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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

eBASE

eBASE Co.,Ltd.3835 · Prime · 情報・通信業

商品情報データベース管理のプラットフォームを提供。小売・メーカー向けにデータベース・SaaS・アプリを展開。

概要

eBASEは、2001年に創業したソフトウェア企業である。主力製品は、自社開発のCMS開発プラットフォーム「ミドルウェアeBASE」を基盤とする商品情報データベース管理システム群で、食品・日用品・住宅設備等の業界向けに提供している。ビジネスモデルは企業別(0th)、業界別(1st)、消費者向け(2nd)の3層から成り、サブスクリプション型で収益を得る。2025年3月期の連結売上高は55億円、営業利益17億円、利益率30.9%である。大阪市北区に本社を置き、従業員数は480名。

2つの事業セグメントで構成される収益構造

eBASEグループは、パッケージソフトビジネスを担う「eBASE事業」と、IT開発アウトソーシングを担う「eBASE-PLUS事業」の2セグメントで構成される。eBASE事業は高利益率を追求し、eBASE-PLUS事業は安定的な売上を確保することで、グループ全体のバランスを取る。2025年3月期の連結売上高55億円のうち、eBASE事業が主要な収益源であり、営業利益率は30.9%と高い。一方、eBASE-PLUS事業は受託開発・運用保守を通じて安定収益を生む。両事業の有機的な連携により、増収増益を目指している。

3層のビジネスモデルで展開する商品情報管理

eBASE事業は、創業以来3つのフェーズで展開する。0th eBASEは、企業ごとに統合商品データベースを構築するBtoBモデルである。1st eBASEは、食品・日用品・住宅等の業界別に商品情報交換を標準化する業界横断型モデルで、データプール「商材ebisu」を提供する。2nd eBASEは、消費者向けスマートフォンアプリ「e食住シリーズ」を通じて、小売・メーカーの販促を支援するBtoBtoCモデルである。各モデルは相互に連携し、商品情報の一元管理から販促・マーケティング活用までをカバーする。

全国に展開する拠点とグループ体制

本社は大阪市北区に置き、東京支社(東京都中央区)および香川開発センター(香川県高松市)を設置する。グループは、eBASE株式会社(持株会社兼事業会社)、連結子会社のeBASE-NeXT株式会社(クラウドサービス運用)とeBASE-PLUS株式会社(ITアウトソーシング)の3社で構成される。eBASE-NeXTはSaaSの運用を担い、eBASE-PLUSは受託開発・保守・教育システムを提供する。グループ全体で約480名の従業員を擁し、全国の顧客企業に対応する体制を整えている。

安定成長を支えるサブスクリプションモデル

eBASEの収益の大部分は、製品ライセンスの販売ではなく、継続的なサービス提供によるサブスクリプション収入である。eBASE事業では、導入後の保守・運用契約やクラウドサービス(SaaS)の月額課金が収益の基盤となる。過去10年間の売上高は2013年3月期の28億円から2025年3月期の55億円へとほぼ倍増し、営業利益も17億円に拡大した。この安定成長は、既存顧客の維持と新規顧客の開拓に加え、業界標準となる商品データプラットフォームの浸透によるものである。

業界の中での役割は商品情報管理ソリューションのプラットフォーム提供者、IT開発アウトソーシング事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
53億円
営業利益
14億円
営業利益率
26.4%
純利益
10億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
eBASE-PLUS事業27億円50.9%4億円14.8%
eBASE事業26億円49.1%11億円42.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01小売業・卸売業(食品・日用品・家電・住宅等)主力

食品、日用品、家電、住宅設備等の業界向けに、商品情報データベース管理システム「eBASE」シリーズを提供。企業別(0th)・業界別(1st)・消費者向け(2nd)の3層で、商品データの統合管理、データプールサービス、デジタルカタログ・チラシ、そして消費者向けスマホアプリ「e食住シリーズ」までトータルに提供。小売のDX・OMO推進を支援。

主な製品・サービス8
eBASEserver(統合商品データベース)
商品画像、仕様、価格等を一元管理する企業向けデータベースシステム。マルチユースで販促メディアやECに展開。
DBP eBASE(データベースパブリッシングシステム)
統合商品DBと連動し、紙カタログ・チラシ・Webカタログをワンソースで制作・展開する企画支援システム。
FOODS/GOODS eBASE
食品業界・日用品業界向けの業界別商品詳細情報管理システム。サプライヤーとバイヤー間の商品情報交換を標準化。
商材ebisu / マスタデータebisu
メーカー・卸・小売から収集した商品データを集約・正規化したクラウドデータプールサービス。
MDM eBASE(マスタデータ管理システム)
小売企業向けに、商品マスタを統合管理し、POS・物流・棚割等と連携するシステム。
PDM eBASE(製品データ管理システム)
メーカー・小売PB向けに、製品企画・開発・品質管理を一元管理するシステム。
e食住シリーズ(スマホアプリ)
消費者向けライフスタイルアプリ。チラシ・カタログ・レシート等のデジタル化により、小売の販促とCX向上を支援。
AI eBASE
eBASE基盤上の独自データを活用したAIソリューション。マーケティング分析等に活用。

02メーカー(食品・日用品・住宅機器等)主力

メーカー向けに、製品情報管理、商品データプールへのデータ提供、製品企画開発管理システムを提供。また、消費者向けアプリを通じた販促支援も行う。

主な製品・サービス2
FOODS/GOODS eBASE(メーカー版)
メーカーが自社製品情報を管理し、取引先小売に効率的に提供するシステム。
PDM eBASE
製品企画・設計・開発~品質管理までを支援する製品データ管理システム。

03ITアウトソーシング(多業種)準主力

多様な顧客企業からの受託開発、受託オペレーション、サーバー保守等のITアウトソーシングサービスを提供。Java、インフラ等の教育システムも自社開発。

主な製品・サービス2
IT開発アウトソーシングサービス
顧客企業のシステム開発・運用・保守を受託。
eB-learning(オンライン教育システム)
Javaプログラミング、ITインフラ教育等の自社開発eラーニングシステム。人材育成に活用。

製品と技術

CMS開発プラットフォーム「ミドルウェアeBASE」

「ミドルウェアeBASE」は、eBASEの全製品の基盤となる独自のCMS開発プラットフォームである。商品情報の一元管理と多チャネル展開(ワンソースマルチユース)を実現する。このプラットフォーム上で、企業別の統合商品データベース「eBASEserver」や、カタログ・チラシ制作を支援する「DBP eBASE」が動作する。開発効率が高く、顧客の要件に合わせたカスタマイズが容易な点が特徴である。同プラットフォームは、食品・日用品・住宅設備など多様な業界で採用されている。

業界別商品情報管理システム「FOODS eBASE」と「GOODS eBASE」

「FOODS eBASE」は食品業界向け、「GOODS eBASE」は日用雑貨・生活関連品業界向けの商品詳細情報管理システムである。サプライヤーとバイヤー間の商品情報交換を標準化し、原材料情報や品質仕様などを統合管理する。特に食品業界では、食の安全・安心に関するトレーサビリティ情報の共有に活用される。これらのシステムは、業界ごとの業務プロセスに合わせて設計されており、導入企業の情報管理コスト削減に寄与する。

データプールサービス「商材ebisu」とマスタデータ管理

「商材ebisu」は、メーカー・卸・小売から収集した商品データを集約・正規化するクラウドデータプールサービスである。食品向けの「食材ebisu」と業界横断の「マスタデータebisu」から構成される。このデータプールと連動して、小売企業向けの商品マスタ管理システム「MDM eBASE」や、メーカー向けの製品企画開発管理システム「PDM eBASE」を提供する。2026年には、POSデータ販売事業を行うKSP-SPを子会社化し、データプールと購買データを組み合わせたマーケティング分析への展開を計画している。

消費者向けアプリ「e食住シリーズ」とAIソリューション

「e食住シリーズ」は、消費者向けライフスタイルスマートフォンアプリである。チラシ・カタログ・レシートのデジタル化や、店舗の販促情報を提供し、小売業のOMO(Online Merges with Offline)戦略を支援する。具体的なアプリとして「e食住なび」「e食住ちらし」「e食住ビジュアルレシート」「e住なび」などがある。また、eBASEのデータ基盤を活用した「AI eBASE」も提供しており、マーケティング分析や需要予測などのAIソリューションを展開している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

高収益の中小クラウド企業、売上伸び悩み

eBASEは情報・通信業に属し、クラウドサービスを提供。2026年3月期の売上高は53億円と、同業のハッチ・ワークやソラコムと比較してやや小規模。しかし営業利益率は26%超と非常に高く、収益性では業界トップクラス。ただし売上高は前期比で微減しており、成長が頭打ちの兆候。同業のVRAIN SolutionやCocoliveなども類似サービスを提供しており競争は激しい。

強み

  • 営業利益率26%超。効率的なビジネスモデルで高収益を実現。
  • 既存顧客からの継続収入が多く、収益が安定している。
  • 利益蓄積により財務が健全。投資余力があり、M&Aなどにも対応可能。
  • 特定分野での知名度が高く、新規顧客獲得時の障壁が低い。

課題

  • 売上高が前期比で減少。市場成熟や競合激化が影響している。
  • ニッチ市場で高いシェアを持ち、これ以上の拡大が難しい可能性。
  • 既存サービスに依存し、新たな収益源の創出が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がeBASE

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19332NISSOホールディングス232億円12.1倍
23921ネオジャパン230億円12.6倍
32471エスプール221億円16.6倍
43649ファインデックス219億円17.8倍
56050イー・ガーディアン216億円29.6倍
63835eBASE207億円19.1倍
73968セグエグループ205億円10.0倍
83901マークラインズ200億円12.4倍
93853アステリア198億円23.6倍
103834朝日ネット196億円12.4倍
113678メディアドゥ196億円10.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 15件

商品情報データベース販売で創業した2001年

2001年10月、大阪市北区に株式会社ホットアイとして設立された。目的は、商品情報データベースシステムの販売である。創業当初から、複数の販促チャネルで商品データを再利用する「ワンソースマルチユース」の概念を掲げ、その後の中核技術となるCMS開発プラットフォームの礎を築いた。2003年5月には東京支社を開設し、営業基盤を首都圏に拡大。同年7月、社名をeBASE株式会社に変更し、現在の体制へと移行した。

上場と子会社設立で事業基盤を強化した2005年

2005年11月、大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット(ヘラクレス市場)に上場した。同時に、商品情報交換のASPサービス提供を目的としてeBASE-NeXT株式会社を設立し、グループ化を開始した。これにより、パッケージ販売だけでなくクラウドサービス運用の体制が整う。同年には、食品業界向けの原材料管理システム「FOODS eBASE」の販売も開始し、業界特化型ソリューションの第一歩を踏み出した。上場資金を活用し、開発力と販売網の拡充を進めた。

業界別ソリューションの拡充と開発拠点新設(2008~2010年)

2008年5月、日用雑貨・生活関連品向けの「GOODS eBASE」を提供開始し、食品以外の業界にも領域を広げた。2010年4月には香川県高松市に香川開発センターを新設し、開発拠点を西日本に拡大。同年11月には、カスタマイズ開発やM&Aに備えるためeBASE-PLUS株式会社を設立した。2011年1月、eBASE-PLUSは株式会社エムネットからシステム開発・テクニカルサポート事業を譲り受け、ITアウトソーシング事業を本格化させた。この時期、業界別データベースと受託開発の両輪が形成された。

食品業界向けデータプールサービスの開始(2011年)

2011年9月、複数の食品小売業が食の安心安全情報を共同収集できるクラウド型サービス「FOODS eBASE NB商品データベースセンター(現「食材ebisu」)」を開始した。これは、サプライヤーとバイヤー間の商品情報交換を標準化するデータプールサービスであり、業界全体の効率化を狙った。このサービスは後に「商材ebisu」へと発展し、eBASEの1st eBASEモデルの中核となる。同サービスの普及により、業界標準のプラットフォームとしての地位を固め始めた。

東証一部上場で成長を加速した2017年

2017年3月、東京証券取引所市場第二部へ市場変更し、同年12月には市場第一部銘柄に指定された。これにより、株式の流動性と信用力が向上し、大企業向けの営業や人材採用に弾みがついた。同年までに売上高は36億円から38億円へ増加し、純利益も6億円から7億円へ拡大。上場市場の変更は、企業規模の拡大と成長性が評価された結果である。この間、MDM eBASEやPDM eBASEなどの新製品も投入し、商品ラインナップを充実させた。

プライム市場移行と直近の業績(2022年以降)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、プライム市場へ移行した。2025年3月期の売上高は55億円、営業利益17億円と過去最高を更新。しかし、2026年3月期は減収減益となり、売上高53億円、営業利益14億円に留まった。主要顧客である小売・食品業界のIT投資動向に影響を受けた。現在も、商材ebisuの拡販やPOSデータ販売事業への進出(2026年6月にKSP-SPを子会社化予定)など、次の成長に向けた施策を進めている。

年表15件を開く

2000年代

  • 2001年10月創業商品情報データベースシステムの販売を目的として、大阪市北区に株式会社ホットアイを創立
  • 2003年5月東京都中央区に東京支社を新設
  • 2003年7月商号変更eBASE株式会社に商号変更
  • 2005年3月食品業界向け商品原材料管理システム「FOODS eBASE」を販売開始
  • 2005年11月上場商品情報交換のASPサービスの提供・販売を目的に、eBASE-NeXT株式会社設立(現 当社100.0%連結子会社)大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット―「ヘラクレス」市場(旧 東京証券取引所JASDAQ市場)に上場
  • 2008年5月日用雑貨、生活関連品の商品情報交換を最適化する「GOODS eBASE」を提供開始

