概要
イーレックス株式会社は、1999年に設立された独立系電力会社である。石炭火力とバイオマス火力発電を中心に、自社発電所からの電力を法人・個人需要家に直接販売する特定規模電気事業者(PPS)として事業を展開。2026年3月期の連結売上高は1,692億円、営業利益75億円、従業員302名。東京都中央区に本社を置き、国内4か所のバイオマス発電所を運営するほか、ベトナム・カンボジアで再生可能エネルギー事業を推進している。
4事業を一体化したエネルギー・バリューチェーン
当社グループは、電力小売事業、発電事業、燃料事業、トレーディング事業の4事業を一体化させた独自のビジネスモデルを構築している。電力小売事業では、エバーグリーン・マーケティング株式会社やエバーグリーン・リテイリング株式会社などの販売子会社が全国の法人・個人需要家に電力を供給。発電事業では、佐伯、豊前、大船渡、沖縄の4か所でパーム椰子殻(PKS)や木質ペレットを燃料とするバイオマス発電所を運営し、FIT制度下で電力を販売。燃料事業では、インドネシア・マレーシア・ベトナムなどからバイオマス燃料を直接調達し、自社発電所向け及び他社に販売。トレーディング事業は、LNGや原油、電力市場からの調達を柔軟に組み合わせ、競争力のある電力調達を実現している。これら4事業が連鎖することで、上流から下流までの一貫体制を実現している。
堅調に成長する売上高と2024年3月期の赤字からの回復
当社グループの連結売上高は、2013年3月期の124億円から2025年3月期には1,712億円へと拡大した。特に2020年代に入り急成長し、2023年3月期には2,963億円に達した。しかし、燃料価格高騰の影響で2024年3月期は売上高2,450億円に対し親会社所有者帰属当期利益は213億円の赤字となった。その後、収益改善策が奏功し、2025年3月期には売上高1,712億円、営業利益71億円、当期利益21億円と黒字に転換。2026年3月期も売上高1,692億円、営業利益75億円の見通しを示している。営業利益率は4.4%と安定した水準にある。
38の国と地域に生産拠点を広げた現地化
当社グループは国内にバイオマス発電所を4か所保有するが、そのうち佐伯、豊前、大船渡、沖縄の各発電所は全てバイオマス専焼である。石炭火力の糸魚川発電所は電力市場価格の状況を踏まえ2026年度も運転を見合わせる予定。国内発電所の総発電実績は2025年度で709,134MWh(前年比16.1%減)。一方、海外事業ではベトナム・カンボジアに展開。ベトナムのハウジャン省では海外初のバイオマス発電所(20MW)を運営し、イエンバイ省(50MW)とトゥエンクアン省(50MW)の建設を進める。カンボジアでは水力発電所(80MW)の建設が完工間近で、2026年度中の運転開始を予定。バイオマス(50MW)と太陽光(40MW)の新設も政府承認を得ている。
グループ会社ネットワークと販売チャネル
当社グループは、中核販売子会社としてエバーグリーン・マーケティング株式会社とエバーグリーン・リテイリング株式会社を置き、これに株式会社沖縄ガスニューパワー、株式会社イーセルを加えた4社が全国の需要家に電力を販売する。低圧分野では全国の代理店網を活用し、市場連動型プランを中心に新規顧客を獲得。高圧分野では完全固定プランやハイブリッドプランを提供する。また、アグリゲーション機能を生かした蓄電池事業、コーポレートPPA、デマンドレスポンス(DR)などのエネルギーソリューションも手掛ける。発電所運営にはイーレックスニューエナジー佐伯株式会社や豊前ニューエナジー合同会社などの子会社が当たる。燃料調達ではインドネシアにPKS備蓄ヤード、ベトナムに木質ペレット工場を持つ。
業界の中での役割は電力事業者/IPPにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01電力小売事業主力
全国の法人・個人需要家に対し、固定プランや市場連動型プラン等の電力を販売。コーポレートPPAやDR等のソリューションも提供。低圧分野は代理店網を活用。蓄電池事業にも取り組む。
- 電力販売(高圧・低圧)
- 高圧及び低圧契約の法人・個人向け電力供給サービス。完全固定プラン、ハイブリッドプラン、市場連動型プランなど。
- コーポレートPPA
- 企業向けに再生可能エネルギー電力を長期契約で供給するサービス。
- デマンドレスポンス(DR)
- 需要家の電力使用を調整するDRサービス。
02発電事業主力
バイオマス発電所(佐伯、豊前、大船渡、沖縄)を保有・運営。FIT制度下で発電電力を販売。石炭火力(糸魚川)は運転見合わせ中。
- バイオマス発電
- パーム椰子殻(PKS)や木質ペレットを燃料とする発電所での電力生産。
03燃料事業準主力
バイオマス燃料(PKS、木質ペレット)をインドネシア・マレーシア・ベトナム等から調達し、自社発電所向け及び他社に販売。備蓄ヤードやペレット工場を運営。
- PKS(パーム椰子殻)
- パーム油の搾油時に発生する殻を燃料化したもの。バイオマス発電の燃料。
- 木質ペレット
- 木材を粉砕・成型したペレット状のバイオマス燃料。
04トレーディング事業準主力
LNG・原油等のエネルギーおよび電力を市場から調達。自社発電所や相対契約事業者からの調達と組み合わせ、安定的かつ競争力のある電力調達を実現。
05海外事業副次
ベトナム・カンボジアでバイオマス・水力・太陽光発電所の運営・建設。ベトナムでは木質ペレット製造も行う。
- バイオマス発電(海外)
- ベトナム・ハウジャン省での商用バイオマス発電所(20MW)運営、イエンバイ省・トゥエンクアン省での建設中(各50MW)。カンボジアでも計画。
- 水力発電(海外)
- カンボジアでの水力発電所(80MW)建設中。
- 木質ペレット製造(海外)
