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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

日本甜菜製糖

Nippon Beet Sugar Manufacturing Co.,Ltd.2108 · Prime · 食料品

北海道を拠点にビート糖(甜菜糖)を製造する製糖会社。精糖、イースト、飼料、農業資材(紙筒・移植機)など多角化。

概要

日本甜菜製糖は、1920年創業の国内唯一の甜菜糖専門製糖会社である。北海道産てんさいを原料にビート糖(甜菜糖)を製造・販売し、同時に糖蜜やビートパルプなどの副産物を活用した食品素材・飼料・農業資材事業を展開する。連結従業員数771名、2026年3月期の連結売上高は約687億円。東京証券取引所プライム市場に上場(1949年5月)し、本社を東京都中央区京橋に置く。砂糖事業が売上の過半を占めるが、営業利益率は低く、飼料・農業資材・不動産などの非砂糖事業が収益を補完する構造にある。

砂糖事業を軸とする収益構造

当社の事業の中核は砂糖事業であり、2026年3月期の売上高は466億94百万円(全社売上の約68%)を占める。ビート糖(甜菜糖)と精糖(原料糖からの精製)を扱い、精糖は関門製糖への委託生産である。ビート糖の原料は全て北海道産てんさいで、国内甘味資源の自給率確保に寄与する。しかし砂糖事業は海外粗糖相場の影響を受けやすく、2026年3月期は販売価格下落により25億57百万円の営業損失を計上した。一方で、ビート糖生産量の回復により原料糖販売は増加し、売上高は前期比8.9%増となった。砂糖事業は当社の基盤であるが、収益性の改善が課題である。

副産物を活かした多角化:食品・飼料・農業資材

当社は甜菜糖製造過程で生じる副産物を有効活用し、複数の事業を展開する。食品事業では、ビート由来のイースト、オリゴ糖、ベタインなどを製造・販売し、2026年3月期の売上高は28億1百万円、営業利益は1億71百万円である。飼料事業では、ビートパルプ(搾りかす)と配合飼料(関連会社とかち飼料に委託)を畜産農家に供給し、売上高127億44百万円、営業利益13億63百万円と安定した収益を上げる。農業資材事業では、紙筒(移植栽培用育苗鉢)やビート用移植機、種子などを扱い、売上高39億87百万円、営業利益2億70百万円。これらの非砂糖事業は、砂糖事業の収益変動を緩和する役割を果たしている。

子会社・関連会社を通じたグループ経営

当社グループは、当社、連結子会社5社、持分法適用関連会社1社で構成される。主要子会社として、ニッテン商事(食品・砂糖の販売)、十勝鉄道(貨物輸送・倉庫業)、スズラン企業(石炭・石油・自動車部品販売、不動産賃貸)、サークル機工(農業機械製造)がある。また、とかち飼料は関連会社で配合飼料の製造を担う。これらの子会社は当社の事業と密接に連携し、原料輸送(十勝鉄道)、燃料調達(スズラン企業)、製品販売(ニッテン商事)などを効率化している。不動産事業は旧工場跡地を活用した商業施設「ニッテンスズランプラザ」「フレスポ・ニッテン」を運営し、安定的な賃貸収入を得ている。

北海道に集中する生産拠点と物流

当社の生産拠点は全て北海道に所在する。甜菜糖の製造は清水工場(1921年完成)、士別工場(1936年)、芽室製糖所(1970年)、美幌製糖所(1959年)の4工場で行う。また、食品・農業資材部門では清水工場内に紙筒工場(1962年)、総合研究所(1982年)を設置。物流面では、子会社十勝鉄道が原料てんさいや製品の輸送を担い、帯広・千葉に物流センターを持つ。2025年9月には本社を東京都港区から中央区京橋へ移転し、管理機能を集約した。北海道内に工場・研究所・子会社を集中させることで、原料調達から製造・出荷までの一貫体制を築いている。

業界の中での役割は製糖メーカー。甜菜糖・精糖の製造販売を中心に、食品素材、飼料、農業資材を提供。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
687億円
営業利益
1億円
営業利益率
0.1%
純利益
50億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01食品・飲料メーカー、小売、外食主力

ビート糖(甜菜糖)および精糖(関門製糖委託)を製造し、販売代理店を通じて得意先に販売。一部は子会社ニッテン商事を通じて販売。砂糖の原材料として食品業界に広く供給。

主な製品・サービス3
ビート糖(甜菜糖)
北海道産甜菜から製造される砂糖。主に業務用として食品メーカー等に販売。
精糖
原料糖から精製した砂糖(上白糖、グラニュー糖等)。関門製糖に製造委託。
ポケットシュガー
個包装されたスティックシュガーや小袋砂糖。

02食品・健康食品メーカー準主力

イースト、オリゴ糖、ベタインなどを製造・販売。食品素材として製パン・健康食品業界等に供給。

主な製品・サービス3
イースト
パン製造などに用いる酵母。
オリゴ糖
ビート由来のオリゴ糖。食品・健康食品用途。
ベタイン
甜菜糖製造過程で得られるアミノ酸系物質。健康食品や化粧品原料。

03畜産農家準主力

配合飼料(関連会社とかち飼料に委託)およびビートパルプ(甜菜搾りかす)を製造・販売。畜産農家向け飼料として供給。

主な製品・サービス2
配合飼料
畜産用配合飼料。とかち飼料に製造委託。
ビートパルプ
甜菜の搾りかすを乾燥・ペレット化した飼料。繊維質豊富。

04農業(農家・農業法人)準主力

紙筒(移植栽培用育苗鉢)や種子、農業機械(ビート用移植機等)を製造・販売。農業資材全般を扱う。

主な製品・サービス3
紙筒
移植栽培用の育苗鉢。甜菜などの苗を育てるのに使用。
ビート用移植機
甜菜苗を移植するための農業機械。子会社サークル機工が製造。
種子
甜菜等の種子。

05その他(不動産・物流・石炭等)副次

不動産賃貸(商業施設等)、貨物輸送・倉庫業(十勝鉄道)、石炭・石油類・自動車部品販売(スズラン企業)など。

製品と技術

ビート糖と精糖:てん菜から作る砂糖

当社の主力製品は北海道産てん菜から製造するビート糖(甜菜糖)である。ビート糖は、てん菜を洗浄・切片化した後、温水で糖分を抽出し、精製・結晶化して作られる。主に業務用として食品メーカーに販売される。精糖は原料糖(粗糖)を再溶解・精製した上白糖やグラニュー糖で、関門製糖への委託生産により供給する。また、個包装のスティックシュガー「ポケットシュガー」も手掛ける。ビート糖の特徴は、原料であるてん菜の高いCO2吸収能力にあり、環境負荷低減の観点からも価値があるとされる。

食品素材:イースト・オリゴ糖・ベタイン

当社は甜菜糖製造工程から得られる副産物を原料に、多様な食品素材を生産する。イースト(酵母)はパン製造用として清水工場で生産しており、国産ドライイーストとして市場開拓を進めている。オリゴ糖はビート由来の難消化性オリゴ糖で、健康食品や食品添加物として利用される。ベタインはアミノ酸系物質で、健康食品や化粧品原料に用いられる。1991年にラフィノース・ベタインの生産を開始して以来、これら食品素材は砂糖事業と並ぶ成長分野として位置づけられ、BtoC市場への販売強化も進めている。

飼料:ビートパルプとDFAⅢ配合飼料

飼料事業は、ビートパルプと配合飼料の二本柱である。ビートパルプはてん菜の搾りかすを乾燥・ペレット化した飼料で、繊維質が豊富なため牛の健康維持に寄与する。配合飼料は関連会社とかち飼料が製造し、主に畜産農家に供給。2004年に生産を開始したDFAⅢは、独自の飼料素材で、牛のメタン発生量を減らす効果が期待され、海外展開も視野に入れている。2026年3月期の飼料事業売上高は127億円超で、全社の営業利益の大部分を稼ぐ安定した収益源である。

