本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

正栄食品工業

SHOEI FOODS CORPORATION8079 · Prime · 卸売業

製菓・製パン向け食品原材料の総合商社。ナッツ・ドライフルーツの加工販売で業界を支える。

概要

正栄食品工業は、製菓・製パン業界向けにナッツ、ドライフルーツ、チョコレート等の食品原材料を国内外から調達し、加工・製造して販売する食品専門商社である。1947年11月設立、東京都台東区に本社を置く。連結従業員1,483名。2025年10月期の連結売上高は1,249億円。東京証券取引所プライム市場に上場。事業は日本・米国・中国の3地域で展開し、自社工場での加工と米国での農園経営も手掛ける。

食品商社と食品メーカーの二面性を持つ事業構造

正栄食品工業の事業は、商社機能とメーカー機能を融合させている点に特徴がある。商社としては、製菓・製パン業界を中心とした食品メーカーに対し、国内外から仕入れたナッツ・ドライフルーツ・乳製品・チョコレート等の原材料を供給する。同時に、自社グループ内に複数の加工工場を抱え、原材料の加工・製造も手掛ける。連結子会社である㈱正栄デリシィ、㈱ロビニア、㈱京まろん、筑波乳業㈱などが菓子類や乾果実の加工を担い、製品は当社を通じて販売される。この垂直統合型の体制により、原料調達から加工・販売までの一貫したバリューチェーンを構築し、顧客ニーズへの柔軟な対応と付加価値の創出を図っている。

4品目カテゴリーで構成される収益構造

連結売上高は、乳製品・油脂類、製菓原材料類、乾果実・缶詰類、菓子・リテール商品類の4品目に区分される。2025年10月期の実績では、乾果実・缶詰類が447億63百万円で全体の35.8%を占め最大のカテゴリーである。次いで乳製品・油脂類が385億95百万円(30.9%)、菓子・リテール商品類が208億78百万円(16.7%)、製菓原材料類が206億48百万円(16.5%)となっている。乾果実類の増収はアーモンド、クルミ、レーズン等の価格上昇と数量増による。乳製品は粉乳やバターの輸入品が牽引し、製菓原材料類はチョコレート加工品や焼き菓子が伸びた。菓子・リテール商品類はNB・PBのチョコレート菓子やプルーン小袋が増収に寄与した。

日本・米国・中国の3地域セグメント体制

正栄食品工業グループは、日本・米国・中国の3つの地域セグメントで事業を展開する。日本セグメントが売上の約87%を占め、2025年10月期は1,091億28百万円(前期比6.2%増)、セグメント利益は46億2百万円であった。米国セグメントは売上99億84百万円(同11.6%増)、利益4億70百万円。クルミとプルーンの農園経営と加工販売が中心で、作柄による数量変動はあるが価格上昇が補った。中国セグメントは売上116億81百万円(同10.9%増)、利益3億21百万円。中国内でのナッツ販売が好調だが、物流体制見直しの一時費用が利益を圧迫した。3セグメントとも増収だが、利益率には差があり、日本と米国は堅調、中国は改善途上にある。

グループ企業とそれぞれの役割分担

連結子会社9社がグループの中核を成す。日本では、㈱正栄デリシィと㈱ロビニアが菓子類を製造し、㈱京まろんが製菓原材料・乾果実・リテール商品を加工する。筑波乳業㈱は乳製品や乾果実の加工を担当し、自社販売部門も持つ。㈱スノーベルは菓子の委託販売、近藤製粉㈱は米穀粉の委託販売、成光商事㈱は保険代理店業務を行う。米国ではShoEi Foods (U.S.A.), Inc.がクルミ・プルーン・アーモンドの農園経営と加工販売、及び乾果実の輸出を担う。中国では青島秀愛食品有限公司と延吉秀愛食品有限公司が加工製造、上海秀愛国際貿易有限公司と香港正栄国際貿易有限公司が現地販売を担う。これらの子会社を通じて、調達・加工・販売の各機能を補完している。

2025年10月期の財務状況と成長指標

2025年10月期の連結売上高は1,248億97百万円(前期比8.4%増)、営業利益49億42百万円(同2.0%増)、経常利益49億92百万円(同0.8%増)と増収増益を達成した。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は30億35百万円(同4.2%減)と減益。これは米国子会社での労働訴訟に伴う損害賠償金2億90百万円や、基幹システム刷新に係る顧問料1億44百万円の特別損失計上による。総資産は965億86百万円、自己資本比率は57.9%と高い。経営指標としてROE8%を中長期目標に掲げ、設備投資やDX推進による持続的成長を目指す。仕入先の多様化や産地リスク分散、物流効率化、人的資本経営の強化などが対処すべき課題として挙げられている。

業界の中での役割は食品原材料(ナッツ、ドライフルーツ等)の加工・販売を手掛けるメーカー兼商社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,249億円
営業利益
49億円
営業利益率
3.9%
純利益
30億円
2025/10 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/10
事業売上構成比利益利益率
日本1,084億円86.8%46億円4.2%
中国100億円8.0%3億円3.0%
米国65億円5.2%5億円7.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01食品業界(製菓・製パン)主力

製菓・製パン業界向けに、国内外から仕入れたナッツ、ドライフルーツ等の食品原材料を加工・製造し販売。主要顧客は食品メーカー。

主な製品・サービス2
製菓原材料類
製菓・製パンに用いるチョコレート、油脂、餡、粉類等の加工原料。
乾果実類(ナッツ、ドライフルーツ)
クルミ、アーモンド、プルーン等のナッツ類やドライフルーツの加工品。

02小売・消費者向け(リテール)準主力

菓子類や乾果実類を自社ブランド等で製造・販売。スーパーや菓子店向け。

主な製品・サービス1
リテール商品類
ナッツ、ドライフルーツ、菓子類を小売向けに包装した製品。

製品と技術

ナッツ・ドライフルーツ:調達から加工・農園経営まで

正栄食品工業の主力製品群の一つが乾果実類、すなわちナッツとドライフルーツである。アーモンド、クルミ、ピーカン、カシューナッツ等のナッツ類、プルーン、レーズン、アプリコット等のドライフルーツを扱う。調達は北米、中国、東南アジア等多産地から行い、リスク分散を図る。米国では自社農園でクルミ、プルーン、アーモンドを栽培し、現地法人ShoEi Foods (U.S.A.), Inc.が収穫から加工・販売まで一貫して行う。中国では青島秀愛食品有限公司や延吉秀愛食品有限公司で中国産シード類やドライフルーツを加工し、日本へ輸出するほか、中国国内でも販売する。日本国内では㈱京まろんや筑波乳業㈱で乾果実の加工(カット、焙煎、ペースト化等)を行い、製菓・製パンメーカー向けに供給する。2025年10月期の乾果実・缶詰類売上高は447億63百万円と全品目中最大である。