2010年代

  • 2010年4月香川県高松市に香川開発センターを新設
  • 2010年11月eBASEシリーズ導入企業からのカスタマイズ開発や他システムとのインターフェイス開発等の受託開発及び、M&A案件の譲受に備えることを目的に、eBASE-PLUS株式会社設立(現 当社100.0%連結子会社)
  • 2011年1月eBASE-PLUS株式会社が株式会社エムネットより「システム開発」、「テクニカルサポート」、「センターマシン運用管理」事業を譲受に伴い本格稼働
  • 2011年9月複数の食品小売業が、食の安心安全情報を共同収集できるクラウド型サービス「FOODS eBASE NB商品データベースセンター(現 食材ebisu)」サービス開始
  • 2015年1月eBASE-PLUS株式会社がアイエックス・ナレッジ株式会社より同社九州事業所部門を譲受
  • 2015年6月監査等委員会設置会社に移行
  • 2017年3月東京証券取引所市場第二部へ市場変更
  • 2017年12月東京証券取引所市場第一部銘柄へ指定

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    0th~2nd eBASEの連携によるビジネス拡大

    創業以来の3フェーズ(企業別統合商品DB、業界別/業界横断型統合商品DB、消費者向けスマホアプリ)を有機的に連携し、商品情報交換プラットフォームの普及とOMO/DX推進を図る。

  2. 02

    AI時代のマーケティングビジネス展開

    商品詳細情報とPOSデータを掛け合わせたコンテンツ販売に加え、汎用AI技術を活用した高度なマーケティング分析基盤を構築し、情報管理からマーケティング活用へ事業価値を飛躍させる。

  3. 03

    IT人材の採用・育成とオンライン教育の強化

    自社開発のオンライン教育システム「eB-learning」の継続的強化により未経験者・高度技術者を育成し、eBASEグループ全体のIT人材の採用・教育を推進する。

  4. 04

    内部管理体制の強化と業務効率化

    自社のミドルウェアeBASEを活用した内部管理システムを構築し、業務効率化と内部統制強化を図ることで、不正やヒューマンエラーを防止する。

  5. 05

    ミドルウェアeBASEの継続的機能強化

    CMS開発プラットフォーム「ミドルウェアeBASE」の多言語化、スマホ機能強化、ノンプログラミング開発環境の自動化等を推進し、市場競争力を維持する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で480人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は573万円で、9期前と比べて+18.6%平均年齢は40.1歳、平均勤続年数は10.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月428
2018年3月431
2019年3月48338.16.6438
2020年3月49838.97.2440
2021年3月50138.67.5452
2022年3月50939.38.1469
2023年3月51239.38.7465
2024年3月52739.89.1461
2025年3月54039.08.8478356
2026年3月57340.110.0480292

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率33.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)96.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
本社 — 大阪市北区263百万円
eBASE事業
東京支社 — 東京都中央区34百万円
eBASE事業
MCデジタル・リアルティ㈱ KIXデータセンター(大阪府箕面市)(注)39百万円
eBASE事業
本社(大阪市北区)ほか3営業所1百万円
eBASE-PLUS事業
香川開発センター — 香川県高松市0百万円
eBASE事業
㈱IDCフロンティア吹田データセンター(大阪府吹田市)(注)20百万円
eBASE事業
本社 — 大阪市北区0百万円
eBASE事業
主な関係会社
  • 国内
    eBASE-NeXT株式会社(注)1
    大阪市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    eBASE-PLUS株式会社(注)1、2
    大阪市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は53億円営業利益14億円前期と比べると減収減益で、売上が-3.6%、利益が-17.6%。

売上高
-3.6%
53億円
営業利益
-17.6%
14億円
純利益
-23.1%
10億円
営業利益率
26.4%
前期比 -4.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高54億円53億円
営業利益15億円14億円
純利益11億円10億円
1株あたり配当¥15.2¥15.2

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は12億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+9.1%、営業利益は−50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q154
2024年1Q11218.22
2024年2Q13430.82
2024年3Q12433.33
2024年4Q164
2025年2Q25728.05
2025年4Q301033.38
2026年2Q24625.04
2026年4Q29827.66
2027年1Q1218.31

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は28億円から53億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は26.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2853
2014年3月2853
2015年3月3164
2016年3月3675
2017年3月3686
2018年3月38107
2019年3月40118
2020年3月44139
2021年3月43129
2022年3月44117
2023年3月47149
2024年3月521711
2025年3月55171830.913
2026年3月53141526.410

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高53億円のうち、営業利益として残るのは14億円26.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は10億円、売上の18.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金49.1%26億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.5%13億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益26.4%14億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
50.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+18.0pt
26.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+12.2pt
18.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.9pt
13.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
12.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
31.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが11億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は49億円で、売上の11.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月3−50−25
2014年3月20−126
2015年3月4−4−106
2016年3月54−1914
2017年3月6−4−1214
2018年3月7−3−1418
2019年3月6−2−2420
2020年3月100−21028
2021年3月101−31136
2022年3月8−1−3741
2023年3月10−1−4945
2024年3月13−3−61050
2025年3月121−81354
2026年3月11−5−10649

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は81億円。このうち返さなくてよい自己資本が74億円で、自己資本比率は91.0%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1815382.5
2014年3月1917286.8
2015年3月2420482.3
2016年3月2824486.9
2017年3月3329488.3
2018年3月3935488.7
2019年3月4641589.0
2020年3月5347689.9
2021年3月5954591.8
2022年3月6358592.5
2023年3月7063789.6
2024年3月7869988.8
2025年3月8174890.7
2026年3月8174791.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
50億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
81億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
7億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中8位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中516位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.9%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
26.4%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
91.0%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-3.6%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥438で、1年前と比べて-8.2%過去52週の値幅のなかでは43%の位置にある。

¥438-0.9%1ヶ月+4.0%1年-8.2%時価総額207億円
過去52週の値幅
安値¥381高値¥514

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.1倍
PER (会社予想)18.0倍
PBR2.84倍
配当利回り3.47%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+3.4%と上昇。25日線(418.56円)を1.5%上回り、75日線も上回るが、200日線(417.85円)はほぼ同水準。52週高値521円からは18%下落、安値381円からは12%上昇。7/13に15万株の出来高を記録し、430円まで上昇。ただし、RSIは51.9と中立。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)

PERは18.51倍で予想17.5倍、同業界平均の29.94倍を下回り、PBRも2.54倍と平均3.45倍より低い。ROEは13.95%と健全で、配当利回り3.58%は平均3.51%をわずかに上回る。ただし、配当性向89.89%は高く、今後の増配余地は限定的。売上高は2025/3期に増加も2026/3期は減少見込みで、収益の不安定さが懸念。割安水準ながら成長鈍化と高配当性向の持続性に注意。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.1倍47.9倍
PER (予想)18.0倍
PBR2.84倍2.96倍
ROE13.9%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、主力の美容業界向けSaaSの成長持続性と、新規分野への拡大可能性。強気派は、サブスクモデルによる安定収益、美容業界での高いシェア、営業利益率30%超の高収益性を評価。弱気派は、美容業界の市場規模の限界、競合の台頭によるシェア低下リスク、2026/3期の売上高が53億円と減少予想で成長鈍化を懸念。

プラスに働く材料7
  • 高収益なサブスク

    営業利益率30.9%で、継続課金による安定収益

  • 美容業界でのシェア

    予約管理で美容業界に強い顧客基盤を持つ

  • 配当利回りの高さ

    配当利回り3.58%と株主還元が厚い

  • 配当利回り3.58%を維持、株主還元姿勢が下支え継続影響

    配当利回り3.58%は高水準。株価425円での利回りが投資家に選好され、下値を支える。

  • 予想PER17.5倍と現値PER18.51倍の差が割安感通年影響

    予想PER17.5倍は現在の18.51倍を下回り、業績回復を見込むなら株価上昇余地。

  • ROE13.95%がPBR2.54倍の正当化材料不定影響

    ROE13.95%を維持できればPBR2.54倍は妥当で、改善すれば再評価余地。

  • 外国人持ち株比率2.93%と低く買い増し余地不定影響

    外国人保有比率2.93%は低水準。東証の資本効率改善要請から買い増しで需給改善。

マイナスに働く材料7
  • 市場の成熟

    美容業界の市場規模は頭打ちで成長余地が限定

  • 競争激化

    同種のSaaSが増加し、シェア低下の可能性

  • 業績減速

    2026/3期売上高は53億円と前期比減の見込み

  • 売上高53億円と前期比減収転換2026年3月期影響

    2026年3月期売上高は53億円と前期55億円から減少。成長減速が懸念。

  • 営業利益14億円で前年比3億円減益2026年3月期影響

    営業利益は17億円から14億円へ減少。営業利益率も30.91%から26.42%へ低下。

  • 純利益10億円で前年比3億円減益2026年3月期影響

    純利益は13億円から10億円へ減少。EPSで約6円減と株価圧迫要因。

  • PBR2.54倍はROE13.95%に対し割高感不定影響

    ROE13.95%ではPBR2.54倍が高め。減益でROE低下ならPER18.51倍の調整も。

次の決算で確かめる点
サブスク解約率
顧客維持率と収益の安定性を示すため
美容業界客数
主要顧客セグメントの動向を測るため
新規分野の売上比率
市場拡大の成否を見るために重要

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり15.2で、前期から+9.4%いまの株価に対する利回りは3.47%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥15.2
1株あたり
配当利回り
3.47%
いまの株価に対して
配当性向
89.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月329.5
2018年3月5106.047.0
2019年3月10100.040.4
2020年3月6−42.239.2
2021年3月5−17.640.4
2022年3月618.451.6
2023年3月65.242.4
2024年3月1065.651.1
2025年3月1437.663.5
2026年3月159.489.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥15.2

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ7,181人。区分でいちばん多いのは個人・その他85.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が10.4%を占め、残る89.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他74.678.779.979.179.985.9
金融機関12.611.612.011.513.38.5
自己株式2.42.32.93.64.86.8
外国法人9.45.64.95.73.52.9
事業法人1.71.82.02.02.11.8
証券会社1.72.21.11.71.10.8
外国人個人0.00.10.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01常包 浩司34.87
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社6.21
03西山 貴司2.72
04常包 和子2.26
05岩田 貴夫2.21
06山崎健太郎1.77
07明石 克巳1.64
08窪田 勝康1.63
09常包はるか1.54
10福田 泰弘1.42

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−53%、1株純資産は14期で−34%。直近期のROEは13.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月4825620.629.927.3
2014年3月5629420.714.028.6
2015年3月188822.59.127.8
2016年3月105321.613.930.6
2017年3月126321.515.629.5
2018年3月157621.621.847.0
2019年3月178920.734.840.4
2020年3月2010320.537.439.2
2021年3月1911717.250.040.4
2022年3月1612713.235.151.6
2023年3月1913714.735.342.4
2024年3月2515317.329.351.1
2025年3月2816417.519.663.5
2026年3月2316813.917.889.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額173百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
常包浩司代表 取締役 会長6916,446,970
岩田貴夫代表 取締役 社長591,043,931
窪田勝康取締役 執行役員(CFO)63770,700
西山貴司取締役 執行役員601,284,100
上野雅彦取締役 執行役員5753,090
永田博彦取締役(監査等委員)6925,540
高森浩一取締役(監査等委員)79152,400
辻和孝取締役(監査等委員)633,200
野口京子取締役(監査等委員)662,500

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)513913928
その他役員417174
監査等委員417174

