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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

ロイヤルホールディングス

ROYAL HOLDINGS Co., Ltd.8179 · Prime · 小売業

外食・ホテル・コントラクト給食・食品製造を手掛ける複合企業。多業態レストランと施設内給食が収益の柱。

概要

ロイヤルホールディングスは、福岡市に本社を置く外食企業グループの持株会社である。「ロイヤルホスト」「てんや」「シズラー」「シェーキーズ」などの多様な飲食チェーンを国内・海外で運営するほか、空港や高速道路、病院などでのコントラクト事業、リッチモンドホテルを展開するホテル事業、グループ向けの食品製造・物流を担う食品事業を手がける。2025年12月期の連結売上高は1,655億円、従業員数は2,383名。

外食事業を中核とする多ブランド戦略

外食事業はグループの最大の収益源であり、連結子会社のロイヤルフードサービスが展開する。主力のファミリーレストラン「ロイヤルホスト」は洋食メニューが中心で、国産食材を使った高付加価値商品を投入する。天丼専門店「てんや」は低価格帯で全国に店舗を広げ、サラダバー&グリルの「シズラー」、ピザの「シェーキーズ」もブランドとして確立している。2025年には海外子会社を通じてシンガポールやベトナムにも出店し、インバウンド需要の取り込みも進めている。

施設内で食事を提供するコントラクト事業

コントラクト事業は、ロイヤルコントラクトサービスが担う。空港ターミナル、高速道路のサービスエリア・パーキングエリア、コンベンション施設、オフィスビル、医療介護施設、百貨店、官公庁など、多様な立地で委託を受けて飲食店を運営する。2005年に伊勢丹ダイニングを取得、2018年にはチャウダーズ、2020年にはハイウェイロイヤルを持分法適用関連会社化し、2022年に完全子会社化するなど、事業範囲を拡大してきた。2024年にはハイウェイロイヤルを吸収合併し、体制を統合している。

リッチモンドホテルを核とするホテル事業

ホテル事業は子会社アールエヌティーホテルズが運営する「リッチモンドホテル」を中心に展開する。ビジネス・観光向けの宿泊施設で、全国に店舗を持つ。2025年12月期は訪日外国人客の増加により大幅な増収となり、グループ全体の収益を押し上げた。また、関連会社ケイ・アンド・アール・ホテルデベロップメントもホテル開発に関与する。ホテル事業は、原価率が低いため売上高構成比の増加が全体の原価率低下に寄与している。

グループのインフラを支える食品事業と機内食

食品事業は子会社ロイヤルが担当し、グループ内の食品製造・購買・物流を一手に引き受ける。グループ外向けの業務用食材「業務食」や、家庭用冷凍ミール「ロイヤルホストデリ」の製造も行う。2025年には法人向けおやつ定期宅配事業を行うたびスルを子会社化した。また、関連会社双日ロイヤルインフライトケイタリングが機内食事業を営んでおり、2021年には双日との資本業務提携により同社を持分法適用関連会社へ移行している。

業界の中での役割は外食・サービス業(多業態チェーン、施設内給食、ホテル、食品製造)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,655億円
営業利益
77億円
営業利益率
4.7%
純利益
57億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01外食事業主力

「ロイヤルホスト」「てんや」「シズラー」「シェーキーズ」等の多業態チェーン店を運営。ビアレストラン、カフェ、専門店も展開し、一般消費者向けの外食サービスを提供する。

主な製品・サービス4
ロイヤルホスト
ホスピタリティ・レストラン。ファミリーレストラン業態。
てんや
天丼・天ぷら専門店。低価格な天ぷら定食を提供。
シズラー
サラダバー&グリルレストラン。
シェーキーズ
ピザレストラン。

02コントラクト事業準主力

空港ターミナルビル、高速道路サービスエリア、コンベンション施設、エンターテインメント施設、オフィスビル、医療介護施設、百貨店、官公庁等の立地で、委託を受けて多様な飲食業態を運営する。

03ホテル事業準主力

「リッチモンドホテル」等の宿泊施設を全国に展開。

主な製品・サービス1
リッチモンドホテル
ビジネス・観光向けのホテルチェーン。

04食品事業副次

グループ各事業向けの食品製造・購買・物流業務のインフラ機能を担う他、グループ外企業向け「業務食」、家庭用フローズンミール「ロイヤルホストデリ」を製造。また、法人向けおやつ定期宅配サービスも展開。

主な製品・サービス2
ロイヤルホストデリ
家庭用冷凍ミール。ロイヤルホストの味を家庭で楽しめる。
業務食
企業向けの食材・惣菜を製造供給。

05その他(機内食・不動産賃貸)その他

関連会社が機内食事業を、当社が不動産賃貸事業を行う。

製品と技術

ロイヤルホスト:洋食ファミリーレストランの旗艦

ロイヤルホストは、ロイヤルグループを代表するホスピタリティ・レストランである。洋食を中心としたメニューを提供し、国産食材を使った「Good JAPAN」企画など高付加価値戦略を展開する。2025年にはイオンモール仙台上杉店、駒沢パーククォーター店、名古屋納屋橋店の3店舗を新規出店した。店舗ごとに地域特性に合わせたサービスを提供し、ファミリーレストラン市場での差別化を図っている。

てんや:低価格天丼専門店のチェーン展開

てんやは、天丼・天ぷら専門店として低価格帯で全国展開するブランドである。2025年にはイオンモール川口前川店、千歳船橋店、桜新町店、カメイドクロック店の4店舗を出店した。ご当地食材を使ったメニューや、そばの変更など品質向上に取り組む。リブランディングを進め、既存店の改装も行っている。グループの中では比較的リーズナブルな価格帯の業態として、幅広い客層を取り込む。

リッチモンドホテル:ビジネス・観光向け宿泊施設

リッチモンドホテルは、子会社アールエヌティーホテルズが運営するホテルチェーンである。全国の主要都市に立地し、ビジネス客から観光客まで幅広い需要に対応する。2025年12月期はインバウンド需要の増加により大幅な増収となり、グループの収益を押し上げた。客室単価の向上やサービス品質の維持に注力し、安定した稼働率を維持している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

外食・中食の大手、多業態で安定収益

ロイヤルホールディングスは売上高1,500億円超の外食大手。同業のトライアルホールディングスや光フードサービスと比べ、規模・ブランド力で優位。2024年12月期営業利益率4.86%と安定した収益性を示し、2025年12月期も4.65%と高水準を維持。多業態展開でリスク分散し、中食需要も取り込む。

強み

  • ロイヤルホスト、天丼てんやなど複数ブランドを有し、需要を幅広く捕捉。
  • 営業利益率約5%と業界平均を上回り、安定的なキャッシュフローを創出。
  • テイクアウト・デリバリー需要にいち早く対応し、販路を拡大。
  • 会員プログラムでリピート率を高め、安定的な売上を確保。

課題

  • 外食業界全体の課題で、人材確保難と人件費増が収益を圧迫。
  • 食材コスト上昇が続き、価格転嫁に限界がある。
  • 同業他社との競合で、既存店客数が伸び悩むリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字がロイヤルホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11379ホクト726億円11.4倍
22695くら寿司716億円39.4倍
38160木曽路706億円40.4倍
42602日清オイリオグループ704億円8.2倍
52108日本甜菜製糖698億円13.3倍
68179ロイヤルホールディングス678億円22.8倍
72211不二家640億円57.2倍
82053中部飼料615億円10.6倍
98200リンガーハット607億円34.9倍
102288丸大食品597億円5.6倍
112752フジオフードグループ本社588億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 46件

機内食と製パンから始まった1951年の創業

1951年10月、日本航空国内線の営業開始と同時に福岡空港で機内食搭載と喫茶営業を開始した。同年12月には福岡市堅粕で製菓・製パン業を開始し、株式会社ロイヤルベーカリーを設立。1953年にレストランを開業、1956年に資本金1,000千円でロイヤル株式会社を設立して法人化した。創業期から「食」に関わる多角的な事業を展開する基盤を築いた。

セントラルキッチン導入と冷凍食品への進出

1962年9月、セントラルキッチンシステム(集中調理方式)を採用し、業務用冷凍料理の製造に着手した。これにより、店舗ごとの調理負担を軽減し、品質の均一化と効率化を実現。1969年には福岡市那珂に新本社・工場(ロイヤルセンター)を完成させ、全機能を集約した。この時期に、外食チェーン展開のためのインフラを整えた。

上場と首都圏進出で拡大した1980年代

1978年8月に福岡証券取引所に上場、1981年8月に東京証券取引所市場第二部に上場し、1983年6月には市場第一部に指定された。1982年には東京都世田谷区に東京本部を設置し、首都圏での事業基盤を強化。1983年には千葉県船橋市に東京食品工場を建設し、関東エリアの供給体制を整えた。この時期に、九州から全国展開への足がかりを得た。