農業資材:紙筒・移植機・種子

農業資材事業では、てん菜栽培に特化した製品群を提供する。紙筒は移植栽培用の育苗鉢で、てん菜の苗を育てる際に使用。ビート用移植機は子会社サークル機工が製造し、移植作業の省力化に貢献する。また、てん菜の種子も扱い、気候変動や病害虫に強い品種の導入を支援している。これら資材はてん菜生産者向けが中心だが、有機農業用資材や林業向け紙筒移植技術など、新たな用途開発も進めている。2026年3月期の農業資材事業売上高は約40億円、営業利益2.7億円と堅調である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

国内甜菜糖専業、収益は低位安定

日本甜菜製糖は甜菜(ビート)から砂糖を製造する国内唯一の専業メーカー。同業の製粉会社(ニップン、日清製粉等)は小麦粉事業が主体で直接競合ではないが、砂糖全体では他の砂糖メーカー(三井製糖、大日本明治製糖など)と競合。甜菜糖はてん菜生産に依存し、国内産糖のシェアは限定的。売上高は約700億円規模で、営業利益率は1%未満と低収益。

強み

  • 甜菜糖製造で国内唯一の専業、原料調達で農家との長期関係。
  • 国産原料を使用し、安全・安心志向の消費者ニーズに対応。
  • 北海道を拠点に地域経済への貢献、地元支持を得ている。
  • 甜菜糖製造に特化した効率的な生産設備を保有。

課題

  • 営業利益率が1%未満と低く、コスト上昇に脆弱。
  • 天候や甜菜の作柄に収益が左右される。
  • 国内の砂糖消費は減少傾向、健康志向も逆風。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字が日本甜菜製糖

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18079正栄食品工業768億円19.3倍
21379ホクト726億円11.4倍
32695くら寿司716億円39.4倍
48160木曽路706億円40.4倍
52602日清オイリオグループ704億円8.2倍
62108日本甜菜製糖698億円13.3倍
78179ロイヤルホールディングス678億円22.8倍
82211不二家640億円57.2倍
92053中部飼料615億円10.6倍
108200リンガーハット607億円34.9倍
112288丸大食品597億円5.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

二社の設立と合併を経た製糖会社の誕生(1919-1923年)

当社の起源は、1919年6月に資本金250万円で設立された北海道製糖と、1920年4月に同じく資本金250万円で設立された旧日本甜菜製糖の二社にある。北海道製糖は同年12月に帯広工場を、旧日本甜菜製糖は1921年10月に清水工場を完成させ、それぞれ甜菜糖の生産を開始した。1923年6月、明治製糖が旧日本甜菜製糖を合併。同時期の1923年4月には十勝鉄道が設立され(現・連結子会社)、翌1924年2月に鉄道運輸営業を開始した。この鉄道が後の物流基盤となる。

戦時統合と社名変更、再出発(1936-1949年)

1936年10月、明治製糖は士別工場を完成させ、甜菜糖生産能力を拡大。1944年2月には北海道製糖が明治製糖の傘下に入り、同年9月に北海道興農工業へ社名変更した。戦後の1947年9月、同社は日本甜菜製糖に社名を変更し、現在の体制が整う。1949年5月、東京証券取引所に株式を上場。戦時中の統合と再編を経て、新会社としてスタートしたこの時期が現在の企業基盤を形作った。

イースト生産開始と工場拡充の高度成長期(1952-1970年)

1952年9月、清水工場でイーストの集中生産を開始し、食品事業に進出。同時に下関精糖工場を完成させ、精糖事業にも足場を築いた。1959年には美幌製糖所、1962年には帯広製糖所構内に配合飼料工場と清水工場内に紙筒工場を新設し、事業の多角化が進む。1970年10月には芽室製糖所が完成し、甜菜糖の生産能力はさらに増大した。1960年には本社を東京・京橋へ移転し、全国展開の体制を整えた。

事業再編と副産物活用の新展開(1977-2000年)

1977年3月、帯広製糖所を廃止し生産拠点を集約。1982年10月には総合研究所を発足させ、副産物の有効利用研究を本格化する。1991年10月、ラフィノース・ベタインの生産を開始し、食品素材事業を拡大。1998年11月には旧帯広製糖所跡地に賃貸商業施設「ニッテンスズランプラザ」を完成させ、不動産事業に参入した。2000年12月には西日本製糖(後の関門製糖)に50%資本参加し、精糖の共同生産を開始する一方、2001年3月には下関精糖工場を閉鎖し、精糖事業を委託生産へ切り替えた。

グループ再編と中期経営計画の策定(2004-2025年)

2004年1月、DFAⅢ(飼料用独自素材)の生産を開始し、飼料事業の強化を図る。同年8月に本社を港区三田へ移転し、2009年にはサークル機工を子会社化して農業機械事業を拡充。2011年には帯広配合飼料工場を閉鎖し、とかち飼料への委託に一本化。2021年9月、関門製糖株式を売却し精糖事業の委託関係を解消。2022年4月には東京証券取引所プライム市場へ移行。2022年には「日甜アグリーン戦略」を掲げ、てん菜産業への転換を宣言。2025年9月には本社を再び京橋へ戻し、新たな中期計画の下で成長投資を進めている。

年表40件を開く

1910年代

  • 1919年6月資本金250万円で北海道製糖㈱設立

1920年代

  • 1920年4月資本金250万円で旧日本甜菜製糖㈱設立
  • 1920年12月北海道製糖㈱帯広工場完成
  • 1921年10月旧日本甜菜製糖㈱清水工場完成
  • 1923年4月十勝鉄道㈱設立(現・連結子会社)
  • 1923年6月M&A明治製糖㈱は旧日本甜菜製糖㈱を合併
  • 1924年2月十勝鉄道㈱は鉄道運輸営業を開始

1930年代

  • 1936年10月明治製糖㈱士別工場完成
  • 1938年10月ホクトイースト㈱設立(後のニッテン商事㈱ 現・連結子会社)

1940年代

  • 1944年2月北海道製糖㈱は明治製糖㈱の傘下に入る
  • 1944年9月北海道製糖㈱は北海道興農工業㈱に社名を変更
  • 1947年9月北海道興農工業㈱は日本甜菜製糖㈱に社名を変更
  • 1949年5月上場東京証券取引所に株式上場

1950年代

  • 1952年9月清水工場でイーストの集中生産を開始、下関精糖工場完成
  • 1959年10月美幌製糖所完成

1960年代

  • 1960年4月札幌支社を新設
  • 1960年7月本社を東京都中央区京橋へ移転
  • 1961年5月商号変更ホクトイースト㈱は社名をニッテン商事㈱に変更
  • 1961年10月十勝鉄道㈱は貨物自動車運送事業を開始
  • 1962年2月帯広製糖所構内に配合飼料工場新設
  • 1962年9月清水工場構内に紙筒工場新設