- ベトナム・トゥエンクアン省の工場で木質ペレットを製造。
製品と技術
多様な電力小売プランとエネルギーソリューション
当社グループの電力小売事業は、法人・個人向けに複数の料金プランを用意する。高圧分野では「完全固定プラン」と「ハイブリッドプラン」が主力。完全固定プランは一定期間単価を固定するため、価格変動リスクを回避したい需要家に選ばれる。ハイブリッドプランは固定部分と市場連動部分を組み合わせ、柔軟性を提供する。低圧分野では市場連動型プランを中心に、全国の代理店網を通じて販売。さらに、脱炭素ニーズに対応するコーポレートPPA(企業向け再エネ長期契約)や、電力使用量を調整するデマンドレスポンス(DR)サービス、アグリゲーション機能を活用した蓄電池事業も展開している。これらのソリューションは、単なる電力販売から付加価値サービスの提供へとビジネスを拡張している。
PKSと木質ペレットによるバイオマス発電所
国内発電事業の中核は、パーム椰子殻(PKS)と木質ペレットを燃料とするバイオマス発電所である。佐伯(大分県)、豊前(福岡県)、大船渡(岩手県)、沖縄の4か所で稼働中。いずれもFIT制度の認定を受けており、発電した電力を一般送配電事業者やグループ会社に販売する。例えば佐伯発電所は2014年から商業運転を開始。豊前発電所もほぼ同時期に稼働した。燃料は主にインドネシア、マレーシア、ベトナムから調達されるPKSで、発電効率を高めるため木質ペレットも併用する。2025年度の発電実績は合計709,134MWh。また、石炭火力の糸魚川発電所は市場価格低迷のため2026年度も運転を見合わせている。
インドネシア・ベトナムを結ぶバイオマス燃料調達網
燃料事業は発電事業の上流工程として重要な役割を担う。イーレックスはバイオマス発電の先駆者として培ったノウハウを活かし、PKSと木質ペレットの安定的な調達・供給体制を構築。調達元はインドネシア、マレーシア、ベトナムなどで、生産国のサプライヤーから直接または子会社・商社を通じて購入する。インドネシアにはPKSの備蓄ヤードを整備し、天候や収穫時期の変動に対応。ベトナム・トゥエンクアン省には木質ペレット工場を運営しており、2025年度に稼働を開始した。同工場では現地の林地残材などからペレットを製造し、自社発電所向けだけでなく社外販売も行う。これにより、品質と価格の優位性を確保している。
ベトナム・カンボジアでの再エネ発電所建設
海外事業では、東南アジアの脱炭素とエネルギー自給率向上に貢献する大型プロジェクトを進める。ベトナムでは、ハウジャン省に発電出力20MWの商用バイオマス発電所を運営中。これはベトナム初の大型商用バイオマス発電所であり、JCM(二国間クレジット制度)の資金支援を受ける。さらに、イエンバイ省とトゥエンクアン省で各50MWのバイオマス発電所を2027年度の運転開始を目標に建設中。カンボジアでは水力発電所(80MW)が2026年度中の完工を予定し、加えてバイオマス(50MW)と太陽光(40MW)の新設計画が政府承認済み。また、ベトナムの石炭火力事業者ビナコミンパワー社とバイオマス混焼の実証試験を実施し、事業化を目指す。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気・ガス業のなかでの位置
売上高1692億円の新電力、競合と差別化進む
イーレックスは電気・ガス業界に属し、売上高は1692億円と規模は大きいが、前期の1712億円から減少している。営業利益率は4.43%と前期の4.15%から改善した。同業のグリムスやアイ・グリッド・ソリューションズと比較して、卸売りから小売りまで幅広く展開し、独自の電源調達網を持つ。しかし、電力自由化市場の競争激化や燃料価格変動の影響を受けやすく、収益の安定性に課題がある。特に、デジタルグリッドなどの新興企業が攻勢を強める中、価格競争に巻き込まれるリスクがある。
強み
- 売上高1692億円と業界内で大きなシェアを持ち、調達力がある。
- 営業利益率4.43%と前期から改善し、効率化が進んでいる。
- 発電から小売りまで一貫して手掛け、安定供給力を強みとする。
- 法人・家庭向けに幅広い顧客を確保し、解約率が低い。
課題
- 前期比2%減で、市場の伸び悩みや顧客離れが懸念される。
- 新電力各社の参入で価格競争が激化し、収益圧迫要因となる。
- 燃料価格の高騰が収益を不安定にし、リスク管理が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
通信・電力・ガスの時価総額近傍。太字がイーレックス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8132シナネンホールディングス | 834億円 | 18.5倍 |
| 2 | 9534北海道瓦斯 | 815億円 | 7.1倍 |
| 3 | 2734サーラコーポレーション | 800億円 | 10.5倍 |
| 4 | 9519レノバ | 794億円 | 23.8倍 |
| 5 | 8157都築電気 | 788億円 | 11.7倍 |
| 6 | 9517イーレックス | 660億円 | 12.4倍 |
| 7 | 3150グリムス | 573億円 | 11.4倍 |
| 8 | 1663K&Oエナジーグループ | 562億円 | 14.4倍 |
| 9 | 6820アイコム | 541億円 | 19.6倍 |
| 10 | 9416ビジョン | 534億円 | 20.0倍 |
| 11 | 4390IPS | 519億円 | 12.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(通信・電力・ガス)に従っています。
会社の歴史
沿革 13件
