概要
愛知製鋼は、トヨタグループに属する総合特殊鋼メーカーである。特殊鋼鋼材、ステンレス鋼・チタン、鍛造品、電子機能材料・磁石の四つの事業を柱とし、自動車産業向けの高級鋼材や機能部品を主力とする。2026年3月期の連結売上収益は3,043億円、従業員数は4,427人。電動化対応の電磁鋼板や磁石材料に強みを持つ。
四つの事業セグメントと収益構造
愛知製鋼は、鋼(ハガネ)、ステンレス、鍛(キタエル)、スマートの四カンパニー制を採用する。鋼カンパニーは特殊鋼熱間圧延材を手掛け、2026年3月期の売上収益は1,055億円。ステンレスカンパニーはステンレス鋼・チタン製品で388億円。鍛カンパニーは型打鍛造品が主力で1,348億円と最大セグメント。スマートカンパニーは電子部品・磁石製品で221億円。その他情報システム等を加えた全体の売上収益は3,043億円であり、鍛造品が約44%を占める。
グローバル生産・販売網の広がり
同社は国内外に生産拠点を持つ。鍛造品ではフィリピン(アイチ フォージ フィリピン)、タイ(アイチ フォージ (タイランド))、中国(上海愛知鍛造)、インドネシア、米国(アイチフォージ ユーエスエイ)に子会社を置く。ステンレス鋼の販売は韓国のアイチコリアが担う。スマートカンパニーの磁石製品は欧州のアイチ ヨーロッパ、中国の愛知磁石科技(平湖)や浙江愛智機電を通じて販売・製造される。2025年にはインドのバルドマン スペシャル スチールを持分法適用関連会社化した。
自動車向けが支える売上と電動化対応
同社の売上の大部分は自動車産業向けである。鋼カンパニーの特殊鋼はエンジンやトランスミッション、シャーシに使われ、鍛カンパニーの型打鍛造品は等速ジョイントやアクスルなどの粗形材となる。スマートカンパニーのアモルファスMIセンサやネオジム系ボンド磁石はハイブリッド車やEV向けに使用される。電動化に伴い、モーター用電磁鋼板や磁石材料の需要が拡大しており、同社はこれらの分野で技術を強みとする。
直近の収益状況と中期計画の目標
2026年3月期の売上収益は3,043億円(前期比1.7%増)、営業利益は174億円(同44.6%増)、親会社帰属当期利益は112億円(同43.8%増)と大幅増益。鉄スクラップ価格低下や工場原価低減、連結子会社の増益が寄与した。同社は2030年ビジョンで売上収益4,000億円、営業利益280億円、ROE8%を目標に掲げる。中期経営計画では次世代製鋼プロセス構築、グローバルサウス展開、スマート社会向け新技術投入を重点施策とする。
業界の中での役割は特殊鋼・鍛造・電子材料メーカー(トヨタグループ)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2021/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 鍛(キタエル)カンパニー | 860億円 | 42.0% | 19億円 | 2.2% |
| 鋼(ハガネ)カンパニー | 682億円 | 33.3% | -23億円 | -3.4% |
| ステンレス カンパニー | 328億円 | 16.0% | 25億円 | 7.6% |
| スマート カンパニー | 155億円 | 7.6% | 7億円 | 4.5% |
| その他 | 24億円 | 1.2% | 7億円 | 29.2% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01鋼(ハガネ)カンパニー(特殊鋼鋼材)主力
特殊鋼(熱間圧延材)を製造販売。自動車部品、産業機械、工具等の素材として供給。子会社が製鋼用資材の生産や物流を担う。
- 特殊鋼熱間圧延材
- 合金元素を調整した高強度・高機能鋼材。自動車のシャーシ、トランスミッション、エンジン部品などに使用。
02鍛(キタエル)カンパニー(鍛造品)主力
型打鍛造品(自動車部品粗形材、機械部品粗形材)および鍛造用金型加工品を製造販売。国内外に鍛造拠点を持ち、主に自動車OEM向けに供給。
- 型打鍛造品(自動車部品粗形材)
- 熱間鍛造で成形した連結部品(等速ジョイント、アクスル等)の粗形。機械加工を経て完成部品となる。
03ステンレスカンパニー(ステンレス鋼・チタン)準主力
ステンレス鋼およびチタンの熱間圧延材、二次加工品、ステンレス構造物エンジニアリングを製造販売。自動車排気系、厨房機器、化学プラント、建築などに供給。
- ステンレス鋼(熱間圧延材・二次加工品)
- 耐食性・耐熱性に優れる鋼材。自動車排気マニホールド、燃料タンク、厨房器具等に使用。
- チタン製品
- 軽量・高強度・耐食性を持つ金属。航空機部品、医療機器、化学プラントに使用。
04スマートカンパニー(電子機能材料・磁石)準主力
電子機能材料・部品(車載用放熱部品、アモルファスMIセンサ等)と磁石応用製品(義歯用アタッチメント、ネオジム系ボンド磁石)を製造販売。自動車、医療、家電市場向け。
- アモルファスMIセンサ
- 超小型・超高感度の磁気センサ。電流検出、位置検出、地磁気センサ等に応用。
- ネオジム系異方性ボンド磁石
- 樹脂で固めた異方性ネオジム磁石。小型モーターや家電に使用。
- 義歯用アタッチメント
- 磁石の吸引力を利用した入れ歯固定具。医療市場向け。
05その他(情報システム・サービス)その他
コンピュータソフト開発、物品販売・緑化サービス等を手掛ける。
製品と技術
自動車の心臓部を支える特殊鋼と鍛造品
鋼カンパニーが製造する特殊鋼熱間圧延材は、合金元素を調整した高強度・高機能鋼材で、自動車のシャーシ、トランスミッション、エンジン部品の素材となる。鍛カンパニーの型打鍛造品は、熱間鍛造で成形した等速ジョイントやアクスルなどの粗形材であり、機械加工を経て完成部品となる。両製品はトヨタをはじめとする自動車OEMに供給され、同社の売上の7割超を占める。