製菓原材料:チョコレート、油脂、餡、粉類の加工品

製菓原材料類は、チョコレート加工品、油脂類、餡、粉類等、製菓・製パンに不可欠な中間原料をカバーする。㈱正栄デリシィではチョコレートのテンパリングや成型加工、焼き菓子の製造を行い、ビスケット・事務棟も新設した。㈱京まろんはマロンペーストやフルーツ洋酒漬けなど栗・果実加工品を得意とする。筑波乳業㈱ではバター、練乳、生クリーム等の乳製品加工に加え、乾果実の加工も行う。近藤製粉㈱は米穀粉の委託販売を手掛ける。これらの製品は、菓子メーカーが最終製品を製造する際の素材として納入される。2025年10月期の製菓原材料類売上高は206億48百万円で、チョコレート加工品や焼き菓子が増収に寄与した。輸入原料の価格変動に対しては、産地多様化と在庫管理で対応している。

リテール商品:自社ブランドで展開する菓子・乾果実

正栄食品工業は業務用だけでなく、スーパーや菓子店向けのリテール商品も展開する。主な製品は、ナッツやドライフルーツを小袋包装したもの、チョコレート菓子、プルーン小袋などである。自社ブランドのほか、NB(ナショナルブランド)やPB(プライベートブランド)の製造も行う。㈱正栄デリシィが菓子類の製造と営業活動を担当し、製品は当社を通じて販売される。㈱京まろんもリテール商品類を加工・製造する。2025年10月期の菓子・リテール商品類売上高は208億78百万円で、カカオ原料高騰による価格転嫁が進み増収となった。消費者の節約志向が強い中で、健康志向のナッツやドライフルーツの需要は堅調であり、付加価値の高いプルーン小袋などが伸びている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

食品卸の有力企業、菓子原料で専門性発揮

正栄食品工業は卸売業に属し、製菓・製パン原料や食品を中心に取り扱う専門商社です。同業他社には長瀬産業のような総合商社がありますが、正栄食品工業は特定分野に特化した独自のポジションを築いています。2024/10期の売上高1152億円から2025/10期には1249億円へと増加しており、営業利益率は4.17%から3.92%へとやや低下しています。売上高は堅調に推移していますが、収益性には課題が見られます。食品卸業界は競争が激しく、原材料価格の変動や顧客ニーズの変化に対応する必要があります。正栄食品工業は菓子・パン業界への深い専門性と取引関係を強みとしており、特定市場での高いシェアを有しています。しかし、利益率の改善や事業ポートフォリオの多様化などが今後の課題と言えます。

強み

  • 製菓・製パン原料に特化した専門知識と取引網を有しています。
  • 2023/10期から2025/10期にかけて売上高が増加傾向にあります。
  • 菓子・パン業界との強固なリレーションシップを構築しています。
  • 国内食品需要は安定しており、景気変動の影響を受けにくい事業です。

課題

  • 営業利益率が4.17%から3.92%へ低下しており、収益改善が急務です。
  • 食品卸業界は競争が激しく、価格競争が利益率を圧迫しています。
  • 原材料価格の上昇がコスト増につながり、価格転嫁が課題です。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字が正栄食品工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12117ウェルネオシュガー921億円14.2倍
27130ヤマエグループホールディングス805億円7.3倍
37421カッパ・クリエイト795億円
42585ライフドリンク カンパニー786億円22.6倍
52613J-オイルミルズ774億円16.1倍
68079正栄食品工業768億円19.3倍
71379ホクト726億円11.4倍
82695くら寿司716億円39.4倍
98160木曽路706億円40.4倍
102602日清オイリオグループ704億円8.2倍
112108日本甜菜製糖698億円13.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 45件

牛乳店から乳製品卸企業への創業と独立

正栄食品工業の起源は1904年11月、創業者の本多多助が東京府荏原郡(現大田区)に開業した「成光舎牛乳店」に遡る。牧場を併営し牛乳の販売からスタートした。その後、1947年11月に本多正一と本多栄二が東京都大田区に正栄食品工業株式会社を設立し、乳製品の卸販売を本格化させた。1951年10月には三鷹市に仙川工場を設置し、煉乳やバターの製造を開始。当初は乳製品専門の商社兼メーカーとして事業を拡大した。1960年5月には東京都台東区練塀町(現本店)に新社屋を完成させ、本店を移転。この時期までに乳製品の卸売りで基盤を固めた。

全国営業網の整備と製菓原材料分野への進出

1960年代から70年代にかけて、正栄食品工業は営業拠点を全国に拡大した。1963年1月に大阪営業所、1964年9月に福岡営業所、1967年11月に北海道営業所を開設。1973年10月には神戸に新社屋を建設し大阪支店を移転、関西支店と改称した。1978年2月には九州営業所を開設。1979年から84年にかけて鹿児島、広島、仙台、名古屋にも出張所を設けた。同時に、製菓原材料分野への進出も進めた。1973年3月に筑波乳業㈱と資本業務提携し、同年7月に子会社化。1974年に㈱京まろんを設立し、栗製品など製菓原材料の加工を開始。1977年には東京農産㈱、常陽製菓㈱、㈱正栄産業を吸収合併し、新たに東京農産㈱(現㈱ロビニア)と常陽製菓㈱を設立。これにより菓子製造機能を強化した。

米国・中国への海外生産拠点の展開

1985年2月、米国オレゴン州ポートランド市にShoEi Foods (U.S.A.), Inc.を100%出資で設立し、海外進出の第一歩を踏み出した。1990年にはカリフォルニア州に農園経営会社ALGODON, INC.と加工工場FEATHER RIVER FOODS, INC.を設立。クルミ、プルーン、アーモンドの農園経営と加工販売を開始した。その後、両社は合併を経てShoEi Foods (U.S.A.), Inc.に統合され、現在も米国セグメントの中核を担う。中国へは2002年8月に青島秀愛食品有限公司、2003年7月に上海秀愛国際貿易有限公司、2004年5月に延吉秀愛食品有限公司を設立。2006年7月には香港正栄国際貿易有限公司を設立し、中国・香港での加工・販売網を整備した。これにより、日本向け輸入と現地販売の両方を可能にした。

上場、市場変更と菓子事業再編

1986年8月、正栄食品工業は東京証券取引所市場第二部に株式を上場。その後2017年7月に市場第一部に指定替えとなり、2022年4月の市場区分見直しによりプライム市場に移行した。上場後も事業拡大を続ける一方で、菓子事業の再編も進めた。2007年1月、菓子事業を譲り受ける目的で㈱正栄デリシィを設立。同年4月には正栄菓子㈱、常陽製菓㈱、㈱モンドの3社の解散を決議し、11月に清算を結了。これによりグループ内の菓子製造機能を正栄デリシィに集中させた。また、1995年には関西支店を神戸から大阪に移転するなど、物流拠点の効率化も図った。

