本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

イーレックス

eREX Co.,Ltd.9517 · Prime · 電気・ガス業

再生可能エネルギー特化の独立系電力。バイオマス発電所を核に小売・発電・燃料調達・トレーディングを一体化。

概要

イーレックス株式会社は、1999年に設立された独立系電力会社である。石炭火力とバイオマス火力発電を中心に、自社発電所からの電力を法人・個人需要家に直接販売する特定規模電気事業者(PPS)として事業を展開。2026年3月期の連結売上高は1,692億円、営業利益75億円、従業員302名。東京都中央区に本社を置き、国内4か所のバイオマス発電所を運営するほか、ベトナム・カンボジアで再生可能エネルギー事業を推進している。

4事業を一体化したエネルギー・バリューチェーン

当社グループは、電力小売事業、発電事業、燃料事業、トレーディング事業の4事業を一体化させた独自のビジネスモデルを構築している。電力小売事業では、エバーグリーン・マーケティング株式会社やエバーグリーン・リテイリング株式会社などの販売子会社が全国の法人・個人需要家に電力を供給。発電事業では、佐伯、豊前、大船渡、沖縄の4か所でパーム椰子殻(PKS)や木質ペレットを燃料とするバイオマス発電所を運営し、FIT制度下で電力を販売。燃料事業では、インドネシア・マレーシア・ベトナムなどからバイオマス燃料を直接調達し、自社発電所向け及び他社に販売。トレーディング事業は、LNGや原油、電力市場からの調達を柔軟に組み合わせ、競争力のある電力調達を実現している。これら4事業が連鎖することで、上流から下流までの一貫体制を実現している。

堅調に成長する売上高と2024年3月期の赤字からの回復

当社グループの連結売上高は、2013年3月期の124億円から2025年3月期には1,712億円へと拡大した。特に2020年代に入り急成長し、2023年3月期には2,963億円に達した。しかし、燃料価格高騰の影響で2024年3月期は売上高2,450億円に対し親会社所有者帰属当期利益は213億円の赤字となった。その後、収益改善策が奏功し、2025年3月期には売上高1,712億円、営業利益71億円、当期利益21億円と黒字に転換。2026年3月期も売上高1,692億円、営業利益75億円の見通しを示している。営業利益率は4.4%と安定した水準にある。

38の国と地域に生産拠点を広げた現地化

当社グループは国内にバイオマス発電所を4か所保有するが、そのうち佐伯、豊前、大船渡、沖縄の各発電所は全てバイオマス専焼である。石炭火力の糸魚川発電所は電力市場価格の状況を踏まえ2026年度も運転を見合わせる予定。国内発電所の総発電実績は2025年度で709,134MWh(前年比16.1%減)。一方、海外事業ではベトナム・カンボジアに展開。ベトナムのハウジャン省では海外初のバイオマス発電所(20MW)を運営し、イエンバイ省(50MW)とトゥエンクアン省(50MW)の建設を進める。カンボジアでは水力発電所(80MW)の建設が完工間近で、2026年度中の運転開始を予定。バイオマス(50MW)と太陽光(40MW)の新設も政府承認を得ている。

グループ会社ネットワークと販売チャネル

当社グループは、中核販売子会社としてエバーグリーン・マーケティング株式会社とエバーグリーン・リテイリング株式会社を置き、これに株式会社沖縄ガスニューパワー、株式会社イーセルを加えた4社が全国の需要家に電力を販売する。低圧分野では全国の代理店網を活用し、市場連動型プランを中心に新規顧客を獲得。高圧分野では完全固定プランやハイブリッドプランを提供する。また、アグリゲーション機能を生かした蓄電池事業、コーポレートPPA、デマンドレスポンス(DR)などのエネルギーソリューションも手掛ける。発電所運営にはイーレックスニューエナジー佐伯株式会社や豊前ニューエナジー合同会社などの子会社が当たる。燃料調達ではインドネシアにPKS備蓄ヤード、ベトナムに木質ペレット工場を持つ。

業界の中での役割は電力事業者/IPPにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,692億円
営業利益
75億円
営業利益率
4.4%
純利益
53億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01電力小売事業主力

全国の法人・個人需要家に対し、固定プランや市場連動型プラン等の電力を販売。コーポレートPPAやDR等のソリューションも提供。低圧分野は代理店網を活用。蓄電池事業にも取り組む。

主な製品・サービス3
電力販売(高圧・低圧)
高圧及び低圧契約の法人・個人向け電力供給サービス。完全固定プラン、ハイブリッドプラン、市場連動型プランなど。
コーポレートPPA
企業向けに再生可能エネルギー電力を長期契約で供給するサービス。
デマンドレスポンス(DR)
需要家の電力使用を調整するDRサービス。

02発電事業主力

バイオマス発電所(佐伯、豊前、大船渡、沖縄)を保有・運営。FIT制度下で発電電力を販売。石炭火力(糸魚川)は運転見合わせ中。

主な製品・サービス1
バイオマス発電
パーム椰子殻(PKS)や木質ペレットを燃料とする発電所での電力生産。

03燃料事業準主力

バイオマス燃料(PKS、木質ペレット)をインドネシア・マレーシア・ベトナム等から調達し、自社発電所向け及び他社に販売。備蓄ヤードやペレット工場を運営。

主な製品・サービス2
PKS(パーム椰子殻)
パーム油の搾油時に発生する殻を燃料化したもの。バイオマス発電の燃料。
木質ペレット
木材を粉砕・成型したペレット状のバイオマス燃料。

04トレーディング事業準主力

LNG・原油等のエネルギーおよび電力を市場から調達。自社発電所や相対契約事業者からの調達と組み合わせ、安定的かつ競争力のある電力調達を実現。

05海外事業副次

ベトナム・カンボジアでバイオマス・水力・太陽光発電所の運営・建設。ベトナムでは木質ペレット製造も行う。

主な製品・サービス3
バイオマス発電(海外)
ベトナム・ハウジャン省での商用バイオマス発電所(20MW)運営、イエンバイ省・トゥエンクアン省での建設中(各50MW)。カンボジアでも計画。
水力発電(海外)
カンボジアでの水力発電所(80MW)建設中。
木質ペレット製造(海外)
ベトナム・トゥエンクアン省の工場で木質ペレットを製造。

製品と技術

多様な電力小売プランとエネルギーソリューション

当社グループの電力小売事業は、法人・個人向けに複数の料金プランを用意する。高圧分野では「完全固定プラン」と「ハイブリッドプラン」が主力。完全固定プランは一定期間単価を固定するため、価格変動リスクを回避したい需要家に選ばれる。ハイブリッドプランは固定部分と市場連動部分を組み合わせ、柔軟性を提供する。低圧分野では市場連動型プランを中心に、全国の代理店網を通じて販売。さらに、脱炭素ニーズに対応するコーポレートPPA(企業向け再エネ長期契約)や、電力使用量を調整するデマンドレスポンス(DR)サービス、アグリゲーション機能を活用した蓄電池事業も展開している。これらのソリューションは、単なる電力販売から付加価値サービスの提供へとビジネスを拡張している。

PKSと木質ペレットによるバイオマス発電所

国内発電事業の中核は、パーム椰子殻(PKS)と木質ペレットを燃料とするバイオマス発電所である。佐伯(大分県)、豊前(福岡県)、大船渡(岩手県)、沖縄の4か所で稼働中。いずれもFIT制度の認定を受けており、発電した電力を一般送配電事業者やグループ会社に販売する。例えば佐伯発電所は2014年から商業運転を開始。豊前発電所もほぼ同時期に稼働した。燃料は主にインドネシア、マレーシア、ベトナムから調達されるPKSで、発電効率を高めるため木質ペレットも併用する。2025年度の発電実績は合計709,134MWh。また、石炭火力の糸魚川発電所は市場価格低迷のため2026年度も運転を見合わせている。

