概要
カッパ・クリエイトは、回転ずしチェーン「かっぱ寿司」を全国展開する企業である。子会社ジャパンフレッシュを通じ、コンビニエンスストア向け寿司・調理パンの製造も手掛ける二軸の事業構成を持つ。2026年3月期の連結売上高は732億円、従業員数801名。東京証券取引所市場第一部に上場(2003年11月)。親会社は株式会社コロワイド。低価格帯(税込110円)と店内製造による鮮度を特徴とするが、原材料高騰や減損損失の影響で営業利益率は低く、直近は純損失を計上している。
回転寿司とデリカの二事業で構成されるグループ
売上高の大半を回転寿司事業が占めるが、デリカ事業も一定の規模を持つ。2026年3月期のセグメント別売上高は開示されていないが、過去の傾向から回転寿司事業が約7割、デリカ事業が約3割と推定される。両事業とも原材料高騰の影響を受けており、特に回転寿司事業では価格競争が激しく、低価格帯の維持が収益を圧迫している。
低収益力と減損損失が続く財務体質
経営指標としてROE8%以上、ROIC6%以上を掲げるが、2026年3月期はROEがマイナスとなるなど、達成が難しい状況が続く。収益改善のため、既存店の客数回復やコスト最適化に取り組むが、即効性は見えにくい。
ロードサイド中心から駅前へシフトする店舗戦略
店舗フォーマットはセルフレーン方式(タッチパネル注文)が基本で、客席は最大300席(練馬店)まで対応する。近年はDX投資を加速し、自動案内システムは累計287店舗、セルフレジは累計249店舗に導入。AIを活用したシフト作成やトレーニングマニュアルの整備も進めている。
コロワイドグループ傘下でのシナジー追求
グループ全体の売上高は非開示だが、当社の売上高は732億円とグループ内で一定の規模を占める。親会社との関係は安定しており、資金調達面でもグループ内で対応している。
コンプライアンス違反と訴訟が経営リスクに
こうした状況の中、当社はESGへの取り組みを強化。環境面では配送頻度の見直しや省エネ装置導入、社会面では障害者雇用や女性管理職登用、ダイバーシティ推進を進めている。ガバナンス面では社外取締役数の増加や指名報酬諮問委員会の設置など、再発防止を図っている。
業界の中での役割は飲食店運営(回転寿司)と惣菜製造業(デリカ事業)の2軸で展開。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 回転寿司事業 | 592億円 | 81.0% | 5億円 | 0.8% |
| デリカ事業 | 139億円 | 19.0% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01回転寿司事業主力
「かっぱ寿司」ブランドで全国に直営店を展開。一皿100円(税込110円)からの価格帯で、にぎり・軍艦・サイドメニューを提供。店舗はセルフレーン方式(タッチパネル注文)やスマートフォン注文に対応。海外展開も行う。
- 回転寿司(店舗飲食)
- ネタ・シャリ・サイドメニューをベルトコンベアで提供。多彩な鮮魚や創作寿司が特徴。
- テイクアウト・デリバリー
- 持ち帰り用寿司セット・丼もの。宅配サービスも一部店舗で実施。
02デリカ事業準主力
子会社ジャパンフレッシュが、主に本州のコンビニエンスストア・スーパーマーケット向けに寿司(にぎり、手巻き、丼)や調理パン(サンドイッチ、おにぎり等)を製造・販売。グループ外への供給が主体。
主要顧客コンビニエンスストア、スーパーマーケット
- コンビニ向け寿司
- にぎり寿司、手巻き寿司、海苔巻き、ちらし寿司等の製造。
- 調理パン
- サンドイッチ、ホットドッグ、総菜パンなどの製造・販売。
製品と技術
税込110円の基本寿司と期間限定フェアの商品戦略
グランドメニューの改廃を定期的に行い、アクティブシニア向け優待カードや平日限定割引、食べ放題の全店拡大など、多様な顧客層を狙う。デリバリーではUber Eats加盟店235店舗で店頭同価格を実現し、利便性を高めている。
店内製造(ライブキッチン)と鮮度管理の仕組み
店舗オペレーションでは、タッチパネル注文とスマートフォン注文(スマホオーダー)を併用。注文データはリアルタイムでキッチンに伝わり、ベルトコンベアで客席まで届く。近年は高速レーンや自動案内システム、セルフレジ、テイクアウト専用ロッカーを導入し、省力化と顧客利便性を両立している。
子会社ジャパンフレッシュが手掛けるコンビニ向け寿司・調理パン
この事業は回転寿司事業とは異なる収益基盤を持ち、連結業績の安定化に寄与する。ただし、原材料高騰の影響は共通しており、価格転嫁の難しいコンビニ向けビジネスゆえに利益率は低い。グループ内のシナジーとして、コロワイドグループの業態間連携によるメニュー開発や調達コスト削減が進められている。
DXとAI活用による店舗オペレーションの効率化
これらの取り組みにより、人件費の抑制と顧客待ち時間の短縮を実現。ただし、投資負担も大きく、すぐに収益改善に結びついていない。今後の展開として、多言語対応の案内システムや新たな店舗設備の実証実験を継続している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
小売業のなかでの位置
回転寿司で主力、競争激化で収益性課題
カッパ・クリエイトは回転寿司チェーン「かっぱ寿司」を主力とする外食企業で、業界内では中堅規模。同業の光フードサービスやトライアルホールディングスと比較しても店舗数や売上で劣る。近年は競争激化や原材料高の影響を受け、2025年3月期の営業利益率は1.91%、2026年3月期は0.68%と低水準。収益改善のため、価格戦略やコスト削減が課題。
強み
- 「かっぱ寿司」として全国的に知られており、ファミリー層を中心に根強い人気がある。