日短エクスコの子会社として電力事業に参入
当社の起源は1999年12月、日短エクスコ株式会社が事業多角化の一環として電力事業を行う子会社「日短エナジー株式会社」を東京都中央区日本橋本石町に設立したことに始まる。当時は日本の電力小売市場が部分自由化されたばかりで、新規参入事業者が続々と登場する時代だった。日短エナジーは翌2000年7月に「イーレックス株式会社」へ社名変更し、独立系電力会社としての第一歩を踏み出す。この改名により、電力小売(リテール)とエックス(未知の可能性)を組み合わせた社名が生まれた。設立時の事業目的は、特定規模電気事業者(PPS)としての電力供給であり、後にグループの核となるバイオマス発電事業はまだ始まっていなかった。
特定規模電気事業者登録と九州・関東での電力小売開始
社名変更から半年後の2001年1月、イーレックスは経済産業省へ「特定規模電気事業者」(PPS)の届出を行い、正式に電力小売事業への参入を果たす。同年4月には九州地区で電力小売を開始、続いて11月には関東地区でもサービスを開始した。これにより、西日本と東日本の両方で需要家への直接販売網を構築。当初は高圧需要家(工場やビルなど)を主なターゲットとし、既存の一般電気事業者(当時の電力会社)に対抗する価格とサービスを提供した。この時期、日本では電力小売の部分自由化が進んでいたが、イーレックスのような独立系事業者は限られたエリアでしか事業展開できなかった。
日本卸電力取引所への参画と供給力の多様化
2003年3月、イーレックスは有限責任中間法人日本卸電力取引所(JEPX)の社員として設立に参画した。JEPXは電力の卸取引市場を開設する組織であり、イーレックスはその設立メンバーとなることで、市場を通じた電力調達の可能性を早期に確保した。2005年4月には取引会員として正式に登録され、市場取引を開始。これにより、自社発電所を持たない状態でも、市場から電力を調達して販売するビジネスモデルが可能となった。また、この市場参画は後にトレーディング事業の基盤となり、柔軟な調達戦略の源泉となった。2000年代中盤は、電力小売のエリア拡大と調達手段の多様化が進んだ時期である。
バイオマス発電への進出と子会社設立ラッシュ
2012年4月、イーレックスはバイオマス発電事業に本格参入するため、イーレックスニューエナジー株式会社を設立。その子会社として、2013年6月には土佐発電所の商業運転を開始した。これはパーム椰子殻(PKS)を燃料とするバイオマス発電所であり、FIT制度の適用を受けた。2014年にはイーレックスニューエナジー佐伯株式会社、佐伯バイオマスセンター株式会社を設立し、大分県佐伯市でのバイオマス発電所建設を本格化。同時に、豊前ニューエナジー合同会社、豊前バイオマスセンター株式会社も設立した。この年はまた、複数の小売子会社(エバーグリーン・リテイリングやエバーグリーン・マーケティングの前身)を設立し、販売網を強化している。
東京証券取引所への上場と市場第一部指定
2014年12月、イーレックスは東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場した。同月には関西地区での電力小売を開始し、さらに東京証券取引所市場第一部(東証一部)への市場変更も果たすという、株主にとって象徴的な年となった。東証一部への指定は、企業規模と信用力の証とされ、資金調達の幅が広がる。上場時の売上高は約171億円(2015年3月期)で、その後1,000億円を超える急成長を遂げていく。上場により、発電所建設や海外事業拡大のための資金調達が容易になり、その後の投資を加速させる原動力となった。
中国・中部・沖縄へのエリア拡大と海外拠点の萌芽
2014年はエリア拡大の面でも重要な年だった。4月に中部地区、7月に中国地区、さらに12月には沖縄ガスニューパワーを通じて沖縄地区の電力小売を開始し、全国主要エリアをカバーする体制を整えた。このエリア拡大は、代理店網を含む販売チャネルの強化と並行して進められた。また、子会社イーレックス・スパーク・マーケティング(現エバーグリーン・リテイリング)などが小売電気事業者登録を行い、低圧分野(一般家庭向け)の販売にも乗り出した。海外事業の本格化はまだ先だが、この頃からベトナムやカンボジアでの事業調査が進められたとみられる。
年表13件を開く
1990年代
- 1999年12月日短エクスコ株式会社が事業多角化の一環として、電力事業を行う子会社「日短エナジー株式会社」を東京都中央区日本橋本石町にて設立
2000年代
- 2000年7月商号変更「イーレックス株式会社」へ社名変更
- 2001年1月経済産業省へ「特定規模電気事業者」の届出
- 2001年4月九州地区電力小売開始
- 2001年11月関東地区電力小売開始
- 2003年3月創業有限責任中間法人 日本卸電力取引所(現 一般社団法人 日本卸電力取引所)の社員として設立に参画
- 2005年4月一般社団法人 日本卸電力取引所の取引会員登録
2010年代
- 2010年2月東北地区電力小売開始
- 2012年4月創業イーレックスニューエナジー株式会社設立
- 2013年6月イーレックスニューエナジー株式会社 土佐発電所 商業運転開始
- 2014年4月中部地区電力小売開始
- 2014年7月創業イーレックスニューエナジー佐伯株式会社設立