持株会社制への移行と事業再編

2005年7月、持株会社制に移行し、社名をロイヤルホールディングスに変更した。同時に会社分割により、ロイヤル、ロイヤル北海道、ロイヤル九州など複数の事業子会社を設立し、事業ごとの管理体制を明確化した。その後も、2006年にテンコーポレーション(てんや運営会社)、2007年にセントレスタなど、M&Aによる事業拡大を継続。2011年には地域別子会社を統合し、ロイヤルホストに商号変更するなど、効率化を進めた。

双日との資本業務提携とグローバル展開

2021年2月、双日株式会社との資本業務提携契約を締結。同年3月には双日を割当先とする99.99億円の第三者割当増資を実施し、双日が主要株主となった。これを機に機内食事業の関連会社化や、シンガポールへの海外子会社Royal Sojitz International設立など、海外展開を加速。2023年にはシンガポールにRoyal Food Services現地法人、2024年にはベトナムに合弁会社を設立した。

コロナ禍からの回復と中期経営計画

2020年12月期は新型コロナウイルス感染症の影響で売上高843億円、純損失275億円と大幅な減収減益となった。2021年以降、外食需要の回復と高付加価値戦略、ホテル事業のインバウンド需要取り込みにより業績は回復。2025年12月期には売上高1,655億円、営業利益77億円、親会社株主帰属純利益57億円を達成。2025年2月には経営ビジョン2035と中期経営計画2025~2027を策定し、ブランド・グローバル・サステナビリティ・人材の4戦略を掲げた。

年表46件を開く

1950年代

  • 1951年10月日本航空国内線の営業開始と同時に福岡空港において機内食搭載と喫茶営業を開始。
  • 1951年12月福岡市堅粕で製菓・製パン業を開始、㈱ロイヤルベーカリーを設立。
  • 1953年11月創業福岡市東中洲にレストランを開業、㈲ロイヤルを設立。
  • 1955年2月アイスクリームの製造販売に着手。
  • 1956年5月ロイヤル㈱(資本金1,000千円)を福岡市東中洲に設立。

1960年代

  • 1962年9月セントラルキッチンシステム(集中調理方式)を採用し、業務用冷凍料理の製造に着手。
  • 1969年9月福岡市大字那珂に新本社・工場(ロイヤルセンター)が完成、全部門を移転。

1970年代

  • 1978年8月上場福岡証券取引所に上場。

1980年代

  • 1981年8月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1982年8月東京都世田谷区桜新町に東京本社(現東京本部)を設置。
  • 1983年6月東京証券取引所市場第一部に指定。
  • 1983年10月千葉県船橋市高瀬町に東京食品工場を建設。

1990年代

  • 1990年10月ロイヤルマリオットアンドエスシー㈱(現ロイヤルコントラクトサービス㈱)を設立。

2000年代

  • 2000年3月M&A㈱関西インフライトケイタリング(現双日ロイヤルインフライトケイタリング㈱)を株式取得により連結子会社化。
  • 2002年4月M&Aオージー・ロイヤル㈱(現ロイヤルフードサービス㈱)を株式の追加取得により連結子会社化。
  • 2003年12月M&A那須高原フードサービス㈱を株式取得により連結子会社化。
  • 2004年7月M&Aアールエヌティーホテルズ㈱を株式の追加取得により連結子会社化。
  • 2005年7月商号変更持株会社制に移行し、会社名をロイヤルホールディングス㈱に変更。会社分割により、ロイヤル㈱、ロイヤル北海道㈱(現ロイヤルフードサービス㈱)、ロイヤル九州㈱(現ロイヤルフードサービス㈱)、ロイヤル空港レストラン㈱(現ロイヤルコントラクトサービス㈱)、ロイヤルカジュアルダイニング㈱(現ロイヤルフードサービス㈱)及びロイヤルマネジメント㈱(いずれも連結子会社)に事業を承継。
  • 2005年11月M&A㈱伊勢丹ダイニング(現ロイヤルコントラクトサービス㈱)を株式取得により連結子会社化。
  • 2005年12月M&A関連会社アールアンドケーフードサービス㈱(現ロイヤルフードサービス㈱)がキリンダイニング㈱より飲食店26店の営業譲受け。取締役の派遣等により同社を連結子会社化。
  • 2006年6月M&A㈱テンコーポレーション(現ロイヤルフードサービス㈱)を株式取得及び取締役の異動により連結子会社化。
  • 2007年4月M&Aセントレスタ㈱(現ロイヤルコントラクトサービス㈱)を株式取得により連結子会社化。
  • 2007年8月ロイヤル㈱が会社分割によりロイヤル関東㈱(現ロイヤルフードサービス㈱)に事業を承継。
  • 2008年7月M&A福岡ケータリングサービス㈱(現双日ロイヤルインフライトケイタリング㈱)を株式取得により連結子会社化。
  • 2009年1月M&Aロイヤル関東㈱(現ロイヤルフードサービス㈱)がロイヤル東日本㈱を吸収合併。

2010年代

  • 2010年1月M&A那須高原フードサービス㈱を吸収合併。アールアンドケーフードサービス㈱(現ロイヤルフードサービス㈱)がロイヤルカジュアルダイニング㈱を吸収合併。セントレスタ㈱(現ロイヤルコントラクトサービス㈱)がアールアンドアイダイニング㈱(旧㈱伊勢丹ダイニング)を吸収合併。
  • 2011年1月M&A会社分割によりロイヤル空港レストラン㈱(現ロイヤルコントラクトサービス㈱)に高速道路事業を承継。ロイヤル東日本㈱(現ロイヤルフードサービス㈱)がロイヤル関西㈱及びロイヤル西日本㈱を吸収合併し、商号をロイヤルホスト㈱に変更。アールアンドケーフードサービス㈱(現ロイヤルフードサービス㈱)が㈱カフェクロワッサンを吸収合併。
  • 2015年7月福岡インフライトケイタリング㈱(現双日ロイヤルインフライトケイタリング㈱)が、沖縄県那覇市鏡水に沖縄工場を建設。
  • 2016年1月M&Aロイヤルコントラクトサービス㈱がセントレスタ㈱を吸収合併。
  • 2016年7月M&A㈱関西インフライトケイタリング(現双日ロイヤルインフライトケイタリング㈱)が福岡インフライトケイタリング㈱を吸収合併し、商号をロイヤルインフライトケイタリング㈱に変更。
  • 2018年4月M&A㈱チャウダーズ(現ロイヤルコントラクトサービス㈱)を株式取得により連結子会社化。
  • 2019年1月M&Aロイヤル空港高速フードサービス㈱(現ロイヤルコントラクトサービス㈱)が㈱チャウダーズを吸収合併。

2020年代

  • 2020年2月西洋フード・コンパスグループ㈱(現コンパスグループ・ジャパン㈱)からハイウェイロイヤル㈱(現ロイヤルコントラクトサービス㈱)の株式を取得し、関連会社として持分法を適用。
  • 2021年1月M&Aロイヤルホスト㈱が㈱テンコーポレーション及びアールアンドケーフードサービス㈱を吸収合併し、商号をロイヤルフードサービス㈱に変更。ロイヤル空港高速フードサービス㈱がロイヤルコントラクトサービス㈱を吸収合併し、商号をロイヤルコントラクトサービス㈱に変更。
  • 2021年2月双日㈱と「資本業務提携契約」を締結。
  • 2021年3月商号変更双日㈱を割当先とする普通株式9,999百万円を発行し、双日㈱が当社の主要株主となる。ロイヤルインフライトケイタリング㈱の第三者割当増資に伴い同社が連結子会社から持分法適用の関連会社へ移行し、商号を双日ロイヤルインフライトケイタリング㈱に変更。
  • 2021年8月双日㈱との合弁契約により、シンガポール共和国に海外子会社Royal Sojitz International Pte. Ltd.を設立。
  • 2022年2月双日㈱による上記資本業務提携契約に基づく新株予約権の一部行使を受け、双日㈱が当社のその他の関係会社となる。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2022年12月M&Aハイウェイロイヤル㈱(現ロイヤルコントラクトサービス㈱)を株式の追加取得により連結子会社化。
  • 2023年5月Royal Sojitz International Pte. Ltd.の子会社として、シンガポール共和国にRoyal Food Services (Singapore) Pte. Ltd.を設立。
  • 2024年1月M&Aロイヤルコントラクトサービス㈱がハイウェイロイヤル㈱を吸収合併。
  • 2024年8月双日㈱との合弁契約により、ベトナム社会主義共和国に海外子会社ROYAL SOJITZ VIETNAM COMPANY LIMITEDを設立。(2025年度より連結子会社)
  • 2024年8月M&ARoyal Food Services (Singapore) Pte. Ltd.がRoyal Sojitz International Pte. Ltd.を吸収合併。(2024年度より連結子会社)
  • 2025年8月M&Aたびスル㈱を株式取得により連結子会社化。
  • 2026年1月普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年まで1,875億円
  • 経常利益2027年まで100億円
  • EPS2027年まで135円
  • 自己資本比率2027年まで40%
  • ROE2027年まで12%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ブランド戦略の推進