- 全国に多数の店舗を持ち、規模による仕入れ力や販促効果を発揮できる点。
- 回転寿司の中でも低価格帯に位置し、価格敏感な顧客を取り込んでいる。
- デリバリーサービスを強化しており、来店減少に対応するチャネルを持っている。
課題
- 営業利益率が1%前後と低く、原材料費や人件費上昇への耐性が弱い。
- 同業の大手チェーンと比較して明確な差別化が難しく、価格競争に陥りやすい。
- 一部既存店舗の老朽化が進み、リニューアル投資が必要だが財務余力に限りがある。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
食品・飲料の時価総額近傍。太字がカッパ・クリエイト
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2264森永乳業 | 984億円 | 16.6倍 |
| 2 | 2590ダイドーグループホールディングス | 981億円 | — |
| 3 | 2292S Foods | 945億円 | 10.0倍 |
| 4 | 2117ウェルネオシュガー | 921億円 | 14.2倍 |
| 5 | 7130ヤマエグループホールディングス | 805億円 | 7.3倍 |
| 6 | 7421カッパ・クリエイト | 795億円 | — |
| 7 | 2585ライフドリンク カンパニー | 786億円 | 22.6倍 |
| 8 | 2613J-オイルミルズ | 774億円 | 16.1倍 |
| 9 | 8079正栄食品工業 | 768億円 | 19.3倍 |
| 10 | 1379ホクト | 726億円 | 11.4倍 |
| 11 | 2695くら寿司 | 716億円 | 39.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。
会社の歴史
沿革 41件
株式会社ニッシンとティ・エム・ティの合併で現商号に
合併後もM&Aを継続し、1996年1月には株式会社得得の全株式を取得、西日本エリアへの足がかりとする。同年11月には株式会社ヨロイより新潟市の2店舗を買収。関東・関西・中部と広域展開の基盤を築いた。
1994年の店頭登録で資本市場への道を開く
ニュータイプ店舗は内装やオペレーションを刷新し、競合との差別化を図る試みであった。2000年3月には首都圏第1号店として横浜市戸塚店を出店。2001年6月には東京都練馬区に300席の大型店舗「練馬店」をオープンし、ブランド力を高めた。
2003年の東証一部上場とゼンショーとの提携劇
ゼンショーとの提携解消後、2011年4月にはエーエム・ピーエム・関西をファミリーマートに譲渡し、コンビニ運営から撤退。回転寿司とデリカに経営資源を集中させる方針を明確にした。
韓国進出とデリカ事業買収で事業ポートフォリオを拡充
これらの投資により、回転寿司事業の海外展開とデリカ事業の成長基盤が整った。ただし、韓国事業はその後大きな拡大には至っておらず、国内デリカ事業が連結業績に貢献する形となった。
低成長と訴訟リスクに直面する2010年代後半以降
経営指標としてROE8%以上を掲げるが、2026年3月期は純損失により達成できない見込み。中長期的には、既存店の客数回復とコスト最適化が課題となっている。
年表41件を開く
1980年代
- 1983年8月創業有限会社日伸食品(元有限会社長野フーズ)を組織変更し、株式会社日伸食品として設立(この時点の出店数は、長野県下4市に8店舗)
- 1984年11月関東地区進出第1号店を埼玉県八潮市にオープン
- 1985年4月長野県上田市に工場・ライスセンター・配送センター建設
- 1986年4月埼玉県大宮市(現さいたま市)に工場・配送センター建設
- 1988年1月株式会社ニッシンに商号を変更(この時点で、6県下37店舗出店)
- 1988年2月大宮本社建設(本社機構を埼玉県大宮市に移転)
- 1988年12月埼玉県大宮市三橋に工場を建設
- 1989年8月M&Aカッパ不動産株式会社を合併
1990年代
- 1991年12月株式会社ティ・エム・ティの株式を取得し、同社を100%子会社とする
- 1992年2月M&A大宝食品工業株式会社及びその子会社より9店舗買収
- 1992年6月M&Aカッパ・クリエイト株式会社(旧株式会社ティ・エム・ティ)を形式上の存続会社とし、実質上の存続会社株式会社ニッシンと合併
- 1993年8月本社を埼玉県大宮市宮原町(現北区宮原町)に移転
- 1994年12月日本証券業協会に株式を店頭登録
- 1996年1月株式会社得得の株式を取得し、同社を100%子会社とする
- 1996年6月大阪府大阪市に子会社得得の直営第1号店高見プラザ店オープン
- 1996年9月兵庫県加西市にグループ会社西日本地区の物流拠点となる関西商品管理センターを新設
- 1996年11月M&A株式会社ヨロイより新潟市の2店舗を買収
- 1996年12月埼玉県上尾市に関東商品管理センター並びに上尾工場建設、配送センター、大宮工場移転
- 1997年10月上田工場を閉鎖し、上尾工場に製造機能集約
- 1998年11月グループ会社の事業規模拡大に備えるため大阪府大阪市に関西商品管理センターを移転
- 1999年4月京都府京都市に「かっぱ寿司」ニュータイプ第1号店として伏見店オープン
2000年代
- 2000年3月神奈川県横浜市に「かっぱ寿司」ニュータイプ首都圏第1号店として戸塚店オープン
- 2001年6月寿司事業最大規模店舗「練馬店」(300席)を東京都練馬区にオープン
- 2001年10月上尾工場増設工事完了
- 2003年2月株式会社家族亭と業務・資本提携の基本合意をする
- 2003年5月創業KGアセット・マネジメント株式会社を設立
