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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

西日本鉄道

Nishi-Nippon Railroad Co.,Ltd.9031 · Prime · 陸運業

福岡を中心に鉄道・バス・タクシー、不動産、流通、物流、ホテル等を展開する総合生活インフラ企業。

概要

西日本鉄道は1908年に九州電気軌道として創業し、1942年の合併により現在の社名となった大手私鉄である。福岡市に本社を置き、鉄道・バスの運輸事業を核に、不動産、流通、物流、レジャー・サービスなど多角的に事業を展開する。連結従業員数19,505人、2026年3月期の営業収益予想は4,742億円。

六つの事業セグメントで構成されるグループ

西日本鉄道は運輸業、不動産業、流通業、物流業、レジャー・サービス業、その他の6セグメントで構成される。2026年3月期のセグメント別営業収益は、物流業が1,530億円で最大、次いで不動産業950億円、運輸業831億円、流通業739億円、レジャー・サービス業590億円、その他383億円となる。グループ全体で子会社84社、関連会社53社を有する。

福岡都市圏を中心とした地域密着型の交通網

運輸業は鉄道事業(当社、筑豊電気鉄道)、バス事業(西鉄バス北九州、亀の井バス等)、タクシー事業から成る。鉄道は福岡市と周辺地域を結び、バスは福岡県内を中心に路線・高速・貸切バスを運行する。2026年3月期の運輸業営業利益は40億円。沿線人口減少への対応として、運賃改定やバス事業再編を進めている。

グローバルに展開する物流事業

物流業は国際物流と国内物流に分かれ、26社で構成される。中核は子会社NNR Global Logisticsで、米国、英国、ドイツ、中国などに拠点を持つ。国際貨物のフォワーディングや通関、倉庫管理を提供する。2026年3月期の物流業営業利益は60億円と前期比58%増加し、グループ内で最も成長したセグメントである。

沿線開発と不動産事業の収益貢献

不動産業は賃貸事業、住宅事業、その他で構成され、12社が活動する。自社保有不動産を活用し、ソラリアプラザや博多バスターミナル、ONE FUKUOKA BLDG.などの大型商業・オフィスビルを運営する。2026年3月期の営業収益は950億円、営業利益は116億円でグループ全体の利益の約4割を占める収益源である。

業界の中での役割は地域総合インフラ・サービス企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
4,742億円
営業利益
302億円
営業利益率
6.4%
純利益
322億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01運輸業主力

鉄道事業(当社、筑豊電気鉄道)、バス事業(西鉄バス北九州、亀の井バス等)、タクシー事業、運輸関連サービス(駅業務、車両整備等)を展開。福岡都市圏を中心に公共交通ネットワークを提供。

主な製品・サービス3
鉄道事業
福岡市及び周辺地域において鉄道による旅客輸送サービスを提供。
バス事業
福岡県内を中心に路線バス、高速バス、貸切バスを運行。
タクシー事業
福岡県内でタクシーを運行。

02不動産業準主力

賃貸事業(オフィスビル、商業施設等)、住宅事業(分譲マンション・戸建て)、その他不動産事業(ビル管理、不動産売買仲介等)を展開。自社保有不動産の活用と開発により収益を得る。

主な製品・サービス2
賃貸事業
オフィスビルや商業施設の賃貸及び管理。
住宅事業
マンションや戸建住宅の分譲。

03流通業副次

ストア事業(西鉄ストアによるスーパーマーケット運営)と生活雑貨販売業(インキューブ西鉄)を展開。

主な製品・サービス2
ストア事業
スーパーマーケットチェーン「西鉄ストア」の運営。
生活雑貨販売業
生活雑貨・インテリア雑貨の販売。

04物流業副次

国際物流事業(フォワーディング、通関等)と国内物流事業(倉庫、配送等)を展開。子会社NNR Global Logisticsを通じてグローバルに事業を展開。

主な製品・サービス2
国際物流事業
国際貨物の輸送、通関、倉庫管理等を提供。
国内物流事業
国内の貨物輸送、倉庫管理、配送等を提供。

05レジャー・サービス業副次

ホテル事業(西鉄ホテルズ、国内外のホテル運営)、旅行事業(西鉄旅行)、娯楽・飲食事業(ウェルネス、水族館等)、広告事業(西鉄エージェンシー)、その他サービス(空港関連等)を展開。

主な製品・サービス2
ホテル事業
ビジネスホテルからリゾートホテルまで、多様なホテルチェーンを運営。
旅行事業
国内外の旅行商品の企画・販売。

06その他その他

ICカード事業(nimoca)、車両整備関連事業、建設関連事業、金属リサイクル事業、農業関連事業等、多岐にわたる事業を展開。

主な製品・サービス1
ICカード事業
交通系ICカード「nimoca」の発行・運用。

製品と技術

有料座席列車「Nライナー」とホームドアによるサービス向上

鉄道事業では2025年度に朝ラッシュ時間帯の増便を実施し、通勤・通学の混雑緩和を図った。また、有料座席列車「Nライナー」の運行を開始し、着席需要に応えた。西鉄福岡(天神)駅ではホームドア設置を完了し、安全性を向上。さらに列車運行電力を実質再生可能エネルギー由来に切り替える準備を進めており、カーボンニュートラルを目指している。

多様なバスサービス:路線・高速・オープントップバス

バス事業は路線バス、高速バス、貸切バスを展開する。1973年運行開始の「ひのくに号」に加え、博多駅〜福岡空港国際線に連節バスを導入。観光向けには「FUKUOKA OPEN TOP BUS」の新型車両と太宰府コースを新設し、北九州でも「KITAKYUSHU OPEN TOP BUS」の運行を開始した。環境対応として国産電気バスやレトロフィット電気バスも導入している。

交通系ICカードnimocaの普及と機能拡張

2008年5月にサービス開始したICカード「nimoca」は、西鉄グループの鉄道・バスに加え、福岡市地下鉄や一部の飲食店・小売店でも利用できる。発行・運用は子会社の株式会社ニモカが担う。nimocaの導入により乗車効率が向上し、ポイントサービスなどで顧客利便性を高めている。2026年時点で福岡圏の主要交通手段として定着している。

グローバル物流ネットワーク:NNR Global Logistics

物流業の中核であるNNR Global Logisticsは、1971年に米国へ進出し、現在は北米、欧州、アジアに拠点を広げる。国際フォワーディング、通関、倉庫管理を提供し、中国(上海)や英国、ドイツに現地法人を持つ。2026年3月期の物流業営業利益は60億円と前期比58%増加し、グループ全体の収益成長を牽引した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

陸運業のなかでの位置

九州地盤の大手私鉄、堅調

西日本鉄道は福岡県を中心に鉄道・バス・不動産など総合的に展開する大手私鉄。同業の東武鉄道や東急に比べ営業収益は約4400億円と中規模だが、地域密着型で安定した収益基盤を持つ。営業利益率は6%程度とやや低めだが、鉄道事業に加え不動産・流通など多角化が進んでいる。九州経済の成長に牽引され、売上高は増加傾向。一方、交通業界全体の人手不足や競合との競争が課題。

強み

  • 福岡都市圏で高いシェアを持ち、安定した輸送需要を確保。
  • 鉄道以外に不動産、流通、ホテルなど多様な収益源を持つ。
  • 売上高が年5%程度成長しており、堅調な事業拡大が続く。
  • 不動産事業で沿線の価値向上に寄与し、相乗効果を発揮。

課題

  • 営業利益率6%と鉄道業界でも低く、改善が課題。
  • 運転士や駅員の確保難が運行維持に影響を与えるリスク。
  • バスやタクシー、自家用車との競合でシェア低下の懸念。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

物流・運輸の時価総額近傍。太字が西日本鉄道

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19303住友倉庫3,233億円18.3倍
29302三井倉庫ホールディングス2,582億円22.3倍
39003相鉄ホールディングス2,545億円10.0倍
49110NSユナイテッド海運2,510億円10.2倍
59075福山通運2,504億円16.9倍
69031西日本鉄道2,482億円7.4倍
71333Umios1,976億円8.9倍
82384SBSホールディングス1,954億円9.8倍
99119飯野海運1,886億円11.9倍
105975東プレ1,845億円9.1倍
119025鴻池運輸1,635億円10.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。

会社の歴史

沿革 48件

1908年の創業から1942年の合併による西日本鉄道成立

1908年12月、九州電気軌道株式会社として資本金1,000千円で設立され、1911年に軌道事業を開始した。その後、九州鉄道、博多湾鉄道汽船、福博電車、筑前参宮鉄道を合併し、1942年9月に商号を西日本鉄道と変更、本店を福岡市に移した。1943年には九州自動車を合併し、バス事業を統合した。

戦後の復興と株式上場(1949年)

1946年から1948年にかけて西日本車体工業や西鉄不動産の前身となる会社を設立し、事業基盤を整えた。1949年5月には大阪証券取引所と東京証券取引所に株式を上場、翌月には福岡証券取引所にも上場した。同時期に航空会社代理店業を開始し、多角化の第一歩を踏み出した。

多角化の本格化:不動産・流通・物流への進出(1960年代~1970年代)

1962年に本店を現在の福岡市中央区天神に移転。1966年に不動産事業を開始し、同時に西鉄ストアを設立してスーパーマーケット事業に参入した。1971年には西鉄地所を合併し、米国にNNRエアカーゴを設立して国際物流に進出。1973年には高速バス「ひのくに号」の運行を開始した。

観光・レジャー事業の拡大(1980年代~1990年代)

1989年にソラリアプラザビルが完成し、福岡天神地区の再開発が進んだ。1993年にはレストランシップ「マリエラ」の運航を開始。1997年から1999年にかけてソラリアターミナルビル、ソラリアステージビルが完成し、商業・ホテル複合施設を形成した。2000年にはチャチャタウン小倉が開業した。

