概要
阪急阪神ホールディングスは、阪急電鉄と阪神電気鉄道を中核とする純粋持株会社である。関西圏で鉄道・バス事業に加え、不動産開発(阪急阪神不動産)、百貨店(エイチ・ツー・オー リテイリングを持分法適用関連会社とする)、エンタテインメント(阪神タイガース、宝塚歌劇団)、旅行(阪急交通社)、国際輸送(阪急阪神エクスプレス)など多角的に展開する。2026年3月期の連結営業収益は1兆2,035億円、従業員数は23,867人。本社は大阪府池田市、本社事務所は大阪市北区。
6つの事業セグメントで構成されるグループ
当社グループは都市交通、不動産、エンタテインメント、情報・通信、旅行、国際輸送の6つを報告セグメントとする。都市交通事業では阪急電鉄・阪神電気鉄道・能勢電鉄等による鉄道、阪急バス・阪神バス等による自動車、駅構内流通(エキ・リテール・サービス阪急阪神)、車両製造(アルナ車両)を手がける。不動産事業は賃貸オフィス・商業施設、分譲マンション・戸建て、ホテル運営(阪急阪神ホテルズ)が柱。エンタテインメント事業は阪神タイガースのプロ野球運営と宝塚歌劇団のステージ事業が中核。情報・通信事業はアイテック阪急阪神等がシステム開発・ケーブルテレビを提供し、旅行事業は阪急交通社が国内海外旅行を扱う。国際輸送事業は阪急阪神エクスプレスがグローバルなフォワーディング・ロジスティクスサービスを提供する。
不動産とエンタメが収益を牽引した2026年3月期
2026年3月期の連結営業収益は1兆2,035億円(前期比8.7%増)、営業利益1,271億円(同14.7%増)、親会社株主帰属当期純利益785億円(同16.5%増)といずれも過去最高を記録した。牽引役は不動産事業のマンション分譲収入の大幅伸長、都市交通事業・ホテル事業における大阪・関西万博開催需要の取り込み、阪神タイガースのリーグ優勝によるスポーツ事業の好調である。営業利益構成比が高いのは不動産事業であり、賃貸事業等と住宅事業が安定的な収益源となっている。一方、都市交通事業は鉄道・バスの輸送人員増加で増収だが、人件費・維持費の増加で営業利益の伸びは0.5%にとどまった。
関西圏を核に海外にも広がる事業領域
鉄道路線は阪急電鉄143.6キロ、阪神電気鉄道48.9キロを中心に関西圏に展開。阪急は大阪梅田~神戸三宮・京都河原町・宝塚・北千里、阪神は大阪梅田~神戸三宮・甲子園を結ぶ。バス事業も阪急バス・阪神バスが関西一円で路線を運行する。不動産事業では国内の賃貸・分譲に加え、インドネシアにPT CPM ASSETS INDONESIAを通じて海外不動産事業を持つ。国際輸送事業は北米・欧州・アジア・東南アジアに現地法人(HHE(USA) INC.、HHE(DEUTSCHLAND) GMBH、HHE(HK) LTD.、HHE SOUTHEAST ASIA PTE. LTD.)を配置し、グローバルな物流ネットワークを構築している。百貨店事業はエイチ・ツー・オー リテイリングを持分法適用関連会社とし、阪急百貨店・阪神百貨店をグループ外で運営する。
純粋持株会社の下に5つの中核子会社
2005年4月の持株会社移行を経て、当社はグループ経営機能を担う純粋持株会社として、阪急電鉄、阪神電気鉄道、阪急阪神不動産、阪急交通社、阪急阪神エクスプレスの5社を中核子会社に据える。各中核会社がそれぞれの事業セグメントを統括し、グループ全体の有機的成長を図る。子会社には能勢電鉄、北大阪急行電鉄、神戸高速鉄道、阪急バス、阪神バス、アルナ車両、阪急阪神ビルマネジメント、阪急阪神ホテルズ、阪神タイガース、宝塚クリエイティブアーツ、アイテック阪急阪神、阪急阪神エクスプレス、ハンシン建設、阪急阪神カード等が含まれる。持分法適用関連会社にはエイチ・ツー・オー リテイリング、神戸電鉄、東宝などがある。
業界の中での役割は都市交通(鉄道・バス)を中核とする総合サービス企業グループにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01都市交通事業主力
阪急電鉄・阪神電気鉄道・能勢電鉄等による鉄道事業、阪急バス・阪神バス等による自動車事業、駅構内の流通事業(エキ・リテール・サービス阪急阪神)、車両製造(アルナ車両)・設計コンサル・駅ビル運営等のその他事業を展開。
- 鉄道運送
- 阪急電鉄・阪神電鉄等による路線旅客鉄道運送。
- バス運送
- 路線バス・観光バス・タクシー事業。
- 駅構内流通
- 駅ナカ商業施設の運営。
- 鉄道車両製造
- アルナ車両による鉄道車両の製造・改造。
02不動産事業主力
賃貸事業等(阪急阪神不動産等によるオフィス・商業施設の賃貸、ビルマネジメント、クリーンサービス、リート運用)、住宅事業(分譲マンション・戸建ての開発販売、リフォーム等)、海外不動産事業、ホテル事業(㈱阪急阪神ホテルズ等)を展開。
- 賃貸オフィス・商業施設
- 自社所有物件の賃貸。
- 分譲住宅
- マンション・戸建ての企画・分譲。
- ホテル運営
- 阪急阪神ホテルズ等によるホテル経営。
03エンタテインメント事業準主力
スポーツ事業(阪神タイガースの運営、阪神コンテンツリンクによる関連商品販売等)、ステージ事業(宝塚歌劇団の運営、梅田芸術劇場等の劇場運営、関連グッズ製造販売)。
- プロ野球球団運営
- 阪神タイガースの運営。
- 宝塚歌劇
- 宝塚歌劇団の公演運営と関連グッズ販売。
04情報・通信事業副次
アイテック阪急阪神、ユミルリンク、㈱ベイ・コミュニケーションズが、システム開発・ネットワークサービス・ケーブルテレビ等の情報通信サービスを提供。
05旅行事業副次
㈱阪急交通社が国内・海外旅行の企画・販売(主催旅行・手配旅行)を行う。
06国際輸送事業副次
㈱阪急阪神エクスプレス等が国際航空・海上貨物輸送、フォワーディング、ロジスティクスサービスをグローバルに提供。
07その他事業その他
建設・環境事業(ハンシン建設、中央電設、阪神園芸)、広告代理・制作事業(阪急阪神マーケティングソリューションズ)、人事・経理代行(阪急阪神ビジネスアソシエイト)、グループカード事業(阪急阪神カード)、グループ金融業(阪急阪神フィナンシャルサポート)等を展開。