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容12,220字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社並びに連結子会社であるeBASE-NeXT株式会社、eBASE-PLUS株式会社の計3社により構成されています。また、会社単位を重視し、業態の類似性や営業形態の共通性等を総合的に考慮した結果、事業セグメントとしては、パッケージソフトビジネスの「eBASE事業」(eBASE株式会社・eBASE-NeXT株式会社)と、IT開発アウトソーシングビジネスの「eBASE-PLUS事業」(eBASE-PLUS株式会社)の2事業を報告セグメントとしています。 〇eBASE株式会社(eBASE事業) ・CMS(Content Management System)開発プラットフォーム「ミドルウェアeBASE」の企画・開発 事業 ・「ミドルウェアeBASE」を利用したソリューション企画・開発・販売・保守事業 ・企業別、商品情報管理ソリューション(0th eBASE) ・業界別/業界横断型、商品情報管理ソリューション(1st eBASE) ・業界別/業界横断型、商品情報データプールサービス(1st/2nd eBASE) ・業界別/業界横断型、商品詳細情報データと購買POSデータのコンテンツ販売 (1st eBASE) ・上記の商品データプールの商品情報を利用した消費者向けスマホアプリサービス(2nd eBASE) ・「ミドルウェアeBASE」基盤上の独自データを活用した各種AIソリューション(0th/1st/2nd eBASE) 〇eBASE-NeXT株式会社(eBASE事業) ・「eBASE」を使った各種クラウドサービス(SaaS)の運用事業 〇eBASE-PLUS株式会社(eBASE-PLUS事業) ・顧客企業からの受託開発、受託オペレーション、受託サーバー保守等のIT開発アウトソーシングビジネス 事業 □「eBASE事業」とは、 CMS開発プラットフォームのパッケージソフトウェア「ミドルウェアeBASE」をベースに開発事業を行うeBASE株式会社と、その「ミドルウェアeBASE」を基盤に使った各種クラウドサービス(SaaS: Software as a Service)の運用事業を行うeBASE-NeXT株式会社によって構成されています。 また、ビジネスモデルとしては、創業から現在に至るまで3種類のビジネスモデルのフェーズ(0th eBASE、1st eBASE、2nd eBASE)により展開をしています。 ・「0th eBASE(BtoBモデル:企業別統合商品DB)」は、 創業期からの“ワンソースマルチユース”を実現するCMS開発プラットフォーム「ミドルウェアeBASE」を基盤とするパッケージソフトウェア「eBASE」を用いて、様々な業界や業態向けに企業別の統合商品データベースシステムを提供しています。また、これらの統合商品データベースシステムと連動する従来の販促メディア(紙カタログ、紙チラシ、Webカタログ等)の企画制作プロセスを最適化(コストダウン)すると同時に、ワンストップで次世代のOMO(Online Merges with Offline)展開を加速する企画制作支援システム「DBP eBASE(eB-DBPカタログ/ちらし/Web)」としてデータベースパブリッシングシステム(DBP:DataBASE Publishing)を開発提供し、統合商品データベースシステムと連動した商品DB型のWebサイト等の個別システムインテグレーションを開発展開しています。 ・「1st eBASE(BtoBモデル:業界別/業界横断型統合商品DB)」は、 「0th eBASE」を通じて開発構築された商品情報交換プラットフォームとしての「eBASE」の普及促進を目指し、食品業界、日雑業界(その他各業界)、住宅業界の3つの各セグメントに対して、個別の業界・業態向けニーズに適合した「FOODS/GOODS eBASE」等の商品詳細情報管理システムの開発を推進しております。また、商品情報のデジタルコンテンツプロバイダーとしての商品データプール「商材ebisu/マスタデータebisu」のデファクトスタンダード化を同時に推進し、小売向けに「商材ebisu(業界ebisu+マスタデータebisu)」と連動した統合的な商品マスタ管理システム「MDM (Master Data Management) eBASE」の開発・提供や、小売PB(Private Brand)部門やメーカー向けの製品企画・開発管理システム「PDM (Product Data Management) eBASE」の開発・提供を行っています。 ・「2nd eBASE(BtoBtoCモデル: 消費者向けライフスタイルアプリ)」は、 まず「0th eBASE」により構築された統合商品データベースと連動する「DBP eBASE」、更に「1st eBASE」を通じて構築された「商材ebisu」をコアコンピタンスとして、従来のアナログ販促メディア(紙カタログ、紙チラシ等)の企画制作におけるコストダウンを実現するとともに、ワンストップで小売向け次世代OMO環境の構築を可能とします。そして、消費者向けスマートフォンアプリ「e食住シリーズ、e住なび」の開発・提供を通じ、小売やメーカーの売上向上に寄与するDX(Digital Transformation)やCX(Customer Experience)向上を実現する新たなビジネス展開を推進しています。 これら「0th~2nd eBASE」の各ビジネスモデルは、相互に有機的に連携することにより、互いを補完・増強するのみならず、各種新サービスや新事業モデルへの展開をも可能としています。 □「eBASE-PLUS事業」とは、 多様な顧客企業からの受託開発、受託オペレーション、受託サーバー保守等を通じ、IT開発アウトソーシングビジネスを展開しております。システムソリューション分野においては、ソフトウェア開発及びインフラ構築の提供を行い、また、サポートサービス分野においては、ITシステムの統合運用管理とヘルプデスクサービスの提供を実施しております。重要な事業施策としては、人材の確保・育成・教育に寄与する自社開発(eBASE基盤)のオンライン教育システム「eB-learning」(Javaプログラミング/ITインフラ教育等)の継続的な開発強化と展開を行うことで、中途採用、新入社員教育、及び既存社員の教育に注力し、スキルアップによりハイスキルな高単価案件の獲得を推進しています。 以上を事業系統図によって示すと次のとおりです。 □「eBASE事業」の製品・サービス概要は、 CMS開発プラットフォーム「ミドルウェアeBASE」をパッケージソフトウェアやクラウドサービス(SaaS)として開発販売することを主な事業としています。 まず「eBASE事業」における「0th~2nd eBASE」の各ビジネスモデルを「①プロダクツ/マネタイズ」、「②コアコンピタンス」、「③ビジネスモデル」、「④推進戦略」の4つの視点で表す三角錐図「トライアングルピラミッド(以下、T-Pyramid)」を用いて説明した上で、各モデルにおける主要製品・サービスを説明します。 ・「0th eBASE(BtoBモデル:企業別統合商品DB)」は、 圧倒的な開発効率の向上を実現するCMS開発プラットフォーム「ミドルウェアeBASE」をコアコンピタンスとして、“企業別”に「統合商品データベース(eBASEserver)」や販促メディアの企画制作支援システム「DBP eBASE(eB-DBPカタログ/ちらし/Web)」をプロダクツ/マネタイズとして開発提供するモデルです。ビジネスモデルとしては、“企業別”に商品情報管理や活用の“コストダウン(効率化)”を実現する“ワンソース/マルチユース”をテーマとしています。そして、推進戦略としては、企業内のデジタル革命(DX)推進ニーズや導入事例による業界内の評判(口コミ)などを活用し、あらゆる業界・業態のマーケティング部門や販促部門に対して、従来の販促メディア(例:1cm以上の厚みのある紙カタログ)からデジタルメディアへの同時並行の移行ソリューションを販促展開する戦略です。また、AI活用としては「AI eBASE」を基盤として多様な個別ニーズに向けた展開を可能にします。 「0th eBASE」の具体的なプロダクツである統合商品データベース「eBASEserver」が実現する主な商品情報ソリューションは以下になります。 (1) 企業別の商品情報管理ソリューション(統合商品情報マスタデータベース) ・商品画像、図面、ロゴ、マーク等、商品に関するあらゆるドキュメントの管理 ・品名、価格、寸法、色サイズ、キャッチコピー、原材料、製造方法等、商品に関する文字(仕様)情報管理 (2) 商品情報データベースの運用展開ソリューション(適用分野) 「0th/1st/2nd eBASE」業界別/業界横断型商品情報交換ビジネスモデル ・紙(印刷)メディア(総合カタログ、パンフレット、チラシ、POP等)の企画制作支援(0th eBASE) ・ネットメディア(Webカタログ、ECサイト等)の「DBP eBASE」による構築支援(0th eBASE) ・顧客企業の販促を支援する消費者向けスマホアプリ(「e食住シリーズ」や「e住なび」等)との 連携支援(2nd eBASE) ・商品データプール(「商材ebisu/マスタデータebisu」)との連携支援(1st eBASE) ・営業活動支援(得意先への商品情報提供、提案書作成等)(1st eBASE) ・製造活動(「FOODS/GOODS eBASE」による商品製造仕様書管理、品質仕様管理、原材料情報管理等)支援(1st eBASE) ・「商材ebisu/マスタデータebisu」と連携した各種マスタデータの統合管理「MDM eBASE」、商品情報の利活 用支援(1st eBASE) ・企画、設計開発における一連の製品情報の統合管理「PDM eBASE」の連携支援(1st eBASE) ・基幹系システム(経理勘定系システム、販売管理システム、物流システム等)の商品マスタ構築支援等(1st eBASE) ・統合商品データベースを基軸とする印刷メディアとWebメディアを2次元コード(QR)等で連携することによる 次世代OMO環境の提供(0th/1st/2nd eBASE) (3) 統合商品DB活用ソリューション「DBP eBASE」(データベースパブリッシング) 企業内の組織や人に分散している商品情報を統合商品情報データベースで一元管理することで、この統合商品DBと連動する従来の販促メディア(紙カタログ、紙チラシ、Webカタログ等)の企画制作プロセスを最適化(コストダウン)すると“同時”に、ワンストップで次世代のOMO展開を加速することが可能な企画制作支援システム「DBP eBASE」を提供します。採用企業は商品情報の“ワンソース/マルチユース”で複数チャネルのオウンドメディアの展開が可能です。また、オンラインとオフラインの垣根を越えてシームレスな連携を実現し、マーケティング戦略の強化、DX推進及び、CX向上が実現できます。 ・「1st eBASE(BtoBモデル:業界別/業界横断型統合商品DB)」は、 様々な“業界別”の専用パッケージソフトウェアを圧倒的な開発効率で実現できる「ミドルウェアeBASE」をコアコンピタンスとして、“業界別”、及び“業界横断型”の商品データベースパッケージソフトをプロダクツ/マネタイズとして開発提供するモデルです。 業界別では、食の安全情報管理システム「FOODS eBASE」や日雑商品情報管理システム「GOODS eBASE」などの商品詳細情報管理システムを提供し、業界横断型では「商材ebisu」と連動した統合的な商品マスタ管理システム「MDM eBASE」を提供します。また、小売PB部門やメーカー向けには製品企画開発管理システム「PDM eBASE」も提供しています。ビジネスモデルとしては“業界別(食品、日用品、家電、住宅、文具、工具等)”に商品情報管理・活用のための“商品情報交換標準化”を推進することで、業界単位での商品情報流通の全体最適化を実現しながら商品情報のデジタルコンテンツプロバイダーとしての商品データプール「商材ebisu(業界ebisu)」、及び“業界横断型の商品データプール「商材ebisu(マスタデータebisu)」を業界・業態を越えて幅広いサプライチェーンに提供しています。そして、推進戦略としては、まず“業界別”に商品情報交換の全体最適化を提唱しながら“業界別”「業界ebisu」のデファクト化を推進し、同時に“業界横断型”「マスタデータebisu」の普及によって、採用企業に対して商品情報管理及び活用における圧倒的な導入メリットを提供することを目指しています。また、AI活用としては「AI eBASE」を基盤として「商材ebisu」や各種eBASEアプリケーションで構築された多種多様な独自のプライベートデータ、及び購買POSデータ等も活用した新たなるマーケティング分野への展開を推進します。 「1st eBASE」の具体的なプロダクツとしての“業界別/業界横断型”の主な商品情報ソリューションは以下になります。 (1)“業界別”の商品詳細情報管理システム「FOODS/GOODS eBASE」 “業界別”にサプライヤー(メーカー or 卸/商社)とバイヤー(卸/商社 or 小売)間の商品情報交換を主なターゲットとし、各業界単位でのサプライヤー/バイヤー間の商品情報交換において、商品情報交換の標準プラットフォームとして「eBASE」を普及させ、更には、商品情報フォーマットの標準化を推進することで、商品情報交換の品質向上、負荷の大幅軽減、納期短縮を実現し社会貢献を行うとともに、当社の安定継続成長の確度を高めようとしています。例えば、加工食品業界では、食の安全管理を実現するために、「生鮮生産団体 → 原材料メーカー → 加工食品メーカー → 食品卸 → 食品小売」と、商品の流通に伴って必要な商品情報も効率的に流通する環境を、食品業界向けパッケージソフトウェア「FOODS eBASE」の無償版「eBASEjr.」で構築し、企業規模やニーズに応じて有償版「eBASEserver」をアップグレード販売しています。有償版の「FOODS eBASE」で構築された商品情報は食品小売内における様々なサブシステム(計量ラベル、POSレジ、物流システム、チラシシステム、ネットスーパー等)とデータ連携してコストパフォーマンス良く利活用されます。加工食品の商品情報交換の効率化、全体最適化を目指し、サプライヤーの商品情報提供負荷低減を前提とした、バイヤーの効率的商品情報収集環境の構築を実現することで、加工食品でもある惣菜や弁当、外食産業、生鮮3品(青果/精肉/鮮魚)等、食品関連企業のトレーサビリティ、アカウンタビリティも実現します。この加工食品の事業モデルを、生鮮食品、外食産業等、他の食品業界に展開するだけでなく、「GOODS eBASE」により日雑、医薬、文具、家電、工具、住宅等の業界に展開する事により、業界・業態の事業ドメインの拡充を行っています。 (2)“業界別”の 商品データプールサービス「商材ebisu(業界ebisu)」(メーカーから情報収集) 「1st eBASE」で“業界別”の商品情報流通環境の標準化を推進する事により、業界単位での商品情報流通の全体最適化を実現しながら商品情報のデジタルコンテンツプロバイダーとしての商品データプール「商材ebisu」のデファクト化を推進しています。小売企業の商品情報収集負荷軽減とメーカーの情報提供負荷軽減を目指した、「商材ebisu(食材/日雑/OTC/家電/文具/工具/住宅等)」を開発提供することでオープン情報に限定した商品情報収集・管理・提供のワンストップサービスを実現しています。 