耐食・耐熱に優れるステンレス鋼とチタン製品
ステンレスカンパニーは、ステンレス鋼の熱間圧延材と二次加工品、およびチタン製品を手掛ける。自動車排気マニホールドや燃料タンク、厨房機器、化学プラント、建築用構造物など幅広い分野に供給。チタン製品は軽量・高強度・耐食性が求められる航空機部品や医療機器向けに使用される。子会社のアイチ テクノメタル フカウミがステンレスの圧延・加工を担う。
超高感度磁気センサと電子機能材料
スマートカンパニーのアモルファスMIセンサは、超小型・超高感度の磁気センサであり、電流検出、位置検出、地磁気センサなどに応用される。同社は高度なメッキ技術を活かした車載用放熱部品も供給。これらの電子機能材料・部品は自動車の電動化・電子化に貢献する。2026年3月期のスマートカンパニー売上は221億円で、前期比7.4%増と成長している。
ネオジム磁石と医療用アタッチメント
スマートカンパニーの磁石応用製品には、ネオジム系異方性ボンド磁石と義歯用アタッチメントがある。ボンド磁石は樹脂で固めた異方性ネオジム磁石で、小型モーターや家電に使用。義歯用アタッチメントは磁石の吸引力を利用した入れ歯固定具で、医療市場向け。中国子会社の愛知磁石科技(平湖)や浙江愛智機電が磁石製品の製造・販売を担い、欧州でも販売されている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
鉄鋼のなかでの位置
特殊鋼で国内3位、自動車向け依存度高
愛知製鋼はトヨタグループの特殊鋼メーカーであり、国内特殊鋼市場では日本製鉄、JFEホールディングスに次ぐ規模を持つ。売上の大半を自動車向けが占め、特にトヨタ向けが約6割と推定される。鋼材価格の値上げ交渉力は限定的で、収益は自動車生産台数に連動する。近年は営業利益率が改善傾向にあるが、まだ業界平均(日本製鉄はFY3/25予想5%程度)をやや下回る。神戸製鋼所も自動車向けが強いが、同社は航空機向けなど多角化が進んでいる点で異なる。
強み
- トヨタ自動車との強固な関係により、安定的な受注基盤を確保。グループ内での優先調達が期待できる。
- 高品質な特殊鋼の製造技術に強み。特に自動車用高機能鋼材で評価が高く、歩留まり改善につながる。
- FY25/3営業利益率は4.01%と前年から改善。FY26/3には5.72%まで上昇見込みで、収益性が向上傾向。
- 海外売上比率が低く、国内需要に依存。円高リスクや地政学リスクの影響を受けにくい事業構造。
課題
- 売上の大半を自動車向けに依存。EVシフトやトヨタの生産変動が業績に直結するリスクがある。
- 顧客である自動車メーカーへの価格転嫁力が弱く、原材料高を吸収しにくい。競合も多く差別化が課題。
- 営業利益率は改善傾向だが、依然として日本製鉄やJFEに比べ低い。規模の経済が働きにくい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
金属・ガラスの時価総額近傍。太字が愛知製鋼
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5301東海カーボン | 4,076億円 | 20.4倍 |
| 2 | 5857AREホールディングス | 3,279億円 | 13.1倍 |
| 3 | 1515日鉄鉱業 | 2,688億円 | 18.8倍 |
| 4 | 7826フルヤ金属 | 2,455億円 | 14.9倍 |
| 5 | 5451ヨドコウ | 2,247億円 | 12.0倍 |
| 6 | 5482愛知製鋼 | 2,081億円 | 18.9倍 |
| 7 | 5423東京製鐵 | 1,905億円 | 15.4倍 |
| 8 | 5703日本軽金属ホールディングス | 1,869億円 | 11.9倍 |
| 9 | 6498キッツ | 1,637億円 | 13.5倍 |
| 10 | 3101東洋紡 | 1,490億円 | 13.2倍 |
| 11 | 3201日本毛織 | 1,457億円 | 13.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(金属・ガラス)に従っています。
会社の歴史
沿革 53件
豊田自動織機から分離独立した1940年
1940年3月、株式会社豊田自動織機製作所から分離独立し、豊田製鋼株式会社として創業した。資本金1,700万円、本店を愛知県知多郡上野町(現東海市)に置いた。1943年5月に知多工場が操業開始。戦後の1945年11月、社名を愛知製鋼株式会社に変更した。この独立により、トヨタグループ内での鋼材供給の基盤が形成された。
証券取引所上場と設備投資の拡大
1949年5月に名古屋証券取引所に上場。1959年9月には大阪、1961年9月には東京と主要取引所に上場を果たした。1964年7月には知多鍛造工場が操業開始し、鍛造事業の基盤を築く。1970年7月に50トン電気炉1号が完成、1982年1月には80トン電気炉が稼働し製鋼能力を拡大。同年11月にブルーム連続鋳造設備、1985年12月にビレット連続鋳造設備を完成させ、高品質鋼塊の量産体制を整えた。
海外鍛造拠点の開設が始まった1990年代
1995年、フィリピンの鍛造会社を買収しアイチ フォージング カンパニー オブ アジア(現アイチ フォージ フィリピン)とした。1997年には米国にアイチ ユーエスエイを設立、2000年にルイビルフォージ アンド ギアワークスを子会社化。1998年には近江鉱業を子会社化し製鋼用資材を内製化。1994年には情報システム子会社のアイチ情報システムを設立するなど、グループの多角化が進んだ。
アジア・欧州への生産ネットワーク拡大
