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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

丸一鋼管

Maruichi Steel Tube Ltd.5463 · Prime · 鉄鋼

鋼管と表面処理鋼板のグローバルメーカー。自動車・建設・産業機械など幅広い用途に鋼管を供給。

概要

丸一鋼管は、鋼管専業メーカーとして国内トップクラスのシェアを持ち、自動車、建設機械、建築向けのシームレスパイプや溶接鋼管を製造する。大阪市中央区に本社を置き、従業員約2,600名。売上高2,500億円超、2026年3月期の営業利益率は13%超と高収益を記録する。価格転嫁や販売構成の改善により収益性が向上している。

国内コア事業と海外展開の二軸構造

丸一鋼管の事業は、国内コア事業、海外コア事業、成長事業の3区分で構成される。国内コア事業は日本国内での鋼管製造・販売を担い、売上高約1,350億円、営業利益210億円を目指す。海外コア事業は北米・アジアの製造子会社で構成され、売上高1,200億円、営業利益125億円を目標とする。成長事業はステンレス鋼管など高付加価値品を扱い、売上高450億円、営業利益65億円を計画する。

18社の連結子会社と3社の持分法適用関連会社

グループ全体は当社、連結子会社18社、持分法適用関連会社3社、非連結子会社5社、持分法非適用関連会社1社の合計28社で構成される。国内では北海道丸一鋼管、九州丸一鋼管、四国丸一鋼管の地域子会社が販売網を補完し、丸一鋼販が製品を販売。北米ではマルイチ・アメリカン・コーポレーションなど6社、アジアではベトナム、インド、フィリピンの現地法人が製造・販売を担う。

売上高2,716億円から2,438億円への変動と収益改善

2024年3月期の売上高は2,713億円、2025年3月期は2,616億円、2026年3月期予想は2,438億円と減少傾向にある。しかし営業利益は同期間で348億円、229億円、320億円と変動し、2026年3月期には営業利益率13.1%を見込む。この背景には、国内・アジアの販売数量減少を北米でのスプレッド改善が補う構造がある。純利益は2026年3月期に267億円を予想する。

地域別セグメント資産の構成比率

2025年3月期末のセグメント資産は、日本1,705億円、北米442億円、アジア275億円である。日本ではステンレス鋼管事業拡大のための設備投資が有形固定資産を増加させた。北米では在庫数量増加が資産を押し上げ、アジアでは原材料・製品在庫が増加した。グループ全体の総資産は4,223億円で、自己資本比率は約85.7%と高い。

業界の中での役割は鋼管・表面処理鋼板メーカー(鉄鋼業)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,438億円
営業利益
320億円
営業利益率
13.1%
純利益
267億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
日本1,441億円59.1%219億円15.2%
北米548億円22.5%55億円10.0%
アジア448億円18.4%42億円9.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01建設・土木主力

鋼管は建築構造物や土木工事に広く使用される。一般構造用炭素鋼管、角鋼管、異形管などを供給。東洋特殊鋼業が角鋼管・異形管を製造。国内では丸一鋼販を通じて販売。

主な製品・サービス3
一般構造用炭素鋼管
建築、土木などに使用される標準的な鋼管。
角鋼管
角形断面の鋼管。建築構造や機械部品に使用。東洋特殊鋼業が製造。
異形管
特殊形状の鋼管。用途に応じて製造。東洋特殊鋼業が製造。

02自動車主力

自動車部品用の鋼管を供給。子会社アルファメタルが当社から鋼管を仕入れ、自動車部品等に加工して販売。また、表面処理鋼板も自動車用途に使用。アジア拠点でも自動車向け鋼管を製造。

主な製品・サービス2
自動車用鋼管
自動車の各種部品に使用される鋼管。強度・成形性に優れる。
表面処理鋼板
亜鉛メッキなど表面処理を施した鋼板。耐食性が求められる自動車部品に使用。ベトナム拠点で製造。

03産業機械・一般産業準主力

産業機械、機械部品、配管など幅広い産業向けに鋼管を供給。ステンレス鋼管は腐食環境に強いことから化学プラントや食品機械などに使用。丸一ステンレス鋼管がステンレス鋼管を製造。インド拠点ではアルミメッキ鋼管も製造。

主な製品・サービス2
ステンレス鋼管
耐食性に優れる鋼管。化学プラント、食品機械、建築内装などに使用。丸一ステンレス鋼管が製造。
アルミメッキ鋼管
アルミめっきを施した鋼管。耐熱性・耐食性が要求される用途に使用。インド拠点で製造。

製品と技術

一般構造用炭素鋼管と角鋼管・異形管

一般構造用炭素鋼管は建築や土木工事に広く使用される標準的な鋼管で、主力製品の一つである。角鋼管は角形断面を持ち、建築構造や機械部品に用いられる。異形管は特殊形状で用途に応じて製造される。これらは子会社・東洋特殊鋼業が製造し、丸一鋼販を通じて販売される。

自動車部品向け鋼管と表面処理鋼板

自動車用鋼管は強度と成形性に優れ、自動車部品に使用される。子会社アルファメタルが当社から鋼管を仕入れ、自動車部品等に加工して販売する。表面処理鋼板は亜鉛メッキなど耐食性を付与したもので、ベトナム拠点で製造され、自動車用途に供給される。

ステンレス鋼管とアルミメッキ鋼管

ステンレス鋼管は耐食性に優れ、化学プラント、食品機械、建築内装などに使用される。丸一ステンレス鋼管が製造し、北米のマルイチ・ステンレス・チューブ・テキサス・コーポレーションも生産する。アルミメッキ鋼管は耐熱性・耐食性が求められる用途向けで、インドのマルイチ・クマ・スチール・チューブが製造する。

ベトナムにおける鋼管と表面処理鋼板の現地生産

ベトナムではマルイチ・サン・スチール・ジョイント・ストック・カンパニーが鋼管および表面処理鋼板を製造・販売する。同社は自動車向け鋼管や表面処理鋼板を供給し、アジア市場の需要を取り込む。さらにハノイ子会社も鋼管を製造し、ベトナム国内の建設需要に対応する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

鉄鋼のなかでの位置

鋼管専門で国内有数、利益率改善に意欲

丸一鋼管は鋼管製品に特化した鉄鋼メーカーであり、国内では日本製鉄やJFEホールディングスなど大手に比べ規模は小さいが、得意分野での存在感を示す。売上高は約2,600億円で、営業利益率は8.75%から13.13%へと大幅に改善しており、収益力が向上している。ライバルである合同製鐵や中山製鋼所と比較しても、丸一鋼管は高付加価値製品へのシフトが奏功し、利益率で上回る可能性がある。一方で、鉄鋼業界全体の需要減や原料価格高騰が課題であり、市況変動の影響を受けやすい。しかし、自動車や建設向けの需要が安定しており、技術力で差別化を図っている。