工場増設による生産能力強化とプライム市場移行

2010年代以降、正栄食品工業は生産能力の増強に積極的に投資した。2013年8月、東京都台東区秋葉原に新社屋が完成し、本店機能を集約。2018年3月には㈱正栄デリシィ筑西工場内にチョコレート棟を新設し、チョコレート加工品の生産能力を拡大。2020年3月には同事務所内にビスケット・事務棟を新設した。2021年3月には茨城県坂東市に㈱京まろん坂東工場を新設し、栗製品などの加工能力を強化した。これらの投資により、自社加工品の比率を高め、付加価値向上を目指した。2022年4月のプライム市場移行は、これらの成長戦略を支える資金調達環境の整備として位置づけられる。

年表45件を開く

1900年代

  • 1904年11月創業創業者、本多多助が東京府下荏原郡(現大田区)に「成光舎牛乳店」を開業、牧場を併営

1940年代

  • 1947年11月創業本多正一、本多栄二が東京都大田区入新井6丁目(現大森)に正栄食品工業株式会社を設立し、新たに乳製品の卸販売を開始

1950年代

  • 1951年10月三鷹市に「仙川工場」を設置し、乳製品(主として煉乳・バター)の製造を開始

1960年代

  • 1960年5月東京都台東区練塀町(現本店)に新社屋が完成
  • 1963年1月大阪市東淀川区に大阪営業所を開設(1972年11月大阪支店と改称)
  • 1964年9月福岡市に福岡営業所を開設
  • 1967年11月札幌市に北海道営業所を開設(2001年1月札幌支店と改称)

1970年代

  • 1973年3月筑波乳業㈱(現・連結子会社)と資本・業務提携
  • 1973年7月M&A筑波乳業㈱(現・連結子会社)の増資を引き受け子会社化
  • 1973年10月神戸市に新社屋を建設し、大阪支店を同地に移転、関西支店と改称
  • 1974年8月㈱京まろん(現・連結子会社)を設立
  • 1974年9月㈱モンド(2007年11月に清算を結了)を設立
  • 1977年8月M&A東京農産㈱、常陽製菓㈱および㈱正栄産業を吸収合併し、同月新たに東京農産㈱「現㈱ロビニア」(現・連結子会社)、常陽製菓㈱(2007年11月に清算を結了)を設立
  • 1977年9月北海道営業所は札幌市大谷地流通業務団地に新社屋を建設し移転(2001年1月札幌支店と改称)
  • 1978年2月福岡営業所を包括し、新たに九州営業所を開設
  • 1978年10月仙川工場の主力製造部門を筑波乳業㈱玉里工場(茨城県小美玉市)に移転
  • 1978年11月本店所在地を東京都大田区から東京都台東区へ移転
  • 1979年8月鹿児島市に鹿児島出張所、広島市に広島出張所(2001年1月広島支店と改称)を開設

1980年代

  • 1983年7月仙川工場を閉鎖し、設備を㈱京まろんに移転
  • 1983年11月仙台市に仙台出張所を開設(2001年1月仙台支店と改称)
  • 1984年4月名古屋市に名古屋出張所を開設(2001年1月名古屋支店と改称)
  • 1984年10月九州営業所は福岡市東区の東福岡卸団地に新社屋を建設し、同地に移転するとともに九州支店と改称
  • 1985年2月創業米国オレゴン州ポートランド市に100%出資にてShoEi Foods(U.S.A.),Inc.を設立
  • 1986年8月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 1987年4月新潟市に新潟営業所を開設(2001年1月新潟支店と改称)
  • 1988年10月米国のカリフォルニア州サクラメント市にALGODON,INC.(子会社―ShoEi Foods (U.S.A.),Inc.の全額出資)を設立

1990年代

  • 1990年7月米国のカリフォルニア州の農園ALGODONの敷地内に農産物加工工場FEATHER RIVER FOODS,INC.(子会社―ALGODON,INC.の全額出資)を設立
  • 1990年9月ShoEi Foods(U.S.A.),Inc.(現・連結子会社)は、本社を米国のカリフォルニア州に移転
  • 1995年11月関西支店を神戸市東灘区より大阪市淀川区に移転
  • 1998年10月M&A米国現地法人ALGODON,INC.はFEATHER RIVER FOODS,INC.(存続会社)と合併
  • 1999年10月M&A米国現地法人FEATHER RIVER FOODS,INC.はShoEi Foods(U.S.A.),Inc.(存続会社)と合併

2000年代

  • 2002年1月台東区秋葉原に100%出資にて正栄菓子㈱(2007年11月に清算を結了)を設立
  • 2002年8月中国山東省青島市に100%出資にて青島秀愛食品有限公司(現・連結子会社)を設立
  • 2003年7月中国上海市外高橋保税区に100%出資にて上海秀愛国際貿易有限公司(現・連結子会社)を設立
  • 2004年5月中国吉林省延吉市に100%出資にて延吉秀愛食品有限公司(現・連結子会社)を設立
  • 2006年7月香港に100%出資にて香港正栄国際貿易有限公司(現・連結子会社)を設立
  • 2007年1月菓子事業を譲り受ける目的で新会社㈱正栄デリシィ(現・連結子会社)を100%出資にて設立
  • 2007年4月菓子事業再編の目的で正栄菓子㈱、常陽製菓㈱、㈱モンド3社の解散を決議
  • 2007年11月正栄菓子㈱、常陽製菓㈱、㈱モンド3社は清算を結了

2010年代

  • 2013年8月東京都台東区秋葉原(現本店)に新社屋が完成
  • 2017年7月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場
  • 2018年3月㈱正栄デリシィ筑西工場内にチョコレート棟を新設

2020年代

  • 2020年3月㈱正栄デリシィ筑西工場内にビスケット・事務棟を新設
  • 2021年3月茨城県坂東市に㈱京まろん坂東工場を新設
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,483人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は667万円で、9期前と比べて+10.1%平均年齢は39.9歳、平均勤続年数は13.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年10月1,260
2017年10月1,292
2018年10月1,328
2019年10月60638.513.01,356
2020年10月61538.613.51,412
2021年10月61338.112.81,410
2022年10月62538.512.91,436
2023年10月64039.413.11,516
2024年10月65139.413.61,535313
2025年10月66739.913.11,483330

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年10月期・提出会社(単体)
女性管理職比率15.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率80.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 4 / 海外 5、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
㈱京まろん 坂東工場(茨城県坂東市) (注)13,497百万円
㈱正栄デリシィ 筑西工場(茨城県筑西市) (注)12,935百万円
本社 — 米国カリフォルニア州2,796百万円
米国
本社 — 台東区2,767百万円
日本
玉里工場 — 茨城県 小美玉市2,566百万円
筑西工場 — 茨城県 筑西市2,444百万円
坂城工場 — 長野県 埴科郡 坂城町1,381百万円
本社・石岡工場 — 茨城県 石岡市868百万円
日本
本社 — 中国山東省青島市670百万円
中国
坂東工場 — 茨城県 坂東市613百万円
ほか13件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    筑波乳業株式会社
    茨城県石岡市 · 連結子会社
    議決権83.6%
  • 国内
    株式会社京まろん
    茨城県常総市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ロビニア
    長野県埴科郡 坂城町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社正栄デリシィ(注)3
    茨城県筑西市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ShoEi Foods(U.S.A.),Inc. (注)1
    米国 カリフォルニア州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    青島秀愛食品有限公司(注)1
    中国 山東省青島市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    延吉秀愛食品有限公司(注)1
    中国 吉林省延吉市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    上海秀愛国際貿易有限公司(注)1
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    香港正栄国際貿易有限公司
    中国 香港 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年10月期の売上高は1,249億円営業利益49億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.4%、利益が+2.1%。