インドネシア・ベトナムを結ぶバイオマス燃料調達網

燃料事業は発電事業の上流工程として重要な役割を担う。イーレックスはバイオマス発電の先駆者として培ったノウハウを活かし、PKSと木質ペレットの安定的な調達・供給体制を構築。調達元はインドネシア、マレーシア、ベトナムなどで、生産国のサプライヤーから直接または子会社・商社を通じて購入する。インドネシアにはPKSの備蓄ヤードを整備し、天候や収穫時期の変動に対応。ベトナム・トゥエンクアン省には木質ペレット工場を運営しており、2025年度に稼働を開始した。同工場では現地の林地残材などからペレットを製造し、自社発電所向けだけでなく社外販売も行う。これにより、品質と価格の優位性を確保している。

ベトナム・カンボジアでの再エネ発電所建設

海外事業では、東南アジアの脱炭素とエネルギー自給率向上に貢献する大型プロジェクトを進める。ベトナムでは、ハウジャン省に発電出力20MWの商用バイオマス発電所を運営中。これはベトナム初の大型商用バイオマス発電所であり、JCM(二国間クレジット制度)の資金支援を受ける。さらに、イエンバイ省とトゥエンクアン省で各50MWのバイオマス発電所を2027年度の運転開始を目標に建設中。カンボジアでは水力発電所(80MW)が2026年度中の完工を予定し、加えてバイオマス(50MW)と太陽光(40MW)の新設計画が政府承認済み。また、ベトナムの石炭火力事業者ビナコミンパワー社とバイオマス混焼の実証試験を実施し、事業化を目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気・ガス業のなかでの位置

売上高1692億円の新電力、競合と差別化進む

イーレックスは電気・ガス業界に属し、売上高は1692億円と規模は大きいが、前期の1712億円から減少している。営業利益率は4.43%と前期の4.15%から改善した。同業のグリムスやアイ・グリッド・ソリューションズと比較して、卸売りから小売りまで幅広く展開し、独自の電源調達網を持つ。しかし、電力自由化市場の競争激化や燃料価格変動の影響を受けやすく、収益の安定性に課題がある。特に、デジタルグリッドなどの新興企業が攻勢を強める中、価格競争に巻き込まれるリスクがある。

強み

  • 売上高1692億円と業界内で大きなシェアを持ち、調達力がある。
  • 営業利益率4.43%と前期から改善し、効率化が進んでいる。
  • 発電から小売りまで一貫して手掛け、安定供給力を強みとする。
  • 法人・家庭向けに幅広い顧客を確保し、解約率が低い。

課題

  • 前期比2%減で、市場の伸び悩みや顧客離れが懸念される。
  • 新電力各社の参入で価格競争が激化し、収益圧迫要因となる。
  • 燃料価格の高騰が収益を不安定にし、リスク管理が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

通信・電力・ガスの時価総額近傍。太字がイーレックス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18132シナネンホールディングス834億円18.5倍
29534北海道瓦斯815億円7.1倍
32734サーラコーポレーション800億円10.5倍
49519レノバ794億円23.8倍
58157都築電気788億円11.7倍
69517イーレックス660億円12.4倍
73150グリムス573億円11.4倍
81663K&Oエナジーグループ562億円14.4倍
96820アイコム541億円19.6倍
109416ビジョン534億円20.0倍
114390IPS519億円12.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(通信・電力・ガス)に従っています。

会社の歴史

沿革 13件

日短エクスコの子会社として電力事業に参入

当社の起源は1999年12月、日短エクスコ株式会社が事業多角化の一環として電力事業を行う子会社「日短エナジー株式会社」を東京都中央区日本橋本石町に設立したことに始まる。当時は日本の電力小売市場が部分自由化されたばかりで、新規参入事業者が続々と登場する時代だった。日短エナジーは翌2000年7月に「イーレックス株式会社」へ社名変更し、独立系電力会社としての第一歩を踏み出す。この改名により、電力小売(リテール)とエックス(未知の可能性)を組み合わせた社名が生まれた。設立時の事業目的は、特定規模電気事業者(PPS)としての電力供給であり、後にグループの核となるバイオマス発電事業はまだ始まっていなかった。

特定規模電気事業者登録と九州・関東での電力小売開始

社名変更から半年後の2001年1月、イーレックスは経済産業省へ「特定規模電気事業者」(PPS)の届出を行い、正式に電力小売事業への参入を果たす。同年4月には九州地区で電力小売を開始、続いて11月には関東地区でもサービスを開始した。これにより、西日本と東日本の両方で需要家への直接販売網を構築。当初は高圧需要家(工場やビルなど)を主なターゲットとし、既存の一般電気事業者(当時の電力会社)に対抗する価格とサービスを提供した。この時期、日本では電力小売の部分自由化が進んでいたが、イーレックスのような独立系事業者は限られたエリアでしか事業展開できなかった。

日本卸電力取引所への参画と供給力の多様化

2003年3月、イーレックスは有限責任中間法人日本卸電力取引所(JEPX)の社員として設立に参画した。JEPXは電力の卸取引市場を開設する組織であり、イーレックスはその設立メンバーとなることで、市場を通じた電力調達の可能性を早期に確保した。2005年4月には取引会員として正式に登録され、市場取引を開始。これにより、自社発電所を持たない状態でも、市場から電力を調達して販売するビジネスモデルが可能となった。また、この市場参画は後にトレーディング事業の基盤となり、柔軟な調達戦略の源泉となった。2000年代中盤は、電力小売のエリア拡大と調達手段の多様化が進んだ時期である。

バイオマス発電への進出と子会社設立ラッシュ

2012年4月、イーレックスはバイオマス発電事業に本格参入するため、イーレックスニューエナジー株式会社を設立。その子会社として、2013年6月には土佐発電所の商業運転を開始した。これはパーム椰子殻(PKS)を燃料とするバイオマス発電所であり、FIT制度の適用を受けた。2014年にはイーレックスニューエナジー佐伯株式会社、佐伯バイオマスセンター株式会社を設立し、大分県佐伯市でのバイオマス発電所建設を本格化。同時に、豊前ニューエナジー合同会社、豊前バイオマスセンター株式会社も設立した。この年はまた、複数の小売子会社(エバーグリーン・リテイリングやエバーグリーン・マーケティングの前身)を設立し、販売網を強化している。

東京証券取引所への上場と市場第一部指定

2014年12月、イーレックスは東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場した。同月には関西地区での電力小売を開始し、さらに東京証券取引所市場第一部(東証一部)への市場変更も果たすという、株主にとって象徴的な年となった。東証一部への指定は、企業規模と信用力の証とされ、資金調達の幅が広がる。上場時の売上高は約171億円(2015年3月期)で、その後1,000億円を超える急成長を遂げていく。上場により、発電所建設や海外事業拡大のための資金調達が容易になり、その後の投資を加速させる原動力となった。

中国・中部・沖縄へのエリア拡大と海外拠点の萌芽

2014年はエリア拡大の面でも重要な年だった。4月に中部地区、7月に中国地区、さらに12月には沖縄ガスニューパワーを通じて沖縄地区の電力小売を開始し、全国主要エリアをカバーする体制を整えた。このエリア拡大は、代理店網を含む販売チャネルの強化と並行して進められた。また、子会社イーレックス・スパーク・マーケティング(現エバーグリーン・リテイリング)などが小売電気事業者登録を行い、低圧分野(一般家庭向け)の販売にも乗り出した。海外事業の本格化はまだ先だが、この頃からベトナムやカンボジアでの事業調査が進められたとみられる。