製品と技術
阪急電鉄・阪神電鉄の都市間鉄道と座席指定サービス
鉄道事業は阪急電鉄が143.6キロ、阪神電気鉄道が48.9キロの路線を運営する。阪急は大阪梅田から神戸三宮・京都河原町・宝塚・北千里へ、阪神は大阪梅田から神戸三宮・甲子園へ至る。2025年8月、阪急電鉄は座席指定サービス「PRiVACE(プライベース)」の運行本数を約1.5倍に拡大し、有料座席サービスによる収入増を図った。阪神電気鉄道も2027年春の導入を目指して新型車両の製造を進める。また、阪急箕面線ではワンマン運転を開始し、省力化を推進。阪神甲子園駅などでは可動式ホーム柵の整備をバリアフリー料金制度を活用して進めている。
アルナ車両による鉄道車両製造と設計コンサル
都市交通事業のその他事業として、アルナ車両が鉄道車両の製造・改造を手がける。同社は阪急・阪神向けの車両をはじめ、他社向けの車両も生産している。阪急設計コンサルタントは鉄道・土木・建築の設計コンサルティングを提供し、グループ内外のプロジェクトを支える。阪神ステーションネットは駅ビル運営を通じて、駅周辺の商業活性化に寄与する。これらの子会社は鉄道運行のバックヤードを担い、グループの垂直統合を支えている。
阪急阪神不動産による賃貸・分譲・ホテルの一体開発
不動産事業の中核は阪急阪神不動産である。賃貸事業等では自社所有のオフィスビルや商業施設(NU茶屋町、ロサヴィア等)の運営、ビルマネジメント、リート運用(阪急阪神リート投信)を行う。住宅事業では分譲マンション・戸建ての開発販売に加え、リフォームサービス(阪急阪神ハウジングサポート)を提供。ホテル事業は阪急阪神ホテルズが運営する都市型ホテル・リゾートホテルが中心。海外ではインドネシアにPT CPM ASSETS INDONESIAを通じた不動産事業を展開する。2026年3月期にはマンション分譲収入が大幅に伸び、セグメント利益を押し上げた。
阪神タイガースと宝塚歌劇が生むエンタメ価値
エンタテインメント事業はスポーツとステージの2本柱。スポーツ事業では阪神電気鉄道が阪神タイガースを運営し、2025年のリーグ優勝により関連グッズ販売(阪神コンテンツリンク)が好調だった。プロ野球人気は鉄道・不動産への集客効果も生む。ステージ事業は阪急電鉄が宝塚歌劇団を運営し、宝塚大劇場・東京宝塚劇場で公演を実施。梅田芸術劇場の運営や関連グッズ製造販売(宝塚クリエイティブアーツ)も含む。宝塚歌劇は100年以上の歴史を持つ独自の文化コンテンツであり、グループのブランド力向上に貢献している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
陸運業のなかでの位置
エンタメ・不動産軸に安定成長
阪急阪神ホールディングスは関西圏を地盤に鉄道・不動産・エンターテインメント事業を展開。2025/3期の営業利益率10.02%と同業の東急と同水準だが、東急が東京郊外の路線網に強みを持つ一方、阪急阪神は阪急電鉄沿線の高級住宅地開発や、阪神タイガース・宝塚歌劇といったブランド資産を抱える。2026/3期予想営業利益率10.56%と微増傾向。データからは、安定的な収益基盤とエンタメによる差別化が確認できる。
強み
- 宝塚歌劇・阪神タイガースなど、唯一無二のコンテンツで集客力。
- 阪急電鉄沿線で高級住宅地・商業施設を開発、資産価値を向上。
- 関西圏の通勤・通学需要を背景に、安定的な鉄道収益を確保。
- 鉄道・不動産・エンタメの3本柱で、収益の変動を平準化。
課題
- 収益の大部分が関西圏に依存し、地域経済の変動に左右されやすい。
- 沿線人口減少で将来的な鉄道需要減・不動産需要減が懸念。
- プロ野球・歌劇の収益はチーム成績や流行に左右され、変動が大きい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
物流・運輸の時価総額近傍。太字が阪急阪神ホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9107川崎汽船 | 2.1兆円 | 15.9倍 |
| 2 | 9202ANAホールディングス | 1.4兆円 | 9.2倍 |
| 3 | 9021西日本旅客鉄道 | 1.4兆円 | 10.8倍 |
| 4 | 9147NIPPON EXPRESSホールディングス | 1.4兆円 | 71.6倍 |
| 5 | 9201日本航空 | 1.3兆円 | 9.5倍 |
| 6 | 9042阪急阪神ホールディングス | 1.2兆円 | 14.1倍 |
| 7 | 9024西武ホールディングス | 1.1兆円 | 22.8倍 |
| 8 | 9005東急 | 1.0兆円 | 10.8倍 |
| 9 | 9143SGホールディングス | 9,427億円 | 15.0倍 |
| 10 | 4732ユー・エス・エス | 9,395億円 | 22.4倍 |
| 11 | 9023東京地下鉄 | 8,625億円 | 14.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。
会社の歴史
沿革 39件
箕面有馬電気軌道として創業した1907年
当社の前身は1907年10月、資本金550万円で設立された箕面有馬電気軌道である。1910年3月に宝塚線(現在の阪急宝塚本線)と箕面線の営業を開始した。創業当初から宅地経営に着手し、同年6月には池田駅前室町住宅地の分譲を開始、鉄道と沿線開発を一体で進めるビジネスモデルの原型をつくった。1911年5月には宝塚新温泉(後の宝塚ファミリーランド)を開業し、沿線にレジャー施設を設けることで乗客誘致を図った。
阪神急行電鉄への社名変更と神戸線開通
1918年2月、社名を阪神急行電鉄に変更。1920年7月に大阪梅田~神戸上筒井間の神戸線と伊丹線が営業を開始し、阪神間の主要ルートを確保した。その後、1921年9月に今津線(西宮北口~宝塚間)、1924年10月に甲陽線、1926年12月に今津線(西宮北口~今津間)を開業し、沿線ネットワークを拡大した。1929年3月には梅田阪急ビル第1期工事が竣工し、翌月には阪急百貨店を開業して百貨店事業に進出した。駅直結の商業施設による集客と収益多角化の先駆けとなった。