    ロイヤルグループブランドの確立と個々のブランドの進化を図るとともに、データ分析基盤を整備しマーケティング機能を高度化することで、顧客基盤の拡大と収益力の強化を目指す。

  2. 02

    グローバル戦略の展開

    グローバル人材の採用・育成を進め、海外では直営事業とフランチャイズ事業の両輪で成長と収益性を追求する。また、国内ではインバウンド需要の獲得に注力する。

  3. 03

    サステナビリティ戦略の強化

    サステナビリティ基盤を整備し、推進力と発信力を強化するとともに、地域や社会との価値創造を推進することで、持続可能な成長と企業価値向上を目指す。

  4. 04

    人材戦略への投資

    さらなる人的資本投資を推進し、企業風土の変革に取り組むことで、従業員のエンゲージメント向上と組織力強化を図り、中長期的な競争力の源泉を築く。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,383人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は761万円で、9期前と比べて+7.5%平均年齢は46.9歳、平均勤続年数は5.6年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月2,617
2017年12月2,646
2018年12月2,686
2019年12月70846.79.12,706
2020年12月61944.48.32,680
2021年12月62046.65.31,894
2022年12月64348.16.41,875
2023年12月72146.27.61,855
2024年12月76547.15.62,056360
2025年12月76146.95.62,383323

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率32.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)67.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 11 / 海外 3、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
リッチモンドホテルプレミア東京スコーレ他(44ホテル) — 東京都墨田区他250億円
ホテル事業
ロイヤルホスト桜新町店他(352店舗) (東京都世田谷区他) (注)2154億円
外食事業
海老名サービスエリア他(155店舗) (神奈川県海老名市他)(注)22,767百万円
コントラクト事業
東京工場(千葉県船橋市) (注)22,447百万円
食品事業
福岡工場(福岡市博多区) (注)21,053百万円
食品事業
福岡本社(福岡市博多区) (注)2998百万円
全社(共通)
THE CONTINENTAL ROYAL & Goh他(30店舗) (福岡県福岡市他) (注)2727百万円
外食事業
東京本部(東京都世田谷区) (注)2579百万円
全社(共通)
THE ROYAL他(6店舗) — ベトナム240百万円
外食事業
東京本部他(2事務所) — 東京都世田谷区他13百万円
全社(共通)
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ロイヤルフードサービス㈱(注)3、5
    東京都 世田谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Royal Food Services (Singapore) Pte. Ltd.
    シンガポール · 連結子会社
    議決権67.6%
  • 海外
    ROYAL SOJITZ VIETNAM COMPANY LIMITED
    ベトナム ホーチミン市 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 国内
    ロイヤルコントラクトサービス㈱(注)3、5
    東京都 世田谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    アールエヌティーホテルズ㈱(注)3、5
    東京都 世田谷区 · 連結子会社
    議決権92.0%
  • 国内
    ロイヤル㈱
    福岡市 博多区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    たびスル㈱
    東京都 世田谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ロイヤルマネジメント㈱(注)3
    東京都 世田谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    双日ロイヤルカフェ㈱
    東京都 渋谷区 · 持分法適用会社
    議決権40.0%
  • 海外
    SUSHI-TEN USA Inc.
    米国 カリフォルニア州 · 持分法適用会社
    議決権34.0%
  • 国内
    ケイ・アンド・アール・ホテル デベロップメント㈱
    千葉県 市川市 · 持分法適用会社
    議決権49.0%
  • 国内
    双日ロイヤルインフライト ケイタリング㈱
    大阪府 泉南市 · 持分法適用会社
    議決権40.0%
残りのグループ会社2社を開く
  • ジャルロイヤルケータリング㈱千葉県 成田市49%
  • 双日㈱(注)4東京都 千代田区20%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は1,655億円営業利益77億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.7%、利益が+4.1%。

売上高
+8.7%
1,655億円
営業利益
+4.1%
77億円
純利益
-3.4%
57億円
営業利益率
4.7%
前期比 -0.2%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高1,748億円1,655億円
営業利益90億円77億円
純利益57億円57億円
1株あたり配当¥17.5¥17.5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は823億円、営業利益は33億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+4.4%、営業利益は+3.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q316165.110
2023年2Q33092.75
2023年3Q372256.716
2023年4Q3719
2024年1Q356185.115
2024年2Q370164.315
2024年4Q796405.029
2025年2Q788324.120
2025年4Q867455.237
2026年2Q823334.022

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は1,150億円から1,655億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は4.7%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月1,1502811
2013年12月1,2073817
2014年12月1,2494619
福岡インフライトケイタリング㈱(現双日ロイヤルインフライトケイタリング㈱)が、沖縄県那覇市鏡水に沖縄工場を建設。
2015年12月1,3035027
ロイヤルコントラクトサービス㈱がセントレスタ㈱を吸収合併。
2016年12月1,3305224
2017年12月1,3566135
㈱チャウダーズ(現ロイヤルコントラクトサービス㈱)を株式取得により連結子会社化。
2018年12月1,3775828
ロイヤル空港高速フードサービス㈱(現ロイヤルコントラクトサービス㈱)が㈱チャウダーズを吸収合併。
2019年12月1,4064619
2020年12月843−199−275
ロイヤルホスト㈱が㈱テンコーポレーション及びアールアンドケーフードサービス㈱を吸収合併し、商号をロイヤルフードサービス㈱に変更。ロイヤル空港高速フードサービス㈱がロイヤルコントラクトサービス㈱を吸収合併し、商号をロイヤルコントラクトサービス㈱に変更。
2021年12月840−45−29
ハイウェイロイヤル㈱(現ロイヤルコントラクトサービス㈱)を株式の追加取得により連結子会社化。
2022年12月1,0402228
Royal Sojitz International Pte. Ltd.の子会社として、シンガポール共和国にRoyal Food Services (Singapore) Pte. Ltd.を設立。
2023年12月1,3895340
ロイヤルコントラクトサービス㈱がハイウェイロイヤル㈱を吸収合併。
2024年12月1,52274734.959
たびスル㈱を株式取得により連結子会社化。
2025年12月1,65577794.757

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高1,655億円のうち、営業利益として残るのは77億円4.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は57億円、売上の3.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金28.9%479億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金66.4%1,099億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.7%77億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
71.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.0pt
4.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.0pt
3.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.2pt
10.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが158億円、投資CFが−167億円で、差し引きのフリーCFは−9億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は196億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月60−20−454050
2013年12月74−55−201949
2014年12月82−49−343347
2015年12月82−51−343145
2016年12月92−60−263251
2017年12月94−43−265176
2018年12月85−61−462453
2019年12月98−59−483944
2020年12月−72−99266−171139
2021年12月−1921912231
2022年12月74−8637−12257
2023年12月125−66−5259264
2024年12月104−98−776194
2025年12月158−1678−9196

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は1,398億円。このうち返さなくてよい自己資本が555億円で、自己資本比率は39.2%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月76840736152.3
2013年12月79643336353.7
2014年12月81944637353.6
2015年12月90946644350.4
2016年12月94148245950.3
2017年12月97152045152.5
2018年12月99351148250.3
2019年12月1,02552050549.6
2020年12月1,05921084919.7
2021年12月1,09834075831.0
2022年12月1,23644878835.8
2023年12月1,25947878138.0
2024年12月1,27750577339.3
2025年12月1,39855584339.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
196億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
114億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
34億円
在庫として抱えている分
負債合計
843億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
65
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率322社中105位あたり、逆に低いのは配当利回り322社中222位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.8%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.7%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
39.2%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.7%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.3%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,360で、1年前と比べて+1.6%過去52週の値幅のなかでは48%の位置にある。

¥1,360-1.7%1ヶ月+3.8%1年+1.6%時価総額678億円
過去52週の値幅
安値¥1,184高値¥1,554

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)22.8倍
PER (会社予想)23.5倍
PBR2.39倍
配当利回り1.29%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+3.6%上昇、前年比-3.2%と長期では弱含みです。25日線(1238円)を+1.9%上回るも、75日線(1305円)・200日線(1346円)を下回っており、中期トレンドは弱い。52週高値(1554円)からは-18.9%下落、52週安値(1184円)からは+6.5%の位置。出来高は6月26日・29日に急増しましたが、その後減少しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER21.9倍は業界平均41.1倍を大きく下回り割安感が強い。PBR2.3倍は平均2.9倍対比でも低く、ROE10.8%と収益性は良好。配当利回り1.39%は平均13.6%を大幅に下回るが、これは業界平均に特殊要因がある可能性があり、配当性向50.3%は安定している。売上高は増収基調で利益も拡大傾向にあるが、配当利回りの低さは投資家の期待を抑制する要因。