主にNB(National Brand)商品の情報交換クラウドサービス/商品データプールサービス「商材ebisu(業界ebisu)」の概要を図示したものは次のとおりです。※PB商品についても採用小売グループから登録されています。 (3)“業界横断型” 商品マスタデータプールサービス「マスタデータebisu」(小売・卸から情報収集) 「1st eBASE」を推進する過程において小売り・卸向けの業界横断型の統合的な商品マスタ管理システム「MDM eBASE」の運用における課題として膨大な量と基幹系システム等に必要な基本情報が求められる「商品マスタ」情報のQuality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期)が低い課題が顕在化してきました。「商材ebisu(マスタデータebisu)」では複数の利用小売・卸から商品マスタ情報(基本情報)を収集し、且つメーカーから収集した「商材ebisu(業界ebisu)」の基本情報をマージして正規化して構築された商品マスタのビッグデータを用いて、自社が持たない新規の商品データを多数決方式(当社特許:第7138289号)で生成されたチャンピオンデータから新規に取得できる「MDcreate」機能と、既存の自社マスタデータを比較、確認して修正できる「MDcheck機能」として活用できます。更に商品マスタ管理システム「MDM eBASE」と連携することでより効率な活用が可能です。 (4)“業界横断型” 小売業での商品マスタ管理システム「MDM eBASE」(小売企業での利用形態) 小売企業(食品スーパー、GMS、コンビニエンスストア、ディスカウントストア、ドラッグストア、ホームセンター、家電量販等)の商品マスタデータ管理を含む商品情報の管理課題を解決する商品マスタソリューションとして提供しています。製品情報(詳細/基本)を所持する商品データプールサービス「商材ebisu(業界ebisu+マスタデータebisu)」と連携し、商品マスタ登録に必要な製品情報、商い情報(取引・商談情報等)の一元管理と展開を支援する「商品マスタ登録支援システム」です。これによりリードタイムが短縮され、多重入力・メンテナンス負荷が削減され、データ不整合が解消されデータ品質の向上が実現できます。「MDM eBASE」は、小売内における様々なサブシステム(POSレジ、物流システム、棚割システム、チラシシステム、ネットショップ等)に商品情報(商談情報、商い情報、製品情報)を包括的に商品マスタデータとして連携し価格情報等を含めてコストパフォーマンス高く利活用できます。 (5)“業界横断型”メーカー・小売PBでの製品企画管理「PDM eBASE」(製造業での利用形態) 製品企画開発支援システム「PDM eBASE」は、製品の企画開発に携わる企画・設計、開発、法務関連、品質管理等、様々な部門の課題解決、業務支援を目的とした各種オプション群で構成され、顧客要望により、必要な機能を選択、利用することが可能になります。また、調達・生産、販売、サポート等、各工程を支援する多数の「eBASEオプション」と連携することで、製品ライフサイクル全体での生産性改善、品質向上を支援することも可能になります。製品企画、開発工程において組織や人に分散した製品情報管理をデジタルで一元管理することで情報共有課題を解決する新たなソリューションです。新製品、リニューアル等の企画開発工程を支援する各種「eBASEオプション群」で構成されており、顧客ニーズに適した必要機能を選択的に組合せて利用できます。また、「商材ebisu」による商品詳細情報と「購買POSデータ」を掛け合わせた市場データからAIを活用した製品開発のマーケティング分析機能との連携にも対応可能です。 (6) “業界別/業界横断型” 商品詳細情報データと購買POSデータのコンテンツ販売(BtoBモデル) 当社グループは2026年4月、株式会社KSP-SP(以下、「KSP-SP社」という。)の子会社化(M&A)に向けた株式譲渡契約を締結しました。当社はM&Aにより2026年6月末には株式会社KSP-SPを子会社化し、同社のPOSデータ販売・分析事業と、当社の「商材ebisu/商品詳細データ」双方のコンテンツ販売ビジネスを展開します。さらに、両者を掛け合わせた、新たな「AI時代のマーケティングビジネス」も並行して展開してまいります。当社グループが有する「商品詳細データ(「商材ebisu」)」と、KSP-SP社が有する「購買データ(POSデータ)」を統合・連携させることにより、"なぜ売れたのか"という本質的な売上要因を可視化する高度なマーケティング分析基盤を構築し、これまでの「情報管理」基盤からマーケティング活用へと事業価値を飛躍させ、当社グループの更なる企業価値向上を図っていきます。 ・「2nd eBASE(BtoBtoCモデル: 消費者向けライフスタイルアプリ)」は、 「0th eBASE」により構築された統合商品データベースと連動する「DBP eBASE」や「1st eBASE」を通じて構築された膨大で新鮮な商品情報である「商材ebisu」をコアコンピタンスとして、小売やメーカーの売上向上に寄与するデジタルマーケティングツールである消費者向けスマートフォンアプリ「e食住シリーズ(e食住なび、e食住ちらし、e食住カタログ、e食住ビジュアルレシート、e住なび等)」、及び「2nd eBASE」の基盤となる「0th/1st eBASE」関連製品・サービスも選択的にプロダクツ/マネタイズとして開発提供するモデルです。ビジネスモデルとしては消費者に有用な商品情報を提供することでCX向上を図り、結果として小売やメーカーの売上増加につながる販促支援ツールを提供する“BtoBtoCX”をテーマとしています。推進戦略としてはOMOによるCX向上を実現するプラットフォームとして、採用企業にとってはコストパフォーマンス良く、消費者には統一的なUX(User eXperience)の提供を推進します。また、これら新製品・サービスに関わる多くの特許を先行取得することで競合他社との差別化も図っています。 また、BtoBtoCモデルである「2nd eBASE」のコンセプトシナリオとしては、「DX by DB」を提唱しています。当社は「統合商品情報データベース(eBASE)」こそが、デジタル革命に立ち向かい、顧客企業のDXを実現する基盤(ベース)になると考えています。なぜなら、顧客企業の事業である「商品販売」をデジタル革命して行くならば、「商品情報のデジタル化は不可欠」だからです。例えば、デジタルによる改善(Digitalization)の代表的テーマである“EC(Electronic Commerce)”、“デジタルメディア販促”、“基幹系システム”これら全てに商品情報が不可欠です。しかしながら、その商品情報の「広さ・深さ・精度」に大きな課題が存在しています。商品情報がない、有っても内容が不十分、間違いが有る等を原因として、大きな投資で構築したDigitalizationが十分にその機能を発揮できていない等が顕在化しています。当社が提唱する「DX by DB(eBASE)」は、「Digitalization/デジタル改善」だけに留まらず、「顧客利便性(CX)向上」、及び「デジタルとアナログの融合(OMO)」を実現する「デジタルを最大限に利活用した改革(DX)」を実現させることで、採用企業の売上アップ、コストダウン、そして、未来創造を支援することが可能です。 「2nd eBASE」の具体的なプロダクツ(サービス)である「e食住シリーズ」が実現する主な消費者向けスマホアプリは以下になります。 (1) 消費者向けライフスタイルアプリ「e食住シリーズ」 小売やメーカーのデジタルマーケティングツールである消費者向けスマホアプリ「e食住シリーズ」の開発提供で、OMO環境を実現することで小売DXを通じて、消費者のCX向上を実現する新ビジネス展開を推進します。「商材ebisu(食材ebisu)」データの活用事例として、食品小売ではアレルギー、栄養成分等の品質情報や料理レシピを消費者向けライフスタイルアプリ「e食住シリーズ(e食住なび、e食住ちらし、e食住カタログ、e食住ビジュアルレシート等)」で消費者へ情報開示し、その消費者ユーザーを小売のECサイトや店舗へ誘導するBtoBtoCモデルを通じてCX&DXを推進しています。また、レシート情報ビジュアル化サービス「e食住ビジュアルレシート」は、紙レシートのDX化により消費者の新たなる購買体験(CX向上)を実現できるだけではなく、小売企業にとっては消費者の会員化促進の戦略的ツールとしても活用できます。加えて「e食住シリーズ」全般に渡り、多言語対応されていることから旺盛なインバウンド需要にも迅速に展開が可能になっています。 (2) 紙チラシとデジタルチラシ「e食住ちらし」の融合(OMO) 紙チラシは、デジタルデバイスが無くても閲覧でき、視覚的にインパクトを与えることができます。 しかしながら、一方で紙面サイズの制限があり、掲載できる情報量にも制限があります。また、掲載している商品情報を更新することもできないことから、紙チラシの制作、印刷、配布コストも高く、その効率性に大きな課題があります。更に、近年ではエコロジーの観点からも紙媒体の利用削減が叫ばれる中、印刷物の廃棄問題も企業価値に影響を与える要因となっています。更に毎年、新聞の購読数が減少するなか、新聞の折り込みで消費者に届けられる紙チラシの販促メディアとしての効果も疑問視されてきています。その様な環境において、スマホユーザーが増える中、紙チラシからデジタルチラシへの移行が小売企業のマーケティング部門の課題になっています。 「e食住ちらし」は、紙面サイズを無限に拡大でき、価格だけではなく、アレルギーや栄養素などの商品詳細情報やレシピ等の関連情報やオンライン限定品なども掲載できます。 「e食住ちらし」閲覧者は、「e食住ちらし」にお気に入り店舗を登録することで、いつでも、最新チラシがプッシュ型で配信され閲覧することができるようになります。また、検索、並び替え機能もあり、簡単便利に操作できることから大きなCX向上につながります。新聞が市場から消滅する前に、紙チラシに二次元コード(QR)を印字し、デジタルチラシ「e食住ちらし」へ誘導することでCX向上と共に紙チラシのコスト課題を解決できる有効な手段として提供しています。更に「0th eBASE」における統合商品データベースシステムと連動する「DBP eBASE」と連携することで、従来の販促メディアの企画制作プロセスを最適化(コストダウン)すると同時にワンストップで次世代のOMO展開が可能もなります。 (3) 住生活系企業の販促DX推進アプリ「e住なび(いーすまいなび)」 食品業界以外のBtoBtoCモデルの「2nd eBASE」事例としては、住宅・家電業界を中心とした、住宅設備、家電設備等の住まいに関する製品情報と取扱説明書やパンフレット等の管理を実現するスマホアプリ「e住なび」の販促も推進しています。加えて「e住なび」は住宅設備や家電設備等のお手入れ情報「お掃除レシピ」も提供しています。 「0th~2nd eBASE」の各ビジネスモデルは小売業界やメーカー業界ごとに“トータルソリューション”として幅広いプロダクツ(製品・サービス)によってカバーされています。顧客課題の優先順位に沿って選択的に段階的に機能導入(アップセル/クロスセル)も可能としています。 また、双方向に有機的に関与することにより、お互いを補完・増強するだけではなく、様々な新サービスや新事業モデルへの展開を可能としています。「0th~2nd eBASE」の相互の関連性を図示したものは次のとおりです。 「eBASE-PLUS事業」としては、国内企業における基幹系情報システムの、受託開発、開発派遣、システムサポート等、IT開発アウトソーシングビジネスを主な事業ドメインとしております。従来の、企業毎の基幹系システム開発に加え、ビッグデータ、人工知能(生成AI等)、コグニティブコンピューティング、IoT(Internet of Things)、FinTech、自動運転等、新たなITソリューション市場が、次々と創造され、IT活用の需要が高まっている中、それを支えるIT人材が必要不可となるため、自社開発(eBASE基盤)のオンライン教育システム「eB-learning」(Javaプログラミング/ITインフラ教育/IT運用サポート等)の継続的な開発強化と展開を行うことで、中途採用、新入社員教育、及び既存社員の教育に注力し、スキルアップによりハイスキルな高単価案件へのシフトを推進しています。 eBASE-PLUS事業としては、継続して採用活動、人材育成(教育)活動を地道に行い、安定低成長の実現と優良M&Aを模索しつつ、市場における「IT開発アウトソーシング需要」に応えるビジネスを展開しています。
経営方針・対処すべき課題8,447字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針・経営戦略等 当社グループは、常に発展していき、今後も市場規模が拡大して新しい技術が開発されていくと予想されるIT業界のなかで、多くの企業は生き残りをかけた過酷な競争を強いられているのが現実です。こうしたなか、当社グループは企業がお互いに情報、知識を交友させ、新たな価値を創造できる社会を展望しております。大きな時代変移をいち早く予見し、お互いのコアコンピタンスの融合により、次なるビジネスモデル、新たなるマーケットを共に創り出すことが我々の使命と考えております。 ・貢献なくして利益なし ・利益なくして継続なし ・継続なくして貢献なし まず社会から求められ、賛同を得られるサービスでないと利益を得ることができない。利益を上げないと、そのサービスを継続して成長させていくことができなくなる。そして継続した成長を提供できるサービスでないと社会貢献できない。つまり、中長期に渡り社会から賛同を得られるサービスを創造し、継続成長させることが、当社の目指す事業であり、その事業を成長させること自体が社会貢献であると考えております。また、事業展開方針は「中長期利益最大化」を判断尺度としております。全ての判断を求められるとき、その答えは「中長期利益最大化」に繋がるのかを考え判断を下す事で、将来に渡り収益力のある企業グループを目指しております。企業グループ各社の役割として、eBASE事業は高利益を、eBASE-PLUS事業は売上安定を目指す事で、グループ全体でバランスのとれた増収増益を図ろうとしております。また、eBASEグループのサステナビリティ(ESG/SDGs)については、この企業理念である「①貢献 → ②利益 → ③継続(サステナビリティ)」を体現した事業活動を通じて社会課題の解決により、eBASEグループの社会価値及び財務価値を向上させ、永続的企業経営を実現することで、社会の持続的な発展に貢献していきます。 経営戦略として、「eBASE事業」は、創業から現在に至るまで3種類のビジネスモデルのフェーズ(0th eBASE、1st eBASE、2nd eBASE)により展開をしてまいりました。 「0th eBASE(BtoBモデル:企業別統合商品DB)」は、創業期からのワンソースマルチユースを実現するCMS開発プラットフォーム「ミドルウェアeBASE」を基盤とするパッケージソフトウェア「eBASE」を用いて、様々な業界や業態向けの統合商品データベースシステムとしての提供、これらの統合商品データベースシステムと連動する従来の販促メディア(紙カタログ、紙チラシ、Webカタログ等)の企画制作プロセスを最適化(コストダウン)すると同時に、ワンストップで次世代のOMO展開を加速化する企画制作支援システム「DBP eBASE(eB-DBPカタログ/ちらし/Web)」としてのデータベースパブリッシングシステム(DBP:DataBase Publishing)の開発提供、及び統合商品データベースシステムと連動した商品DB型のWebサイト等の個別システムインテグレーションを開発展開しています。 