強み

  • 鋼管に特化し、技術力と品質で業界内で評価されている。
  • 営業利益率が2桁に達し、収益構造の改善が進んでいる。
  • 高級鋼管や特殊鋼などで差別化し、価格競争を回避している。
  • 自己資本比率が高く、安定した財務基盤を有している。

課題

  • 鉄鋼市況の影響を受けやすく、需要減や価格低下のリスクがある。
  • 鉄鉱石や石炭など原料価格の高騰がコスト増要因となる。
  • アジア諸国の安価な製品との競争が激化しており、価格競争に直面。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属・ガラスの時価総額近傍。太字が丸一鋼管

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15711三菱マテリアル7,028億円17.2倍
25901東洋製罐グループホールディングス6,967億円12.6倍
35714DOWAホールディングス5,820億円8.9倍
45631日本製鋼所5,255億円27.0倍
55471大同特殊鋼4,837億円13.8倍
65463丸一鋼管4,362億円14.7倍
75741UACJ4,138億円
85214日本電気硝子4,137億円13.5倍
95301東海カーボン4,076億円20.4倍
105857AREホールディングス3,279億円13.1倍
111515日鉄鉱業2,688億円18.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(金属・ガラス)に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

大阪の鋼管製作所として出発した1947年

1947年12月、株式会社丸一鋼管製作所を設立し、本社を大阪市東住吉区(現平野区)加美橘町に置いた。戦後間もない時期に鋼管需要を見込み、事業を開始した。1956年12月には販売子会社・丸一鋼販株式会社を設立し、製造と販売の分業体制の基礎を築いた。

商号変更と東京・名古屋への拠点拡大(1958〜1961年)

1958年5月に東京事務所を開設し、1960年3月には商号を丸一鋼管株式会社に変更した。同年9月には名古屋事務所を開設。1961年9月には東京工場(現市川倉庫)を新設し、関東・中部地域への供給体制を整えた。この頃から全国展開の基盤が整い始めた。

証券取引所第一部上場と工場増設の1960年代

1962年3月に大阪・東京両証券取引所市場第二部に上場し、1964年8月には第一部に指定替えとなった。1965年4月に堺工場、1966年10月に名古屋工場を新設し、生産能力を拡大。1970年には北海道丸一鋼管を設立し、地域子会社による販売網を強化した。

北米進出と海外事業の始まり(1978年)

1978年12月、米国にマルイチ・アメリカン・コーポレーションを設立し、北米市場への直接進出を果たした。同時期に国内では詫間工場(1989年)、鹿島特品工場(1995年)と生産拠点を増やし、高付加価品への投資を進めた。この動きは後のグローバル展開の足掛かりとなった。

M&Aによる事業拡大とアジア進出(2000年代)

2000年にカスガ工業の株式取得、2006年に東洋特殊鋼業の増資引受、2009年にアルファメタルの子会社化など、国内M&Aを積極化した。海外では2005年に台湾のウイニング・インベストメント・コーポレーションに出資、2006年にはベトナムのサン・スチール・コーポレーションの持分を取得し、アジア生産拠点を確立した。

米国・インドへの生産拠点拡充(2008〜2009年)

2008年5月、米国にMKK・USA・インクを設立し、レビット・チューブ・カンパニーLLCの持分を取得。同年11月にはベトナム・ハノイにも子会社を設立。2009年12月にはインドのクマ・ステンレス・チューブ・リミテッドの持分を取得し、ステンレス鋼管のグローバル生産体制を拡大した。

長期ビジョン「MARUICHI 2030 Vision」と第7次中期計画

2023年10月、2030年に向けた長期ビジョンと2024〜2026年度の第7次中期経営計画を公表。財務目標として売上高4,000億円、営業利益500億円、ROE10%を掲げる。第7次中計では最終年度2026年度に売上高3,000億円、営業利益400億円を目指し、3年間で1,300億円の投資を計画する。

2026年3月期の業績見通しと設備投資の進捗

2026年3月期の予想売上高は2,438億円、営業利益320億円、純利益267億円。設備投資では名古屋工場の次世代造管機(6インチミル)が2025年9月末に稼働開始、東京・名古屋工場へのエアコン設置など労働環境改善を進める。成長事業としてステンレス鋼管事業に500億円の投資を計画する。

年表34件を開く

1940年代

  • 1947年12月創業株式会社丸一鋼管製作所を設立、本社を大阪市東住吉区(現平野区)加美橘町に置く。

1950年代

  • 1956年12月丸一鋼販株式会社(現・連結子会社)を設立。
  • 1957年12月本社を大阪市東住吉区(現・平野区)加美神武町に移転。大阪工場(現・大阪倉庫)を新設。
  • 1958年5月東京事務所を開設。

1960年代

  • 1960年3月商号変更丸一鋼管株式会社と商号変更。
  • 1960年9月名古屋事務所を開設。
  • 1961年9月M&A東京工場(現・市川倉庫)を新設。(2014年現・東京工場へ統合)。
  • 1962年3月上場大阪、東京両証券取引所市場第二部上場。
  • 1964年8月上場大阪、東京両証券取引所市場第一部上場。
  • 1965年4月堺工場を新設。
  • 1966年10月M&A名古屋工場を新設(1984年現・名古屋工場へ統合)。

1970年代

  • 1970年2月北海道丸一鋼管株式会社(現・連結子会社)を設立。
  • 1972年2月大阪事務所を開設。
  • 1972年11月特品工場(現・堺特品工場)を新設。
  • 1973年10月東京第二工場(現・東京工場)を新設。
  • 1974年7月四国丸一鋼管株式会社(現・連結子会社)を設立。
  • 1974年11月九州丸一鋼管株式会社(現・連結子会社)を設立。
  • 1976年11月沖縄丸一株式会社(現・非連結子会社)を設立。
  • 1977年4月名古屋第二工場(現・名古屋工場)を新設。
  • 1978年2月本社を大阪市西区に移転。
  • 1978年12月米国にマルイチ・アメリカン・コーポレーション(現・連結子会社)を設立。