バス事業再編とICカードnimocaの導入(2000年代)

2002年に西鉄バス北九州を設立し、北九州地区のバス事業を分社化。2004年には自動車整備事業を西鉄エム・テックに譲渡した。2008年5月には交通系ICカード「nimoca」のサービスを開始し、2010年代には福岡地区の公共交通の電子化を推進した。2007年には宮地岳線一部を廃止し、貝塚線に改称した。

長期ビジョン策定と事業ポートフォリオの変革(2020年代)

2022年11月に長期ビジョン「にしてつグループまち夢ビジョン2035」を公表し、ビジネスモデル変革と成長機会獲得を掲げた。2025年にはONE FUKUOKA BLDG.が開業し、不動産収益を拡大。またヒノマルグループを子会社化し農業関連事業を強化した。2026年3月期は過去最高の営業収益4,742億円を見込む。

年表48件を開く

1900年代

  • 1908年12月九州電気軌道㈱設立(資本金1,000千円)

1910年代

  • 1911年6月軌道事業開始

1920年代

  • 1924年4月九州鉄道㈱、軌道事業開始(福岡~久留米間)
  • 1929年8月バス事業開始

1930年代

  • 1932年7月到津遊園開園

1940年代

  • 1942年9月M&A九州鉄道㈱、博多湾鉄道汽船㈱、福博電車㈱、筑前参宮鉄道㈱を合併 商号を西日本鉄道㈱と変更、本店を福岡市に移転
  • 1943年7月M&A九州自動車㈱を合併
  • 1943年7月M&A福岡県下バス事業の統合(1944年7月まで)
  • 1946年10月西日本車体工業㈱の設立
  • 1948年9月山佐運送㈱(現西鉄不動産㈱)の設立
  • 1948年12月航空会社代理店業開始
  • 1949年5月上場大阪証券取引所、東京証券取引所に株式を上場
  • 1949年6月上場福岡証券取引所に株式を上場

1950年代

  • 1951年2月筑豊電気鉄道㈱の設立
  • 1954年11月西鉄観光㈱(現西鉄旅行㈱)の設立

1960年代

  • 1962年4月本店を福岡市中央区天神一丁目11番17号福岡ビルに移転
  • 1963年3月㈱福岡交通センター(現博多バスターミナル㈱)の設立
  • 1966年4月不動産事業開始 ㈱西鉄ストアの設立

1970年代

  • 1971年4月M&A西鉄地所㈱を合併
  • 1971年8月創業米国にNNR・エアカーゴ・サービス(U.S.A.)(現NNR Global Logistics USA Inc.)の設立
  • 1972年5月㈱九州メタルスクラップ(現西鉄メタル㈱)の設立
  • 1973年11月高速バス「ひのくに号」運行開始(福岡~熊本間)
  • 1979年2月福岡市内線(千代町~天神~千代町間)軌道事業廃止、宮地岳線一部(千鳥橋~貝塚間)鉄道事業廃止

1980年代

  • 1983年3月西鉄運輸㈱の設立
  • 1989年3月ソラリアプラザビル完成

1990年代

  • 1991年11月創業英国にNNR・エアカーゴ・サービス(U.K.)(現NNR GLOBAL LOGISTICS UK LIMITED)の設立 北九州線一部(砂津~黒崎駅前間)軌道事業廃止
  • 1993年3月創業ドイツにNNR・ダクサー(現NNR Global Logistics Germany GmbH)の設立
  • 1993年4月レストランシップ「マリエラ」運航開始
  • 1997年10月ソラリアターミナルビル完成
  • 1999年4月ソラリアステージビル完成
  • 1999年4月㈱西鉄グランドホテル(現㈱西鉄ホテルズ)の設立

2000年代

  • 2000年5月到津遊園を閉園
  • 2000年11月チャチャタウン小倉完成、営業開始
  • 2000年11月北九州線(熊西~折尾間)軌道事業廃止
  • 2002年5月西鉄バス北九州㈱の設立
  • 2002年10月西鉄バス北九州㈱へ北九州地区の自動車事業を営業譲渡
  • 2003年7月「西鉄グループコンプライアンス方針」の制定、コンプライアンス推進体制の整備
  • 2004年7月西鉄エム・テック㈱へ自動車整備事業を営業譲渡
  • 2006年1月「西鉄グループCSR推進会議」(現ESG推進会議)の設置
  • 2006年3月M&A㈱スピナの株式を取得、子会社化
  • 2006年6月執行役員制度導入
  • 2006年12月上場大阪証券取引所市場第一部への株式上場を廃止
  • 2007年3月商号変更宮地岳線一部(西鉄新宮~津屋崎間)鉄道事業廃止(2007年4月より、線名を貝塚線に変更)
  • 2008年5月ICカード「nimoca」サービス開始

2010年代

  • 2010年10月西日本車体工業㈱を解散
  • 2016年6月監査等委員会設置会社に移行
  • 2018年10月M&A㈱西鉄シティホテルを合併
  • 2019年4月本店を福岡市博多区博多駅前三丁目5番7号博多センタービルに移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ビジネスモデル変革と新領域への挑戦

    長期ビジョン「にしてつグループまち夢ビジョン2035」のもと、既存事業の進化と新領域への挑戦を両輪に、グループシナジーの発現とAIトランスフォーメーションの推進を加え、ビジネスモデルを変革する。

  2. 02

    成長機会の獲得:沿線・域外・産業支援

    鉄道・バス沿線での顧客接点やまちづくりノウハウ、ブランド力を活かし、沿線まちづくりの推進・深化、まちづくりソリューションの域外展開、産業サポート分野の事業拡大により成長機会を獲得する。

  3. 03

    第17次中期経営計画:6つの重点戦略

    2026-2028年度の第17次中計では、「人とノウハウとブランド力で拓く、新たな成長ステージ」をテーマに、選ばれる沿線づくり、競争力ある事業戦略、AXによる生産性向上、人的資本経営強化、キャッシュ・アロケーション、サステナブル経営の6戦略を実行する。

  4. 04

    モビリティ:安全・観光・ソリューション

    安全・信頼を最優先に持続可能なモビリティネットワークを構築。国内外観光需要の取り込みによる収益拡大、およびノウハウを活用した自治体・地域交通事業者へのソリューション事業を強化する。

  5. 05

    不動産:天神・沿線・域外開発とソリューション

    天神エリアの賑わい創出や共創、地権者共同開発プロジェクトを推進。沿線では持続可能なまちづくりに貢献。域外では培ったノウハウを活かした不動産開発・ソリューション事業により収益拡大を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で19,505人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は652万円で、9期前と比べて+14.7%平均年齢は46.3歳、平均勤続年数は18.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月18,840
2018年3月19,102
2019年3月56844.716.319,498
2020年3月58744.816.419,618
2021年3月53645.517.319,204
2022年3月53545.817.918,576
2023年3月57546.218.918,456
2024年3月61146.418.618,687
2025年3月63446.318.518,956141
2026年3月65246.318.019,505155

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率96.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社21(国内 16 / 海外 5、うち連結子会社 18) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
小計4,572億円
不動産業2,822億円
運輸業1,154億円
レジャー・サービス業272億円
物流業231億円
流通業9,305百万円
その他6,195百万円
調整額4,199百万円
ほか31件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    筑豊電気鉄道㈱
    福岡県中間市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    西鉄バス北九州㈱
    北九州市小倉北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    博多バスターミナル㈱
    福岡市博多区 · 連結子会社
    議決権68.0%
  • 国内
    ㈱スピナ
    北九州市八幡東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NNR Realty Investments USA (注)3
    米国 テキサス州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    パラゴン都市開発㈱(注)3
    福岡市中央区 · 連結子会社
    議決権60.0%
  • 国内
    西鉄不動産㈱
    福岡市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱西鉄ストア(注)4
    福岡県筑紫野市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NNR Global Logistics USA Inc.
    米国 イリノイ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NNR GLOBAL LOGISTICS (SHANGHAI) CO.,LTD.
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    西鉄運輸㈱
    福岡市博多区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱西鉄ホテルズ
    福岡市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社9社を開く
  • NNR Hotels International Korea (注)3韓国 ソウル・明洞100%
  • NNR Hotels International (Thailand)(注)3タイ王国 バンコク100%
  • 西鉄旅行㈱福岡市中央区100%
  • 西鉄エム・テック㈱福岡市中央区100%
  • ヒノマル㈱熊本市中央区100%
  • その他 67社
  • 九州急行バス㈱福岡市博多区20%
  • 福岡国際空港㈱福岡市博多区89%
  • その他 45社
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    豪州から本邦への活犬運搬契約
    財務省 · 2021-12-15
    179万円
  • 補助金
    令和4年度鉄道施設総合安全対策事業費補助
    国土交通省 · 2022-07-07
    1.8億円
  • 補助金
    令和3年度鉄道施設総合安全対策事業費補助
    国土交通省 · 2021-10-04
    8,750万円
  • 補助金
    令和2年度鉄道施設総合安全対策事業費補助
    国土交通省 · 2020-10-19
    7,200万円
  • 補助金
    令和4年度鉄道施設総合安全対策事業費補助
    国土交通省 · 2022-11-30
    4,466万円
  • 補助金
    令和3年度鉄道施設総合安全対策事業費補助
    国土交通省 · 2022-01-24
    1,600万円
  • 補助金
    令和2年度鉄道施設総合安全対策事業費補助
    国土交通省 · 2021-02-26
    1,400万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は4,742億円営業利益302億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.9%、利益が+13.1%。