京阪合併と戦後の分離を経た再編
1943年10月、京阪電気鉄道を合併し、社名を京阪神急行電鉄に変更。戦時統合の一環であり、京阪の路線網を一時的に傘下に収めた。戦後の1947年4月、百貨店部門を分離して阪急百貨店を設立し、小売事業を独立させた。1949年5月に東京証券取引所に上場。同年12月には京阪電気鉄道を新たに設立して営業の一部を譲渡し、京阪の分離が完了した。この一連の再編で、鉄道と百貨店が別会社となり、現在のグループ構造の基礎が形作られた。
高度成長期の延伸と相互直通運転
1959年2月、大阪梅田~十三間の三複線が開通し、輸送力増強を図った。1963年6月には京都地下延長線(大宮~京都河原町間)が開業し、京都市中心部への乗り入れを実現。1967年3月には北千里延長線が開通し、千里ニュータウンへのアクセスを提供した。1968年4月には神戸高速鉄道の開通により阪急・山陽電鉄相互直通運転を開始、1973年4月に社名を阪急電鉄に変更した。1973年11月には大阪梅田駅の移転拡張工事が完了し、ターミナル機能を強化した。
阪神淡路大震災からの復旧と新たな舞台
1995年1月の阪神・淡路大震災で、神戸本線をはじめとする路線が甚大な被害を受け、営業を一部休止した。復旧作業を経て早期の運行再開を果たしたが、震災は鉄道インフラの耐震強化の契機となった。1994年7月には新宝塚大劇場が竣工しており、2001年1月には新東京宝塚劇場が開場するなど、宝塚歌劇の拠点整備も並行して進めた。2002年12月に阪急西宮スタジアムが営業終了、2003年4月に宝塚ファミリーランドが閉園となり、エンタメ事業の再編も行われた。
持株会社移行と阪神電気鉄道との経営統合
2005年4月、会社分割により鉄道事業その他すべての営業を阪急電鉄分割準備(新阪急電鉄)に移管し、純粋持株会社阪急ホールディングスに移行した。2006年10月、株式交換により阪神電気鉄道と経営統合し、商号を阪急阪神ホールディングスに変更。これにより、阪急・阪神両グループの鉄道、不動産、エンタメ等の事業が統合され、関西最大級の生活インフラグループが誕生した。統合後も阪急電鉄・阪神電気鉄道はそれぞれ別会社として存続し、グループの中核子会社として機能している。
プライム市場移行と長期経営構想の策定
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行した。2025年3月には「長期経営構想」を公表し、未来のありたい姿の実現に向けた中長期戦略を打ち出した。同構想では、都市交通・不動産・エンタメを核にしたグループシナジーの深化、サステナビリティ経営の推進、資本効率の向上を掲げている。2026年3月期には大阪・関西万博の開催需要や阪神タイガース優勝効果もあり、収益は過去最高を記録した。
年表39件を開く
1900年代
- 1907年10月当社の前身、箕面有馬電気軌道㈱を設立(資本金550万円)
1910年代
- 1910年3月宝塚線と箕面線営業開始
- 1910年6月池田駅前室町住宅地の分譲を開始し、住宅経営に着手
- 1911年5月宝塚新温泉(宝塚ファミリーランドの前身)開業
- 1918年2月商号変更阪神急行電鉄㈱に社名変更
1920年代
- 1920年7月神戸線(大阪梅田~神戸上筒井間)と伊丹線営業開始
- 1921年9月今津線(西宮北口~宝塚間)営業開始
- 1924年10月甲陽線営業開始
- 1926年12月今津線(西宮北口~今津間)営業開始
- 1929年3月梅田阪急ビル第1期工事竣工、翌月阪急百貨店開業
1930年代
- 1936年4月神戸市内高架線完成、大阪梅田~神戸三宮間で営業開始
- 1937年5月西宮球場開場
1940年代
- 1943年10月M&A京阪電気鉄道㈱を合併し、京阪神急行電鉄㈱に社名変更
- 1947年4月百貨店部門とこれに付帯する事業を分離し、㈱阪急百貨店を設立
- 1949年5月上場東京証券取引所に上場
- 1949年12月京阪電気鉄道㈱を新たに設立し、これに営業の一部を譲渡
1950年代
- 1959年2月大阪梅田~十三間複線増設工事竣工による三複線開通
1960年代
- 1963年6月京都地下延長線(大宮~京都河原町間)営業開始
- 1963年8月南千里延長線(千里山~南千里間)営業開始
- 1967年3月北千里延長線(南千里~北千里間)営業開始
- 1968年4月神戸高速鉄道開通、阪急・山陽電鉄相互直通運転開始
- 1969年11月阪急三番街開業
- 1969年12月阪急・大阪市営地下鉄堺筋線相互直通運転開始
1970年代
- 1973年4月商号変更阪急電鉄㈱に社名変更
- 1973年11月大阪梅田駅移転拡張工事竣工(1966年2月起工)
- 1977年8月阪急グランドビル開業
1980年代
- 1987年4月鉄道事業法の施行に伴い、第1種鉄道事業としての営業開始
- 1988年4月第2種鉄道事業として、神戸高速線(神戸三宮~西代間)営業開始
1990年代
- 1994年7月新宝塚大劇場竣工
- 1995年1月阪神・淡路大震災により甚大な被害を蒙り、神戸本線をはじめとして営業を一部休止
2000年代
- 2001年1月新東京宝塚劇場開場
- 2001年11月M&A㈱第一ホテルを完全子会社化
- 2002年4月M&A株式交換により、阪急不動産㈱を完全子会社化
- 2002年12月阪急西宮スタジアム営業終了
- 2003年4月宝塚ファミリーランド営業終了
- 2004年4月M&A株式交換により、㈱新阪急ホテルを完全子会社化
- 2005年4月商号変更会社分割により、鉄道事業その他のすべての営業を阪急電鉄分割準備㈱に移転し、純粋持株会社体制に移行するとともに、商号を阪急ホールディングス㈱に変更(同時に阪急電鉄分割準備㈱は商号を阪急電鉄㈱に変更)
- 2006年10月M&A株式交換により、阪神電気鉄道㈱と経営統合し、両社グループ共同の純粋持株会社として商号を阪急阪神ホールディングス㈱に変更
