対応の「飛脚クール便」、特定信書便をラインアップする。低価格帯の「メール便」として「飛脚ゆうメール」「飛脚ゆうパケット便」を提供。法人向けには輸送管理システム「TMS」により、ルート配送・チャーター輸送・設置輸送・美術品輸送・食品輸送などの多様なニーズに応える。個人向けには「リアルコマース」として、観光地や空港での手荷物配送・土産品発送サービスを展開する。これらのサービスは約2万人のセールスドライバーによる集荷・営業活動で支えられている。
3PLとコールドチェーンによるロジスティクス事業
ロジスティクス事業では、国内の倉庫保管・流通加工・物流センター運営の3PLサービスを提供する。デリバリー事業と連携し、保管から配送まで一貫して請け負うことで顧客のサプライチェーン全体を最適化する。低温物流では、2024年にグループ化した名糖運輸とヒューテックノオリンにより、冷蔵・冷凍食品の保管、仕分け、輸配送を一貫提供する国内屈指のコールドチェーン網を構築している。また、大型複合施設向けの館内物流サービスでは、施設への納品を一括受託し、各店舗への搬入までを一元管理する。
エクスポランカとMorrisonが支えるグローバル物流
グローバル物流事業は、航空・海上フォワーディングを中核とする。中核子会社のエクスポランカ社はアジア発北米向けのトレードレーンに特化し、アパレル分野の輸送で強みを持つ。2025年に買収したMorrison社は半導体機器やハイテク製品の輸送に強みがあり、両社の顧客基盤と物流網の融合による規模拡大を進める。製品としては国際航空・海上輸送のほか、国際宅配便、通関代行、倉庫保管、検品検針、国際EC物流などを提供する。ベトナム、シンガポール、アメリカなど約170の子会社・関連会社がグローバルネットワークを構成する。
物流施設の開発と不動産事業
不動産事業は、グループの物流ソリューションを支えるインフラとして物流施設の開発・賃貸・管理を行う。デリバリー事業とロジスティクス事業の一体型物流施設「SRC」を開発し、業務効率化を追求する。保有施設は信託受益権化して売却することで資金を回収し、新規開発に振り向けるサイクルを採用している。また、物流施設の屋根などを活用した太陽光発電による再生可能エネルギー供給も手がける。子会社のSGリアルティが不動産開発・運用を担当し、資産管理はSGアセットマックスが行う。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
陸運業のなかでの位置
物流業界トップ、低収益率が課題
SGホールディングスは佐川急便などを傘下に持ち、国内宅配便・物流で業界トップクラスの売上高(2025/3期1兆4792億円)。しかし営業利益率は6%前後と低く、競合のSBSホールディングス(物流)と比べても収益性は高いとは言えない。同社の強みは全国規模のネットワークとラストワンマイルの効率性だが、人手不足とコスト上昇が利益率を圧迫。業界内では規模優位で価格競争力を有する。
強み
- 全国をカバーする配送網を持ち、どの地域でも均一なサービスを提供可能。
- 佐川急便のブランドで高い認知度と信頼を獲得、大口顧客との長期契約が多い。
- 電子商取引の拡大に伴う宅配需要を取り込み、着実な成長を実現。
- 大量の荷物を扱うことで1個当たりのコストを低減し、価格競争力を持つ。
課題
- ドライバー不足が慢性化し、賃金上昇や採用難がコスト増とサービス低下のリスク。
- 営業利益率5~6%と低く、コスト削減や運賃改定が急務。
- SBSホールディングスなど同業がサービス拡充、価格競争が継続。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
物流・運輸の時価総額近傍。太字がSGホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9147NIPPON EXPRESSホールディングス | 1.4兆円 | 71.6倍 |
| 2 | 9201日本航空 | 1.3兆円 | 9.5倍 |
| 3 | 9042阪急阪神ホールディングス | 1.2兆円 | 14.1倍 |
| 4 | 9024西武ホールディングス | 1.1兆円 | 22.8倍 |
| 5 | 9005東急 | 1.0兆円 | 10.8倍 |
| 6 | 9143SGホールディングス | 9,427億円 | 15.0倍 |
| 7 | 4732ユー・エス・エス | 9,395億円 | 22.4倍 |
| 8 | 9023東京地下鉄 | 8,625億円 | 14.6倍 |
| 9 | 9009京成電鉄 | 6,918億円 | 13.4倍 |
| 10 | 9064ヤマトホールディングス | 6,903億円 | 46.1倍 |
| 11 | 9072ニッコンホールディングス | 6,654億円 | 34.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。
会社の歴史
沿革 32件
佐川急便の創業と国内ネットワークの形成(1965〜1990年)
1965年11月、佐川急便株式会社を設立。1980年代にかけて、京都自動車興業(現・佐川アドバンス)、佐川自動車工業(現・SGモータース)、佐川航空(現・SGHグローバル・ジャパン)、佐川コンピューター・システム(現・SGシステム)など物流附帯事業を次々と設立した。1988年には翼運輸(現・SGムービング)を子会社化し、引越事業に参入。1990年には香港に現地法人を設け、海外展開の第一歩を踏み出した。この時期に宅配便「飛脚宅配便」のブランドを確立し、国内の集配網を整備した。
海外拠点の拡充と物流サービスの多角化(1990〜2006年)