指標この会社業種平均
PER (実績)22.8倍39.6倍
PER (予想)23.5倍
PBR2.39倍2.44倍
ROE10.8%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

インバウンド需要と値上げ効果で増収基調だが、コスト上昇(原材料・人件費)が利益を圧迫。強気派は2024年12月期の増益を受けて業態間シナジーやブランド力強化を評価。弱気派は2025年12月期の営業利益率低下予想(4.65%)や競合との価格競争を懸念。PER22倍と業界平均並みだが、成長鈍化すれば割高感も。

プラスに働く材料7
  • インバウンド需要の取り込み

    観光客増加で都心店舗の売上が押し上げられる。

  • 値上げ効果の浸透

    メニュー価格の改定で客単価が上昇。

  • 多ブランドのリスク分散

    複数業態で天候やトレンド変動の影響を緩和。

  • 既存店売上高の回復による増収効果2025年通年影響

    売上高はFY2023→2025で19%増(1389→1655億円)も営業利益率低下。既存店回復で利益率改善余地。

  • コスト削減による営業利益率改善2026年以降影響

    営業利益率4.65%は低水準。1%改善で営業利益約16億円増加(1655億円×1%)。

  • 外食市場の拡大継続継続影響

    業界全体の市場成長が売上を下支え。ただし競合多く効果は限定的。

  • 株主還元の拡大余地次回株主総会影響

    配当性向は低く増配余地あり。自社株買いも選択肢。

マイナスに働く材料7
  • 原材料・人件費の高騰

    2025/12期営業利益率4.65%と低下見込み。

  • 外食市場の競争激化

    低価格帯チェーンとの競争で値上げが限定的。

  • 成長鈍化とバリュエーション懸念

    PER22倍と業界平均並みで、成長期待を織り込むなら割高。

  • 人件費高騰による収益圧迫継続影響

    最低賃金上昇で年間数億円のコスト増。営業利益77億円に対し影響大。

  • 原材料価格の上昇2025年下期影響

    輸入食材値上がりで原価率上昇。1%上昇で原価約16億円増。

  • 消費税増税による客数減少不定影響

    過去の増税時には客数減少。営業利益に数十億円規模の影響。

  • 競争激化による値下げ圧力継続影響

    同業他社との価格競争で客単価低下。売上高成長を抑制。

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
既存店の客数・客単価動向を把握。
営業利益率
コスト上昇に対する収益力の指標。
店舗数(直営)
成長戦略の進捗を示す。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり17.5で、前期から+9.4%いまの株価に対する利回りは1.29%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥17.5
1株あたり
配当利回り
1.29%
いまの株価に対して
配当性向
50.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月1098.4
2017年12月1330.066.7
2018年12月147.781.5
2019年12月140.0140.4
2021年12月3−82.1
2022年12月5100.068.1
2023年12月10100.066.4
2024年12月1660.050.3
2025年12月189.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥17.5

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ29,538人。区分でいちばん多いのは個人・その他41.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.8%を占め、残る48.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他49.545.837.640.243.241.6
事業法人25.533.638.538.637.637.0
金融機関19.816.517.015.215.114.7
外国法人3.53.35.05.23.25.9
証券会社1.60.91.90.70.90.6
自己株式4.03.50.20.20.20.2
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01双日株式会社19.92
02日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)7.20
03公益財団法人江頭ホスピタリティ 事業振興財団4.92
04キルロイ興産株式会社3.26
05日本生命保険相互会社1.61
06株式会社西日本シティ銀行1.53
07株式会社ダスキン1.40
08ハニューフーズ株式会社1.39
09株式会社三越伊勢丹1.37
10株式会社福岡銀行1.35

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+95%、1株純資産は14期で−47%。直近期のROEは10.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月291,0412.933.884.8
2013年12月431,1084.036.5197.8
2014年12月481,1384.334.7157.4
2015年12月711,1986.131.8102.8
2016年12月621,2475.130.198.4
2017年12月931,3437.233.466.7
2018年12月741,3375.534.681.5
2019年12月521,3623.848.0140.4
2020年12月−737560
2021年12月−34320
2022年12月264177.043.968.1
2023年12月384538.833.666.4
2024年12月6051012.119.950.3
2025年12月5755610.822.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額188百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢
菊地唯夫代表取締役会長60
阿部正孝代表取締役社長55
藤田敦子取締役62
平井龍太郎取締役68
三井田砂理取締役55
木村公篤取締役(監査等委員)68
中山ひとみ取締役(監査等委員)70
梅澤真由美取締役(監査等委員)47
坂本光一郎取締役(監査等委員)69
齋藤英暢取締役54

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)378482315050
取締役(社内)1191919
社外取締役319196