年表13件を開く

1990年代

  • 1999年12月日短エクスコ株式会社が事業多角化の一環として、電力事業を行う子会社「日短エナジー株式会社」を東京都中央区日本橋本石町にて設立

2000年代

  • 2000年7月商号変更「イーレックス株式会社」へ社名変更
  • 2001年1月経済産業省へ「特定規模電気事業者」の届出
  • 2001年4月九州地区電力小売開始
  • 2001年11月関東地区電力小売開始
  • 2003年3月創業有限責任中間法人 日本卸電力取引所(現 一般社団法人 日本卸電力取引所)の社員として設立に参画
  • 2005年4月一般社団法人 日本卸電力取引所の取引会員登録

2010年代

  • 2010年2月東北地区電力小売開始
  • 2012年4月創業イーレックスニューエナジー株式会社設立
  • 2013年6月イーレックスニューエナジー株式会社 土佐発電所 商業運転開始
  • 2014年4月中部地区電力小売開始
  • 2014年7月創業イーレックスニューエナジー佐伯株式会社設立
  • 2014年12月創業東京証券取引所マザーズ市場に株式上場 関西地区電力小売開始 佐伯バイオマスセンター株式会社設立 イーレックス販売1号株式会社(現 エバーグリーン・リテイリング株式会社)、イーレックス販売2号株式会社(旧 イーレックス・スパーク・エリアマーケティング株式会社)、イーレックス販売3号株式会社(現 エバーグリーン・マーケティング株式会社)設立 イーレックス・スパーク・マーケティング株式会社(現 エバーグリーン・リテイリング株式会社)、イーレックス・スパーク・エリアマーケティング株式会社、イーレックス販売3号株式会社(現 エバーグリーン・マーケティング株式会社)の「小売電気事業者」登録 中国地区電力小売開始 東京証券取引所市場第一部へ市場変更 イーレックス・スパーク・マーケティング株式会社(現 エバーグリーン・リテイリング株式会社)及び旧イーレックス・スパーク・エリアマーケティング株式会社 電力供給開始 株式会社沖縄ガスニューパワー設立 株式会社沖縄ガスニューパワー 沖縄地区電力小売開始 豊前ニューエナジー合同会社及び豊前バイオマスセンター株式会社設立 イーレックスニューエナジー佐伯株式会社

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    電力小売の顧客LTV最大化と脱炭素ソリューション強化

    高圧分野では多様な料金プランを提案し顧客LTVを最大化するとともに、蓄電池事業やコーポレートPPA、デマンドレスポンスなどのエネルギーソリューションを強化。低圧分野では販売ネットワークを活用した新規顧客獲得と契約継続促進に注力。

  2. 02

    トレーディングによる調達リスク抑制と小売展開

    販売電力量に応じた適正調達を基本としつつ、電力先物市場を活用して変動リスクを抑制。トレーディングのノウハウを小売事業へ展開し、独自の販売プランやスキームを組成する。

  3. 03

    バイオマス発電の安定運転と新規建設推進

    国内バイオマス発電所の定期修繕効率化と日常整備徹底により稼働率向上を図る。長期脱炭素オークションで落札した「イーレックス新潟」の建設準備を進め、2029年度の運転開始を目指す。

  4. 04

    ベトナム・カンボジアでの発電事業拡大

    ベトナムではハウジャンバイオマス発電所とトゥエンクアンペレット工場の収益改善、イエンバイ省等でのバイオマス発電所建設(2027年度稼働目標)、ビナコミンパワー社石炭火力でのバイオマス混焼事業化を推進。カンボジアでは水力発電所の運転開始(2026年度中)と新設バイオマス発電所の建設準備に取り組む。

  5. 05

    カーボンクレジット獲得とGX-ETS活用

    海外のバイオマス発電所や石炭火力混焼で創出したカーボンクレジットを日本に持ち込み、2026年4月開始のGX-ETS市場を活用して日本のカーボンニュートラルに貢献する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で302人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は886万円で、9期前と比べて+6.6%平均年齢は38.9歳、平均勤続年数は4.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月104
2018年3月137
2019年3月83142.73.8139
2020年3月91543.44.1182
2021年3月1,14842.74.7213
2022年3月1,03742.44.7214
2023年3月87141.54.5263
2024年3月91142.04.7269
2025年3月83937.64.22842,500
2026年3月88638.94.93022,483

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)63.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社20(国内 11 / 海外 9、うち連結子会社 20) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
中城発電所 — 沖縄県 うるま市169億円
佐伯発電所 — 大分県 佐伯市7,334百万円
ベトナム4,058百万円
本社 — 東京都中央区2,283百万円
本社 — 大分県佐伯市663百万円
主な関係会社
  • 国内
    イーレックスニューエナジー 株式会社
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    イーレックスニューエナジー 佐伯株式会社(注)1
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 国内
    沖縄うるまニューエナジー 株式会社(注)2
    沖縄県うるま市 · 連結子会社
    議決権44.8%
  • 国内
    糸魚川発電株式会社(注)6
    新潟県糸魚川市 · 連結子会社
    議決権64.0%
  • 海外
    HAU GIANG BIOENERGY JOINT STOCK COMPANY(注)2
    ベトナム · 連結子会社
    議決権49.0%
  • 海外
    EREX YEN BAI BIOMASS POWER CO., LTD.(注)1
    ベトナム · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    EREX TUYEN QUANG BIOMASS POWER CO., LTD.(注)1
    ベトナム · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    エバーグリーン・リテイリング株式会社(注)4
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権66.0%
  • 国内
    エバーグリーン・マーケティング株式会社(注)1,3
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権66.0%
  • 国内
    株式会社沖縄ガスニューパワー(注)7
    沖縄県那覇市 · 連結子会社
    議決権80.0%
  • 国内
    株式会社イーセル
    広島県広島市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    EREX SINGAPORE PTE. LTD.
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社8社を開く
  • EREX (CAMBODIA) CO., LTD.カンボジア プノンペン100%
  • EREX SAKURA BIOMASS YEN BAI CO., LTD.ベトナム97%
  • EREX SAKURA BIOMASS TUYEN QUANG CO., LTD.ベトナム97%
  • EREX INTERNATIONAL CO., LTD.ベトナム100%
  • 豊前ニューエナジー合同会社(注)5福岡県豊前市65%
  • 大船渡発電株式会社岩手県大船渡市35%
  • SPHP CO.,PTE.LTD.(注)5シンガポール67%
  • PT DHARMA SUMBER ENERGIインドネシア33%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の国際実証事業実証要件適合性等調査脱炭素を実現するための既設石炭火力発電所へのバイオマス燃料高比率混焼に係る実証研究(ベトナム国・クアンナム省)
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-12-11
    1,997万円
  • 調達
    水島港湾合同庁舎で使用する電気
    海上保安庁 · 2016-02-04
    562万円
  • 調達
    広島浮標基地で使用する電気
    海上保安庁 · 2016-02-04
    178万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,692億円営業利益75億円前期と比べると減収増益で、売上が-1.2%、利益が+5.6%。

売上高
-1.2%
1,692億円
営業利益
+5.6%
75億円
純利益
+152.4%
53億円
営業利益率
4.4%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,407億円1,692億円
営業利益78億円75億円
純利益54億円53億円
1株あたり配当¥22¥22

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は485億円、営業利益は6億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−13.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q789769.628
2023年3Q841364.314
2024年1Q559−59−10.6−38
2024年2Q650−48−7.4−74
2024年3Q634−45−7.1−47
2025年2Q832516.117
2025年4Q880202.34
2026年2Q865364.216
2026年4Q827394.737
2027年1Q48561.29