売上高
+6.9%
4,742億円
営業利益
+13.1%
302億円
純利益
+54.8%
322億円
営業利益率
6.4%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高5,100億円4,742億円
営業利益245億円302億円
純利益225億円322億円
1株あたり配当¥90¥90

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,196億円、営業利益は63億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q3,752−4
2019年4Q3,96815
2020年4Q3,894−2
2021年4Q3,461−16
2022年4Q4,27248
2023年4Q4,94645
2024年4Q4,11681
2025年4Q4,4351403.2115
2026年4Q4,7421713.6157
2027年1Q1,196635.384

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は3,384億円から4,742億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は6.4%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3,38416292
2014年3月3,550198113
2015年3月3,635181104
2016年3月3,615226152
2017年3月3,583192122
㈱西鉄シティホテルを合併
2018年3月3,752207116
2019年3月3,96819363
2020年3月3,89414367
2021年3月3,461−96−121
2022年3月4,27214099
2023年3月4,946279184
2024年3月4,116245247
2025年3月4,4352672876.0208
2026年3月4,7423023726.4322

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高4,742億円のうち、営業利益として残るのは302億円6.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は322億円、売上の6.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金86.7%4,113億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.9%327億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.4%302億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比0.9pt
6.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.7pt
6.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.7pt
12.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが386億円、投資CFが−303億円で、差し引きのフリーCFは83億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は458億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月232−167−10065300
2014年3月305−3172−12298
2015年3月220−31378−93287
2016年3月270−2235147379
2017年3月211−30338−92320
2018年3月274−416143−142323
2019年3月224−584301−360261
2020年3月182−427323−245338
2021年3月−99−292568−391510
2022年3月306−103−17203706
2023年3月438−246−192192726
2024年3月622−420−260202687
2025年3月156−745392−589504
2026年3月386−303−13383458

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は8,209億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,930億円で、自己資本比率は34.6%(業種中央値40.1%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月4,1401,1952,94528.2
2014年3月4,4401,2753,16528.1
2015年3月4,7271,4323,29529.6
2016年3月4,9171,5093,40830.0
2017年3月5,2321,6753,55731.4
2018年3月5,6871,8143,87331.2
2019年3月6,2281,8154,41328.3
2020年3月6,6721,8054,86726.2
2021年3月7,0781,6995,37923.2
2022年3月7,3451,7915,55423.5
2023年3月6,8582,0194,83928.4
2024年3月7,2702,3584,91231.5
2025年3月7,8212,5605,26131.8
2026年3月8,2092,9305,27834.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
469億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2,111億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
63億円
在庫として抱えている分
負債合計
5,278億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
66
/ 100
安定性自己資本比率23 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

陸運業 56社との比較

同じ陸運業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE56社中8位あたり、逆に低いのは自己資本比率56社中36位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.1%/中央値 8.4%
P25 6.0%P75 10.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.4%/中央値 7.2%
P25 4.9%P75 10.9%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
34.6%/中央値 40.1%
P25 32.4%P75 54.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.9%/中央値 4.5%
P25 2.6%P75 7.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,128で、1年前と比べて+41.3%過去52週の値幅のなかでは85%の位置にある。

¥3,128+0.2%1ヶ月+5.3%1年+41.3%時価総額2,482億円
過去52週の値幅
安値¥2,192.5高値¥3,299

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.4倍
PER (会社予想)10.5倍
PBR0.81倍
配当利回り2.88%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1ヶ月で+9.4%と急上昇し、52週高値(3299円)に迫る展開。週足では3週連続上昇、25日線(2973円)と75日線(2931円)の上方に位置。出来高は7/17〜22に17〜20万株と増加しており、買いの勢いは継続。ただしRSI79と過熱感があり、高値圏での神経質な値動きに留意。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERが7.3倍と同業平均23.4倍を大きく下回り、PBRも0.83倍と1倍未満で割安感が強い。ROEは12.1%と高く、収益性は良好だが、配当利回りは2.25%と平均並みで、配当性向は19.4%と低く、増配余地はあるものの、現状の配当水準は伸び悩んでいる。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.4倍15.7倍
PER (予想)10.5倍
PBR0.81倍1.07倍
ROE12.1%8.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

福岡の成長を追い風に、交通・不動産・商業が好調。強気派は、2026/3期の大幅増益計画(純利益322億円)や、福岡都市圏の人口増加・再開発需要を評価。空港アクセス強化などインフラ投資も成長を後押し。弱気派は、百貨店・ホテルなどの非交通事業の競争激化、人手不足によるコスト増、交通需要の変動リスクを懸念。両論の対立は、福岡特需の持続性と多角化の収益貢献度。

プラスに働く材料7
  • 福岡経済の好調

    福岡市は人口増加・再開発が活発。

  • 大幅増益見通し

    2026/3期純利益322億円、前期比55%増。

  • 含み資産価値

    沿線不動産の含み益がPBR0.83倍を下支え。

  • 鉄道旅客輸送回復による増収基調2026年3月期影響

    FY2026売上高4,742億円(前期比+6.9%)、営業利益302億円(同+13.1%)と増収増益。

  • 不動産事業の安定収益拡大継続影響

    不動産賃貸収入が安定的に貢献、営業利益の約3割を占めると推定。

  • 観光需要増加による沿線活性化継続影響

    インバウンド需要回復で沿線施設利用増、関連売上寄与。

  • 自己株式取得によるEPS向上不定影響

    配当性向約30%超、自己株式取得余地あり。

マイナスに働く材料7
  • 非交通事業の競争

    百貨店・ホテルは競合が多く収益が不安定。

  • コスト増圧力

    人件費・燃料費・維持費が増加傾向。

  • クルーズ需要の回復リスク

    新型コロナ後もインバウンド需要が一巡。

  • 人口減少による長期的需要減退2027年〜2028年影響

    沿線人口減少で鉄道旅客数減少、営業利益に数百億円規模の影響。

  • 燃料費上昇によるコスト増継続影響

    軽油・電気代上昇で年間数十億円のコスト増。

  • 競合交通機関との競争激化継続影響

    高速バス・LCCとの競争で運賃引き下げ圧力。

  • 自然災害による運行停止リスク不定影響

    豪雨・地震で一時的な運行停止、復旧コスト発生。

次の決算で確かめる点
鉄道輸送人員
交通事業の需要動向を示す基本指標。
不動産セグメント利益
沿線開発の収益貢献を測る。
非営業費用(減価償却費)
インフラ投資の負担と償却進捗を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり90で、前期から+75.0%いまの株価に対する利回りは2.88%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥90
1株あたり
配当利回り
2.88%
いまの株価に対して
配当性向
19.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3529.1
2018年3月350.025.9
2019年3月350.0115.3
2020年3月350.032.2
2021年3月25−28.6
2022年3月3020.054.4
2023年3月3516.722.3
2024年3月4014.311.1
2025年3月400.015.5
2026年3月7075.019.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥90

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ15,961人。区分でいちばん多いのは個人・その他41.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.4%を占め、残る56.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他36.637.438.839.541.841.6
金融機関43.542.839.638.537.234.9
外国法人9.69.711.112.211.114.0
事業法人9.89.69.89.18.48.4
自己株式0.50.40.40.31.94.4
証券会社0.50.50.70.61.41.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.53
02株式会社福岡銀行4.74
03株式会社西日本シティ銀行3.79
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.51
05日本生命保険相互会社2.82
06明治安田生命保険相互会社2.38
07株式会社みずほ銀行1.41
08JP MORGAN CHASE BANK 3857811.31
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 5050011.21
10第一生命保険株式会社1.13

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1718%、1株純資産は14期で+1171%。直近期のROEは12.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月232968.216.432.1
2014年3月1431,5779.413.626.7
2015年3月1311,7717.821.035.5
2016年3月1921,86710.619.125.5
2017年3月1542,0807.815.229.1
2018年3月1472,2516.819.025.9
2019年3月802,2323.633.4115.3
2020年3月852,2203.831.432.2
2021年3月−1532,084−7.1
2022年3月1252,1915.921.454.4
2023年3月2332,47110.010.322.3
2024年3月3142,91111.78.011.1
2025年3月2673,2148.78.115.5
2026年3月4233,75912.17.119.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

38名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は38名。2026/3期の役員報酬は総額417百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢
倉富純男代表取締役会長 取締役会議長73
林田浩一代表取締役60
松本義人代表取締役60
大格淳取締役66
松藤悟取締役61
津野喜久代取締役61
松尾美枝取締役61
永竿哲哉取締役 常任監査等委員(常勤)監査等委員会委員長64
河原畑徹取締役 監査等委員(常勤)60
柴戸隆成取締役 監査等委員72
松岡恭子取締役 監査等委員61
永田理取締役 監査等委員69
残りの役員26名を開く
氏名役職年齢
田川真司専務執行役員
宇髙圭一専務執行役員
佐藤仁俊常務執行役員
秋澤壮一常務執行役員
重水徹常務執行役員
森慎二常務執行役員
野嵜武秀常務執行役員
豊福辰也常務執行役員
吉田透執行役員
久保田等執行役員
安田堅太郎執行役員
石川たかね執行役員
中山聡司執行役員
髙松健司執行役員
塚本靖彦執行役員
高橋広志執行役員
吉田哲治執行役員
川下英次郎執行役員
永島久成執行役員
赤星賢一執行役員
上野潔執行役員
馬場宏明執行役員
田中英二郎執行役員
香山太郎執行役員
吉中美保子執行役員
山口哲生執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)61494130751
社外取締役7747411
取締役(社内)1363636