1997年にベトナム現地法人を設立、2003年には中国・深圳に合弁会社を設立。2005年には佐川フィナンシャル(現・SGシステムに吸収合併)を設立し、金融サービスを開始した。国内では佐川ロジスティクスパートナーズ(後の佐川グローバルロジスティクス)を2008年に設立し、3PL事業を本格化。2009年にはワールドサプライを子会社化し、物流加工・検品などの付加価値サービスを強化した。この間、単なる輸送から保管・流通加工・国際物流へと事業領域を拡大した。
純粋持株会社制への移行と上場(2006〜2017年)
2006年3月、SGホールディングスを設立し、佐川急便からグループ子会社の株式を譲り受けて純粋持株会社体制へ移行した。2012年にシンガポール統括会社SG HOLDINGS GLOBAL PTE. LTD.を設立。2013年にはシンガポールの物流会社AMEROID LOGISTICSを買収し、ASEANでの現地物流を拡大。2014年にはスリランカのエクスポランカ社を買収し、アパレル向けフォワーディング事業を獲得。2017年12月に東京証券取引所市場第一部に上場し、資本市場からの資金調達が可能となった。
大型M&Aによるグローバル化と低温物流の強化(2017〜2026年)
上場後も積極的な買収を続けた。2019年にはベトナムで車載冷凍冷蔵設備の供給会社を設立。2024年7月にコールドチェーン強化のため株式会社C&Fロジホールディングス(名糖運輸)を買収し、国内低温物流網を拡充した。2025年5月には半導体・ハイテク輸送に強いMorrison Express Worldwide Corporationを買収し、グローバル物流の事業領域を拡大。2025年8月にはSDトランスラインを設立し、11月にはディーラインを買収してサービスインフラを強化した。これら一連のM&Aにより、営業収益は2014年3月期の133億円から2026年3月期には1兆6448億円へと急成長した。
行政処分と経営課題への対応(2026年)
2026年6月、連結子会社であるSGHグローバル・ジャパン株式会社が通関業の許可取消および保税蔵置場の許可取消の行政処分を受けたと公表した。これにより日本発着の国際輸送業務に影響が生じ、パートナーとの連携強化など対応に追われた。同社は中期経営計画「SGH Story 2027」で「トータルロジスティクスの高度化とグローバル物流の基盤拡大」を掲げるが、コンプライアンス強化と事業継続体制の整備が急務となっている。
年表32件を開く
1960年代
- 1965年11月創業佐川急便株式会社を設立
1970年代
- 1975年7月創業京都自動車興業株式会社(現・佐川アドバンス株式会社)を設立
1980年代
- 1980年5月創業佐川自動車工業株式会社(現・SGモータース株式会社)を設立
- 1980年9月創業佐川航空株式会社(現・SGHグローバル・ジャパン株式会社)を設立
- 1983年2月創業佐川コンピューター・システム株式会社(現・SGシステム株式会社)を設立
- 1988年10月M&A翼運輸株式会社(現・SGムービング株式会社)を子会社化
1990年代
- 1990年8月M&A佐川急便(香港)有限公司を子会社化
- 1997年6月創業SAGAWA EXPRESS VIETNAM CO., LTD.を設立
2000年代
- 2003年9月創業保利佐川物流有限公司(現・佐川急便国際物流(深圳)有限公司)を設立
- 2005年3月創業佐川フィナンシャル株式会社(2020年10月にSGシステム株式会社を存続会社とする吸収合併により消滅)を設立
- 2006年3月創業純粋持株会社体制へ移行、SGホールディングス株式会社を設立
- 2006年6月SGホールディングス株式会社が、佐川急便株式会社から佐川グローバルロジスティクス株式会社(現・SGHグローバル・ジャパン株式会社)他子会社10社の株式を譲受
- 2007年8月創業SGリアルティ株式会社を設立
- 2008年11月創業佐川ロジスティクスパートナーズ株式会社(2019年4月に佐川グローバルロジスティクス株式会社を存続会社とする吸収合併により消滅)を設立
- 2009年2月M&Aワールド・ロジ株式会社が保有する株式会社ワールドサプライの全株式を譲受け、同社を子会社化
2010年代
- 2011年4月創業SGエキスパート株式会社(2020年10月にSGシステム株式会社を存続会社とする吸収合併により消滅)を設立
- 2011年4月創業SGフィルダー株式会社を設立
- 2012年6月創業SG HOLDINGS GLOBAL PTE. LTD.を設立
- 2013年5月佐川グローバルロジスティクス株式会社において、SGHグローバル・ジャパン株式会社に商号を変更するとともに、会社分割により佐川グローバルロジスティクス株式会社を新設し、国内ロジスティクス事業を承継
- 2013年5月M&Aシンガポール国内の物流事業強化のため、AMEROID LOGISTICS(S)PTE. LTD.(現・SG SAGAWA AMEROID PTE. LTD.)を買収
- 2013年11月創業当社グループの国内ネットワークを活かした高品質な一貫物流サービスの提供を目的とし、SG SAGAWA USA, INC.を設立
- 2014年6月M&A国際貨物事業の拡大を目的とし、スリランカの物流企業であるEXPOLANKA HOLDINGS PLC (現・EXPOLANKA HOLDINGS Limited)を買収
- 2015年3月創業ベトナム国内で貨物・物流サービスを行うための事業会社として、SG SAGAWA VIETNAM CO., LTD.を設立
- 2016年11月M&Aベトナムにおけるデリバリー事業の拡大・強化と顧客基盤拡大を目的とし、Phat Loc Express and Trading Joint Stock Company.(2017年3月にSG SAGAWA EXPRESS VIETNAM., LLCへ商号変更、2019年4月にSG SAGAWA VIETNAM CO., LTD.を存続会社とする吸収合併により消滅)を買収
- 2016年12月創業電報類似サービス事業の拡大を目的とし、株式会社VST(現・佐川ヒューモニー株式会社)を設立