1970年代

  • 1970年10月芽室製糖所完成
  • 1971年12月スズラン企業㈱設立(現・連結子会社)
  • 1977年3月帯広製糖所を廃止

1980年代

  • 1982年10月創業総合研究所発足

1990年代

  • 1991年10月ラフィノース・ベタインの生産を開始
  • 1998年11月旧帯広製糖所跡地に賃貸用商業施設「ニッテンスズランプラザ」完成

2000年代

  • 2000年12月商号変更西日本製糖㈱に50%資本参加(持分法適用関連会社、2001年4月より関門製糖㈱に社名変更、精糖の共同生産を開始)
  • 2001年3月下関精糖工場を閉鎖
  • 2004年1月DFAⅢの生産を開始
  • 2004年3月千葉市美浜区に物流センター完成
  • 2004年8月本社を東京都中央区京橋から東京都港区三田へ移転
  • 2004年9月「ニッテンスズランプラザ」の南側隣接地に複合型商業施設「フレスポ・ニッテン」完成
  • 2007年3月北海道芽室町にビジネスセンター完成
  • 2007年11月とかち飼料㈱を共同設立(30%出資、現・持分法適用関連会社)
  • 2009年9月㈱サークル鉄工より農業用機械の製造販売等の事業等を譲り受け、サークル機工㈱設立(現・連結子会社)

2010年代

  • 2011年3月帯広配合飼料工場を閉鎖

2020年代

  • 2021年9月関門製糖㈱の株式を売却し、持分法適用関連会社の範囲から除外
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2025年9月本社を東京都港区三田から東京都中央区京橋へ移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益2028年3月期まで30億円
  • ROE2028年3月期まで5%以上
  • ROE8%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    砂糖事業の収益構造改善

    省エネ・省人・省力化、販売強化により、基盤であるビート糖事業の収益性を向上させ、作付面積確保につなげる。

  2. 02

    成長事業の拡大加速

    飼料事業では独自素材DFAⅢの海外展開、農業資材事業では有機農業用資材の新商品開発と海外展開、食品事業ではBtoC強化や国産ドライイーストの市場開拓を進める。

  3. 03

    持続可能な農業・環境への貢献

    てん菜のCO2吸収力を活かし、減農薬・減肥料・スマート農業の推進、有機農業の普及、林業への技術活用、メタン低減飼料の開発、脱炭素化や資源循環を進める。

  4. 04

    資本・財務戦略の強化

    政策保有株式の縮減、キャッシュアロケーション策定、株主還元拡充、適切なバランスシートコントロールにより、資本収益性を意識した経営を実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で771人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は670万円で、9期前と比べて+0.4%平均年齢は43.8歳、平均勤続年数は18.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月695
2018年3月695
2019年3月66843.920.4707
2020年3月66143.920.5730
2021年3月64243.720.0747
2022年3月63343.419.7765
2023年3月64943.519.4773
2024年3月65943.619.3774
2025年3月67343.519.077565
2026年3月67043.818.977113

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率87.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)62.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 5 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 外 — 東京都中央区 外8,126百万円
砂糖 不動産 全社資産
賃貸用商業施設 外 — 北海道帯広市 外4,605百万円
飼料 不動産
芽室製糖所 外 — 北海道芽室町3,824百万円
砂糖 食品 飼料 全社資産
美幌製糖所 — 北海道美幌町1,436百万円
砂糖 飼料
士別製糖所 — 北海道士別市1,354百万円
砂糖 食品 飼料
その他 — 十勝鉄道㈱(北海道帯広市)903百万円
総合研究所 — 北海道帯広市522百万円
食品 飼料 全社資産
清水バイオ工場 外 — 北海道清水町489百万円
食品 農業資材 不動産
札幌支社 外 — 北海道札幌市 中央区 外388百万円
砂糖 農業資材 不動産 全社資産
不動産 その他 — スズラン企業㈱(北海道帯広市)161百万円
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    十勝鉄道㈱
    北海道 帯広市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    スズラン企業㈱
    北海道 帯広市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ニッテン商事㈱
    千葉県 千葉市 美浜区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    サークル機工㈱
    北海道 滝川市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    とかち飼料㈱
    北海道 広尾町 · 持分法適用会社
    議決権30.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は687億円営業利益1億円前期と比べると増収減益で、売上が+6.0%、利益が-80.0%。

売上高
+6.0%
687億円
営業利益
-80.0%
1億円
純利益
+85.2%
50億円
営業利益率
0.1%
前期比 -0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高690億円687億円
営業利益13億円1億円
純利益48億円50億円
1株あたり配当¥260¥260

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は156億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−5.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1717
2024年1Q165−3−1.81
2024年2Q159159.411
2024年3Q190−9−4.7−4
2024年4Q17910
2025年2Q29251.758
2025年4Q35600.0−31
2026年2Q330−1−0.312
2026年4Q35720.638
2027年1Q15621.33

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は582億円から687億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は0.1%。純利益は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月582158
2014年3月5752011
2015年3月5772314
2016年3月5782214
2017年3月5812515
2018年3月5892012
2019年3月5802013
2020年3月5702113
2021年3月5482316
2022年3月5852820
2023年3月6502013
2024年3月6931818
2025年3月6485110.827
2026年3月687180.150

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高687億円のうち、営業利益として残るのは1億円0.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は50億円、売上の7.3%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.8%548億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.2%139億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.1%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.0pt
0.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.1pt
7.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.6pt
6.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが43億円、投資CFが14億円で、差し引きのフリーCFは57億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は46億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月24−24−9063
2014年3月384−84297
2015年3月21−3013−9101
2016年3月46−22−1124115
2017年3月55−76−7−2187
2018年3月17−11316116
2019年3月25−20−26595
2020年3月30−2694107
2021年3月−2−27−11−2967
2022年3月2651431112
2023年3月−18−1730−35106
2024年3月130−13−95117129
2025年3月−3122−36−984
2026年3月4314−955746

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は977億円。このうち返さなくてよい自己資本が775億円で、自己資本比率は79.3%(業種中央値56.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月78456022471.3
2014年3月81857724170.6
2015年3月94365029369.0
2016年3月96266629669.2
2017年3月98968830169.5
2018年3月99168330868.9
2019年3月98369428970.6
2020年3月96467029469.4
2021年3月97468528970.3
2022年3月1,00567932667.6
2023年3月1,03168135066.1
2024年3月1,03072530570.4
2025年3月1,01273827472.9
2026年3月97777520279.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
26億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
475億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
241億円
在庫として抱えている分
負債合計
202億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
60
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率123社中14位あたり、逆に低いのは営業利益率123社中116位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.7%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.1%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
79.3%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.0%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.8%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥5,450で、1年前と比べて+106.5%過去52週の値幅のなかでは84%の位置にある。

¥5,450+0.0%1ヶ月+9.2%1年+106.5%時価総額698億円
過去52週の値幅
安値¥2,717高値¥5,980

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.3倍
PER (会社予想)13.4倍
PBR0.84倍
配当利回り4.77%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月下旬から上昇基調が強まり、8月21日は5810円で、1か月で約18%上昇しました。25日移動平均線(5153.2円)を大きく上回っており、75日線(4695.67円)や200日線(4128.84円)も上回っています。52週高値5880円に接近しており、8月21日の終値は高値から約1.2%下の水準です。出来高も増加傾向で、8月21日には6.3万株と活発でした。1年で約121%上昇しており、強い上昇トレンドが続いています。ただし、RSIは88.1と過熱感が強く、短期的な調整リスクも意識されます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 68/100)

PERが14.14倍と業界平均の28.6倍を大幅に下回り、予想PERも14.2倍と低水準。PBRは0.9116倍と1倍を割り込み株価純資産倍率も割安。配当利回りは4.48%と業界平均の2.22%を大きく上回る。ROEは6.7%と業界平均に比べ低いが、配当性向は39.7%と安定。ただし売上高や利益率は低下傾向にあり、収益の安定性に懸念がある。総合的に見て割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.3倍28.6倍
PER (予想)13.4倍
PBR0.84倍1.63倍
ROE6.7%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、砂糖市場の需給環境と収益性の改善である。強気派は、国内砂糖の自給率向上への期待と、2025年3月期の純利益増加(27億円)を評価し、株価の上昇が示す通り業績改善を見込む。また、多角化していない専業であるがゆえに、砂糖価格上昇時の収益拡大余地を指摘する。弱気派は、営業利益率の低さと、2026年3月期の営業利益率0.15%への低下を懸念し、原材料費高騰によるコスト圧迫を問題視する。需給緩和や価格競争の激化が続けば、業績悪化のリスクがある。