- 2003年11月上場東京証券取引所市場第一部に上場
- 2004年4月本社を埼玉県さいたま市大宮区桜木町に移転
- 2004年6月関東商品管理センター及び上尾工場増設
- 2006年5月商号変更株式会社エーエム・ピーエム・近鉄(株式会社エーエム・ピーエム・関西に商号変更、2011年4月譲渡)の株式を取得し持分法適用会社とする
- 2007年3月株式会社ゼンショーと資本業務の提携をし、株式会社ゼンショーの持分法適用会社となる
- 2007年5月株式会社得得の株式売却
- 2007年9月株式会社家族亭の株式売却
- 2007年10月株式会社ゼンショーと資本業務の提携を凍結
- 2008年8月株式会社エーエム・ピーエム・関西の株式を追加取得し、連結子会社とする
- 2008年8月株式会社ゼンショーと資本業務の提携を解消
- 2009年4月創業韓国釜山広域市にカッパ・クリエイトコリア株式会社を設立
2010年代
- 2010年7月兵庫県尼崎市に工場・配送センターを建設
- 2010年12月創業F.デリカッパ株式会社を設立
- 2011年3月株式会社ジャパンフレッシュの株式を取得し、連結子会社とする
- 2011年4月株式会社エーエム・ピーエム・関西を株式会社ファミリーマートへ譲渡
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で801人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は469万円で、9期前と比べて+7.6%。平均年齢は39.8歳、平均勤続年数は14.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 986 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 917 | — |
| 2019年3月 | 436 | 37.2 | 11.3 | 873 | — |
| 2020年3月 | 458 | 37.8 | 11.6 | 816 | — |
| 2021年3月 | 424 | 38.3 | 12.2 | 819 | — |
| 2022年3月 | 417 | 38.9 | 13.0 | 790 | — |
| 2023年3月 | 429 | 39.0 | 13.7 | 798 | — |
| 2024年3月 | 437 | 39.2 | 14.0 | 784 | — |
| 2025年3月 | 451 | 39.4 | 14.0 | 799 | 175 |
| 2026年3月 | 469 | 39.8 | 14.5 | 801 | 62 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社5社(国内 4 / 海外 1) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社SPCカッパ神奈川県 横浜市西区議決権50.6%
- 国内株式会社コロワイド(注)1.2.神奈川県 横浜市西区議決権50.6%
- 国内株式会社ジャパンフレッシュ(注)2.神奈川県 横浜市西区議決権86.6%
- 国内カッパ・クリエイトコリア株式会社釜山広域市 蓮堤区議決権80.0%
- 海外PT KAPPA CREATE INDONESIAインドネシア共和国 ジャカルタ首都特別州議決権99.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は732億円、営業利益は5億円。前期と比べると増収減益で、売上が+0.0%、利益が-64.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 798億円 | 732億円 |
| 営業利益 | 14億円 | 5億円 |
| 純利益 | 9億円 | -4億円 |
| 1株あたり配当 | — | ¥5 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は178億円、営業利益は−7億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+1.1%、営業利益は−800.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 178 | — | — | −14 |
| 2024年1Q | 176 | 1 | 0.6 | 1 |
| 2024年2Q | 186 | 6 | 3.2 | 5 |
| 2024年3Q | 179 | 3 | 1.7 | 2 |
| 2024年4Q | 181 | — | — | 6 |
| 2025年2Q | 370 | 5 | 1.4 | 5 |
| 2025年4Q | 362 | 9 | 2.5 | 5 |
| 2026年2Q | 370 | 8 | 2.2 | 7 |
| 2026年4Q | 362 | −3 | −0.8 | −11 |
| 2027年1Q | 178 | −7 | −3.9 | −8 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年2月期からの14期で、売上は941億円から732億円へ78%に減った。直近期の営業利益率は0.7%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 941 | — | 7 | — | −22 |
| 2014年2月 | 934 | — | −19 | — | −71 |
| 2015年3月 | 876 | — | 8 | — | −135 |