- 2017年12月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場
- 2019年5月創業ベトナムにおける車載冷凍冷蔵設備の供給事業を目的として、SG Motors Vietnam Co., Ltdを設立
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
- 2024年7月M&Aコールドチェーンの強化を目的として、株式会社C&Fロジホールディングス(2025年4月に名糖運輸株式会社を存続会社とする吸収合併により消滅)を買収
- 2025年5月M&Aグローバル物流の事業領域拡大を目的として、Morrison Express Worldwide Corporationを買収
- 2025年8月創業SDトランスライン株式会社を設立
- 2025年11月M&Aサービスインフラの維持・安定化を目的とし、株式会社ディーラインを買収
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 営業収益2031年3月期まで2兆2,000億円
- 営業利益2031年3月期まで1,400億円
- 親会社株主に帰属する当期純利益2031年3月期まで980億円
- ROE2031年3月期まで15%
- ROIC2031年3月期まで10%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
国内サービス領域とグローバル物流基盤の拡大
宅配便のサービス競争力拡大と効率化による収益基盤強化、低温物流ソリューション拡大による国内屈指のコールドチェーン構築、国内ロジスティクスの付加価値向上とTMS事業領域拡大、グローバル物流の顧客基盤拡大と収益性向上を推進する。
- 02
成長を支える経営資源の拡充
パートナー企業との連携強化を含むサービスインフラの維持・強化、人的資本への投資による企業価値の最大化、DX・R&D・最新テクノロジーへの投資による事業競争力向上に取り組む。
- 03
持続可能な経営に向けた取組み
脱炭素をはじめとする社会・環境課題への対応として2050年カーボンニュートラル目標の達成を目指すとともに、企業価値向上に向けたガバナンスの高度化を進める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 9期分
グループ全体で60,483人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は786万円で、8期前と比べて+14.9%。平均年齢は38.5歳、平均勤続年数は9.9年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | — | — | — | 47,058 | — |
| 2019年3月 | 684 | 37.4 | 9.7 | 49,260 | — |
| 2020年3月 | 667 | 37.8 | 10.0 | 51,363 | — |
| 2021年3月 | 705 | 37.6 | 9.4 | 52,021 | — |
| 2022年3月 | 729 | 37.6 | 9.3 | 52,325 | — |
| 2023年3月 | 763 | 36.3 | 8.4 | 52,268 | — |
| 2024年3月 | 739 | 37.6 | 8.6 | 52,309 | — |
| 2025年3月 | 769 | 38.8 | 9.8 | 58,271 | 151 |
| 2026年3月 | 786 | 38.5 | 9.9 | 60,483 | 149 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社39社(国内 20 / 海外 19、うち連結子会社 23) を有報から抽出しています。
- 国内佐川急便㈱(注)3、4、5京都市南区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内佐川ヒューモニー㈱東京都江東区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内SGムービング㈱東京都江東区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内佐川グローバルロジスティクス㈱(注)3東京都品川区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ワールドサプライ東京都江東区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内名糖運輸㈱(注)3東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ヒューテックノオリン(注)3、6東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内SGHグローバル・ジャパン㈱東京都江東区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内SGリアルティ㈱(注)3京都市南区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内佐川アドバンス㈱東京都江東区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内SGモータース㈱東京都江東区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内SGシステム㈱京都市南区 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社27社を開く