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は124億円から1,692億円へ13.6倍に増えた。直近期の営業利益率は4.4%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月124127
イーレックスニューエナジー佐伯株式会社設立
2014年3月153148
2015年3月171119
2016年3月2291611
2017年3月3123219
2018年3月4694530
2019年3月6584328
2020年3月8868845
この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2021年3月1,41914963
2022年3月2,30513897
2023年3月2,96315291
2024年3月2,450−199−213
2025年3月1,71271634.121
2026年3月1,69275904.453

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,692億円のうち、営業利益として残るのは75億円4.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は53億円、売上の3.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.5%1,497億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.0%135億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.4%75億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
11.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.6pt
4.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.0pt
3.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.8pt
7.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが22億円、投資CFが−159億円で、差し引きのフリーCFは−137億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は276億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月6−1112−531
2014年3月8−3318−2525
2015年3月15−6769−5243
2016年3月8−4275−3484
2017年3月12−12790−11559
2018年3月42−244718125
2019年3月57−240160−183102
2020年3月65−159154−94162
2021年3月187−976490317
2022年3月133−23047−97268
2023年3月215−146−269335
2024年3月−227−66151−293197
2025年3月195−550140336
2026年3月22−15972−137276

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,701億円。このうち返さなくてよい自己資本が704億円で、自己資本比率は41.4%(業種中央値39.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月56272948.5
2014年3月98356335.0
2015年3月1801037755.5
2016年3月27214712550.7
2017年3月42515926631.3
2018年3月54417936526.3
2019年3月75025849225.9
2020年3月1,04834370525.0
2021年3月1,27954573434.5
2022年3月1,57266890435.5
2023年3月1,7646061,15834.4
2024年3月1,4864811,00532.4
2025年3月1,53464180941.8
2026年3月1,70170492441.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
276億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
205億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
924億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
57
/ 100
安定性自己資本比率28 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気・ガス業 29社との比較

同じ電気・ガス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率29社中12位あたり、逆に低いのは営業利益率29社中25位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.9%/中央値 8.7%
P25 6.3%P75 12.8%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
4.4%/中央値 7.0%
P25 5.3%P75 10.0%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
41.4%/中央値 39.4%
P25 24.6%P75 51.6%
売上成長率前期からの売上の伸び
-1.2%/中央値 -1.0%
P25 -5.9%P75 5.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 2.6%
P25 2.3%P75 2.9%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥845で、1年前と比べて+19.2%過去52週の値幅のなかでは48%の位置にある。

¥845-4.0%1ヶ月+1.2%1年+19.2%時価総額660億円
過去52週の値幅
安値¥598高値¥1,118

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.4倍
PER (会社予想)12.2倍
PBR0.93倍
配当利回り2.60%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月14日時点で866円。直近1ヶ月で約5.1%上昇し、直近1年では約25.1%上昇。52週安値の598円からは約44.8%上昇した一方、52週高値の1118円に対しては約22.5%低い。25日移動平均線(849.92円)を上回り、75日線(841.2円)も上回って推移。7月16日には900円まで急騰し、出来高が929,900株と急増。その後は調整したが、8月に入り再び上昇基調。RSIは48.76と中立圏。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは実績12.67倍、予想12.5倍と同業界平均10.24倍をやや上回るが、許容範囲。PBRは0.96倍と平均1.05倍を下回り、資産面では割安。ROEは7.9%と安定した収益性。配当利回りは2.54%と平均2.45%とほぼ同水準で、配当性向37.9%は健全。業績は2024/3期に大幅赤字だったが、2025/3期に黒字転換し、2026/3期も増益見込み。バリュエーションは妥当圏内で、業績回復も進んでおり、ほぼ妥当と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.4倍10.3倍
PER (予想)12.2倍
PBR0.93倍1.08倍
ROE7.9%10.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

燃料価格の高騰で2024年3月期に赤字となりましたが、その後収益は改善し、2025年3月期には黒字転換しています。投資家の関心は、石炭火力を中心とした事業ポートフォリオをどう再エネへ転換していくか、また電力市場価格の変動に収益がどう左右されるかに集まっています。強気派は、燃料価格の落ち着きと電力需給の逼迫で収益が改善するとみますが、弱気派は、石炭火力への依存が長期的なESG投資の流れから外れ、再エネへの移行コストが重荷になると指摘します。

プラスに働く材料7
  • 燃料費低下で収益改善

    2025年3月期は黒字転換。燃料価格の落ち着きでスプレッド拡大の可能性。

  • 電力需要逼迫で販売好調

    データセンター等の新規需要で電力卸価格が高止まりし、販売単価が上昇。

  • 再エネへの段階的シフト

    バイオマス発電の拡大や石炭火力の高効率化で脱炭素対応を進める。

  • 2026年3月期に純利益53億円へ急拡大通年影響

    2025年3月期の純利益21億円から53億円へ約2.5倍増益。予想PER12.5倍まで改善し、株価評価を見直す材料。

  • 営業利益率が4.43%へ改善、収益基盤強化継続影響

    営業利益率は4.15%から4.43%に上昇。営業利益は71億円から75億円に増加し、収益構造の改善が続いている。

  • PBR0.96倍で資本効率改善の圧力不定影響

    PBRが0.96倍と1倍を下回り、純資産ベースで割安。配当利回り2.54%とあわせ株主還元策の強化が期待される。

  • 1年で株価25%上昇も外国人保有は10.85%と低水準継続影響

    1年リターンは+25.1%だが、外国人保有比率は10.85%と低い。買い増し余地があり、需給改善が株価を支える。

マイナスに働く材料7
  • 石炭火力のESG懸念

    環境規制強化や投資家の選別で資金調達コストが上昇するリスク。

  • 再エネ移行コスト

    新規投資や既存設備の改修に多額の費用がかかり収益を圧迫。

  • 電力価格変動リスク

    市場価格の下落や燃料高の再燃でスプレッドが縮小し、業績が悪化する。

  • 売上高が3年で約3割減の1692億円通年影響

    売上高は2450億円から1692億円へ約758億円減少。時価総額677億円に対し減収額は大きく、規模の利益喪失が重荷。

  • 2024年3月期に213億円の最終赤字を計上過去影響

    2024年3月期の最終赤字は213億円。純資産を大きく毀損し、PBR0.96倍の一因となった。

  • 営業利益率4.4%と低位、コスト変動に脆弱継続影響

    営業利益75億円は売上高1692億円の4.43%にとどまる。コスト変動で利益が大きく影響を受ける体質。

  • 予想PER12.5倍は割安だが業績予想の下振れ余地決算発表後影響

    純利益53億円の予想達成が前提。減収継続の中では下振れリスクがあり、決算発表ごとの確認が要る。

次の決算で確かめる点
電力販売量
需要家への販売数量の増減が収益の基盤となるため。
燃料価格と電力販売単価の差
収益性を左右するスプレッドの動向を確認するため。
再エネ発電比率
脱炭素への移行進捗を測る指標。ESG対応の評価にも影響する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり22で、前期から+100.0%いまの株価に対する利回りは2.60%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥22
1株あたり
配当利回り
2.60%
いまの株価に対して
配当性向
37.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1028.2
2018年3月1220.088.2
2019年3月120.037.5
2020年3月1850.0
2021年3月180.0
2022年3月2222.221.8
2023年3月220.016.2
2025年3月11−50.014.9
2026年3月22100.037.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥22