2000年6月にドイツにアイチ ヨーロッパを設立。2002年2月にタイ、2003年11月にインドネシア、2005年5月に中国上海に鍛造子会社を設立した。2006年4月には深海金属を子会社化しステンレス二次加工を強化。2010年12月には韓国にアイチコリアを設立しアジアでの販売網を拡充。同年5月には関工場が操業開始し国内生産能力も増強した。
カンパニー制導入と組織再編
2017年4月、鋼(ハガネ)、鍛(キタエル)、スマートの3カンパニー制へ移行。2020年4月、ステンレスカンパニーを鋼カンパニーから分離独立させ、4カンパニー制に改編した。同時期に本館メイン棟(2017年)とホール棟(2018年)が完成し、経営基盤を強化。2020年7月には中国の浙江愛智機電を子会社化し、磁石製品の製造体制を拡充した。
インド市場への足がかりと将来計画
2025年7月、インドのバルドマン スペシャル スチールに追加出資し、持分法適用関連会社化した。新興国市場でのプレゼンス強化を図る。2030年ビジョンでは売上収益4,000億円、営業利益280億円を目標に掲げ、電動化やカーボンニュートラルに対応する次世代製鋼プロセスの構築に着手している。中期経営計画ではグローバルサウス展開を重点施策の一つとする。
年表53件を開く
1940年代
- 1940年3月創業株式会社豊田自動織機製作所より分離独立し、社名を豊田製鋼株式会社と称する。<会社創立、資本金17,000千円、本店所在地愛知県知多郡上野町(現在の東海市)>
- 1943年5月愛知県知多郡上野町に新工場(現在の知多工場)、操業開始
- 1945年11月商号変更社名を愛知製鋼株式会社に変更
- 1949年5月上場名古屋証券取引所に株式上場
1950年代
- 1951年10月商号変更決算期を毎年3月31日、9月30日から毎年6月30日、12月31日に変更
- 1954年7月M&A愛知県東海市の㈱愛鋼工業所(現在の愛鋼㈱)を、株式取得により子会社化
- 1959年9月上場大阪証券取引所に株式上場
1960年代
- 1961年9月上場東京証券取引所に株式上場
- 1964年7月知多鍛造工場、操業開始
1970年代
- 1970年7月50トン電気炉1号完成、操業開始
- 1971年2月定款に非鉄金属製品及び機械、装置、器具の製造販売を追加
- 1975年1月商号変更営業年度を1年とし、決算期を毎年12月31日に変更
1980年代
- 1982年1月80トン電気炉完成、操業開始
- 1982年11月ブルーム連続鋳造設備(BL/CC)完成、操業開始
- 1985年12月ビレット連続鋳造設備(BT/CC)完成、操業開始
- 1987年9月愛知県東海市にアイコーサービス㈱を設立
- 1989年3月新中小形圧延工場(現在の第2棒鋼圧延工場)完成、操業開始
1990年代
- 1991年3月愛知県東海市に㈱シー・エス・エイ(現在のアイチ情報システム㈱)を設立
- 1992年8月第5鍛造工場ホットホーマーライン(高速自動鍛造ライン)完成、操業開始
- 1993年5月東浦工場、操業開始
- 1993年11月M&A愛知県東海市の辰巳運輸㈱(現在のアイチ物流㈱)を、株式取得により、子会社化
- 1994年4月M&A㈱ケイ・ビー・シーと㈱シー・エス・エイが対等合併、社名をアイチ情報システム㈱に変更
- 1995年1月M&AフィリピンのPhilippine Forge,Inc.の株式取得、社名をアイチ フォージング カンパニー オブ アジア㈱(現在のアイチ フォージ フィリピン㈱)に変更
- 1995年3月商号変更決算期を毎年3月31日に変更
- 1995年6月M&Aアイチ フォージング カンパニー オブ アジア㈱(現在のアイチ フォージ フィリピン㈱)を、株式取得により、子会社化
- 1997年8月アメリカにアイチ ユーエスエイ㈱(現在のアイチフォージ ユーエスエイ㈱)を設立、さらに同社は、LFG,Inc.と合弁会社ルイビルフォージ アンド ギアワークス エルエルシーを設立し、出資持分の20%を取得
- 1998年3月M&A滋賀県坂田郡(現在の米原市)の近江鉱業㈱を、株式取得により、子会社化
- 1999年4月支配力基準の適用により、東京白煉瓦㈱(現在のアイチセラテック㈱)を連結子会社に追加
- 1999年12月M&Aアイチ ユーエスエイ㈱(現在のアイチフォージ ユーエスエイ㈱)は、ルイビルフォージ アンド ギアワークス エルエルシーの全出資持分を取得、これにより、同社は子会社化
2000年代
- 2000年6月創業ドイツにアイチ ヨーロッパ㈲を設立
- 2000年12月愛知県東海市にアイチ・マイクロ・インテリジェント㈱を設立(2020年11月に清算結了)
- 2001年3月アイチ ユーエスエイ㈱(現在のアイチフォージ ユーエスエイ㈱)は、KOYO CORPORATION OF U.S.Aと合弁会社ケンタッキー アドバンストフォージ エルエルシーを設立、出資持分の51%を取得
- 2002年2月タイにアイチ インターナショナル(タイランド)㈱(現在のアイチ フォージ(タイランド)㈱)を設立
- 2002年4月名古屋市南区に㈱アスデックスを設立
- 2002年5月創業中国に上海愛知鍛造有限公司を設立
- 2003年11月インドネシアにアイチ フォージング インドネシア㈱を設立
- 2004年8月岐阜工場、操業開始
- 2006年4月M&A新潟県燕市の深海金属㈱を、株式取得により、子会社化、社名をアイチ テクノメタル フカウミ㈱に変更
- 2006年8月第7鍛造工場鍛造品製造5ライン完成、操業開始
- 2007年9月創業チェコにアイチ マグファイン チェコ㈲を設立(2024年2月に清算結了)
- 2008年3月創業台湾に愛旺科技股份有限公司を設立(2019年3月に清算結了)
- 2008年3月アイチ ユーエスエイ㈱(現在のアイチフォージ ユーエスエイ㈱)による株式売却のため、ケンタッキー アドバンスト フォージ エルエルシーを連結子会社から除外