プラスに働く材料7
  • 国内自給率向上の追い風

    食料安全保障の観点から国産砂糖への需要が高まり、販売が安定する。

  • 純利益の増加傾向

    2024年3月期18億円、2025年3月期27億円と増益が続いている。

  • 専業ならではの価格転嫁力

    甜菜糖に特化しており、砂糖価格上昇が業績に直結しやすい。

  • 純利益は前期比85%増の50億円通年影響

    純利益は27億円→50億円と23億円増加。EPSは約390円でPER14倍台

  • PBR0.91倍と1倍割れ、株主還元期待継続影響

    PBR0.91倍、配当利回り4.48%。割安水準として下支え

  • 売上高は前期比6%増の687億円通年影響

    売上高は648億円→687億円と39億円増加

  • 外国人保有比率3.74%と低位、上積み余地継続影響

    外国人保有比率は3.74%と低く、資金流入余地あり

マイナスに働く材料7
  • 営業利益率の低位安定

    営業利益率は0.15%とほぼゼロで、コスト変動に極めて脆弱。

  • 原料費高騰の影響

    てんさいの生育不良や燃料費上昇が収益を圧迫する。

  • 需給緩和のリスク

    国内砂糖需要の減少や輸入糖との競争で、販売価格が低迷する可能性。

  • 本業の営業利益は1億円とほぼゼロ通年影響

    売上高687億円に対し営業利益1億円、営業利益率0.15%

  • 営業利益は前期比4億円減の1億円通年影響

    営業利益は5億円→1億円と80%減

  • 純利益50億円は特別利益依存の懸念次回決算影響

    営業利益1億円と乖離。特別利益剥落なら反動減

  • ROE6.7%と低くPBR改善は不透明継続影響

    ROE6.7%はPBR0.91倍の一因。資本効率改善が必要

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性改善の度合いを測る。低位からの脱却が焦点。
原料てんさいの作況
収穫量と糖度が製造コストと収益に直結する。
砂糖の需給バランス
国内需給と輸入動向が販売価格に影響を与える。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり260で、前期から+100.0%いまの株価に対する利回りは4.77%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥260
1株あたり
配当利回り
4.77%
いまの株価に対して
配当性向
39.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5057.3
2018年3月500.079.4
2019年3月8060.0117.9
2020年3月50−37.567.3
2021年3月500.052.1
2022年3月500.030.3
2023年3月500.067.3
2024年3月5510.037.4
2025年3月8045.533.8
2026年3月160100.039.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥260

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ11,389人。区分でいちばん多いのは個人・その他47.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.4%を占め、残る55.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他41.445.147.148.650.647.9
金融機関28.727.626.425.523.523.4
事業法人20.618.218.117.918.121.0
自己株式8.612.012.916.218.85.6
証券会社1.20.81.21.30.94.0
外国法人8.28.27.16.67.03.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01明治ホールディングス㈱7.75
02ニッテン共栄会7.53
03ESG投資事業組合6.63
04日本マスタートラスト信託銀行㈱信託口5.67
05農林中央金庫4.01
06東京海上日動火災保険㈱3.34
07㈱みずほ銀行(常任代理人 ㈱日本カストディ銀行)2.77
08NIPPON EXPRESSホールディングス㈱2.50
09DM三井製糖㈱2.07
10スズラン持株会1.82

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+600%、1株純資産は14期で+63%。直近期のROEは6.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月593,9311.530.3115.6
2014年3月774,0481.926.180.3
2015年3月984,5542.120.363.9
2016年3月954,7152.020.066.7
2017年3月1074,8672.222.157.3
2018年3月864,8221.827.279.4
2019年3月934,8931.920.5117.9
2020年3月944,7152.018.267.3
2021年3月1164,8862.414.252.1
2022年3月1425,0372.911.430.3
2023年3月945,1021.917.867.3
2024年3月1385,6482.615.037.4
2025年3月2155,9293.710.633.8
2026年3月4116,4136.710.039.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

22名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は22名。2026/3期の役員報酬は総額194百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
石栗秀代表取締役 取締役社長 社長執行役員6830,700
木山邦樹取締役 専務執行役員 札幌支社長 農務部門(農務部・農技開発部)管掌 農福連携担当6920,800
寺澤秀和取締役 常務執行役員 海外事業部・飼料事業部・紙筒事業部・農機開発センター管掌6715,700
白畑康取締役 上席執行役員 経営企画室長 財務企画室・法務室・管理部・IR担当593,100
淺羽茂取締役651,700
橋本秀一取締役702,000
中村規代実取締役571,000
古賀啓常勤監査役624,500
藤崎裕之常勤監査役633,700
増本善丈監査役582,100
大井素美監査役49100
大井倫太郎51
残りの役員10名を開く
氏名役職年齢保有株数
田村雅彦常務執行役員
菊池文夫上席執行役員
黒氏信好上席執行役員
寺山佳之執行役員
梶明宏執行役員
鎌田隆彦執行役員
伊藤政貴取締役 上席執行役員 人事部長 内部統制・コンプライアンス・リスク管理推進室・経理部・品質保証部担当561,900
浅見裕子取締役54
高谷元幸執行役員
横地健太郎執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)57939912826
社外取締役636366
監査役2303015