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ16,077人。区分でいちばん多いのは事業法人54.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が60.0%を占め、残る40.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人55.354.151.447.563.454.3
個人・その他11.815.013.723.916.428.0
外国法人12.211.815.317.110.210.1
金融機関18.015.916.77.37.45.6
証券会社2.73.22.33.11.91.1
外国人個人0.00.00.71.10.80.8
自己株式0.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01UH Partners 3投資事業有限責任組合8.50
02DAIWA CM SINGAPORE LTDーNOMINEE HIKARI TSUSHIN INVESTMENTS ASIA PTE LTD (常任代理人 大和証券株式会社)6.84
03JFEエンジニアリング株式会社5.62
04戸田建設株式会社5.62
05KISCO株式会社5.12
06東日本旅客鉄道株式会社4.67
07株式会社クラフティア4.57
08株式会社UH64.53
09上田八木短資株式会社4.24
10日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.14

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-22
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    2.82%
    +0.21pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+150%、1株純資産は14期で+730%。直近期のROEは7.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2710925.110.0
2014年3月3313826.510.5
2015年3月3024413.712.223.4
2016年3月272829.422.634.6
2017年3月3826414.234.228.2
2018年3月6028322.013.788.2
2019年3月5538416.418.937.5
2020年3月8951419.813.8
2021年3月11674717.915.9
2022年3月16394219.310.621.8
2023年3月1541,02315.511.916.2
2024年3月−360810−39.3
2025年3月298233.828.114.9
2026年3月689027.937.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額468百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
本名均代表取締役 社長77560,000
角田知紀専務取締役6231,000
斉藤靖常務取締役54100,000
田中稔道常務取締役5472,000
平井教夫取締役6212,000
田村信取締役(注)1608,000
守田道明取締役(注)1779,000
木村滋取締役(注)1788,000
草野健監査役(常勤)6512,000
古城誠監査役(注)276
石井絵梨子監査役(注)245
堺大祐取締役61
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
宮川世津子取締役(注)159
氏名役職名

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6269734338564
社外取締役34344816
監査役11721919
社外監査役2133168