- 2009年4月M&Aアイチ ユーエスエイ㈱が、同社の連結子会社であったルイビルフォージ アンド ギアワークス エルエルシーを吸収合併し、社名をアイチフォージ ユーエスエイ㈱に変更
2010年代
- 2010年5月関工場、操業開始
- 2010年12月韓国にアイチコリア㈱を設立
- 2011年6月№3ブルーム連続鋳造設備(BL/CC)完成、操業開始
- 2012年11月創業中国に愛知磁石科技(平湖)有限公司を設立
- 2017年1月本館(メイン棟)完成、営業開始
- 2017年4月鋼(ハガネ)、鍛(キタエル)、スマートの3カンパニー及びコーポレートオフィス、直轄部門から構成される組織に改編
- 2018年3月本館(ホール棟)完成、営業開始
2020年代
- 2020年4月鋼(ハガネ)カンパニーよりステンレスカンパニーを分離・独立、4カンパニー制に改編
- 2020年7月M&A中国の浙江愛智機電有限公司を、追加出資により、子会社化
- 2025年7月インドのバルドマン スペシャル スチール㈱を、追加出資により、持分法適用関連会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- ROE2030年までの出来る限り早い段階まで8%
- 売上収益2030年度まで4,000億円
- 営業利益2030年度まで280億円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
稼ぐ力の強化と成長戦略の具体化
スピード感ある価値創造、鋼・鍛カンパニーのポテンシャル最大発揮、新事業の成長促進、素材を通じた社会への貢献により、稼ぐ力を強化し成長戦略を確実なものにする。
- 02
社会的価値の創造とサステナビリティ推進
サステナビリティ課題への対応強化、人が育つ風土の醸成、持続的成長に向けた財務戦略を推進し、社会的価値の創造を図る。
- 03
マルチパスウェイへの貢献とカーボンニュートラル
良品廉価な鋼材・鍛造品の生産とともに、次世代製鋼プロセスの構築や鍛造設備の最適化によりカーボンニュートラルに貢献する。
- 04
需要地変化への対応と新技術投入
グローバルサウス(インド)での事業展開、ステンレス鋼の付加価値拡大、電子部品・磁石・センサ・金属繊維・鉄供給材の4領域でスマート社会への貢献を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で4,427人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は802万円で、9期前と比べて+10.6%。平均年齢は39.6歳、平均勤続年数は17.7年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 4,773 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 4,847 | — |
| 2019年3月 | 725 | 39.4 | 18.4 | 4,957 | — |
| 2020年3月 | 709 | 39.6 | 18.4 | 4,912 | — |
| 2021年3月 | 726 | 39.5 | 18.0 | 4,826 | — |
| 2022年3月 | 671 | 39.6 | 18.2 | 4,740 | — |
| 2023年3月 | 668 | 39.7 | 18.1 | 4,650 | — |
| 2024年3月 | 686 | 39.6 | 17.8 | 4,572 | — |
| 2025年3月 | 763 | 39.4 | 17.6 | 4,522 | 265 |
| 2026年3月 | 802 | 39.6 | 17.7 | 4,427 | 393 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社19社(国内 10 / 海外 9、うち連結子会社 17) を有報から抽出しています。
- 国内愛鋼㈱愛知県 東海市 · 連結子会社議決権75.4%
- 国内アイチセラテック㈱愛知県 西尾市 · 連結子会社議決権67.9%
- 国内近江鉱業㈱滋賀県 米原市 · 連結子会社議決権66.8%
- 国内アイチ テクノメタル フカウミ㈱新潟県 燕市 · 連結子会社議決権86.3%
- 国内アイチ物流㈱愛知県 東海市 · 連結子会社議決権92.2%
- 国内アイチ情報システム㈱愛知県 刈谷市 · 連結子会社議決権86.9%
- 国内アイコーサービス㈱愛知県 東海市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱アスデックス愛知県 知多郡東浦町 · 連結子会社議決権60.0%
- 海外アイチ フォージ フィリピン㈱フィリピン ラグナ州 サンタロサ市 · 連結子会社議決権85.0%
- 国内アイチフォージ ユーエスエイ㈱(注)3アメリカ ケンタッキー州 ジョージタウン市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外アイチ ヨーロッパ㈲ドイツ デュッセルドルフ市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外アイチ フォージ(タイランド)㈱タイ チョンブリ県 · 連結子会社議決権90.0%
残りのグループ会社7社を開く
- 上海愛知鍛造有限公司(注)3、4中国 上海市48%
- アイチ フォージング インドネシア㈱インドネシア ジャカルタ市100%
- アイチコリア㈱韓国 ソウル市100%
- 愛知磁石科技(平湖)有限公司中国 浙江省平湖市100%