| 2016年3月 | 803 | — | 27 | — | 53 |
| 2017年3月 | 794 | — | −3 | — | −58 |
| 2018年3月 | 787 | — | 5 | — | 8 |
| 2019年3月 | 762 | — | 8 | — | 1 |
| 2020年3月 | 748 | — | 15 | — | −3 |
| 2021年3月 | 649 | — | −15 | — | −11 |
| 2022年3月 | 672 | — | −19 | — | 7 |
| 2023年3月 | 704 | — | −11 | — | −30 |
| 2024年3月 | 722 | — | 17 | — | 14 |
| 2025年3月 | 732 | 14 | 15 | 1.9 | 10 |
| 2026年3月 | 732 | 5 | 6 | 0.7 | −4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高732億円のうち、営業利益として残るのは5億円で0.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-4億円、売上の-0.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金48.4%354億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金50.8%372億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.7%5億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが25億円、投資CFが−21億円で、差し引きのフリーCFは4億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は60億円で、売上の1.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 57 | −35 | −25 | 22 | 37 |
| 2014年2月 | 1 | 8 | −19 | 9 | 26 |
| 2015年3月 | 82 | 0 | −30 | 82 | 66 |
| 2016年3月 | 31 | −10 | −37 | 21 | 50 |
| 2017年3月 | 19 | −14 | −11 | 5 | 45 |
| 2018年3月 | 25 | 14 | −8 | 39 | 76 |
| 2019年3月 | 18 | −11 | −32 | 7 | 51 |
| 2020年3月 | 37 | −21 | −8 | 16 | 59 |
| 2021年3月 | −5 | −6 | 31 | −11 | 79 |
| 2022年3月 | 26 | 3 | −14 | 29 | 94 |
| 2023年3月 | 25 | −11 | −33 | 14 | 75 |
| 2024年3月 | 36 | −25 | −6 | 11 | 79 |
| 2025年3月 | 38 | −19 | −19 | 19 | 79 |
| 2026年3月 | 25 | −21 | −23 | 4 | 60 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は290億円。このうち返さなくてよい自己資本が102億円で、自己資本比率は35.2%(業種中央値47.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 572 | 219 | 353 | 37.8 |
| 2014年2月 | 497 | 166 | 331 | 32.8 |
| 2015年3月 | 351 | 121 | 230 | 33.4 |
| 2016年3月 | 353 | 176 | 177 | 49.8 |
| 2017年3月 | 296 | 110 | 186 | 37.0 |
| 2018年3月 | 320 | 119 | 201 | 37.1 |
| 2019年3月 | 291 | 119 | 172 | 40.8 |
| 2020年3月 | 289 | 121 | 168 | 41.8 |
| 2021年3月 | 320 | 110 | 210 | 34.1 |
| 2022年3月 | 316 | 117 | 199 | 36.8 |
| 2023年3月 | 289 | 87 | 202 | 29.8 |
| 2024年3月 | 302 | 101 | 201 | 33.2 |
| 2025年3月 | 311 | 109 | 202 | 34.9 |
| 2026年3月 | 290 | 102 | 187 | 35.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で322社中235位あたり、逆に低いのは配当利回りで322社中314位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,609で、1年前と比べて-1.3%。過去52週の値幅のなかでは74%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 84.7倍 |
| PBR | 8.41倍 |
