概要
東急は、東京都西南部と神奈川県を中心に鉄道8路線・軌道1路線(営業キロ110.7km)を運行する東急電鉄を中核とし、不動産開発・販売・賃貸、百貨店・スーパー・ショッピングセンター、ホテル・リゾートなど沿線住民の生活を支える複合生活インフラ企業である。本社は東京都渋谷区南平台町に置き、連結従業員数は24,262人。2025年度(2026年3月期)の連結営業収益は1兆861億円、営業利益1,031億円。渋谷スクランブルスクエアなど大規模再開発を自ら手がけ、沿線価値の向上と非鉄道収益の拡大を図る長期循環型事業モデルを採用している。
都心と郊外を結ぶ8路線の鉄道ネットワーク
交通事業の中核は連結子会社の東急電鉄が運行する9路線(鉄道8・軌道1)である。東横線・田園都市線・目黒線・大井町線など、東京の副都心と多摩・神奈川のベッドタウンを結び、1日の輸送人員は約111.7万人(2025年度実績)に達する。乗車効率は45.4%と高水準で、通勤通学の定期利用が約6割を占める。営業キロ110.7kmに対し、客車走行キロは年間約15.6万kmに及び、安全性と輸送力の両立が求められる。このほか、伊豆急行(伊豆半島45.7km)や上田電鉄(長野県11.6km)も連結子会社として運行する。バス事業では東急バスが都西南部・神奈川県で路線バスを、じょうてつが北海道で路線・貸切バスを運行。空港運営では仙台国際空港が滑走路維持管理を行い、鉄道車両関連では東急テクノシステムが車両機器の設計・更新を手がける。2025年度の交通事業営業収益は2,269億円、営業利益273億円。
沿線を中心に展開する不動産のバリューチェーン
不動産事業は宅地造成・分譲、オフィスビル賃貸、ビル管理、仲介、建設まで一貫して手がける。当社自身が沿線で宅地造成・住宅販売を行うほか、関連会社の東急不動産が首都圏・近畿圏で住宅地開発やマンション分譲を展開。ベトナム・ホーチミン市ではベカメックス東急有限会社が住宅地開発を行う。賃貸部門では、当社が都内・神奈川の沿線にオフィスビルを保有し、東急不動産も全国で賃貸事業を展開する。管理部門では東急プロパティマネジメントがビル管理を、東急コミュニティーがマンション管理を担当。仲介は東急リバブルが関東中心に住宅仲介を提供。建設は東急建設・世紀東急工業が建築・土木工事を請け負う。2025年度の不動産事業営業収益は2,629億円、営業利益は435億円。大型再開発では、渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期(2025年着工)、宮益坂地区再開発(2025年組合認可)、鷺沼駅前地区再開発(2026年着手)などが進行中であり、駅とまちが一体となった価値向上を目指す。
渋谷のファッションビルから全国のシネコンまで
生活サービス事業は、沿線住民の消費・娯楽・情報ニーズを幅広くカバーする。百貨店業では東急百貨店が東京・神奈川・札幌で、ながの東急百貨店が長野県で展開。チェーンストア業では東急ストアが首都圏中心に食料品・日用品を販売する。ショッピングセンター業では、東急モールズデベロップメントとSHIBUYA109エンタテイメントが渋谷のファッションビルや沿線商業施設を運営。クレジットカード業では東急カードがカード発行を行う。ケーブルテレビ事業ではイッツ・コミュニケーションズが沿線に光ファイバー網を敷設し、テレビ・インターネットサービスを提供。広告業では東急エージェンシーが広告代理業務を、映像事業では東急レクリエーションが全国にシネマコンプレックスを展開する。これらの事業は鉄道沿線を商圏とし、相互に送客効果を生む。2025年度の生活サービス事業営業収益は非開示だが、グループ全体の多角化を支える柱の一つである。
全国37店舗の直営ホテルと5つのゴルフ場
ホテル・リゾート事業は、東急ホテルズ&リゾーツが「東急ホテル」「エクセルホテル東急」「東急REIホテル」のブランドに加え、個性派ホテル群「DISTINCTIVE SELECTION」を運営し、2025年度末時点で直営37店舗を数える。また、ゴルフ業ではスリーハンドレッドクラブ、東急セブンハンドレッドクラブなど5社がゴルフ場を運営する。2025年度はインバウンド需要の回復もあり、同事業の営業収益は前年比で増収となった。ホテル・リゾート事業は、鉄道・不動産事業との連携により、沿線外からの集客と宿泊需要の取り込みを図っている。なお、連結子会社の東急ホテルズがホテル経営と資産マネジメントを担い、グループ全体の資産効率向上に寄与する。
業界の中での役割は沿線開発型総合生活サービス企業。鉄道を核に不動産・商業・ホテル・リゾートを一体化運営にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 生活 サービス 事業 | 5,115億円 | 47.1% | 219億円 | 4.3% |
| 交通 事業 | 2,231億円 | 20.5% | 273億円 | 12.2% |
| 不動産 事業 | 2,127億円 | 19.6% | 436億円 | 20.5% |
| ホテル・リゾート 事業 | 1,388億円 | 12.8% | 97億円 | 7.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01交通主力
東京都西南部・神奈川県を中心に鉄道8路線・軌道1路線を運行。連結子会社を通じてバス・空港運営・鉄道車両関連事業も展開。沿線住民の移動手段と観光アクセスを担う。
- 鉄道旅客輸送(東急線)
- 東横線・田園都市線など9路線、営業キロ110.7kmでの旅客輸送。通勤・通学・観光需要に対応。
- バス旅客輸送
- 東急バスが東京都西南部・神奈川県で路線バス運行。㈱じょうてつが北海道で路線・貸切バスを運行。
- 空港運営
- 仙台国際空港㈱が仙台空港の滑走路維持管理・着陸料収受等を実施。
02不動産主力
沿線を中心に宅地造成・住宅分譲・オフィスビル賃貸・ビル管理・仲介・建設まで一貫展開。東急不動産等の関連会社を通じ首都圏・近畿圏でも事業。
- 不動産販売(宅地・住宅)