- 2014年12月創業東京証券取引所マザーズ市場に株式上場 関西地区電力小売開始 佐伯バイオマスセンター株式会社設立 イーレックス販売1号株式会社(現 エバーグリーン・リテイリング株式会社)、イーレックス販売2号株式会社(旧 イーレックス・スパーク・エリアマーケティング株式会社)、イーレックス販売3号株式会社(現 エバーグリーン・マーケティング株式会社)設立 イーレックス・スパーク・マーケティング株式会社(現 エバーグリーン・リテイリング株式会社)、イーレックス・スパーク・エリアマーケティング株式会社、イーレックス販売3号株式会社(現 エバーグリーン・マーケティング株式会社)の「小売電気事業者」登録 中国地区電力小売開始 東京証券取引所市場第一部へ市場変更 イーレックス・スパーク・マーケティング株式会社(現 エバーグリーン・リテイリング株式会社)及び旧イーレックス・スパーク・エリアマーケティング株式会社 電力供給開始 株式会社沖縄ガスニューパワー設立 株式会社沖縄ガスニューパワー 沖縄地区電力小売開始 豊前ニューエナジー合同会社及び豊前バイオマスセンター株式会社設立 イーレックスニューエナジー佐伯株式会社
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
電力小売の顧客LTV最大化と脱炭素ソリューション強化
高圧分野では多様な料金プランを提案し顧客LTVを最大化するとともに、蓄電池事業やコーポレートPPA、デマンドレスポンスなどのエネルギーソリューションを強化。低圧分野では販売ネットワークを活用した新規顧客獲得と契約継続促進に注力。
- 02
トレーディングによる調達リスク抑制と小売展開
販売電力量に応じた適正調達を基本としつつ、電力先物市場を活用して変動リスクを抑制。トレーディングのノウハウを小売事業へ展開し、独自の販売プランやスキームを組成する。
- 03
バイオマス発電の安定運転と新規建設推進
国内バイオマス発電所の定期修繕効率化と日常整備徹底により稼働率向上を図る。長期脱炭素オークションで落札した「イーレックス新潟」の建設準備を進め、2029年度の運転開始を目指す。
- 04
ベトナム・カンボジアでの発電事業拡大
ベトナムではハウジャンバイオマス発電所とトゥエンクアンペレット工場の収益改善、イエンバイ省等でのバイオマス発電所建設(2027年度稼働目標)、ビナコミンパワー社石炭火力でのバイオマス混焼事業化を推進。カンボジアでは水力発電所の運転開始(2026年度中)と新設バイオマス発電所の建設準備に取り組む。
- 05
カーボンクレジット獲得とGX-ETS活用
海外のバイオマス発電所や石炭火力混焼で創出したカーボンクレジットを日本に持ち込み、2026年4月開始のGX-ETS市場を活用して日本のカーボンニュートラルに貢献する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で302人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は886万円で、9期前と比べて+6.6%。平均年齢は38.9歳、平均勤続年数は4.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 104 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 137 | — |
| 2019年3月 | 831 | 42.7 | 3.8 | 139 | — |
| 2020年3月 | 915 | 43.4 | 4.1 | 182 | — |
| 2021年3月 | 1,148 | 42.7 | 4.7 | 213 | — |
| 2022年3月 | 1,037 | 42.4 | 4.7 | 214 | — |
| 2023年3月 | 871 | 41.5 | 4.5 | 263 | — |
| 2024年3月 | 911 | 42.0 | 4.7 | 269 | — |
| 2025年3月 | 839 | 37.6 | 4.2 | 284 | 2,500 |
| 2026年3月 | 886 | 38.9 | 4.9 | 302 | 2,483 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社20社(国内 11 / 海外 9、うち連結子会社 20) を有報から抽出しています。
- 国内イーレックスニューエナジー 株式会社東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内イーレックスニューエナジー 佐伯株式会社(注)1東京都中央区 · 連結子会社議決権70.0%
- 国内沖縄うるまニューエナジー 株式会社(注)2沖縄県うるま市 · 連結子会社議決権44.8%
- 国内糸魚川発電株式会社(注)6新潟県糸魚川市 · 連結子会社議決権64.0%
- 海外HAU GIANG BIOENERGY JOINT STOCK COMPANY(注)2ベトナム · 連結子会社議決権49.0%
- 海外EREX YEN BAI BIOMASS POWER CO., LTD.(注)1ベトナム · 連結子会社議決権100.0%
- 海外EREX TUYEN QUANG BIOMASS POWER CO., LTD.(注)1ベトナム · 連結子会社議決権100.0%
- 国内エバーグリーン・リテイリング株式会社(注)4東京都中央区 · 連結子会社議決権66.0%
- 国内エバーグリーン・マーケティング株式会社(注)1,3東京都中央区 · 連結子会社議決権66.0%
- 国内株式会社沖縄ガスニューパワー(注)7沖縄県那覇市 · 連結子会社議決権80.0%
- 国内株式会社イーセル広島県広島市西区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外EREX SINGAPORE PTE. LTD.シンガポール · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社8社を開く
- EREX (CAMBODIA) CO., LTD.カンボジア プノンペン100%