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,082字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社84社及び関連会社53社で構成され、その営んでいる主な事業内容は次のとおりです。 (1) 運輸業(17社) 事業の内容   会社名 鉄道事業   当社、筑豊電気鉄道㈱ バス事業タクシー事業   当社、西鉄バス北九州㈱、亀の井バス㈱福岡西鉄タクシー㈱、久留米西鉄タクシー㈱ 運輸関連事業    ㈱西鉄ステーションサービス、西鉄エンジニアリング㈱その他9社 (2) 不動産業(12社) 事業の内容   会社名 賃貸事業   当社、博多バスターミナル㈱、㈱スピナ 住宅事業   当社、NNR Realty Investments USA、パラゴン都市開発㈱ その他不動産事業   西鉄ビルマネージメント㈱、西鉄不動産㈱ その他5社 (3) 流通業(2社) 事業の内容   会社名 ストア事業   ㈱西鉄ストア 生活雑貨販売業   ㈱インキューブ西鉄 (4) 物流業(26社) 事業の内容   会社名 国際物流事業   当社、NNR Global Logistics USA Inc.、 NNR GLOBAL LOGISTICS (SHANGHAI) CO.,LTD. 国内物流事業   西鉄運輸㈱、西鉄物流㈱ その他21社 (5) レジャー・サービス業(18社) 事業の内容   会社名 ホテル事業   当社、㈱西鉄ホテルズ、NNR Hotels International Korea、NNR Hotels International (Thailand) 旅行事業   西鉄旅行㈱ 娯楽事業飲食事業   西鉄ウェルネス㈱、㈱海の中道海洋生態科学館当社 広告事業   ㈱西鉄エージェンシー その他サービス事業   当社、西鉄エアサービス㈱ その他9社 (6) その他(14社) 事業の内容   会社名 ICカード事業   当社、㈱ニモカ 車両整備関連事業   西鉄エム・テック㈱ 建設関連事業   西鉄建設㈱、西鉄シー・イー・コンサルタント㈱、㈱西鉄グリーン土木 金属リサイクル事業   九州メタル産業㈱ 農業関連事業   ヒノマル㈱ その他6社 (注) 1 上記事業ごとの会社数には当社が重複して表示され、それぞれを1社として取り扱っています。 2 上記の会社はすべて当社の連結子会社です。 3  当社を中心とした西鉄グループにおいて、グループ経営を推進するため、定期的に西鉄グループ 経営戦略会議を開催しています。 4  九州メタル産業㈱は2026年4月1日に西鉄メタル㈱へ商号変更しました。
経営方針・対処すべき課題7,433字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境および対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。 (1) 経営方針、経営戦略等 ① 会社の経営の基本方針 当社グループは、「『出逢いをつくり、期待をはこぶ』事業を通して、“あんしん”と“かいてき”と“ときめき”を提供しつづけ、地域とともに歩み、ともに発展します。」という「にしてつグループの企業理念」に基づき、鉄道・バスの運輸業を軸に、地域に密着した多様な事業を展開しています。 ② 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、1908年の創業以来、様々な時代の変化を乗り越えながら今日に至りますが、今後の長期的な経営環境につきましては、国内人口減少の一方で新興国を中心とした世界人口増加、テクノロジーの急激な進歩、グローバル化に伴う社会の仕組みや顧客ニーズの変化、脱炭素社会の進展等、これまで以上に変化のスピードが急激で、不確実性の高い時代が続くものと認識しています。 このような環境下においてもサステナブルな成長を実現するため、これまでの事業モデルの延長ではなく、想定した未来像から遡るバックキャストで、当社グループのありたい姿を描き、その達成に向けた長期ビジョン「にしてつグループまち夢ビジョン2035」を2022年11月に公表いたしました。 本長期ビジョンでは、ありたい姿を実現するための基本スタンスを「濃(こま)やかに、共に、創り支える ~Grow in harmony with you~」とし、「出逢いをつくり、期待をはこぶ」事業の進化と新領域への挑戦を両輪としたビジネスモデルの変革、従業員一人ひとりが自律的な成長やチャレンジを実現しながらいきいきと働き、最大のパフォーマンスを発揮できる環境の整備や、事業の効率性とサステナビリティを意識したポートフォリオの構築等を掲げております。 さらに、2026年度から始まる第17次中期経営計画では、第16次中期経営計画の成果と経営環境の変化を踏まえ、長期ビジョンで2035年に目指す定量・定性目標のアップデートを行い、その達成に向けた事業戦略の方向性である「ビジネスモデル変革の戦略ストーリー」に「グループシナジーの発現」および「AIトランスフォーメーションの推進」という着眼点を加えるとともに、「成長機会獲得の戦略ストーリー」を事業戦略の方向性として新たに追加いたしました。 「成長機会獲得の戦略ストーリー」には、当社グループの強みとして認識する「鉄道・バス沿線地域での幅広い事業を通じた顧客接点」および「公共交通運営とまちづくりの実績・ノウハウ」、そしてこれらにより築かれた「信頼のブランド力」を活かした「沿線まちづくりの推進と深化」、「まちづくりソリューションの域外展開」、「産業サポート分野の事業拡大」の3つの戦略ストーリーを掲げ、「ビジネスモデル変革の戦略ストーリー」を含めた各ストーリーに沿った事業活動を推進するとともに、それらの事業活動を相互連携させ、持続的な成長サイクルの創出を図ってまいります。 ※長期ビジョン「にしてつグループまち夢ビジョン2035」の詳細は当社グループホームページでご確認ください。 https://www.nishitetsu.co.jp/ja/ir/management/vison.html (2) 経営環境ならびに優先的に対処すべき事業上および財務上の課題 ① 今後の経営環境の変化 当社グループを取り巻く経営環境においては、世界的なインフレや円安を背景とした原材料・資材価格の高騰による不動産開発コストの増大に加え、中東情勢の緊迫化や長期化等による地政学リスクの高まり、さらにはデジタル化の進展に伴うサイバー攻撃の高度化等、事業リスクが複雑化しています。 一方で、当社グループの主たる事業エリアである福岡市都心部や北部九州における国内外観光需要の高まりや生成AIをはじめとするデジタル技術の進展、カーボンニュートラルに向けた投資促進等、事業機会も数多く存在しています。 ② 優先的に対処すべき事業上および財務上の課題 当社グループでは、2026年3月に、「にしてつグループまち夢ビジョン2035」の実現に向けたセカンドステップとして、第17次中期経営計画(2026年度~2028年度)を策定いたしました。本計画では、テーマを「人とノウハウとブランド力で拓く、新たな成長ステージ」と設定し、6つの重点戦略「選ばれる沿線づくり、魅力あるまちづくりの着実な推進と持続可能なモビリティネットワークへの最適化」「グループのブランド力・ノウハウを活かしつつ、競争力を見極めた事業戦略の推進」「AX等による競争力の強化と更なる生産性の向上」「事業戦略遂行に必要な人財等の供給力強化に向けた人的資本経営の強化」「資本効率向上と財務健全性維持のバランスを意識した資金配分(キャッシュ・アロケーション)の実施」「サステナブル経営の深化」に基づき、取り組みを進めてまいります。 重点施策(モビリティ) ●   安全・信頼を最優先としたモビリティサービスの提供、および持続可能なモビリティネットワークの構築 ●   国内外観光需要の確実な取り込みによる収益の拡大 ●   ノウハウを活用した自治体・地域交通事業者等に対するソリューション事業の強化 ■   観光需要取り込みによる収益・サービス拡大 ・柳川再開発、太宰府天満宮本殿竣工等を契機とした観光需要の獲得 ・「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」の東アジア向けインバウンド販促強化 ・高速バスや空港関係路線バスの増強 ・オープントップバスの活用による観光需要の獲得 北九州、別府エリアでの運行開始 ■   バスグループ会社統合による車両・乗務員の柔軟な運用 貸切バス事業の稼働率最大化、高速バス続行便運行による増収 ■   ノウハウを活用したソリューションビジネスの検討 ・九州の地方鉄道に向けた技術支援の事業化検証 ・バス運行関連支援の事業化検証  計画から施策実施まで一気通貫での知見・ノウハウを提供 ■   持続可能なモビリティネットワークの構築 ・西鉄貝塚線と地下鉄箱崎線の直通運転の実現に向けた検討 ・総合交通体系の推進に向けた課題整理と準備 ■   西鉄エアサービス㈱ 空港関連業務の拡大 国際線業務受託やVIPサービス業務、GSA(General Sales Agent)事業※等の空港関連事業拡大に向けた取り組み※新航路の開設時に航空会社の代理店として、空港との契約交渉や顧客対応等を実施 重点施策(不動産)ー 福岡市都心部 ●   天神エリアにおける公共空間活用や周辺施設等との連携施策により、賑わい・魅力創出および交流促進、ワーカー・来街者の満足度を向上 ●   開発コンセプト「創造交差点」の実現に向けた共創を生み出す施策を通じた「ONE FUKUOKA BLDG.」のブランド価値の向上 ●   アジアで最も創造的なまちの実現に向けた開発プロジェクトと、地域拠点にふさわしい多様な都市機能を備えた魅力あるまちづくりの推進 ■   天神エリアの賑わい・魅力創出 ・集客イベントの実施天神エリアにおける公共空間を活用したイベントの実施社内横断で連携した集客策の実施(天神集客PJ) ・「ONE FUKUOKA BLDG.」