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,168字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、「~持続可能な社会実現のために~再生可能エネルギーをコアに電力新時代の先駆者になる」という 2030 年ビジョンのもと、再生可能エネルギーを基軸にして、電力小売事業、発電事業、燃料事業、トレーディング事業の4つの事業を一体化させ事業を推進しております。これら4事業の内容は以下のとおりです。また、海外事業にも取り組んでおり、併せて記載しております。 当社グループの事業内容 (1) 電力小売事業 当社グループの販売子会社であるエバーグリーン・マーケティング株式会社、エバーグリーン・リテイリング株式会社を中核として、株式会社沖縄ガスニューパワー及び株式会社イーセルの4社が、全国の法人・個人の需要家に対し、電力を販売しております。高圧分野においては、完全固定プラン、ハイブリッドプラン等の先駆的なプランの販売に取り組むとともに、脱炭素社会の実現に向けたコーポレートPPA、DR等のソリューションの提供を行っています。また、低圧分野においては、全国の代理店網を活用し、市場連動型プランを中心に販売しており、顧客ニーズに合った新しいプランの提案や、転居する方々へのアプローチを通じて新規顧客の獲得にも取り組んでいます。加えて、アグリゲーション機能を活用した蓄電池事業にも取り組んでおります。 (2) 発電事業 当社グループが現在保有する発電所のうち、佐伯、豊前、大船渡及び沖縄の4発電所は、パーム椰子殻(以下、PKS)や木質ペレットといったバイオマスを燃料とする発電所で、再生可能エネルギーのFIT制度に基づく事業認定を受けており、当該制度下において発電した電力を当社グループ及び一般送配電事業者等に販売しております。石炭火力発電所である糸魚川発電所については、電力市場価格の状況を踏まえ、2026年度も運転を見合わせる予定です。 (3) 燃料事業 バイオマス発電の先駆者として培ったノウハウを活かし、良質なバイオマス燃料(PKSや木質ペレット)の安定供給とコスト低減を実現しております。当社グループの発電所向けに加え、他社に販売するバイオマス燃料を、インドネシア・マレーシア・ベトナム等生産国のサプライヤーから直接または当社子会社及び商社を通じて調達しております。当社グループでは、インドネシアにPKSの備蓄ヤードを整備、ベトナムでは木質ペレット工場を運営し、現地生産者との直接交渉により、品質及び価格優位性のあるバイオマス燃料の安定供給に努めております。 (4) トレーディング事業 LNGや原油等のエネルギーや電力の市場価格が大きく変動する中、当社グループの発電所及び相対契約事業者からの調達を主体として、一般社団法人日本卸電力取引所等の市場からの調達を柔軟に組み合わせ、安定的かつ価格競争力のある電力調達に努めております。また、トレーディング事業のノウハウを活かし、電力小売事業における独自プランやスキームの立案、組成にも取り組み、販売に貢献しております。さらに、海外事業から創出されるクレジットの活用を含め、カーボンクレジット取引を行うことを計画しております。 (5) 海外事業 当社グループでは、東南アジア諸国の脱炭素とエネルギー自給率向上に貢献すべく、再生可能エネルギー事業を展開しております。 ベトナムのハウジャン省においては、当社にとって海外初の発電所であり、かつベトナムとしても初めてとなる大型の商用バイオマス発電所(発電出力20MW)を運営しています。また、ベトナムのトゥエンクアン省の工場で木質ペレットを製造しています。加えて、ベトナム北部のイエンバイ(現ラオカイ)省及びトゥエンクアン省において、2027年度中の運転開始に向けてバイオマス発電所(それぞれ発電出力50MW)の建設を進めております(ハウジャン省(発電出力20MW)は令和4年度、イエンバイ(現ラオカイ)省及びトゥエンクアン省のバイオマス発電所(それぞれ発電出力50MW)は令和5年度の環境省「二国間クレジット制度(JointCrediting Mechanism(JCM))資金支援事業のうち設備補助事業」※に採択)。さらに、ベトナムの石炭火力事業者であるビナコミンパワー社の既設石炭火力発電所において2025年から2026年にかけて実施した実証試験を踏まえ、バイオマス燃料の混焼事業の計画を進めております。カンボジアにおいては、水力発電所(発電出力80MW)の建設を進めており、2026年度中には商業運転を開始する予定です。加えて、バイオマス発電所(発電出力50MW)と太陽光発電(発電出力40MW)がカンボジア政府の閣僚会議で承認され、2027年度中の運転開始に向けて建設の準備を進めております。 ※優れた脱炭素技術等を活用し、途上国等における温室効果ガス排出量を削減する事業を実施し、測定・報告・検証(MRV)を行う事業。途上国等における温室効果ガスの削減とともに、JCMを通じて我が国及びパートナー国の温室効果ガスの排出削減目標の達成に資することを目的とする。優れた脱炭素技術等に対する初期投資費用の2分の1を上限として補助を行う。なお、本事業はベトナム政府と日本政府の協力の下、実施されている。
経営方針・対処すべき課題2,053字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社経営の基本方針 当社グループは、「~持続可能な社会実現のために~再生可能エネルギーをコアに電力新時代の先駆者になる」というビジョンの下、日本市場のみならず、ベトナムを始めとするアジア諸国においても脱炭素に向けた取り組みを段階的に着実に具現化し、創業より受け継ぐ「挑む文化」をもって「総合エネルギー企業」へと進化してまいります。 (2)経営方針、経営環境及び対処すべき課題 中東情勢の影響により燃料価格の変動が大きく、これに伴い電力価格の先行きは不透明な状況が続いております。加えて、実体経済への影響も想定され、電力需要についても合理的な見通しを立てることが困難であることから、2026年度の業績見通しは未定としております。一方で、世界的に異常気象が数多く発生しており、脱炭素ニーズは継続すると認識しており、下記のように事業拡大に取り組みます。 ① 電力小売事業の取組み 高圧分野においては、完全固定プランやハイブリッドプランなど、顧客ニーズの多様化に対応した料金プランの提案を推進するとともに、既存顧客の料金プランの見直し等による顧客LTV(ライフタイムバリュー)の最大化を図り、事業の拡大に取り組んでまいります。あわせて、脱炭素社会の実現に貢献すべく、アグリゲーション機能を活用した蓄電池事業、コーポレートPPA、デマンドレスポンス(DR)などのエネルギーソリューションの提供も強化してまいります。低圧分野においては、全国を網羅する販売ネットワークを最大限に活用し、転入時の新規顧客獲得の強化及び既存顧客の転居に伴う契約継続の促進に注力してまいります。加えて、付加価値商材の検討・導入を進めるとともに、中長期的な収益基盤の拡大を見据えた供給件数の増加にも継続的に取り組んでまいります。 ② トレーディング事業の取組み 前期に引き続き、販売電力量に応じて適正な量と価格で都度調達する運用を基本としつつ、電力先物市場等も活用し、調達・販売に伴う変動リスクの抑制に努めてまいります。また、トレーディングで培ったノウハウを電力小売事業へ展開し、電力先物等を活用した独自の電力小売販売プランやスキームの立案・組成に取り組むことで、当社グループの電力小売事業に貢献してまいります。加えて、市況に応じて相対取引も機動的に活用し、収益の安定化を図ってまいります。 ③ 発電事業の取組み 国内のバイオマス発電所については、定期修繕の効率化による所要日数の短縮や設備トラブルの防止を図るため、日常整備を徹底してまいります。また、2025年度長期脱炭素オークションで落札した「イーレックス新潟(仮称)」バイオマス発電所について、2029年度の運転開始に向け建設の準備を進めてまいります。 ④ 燃料事業の取組み 2025年度に稼働を開始したベトナムの自社ペレット工場を含め、さらなる調達ソースの拡大とグループ外の新規取引先の開拓を通じて、バイオマス燃料の安定的な調達・供給に取り組んでまいります。 ⑤ 海外事業の取組み ベトナムにおいては、既に稼働を開始しているハウジャンバイオマス発電所及びトゥエンクアンペレット工場の収益改善に取り組みます。加えて、2025年12月に起工式を行ったイエンバイ(現ラオカイ)省及びトゥエンクアン省のバイオマス発電所について、2027年度中の稼働開始に向けて引き続き、機器の製作、建設を推進します。また、昨年度に混焼試験を実施したビナコミンパワー社が保有する石炭火力発電所でのバイオマス燃料混焼事業について、早期の事業化を目指してまいります。カンボジアにおいては、水力発電所が完工間近であり、2026年度中の運転開始を予定しています。加えて、2024年9月にカンボジア政府の認可を受けた新設バイオマス発電所の建設準備に取り組んでまいります。 ⑥ 脱炭素戦略 当社グループは、上記の事業別の取り組みに加え、中長期的には、海外のバイオマス発電所や石炭火力発電所によるバイオマス燃料混焼により創出されるカーボンクレジットを獲得する計画です。このカーボンクレジットを日本に持ち込み、2026年4月に日本で開始されたGX-ETS市場の活用等を通じて、日本のカーボンニュートラルにも貢献してまいります。 当社の事業戦略 AIの普及によるデータセンターの増加や東南アジアの経済成長により国内外の電力需要が増加し供給力が不足することが懸念されています。また、世界的な脱炭素方針は継続し、地政学リスクの高まりによるエネルギー安全保障への対応の機運も高まっています。このような環境下、当社は、供給力・創出・最適化を一体化したエネルギープラットフォームを構築し、上流から下流までの一貫体制のバリューチェーンを実現し、収益源の多層化を図ってまいります。
事業等のリスク5,158字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経営成績並びに現在及び将来の事業等に関してリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在(2026年6月25日)において当社が入手可能な情報等に基づいて判断したものです。また、投資家に対する積極的な情報開示の観点から、当社が必ずしも重要なリスクとは考えていない事項であっても、事業等のリスクを理解する上で投資家にとって参考となる情報は記載しております。 (1)電気事業制度改正による当社グループの影響に関するリスク 当社グループは「電気事業法」に基づいた事業を行っております。電気事業法については、電力システムに関する詳細制度設計、制度見直しの議論が継続的に行われており、その内容によっては、競争状況等への影響がでる可能性があります。また、エネルギー基本計画の改定により、電源構成の大幅な変化が生じる可能性もあり、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (2)法令等の改正による当社グループへの影響に関するリスク 当社グループが運営する発電所は、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」(FIT制度 再生可能エネルギー固定価格買取制度)の設備認定を受けた発電設備による発電事業を行っております。現行制度では、一度適用された買取価格は上記法で定める調達期間内において変更されることはありません。経済産業省・資源エネルギー庁による再生可能エネルギー固定価格買取制度の検討によっては、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に何らかの影響を及ぼす可能性があります。また、エネルギー政策及びその他当社グループの事業に関連する各種法令等が変更された場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす場合があります。 (3)気候変動問題へのリスク 当社グループは、バイオマス発電を中心にCO2フリー電源である再生可能エネルギーの拡大、バイオマス燃料の開発などにも取り組んでおります。