1980年代

  • 1984年10月M&A名古屋工場を名古屋第二工場へ統合し、同工場を名古屋工場と改称。
  • 1989年11月詫間工場を新設。

1990年代

  • 1995年1月鹿島特品工場を新設。

2000年代

  • 2000年10月M&Aカスガ工業株式会社(現・非連結子会社)の株式取得。
  • 2001年7月創業丸一インベストメント有限会社(但し、2012年10月1日吸収合併済)を設立。
  • 2005年8月M&A丸一インベストメント有限会社による中華民国のウイニング・インベストメント・コーポレーション(現・持分法適用関連会社)の株式取得。
  • 2006年3月四国丸一鋼管株式会社(現・連結子会社)の株式追加取得。
  • 2006年7月東洋特殊鋼業株式会社(現・連結子会社)の増資を引き受け。
  • 2006年11月ベトナム国のサン・スチール・コーポレーション(現マルイチ・サン・スチール・ジョイント・ストック・カンパニー、現・連結子会社)の持分取得。
  • 2008年5月米国にMKK・USA・インク(現・連結子会社)を設立し、同国のレビット・チューブ・カンパニーLLC(現マルイチ・レビット・パイプ・アンド・チューブLLC、現・連結子会社)の持分取得。
  • 2008年11月ベトナム国にサン・スチール・(ハノイ)・カンパニー・リミテッド(現マルイチ・サン・スチール・(ハノイ)・カンパニー・リミテッド、現・連結子会社)を設立。
  • 2009年3月M&A株式会社アルファメタル(現・連結子会社)の増資を引き受け、子会社化。
  • 2009年12月インド国のクマ・ステンレス・チューブ・リミテッド(現マルイチ・クマ・スチール・チューブ・プライベート・リミテッド、現・連結子会社)の持分取得。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年度まで3,000億円
  • 営業利益2026年度まで400億円
  • ROE2026年度まで8.0%
  • 連結配当性向2026年度まで45%
  • 国内CO2排出量(スコープ1+2)2013年度比削減率2030年度まで35%減

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    長期ビジョン実現への基本方針

    2030年に向けた長期ビジョン「MARUICHI 2030 Vision」に基づき、2024年度から2026年度までの第7次中期経営計画を策定。財務目標の達成とビジョン実現に向け、各事業分野で具体的な施策を実行する。

  2. 02

    国内コア事業:収益性重視とサプライチェーン強化

    数量より収益性を重視し、サプライチェーン強化やグループ間シナジーを活用。M&Aも活用して営業利益210億円を目指す。カーボンニュートラル社会への取り組みを強化。

  3. 03

    海外コア事業:設備投資と収益安定化

    需要拡大地域での設備投資、購買・販売戦略、在庫管理などの基盤整備により収益安定化を図る。M&Aも活用し営業利益25%増を目指す。

  4. 04

    成長事業:増産設備投資と新規需要対応

    稼働予定の増産設備投資による収益最大化、海外シェア拡大、新規需要に対応する積極投資を実施。脱炭素社会実現に貢献する研究開発・新商品開発を行う。

  5. 05

    非財務目標:環境・人材・安全

    国内CO2排出量を2013年度比35%削減。従業員が生き生きと働ける職場づくりと人材確保。全従業員の安全・健康を確保した快適な職場づくり。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,599人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は722万円で、9期前と比べて+13.3%平均年齢は40.9歳、平均勤続年数は19.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,955
2018年3月1,967
2019年3月63738.917.91,984
2020年3月63938.717.61,990
2021年3月61039.818.22,381
2022年3月65740.018.22,383
2023年3月67739.818.22,430
2024年3月69539.618.02,519
2025年3月70140.418.82,596882
2026年3月72240.919.42,5991,231

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率64.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社21(国内 8 / 海外 13、うち連結子会社 18) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
日本 — 丸一ステンレス鋼管株式会社(山口県下関市)183億円
東京工場 — 千葉県市川市161億円
日本
下関工場 — 山口県下関市101億円
日本
北米 — MST-X社(Seguin,Texas,U.S.A)9,812百万円
堺工場 — 堺市西区8,360百万円
日本
名古屋工場 — 愛知県海部郡飛島村7,069百万円
日本
アジア — SUNSCO社(Binh Duong Province,Vietnam)5,395百万円
北米 — Maruichimex社(San Francisco de Los Roma, Aguascalientes,Mexico)5,178百万円
詫間工場 — 香川県三豊市5,034百万円
日本
北米 — Leavitt社(Chicago Illinois,U.S.A.)4,858百万円
ほか13件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    丸一鋼販株式会社 12
    大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    北海道丸一鋼管株式会社
    北海道苫小牧市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    九州丸一鋼管株式会社 1
    熊本県玉名郡長洲町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    四国丸一鋼管株式会社 1
    香川県三豊市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アルファメタル
    福岡県宮若市 · 連結子会社
    議決権93.5%
  • 国内
    丸一ステンレス鋼管株式会社 12
    山口県下関市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東洋特殊鋼業株式会社
    大阪市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    マルイチ・アメリカン・コーポレーション 1(MAC社)
    Santa Fe Springs, California U.S.A. · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    マルイチ・レビット・パイプ・アンド・チューブLLC 1(Leavitt社)
    Chicago,Illinois, U.S.A. · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    マルイチ・オレゴン・スチール・チューブLLC 1(MOST社)
    Wilmington,Delaware, U.S.A. · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    MKK・USA・インク 1
    New Castle County, Delaware, U.S.A. · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    マルイチ・ネブラスカ・チューブLLC1(MNT社)
    Geneva,Nebraska,U.S.A · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社9社を開く
  • マルイチ・ステンレス・チューブ・テキサス・コーポレーション1(MST-X社)Seguin,Texas,USA80%
  • マルイチメックスS.A. de C.V.1(Maruichimex社)San Francisco de Los Roma, Aguascalientes,Mexico60%
  • マルイチ・サン・スチール・ジョイント・ストック・カンパニー 1 2(SUNSCO社)Binh Duong Province, Vietnam82%
  • マルイチ・サン・スチール・(ハノイ)・カンパニー・リミテッド1(SUNSCO(HNI)社)Vinh Phuc Province, Vietnam100%
  • マルイチ・クマ・スチール・チューブ・プライベート・リミテッド(KUMA社)Gurgaon Haryana,India70%
  • マルイチ・フィリピン・スチール・チューブ・インク1(MPST社)Lipa City, Batangas, Philippines70%
  • ウイニング・インベストメント・コーポレーション(WINNING社)中華民国台湾省高雄市21%
  • インドネシア・スチール・チューブ・ワークス(ISTW社)Pulogadung,Jakarta Indonesia20%
  • 株式会社セイケイ栃木県佐野市22%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,438億円営業利益320億円前期と比べると減収増益で、売上が-6.8%、利益が+39.7%。

売上高
-6.8%
2,438億円
営業利益
+39.7%
320億円
純利益
-1.1%
267億円
営業利益率
13.1%
前期比 +4.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,745億円2,438億円
営業利益369億円320億円
純利益257億円267億円
1株あたり配当¥52¥52

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は650億円、営業利益は93億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−3.1%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q65548
2024年1Q6719313.968
2024年2Q68110014.773
2024年3Q6848412.364
2024年4Q67756
2025年2Q1,3351309.774
2025年4Q1,281997.7196
2026年2Q1,20515412.8107
2026年4Q1,23316613.5160
2027年1Q6509314.354

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,177億円から2,438億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は13.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,177176106
2014年3月1,365226137
2015年3月1,52719993
2016年3月1,450189112
2017年3月1,373262177
2018年3月1,563230158
2019年3月1,674216143
2020年3月1,54917164
2021年3月1,611206139
2022年3月2,242385278
2023年3月2,734344242
2024年3月2,713384261
2025年3月2,6162292668.8270
2026年3月2,43832034213.1267