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,296字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社9社及び関連会社6社で構成され、外食事業、コントラクト事業、ホテル事業及び食品事業を主な内容として、事業活動を展開しております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の4部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 また、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 (1) 外食事業 子会社ロイヤルフードサービス㈱、Royal Food Services(Singapore) Pte.Ltd.、ROYAL SOJITZ VIETNAM COMPANY LIMITED、ロイヤルコントラクトサービス㈱、関連会社双日ロイヤルカフェ㈱、SUSHI-TEN USA Inc.が、ホスピタリティ・レストラン「ロイヤルホスト」、天丼・天ぷら専門店「てんや」、サラダバー&グリル「シズラー」、ピザレストラン「シェーキーズ」等のチェーン店のほか、ビアレストラン、カフェ、各種専門店等の多種多様な飲食業態を展開しております。 (2) コントラクト事業 子会社ロイヤルコントラクトサービス㈱が、法人からの委託等により、空港ターミナルビル、高速道路サービスエリア・パーキングエリア、コンベンション施設、エンターテインメント施設、オフィスビル、医療介護施設、百貨店、官公庁等において、それぞれの立地特性に合わせた多種多様な飲食業態を展開しております。 (3) ホテル事業 子会社アールエヌティーホテルズ㈱、関連会社ケイ・アンド・アール・ホテルデベロップメント㈱が、「リッチモンドホテル」等を全国に展開しております。 (4) 食品事業 子会社ロイヤル㈱が、主として当社グループの各事業における食品製造、購買、物流業務等のインフラ機能を担うとともに、グループ外企業向けの「業務食」および家庭用フローズンミール「ロイヤルホストデリ」の製造を行っているほか、子会社たびスル㈱が、法人向けおやつ定期宅配サービス事業を行っております。 (5) その他 関連会社双日ロイヤルインフライトケイタリング㈱、ジャルロイヤルケータリング㈱が行っている機内食事業及び当社が行っている不動産賃貸の事業等であります。 事業の系統図は、次のとおりであります。 (注)1.ROYAL SOJITZ VIETNAM COMPANY LIMITEDは重要性が増したため、当連結会計年度より連結の範囲に含めております。 2.SUSHI-TEN USA Inc.は重要性が増したため、当連結会計年度より持分法適用の範囲に含めております。 3.たびスル株式会社は、2025年8月5日付けで新たに株式を取得したことから、当連結会計年度より連結の範囲に含めております。
経営方針・対処すべき課題1,672字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、提出日現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、1951年に福岡で創業して以来、「“食”を通じて国民生活の向上に寄与すること」を目指してまいりました。2012年からは、ホテル事業の伸張を受け「日本で一番質の高い“食”&“ホスピタリティ”を通じて国民生活の向上に寄与すること」を掲げ、ロイヤルホスト、天丼てんやなどの外食事業をはじめ、空港・高速道路や病院など大規模施設内で食を提供するコントラクト事業、リッチモンドホテルを運営するホテル事業、食品事業など、幅広く事業を展開してまいりました。 2025年2月には、「食とホスピタリティで、地域と社会を笑顔にする」を掲げる経営ビジョン2035を策定し、併せて策定した「変革から成長、そして飛躍へ」を基本方針とする中期経営計画2025~2027のもと、長期的かつ安定的な企業価値の向上に向け、「ブランド戦略」「グローバル戦略」「サステナビリティ戦略」「人材戦略」を全社戦略として推進し、あらゆるステークホルダーから共感・支持を得られる企業グループであり続けるよう、全社一丸となって取り組んでまいります。 (2) 経営環境 足もとのわが国経済は、社会経済活動の正常化が進んだことに加えて、各企業での賃金改善が行われる等、雇用・所得環境が改善し、緩やかな回復基調となりました。しかしながら、物価上昇の継続が個人消費の持ち直しの動きに影響を与えております。また、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化やイラン情勢の緊迫化をはじめとする中東情勢の悪化といった地政学リスクの顕在化、米国の通商政策の動向、中国経済の減速懸念、為替相場の変動、少子高齢化に起因した労働力の不足などにより、国内経済の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当業界におきましては、人流の回復や賃金改善の効果、訪日外国人客の増加に伴い、外食および宿泊需要については回復の動きが継続しているものの、天候不順に伴う原材料費の高止まり、光熱費や物流費、建築費の上昇、需要が回復していくなかでのさらなる労働力不足など、事業を取り巻く環境は依然として厳しいものとなっております。 (3) 中期的な会社の経営戦略及び優先的に対処すべき課題 当社グループは、経営ビジョン2035のもと、以下中期経営計画2025~2027を推進してまいります。 (中期経営計画の概要) 基本方針 「変革から成長、そして飛躍へ」 全社戦略 ▶ 「ブランド戦略」 ・ロイヤルグループブランドの確立、個々のブランドの進化 ・データ分析基盤の整備とマーケティング機能の高度化 ▶ 「グローバル戦略」 ・グローバル人材の採用・育成 ・海外における直営事業とフランチャイズ事業の両輪による成長と収益性の追求 ・国内におけるインバウンド需要の獲得 ▶ 「サステナビリティ戦略」 ・サステナビリティ基盤の整備 ・推進力、発信力の強化 ・地域、社会との価値創造の推進 ▶ 「人材戦略」 ・さらなる人的資本投資の推進 ・企業風土の変革 上記戦略に加え、財務規律を維持しつつ、収益性と資本効率性向上を意識した事業運営、新規事業の早期収益化と事業性の見極めを行い、長期的かつ安定的に企業価値を向上させ、あらゆるステークホルダーから選ばれる企業になるよう、中期経営計画の実現に取り組んでまいります。 (4) 目標とする経営指標 中期経営計画(2025年~2027年)の最終年度における主要財務目標は次のとおりです。 ・収益力の強化 ⇒ 売上高 1,875億円、経常利益 100億円 ・株主価値の創出 ⇒ EPS 135円 ・財務基盤の健全性 ⇒ 自己資本比率 40% ・資本効率の向上 ⇒ ROE 12% (注) 2026年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っておりますが、上記EPSについては、当該株式分割前のEPSを記載しております。
事業等のリスク7,010字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 また、以下の記載につきましては、現経営環境下において経営者が重要と判断した順に記載しております。 (1) 人材の確保と育成 当社グループの事業において円滑な運営を継続するためには、短時間労働者、外国人労働者を含めた人材の確保が重要な課題であり、社員の配置転換、新卒・中途社員の採用、多様性のある働き方を推進する等、人材の確保に注力しております。また、当社グループが持続的に成長するためには確保した人材を教育し技能の向上を図る必要があります。労働人口の減少が先々見込まれる状況下、計画に沿った人材確保が困難な状況、確保した人材の育成に失敗した場合、処遇面での各種施策等の十分な効果が得られず、人材流出が継続・加速する場合、労働集約型のビジネスモデルが大半を占める当社グループにおいては、お客様に提供する商品やサービスの品質低下が生じる可能性を否めず、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループにおける人件費増加の発生可能性として、労働需給の変化や政府方針による最低賃金の引き上げに伴う社員及び短時間労働者の賃金上昇、労働・労務関連法規の改正や社会保険制度の変更等、現行制度の改変による影響が挙げられます。これらに対しては、従業員の育成による生産性向上に加え、デジタルやテクノロジーを活用した効率性の向上や、安心して働ける就業環境の整備に取組む必要があると認識しております。このような状況下、前述の取組みが不十分のため関連法令や労働環境に係わる変化への対応に遅延又は不足が生じた場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 食品の安全性 当社グループでは、飲食店営業、食品製造、食品販売、それぞれについて食品衛生法に基づき、必要な営業許可等を取得し、営業・製造・販売を行っており、品質管理の重要性を十分認識した上で、従業員に対して品質管理の指導教育を徹底するとともに、定期的な点検や検査により品質問題の発生防止に取り組んでおります。さらにグループ横断的に食材の品質衛生状態を管理する独立部署を当社に置き、品質保証体制の強化に努めております。しかしながら、店舗、製造拠点、販売店において食中毒、異物混入等の品質問題が発生した場合には、営業停止あるいは風評悪化等により、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが使用する食材については、法規制に加え自主基準を設けるとともに調達先を選別するなど、安全な食材確保に努めております。しかしながら、当社グループの使用する食材に健康被害をもたらすものが混入する等、使用食材の安全性に疑義が呈された場合、風評被害を含め、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) サステナビリティ戦略 国内外に営業拠点を持ち、様々な取引先と広範なサプライチェーンを構築し、労働集約型の事業を展開する当社グループにおいて、世界人口の増加、気候変動の進行、資源枯渇などの地球規模での構造的な変化による中長期的な経済活動への影響は事業継続に関わるリスクであると認識しております。 当社グループおよび当社グループのサプライチェーンにおける人権問題・環境破壊に起因する不買運動の発生、サステナビリティ課題への対応遅れによるブランドイメージや社会的信用の毀損などは、当社グループの経営成績や従業員の採用等に直接的な影響を及ぼす可能性があります。また、ここ数年の地球温暖化の影響による猛暑や大雨等の自然災害による生態系の構造・機能の変化、農作物の生育の影響等により、原材料の品質や物量、また調達コストへの影響が年々大きくなる可能性があります。 当社グループの気候変動対応については、TCFDのフレームワークを活用したリスクと機会の特定および対応策の策定を行っており、中長期でCO2削減目標を設定し削減に向けた取組みを進めております。 また、食に関わる項目については当社グループの貢献が特に期待されていると認識しており、当社は、グループ全体で食品ロス削減の取組みの他、食品事業においては食品残渣の一部を利用した再生可能エネルギーの活用推進等を行っています。