を活用した共創の強化周辺施設や企業・大学等と連携した共創施策の実施 ■   地権者共働の開発プロジェクト等の推進 ・福岡家庭裁判所跡地における複合開発プロジェクト ・(仮称)天神二丁目南ブロック駅前東西街区プロジェクト ・(仮称)天神一丁目15・16番街区計画 ・九州大学箱崎キャンパス跡地地区土地利用事業 重点施策(不動産)ー 沿線 ●   沿線地域での不動産事業を通じた持続可能でウェルビーイングなまちづくりへの貢献、ならびに沿線価値の向上 ・福岡三越リモデルに合わせたソラリアターミナルビル改修 ・高宮駅リニューアル ・高架下(白木原~下大利)の開発 ・久留米エリア最大・最高層分譲マンション「久留米ザ・タワー レジデンシャル」の共同開発 ・西鉄柳川駅前「にぎわい交流施設」の開発 ・新栄町駅前地区市街地再開発事業 重点施策(不動産)ー 域外 ●   沿線まちづくりで培ったノウハウを活用した域外での不動産開発およびソリューション事業の展開による収益拡大 ●   パートナーと協働した海外における不動産事業を通じた収益基盤の構築・拡大、西鉄ブランドの浸透 ■   域外での不動産開発を通じた安定的かつ効率的な利益確保 ・住宅開発の推進(首都圏、関西) ・物流施設開発の推進 ■   不動産ソリューション事業の強化 ・アセットマネジメント事業の拡大 ・プロパティマネジメント事業・ビルマネジメント事業の強化 ■   海外における不動産事業の推進 ・各国での不動産開発戦略ベトナム:既存タウンシップ事業の推進/アフォーダブル住宅事業拡大インドネシア:戸建開発事業の推進に向けた組織基盤強化フィリピン:マニラ郊外での既存事業の拡大/新規エリア進出の検討インド:オフィス案件の着実な事業推進/分譲住宅事業の検討 アメリカ:収益不動産開発事業の拡大/アセットの多様化によるリスク分散・国内で培ったノウハウ・技術力の海外展開 重点施策(ホテル・レジャー) ホテル ●   新規ホテル出店計画を着実に推進するとともに、新たな業態(アパートメントホテル等)へ参入 ■   新規ホテル出店計画の着実な推進 ・ソラリア西鉄ホテル大阪本町 ・ソラリア西鉄ホテル福岡エアポート(仮称) ■   新たな業態の検討 自社ブランドの高価格帯ホテルの検討 主にインバウンド向けを想定したアパートメントホテルへの参入 ■   MC(運営委託方式)受託に向けたソフト面の強化・ブランド力:「ソラリア」「クルーム」拡大等によるブランド価値向上・運営力:派遣先で活躍できる責任者(運営・経営人財)の育成・提案力:運営マネジメントの高度化により事業性を高め、オーナーにも魅力ある条件を設定 旅行・レジャー ●   福岡・九州における観光需要の取り込みおよびスポーツ関連ビジネスの推進・拡大 ■   福岡・九州における観光事業の強化 ・国内外観光需要の取り込み福岡・九州の魅力を活用したツアー商品・企画乗車券の拡充観光列車のリニューアル検討・実施首都圏・関西圏でのインバウンド向け広告の展開JNTO(日本政府観光局)等との連携・共同プロモーション等の実施富裕層向け施策の実施 ■   西鉄旅行㈱ スポーツ関連ビジネスの推進・拡大 スポーツ遠征手配取扱拡大に向けた東北エリアでの事業拡大(仙台営業所の開設)サッカー等の海外対戦国チームの受け入れ業務拡大九州・関西発の着地型応援ツアー等のスポーツツーリズムの強化 重点施策(流通・外食) スーパーマーケット ●   ㈱西鉄ストア 利益拡大 ■   新規店舗出店・不採算店舗の収支改善 ■   惣菜事業の更なる強化 コスト比較に基づく製造工程の一部外部委託、製造拠点の集約による生産性の大幅な向上 ■   生産性の更なる向上 物流拠点、配送時間の抜本的な見直しセルフレジによる効率的な運営 生活雑貨販売 ●   ㈱インキューブ西鉄 収益拡大 ■   新規店舗出店・既存店リニューアル ■   データドリブンな店舗運営 外食 ●   天神福食堂における自治体や企業とのコラボ 自治体や企業と連携し、食を通した各地域の魅力発信ができる空間としての利活用を図り、地域の取り組みや活動支援、魅力発信のサポートを実施 重点施策(物流) ●   NNR GSP Inc.法人設立によるGSP拡充推進や重点品目毎の販売戦略等による取扱重量拡大、サービスの高品質化・高付加価値化を通じた業界内でのプレゼンス向上 ●   海外ネットワークの拡充やグローバル戦略を通じて、濃やかなロジスティクス事業を展開 ■   取扱重量の拡大 ・Global Sales & Procurement(GSP)の拡充 グローバルアカウントへの機動的入札対応による取扱重量拡大 ・重点品目の選択と集中 ■   海外ネットワークの拡充 ・市場拡大を目的としたM&Aの推進 ・各駐在員事務所の現地法人への格上げおよび新たな拠点進出の検討・推進 ■   グローバル戦略 ・北中米現地法人間の連携強化(クロスボーダー構想) 域内で活発化する自動車関連ビジネス、半導体ビジネスの更なる取り込み ・ヨーロッパ現地法人間の連携強化 ヨーロッパ域内トラックビジネスの取り扱いを拡大し、新たな収益基盤を確立 ・中華圏現地法人間の連携深化(One China構想) 入札参加の窓口を一元化し、中華圏全体でのセールス・仕入体制を強化 ・アジア現地法人間の連携強化(One ASEAN+1構想) 域内(ASEAN+インド)での連携強化による新たなビジネス機会を創出 ・フィリピンでのオペレーションセンターの規模拡大 ■   専門性の高度化によるサポート体制の強化 ・AOG(Aircraft On Ground:航空機部品の緊急輸送)貨物取扱体制の構築 ・半導体専業課の拡充、自動車専業課の設置 重点施策(ビジネスサポート) 資源エネルギー関連 ●   ASR(廃自動車破砕残渣)再資源化事業の強化および再生エネルギー事業の拡大 ■   西鉄メタル㈱ ASR再資源化施設更新による効率性・収益性の向上 最新の破砕・選別技術を備えたASR再資源化施設への更新 ■   自治体との連携による再エネ電源開発事業の拡大 熊本県等での太陽光発電所開発の着実な推進沿線自治体向けの脱炭素コンサル事業の拡大開発適地の減少に対応した新たな電源開発手法の検討 ■   蓄電池関連事業の拡大 太陽光発電所への蓄電池併設や、系統用蓄電所の増設 建設関連 ●   西鉄建設㈱ 総合建設会社としての体制構築による受注規模・事業領域の拡大 ■   大規模物件および非住宅木造建築物受注に向けた取り組み強化 ■   合同研修会等の諸施策を通じた協力会社との良好なパートナーシップの構築 ITサービス関連 ●   ㈱ニモカ 交通系ICカード(nimoca)の利便性向上、新規事業による収益獲得 ■   窓口機能のアプリ化 ■   決済関連新規事業による収益獲得 農業関連 ●   農業用資材卸売業を中核とした事業拡大 ■   ヒノマルグループにおける収益基盤の拡充 ■   九州農業の持続的な発展を支えるビジネスモデルの構築 重点施策(デジタル・データ活用、安全あんしん・ガバナンス強化) ■   DX・AXの推進 ・バス自動運転実用化に向けた取り組み推進 福岡空港における国内線・国際線連絡バスの自動運転化に向けた取り組み推進 ・バスにおけるキャッシュレス決済利用促進 ・駅遠隔監視制御システム導入 ・「生産性革新プロジェクト」の新設・推進 ■   安全対策の強化 ・実働訓練による対応力向上 ・事故防止・安全性向上への取り組み バスにおける新車の一部車両にAIカメラ導入 駅施設の点検体制強化 ■   ガバナンスの強化 ・統合リスクマネジメント(ERM)の推進 ・IR活動の推進 スモールミーティング・施設見学会等を通じた投資家との建設的な対話の強化 重点施策(人的資本経営) ●   サクセッションプランの推進、人財ポートフォリオ策定、高度専門人財の確保により、戦略実現に必要な人財を確保・育成 ●   自律的成長とキャリア形成の促進、個々が能力を発揮できる環境整備による人財と組織のパフォーマンス最大化 ■   人財の確保・最適配置 ・サクセッションプラン(後継者育成計画)の推進競争力強化に向け、将来の中核人財を特定し、長期的な育成計画を推進 ・人財ポートフォリオの策定求める人財の要件(スキル・知見)、必要人数、配置先、確保時期を明確化 ・高度専門人財の確保職務難易度・スキルの外部市場価値等に応じて専門人財を厚遇できる仕組みを整備 ■   研修の見直しによる自律的成長・キャリア形成の促進 ■   社内公募・グループ内兼業制度の導入 ■   DE&Iの浸透・定着 ※ 第17次中期経営計画(2026年度~2028年度)の詳細は当社グループホームページでご確認ください。 https://www.nishitetsu.co.jp/ja/ir/management/managementplan.html (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、持続的な成長と企業価値向上のため、収益力を高めると共に、経営の効率化を図ってまいります。達成状況を判断するための客観的な指標として、収益性に関する指標である「連結事業利益」、「連結EBITDA」、資本効率に関する指標である「ROE」、財務健全性に関する指標である「NET有利子負債/EBITDA倍率」、「D/Eレシオ」を採用しております。 第17次中期経営計画(2026年度~2028年度)における経営数値目標(連結)は次のとおりです。 2029年3月期計画 連結事業利益(注)1   400億円 連結EBITDA (注)2   700億円 ROE(自己資本当期純利益率)   9%程度 NET有利子負債/EBITDA倍率   6倍程度 D/Eレシオ   1.4倍程度 (注) 1 連結事業利益=連結営業利益+事業投資に伴う受取配当金・持分法投資損益等 2 連結EBITDA=連結事業利益+減価償却費+のれん償却費(営業費) また、第17次中期経営計画において、事業戦略の着実な推進とサステナブル経営における重要課題の解決の一体 的な推進を図るために、非財務指標(39項目)を設定しました。
事業等のリスク4,287字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループは「第1 企業の概況」に記載のとおり、多岐にわたる事業を営んでおりますが、「西鉄グループリスクマネジメント規程」に基づき、リスクが顕在化した場合に被害の拡大防止および損害・損失の極小化を目的として、各事業においてリスク管理計画を策定しリスク回避を行っています。また、当社が資産・資金を保有・調整することでグループ全体のリスクのコントロールに努めています。 (1)リスクマネジメント体制 当社グループでは経営計画の一部として策定するリスク管理計画の実行と評価の見直しを継続的に実施しています。 リスクマネジメント主体は各グループ会社(西日本鉄道株式会社においては各業務組織)とし、リスクマネジメント統括部署である経営企画部がリスク管理計画の統括および実施状況の評価等を実施しています。 新たな重要リスクへの対応やリスクマネジメントに関する事項については、ESG推進会議で審議・モニタリングし、全社の体系的なリスクマネジメントを実施しています。 (2)当社グループのリスク 当社グループの営む事業の内容や経営方針等に照らし、当社グループの財政状態および経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられるリスクには、主として以下のようなものがあります。 なお、これらのリスク、「1 経営方針、経営環境および対処すべき課題等」および「4 経営者による財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況の分析」のうち、将来に関する記述は、有価証券報告書提出日現在において入手可能な情報に基づき当社グループが判断したものであり、実際の業績等はこれらの見通しとは異なることがあります。また、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期につきまして、合理的に予見することが困難であるものについては記載していません。 (重要なリスク) リスク分類   リスクシナリオ (リスクが顕在化した場合の影響)   リスクへの対応策(リスク管理計画より抜粋・要約) ①   自然災害・異常気象(地震・大雨・台風等)に関するリスク   ・   自然災害・異常気象の発生による従業員等関係者の被災・   施設・設備の損壊や停電等のインフラ被害発生による事業の中断・停止・   原材料や資機材・機器の納入遅延による事業の中断・停止・遅延・   脱炭素社会への移行リスクとして脱炭素税の導入・強化、省エネ規制の強化等による費用増加   ・   異常時の対応マニュアルの確認および訓練の継続的な実施・   定期的な施設の巡回点検、不具合や危険箇所の早期発見および是正・   原材料や資機材・機器の代替調達先の検討・確保・   物流の停滞に備えた複数輸送ルートの確保や代替ルートの検討・   2050年カーボンニュートラルを目指すロードマップに基づく脱炭素社会への取り組みおよび気候変動への対応 ②   感染症リスク   ・   非常事態宣言の発令や都市封鎖の発生による事業の中断・停止・   従業員等関係者の感染による健康被害   ・   感染防止策の徹底・   事業継続計画(BCP)の浸透・   物流の停滞に備えた複数輸送ルートの確保や代替ルートの検討 ③   地政学リスク(戦争・紛争等)およびカントリーリスク(法令・規制・政策の変更等)   ・   海外における戦争・国際紛争等の発生による従業員等関係者の生命・身体・財産の毀損・   海外における戦争・国際紛争等の発生による事業の中断・停止(原材料や資機材・機器の納入遅延など)・   日本との政情不安に伴う訪日旅行客の減少による売上や利益の減少・   事業に関連する国・地域の法令・規制・政策の変更による対応費用発生や業務の遅延・混乱・   事業に関連する国・地域の法令・規制・政策の変更に適切に対応していないことによる追加費用発生やブランドイメージの低下   ・   海外現地の弁護士等の専門家との連携を通じ、事業展開国・地域における法令・規制・政策動向の把握および適切な対応・   特定の国・地域への依存回避・   国際情勢の変化を踏まえた情報収集や早期のリスク認識・   原材料や資機材・機器の代替調達先の検討・確保・   物流の停滞に備えた複数輸送ルートの確保や代替ルートの検討・   海外のパートナー企業との継続的な情報共有、事業計画の見直し・   経営会議や常務会等の会議体における事業モニタリングの継続・   危機管理規程の実効性確認および適切な運用 ④   事故(輸送事故、設備事故、火災・爆発等)発生に関するリスク   ・   大規模な輸送事故の発生による営業停止命令、死傷者への多額の賠償金支払い、マスコミ報道によるブランドイメージの低下・   大規模な設備事故や火災・爆発事故の発生による施設・設備の損壊、事業の中断・停止・   業務上の事故発生による従業員等関係者の被災   ・   安全最優先の意識浸透に向けた教育訓練の実施等の安全マネジメントの向上・   緊急事故対策マニュアルの周知および運用・   日常点検および長期修繕保全計画に基づいた必要な設備投資 リスク分類   リスクシナリオ (リスクが顕在化した場合の影響)   リスクへの対応策(リスク管理計画より抜粋・要約) ⑤   保有資産および商品の瑕疵・欠陥に関するリスク   ・   保有資産および商品・サービスの欠陥、ならびにオペレーションの不備による顧客損害の発生、多額の賠償金・争訟費用の発生・   保有資産および商品・サービスの管理不備、ならびにオペレーションの不備に伴う社会的信頼の失墜、マスコミ報道によるブランドイメージの低下   ・   複数名の従業員によるチェック体制の構築および適切な管理・   関係法令等を踏まえた衛生管理の適切な実施・   過去の事例共有等を通じた従業員の危機意識および品質管理に対する意識の醸成 ⑥   情報システム障害およびデジタル技術活用に関するリスク   ・   ランサムウェア攻撃による基幹システム停止、機密情報・個人情報の外部漏えい、データの消失、事業の中断・停止・   従業員による意図的な改ざんまたは意図しない改ざんや操作ミスによるデータの消失、事業の中断・停止・   システム構築または構築後の保守の失敗による機能不全、事業の中断・停止・   デジタル技術の活用の遅れ等による事業環境の変化への対応遅延および競争力の低下、ビジネス機会の喪失、業務効率の低下   ・   「西鉄グループICTマネジメント委員会」におけるシステム障害等への対応状況の確認およびICT統制の整備・運用・   サイバーリスクに備えたサイバーセキュリティの強化・   システム障害が顕在化した場合の対応周知および定期的な研修等を通じた対応力の向上・   従業員による不適切な操作やヒューマンエラー防止のための情報リテラシー教育の実施・   社内向け生成AIサービス等の活用による業務の効率化および高度化の推進・   部門横断組織「生産性革新プロジェクト」での生産性向上施策の推進を通じた業務改革および組織文化の変革 ⑦   コンプライアンス違反(法令違反・不祥事等)に関するリスク   ・   コンプライアンス違反に伴う信頼失墜、事業の中断・停止・   法令違反等による営業停止命令、多額の賠償金支払い、マスコミ報道によるブランドイメージの低下・   従業員の倫理や社会規範に反する不適切な行動(コンダクト)による多額の賠償金・争訟費用の発生、社会的信頼の失墜   ・   従業員のコンプライアンス意識向上に向けた定期的なコンプライアンス研修の実施・   関係法令等に基づく教育訓練の実施、内部監査等を通じたコンプライアンス体制の確認・改善・   各種規則・規程等の整備および適切な運用 リスク分類   リスクシナリオ (リスクが顕在化した場合の影響)   リスクへの対応策(リスク管理計画より抜粋・要約) ⑧   人権の尊重、DE&Iに関するリスク   ・   ハラスメント/人権問題惹起による訴訟や賠償責任損害、社会的信頼の失墜、ブランドイメージの低下・   長時間労働・不適切な労務管理による従業員の健康被害、職場における士気の低下、離職率上昇、事業の中断・停止   ・   「西鉄グループ人権方針」に基づくバリューチェーン全体における人権の尊重を前提とした事業活動の推進・   人権・同和問題、ハラスメント・障がい者・LGBTQ等に関する職場研修等を通じた人権意識の醸成、不適切な行為の未然防止・   働きがいを向上させる環境の整備やワーク・ライフ・バランスの推進 ⑨   金利・為替等の変動に関するリスク   ・   急激な為替変動による多額の為替差損発生・   急激な金利変動による低利・安定資金の確保困難、利益の減少・   急激な金利変動による不動産売却価格の低下と投資家の物件購入意欲低下   ・   金利環境の変化に対応するため多様な資金調達手法の検討・   資金繰りへの影響を抑えるための現預金水準等の継続的な精査・   既存顧客との関係性強化および新規顧客の開拓 ⑩   物価変動(地価・資材価格・燃油等)に関するリスク   ・   物価(地価・資材価格・燃油等)の急激な上昇または下落によるコストや収益の大幅な乖離、事業計画や資産価値への影響発生、事業の中断・停止   ・   原材料や資機材・機器の代替調達先の検討・確保・   輸送価格の高騰に備えた複数輸送ルートの確保や代替ルートの検討・   提供する商品・サービスの高付加価値化、価格転嫁の検討・実施・   突発的な修繕対応等による費用増加を抑えるための予防保全や機器更新に係る計画の策定・実行 ⑪  人財戦略(人財不足・人財確保)に関するリスク   ・   人財の確保や育成が不十分であることによる業務の遅滞、経営効率の悪化・   適切な技術・技能が継承されないことによる労災事故の増加、商品・サービス品質の低下、経営効率の悪化   ・   採用活動の強化・   人財の定着に向けた待遇改善やエンゲージメント向上に資する施策の実施・   DX等を活用した業務の効率化・生産性向上施策の推進・   技能や技術の継承を目的とした人財育成の取り組み・   中長期的な事業動向を踏まえた計画的な採用戦略の立案・実施
経営成績の分析 (MD&A)11,110字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 (1) 経営成績 (連結経営成績) 当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善等を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、中東情勢や米国の通商政策の動向等、不安定な国際情勢の影響もあり、先行き不透明な状況が続いています。 営業収益は、ヒノマル㈱を中核とするヒノマルグループを連結子会社化したことに伴う「その他」における農業関連事業の寄与や、不動産業における賃貸事業での「ONE FUKUOKA BLDG.」の開業(2025年4月)等により4,741億5千6百万円(前期比6.9%増)となりました。営業利益は、物流業における国際物流事業や不動産業における住宅事業で粗利が増加したこと等により302億1千万円(前期比13.3%増)となりました。 経常利益は、持分法適用会社である大名プロジェクト特定目的会社での信託受益権の一部売却や福岡国際空港㈱での利益の増加等により、持分法による投資利益が増加したこと等もあり372億2千万円(前期比29.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、不動産流動化での信託受益権の売却による固定資産売却益の増加や、政策保有株式の売却による投資有価証券売却益の増加等もあり321億5千5百万円(前期比54.5%増)となりました。 その結果、当連結会計年度の経営成績は以下のとおりとなりました。 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減額 (百万円)   増減率 (%) 営業収益   443,495   474,156   30,660   6.9 営業利益   26,655   30,210   3,554   13.3 経常利益   28,739   37,220   8,480   29.5 親会社株主に帰属する当期純利益   20,810   32,155   11,344   54.5 なお、連結損益計算書の主要項目ごとの前連結会計年度との主な増減要因等は、次のとおりです。 ① 営業収益及び営業利益 当連結会計年度の営業収益は、ヒノマル㈱を中核とするヒノマルグループを連結子会社化したことに伴う「その他」における農業関連事業の寄与や、不動産業における賃貸事業での「ONE FUKUOKA BLDG.」の開業(2025年4月)等により、前連結会計年度から306億6千万円増加し、4,741億5千6百万円(前期比 6.9%増)となりました。 営業利益は、物流業における国際物流事業や不動産業における住宅事業で粗利が増加したこと等により、前連結会計年度から35億5千4百万円増加し、302億1千万円(前期比 13.3%増)となりました。 セグメントごとの営業収益及び営業利益は、次のとおりです。 セグメントの名称   営業収益   営業利益 前連結 会計年度 (百万円)   当連結 会計年度 (百万円)   増減率 (%)   前連結 会計年度 (百万円)   当連結 会計年度 (百万円)   増減率 (%) 運輸業   80,940   83,172   2.8   4,979   4,055   △18.6 不動産業   87,777   95,010   8.2   9,736   11,624   19.4 流通業   71,981   73,971   2.8   654   670   2.4 物流業   148,023   153,012   3.4   3,849   6,080   58.0 レジャー・サービス業   52,717   59,088   12.1   5,932   6,371   7.4 計   441,440   464,255   5.2   25,151   28,801   14.5 その他   30,956   38,319   23.8   2,364   2,571   8.8 調整額   △28,901   △28,417   -   △861   △1,163   - 連結   443,495   474,156   6.9   26,655   30,210   13.3 ② 営業外損益及び経常利益 営業外収益は、持分法による投資利益の増加等により、前連結会計年度から52億7千1百万円増加し、105億3千5百万円となりました。 