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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

AREホールディングス

5857 · Prime · 非鉄金属

貴金属リサイクルと環境保全を両軸に持つ資源循環企業。スクラップから金・銀等を精錬し、電子材料・宝飾・自動車触媒等へ供給。

概要

AREホールディングスは、貴金属リサイクルと環境保全を事業とする純粋持株会社である。2009年にアサヒプリテックとジャパンウェイストの共同株式移転で設立。金・銀・パラジウム等の貴金属をスクラップから精錬し、半導体・宝飾・触媒分野に供給。連結売上収益は約5700億円、従業員998名。神戸市に本社を置き、東京証券取引所プライム市場に上場する。

貴金属リサイクルと環境保全の二本柱

当社グループは、貴金属事業と環境保全事業の二つのセグメントで構成される。貴金属事業は、アサヒプリテックとアサヒメタルファインが中心となり、電子材料、歯科材料、宝飾、自動車触媒分野から回収したスクラップを精錬し、高純度の地金を販売する。環境保全事業は、ウェイストシステムジャパンが産業廃棄物の収集運搬・中間処理を担う。持株会社としてAREホールディングスが全体を統括する。

収益の9割以上を占める貴金属事業

2026年3月期の連結売上収益569,992百万円のうち、貴金属事業が569,863百万円と大半を占める。営業利益は37,088百万円で、貴金属事業が35,424百万円、環境保全事業は持分法投資損益1,845百万円。貴金属事業の収益は金・銀・白金族の価格と回収量に影響されるが、近年は売上高が拡大傾向にある。

国内6拠点と海外6カ国で展開

国内では坂東工場を基幹とし、電子・半導体市場に対応する。海外では北米(アメリカ・カナダ)に精錬・倉庫事業、マレーシア、韓国、タイ、インドにリサイクル拠点を持つ。2024年にタイ法人、2025年にインド法人を設立。北米精錬事業は金銀の入荷量増加により営業利益を伸ばしている。

積極的なグループ再編と商号変更

2023年にAREホールディングスに商号変更。同年、貴金属事業をアサヒプリテック(新設)とアサヒメタルファインに分割し、子会社間の吸収合併を実施。2024年にはジャパンウェイストを株式交換でレナタスの子会社とし、持分法適用関連会社化。2026年にはアサヒメタルファインの事業の一部をアサヒプリテックが承継する。

業界の中での役割は貴金属・希少金属のリサイクル精錬メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
5,700億円
営業利益
371億円
営業利益率
6.5%
純利益
244億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01貴金属事業主力

貴金属含有スクラップ等から金・銀・パラジウム・プラチナ・ロジウム等をリサイクル・精錬し、高純度地金として販売。国内ではアサヒプリテック・アサヒメタルファインが電子材料・歯科材料・宝飾・自動車触媒分野から集荷し、商社・宝飾メーカー・半導体電子部品メーカー等に供給。海外でも北米、マレーシア、韓国、タイ、インドで事業展開。半導体製造装置部品の貴金属剥離・精密洗浄も行う。

主要顧客商社、宝飾メーカー、半導体・電子部品メーカー

主な製品・サービス2
貴金属地金(金、銀、パラジウム、プラチナ、ロジウム等)
スクラップから分離・精錬した高純度の貴金属地金。商社、宝飾メーカー、半導体・電子部品メーカー等に販売される。
貴金属剥離・精密洗浄サービス
半導体・電子部品メーカー向けに、製造機械装置部品に付着した貴金属を剥離し、部品を精密洗浄するサービス。

02環境保全事業準主力

産業廃棄物の収集運搬及び中間処理を主業務とする。ウェイストシステムジャパン株式会社が環境保全事業の持株会社として運営。

製品と技術

金・銀・白金族の高純度リサイクル地金

貴金属含有スクラップから金、銀、パラジウム、プラチナ、ロジウムを分離・精錬し、純度99.9%以上の地金を製造する。電子材料、歯科材料、宝飾、自動車触媒の各分野から原料を集荷。商社、宝飾メーカー、半導体部品メーカーに販売。グリーンメタルとしての価値が高く、価格プレミアムを付けて販売する取り組みを拡大している。

半導体向け貴金属剥離・精密洗浄サービス

半導体・電子部品メーカーの製造装置部品に付着した貴金属を剥離し、部品を精密洗浄して再使用可能な状態に戻すサービスを提供。貴金属の回収と同時に部品のメンテナンスを行うことで、顧客のコスト削減と資源循環に貢献する。このサービスは貴金属リサイクル事業の一環として展開されている。

産業廃棄物の収集運搬・中間処理

環境保全事業では、ウェイストシステムジャパンが産業廃棄物の収集運搬と中間処理を手掛ける。2024年以降は持分法適用関連会社である㈱レナタスを通じて事業を推進。グループ内で発生する廃棄物の処理だけでなく、外部顧客向けにもサービスを提供し、循環型社会の形成に寄与する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

非鉄金属のなかでの位置

非鉄金属で中堅、資源高で収益改善進む

AREホールディングスは非鉄金属業界の中堅企業で、銅やアルミなどの精錬・加工を手掛けています。売上高は2024/3期の3223億円から2026/3期には5700億円へ急拡大し、営業利益率も3.95%から6.51%へ改善しました。同業のJX金属や日本軽金属ホールディングスと比べると規模は小さいものの、資源価格上昇の恩恵を受けて業績を伸ばしています。しかし、営業利益率は依然として低く、市況変動に収益が左右されやすい構造です。また、非鉄金属各社との差別化が難しく、価格競争に晒されるリスクがあります。

強み

  • 2024/3から2026/3にかけて売上高が約1.8倍に増加しました。
  • 営業利益率が上昇傾向にあり、採算性が向上しています。
  • 非鉄金属市況の上昇により、販売価格が押し上げられました。
  • 銅やアルミなど多様な非鉄金属を扱う強みがあります。

課題

  • 営業利益率は6%前後と、業界平均より低水準です。
  • 金属価格の変動で業績が大きく左右され、安定性に欠けます。
  • 大手や同業他社との競争で、価格・コスト面で圧力があります。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属・ガラスの時価総額近傍。太字がAREホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15471大同特殊鋼4,837億円13.8倍
25463丸一鋼管4,362億円14.7倍
35741UACJ4,138億円
45214日本電気硝子4,137億円13.5倍
55301東海カーボン4,076億円20.4倍
65857AREホールディングス3,279億円13.1倍
71515日鉄鉱業2,688億円18.8倍
87826フルヤ金属2,455億円14.9倍
95451ヨドコウ2,247億円12.0倍
105482愛知製鋼2,081億円18.9倍
115423東京製鐵1,905億円15.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(金属・ガラス)に従っています。