| 配当利回り | 0.31% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で約11.6%上昇し、特に7/29は前日比+4.8%と急騰。終値1651円は25日移動平均線(1520円)を+8.6%上回り強い上昇トレンド。52週高値1699円に接近しており、上値抵抗線が意識される。出来高も7/29に268,700株と急増し、買い優勢。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)。
PBRが7.98倍と業界平均2.96倍を大きく上回り、ROEは-3.7%と赤字であるため、株価純資産倍率の観点から割高と判断。配当利回りは0.3%と低く、業界平均13.5%を大幅に下回る。利益が減少傾向で、今期は赤字予想であり、収益力低下が懸念される。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 84.7倍 | — |
| PBR | 8.41倍 | 2.44倍 |
| ROE | -3.7% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
営業利益率が低く、2026年3月期は再び赤字転落の計画。強気派は店舗リニューアルやデリバリー強化で客数回復を期待するが、弱気派は原材料高と競争激化で収益改善は困難とみる。PBRが8倍近くと高く、収益力に見合わないとの指摘もある。
- 店舗リニューアル効果
改装店舗で客数増加、既存店売上回復の兆し
- デリバリー・テークアウト
新チャネルが売上を下支え、成長期待
- ブランド力の安定性
「かっぱ寿司」の認知度は高く、一定の需要
- 外食需要回復による収益改善2026年下期影響中
客数回復で売上増加、固定費負担軽減
- 不採算店舗の撤退効果次回決算影響中
店舗数削減でコスト削減、利益率改善
- 時価総額816億円と小粒、バイアウト魅力不定影響強
PBR8倍と割高だが、ブランド価値あり
- 配当維持で株主還元通年影響弱
配当利回り0.3%と低いが継続期待
- 低収益体質
営業利益率1〜2%、コスト上昇で簡単に赤字
- 業績の悪化予想
2026年3月期は赤字計画、改善見込めず
- バリュエーション割高
PBR8倍、収益力に対して株価が過大評価
- 2026年3月期の最終赤字転落年間影響強
純損失4億円、営業利益5億円と大幅減益
- PBR8倍と割高、バリュエーション懸念継続影響中
ROEマイナスでPBR是正リスク
- 競争激化による売上停滞継続影響弱
売上高732億円と横ばい、市場シェア低下
- 原材料高と人件費上昇継続影響中
利益率1%未満、コスト増が直撃
- 既存店売上高前年比
- 店舗リニューアルや客数動向を測る
- 営業利益率
- 低収益体質からの脱却が進むか確認
- デリバリー・テークアウト比率
- 新チャネルの成長度合いを測る
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり5円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは0.31%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 5 | — | 31.9 |
| 2019年3月 | 5 | 0.0 | 1136.4 |
| 2024年3月 | 5 | 0.0 | 18.1 |
| 2025年3月 | 5 | 0.0 | 21.5 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥5
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ155,055人。区分でいちばん多いのは事業法人で50.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が57.5%を占め、残る42.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 50.9 | 50.9 | 50.7 | 50.8 | 50.7 | 50.7 |
| 個人・その他 | 38.1 | 40.5 | 38.5 | 39.9 | 39.7 | 40.3 |
| 金融機関 | 6.7 | 6.7 | 7.6 | 6.8 | 8.1 | 6.7 |
| 外国法人 | 4.1 | 1.5 | 2.1 | 2.0 | 1.3 | 2.0 |
| 証券会社 | 0.2 | 0.4 | 1.0 | 0.5 | 0.1 | 0.2 |
| 自己株式 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社SPCカッパ | 50.48 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 5.17 |
| 03 | みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 みずほ銀行口 再信託受信者 株式会社日本カストディ銀行 | 0.78 |
| 04 | カッパ・クリエイト従業員持株会 | 0.52 |
| 05 | UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 0.48 |
| 06 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.42 |
| 07 | JPMSLLC CL JPY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 0.31 |
| 08 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口4) | 0.22 |