- 当社および東急不動産が首都圏・近畿圏等で住宅地開発・分譲、戸建住宅・マンション等を供給。
- 不動産賃貸(オフィスビル等)
- 東京都・神奈川県等の沿線を中心にオフィスビル等を賃貸。東急不動産も首都圏・近畿圏で展開。
- 不動産管理
- 東急プロパティマネジメントがビル管理・プロパティマネジメント、東急コミュニティーがマンション管理を提供。
- 不動産仲介
- 東急リバブルが関東中心に住宅等の仲介・斡旋と付帯サービスを提供。
03生活サービス準主力
百貨店・スーパー・ショッピングセンター・クレジットカード・ケーブルテレビ・広告・映画など、沿線住民の生活に密着した多彩なサービスを提供。
- 百貨店業
- ㈱東急百貨店が東京・神奈川・札幌で百貨店を運営。ながの東急百貨店が長野県で展開。
- チェーンストア
- ㈱東急ストアが首都圏中心に食料品・衣料品・日用品を扱うスーパーマーケットを運営。
- ショッピングセンター運営
- ㈱東急モールズデベロップメントと㈱SHIBUYA109エンタテイメントが渋谷のファッションビルや沿線商業施設を運営。
- ケーブルテレビ・インターネット
- イッツ・コミュニケーションズが沿線に光ファイバー網を敷設し、ケーブルテレビとインターネット接続を提供。
04ホテル・リゾート準主力
東急ホテルズ&リゾーツが複数ブランドでホテル運営(直営37店舗)。ゴルフ場5社を傘下に持ち、リゾート事業を展開。
- ホテル運営(東急ホテル等)
- 「東急ホテル」「エクセルホテル東急」「東急REIホテル」等のブランドで全国に直営ホテルを運営。
- ゴルフ場運営
- ㈱スリーハンドレッドクラブ、㈱東急セブンハンドレッドクラブ等5社がゴルフ場を運営。
製品と技術
東急線全9路線の運行と新型車両導入
東急電鉄が運行する9路線(東横線・目黒線・東急新横浜線・田園都市線・大井町線・池上線・東急多摩川線・こどもの国線・世田谷線)は、総営業キロ110.7kmに及ぶ。通勤路線のほか、観光路線として伊豆急行や上田電鉄も連結子会社で運行する。2025年度には大井町線に新型車両を導入し、目黒線では車両リニューアルを実施。3D式踏切障害物検知装置の高度化や、BCP強化のための市が尾大規模蓄電池の設置(594億円の設備投資)など、安全・安定輸送と快適性向上を両立させている。また、2026年3月からは関東11社局間でクレジットカード等のタッチ決済による後払い乗車サービスを相互利用開始し、利便性を高めた。これらの取り組みは、輸送人員の増加(2025年度定期外2.7%増)につながっている。
渋谷スクランブルスクエアに象徴される都市再開発
渋谷駅周辺の大規模再開発は東急の不動産事業の中核プロジェクトである。渋谷スクランブルスクエアは東棟・中央棟・西棟から構成され、第Ⅰ期(東棟)は既に開業。第Ⅱ期(中央棟・西棟)は2025年5月に着工し、2031年度の完成、2034年度の全体完成を予定する。このプロジェクトでは、駅とまちを結ぶ多層歩行者ネットワークの整備や、オフィス・商業・ホテル・文化施設の複合開発が進められる。さらに宮益坂地区再開発では、大規模ホールや宿泊滞在施設、産業育成支援施設を整備し、国際ビジネス交流都市としての渋谷の競争力を高める。これらの再開発は、鉄道利用の増加や沿線不動産価値の向上を通じて、グループ全体の収益循環を生む。
東急ホテルズ&リゾーツのマルチブランド戦略
ホテル事業では、東急ホテルズ&リゾーツが「東急ホテル」「エクセルホテル東急」「東急REIホテル」の3ブランドに加え、個性的なホテルを集めた「DISTINCTIVE SELECTION」を展開し、直営37店舗を運営する。全国の主要都市に立地し、ビジネス・観光双方の需要に対応。ゴルフ事業では、スリーハンドレッドクラブ、東急セブンハンドレッドクラブなど5社がゴルフ場を運営する。2025年度はインバウンド回復を背景に好調な業績を示し、グループ全体の収益多様化に貢献している。東急ホテルズは資産マネジメント機能も担い、所有と運営の分離による効率的なポートフォリオ運営を進めている。
イッツ・コミュニケーションズの光ファイバーネットワーク
生活サービス事業の一部として、イッツ・コミュニケーションズが東京・川崎・横浜の東急沿線に光ファイバーケーブルと同軸ケーブルからなるブロードバンドネットワークを敷設し、ケーブルテレビとインターネット接続サービスを提供する。同社は沿線住民の情報インフラとしての役割を担い、東急グループの多角化の一翼を担う。また、東急カードが発行するクレジットカードは、グループ内の百貨店・スーパー・ホテル等での利用特典を提供し、グループ全体の顧客囲い込みに寄与する。映像事業では東急レクリエーションが全国にシネマコンプレックスを展開し、沿線外の集客も図る。これらの生活密着型サービスは、鉄道・不動産とのシナジーを生み出す基盤である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
陸運業のなかでの位置
首都圏私鉄大手、不動産・流通との複合経営
東急は首都圏私鉄大手3社(東武、小田急、京急など)の中で業界トップクラスの売上規模(2025/3期1兆550億円)を誇る。鉄道を核に不動産・流通・ホテルを展開する複合企業であり、沿線開発による安定収益が強み。一方、相鉄や京急と比べて海外比率は低く内需依存度が高い。競合の東武鉄道も沿線開発を強化するが、東急は非鉄道セグメントの比率が高く、事業ポートフォリオの分散度で優位。
強み
- 鉄道・不動産・流通・ホテルなど多角経営で収益源を分散、景気変動耐性が高い。
- 田園都市線等の沿線で大規模な宅地・商業施設開発を手掛け、鉄道需要を創出。
- 鉄道・不動産賃貸等のストック型収益が厚く、安定したキャッシュフローを確保。
- 渋谷・二子玉川などターミナル駅の再開発で高いブランド力を持ち、集客に優位。
課題
- 首都圏でも人口減少が進めば沿線需要が頭打ちとなり、鉄道・不動産事業に影響。
- 競合の東武などに比べ海外事業比率が低く、成長機会を逃す可能性。