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,046字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社5社及び関連会社1社により構成されており、その事業は、ビート糖、精糖、イースト、オリゴ糖等食品素材、配合飼料、紙筒(移植栽培用育苗鉢)、農業用機械器具等の製造販売、物流を主な内容とし、さらに不動産事業、石炭・石油類及び自動車部品の販売、スポーツ施設の経営を行っております。 当社グループの事業に係わる位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、以下に示す区分はセグメントと同一の区分であります。 砂糖事業 ビート糖、精糖、ビート糖蜜、精糖蜜、ポケットシュガーは当社が製造(精糖及び精糖蜜は関門製糖㈱に製造を委託)し、販売代理店を通じて各得意先に販売しており、うち一部は子会社ニッテン商事㈱を通じて販売しております。なお、ビート糖製造の燃料である石炭・石油類の一部を子会社スズラン企業㈱を介して購入し、また、ビート糖原材料及び製品ビート糖の輸送・保管の一部を子会社十勝鉄道㈱が行っております。 食品事業 イースト、オリゴ糖、ベタインなどは、当社が製造し販売しており、うち一部は子会社ニッテン商事㈱を通じて販売しております。 子会社ニッテン商事㈱は食品の仕入れ販売を行っております。 飼料事業 配合飼料は、関連会社とかち飼料㈱に製造を委託し、当社が販売しております。なお、配合飼料の輸送の一部を、子会社十勝鉄道㈱が行っております。 ビートパルプは当社が製造し販売しております。 農業資材事業 紙筒(移植栽培用育苗鉢)、種子などは当社が製造し販売しております。 農業機材(農業用機械器具及び農業資材)は当社が仕入れ販売しております。 子会社サークル機工㈱にて、ビート用移植機を中心とした農業用機械器具の製造販売等の事業を行っております。 不動産事業 当社及び子会社スズラン企業㈱は、社有地に商業施設等を建設し賃貸するなどの不動産事業を行っております。 その他の事業 子会社十勝鉄道㈱は、貨物輸送事業を行っており、当社のビート糖原材料、製品ビート糖及び配合飼料等の輸送の一部を行っております。また、倉庫業として主に当社製品ビート糖の保管を行っております。 子会社スズラン企業㈱は、石炭・石油類及び自動車部品の販売を行っており、その一部を当社へ販売しております。また、保険代理業、スポーツ施設等の営業も行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。 〇印は連結子会社、※印は関連会社で持分法適用会社であります。
経営方針・対処すべき課題3,240字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、「開拓者精神を貫き 社会に貢献しよう」の社是のもと、北海道寒地農業の振興と国内甘味資源自給率確保の社会的使命を企業理念として掲げ、安全で高品質の砂糖の安定的供給を主たる目標に事業を遂行しております。 当社グループでは、2022年に当社グループが目指す道標として「日甜アグリーン戦略」を掲げ、「てん菜糖業」から「てん菜産業」への飛躍を図り、農業を基盤とした成長事業への展開を図ることといたしました。 (「アグリーン」は「アグリカルチャー」と「グリーン」を掛け合わせた造語) 「日甜アグリーン戦略」 これまで培ってきた製糖副産物を利用する技術や、バイオ技術、てん菜の収量を飛躍的に高めた独自の紙筒技術等を基盤に、「食品、畜産、紙筒、てん菜」の4つの分野で新製品や新技術の開発に取り組んでおります 調達作物・各種作物栽培方針並びに新たな製品開発方針 ・栽培作物中CO2吸収能力の極めて高い“てん菜”を、引き続き当社事業の核とし、『持続可能なてん菜産業』実現のため、従来からの砂糖製造に加えて、てん菜を原料とした新たな製品・用途開発(健康食材・食品以外の素材開発など)を目指す。 ・原料てん菜及び他作物の栽培方法において、減農薬・減肥料・省人省力化(スマート農業)を目指し、生産者の生産費の低減に資する。 ・有機農業を視野に入れた製品群・栽培方法を開発・製造し、国内外に普及させる。 ・大量の炭素を長期間貯蔵する林業事業に当社技術(紙筒移植ほか)を活用し国内外に普及させる。 ・牛の健康に良い飼料を開発・製造し、牛の長命連産を目指す。 ・メタン発生量を減少する家畜用飼料の開発を目指す。 生産から流通までの全工程における取り組み方針 ・原料輸送・貯蔵・製造・製品保管・製品輸送・販売において、効率化を目指し、省エネ・省人省力・省資材化を図り、製造費・販売費を低減する。 カーボンニュートラル・環境負荷低減の取り組み方針 ・各工場・各事業所・不動産事業等で使用する電力・燃料の脱炭素化を目指す。 ・各工場・各事業所から排出される産業副産物の有価物利用を促進(資源の循環利用)。 ・社用車、社用農業機械などの使用燃料の脱炭素化を目指す。 ・当社製品に使用される化石燃料由来のプラスチック・ビニールなどの包装・容器資材類について、削減並びに代替資材類の使用を促進する。 「日甜アグリーン戦略」で諸課題にチャレンジし、持続可能な食料システム構築と新たな価値の創造を目指し、多くの方に支持され続ける企業グループに成長してまいります。 (2) 対処すべき課題及び中長期的な経営戦略 (対処すべき課題) 砂糖業界におきましては、インバウンド需要が引き続き堅調と見込まれるものの、物価高や消費者の低甘味嗜好、人口減少等の影響等により、厳しい状況が依然として続いております。 2025年12月、政府は2027年以降のてん菜・てん菜糖に係る政策支援数量を砂糖量にして55万トンとすることを決定しました。現状のてん菜糖生産規模が保証されることとなりましたが、一方で近年の気候変動に伴う低糖分、肥料価格の高止まり等によりてん菜生産における収益性が悪化しており、作付面積が漸減しております。 当社の主業であるビート糖事業の根幹であるてん菜生産力の維持・向上が喫緊の課題であり、気候変動や病害虫に耐えうる新たなてん菜品種の導入や、農作業の省力化に貢献する適時適切な生産指導により、生産者の収益性向上を図り、作付面積の確保に繋げております。 (中長期的な経営戦略) 当社グループでは、2024年3月期から5年間の「第2次中期経営計画」を策定し、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けて、企業価値の一層の向上に取り組んでおります。 成長事業である飼料事業、農業資材事業、食品事業では、海外輸出を含めた新規市場開拓、新商品開発等を進め、収益体質の改善を図ります。 また、自己資本水準の見直しを進め、将来の収益源となる成長投資、非連続成長に対する投資の実施及び株主還元の強化を、バランスを考慮しながら行います。 以上により、第2次中期経営計画最終年での目標であるROE5%の達成を目指してまいります。 第2次中期経営計画 基本方針 「持続可能なてん菜産業の創造にチャレンジし、安全・安心で幸せな社会の実現に貢献していく」 事業戦略   「成長事業の拡大加速」① 飼料事業 ・独自素材DFAⅢの海外展開 ・ビートパルプの多用途展開② 農業資材事業 ・有機農業用資材の新商品開発・海外展開  ・てん菜由来の有用物質を活用した商品の拡販③ 食品事業 ・BtoC市場での販売強化 ・国産ドライイーストの市場開拓  ・新たな機能を有する製品の開発 「基盤事業の収益構造改善」④ 砂糖事業 ・省エネ・省人・省力化、販売強化⑤ 不動産事業 ・安定的な収益確保 資本・財務戦略   ① 政策保有株式の縮減② キャッシュアロケーションの策定③ 株主還元の拡充④ 適切なバランスシートコントロール 非財務戦略   ① 持続可能な農業への貢献② 気候変動への対応③ 資源の有効活用④ 食の安全・安心⑤ 働きやすい環境の実現⑥ 地域社会への貢献 「第2次中期経営計画の見直し」(2026年3月期~2028年3月期) てん菜作付面積の急激な落ち込み、地政学的リスクに起因した燃料価格の高騰及びその他の資材の価格上昇など、ここ数年で外部環境が著しく変化しており、てん菜を取り巻く環境の変化を適切に織り込む必要性が増していること、成長分野への投資を加速し収益体質の改善が一層求められることから、2025年5月に「第2次中期経営計画」を見直し、中期経営計画の3~5年度目標の再設定を行いました。 また、企業価値向上に向けた積極的な取り組みが必要な状況との認識のもと、2026年5月には「資本収益性の向上に向けて」を公表し、自己資本水準の見直しおよび成長事業の拡大・基盤事業の収益構造改善を図り、資本収益性を意識したバランスシートマネジメントを踏まえ株主還元をさらに強化し、計画最終年度(2028年3月期)におけるROE5%の達成ならびに中長期的なROE8%水準への向上を目指してまいります。 目標値       旧2027年度目標   新2027年度目標 営業利益   24億円   30億円 ROE   -   5%以上   ※ 中長期的に8%以上を目指す 中期経営計画の3年度目となる2026年3月期は、主にビート糖生産量が回復したことによりビート原料糖の販売量が増加し、増収となりました。またエネルギーコストを始め製造原価は低減したものの、採算の厳しい原料糖の販売増加及び販売増加に伴う製品運送費用の増加等により営業損益は押し下げられ、営業利益は前期比90.2%減の52百万円にとどまる非常に厳しい結果となりました。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は、主に投資有価証券売却益の増加により5,032百万円となり、2026年3月期のROEは6.7%となりました。 当社グループは、急速に変化する外部環境に対応するため、経営戦略の再構築を急務と考えています。当社グループが掲げている「日甜アグリーン戦略」のもと、「てん菜糖業」から「てん菜産業」へと事業を発展させていきます。 工場でのさらなるコスト削減に加え、適正価格での販売を含めた事業基盤の強化に取り組みます。また、農業を基盤としつつ、新たな成長事業の展開にも挑戦します。これらを通じて、持続可能な食料システムの構築と新たな価値創造を実現し、より多くの方に支持される企業グループへ成長してまいります。