会社の歴史

沿革 25件

アサヒプリテックとジャパンウェイストが統合して誕生

2009年4月、アサヒプリテックとジャパンウェイストの共同株式移転によりAREホールディングス(当時の商号はアサヒプリテックホールディングス)が設立される。同時に東京証券取引所市場第一部に上場。2社の持株会社としてスタートし、以降M&Aと事業再編を繰り返しながら成長する。

M&Aで事業基盤を拡大した2010年代前半

2010年8月、子会社ジャパンウェイストがエコマックスを取得。2011年にはアサヒプリテックがウスダ製作所、ジャパンウェイストが共同化学を取得。2014年にウスダ製作所を吸収合併。さらに2014年12月にアサヒアメリカホールディングスを設立し、北米進出の準備を進める。

北米市場への本格参入と子会社再編

2015年3月、アサヒアメリカホールディングスがAsahi Refining Holdings UK Limitedとその子会社2社(カナダ、USA)を買収。北米精錬事業の基盤を確立。2017年4月にはアサヒプリテックが共同化学を吸収合併し、国内の貴金属リサイクル事業を集約。2018年にはアサヒライフ&ヘルスを設立するが、後に吸収合併される。

環境事業の再編とRJC認証取得

2019年4月、ジャパンウェイストがエコマックスを吸収合併。同年7月、アサヒプリテックが責任あるジュエリー協議会のCOP認証を取得し、サプライチェーンの透明性を強化。2020年12月にはアサヒアメリカホールディングスを解散し、北米事業を直接子会社で運営する体制に変更。

持株会社体制を刷新した2023年

2023年1月にアサヒメタルファインを設立。同年4月、アサヒプリテックの商号をジャパンウェイストに変更し、貴金属リサイクル事業を新設のアサヒプリテックに、精錬・製造販売事業をアサヒメタルファインに分割。同年7月にはAREホールディングスに商号変更し、持株会社としてのアイデンティティを明確にした。

インド・タイ進出と環境事業の分離

2024年3月、ウェイストシステムジャパンを設立し、ジャパンウェイストを株式交換でレナタスの子会社化(持分法適用関連会社)。これにより環境保全事業は持分法で計上される。同年10月にタイ法人、2025年6月にインド法人を設立し、アジアでのリサイクル網を強化。

年表25件を開く

2000年代

  • 2009年4月上場アサヒプリテック㈱とジャパンウェイスト㈱との共同株式移転により、当社設立 東京証券取引所市場第一部上場

2010年代

  • 2010年8月M&A当社子会社であるジャパンウェイスト㈱がエコマックス㈱の株式取得
  • 2011年6月M&A当社子会社であるアサヒプリテック㈱が㈱ウスダ製作所の株式取得
  • 2011年8月M&A当社子会社であるジャパンウェイスト㈱が㈱共同化学の株式取得
  • 2014年10月M&A当社子会社であるアサヒプリテック㈱が㈱ウスダ製作所を吸収合併
  • 2014年12月アサヒアメリカホールディングス㈱を設立
  • 2015年3月M&A当社子会社であるアサヒアメリカホールディングス㈱がAsahi Refining Holdings UK Limitedおよびその子会社2社(Asahi Refining Canada Ltd.、Asahi Refining USA Inc.)を子会社化
  • 2017年4月M&A当社子会社であるアサヒプリテック㈱が㈱共同化学を吸収合併
  • 2018年4月M&Aアサヒライフ&ヘルス㈱を設立 当社子会社であるジャパンウェイスト㈱がJWロジスティクス㈱を吸収合併
  • 2019年4月M&A当社子会社であるジャパンウェイスト㈱がエコマックス㈱を吸収合併
  • 2019年7月当社子会社であるアサヒプリテック㈱が責任あるジュエリー協議会(RJC)のCOP認証を取得

2020年代

  • 2020年4月M&A当社子会社であるジャパンウェイスト㈱がアサヒライフ&ヘルス㈱を吸収合併
  • 2020年12月当社子会社であるアサヒアメリカホールディングス㈱を解散
  • 2021年7月当社子会社であるアサヒプリテック㈱が責任あるジュエリー協議会(RJC)のCOC認証を取得
  • 2021年8月当社子会社であるAsahi Refining USA Inc.がAsahi Depository LLCを設立
  • 2021年10月M&A当社子会社であるアサヒプリテック㈱がジャパンウェイスト㈱、㈱太陽化学を吸収合併
  • 2021年11月当社子会社であるアサヒプリテック㈱がDXE㈱を設立
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年1月アサヒメタルファイン㈱を設立
  • 2023年4月商号変更当社子会社であるアサヒプリテック㈱がジャパンウェイスト㈱に商号変更 当社子会社であるジャパンウェイスト㈱が貴金属リサイクル事業をアサヒプリテック㈱(吸収分割および商号変更により新たに設立)に、貴金属精錬および製造・販売事業をアサヒメタルファイン㈱に会社分割
  • 2023年7月商号変更AREホールディングス㈱に商号変更
  • 2024年3月M&Aウェイストシステムジャパン㈱を設立 当社子会社であったジャパンウェイスト㈱を株式交換完全子会社、㈱レナタスを完全親会社とする株式交換を実施し、㈱レナタスを持分法適用関連会社化
  • 2024年10月当社子会社であるアサヒプリテック㈱がAsahi Pretec (Thailand) Co., Ltd.を設立
  • 2025年6月当社子会社であるアサヒプリテック㈱がAsahi Pretec India Private Limitedを設立
  • 2026年4月当社子会社であるアサヒプリテック㈱が、アサヒメタルファイン㈱が営む貴金属事業の一部を吸収分割により承継

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    事業基盤の強化と収益性向上

    貴金属リサイクル事業では坂東工場を基盤にAI関連電子・半導体市場に対応し、北米精錬事業では設備増強と生産効率化を進める。グリーンメタル販売拡大や取引条件最適化により収益性を高める。

  2. 02

    貴金属事業の新分野開拓

    白金族回収技術開発を強化し、触媒・医農薬・水素分野等での事業拡大を図る。リテール分野の貴金属販売量拡大にも取り組む。

  3. 03

    グローバリゼーションの推進

    アジア地域での工場建設と営業強化により国際的な貴金属回収量を拡大する。北米では精錬原料入荷量増加や倉庫・トレーディング事業の成長を加速。

  4. 04

    人材形成とバランスシート最適化

    事業発展を支える人材形成を進めるとともに、バランスシートの最適化を図る。リスク管理として「責任ある貴金属管理」の適切な運用を徹底。

  5. 05

    環境保全事業の推進

    持分法適用会社を通じて循環型社会形成に資する発展を支援する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で998人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は796万円で、9期前と比べて+7.8%平均年齢は42.0歳、平均勤続年数は2.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,961
2018年3月1,928
2019年3月73941.04.02,042
2020年3月66641.05.01,574
2021年3月1,00351.03.01,510
2022年3月82550.02.01,457
2023年3月91147.04.01,467
2024年3月80543.01.0952
2025年3月78742.02.09792,043
2026年3月79642.02.09983,717