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- ROE早期(持続的達成)まで8%
- 事業利益2030年度まで1,600億円
- 温室効果ガス排出量削減率(2019年度比)2035年度まで△60%
- 温室効果ガス排出量実質ゼロ2050年度まで実質ゼロ
- 総還元性向(6年累計)2030年度末まで50%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
長期経営構想の策定と推進
2040年頃のありたい姿に向けて、事業・財務・人材の各戦略を策定。事業戦略では「圧倒的No.1の沿線の実現」「コンテンツの魅力の最大化と新コンテンツの開拓」「エリアを超えた展開(首都圏・海外)」「ビジネスソリューションへの注力」の4方向に資源配分し、既存フィールドの深耕と新フィールドへの挑戦を続ける。財務戦略ではバランスシートをコントロールしつつ投資効果を最大化、人材戦略では多様な人材確保・育成と環境整備を進める。
- 02
サステナビリティ経営の推進
「サステナビリティ宣言」に基づき、安全・安心、豊かなまちづくり、未来への暮らし提案、一人ひとりの活躍、環境保全、ガバナンスの6つの重要テーマに取り組む。TCFD、TNFDに賛同し、気候変動・自然資本に関する情報開示を進め、温室効果ガス削減目標(2050年度実質ゼロ、2035年度△60%)を掲げる。
- 03
株主還元方針の見直し
2025年度以降の配当方針を改定。2025~2030年度の6年間累計で総還元性向50%以上とし、年間配当金下限1株当たり100円の安定配当に加え、キャッシュフローや株価動向を勘案した機動的な自己株式取得を行う。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で23,867人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は920万円で、9期前と比べて+4.9%。平均年齢は42.4歳、平均勤続年数は17.5年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 21,860 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 22,152 | — |
| 2019年3月 | 877 | 41.3 | 18.2 | 22,654 | — |
| 2020年3月 | 880 | 41.8 | 18.5 | 22,800 | — |
| 2021年3月 | 864 | 42.7 | 19.2 | 23,192 | — |
| 2022年3月 | 819 | 42.9 | 19.4 | 22,869 | — |
| 2023年3月 | 829 | 43.1 | 19.3 | 22,527 | — |
| 2024年3月 | 871 | 43.3 | 19.1 | 22,811 | — |
| 2025年3月 | 900 | 42.9 | 18.3 | 23,033 | 481 |
| 2026年3月 | 920 | 42.4 | 17.5 | 23,867 | 533 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社45社(国内 43 / 海外 2、うち連結子会社 40) を有報から抽出しています。
- 国内阪急電鉄㈱ ※1,4大阪市 北区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内阪神電気鉄道㈱ ※1大阪市 福島区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内阪急阪神不動産㈱ ※1,4大阪市 北区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱阪急交通社 ※4大阪市 北区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱阪急阪神エクスプレス大阪市 北区 · 連結子会社議決権66.0%
- 国内能勢電鉄㈱兵庫県 川西市 · 連結子会社議決権98.5%
- 国内北大阪急行電鉄㈱大阪府 豊中市 · 連結子会社議決権54.0%
- 国内神戸高速鉄道㈱神戸市 中央区 · 連結子会社議決権51.7%
- 国内阪急バス㈱大阪府 豊中市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内阪神バス㈱兵庫県 尼崎市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内阪急観光バス㈱大阪府 豊中市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内阪急タクシー㈱大阪府 池田市 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社33社を開く
- 阪神タクシー㈱兵庫県 西宮市100%
- ㈱エキ・リテール・サービス 阪急阪神大阪市 北区100%
- アルナ車両㈱大阪府 摂津市100%
- 阪急設計コンサルタント㈱大阪市 北区100%
- ㈱阪神ステーションネット大阪市 福島区100%
- 阪急阪神ビルマネジメント㈱大阪市 北区100%
- 阪急阪神クリーンサービス㈱大阪市 北区100%
- 阪急阪神リート投信㈱大阪市 北区100%
- ㈱阪急阪神ハウジングサポート大阪市 北区100%
- PT CPM ASSETS INDONESIA ※1インドネシア71%
- ㈱阪急阪神ホテルズ大阪市 北区100%
- ㈱阪神ホテルシステムズ大阪市 北区100%
- ㈱有馬ビューホテル神戸市 北区88%
- ㈱阪神タイガース兵庫県 西宮市100%
- ㈱阪神コンテンツリンク大阪市 福島区100%