- 鉄道安全投資や再開発プロジェクトに巨額の資金が必要で、財務負荷となる。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
物流・運輸の時価総額近傍。太字が東急
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9021西日本旅客鉄道 | 1.4兆円 | 10.8倍 |
| 2 | 9147NIPPON EXPRESSホールディングス | 1.4兆円 | 71.6倍 |
| 3 | 9201日本航空 | 1.3兆円 | 9.5倍 |
| 4 | 9042阪急阪神ホールディングス | 1.2兆円 | 14.1倍 |
| 5 | 9024西武ホールディングス | 1.1兆円 | 22.8倍 |
| 6 | 9005東急 | 1.0兆円 | 10.8倍 |
| 7 | 9143SGホールディングス | 9,427億円 | 15.0倍 |
| 8 | 4732ユー・エス・エス | 9,395億円 | 22.4倍 |
| 9 | 9023東京地下鉄 | 8,625億円 | 14.6倍 |
| 10 | 9009京成電鉄 | 6,918億円 | 13.4倍 |
| 11 | 9064ヤマトホールディングス | 6,903億円 | 46.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
2021年度の赤字転落とコロナ禍からの回復
2021年3月期(2020年度)、東急は連結純利益で559億円の赤字を計上した。これは新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛で鉄道利用が急減し、百貨店・ホテル事業も打撃を受けたためである。営業収益は前年の1兆1,642億円から9,359億円へと19.6%減少した。翌2022年3月期には収益が8,791億円まで落ち込んだものの、純利益は91億円と黒字に復帰。その後、行動制限の解除に伴い輸送人員が回復し、2023年3月期には純利益260億円、2024年3月期には639億円へと急回復した。2025年3月期には営業収益1兆550億円、純利益797億円に達し、コロナ前の水準を超えた。この間、在宅勤務の定着による定期外需要の減少に対応し、沿線価値向上を目的とした不動産開発へのシフトを加速させた。
2024年度中期経営計画「Creative Act.」の策定
2024年度を初年度とする中期3か年経営計画が策定された。計画のビジョンワードは「Creative Act. 創造力でしなやかに“世界が憧れるまち”を」である。従来重視してきた営業利益やEBITDAに加え、資本効率を重視する経営へ転換し、EPS(1株当たり利益)・ROE・ROAを最も重視する指標と定めた。2025年度実績のEPSは152.25円、ROEは10.0%。株主資本コストをCAPM等で5.7~7.9%と認識し、その上回りを目標とする。投資計画は3か年合計4,900億円で、鉄道設備更新と不動産開発に充当。有利子負債/EBITDA倍率を6倍台に維持しつつ、持続的成長を目指す。この計画は、コロナ禍からの回復期を脱し、外部環境変化に能動的に対応するための再起動の位置づけである。
新空港線計画の認定と連続立体交差事業の認可
2025年10月、東急電鉄は蒲田駅と京急蒲田駅間0.8kmを結ぶ新空港線の速達性向上計画について国土交通省の認定を受けた。運行頻度や車両編成数などの具体計画が認められ、新線開通へ向け大きく前進した。さらに2026年2月には、大井町線戸越公園駅付近の連続立体交差事業が国土交通省から認可され、2026年度より工事を開始する。これにより踏切解消による安全・安定輸送と利便性向上を図る。また2026年3月には、関東の鉄道事業者11社局によるクレジットカード等のタッチ決済後払い乗車サービスの相互利用を開始し、シームレスな乗車体験の提供を実現した。これらの投資は、鉄道事業の持続的成長と沿線価値向上に不可欠な基盤整備として位置づけられる。
渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期着工と周辺再開発の推進
2025年5月、東急は渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期(中央棟・西棟)の工事に着工した。2030年度には多層な歩行者ネットワークが概成し、2031年度には第Ⅱ期が完成、2034年度の全体完成を目指す。同時に、宮益坂地区第一種市街地再開発事業が2025年4月に東京都知事から組合設立認可を受け、大規模ホールや宿泊施設、産業育成支援施設の整備が計画されている。さらに2026年3月には、鷺沼駅前地区で駅改良工事に着手し、商業・住宅・公共施設・交通広場からなる複合再開発を開始。また、JR関内駅前の「BASEGATE 横浜関内」が2026年3月にグランドオープンし、旧横浜市庁舎を保存・活用したホテル等を含む大規模複合施設が誕生した。これらの再開発は、駅とまちを一体化し、国際的なビジネス交流拠点を形成する狙いを持つ。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- EPS2027年度まで164.88円
- ROE2027年度まで9.3%
- ROA(総資産事業利益率)2027年度まで3.7%
- 東急EBITDA2027年度まで2,400億円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
既存事業の収益力向上
交通事業の収益性と社会価値提供の両立、不動産のバリューアップ投資や事業間連携により各事業の利益創出力・競争力を強化する。
- 02
持続的成長のための成長投資
不動産開発事業によるエリア価値向上、不動産販売事業の拡大とバリューチェーン強化、海外事業やGX投資を継続的に推進する。
- 03
連結経営・事業推進基盤の強化
人材戦略、デジタル戦略の推進、事業ポートフォリオ管理と経営資源配分の最適化により、グループ全体の経営基盤を強化する。