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,438億円のうち、営業利益として残るのは320億円13.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は267億円、売上の11.0%にあたる。営業利益率は業種中央値5.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.6%1,917億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.2%201億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.1%320億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+8.1pt
13.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.2pt
11.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.7pt
7.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが204億円、投資CFが11億円で、差し引きのフリーCFは215億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は887億円で、売上の4.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月173−214−5−41344
2014年3月212−77−50135435
2015年3月193−89−64104479
2016年3月231−17−166214526
2017年3月218−43−108175592
2018年3月148−111−9637532
2019年3月157−76−6081551
2020年3月297−27−113270707
2021年3月244−168−14076641
2022年3月151−100−16751531
2023年3月24543−76288751
2024年3月357−210−131147774
2025年3月281137−263418951
2026年3月20411−279215887

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は4,224億円。このうち返さなくてよい自己資本が3,619億円で、自己資本比率は82.5%(業種中央値60.7%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,7122,25345979.9
2014年3月3,0052,42558077.3
2015年3月3,2152,54467175.8
2016年3月2,9492,41953078.7
2017年3月3,0652,59247381.2
2018年3月3,1572,69346481.9
2019年3月3,2102,74946182.2
2020年3月3,1012,67342883.0
2021年3月3,3032,77053381.5
2022年3月3,7013,07662580.4
2023年3月3,9323,24269079.7
2024年3月4,2953,60569080.8
2025年3月4,2563,59765980.9
2026年3月4,2243,61960482.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
919億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3,242億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
604億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
96
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率26 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

鉄鋼 38社との比較

同じ鉄鋼の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率38社中2位あたり、逆に低いのは売上成長率38社中28位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.7%/中央値 5.0%
P25 2.6%P75 7.3%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
13.1%/中央値 5.0%
P25 2.6%P75 6.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
82.5%/中央値 60.7%
P25 52.5%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
-6.8%/中央値 -4.1%
P25 -8.9%P75 -0.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 3.3%
P25 2.4%P75 3.9%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,731で、1年前と比べて+39.4%過去52週の値幅のなかでは66%の位置にある。

¥1,731-3.4%1ヶ月-1.3%1年+39.4%時価総額4,362億円
過去52週の値幅
安値¥1,243高値¥1,987

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.7倍
PER (会社予想)14.8倍
PBR1.09倍
配当利回り3.00%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に1718円と前日比0.26%高でしたが、月間では4.5%安と調整が続いています。25日線(1784円)を下回り、75日線(1753円)も割り込みそうな勢いです。52週高値1987円からは約13.5%下落しましたが、52週安値1243円からは依然として38%高の水準です。出来高は8月5日に123万株と増加し、その後も高水準で推移しており、売買が活発です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは14.58倍、PBRは1.08倍で、業界平均の114.57倍、0.74倍と比較すると、PERは著しく低く、PBRはやや高いが、総じて割安と言える。配当利回りは3.03%で業界平均の3.22%に近く、株主還元は安定。ROEは7.7%とやや低いが、直近の営業利益率は改善傾向にあり、来期以降の収益向上が期待される。ただし、業界平均のPERが極端に高いため、比較には注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.7倍114.6倍
PER (予想)14.8倍
PBR1.09倍0.75倍
ROE7.7%5.2%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、エネルギー関連需要の循環と、技術力による収益安定性の評価。強気派は、高合金鋼管の需要拡大と価格維持による利益率改善を強調する。一方、弱気派は、石油・ガス投資の減少局面での需要減退と、市況変動による収益のブレを懸念する。また、連結売上高は減少傾向にあるが、利益率は改善しており、構造改革の効果が問われる。

プラスに働く材料7
  • 高合金鋼管の需要拡大

    高耐食仕様の鋼管はエネルギー・化学分野で需要が伸び、高付加価値品の構成比が増加している

  • 利益率の改善傾向

    2026/3期の営業利益率は13.13%と、2025/3期の8.75%から大幅に改善見込み

  • 強固な経営基盤

    自己資本比率が高く、ROE7.7%と安定し、株主還元も実施している

  • 営業利益率13.13%の高水準通年影響

    営業利益率は前期比4.38pt改善し13.13%。高付加価値製品の販売が寄与

  • 営業利益が前期比39.7%増通年影響

    営業利益は320億円と前期の229億円から91億円増加。収益力が向上

  • ROE7.7%と安定的な資本効率継続影響

    ROE7.7%を維持。PBR1.16倍と1倍超で資本市場の信頼が高い

  • 純利益は横ばいも高水準通年影響

    純利益は267億円と前期比ほぼ横ばい。高水準を維持

マイナスに働く材料7
  • 需要の循環リスク

    石油・ガス投資は資本コストに敏感で、市況悪化時には油井管需要が急減しうる

  • 売上高の減少傾向

    連結売上高は2023/3期の2734億円から2026/3期2438億円へ減少見込みで、需要縮小が続く

  • 市況変動への依存

    鋼管価格は原材料費と需給で決まり、利益率は鋼管市況の影響を強く受ける

  • 年初来+55%の大幅上昇で調整リスク不定影響

    株価は年初来55%上昇。高値警戒感から利益確定売りが出やすい

  • 売上高が前期比6.8%減通年影響

    売上高は2,438億円と前期から178億円減。需要の減速を示す

  • 純利益が前期比1.1%減通年影響

    純利益は267億円とほぼ横ばい。営業利益増が純利益に反映されない

  • 配当利回り2.84%の低さ継続影響

    配当利回り2.84%は他の鉄鋼株に比べ低く、高配当重視の投資家には魅力薄

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の改善が持続するか確認するため、特に高付加価値品比率と価格設定の効果を見る
海外売上比率
エネルギー関連需要の地域分散と、高合金鋼管の需要動向を把握するため
売上高
需要サイクルの変化をいち早く捉え、事業規模の維持・拡大を確認するため
配当性向
株主還元の持続性と経営の安定性を評価するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり52で、前期から+2.7%いまの株価に対する利回りは3.00%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥52
1株あたり
配当利回り
3.00%
いまの株価に対して
配当性向
49.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2849.6
2018年3月27−4.848.2
2019年3月25−8.150.7
2020年3月3542.6129.4
2021年3月22−38.948.1
2022年3月3041.148.4
2023年3月3720.346.8
2024年3月4419.651.4
2025年3月440.041.0
2026年3月452.749.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥52