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率29.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)85.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 4 / 海外 7、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社工場 — 米国ユタ州9,309百万円
貴金属事業
坂東工場 — 茨城県坂東市8,093百万円
貴金属事業
本社 — 米国ニューヨーク州5,553百万円
貴金属事業
坂東工場 — 茨城県坂東市4,167百万円
貴金属事業
本社工場 — カナダオンタリオ州3,067百万円
貴金属事業
営業所1,696百万円
貴金属事業
神戸本社、東京本社1,305百万円
貴金属事業
本社工場 — 韓国チュンジュ市907百万円
貴金属事業
テクノセンター — 兵庫県神戸市西区393百万円
貴金属事業
尼崎工場 — 兵庫県尼崎市392百万円
貴金属事業
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    アサヒプリテック㈱
    神戸市東灘区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    アサヒメタルファイン㈱(注)4
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ウェイストシステムジャパン㈱
    神戸市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ASAHI G&S SDN. BHD.
    マレーシア ペナン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Asahi Pretec (Thailand) Co., Ltd.
    タイ Bangplee工業団地 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Asahi Pretec India Private Limited
    インド ハリヤナ州 グルガオン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    韓国アサヒプリテック㈱
    韓国忠州市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Asahi Refining USA Inc.
    米国ユタ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Asahi Refining Canada Ltd.(注)3
    カナダオンタリオ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Asahi Depository LLC (注)3
    米国デラウェア州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱レナタス
    東京都千代田区 · 持分法適用会社
    議決権32.0%
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • JPアサヒメタルファイン株式会社

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は5,700億円営業利益371億円前期と比べると増収増益で、売上が+12.6%、利益が+85.5%。

売上高
+12.6%
5,700億円
営業利益
+85.5%
371億円
純利益
+70.6%
244億円
営業利益率
6.5%
前期比 +2.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高6,800億円5,700億円
営業利益410億円371億円
純利益290億円244億円
1株あたり配当¥135¥135

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,972億円、営業利益は123億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+196.5%、営業利益は+296.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q6847
2024年1Q665314.724
2024年2Q854394.629
2024年3Q832303.618
2024年4Q872174
2025年2Q2,404833.566
2025年4Q2,6581174.477
2026年2Q2,3821536.4108
2026年4Q3,3182186.6136
2027年1Q1,9721236.286

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は964億円から5,700億円へ5.9倍に増えた。直近期の営業利益率は6.5%。売上は7期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月9647845
当社子会社であるアサヒプリテック㈱が㈱ウスダ製作所を吸収合併
2014年3月94310060
当社子会社であるアサヒアメリカホールディングス㈱がAsahi Refining Holdings UK Limitedおよびその子会社2社(Asahi Refining Canada Ltd.、Asahi Refining USA Inc.)を子会社化
2015年3月1,11410658
2016年3月1,1945929
当社子会社であるアサヒプリテック㈱が㈱共同化学を吸収合併
2017年3月1,06818−12
アサヒライフ&ヘルス㈱を設立 当社子会社であるジャパンウェイスト㈱がJWロジスティクス㈱を吸収合併
2018年3月1,15813494
当社子会社であるジャパンウェイスト㈱がエコマックス㈱を吸収合併
2019年3月1,10412490
当社子会社であるジャパンウェイスト㈱がアサヒライフ&ヘルス㈱を吸収合併
2020年3月1,35617798
当社子会社であるアサヒプリテック㈱がジャパンウェイスト㈱、㈱太陽化学を吸収合併
2021年3月1,648261257
2022年3月1,924264187
当社子会社であるアサヒプリテック㈱がジャパンウェイスト㈱に商号変更 当社子会社であるジャパンウェイスト㈱が貴金属リサイクル事業をアサヒプリテック㈱(吸収分割および商号変更により新たに設立)に、貴金属精錬および製造・販売事業をアサヒメタルファイン㈱に会社分割
2023年3月2,742126109
ウェイストシステムジャパン㈱を設立 当社子会社であったジャパンウェイスト㈱を株式交換完全子会社、㈱レナタスを完全親会社とする株式交換を実施し、㈱レナタスを持分法適用関連会社化
2024年3月3,223124245
当社子会社であるアサヒプリテック㈱がAsahi Pretec India Private Limitedを設立
2025年3月5,0622002054.0143
2026年3月5,7003713476.5244

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高5,700億円のうち、営業利益として残るのは371億円6.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は244億円、売上の4.3%にあたる。営業利益率は業種中央値5.8%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金92.1%5,252億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金1.7%96億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.5%371億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
7.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.8pt
6.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.3pt
4.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.5pt
13.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−994億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−997億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は103億円で、売上の0.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−4−2126−2541
2014年3月141−11−8013095
2015年3月94−296214−202108
2016年3月143−19−65124166
2017年3月33−24−669108
2018年3月−134−28298−162241
2019年3月−206−56183−262163
2020年3月4619365229
2021年3月−334−28244−362100
2022年3月111−78−603361
2023年3月368−39−238329180
2024年3月126−28771−16169
2025年3月1473−62150176
2026年3月−994−3919−997103

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は6,154億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,306億円で、自己資本比率は37.5%(業種中央値53.7%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月62342020367.3
2014年3月66146519670.1
2015年3月1,05250854448.3
2016年3月1,01648653047.8
2017年3月89044344749.8
2018年3月1,31564467149.0
2019年3月1,60367892542.3
2020年3月2,3006921,60830.1
2021年3月2,4489791,46940.0
2022年3月2,9841,0511,93335.2
2023年3月2,8741,0701,80437.2
2024年3月3,1801,2651,91539.8
2025年3月4,9001,2633,63725.8
2026年3月6,1542,3063,84837.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
103億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,385億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
3,848億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
58
/ 100
安定性自己資本比率25 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

非鉄金属 32社との比較

同じ非鉄金属の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE32社中12位あたり、逆に低いのは自己資本比率32社中27位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.7%/中央値 8.2%
P25 6.1%P75 15.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.5%/中央値 5.8%
P25 3.8%P75 9.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
37.5%/中央値 53.7%
P25 41.3%P75 57.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
12.6%/中央値 9.0%
P25 5.3%P75 17.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.6%/中央値 2.1%
P25 0.8%P75 3.7%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,775で、1年前と比べて+90.8%過去52週の値幅のなかでは64%の位置にある。