- SGフィルダー㈱東京都江東区100%
- SG HOLDINGS GLOBAL PTE. LTD. (注)3、7シンガポール100%
- 佐川急便国際物流(深圳)有限公司(注)3中国 深圳90%
- SG SAGAWA VIETNAM CO., LTD.(注)3ベトナム ホーチミン100%
- SG SAGAWA AMEROID PTE. LTD.シンガポール100%
- SG SAGAWA USA, INC.米国 カリフォルニア州100%
- EXPOLANKA HOLDINGS Limited (注)3スリランカ コロンボ100%
- EFL GLOBAL LOGISTICS (PTE.) LTD.シンガポール100%
- EFL GLOBAL LLC米国 フロリダ州100%
- EFL Container Lines, LLC米国 ニューヨーク州100%
- EXPOLANKA FREIGHT (VIETNAM) LTDベトナム ホーチミン99%
- EXPO FREIGHT PRIVATE LIMITEDインド チェンナイ100%
- Locher Evers International Inc (注)3カナダ ブリティッシュコロンビア州100%
- Expo Freight (Shanghai) Limited中国 上海100%
- EXPOLANKA FREIGHT LTDケニア ナイロビ100%
- PT EFL GLOBAL INDONESIAインドネシア ジャカルタ90%
- Expofreight (Hong Kong) Limited中国 香港100%
- EXPOLANKA FREIGHT (PRIVATE) LIMITEDスリランカ コロンボ100%
- Expofreight (Shenzhen) Limited.中国 深圳100%
- EXPOLANKA FREIGHT DUBAI (L.L.C)アラブ首長国連邦 ドバイ100%
- EXPOLANKA FREIGHT (CAMBODIA) LIMITEDカンボジア プノンペン100%
- EFL HUB (PVT) LTD (注)3、8スリランカ コロンボ100%
- EXPOLANKA FREIGHT (PHILIPPINES) INC.フィリピン パサイ100%
- EFL MALAYSIA SDN. BHD.マレーシア セランゴール100%
- Morrison Express Worldwide Corporation (注)3サモア アピア100%
- Maxyork Investments Ltd (注)3サモア アピア100%
- MEC Labuan Holding Co., Ltd (注)3マレーシア ラブアン100%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1.6兆円、営業利益は902億円。前期と比べると増収増益で、売上が+11.2%、利益が+2.7%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1.7兆円 | 1.6兆円 |
| 営業利益 | 970億円 | 902億円 |
| 純利益 | 600億円 | 591億円 |
| 1株あたり配当 | ¥54 | ¥54 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は4,473億円、営業利益は201億円。
| 対象期間 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年4Q | 1.04 | — | — | 60 |
| 2019年4Q | 1.12 | — | — | 58 |
| 2020年4Q | 1.17 | — | — | 93 |
| 2021年4Q | 1.31 | — | — | 111 |
| 2022年4Q | 1.59 | — | — | 267 |
| 2023年4Q | 1.43 | — | — | 185 |
| 2024年4Q | 1.32 | — | — | 100 |
| 2025年4Q | 1.48 | 487 | 3.3 | 326 |
| 2026年4Q | 1.64 | 517 | 3.1 | 359 |
| 2027年1Q | 0.45 | 201 | 4.5 | 123 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 13期分
2014年3月期からの13期で、売上は133億円から1.6兆円へ123.7倍に増えた。直近期の営業利益率は5.5%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 国際貨物事業の拡大を目的とし、スリランカの物流企業であるEXPOLANKA HOLDINGS PLC (現・EXPOLANKA HOLDINGS Limited)を買収 | |||||
| 2014年3月 | 0.01 | — | 54 | — | 52 |
| ベトナム国内で貨物・物流サービスを行うための事業会社として、SG SAGAWA VIETNAM CO., LTD.を設立 | |||||
| 2015年3月 | 0.02 | — | 95 | — | 95 |
| 電報類似サービス事業の拡大を目的とし、株式会社VST(現・佐川ヒューモニー株式会社)を設立 | |||||
| 2016年3月 | 0.94 | — | 526 | — | 340 |
| 東京証券取引所市場第一部に株式を上場 | |||||
| 2017年3月 | 0.93 | — | 512 | — | 285 |
| 2018年3月 | 1.04 | — | 649 | — | 360 |
| ベトナムにおける車載冷凍冷蔵設備の供給事業を目的として、SG Motors Vietnam Co., Ltdを設立 | |||||