- EREX SAKURA BIOMASS YEN BAI CO., LTD.ベトナム97%
- EREX SAKURA BIOMASS TUYEN QUANG CO., LTD.ベトナム97%
- EREX INTERNATIONAL CO., LTD.ベトナム100%
- 豊前ニューエナジー合同会社(注)5福岡県豊前市65%
- 大船渡発電株式会社岩手県大船渡市35%
- SPHP CO.,PTE.LTD.(注)5シンガポール67%
- PT DHARMA SUMBER ENERGIインドネシア33%
- 調達1,997万円脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の国際実証事業実証要件適合性等調査脱炭素を実現するための既設石炭火力発電所へのバイオマス燃料高比率混焼に係る実証研究(ベトナム国・クアンナム省)国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-12-11
- 調達562万円水島港湾合同庁舎で使用する電気海上保安庁 · 2016-02-04
- 調達178万円広島浮標基地で使用する電気海上保安庁 · 2016-02-04
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1,692億円、営業利益は75億円。前期と比べると減収増益で、売上が-1.2%、利益が+5.6%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 2,407億円 | 1,692億円 |
| 営業利益 | 78億円 | 75億円 |
| 純利益 | 54億円 | 53億円 |
| 1株あたり配当 | ¥22 | ¥22 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は485億円、営業利益は6億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−13.2%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年2Q | 789 | 76 | 9.6 | 28 |
| 2023年3Q | 841 | 36 | 4.3 | 14 |
| 2024年1Q | 559 | −59 | −10.6 | −38 |
| 2024年2Q | 650 | −48 | −7.4 | −74 |
| 2024年3Q | 634 | −45 | −7.1 | −47 |
| 2025年2Q | 832 | 51 | 6.1 | 17 |
| 2025年4Q | 880 | 20 | 2.3 | 4 |
| 2026年2Q | 865 | 36 | 4.2 | 16 |
| 2026年4Q | 827 | 39 | 4.7 | 37 |
| 2027年1Q | 485 | 6 | 1.2 | 9 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は124億円から1,692億円へ13.6倍に増えた。直近期の営業利益率は4.4%。純利益は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 124 | — | 12 | — | 7 |
| イーレックスニューエナジー佐伯株式会社設立 | |||||
| 2014年3月 | 153 | — | 14 | — | 8 |
| 2015年3月 | 171 | — | 11 | — | 9 |
| 2016年3月 | 229 | — | 16 | — | 11 |
| 2017年3月 | 312 | — | 32 | — | 19 |
| 2018年3月 | 469 | — | 45 | — | 30 |
| 2019年3月 | 658 | — | 43 | — | 28 |
| 2020年3月 | 886 | — | 88 | — | 45 |
| この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません | |||||
| 2021年3月 | 1,419 | — | 149 | — | 63 |
| 2022年3月 | 2,305 | — | 138 | — | 97 |
| 2023年3月 | 2,963 | — | 152 | — | 91 |
| 2024年3月 | 2,450 | — | −199 | — | −213 |
| 2025年3月 | 1,712 | 71 | 63 | 4.1 | 21 |
| 2026年3月 | 1,692 | 75 | 90 | 4.4 | 53 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1,692億円のうち、営業利益として残るのは75億円で4.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は53億円、売上の3.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.0%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.5%1,497億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.0%135億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.4%75億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが22億円、投資CFが−159億円で、差し引きのフリーCFは−137億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は276億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 6 | −11 | 12 | −5 | 31 |