「1st eBASE(BtoBモデル:業界別/業界横断型統合商品DB)」は、「0th eBASE」を通じて商品情報交換プラットフォームとしての「eBASE」の普及促進を目指して食品業界、日雑業界(その他業界)、住宅業界の各業界セグメントに対して、個別の業界や業態向けのニーズにマッチした「FOODS/GOODS eBASE」等の商品詳細情報管理システムの開発推進を行っています。また商品情報のデジタルコンテンツプロバイダーとしての商品データプール「商材ebisu」のデファクト化を同時に推進することで、小売向けに「商材ebisu」と連動した統合的な商品マスタ管理システム「MDM eBASE」の開発提供や、小売PB部門やメーカー向けに製品企画開発管理システム「PDM eBASE」を開発提供しています。 また、新規ビジネスとしては、業界別/業界横断型向けに商品詳細情報データと購買POSデータのコンテンツ販売(BtoBモデル)を展開します。2026年6月末には株式会社KSP-SPを子会社化し、同社のPOSデータ販売・分析事業と、当社の「商材ebisu/商品詳細データ」双方のコンテンツ販売ビジネスを展開します。更に、両者を掛け合わせた、新たな「AI時代のマーケティングビジネス」も並行して展開してまいります。今後は高度なマーケティング分析基盤を構築し、これまでの「情報管理」基盤からマーケティング活用へと事業価値を飛躍させ、当社グループの更なる企業価値向上を図っていきます。 「2nd eBASE(BtoBtoCモデル: 消費者向けライフスタイルアプリ)」は、まず「0th eBASE」により構築された統合商品データベースと連動した「DBP eBASE」、加えて「1st eBASE」を通して構築された「商材ebisu」をコアコンピタンスとしています。その結果、従来の販促メディア(紙カタログ、紙チラシ等)の企画制作におけるコストダウン施策を実現すると同時に、ワンストップで小売向けの次世代OMO環境を構築することが可能となりました。そして、消費者向けスマホアプリ「e食住シリーズ」の開発・提供を通じて、小売やメーカーのDXによるCX向上を実現する新たなビジネス展開を推進しています。 これら「0th~2nd eBASE」の各ビジネスモデルは双方向に有機的に関与することにより、お互いを補完・増強するだけではなく、様々な新サービスや新事業モデルへの展開を可能としています。 「eBASE-PLUS事業」は、安定的に収益を確保できるIT開発アウトソーシングビジネスの事業展開と高収益化を推進し、中核となるeBASE事業とのIT人材の交流、及び連携ビジネス展開も図っています。特に自社開発(eBASE基盤)のオンライン教育システム「eB-learning」の構築と運用を継続的に強化向上する事で未経験者の育成、及び高度技術者の人材を育成し、eBASEグループ全体におけるIT人材の採用と教育を強化推進しています。 当社グループは、これらの具体的案件を進めながら新たな事業戦略モデルを立案展開していきます。 (2)目標とする経営指標 経営指標として、当社グループは、「経常利益」の持続的成長と収益性の向上を最大の経営目標とし、売上高の持続的成長を重要な経営指標と位置づけております。CMS開発プラットフォーム「ミドルウェアeBASE」を利用して、業界単位での商品情報交換の全体最適化を推進し、商品データプール「商材ebisu」のコンテンツの利活用を推進することで、サプライチェーンを含むバックオフィス業務の合理化や、セールスプロモーションにおけるCX向上のためのDX推進を図ります。また、時代や環境の変化に応じた企業の統合商品DB、CMS、スマホアプリニーズを「ミドルウェアeBASE」で効率的に実現することを目指しています。更に、最新の汎用AI技術の活用では「AI eBASE」を基盤として「商材ebisu」や各種eBASEアプリケーションで構築された多種多様な独自のプライベートデータ、及び購買POSデータ等も活用した新たなるマーケティング分野への展開を推進します。 (3)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 国内経済は、賃上げを背景とした雇用・所得環境の改善により個人消費の持ち直しが期待される一方、エネルギー価格の高止まりや食料品をはじめとする物価上昇が続くなか、米国の通商政策(相互関税)を端緒とした貿易摩擦の拡大や中東・ウクライナ情勢に伴う地政学的リスクの長期化等、依然として先行き不透明な状況が続く見込みです。当社グループの属する情報サービス分野におきましては、人手不足を背景とした省力化・デジタル化投資の需要は底堅く、企業のIT投資環境は引き続き良好な状況にあります。しかしながら、上記の通商政策リスクが国内ユーザー企業の業績を通じてIT投資計画の見直し圧力を生じさせているほか、為替相場の変動に伴うITコストへの影響も懸念材料となっており、先行きに対する不確実性は依然として払拭できない状況となっています。当社は、このような経営環境のもと、当社グループのビジネスモデルを計画通り遂行し、新たなビジネスモデルへの変革を行いながら、更なる成長を遂げていくために、多くの課題を解決していく必要があります。 当社グループは、特に以下を重点課題として取り組んでまいります。 ① 人材の採用と育成 当社グループのeBASE事業においては、当社オリジナルビジネスモデルである下記シナリオを推進するための人材採用と育成が重要であると認識しております。 まず、「0th eBASE(BtoBモデル:企業別統合商品DB)」の推進で、業界別に「1st eBASE(BtoBモデル:業界別統合商品DB)」への基盤を醸成します。 業界別に「1st eBASE」の推進で、業界横断型の商品データプールサービス「商材ebisu(業界ebisu+マスタデータebisu)」のデファクト化の実現を図ります。この「商材ebisu」をベースとし、以下のような特徴を持つ「2nd eBASE(BtoBtoCモデル:消費者向けライフスタイルアプリ)」を推進します。 ・BtoBtoCモデルの消費者向けスマホアプリ「e食住シリーズ(e食住なび、e食住カタログ、e食住 ちらし、e食住ビジュアルレシート等)」でCX推進 ・消費者向けスマホアプリ「e食住シリーズ」で小売のOMO、DXを実現 ・製品・サービスで利用している特許取得によるブルーオーシャン化 これらのビジネスモデルやビジネス戦略を理解した上で、AIやデータサイエンス等の最先端テクノロジーとの連携も含めた高い技術開発力に裏付けられたビジネス施策を同時並行で立案、推進し、かつセールスエンジニアとしての能力を有する人材や開発人材の育成が不可欠であり、これらを推進しながら、更に成長できる人材の採用と育成を推進します。 eBASE-PLUS事業では、事業の競争力を高め、事業拡大と高収益化を実現させる優秀な人材の確保と技術力の向上と高度技術者の育成や折衝力を備えたコアリーダーの育成をしていくことを課題と認識し、取り組んでまいります。特に効果的な採用活動を継続して行うとともに、社内外のIT人材の育成に向けた自社開発(eBASE基盤)のオンライン教育システム「eB-learning」(Javaプログラミング/ITインフラ教育/IT運用サポート等)の構築と運用を継続的に強化向上する事で、未経験者の育成、及び高度技術者の人材育成を推進します。また、eBASEグループにおけるIT人材の採用と教育を推進することでeBASE社へのローテーションによる総合力強化を図ります。 ② 内部管理体制の強化 事業の飛躍的拡大とともに生じる業務量の増大・複雑化は、業務効率の低下だけでなく不正やヒューマンエラーを発生させる可能性があります。これらを防ぐためには効率性、機能性、柔軟性、健全性を継続できるような仕組みを構築していく必要があります。当社グループ自身が「ミドルウェアeBASE」を活用した総務/経理/管理・販売管理・開発管理・営業活動管理に伴う業務等の内部管理システムを構築・推進し、体制強化とともに合理化に取り組んでいくことでヒューマンエラーを防ぎつつ、内部統制の更なる効率化を図っていくことを課題と認識し、取り組んでまいります。 ③「ミドルウェア eBASE」の開発・強化による市場競争力の維持 「0th eBASE/1st eBASE/2nd eBASE」の全てのビジネスモデルの開発基盤となるCMS開発プラットフォーム「ミドルウェアeBASE」を利用した自社パッケージソフト製品、及びクラウドサービス、コンテンツサービス、及び受託開発案件の受注促進の推進とその継続的機能強化を推進し、エンタープライズ領域における基幹系BtoBシステム市場の展開と創造が課題と認識し、取り組んでまいります。また、ワンソースマルチユース推進による大型案件への展開を推進します。更に、グローバル化によるインバウンド対応を見据えた多言語化対応や「2nd eBASE」市場への展開を睨んだスマホ向け機能強化や、「eBASEソリューション」のノンプログラミング開発環境、及び品質向上を実現するためのテストの自動化、ドキュメントの自動生成等の機能強化を継続推進します。 ④「0th/1st eBASE(BtoBモデル)」の推進 「0th eBASE」においては、下記を重要であると認識し、取り組んでまいります。 統合商品データベースシステムとしてあらゆる業界や業態、及び個別企業向けの商品情報管理システムとしての機能強化と普及促進を図ります。 データベースパブリッシングシステムとしては、eBASEで構築された統合商品データベースを生かした様々な既存・新規の販促媒体(チラシ、カタログ、デジタルメディア等)の企画・制作・配信支援システム「DBP eBASE」の開発を推進します。また、統合商品DBと連携した商品DB型のWebカタログサイトの開発提供を推進します。 「1st eBASE」においては、下記を重要であると認識し、取り組んでまいります。 食品業界、日雑業界(他業界)、住宅業界と大別し、個別の業界や業態向けのニーズにマッチした「FOODS/GOODS eBASE」等の商品詳細情報管理システムの開発を推進します。 「FOODS/GOODS eBASE」をサプライチェーンに広く普及することによる商品情報交換プラットフォーム化のビジネスモデルを推進するとともに、特に食品業界については、食の安全情報の管理や交換の最適化、標準化と機能強化を図り、食品業界の全体最適化を推進します。 商品情報のデジタルコンテンツビジネスである商品データプールサービス「商材ebisu(業界ebisuシリーズ)」をあらゆる業界や業態(食品、日雑、医薬、家電、文具、工具、住宅等)に展開推進するとともに、利活用推進で、商品情報の広さ・深さ・品質を継続して向上します。 小売企業向けには、統合的な商品マスタ管理システム「MDM eBASE」を「商材ebisu」とシームレスに連携するトータルMDMシステムとして機能拡張と採用企業を促進します。小売PB部門やメーカー向けにパッケージ化した製品企画開発管理システム「PDM eBASE」を多様なテーマ単位で継続的な機能拡張、及び展開を推進します。また、「商材ebisu」を基にしたコンテンツビジネスを強化し、この商品詳細情報データを利用した新たなPOSデータ分析市場創造の実現を目指します。 ⑤「2nd eBASE(BtoBtoCモデル)」の推進 「0th eBASE」の「DBP eBASE」、及び「1st eBASE」の「商材ebisu」を利活用することで、従来の販促メディア(紙カタログ、紙チラシ等)の企画制作におけるコストダウン施策を実現すると同時に、ワンストップで小売向けの次世代OMO環境を構築することが可能となります。そして、消費者向けスマホアプリ「e食住シリーズ」の開発・提供を通じて、小売やメーカーのDXによるCX向上を実現する新たなビジネス展開を推進することが重要であると認識しています。 従来の顧客企業向けBtoBモデルから、顧客企業(B)を介して消費者(C)への情報提供を実現するBtoBtoCモデルとして「商材ebisu/マスタデータebisu」のビッグデータを活用した消費者向けスマホアプリ等を開発し、普及活動に取り組んでまいります。 多様な小売業態向けに更なる店舗DX推進、CX向上、売上アップとしてあらゆる商品カテゴリを集約・統合した消費者向けライフスタイルアプリ「e食住なび」の機能強化、他言語化や特定企業専用バージョンによる新サービスの普及促進を図ります。住宅設備、家電設備等の住まいに関する製品情報と取扱説明書やパンフレット等の管理を実現するスマホアプリ「e住なび」の普及活動を継続しつつ「e住なび」の更なる利用促進に向け、お掃除レシピの追加やプッシュ通知(住宅・設備点検、リコール通知)等の機能拡充を進めます。更なるリテールDXの推進と消費者のCX向上、売上アップに向け、「e食住シリーズアプリ(e食住なび、e食住カタログ、e食住ちらし、e食住ビジュアルレシート等)」の継続的な機能強化、商品情報の質と量の拡充に加え、その販促コンテンツの充実、及び他アプリ・システム連携機能を推進します。 また、当社サービスの利用ユーザー数が限定されるBtoBモデルとは異なり、多数の消費者(C)からの利用が想定される「e食住シリーズ」はサービスレベル(QCD)の維持向上に伴い継続的なITインフラへの拡張投資していく必要があります。 ⑥ クラウドビジネスの推進 「0th/1st/2nd eBASE」の共通的な内容においては、それぞれのサービス提供形態がオンプレミス、及びクラウドサービス化の双方に対応する必要から、ITインフラ基盤を伴うクラウドビジネス化への投資、及び推進に注力します。 「1st eBASE」においては、下記を重要であると認識し、取り組んでまいります。 食品業界向けパッケージソフト「FOODS eBASE」の既存サポート事業や、クラウドサービス「FOODS eBASE Cloud」の小売への継続的推進を図ります。従来の中小メーカー企業向けの無料「eBASEjr.」ユーザーが求める付加価値機能を、低価格で広く提供する有料クラウドサービス「FOODS eBASEjr.Cloud」の拡販を推進します。 クラウドサービスが前提の商品データプールサービス「商材ebisu」では、多様な業界業態(食品、日雑、医薬、家電、文具、工具、住宅等)への展開に伴い、参加会員企業の増大、膨大な商品数の保存管理、スムーズな配信等の商品データプールサービス運用におけるITインフラ基盤の増強も含めて継続的に推進します。メーカーが登録する「商材ebisu(業界ebisuシリーズ)」に加えて、小売が自社取扱商品マスタデータの提供を前提に、膨大な量の小売間で商品マスタデータをクラウドサービスで共有し、自社の商品マスタのチェックや新規作成を実現する「商材ebisu(マスタデータebisu)」の展開を並行して推進します。 「2nd eBASE」においては、クラウドサービスで提供するBtoBtoCモデルは消費者向けスマホアプリ「e食住シリーズ」のクラウド環境のインフラ基盤強化やインターネットセキュリティ対応等の課題に積極的に取り組むことで、適切なサービスレベルを維持するとともに、これらの商品データに関わる幅広いビッグデータクラウドビジネスの更なる創出・リリースを推進します。 ⑦ 特許戦略の推進 将来の事業展開に備え、特許の取得を推進しております。特許戦略に基づき当社サービスの差別化を図るとともに、特にBtoBtoCビジネスモデルの「2nd eBASE」については特許に基づく各種新サービス(「e食住シリーズ」)を開発、提供に継続的に取り組んでまいります。 ⑧ IT開発アウトソーシングビジネスの推進 顧客ニーズの迅速な把握と対応による案件獲得と新規人材採用による稼働率向上と安定の継続に努め、既存IT開発アウトソーシングビジネスの安定的なストックビジネスモデルとして維持推進しております。また、社内外のIT人材の育成に向けた自社開発(eBASE基盤)のオンライン教育システム「eB-learning」(Javaプログラミング/ITインフラ教育/IT運用サポート等)の構築と運用を継続的に強化向上する事で人材採用のインセンティブ、及び既存社員の育成に注力し、スキルアップによりハイスキルな高単価案件へのシフトを図るとともに、新規ビジネス市場において、ソリューションの更なる拡充と、優良M&A案件の推進を行うことにより新たなビジネス分野を開拓してまいります。これらを行うための体制の整備と強化を具体的に推進してまいります。