2050年のカーボンニュートラル実現を目指すという政府目標が示され、電力部門においては、再生可能エネルギーの最大限の導入を進めるとされているなか、当社の主軸事業を担うバイオマス発電事業を中心に、長期かつ不確実性の高い未来に対し事業のレジリエンスを高められるよう、世界の平均気温上昇を仮定したシナリオ分析を行い、2050年を想定した自社への影響についてリスク評価を行いました。例えば気候変動問題への対応のために新たな法的規制等が導入された場合、その内容によっては、事業計画・事業運営に大幅な変更や制約等が生じる可能性があり、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。なお、「第2事業の状況2 サステナビリティに関する考え方及び取組」にて具体的に世界の気温上昇に関し仮定した上で、リスク等を想定しています。 (4)競争激化に伴うリスク 当社グループの総販売電力量は、気温・気候の変化、経済・景気動向などの避けがたい外部環境の影響を受け るほか、2016年4月に開始された電力小売全面自由化に伴う競合他社の新規参入などによる競争環境の変化、電力取引市場における卸電力取引の動向、相対取引の価格の動向などにより、影響を受ける可能性があります。新規参入者の急増は、電力購入価格の上昇と、電力販売価格の下落を招く可能性があり、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (5)卸電力取引市場の取引価格の変動リスク 当社グループが行う電力卸売事業は、主として一般社団法人日本卸電力取引所への電力販売によるものです。また、同時に一般社団法人日本卸電力取引所から電力の調達も行っております。一般社団法人日本卸電力取引所における取引価格は、国際情勢を反映した原油、天然ガス等の資源価格の動向、季節や時間帯の電気の需要動向、太陽光発電の稼働状況、原子力発電所の稼働状況等、様々な要因によって変動します。当社は、変動リスクの軽減のためのヘッジ取引も行っておりますが、同取引所の取引価格が大きく変動した場合、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (6)需給バランス調整リスク 当社グループを含む小売電気事業者は一般送配電事業者の送電ネットワークを介して電力を供給するにあたり、一般送配電事業者の定める託送供給約款等に基づき、発電計画と実際の発電量、需要想定と実際の需要量を、それぞれ30分毎に一致させる義務(計画値同時同量制度)を負っており、事前に計画した需給量と実際の需給量の差分は、インバランス(料金)として一般送配電事業者との間で精算されることになります。当社グループでは、需給管理システムを用い、時間毎の需給バランスの最適化を図っておりますが、同時同量を達成できない場合において精算するインバランス料金が多額に生じる場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (7)電力調達先が当社グループ収益に与えるリスク 当社グループでは旧一般電気事業者及び発電設備を有する事業会社等からも電力の購入を行っております。当社が電力の購入を行っている発電所の多くは、化石燃料を用いた火力発電を行っており、燃料調整条項が付されているケースでは、輸入化石燃料の価格の変動により調達先発電所からの電力購入価格が変動する場合があり、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、調達先電力会社等からの契約解除や契約更新の見送り、契約条件の変更等が行われた場合、並びに電力調達先の発電所のトラブル等により発電量が低下した場合も、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (8)燃料輸入元に関するリスク 当社グループが運営する発電所で使用するバイオマス燃料であるPKSや木質ペレットは、主に海外の国々を産地としています。これらの国において、法令の変更や政情不安、その他の理由から禁輸措置が執られた場合、または自然災害等により輸出が不可能になった場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (9)バイオマス燃料の価格上昇リスク 当社グループが運営する発電所で使用するバイオマス燃料であるPKSや木質ペレットが、今後、産業構造改革や技術伸展、生産国による法令、税制変更、不可抗力事由の発生及び需要増加による価格上昇が生じた場合、原材料費が増加し、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、バイオマス燃料の価格変動リスクに備えて、調達するバイオマス燃料の一部について外貨建て固定価格での長期バイオマス燃料調達契約を締結しております。 (10)為替相場の変動リスク 当社グループが運営する発電所では、海外からの輸入によるバイオマス燃料を用いた発電事業を行っており、為替相場の影響を受けます。また、今後もアジアでの発電事業、燃料事業の拡大も計画しており、為替レートの急激な変動は、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、一部の外貨建て営業債務について為替相場の変動リスクに対するヘッジを目的とした為替予約取引を行っております。 (11)当社グループが運営する発電所の操業リスク 当社グループが運営する発電所においては、安全操業及び設備の安定運転を心がけております。保守・保安作業については当社グループ従業員のみならず、発電設備メーカー及びメンテナンス会社と協議を重ねた上で実施しております。定期点検において、数週間の稼働停止期間が見込まれ、同点検において想定外の設備故障等により、計画通りの操業ができなくなった場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (12)当社グループの所有する発電所の出力制御のリスク 太陽光発電や風力発電といった発電出力が気候の影響を受ける自然変動電源においては、電力需給バランスを保ち電力供給の安定化を図ることを目的とし、運転開始後における無制限・無補償の出力制御を受け入れることが系統への接続要件となる出力抑制ルールを拡充する制度改定が2015年1月に行われました。 バイオマス発電については電力広域的運営推進機関の定める送配電等業務指針に基づき、原則として火力発電に準じた電源として出力制御を受けることになります。今後、想定を上回る出力制御が実施された場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (13)多額の設備投資に関するリスク 当社グループは、小売電気事業者として電力の小売を行うとともに、安価で再生可能なベース電源を確保するため、バイオマス発電所に積極的な設備投資を実施してまいりました。今後も国内外での再生可能エネルギーの発電所建設を推進、計画してまいります。 当社グループでは、設備投資の決定は市場動向、競合他社の動向等も検討しつつ、事業戦略及び当該投資の収益性等を総合的に勘案し、慎重に実施していくことにしています。しかしながら、経済動向や市場動向を正確に予測することは困難であり、当社の想定どおりに需要が拡大しなかった等の場合には、使用設備の除却や減損が生じるなど、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (14)エネルギー情勢の変動に伴うリスク 国際情勢及び国内の政治、経済、社会情勢や政策の変化などにより、国際的なエネルギー情勢は大きく影響を受ける可能性があります。前述(5)、(7)の通りエネルギー価格の変動は、当社グループの電源調達に大きな影響を与える他、物流などの問題から燃料調達への支障が生ずる可能性もあります。当社グループの事業運営に影響が生じた場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (15)情報管理・セキュリティ 当社グループは、大量のお客様情報をはじめ、業務上の重要な情報を保有しています。社内規程の整備、社員教育等を通じて、情報の厳正な管理に留意しておりますが、サイバー事案などにより、これらの情報が流出した場合には、社会的信用が低下し、事業運営に影響が生じる可能性があります。 (16)海外バイオマス事業をはじめとする国内外での新たな事業への取組みについて 当社グループは、収益基盤の強化を目的として、ベトナムを中心とした東南アジアにおけるバイオマス燃料事業およびバイオマス発電事業、石炭火力発電所におけるバイオマス燃料の混焼事業、カンボジアにおける水力発電事業等、海外における新規事業の展開を進めております。また、国内の小売電気事業においても、アグリゲーション事業やディマンド・リスポンス(DR)等の分野への取組みを強化しております。 これらの事業は、前提条件の変動や市場環境・需要動向の変化、関連法規制の変更、資金調達環境の悪化等の不確実性を内包しており、当初想定した収益を確保できない可能性があります。その結果、事業計画の見直し、事業または建設計画の中止・延期等が生じた場合には、関連費用の発生や追加的な資金負担等により、当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、海外事業においては、為替変動リスクに加え、各国の政治・経済情勢の変化等に起因するカントリーリスクが存在します。また、海外におけるバイオマス発電事業および燃料製造事業においては、原料について、需給動向や天候その他の要因により調達状況が変動する可能性があり、その結果、燃料・原料の調達価格および調達量に影響が生じるおそれがあります。これらの要因により当社グループの事業運営に支障が生じた場合には、当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,565字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 ア.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ16,712百万円増加し、170,095百万円となりました。当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ11,529百万円減少し、92,431百万円となりました。当連結会計年度末の資本合計は、前連結会計年度末に比べ5,183百万円増加し、77,663百万円となりました。 イ.経営成績 区分   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   増減率(%) 金額(百万円)   金額(百万円) 売上高   171,217   169,170   △1.2 営業利益   7,137   7,518   5.3 税引前利益   6,330   8,974   41.8 親会社の所有者に帰属する当期利益   2,118   5,332   151.7 当連結会計年度における連結経営成績は、売上高は169,170百万円(前年度比△1.2%)、売上原価は149,686百万円(前年度比△0.7%)となり、売上総利益は19,484百万円(前年度比△5.0%)となりました。販売費及び一般管理費は13,453百万円(前年度比+23.5%)となり、営業利益は7,518百万円(前年度比+5.3%)、税引前利益は8,974百万円(前年度比+41.8%)、親会社の所有者に帰属する当期利益は5,332百万円(前年度比+151.7%)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ6,043百万円減少し、27,569百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。 (単位:百万円) 区分   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   増減額 営業活動によるキャッシュ・フロー   19,495   2,218   △17,276 投資活動によるキャッシュ・フロー   △5,533   △15,855   △10,322 財務活動によるキャッシュ・フロー   32   7,164   7,131 現金及び現金同等物期末残高   33,613   27,569   △6,044 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、得られた資金は2,218百万円(前年同期比88.6%減)となりました。