売上高
+8.4%
1,249億円
営業利益
+2.1%
49億円
純利益
-6.3%
30億円
営業利益率
3.9%
前期比 -0.2%pt

会社が出している今期の予想2026年10月期

項目会社予想前期実績
売上高1,300億円1,249億円
営業利益58億円49億円
純利益40億円30億円
1株あたり配当¥90¥90

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は703億円、営業利益は37億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+6.8%、営業利益は+27.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q26972.63
2023年2Q289144.810
2023年3Q264114.29
2023年4Q2746
2024年1Q295124.16
2024年2Q302196.313
2024年4Q555173.113
2025年2Q658294.417
2025年4Q591203.413
2026年2Q703375.325

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年10月期からの14期で、売上は813億円から1,249億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は3.9%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年10月8132817
2013年10月8793021
2014年10月9832717
2015年10月1,0673626
2016年10月1,0174630
東京証券取引所市場第一部に株式を上場
2017年10月1,0335537
㈱正栄デリシィ筑西工場内にチョコレート棟を新設
2018年10月1,0664934
2019年10月1,0584027
㈱正栄デリシィ筑西工場内にビスケット・事務棟を新設
2020年10月1,0064328
茨城県坂東市に㈱京まろん坂東工場を新設
2021年10月9964328
2022年10月1,0324128
2023年10月1,0964128
2024年10月1,15248504.232
2025年10月1,24949503.930

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年10月期

売上高1,249億円のうち、営業利益として残るのは49億円3.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は30億円、売上の2.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.3%1,053億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.8%147億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.9%49億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
15.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.7pt
3.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.0pt
2.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.5pt
5.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年10月期は営業CFが−6億円、投資CFが−19億円で、差し引きのフリーCFは−25億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は115億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年10月12−2425−1265
2013年10月19−413−2249
2014年10月31−23−3855
2015年10月6−2316−1758
2016年10月89−18−477177
2017年10月51−32−171980
2018年10月5−5224−4757
2019年10月72−382034111
2020年10月58−57−17194
2021年10月63−40−212399
2022年10月8−18−18−1079
2023年10月63−20743129
2024年10月31−26−215112
2025年10月−6−1926−25115

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年10月期の総資産は966億円。このうち返さなくてよい自己資本が559億円で、自己資本比率は56.7%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年10月49724325447.6
2013年10月54527826749.7
2014年10月59330329050.0
2015年10月68331636745.2
2016年10月61932629351.4
2017年10月66337029354.6
2018年10月70738732053.6
2019年10月75639935751.7
2020年10月76641235452.7
2021年10月78544434155.4
2022年10月82949233758.2
2023年10月87552035558.4
2024年10月89954235759.1
2025年10月96655940756.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年10月期の内訳
現金及び預金
115億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
438億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
234億円
在庫として抱えている分
負債合計
407億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
66
/ 100
安定性自己資本比率38 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率284社中83位あたり、逆に低いのは配当利回り284社中229位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.6%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.9%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
56.7%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.4%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.0%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,490で、1年前と比べて+11.6%過去52週の値幅のなかでは82%の位置にある。

¥4,490+0.1%1ヶ月+4.5%1年+11.6%時価総額768億円
過去52週の値幅
安値¥3,885高値¥4,620

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.3倍
PER (会社予想)18.6倍
PBR1.27倍
配当利回り2.00%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月29日4160円から7月29日4585円まで上昇し、その後調整。8月7日は4340円と25日移動平均線4321.6円を0.4%上回る。RSIは49.31と中立圏。出来高は7月7日149300株をピークに減少傾向で、8月7日は30700株と低調。週足では7月17日4350円から7月29日4585円まで上昇も、以降は下落に転じている。52週高値4610円からは約5.9%下方、52週安値3885円からは約11.7%上方。中期トレンドは75日線4151.02円を上回り維持。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 52/100)

PERは18.69倍で業界平均の17.78倍をやや上回り、PBRは1.22倍で平均の1.23倍とほぼ同水準です。ROEは5.6%と低く、配当利回りは2.07%で平均2.99%を下回ります。売上高は増加傾向にあるものの、営業利益率は4%前後で推移しており、収益力は平凡です。割安感は限定的で、やや割高から妥当の範囲と言えます。配当は利回りが低めで、増配余地は限定的です。「魅力的」とは言えず、成長性と収益性の改善が課題です。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.3倍17.9倍
PER (予想)18.6倍
PBR1.27倍1.24倍
ROE5.6%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

食品需要は安定しているが、原料価格の高騰や為替変動の影響を受けやすい。強気派は、売上高が増加傾向にあり、規模の拡大が収益を押し上げると見る。また、チョコレートやナッツなど嗜好品の需要は根強く、堅調な消費が続くと期待する。弱気派は、原料コストの上昇が利益を圧縮する可能性や、競争激化による価格競争リスクを指摘する。さらに、直近期の営業利益率が低下している点を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 売上高の着実な拡大

    2022年10月期から2025年10月期まで売上高が一貫して増加している。

  • 安定需要

    食品加工業界の原材料は需要が景気に左右されにくい。

  • 業界大手の地位

    製菓・製パン向け専門商社として確固たる地位を有する。

  • 価格転嫁の進展による増益2026年Q1影響

    売上高1249億円、営業利益49億円、前期比8.4%増収、価格転嫁で利益率回復

  • 業務用食材需要の回復2026年下期影響

    2025/10期売上高1249億円、営業利益49億円、外食・製菓需要回復で増収

  • 調達力強化による原価改善通年影響

    売上高営業利益率3.92%、調達効率化で1ポイント上乗せなら約12億円増益

  • 割安感からの見直し買い継続影響

    PER18.7倍、PBR1.22倍、ROE5.6%、安定配当利回り2.07%が下支え

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低下

    直近期の営業利益率が4.17%から3.92%へ低下している。

  • 原材料費高騰

    海外依存の原料で、円安や輸送コスト上昇の影響が出やすい。

  • 競争激化

    同業他社との価格競争でマージンが圧迫されるリスクがある。

  • 輸入原材料費の高騰継続影響

    売上高1249億円に対し営業利益49億円と薄利、円安や原料高でコスト増が直撃

  • 販売価格への転嫁遅れ2026年Q2影響

    営業利益率3.92%と低く、転嫁遅れで原価率1%上昇なら約12億円減益

  • 需要期後の在庫調整2026年下期影響

    売上高1249億円、前期比8.4%増の反動で在庫調整が入れば減速

  • 小型株の低流動性不定影響

    時価総額742億円、外国人1%と低く、需給が細く値動きが不安定

次の決算で確かめる点
営業利益率
コスト上昇が利益に与える影響を測るため。
海外仕入れ比率
為替変動やサプライチェーンへの感応度を確認するため。
取引先数
顧客基盤の拡大が売上成長につながるかを見るため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり90で、前期から+20.0%いまの株価に対する利回りは2.00%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥90
1株あたり
配当利回り
2.00%
いまの株価に対して
配当性向
50.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年10月2423.5
2017年10月4066.731.3
2018年10月4615.042.6
2019年10月460.050.9
2020年10月484.346.2
2021年10月480.057.0
2022年10月480.051.9
2023年10月480.044.0
2024年10月504.235.1
2025年10月6020.050.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥90