| 2014年3月 | 8 | −33 | 18 | −25 | 25 |
| 2015年3月 | 15 | −67 | 69 | −52 | 43 |
| 2016年3月 | 8 | −42 | 75 | −34 | 84 |
| 2017年3月 | 12 | −127 | 90 | −115 | 59 |
| 2018年3月 | 42 | −24 | 47 | 18 | 125 |
| 2019年3月 | 57 | −240 | 160 | −183 | 102 |
| 2020年3月 | 65 | −159 | 154 | −94 | 162 |
| 2021年3月 | 187 | −97 | 64 | 90 | 317 |
| 2022年3月 | 133 | −230 | 47 | −97 | 268 |
| 2023年3月 | 215 | −146 | −2 | 69 | 335 |
| 2024年3月 | −227 | −66 | 151 | −293 | 197 |
| 2025年3月 | 195 | −55 | 0 | 140 | 336 |
| 2026年3月 | 22 | −159 | 72 | −137 | 276 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1,701億円。このうち返さなくてよい自己資本が704億円で、自己資本比率は41.4%(業種中央値39.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 56 | 27 | 29 | 48.5 |
| 2014年3月 | 98 | 35 | 63 | 35.0 |
| 2015年3月 | 180 | 103 | 77 | 55.5 |
| 2016年3月 | 272 | 147 | 125 | 50.7 |
| 2017年3月 | 425 | 159 | 266 | 31.3 |
| 2018年3月 | 544 | 179 | 365 | 26.3 |
| 2019年3月 | 750 | 258 | 492 | 25.9 |
| 2020年3月 | 1,048 | 343 | 705 | 25.0 |
| 2021年3月 | 1,279 | 545 | 734 | 34.5 |
| 2022年3月 | 1,572 | 668 | 904 | 35.5 |
| 2023年3月 | 1,764 | 606 | 1,158 | 34.4 |
| 2024年3月 | 1,486 | 481 | 1,005 | 32.4 |
| 2025年3月 | 1,534 | 641 | 809 | 41.8 |
| 2026年3月 | 1,701 | 704 | 924 | 41.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気・ガス業 29社との比較
同じ電気・ガス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で29社中12位あたり、逆に低いのは営業利益率で29社中25位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥845で、1年前と比べて+19.2%。過去52週の値幅のなかでは48%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 12.4倍 |
| PER (会社予想) | 12.2倍 |
| PBR | 0.93倍 |
| 配当利回り | 2.60% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月14日時点で866円。直近1ヶ月で約5.1%上昇し、直近1年では約25.1%上昇。52週安値の598円からは約44.8%上昇した一方、52週高値の1118円に対しては約22.5%低い。25日移動平均線(849.92円)を上回り、75日線(841.2円)も上回って推移。7月16日には900円まで急騰し、出来高が929,900株と急増。その後は調整したが、8月に入り再び上昇基調。RSIは48.76と中立圏。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PERは実績12.67倍、予想12.5倍と同業界平均10.24倍をやや上回るが、許容範囲。PBRは0.96倍と平均1.05倍を下回り、資産面では割安。ROEは7.9%と安定した収益性。配当利回りは2.54%と平均2.45%とほぼ同水準で、配当性向37.9%は健全。業績は2024/3期に大幅赤字だったが、2025/3期に黒字転換し、2026/3期も増益見込み。バリュエーションは妥当圏内で、業績回復も進んでおり、ほぼ妥当と判断する。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 12.4倍 | 10.3倍 |
| PER (予想) | 12.2倍 | — |
| PBR | 0.93倍 | 1.08倍 |
| ROE | 7.9% | 10.7% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