営業外費用は、支払利息の増加等により、前連結会計年度から3億4千5百万円増加し、35億2千5百万円となりました。 この結果、経常利益は、前連結会計年度から84億8千万円増加し、372億2千万円(前期比 29.5%増)となりました。 ③ 特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益 特別利益は、固定資産売却益や投資有価証券売却益の増加の一方、受託工事金受入額の減少等により、前連結会計年度から5億2千万円減少し、110億5千5百万円となりました。 特別損失は、固定資産圧縮損の減少等により、前連結会計年度から73億3千9百万円減少し、20億8千6百万円となりました。 この結果、税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度から153億円増加し、461億8千8百万円(前期比 49.5%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度から113億4千4百万円増加し、321億5千5百万円(前期比 54.5%増)となりました。 (セグメント別概況) ①  運輸業 鉄道事業では、鉄道運賃改定の申請を行い(2026年4月1日改定実施)、持続可能な公共交通ネットワークの構築に向けた事業基盤の強化を図りました。また、朝ラッシュ時間帯の増便により通勤・通学時間帯の混雑緩和を図ったほか、有料座席列車「Nライナー」の運行を開始するなど、利便性向上に取り組みました。さらに、西鉄福岡(天神)駅におけるホームドア設置を完了するなど、安全性向上に努めました。そのほか、カーボンニュートラルの実現に向け、列車の運行に使用する電力を実質再生可能エネルギー由来の電力に置き換える準備を進めました。 バス事業では、北九州地区および筑豊地区において運賃改定を実施したほか、西鉄バス宗像㈱および西鉄バス二日市㈱の吸収合併(2025年10月1日効力発生)ならびに西鉄観光バス㈱の吸収合併(2026年4月1日効力発生)を行うなど、運行基盤の再編・強化を図りました。また、博多駅〜福岡空港国際線へ連節バスを導入したほか、「FUKUOKA OPEN TOP BUS」における新型車両の導入および「太宰府コース」の新設ならびに「KITAKYUSHU OPEN TOP BUS」の運行開始等、観光需要の取り込みを図りました。さらに、国産電気バスの導入や、レトロフィット電気バスの製作・導入等、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを進めました。 経営成績については、鉄道事業で、需要の回復などにより旅客人員が増加し増収となりました。バス事業で、ダイヤ改正による減便などでの減収の一方、インバウンド需要の増加や「ONE FUKUOKA BLDG.」の開業効果などもあり高速バスの需要が回復し増収となりました。これらの結果、運輸業の営業収益は831億7千2百万円(前期比2.8%増)となりました。営業利益は、待遇改善による人件費の増加などにより40億5千5百万円(前期比18.6%減)となりました。 イ  業種別営業成績 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減額 (百万円)   増減率 (%) 営業収益   80,940   83,172   2,231   2.8 鉄道事業   22,595   23,866   1,270    5.6 バス事業 ※2   55,846   56,317   471     ※1 0.8 タクシー事業 ※2   2,579   2,537   △41   △1.6 運輸関連事業   11,088   10,690   △397   △3.6 消去   △11,169   △10,239   929   ― 営業利益   4,979   4,055   △924   △18.6 ※1 バス事業の内部取引を除くと1.6%の増となります。 ※2 従来、タクシー事業であった北九西鉄交通㈱(旧社名:北九西鉄タクシー㈱)は、タクシー事業を終了したため、当連結会計年度の期首より主要な事業となるバス事業に変更しています。なお、前連結会計年度については、組替えを行っています。 ロ  提出会社の鉄道事業の運輸成績 種別   単位   前連結会計年度   当連結会計年度   増減率(%) 営業日数   日   365   365   ― 営業キロ   キロ   106.1   106.1   ― 走行キロ   千キロ   38,311   39,040   1.9 旅客人員   定期   千人   57,979   60,856   5.0 定期外   千人   45,040   48,043   6.7 計   千人   103,019   108,899   5.7 旅客収入   定期   百万円   7,928   8,240   3.9 定期外   百万円   12,851   13,678   6.4 計   百万円   20,779   21,919   5.5 手小荷物・その他収入   百万円   0   0   30.2 運輸雑収   百万円   889   994   11.8 運輸収入合計   百万円   21,669   22,913   5.7 乗車効率  (注)   %   29.6   30.4   ― ハ  提出会社のバス事業の運輸成績 種別   単位   前連結会計年度   当連結会計年度   増減率(%) 営業日数   日   365   365   ― 営業キロ   キロ   4,267.9   4,425.9   3.7 走行キロ   千キロ   66,433   65,226   △1.8 旅客人員   定期   千人   58,808   59,392   1.0 定期外   千人   92,980   95,265   2.5 計   千人   151,788   154,656   1.9 旅客収入   定期   百万円   7,574   7,751   2.3 定期外   百万円   25,015   26,199   4.7 計   百万円   32,589   33,950   4.2 手荷物・その他収入   百万円   0   0   △21.4 運輸雑収   百万円   3,064   3,082   0.6 運輸収入合計   百万円   35,655   37,033   3.9 乗車効率  (注)   %   20.8   22.2   ― (注)   乗車効率算出方式   延人キロ   ×100 1車平均定員×走行キロ ②  不動産業 賃貸事業では、「ONE FUKUOKA BLDG.(ワン・フクオカ・ビルディング)」を2025年4月24日に開業し、オフィスのリーシングを着実に進めるなど、収益の拡大に努めました。また、駅直結型商業施設「レイリア春日原」の開業準備を進めるなど、沿線の賑わい創出を図りました。さらに、賃貸用物流施設「MID LOGI鳥栖」や「熊本戸島ロジスティクスセンター」の開発に取り組み、収益基盤の強化を図りました。そのほか、福岡市都心部における地権者共働の開発プロジェクトの取り組みを着実に推進しました。 住宅事業では、「ガーデングランデ横浜戸塚」、「プレミスト京都 松ケ崎」等、首都圏、関西圏でのマンション供給・販売に努めました。また、ベトナムやフィリピンでの大規模分譲開発等、海外での共同開発を推進し事業の拡大を図りました。 その他不動産事業では、私募ファンドの組成や西鉄アセットマネジメント㈱におけるアセットマネジメント業務の一部受託等、不動産流動化による資本効率の向上と事業機会の創出に努めました。 経営成績については、賃貸事業で、「ONE FUKUOKA BLDG.」の開業などにより増収となりました。住宅事業で、分譲マンション「ガーデングランデ横浜戸塚」等の販売や、前期に比べ販売単価の上昇などもあり増収となりました。これらの結果、不動産業の営業収益は950億1千万円(前期比8.2%増)、営業利益は116億2千4百万円(前期比19.4%増)となりました。 イ 業種別営業成績 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減額 (百万円)   増減率 (%) 営業収益   87,777   95,010   7,232   8.2 賃貸事業   32,841   38,727   5,885   17.9 住宅事業   43,606   48,022   4,416   10.1 その他不動産事業   16,255   16,175   △80   △0.5 消去   △4,926   △7,915   △2,988   ― 営業利益   9,736   11,624   1,887   19.4 ロ 分譲販売区画数 単位   前連結会計年度   当連結会計年度   増減   増減率 (%) 分譲販売区画数   区画   885   852   △33   △3.7 マンション(うち一棟売却 賃貸マンション)   戸   695(149)   660(151)   △35(2)   △5.0(1.3) 戸建   区画   175   186   11   6.3 リノベーション   戸   15   6   △9   △60.0 ③  流通業 ストア事業では、「レガネット春日原」を開業するなど、収益の拡大を図りました。また、「レガネット天神」のリニューアルを行い、既存店の収益力の強化に努めました。 生活雑貨販売業では、「イオンモール大牟田店」を開業するなど、収益の拡大を図りました。 経営成績については、ストア事業で、沿線店舗をはじめ既存店売上が増加したことや改装店舗の寄与などにより増収となりました。生活雑貨販売業で、既存店売上の増加に加えて「イオンモール大牟田店」の開業(2025年10月)などにより増収となりました。これらの結果、流通業の営業収益は739億7千1百万円(前期比2.8%増)、営業利益は6億7千万円(前期比2.4%増)となりました。 業種別営業成績 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減額 (百万円)   増減率 (%) 営業収益   71,981   73,971   1,990   2.8 ストア事業   65,927   67,360   1,433   2.2 生活雑貨販売業   6,054   6,611   556   9.2 消去   △0   △0   0   ― 営業利益   654   670   16   2.4 ④  物流業 国際物流事業では、メキシコ現地法人(NNR GLOBAL LOGISTICS MEXICO S.A. de C.V.)