他方、災害支援などCSR活動への継続的かつ積極的な参加に努めておりますが、それらの活動内容や告知が十分でない場合、レピュテーションの毀損、消費者からの反発などを通じて、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 海外事業の展開 海外子会社及び海外関連会社の進出国における政情、経済、法律または規制の変更、為替レートの変動、テロ・戦争その他の要因による社会的混乱、ビジネス慣習等の特有なカントリーリスクにより、計画した事業展開を行うことができない場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、海外子会社及び海外関連会社で必要となる人材の確保が計画通りに進まない場合、新規出店や店舗展開に支障をもたらし、結果として当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、海外において現地企業とフランチャイズ契約を締結し、同国内でのスムーズな多店舗展開及び地域に根付いた店舗運営を行っているため、フランチャイズ加盟企業の減少や業績の悪化により、フランチャイズ・チェーンの展開規模が縮小する、または計画通りに出店できない場合、ロイヤリティ等の収入が減少することなどにより、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、海外事業の拡大を、グループ事業の成長ドライバーの一つとして位置付けている当社グループにおいて、海外事業が計画通りに拡大しない場合、当社グループの事業成長に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 食材・商品等の供給体制と仕入コスト 当社グループは、店舗の食品の安全、効率的な運営と生産性の向上を目的に、食品工場、及び多数の取引先等からなるサプライチェーンを構築しています。 当該サプライチェーンの構成上、重要性が高い食品工場においては、品質安全性、商品差別化と供給の安定性を確保するために、自社にて一部商品の生産と供給を行っております。このため、自社生産部門において供給体制や品質等に問題が生じた場合には、商品の供給中断に伴う営業一時停止や営業制限等により、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、当該サプライチェーンに取り込んでいる取引先より提供を受ける食材や商品の品質水準や、物流面を担うドライバーの不足等を含む供給体制等に問題が発生した場合、あるいは自然災害や、火災等の不測の事故等が発生した場合、さらに地政学的リスクが発生した場合、店舗への食材・商品・備品の供給に支障をきたす可能性があります。その結果、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 加えて、当社グループが使用する食材等の仕入コストは、天候や為替相場など様々な要因により大きく変動する可能性があります。特に昨今、様々な要因により、価格の変動幅が大きくなっております。こうした仕入価格の変動が経営成績に与える影響を極力抑制するための各種施策を実施しておりますが、価格上昇の影響をすべて回避することは困難であり、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。また、主要食材を海外の特定地域からの調達とした場合、サプライチェーンの分断(地政学・気候変動・物流障害)のリスク、急速な円安の進行で食材費が高騰するリスクが発生する可能性があり、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。国内食材の調達においては、一次産業の担い手不足による後継者不足から、気候変動等に限らず食材調達が困難となることや価格高騰に繋がる可能性があります。 (6) ブランド戦略 当社グループが展開する店舗名やロゴタイプ、商品に関する商標等の知的財産権は、重要性が高いものであると考えております。ロイヤルホスト・てんや・リッチモンドホテル等のブランドは長年にわたり顧客の支持を受けており、当社グループのブランドイメージの維持・向上やマーケティング戦略に不可欠なものとなっております。これら商標等の知的財産権については、その保護に努めておりますが、その保護が十分に図られなかった場合、又は第三者が当社グループの知的財産権を悪用若しくは侵害した場合、ブランドの価値が損なわれ、当社グループの事業、ブランドイメージ、社会的信用に影響を与える可能性があります。 また、当社グループは高付加価値戦略を選択しており、昨今の物価上昇、家計の可処分所得または可処分時間の争奪戦において、見合う価値を提供できなくなった場合に、ブランドの価値が損なわれ、当社グループの事業、ブランドイメージ、社会的信用に影響を与える可能性があります。 あわせて、当社グループ全体でブランディングを強化することで、露出が増える結果として当社グループだけでなく、個別のブランドへの影響度合いが増大する可能性があります。 (7) 店舗等拠点の管理 当社グループの外食事業の店舗の多くは借地又は賃借用の建物を使用しておりますが、賃貸借契約は賃貸人側の事情により解約される又は、賃料が改定される可能性があります。当社グループの拠点管理部署にて賃貸人と契約条件・期間の交渉を実施しておりますが、賃貸借契約の期間前解約、賃料の大幅な増加が想定以上に発生した場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループで運営する店舗・食品工場において建物・設備の計画的、定期的な保守点検、メンテナンスを実施しておりますが、経年による老朽化が進行した場合、昨今の気候変動や自然災害の大型化による影響等により損壊や崩落等の被害の可能性があります。その被害は、店舗の物理的な損壊等にとどまらず、人的被害を伴う可能性があるほか、営業の一時停止や営業制限等により、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (8) テクノロジーの導入 当社グループは飲食産業全体が抱える課題に対応すべく、AI等の様々な最新技術の情報を収集・分析し、活用に向けた検証、実証に取り組んでいます。テクノロジーは日進月歩で進化しており、業務拡大及び戦略的業務に有効活用するシステムの導入遅延が生じた場合、競合他社に対する優位性の低下や事業の収益性の低下につながる恐れがあり、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 情報管理 当社グループでは事業運営に関わる機密情報や、経営数値情報、また、営業を目的とした顧客情報や、特定個人情報を取り扱っております。当社グループは機密情報の漏洩を重要なリスクと認識し、その取扱いに関するルールを定め、厳重な管理や取り扱いをグループ内に周知しておりますが、昨今頻繁に発生しているSNSによる情報流出やサイバー攻撃等による各種情報の漏洩や取り扱い情報の不正な改ざん等の問題、或いは個人情報の流出等の問題が発生した場合には、当社グループの信用に大きな影響を与えるとともに、損害賠償の責を負うなどにより、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループでは、サプライチェーンの管理、店舗での注文、決済等において情報通信システムに大きく依存しております。当社グループのシステム部門において、コンピューターウイルス・サイバー攻撃などに対し、適切に防止策を実施してリスクの低減を図っておりますが、情報通信システムが悪意ある攻撃などにより障害が発生した場合、効率的な運営ができず、又は情報喪失や情報流出により、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 さらに当社グループに関連し、インターネット上で様々な書き込みや画像等により風評被害が発生した場合、その内容の真偽にかかわらず、当社グループの事業、経営成績、ブランドイメージ及び社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループ以外の風評被害であっても、外食産業の社会的評価や評判が下落するものの場合、当社グループの事業、経営成績、ブランドイメージ及び社会的信用にも影響を及ぼす可能性があります。 (10) 景気動向と競合 当社グループの経営成績は景気動向、特に個人消費の動向に大きく影響を受けます。所得税、消費税、社会保険負担、景況感や物価動向など様々な外部要因による個人可処分所得の増減が個人消費に影響するため、政治経済状況を注意深く観察しておりますが、社会環境の見通しの誤りやその変化への対応が遅れる場合、適切な価格改定が行えない場合などにおいては、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。また、女性の社会進出や少子化など社会構造の変化に伴い、消費者の生活スタイルも変容しており、中食やデリバリーサービスの日常化など消費やマーケットの構造もその影響を受けております。これに伴い外食同業間だけでなく業態・業種を超えて顧客確保のための企業間競争がますます激化するなど、構造変化とその対応如何が当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。さらに、インバウンド需要が当社グループの経営成績に与える影響は年々拡大しており、感染症の再拡大や国際情勢の変化、為替動向等により訪日客数が減少した場合には、当社グループの事業の収益に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 自然災害 昨今の気候変動等により地球規模での自然災害が発生しております。特に日本においては東南海を震源とした地震に対する危険度の高まり、線状降水帯の発生頻度の増加、台風の大型化等が見受けられます。このような状況から大規模な地震等の自然災害が発生した場合に備え、当社グループでは専門部署を設置し、事業継続計画(BCP)の策定、防災訓練の実施、社員安否確認システムの整備などの対策を講じております。しかしながら、これらの自然災害により影響を受けた地域では、日常生活も深刻な状況となり、当社グループの店舗においても設備損傷、ライフラインの利用制限、さらに取引先、物流などのサプライチェーンの寸断により、正常な事業活動の継続が困難となり、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 法令遵守 当社グループは、国内外の様々な法令の枠のもとで営業活動を行っており、情報開示や研修等による啓蒙活動によって法令遵守の意識向上に努め、当社グループのリスク管理規程に基づきリスク管理委員会を設置し、当社グループ内の様々なリスクを適切に認識し、具体的対策を実施しておりますが、国内外の新たな法令制定、法改正への対応に不備が生じた場合、または法令違反等が発生した場合には、当社グループの信用に大きな影響を与えるとともに、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループはフランチャイズ契約による事業活動も展開しており、当社グループがフランチャイジーとして店舗を運営するブランドにおける法令違反、また当社グループが保有するブランドのフランチャイジーに対する指導不足等により法令に違反する事例が生じた場合、当社グループの信用に大きな影響を与えるとともに、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。加えて、当社グループの事業は食品衛生法を始めとして、国内外の様々な法的規制の枠組みの中で運営しております。このため、食品表示関連も含め、さらなる法的規制が強化された場合、これに対応するための新たな費用の発生等により、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (13) M&A戦略 当社グループは、持続的な成長に向けた既存事業の拡大や事業ポートフォリオの拡充を目的として、国内外において企業買収や資本提携を積極的に検討しております。投資の実行にあたっては、外部専門家を起用してデュー・デリジェンスを詳細に実施しております。