¥3,775-7.7%1ヶ月+22.2%1年+90.8%時価総額3,279億円
過去52週の値幅
安値¥2,072高値¥4,720

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.1倍
PER (会社予想)11.2倍
PBR1.44倍
配当利回り3.58%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月に入り急騰、直近1ヶ月で+23.73%、年初来+103.19%と強い上昇。25日線(3318円)を約17.8%上回り、75日線・200日線も大きく乖離。52週高値4720円に対して8月21日終値3910円は約17.2%下だが、上昇の勢いは継続中。出来高は8月5日に136万株、8月21日に129万株と高水準で、買いが活発。RSIは80.52と過熱域だが、上昇トレンドは維持。週足では明確な上昇基調で、高値更新の可能性も意識される。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER約13.6倍は同業界平均の約22.4倍を下回り、PBR約1.5倍も平均の約2.1倍を下回る。配当利回りは3.45%と平均の2.27%を上回り、利回り面でも魅力的だ。ROEは13.7%と良好で、収益性も確保されている。ただし、配当性向は79.7%と高く、利益の大半を配当に回しており、内部留保による成長投資が限定的な点は懸念される。全体として株価は割安で、配当の持続性が今後の焦点となる。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.1倍22.2倍
PER (予想)11.2倍
PBR1.44倍2.02倍
ROE13.7%12.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

EVや脱炭素需要の拡大で金属需要が増えるとの見方がある一方、銅価格などの商品市況に業績が左右され、収益のボラティリティが高い。強気派は、リサイクル事業の成長性と環境規制の追い風を強調し、2025/3期の業績回復や2026/3期の増益予想を評価。弱気派は、利益率の低さ(営業利益率4〜7%)や市況下落リスク、競争激化を指摘する。

プラスに働く材料7
  • EV・再エネ需要の拡大

    電気自動車や再生可能エネルギー向けの銅・アルミ需要が中期的に増加見込み。

  • リサイクルの成長性

    資源循環の流れが強まり、リサイクル事業の収益貢献が高まる可能性。

  • 業績の回復基調

    2025/3期の売上高は前年比57%増、2026/3期も増収増益予想。

  • 2026年3月期営業益371億円、前期比85.5%増決算発表後影響

    売上高5700億円、営業利益率6.51%。前期営業利益200億円から171億円増

  • 純利益244億円予想で前期比70.6%増通年影響

    純利益143億円→244億円。フォワードPER10.3倍と実績12.08倍から改善

  • 配当利回り3.89%と予想PER10.3倍の割安感継続影響

    ROE13.7%、PBR1.29倍。配当利回りは3.89%と高く株主還元魅力

  • 外国人持ち株比率28.5%と高い需給継続影響

    外国人保有28.5%、1年で株価88.9%上昇。需給面で下支えも

マイナスに働く材料7
  • 金属市況の変動

    銅価格などの下落で売上・利益が大きく影響を受ける。

  • 低い利益率

    営業利益率が4〜7%と低く、加工費競争で更に圧縮される恐れ。

  • 競争の激化

    リサイクル市場への新規参入や、既存大手との競争でシェア維持が困難に。

  • 前期純利益143億円、2年前比41.6%減通年影響

    純利益245億円→143億円。再度の減益リスクが株価重荷

  • 株価1年で88.9%上昇、過熱感不定影響

    株価3470円、1年で88.9%上昇。短期的な利益確定売りに注意

  • 前期は営業利益率3.95%と低水準通年影響

    2025/3期は営業利益200億円、純利益143億円。計画未達なら下振れ

  • 予想PER10.3倍は増益計画未達なら修正決算発表後影響

    営業益85%増計画が達成されなければ、PER10.3倍は割高に転じる

次の決算で確かめる点
銅価格
主要製品の価格連動性が高く、収益性に直接影響する。
リサイクル原料調達量
安定調達ができなければ、生産量と利益率が低下する。
売上高営業利益率
加工の収益性と市況変動への耐性を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり135で、前期から+56.3%いまの株価に対する利回りは3.58%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥135
1株あたり
配当利回り
3.58%
いまの株価に対して
配当性向
79.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月30
2018年3月325.032.2
2019年3月6090.569.4
2020年3月658.350.5
2021年3月8023.133.0
2022年3月9012.547.3
2023年3月900.0139.7
2024年3月900.074.0
2025年3月80−11.1171.6
2026年3月12556.379.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥135

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ40,275人。区分でいちばん多いのは個人・その他37.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.9%を占め、残る70.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他42.041.643.146.343.737.4
外国法人24.824.824.521.821.928.5
金融機関27.729.428.527.427.927.3
証券会社3.01.81.82.04.34.2
事業法人2.42.42.12.52.32.6
自己株式0.10.12.62.32.90.1
外国人個人0.00.00.00.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)14.57
02㈱日本カストディ銀行(信託口)5.98
03STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)2.29
04J.P. MORGAN BANK LUXEMBOURG S.A. 384513 (常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)2.17
05寺山 満春2.07
06㈱日本カストディ銀行(信託口4)1.82
07寺山 正道1.62
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)1.45
09EUROCLEAR BANK S.A./N.V. (常任代理人 ㈱三菱UFJ銀行)1.35
10CEPLUX-ERSTE GROUP BANK AG (UCITS CLIENTS)(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.30

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近8
  • 2026-08-05
    JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    5.37%
    -0.13pt
  • 2026-07-03
    JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    4.62%
    -0.22pt
  • 2026-05-20
    JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    4.84%
  • 2026-05-08
    株式会社三菱UFJ銀行
    新規の大量保有報告
    1.04%
    -0.09pt
  • 2026-05-08
    JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    4.84%
    +0.14pt
  • 2026-04-22
    ブラックロック・ジャパン株式会社
    変更報告
    1.99%
    +0.03pt
  • 2026-04-20
    JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    4.70%
  • 2026-04-17
    ブラックロック・ジャパン株式会社
    新規の大量保有報告
    1.99%
    +0.03pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+127%、1株純資産は14期で+108%。直近期のROEは13.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1391,28911.214.455.6
2014年3月1841,42313.69.127.9
2015年3月1771,55111.911.634.5
2016年3月871,4915.817.334.7
2017年3月−371,359−2.6
2018年3月2711,62717.37.332.2
2019年3月2281,72313.68.869.4
2020年3月12587914.49.050.5
2021年3月3271,24430.86.533.0
2022年3月2381,33718.59.547.3
2023年3月1411,39610.314.3139.7
2024年3月3201,65021.06.074.0
2025年3月1871,64911.310.6171.6
2026年3月3152,68313.710.679.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額194百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約18倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
東浦知哉代表取締役 社長 最高経営責任者(CEO)65110,000
山本明紀取締役45
原良憲取締役(監査等委員)68
鍵本充敏取締役(監査等委員)682,000
鶴由貴取締役(監査等委員)57
中村亨取締役(監査等委員)577,500
片田薫取締役(監査等委員)46