- ㈱宝塚クリエイティブアーツ兵庫県 宝塚市100%
- ㈱梅田芸術劇場大阪市 北区100%
- アイテック阪急阪神㈱大阪市 福島区56%
- ユミルリンク㈱ ※2東京都 渋谷区52%
- ㈱ベイ・コミュニケーションズ ※3大阪市 福島区45%
- ㈱阪急阪神ロジパートナーズ大阪市 住之江区100%
- ㈱ハンシン建設大阪市 北区100%
- 中央電設㈱大阪市 福島区100%
- 阪神園芸㈱兵庫県 西宮市100%
- 阪急阪神マーケティング ソリューションズ㈱大阪市 北区51%
- ㈱阪急阪神ビジネス アソシエイト ※1大阪市 北区100%
- ㈱阪急阪神カード大阪市 北区100%
- ㈱阪急阪神フィナンシャル サポート大阪市 北区100%
- エイチ・ツー・オー リテイリング㈱ ※2大阪市 北区13%
- 西大阪高速鉄道㈱大阪市 福島区35%
- 神戸電鉄㈱ ※2神戸市 兵庫区1%
- 東宝㈱ ※2東京都 千代田区9%
- PT Duta Cakra Pesonaインドネシア40%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1.2兆円、営業利益は1,271億円。前期と比べると増収増益で、売上が+8.7%、利益が+14.6%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1.3兆円 | 1.2兆円 |
| 営業利益 | 1,217億円 | 1,271億円 |
| 純利益 | 790億円 | 785億円 |
| 1株あたり配当 | ¥100 | ¥100 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は3,390億円、営業利益は495億円。
| 対象期間 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年4Q | 0.76 | — | — | 91 |
| 2019年4Q | 0.79 | — | — | 67 |
| 2020年4Q | 0.76 | — | — | −41 |
| 2021年4Q | 0.57 | — | — | −198 |
| 2022年4Q | 0.75 | — | — | 26 |
| 2023年4Q | 0.97 | — | — | −41 |
| 2024年4Q | 1.00 | — | — | 50 |
| 2025年4Q | 1.11 | 441 | 4.0 | 165 |
| 2026年4Q | 1.20 | 430 | 3.6 | 246 |
| 2027年1Q | 0.34 | 495 | 14.6 | 368 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は6,824億円から1.2兆円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は10.6%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 0.68 | — | 749 | — | 397 |
| 2014年3月 | 0.68 | — | 812 | — | 464 |
| 2015年3月 | 0.69 | — | 856 | — | 542 |
| 2016年3月 | 0.75 | — | 1,045 | — | 700 |
| 2017年3月 | 0.74 | — | 1,006 | — | 713 |
| 2018年3月 | 0.76 | — | 1,038 | — | 664 |
| 2019年3月 | 0.79 | — | 1,105 | — | 655 |
| 2020年3月 | 0.76 | — | 888 | — | 549 |
| 2021年3月 | 0.57 | — | −76 | — | −367 |
| 2022年3月 | 0.75 | — | 385 | — | 214 |
| 2023年3月 | 0.97 | — | 884 | — | 470 |
| 2024年3月 | 1.00 | — | 1,094 | — | 678 |
| 2025年3月 | 1.11 | 1,109 | 1,112 | 10.0 | 674 |
| 2026年3月 | 1.20 | 1,271 | 1,245 | 10.6 | 785 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1.2兆円のうち、営業利益として残るのは1,271億円で10.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は785億円、売上の6.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.2%を上回る水準。
- 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金86.1%1.0兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金3.3%396億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.6%1,271億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが517億円、投資CFが−1,631億円で、差し引きのフリーCFは−1,114億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は696億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1,277 | −589 | −692 | 688 | 256 |
| 2014年3月 | 1,470 | −455 | −1,051 | 1,015 | 245 |
| 2015年3月 | 1,319 | −525 | −817 | 794 | 235 |