しかしながら、経営管理体制・人事制度・ITシステム等の統合プロセスが計画通りに進捗しない場合や市場環境が著しく変化する場合などに、買収した企業の業績が事業計画を下回って推移した結果、のれんや無形資産の減損損失が発生し、当社グループの経営成績や財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 財務健全性 当社グループの既存の有利子負債は固定金利で調達しておりますので市場金利の上昇の影響は限定的ですが、金利が急速に上昇する場合は新たな資金調達において支払利息負担が増加し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)9,809字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営者の視点による当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (1) 経営成績等の状況の概要及び分析・検討内容 当連結会計年度における当社グループの経営成績等の状況の概要及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績の状況 (売上高及び営業損益) 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度から13,344百万円増加(+8.8%)し、165,495百万円となりました。高付加価値戦略に伴う販売価格の見直し等により既存店が伸長したことに加えて、新規出店も寄与いたしました。 当社グループのセグメント別売上高は、「(2) 生産、受注及び販売の実績」に記載のとおりであり、訪日外国人客の増加も下支えし、観光需要が回復基調となったことから、ホテル事業が大幅な増収となったことに加えて、外食事業やコントラクト事業、食品事業においても増収となりました。また、グループ共通アプリ「MyROYAL」の展開や高付加価値な商品提供、海外での新規出店等に取り組み、中期経営計画(2025年~2027年)の重点領域として掲げた「ブランド」「グローバル」「サステナビリティ」「人財中心経営」に対応した全社戦略を推進いたしました。 売上原価につきましては、前連結会計年度に比べ2,299百万円増加(+5.0%)しました。なお、売上原価が売上高に占める比率(売上原価率)は、前連結会計年度から1.0ポイント低下し28.9%となっております。これは、原価率が相対的に低いホテル事業の売上シェアが増加したことによるものであります。 販売費及び一般管理費につきましては、前連結会計年度に比べ10,726百万円増加(+10.8%)しました。販売費及び一般管理費が売上高に占める比率(販管費率)は、賃金改善に伴い、従業員給与の占める割合が上昇したことに加えて、営業施策の強化に伴う販売手数料や販売促進費、新規出店や改装などの設備投資による減価償却費が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ1.2ポイント上昇し66.4%となっております。 以上の結果、営業利益は7,685百万円(前期比+4.3%)となっております。 (営業外損益及び経常損益) 営業外収益は、機内食事業を行う関連会社において、持分法による投資利益が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ361百万円増加(+30.7%)し、1,541百万円となりました。また、営業外費用は、支払利息の増加などにより、前連結会計年度に比べ79百万円増加(+6.4%)し、1,309百万円となりました。 以上の結果、経常利益は7,917百万円(前期比+8.2%)、EBITDA(経常利益+減価償却費+のれん償却額+ネット支払利息)は2,209百万円増加(+14.5%)し、17,402百万円となっております。当連結会計年度については、国内外の堅調な観光需要を受けてホテル事業が伸長し、前期に対して増益となりました。中期経営計画(2025年~2027年)の2年目にあたる次期(2026年)においては、引き続き、重点領域として掲げた「ブランド」「グローバル」「サステナビリティ」「人財中心経営」に対応した全社戦略を推進してまいります。 (特別損益及び税金等調整前当期純損益) 特別利益は、受取補償金238百万円を計上したことなどにより、前連結会計年度から91百万円増加(+62.0%)し、238百万円となりました。また、特別損失は、収益性の低下等に伴う減損損失が787百万円増加したことなどにより、前連結会計年度から812百万円増加(+48.8%)し、2,479百万円となりました。 以上の結果、税金等調整前当期純利益は5,676百万円(前期比△2.1%)となっております。 (法人税等、当期純損益、非支配株主に帰属する当期純損益及び親会社株主に帰属する当期純損益) 法人税、住民税及び事業税につきましては、過年度に計上した繰越欠損金の解消が進んだことで、適正な税負担が生じる状況となり、前連結会計年度から2,085百万円増加し、2,753百万円となりました。一方で、法人税等調整額については、一部の子会社において税効果算定上の会社分類を見直したこと等に伴い、前連結会計年度から2,123百万円増加し、2,895百万円の利益計上となりました。法人税等(「法人税、住民税及び事業税」並びに「法人税等調整額」の合計額)全体では、これらの要因が相殺した結果、142百万円の利益となり、前連結会計年度と概ね同水準で推移しました。 これらの結果、当期純利益は5,818百万円(前期比△1.4%)となっております。 また、非支配株主に帰属する当期純損益は、非支配株主が存在する連結子会社の当期純損益のうち、その持分に相当する額でありますが、当連結会計年度についてはホテル事業を行う子会社の利益が増加したことなどにより、純利益158百万円を計上しております。 以上の結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は5,660百万円(前期比△4.5%)となりました。また、1株当たり当期純利益は57円48銭(前期比△2円72銭)となっており、中期経営計画(2025年~2027年)の最終年度目標として掲げる67円50銭の達成に向け順調に推移しております。なお、1株当たり当期純利益については、2026年1月1日付で実施した普通株式1株につき2株の割合の株式分割を考慮した数値としております。 各セグメント別の経営成績の状況については、次のとおりであります。 (外食事業) 当社グループの基幹である外食事業におきましては、ホスピタリティ・レストラン「ロイヤルホスト」、天丼・天ぷら専門店「てんや」、サラダバー&グリルレストラン「シズラー」、ピザレストラン「シェーキーズ」などのチェーン店のほか、ビアレストラン、カフェ、各種専門店等の多種多様な飲食業態を国内外で展開しております。 「ロイヤルホスト」では、国産食材消費を応援する企画として、日本の食材を活かしながらロイヤルホストの洋食メニューと掛け合わせた「Good JAPAN」を開催するなど、高付加価値な商品の提供を行いました。また、「ロイヤルホスト イオンモール仙台上杉店(宮城県仙台市)」「ロイヤルホスト 駒沢パーククォーター店(東京都世田谷区)」「ロイヤルホスト 名古屋納屋橋店(愛知県名古屋市)」の3店舗を出店いたしました。 「てんや」では、全国のご当地食材を使用したメニューの提供を行うとともに、「そば」の変更を実施する等、商品の品質向上の取り組みを行いました。また、「てんや イオンモール川口前川店(埼玉県川口市)」「てんや 千歳船橋店(東京都世田谷区)」「てんや 桜新町店(東京都世田谷区)」「てんや カメイドクロック店(東京都江東区)」の4店舗を出店するとともに、前期から取り組みを進めているリブランディング改装を推進し、ブランド価値の向上に取り組みました。 「専門店」では、ミドルサイズチェーンの「シズラー」において、日本食材の魅力を伝える企画として「Good JAPAN」、日本第1号店オープン以降の商品を振り返る企画として「ALL-STAR REVIVAL FAIR」を開催するとともに、「シズラー 新宿三井ビル店(東京都新宿区)」のリニューアルオープン、「シズラー 新宿東宝ビル店(東京都新宿区)」の新規出店を行いました。あわせて、ロイヤルガーデンカフェブランド関西1号店としてグラングリーン大阪南館に「Royal Garden Cafe うめきた(大阪府大阪市)」、ONE FUKUOKA BLDG.に「THE CONTINENTAL ROYAL & Goh(福岡県福岡市)」、代々木公園 BE STAGEに「Tiki's Tokyo(東京都渋谷区)」、キリンビール横浜工場内にレストラン「ビアポート(神奈川県横浜市)」、持分法適用の関連会社である双日ロイヤルカフェ㈱で「コスタコーヒー 武蔵小杉店(神奈川県川崎市)」「コスタコーヒー 桜新町店(東京都世田谷区)」を出店いたしました。また、海外では、直営事業展開を推進するベトナムにおいて、「THE ROYAL」「博多いねや」「炭火いねや」「焼肉いねや」「ROLLいねや」「ROLL&TEPPANいねや」の6店舗を出店いたしました。 上記施策を実施したことなどにより、国内外の外食事業で増収となりましたが、海外での新規出店に伴う初期費用の計上や原材料費の上昇を受けて、売上高は66,844百万円(前期比+6.0%)、経常利益は2,337百万円(前期比△26.9%)となりました。 (コントラクト事業) コントラクト事業におきましては、法人からの委託等により、空港ターミナルビル、高速道路サービスエリア・パーキングエリア、スポーツ施設、コンベンション施設、エンターテインメント施設、オフィスビル、医療施設、百貨店、官公庁等において、それぞれの立地特性に合わせた多種多様な飲食業態を展開しております。 当連結会計年度におきましては、国内外での堅調な観光需要を受けて、各事業ラインで売上高は増加いたしました。また、空港ターミナルビルでは「ソラテラス那覇空港国際線ターミナル店(沖縄県那覇市)」「ROYALキャフェテリアMIYABI(福岡県福岡市)」「JALラウンジ中部国際空港(愛知県常滑市)」「セブンイレブン大分空港店(大分県国東市)」「Standard Coffee大分空港店(大分県国東市)」「Standard Coffee中部国際空港第2ターミナルビル店(愛知県常滑市)」を出店し、同一空港拠点内での複数店舗展開を推進いたしました。また、事業所内等では「MLB café FUKUOKA(福岡県福岡市)」や大阪・関西万博内に「従業員食堂(大阪府大阪市)」「ラウンジ&ダイニング(大阪府大阪市)」の2店舗を出店したほか、「東北HERO'S CAFE(宮城県仙台市)」「セブンイレブン日本橋三越本店(東京都中央区)」を出店いたしました。 上記施策を実施したことなどにより、新規出店が増収に寄与いたしましたが、出店に伴う初期費用の計上などにより、売上高は53,364百万円(前期比+7.2%)、経常利益は2,656百万円(前期比△3.3%)となりました。 (ホテル事業) ホテル事業におきましては、「ひとと自然にやさしい、常にお客さまのために進化するホテル」を経営理念として掲げ、全国に「リッチモンドホテル」等を48店舗展開しております。 当連結会計年度におきましては、国内観光需要が底堅く推移したことに加えて、インバウンド需要の増加が下支えし、各ホテルで売上高は堅調なものとなりました。また、「リッチモンドホテル宇都宮駅前アネックス(栃木県宇都宮市)」「リッチモンドホテル名古屋納屋橋(愛知県名古屋市)」「リッチモンドホテル浅草(東京都台東区)」の3ホテルを改装し、料飲部門のリニューアルや客室・共用部の改善を行い、宿泊価値の向上に取り組みました。