- 浙江愛智機電有限公司中国 浙江省平湖市57%
- バルドマン スペシャル スチール㈱インド パンジャブ州 ルディアナ市25%
- トヨタ自動車㈱(注)5愛知県 豊田市25%
- 調達4.4億円部素材の代替・使用量削減に資する技術開発・実証事業/重希土類を使用しない高性能磁石等の開発/重希土類を使用しない小型超高速回転モーター駆動システム用磁石の開発と動作実証/重希土類を使用せず、供給途絶懸念のあるレアアースの使用を極力減らす、又は使用しない高性能新磁石材料を探索するための新しい磁石開発手法の開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-11-18
- 調達4,083万円超高圧水素インフラ本格普及技術研究開発事業国内規制適正化に関わる技術開発新たな水素特性判断基準の導入に関する研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-08-06
- 調達1,100万円競争的な水素サプライチェーン構築に向けた技術開発事業共通基盤整備に係る技術開発水素社会構築に向けた鋼材研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-07-03
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は3,043億円、営業利益は174億円。前期と比べると増収増益で、売上が+1.7%、利益が+45.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 3,100億円 | 3,043億円 |
| 営業利益 | 175億円 | 174億円 |
| 純利益 | 113億円 | 112億円 |
| 1株あたり配当 | ¥150 | ¥150 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は816億円、営業利益は44億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+10.6%、営業利益は+41.9%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 754 | — | — | 14 |
| 2024年1Q | 738 | 31 | 4.2 | 23 |
| 2024年2Q | 755 | 16 | 2.1 | 10 |
| 2024年3Q | 777 | 44 | 5.7 | 28 |
| 2024年4Q | 695 | — | — | 5 |
| 2025年2Q | 1,450 | 33 | 2.3 | 17 |
| 2025年4Q | 1,543 | 87 | 5.6 | 61 |
| 2026年2Q | 1,498 | 88 | 5.9 | 56 |
| 2026年4Q | 1,545 | 86 | 5.6 | 56 |
| 2027年1Q | 816 | 44 | 5.4 | 32 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は2,173億円から3,043億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は5.7%。売上は5期、純利益は4期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2,173 | — | 79 | — | 49 |
| 2014年3月 | 2,374 | — | 98 | — | 55 |
| 2015年3月 | 2,406 | — | 111 | — | 60 |
| 2016年3月 | 2,141 | — | 58 | — | 0 |
| 2017年3月 | 2,128 | — | 69 | — | 51 |
| この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません | |||||
| 2018年3月 | 2,362 | — | 118 | — | 82 |
| 2019年3月 | 2,573 | — | 113 | — | 65 |
| 中国の浙江愛智機電有限公司を、追加出資により、子会社化 | |||||
| 2020年3月 | 2,423 | — | 138 | — | 85 |
| 2021年3月 | 2,022 | — | 56 | — | 31 |
| 2022年3月 | 2,601 | — | 29 | — | 11 |
| 2023年3月 | 2,851 | — | 41 | — | 16 |
| 2024年3月 | 2,965 | — | 109 | — | 66 |
| 2025年3月 | 2,993 | 120 | 119 | 4.0 | 78 |
| 2026年3月 | 3,043 | 174 | 185 | 5.7 | 112 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高3,043億円のうち、営業利益として残るのは174億円で5.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は112億円、売上の3.7%にあたる。営業利益率は業種中央値5.0%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.8%2,580億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.3%284億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.7%174億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが650億円、投資CFが−173億円で、差し引きのフリーCFは477億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は336億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 278 | −119 | −102 | 159 | 338 |