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ25,720人。区分でいちばん多いのは個人・その他29.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.8%を占め、残る57.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他13.919.920.519.625.329.9
金融機関29.033.431.731.631.228.6
外国法人23.726.226.828.027.326.4
事業法人32.119.419.419.415.014.2
自己株式12.84.75.04.97.812.0
証券会社1.31.01.61.51.20.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.50
02株式会社ヨシムラホールディングス5.60
03株式会社三井住友銀行4.19
04株式会社三菱UFJ銀行3.93
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行)3.89
06株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行再信託分・JFEスチール株式会社退職給付信託口)3.57
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.14
08NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE SILCHESTERINTERNATIONAL INVESTORS INTERNATIONAL VALUE EQUITY TRUST(常任代理人 香港上海銀行)2.38
09PHILLIP SECURITIES(HONG KONG) LIMITED LIM WAH SAI (常任代理人 フィリップ証券株式会社)2.34
10丸一鋼管共栄持株会2.01

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-06-08
    吉村 泰德
    変更報告
    0.95%
  • 2026-05-07
    吉村 泰德
    新規の大量保有報告
    0.95%
  • 2026-04-30
    吉村 泰德
    新規の大量保有報告
    0.95%
    -0.33pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−6%、1株純資産は14期で−38%。直近期のROEは7.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1252,5565.017.753.8
2014年3月1622,7426.116.450.5
2015年3月1102,8763.925.946.9
2016年3月1342,8064.723.1127.6
2017年3月2143,0077.414.849.6
2018年3月1913,1266.217.148.2
2019年3月1723,1895.518.750.7
2020年3月773,1092.433.8129.4
2021年3月1683,2875.315.048.1
2022年3月1141,2409.88.148.4
2023年3月1011,3127.99.646.8
2024年3月1091,4527.912.351.4
2025年3月1131,4867.89.841.0
2026年3月1181,5757.712.049.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

24名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は24名。2026/3期の役員報酬は総額317百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢
鈴木博之代表取締役 会長兼CEO 会長執行役員80
吉村貴典代表取締役 社長兼COO 社長執行役員69
森田渉取締役 副社長執行役員59
マリア・モンセラット・アンダーソン取締役64
中野健二郎取締役(社外)79
牛野健一郎取締役(社外)77
藤岡由佳取締役(社外)57
辻幸一取締役(社外)69
山平恵子取締役(社外)65
寺尾健彦常勤監査役63
奥村萬壽雄監査役(社外)78
魚住隆太監査役(社外)78
残りの役員12名を開く
氏名役職年齢
内山由紀監査役(社外)66
石松伸一常務執行役員
樺沢賢治常務執行役員
本田俊作常務執行役員
青山孝次常務執行役員
粟根良昭執行役員
成﨑敏行執行役員
中堀勝執行役員
澤田護執行役員
弓場泰司執行役員
石崎彰一執行役員
大槻美弥子執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4104613521554
社外取締役8838310
監査役1191919