| 2016年3月 | 1,248 | −788 | −473 | 460 | 224 |
| 2017年3月 | 1,156 | −848 | −306 | 308 | 225 |
| 2018年3月 | 1,358 | −884 | −432 | 474 | 275 |
| 2019年3月 | 1,260 | −1,162 | −112 | 98 | 276 |
| 2020年3月 | 1,231 | −1,285 | 10 | −54 | 235 |
| 2021年3月 | −325 | −1,022 | 1,346 | −1,347 | 252 |
| 2022年3月 | 818 | −964 | 151 | −146 | 294 |
| 2023年3月 | 1,321 | −1,132 | −90 | 189 | 414 |
| 2024年3月 | 1,235 | −1,413 | 285 | −178 | 538 |
| 2025年3月 | 874 | −1,676 | 795 | −802 | 560 |
| 2026年3月 | 517 | −1,631 | 1,227 | −1,114 | 696 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は3.5兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1.2兆円で、自己資本比率は31.2%(業種中央値40.1%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本兆円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2.28 | 0.57 | 1.71 | 24.5 |
| 2014年3月 | 2.29 | 0.62 | 1.67 | 26.3 |
| 2015年3月 | 2.28 | 0.68 | 1.60 | 29.1 |
| 2016年3月 | 2.28 | 0.72 | 1.56 | 31.0 |
| 2017年3月 | 2.35 | 0.80 | 1.55 | 33.5 |
| 2018年3月 | 2.40 | 0.87 | 1.54 | 34.8 |
| 2019年3月 | 2.47 | 0.92 | 1.55 | 35.9 |
| 2020年3月 | 2.49 | 0.94 | 1.55 | 36.4 |
| 2021年3月 | 2.62 | 0.91 | 1.71 | 33.1 |
| 2022年3月 | 2.72 | 0.92 | 1.81 | 32.0 |
| 2023年3月 | 2.87 | 0.98 | 1.88 | 31.6 |
| 2024年3月 | 3.05 | 1.07 | 1.98 | 32.1 |
| 2025年3月 | 3.28 | 1.13 | 2.15 | 31.5 |
| 2026年3月 | 3.54 | 1.20 | 2.34 | 31.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
陸運業 56社との比較
同じ陸運業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で56社中12位あたり、逆に低いのは自己資本比率で56社中48位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥4,648で、1年前と比べて+6.9%。過去52週の値幅のなかでは61%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 14.1倍 |
| PER (会社予想) | 13.7倍 |
| PBR | 0.98倍 |
| 配当利回り | 2.15% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月下旬に4900円台から5111円まで上昇しましたが、その後急落し、8月4日には4509円まで下落しました。その後は回復し、8月21日には4720円で取引を終えています。25日線(4694円)付近で推移し、上値は重い展開です。52週高値(5183円)から約9%下の水準、年初来で8.4%上昇と緩やかです。RSI50.4と中立圏で、方向感は乏しいです。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)。
PERは14.3倍で同業界平均の15.72倍を下回り、予想PER13.9倍とほぼ同水準。PBRは0.99倍で平均1.08倍を下回り、1倍を割り込む。ROE7.3%は安定的で、配当利回り2.12%は平均2.31%をやや下回るが、配当性向49.3%と健全。業界平均と比較して株価は妥当な水準にあり、大きな割安感や割高感はなくほぼ妥当と評価。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 14.1倍 | 15.7倍 |
| PER (予想) | 13.7倍 | — |
| PBR | 0.98倍 | 1.07倍 |
| ROE | 7.3% | 8.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
同社は鉄道・不動産・商業の相乗効果で収益を伸ばす一方、新型コロナ後の人流回復が続く中で、関西経済の活性やインバウンド需要が追い風。強気派は、都心再開発や(大阪・関西万博)の開催で沿線価値が上がるとし、非鉄道事業の収益拡大に期待。弱気派は、人口減少やリモートワーク定着で鉄道需要が頭打ちになる可能性、百貨店など小売の競争激化、金利上昇による不動産開発コスト増を懸念する。
- 都市開発の進展
梅田や神戸での駅ビル再開発が進み、収益源が多様化。鉄道・不動産・商業の連携強化。
- インバウンド需要
訪日外国人観光客の増加で、百貨店やホテル、鉄道の利用増が期待。関西は人気エリア。