| 2019年3月 | 1.12 | — | 748 | — | 435 |
| 2020年3月 | 1.17 | — | 805 | — | 473 |
| 2021年3月 | 1.31 | — | 1,037 | — | 743 |
| 2022年3月 | 1.59 | — | 1,603 | — | 1,067 |
| 2023年3月 | 1.43 | — | 1,379 | — | 1,265 |
| コールドチェーンの強化を目的として、株式会社C&Fロジホールディングス(2025年4月に名糖運輸株式会社を存続会社とする吸収合併により消滅)を買収 | |||||
| 2024年3月 | 1.32 | — | 909 | — | 583 |
| SDトランスライン株式会社を設立 | |||||
| 2025年3月 | 1.48 | 878 | 889 | 5.9 | 581 |
| 2026年3月 | 1.64 | 902 | 918 | 5.5 | 591 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1.6兆円のうち、営業利益として残るのは902億円で5.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は591億円、売上の3.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.2%を下回る水準。
- 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金88.5%1.5兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.1%996億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.5%902億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 11期分
2026年3月期は営業CFが1,248億円、投資CFが−2,168億円で、差し引きのフリーCFは−920億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は929億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 858 | −169 | −429 | 689 | 884 |
| 2017年3月 | 439 | −1,118 | 510 | −679 | 710 |
| 2018年3月 | 1,010 | −347 | −284 | 663 | 1,086 |
| 2019年3月 | 868 | −663 | −275 | 205 | 1,017 |
| 2020年3月 | 536 | −615 | −244 | −79 | 687 |
| 2021年3月 | 1,213 | 5 | −1,219 | 1,218 | 692 |
| 2022年3月 | 818 | −453 | −254 | 365 | 874 |
| 2023年3月 | 1,654 | 280 | −1,055 | 1,934 | 1,782 |
| 2024年3月 | 776 | −414 | −703 | 362 | 1,473 |
| 2025年3月 | 1,186 | −1,647 | 140 | −461 | 1,169 |
| 2026年3月 | 1,248 | −2,168 | 658 | −920 | 929 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 13期分
2026年3月期の総資産は1.2兆円。このうち返さなくてよい自己資本が5,487億円で、自己資本比率は44.4%(業種中央値40.1%より厚い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2014年3月 | 0.43 | 1,627 | 2,669 | 37.9 |
| 2015年3月 | 0.43 | 1,688 | 2,636 | 39.1 |
| 2016年3月 | 0.58 | 2,372 | 3,466 | 39.5 |
| 2017年3月 | 0.65 | 3,098 | 3,410 | 43.9 |
| 2018年3月 | 0.71 | 3,582 | 3,524 | 46.4 |
| 2019年3月 | 0.76 | 3,894 | 3,734 | 46.6 |
| 2020年3月 | 0.77 | 4,231 | 3,496 | 49.7 |
| 2021年3月 | 0.79 | 4,048 | 3,855 | 50.4 |
| 2022年3月 | 0.92 | 5,119 | 4,099 | 53.8 |
| 2023年3月 | 0.91 | 5,674 | 3,376 | 61.2 |
| 2024年3月 | 0.90 | 5,903 | 3,067 | 64.4 |
| 2025年3月 | 1.04 | 5,846 | 4,560 | 55.8 |
| 2026年3月 | 1.23 | 5,487 | 6,803 | 44.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
陸運業 56社との比較
同じ陸運業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で56社中3位あたり、逆に低いのは営業利益率で56社中37位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,472で、1年前と比べて-6.0%。過去52週の値幅のなかでは34%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 15.0倍 |