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)1306254147147
社外取締役735355
取締役(社内)1121212

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,002字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、純粋持株会社であるAREホールディングス株式会社(当社)とアサヒプリテック株式会社、アサヒメタルファイン株式会社、他連結子会社9社と持分法適用会社で構成されており、次のとおり、貴金属事業及び環境保全事業を主たる事業としております。 (1) 貴金属事業 貴金属事業は、貴金属含有スクラップ等から、金・銀・パラジウム・プラチナ・ロジウム等の貴金属・希少金属をリサイクルし、販売することを主たる業務としております。 アサヒプリテック株式会社及びアサヒメタルファイン株式会社は国内において、電子材料分野、歯科材料分野、宝飾流通・製造分野、自動車触媒分野から集荷した貴金属・希少金属含有スクラップを、各地の工場で回収・分離・精錬し、高純度の地金製品等として、商社、宝飾メーカー、半導体・電子部品メーカー等に販売する事業、半導体・電子部品メーカー等で使用される製造機械装置の部品について貴金属剥離及び精密洗浄事業を行っております。 海外では、アメリカ合衆国においてはAsahi Refining USA Inc.が、カナダにおいてはAsahi Refining Canada Ltd.が、金・銀を中心とした貴金属の精錬・加工事業を行っております。また、Asahi Depository LLCはアメリカ合衆国において貴金属倉庫業を行っております。また、ASAHI G&S SDN.BHD.がマレーシア・シンガポール地域において、韓国アサヒプリテック株式会社が韓国において、Asahi Pretec (Thailand) Co., Ltd.がタイにおいて、Asahi Pretec India Private Limitedがインドにおいて貴金属リサイクル事業を推進しております。 (2) 環境保全事業 環境保全事業は、産業廃棄物の収集運搬及び中間処理を主たる業務としております。 ウェイストシステムジャパン株式会社は、環境保全事業に関する持株会社として運営されております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,403字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、貴金属事業及び環境保全事業の拡大により発展を遂げ、環境と社会をつなぐ循環経済の担い手として、今後も社会貢献することで発展し続けていくことを目指しております。また、その過程においては、安定的な利益の確保と持続的な成長の維持との均衡を重視しており、これらを通して企業価値を高め、長期に亘って顧客、株主、従業員を含むすべてのステークホルダーの期待に応えることを基本方針としております。 (2)経営戦略等 当社グループは、2030年に向けた中長期ビジョンにおいて、ありたい姿を「環境と社会をつなぐ循環経済の担い手となる」とし、「地球環境に配慮した資源循環の推進」「脱炭素思考のウェイストマネジメント」をミッションに掲げています。社会の課題を解決する事が当社グループの価値を高めると考え、「収益性を高める事業基盤強化」「貴金属事業の新分野開拓」「一層のグローバリゼーション推進」「事業発展を支える人材形成」「バランスシートの最適化」の5つの戦略主題を定め、取り組みを推進しています。また連結営業利益と親会社所有者帰属持分当期利益率(ROE)を特に重要な経営指標と考えております。 (3)経営環境 当連結会計年度におけるわが国経済は緩やかな拡大を続けましたが、中東情勢の影響による原油価格上昇やインフレ圧力の高まりにより、世界経済の先行きに対する不透明感が高まりました。このような経営環境を踏まえながら、当社グループは持続的な利益成長と企業価値の向上に向けた取り組みを一層強化してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 貴金属事業セグメント 〔貴金属リサイクル事業〕 ○坂東工場を土台として、AI関連の電子・半導体をはじめとする成長市場に対応する。 ○白金族回収の技術開発を強化し、触媒・医農薬・水素分野等において事業を拡大する。 ○アジア地域における工場建設および営業強化により、国際的に貴金属回収量を拡大する。 ○グリーンメタルの販売を拡大し、貴金属リサイクル事業の収益性を高める。 ○リテール分野における貴金属販売量を拡大する。 ○「責任ある貴金属管理」の適切な運用により、貴金属取引におけるリスクを抑制する。 〔北米精錬事業〕 ○北米精錬設備を増強し、生産効率を一層高める。 ○精錬原料の入荷量を増やすとともに、精錬取引条件を最適化する。 ○倉庫事業やトレーディング事業などの成長を加速する。 ② 環境保全事業セグメント ○持分法適用会社の事業を通じて、循環型社会形成に資する発展を支援する。 (5)内部管理体制の整備・運用状況 ① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方及びその施策の実施状況 当該事項につきましては、コーポレート・ガバナンスに関する報告書に記載しております。 ② 内部管理体制の充実に向けた取り組みの最近1年間における実施状況 当社グループ内で「内部統制推進会議」を組織し、内部統制のためのルールについて運用状況を確認・評価するなど、内部統制強化のための継続的な活動を行っております。
事業等のリスク6,673字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性のある主なリスクには、以下のようなものがあります。これらは投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項と考えておりますが、記載した項目は当社グループが当該有価証券報告書提出日現在で認識しているものに限られており、全てのリスクが網羅されているわけではありません。なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 当社グループは、事業活動上のリスクの把握・評価および対策を実施する体制として、監査等委員会の監督下に内部監査部門を設置してガバナンス強化に努めるとともに、内部統制推進会議や安全推進会議を定期的に開催して、コンプライアンスおよび安全体制を確立するなど、事業を取り巻く様々なリスクに対して適切な管理を行い、リスクの顕在化の未然防止を図っております。 (1)貴金属相場および為替相場について 当社グループの「貴金属事業」における主力製品である貴金属および希少金属は、国際市場で取引されており、その価格は、国際的または地域的な需給、政治経済社会動向、為替相場、金融政策等、世界のさまざまな要因により変動しております。このため、当社グループは基本的に先渡取引等を通して貴金属価格をヘッジしていますが、ロジウムは流動性に乏しくヘッジ手段が限られているため、他の手段も活用しながら、リスクの軽減に取り組んでおります。また、主要な貴金属価格の変動状況等について適時経営陣に報告しております。貴金属相場および為替相場の変動の幅、先渡取引の市場環境等により、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (2)法規制について 当社グループが事業展開している国および地域においては、事業の許可、輸出入・輸送規制、商取引、労働、租税、知的財産権、環境保全等のさまざまな法規制の適用を受けております。当社グループは、コンプライアンス重視の姿勢の下、全事業領域に関連する法改正情報を一元管理して現場へ周知徹底する仕組を構築し、法規制および社会的ルールの遵守を徹底しておりますが、万一、これらの法規制および社会的ルールが遵守できなかった場合や、各国政府による環境・気候変動対策等に係る新たな規制導入・基準強化を含め法規制および社会的ルールの変化によって事業が制約を受ける等の事態が発生した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (3)経済変動について 当社グループの2つの事業セグメントである「貴金属事業」「環境保全事業」の取引業界のひとつである製造業に関しては、日本のみならずさまざまな国や地域の経済状況の影響を受けます。景気後退等に伴ってそれらの業界の需要が減少した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。