株主

有価証券報告書より

2025年10月期末の株主数は延べ31,754人。区分でいちばん多いのは個人・その他55.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.0%を占め、残る58.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年10月%2021年10月%2022年10月%2023年10月%2024年10月%2025年10月%
個人・その他51.151.651.051.353.755.7
事業法人25.025.025.025.025.223.8
金融機関18.719.019.119.418.218.2
自己株式1.61.51.51.51.43.0
証券会社0.72.22.41.31.01.3
外国法人4.32.22.53.01.91.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01正栄プラザ株式会社9.43
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.88
03本多興産株式会社4.85
04正栄食品取引先持株会4.34
05本多秀光3.65
06株式会社みずほ銀行(常任代理人株式会社日本カストディ銀行)3.19
07株式会社三菱UFJ銀行2.67
08株式会社明治2.50
09本多市郎2.40
10第一生命保険株式会社1.71

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-29
    株式会社三菱UFJ銀行
    新規の大量保有報告
    2.06%
    -0.61pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+106%、1株純資産は14期で+172%。直近期のROEは5.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年10月881,2167.56.836.8
2013年10月1071,3948.27.335.1
2014年10月861,5245.910.142.5
2015年10月1381,8108.69.531.9
2016年10月1751,8689.59.523.5
2017年10月2162,12510.821.231.3
2018年10月1992,2389.021.842.6
2019年10月1562,3116.820.350.9
2020年10月1662,3997.022.846.2
2021年10月1662,5856.623.657.0
2022年10月1662,8676.024.751.9
2023年10月1673,0345.625.544.0
2024年10月1883,1566.023.435.1
2025年10月1813,3085.621.750.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2025/10期の役員報酬は総額347百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
本多市郎代表取締役会長76410,000
本多秀光代表取締役社長66625,000
中島豊海専務取締役 生産本部長707,000
藤雄博周専務取締役 管理本部長728,000
加納一徳常務取締役 経営企画部長 兼情報システム部長652,000
坂口健常務取締役 人事総務部長643,000
本多泰隆常務取締役 営業本部長4418,000
甲斐隆取締役74
橋詰豪取締役67
田内直子取締役61
豊田優美子取締役61
吉田恵造監査役 常勤65
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢
遠藤喜佳監査役72
相川高志監査役56
飯島信幸監査役65
山口一郎常務取締役 商品本部長66

役員報酬の内訳2025/10

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)112472126824
監査役435359
社外取締役426267
社外監査役318186