主な要因は、税引前利益8,974百万円があったものの、棚卸資産の増減額(資金の減少)843百万円、営業債務及びその他の債務の増減額(資金の減少)1,801百万円、未払又は未収消費税等の増減額(資金の減少)982百万円、デリバティブ債権債務の増減(資金の減少)2,542百万円等が生じたことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は15,855百万円(前年同期比186.6%減)となりました。主な要因は、定期預金の払戻による収入1,648百万円、補助金による収入2,053百万円等があったものの、有形固定資産の取得による支出13,566百万円及び貸付けによる支出4,310百万円等が生じたことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、得られた資金は7,164百万円(前年同期比21,645.2%増)となりました。主な要因は、短期借入金(3ヶ月超)の返済による支出3,399百万円及び長期借入金の返済による支出6,497百万円等があったものの、短期借入れ(3ヶ月超)による収入10,769百万円、長期借入れによる収入7,404百万円等が生じたことによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 当社グループは電力事業の単一セグメントであるため、以下の事項はサービス別に記載しております。 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績は次のとおりであります。 区分   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   増減率(%) 発電実績(MWh)   発電実績(MWh) 電源開発(連結子会社による発電)   844,871   709,134   △16.1 合計   844,871   709,134   △16.1 b.受注実績 当社グループは電力事業を主たる事業として行っており、事業の性質上記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をサービス別に示すと、次のとおりであります。 区分   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   増減率(%) 金額(百万円)   金額(百万円) 電力小売   97,185   91,326   △6.0 電力卸売   53,738   51,660   △3.9 燃料卸売   14,826   22,750   53.5 その他   3,787   3,433   △37.2 合計   171,217   169,170   △1.2 (注)主要な販売先 前連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は一般社団法人日本卸電力取引所29,060百万円(17.0%)となります。当連結会計年度は10%未満の販売先のため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ア.財政状態の分析 区分   前連結会計年度 (2025年3月31日)   当連結会計年度 (2026年3月31日)   増減額 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円) 流動資産   65,521   42.7   63,824   37.5   △1,697 非流動資産   87,860   57.3   106,271   62.5   18,410 資産合計   153,382   100.0   170,095   100.0   16,712 流動負債   37,569   24.5   44,342   25.8   6,773 非流動負債   43,332   28.3   48,088   28.6   4,756 負債合計   80,901   52.7   92,431   54.2   11,529 親会社の所有者に 帰属する持分   64,144   41.8   70,388   41.5   6,244 非支配持分   8,335   5.4   7,274   4.3   △1,061 資本合計   72,480   47.3   77,663   45.8   5,183 負債及び資本合計   153,382   100.0   170,095   100.0   16,712 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は63,824百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,697百万円減少いたしました。これは主に現金及び現金同等物が減少したことによるものであります。非流動資産は106,271百万円となり、前連結会計年度末に比べ18,410百万円増加いたしました。これは主にカンボジア事業への貸付金が増加したことにより貸付金が増加したことによるものであります。 この結果、資産合計は170,095百万円となり、前連結会計年度末に比べ16,712百万円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は44,342百万円となり、前連結会計年度末に比べ6,773百万円増加いたしました。これは主に借入金(流動)が増加したことによります。非流動負債は48,088百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,756百万円増加いたしました。これは主に借入金(非流動)が増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は92,431百万円となり、前連結会計年度末に比べ11,529百万円増加いたしました。 (資本) 当連結会計年度末における資本合計は77,663百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,183百万円増加いたしました。親会社の所有者に帰属する当期利益の計上による利益剰余金の増加があったことによるものであります。 この結果、親会社所有者帰属持分比率は41.4%となりました。 イ.経営成績の分析 区分   上期 (自 2025年4月1日 至 2025年9月30日)   下期 (自 2025年10月1日 至 2026年3月31日)   通期 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 売上高   (百万円)   86,544   82,626   169,170 営業利益   (百万円)   3,621   3,897   7,518 営業利益率   (%)   4.2   4.7   4.4 税引前利益   (百万円)   3,212   5,761   8,974 税引前利益率   (%)   3.7   7.0   5.3 区分   計画 2026年3月期   実績 2026年3月期   計画達成率 (%) 金額(百万円)   金額(百万円) 売上高   176,181   169,170   △4.0 営業利益   8,601   7,518   △12.6 税引前利益   7,510   8,974   19.5 親会社の所有者に帰属する 当期利益   3,415   5,332   56.1 当連結会計年度における我が国経済およびエネルギー価格は、堅調な企業業績や設備投資の継続、賃金上昇等を背景に、2月までは概ね安定的に推移いたしました。しかしながら、エネルギー価格につきましては、期末にかけてイラン情勢の急変を受け、大幅に上昇する局面が見られました。もっとも、これらの動向が当連結会計年度の当社業績に与える影響は限定的なものにとどまりました。一方、当社事業にとって重要な脱炭素化の潮流につきましては、国内外において引き続き着実に進展しております。 このような状況の中、当連結会計年度における連結経営成績は、売上高は169,170百万円(前年度比△1.2%)、売上原価は149,686百万円(前年度比△0.7%)となり、売上総利益は19,484百万円(前年度比△5.0%)となりました。販売費及び一般管理費は13,453百万円(前年度比+23.5%)となり、営業利益は7,518百万円(前年度比+5.3%)、税引前利益は8,974百万円(前年度比+41.8%)、親会社の所有者に帰属する当期利益は5,332百万円(前年度比+151.7%)となりました。 事業別に状況をご説明します。 電力小売事業については、当社グループの販売子会社であるエバーグリーン・マーケティング株式会社及びエバーグリーン・リテイリング株式会社を中核として、他に株式会社沖縄ガスニューパワー、株式会社イーセルが販売を行っております。高圧分野においては、独自性の高いプランを中心とした販売に加え、顧客ニーズの高い市場連動プランについて新規代理店及び直販チャネルを通じた販売に注力しました。その結果、販売電力量は2,959百万kWhと前年同期比21.4%増加しました。売上高は、市場価格の下落に伴う販売単価の低下により、57,249百万円(前年同期比4.2%増)となりました。利益につきましては、収益性が相対的に低い市場連動プランのウェイトが高くなったことにより、減少しました。低圧分野においては、不動産等の新規チャネルを通じた顧客獲得に積極的に取り組み、供給件数は268千件と前年同期比11.6%増加しましたが、ティーダッシュ合同会社(販売子会社)譲渡(2024年12月)の影響、一件当たりの販売電力量の減少により、販売電力量は1,138万kWh(前年同期比15.9%減)となり、市場価格の下落の影響もあり、売上高は34,077百万円(前年同期比19.3%減)となりました。利益につきましても、販売費の増加もあり、減少しました。 トレーディング事業については、前年度に引き続き、確定した販売量に対して適正な量と価格で都度調達する戦略を採用しております。当期においては、市場連動プランの販売増加によりヘッジ取引(小売向け相対調達)が減少したため取引機会が少なくなり、卸取引数量及び利益は減少しました。 発電事業については、佐伯、豊前、大船渡、中城の各バイオマス発電所が概ね計画通り稼働いたしました。一方で、糸魚川発電所は電力市況価格等を考慮し2025年度は休止しております。 燃料事業については、PKSを前年及び計画を下回る価格で調達できたことに加え、他社への販売数量が増加したことに伴い、売上高及び利益が大きく伸長しました。また、イーレックスグループ初の木質ペレット工場であるベトナム・トゥエンクアンペレット工場で製造した木質ペレットを、国内の他社バイオマス発電所向けに販売しました。 海外事業については、ベトナムで初めて商用化されたハウジャンバイオマス発電所が2025年4月に運転を開始しました。また、2025年12月には、ベトナム北部2か所のバイオマス発電所の造成工事がほぼ完了し、起工式を執り行いました。足元では、ボイラー・タービン等の主機を発注し、2027年度末の稼働開始に向けて取り組んでおります。カンボジアにおいては、2026年6月の完工に向けて水力発電所の建設工事が順調に進捗しております。また、バイオマス発電所及び太陽光発電のプロジェクトについても、2027年度中の運転開始を目標に開発を進めております。 販売費および一般管理費については、販売電力量の増加による代理店報酬の増加、人員増による人件費の増加があり、6.7%増加いたしました。 ウ.キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析は「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 エ.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの主要な資金需要は設備投資等であり、自己資金及び長期借入金により調達しております。 また、短期的な資金需要に対しては、短期借入金による調達に加えて当座貸越契約やコミットメントライン契約により充分な流動性を確保しております。 オ.重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。