| 09 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 510372(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.21 |
| 10 | BNP PARIBAS NEW YORK BRANCH - PRIME BROKERAGE CLEARANCE ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 0.17 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+86%、1株純資産は14期で−63%。直近期のROEは-3.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | −58 | 564 | −9.7 | — | — |
| 2014年2月 | −179 | 407 | −37.5 | — | — |
| 2015年3月 | −316 | 242 | −96.0 | — | — |
| 2016年3月 | 109 | 361 | 36.1 | 11.3 | 17.3 |
| 2017年3月 | −119 | 225 | −40.7 | — | — |
| 2018年3月 | 17 | 244 | 7.1 | 77.5 | 31.9 |
| 2019年3月 | 3 | 243 | 1.2 | 494.5 | 1136.4 |
| 2020年3月 | −5 | 245 | −2.2 | — | — |
| 2021年3月 | −23 | 222 | −10.0 | — | — |
| 2022年3月 | 15 | 236 | 6.5 | 90.7 | — |
| 2023年3月 | −62 | 175 | −30.0 | — | — |
| 2024年3月 | 28 | 203 | 15.0 | 57.3 | 18.1 |
| 2025年3月 | 21 | 220 | 9.9 | 68.9 | 21.5 |
| 2026年3月 | −8 | 207 | −3.7 | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額74百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 山角豪 | 代表取締役社長 | 48 | 9,000 |
| 福谷史郎 | 取締役 | 47 | 1,498 |
| 河本拓也 | 取締役 | 60 | — |
| 角田朗 | 取締役(監査等委員) | 64 | 1,311 |
| 才門麻子 | 取締役(監査等委員) | 66 | — |
| 木村敬子 | 取締役(監査等委員) | 49 | — |
| 中西麻理 | 取締役(監査等委員) | 46 | — |
| 高橋説子 | 取締役(監査等委員) | 59 | — |
| 暮部麻子 | 取締役(監査等委員) | 55 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 35 | 7 | 42 | 14 |
| 社外取締役 | 4 | 24 | — | 24 | 6 |
| 取締役(社内) | 1 | 8 | — | 8 | 8 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容408字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,698字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,881字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)9,185字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 半期報告書半期報告書-第48期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第47期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-19
- 半期報告書半期報告書-第47期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第46期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第46期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第46期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第46期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第45期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-23
- 四半期報告書四半期報告書-第45期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第45期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第45期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-15
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