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/10期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,076字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の企業集団は、正栄食品工業株式会社(以下、当社という)および子会社12社(連結子会社9社および非連結子会社3社)により構成されており、製菓・製パン業界を中心とした食品業界向けの食品原材料の仕入れ、加工・製造、販売を主要業務としている他、菓子類や乾果実類(ナッツ、ドライフルーツ)のリテール商品を製造して販売しております。米国ではクルミ・プルーン・アーモンドの農園経営も行っております。 事業セグメントとしては、日本、米国、中国の3つで情報を開示しております。各社の主な役割分担は以下のとおりです。 [日本セグメント] 正栄食品工業株式会社   国内外から商品や生産子会社での加工用の原料を仕入れ、仕入れた商品の販売と生産子会社で加工・製造した製品の販売を行っております。 株式会社正栄デリシィ株式会社ロビニア   菓子類等を製造し、製品は株式会社正栄デリシィが営業活動を行い、当社を通じて販売しております。 株式会社スノーベル   菓子類の委託販売および関連する附帯事業を行っております。 株式会社京まろん   製菓原材料類、乾果実・缶詰類、リテール商品類を加工・製造し、当社に納入し、当社が販売を行っております。 筑波乳業株式会社   乳製品類、製菓原材料類、乾果実類の加工・製造を行い当社に納入し、当社が販売を行っております。乾果実類以外は自社での営業部門もあり販売活動を行っております。 近藤製粉株式会社   米穀粉類の委託販売および関連する附帯事業を行っております。 成光商事株式会社   損害保険や生命保険の保険代理店業務を行っております。 [米国セグメント] ShoEi Foods (U.S.A.), Inc.   以下の事業を行っております。①乾果実類を米国内で仕入れ当社および中国グループ会社に輸出、②クルミの仕入、加工、販売、③プルーンの仕入と販売、④プルーン・クルミ・アーモンドの農園経営、⑤乾果実類の輸入販売。 [中国セグメント] 青島秀愛食品有限公司延吉秀愛食品有限公司   中国での生産拠点として製菓原材料類、乾果実類の加工・製造を行い、当社への輸出と上海秀愛国際貿易有限公司や香港正栄国際貿易有限公司経由で中国・香港内での販売をしております。 上海秀愛国際貿易有限公司香港正栄国際貿易有限公司   主に海外から乾果実類を仕入れ、中国および香港での販売を行っております。また、上記のとおり、青島秀愛食品有限公司、延吉秀愛食品有限公司で加工・製造した製品の中国・香港内での販売を行っております。
経営方針・対処すべき課題2,426字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 当社の経営の基本方針 当社は、お客様に常に国内および海外から厳選された安全・安心な食品を提供することで、新たな食文化を創造し、社会に貢献することを目指しており、そのために当社グループでは、高品質な原料の安定調達、加工機能による付加価値の向上、顧客ニーズへの対応力の強化といった三つの機能を融合させると同時に、それぞれを更に追求することで、グループの持続的な成長の実現を目指すことを当社経営の基本方針としております。また、株主・取引先・従業員・地域社会等様々なステークホルダーとの適切な協働を図ってまいります。 (2) 目標とする経営指標 売上高に関しては、作柄や需給変化を反映した海外現地相場や為替相場の変動により、輸入食材の仕入単価が変動しこれらを反映した販売価格も影響を受けることから、販売量の増減とは別に売上高の増減要因となります。従って、経営指標としては、売上高よりも、売上総利益や営業利益の増加を主要な経営目標としております。 設備、DX、人材等、企業の持続的成長につながる投資を積極的に行うことで企業価値の持続的な向上を目指し、資本コストを十分に上回るROE(株主資本利益率)を確保し、中長期的にROE8%の達成を目指します。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社の中長期的な経営戦略は以下のとおりです。 ①  食品専門商社としての成長戦略 ・既存得意様との取り組みを強化し、主要商品のシェアを維持・拡大するとともに、優位性商品の強化及び販売拡大を図ることで既存商圏の維持・拡大をめざします。 ・新商品開発や新アイテム導入に注力し、新規市場・新領域の開拓を進めると同時に、新規軸、新業態を模索するなど新分野への挑戦を続けます。 ・成長業界向けの商品拡充を通して、国内成長業界・業態との取引拡大を図るとともに、東南アジアなど海外市場の開拓にも注力します。 ・輸入原料の多産地購買体制の構築やサプライヤー多様化推進など産地リスクの分散に努めます。 ②  食品加工メーカーとしての成長戦略 ・優位性のある商品の更なる強化・販売拡大を図ると同時に、成長市場向けの自社加工品の育成にも注力し、成長事業の拡大を目指します。 ・ライン増設や設備導入による生産能力の増強と、開発機能の強化による付加価値商品群の拡充など生産機能の更なる強化を図ってまいります。 ・機械化・省人化による製造工程の合理化や生産管理・原価管理の見直しなど合理化推進に力を入れてまいります。 ・アレルゲン・添加剤など規制対応の徹底と規格書作成システム導入による品質管理業務の効率化など、安心・安全な商品提供に向けた取り組みを継続してまいります。 ③ 経営基盤の強化 ・基幹システムの刷新、データ利活用、情報セキュリティ強化及びインフラ環境の整備などDX推進に取り組んでまいります。 ・新人事制度の定着と人材採用・育成への取組みを強化し、人的資本開示データの正確性確保に向けた取組みなど人的資本経営の強化を目指します。 ・改正物流二法への対応及び物流の効率化、BCP対策の推進など物流課題の解決に取り組んでまいります。 ・法務・コンプライアンス組織の構築や役員報酬制度の見直しなどコーポレートガバナンスの更なる強化を図ってまいります。 ・コーポレートウェブサイトの改訂や決算説明会の開催などIR活動に力を入れてまいります。 ・ESG外部評価スコアの改善と、社内外におけるサステナビリティ活動の推進を図ってまいります。 (4) 会社の対処すべき課題 ①  食品原料等の価格変動 国際情勢の不安、地政学リスク、気候変動の影響等により農産物の供給懸念が増大し、世界的なインフレや為替変動の影響もあり、輸入原料の価格は不安定な状況が続いております。産地多様化推進などサプライチェーンの更なる強化を図ることで安定供給の確保に努めてまいります。 ②  市場環境の変化と消費者ニーズの多様化 物価高に所得の伸びが追い付かない環境下、節約志向により単価の安いものへシフトする一方、健康要素や付加価値の高い商品への需要が拡大しております。商品開発・企画機能の強化およびグループ工場との更なる連携を図り、健康で豊かな食生活に貢献できるよう、安全・安心かつ高品質でおいしい食材の供給に努めてまいります。 ③  少子高齢化による人材不足の深刻化 少子高齢化による労働力不足と人件費の上昇が続き、人材獲得競争が激化しております。採用力の強化と人事制度の改革により「選ばれる組織」作りへの取り組みを進め、社内人材の育成・リスキリングへの注力、働き方の柔軟性確保など従業員のエンゲージメント向上に努め、人的資本経営の強化を図ってまいります。 ④  デジタル技術の進展・情報セキュリティのリスク 社会全体で生成AI(人工知能)などのデジタル技術が急速に発展し、経営におけるDX推進への対応が強く問われる環境になっております。社員のITレベルの向上を図り、DX推進によるデータ利活用や業務効率化を進めてまいります。また、ランサムウェアや情報漏洩など複雑かつ多様なリスクが増加しておりますので、外部専門家との連携を含めた対応の強化を図ってまいります。 ⑤  サステナビリティへの要請強化 サステナビリティを意識した経営への要請が高まっており、環境対応に加え、女性活躍や人材多様化など人的資本経営への注目度が更に高くなっております。当社では「サステナビリティ基本方針」に基づき、公正で適正な取引を前提に、多様なステークホルダーとの人権・労働環境・環境負荷などのサステナビリティ課題に着実に取り組むことで、持続可能な社会への貢献を目指してまいります。
事業等のリスク2,317字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあり、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性がある事項と考えております。 なお、下記事項の記載において将来に関する事項が含まれておりますが、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①  食品の安全性について 当社グループは、国内外の食品メーカーや生産者から商品および原材料を調達し、また、国内および米国、中国に生産子会社を保有しております。品質保証部を中心に国内外の工場も参加した定期的な会議の開催等で品質管理の高度化や食品の安全性確保に努めておりますが、予見しえない問題や、製造および加工工程での不測の事故の発生等から、大規模な商品回収や多額な製造物賠償責任が生じた場合、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②  在庫について 当社グループは、多品種の食品原材料や商品を取扱い、特に輸入原材料・商品を中心に一定量の在庫を維持しております。農産物の収穫時期、各工場での生産時期、販売先への出荷時期、食品の賞味期限等を考慮し、商品別の担当者を配置し販売担当者との密接な情報交換により余剰在庫や賞味期限切れが発生しないよう在庫管理に努めておりますが、販売見込みと実績の乖離等により在庫の廃棄が生じた場合や大きな価格変動が発生した場合には、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③  気候変動による食品原材料や商品の安定調達と価格高騰について 当社グループは、国内外から食品原材料や商品を調達しており、自然災害や気候変動等に起因した凶作等、安定した品質と数量を確保することができないリスクや、需給の変動による農産物の海外相場の変動や為替相場の変動から、仕入原価や生産コストが大きく影響を受ける可能性があります。