| 2014年3月 | 150 | −120 | −19 | 30 | 360 |
| 2015年3月 | 193 | −136 | −102 | 57 | 325 |
| 2016年3月 | 252 | −121 | −95 | 131 | 356 |
| 2017年3月 | 134 | −197 | 152 | −63 | 447 |
| 2018年3月 | 132 | −210 | −95 | −78 | 274 |
| 2019年3月 | 136 | −198 | 90 | −62 | 303 |
| 2020年3月 | 363 | −245 | −33 | 118 | 383 |
| 2021年3月 | 159 | −142 | 135 | 17 | 542 |
| 2022年3月 | 52 | −155 | −120 | −103 | 329 |
| 2023年3月 | 130 | −160 | 170 | −30 | 475 |
| 2024年3月 | 338 | −189 | −163 | 149 | 465 |
| 2025年3月 | 254 | −179 | −177 | 75 | 363 |
| 2026年3月 | 650 | −173 | −516 | 477 | 336 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は3,988億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,363億円で、自己資本比率は59.2%(業種中央値60.7%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2,382 | 1,324 | 1,058 | 53.0 |
| 2014年3月 | 2,553 | 1,450 | 1,103 | 53.9 |
| 2015年3月 | 2,647 | 1,617 | 1,030 | 57.9 |
| 2016年3月 | 2,511 | 1,475 | 1,036 | 55.5 |
| 2017年3月 | 2,718 | 1,513 | 1,205 | 52.6 |
| 2018年3月 | 2,753 | 1,608 | 1,145 | 55.2 |
| 2019年3月 | 2,903 | 1,619 | 1,284 | 52.6 |
| 2020年3月 | 3,105 | 1,734 | 1,371 | 55.8 |
| 2021年3月 | 3,530 | 1,930 | 1,600 | 54.6 |
| 2022年3月 | 3,644 | 2,015 | 1,629 | 55.3 |
| 2023年3月 | 3,854 | 2,038 | 1,816 | 52.9 |
| 2024年3月 | 4,431 | 2,510 | 1,921 | 56.6 |
| 2025年3月 | 4,001 | 2,319 | 1,567 | 58.0 |
| 2026年3月 | 3,988 | 2,363 | 1,499 | 59.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
鉄鋼 38社との比較
同じ鉄鋼の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で38社中5位あたり、逆に低いのは配当利回りで38社中31位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,225で、1年前と比べて+15.1%。過去52週の値幅のなかでは71%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 18.9倍 |
| PER (会社予想) | 18.3倍 |
| PBR | 0.88倍 |
| 配当利回り | 4.65% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月14日に3240円まで上昇し、直近1ヶ月で6.58%上昇。25日移動平均線(3105円)を約4.3%上回って推移しており、短期の上昇トレンドが継続。52週高値3515円には約7.8%の水準に位置し、高値圏での攻防が続く。出来高は8月3日に43万株と膨らんだ後、直近では7.8万株から16万株の範囲で推移し、買い一巡後も高値圏を維持する底堅さが見られる。年初来では+34.4%と大きく上昇しており、需給の強さが意識される展開。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PERは19.01倍で業界平均114.8倍を大幅に下回り、相対的に割安。予想PERは18.4倍で、安定した収益見通しを反映。PBRは0.8795倍で1倍を下回り、株価は純資産を下回る。ROEは4.8%と低いが、鉄鋼業界では標準的な水準。配当利回りは4.63%と高く、株主還元が手厚い。業績は増収増益で、設備投資による成長も見込める。ただし、ROEの低さは資本効率の改善余地を示唆する。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 18.9倍 | 114.6倍 |