- 万博特需
2025年大阪・関西万博で輸送需要が高まり、グループ全体の売上拡大につながる。
- 2026/3期は営業利益1,271億円、増益計画決算発表後影響中
売上高1兆2,035億円、営業利益1,271億円、純利益785億円。前期比で営業利益162億円増。
- 営業利益率10.56%と10%超を維持通年影響中
営業利益率は10.02%から10.56%へ改善。売上高1兆2,035億円での高収益構造。
- PBR0.9663倍と1倍割れ、修正余地継続影響弱
PBRは0.9663倍。純資産に対して株価が約3%低く、1倍回復が意識される。
- 配当利回り2.17%、株主への還元通年影響弱
配当利回り2.17%。安定配当を支える営業利益1,271億円の計画。
- 鉄道需要の減少
人口減少やリモートワークの定着で、通勤客数が低迷する懸念。
- 百貨店事業の競争
EC化や外資系ブランドの競争で百貨店の売上が伸び悩む。
- 金利上昇の影響
不動産開発の借入コストが上昇し、収益圧迫となる。
- ROE7.3%と低く資本効率の課題継続影響中
ROE7.3%はPBR1倍割れを脱却する水準ではなく、改善がなければ低評価が続く。
- 売上高成長率は前期11.0%→8.7%へ減速通年影響中
売上高は1兆1,069億円→1兆2,035億円で+8.7%。前期の+11.0%から減速。
- 外国人保有26.27%、売り圧力懸念不定影響弱
外国人所有比率26.27%と高い。リスクオフ時は売りに転じやすく株価下落要因。
- 純利益785億円、前期比+111億円に留まる2026年Q2影響弱
純利益は674億円→785億円と111億円増。増益率16.5%は売上高成長8.7%と比べ一過性の可能性。
- 鉄道輸送人員
- 通勤・観光需要の動向を直接反映する主要KPI。
- 百貨店売上高
- 消費動向とインバウンド需要の影響を測る。
- 不動産賃貸収入
- 都市開発の成果と安定収入の創出を確認。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり100円で、前期から+66.7%。いまの株価に対する利回りは2.15%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 35 | — | 19.7 |
| 2018年3月 | 40 | 14.3 | 24.2 |
| 2019年3月 | 40 | 0.0 | 24.2 |
| 2020年3月 | 50 | 25.0 | 28.2 |
| 2021年3月 | 50 | 0.0 | 130.2 |
| 2022年3月 | 50 | 0.0 | 495.5 |
| 2023年3月 | 50 | 0.0 | 76.8 |
| 2024年3月 | 55 | 10.0 | 19.1 |
| 2025年3月 | 60 | 9.1 | 26.6 |
| 2026年3月 | 100 | 66.7 | 49.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥100
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ82,524人。区分でいちばん多いのは個人・その他で40.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.6%を占め、残る69.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 42.1 | 42.2 | 41.2 | 40.4 | 40.9 | 40.9 |
| 外国法人 | 19.7 | 20.5 | 21.7 | 24.8 | 24.3 | 26.3 |
| 金融機関 | 28.9 | 28.4 | 28.1 | 25.9 | 25.6 | 22.6 |
| 事業法人 | 8.2 | 7.7 | 7.7 | 7.5 | 7.2 | 8.0 |
| 自己株式 | 4.6 | 4.6 | 4.6 | 4.8 | 5.0 | 5.0 |
| 証券会社 | 1.1 | 1.2 | 1.2 | 1.4 | 2.0 | 2.3 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 13.54 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 3.71 |
| 03 | エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社 | 1.67 |
| 04 | 日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 1.45 |
| 05 | JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.34 |
| 06 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.21 |
| 07 | JPモルガン証券株式会社 | 1.20 |
| 08 | 株式会社嶋村吉洋映画企画 | 0.88 |
| 09 | JP MORGAN CHASE BANK 385642 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.82 |
| 10 | JP MORGAN CHASE BANK 385771 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.75 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-04-17ブラックロック・ジャパン株式会社新規の大量保有報告1.70%-0.16pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+950%、1株純資産は14期で+949%。直近期のROEは7.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 31 | 444 | 7.4 | 18.1 | 58.5 |