| PER (会社予想) | 14.8倍 |
| PBR | 1.61倍 |
| 配当利回り | 3.67% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月21日に1566円で取引を終え、直近1ヶ月で1.48%下落した。25日移動平均線(1590.12円)を約1.5%下回っており、短期は弱気。75日線(1523.11円)は上回っており、中期的な底固めは続く。52週高値(1691円)からは約7.4%下落した水準で、高値圏での揉み合い。出来高は7月15日、17日に約200万株と増加した後、8月10日に229万株と再び増加した。RSIは47.47と中立。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 60/100)。
PER15.95倍は業界平均15.72倍とほぼ同等で、予想PER15.7倍と同水準。PBR1.72倍は平均1.08倍を約59%上回るが、ROE10.5%が平均を上回り収益力を反映している。配当利回り3.45%は平均2.31%を大きく上回り、株主還元が手厚い。ただし配当性向105.8%と配当が利益を超えており、持続性に懸念。業界平均との比較では妥当な評価だが、配当の持続性不安を考慮し「ほぼ妥当」とした。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 15.0倍 | 15.7倍 |
| PER (予想) | 14.8倍 | — |
| PBR | 1.61倍 | 1.07倍 |
| ROE | 10.5% | 8.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
EC市場の成長で物流需要は増加する一方、人手不足と運賃競争により収益性が悪化している。料金改定と効率化が進むかが焦点で、他社との競争も激化している。
- EC需要の拡大
ネット通販の拡大で宅配便の取扱量が増加し、収益基盤が強化される。
- 法人向けサービスの強み
大口顧客向けの物流ソリューションが付加価値を生み、収益を安定させる。
- 運賃改定の可能性
人手不足を背景に運賃の見直しが進めば、収益性が改善する余地がある。
- 2026/3期売上高1兆6,448億円と11%増収決算発表後影響中
売上高は前期比1,656億円増の1兆6,448億円、増収基調で営業利益902億円の達成確度が高まる
- 2026/3期営業利益902億円、前期比24億円増決算発表後影響中
営業利益は878億円から902億円へ、増収効果により2.7%の増益を見込む
- ROE10.5%が示す資本効率改善余地継続影響中
PBR1.68倍に対しROE10.5%、資本効率の改善でバリュエーション向上が期待
- 配当利回り3.5%と株主還元の厚み通年影響弱
3.5%の配当利回りが株価の下値を支え、長期投資家の需要が見込める
- 人手不足の深刻化
ドライバー不足により人件費が高騰し、収益を圧迫する。
- 競争激化で運賃低下
他社との価格競争が激しく、運賃の値上げが難しい。
- EC成長の減速
EC市場の成長が鈍化すれば、宅配便の需要が伸び悩む。
- 2026/3期営業利益率5.48%と0.46pt低下決算発表後影響中
営業利益率は5.94%から5.48%へ悪化、増収効果をコスト増が相殺
- 純利益591億円とほぼ横ばいの停滞決算発表後影響中
純利益は581億円から591億円と10億円増に留まり、EPS成長はほぼゼロ
- 外国人保有12.36%と需給の厚み不足不定影響弱
外国人保有は12.36%と低位、海外投資家の買い意欲が細りやすい
- PER15.7倍・PBR1.68倍の割高感継続影響中
純利益が横ばいの場合、PER15.7倍は高めの評価水準となる
- 宅配便取扱数量
- 需要動向を直接示し、収益の主体であるため。
- 運賃単価
- 収益性の鍵であり、改定の効果を測る。
- 人件費率
- 人手不足の影響と効率化の進捗を確認するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり54円で、前期から+1.9%。いまの株価に対する利回りは3.67%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 21 | — | 79.5 |
| 2020年3月 | 22 | 7.3 | 77.4 |
| 2021年3月 | 31 | 40.9 | 72.4 |
| 2022年3月 | 50 | 61.3 | 114.3 |
| 2023年3月 | 51 | 2.0 | 45.8 |
| 2024年3月 | 51 | 0.0 | 81.8 |
| 2025年3月 | 52 | 2.0 | 104.1 |
| 2026年3月 | 53 | 1.9 | 105.8 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥54
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ41,996人。区分でいちばん多いのは事業法人で41.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が68.5%を占め、残る31.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 34.8 | 37.3 | 37.9 | 38.0 | 38.0 | 41.0 |
| 金融機関 | 32.9 | 33.2 | 32.0 | 30.4 | 30.5 | 27.4 |
| 個人・その他 | 14.9 | 12.0 | 12.7 | 13.0 | 13.4 | 17.7 |