このため商品別での仕入担当者を配置し、仕入先との密接な情報交換や作柄状況の確認により安定確保に努めておりますが、想定を超える規模での変動が生じた場合には原材料・商品の品質の低下や物量の不足により、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④  災害や感染症疾患の流行による影響について 当社グループは、営業所に加え生産工場等により事業を推進しております。事業継続計画(BCP)の定期的な見直しや保険の利用等でリスクの抑制に努めておりますが、大地震や自然災害等の想定を超える事象や大規模な火災が発生し保有する施設や工場等の損壊・喪失、また、感染症疾患の大流行等が発生した場合、受注・出荷活動による商品供給や工場による生産活動に支障を来たし、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤  事業のグローバル化による影響について 当社グループは、食品原材料や商品の一部を海外から調達しており、また海外において、生産拠点および販売事業を営んでおります。海外からの仕入や海外グループ会社管理の専門部署を設けリスク管理に努めておりますが、戦争やテロ、政治・社会変化、不利な影響を及ぼす租税制度や諸規制の設定または改廃等、予期せぬ事象が生じた場合や海外グループ会社へのガバナンスに瑕疵が発生した場合には、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥  取引先信用リスクについて 当社グループでは取引先への売掛債権に基づく信用リスクが発生しております。当社グループでは、信用情報の分析に基づき、取引先ごとで信用限度を設定し、限度金額に応じた承認権限に基づき審査を行う等で信用リスクの回避に努めておりますが、取引先の倒産のような予期せぬ事態により債権回収に問題が発生した場合には、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦  法的規制等に係るコンプライアンスについて 当社グループは事業活動を遂行するにあたり、日本においては食品安全基本法や食品衛生法等、その他事業を展開している各国においても同様に法的規制を受けております。当社グループではこれら法的規制の遵守に努め的確な対応を行っておりますが、今後法規制の変更があった場合や法的違反行為等の指摘を受けた場合、当社グループの事業活動が制限され、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧  情報・システムについて デジタル化の進展を背景に、情報通信やデータ処理による受発注処理や会計処理に加え、取引先とのコミュニケーションや社内での情報交換等においても電子的な交信手段が利用されています。このため、情報システムの専門部署を設けリスクの低減に努めておりますが、情報漏洩、データの紛失、ウイルス攻撃等が発生した場合は、企業活動に支障が生じる可能性があり、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨  国内外の輸送に係るリスクについて 当社グループでは物流業界の人手不足に対応すべく、トラック輸送から鉄道貨物輸送等へのモーダルシフトの推進や輸入貨物の消費地に近い港への荷揚げ等の取り組みを行っていますが、配達ドライバー不足による商品の納期遅延、人件費高騰や燃料費高騰等による物流コストの大幅上昇といった問題が発生した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、世界的に海上輸送に不安定要素が増加しており、輸出入の停滞が発生した場合に、商品調達の遅れや物流コストの上昇等、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,935字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態および経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業業績は堅調であり株価が好調に推移しましたが、日銀による利上げへの慎重な姿勢等から円安傾向が継続し、輸入品を中心にした物価高が続きました。食品業界におきましては、引続き値上げが継続しましたが、消費者の節約志向への動きもあり、商品力強化などの動きが続きました。このような状況にあって当社グループでは、商社でありかつメーカー部門も保有している強みを生かし、海外仕入先との連携強化や顧客ニーズに合わせた商品開発など、付加価値商品の供給に努めました。 これらの結果、売上面につきましては、日本、米国、中国すべてのセグメントで売上増となり、当連結会計年度の連結売上高は、前年同期比8.4%増の1,248億97百万円となりました。 利益面につきましては、DXに向けた費用や人件費の増加などから販売費及び一般管理費が増加となりましたが、原料価格の上昇を反映した価格適正化により売上総利益が増益となり、営業利益は同2.0%増の49億42百万円、経常利益は同0.8%増の49億92百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、第1四半期連結会計期間に計上しました米国関係会社等での労働訴訟に基づく損害賠償金2億90百万円に加え、前期ソフトウェア仮勘定に計上した基幹システム刷新のための顧問料のうち1億44百万円を開発要件の見直しなどに伴い特別損失を計上したことから、同4.2%減の30億35百万円となりました。 当期の品目別の業績は次のとおりであります。 (乳製品・油脂類) 価格上昇もあり、粉乳やバターなどの輸入乳製品売上が増加し、国内仕入品の売上も増加しました。また、国内生産子会社の乳製品売上も値上げ効果等で増加となったことから、乳製品・油脂類売上高は385億95百万円(前期比7.3%増)となりました。 (製菓原材料類) マロンペーストなどの栗製品の売上は減少となりましたが、チョコレート加工品、製菓用焼き菓子、フルーツ洋酒漬など自社加工製品やチョコレート類などの国内仕入品の売上が増加となりました。この結果、製菓原材料類売上高は206億48百万円(前期比6.7%増)となりました。 (乾果実・缶詰類) 単価の上昇を反映し、アーモンド、クルミ、ココナッツ、レーズン等の日本での売上が増加し、中国でも国内販売が増加しました。また、米国でもクルミやプルーンの売上が増加になったことから、乾果実・缶詰類売上高は447億63百万円(前期比11.4%増)となりました。 (菓子・リテール商品類) カカオ原料価格の高騰による販売価格の上昇もあり、NBやPBのチョコレート菓子が増収となり、プルーン小袋などのリテール商品も売上増となりました。これらの結果、菓子・リテール商品類売上高は208億78百万円(前期比6.9%増)となりました。 当期のセグメントの業績は次のとおりであります。 (日本) 当地域の売上高は、原料価格上昇に対応した販売価格の引上げが進み、輸入乳製品、ナッツ類、ドライフルーツ、菓子・リテール商品等の主要商品の売上が増加したことから、前年同期比6.2%増の1,091億28百万円となりました。 セグメント利益につきましては、基幹システム刷新のための顧問料を中心にDXに関わる費用が増加したため販管費は増加しましたが、値上げの進展や工場の稼働率上昇により売上総利益が増加したことから、同3.6%増の46億2百万円となりました。 (米国) 当地域の売上高は、主力のクルミ・プルーンともに作柄の影響から受入量・販売量が減少となりましたが、市場価格の上昇を反映した値上げにより、前年同期比11.6%増の99億84百万円となりました。 セグメント利益につきましては、クルミについては剥き身での販売について利益率は改善しましたが、販売量減少の影響から減益になりました。一方、プルーンについては日本での販売増や価格上昇により増益となったことから、同23.8%増の4億70百万円となりました。 (中国) 当地域の売上高は、中国産シード類やドライフルーツの輸出が減少しましたが、アーモンドを中心にナッツ類の中国内での売上が増加したことから、前年同期比10.9%増の116億81百万円となりました。 セグメント利益は、中国内での販売増により売上総利益は増加しましたが、ロジスティクスや拠点間の役割分担の見直しなど採算改善に向けた取り組みのための一時的な費用負担もあり、同28.3%減の3億21百万円となりました。 当連結会計年度末の財政状態は次のとおりであります。 (資産) 当連結会計年度末の総資産は、前年同期に比べ66億80百万円増加し、965億86百万円となりました。その主な要因は、流動資産については、「前渡金」が4億22百万円減少したものの、「現金及び預金」が3億10百万円、「受取手形及び売掛金」が19億30百万円、「商品及び製品」が34億94百万円、「仕掛品」が4億66百万円、「原材料及び貯蔵品」が9億16百万円それぞれ増加したことから、前年同期に比べ66億16百万円増加し、657億64百万円(構成比68.0%)となりました。固定資産については、有形固定資産が6億45百万円、無形固定資産が1億40百万円それぞれ減少したものの、投資その他の資産が8億50百万円増加したことから、前年同期に比べ64百万円増加し、308億22百万円(構成比31.9%)となりました。 (負債) 負債合計は、前年同期に比べ49億19百万円増加し、406億55百万円(構成比42.0%)となりました。その主な要因は、流動負債については、「支払手形及び買掛金」が9億15百万円減少したものの、「短期借入金」が52億2百万円、「1年内返済予定の長期借入金」が24億67百万円、「未払金」が4億83百万円、「未払法人税等」2億7百万円、「賞与引当金」1億16百万円それぞれ増加したことから、前年同期に比べ79億81百万円増加し、337億70百万円(構成比34.9%)となりました。