燃料価格の高騰で2024年3月期に赤字となりましたが、その後収益は改善し、2025年3月期には黒字転換しています。投資家の関心は、石炭火力を中心とした事業ポートフォリオをどう再エネへ転換していくか、また電力市場価格の変動に収益がどう左右されるかに集まっています。強気派は、燃料価格の落ち着きと電力需給の逼迫で収益が改善するとみますが、弱気派は、石炭火力への依存が長期的なESG投資の流れから外れ、再エネへの移行コストが重荷になると指摘します。
- 燃料費低下で収益改善
2025年3月期は黒字転換。燃料価格の落ち着きでスプレッド拡大の可能性。
- 電力需要逼迫で販売好調
データセンター等の新規需要で電力卸価格が高止まりし、販売単価が上昇。
- 再エネへの段階的シフト
バイオマス発電の拡大や石炭火力の高効率化で脱炭素対応を進める。
- 2026年3月期に純利益53億円へ急拡大通年影響中
2025年3月期の純利益21億円から53億円へ約2.5倍増益。予想PER12.5倍まで改善し、株価評価を見直す材料。
- 営業利益率が4.43%へ改善、収益基盤強化継続影響中
営業利益率は4.15%から4.43%に上昇。営業利益は71億円から75億円に増加し、収益構造の改善が続いている。
- PBR0.96倍で資本効率改善の圧力不定影響弱
PBRが0.96倍と1倍を下回り、純資産ベースで割安。配当利回り2.54%とあわせ株主還元策の強化が期待される。
- 1年で株価25%上昇も外国人保有は10.85%と低水準継続影響弱
1年リターンは+25.1%だが、外国人保有比率は10.85%と低い。買い増し余地があり、需給改善が株価を支える。
- 石炭火力のESG懸念
環境規制強化や投資家の選別で資金調達コストが上昇するリスク。
- 再エネ移行コスト
新規投資や既存設備の改修に多額の費用がかかり収益を圧迫。
- 電力価格変動リスク
市場価格の下落や燃料高の再燃でスプレッドが縮小し、業績が悪化する。
- 売上高が3年で約3割減の1692億円通年影響強
売上高は2450億円から1692億円へ約758億円減少。時価総額677億円に対し減収額は大きく、規模の利益喪失が重荷。
- 2024年3月期に213億円の最終赤字を計上過去影響中
2024年3月期の最終赤字は213億円。純資産を大きく毀損し、PBR0.96倍の一因となった。
- 営業利益率4.4%と低位、コスト変動に脆弱継続影響中
営業利益75億円は売上高1692億円の4.43%にとどまる。コスト変動で利益が大きく影響を受ける体質。
- 予想PER12.5倍は割安だが業績予想の下振れ余地決算発表後影響弱
純利益53億円の予想達成が前提。減収継続の中では下振れリスクがあり、決算発表ごとの確認が要る。
- 電力販売量
- 需要家への販売数量の増減が収益の基盤となるため。
- 燃料価格と電力販売単価の差
- 収益性を左右するスプレッドの動向を確認するため。
- 再エネ発電比率
- 脱炭素への移行進捗を測る指標。ESG対応の評価にも影響する。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり22円で、前期から+100.0%。いまの株価に対する利回りは2.60%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 10 | — | 28.2 |
| 2018年3月 | 12 | 20.0 | 88.2 |
| 2019年3月 | 12 | 0.0 | 37.5 |
| 2020年3月 | 18 | 50.0 | — |
| 2021年3月 | 18 | 0.0 | — |
| 2022年3月 | 22 | 22.2 | 21.8 |
| 2023年3月 | 22 | 0.0 | 16.2 |
| 2025年3月 | 11 | −50.0 | 14.9 |
| 2026年3月 | 22 | 100.0 | 37.9 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥22
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ16,077人。区分でいちばん多いのは事業法人で54.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が60.0%を占め、残る40.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 55.3 | 54.1 | 51.4 | 47.5 | 63.4 | 54.3 |
| 個人・その他 | 11.8 | 15.0 | 13.7 | 23.9 | 16.4 | 28.0 |
| 外国法人 | 12.2 | 11.8 | 15.3 | 17.1 | 10.2 | 10.1 |
| 金融機関 | 18.0 | 15.9 | 16.7 | 7.3 | 7.4 | 5.6 |
| 証券会社 | 2.7 | 3.2 | 2.3 | 3.1 | 1.9 | 1.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.7 | 1.1 | 0.8 | 0.8 |
| 自己株式 | — | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | UH Partners 3投資事業有限責任組合 | 8.50 |
| 02 | DAIWA CM SINGAPORE LTDーNOMINEE HIKARI TSUSHIN INVESTMENTS ASIA PTE LTD (常任代理人 大和証券株式会社) | 6.84 |
| 03 | JFEエンジニアリング株式会社 | 5.62 |
| 04 | 戸田建設株式会社 | 5.62 |