- 04
資本効率を重視した経営への転換
従来の規模指標に代わり、EPS、ROE、ROA(総資産事業利益率)を最重要指標とし、株主資本コストを意識した経営を推進する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で24,262人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は903万円で、9期前と比べて+22.5%。平均年齢は42.0歳、平均勤続年数は12.0年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 22,780 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 22,985 | — |
| 2019年3月 | 737 | 40.0 | 18.0 | 23,637 | — |
| 2020年3月 | 771 | 42.0 | 15.0 | 24,464 | — |
| 2021年3月 | 763 | 42.0 | 15.0 | 24,655 | — |
| 2022年3月 | 745 | 43.0 | 15.0 | 24,364 | — |
| 2023年3月 | 797 | 43.0 | 15.0 | 23,763 | — |
| 2024年3月 | 777 | 43.0 | 14.0 | 23,583 | — |
| 2025年3月 | 883 | 43.0 | 13.0 | 24,054 | 430 |
| 2026年3月 | 903 | 42.0 | 12.0 | 24,262 | 425 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社63社(国内 54 / 海外 9、うち連結子会社 25) を有報から抽出しています。
- 国内東急電鉄㈱ 4東京都渋谷区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内伊豆急行㈱静岡県伊東市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内上田電鉄㈱長野県上田市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱じょうてつ北海道札幌市 白石区 · 連結子会社議決権71.7%
- 国内網走交通㈱北海道網走市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内東急バス㈱東京都目黒区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内仙台国際空港㈱ 2宮城県名取市 · 連結子会社議決権43.0%
- 国内東急テクノシステム㈱神奈川県川崎市中原区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内東急ファイナンスアンドアカウンティング㈱東京都渋谷区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内伊豆急ホールディングス㈱静岡県伊東市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内東急プロパティマネジメント㈱東京都世田谷区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱東急設計コンサルタント東京都目黒区 · 連結子会社議決権70.0%
残りのグループ会社51社を開く
- 東急ジオックス㈱東京都渋谷区90%
- ㈱伊豆急コミュニティー静岡県伊東市100%
- CTリアルティ有限会社 2東京都中央区100%
- 渋谷宮下町リアルティ㈱東京都渋谷区73%
- 渋谷スクランブルスクエア㈱東京都渋谷区64%
- ヤンチェップ サン シティ㈱オーストラリアパース100%
- セント アンドリュース プライベート エステート㈱オーストラリアパース100%
- ベカメックス東急有限会社ベトナム ホーチミン市65%
- OASIS REAL ESTATE INVESTMENT PTE.LTD.シンガポール87%
- SLリアルティ合同会社 2東京都中央区100%
- 東急ライフィア㈱東京都世田谷区100%
- 東急リアル・エステート・インベストメント・マネジメント㈱東京都渋谷区100%
- Tokyu Development (Thailand) Co., Ltd.タイ バンコク100%
- サハ東急コーポレーション 2タイ チョンブリ46%
- 渋谷西開発特定目的会社東京都中央区70%
- ㈱東急百貨店東京都渋谷区100%
- ㈱ながの東急百貨店長野県長野市100%
- ㈱セントラルフーズ東京都品川区100%
- 渋谷地下街㈱東京都渋谷区100%
- ㈱東急ストア 4東京都目黒区100%
- ㈱東急モールズデベロップメント東京都渋谷区100%
- ㈱SHIBUYA109エンタテイメント東京都渋谷区100%
- 東急カード㈱東京都世田谷区100%
- イッツ・コミュニケーションズ㈱東京都渋谷区100%
- ㈱東急エージェンシー東京都港区100%
- ㈱東急レクリエーション東京都渋谷区100%
- 東急セキュリティ㈱東京都世田谷区100%
- ㈱東急グルメフロント東京都目黒区100%
- ㈱東急パワーサプライ東京都渋谷区67%
- ㈱TSTエンタテイメント東京都新宿区66%
- 東急リテールマネジメント㈱東京都渋谷区100%
- ㈱東急ホテルズ東京都渋谷区100%
- ㈱スリーハンドレッドクラブ東京都渋谷区100%
- 東急リネン・サプライ㈱東京都品川区100%
- ㈱ティー・エイチ・プロパティーズ東京都渋谷区100%
- 東急ホテルズ&リゾーツ㈱東京都渋谷区100%
- 広島国際空港㈱広島県三原市30%
- 東急不動産ホールディングス㈱ 1 3東京都渋谷区0%
- 東急不動産㈱ 3東京都渋谷区100%