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容813字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社18社、持分法適用関連会社3社、非連結子会社5社及び持分法非適用関連会社1社の合計28社によって構成され、各種鋼管及び表面処理鋼板の製造・販売活動を主な事業としております。 当社グループの事業に係わる位置づけは次のとおりです。 (日本) 国内市場では、当社が製品を製造・販売するほか、子会社の北海道丸一鋼管株式会社、九州丸一鋼管株式会社及び四国丸一鋼管株式会社の製品を当社が直接仕入れて販売しております。また、当社製品の一部は、丸一鋼販株式会社を通じて販売しております。株式会社アルファメタルで使用される鋼管は、当社から仕入れており、自動車部品等に加工して販売しております。丸一ステンレス鋼管株式会社はステンレス鋼管の製造・販売を行っております。東洋特殊鋼業株式会社は角鋼管及び異形管の製造・販売を行っております。 (北米) 北米市場では、マルイチ・アメリカン・コーポレーション、マルイチ・レビット・パイプ・アンド・チューブLLC、マルイチメックスS.A. de C.V.、マルイチ・オレゴン・スチール・チューブLLC、マルイチ・ネブラスカ・チューブLLCは鋼管の製造・販売を行っており、マルイチ・ステンレス・チューブ・テキサス・コーポレーションはステンレス鋼管の製造・販売を行っております。 (アジア) アジア市場では、ベトナムでマルイチ・サン・スチール・ジョイント・ストック・カンパニーが鋼管及び表面処理鋼板の製造・販売を、マルイチ・サン・スチール・(ハノイ)・カンパニー・リミテッドが鋼管の製造・販売をしております。インドではマルイチ・クマ・スチール・チューブ・プライベート・リミテッドがステンレス鋼管及びアルミメッキ鋼管の製造・販売、フィリピンではマルイチ・フィリピン・スチール・チューブ・インクが鋼管の製造・販売を行っております。 事業の系統図は次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題3,796字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)経営方針について 当社は2023年10月に2030年に向けてのありたい姿である長期ビジョン「MARUICHI 2030 Vision」及び、そのファーストステージとなる2024年度から2026年度までを対象とした第7次中期経営計画(3ヵ年)を2024年4月に公表しており、その内容は以下の通りです。 長期ビジョン『MARUICHI 2030 VISION』 1   財務目標(2030年度) 売上高(億円)   4,000       営業利益(億円)   500       ROE   10%       連結配当性向   50% 2   ビジョン実現に向けた基本方針 第7次中期経営計画(2024-2026年度) 1   財務目標 第7次中計期間 2023年度   2024年度   2025年度   2026年度       2030 VISION 売上高(億円)   2,713   2,710   2,850   3,000       4,000 国内コア事業   1,347   1,350   1,350   1,350 海外コア事業   1,087   1,075   1,125   1,200 成長事業   279   285   375   450 営業利益(億円)   348   350   375   400       500 国内コア事業   212   210   210   210       350 海外コア事業   99   113   115   125 成長事業   37   27   50   65       150 ROE   7.9%           8.0%       10.0% 連結配当性向   40%(131.0円/株)   41%   43%   45%       50% (参考)実績及び予想 2024年度(実績)   2025年度(実績)   2026年度(予想) 売上高(億円)   2,616   2,437   2,745 国内コア事業   1,322   1,208   1,277 海外コア事業   1,074   993   1,125 成長事業   264   236   342 営業利益(億円)   229   320   369 国内コア事業   166   202   212 海外コア事業   38   103   119 成長事業   17   9   34 調整額       6   3 ROE   7.8%   7.7%   7.3% 連結配当性向   38.7%   38.0%   44.4% ※連結売上高、連結営業利益の実績および計画数値は連結調整後の数値を表示しております。 2   事業別目標・基本方針 事業区分   財務目標       基本方針 国内コア事業   売上高: 営業利益:   1,350億円210億円   ・サプライチェーン強化やグループ間シナジーを活用し数量より収益性を重視 ・M&Aも活用し営業利益210億円を目指す ・カーボンニュートラル社会に向けての取り組み強化 海外コア事業   売上高: 営業利益:   1,200億円125億円   ・需要拡大地域での設備投資 ・収益安定化に向けての基盤整備(設備投資、購買・販売戦略、在庫管理) ・M&Aも活用し営業利益25%増を目指す 成長事業   売上高: 営業利益:   450億円65億円   ・稼働予定の増産設備投資による収益最大化 ・海外シェア拡大に向けた施策の実施 ・新規需要のニーズに対応するための積極投資の実施 ・脱炭素社会実現に貢献する研究開発、新商品開発 3   主要投資 国内コア事業(305億円)       成長事業(520億円)   ▶   3年間で1,300億円の投資を計画 国内工場エアコン導入:90億円       ステンレス事業拡大:500億円 名古屋工場 次世代ミル(6インチミル):35億円       BA炉能力拡大:5億円 丸一鋼販/平野パイプセンター:10億円       外観検査・工程自動化による省人化:1.5億円 堺工場作業環境改善:25億円       丸一ステンレス鋼管 研究開発費:2億円(3年間) 詫間工場冷延ミル生産効率向上:20億円 社内基幹システム開発(2029年稼働開始):本中計期間20億円 海外コア事業(75億円)       M&A(400億円) MNTスリッター導入:5百万ドル       国内外において能動的に検討 Maruichimexモンテレー工場新設:25百万ドル MPST 高速切断機導入・造管ミル増設:10百万ドル KUMA 造管ミル増設:3百万ドル 4   非財務関連目標 環 境   国内CO2排出量(スコープ1+2)2013年度比 35%減(2023年度 30.8%減) 人的資本   ワクワクしながらイキイキと働ける職場づくりと成長に向けての人材確保 安 全   全従業員の安全と健康を確保した快適な職場づくり (2)経営環境及び対処すべき課題等について 今後の見通しにつきましては、日本経済の持ち直しに力強さが欠ける先行き不透明感、米国の通商を始めとする各種政策の影響に加え、中東情勢がもたらす世界的な景気後退リスクもあり、引き続き厳しい状況が見込まれます。日本国内では、引き続き鋼材需要が盛り上がりに欠け、販売数量の確保が難しい状況となっています。米国では、(決算期が3ケ月ズレており)米国のHRC価格(英国CRU社による米国中西部コイル価格指数)は、足元1,000$/トンを超える水準で推移しておりますが、関税政策影響や景気後退感に伴う鉄鋼市場の動向に注視してまいります。 このような情勢のもと、当社といたしましては、第7次中期経営計画の最終年度として主要施策の着実な実行の為、各地域での状況変化を的確に把握し、マイナス要因をミニマイズする迅速な対応を引き続き進めてまいります。セグメント別には以下の通りとなっております。 (日本) 国内単体事業につきましては、中小建築分野を始め需要回復は期待薄で、足元の販売実績からも厳しい販売数量が続く見通しですが、最低販売数量の確保に向けて全社一丸となって取り組んでおります。コイル仕入価格は値上げの強い要請を受けており、コスト意識を強く持ち需要低迷の中ではありますが、製造経費などのコスト上昇分の販売価格転嫁に鋭意積極的に取り組んでスプレッド確保に努めてまいります。丸一ステンレス鋼管㈱は、BA管は半導体需要の回復遅れ等の厳しい状況が続いておりましたが、足元では半導体向け案件の受注が上向きになりつつある中で、高採算品の受注拡販なども含め、利益確保に鋭意取り組んでおります。 設備投資関連では、ステンレス鋼管事業の拡大のため、下関の丸一ステンレスパークに丸一鋼管としてステンレス溶接鋼管工場の建屋を昨年7月に着工、丸一ステンレス鋼管㈱として大型プレス工場の建屋を昨年9月に着工するなど順調に進めております。また、単体では基幹系システムの刷新を予定しており、営業・生産・間接部門の業務効率化等の生産性向上を図ってまいります。 (北米) 北米事業につきましては、関税問題や景気後退懸念もある中ですが、米国HRC価格は足元では上昇傾向が続き受注は好調に推移しており、鉄鋼市場の動向を注視しながらスプレッドの確保と在庫の適正管理に注力しております。また、米国のMST-X社では、受注量が少なく年間赤字実績でしたが、足元では半導体向けプロジェクト案件の受注も入り、半導体以外の自動車やオイル&ガス市場への拡販も含め、黒字転換の見通しです。メキシコMaruichimex社では、ユーザーである日系自動車メーカーの米国向け輸出について関税影響も軽微で、販売数量の増加を見込んでおります。また、新設のモンテレーの第2工場では、自動車以外の鋼管需要分野開拓の営業体制を強化する中で、新工場の立ち上げを急ぎます。 (アジア) アジア事業につきましては、中国の過剰生産からの輸出価格の影響で市況の下落混乱が続いております。ベトナムSUNSCO社では、米国向け表面処理鋼板の輸出はアンチダンピング問題の影響で厳しく、米国向けパイプ受注やベトナム国内での建築需要回復に伴う付加価値製品の拡販に取り組んでおり、販売数量は前年度比増加としております。ベトナムSUNSCO(HNI)社でも、現地EV二輪メーカーへの取組みも含め販売数量は前年度比増加としております。インドKUMA社では、四輪市場の需要が急回復し、加えて環境規制強化から商用車向け大径排気管需要が増加しており、四輪および二輪車用排気管需要増に対応したグジャラート工場の新2インチラインからの出荷も順調に進んでおります。フィリピンのMPST社では、二輪メーカーの現地生産の拡大を背景に受注を確実に取込み販売数量は引き続き増加しており、生産性向上に向けた自動高速切断機の導入に続き、増産に向け新設した第2工場からの出荷も純増となります。