| 05 | KISCO株式会社 | 5.12 |
| 06 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 4.67 |
| 07 | 株式会社クラフティア | 4.57 |
| 08 | 株式会社UH6 | 4.53 |
| 09 | 上田八木短資株式会社 | 4.24 |
| 10 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 4.14 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-22光通信株式会社新規の大量保有報告2.82%+0.21pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+150%、1株純資産は14期で+730%。直近期のROEは7.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 27 | 109 | 25.1 | — | 10.0 |
| 2014年3月 | 33 | 138 | 26.5 | — | 10.5 |
| 2015年3月 | 30 | 244 | 13.7 | 12.2 | 23.4 |
| 2016年3月 | 27 | 282 | 9.4 | 22.6 | 34.6 |
| 2017年3月 | 38 | 264 | 14.2 | 34.2 | 28.2 |
| 2018年3月 | 60 | 283 | 22.0 | 13.7 | 88.2 |
| 2019年3月 | 55 | 384 | 16.4 | 18.9 | 37.5 |
| 2020年3月 | 89 | 514 | 19.8 | 13.8 | — |
| 2021年3月 | 116 | 747 | 17.9 | 15.9 | — |
| 2022年3月 | 163 | 942 | 19.3 | 10.6 | 21.8 |
| 2023年3月 | 154 | 1,023 | 15.5 | 11.9 | 16.2 |
| 2024年3月 | −360 | 810 | −39.3 | — | — |
| 2025年3月 | 29 | 823 | 3.8 | 28.1 | 14.9 |
| 2026年3月 | 68 | 902 | 7.9 | — | 37.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額468百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 本名均 | 代表取締役 社長 | 77 | 560,000 |
| 角田知紀 | 専務取締役 | 62 | 31,000 |
| 斉藤靖 | 常務取締役 | 54 | 100,000 |
| 田中稔道 | 常務取締役 | 54 | 72,000 |
| 平井教夫 | 取締役 | 62 | 12,000 |
| 田村信 | 取締役(注)1 | 60 | 8,000 |
| 守田道明 | 取締役(注)1 | 77 | 9,000 |
| 木村滋 | 取締役(注)1 | 78 | 8,000 |
| 草野健 | 監査役(常勤) | 65 | 12,000 |
| 古城誠 | 監査役(注)2 | 76 | — |
| 石井絵梨子 | 監査役(注)2 | 45 | — |
| 堺大祐 | 取締役 | 61 | — |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 宮川世津子 | 取締役(注)1 | 59 |
| 氏名 | 役職名 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 269 | 73 | 43 | 385 | 64 |
| 社外取締役 | 3 | 43 | 4 | — | 48 | 16 |
| 監査役 | 1 | 17 | 2 | — | 19 | 19 |
| 社外監査役 | 2 | 13 | 3 | — | 16 | 8 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,168字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,053字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,158字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,565字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第28期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-25
- 半期報告書半期報告書-第28期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第27期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第27期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第26期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第25期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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