加えて、新しいホテルブランドの1号店として、「THE BASEMENT HOTEL Osaka Honmachi(大阪府大阪市)」を開業するとともに、将来の成長を企図し、ラグジュアリーホテルの開業に向けて、世界各国で展開するマイナー・ホテルズとの合弁で、ロイヤルマイナーホテルズ㈱を設立いたしました。 上記施策を実施したことなどにより、稼働率ならびに純客室単価が伸長し、売上高は41,416百万円(前期比+18.1%)、経常利益は6,849百万円(前期比+26.3%)となりました。 (食品事業) 食品事業におきましては、主に当社グループの各事業における食品製造、購買、物流業務等のインフラ機能を担っているほか、グループ外企業向けの「業務食」および家庭用フローズンミール「ロイヤルホストデリ」の製造も行っております。 当連結会計年度におきましては、一部生産ラインの縮小等により、グループ外部向けの出荷が減少したものの、グループ店舗の堅調な売上推移を受けて、内部向けの製造販売量が増加したことに加えて、たびスル㈱を完全子会社化したことから、売上高は12,955百万円(前期比+3.9%)、経常利益は452百万円(前期比+320.7%)となりました。 (その他) その他の事業は不動産賃貸や持分法適用の関連会社による機内食事業等であります。 当連結会計年度におきましては、国際線の航空需要の回復による機内食事業の改善により、売上高は316百万円(前期比△3.4%)、経常利益は973百万円(前期比+61.7%)となりました。 ② 財政状態の状況 (資産) 流動資産は、未収入金の減少等に伴いその他の流動資産が966百万円減少した一方、売上高の増加等に伴う売掛金の増加1,077百万円や棚卸資産の増加504百万円があったことなどにより、前連結会計年度末から819百万円増加(+2.3%)し、36,974百万円となりました。 固定資産のうち有形固定資産は、減価償却費7,066百万円、減損損失1,702百万円などの減少要因に対し、各事業における新規出店や、既存店舗の改装・改修等の設備投資額(リース資産を含む)として11,336百万円を計上しており、前連結会計年度末から2,410百万円増加(+4.8%)し、52,365百万円となりました。無形固定資産は、たびスル㈱の新規連結に伴うのれん等の計上などにより、前連結会計年度末から5,460百万円増加(+32.4%)し、22,293百万円となりました。また、投資その他の資産は、一部の子会社において、税効果算定上の会社分類を見直したこと等による繰延税金資産の増加2,079百万円や、持分法による投資利益の計上等による投資有価証券の増加1,511百万円などにより、前連結会計年度末から3,333百万円増加(+13.4%)し、28,129百万円となりました。 これらにより、資産合計は、前連結会計年度末に比べ12,024百万円増加(+9.4%)し、139,763百万円となりました。 (負債) 流動負債は、業績の回復や繰越欠損金の解消等に伴い未払法人税等が2,144百万円増加したことを主な要因として、前連結会計年度末に比べ2,271百万円増加(+7.5%)し、32,370百万円となりました。 固定負債は、設備投資や子会社株式の取得等に向けた資金調達により、長期借入金が5,125百万円増加したことを主な要因として、前連結会計年度末に比べ4,746百万円増加(+10.1%)し、51,910百万円となりました。 これらにより、負債合計は、前連結会計年度末に比べて7,017百万円増加(+9.1%)し、84,281百万円となりました。 (純資産) 純資産のうち、株主資本につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益5,660百万円等の増加要因、配当金の支払い1,591百万円等の減少要因により、前連結会計年度末から4,081百万円増加(+8.5%)し、51,864百万円となりました。 その他の包括利益累計額は、上場株式の時価の上昇等に伴う、その他有価証券評価差額金の増加376百万円等により、前連結会計年度末から394百万円増加(+16.0%)し、2,860百万円となりました。 以上により、株主資本にその他の包括利益累計額を加えた自己資本は54,725百万円となり、前連結会計年度末から4,475百万円増加(+8.9%)しております。 総資産のうち自己資本の占める割合である自己資本比率は、投資活動等の結果に伴い総資産が増加したものの、利益の積み上げにより自己資本も増加したことから、前連結会計年度末と同水準の39.2%となり、財務基盤の健全性は維持されております。また、親会社株主に帰属する当期純利益の自己資本に対する割合である自己資本利益率(ROE)は10.8%となりました。当社グループの中期経営計画(2025年~2027年)においては、最終年度の目標として、自己資本比率40%程度、自己資本利益率(ROE)12%を掲げておりますが、自己資本比率は目標値とする水準を維持しており、自己資本利益率(ROE)についても目標達成に向けた順調な推移となっております。 なお、自己資本に、非支配株主が存在する連結子会社の資本のうち、その持分に相当する額である非支配株主持分を合計した純資産全体では、前連結会計年度末に比べ5,006百万円増加(+9.9%)し、55,481百万円となっております。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、投資活動による支出が、営業活動による収入及び財務活動による収入の合計額を上回りましたが、新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額があったことで、前連結会計年度末に比べ204百万円増加し、19,566百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、外食事業やコントラクト事業などの各事業における顧客からの売上代金の受取から、食材等の仕入、販売費及び一般管理費、法人税等の支払いなどを控除したキャッシュ・フローであります。当連結会計年度の法人税等の還付・支払前のキャッシュ・フロー(収入)は、前連結会計年度に比べ4,770百万円収入が増加し、16,139百万円の収入になっており、営業活動によるキャッシュ・フロー全体でも、前連結会計年度に比べ5,414百万円収入が増加し、15,778百万円の収入となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、各事業の新規出店や改装・改修などによる設備投資のほか、持続的な成長に向けた戦略的なM&A等による支出であります。前連結会計年度との比較では、当連結会計年度に、たびスル㈱の株式取得に伴う、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出5,112百万円を計上しているのに加え、有形固定資産の取得による支出が2,618百万円増加したことなどにより、投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ6,821百万円支出が増加し、16,664百万円の支出となりました。 以上の結果、営業活動によるキャッシュ・フロー及び投資活動によるキャッシュ・フローにより算定されるフリーキャッシュ・フローは、前連結会計年度は520百万円の収入でしたが、当連結会計年度では886百万円の支出となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期及び短期借入金の借入による収入及び返済による支出、ファイナンス・リース債務の返済による支出などであります。前連結会計年度との比較では、長期借入れによる収入が8,000百万円増加したことを主な要因として、財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度は7,743百万円の支出でしたが、当連結会計年度では774百万円の収入となりました。 (資本の財源) 当社グループの事業活動において必要となる資金については、営業活動によるキャッシュ・フローで獲得した資金を充当することを基本とし、内部資金に不足が生じる場合については、金融機関からの借入による資金調達を行うほか、不動産賃貸借契約等に基づくファイナンス・リース取引などを行っております。 長期資金の調達については、事業計画に基づく資金の使途、資金需要、金利動向等の調達環境、既存借入金の償還時期等を考慮の上、調達規模、調達手段を適宜判断して実施しております。 当連結会計年度におきましては、取引銀行8行から、総額16,000百万円の長期借入金の資金調達を行っているほか、主としてホテル事業の改装・改修に係るファイナンス・リース取引により、総額1,510百万円のリース債務を計上しております。 なお、当連結会計年度末時点において決定している重要な設備の新設等の計画については「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりでありますが、次期におきましては、既存事業において前年度を上回る積極的な設備投資を計画しており、総額152億円(リース25億円を除く)を見込んでおります。セグメント別の内訳につきましては、外食事業(海外含む)で73億円、コントラクト事業で7億円、ホテル事業で50億円、食品事業で4億円、その他事業で4億円、全社部門で14億円(うちシステム関連6億円)を計画しております。また、これらの設備投資に加え、持続的な企業価値の向上に向け、機動的な成長投資(資本出資等)についても適宜検討してまいります。 (資金の流動性) 当社グループでは、国内の子会社に対してキャッシュ・マネジメント・システムを導入し、グループ内の効率的な資金管理を行っており、各社・各部署からの報告に基づき適時に資金繰計画を作成・更新するとともに、手元流動性を維持するなど、当社において当社グループの流動性リスクを一元的に管理する体制を構築しております。 なお、流動比率(流動負債に対する流動資産の割合)は、未払法人税等の増加など一時的な要因により、前連結会計年度比5.9ポイント低下し114.2%となっておりますが、依然、当社グループの事業運営上に必要な資金の流動性は十分に確保しているものと認識しております。また、当連結会計年度においては、運転資金等の機動的かつ安定的な調達を行うため、取引銀行との間で総額100億円の貸出コミットメント契約を新たに締結(当連結会計年度末において全額未使用)しており、資金確保の安定性をより一層強固なものとしております。 (2) 生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) 食品事業(百万円)   8,964   98.6 合計(百万円)   8,964   98.6 (注)金額は製造原価によっております。 ② 受注実績 当社グループは、主に販売計画に基づいて生産計画を立てて生産しております。一部受注生産を行っておりますが、受注高及び受注残高の金額に重要性はありません。 ③ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) 外食事業(百万円)   66,844   106.0 コントラクト事業(百万円)   53,364   107.2 ホテル事業(百万円)   41,416   118.1 食品事業(百万円)   12,955   103.9 報告セグメント計(百万円)   174,582   108.9 その他(百万円)   316   96.6 合計(百万円)   174,898   108.8 (注)セグメント間の取引を含めた金額によっております。 (3) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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出典

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