事業等のリスク2,338字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 当社グループは、リスク管理体制の構築をリスク管理推進委員会で行っており、その内容につきましては、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」に記載しております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)砂糖事業への依存に関するもの 当社グループでは、売上高の約7割を砂糖事業が占めており、他の事業におきましても、ほとんどが砂糖事業に付随、又は関連する事業から成り立っております。このため、消費者の低甘味嗜好や代替甘味料の増加等による国内の砂糖消費量の減少が、当社グループの業績に影響を及ぼすリスクがあります。 (2)農業政策の影響に関するもの 主力のビート糖事業は、国が策定する食料自給率の達成、北海道寒地農業の振興、砂糖の安定的な供給を使命として遂行されており、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」等、国の農業政策に大きく関わっているとともに、CPTPP(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)等の国際経済協定の進展が、農業政策にも大きく反映される可能性が高く、砂糖事業の業績に影響を及ぼすリスクがあります。 (3)原料てん菜の生産状況に関するもの ビート糖の原料であるてん菜は、農産物のため、生産量、糖分、品質は天候に大きく左右され、その結果、工場の操業度等に影響を与え、砂糖事業の業績に影響を及ぼすリスクがあります。 (4)燃料等製糖資材の調達に関するもの ビート糖の製造に必要な燃料などの資材については、多くを海外から調達しております。このため、資材輸出国の地政学事象を要因とした国際的な需給の逼迫や相場の高騰、さらに為替及び物流事情等により、調達コストに大きな影響が生じ、砂糖事業の業績に影響を及ぼすリスクがあります。 (5)輸入粗糖及び輸入穀物の価格変動に関するもの 精製糖の原料である輸入粗糖、配合飼料の原料である輸入穀物は、海外商品相場や為替相場の影響を受け、調達価格が大きく変動することがあります。また、当該製品の販売価格は、基本的には輸入原料の調達価格の変動に準じた動きをしておりますが、相場の急激な変動を適宜販売価格に反映できない場合、当社グループの業績に影響を及ぼすリスクがあります。 (6)製品の販売価格に関するもの 主力のビート糖事業において、ビート糖は国の糖価調整制度のもと国内産糖交付金の交付を受け、一般顧客向けの白糖と国内精製糖企業向けの原料糖に区分し販売されており、原料糖には入札価格に応じて複数の価格帯が存在しております。その製品販売価格は、海外砂糖相場等の影響を受け大きく変動することがあり、相場が急落し製品の販売価格が下落する場合、砂糖事業の業績に影響を及ぼすリスクがあります。 (7)食品の安全に関するもの 当社グループでは、安心安全な製品を提供するため、「品質保証規程」に基づく管理体制を整えております。加えて、当社の製糖工場は国際的な食品安全マネジメントシステムである「FSSC22000」を取得しており、品質管理体制を継続的に改善し続けていく仕組みを導入しております。しかしながら、万が一、食品安全に影響を及ぼすような事態が起きた場合には、製品回収、再発防止対策等の費用が発生するなど、当社グループの業績に影響を及ぼすリスクがあります。 (8)災害、感染症による生産停止等に関するもの 当社グループは、北海道の生産拠点を中心に全国へ製品供給を行う事業活動を行っておりますが、台風や地震等の大規模自然災害や火災・停電等の事故災害、北海道の冬期の悪天候等により、製品生産や物流機能に支障が生じるリスクがあります。また、製糖工場等では大規模な装置を保持し稼働させているため、感染症の蔓延、労働災害の発生、重要な設備の故障等による生産停止等が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)気候変動に関するもの 当社グループは、気候変動に伴う深刻な気温上昇により、主要な原料であるてん菜が生育不良となり、製糖工場の生産効率が大きく低下する等の影響を受ける可能性があります。また、脱炭素社会に向けた政府等の規制強化により炭素税等のコストや脱炭素化の進展に伴う省エネ設備導入や燃料調達コストが増加する可能性があります。 気候変動により想定されるリスク等の詳細については、「2 サステナビリティに関する考え方及び取り組み」に記載しております。 (10)情報システムに関するもの 当社グループでは、生産、販売、管理等の業務にコンピュータシステムを利用しております。これらを適切に管理するため、情報セキュリティ対策を講じておりますが、サイバー攻撃等による大規模なシステム障害や機密情報・個人情報の漏洩が発生した場合、正常な事業運営が困難となり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクを踏まえ、当社としては安定した経営基盤を築くため、高品質原料の調達及び製糖工場の製造能力を最大限に発揮できるよう取り組むとともに、環境に配慮し省エネや製糖資材使用の抑制や調達等のリスクマネジメント等を推し進め、製造コストの削減に努めてまいります。 それらに加え、砂糖以外の事業についても、経営の多角化を推進しグループ全体の事業基盤の強化に努めてまいります。
経営成績の分析 (MD&A)9,965字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当連結会計年度のわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果で景気回復を支えることが期待されているものの、金融資本市場の変動の影響やアメリカの通商政策の動向、中東情勢の影響等、先行きが不透明な状況が続いております。 このような状況のもと、当社グループでは、第2次中期経営計画(2024年3月期~2028年3月期)を策定し、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けて、企業価値の一層の向上に取り組んでおります。 当連結会計年度は、主に砂糖事業の売上増加により、売上高は前期比6.0%増の68,696百万円となり、営業利益は飼料事業、農業資材事業及びその他事業で増益となったものの、主に砂糖事業の減益により、前期比90.2%減の52百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、特別利益で前年度に計上した固定資産売却益の影響がなくなったものの、投資有価証券売却益の増加と、特別損失での減損損失の減少により、前期比86.1%増の5,032百万円となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 <砂糖事業> 海外市況につきましては、ニューヨーク市場粗糖先物相場(当限)において1ポンド当たり期初18.89セントで始まり、一時的に2月にはブラジル等主要産地で生産が順調なため13セント台まで下落し、15.51セントで当期を終えました。 一方、国内市況につきましては、期初249円~251円(東京精糖上白現物相場、キログラム当たり)で始まりましたが、11月に8円下落し241円~243円となり、そのまま当期を終えました。 ビート糖は、海外粗糖相場の下落の影響を受け販売価格は下落したものの、ビート糖生産量が回復したことにより原料糖販売が増加したため、売上高は前期を上回りました。 精糖は、ビート糖同様販売価格が下落したため売上高は前期を下回りました。 砂糖事業の売上高は、46,694百万円(前期比8.9%増)となりましたが、販売価格の下落の影響により2,557百万円の営業損失(前期は1,598百万円の営業損失)となりました。 <食品事業> イーストは、販売単価増により売上高は前期を上回りましたが、燃料費単価の上昇等により減益となりました。 オリゴ糖等食品素材は、販売数量が前期をやや下回り、売上高は減少しましたが、製造コスト削減に努めたことにより、前期並みの利益となりました。 食品事業の売上高は、2,801百万円(前期比3.7%増)となり、171百万円の営業利益(前期比22.6%減)となりました。 <飼料事業> 配合飼料は、販売単価は下落したものの、販売数量が増加し、売上高は前期をやや上回りました。 ビートパルプは、2025年産原料てん菜の収量減少に伴う減産により、販売数量、売上高ともに前期を下回りました。 飼料事業の売上高は、12,744百万円(前期比0.9%減)となり、主に輸入とうもろこし等原料価格の低下により損益は改善し、1,363百万円の営業利益(前期比11.7%増)となりました。 <農業資材事業> 紙筒(移植栽培用育苗鉢)は、販売単価は一部値上げにより上昇したものの、販売数量は減少し、売上高は前期を下回りました。 農業機材は、移植機材・播種機材等の売上増加により、売上高は前期を上回りました。 農業資材事業の売上高は、3,987百万円(前期比1.5%増)となり、前年度に計上した棚卸資産評価損の影響がなくなったことにより、270百万円の営業利益(前期は50百万円の営業損失)となりました。 <不動産事業> 不動産事業は、一部賃貸物件の稼働率低下により、売上高、営業利益ともに前期を下回りました。 不動産事業の売上高は、1,166百万円(前期比5.4%減)となり、営業利益は594百万円(前期比1.3%減)となりました。 <その他の事業> その他の事業は、主に貨物輸送の運賃単価上昇やコスト削減により、売上高、営業利益ともに前期を上回りました。 その他の事業の売上高は、1,300百万円(前期比10.4%増)となり、営業利益は293百万円(前期比58.4%増)となりました。 ②財政状態 当連結会計年度末の資産の合計は97,696百万円で、前連結会計年度末に比べ3,518百万円の減少となりました。 一方、負債の合計は20,178百万円で、前連結会計年度末に比べ7,206百万円の減少となりました。 純資産の合計は77,517百万円で、前連結会計年度末に比べ3,688百万円の増加となりました。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ3,809百万円減少し、4,555百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、4,271百万円の収入(前年同期は3,090百万円の支出)となりました。 これは、営業利益は52百万円にとどまったものの、主に減価償却費2,312百万円、棚卸資産の減少2,803百万円、利息及び配当金の受取額887百万円等による資金の増加があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、1,449百万円の収入(前年同期は2,206百万円の収入)となりました。 これは、投資有価証券の売却による収入8,070百万円による資金の増加があったものの、主に有価証券の取得による支出3,500百万円、有形固定資産の取得による支出3,015百万円等による資金の減少があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、9,530百万円の支出(前年同期は3,605百万円の支出)となりました。 これは、短期借入金の借入と返済の収支差が7,500百万円の支出であったことに加え、主に自己株式の取得による支出1,002百万円、配当金の支払額991百万円による資金の減少があったことによるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 砂糖   47,909   0.4 食品   2,207   0.2 飼料   12,017   0.4 農業資材   3,520   56.2 合計   65,655   2.3 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 金額は、期中の平均販売価格に生産数量を乗じて算出しております。 3 不動産事業の主な内容は、不動産賃貸等のため、記載しておりません。 4 その他の事業の主な内容は、輸送サービス等のため、記載しておりません。 b.受注実績 一部受注生産を行っておりますが、受注生産高の売上高に占める割合の重要性が乏しいため、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 砂糖   46,694   8.9 食品   2,801   3.7 飼料   12,744   △0.9 農業資材   3,987   1.5 不動産   1,166   △5.4 その他   1,300   10.4 合計   68,696   6.0 (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本報告書提出日現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (経営成績の分析) 当連結会計年度の売上高は、主に砂糖事業における売上数量の増加により前期比6.0%増の68,696百万円となりました。売上原価は、売上高の増加に伴い前期を上回りました。 販売費及び一般管理費は、ビート糖等の販売数量増加に伴う保管費及び運送費の増加により前期を上回りました。この結果、営業利益は前期比90.2%減の52百万円となりました。 営業外収益及び営業外費用は、概ね前期並みで推移したことから、経常利益は前期比32.5%減の758百万円となりました。 特別利益は、主に政策保有株式売却に伴う投資有価証券売却益6,978百万円を計上し、特別損失は、主にビート糖関連施設等に関する固定資産の減損損失527百万円を計上しております。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比86.1%増の5,032百万円となりました。 セグメントごとの経営成績は「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりであり、セグメントごとの経営成績の分析は以下のとおりであります。なお、各セグメントの外部顧客に対する売上高の連結売上高に占める割合は、砂糖事業が68.0%、食品事業が4.1%、飼料事業が18.5%、農業資材事業が5.8%、不動産事業が1.7%、その他の事業が1.9%であります。 <砂糖事業> 砂糖事業の売上高は前期比8.9%増の46,694百万円となりましたが、販売価格の下落の影響により2,557百万円の営業損失(前期は1,598百万円の営業損失)となりました。砂糖事業を取り巻く環境は、消費者の低甘味嗜好や代替甘味料の増加等により砂糖消費量は減少傾向にあり、引き続き厳しい状況にあります。 2023年の猛暑等により原料となるてん菜が著しく低糖分となった影響で、前期は砂糖販売量が減少しましたが、今期は海外粗糖相場の下落の影響を受け販売価格は下落したものの、2024年はビート糖生産量が回復したことにより原料糖販売が増加したため、売上高は前期を上回りました。売上高はてん菜の豊凶、海外砂糖相場、国内砂糖消費量の動向等、外部要因の影響が大きく、一定の数量を超えるビート糖は、安価なビート原料糖としての販売となります。ビート原料糖は原価率が高いため、期末在庫量が増えると棚卸資産評価損が拡大する構造となっております。当年度産原料てん菜は前年並みの数量、品質を確保したものの、原価率の高い原料糖生産も増加したことから、原料糖在庫に対する棚卸資産評価損が増加しました。 <食品事業> 食品事業の売上高は、前期比3.7%増の2,801百万円となり、前期比22.6%減の171百万円の営業利益となりました。 イーストは価格競争の激化により厳しい市場環境が続いております。また、機能性食品は市場拡大が見込まれる一方で競争も激しく、安定的な成長が難しい状況にあります。 このような中イースト及びオリゴ糖等食品素材は、販売単価の引き上げ等により、売上高は前期を上回りました。 食品事業では、国内唯一の国産ドライイースト(とかち野酵母・旨パン職人)の市場開拓並びにフラクトオリゴ糖等のオリゴ糖含有液状甘味料の拡販により、売上確保に努めております。 <飼料事業> 飼料事業の売上高は、前期比0.9%減の12,744百万円となり、営業利益は前期比11.7%増の1,363百万円となりました。配合飼料は、前期の値下げの影響により販売単価は下落したものの、販売数量の増加及び原料価格の低下に加え、コスト削減の効果により収益が改善しました。 ビートパルプは、2025年産原料てん菜の収量減少に伴う減産により、販売数量、売上高ともに前期を下回りました。 飼料事業では、当社が製造している食品素材を配合した製品の開発にも力を入れており、付加価値の高い配合飼料「カウライザー」、「イムノアクセル」等の拡販に努めております。 また、海外展開へ向けた取り組みの一環として、当社で製造しているオリゴ糖「DFAⅢ」をサプリメントとして牛だけでなく豚や馬への給与効果を検証して海外へも積極的に展開してまいります。 <農業資材事業> 農業資材事業の売上高は、前期比1.5%増の3,987百万円となり、前年度に計上した棚卸資産評価損の影響が解消したことにより、270百万円の営業利益(前期は50百万円の営業損失)となりました。紙筒(移植栽培用育苗鉢)売上は、販売単価は一部値上げにより上昇したものの、販売数量は減少し、売上高は前期を下回りました。農業機材は、移植機材・播種機材等の売上増加により、売上高は前期を上回りました。 農業用資材は農業人口・戸数の減少に伴い、市場は減少傾向にあります。 紙筒(移植栽培用育苗鉢)は、てん菜の栽培方法が移植栽培から直播栽培へ移行している影響により、ビート用の販売は減少傾向にあります。一方で、ネギ用途を中心としたそ菜用は国内外ともに需要が拡大しており、ビート用の売上減少を補完しております。 そ菜分野では、育苗資材であるペーパーポットを数珠状に連結した「チェーンポット」を主力とし、これを簡易に移植できる移植機「ひっぱりくん」を一連のシステムとして展開しております。 動力を必要としない安価で確実な移植方式として海外展開にも注力しており、欧米などの有機農業に活用されており、更なる拡販に努めております。 農業用機械は年により受注台数に変動がありますが、紙筒と同様、ビート用だけでなく、タマネギ等そ菜用の開発・販売に努めております。 <不動産事業> 不動産事業の売上高は、前期比5.4%減の1,166百万円となり、営業利益は前期比1.3%減の594百万円となりました。 一部賃貸物件の稼働率低下により、売上高は前期を下回りました。 高度利用可能な遊休地は少なくなってきており、既存テナントとの友好的な関係維持に努めております。 <その他の事業> その他の事業の売上高は、前期比10.4%増の1,300百万円となり、営業利益は前期比58.4%増の293百万円となりました。 