また、貴金属リサイクル事業は、エレクトロニクス関連機器や自動車等の最終製品に含まれる貴金属をリサイクルしていることから、消費動向の影響を受けるため、一般消費水準の減退による個人消費の落ち込み等が当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。さらに、貴金属事業における原材料の調達、前渡し取引、成長投資およびM&A等に伴い、資金需要が増加する可能性があります。当社グループは資金調達手段の多様化に取り組んでおりますが、世界的な貴金属需給の逼迫や、国内外の金利上昇、金融市場の混乱、金融機関の与信姿勢の変化等により、必要な資金を機動的かつ有利な条件で調達できない場合や、調達コストが増加した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (4)事業環境について 当社グループの2つの事業セグメントである「貴金属事業」「環境保全事業」は、事業分野毎の関連する法規制や許認可等の変更により顧客ニーズが大きく変化する可能性や、顧客企業の海外移転が想定以上に進展する可能性があります。また、業界再編等により事業環境が大きく変化する可能性もあります。加えて、当社グループでは、新事業・新分野への挑戦を進めており、事業の実施にあたっては執行会議等で十分な検討を行い、必要に応じてリスク管理体制を講じていますが、事業環境が想定と異なった場合等にはリスクが顕在化する可能性があります。さらに、地政学的緊張の高まりや各国の経済安全保障政策に伴う戦略物資の輸出入規制強化等により、当社グループおよび顧客企業のサプライチェーンやコンプライアンス上の取り扱いに予期せぬ混乱が生じ、事業環境が変化するリスクもあります。これらの要因により当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (5)競合との競争激化について 当社グループの2つの事業セグメントである「貴金属事業」「環境保全事業」は、事業分野毎にさまざまな企業と競合しております。グループ各社は、営業努力をはじめ、技術・製品面やコスト対応面等での取り組みにより、顧客ニーズに的確にお応えすることで、競争優位性を確保すべく努力を続けておりますが、競合他社との競争の激化により、各社の製品・サービスが厳しい価格競争にさらされる可能性があります。その結果によっては、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (6)海外事業展開について 当社グループは、海外事業の拡大を成長戦略の一つとして、北米・アジア等の国および地域において事業展開しておりますが、関税制度の変更を含む事業に不利な政治または経済的事象の発生、労働環境の違いによる労働争議等の発生、現地での適切な人材確保の不確実性、紛争・テロその他の要因による社会的混乱の可能性、ビジネスインフラ未整備による当該国および地域当局からの不当な介入等のリスクが内在しております。また、国際的な緊張の高まりに伴う各国政策・規制(制裁措置や輸出入管理の強化等)の変化や、グローバルな物流網の混乱も、現地事業の継続に影響を及ぼす可能性があります。北米精錬事業においては精錬を土台とした貴金属倉庫業や付加価値サービスを拡大しており、その中にはトレーディングや融資等も含まれています。事業の実施の際には十分なリスク分析を行うとともに、リスク管理部門の関与や取締役会等で議論を行う等、十分な管理体制を講じていますが、経済環境や取引先の信用状況が悪化した場合は、リスクが顕在化する可能性があります。これらの事態が発生した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (7)企業買収について 当社グループは、これまで企業買収によって事業内容および事業規模の拡大を図ってきており、今後も当社グループのさらなる成長に資する案件に対して前向きに取り組んで行く予定です。対象事業および企業との統合効果を最大限に高めるために、当社グループの事業戦略やオペレーションとの統合・融合を図っておりますが、人材や資産の統合等が想定通り進まなかった場合には、期待した統合・融合効果をあげられず、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (8)のれん・固定資産の減損について 当社グループは、企業買収の際に生じたのれんや、事業用のさまざまな有形固定資産および無形資産を計上しております。買収時は、財務、法務、人事、設備等の観点から十分な調査を実施しておりますが、買収した企業や事業が、市場環境の変化等によって当初予定した業績を上げられず、経営成績や収益性が著しく悪化した場合、これらの資産の減損が発生する可能性があります。そのような場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (9)自然災害・感染症について 大規模な地震・台風等の自然災害や新たな感染症の発生等によって、当社グループの生産・物流・販売および情報管理関連施設等の拠点に甚大な被害が発生する可能性があります。当社グループでは、事業継続マネジメント(BCM)の構築、水害対策、防災訓練、社員安否確認システムの構築等の対策を講じておりますが、これらは自然災害や未知の感染症等による被害を完全に排除できるものではなく、発生した場合には当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (10)安全衛生について 当社グループは、労働災害や設備事故等の撲滅に向けて、経営陣も参加する「安全推進会議」を開催し必要な措置を講じる等、安全管理体制の強化ならびに定期的な災害・事故防止活動を行っておりますが、これらの発生を完全に防止または軽減できる保証はありませんので、重大な労働災害や設備事故等が発生した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (11)人材について 当社グループの中長期的な成長は、多様な従業員一人ひとりが人を大切にして協力しあい、自ら考えながら、活き活きと挑戦し、革新を追い求めることで、組織全体の生産性が最大化することにより達成されると考えます。この考えのもと、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの推進や健康経営を基盤に据え、多様な人材がそれぞれ自分らしく仕事と生活全体との調和を図りながら働ける環境整備に取り組んでいます。具体的には、障がい者雇用推進、女性活躍推進、週休3日モデルといった働き方改革、中長期的に中核人材を獲得するための採用活動や種々の人材育成プログラムを実施しています。しかしながら、事業展開のスピードが増し、優秀な人材の確保や必要な戦力の整備が適切なタイミングで実施できない場合、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (12)研究開発について 当社グループは、貴金属のリサイクルを効果的に行うため、独自のプロセス技術開発と分析技術開発を進めております。しかしながら、これら新技術の研究開発は、市場環境の変化、競合状況、開発成果の事業化の成否等、さまざまな影響を受けることから、研究開発に要した費用の回収等について不確実性が高いと考えられます。そのため、当初想定した研究開発成果が上がらない場合、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (13)重要な知的財産権について 当社グループは、事業展開にとって重要な知的財産権を保護すべく、適切な管理を行っております。しかしながら、予期せぬ事態により外部に流出する可能性があるほか、特定の地域においてはこれらの知的財産権を完全に保護することが困難なことがあります。その結果、第三者による当社グループの知的財産権を使用した類似製品・サービスの製造・販売等を効果的に防止できない可能性があります。さらに、当社グループが将来に向けて開発している製品・技術が、意図せず第三者の知的財産権等を侵害してしまう場合や、従業員との関係において、職務発明の帰属や対価をめぐり係争となる可能性もあります。それらの結果によっては、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (14)製品品質保証・製造物責任について 当社グループは、品質保証部門が中心となり、お客様により安心・満足していただける製品を提供するためにISO9001を取得し、品質マネジメントシステムの継続的改善・品質の維持向上に努める等、製品の品質保証体制に万全を期しておりますが、当社グループの生産した製品に起因する損害が発生した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (15)環境保護について 当社グループは、「環境方針」に基づいて「全社環境目標(年間計画)」を策定し、各拠点に環境委員会を設置して、環境法規制の遵守、計画の見直し、環境教育等を審議し経営層に報告する等、地球環境保護に向けたさまざまな取り組みを継続しております。