- ㈱東急コミュニティー 3東京都世田谷区100%
- 東急リバブル㈱ 3東京都渋谷区100%
- 東急建設㈱ 1 3東京都渋谷区7%
- 東急リニューアル㈱ 3東京都渋谷区91%
- 世紀東急工業㈱ 1 3東京都港区24%
- HTK INVESTMENT CORPORATIONベトナム ホーチミン市23%
- KING SQUARE DEVELOPMENT CO., LTD.タイ バンコク35%
- 東急リアル・エステート投資法人 1東京都渋谷区15%
- Dong Nai Waterfront City LLCベトナム ドンナイ市15%
- 横浜ケーブルビジョン㈱神奈川県横浜市保土ヶ谷区49%
- YOUテレビ㈱神奈川県横浜市鶴見区21%
- Sharing Design㈱東京都渋谷区20%
- 調達730万円エネルギー消費の効率化等に資する我が国技術の国際実証事業/実証要件適合性等調査/公共交通とスマートモビリティでのMaaS活用による都市の利便性向上を実現するためのシステム実証研究(ベトナム)国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-09-16
- 補助金5,100万円まちなかウォーカブル推進事業国土交通省 · 2020-11-06
- 補助金3,180万円官民連携都市再生推進事業国土交通省 · 2021-05-10
- 補助金2,500万円コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業文部科学省 · 2021-07-27
- 補助金1,272万円官民連携都市再生推進事業国土交通省 · 2022-03-30
- 補助金308万円官民連携都市再生推進事業国土交通省 · 2023-03-28
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1.1兆円、営業利益は1,032億円。前期と比べると増収減益で、売上が+3.0%、利益が-0.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1.1兆円 | 1.1兆円 |
| 営業利益 | 1,100億円 | 1,032億円 |
| 純利益 | 900億円 | 871億円 |
| 1株あたり配当 | ¥32 | ¥32 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は2,735億円、営業利益は314億円。
| 対象期間 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年4Q | 1.14 | — | — | 77 |
| 2019年4Q | 1.16 | — | — | 110 |
| 2020年4Q | 1.16 | — | — | −36 |
| 2021年4Q | 0.94 | — | — | −294 |
| 2022年4Q | 0.88 | — | — | −211 |
| 2023年4Q | 0.93 | — | — | 18 |
| 2024年4Q | 1.04 | — | — | 139 |
| 2025年4Q | 1.05 | 382 | 3.6 | 302 |
| 2026年4Q | 1.09 | 443 | 4.1 | 309 |
| 2027年1Q | 0.27 | 314 | 11.5 | 363 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は1.1兆円から1.1兆円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は9.5%。売上は4期、純利益は5期の連続増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1.07 | — | 563 | — | 431 |
| 2014年3月 | 1.08 | — | 626 | — | 565 |
| 2015年3月 | 1.07 | — | 666 | — | 411 |
| 2016年3月 | 1.09 | — | 700 | — | 552 |
| 2017年3月 | 1.12 | — | 764 | — | 673 |
| 2018年3月 | 1.14 | — | 837 | — | 701 |
| 2019年3月 | 1.16 | — | 819 | — | 578 |
| 2020年3月 | 1.16 | — | 709 | — | 424 |
| 2021年3月 | 0.94 | — | −268 | — | −559 |
| 2022年3月 | 0.88 | — | 350 | — | 91 |
| 2023年3月 | 0.93 | — | 474 | — | 260 |
| 2024年3月 | 1.04 | — | 993 | — | 639 |
| 2025年3月 | 1.05 | 1,035 | 1,077 | 9.8 | 797 |
| 2026年3月 | 1.09 | 1,032 | 1,161 | 9.5 | 871 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1.1兆円のうち、営業利益として残るのは1,032億円で9.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は871億円、売上の8.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.2%を上回る水準。