事業等のリスク2,145字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、これらの事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)当社製品の需要動向に伴う経営成績への影響について 当社グループで製造・販売している各種鋼管及びメッキ鋼板製品は、店舗・工場・倉庫などの中低層建造物の建築資材、自動車等輸送機器向け、ビニールハウス向け農芸用資材、公共施設・各種工場やプラントにおける電線管、配管用の資材及び道路標識や街灯の支柱などが主たる用途です。したがって、中低層の建築投資、輸送用機器の生産量、企業の設備投資及び公共投資、及び当社製品ユーザーの生産動向等によって、連結経営成績は影響を受ける可能性があります。 (2)原材料市況の変動等について 当社グループが取扱っている各種鋼管は、熱延コイルを主要原材料としておりますが、熱延コイルの市況は世界の鉄鋼原料及び鉄鋼製品の需給動向等によって変動いたします。当社グループでは、国内外の高炉メーカーを原材料の仕入先として安定した価格での購入と適正な販売価格体系構築に努めておりますが、原材料の価格が上昇し、販売価格への転嫁が十分に図れない場合等には、連結経営成績に影響が出る可能性があります。 (3)製品クレームによるリスク 当社グループでは、各種の規格、品質管理基準に従って製品を生産し、需要家のニーズに応えるべく品質の維持向上に万全を期しておりますが、全ての製品に欠陥が無いとは限らず、製造物賠償責任等に伴う費用が発生する可能性があります。 (4)固定資産の価値下落について 当社グループが保有している固定資産について収益性が低下し投資の回収が見込めなくなった場合、固定資産の減損損失が発生し連結経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)有価証券並びに投資有価証券等の価値変動 当社グループの有価証券及び投資有価証券は、総資産の約2割を占めており、主な内容は、当社の関係会社株式、主要な取引先の株式及び債券となっております。当社グループでは、時価のある有価証券については、期末日時点での時価が取得原価に対して30%以上下落した場合、減損処理を実施しております。 このため、株式市場の低迷等、当社グループが保有する有価証券並びに投資有価証券の時価が大きく変動した場合、連結経営成績に影響が出る可能性があります。 (6)技術変化への対応について 当社グループは鋼管製造において成熟された技術力を有し、高品質・多品種・小ロットといった顧客の需要に応える生産体制を整えており、同業他社に対して優位性を確保しておりますが、鋼管製造において技術革新が起きた場合、当社の優位性が失われ連結経営成績に影響を受ける可能性があります。 (7)自然災害・パンデミック・事故等のリスク 当社グループでは、国内外において需要地生産体制をとり、生産拠点を需要地に設けることで自然災害やパンデミックに対するリスクを分散しております。また、工場等の安全対策として安全教育部による従業員教育を徹底して実施しておりますが、地震や風水害等の大規模災害、パンデミックの発生や事故等により当社グループの工場操業に支障が出た場合、連結経営成績に影響を受ける可能性があります。 (8)地政学リスク、カントリーリスク 当社グループが事業活動を展開する国や地域において、紛争やテロ、デモ、ストライキ、政情不安、通貨危機等が発生した場合、当社グループの事業に大きな影響を与えるリスクがあります。 (9)事業活動にかかる環境規制 当社グループは太陽光発電設備の導入や環境対応塗料の採用を進め、環境負荷の低減に取り組んでまいりましたが、二酸化炭素の排出量削減などを義務付ける新たな環境規制が導入された場合には、当社グループの事業活動に制約を受けたり、規制に適合する設備更新などに多額の費用が発生し連結経営成績に影響が出る可能性があります。 (10)法規制について 当社グループはグローバルに事業を展開し、各国における法令並びに条例を遵守しておりますが、貿易摩擦等で関税の引き上げや、輸出入に関する規制が強化されることにより事業活動に支障が生じた場合、連結経営成績に影響を与えるリスクがあります。 (11)人的資源の確保について 当社グループは国内の労働力人口の減少への対応や海外で活躍できる人材の育成と現地人材のレベルアップのため、女性の採用や海外研修に積極的に取り組んでおります。また、再雇用制度による技術継承や設備更新による省力化を進めております。これらの施策が計画通りに進まず優秀な人材を確保できなかったり、技術継承が行えなかった場合、当社グループの継続的発展に影響を与えるリスクがあります。 (12)情報セキュリティ 当社は情報セキュリティポリシーを策定し情報管理に万全を期しておりますが、予期せぬ事態により顧客・取引先等の機密情報、従業員の個人情報や営業秘密が漏えいした場合、当社グループの社会的評価や業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,669字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)財政状態の状況 ① 事業全体及びセグメント情報に記載された区分ごとの状況 a. 事業全体の状況 総資産は、前年度比32億5千9百万円減少し4,223億7千4百万円となりました。 流動資産は、78億6千7百万円減少し2,187億1千4百万円となりました。主な増減要因は、製品が20億1千5百万円、原材料及び貯蔵品が19億8千4百万円増加した一方で、自己株式の取得などにより現金及び預金が83億8千3百万円減少しました。 固定資産は、46億8百万円増加し2,036億6千万円となりました。主な増減要因は、ステンレス鋼管事業の拡大や造管工場において空調設備や次世代造管機の導入等により有形固定資産が72億5千1百万円増加した一方で、政策保有株式の減少により投資有価証券が27億7千2百万円減少しました。 負債は、54億6千9百万円減少し604億3千8百万円となりました。主な増減要因は、支払手形及び買掛金が26億8千5百万円、繰延税金負債が投資有価証券の時価評価の影響等により23億3千万円増加した一方で、未払法人税等が117億7千万円減少したことによります。 純資産につきましては、22億9百万円増加し3,619億3千6百万円となりました。主な増減要因は、親会社株主に帰属する当期純利益を266億7千6百万円確保、その他評価差額金が投資有価証券の時価評価の影響で35億4千2百万円増加した一方で、配当金の支払で109億6千3百万円、自己株式の取得等により137億9千2百万円減少したこと等によります。 なお、資本の財源および資金の流動性については、前連結会計年度と大きな変動は無く、運転資金及び設備資金は自己資金を中心に充当し、国内及び海外子会社の借入金の返済の流動性は満たしておりますが、経営環境の先行き不透明感からも、当社グループ全体での円滑な事業活動の資金について留意してまいります。 b. セグメント情報に記載された区分ごとの状況 (日本) 当連結会計年度末のセグメント資産は、前連結会計年度末と比べて79億9千1百万円増加し、1,705億9千6百万円となりました。ステンレス鋼管事業の拡大のため丸一鋼管株式会社や丸一ステンレス鋼管株式会社で設備投資を行ったこと等で有形固定資産が76億7百万円、未収入金が12億7千8百万円増加した一方で、受取手形及び売掛金が27億5千5百万円減少したことによるものです。 (北米) 当連結会計年度末のセグメント資産は、前連結会計年度末と比べて11億8百万円増加し、442億9千2百万円となりました。主な要因は、在庫数量が増加したこと等により製品が9億2千2百万円増加、売掛金が売上の伸長により5億3千2百万円増加したことによるものです。 (アジア) 当連結会計年度末のセグメント資産は、前連結会計年度末と比べて11億2千5百万円増加し、275億9千7百万円となりました。主な要因は、在庫数量が増加したこと等により原材料及び貯蔵品が9億4千6百万円、製品が9億2千1百万円増加したことによるものです。 (2)経営成績の状況 ① 事業全体及びセグメント情報に記載された区分ごとの状況 a. 事業全体の状況 販売数量面では、日本(単体)とアジアが前年度割れとなったことから、全体では前年度比△3.7%の減少となりました。売上高は、数量と同じく日本とアジアが減収となり、2,437億6千4百万円(前年度比6.8%減)と減収になりました。