しかしながら、環境汚染等の環境に関するリスクを完全に防止または軽減できる保証はないため、当社グループに起因する重大な環境汚染等が発生した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (16)気候変動について 国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)において「パリ協定」が採択、各国で批准されたのを機に、気候変動や地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの削減を目的とした取り組みが世界的に進められております。当社グループにおいても、気候変動への取り組みを事業マテリアリティの一つとして、2030年までにCO2排出量を2023年比42%削減する目標を掲げ、削減に努めています。また2050年までにカーボンニュートラルを目指すことを宣言するとともに、CO2排出量(Scope1、2および3)を計測し第三者による検証を受けています。加えて、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言に賛同し、同提言に沿った開示および対応を実施しています。その結果、将来的な気候変動が与える影響の、移行リスクとして炭素税を含むカーボンプライシング制度が導入された場合や、物理リスクとして異常気象により自然災害が激甚化し、当社グループの設備等に甚大な影響を及ぼし、事業活動が長期間にわたって停止した場合は、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (17)情報セキュリティについて 当社グループが利用しているパソコンやタブレット端末等には、最大限のセキュリティ対策を講じており、これらの導入や運用に際しては、システムトラブルや情報の盗難・紛失が発生しないよう、情報セキュリティ対策を実施するとともに、情報リテラシー向上を目的とした社員教育を定期的に行っております。しかしながら、高度化・巧妙化するサイバー攻撃によるコンピュータウイルスへの感染やハッキング、ソフトウエアの不備等によるシステム障害が発生した場合には、重要データの破壊・改ざんや漏洩、生産・業務の中断等の不測の事態が生じる可能性があります。また、生成AI等の新たなデジタル技術の活用に起因して、社内の機密情報が意図せず外部に送信される可能性や、AIの誤った出力に基づく判断ミスが生じることにより、機密情報の漏洩や誤情報の発信等による社会的信用の低下といった不測の事態が発生する可能性があります。これらの事象が発生した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (18)訴訟・その他の法的手続きについて 当社グループが国内および海外で事業展開する上で、訴訟その他の法的手続きの対象になる可能性があり、当社グループにおいてすでに発生している、または発生のおそれのある重大な訴訟案件等については、適宜モニタリングを実施するとともに、必要に応じて対策を講じております。しかしながら、当社グループがその当事者となった場合には、多額の損害賠償金等が発生する可能性があり、その結果、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (19)責任ある貴金属管理について 当社グループは、貴金属サプライチェーンにおける法令遵守、人権・労働への配慮、安全衛生、環境保全、公正な取引等の社会的責任を果たすため、国際的なガイダンスに準拠した責任ある貴金属管理体制を構築し、第三者機関による監査を実施、認証を取得・維持しています。しかしながら、サプライチェーン上で人権侵害、資金洗浄、テロリズムへの資金供与、贈収賄、不正取引、経済制裁違反等の重大なコンプライアンス上の問題が発生または判明した場合、あるいは関連する法令・規制や認証基準の強化・改定に適切に対応できない場合には、認証の維持や取引継続に支障を来す可能性があります。これらの事象が生じた場合、社会的信用の低下を通じて、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,463字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)業績等の概要 ① 業績 売上収益 (百万円)   営業利益 (百万円)   税引前利益 (百万円)   親会社の所有者に帰属する当期利益 (百万円)   基本的1株当たり当期利益 (円) 当連結会計年度   569,992   37,088   34,706   24,441   315.49 前連結会計年度   506,211   19,984   20,483   14,319   187.13 増減率(%)   12.6   85.6   69.4   70.7   68.6 貴金属リサイクル事業の営業利益は前期比で増加しました。宝飾分野では、取引毎の採算性向上の取り組みにより、金の回収量は前期比で減少しましたが、営業利益は前期比で増加しました。デンタル分野では、回収量は前期比で減少しましたが、費用構造の改善などにより、営業利益は前期比で増加しました。電子分野では、回収量は前期と同水準でありましたが、貴金属価格の影響などにより、営業利益は前期比で増加しました。触媒分野では、回収量は前期と同水準でありましたが、営業利益は前期比で減少しました。また、価格プレミアムを付けたリサイクル貴金属の販売量およびリテール向けの貴金属製品の販売量は前期比で増加しました。 北米精錬関連事業の営業利益は前期比で増加しました。精錬分野では、金銀の原材料の入荷量が前期比で増加し、営業利益は前期比で増加しました。加えて、北米地域最大の精錬規模を活かしながら、米国の通商政策や世界の金融情勢の変化に伴う金銀需給の変動に適切に対処した結果、製品分野、倉庫分野、トレーディング分野のいずれにおいても営業利益は前期比で増加しました。 これらの結果、貴金属事業セグメントの営業利益は前期比で大幅に増加しました。また、環境保全事業セグメントの持分法投資損益は前期と同水準でありました。 以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上収益569,992百万円(前年同期比63,781百万円増、12.6%増)、営業利益37,088百万円(前年同期比17,103百万円増、85.6%増)、税引前利益34,706百万円(前年同期比14,223百万円増、69.4%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益24,441百万円(前年同期比10,121百万円増、70.7%増)となりました。セグメント別の売上収益は、貴金属事業が569,863百万円(前年同期比63,733百万円増、12.6%増)となりました。 セグメントの業績は次のとおりです。 売上収益   セグメント利益(営業利益) 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減率 (%)   前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減率 (%) 貴金属事業   506,130   569,863   12.6   18,339   35,424   93.2 環境保全事業   -   -   -   1,919   1,845   △3.8 計   506,130   569,863   12.6   20,258   37,270   84.0 その他   80   129   60.1   △273   △181   - 合計   506,211   569,992   12.6   19,984   37,088   85.6 調整額   -   -   -   -   -   - 連結   506,211   569,992   12.6   19,984   37,088   85.6 ② 財政状態の状況 前期末(百万円)   当期末(百万円)   増減(百万円)   増減率(%) 資産合計   490,037   615,388   125,351   25.6 資本合計   126,349   230,555   104,206   82.5 親会社所有者帰属 持分比率   25.8%   37.5%   +11.7ポイント   - 当連結会計年度末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ125,351百万円増加し、615,388百万円となりました。