その他の事業は、貨物輸送や石炭等の燃料の販売、ボウリング等のスポーツレジャー施設の営業等で構成されております。 当期においては、主に貨物輸送の運賃単価上昇やコスト削減により、増益となりました。 (財政状態の分析) 資産の合計は97,696百万円で、前連結会計年度末に比べ3,518百万円の減少となりました。このうち流動資産は47,665百万円となり、主に棚卸資産の減少により、前連結会計年度末に比べ3,653百万円の減少となりました。また、固定資産は50,031百万円となり、投資有価証券が減少したものの、退職給付に係る資産、有形固定資産及び無形固定資産の増加により、前連結会計年度末に比べ134百万円の増加となりました。 一方、負債の合計は20,178百万円で、主に短期借入金の減少により、前連結会計年度末に比べ7,206百万円の減少となりました。 純資産の合計は77,517百万円で、主に自己株式の取得により減少したものの、当期純利益の増加により、前連結会計年度末に比べ3,688百万円の増加となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フローの状況) キャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 なお、キャッシュ・フロー指標のトレンドは下記のとおりです。 2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   70.4   72.9   79.3 時価ベースの自己資本比率(%)   25.9   28.1   50.7 債務償還年数(年)   1.0   -   0.7 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   125.5   -   37.1 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 債務償還年数:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い (注)1 各指標は、いずれも連結ベースの財務指標数値により算出しております。 2 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 3 営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。なお、2025年3月期の債務償還年数及びインタレスト・カバレッジ・レシオについては、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスのため、記載を省略しています。 4 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。 5 利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 (資金需要及び財政政策) 当社グループが事業を行う上で必要となる運転資金、設備投資、借入金の返済及び利息の支払い、配当金の支払い、自己株式の取得並びに法人税の納付等に資金を充当しております。 運転資金等の資金需要に対しては、営業活動によるキャッシュ・フローと金融機関からの借入により資金を調達しており、金融機関からの借入金額は年間の資金計画に基づき適切な水準とし、資金繰りを考慮し返済方法を決定しております。また当社及び子会社の余剰資金を、当社グループ内で融通し合うことにより資金の効率化を図り、グループ外部への資金流出を抑えております。 設備投資については、過剰な投資とならないよう当社グループの現況に見合った年間の投資計画を策定し、老朽化した設備の更新のほか、製造コストの削減、製造工程の改善、製品の品質向上、環境対策等を目的とした設備投資又は将来の利益獲得のための先行投資を行っております。設備投資計画の詳細については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりであります。なお、設備の新設・更新は主として自己資金によっております。 配当については、株主の皆様への適切な利益還元を経営上の重要な政策と位置づけ、成長事業の拡大と基盤事業の収益構造改善を図りつつ、安定的な配当を継続することを基本方針としております。2025年5月14日に公表した「第2次中期経営計画の見直し」の資本・財務戦略では、1株当たり配当金を50円以上から80円以上へと変更しましたが、2026年5月13日に「資本収益性の向上に向けて」を公表し、収益力の改善を最優先課題として取り組むと同時に、自己資本水準の見直しを行い更なる資本効率の改善を目指すため、株主の皆様への配当方針を「1株当たり配当金80円以上」から「DOE(自己資本配当率)4.0%を目安」へと変更いたしました。また、機動的な自己株式取得は継続して実施していく方針であります。 資金の運用については、比較的安全な譲渡性預金で運用しております。 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は4,555百万円となり、主に営業活動によるキャッシュ・フロー及び投資有価証券の売却等により資金が増加した一方、短期借入金の返済、有価証券の取得、配当金の支払い等により資金が減少し、前連結会計年度末に比べ3,809百万円減少いたしました。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は3,020百万円となりました。 将来発生し得る資金需要については、営業活動によるキャッシュ・フロー及び手許資金により充当が可能であると判断しており、資金の不足が見込まれる場合には、金融機関からの借入により対処する方針であります。なお、主要取引金融機関とコミットメントライン契約を締結し、資金の流動性を確保しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたっては会計上の見積りを行う必要があり、期末日現在の資産・負債の金額、偶発的な資産・負債の開示及び報告対象期間の収益・費用の金額に影響を与える様々な見積りや仮定を用いており、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ④経営成績に重要な影響を与える要因と今後の方針について (経営成績に重要な影響を与える要因) 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「対処すべき課題」及び「事業等のリスク」に記載のとおり、当社グループの売上高の約7割を砂糖事業が占めており、他の事業におきましてもほとんどが砂糖の原料となるてん菜(ビート)由来の製品事業、又は砂糖に関連する事業から成り立っていることから、国内の砂糖消費量及び海外砂糖相場の動向、国の農業政策や砂糖業界を取り巻く国際情勢、てん菜の生産状況など砂糖事業に特有のリスクが、当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があります。 また昨今のエネルギー価格及び原材料等の高止まりの当社事業への影響は大きく、外部環境の急激な変動を販売価格に転嫁できない場合、当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があります。 (今後の方針) 砂糖業界におきましては、消費者の低甘味嗜好や代替甘味料の増加等により、国内の砂糖消費量が減少傾向にあるなど大変厳しい状況にあり、また異常気象や2023年度の記録的不作等によりてん菜の作付面積が急激に落ち込むなど、当社グループを取り巻く環境は一層厳しさを増しております。エネルギーコストの高止まりや原材料・製品の輸送コスト上昇等により、砂糖を始めとする各製品の製造コストは高止まりしており、このような外部環境の変化に適応できる経営戦略の再構築が急務と捉えております。 当社グループでは「開拓者精神を貫き 社会に貢献しよう」の社是のもと、当社グループが目指す道標として「日甜アグリーン戦略」を策定し、「てん菜糖業」から「てん菜産業」への飛躍を図り、農業を基盤とした成長事業への展開を図ることといたしました。当社グループが抱える諸課題にチャレンジし、持続可能な食料システム構築と新たな価値の創造を目指し、多くの方に支持され続ける企業に成長してまいります。 「対処すべき課題及び中長期的な経営戦略」に記載のとおり、2025年12月、政府は2027年以降のてん菜・てん菜糖に係る政策支援数量を砂糖量にして55万トンとすることを決定しました。現状のてん菜糖生産規模が保証されることとなりましたが、一方で近年の気候変動に伴う低糖分、肥料価格の高止まり等によりてん菜生産における収益性が悪化しており、ビート糖事業を主業とする当社グループを取り巻く環境は一層厳しさを増すものと捉えております。このような厳しい経営環境に対処すべく「第2次中期経営計画」を策定し、砂糖事業の更なるコスト低減、及び食品事業、飼料事業、農業資材事業の成長により売上の増加と利益の回復を目指しており、基盤事業として砂糖事業の確固たる構造を維持する一方、成長分野としてフラクトオリゴ糖等の販売強化や農業資材等の海外展開、てん菜の用途拡大を図ることとしております。また新たな資本政策や、環境対策・人材への投資・社会貢献等の非財務目標を掲げるなど、持続可能なてん菜産業の実現を図るべく、当社グループ一丸となり取り組んでまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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