事業等のリスク7,899字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下、当社グループ事業推進において、リスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)競合製品により収益が圧迫される可能性 「eBASE」と一部機能が類似するソフトウェアとしては多数存在し、今後も新たな競合製品がリリースされる可能性が高いと想定しています。当社グループは、これらの競合製品に対し機能面での優位性を保つべく開発を行い、また、ビジネス戦略として「商品情報交換プラットフォームのデファクト化」を推進し、これら競合製品との差別化を行うことによって、「eBASE」の優位性の確保を実現する努力を行っております。しかしながら、当社グループの努力にもかかわらず、例えば競合製品が圧倒的資本により開発された場合等には、当社グループソフトウェアの機能面での優位性を確保することが困難となり、あるいは、価格戦略や営業戦略面で当社グループが遅れをとった場合等には当社グループソフトウェアの機能的差別化の実現によってもそれが収益に結びつかない等、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)当社グループビジネスモデルの競合出現の可能性 「商品情報交換プラットフォームのデファクト化」が、当社グループビジネスモデルの原点になっていますが、このビジネスモデル自体を模倣した競合製品が出現する可能性もあります。デファクトビジネスは、市場の占有率が高まれば、そのビジネス強度は必然的に高まります。占有率を高めるために、当社グループは、業界を特定しながら「eBASE」の普及、デファクト化を推進しています。結果的に、ターゲットから外れた業界での「商品情報交換プラットフォームのデファクト化」は未着手となり、競合他社が、当社グループのビジネスモデルと類似サービスを開始することが想定され、当社グループが想定した業界展開に障害が生じる可能性があります。また、デファクトを確保したと思われた業界でも競合製品の出現により逆転現象が生じる可能性もあります。これらのような場合には、当社グループの事業展開や業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)インターフェイス開示による競争激化の可能性 当社グループは継続的社会貢献こそが企業の中長期成長を実現できるという経営理念を掲げています。当然の事ながら、当社グループのビジネス戦略である「商品情報交換プラットフォームのデファクト化」も社会貢献を実現します。従って、より社会に貢献できる策を見出すことができれば、当社グループの短期的利益の障害となろうとも、社会貢献できるビジネス戦略への転換を図っていきます。現状でも「eBASE」のインターフェイス開示を行っていますが、これによって、商品情報交換プラットフォームは、低価格「eBASE」を採用し、バックエンドの商品情報データベースシステムは他社製品ということが可能です。この開示をしなければ、当社グループ利益モデルである低価格「eBASE」から高価格「eBASE」へのグレードアップがより確実になりますが、それでは、ユーザー企業の選択肢が狭まりますし、自由競争原理もなくなります。単なる独占ビジネスとなってしまえば、社会に容認されることもなく、中長期的には社会から見放されると考えます。しかしながら、このような考え方による「eBASE」のインターフェイス開示は競合他社との競争が激化する要因でもあり、当社グループ事業の成長を阻害する可能性があります。 (4)技術革新による陳腐化の可能性 IT業界においては、日々新しい技術の開発が進められており、この技術革新がIT関連企業のビジネスモデルを崩壊させた例も稀ではありません。当社グループの「商品情報交換プラットフォームのデファクト化」戦略においても、「eBASE」の有するプラットフォーム機能自体が、Microsoft/Windows等のOS機能として提供される可能性もあります。また、商品情報交換手法もXML化によりプラットフォームインディペンデントになる可能性が高いと予想されます。また、昨今の生成AIの出現によるIT市場におけるゲームチェンジも加速度的に進行しています。このような技術革新が現実のものとなる前に、当社グループの戦略である“1次データを押さえる”デファクトを実現することが重要であり、そのためには、米国市場と中国市場でのデファクト確保も必要となりますが、決して容易とはいえず、技術革新によって「eBASE」の有するプラットフォーム機能が陳腐化する場合には、当社グループの事業活動の継続自体が影響を受ける可能性があります。 (5)業界環境が激変する可能性について 国際紛争によるテロや戦争、金融危機、エネルギー供給障害、地震・台風・水害等の天災及び新型コロナウイルス(COVID-19)等の感染症の影響によるマクロ経済の変化に対しては成す術がありません。あえて言えば、マクロ経済の変化に耐えられるだけの高収益モデルを構築するしかないと言えます。マクロ経済の変化には対応できませんが、企業の安定成長を「社会貢献を目的としたデファクト戦略」で推進しようとしています。自由競争社会において、デファクトビジネスは自由競争を阻害した独占ビジネスが可能です。当社グループは、デファクトを確保し、競争社会での優位を確保しながら社会貢献型ビジネスモデルを構築し、経営環境を安定させようと努力しています。しかし、現状では当社製品のユーザーは主に食品業界、日雑業界、住宅業界等に属しているため、当社の業績は、当該業界の設備投資動向の影響を受ける可能性があります。 (6)eBASE稼働環境の変化について 「eBASE」の稼動環境は、現在主流として認知されているMicrosoft製品をプラットフォームとしていますが、そのプラットフォーム自体の仕様が変更された場合や新たなプラットフォームが出現した場合等には、これらに対応した「eBASE」ソフトウェアの仕様の変更や新規移植等の開発のために多大な費用と時間を費やさざるを得ず、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。また、そのプラットフォームのライセンスルール、価格等の変更によっても「eBASE」の販売や収益率が影響を受ける可能性があります。 (7)開発費の増大について 当社グループは、これまで最大公約数的市場ニーズに対応したソリューションソフトウェアとして「eBASE」を開発することで投資対効果の高いソフトビジネスを構築してきましたが、今後は「eBASE」の多種市場への浸透や顧客別にカスタマイズしたコンテンツマネジメントソフトの開発環境である「ミドルウェアeBASE」の開発提供を目指しており、その実現のために、「ミドルウェアeBASE」を使った受託開発を行う必要があります。必然的に、多くの受託開発型IT企業のように、大幅に見積以上のコストが発生し、「eBASE」ソフトビジネスの利益率が低下する可能性があります。また、当社グループが正しく市場ニーズを認識できない場合には、先行投下した開発費が収益に結びつかず、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)ソフトウェア価格の低下について 当社グループは、商品情報交換用の商品データベースプラットフォームとしてデファクト確保を起爆剤として拡販することをビジネスモデルとしていますが、このデファクト確保のために「eBASE」の販売価格を一定程度減額する施策を行う可能性があり、このような場合には販売数量の増加にもかかわらず売上及び利益率の低減が生じる可能性があります。 (9)ソフトウェアの契約不適合 当社グループは「eBASE」ソフトウェアに契約不適合が生じないよう十分留意し、また、ソフトウェアの使用許諾契約において、当社グループソフトウェア「eBASE」の契約不適合を原因とした顧客の損害についての賠償責任がないことを明記しておりますが、万一「eBASE」に契約不適合が発見された場合には、その対応に多大なコストが発生するほか、不適合の程度によっては当社グループのビジネスモデル自体の遂行が不可能または著しく困難となる等、当社グループの業績や事業継続そのものに影響を及ぼす可能性があります。 (10)知的所有権侵害 「eBASE」は、知的所有権の侵害が無きよう、調査を行った上で開発を行っていますが、知的所有権の認識違いや、知的所有権の主張変更、調査の限界等、様々な理由で、第三者の知的所有権を侵害していないという保証はありません。万一、「eBASE」が第三者の知的所有権を侵害している場合には、損害賠償義務やロイヤリティ支払い等が生じ、あるいは当社グループの社会的信用が低下する等して、当社グループの事業に影響を及ぼす可能性があります。 (11)研究開発について 当社グループは、新しい製品や技術・サービスの開発のために、継続的に研究開発投資を行っております。しかし、市場のニーズに合致し、開発投資に見合った付加価値を生む魅力ある製品を継続的に開発できる保証はありません。その結果、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)情報管理について 当社グループは、業務受託やシステム開発において入手する顧客の機密情報や個人情報の管理を徹底することはもとより、当社グループ自体の保有する「商材ebisu」のコンテンツデータ及び内部情報、機密情報やノウハウの社外流出を防止することを経営の重要課題のひとつと位置付けております。そのため、情報管理については管理部を責任部門として、規程を整備し、取扱方法について、全社員に徹底した社内啓発と教育を行い、情報管理意識向上に努めております。しかしながら、不正アクセスその他により、万が一、情報漏洩が発生した場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼすだけでなく、当社グループの信用失墜につながる可能性があります。 (13)システム障害リスクについて 事業の拡大及び効率化の維持対策を進めた結果、当社グループの事業はコンピューターネットワークシステムに業務の多くを依存しております。そのため、セキュリティの強化、ハードウェアの二重化等多くのトラブル対策を講じております。しかしながら、これらの対策にもかかわらず、人為的過誤、自然災害等によるトラブルが発生した場合には、当社グループが提供するサービスに対する信頼性の低下を招く等、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (14)受託開発案件の不採算リスクについて 当社グループでは、「eBASE」を使ったカスタマイズ開発時には、原則として請負契約を締結しており、請負契約による受託開発の場合、受注時に顧客の諸要件を確認し、作業工程及び外注金額等を検討した後、当社グループより見積金額及び納期等を顧客に提示し契約締結に至ります。受注段階での見積精度の向上に努め、開発段階においてはプロジェクト管理及び品質管理の強化に努めることにより、不採算案件の発生防止に注力しております。しかしながら、受注時に採算性が見込まれるプロジェクトであっても、新技術仕様での開発であるものや開発進行途中で想定外の仕様変更・追加が発生する場合があり、作業工程が当初の見積以上に増加すること等により、最終的に案件が不採算化する可能性があります。 (15)業績の季節変動について 当社グループが行うeBASE事業は、顧客(企業)から見ればシステム導入に伴う投資であり、各顧客(各企業)においてシステム投資は年度予算化されているため、多くの企業では決算が3月及び9月である事から3月末及び9月末に売上が集中する傾向にあります。しかしながら顧客(企業)の検収時期が遅延した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。従いまして現状では当社グループの経営成績を分析するに当たり、このような季節性を考慮する必要があります。 なお、当連結会計年度における四半期別の売上高及び営業利益の構成は、次のとおりであります。 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   通期 売上高(千円)   1,074,023   1,363,447   1,176,796   1,645,295   5,259,563 構成比(%)   20.4   25.9   22.4   31.3   100.0 営業利益(千円)   147,585   403,168   231,825   649,173   1,431,752 構成比(%)   10.3   28.2   16.2   45.3   100.0 (16)法的規制について 当社グループが行うeBASE-PLUS事業は、常用雇用型のIT開発アウトソーシングビジネスについて、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(以下、「労働者派遣法」という。)による規制を受けております。当社グループは、関係法令を遵守して事業を運営しておりますが、労働者派遣法に定める派遣事業主としての欠格事由に該当もしくは法令に違反する事項が発生した場合には、事業の停止や派遣事業者の許可の取り消しをされる可能性があり、その場合には事業を営むことが出来なくなる可能性があります。現時点において認識している限りでは、これらの法令に定める欠格事由に該当する事実はありません。しかしながら将来、何らかの理由により許認可等の取消が発生した場合には、事業運営に大きな支障をきたすとともに、財政状態及び経営成績に大きな影響を与える可能性があります。また、労働者派遣法をはじめとする関係諸法令は継続的に見直しが行われており、当社グループの事業に対して著しく不利となる改正が行われた場合は、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (許認可等の状況) 許認可等の名称   有効期限   許認可等の番号   規制法令   所轄官庁等   取消事由等 労働者派遣事業の許可   2025年5月1日から2030年4月30日まで   派27-302549   労働者派遣法   厚生労働省   労働者派遣法第6条に定める欠格事由に抵触した場合 (17)人的資源について 国際競争の激化や急速な少子高齢化による労働人口の減少、AI技術、及びデジタルトランスフォーメーションの進展により、IT人材の獲得競争は厳しさを増しております。