| 外国法人 | 16.3 | 16.3 | 16.0 | 17.2 | 17.1 | 12.3 |
| 自己株式 | 0.8 | 0.8 | 1.6 | 2.3 | 2.3 | 6.2 |
| 証券会社 | 1.0 | 1.3 | 1.4 | 1.5 | 1.0 | 1.5 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社新生ホールディングス | 16.83 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 8.56 |
| 03 | 公益財団法人SGH文化スポーツ振興財団 | 7.56 |
| 04 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 4.33 |
| 05 | 住友生命保険相互会社 | 3.94 |
| 06 | 佐川印刷株式会社 | 3.58 |
| 07 | 株式会社三菱UFJ銀行 | 3.24 |
| 08 | 株式会社三井住友銀行 | 3.24 |
| 09 | 田中産業株式会社 | 3.16 |
| 10 | 公益財団法人SGH防災サポート財団 | 3.12 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 13期分
1株利益は13期で+128%、1株純資産は13期で−41%。直近期のROEは10.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2014年3月 | 43 | 1,543 | 3.2 | — | 53.4 |
| 2015年3月 | 84 | 1,610 | 5.7 | — | 30.8 |
| 2016年3月 | 107 | 735 | 15.7 | — | 25.9 |
| 2017年3月 | 46 | 460 | 11.0 | — | 3.7 |
| 2018年3月 | 58 | 519 | 11.7 | 20.1 | 94.0 |
| 2019年3月 | 68 | 560 | 12.7 | 23.6 | 79.5 |
| 2020年3月 | 74 | 604 | 12.8 | 17.3 | 77.4 |
| 2021年3月 | 117 | 627 | 19.0 | 21.7 | 72.4 |
| 2022年3月 | 168 | 781 | 23.9 | 13.8 | 114.3 |
| 2023年3月 | 200 | 879 | 24.1 | 9.8 | 45.8 |
| 2024年3月 | 93 | 923 | 10.3 | 20.5 | 81.8 |
| 2025年3月 | 93 | 928 | 10.0 | 16.1 | 104.1 |
| 2026年3月 | 98 | 915 | 10.5 | 15.1 | 105.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額756百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約14倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 栗和田榮一 | 代表取締役会長 | 79 |
| 松本秀一 | 代表取締役社長 | 60 |
| 本村正秀 | 代表取締役副社長 事業推進担当 | 66 |
| 髙垣考志 | 取締役 財務・経営企画担当 | 53 |
| 笹森公彰 | 取締役 | 61 |
| 髙岡美佳 | 取締役 | 58 |
| 鷺坂長美 | 取締役 | 70 |
| 秋山真人 | 取締役 | 69 |
| 田島聡志 | 監査役(常勤) | 55 |
| 新本朋斉 | 監査役(常勤) | 63 |
| 大島義孝 | 監査役 | 56 |
| 多田智子 | 監査役 | 54 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 556 | 48 | 645 | 108 |
| 社外監査役 | 4 | 46 | — | 46 | 12 |
| 社外取締役 | 3 | 42 | — | 42 | 14 |
| 監査役 | 1 | 23 | — | 23 | 23 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容5,966字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題8,322字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク11,123字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)12,159字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第20期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-10
- 半期報告書半期報告書-第20期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第19期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第19期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第18期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第17期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-09
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