| PER (予想) | 18.3倍 | — |
| PBR | 0.88倍 | 0.75倍 |
| ROE | 4.8% | 5.2% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
株価は1年で34%上昇し、PER19倍と自動車部品としては割高感がある。強気派はトヨタの販売好調と電動化関連の需要を見込むが、弱気派は収益性の低さとPERの高さを指摘する。売上は微増だが、営業利益率は4-6%と低位。最近は純利益が増加しているが、ROEは4.8%と低め。
- 電動化の追い風
EV・HV向け電磁鋼板や磁石材料の需要拡大が見込まれる。
- トヨタの販売力
トヨタの生産台数は世界トップで、安定した受注が見込める。
- 業績の改善
25/3期は減益だったが、26/3期は増益予想で収益回復が期待される。
- 営業利益が前期比45%増の174億円へ通年影響中
2026/3期の営業利益は174億円、前期120億円から45%増加
- 純利益は66→78→112億円と3期連続増益通年影響中
純利益は2024/3期66億円、2025/3期78億円、2026/3期112億円と増加
- PBR0.88倍に配当利回り4.63%の底堅さ継続影響中
PBR0.88倍と純資産を下回り、配当利回り4.63%が下値支援
- 株価は1年で34.4%上昇し上昇トレンド通年影響弱
株価は3240円、1年間で34.43%上昇し需給が良好
- 収益性の低さ
営業利益率は4-6%で、鉄鋼他社と比べても低い。
- バリュエーション割高
PER19倍、PBR0.88倍だが、ROE4.8%を考慮すると割高感。
- 車台数の変動リスク
自動車生産が減少すると、直接業績に響く。
- 売上高3043億円と前期比でわずか50億円増通年影響中
売上高は2993億円→3043億円、増収率は1.7%と低い
- ROE4.8%と資本効率は低水準継続影響中
ROE4.8%、PBR0.88倍は低収益率を反映した評価
- 実績PER19倍と予想18.4倍がほぼ同水準決算発表後影響弱
実績PER19.01倍、予想PER18.4倍で増益期待が織り込み済み
- 外国人保有比率10.51%と海外資金の薄さ継続影響弱
外国人保有比率10.51%、外部資金による上値追いは限定的
- 自動車向け売上
- 主力セグメントで、トヨタの生産動向を反映するため
- 電磁鋼板出荷量
- 電動化投資の度合いを測る物差しになる
- 営業利益率
- 収益構造の改善を確認するため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり150円で、前期から+262.5%。いまの株価に対する利回りは4.65%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 25 | — | 39.4 |
| 2018年3月 | 30 | 20.0 | 33.7 |
| 2019年3月 | 30 | 0.0 | 68.7 |
| 2020年3月 | 33 | 8.3 | 34.4 |
| 2021年3月 | 11 | −65.4 | 33.9 |
| 2022年3月 | 8 | −33.3 | — |
| 2023年3月 | 8 | 0.0 | 44.9 |
| 2024年3月 | 25 | 233.3 | 26.2 |
| 2025年3月 | 40 | 60.0 | 24.6 |
| 2026年3月 | 145 | 262.5 | 33.5 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥150
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ17,678人。区分でいちばん多いのは事業法人で47.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が66.4%を占め、残る33.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 47.6 | 46.7 | 47.8 | 45.3 | 51.4 | 47.4 |
| 個人・その他 | 18.6 | 21.9 | 23.6 | 22.3 | 18.2 | 21.9 |
| 金融機関 | 21.1 | 20.3 | 19.8 | 20.6 | 20.6 | 19.0 |
| 外国法人 | 11.7 | 9.9 | 7.9 | 10.0 | 5.9 | 10.5 |
| 証券会社 | 0.9 | 1.1 | 0.9 | 1.7 | 3.8 | 1.1 |
| 自己株式 | 0.9 | 0.9 | 0.8 | 0.7 | 0.0 | 0.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | トヨタ自動車株式会社 | 24.59 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 9.27 |
| 03 | 株式会社豊田自動織機 | 8.43 |
| 04 | 日本製鉄株式会社 | 6.16 |
| 05 | 株式会社三菱UFJ銀行 | 2.94 |
| 06 | トヨタ不動産株式会社 | 2.86 |
| 07 | 愛知製鋼従業員持株会 | 2.24 |
| 08 | 豊鋼会持株会 | 2.06 |
| 09 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.84 |
| 10 | 日本生命保険相互会社 | 1.69 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-20株式会社豊田自動織機新規の大量保有報告8.43%+2.18pt