- 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金68.6%7,447億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.9%2,383億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.5%1,032億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが1,277億円、投資CFが−1,750億円で、差し引きのフリーCFは−473億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は796億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1,226 | −908 | −380 | 318 | 264 |
| 2014年3月 | 1,567 | −1,061 | −223 | 506 | 547 |
| 2015年3月 | 1,640 | −752 | −1,031 | 888 | 407 |
| 2016年3月 | 1,296 | −1,216 | −53 | 80 | 429 |
| 2017年3月 | 1,264 | −1,323 | 31 | −59 | 398 |
| 2018年3月 | 1,526 | −1,454 | −79 | 72 | 383 |
| 2019年3月 | 1,384 | −2,251 | 821 | −867 | 333 |
| 2020年3月 | 1,553 | −1,906 | 596 | −353 | 575 |
| 2021年3月 | 859 | −1,152 | 172 | −293 | 453 |
| 2022年3月 | 856 | −788 | −14 | 68 | 516 |
| 2023年3月 | 954 | −1,544 | 746 | −590 | 685 |
| 2024年3月 | 1,453 | −1,010 | −720 | 443 | 416 |
| 2025年3月 | 1,551 | −1,140 | −252 | 411 | 583 |
| 2026年3月 | 1,277 | −1,750 | 684 | −473 | 796 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は2.9兆円。このうち返さなくてよい自己資本が9,595億円で、自己資本比率は31.2%(業種中央値40.1%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本億円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1.96 | 4,995 | 1.47 | 24.2 |
| 2014年3月 | 2.02 | 5,377 | 1.48 | 25.3 |
| 2015年3月 | 2.00 | 5,796 | 1.42 | 27.5 |
| 2016年3月 | 2.09 | 6,233 | 1.47 | 27.6 |
| 2017年3月 | 2.15 | 6,784 | 1.47 | 29.2 |
| 2018年3月 | 2.27 | 7,542 | 1.51 | 31.0 |
| 2019年3月 | 2.41 | 7,962 | 1.62 | 30.9 |
| 2020年3月 | 2.54 | 8,096 | 1.73 | 29.8 |
| 2021年3月 | 2.48 | 7,533 | 1.72 | 28.4 |
| 2022年3月 | 2.48 | 7,540 | 1.73 | 28.4 |
| 2023年3月 | 2.61 | 7,804 | 1.83 | 28.4 |
| 2024年3月 | 2.65 | 8,308 | 1.82 | 29.8 |
| 2025年3月 | 2.70 | 8,723 | 1.83 | 30.7 |
| 2026年3月 | 2.92 | 9,595 | 1.96 | 31.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
陸運業 56社との比較
同じ陸運業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで56社中17位あたり、逆に低いのは自己資本比率で56社中48位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,648で、1年前と比べて-12.0%。過去52週の値幅のなかでは16%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 10.8倍 |
| PER (会社予想) | 10.4倍 |
| PBR | 0.99倍 |
| 配当利回り | 1.94% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1カ月で3.43%下落し、8月10日には1644.5円まで下落した。8月21日時点で1676.5円と、25日移動平均線(1709.88円)を約2%下回る。75日線(1680.77円)も下回っており、短期的な調整局面。52週高値(2011円)からは17%下の水準で、RSIは29.45と売られすぎだが、反発の兆しは見られる。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERは10.9倍で同業界平均の15.59倍を下回り、予想PERも10.5倍と割安。PBRは1.0倍とほぼ純資産価値で、平均の1.07倍を下回る。ROEは10%と良好で、配当利回りは1.93%と平均の2.33%より低いが、配当性向は35.4%と健全な水準。収益は増加傾向で、割安ながら配当利回りはやや低いが、総合的に見て割安と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 10.8倍 | 15.7倍 |
| PER (予想) | 10.4倍 | — |
| PBR | 0.99倍 | 1.07倍 |
| ROE | 10.0% | 8.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