利益面は、日本と北米の増益がアジアの減益をカバーし、営業利益は320億4千3百万円(同39.8%増)と増益になりました。営業外損益は、受取配当金の減少などから前年度比15億2千2百万円悪化しましたが、経常利益は342億4千8百万円(同28.5%増)と増益になりました。特別損益は、投資有価証券売却益の減少などから、前年度比86億3千2百万円悪化しました。これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は266億7千6百万円(同1.3%減)と減益になりました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、パイプの販売価格と材料コイルの仕入価格との値差(スプレッド)の変動が最も大きなものです。当連結会計年度は、日本やアジアを中心に販売数量が減少したことにより減収となった一方で、北米セグメントでスプレッドが改善したことにより営業利益・経常利益共に増益となりました。 b. セグメント情報に記載された区分ごとの状況 (日本) 国内事業につきましては、当社主力の中小建築や農業案件の需要が盛り上がりに欠け、建機・農機関連の荷動きも低調、自動車関連も一部メーカーの販売不振などから、単体の販売数量は前年度比△1.6%の実績となりました。パイプ販売単価については、需要低迷の中でコストアップ分の転嫁に鋭意努めておりますが、数量面の不振から製品価格を値下げする他メーカーもあり、単価は下落しました。売上高は、単体は数量減と単価下落から減収となり、丸一ステンレス鋼管㈱も関税問題によるステンレス管の輸出減や、半導体向け在庫調整に加え自動車向けBA管の数量減により減収となり、合計は1,441億3千9百万円(前年度比7.1%減)と減収になりました。セグメント利益は、単体は増益となり、丸一ステンレス鋼管㈱の減益等をカバーし、全体では218億5千1百万円(同11.7%増)と増益になりました。 設備投資関連では、女性も扱える次世代造管機をコンセプトとして造管機メーカーと共同で開発を進めた名古屋工場3号機(6インチミル)の更新設備は昨年9月末から稼働しております。また、東京工場・名古屋工場内などにエアコンの設置を進めるなど、職場労働環境の改善にも努めました。 (北米) 北米事業につきましては、(決算期が1~12月とズレており)米国の熱間圧延コイル(HRC)価格(英国CRU社による米国中西部コイル価格指数)が、年初765$/トンでスタートしたものが上がり始め、3月末には1,000$超の水準まで上がり、9月には900$を若干下回ったものの、年末には1,000$の水準まで戻り高値安定で推移しました。マルイチ・アメリカン・コーポレーション(MAC社)、マルイチ・レビット・パイプ・アンド・チューブLLC(Leavitt社)、マルイチ・オレゴン・スチール・チューブLLC(MOST社)、マルイチ・ネブラスカ・チューブLLC(MNT社)の米国4拠点合計の販売数量は、前年度比+4.2%となりました。米国テキサスのマルイチ・ステンレス・チューブ・テキサス・コーポレーション(MST-X社)は、半導体工場建設の遅れから出荷は少なく赤字となりました。メキシコのマルイチメックスS.A.de C.V.(Maruichimex社)の販売数量は、日系自動車メーカーへの販売好調も一巡し、前年度比△5.1%の実績となりました。 売上高は、販売数量の前年実績の確保から548億3千7百万円(前年度比6.0%増)と増収になりました。セグメント利益は54億5千8百万円と前年実績には数量減とスプレッド悪化に加え、在庫評価損の発生もあったことから、大幅な増益(前年実績は15億1千1百万円の赤字)になりました。 (アジア) アジア事業につきましては、ベトナムのマルイチ・サン・スチール・ジョイント・ストック・カンパニー(SUNSCO社)では、米国向けの表面処理鋼板の輸出がアンチダンピング問題の影響からほぼ撤退状態で、販売数量は前年度比△20.2%と大幅に落ち込みました。マルイチ・サン・スチール・(ハノイ)・カンパニー・リミテッド(SUNSCO(HNI)社)は、日系二輪メーカーに加え現地EV二輪メーカーの受注を取込み、販売数量は前年度比+5.5%となりました。フィリピンのマルイチ・フィリピン・スチール・チューブ・インク(MPST社)の販売数量は、二輪メーカーの現地生産の拡大を背景に受注を確実に取込み、前年度比+19.8%と引き続き増加しました。インドのマルイチ・クマ・スチール・チューブ・プライベート・リミテッド(KUMA社)では、四輪販売が好調でグジャラート新工場からの出荷も加わり販売数量は前年度比+14.5%増加しました。 売上高は、SUNSCO社での落ち込みが大きく、全体では447億8千8百万円(前年度比18.3%減)と減収になりました。セグメント利益は、SUNSCO社では輸出鋼板は落込んだものの、輸出を低採算の鋼板から鋼管にシフトしたことに加えてベトナム国内の市況回復もあり減益幅を抑制した一方、インドKUMA社が競争激化からの価格下落で減益となり、全体では41億6千4百万円(同6.5%減)と減益になりました。 設備投資関連では、インドKUMA社でグジャラート工場を新設し2インチミル生産設備を導入し昨年4月より稼働、フィリピンMPST社では2インチミルを増設し1月より稼働しています。 c. 目標とする経営指標の達成状況等 目標とする経営指標及びその達成状況につきましては、「1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 の(1)経営方針について」の第7次中期経営計画をご参照ください。 ② 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比(%) 日本   139,499   △6.4 北米   57,382   +10.3 アジア   47,605   △15.2 合計   244,487   △4.9 (注) 金額は、販売価格によっております。 b. 受注状況 当社グループは、主として見込み生産をしており、金額的に重要性がないため、記載を省略しております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) 日本   144,139   △7.1 北米   54,837   +6.0 アジア   44,788   △18.3 合計   243,764   △6.8 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は当該割合が10%に満たないため記載を省略しております。 (3)キャッシュ・フローの状況 ① 現金及び現金同等物 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)の残高は、前連結会計年度末より64億4千9百万円減少し、886億8千2百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況と増減要因は以下のとおりであります。 ② 営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動によって増加した資金は204億1千万円(前年度比77億3千3百万円の収入減)となりました。主な収入は、税金等調整前当期純利益394億2千7百万円、減価償却費79億1千7百万円であります。主な支出は法人税等の支払額216億5百万円、投資有価証券売却及び評価損益(△は益)55億4千7百万円であります。 ③ 投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によって増加した資金は11億4千3百万円(前年度比125億5千8百万円の支出増)となりました。政策保有株式の削減により投資有価証券の売却及び償還による収入が151億4千2百万円であります。支出につきましては、有形及び無形固定資産の取得による支出が154億6千9百万円等によるものであります。 ④ 財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によって減少した資金は278億7千7百万円(前年度比15億9千2百万円の支出増)となりました。主な支出は、自己株式の取得による支出153億1千万円、配当金の支払額109億5千8百万円などであります。 ⑤ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの運転資金及び設備資金については、主に自己資金を中心に、一部連結子会社は借入金により充当しております。当連結会計年度末における資金の残高は、前連結会計年度末より64億4千9百万円減少し、886億8千2百万円となりました。一方、当連結会計年度末の借入金残高は、短期借入金35億9千9百万円・長期借入金7億8千7百万円であり、これらの返済に必要な流動性は十分に満たしていると認識しております。従って、当社グループの財務の健全性は引き続き確保されており、第7次中期経営計画に沿った投融資・設備投資を含む当社グループの円滑な事業活動の資金には、大きな支障は無いと考えており、今後も当社グループ全体での円滑な事業活動の資金について留意してまいります。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。 当社グループにおける重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況」(重要な会計上の見積り)に注記しております。

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開示資料

出典

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