これは主に、営業債権及びその他の債権が10,996百万円、棚卸資産が71,236百万円、その他の金融資産(流動)及び金融資産(非流動)が44,088百万円増加したことによるものです。 負債につきましては、前連結会計年度末に比べ21,144百万円増加し、384,833百万円となりました。これは主に、社債及び借入金が106,659百万円減少した一方、営業債務及びその他の債務が86,869百万円、その他の金融負債が14,967百万円、繰延税金負債が16,482百万円増加したことによるものです。 資本につきましては、前連結会計年度末に比べ104,206百万円増加し、230,555百万円となりました。これは主に、当期包括利益による増加80,352百万円、新株の発行24,141百万円、自己株式の処分7,286百万円、剰余金の配当による減少7,662百万円によるものであります。 以上の結果、親会社所有者帰属持分比率は前連結会計年度末の25.8%から37.5%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 (百万円) 営業活動によるキャッシュ・フロー   14,685   △99,385   △114,071 投資活動によるキャッシュ・フロー   250   △349   △599 財務活動によるキャッシュ・フロー   △6,207   91,878   98,086 現金及び現金同等物期末残高   17,555   10,336   △7,219 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より7,219百万円減少し、10,336百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果使用した資金は99,385百万円(前年同期は14,685百万円の獲得)となりました。これは主に、税引前利益34,706百万円(前年同期比69.4%増)、減価償却費及び償却費2,978百万円(前年同期比7.7%増)、棚卸資産の増加額71,191百万円(前年同期比312.9%増)、営業債権及びその他の債権の減少額46,295百万円(前連結会計年度は183,858百万円の増加)、営業債務及びその他の債務等の減少額110,263百万円(前連結会計年度は178,214百万円の増加)、法人所得税の支払額6,480百万円(前年同期比31.8%増)によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は349百万円(前連結会計年度は250百万円の獲得)となりました。これは主に、貸付金の回収による収入9,065百万円(前年同期比53.0%減)があった一方、有形固定資産の取得による支出8,335百万円(前年同期比12.3%増)、その他の支出2,493百万円等があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果獲得した資金は91,878百万円(前連結会計年度は6,207百万円の使用)となりました。これは主に、長短借入金の純増加額59,917百万円(前連結会計年度は6,072百万円の増加)、社債の発行による収入39,833百万円、配当金の支払額7,662百万円(前年同期比17.7%増)によるものであります。 (2)生産、受注及び販売の実績 当社グループの生産・販売品目は広範囲かつ多種多様であり、同種の製品であっても、その容量、構造、形式等は必ずしも一様ではなく、また受注生産形態をとらない製品も多く、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。 このため生産、受注の実績については、「(1)業績等の概要 ① 業績」におけるセグメントの業績に関連付けて示しております。 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 貴金属事業   569,863   112.6 環境保全事業   -   - その他   129   160.1 合計   569,992   112.6 (注)1.最近2連結会計年度の主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 2.セグメント間の取引については相殺消去しております。 相手先   前連結会計年度 (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) Varinor SA   147,321   29.1   222,289   39.0 三井物産㈱   164,603   32.5   -   - 3.当連結会計年度の三井物産㈱に対する販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満のため記載を省略しております。 (3)経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 文中の将来に関する事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の分析 当社グループは、戦略遂行の成果を、連結売上収益、連結営業利益、株主資本当期利益率(ROE)、自己資本比率の4つの経営目標でモニタリングしております。 当連結会計年度の売上収益は569,992百万円(前年同期比12.6%増)、営業利益は37,088百万円(前年同期比85.6%増)、税引前利益は34,706百万円(前年同期比69.4%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は24,441百万円(前年同期比70.7%増)となりました。当社が経営効率化の指標としている株主資本当期利益率(ROE)は13.7%(前年同期比2.4ポイント増加)、自己資本比率は37.5%(前年同期比11.7ポイント増加)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る状況 (ⅰ)キャッシュ・フロー 「(1)業績等の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (ⅱ)財務政策 当社グループは事業成長と資本効率を意識した経営を推進しており、安定的なキャッシュ創出力を基盤に財務健全性を維持しつつ「成長投資」と「株主還元」を両立させることを基本方針としています。この基本方針のもと、持続的な利益成長によってキャッシュ・フローを創出し、資本効率の向上と財務ガバナンスの強化を通じて、財務面からグループ全体の企業価値の向上に努めていきます。 (ⅲ)資金需要 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、貴金属事業における原材料の購入、製造経費、販売費および一般管理費等の営業費用によるものです。営業費用の主なものは人件費および減価償却費です。当社グループの研究開発費は様々な営業費用の一部として計上されていますが、研究開発に携わる従業員の人件費が研究開発費の主要な部分を占めています。また、当社グループの投資資金需要のうち主なものは、主力の製造拠点である国内工場および北米拠点の工場を中心とした生産効率向上のための設備投資です。将来の成長に向けた戦略的な資金需要に対して、財務基盤の安定と資本効率の向上を両立させながら積極的に対応する方針です。 (ⅳ)資金調達 当社グループの運転資金および設備投資資金は、主として営業活動で得られた資金により充当し、必要に応じて金融機関からの借入や社債による資金調達を実施しています。これらの借入金および社債について、営業活動から得られるキャッシュ・フローによって十分に完済できるとともに、引き続き今後の成長に必要となる資金を適切に調達することが可能であると考えています。 なお、当社グループは、現在取引している金融機関と良好な関係を築いております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条の規定によりIFRS会計基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成に当たって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要性がある会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針」及び同「4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載しております。

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開示資料

出典

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