モンテレイ事務所およびフィリピン現地法人(NNR GLOBAL LOGISTICS (PHILIPPINES) INC.)スービック事務所を新設したほか、トルコ・イスタンブール駐在事務所の開設準備を進めるなど、海外ネットワークの拡充に取り組みました。また、国内では半導体取扱専業部署を新設するなど、重点品目の選択と集中を行い、取扱重量の拡大を図りました。 さらに、持続可能な航空燃料(SAF)を活用した航空輸送サービス「NNR Green Connect」の提供を開始するなど、カーボンニュートラルの実現のための取り組みを実施しました。 経営成績については、国際物流事業で、為替変動による円換算額が増加したことや輸出入取扱高の増加などにより増収となりました。この結果、物流業の営業収益は1,530億1千2百万円(前期比3.4%増)、営業利益は60億8千万円(前期比58.0%増)となりました。 イ 業種別営業成績 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減額 (百万円)   増減率 (%) 営業収益   148,023   153,012   4,988   3.4 国際物流事業   154,941   160,122   5,181   3.3 国内物流事業   10,948   11,456   507   4.6 消去   △17,866   △18,566   △700   ― 営業利益   3,849   6,080   2,231   58.0 ロ 国際貨物取扱高 単位   前連結会計年度   当連結会計年度   増減   増減率 (%) 航空輸出   千トン   103   105   2   2.3 航空輸入   千件   321   346   25   7.9 海運輸出   千TEU ※   112   119   7   6.2 海運輸入   千TEU ※   146   153   6   4.6 ※TEU:20フィートの海上輸送コンテナを1単位とした換算個数 ⑤  レジャー・サービス業 ホテル事業では、「ONE FUKUOKA HOTEL」を2025年4月に開業するなど、収益の拡大を図りました。また、「ソラリア西鉄ホテル大阪本町」や「ソラリア西鉄ホテル福岡エアポート(仮称)」等、新規ホテルの出店計画を着実に推進しました。 飲食事業では、「天神福食堂」を2025年4月に開業し、「ONE FUKUOKA BLDG.」内の賑わい創出を図りました。 経営成績については、ホテル事業で、客室単価の上昇に加え、「ONE FUKUOKA HOTEL」の開業や前期に開業した「西鉄ホテル クルーム バンコク シーロム」(2024年9月)の寄与などにより増収となりました。この結果、レジャー・サービス業の営業収益は590億8千8百万円(前期比12.1%増)、営業利益は63億7千1百万円(前期比7.4%増)となりました。 業種別営業成績 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減額 (百万円)   増減率 (%) 営業収益   52,717   59,088   6,371   12.1 ホテル事業   31,854   37,426   5,571   17.5 旅行事業   3,180   3,502   321   10.1 娯楽事業   5,350   5,496   145   2.7 飲食事業   30   188   157   518.9 広告事業   2,833   2,862   28   1.0 その他サービス事業   10,962   12,128   1,166   10.6 消去   △1,496   △2,515   △1,019   ― 営業利益   5,932   6,371   438   7.4 ⑥  その他 農業関連事業では、事業拡大に向け、農業分野に特化した卸売企業であるヒノマル㈱を中核とするヒノマルグループを子会社化しました。 経営成績については、農業関連事業でヒノマルグループを連結子会社化したことなどにより増収となりました。この結果、その他の営業収益は383億1千9百万円(前期比23.8%増)、営業利益は25億7千1百万円(前期比8.8%増)となりました。 業種別営業成績 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減額 (百万円)   増減率 (%) 営業収益   30,956   38,319   7,363   23.8 ICカード事業   1,609   1,380   △228   △14.2 車両整備関連事業   15,368   15,856   488   3.2 建設関連事業   10,198   9,333   △864   △8.5 金属リサイクル事業   4,491   4,483   △8   △0.2 農業関連事業   ―   8,692   8,692   ― 消去   △711   △1,427   △716   ― 営業利益   2,364   2,571   207   8.8 (2) 財政状態 前連結会計年度 2025年3月末 (百万円)   当連結会計年度 2026年3月末 (百万円)   増減額 (百万円) 資産合計   782,126   820,851   38,724 負債合計   526,086   527,806   1,720 純資産合計   256,039   293,044   37,004 有利子負債   366,160   362,987   △3,173 (注)有利子負債は、借入金 + 社債により算出しています。 資産は、投資有価証券や販売土地及び建物の増加等により、前連結会計年度末に比べ387億2千4百万円増加し、8,208億5千1百万円となりました。 負債は、繰延税金負債や未払消費税等の増加等により、前連結会計年度末に比べ17億2千万円増加し、5,278億6百万円となりました。 純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等による利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末に比べ370億4百万円増加し、2,930億4千4百万円となりました。 (3) キャッシュ・フロー 前連結会計年度 2025年3月末 (百万円)   当連結会計年度 2026年3月末 (百万円)   増減額 (百万円) 現金及び現金同等物の期末残高   50,441   45,770   △4,670 通期   増減額 (百万円) 2025年3月期 (百万円)   2026年3月期 (百万円) 営業活動によるキャッシュ・フロー   15,611   38,609   22,998 投資活動によるキャッシュ・フロー   △74,546   △30,337   44,208 フリー・キャッシュ・フロー(営業活動+投資活動)   △58,935   8,272   67,207 財務活動によるキャッシュ・フロー   39,228   △13,324   △52,553 当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ46億7千万円減少し、457億7千万円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益461億8千8百万円、減価償却費239億2千3百万円、棚卸資産の増加額(支出)110億2千1百万円等により386億9百万円の収入となり、前連結会計年度に比べ229億9千8百万円の収入増となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出386億7千2百万円、固定資産の売却による収入87億円等により、303億3千7百万円の支出となり、前連結会計年度に比べ442億8百万円の支出減となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、社債の償還による支出80億円、自己株式の取得による支出40億6千6百万円等により、133億2千4百万円の支出となり、前連結会計年度に比べ525億5千3百万円の支出増となりました。 当社グループの資金調達については、鉄道事業における設備投資に対する㈱日本政策投資銀行からの借入金のほか、社債および民間金融機関からの借入金等、市場環境や金利動向等を総合的に勘案しながら行っています。 なお、当社グループでは資金効率向上のため、キャッシュマネジメントシステム(CMS)を導入しています。 資金の流動性については、当社グループは、運輸業や流通業を中心に日々の収入金があることから、必要な流動性資金は十分に確保しており、これらの資金をCMSにより集中管理することでグループ内において有効に活用しています。 また、金融機関との当座貸越契約を締結することにより、機動的な資金調達が可能な体制を整えています。 成長投資については、2025年度は「第16次中期経営計画2025年度計画」に沿って、「福岡国際ビル」の取得や春日原駅商業施設「レイリア春日原」の建設等を進めました。2026年度は「第17次中期経営計画(2026年度~2028年度)」に沿って、賃貸用物流施設「MID LOGI 鳥栖」の開発や「(仮称)江東区亀戸三丁目計画」新築工事等について着実に進めてまいります。投資計画の詳細については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」をご参照ください。 株主還元については、経営における重要課題の一つと考えており、当社は、株主の皆様への安定した利益還元を重視し、適切な内部留保の確保による財務体質及び経営基盤の強化を図りながら、安定的・継続的な配当を実施することを利益配分についての方針としています。当社の配当政策については、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」をご確認ください。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しています。 この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いていますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。 また、財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 2財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。 (5) 生産、受注及び販売の実績 当社グループの各事業において提供するサービスや製品は多種多様であり、同じセグメント内のサービスや製品であっても、その内容、形式等は必ずしも一様ではないため、生産、受注及び販売の実績について、セグメントごとに生産規模あるいは数量で示すことはしていません。 そのため、生産、受注及び販売の状況については、「(1) 経営成績」における各セグメント業績に関連付けて示しています。

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