コロナ禍からの人流回復で鉄道・商業施設の業績は改善し、再開発により収益拡大が続く。強気派は、渋谷スクランブルスクエアや二子玉川などの大規模再開発の進行、オフィス・商業施設の稼働改善、訪日客増加によるインバウンド需要を評価する。弱気派は、テレワーク定着による定期外需要の減少、金利上昇による不動産市況の悪化、開発コストの増加を懸念。鉄道と不動産の好循環が維持できるかが焦点。
- 再開発による価値向上
渋谷などで大規模開発が進行し、沿線の不動産価値と収益が向上する
- 人流回復
通勤・外出需要が回復し、鉄道と商業施設の収益が改善している
- インバウンド需要
訪日外国人の増加で、観光・宿泊需要が高まり収益を押し上げる
- 純利益871億円と3期連続の最高益通年影響中
純利益は871億円と前期797億円から74億円増加し3期連続で拡大
- 売上高10862億円と過去最高を更新通年影響中
売上高は10862億円と前期10550億円から312億円増加
- PBR1.04倍と割安感、下値堅い不定影響中
PBR1.04倍は解散価値に近く、下値リスクが限定的
- 予想PER10.6倍と実績比で改善不定影響弱
予想PER10.6倍は実績10.97倍を下回り、来期増益を織り込む
- テレワークの影響
定期外需要の回復が鈍く、通勤需要の構造的な減少リスクがある
- 金利上昇による不動産減速
金利上昇で不動産投資が冷え込み、開発計画や売却収入に悪影響が出る
- 開発コストの増加
建設費の高騰などで、大規模プロジェクトの投資負担が重くなる
- 営業利益が微減、利益率9.5%に低下通年影響中
営業利益は1032億円と前期から3億円減、利益率は0.31ポイント低下
- 株価は1年で8.87%下落、モメンタム悪化不定影響弱
1年リターンはマイナス8.87%と下落基調が続く
- 配当利回り1.92%は相対的に低い継続影響弱
配当利回り1.92%は他の鉄道株と比較して魅力度が低い
- 外国人保有比率22.92%と高く売り圧力継続影響中
外国人保有は22.92%と高く、リスクオフ時に売りが出やすい
- 鉄道輸送人員
- 主力の鉄道事業の需要動向を直接示す指標
- 不動産セグメントの売上高と利益
- 沿線価値向上と再開発の成果を測る
- 商業施設の入居率と客単価
- 商業事業の稼働状況と消費回復の度合いを確認する
- 訪日外国人客数
- インバウンド需要の影響度を測る
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり32円で、前期から+25.0%。いまの株価に対する利回りは1.94%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 18 | — | 21.5 |
| 2018年3月 | 19 | 5.6 | 26.9 |
| 2019年3月 | 20 | 5.3 | 31.8 |
| 2020年3月 | 23 | 15.0 | 54.1 |
| 2021年3月 | 20 | −13.0 | — |
| 2022年3月 | 15 | −25.0 | 44.1 |
| 2023年3月 | 15 | 0.0 | 75.8 |
| 2024年3月 | 18 | 16.7 | 38.8 |
| 2025年3月 | 24 | 37.1 | 35.5 |
| 2026年3月 | 30 | 25.0 | 35.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥32
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ100,281人。区分でいちばん多いのは金融機関で37.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.8%を占め、残る59.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 47.2 | 47.1 | 48.0 | 44.1 | 40.3 | 37.5 |
| 個人・その他 | 31.4 | 30.8 | 29.5 | 31.2 | 34.7 | 34.8 |
| 外国法人 | 17.3 | 18.1 | 18.3 | 20.1 | 20.5 | 22.9 |
| 自己株式 | 3.2 | 3.2 | 1.3 | 3.9 | 7.4 | 8.3 |
| 事業法人 | 3.2 | 3.1 | 3.3 | 3.5 | 3.5 | 3.3 |
| 証券会社 | 0.9 | 0.8 | 0.9 | 1.2 | 1.1 | 1.5 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 11.98 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 3.66 |
| 03 | 日本生命保険相互会社 | 3.13 |
| 04 | 第一生命保険株式会社 | 2.64 |
| 05 | 三井住友信託銀行株式会社 | 2.51 |
| 06 | 株式会社みずほ銀行 | 1.59 |
| 07 | 太陽生命保険株式会社 | 1.45 |
| 08 | 東急グループ従業員持株会 | 1.18 |
| 09 | 野村信託銀行株式会社(退職給付信託三菱UFJ銀行口) | 1.14 |
| 10 | JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.12 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-07野村證券株式会社新規の大量保有報告5.67%+0.25pt
- 2026-06-05ブラックロック・ジャパン株式会社新規の大量保有報告1.60%-0.42pt
- 2026-05-22株式会社みずほ銀行新規の大量保有報告1.58%+0.01pt