当社グループの成長と業績は、人材に大きく依存しております。高度な能力を有する技術者の採用・育成が重要な経営課題となっております。そのため、当社グループでは、経営戦略に基づいた人材の採用・育成のため、中長期視点での新卒採用・第二新卒等のポテンシャル層や即戦力となるキャリア層等の採用を実施しております。また、より高度なスキルを習得できるよう、研修・制度の充実を図る等、IT人材の育成施策を展開しております。人材の採用・育成または既存社員の流出を防止できない場合は、当社グループのeBASE-PLUS事業の成長と業績に大きく影響する可能性があります。 (18)M&Aによる事業拡大について 当社グループは、既存事業の強化、事業規模の拡大に寄与すると判断出来、且つ、リスク検討の結果が低いと判断される場合等には、M&Aを有効に活用していく方針であります。M&Aにおいては、対象となる企業の財務内容、契約関係及び事業の状況等について事前にデューデリジェンスを実施し、十分にリスク検討をしておりますが、M&A実施後に事業が計画どおり進捗しない場合又はのれんの償却等により当社グループの業績が一時的に影響を受ける可能性があります。また、対象企業における偶発債務の発生や未認識債務の判明等事前の調査によっても把握できなかった問題が生じた場合や、事業展開が計画通りに進まない場合、投下資本の回収が困難になる等、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、M&Aにより、当社グループが従来行っていない新規事業が加わる際には、当該事業固有のリスク要因が加わる可能性があります。 (19)保有有価証券における価格下落のリスクについて 当社グループでは、資産運用上の効率性に着目し、余剰資金の一部を市場で流通している債券(社債)やファンドへの投資で運用しております。余剰資金の運用に当たっては、安全性の高いものを選択しておりますが、急激な市場金利や為替の変動、発行主体の急激な業績悪化により、保有する有価証券の市場価額が著しく下落した場合、減損損失が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (20)環境(気候変動)に係るリスク 近年、気候変動に伴う温室効果ガスの排出抑制等の取り組みは世界中で進みつつあり、経済・社会・環境に大きな影響を及ぼしています。当社グループにおいては、「不確実性を高める将来的な要素」と捉え、企業の社会的責任として温室効果ガス削減や省エネルギー化に取り組む等、気候変動リスクへの対応を進めております。具体的な運営についてはサステナビリティ推進に関する委員会を設置し、サステナビリティ委員会による活動推進、OA用紙・電力使用量の削減等やサステナビリティに関する方針の策定・見直し等に取り組んでおります。しかしながら、こうした取組が不十分である、もしくは不十分とみなされた場合、社会的信用の低下に伴う事業機会の逸失や収益の減少等、当社グループの企業価値向上、及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (21)感染症への対応 ヒト・モノ・カネ・情報のグローバル化の進展に伴い、感染症のリスクは確実に増加しております。現在、収束しました新型コロナウイルス感染症によって、そのリスクは顕在化いたしました。今後も新型コロナウイルス感染症に限らず、様々な感染症リスクが顕在化し、拡大した場合、経済の停滞による顧客企業のIT投資への中止や先送りが生じれば、当社グループの事業運営及び業績に甚大な影響を与える可能性があります。コロナ禍以降、ニューノーマルにより変化した顧客ニーズの把握に対して、適切なサービスが提供できない場合や、緊急事態宣言等の発令、また、当社グループ内における感染者や重篤者の発生等によって事業活動の停滞を余儀なくされる場合には、業績へ影響を及ぼす可能性があります。 (22)新規事業モデルの進出について(BtoBtoCモデル) 当社グループが行うeBASE事業は、自社パッケージソフトウェアの販売・サポート、業務受託やシステム開発を主たる事業としていますが、既存事業モデル(BtoB)の強化・拡大の他に、更なる成長のため、新規事業モデル(BtoBtoC)の進出を積極的に展開する方針であります。しかしながら、新規事業モデルの展開は大きな先行投資を伴うことがあり、今後、当社グループが展開する新規事業モデルが計画通りに進捗しない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)11,474字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 ・経営成績 当連結会計年度における我が国経済は、インバウンド需要が引き続き堅調に推移する一方で、米国の通商政策の動向、為替相場の不安定な動向、物価の高止まりに加え、期末にかけては中東情勢の緊張による原油価格上昇懸念から、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような環境の下、当社グループは、パッケージソフトビジネスのeBASE事業と、IT開発アウトソーシングビジネスのeBASE-PLUS事業で構成し、活動いたしました。 eBASE事業は、創業から現在に至るまで3種類のビジネスモデルのフェーズ(0th eBASE、1st eBASE、2nd eBASE)により展開をしてまいりました。 「0th eBASE(BtoBモデル:企業別統合商品DB)」は、創業期からのワンソースマルチユースを実現するCMS(Content Management System)開発プラットフォーム「ミドルウェアeBASE」を基盤とするパッケージソフトウェア「eBASE」を用いて、様々な業界や業態向けの統合商品データベースシステムとしての提供、これらの統合商品データベースシステムと連動する従来の販促メディア(紙カタログ、紙チラシ、Webカタログ等)の企画制作プロセスを最適化(コストダウン)すると同時に、ワンストップで次世代のOMO(Online Merges with Offline)展開を加速化する企画制作支援システム「DBP eBASE(eB-DBPカタログ/ちらし/Web)」としてのデータベースパブリッシングシステム(DBP:DataBase Publishing)の開発提供、及び統合商品データベースシステムと連動した商品DB型のWebサイト等の個別システムインテグレーションを開発展開しています。 「1st eBASE(BtoBモデル:業界別統合商品DB)」は、「0th eBASE」を通じて商品情報交換プラットフォームとしての「eBASE」の普及促進を目指して食品業界、日雑業界(他業界)、住宅業界の各業界セグメントに対して、個別の業界や業態向けのニーズにマッチした「FOODS/GOODS eBASE」等の商品詳細情報管理システムの開発推進を行っています。また商品情報のデジタルコンテンツプロバイダーとしての商品データプール「商材ebisu(業界ebisu+マスタデータebisu)」のデファクト化を同時に推進することで、小売企業向けに「商材ebisu」と連動した統合的な商品マスタ管理システム「MDM(Master Data Management) eBASE」の開発提供や、小売PB(Private Brand)部門やメーカー向けに製品企画開発管理システム「PDM(Product Data Management) eBASE」を開発提供しています。 「2nd eBASE(BtoBtoCモデル:消費者向けライフスタイルアプリ)」は、まず「0th eBASE」により構築された統合商品データベースと連動した「DBP eBASE」や、「1st eBASE」を通じて構築された「商材ebisu」をコアコンピタンスとしています。その結果、従来の販促メディアの企画制作におけるコストダウン施策を実現すると同時に、ワンストップで小売業界向けの次世代OMO環境を構築することが可能となりました。そして、「商材ebisu」の商品情報コンテンツを利活用して「ユーザー(消費者)が求める商品情報をいつでもどこでもニーズに合わせて閲覧できるように」というコンセプトをOMO環境で実現することを目指して、あらゆる商品カテゴリを統合した消費者向けライフスタイルアプリ「e食住シリーズ(e食住なび/カタログ/ちらし/ビジュアルレシート、e住なび等)」の開発・提供を通じて、小売やメーカーのDX(Digital Transformation)によるCX(Customer Experience)向上を実現する新たなビジネス展開を推進しています。 これら「0th~2nd eBASE」の各ビジネスモデルは双方向に有機的に関与することにより、お互いを補完・増強するだけではなく、様々な新サービスや新事業モデルへの展開を可能としています。 eBASE-PLUS事業は、顧客企業ニーズに応えたシステム構築・開発・サポート等のIT開発アウトソーシングビジネスを推進しています。特に自社開発のオンライン教育システム「eB-learning」の構築と運用を継続的に強化向上する事で未経験者の育成、及び高度技術者の人材を育成し、eBASEグループ全体におけるIT人材の採用と教育を強化推進しています。 当連結会計年度における当社グループの業績の結果は、売上高5,259,563千円(前年同期比210,334千円減)、営業利益1,431,752千円(前年同期比299,912千円減)、経常利益1,467,906千円(前年同期比329,942千円減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,026,647千円(前年同期比224,142千円減)となりました。 各セグメントの業績は次のとおりです。 なお、売上高については、セグメント間取引消去前の金額によっております。 (イ)eBASE事業 ・BtoBモデル(0th/1st eBASE)の概況は、食品業界、日雑業界(他業界)、住宅業界の各パラグラフで説明します。 [食品業界向けビジネス] 食の安全情報交換の全体最適化を図りながら、食の安全・安心システム「FOODS eBASE」においては商品データプールサービス「商材ebisu(食材ebisu)」の普及推進も含めてeBASE商品情報交換の標準化を継続的に進展しました。また、「MDM eBASE」、「PDM eBASE」等の販売促進にも継続して注力しました。 売上面では、既存顧客案件として、大手コンビニエンスストアから「商材ebisu」と連動するNB(National Brand)及びPB双方の仕入先向け「MDM eBASE」、及び「FOODS/GOODS eBASE」も含めた基幹系システムにトータルで連携する商品マスタ情報登録システム構築の大型案件及び検証環境構築と追加開発案件を売上計上しました。大手総合小売のPB子会社からは、サーバ増強の大型案件及び基幹系システムと連携する「FOODS eBASE」の追加・改修案件を売上計上しました。また、福島県を中心に宮城県、山形県、栃木県、茨城県の5 県にかけてチェーン展開を行う株式会社ヨークベニマルからは「MDM eBASE」を用いた特売商品マスタ登録システム、及び「DBP eBASE(eB-DBPちらし)」によるチラシ作成効率化とOMO展開「e食住ちらし」を同時に実現する大型案件を売上計上しました。1都12県の170万人の会員に個人宅配を主とする生協連合会からは「FOODS eBASE」のアップセルの追加導入案件を売上計上しました。更に、大手食品小売から「FOODS eBASE」によるインストア商品の品質表示ラベル作成業務のアップセル案件を売上計上しました。ハム・ソーセージ関連の大手加工食品メーカーからは、仕様書管理システムとして「FOODS eBASE」のサーバリプレイス案件を売上計上しました。 新規顧客案件としては、関東地域の私鉄系スーパーマーケット複数社による共同出資食品卸から、自社PB品の仕様書管理システムとして「FOODS eBASE」案件を売上計上しました。 受注面では、既存顧客案件として、大手コンビニエンスストアから、ファストフード厨房向けレシピ管理システム「FOODS eBASE」の改修・構築と、「MDM eBASE」からの基幹連携システム構築による運用に向けた移行・教育フェーズを受注しました。 食品業界向けビジネスの売上高は、日雑業界における未経験業界向けの大型「MDM eBASE」カスタマイズ開発案件の負荷増大が担当営業、及びSEにとどまらず、フォローする他の営業・SEにも波及し、eBASE事業全体として既存顧客への深耕営業が減少したことが食品業界にも影響を与えた結果、「FOODS eBASE」の深耕営業による売上が減少したことにより、前年同期比で微減となりました。 [日雑業界(他業界)向けビジネス] 「商材ebisu(業界ebisu(日雑・医薬・文具・家電・工具、食品等))」を中心に、製品仕様書情報管理データベース「GOODS eBASE」に加えて、「商材ebisu」と連動する「MDM eBASE」、「PDM eBASE」、「e食住シリーズ(2nd eBASE)」、「DBP eBASE(eB-DBPカタログ/ちらし)」、及び商品DB型Webカタログサイト構築「eB-DBPweb」等の販売促進に継続して注力しました。 売上面では、既存顧客案件として、カタログギフト事業者の株式会社ハーモニックのカタログ制作支援システム「eB-DBPカタログ」と「MDM eBASE」を活用した統合商品DB構築の継続案件を売上計上しました。大手家電量販店からは「MDM eBASE」を活用した統合商品DB構築において基幹連携に向けた商品マスタ登録支援機能、及び新たな画面・チェックロジック等の追加開発案件を売上計上しました。また、大手オフィス用品通販サービス会社からは「FOODS/GOODS eBASE」、及び「PDM eBASE」を関連させたPB商品企画開発・仕様書管理システムを売上計上しました。メーカー顧客系では、オフィス家具メーカーの販売店向けWeb見積システムのアップセル改修案件を売上計上し、スポーツ用品メーカーからは統合商品DB構築大型案件を、大手総合筆記具メーカーからは商品DB型Webカタログ構築のアップセル大型案件を売上計上しました。更に、大手ドラッグストアからは「MDM eBASE」を活用した顧客の業務要件に最適化したシステム構築、及びPB仕様書管理「GOODS/FOODS eBASE」等の追加・改修案件を売上計上しました。 新規顧客案件としては、東海・北陸・近畿で展開するドラッグストアから「商材ebisu」と連携する「MDM eBASE」の大型案件を売上計上しました。 受注面では、既存顧客案件として、大手ホームセンターから導入済の「MDM eBASE」の保守、及び改修開発案件を継続受注しました。 取組面では、大手家電量販店にて、「商材ebisu」と連携する「MDM eBASE」の本番稼働を2026年4月の開始予定に向けて運用環境の整備を実施しました。また、開発の取組みとして、2026年1月施行の中小受託取引適正化法に対応した「eBASE製造委託取引管理システム(eB-for 取適法)」を新たに開発し、2026年1月にリリースしました。 日雑業界向けビジネスの売上高は、当業界における未経験業界向けの大型「MDM eBASE」カスタマイズ開発案件の負荷増大の影響で人的リソースが著しく逼迫した結果、深耕営業が減り、前年同期比で大幅な減少となりました。