| 2014年3月 | 37 | 478 | 8.0 | 15.3 | 47.2 |
| 2015年3月 | 43 | 526 | 8.6 | 17.3 | 21.8 |
| 2016年3月 | 278 | 2,816 | 10.3 | 12.9 | 54.6 |
| 2017年3月 | 285 | 3,151 | 9.4 | 12.7 | 19.7 |
| 2018年3月 | 268 | 3,391 | 8.2 | 14.7 | 24.2 |
| 2019年3月 | 267 | 3,616 | 7.6 | 15.6 | 24.2 |
| 2020年3月 | 226 | 3,739 | 6.1 | 16.1 | 28.2 |
| 2021年3月 | −152 | 3,599 | −4.1 | — | 130.2 |
| 2022年3月 | 89 | 3,612 | 2.5 | 39.9 | 495.5 |
| 2023年3月 | 195 | 3,764 | 5.3 | 20.1 | 76.8 |
| 2024年3月 | 282 | 4,075 | 7.2 | 15.6 | 19.1 |
| 2025年3月 | 282 | 4,340 | 6.7 | 14.3 | 26.6 |
| 2026年3月 | 330 | 4,654 | 7.3 | 13.8 | 49.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
15名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額271百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 嶋田泰夫 | 代表取締役 社長 グループCEO | 62 |
| 久須勇介 | 代表取締役 副社長 | 65 |
| 上田靖 | 取締役 | 62 |
| 遠藤典子 | 取締役 | 58 |
| 鶴由貴 | 取締役 | 57 |
| 小林充佳 | 取締役 | 68 |
| 宮原幸一郎 | 取締役 | 69 |
| 島谷能成 | 取締役 | 74 |
| 荒木直也 | 取締役 | 69 |
| 福井康樹 | 取締役 | 64 |
| 橋本一範 | 取締役 監査等委員(常勤) | 65 |
| 小見山道有 | 取締役 監査等委員 | 81 |
残りの役員3名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 髙橋裕子 | 取締役 監査等委員 | 72 |
| 増田睦子 | 取締役 | 46 |
| 甲斐行夫 | 取締役 監査等委員 | 66 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 99 | 86 | 86 | 185 | 31 |
| 社外取締役 | 6 | 68 | — | — | 68 | 11 |
| 取締役(社内) | 1 | 18 | — | — | 18 | 18 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,558字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,245字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,379字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)9,911字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第188期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-17
- 半期報告書半期報告書-第188期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第187期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-16
- 半期報告書半期報告書-第187期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第186期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-17
- 四半期報告書四半期報告書-第186期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第186期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第186期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第185期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-19
- 四半期報告書四半期報告書-第185期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第185期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第185期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算補足説明資料2026-07-31
TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。
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