- 2026-05-22野村證券株式会社新規の大量保有報告1.43%+0.08pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+343%、1株純資産は14期で+322%。直近期のROEは10.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 34 | 379 | 9.5 | 20.7 | 30.1 |
| 2014年3月 | 45 | 407 | 11.4 | 14.0 | 31.7 |
| 2015年3月 | 33 | 443 | 7.7 | 22.6 | 33.3 |
| 2016年3月 | 45 | 470 | 9.8 | 21.0 | 34.0 |
| 2017年3月 | 110 | 1,035 | 11.2 | 14.3 | 21.5 |
| 2018年3月 | 115 | 1,158 | 10.5 | 14.4 | 26.9 |
| 2019年3月 | 95 | 1,226 | 8.0 | 20.3 | 31.8 |
| 2020年3月 | 70 | 1,253 | 5.6 | 24.3 | 54.1 |
| 2021年3月 | −93 | 1,164 | −7.7 | — | — |
| 2022年3月 | 15 | 1,169 | 1.3 | 109.2 | 44.1 |
| 2023年3月 | 43 | 1,207 | 3.6 | 41.0 | 75.8 |
| 2024年3月 | 106 | 1,319 | 8.3 | 17.4 | 38.8 |
| 2025年3月 | 135 | 1,441 | 9.8 | 12.5 | 35.5 |
| 2026年3月 | 152 | 1,602 | 10.0 | 12.2 | 35.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額468百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 野本弘文 | 代表取締役会長 | 78 | 16,045,000 |
| 堀江正博 | 代表取締役社長 社長執行役員 | 64 | 1,225,000 |
| 藤原裕久 | 取締役 専務執行役員 | 65 | 723,000 |
| 髙橋俊之 | 取締役 専務執行役員 | 67 | 2,023,000 |
| 福田誠一 | 取締役 | 62 | 102,000 |
| 島田邦雄 | 取締役 | 67 | 3,000 |
| 宮崎緑 | 取締役 | 68 | 1,000 |
| 清水博 | 取締役 | 65 | — |
| 杉山涼子 | 取締役 | 71 | — |
| 中本智 | 常勤監査役 | 59 | — |
| 秋元直久 | 常勤監査役 | 69 | 24,000 |
| 渡辺一 | 監査役 | 67 | — |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 稲垣精二 | 監査役 | 63 |
| 松本拓生 | — | 53 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 11 | 213 | 84 | 26 | 325 | 30 |
| 監査役 | 4 | 78 | — | — | 78 | 20 |
| 社外取締役 | 5 | 44 | — | — | 44 | 9 |
| 社外監査役 | 2 | 21 | — | — | 21 | 11 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,278字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,797字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,148字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)10,187字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第157期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-23
- 半期報告書半期報告書-第157期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第156期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-27
- 半期報告書半期報告書-第156期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第155期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第155期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第155期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-08
- 四半期報告書四半期報告書-第155期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第154期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第154期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第154期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第154期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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