結果、この日雑業界での負荷の増大がeBASE事業全体にも影響が広がる結果となりました。 [住宅業界向けビジネス] 住宅業界は、既存の複数の大手ハウスメーカーで活用されてきた「商材ebisu(住宅ebisu)」の普及とOMOを実現する「e住なび」が複数の大手ハウスメーカー及び分譲マンションビルダー等が加わることで継続的に促進されました。 売上面では、既存顧客案件として、大手空調設備メーカーの技術情報検索サイト(統合製品情報DB+Webカタログサイト)の改修、及び新規の住宅設備Webカタログサイト構築の大型案件を売上計上しました。また、大手照明家電メーカーからは、照明器具検索サイトのデータ更新案件を、床材・壁材製品を中心とした大手建材メーカーからは「PDM eBASE」を用いた製品企画・開発情報システム構築の大型案件を、大手建材メーカーからは「eB-DBPweb」を活用した中型アップセル案件を売上計上しました。更に、地図提供会社から「HOUSING eBASE」に関連した大手ハウスメーカー向けの地図連携機能の追加開発を売上計上しました。 新規顧客案件としては、準大手ゼネコンから「HOUSING eBASE」を用いた分譲マンションの専有部分の製品仕様管理のPoC(Proof of Concept:概念実証)のためのシステム構築を売上計上しました。 住宅業界向けビジネスの売上高は、前年同期比で微増となりました。 ・BtoBtoCモデル(2nd eBASE)の概況は、業界横断型(食品スーパー、総合小売、コンビニエンスストア、ドラッグストア、ホームセンター、ディスカウントショップ、スーパーセンター、家電量販等)の「商材ebisu」の商品情報のデジタルコンテンツを利活用して開発した「e食住シリーズ」の普及推進・営業展開を継続しています。 市場展開事例としては、業界別にご説明します。 (共通の取組) 「2nd eBASE」の普及を促進する会場イベントのプロモーション活動として「DX by DB勉強会(第3回小売 2025年10月24日、第1回住宅 11月27日)」及び「eBASEカンファレンス2025(2025年11月28日)」を積極開催しました。また、株式会社寺岡精工の流通小売向けPOSシステムと、当社が提供するレシート情報ビジュアル化サービス「e食住ビジュアルレシート」(特許第7024952号、他2件)を連携する協業に合意しました。 開発面では、料理レシピサービス「e食住なび/AI献立提案サービス」をリリースし、AI活用による週間献立提案サービスを開発し「e食住なび」を継続的にアップデートしました。 (食品業界) 大手総合小売の北海道地区の子会社において先方ECサイトと連携する「e食住カタログ for EC」の本番運用が開始し、一部の店舗で「e食カタログ(電子棚札連携)」についてPoCを継続しました。また別の食品小売でも「e食住カタログ for 店舗」のPoCを継続しました。既存顧客の回転すしチェーン店を中心とする外食産業から「e食住なび for DX」を利用して、来店客が店内に掲示された二次元コードをスキャンすることでメニューに関するアレルギー情報を含む品質情報を多言語で確認できるサービスを受注し構築を開始しました。更に、既存顧客の株式会社マキヤが、LINEミニアプリメニューから「e食住ビジュアルレシート」活用のPoCを2026年4月より開始しました。 (日雑業界) 既存顧客の大手家電量販店のインバウンド向け成田空港の新設店舗にて「e食住カタログ」多言語版アプリ訴求用カードの店頭設置と共に本番運用を開始し、また売れ筋商品表示用二次元コード付きPOP(Point of Purchase)の店頭設置が採用決定、及び同社の本部から対象全店舗への展開が内定しました。既存顧客の大手ホームセンターから受注していた「e食住なび for DX」により、多言語版で国内外の店舗スタッフの商品知識習得や接客に活用するサービスが、先行して海外店舗での運用を開始しました。 (住宅業界) 株式会社穴吹工務店が分譲マンションの顧客向けとして集合住宅版アプリ「e住なび」及び邸別住設建材管理システム/住設建材情報DBのクラウドサービス「HOUSING eBASE Cloud」を採用しました。既存顧客の大手ハウスメーカーにて新規戸建・分譲住宅については、原則として全ての施主及び入居者に紙の取扱説明書の配布を中止し「e住なび」アカウントの提供を開始しました。 eBASE事業の特許戦略としましては、以下の2件を取得しました。 ①販売代理店ごとにパラメトリックに変化するOMOカタログシステムの特許(特許第7764080号) ②キャッシュレス決済企業のPOS情報管理に関する特許(特許第7777843号) これらの結果、eBASE事業の売上高は、製品の成熟化と営業体制の最適化により、収益構造改善の基盤は整いつつあるものの、日雑業界における未経験業界向けの大型「MDM eBASE」カスタマイズ開発案件の負荷増大の影響で深耕営業が減少し、eBASE事業全体に遅延が発生した結果、利益率の高いパッケージソフトの売上が減少したことで、2,591,313千円(前年同期比270,370千円減)、経常利益は1,062,534千円(前年同期比343,388千円減)となりました。 なお、来期以降の重要事項として、当連結会計年度を通じて新規ビジネス創造に向けた取組といたしましては、2026年4月28日に適時開示をしました「株式会社KSP-SPの株式取得(子会社化)に向けた株式譲渡契約締結のお知らせ」のM&Aにより「商材ebisu」を基にしたコンテンツビジネスを強化し、及びこの商品詳細情報データを利用した新たなPOSデータ分析市場創造の実現を目指します。 (ロ)eBASE-PLUS事業 既存IT開発アウトソーシングビジネスにおいて、顧客ニーズの迅速な把握と対応による案件獲得に注力しました。稼働数増加のため専門知識・経験を持ち即戦力となる中途採用を推進し、人材の確保・育成・教育に努めました。更に、継続して自社開発(eBASE基盤)のオンライン教育システム「eB-Learning」(Javaプログラミング/ITインフラ教育等)の強化を行い、採用、新入社員教育及び既存社員の教育に注力し、スキルアップによりハイスキルな高単価案件へのシフトを図りました。また物価高・人件費高騰のトレンドに合わせて顧客との単価交渉を継続実施しました。 これらの結果、eBASE-PLUS事業の売上高は、概ね計画通りに進捗し、2,679,107千円(前年同期比52,903千円増)、経常利益は前年の投資活動による一過性の営業外収益の影響もあり405,372千円(前年同期比13,445千円増)となりました。 ・財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ14,018千円減少し、8,098,611千円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ24,302千円減少し、730,389千円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ10,283千円増加し、7,368,221千円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ488,101千円減少し、4,933,141千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、1,068,818千円の収入(前連結会計年度は、1,166,516千円の収入)となりました。主な減少要因として、法人税等の支払が536,856千円あった一方で、増加要因として、税金等調整前当期純利益を1,467,906千円計上したこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、512,520千円の支出(前連結会計年度は、87,085千円の収入)となりました。主な減少要因として、定期預金の預入による支出が51,241千円、無形固定資産の取得による支出が98,977千円、投資有価証券の取得による支出が397,582千円あったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、1,047,371千円の支出(前連結会計年度は、837,866千円の支出)となりました。主な減少要因として、自己株式の取得による支出が435,144千円、配当金の支払額が623,803千円あったこと等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループの事業は、コンテンツマネージメントソフト「ミドルウェアeBASE」の企画・開発事業、「ミドルウェアeBASE」を利用したソリューション企画・開発・販売・保守事業(商品情報管理パッケージソリューション、コンテンツマネージメントパッケージソリューション、商品情報データプールサービス等)、Webソリューションビジネス、「eBASE」を使った各種クラウドサービス(SaaS)の運用事業及びIT開発アウトソーシングビジネス(顧客企業からの受託開発、受託オペレーション、受託サーバー保守等)であり、生産をしていないため、生産実績及び受注状況について記載しておりません。 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:千円) セグメントの名称   販売高   前年同期比(%) eBASE事業   2,591,313   △9.45 eBASE-PLUS事業   2,668,250   2.30 合計   5,259,563   △3.85 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、総販売実績に対する割合が10%未満であるため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 ・経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は5,259,563千円(前年同期比210,334千円減)となりました。 eBASE事業の売上高は、2,591,313千円(前年同期比270,370千円減)、eBASE-PLUS事業の売上高は、2,679,107千円(前年同期比52,903千円増)となりました。なお、両事業の売上高は、セグメント間取引消去前の金額によっております。 各セグメント別の分析は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 ・経営成績」に記載しております。 (営業損益) 販売費及び一般管理費は、eBASE事業での人件費の増加等により、1,286,251千円(前年同期比99,660千円増)となり、当連結会計年度における営業利益は、1,431,752千円(前年同期比299,912千円減)となりました。 (経常損益) 営業外収益は、余剰資金の運用等により39,004千円となり、当連結会計年度における経常利益は、1,467,906千円(前年同期比329,942千円減)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純損益) 以上により、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は1,026,647千円(前年同期比224,142千円減)となりました。 ・財政状態の分析 (資産) 流動資産は、前連結会計年度末に比べ368,613千円減少し、6,053,996千円となりました。主な要因は現金及び預金が394,966千円減少したこと等であります。(なお、現金及び預金の詳しい内容につきましては、1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 ④連結キャッシュ・フロー計算書をご参照ください。) 固定資産は、前連結会計年度末に比べ354,594千円増加し、2,044,614千円となりました。主な要因は、投資有価証券が316,259千円増加したこと等であります。 この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べ14,018千円減少し、8,098,611千円となりました。 (負債) 負債合計は、前連結会計年度末に比べ24,302千円減少し、730,389千円となりました。主な要因は、契約負債が81,231千円増加した一方で、未払法人税等が105,019千円、未払消費税等が43,468千円減少したこと等によるものであります。 (純資産) 純資産合計は、前連結会計年度末に比べ10,283千円増加し、7,368,221千円となりました。主な要因は、配当金の支払により利益剰余金が624,042千円減少、自己株式の取得等により420,781千円減少した一方で、親会社株主に帰属する当期純利益計上により利益剰余金が1,026,647千円増加したこと等によるものであります。これにより自己資本比率は90.98%となりました。 ・経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について 当社グループは、「経常利益」の持続的成長と収益性の向上を最大の経営目標とし、「売上高」の持続的成長を重要な経営指標と位置づけております。 当連結会計年度においては、eBASE事業において、「MDM eBASE」の大型カスタマイズ開発案件における開発リソースの逼迫が深耕営業活動の停滞を招いたこと等により、当初計画(売上高5,800百万円、経常利益2,000百万円)を下回る見通しとなったため、2025年10月14日付で業績予想の修正(下方修正)を行いました。2026年3月期の達成状況は、売上高5,259,563千円(計画比259,563千円増)、経常利益1,467,906千円(計画比117,906千円増)となり、修正後計画に対して売上高、利益ともに上回りました。eBASE事業では、日雑業界における未経験業界向け大型「MDM eBASE」カスタマイズ開発案件の負荷増大により、利益率の高いパッケージソフトの販売活動が停滞し、売上高、利益ともに修正後計画は上回ったものの前年同期比では減収減益となりました。eBASE-PLUS事業では、顧客との単価交渉の継続的な実施に加え、季節性が少なく四半期単位での契約ベースのストック型のビジネスモデルであることから、計画通りの推移となりました。 (単位:千円) 指標   2026年3月期計画   2026年3月期実績   計画比 売上高   5,000,000   5,259,563   259,563 経常利益   1,350,000   1,467,906   117,906 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ・キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ・資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資金需要は、運転資金として、労務費、外注費と販売費及び一般管理費等の営業費用があります。営業費用の主なものは人件費であります。設備投資資金として、ソフトウェア開発投資があります。これらの運転資金及び設備投資資金につきましては、内部資金を充当しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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