- 2026-05-13トヨタ自動車株式会社新規の大量保有報告24.59%+3.84pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−32%、1株純資産は14期で−43%。直近期のROEは4.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 249 | 6,431 | 4.0 | 15.3 | 51.1 |
| 2014年3月 | 280 | 6,996 | 4.2 | 14.5 | 41.5 |
| 2015年3月 | 306 | 7,794 | 4.1 | 18.6 | 33.7 |
| 2016年3月 | 1 | 7,080 | 0.0 | 4410.0 | 709.2 |
| 2017年3月 | 258 | 7,266 | 3.6 | 17.1 | 39.4 |
| 2018年3月 | 416 | 7,717 | 5.5 | 10.5 | 33.7 |
| 2019年3月 | 330 | 7,755 | 4.3 | 10.4 | 68.7 |
| 2020年3月 | 434 | 8,809 | 5.6 | 7.3 | 34.4 |
| 2021年3月 | 159 | 9,794 | 1.7 | 23.3 | 33.9 |
| 2022年3月 | 14 | 2,556 | 0.6 | 43.5 | — |
| 2023年3月 | 20 | 2,582 | 0.8 | 28.7 | 44.9 |
| 2024年3月 | 84 | 3,178 | 2.9 | 11.9 | 26.2 |
| 2025年3月 | 100 | 3,036 | 3.2 | 17.6 | 24.6 |
| 2026年3月 | 171 | 3,690 | 4.8 | 16.5 | 33.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額413百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 藤岡高広 | 代表取締役会長 | 72 | 1,820 |
| 後藤尚英 | 代表取締役社長 | 60 | 782 |
| 中村元志 | 代表取締役副社長 | 65 | 1,151 |
| 石井直生 | 取締役副社長 | 62 | 457 |
| 新居勇子 | 取締役 | 65 | 149 |
| 小川恭範 | 取締役 | 64 | — |
| 横田博史 | 取締役(常勤監査等委員) | 64 | 92 |
| 三木浩一 | 取締役(監査等委員) | 68 | — |
| 宮坂彰一 | 取締役(監査等委員) | 60 | — |
| 宗像雄 | — | 58 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 220 | 62 | 27 | 310 | 78 |
| 監査役 | 2 | 63 | — | — | 63 | 32 |
| 社外取締役 | 5 | 40 | — | — | 40 | 8 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,150字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,720字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,785字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,554字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第122期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-29
- 半期報告書半期報告書-第122期(2025/04/01-2025/09/30)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第121期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-27
- 半期報告書半期報告書-第121期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第120期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第120期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第120期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第120期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第119期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-22
- 四半期報告書四半期報告書-第119期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第119期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第119期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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