固定負債については、「長期借入金」が28億37百万円、「繰延税金負債」が1億77百万円それぞれ減少したことから、前年同期に比べ30億62百万円減少し、68億84百万円(構成比7.1%)となりました。 (純資産) 純資産合計は、前年同期に比べ17億61百万円増加し、559億31百万円(構成比57.9%)となりました。その主な要因は、「自己株式」が11億2百万円増加したものの、「利益剰余金」が21億9百万円、「為替換算調整勘定」が5億39百万円、「非支配株主持分」が1億3百万円それぞれ増加したことによるものです。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前期比3億10百万円増の115億5百万円となりました。 各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は、6億10百万円(前年同期は30億85百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益45億20百万円、減価償却費28億31百万円、減損損失1億44百万円、損害賠償金2億90百万円、受取利息及び受取配当金1億31百万円、支払利息2億38百万円、売上債権の増加18億29百万円、棚卸資産の増加47億69百万円、仕入債務の減少9億80百万円、利息及び配当金の受取額1億49百万円、利息の支払額2億39百万円、法人税等の支払額14億93百万円によるものです。 前年同期比で使用した資金が増加となりました要因は、減損損失が1億44百万円、損害賠償金が2億90百万円それぞれ増加したものの、税金等調整前当期純利益が4億37百万円、仕入債務の増減額が29億50百万円それぞれ減少し、売上債権の増減額が9億63百万円、棚卸資産の増減額が9億56百万円それぞれ増加したこと等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、18億56百万円(前年同期比7億69百万円減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得によるものです。 前年同期比で使用した資金が減少となりました要因は、有形固定資産の取得による支出が4億55百万円、無形固定資産の取得による支出が2億93百万円それぞれ減少したことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は、26億17百万円(前年同期は20億81百万円の支出)となりました。これは主に短期借入金の純増減額の増加51億74百万円、長期借入金の返済による支出3億69百万円、自己株式の取得による支出11億23百万円、リース債務の返済による支出1億26百万円、配当金の支払額9億26百万円によるものです。 前年同期比で得られた資金が増加となりました要因は、長期借入による収入が20億円減少、自己株式の取得による支出が11億22百万円、配当金の支払額が1億1百万円それぞれ増加したものの、短期借入金の純増減額が59億62百万円増加、長期借入金の返済による支出が20億1百万円減少したこと等によるものです。 ③ 生産、受注および販売の実績 (生産実績) 当連結会計年度における生産実績をセグメントの区分に替えて事業の部門別に示すと、次のとおりであります。 事業部門の名称   当連結会計年度(自 2024年11月1日至 2025年10月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 乳製品・油脂類   11,397,273   94.8 製菓原材料類   4,906,236   88.3 乾果実・缶詰類   27,630,006   122.5 菓子・リテール商品類   19,806,039   107.4 合計   63,739,555   108.9 (注) 金額は販売価格によっております。 (仕入実績) 当連結会計年度における仕入実績をセグメントの区分に替えて事業の部門別に示すと、次のとおりであります。 事業部門の名称   当連結会計年度(自 2024年11月1日至 2025年10月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 乳製品・油脂類   29,214,442   110.8 製菓原材料類   14,515,509   108.5 乾果実・缶詰類   14,066,440   105.4 菓子・リテール商品類   554,528   99.6 その他   606,219   139.9 合計   58,957,141   109.0 (注) 金額は仕入価格によっております。 (受注実績) 当社および連結子会社は需要見込による生産方式をとっているため、該当事項はありません。 (販売実績) 当連結会計年度における販売実績をセグメントの区分に替えて事業の部門別に示すと、次のとおりであります。 事業部門の名称   当連結会計年度(自 2024年11月1日至 2025年10月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 乳製品・油脂類   38,595,627   107.3 製菓原材料類   20,648,142   106.7 乾果実・缶詰類   44,763,140   111.4 菓子・リテール商品類   20,878,150   106.9 その他   12,775   5.4 合計   124,897,835   108.4 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針および見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 この連結財務諸表の作成にあたっては、当社経営陣による会計方針の選択・適用、資産・負債および収益・費用の報告金額および開示に影響を与える見積りを必要といたします。経営陣は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 (1) 連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容 当連結会計年度の経営成績等の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要」に記載のとおりです。 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりですが、中でも、海外も含めた産地からの農産物の調達・仕入れにつきましては、世界的な気候変動や自然災害の影響によって、作柄が影響を受け調達が難しくなる可能性があります。また、これに加え、主要消費地の需要や関税等、貿易の枠組みの変化によって価格が上下する可能性があります。これらの結果、仕入れのタイミング等で仕入価格と販売価格の変動に時間差が発生する場合には、利益の増減要因となります。当社では販売担当とは別に商品別の担当者を置き、産地の状況を常に把握することで、価格変動リスクに備えると同時に、仕入先の分散や販売先の必要量の把握等により、このようなリスクの低減を図っております。 経営上の目標の達成状況については以下のとおりです。当社グループでは、日本、米国、中国の3地域に有している生産拠点を活用し、日本国内のみならず、中国、米国、欧州等の海外での売上拡大を図っております。一方、海外現地相場や為替相場の変動による輸入食材の仕入単価の変動がある場合には、販売数量が変わらない場合でも売上高の増減要因となります。従って、売上高よりも、売上総利益や営業利益での増益を主要な経営目標としております。また、企業価値の持続的な向上を目指し、資本コストを十分に上回るROE(株主資本利益率)を確保する方針とし中長期的に8%の達成を目指します。 当連結会計年度の達成状況は、下記のとおりであります。 (単位:百万円)   前連結会計年度   当連結会計年度   前年同期比(%)   計画比(%) 実績   期初計画   実績 売上高   115,208   115,000   124,897   108.4   108.6 売上総利益   18,617   ―   19,649   105.5   ― 営業利益   4,844   4,400   4,942   102.0   112.3 経常利益   4,950   4,500   4,992   100.8   110.9 親会社株主に帰属する 当期純利益   3,170   3,000   3,035   95.7   101.1 ROE(%)   6.0   ―   5.6   ―   ― (注)当連結会計年度の業績予想については、2025年6月13日付で売上高120,000百万円、営業利益4,550百万円、経常利益4,600百万円、親会社株主に帰属する当期純利益2,750百万円に修正しております。 当社グループでは安全・安心に向けた設備投資の継続等で一層の付加価値商品をご提供し、ROE8%以上を早期に達成していきたいと考えております。 ③ 資本の財源および資金の流動性についての分析 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品及び製品、原材料等の仕入費用や生産子会社の製造費用ならびに、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、投資を目的とした資金需要は生産施設における建物及び構築物の新改築や機械装置等の充実のための事業投資であります。 当社グループは、事業運営上必要な運転資金および設備投資資金については、自己資金で賄うことを基本方針としつつ、不足分は金融機関からの短期・長期借入金により調達しております。また、一部はグループ内で資金の効率化を目的としてグループ会社間で融資を行っております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。